JP2002299886A - 電気部品供給装置および電気部品供給システム - Google Patents

電気部品供給装置および電気部品供給システム

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JP2002299886A
JP2002299886A JP2001095549A JP2001095549A JP2002299886A JP 2002299886 A JP2002299886 A JP 2002299886A JP 2001095549 A JP2001095549 A JP 2001095549A JP 2001095549 A JP2001095549 A JP 2001095549A JP 2002299886 A JP2002299886 A JP 2002299886A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】部品装着作業能率および稼働率の高い電気部品
供給装置および電気部品供給システムを得る。 【解決手段】テーブル22のパレット支持面310に複
数のフィーダ12をパレット20を介して搭載する。フ
ィーダ12の交換や電気部品の補給時には、パレット2
0ごとフィーダ12をテーブル22から外してパレット
搬送台車384に移載し、そのパレット20上の複数の
フィーダ12に対する作業を作業台384、すなわち電
気部品装着装置14の外において行うとともに、予め準
備しておいた複数のフィーダ12をパレット20ごとテ
ーブル22に搭載する。このパレット20の交換は、複
数のフィーダ12の交換作業等に比較すれば、ごく短い
時間で行うことができるため、フィーダ12の交換や電
気部品の補給に長時間を要する場合にも、電気部品装着
装置14を停止させる必要がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、比較的小形の電気
部品(電子部品を含む)をプリント配線板等の回路基材
に装着する電気部品装着装置等に、電気部品を供給する
電気部品供給装置およびその電気部品供給装置を含む電
気部品供給システムに関する。
【0002】
【従来の技術】電気部品供給装置の一種に、複数のフィ
ーダと、テーブルと、テーブル移動装置とを備えたもの
がある。フィーダの各々は、一種類ずつの電気部品を多
数収容し、それら電気部品を順次供給部に送る。テーブ
ルは複数個のフィーダを前記供給部が一直線または一曲
線(例えば、円弧)上に並ぶ状態で支持し、テーブル移
動装置はそのテーブルを上記一直線または一曲線に沿っ
て移動させる。その結果、テーブル上の複数のフィーダ
の各供給部が選択的に部品供給位置に位置決めされる。
【0003】この種の電気部品供給装置は、例えば、電
気部品をプリント配線板等の回路基板に装着する電気部
品装着装置に電気部品を供給する目的で使用される。例
えば、ほぼ垂直な旋回中心線のまわりに複数の保持ヘッ
ドが旋回させられ、電気部品供給装置の供給部から電気
部品を受け取り、回路基板の所定の位置に装着するタイ
プの部品装着装置への電気部品供給装置として好適なの
である。回路基板は、基板位置決め装置により所定の位
置に位置決めされる。基板位置決め装置は、回路基板を
支持し、その回路基板の表面に平行な平面内において互
に直交する2方向に移動させ、上記平面内の任意の位置
に位置決めする。複数の保持ヘッドを旋回中心線のまわ
りに旋回させるためには、例えば、一定角度ずつ間欠回
転する回転盤の回転中心線を中心とする一円周上に、複
数の保持ヘッドを等角度間隔に保持させればよい。ま
た、共通の回動中心線まわりに回動可能な複数の回動部
材の各々に部品保持ヘッドを保持させ、各回動部材を互
に独立に回動させるとともに、予め定められた複数の停
止位置で停止させてもよい。いずれにしても、複数の保
持ヘッドが、一旋回軌跡上を旋回しつつ、複数の停止位
置の一つにおいて部品供給装置から電気部品を受け取る
一方、別の停止位置において、回路基材に電気部品を装
着するというように、装着に必要な動作を複数の保持ヘ
ッドが並行して行うことができるため、能率よく電気部
品を回路基板に装着することができる。
【0004】この種の電気部品供給装置において、複数
のフィーダの一つにおいて供給すべき電気部品が無くな
るか、無くなりそうになった場合には、そのフィーダに
電気部品を補給するか、あるいはそのフィーダを新しい
電気部品を収容したフィーダと交換することが必要とな
る。しかし、電気部品の供給中はフィーダがテーブルと
共に移動させられているため、それらの作業を行うこと
ができない。そして、テーブルを停止させれば、電気部
品装着装置も停止させることが必要であり、装着作業の
能率低下の一因となる。そこで、テーブルを2つ設けて
交互に作動させ、休止中のテーブルに対して、フィーダ
への電気部品の補給やフィーダの交換を行うことが従来
から行われている。また、組み立てるべき電気回路が変
わった場合にもフィーダの交換が必要になる。電気回路
が変われば装着すべき電気部品の種類が変わるため、フ
ィーダの載せ変えが必要になるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題,課題解決手段および効
果】しかしながら、上記フィーダへの電気部品の補給や
フィーダの交換に多くの時間がかかる場合があり、その
作業が終了しないうちに、テーブルを交替させる必要が
生じることがある。それまで電気部品を供給していたテ
ーブルにおいていずれかのフィーダの電気部品が無くな
り、あるいは予定枚数の電気回路の組立てが終了して、
そのテーブルを別のテーブルと交替させることが必要に
なることがあるのである。その場合には、部品装着装置
の作動を停止させざるを得ず、装着作業の能率が低下
し、また、高価な電気部品装着システムの稼働率が低下
してしまう。
【0006】本発明は、以上の事情を背景とし、2つの
テーブルのうち少なくとも一方を比較的短い時間で他方
のテーブルと交替させる必要がある場合でも、上記、装
着作業の能率低下やシステムの稼働率低下を招くことが
ないようにすることを課題としてなされたものであり、
本発明によって、下記各態様の電気部品供給装置および
電気部品供給システムが得られる。各態様は請求項と同
様に、項に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他
の項の番号を引用する形式で記載する。これは、あくま
でも本発明の理解を容易にするためであり、本明細書に
記載の技術的特徴およびそれらの組合わせが以下の各項
に記載のものに限定されると解釈されるべきではない。
また、一つの項に複数の事項が記載されている場合、そ
れら複数の事項を常に一緒に採用しなければならないわ
けではない。一部の事項のみを選択して採用することも
可能なのである。
【0007】(1)それぞれ一種類の電気部品を多数収
容し、それら電気部品を順次供給部に送るフィーダと、
それらフィーダを複数個、前記供給部が一線上に並ぶ状
態で支持するパレットと、そのパレットを着脱可能に支
持し、前記一線に平行な方向に移動可能なテーブルと、
そのテーブルを前記一線に平行な方向に移動させ、前記
複数のフィーダの一つずつを選択的に部品供給位置に位
置決めするテーブル移動装置とを含むことを特徴とする
電気部品供給装置(請求項1)。このように、複数のフ
ィーダをパレットを介してテーブルに搭載するようにす
れば、少なくとも、フィーダの交換や電気部品の補給に
