JP2002298381A - 省電力型記録媒体ドライブ装置および記録媒体ドライブ装置のスレッド移送方法 - Google Patents

省電力型記録媒体ドライブ装置および記録媒体ドライブ装置のスレッド移送方法

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JP2002298381A
JP2002298381A JP2001093196A JP2001093196A JP2002298381A JP 2002298381 A JP2002298381 A JP 2002298381A JP 2001093196 A JP2001093196 A JP 2001093196A JP 2001093196 A JP2001093196 A JP 2001093196A JP 2002298381 A JP2002298381 A JP 2002298381A
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drive device
focus
focus search
optical pickup
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JP2001093196A
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English (en)
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Shinji Sanada
慎二 真田
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、電力消費を抑制することができる
省電力型記録媒体ドライブ装置およびそのスレッド移送
方法に関する。 【解決手段】 本発明に係る省電力型記録媒体ドライブ
装置10は、記録媒体11に情報を記録するための、お
よび/または、記録媒体11から情報を再生するための
光源と、光源からの光を記録媒体11に合焦させるため
の対物レンズと、対物レンズを記録媒体11に対し実質
的に水平方向および垂直方向の2方向に移動する2軸機
構とを含む光学ピックアップ14と、光学ピックアップ
14を記録媒体11に対し実質的に水平方向に移動する
移動手段15と、2軸機構および移動手段15でトラッ
キングサーボを行うと共に2軸機構でフォーカスサーボ
を行う第1制御手段21と、移動手段15で光学ピック
アップ14を移動するスレッド移送期間には、光源をオ
フする第2制御手段21とを備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体に情報を
記録する、および/または、記録媒体から情報を再生す
る記録媒体ドライブ装置に関し、特に、電力消費を抑制
することができる省電力型記録媒体ドライブ装置および
そのスレッド移送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】記録媒体、特に、光ディスクにアクセス
する場合に、ドライブ装置は、光学ピックアップ自体を
光ディスクに対し半径方向に移動するスレッド送りと、
対物レンズを半径方向に移動するトラッキング移動と
で、目的のトラックに移動する。
【0003】この移動中において、ドライブ装置は、ス
レッド送りにリニアモータやDCモータを使用すると共
にトラッキング移動にトラッキングコイルを使用するた
めに移動距離が判断できないので、フォーカスサーボを
行ってトラック数を数えることで、現在トラックから目
的のトラックまでシークを行っていた。すなわち、ドラ
イブ装置は、トラッキング信号が負から正に変化する場
合のゼロクロス点を数えることで、通過トラック数を判
断し、シークを行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に、ドライブ装置は、シーク中においても光学ピックア
ップが通過中のトラックを知るため、光源とフォーカス
サーボとをオンしている必要があり、多大な電力を消費
していた。
【0005】そこで、本発明では、所定の期間中、光源
およびフォーカスサーボのうちの少なくとも光源をオフ
することにより、電力消費を従来に較べて抑制すること
ができる省電力型記録媒体ドライブ装置および記録媒体