長時間を要する場合には、パレットごとフィーダをテー
ブルから外し、そのパレット上のフィーダに対する作業
を機外において行うことが可能となる。したがって、次
に必要になる少なくとも1群のフィーダをパレットに搭
載したものを予め準備しておけば、テーブルが部品供給
領域から退避領域へ退避してきたとき、そのテーブル上
のフィーダ群をパレットごと取り外し、予め準備してお
いたフィーダ群をパレットごとテーブルに搭載すること
ができる。このパレットの交換は、フィーダの交換作業
等に比較すれば、ごく短い時間で行うことができるた
め、部品装着装置を停止させることが必要になることは
なくなる。予め準備しておくフィーダ群およびパレット
を多くすれば、一層部品装着装置を停止させる必要がな
くなる。また、人手が十分ある昼間に、多くのフィーダ
群をパレット上に搭載しておけば、人手の少ない夜間に
も支障なく装着作業を行うことが可能となる。 (2)前記パレットが、前記複数のフィーダの各々を位
置決めする複数のフィーダ位置決め装置と、フィーダの
各々をパレットに固定するフィーダ固定装置とを備えた
(1) 項に記載の電気部品供給装置。パレットにフィーダ
位置決め装置とフィーダ固定装置とを設けておけば、フ
ィーダをパレットに対して着脱する作業を容易に行うこ
とができる。 (3)前記テーブルが前記パレットを位置決めするパレ
ット位置決め装置を備えた(1) 項または(2) 項に記載の
電気部品供給装置。テーブルにパレット位置決め装置を
設けておけば、テーブルへのパレットの搭載作業が容易
となる。 (4)前記テーブルが前記パレットをテーブルに固定す
るパレット固定装置を備えた(1) 項ないし(3) 項のいず
れかに記載の電気部品供給装置。フィーダを搭載したパ
レットは相当の重量となるのが普通であるため、パレッ
ト位置決め装置によりテーブル上に位置決めするのみ
で、パレットがテーブル上で移動する恐れがなくなるこ
とが多い。しかし、固定装置により固定することが必要
になる場合もあり、また、パレット固定装置を設ける方
がパレットがテーブル上で安定する。 (5)前記テーブルが、前記パレットを下方から支持す
るパレット支持面と、前記パレットに設けられた被案内
部を案内する案内部材と、その案内部材を前記被案内部
を支持する上昇位置と、被案内部から離間する下降位置
との間で昇降させる昇降装置とを備えた(1) 項ないし
(4) 項のいずれか一つに記載の電気部品供給装置。複数
のフィーダを搭載したパレットは相当な重量、例えば、
1000N(約100kgf )にもなり、人力でテーブル
に搭載し、あるいはテーブルから降ろすことが困難であ
る場合が多い。本態様によれば、常にはパレットがパレ
ット支持面に支持されて安定しており、テーブルから取
り外す必要が生じた場合には、容易に移動させることが
できる。昇降装置により案内部材を上昇させてパレット
の被案内部を支持させれば、パレットを安定して適正な
方向に移動させることができるのであり、さらに、次項
におけるように、被案内部と案内部材との一方に、複数
の回転体を一直線に沿って並んだ状態で設ければ、回転
体の回転によりパレットと案内部材との間の摩擦抵抗が
低減させられるため、パレットを移動させることが一層
容易となる。 (6)前記被案内部と前記案内部材との一方に、複数の
回転体が一直線に沿って並んだ状態で設けられた(5) 項
の記載の電気部品供給装置。 (7)前記被案内部と前記案内部材とが2対、前記一線
に平行な方向に互に隔たって、かつ、前記一線と交差す
る方向に延びる姿勢で設けられた(5) 項ないし(6) 項に
記載の電気部品供給装置。例えば、案内部材に、比較的
長い複数のローラを回転可能に設ければ、被案内部と案
内部材とは1対設ければよいが、本項の態様で2対設け
れば、パレットを特に安定した状態で移動させることが
できる。 (8)前記テーブルが、前記パレットを回転体を介さな
いで支持する第一支持部と、前記パレットを回転体を介
して支持する第二支持部と、それら第一支持部と第二支
持部とを交替させて、選択的に前記パレットを支持する
状態とする支持部交替装置とを備えた(1) 項ないし(4)
項のいずれかに記載の電気部品供給装置。前記 (6)項に
記載の態様は本態様の一例である。 (6)項の態様におい
ては、テーブルのパレット支持面を形成している部分が
第一支持部、案内部材が第二支持部、昇降装置が支持部
交替装置に当たるのである。しかし、勿論、 (6)項の態
様に限定されるわけではない。例えば、回転体を備えた
第二支持部が固定で、回転体を備えない第一支持部が昇
降装置により昇降させられるようにしてもよく、両支持
部が共に移動して、交替するようにしてもよい。 (9)(1) 項ないし(8) 項のいずれかに記載の電気部品
供給装置と、前記テーブルから外された前記パレットを
搬送するパレット搬送台車とを含む電気部品供給システ
ム(請求項2)。パレット搬送台車を設ければ、パレッ
トをテーブルから離れた位置に容易に移動させることが
できる。 (10)前記パレットを支持する作業台を含み、前記パ
レット搬送台車が、前記テーブルと作業台との間でパレ
ットを搬送するものである(9) 項に記載の電気部品供給
システム。 (11)前記パレット搬送台車が、前記パレットを回転
体を介さないで支持する第一支持部と、前記パレットを
回転体を介して支持する第二支持部と、それら第一支持
部と第二支持部とを交替させて、選択的に前記パレット
を支持する状態とする支持部交替装置とを備えた(9) 項
または(10)項に記載の電気部品供給装置。本態様によれ
ば、パレット搬送台車に対するパレットの積み,降ろし
が容易となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、第一発明の一実施形態であ
る電子部品供給装置を備えた電子部品供給システムの一
実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1におい
て10は電気部品供給装置である。電気部品供給装置1
0は複数のフィーダ12を備え、電気部品装着装置14
に電気部品を供給する。電気部品装着装置14は、電気
部品供給装置10から電気部品を取り出して、プリント
配線板位置決め支持装置16により位置決め支持された
プリント配線板18に装着する。
【0009】電気部品供給装置10において、複数のフ
ィーダ12は、それぞれ一種類の電気部品を多数収容し
ており、パレット20上に、各供給部が一線上に並ぶ状
態で着脱可能に支持されている。パレット20はテーブ
ル22に着脱可能に支持され、テーブル22がテーブル
移動用サーボモータ23を駆動源とするテーブル移動装
置24によって、上記一線に平行な方向に移動させられ
ることにより、複数のフィーダ12に一つずつが選択的
に部品供給位置に位置決めされて電気部品を電気部品装
着装置14に供給する。
【0010】前記一線、すなわち複数のフィーダ12の
供給部が並ぶ方向をX軸方向とする。プリント配線板位
置決め支持装置16は、XYテーブルを備え、プリント
配線板18を、X軸方向と、水平面内においてX軸方向
に直角なY軸方向との成分を有する方向に移動させ、プ
リント配線板18の部品装着箇所を部品装着位置に位置
決めする。
【0011】電気部品装着装置14は、一軸線、本実施
形態においては、垂直軸線まわりに回転可能に支持され
た回転体の一種である間欠回転体たるインデックステー
ブル32を備えている。インデックステーブル32に
は、複数組の部品装着ヘッド34が設けられている。こ
れら部品装着ヘッド34は、インデックステーブル32
の回転軸線を中心とする一円周上に等角度間隔に設けら
れている。駆動源たるインデックス用サーボモータ38
の回転が図示しないカム装置によりインデックステーブ
ル32の間欠回転に変換されることにより、インデック
ステーブル32が部品装着ヘッド34の配設角度間隔に
等しい角度ずつ間欠回転させられ、複数の部品装着ヘッ
ド34が部品吸着位置,部品装着位置等、複数の作業位
置に順次、停止させられる。複数の部品装着ヘッド34
はそれぞれ、負圧により電気部品を吸着する吸着ノズル
を備えており、インデックステーブル32の回転によ
り、インデックステーブル32の回転軸線まわりに旋回
させられるとともに、インデックステーブル32上にお
いて部品吸着位置と部品装着位置とに昇降させられる。
【0012】フィーダ12により供給される電気部品
は、図2に示すようにテープ化電気部品40とされてい
る。テープ化電気部品40においては、キャリヤテープ
42とカバーテープ44とによって図示しない電気部品
がテーピングされている。キャリヤテープ42には、そ
の長手方向に沿って複数の部品収容凹部が等間隔で形成
され、各部品収容凹部にそれぞれ電気部品が1個ずつ収
容されている。カバーテープ44はキャリヤテープ42
の上面に貼り付けられ、それにより部品収容凹部の開口
が塞がれ、電気部品の飛出しが防止されている。また、
本実施形態では、テープ化電気部品40はテープ化電気
部品保持装置たるリール46(図1参照)に巻き付けら
れて保持されている。
【0013】図3に概念的に示すように、本実施形態の
フィーダ12は、本体部50,リール46を保持するリ
ール保持部52,供給部54を備えている。本体部50
は、図2に示すように、製造の都合上、複数の部材が互
いに一体的に固定されて成り、概して細長い板状を成す
第一部材56と、厚さの薄い板状の第二部材58とを含
んでいる。第二部材58は、図2においては第一部材5
6の手前に固定され、これら第一部材56と第二部材5
8とは、互いに固定された後は一体の本体部50として
機能する。
【0014】リール保持部52には、テープ化電気部品
40が巻き付けられたリール46が回転可能にセットさ
れる。テープ化電気部品40はリール46から引き出さ
れ、本体部50に設けられた上向きで水平なテープ支持
面上に載せられて、幅方向の全体において下方から支持
され、図2に示す第一送り装置60により一方向へ、本
実施形態においては、X軸方向と直交し、フィーダ12
の本体部50の長手方向であるY軸方向に一定ピッチず
つ、フィーダ12の電気部品装着装置14側に設けられ
た供給部54に向かって送られる。また、テープ化電気
部品40の供給部近傍に位置する部分には、カバー61
が被せられている。カバー61には図示は省略するが、
電気部品を取り出すための開口が設けられており、後述
する駆動レバー82の回動に基づいて、テープ化電気部
品40の送り,送りの準備と同期して前進,後退させら
れる。さらに、テープ化電気部品40のカバーテープ4
4は、テープ化電気部品40の送り方向において供給部
54より上流側においてキャリヤテープ42から剥がさ
れ、カバー61の上記開口より上流側に設けられたスリ
ットからカバー61の外へ引き出され、固定ローラ6
2,64,可動ローラ66に巻き掛けられた後、第二送
り装置68の駆動ギヤ70と従動ギヤ72との間に挟ま
れ、収容箱74へ送られる。
【0015】上記第一送り装置60,第二送り装置6
8,収容箱74等はフィーダ12の本体部50に設けら
れており、第一送り装置60および第二送り装置68
は、前記インデックス用サーボモータ38を駆動源とす
る駆動力が被駆動部材たる入力バー80に入力されるこ
とにより作動させられる。すなわち、インデックス用サ
ーボモータ38の回転が、図示しないカム,カムフォロ
ワ等により構成される運動変換機構により昇降部材81
の昇降運動に変換され、昇降部材81の昇降により、フ
ィーダ12の本体部50の第二部材58に取り付けられ
た入力バー80が昇降させられることにより、第一およ
び第二送り装置60,68が作動させられるのである。
【0016】入力バー80が昇降部材81により押し下
げられれば、入力バー80に連結された駆動レバー82
が付勢装置84の付勢力に抗して回動させられ、第一送
り装置60においては、回動部材86が逆方向(図2に
おいては時計方向)に回動させられてラチェット爪88
がラチェットホイール90の歯を乗り越え、テープ化電
気部品40を送る送りの準備がなされるとともに、カバ
ー61が後退させられ、供給部54に位置決めされた電
気部品の上方空間が開放される。
【0017】また、第二送り装置68においては、回動
板92が一方向(図2においては反時計方向であって正
方向とする)へ回動させられ、ラチェット爪94が、ラ
チェット歯96と噛み合った状態を保って回動板92と
共に移動し、ラチェットホイール98を回動板92と共
に回転させる。それにより駆動ギヤ70が回転させら
れ、カバーテープ44が送られる。このとき、カバー6
1の後退により、カバーテープ44のキャリヤテープ4
2からの剥がし位置と固定ローラ62との間の距離が、
ほぼテープ化電気部品40の1ピッチ分短くなるが、張
力付与レバー100がスプリング102の付勢により回
動させられて可動ローラ66が固定ローラ62,64か
ら遠ざかり、カバーテープ44の剥がし位置と固定ロー
ラ62との間の距離が短くなった分のカバーテープ44
が、可動ローラ66と固定ローラ62,64との間に蓄
えられるとともに、スプリング102の付勢によりカバ
ーテープ44に付与される張力によってカバーテープ4
4がキャリヤテープ42から剥がされる。
【0018】カバー61は、テープ化電気部品40の送
り量と等しい距離、すなわちテープ化電気部品40にお
ける電気部品の収容間隔と等しい距離、後退させられ、
カバーテープ44がキャリヤテープ42から、テープ化
電気部品40の送りの1ピッチ分剥がされるのである
が、カバー61の1ピッチ分の後退に伴って、カバーテ
ープ44のほぼ二つ折りにされている部分が1ピッチ分
の長さ固定ローラ62に向かって繰り出されると考える
ことができるのであり、テープ化電気部品40の2ピッ
チ分の長さのカバーテープ44が固定ローラ62に向か
って繰り出されることとなる。そのうち1ピッチ分は上
記可動ローラ60の移動により吸収されるため、残る1
ピッチ分、すなわち新たに剥がされた分が第二送り装置
68により送られる。
【0019】逆に、昇降部材81が上昇すれば、入力バ
ー80と共に駆動レバー82が付勢装置84の付勢力に
より回動させられ、第一送り装置60においては、回動
部材86が正方向(図2においては反時計方向)に回動
させられ、ラチェット爪88がラチェットホイール90
に噛み合ったままの状態で移動させられ、ラチェットホ
イール90が回動部材86と共に回転させられて、カバ
ーテープ44が剥がされたテープ化電気部品40を1ピ
ッチずつ送り、供給部54において電気部品を1個ずつ
供給する。また、第二送り装置68においては、回動板
92が逆方向(図2においては時計方向)へ回動させら
れ、ラチェット爪94が回動板92と共に移動しつつラ
チェット歯96を乗り越え、ラチェットホイール98を
回転させず、カバーテープ44を送る準備がなされる。
【0020】収容箱74は容器状を成し、フィーダ12
の本体部50の第二部材58に着脱可能に固定されてい
る。第二送り装置68の駆動ギヤ70と従動ギヤ72と