ドライブ装置のスレッド移送方法を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる省電力型
記録媒体ドライブ装置は、記録媒体に情報を記録するた
めの、および/または、記録媒体から情報を再生するた
めの光源と、前記光源からの光を前記記録媒体に合焦さ
せるための対物レンズと、前記対物レンズを前記記録媒
体に対し実質的に水平方向および垂直方向の2方向に移
動する2軸機構とを含む光学ピックアップと、前記光学
ピックアップを前記記録媒体に対し実質的に水平方向に
移動する移動手段と、前記2軸機構および前記移動手段
でトラッキングサーボを行うと共に前記2軸機構でフォ
ーカスサーボを行う第1制御手段と、前記移動手段で前
記光学ピックアップを移動するスレッド移送期間には、
前記光源をオフする第2制御手段とを備えて構成され
る。
【0007】そして、記録媒体の現在のトラックから目
標のトラックまで、光学ピックアップ自体を移動する、
本発明にかかる記録ドライブ装置のスレッド移送方法に
おいて、スレッド移送の期間には、光学ピックアップの
光源をオフすることで構成される。
【0008】このような省電力型記録媒体ドライブ装置
および記録媒体ドライブ装置の移送方法は、スレッド移
送中において光源をオフするので、電力を抑制すること
ができる。
【0009】そして、このような省電力型記録媒体ドラ
イブ装置において、前記第2制御手段は、前記スレッド
移送期間にさらにフォーカスサーボもオフすると省電力
化の観点から好適である。
【0010】また、このような省電力型記録媒体ドライ
ブ装置において、前記移動手段は、ステッピングモータ
とすると、光源でトラックを計数することなく、ステッ
ピングモータのステップ数で光学ピックアップの現在位
置を判別することができる観点から好適である。
【0011】さらに、このような省電力型記憶媒体ドラ
イブ装置は、前記光学ピックアップの複数の所定位置に
おいて、前記2軸機構でフォーカスサーチを行う範囲を
それぞれ求める測定手段と、前記測定手段で求めた複数
の結果を前記複数の所定位置とそれぞれ関連付けながら
記憶する記憶手段と、前記スレッド移送期間後に前記記
録手段を参照して、現在のスレッド位置に対応するフォ
ーカスサーチの範囲でフォーカスサーチを行う第3制御
手段をさらに備えて構成してもよい。
【0012】このように構成することで、所定位置にお
けるフォーカスサーチの範囲を予め取得するので、スレ
ッド移送後にその位置におけるファーカスサーチの範囲
でフォーカスサーチをすることができる。このため、フ
ォーカスサーチの時間を短縮することができる。
【0013】また、このような省電力型記憶媒体ドライ
ブ装置は、前記スレッド移送期間を終了する時間よりも
フォーカスサーチを行うに実質的に必要な時間だけ前
で、フォーカスサーチを行う第4制御手段をさらに備え
て構成したり、前記スレッド移送期間を終了する時間よ
りもフォーカスサーチおよびフォーカスサーボを行うに
実質的に必要な時間だけ前で、フォーカスサーチを行
い、その後にフォーカスサーボを行う第5制御手段をさ
らに備えて構成することで、シーク時間を短縮化する観
点から好適である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面に基づいて説明する。なお、各図において、同一の
構成については、その説明を省略することがある。図1
は、ドライブ装置の構成を示す図である。図2は、光ピ
ックアップの構成を示す図である。図2Aは、光ピック
アップの全体構成を示し、図2Bは、PDICの受光部
のパターンを示す。
【0015】図1において、ドライブ装置10は、スピ
ンドルモータ12、ガイドレール13、光ピックアップ
14、スレッドモータ15、RFアンプ16、スピンド
ルモータドライバ17、光源ドライバ18、2軸機構ド
ライバ19、スレッドモータドライバ20、システム制
御回路21、信号処理回路22を備えて構成される。
【0016】記憶媒体11、例えば、CD(compact di
sc)、CD−ROM(compact disc- read only memor
y)、DVD(digital versataile discまたはdigital
video disc)などのディスク状光記憶媒体は、スピンド