の噛合い部から収容箱74側へ送り出されたカバーテー
プ44はスクレーパ110,112の傾斜によって収容
箱74内へ案内される。本実施形態においては、収容箱
74は透明材料、例えば透明な合成樹脂によって作られ
ており、外から収容箱74内を見ることができ、カバー
テープ44の溜まり具合を見ることができる。
【0021】図3に概念的に示すように、本実施形態の
パレット20は複数のフィーダ12を着脱可能に支持す
るフィーダ支持部118と前記テーブル22に着脱可能
に支持される被支持部120とを備えている。各フィー
ダ12は本体部50の第一部材56において、パレット
20のフィーダ支持部118に、供給部54が前記一線
(X軸線)上に並ぶ状態で取り付けられる。以下、フィ
ーダ12のパレット20への取付けについて説明する。
なお、説明の都合上、フィーダ12の長手方向を前後方
向と称し、厚さ方向を左右方向あるいは幅方向と称す
る。前後方向は、テープ化電気部品40の送り方向でも
ある。
【0022】図4ないし図6に示すように、フィーダ1
2の本体部50の下面には、本体部50の幅に等しい幅
を有する板状の嵌合体180が固定されている。嵌合体
180のフィーダ12の前後方向に隔たった2個所には
それぞれ、第一位置決め突部182,183が突設され
ている。これら第一位置決め突部182,183は断面
形状が矩形の突条であり、図5に示すように幅は嵌合体
180の幅より狭く、嵌合体180の幅方向の中央部に
突設されている。
【0023】嵌合体180の前端部上面には、上方に向
かうほど後方に傾斜するフィーダ側傾斜面184が形成
されている。また、嵌合体180の後部には、第二位置
決め突部188が設けられている。第二位置決め突部1
88は、第一位置決め突部183と同じ幅を有する板状
を成し、嵌合体180から下方へ、すなわちフィーダ1
2とは反対側へ直角に延び出させられている。第二位置
決め突部188の突出方向の中間部には、図6に示すよ
うに、後面に開口し、フィーダ12の幅方向に平行な中
心線を有する部分円筒面状の係合面192が形成されて
いる。また、第二位置決め突部188の突出端部には、
図4に示すように、突出端に向かうほど前方へ傾斜する
案内面190が形成されている。
【0024】パレット20のフィーダ支持部118の上
面には、第一および第二のフィーダ位置決め板200,
201がY軸方向に平行に延びて固定されている。これ
ら第一および第二のフィーダ位置決め板200,201
には、それぞれY軸方向に延びる複数の第一位置決め溝
202,203がフィーダ12の取付間隔に等しいピッ
チで形成されている。第一位置決め溝202,203
は、第一位置決め突部182,183の幅より極く僅か
に広い幅を有するとともに、深さが第一位置決め突部1
82,183の突出長さより大きくされており、第一お
よび第二のフィーダ位置決め板200,201の上面が
フィーダ12を支持する支持面204,205を構成し
ている。
【0025】パレット20のフィーダ支持部118の前
面(電子部品装着装置14側の面)の上端部には、スト
ッパ板210が固定されている。ストッパ板210は、
パレット20のX軸方向の長さにほぼ等しい長さの板状
を成し、長手方向に平行な一方の側面の下部において長
手方向に隔たった3個所にはそれぞれ、係合突部212
が突設されている。ストッパ板210は、係合突部21
2が位置決め板200の下面に係合させられた状態で位
置決め板200に固定されている。
【0026】ストッパ板210の上端部は第一フィーダ
位置決め板200より上方へ突出させられており、その
突出部には位置決め板200の上方へ延び出す突条が設
けられ、その突条の下面は、上方に向かうに従ってフィ
ーダ12の後方へ向かう向きに傾斜させられ、前記フィ
ーダ側傾斜面184に対応したパレット側傾斜面214
とされている。
【0027】パレット20のフィーダ支持部118の後
面の支持面205より下側の部分には、第一および第二
フィーダ位置決め板200,201とは別の第三フィー
ダ位置決め板220が固定されている。図5に示すよう
に、この第三フィーダ位置決め板220の上部には、複
数の第二位置決め溝222がフィーダ12の取付間隔と
等しいピッチで形成されている。第二位置決め溝222
は、前記第二位置決め突部188の幅より極く僅かに広
い幅を有し、第三フィーダ位置決め板220を厚さ方向
(Y軸方向)に延びており、第二位置決め溝222を画
定する隔壁224の上端部にはそれぞれ、上に向かうに
従って隔壁224間の間隔が広くなる一対の案内面22
6が形成されている。
【0028】第三フィーダ位置決め板220の後面に
は、図4に示すように、第二位置決め溝222の幅と等
しい幅を有し、上下方向に延びる嵌合溝228が形成さ
れている。さらに、第三フィーダ位置決め板220の下
端部に長手方向に延びる係合溝230が形成されてい
る。
【0029】嵌合溝228内にはそれぞれ、係合レバー
234が移動可能に嵌合されている。係合レバー234
は、嵌合溝228の幅よりやや狭い幅を有し、嵌合溝2
28に嵌合される嵌合部236と、嵌合部236の幅よ
り広く、フィーダ12の取付ピッチより小さい幅の幅広
部238とを有し、長手方向の中間部より下側の部分に
長手方向に延びる長穴240が形成されるとともに、下
端部には係合突起242が突設されている。
【0030】嵌合溝228には、図4に示すようにねじ
部材244が立設されており、係合レバー234は長穴
240においてねじ部材144に嵌合されるとともに、
ねじ部材244の大径の頭部246との間に配設された
付勢手段の一種である弾性部材としてのコイルスプリン
グ248により付勢され、嵌合部236が嵌合溝228
に嵌合されるとともに、係合突起242が係合溝230
に係合させられている。それにより、係合レバー234
のX軸方向および上下方向の位置ずれが防止されてい
る。係合レバー234の上端部には、図4に示すよう
に、ローラ252がX軸方向に平行な軸線まわりに回転
可能に取り付けられている。ローラ252は、図6に示
すように、曲率半径が前記第二位置決め突部188に形
成された係合面192より小さくされている。
【0031】フィーダ12をパレット20に取り付ける
場合には、フィーダ12の前部を下げ、後部を上げた状
態で、嵌合体180の前側の第一位置決め突部182の
前端部を第一位置決め溝202に嵌合し、フィーダ側傾
斜面184が取付台側傾斜面214に接触するまでフィ
ーダ12を前進させる。図4に二点鎖線で示すように、
フィーダ側傾斜面184がパレット側傾斜面214に接
触した状態でフィーダ12を支持面205上へ降ろす。
第一位置決め突部182は矩形を成し、その前端部が第
一位置決め溝202に嵌合されることにより、フィーダ
12が左右方向に位置決めされており、フィーダ12を
支持面205上へ降ろせば、後側の第一位置決め突部1
83が第一位置決め溝203に嵌合される。
【0032】また、このとき、第二位置決め突部188
の案内面190が係合レバー234のローラ252に接
触し、斜面の効果により、係合レバー234をコイルス
プリング248の付勢力に抗してローラ252が第二位
置決め突部188から離れる向きに回動させつつ、第二
位置決め突部188が係合レバー234とパレット20
との間に進入する。フィーダ側傾斜面184がパレット
側傾斜面214に接触させられるとともに、一対の第一
位置決め突部182,183がそれぞれ第一位置決め溝
202,203に嵌合され、フィーダ12が支持面20
4,205上に載置された状態では、第二位置決め突部
188の案内面190が形成された部分が第二位置決め
溝222に嵌合するとともに、ローラ252が第二位置
決め突部188に設けられた係合面192に係合し、第
二位置決め突部188に係合レバー234を介してコイ
ルスプリング248の付勢力が加えられる。
【0033】係合面192は部分円筒面状を成すため、
係合レバー234は、第二位置決め突部188の進入に
より、一旦、パレット20から離れる向きに回動した
後、係合面192がローラ252と対向する位置に至っ
たとき、第二位置決め突部188側へ回動させられてロ
ーラ252が係合面192に係合する。そのため、節度
感があり、作業者にフィーダ12がパレット20に取り
付けられたことがわかる。
【0034】コイルスプリング248の付勢力によりフ
ィーダ側傾斜面184がパレット側傾斜面214に押し
付けられ、傾斜面の作用によりフィーダ12の前部が支
持面204に押し付けられる。それと同時に、係合面1
92が支持面204より下方に位置することにより、フ
ィーダ12には、フィーダ側傾斜面184とパレット側
傾斜面214との接触位置を中心とし、その接触位置
と、ローラ252と係合面192との係合位置との間
の、上下方向(支持面204,205に直角な方向)に
おける距離を腕の長さとする回転モーメントが生じ、こ
の回転モーメントによって、嵌合体180のカートリッ
ジ側傾斜面184が形成された前部とは反対の後部が支
持面205に押し付けられる。
【0035】また、係合面192が部分円筒面とされる
とともに、曲率半径が係合面192の方が大きくされて
おり、ローラ252は係合面192の後方ほど下方へ傾
斜させられた部分に係合してフィーダ12に下向きの力
を加え、嵌合体180の後部を支持面205に押し付け
る。結局、フィーダ12は前部と後部との両方において
パレット20に積極的に押し付けられ、支持面204,
205からの浮上がりが良好に防止される。係合レバー
234,コイルスプリング248,第二位置決め突部1
88がフィーダ12をパレット20に押し付けるフィー
ダ押圧装置を構成し、フィーダ側傾斜面184,パレッ
ト側傾斜面214と共に、フィーダ12をパレット20
にクランプするクランプ装置を構成している。そして、
これらフィーダ押圧装置とクランプ装置とがフィーダ1
2をパレット20に固定するフィーダ固定装置を構成し
ているのである。
【0036】また、フィーダ12は、第一位置決め突部
182,183が第一位置決め溝202,203に嵌合
させられるとともに、第二位置決め突部188が第二位
置決め溝222に嵌合されることにより、上下方向に隔
たった2個所において左右方向の移動を阻止されること
となる。そのため、フィーダ12の本体部50の幅が比
較的狭いにもかかわらず、フィーダ12がパレット20
から正確に垂直に立ち上がった姿勢を維持し、かつ、複
数のフィーダ12のうちの1つを部品供給位置へ移動さ
せるためにパレット20が移動させられるとき、慣性に
よりフィーダ12を横に倒す回転モーメントが作用して
も実際に横に倒れることが良好に防止される。したがっ
て、フィーダ12の供給部54のX軸方向の位置ずれが
小さくて済み、精度良く電気部品を供給することができ
る。本実施形態においては、第一位置決め突部182,
183と第二位置決め溝202,203および第二位置
決め突部188と第二位置決め溝222とがフィーダ位
置決め装置を構成しているのである。
【0037】図7に示すように、テーブル22のパレッ
ト20の被支持部120に対向する面であるテーブル2
2の上面は、パレット20の被支持部120を下方から
支持するパレット支持面310とされている。パレット
20の被支持部72には、パレット20の幅方向(X軸
方向)に隔たった二隅に一対の位置決め穴312が形成
されている(図には一方のみ示す)。位置決め穴312
はパレット20を厚さ方向に貫通する貫通穴であり、各
位置決め穴312にはそれぞれ、テーブル22のパレッ
ト支持面310の各位置決め穴312に対応する位置に
立設された位置決めピン314が嵌合されるようになっ
ている。位置決めピン314の外径は位置決め穴312
の内径よりわずかに小さくされており、2隅の位置決め
穴312にそれぞれ位置決めピン314が嵌合されるこ
とにより、パレット20がテーブル22に位置決めされ
る。本実施形態においては、位置決め穴312と位置決
めピン314とがパレット20をテーブル20に位置決
めするパレット位置決め装置を構成しているのである。
【0038】テーブル22のパレット支持面310には
また、図9に示すように、テーブル22の長手方向(Y
軸方向)に隔たった複数箇所、本実施形態においては2
か所にクランプ装置320が設けられている(図9には
1か所のみ示す)。クランプ装置320は、テーブル2
2を厚さ方向に貫通するシリンダ保持穴322に移動不
能に保持されたクランプシリンダたるエアシリンダ32
4と、そのエアシリンダ324のピストンロッド326
のエアシリンダ324からの突出端部に固定されたクラ
ンパ328と、エアシリンダ324を間に挟んでパレッ
ト20の端部とは反対側に設けられた支持ブロック33
0とを備えている。支持ブロック330の高さはパレッ
ト20の被支持部120の厚さと同じとされている。ま
た、エアシリンダ324は図示しないエア源に接続され
ている。
【0039】パレット支持面310にパレット20が搭
載されて各位置決め穴312にそれぞれ位置決めピン3
14が嵌合された状態で、各クランプ装置320のエア
シリンダ324が作動させられてクランパ328がパレ
ット支持面310に向かって下降させられ、クランパ3
28のパレット当接面332がパレット20の端部に当
接させられてパレット20を押圧することにより、パレ
ット20がテーブル22のパレット支持面310に押し
付けられて固定される。このとき、クランパ328のパ
レット当接面332のうち、ピストンロッド326を間
に挟んでパレット20とは反対側の部分は、支持ブロッ
ク330のクランパ当接面334に当接して支持ブロッ
ク330を押圧するため、クランパ328が片持ち状態
になってクランプシリンダ324にこじりが発生するこ
とが良好に回避される。本実施形態においては、クラン
プ装置320がパレット20をテーブル22に固定する
パレット固定装置を構成しているのである。
【0040】パレット20の被支持部120の、テーブ
ル22のパレット支持面310に対向する被支持面34
0には、被案内部材342が固定されている。被案内部
材342は断面形状がコの字形を成しており、図7,図
8に示すように、パレット支持面310に向かって開口
し、被案内部材342の長手方向に延びる係合溝344
を備えている。一方、テーブル22のパレット支持面3
10には、ガイドレール350が設けられている。ガイ
ドレール350には、回転体たるローラ352が複数
個、ガイドレール350の長手方向である一直線に沿っ
て並んだ状態で設けられている。複数のローラ352は
被案内部材342の係合溝344に係合可能とされてお
り、各ローラ352が係合溝344に係合した状態でガ
イドレール350が被案内部材342をその長手方向に
案内するようになっている。本実施形態においては、ガ
イドレール350が案内部材を、被案内部材342がパ
レット20の被案内部を構成しているのである。
【0041】本実施形態においては、ガイドレール35
0と被案内部材342とが二対、複数のフィーダ12の