ルモータ12の回転軸に結合されているスピンドル(不
図示)にチャックされる。
【0017】スピンドルモータ12は、例えば、ブラシ
レスDCモータから構成される。スピンドルモータ12
は、スピンドルモータドライバ17を介して、システム
制御回路21のスピンドルサーボを受け、線速度一定
(CLV、constant linear velocity)方式により所定
の線速度で記録媒体11を回転駆動する。なお、本発明
は、記録媒体11の回転速度にかかわらず適用すること
ができるので、回転数一定(CAV、constant angular
velocity)方式などでもよい。
【0018】光ピックアップ14は、記録媒体11のト
ラックにアクセスすることによって信号を読み書きす
る。
【0019】図2において、光ピックアップ14は、ト
ラッキングコイル31、フォーカスコイル32、対物レ
ンズ33、ビームスプリッタ34、コリメータレンズ3
5、光源36、集光レンズ37、フォト・ディテクタI
C(PDIC、photo-detector integrated circuit)
38を備えて構成される。
【0020】トラッキングコイル31およびフォーカス
コイル32は、直交する2方向に対物レンズを移動する
ことができる2軸機構を構成する。トラッキングコイル
31は、対物レンズ33を記録媒体11の水平方向に移
動し、フォーカスコイル32は、対物レンズ33を記録
媒体11の垂直方向(記録媒体11面に接離する方向)
に移動する。これらトラッキングコイル31およびフォ
ーカスコイル32は、2軸機構ドライバ19を介してシ
ステム制御回路21で駆動制御される。
【0021】光源36は、例えば、レーザ光を射出する
レーザダイオードで構成され、所定波長の光を射出す
る。射出された光は、コリメータレンズ35で平行光に
された後に、ビームスプリッタ34で記録媒体11側に
90度反射され、対物レンズ33で合焦して記録媒体1
1に入射される。この入射光は、記録媒体11で記録さ
れた情報に従って反射される。反射光は、対物レンズ3
3を介してビームスプリッタ34に入射され、そのまま
ビームスプリッタ34を透過する。透過した光は、集光
レンズ37を介してPDICで受光され、反射光が検出
され、電気信号を出力する。
【0022】なお、記録媒体11に信号を記録する場合
には、光源36から射出される光の強度は、記録すべき
信号によって変調される。
【0023】PDICからの電気信号は、RFアンプ1
6に入力され、フォーカス信号、トラッキング信号およ
び再生データ信号が生成される。フォーカス信号は、例
えば、非点収差法やフーコー法などによって生成され
る。本実施形態では、非点収差法が採用され、フォーカ
ス信号FEは、PDIC38のスポット面積S、PDI
C38の受光面積Sa、対物レンズ33の焦点距離fa、
記録媒体11の面ブレ△とすると、
【数1】 となる。
【0024】トラッキング信号は、例えば、ビーム法、
プッシュプル法、DPD(differential phase detecti
on)法、DPP(differential push-pull)法などによ
って生成される。特に、本実施形態では、高精度にトラ
ッキングサーボを行うために、DPP法が利用される。
DPP法では、PDICは、図2Bに示すように受光部
が14分割されたフォト・ディテクタが用いられ、各受
光部分A0、B0、C0、D0、A1、B1、C1、D1、A2、B2、C2、
D2、J、Kは、受光した光の強度に従う電流Pa0、Pb0、
Pc0、Pd0、Pa1、Pb1、Pc1、Pd1、Pa2、Pb2、P
c2、Pd2をそれぞれ発生し、RFアンプ16は、トラッ
キング信号TEとして、Pa0+Pd0−Pb0−Pc0−(Pa1
+Pd1−Pb1−Pc1)−(Pa2+Pd2−Pb2−Pc2)を
出力する。
【0025】フォーカス信号およびトラッキング信号
は、システム制御回路21に入力され、フォーカスサー
ボおよびトラッキングサーボに利用される。再生データ
信号は、信号処理回路22に入力される。信号処理回路
22は、再生データ信号にデコードやエラー訂正などの
所要の信号処理を行い、記録媒体11に記録された情報
を出力する。
【0026】また、光源36は、光源ドライバ18を介
してシステム制御回路21によって、電力供給のオン
(発光)・オフ(消光)が制御される。