各供給部54が並ぶ方向である前記一線に平行な方向、
すなわちX軸方向に互いに隔たって、かつ、前記一線と
交差する方向、すなわちテープ化電気部品40の送り方
向であるY軸方向に延びる姿勢で設けられている。
【0042】ガイドレール350は昇降シリンダ356
のピストンロッド358の先端に固定されている。テー
ブル22のパレット支持面310には、テーブル22を
厚さ方向に貫通する長穴360が形成されており、横断
面形状がU字形のブラケット362が嵌合されている。
ブラケット362の開口端部にはフランジ364が形成
されており、フランジ364の端面と貫通穴の肩面とが
当接することによりブラケット362がテーブル22に
固定されている。また、前記位置決めピン314はブラ
ケット362のフランジ364に形成された貫通穴36
6に圧入され、ブラケット362を介してテーブル22
に立設されている。
【0043】ブラケット362の底面368はパレット
20の被支持面440に対向する平面とされており、こ
こに前記昇降シリンダ356がフランジ357において
固定されている。昇降シリンダ356は本実施形態にお
いてはエアシリンダであり、図示しないエア源に接続さ
れている。昇降シリンダ356の作動によりそのピスト
ンロッド358が、昇降シリンダ356の上部に形成さ
れたシリンダガイド372の中心部を軸方向に貫通する
ガイド穴364に案内されて、突出あるいは後退させら
れることにより、ガイドレール350が、被案内部材3
42を支持する上昇位置と被案内部材342から離間す
る下降位置との間で昇降させられる。本実施形態におい
ては、昇降シリンダ356が昇降装置を構成しているの
である。
【0044】昇降シリンダ356のピストンロッド35
8がシリンダガイド372から突出してガイドレール3
50が被案内部材342に向かって上昇し、ローラ35
2が係合溝344に係合して被案内部材342を支持す
る上昇位置に位置させられた状態では、パレット20の
被支持面340はテーブル22のパレット支持面310
から離間させられる。一方、ピストンロッド358がシ
リンダガイド372内へ後退させられてガイドレール3
50が下降させられれば、パレット20の被支持面34
0がテーブル22のパレット支持面310に当接し、パ
レット支持面310がパレット20を支持する状態とな
り、ガイドレール350のローラ352が被案内部材3
42から離間させられる。本実施形態においては、テー
ブル22のパレット支持面310がローラ352を介さ
ないで直接パレット20の被支持面340を支持する第
一支持部を、ガイドレール350がローラ352を介し
てパレット20を支持する第二支持部を構成しており、
昇降シリンダ356がそれら第一支持部と第二支持部と
を交替させて、選択的にパレット20を支持する状態と
する支持部交替装置を構成しているのである。
【0045】パレット20が第二支持部たるガイドレー
ル350に支持された状態では、各位置決めピン314
がパレット20の位置決め穴314から離脱させられ、
パレット20がガイドレール350の長手方向、すなわ
ち前記一線と交差する方向であるY軸方向に移動可能と
される。位置決めピン314の高さがガイドレール35
0の上昇位置よりも低くされているのである。本実施形
態においては、昇降シリンダ356,ガイドレール35
0,ローラ352およびパレット20の被案内部材34
2により、パレット移動装置が構成されている。
【0046】本実施形態の電気部品供給装置10および
電気部品装着装置14は、図1に示す制御装置376に
より制御される。制御装置376はコンピュータを主体
として構成され、前記テーブル移動用サーボモータ2
3,インデックス用サーボモータ38等を制御する。サ
ーボモータ23,38は電動モータの一種であり、回転
角度の精度の良い制御が可能なモータである。
【0047】図10に示すように、本実施形態において
は、電気部品供給装置10のテーブル22は2台設けら
れており、それらテーブル22から離れた位置に、複数
の作業台380(図には2台示す)が設けられている。
また、作業台380とテーブル22との間には、それら
の間を往復するパレット搬送台車384が設けられてい
る。パレット搬送台車(以下、単に台車という)384
は、テーブル22から外されたパレット20を作業台3
80へ搬送し、別のパレット20を作業台380からテ
ーブル22へ搬送する。本実施形態においては、図11
に示すように、台車384は4つの車輪386を備えた
基台388,基台388から上方へ延び出す支柱390
および支柱390に支持されたパレット支持台392を
備えている。パレット支持台392の上面の中央部に
は、周囲よりわずかに凹んだ凹部が形成されており、こ
こがパレット20の被支持面340を支持するパレット
支持面394とされている。
【0048】また、パレット支持台392および各作業
台380には、図示は省略するが、パレット移動装置た
る昇降シリンダ,ガイドレール,ローラ等が設けられて
いる。これらの装置は、テーブル22に設けられた装置
と同様のものであるため詳細な説明は省略する。
【0049】また、台車384のパレット支持台392
には、台車384の進行方向前部に、台車384の幅方
向であるX軸方向に隔たって一対の係合部材396が設
けられている。一方、テーブル22および作業台380
には、図示は省略するが、一対の係合部材396が係合
可能な被係合部が設けられている。係合部材396が被
係合部に係合した状態では、台車384のテーブル22
あるいは作業台380に対する相対移動が防止されると
ともに、テーブル22あるいは作業台380のガイドレ
ール350と台車384のガイドレールとがそれらの長
手方向であるY軸方向の一直線上に位置させられるよう
になっている。
【0050】なお、本実施形態においては、台車384
の支持台392の支持面394は、パレット20の被支
持面340をローラを介さないで支持する第一支持部と
されている。また、図示しないガイドレールがパレット
20をローラを介して支持する第二支持部とされ、昇降
シリンダがそれら第一支持部と第二支持部とを交替させ
て、選択的にパレット20を支持する状態とする支持部
交替装置とされている。本実施形態においては、前記電
気部品供給装置10と作業台380および台車384と
により電気部品供給システムが構成されているのであ
る。
【0051】以上のように構成された電気部品供給装置
10および電気部品供給システムにおいては、2台のテ
ーブル22に搭載された各パレット20にそれぞれフィ
ーダ12が複数個、供給部54が前記一線上に並ぶ状態
で支持され、各フィーダ12においては、カバーテープ
44が剥がされた電気部品が供給部54に位置し、前進
位置に位置するカバー61により覆われた状態で、電気
部品の取出しに備えて待機させられる。
【0052】キャリヤテープ42から剥がされたカバー
テープ44は、収容箱74に収容されるが、本実施形態
において各フィーダ12には、パレット20に取り付け
られる前にテープ化電気部品40がセットされる。テー
プ化電気部品40はリール46から引き出されてフィー
ダ12のリール保持部52のテープ支持面上に載せら
れ、供給部近傍においてカバー61が被せられるととも
に、カバーテープ44がキャリヤテープ42から剥がさ
れてカバー61の外へ引き出され、固定ローラ62,6
4,可動ローラ66に巻き掛けられた後、駆動ギヤ70
と従動ギヤ72との間に挟まれ、先端部が収容箱74内
に入れられる。
【0053】これら2台のテーブル22のうち、一方の
テーブル22は退避領域に位置させられ、もう一方のテ
ーブル22が部品供給領域に移動させられて、複数フィ
ーダ12のうちの一つが部品供給位置に位置決めされ
る。そして、電気部品装着装置14のインデックステー
ブル32が間欠回転させられ、複数の部品装着ヘッド3
4が順次、部品吸着位置,部品装着位置等へ移動させら
れ、部品供給位置に位置するフィーダ12のテープ化電
気部品40から電気部品を受け取ってプリント配線板1
8の部品装着箇所に装着する。部品供給位置に位置する
フィーダ12において供給すべき電気部品が無くなる
か、無くなりそうになった場合には、テーブル移動装置
24によりテーブル22が前記一線たるX軸方向に移動
させられ、複数のフィーダ12のうち隣接する別のフィ
ーダ12が部品供給位置に位置決めされる。
【0054】本実施形態においては、上記インデックス
テーブル32の間欠回転,吸着ノズル50の昇降,テー
ブル22の移動,テープ化電気部品40の送り,カバー
61の移動およびカバーテープ44の送り,電気部品の
プリント配線板18への装着等は、インデックス用サー
ボモータ38を駆動源とする種々の装置の作動により行
われ、カム装置等により機械的に精度良く連動させられ
て行われる。なお、電気部品のプリント配線板18への
装着は、本発明とは直接関係がないため、説明を省略す
る。
【0055】一方のテーブル22に搭載されたパレット
20上の複数のフィーダ12のすべてにおいて、供給す
べき電気部品が無くなりそうになったことが図示しない
センサ等により検知されれば、そのパレット20が搭載
されたテーブル22が部品供給領域から退避領域へ移動
させられるとともに、次に必要な複数のフィーダ12が
取り付けられたパレット20が搭載されたもう一方のテ
ーブル22が、退避領域から部品供給領域へ移動させら
れて電気部品の供給が続けられる。その間に、作業者
は、退避領域へ移動させられたテーブル22から、電気
部品が不足状態となった複数のフィーダ12が取り付け
られたパレット20を取り外し、必要なテープ化電気部
品40を保持した複数のフィーダ12が取り付けられた
パレット20をテーブル22へ取り付けるパレット交換
作業を行う。
【0056】まず、作業者が台車384を退避領域にあ
るテーブル22の近傍へ移動させ、一対の係合部材39
6をテーブル22の被係合部に係合させて台車384を
テーブル22の所定の位置に当接,位置決めした後、テ
ーブル22に設けられている図示しないエア源のスイッ
チを入れてクランプ装置320のエアシリンダ324を
作動させ、クランパ328によるパレット20のクラン
プを解除する。次に、テーブル22と台車384のパレ
ット支持台392の各昇降シリンダ356のエア源のス
イッチを入れてガイドレール350を上昇させる。テー
ブル22においては、ローラ352がパレット20の係
合溝344に係合してパレット20が第二支持部たるガ
イドレール350に支持された状態となる。また、それ
ぞれの位置決めピン314が各位置決め穴312から離
脱させられる。テーブル22と台車384とは、係合部
材396の係合により両者のガイドレール350が一直
線上につながった状態となっているため、作業者がパレ
ット20をテーブル22から台車384へ向かって押せ
ば、ガイドレール350に案内されつつパレット20が
台車384のパレット支持台392へ速やかに移動させ
られる。
【0057】パレット20がパレット支持台392のガ
イドレール350により支持され、各位置決めピン31
4がそれぞれ位置決め穴312に嵌合可能となるように
パレット20がパレット支持台392上に位置させられ
た後、作業者がテーブル22とパレット支持台392の
各昇降シリンダ356のエア源のスイッチを切れば、両
者のガイドレール350が下降させられ、パレット支持
台392においてはガイドレール350がパレット20
の被案内部材342から離間してパレット20が台車3
84の第一支持部たる支持面394に支持される。ま
た、位置決めピン314がそれぞれの位置決め穴312
に嵌合される。
【0058】その後、作業者が台車384のクランプ装
置のエア源のスイッチを入れれば、パレット支持台39
2上のパレット20がクランプされ、パレット20が台
車384に位置決め,固定される。この状態で台車38
4の係合部材396をテーブル22の被係合部から離脱
させ、パレット20が搭載された台車384を空の作業
台380へ搬送する。そして、作業台380の被係合部
に台車384の係合部材396を係合させ、今度は台車
384から作業台380へパレット20を移動させる。
次に、別の作業台384上に既に載置されている、必要
なテープ化電気部品40を保持した複数のフィーダ12
が取り付けられたパレット20を台車384へ移載し、
台車384のパレット支持台392に位置決め,固定す
る。そして、再び台車384を搬送して、退避領域にあ
るテーブル22に新しいパレット20を搭載する。これ
らの作業は前記作業と同様なので詳細な説明は省略す
る。
【0059】新しいパレット20をテーブル22に搭載
した後、作業者は、前記空の作業台384に載置された
パレット20において、フィーダ12の交換作業を行
い、次に必要なテープ化電気部品40を備えた複数のフ
ィーダ12をパレット20に取り付ける。本実施形態に
おいては、パレット20のフィーダ支持部118に複数
のフィーダ位置決め装置とフィーダ固定装置とが設けら
れているため、複数のフィーダ12をパレット20に対
して着脱する作業を容易に行うことができる。
【0060】なお、フィーダ12そのものを交換せず
に、フィーダ12のリール保持部52に保持されたリー
ル46の交換を行うことも可能であり、フィーダ12も
リール46も交換することなく、テープ化電気部品40
のスプライシングを行うこともできる。これらの作業
は、隣接するフィーダ12に妨げられることなく行うこ
とができるため、フィーダ12をパレット20から取り
外す必要がなく、フィーダ12のパレット20に対する
取外し、取付け作業が不要となる。そのため、さらに作
業時間が短くて済み、テープ化電気部品40が補充され
た複数のフィーダ12を備えたパレット20を速やかに
用意することができる。
【0061】なお、収容箱74にカバーテープ44が一
杯に収容されたならば、作業者により収容箱74からカ
バーテープ44が取り出される。収容箱74は透明な合
成樹脂によって作られており、作業者は収容箱74の外
からカバーテープ44の溜まり具合を見ることができ、
満杯であればカバーテープ44を収容箱74から取り出
す。作業者は、収容箱74からカバーテープ44の大半
を取り出し、駆動ギヤ70と従動ギヤ72とに噛み込ま
れた部分より収容箱74内に位置する部分においてカバ
ーテープ44を切る。それにより収容箱74は空にな
り、新たにカバーテープ44を収容することができる。
切断により新たにカバーテープ44の先端となった部分
は、収容箱74内に残っていて、駆動ギヤ70,従動ギ
ヤ72に噛み込まれており、電気部品の供給が再開され
れば、再び、カバーテープ44は送られて収容箱74に
収容される。
【0062】このカバーテープ44の取出し作業は、従
来のように、カバーテープをリールに巻き取り、リール
がカバーテープで一杯になった場合に、再び空のリール
がカバーテープを巻き取ることができるようにする作業
に比較して短時間で行うことができる。また、カバーテ
ープ44を取り出して切断する作業も、隣接するフィー
ダ12に妨げられることなく行うことができるため、フ
ィーダ12のテーブル22に対する取外し、取付け作業
が不要となり、作業時間が短くて済み、部品供給停止時
間が短く、スプライシング技術の効果を有効に享受し得
る。
【0063】上記のように、本実施形態においては、テ
ーブル22のパレット支持面310に複数のフィーダ1
2をパレット20を介して搭載するようになっているた
め、パレット20ごと複数のフィーダ12をテーブル2
2から外し、そのパレット20上の複数のフィーダ12
に対する作業を作業台384、すなわち電気部品装着装
置14の外において行うことができるとともに、予め準
備しておいた複数のフィーダ12をパレット20ごとテ
ーブル22に搭載することができる。このパレット20
の交換は、複数のフィーダ12の交換作業等に比較すれ
ば、ごく短い時間で行うことができるため、フィーダ1
2の交換や電気部品の補給に長時間を要する場合にも、
電気部品装着装置14を停止させる必要がなく、装着作
業の能率低下や電気部品装着システムの稼働率の低下を
良好に回避することができる。なお、予め準備しておく
フィーダ12およびパレット20を多くすれば、一層電
気部品装着装置14を停止させる必要がなくなり、ま
た、人手が十分ある昼間に、多くのフィーダ12をパレ
ット20上に搭載しておけば、人手の少ない夜間にも支
障なく装着作業を行うことが可能となり、生産効率が向
上する。
【0064】また、複数のフィーダ12を搭載したパレ
ット20は相当な重量となり、人力でテーブル22に搭
載し、あるいはテーブル22から降ろすことが困難であ
る場合が多いが、本実施形態によれば、常にはパレット
20がテーブル22のパレット支持面310に支持され
て安定しており、テーブル22への取付け,取外しをす
る必要が生じた場合には、容易に移動させることができ
る。本実施形態においては、昇降装置たる昇降シリンダ
356によりガイドレール350を上昇させてパレット
20の被案内部材342を支持させるため、パレット2
0を安定して適正な方向に移動させることができるので
あり、さらに、本実施形態においては、ガイドレール3
50に複数のローラ352が一直線に沿って並んだ状態
で設けられているため、ローラ352の回転によりパレ
ット20とガイドレール350との間の摩擦抵抗が低減
させられ、一層容易にパレット20を移動させることが
できるのである。
【0065】なお、本実施形態においては、ガイドレー
ル350に複数のローラ352が設けられていたが、被
案内部材342側に複数のローラを設けてガイドレール
350に支持させるようにすることも可能である。ま
た、ローラ以外の回転体を設けることもできる。
【0066】また、本実施形態においては、案内部材た
るガイドレール350と被案内部たる被案内部材342
とが二対設けられていたためパレット20を特に安定し
た状態で移動させることができる。しかし、案内部材
に、比較的長い複数のローラを回転可能に設ければ、被
案内部と案内部材とを1対のみ設けることも可能であ
る。
【0067】また、本実施形態においては、テーブル2
2のパレット支持面310を形成している部分が第一支
持部、回転体たるローラ352を備えた案内部材たるガ
イドレール350が第二支持部、昇降装置たる昇降シリ
ンダ356が支持部交替装置とされていたが、その他に
も、例えば、ローラ352を備えたガイドレール350
が固定で、ローラ352を備えないパレット支持面31
0が昇降シリンダ356により昇降させられるようにし
てもよく、第一支持部と第二支持部とが共に移動して、
交替するようにしてもよい。
【0068】さらに、本実施形態においては、パレット
搬送台車384が設けられることにより、パレット20
を電気部品供給装置10から離れた位置に容易に移動さ
せることができる。しかも、上記のようにテーブル2
2,台車384,作業台380にそれぞれパレット位置
決め装置およびパレット固定装置が設けられているの
で、パレット20がそれぞれの支持面上で安定し、作業
をより安全に行うことができる。しかも、台車384お
よび作業台380にも回転体を有するパレット移動装置
が設けられることにより、台車384および作業台38
0に対するパレット20の積み,降ろしが容易となる。
さらに、本実施形態においては、台車384の、パレッ
ト支持台392のパレット支持面394が第一支持部、
案内部材たるガイドレールが第二支持部、昇降装置たる
昇降シリンダが支持部後退装置とされていたが、同様
に、回転体を備えた第二支持部が固定で、回転体を備え
ない第一支持部が昇降装置により昇降させられるように
してもよく、両支持部が共に移動して、交替するように
してもよい。作業台380においても同様である。
【0069】以上、本発明のいくつかの実施形態を詳細
に説明したが,これらは例示に過ぎず、本発明は、前記
〔発明が解決しようとする課題,課題解決手段および効
果〕の項に記載された態様を始めとして、当業者の知識
に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である電気部品供給装置を
概念的に示す説明図である。
【図2】上記電気部品供給装置のフィーダを示す正面図
(一部断面)である。
【図3】上記電気部品供給装置のフィーダ,パレットお
よびテーブルを取り出して概念的に示す説明図である。
【図4】上記フィーダのパレットへの取付状態を示す側
面断面図である。
【図5】上記フィーダがパレットに取り付けられた状態
を係合レバーを除いて示す正面図である。
【図6】上記係合レバーが第二位置決め突部に係合した
状態を示す側面図である。
【図7】上記パレットのテーブルへの取付状態を示す一
部正面断面図である。
【図8】図7のVIII−VIII断面を拡大して示す図であ
る。
【図9】上記テーブルのパレット固定装置を示す正面図
(一部断面)である。
【図10】本発明の一実施形態である電気部品供給シス
テムを示す概念図である(フィーダは省略して示す)。
【図11】上記電気部品供給システムのパレット搬送台
車を示す正面図である。
【符号の説明】
10:電気部品供給装置 12:フィーダ 20:パレ
ット 22:テーブル 40:テープ化電気部品 342:被案内部材 35
0:ガイドレール 352:ローラ 356:昇降シリ
ンダ 380:作業台 384:パレット搬送台車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E313 DD11 DD41 DD50 FG10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ一種類の電気部品を多数収容
    し、それら電気部品を順次供給部に送るフィーダと、 それらフィーダを複数個、前記供給部が一線上に並ぶ状
    態で支持するパレットと、 そのパレットを着脱可能に支持し、前記一線に平行な方
    向に移動可能なテーブルと、 そのテーブルを前記一線に平行な方向に移動させ、前記
    複数のフィーダの一つずつを選択的に部品供給位置に位
    置決めするテーブル移動装置とを含むことを特徴とする
    電気部品供給装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電気部品供給装置と、 前記テーブルから外された前記パレットを搬送するパレ
    ット搬送台車とを含む電気部品供給システム。
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