【0027】一方、スレッドモータ15は、システム制
御回路21によりスレッドモータドライバ20を介して
駆動制御され、光ピックアップ14をガイドレール13
に沿って記録媒体11の水平方向(記録媒体11がディ
スク状である場合にはディスクの半径方向)に移送す
る。スレッドモータ15は、光ピックアップ14自体の
移送量とスレッドモータ15の駆動量との関係を特別な
検出器を用いずに容易に計量することができる観点か
ら、本実施携帯では、例えば、ステッピングモータが利
用される。
【0028】なお、光ピックアップ14自体の移送量と
スレッドモータ15の駆動量との関係を判断する検出器
を用いることで、通常のモータを利用することもでき
る。
【0029】光ピックアップ14から射出される光は、
記録媒体11の水平方向(記録媒体11がディスク状の
場合には、半径方向)に2種類の方法で移動する。第1
の移動方法は、光ピックアップ14の対物レンズ33を
2軸機構のトラッキングコイル31によって少しずつ移
動させる方法であり、主にトラッキングサーボ時に利用
され、記録・再生時に記録・再生の進行と共に射出され
る光をトラックに追随させながら少しずつ送る方法であ
る。第2の移動方法は、光ピックアップ14自体をスレ
ッドモータ15によってガイドレール13に従って記録
媒体11の水平方向に一気に移動する方法であり、主
に、シーク時に利用され、現在トラックから目標トラッ
クまでトラックを横断して光ピックアップ14を一気に
送る方法である。
【0030】システム制御回路21は、プログラムメモ
リ23-1やデータメモリ23-2を備えたマイクロプロセ
ッサ(MPU)であり、情報の読み書き、フォーカスサ
ーボ、トラッキングサーボおよびスピンドルサーボなど
のドライブ装置10全体や各部の動作を制御する。
【0031】次に、このようなドライブ装置10の動作
について説明する。図3は、シークにかかるドライブ装
置の動作を説明するフローチャートである。
【0032】記録媒体11に複数の曲が録音されており
或る曲を再生後に連続して記録されていない曲を再生す
る必要が生じる場合や、記録媒体11に複数の動画像が
記録されており或る動画像を再生後に連続して記録され
ていない動画像を再生する必要が生じる場合など、現在
トラックから目標トラックまでトラッキングコイル31
によって移動することができない場合に、システム制御
回路21は、スレッドモータ15によって光ピックアッ
プ自体を移動するスレッド送りを開始する。図3におい
て、このスレッド送りの際に、システム制御回路21
は、光ピックアップが移動すべき距離をスレッドモータ
15のステップ数に換算し、規定ステップ数を計算する
(S10)。
【0033】この計算において、光ピックアップの移動
距離は、例えば、現在トラックと目標トラックとの差
に、トラックピッチを乗算することで計算することがで
きる。また、規定ステップ数は、例えば、1ステップ当
たりの光ピックアップの移動距離で上記で計算した移動
距離を除算することによって計算することができる。そ
して、移動方向は、例えば、現在トラックと目標トラッ
クとの差の符号で判断することができる。
【0034】次に、システム制御回路21は、トラッキ
ングサーボをオフ(turn off)した後に(S11)、フ
ォーカスサーボをオフする(S12)。
【0035】次に、システム制御回路21は、光源36
の電力供給を止めてオフする(S13)。
【0036】次に、システム制御回路21は、スレッド
モータドライバ20を介してステップパルスをスレッド
モータ15に送り、光ピックアップ14をスレッド送り
する(S14)。システム制御回路21は、規定ステッ
プ数に達するまでスレッド送りを行い(S15)、規定
ステップ数に達した場合に、スレッド送りを終了する
(S16)。
【0037】次に、システム制御回路21は、光源36
をオン(turn on)する(S17)。
【0038】次に、システム制御回路21は、フォーカ
スサーチをオンした後に、フォーカスサーボをオンする
(S18)。
【0039】次に、システム制御回路21は、トラッキ
ングサーボをオンする(S19)。
【0040】このように本実施形態に係るドライブ装置
10は、スレッド送り中に光源36の電力供給を止めて
オフするので、スレッド送り中の光源36で消費する電
力を削減することができる。そして、この際に光源36
を駆動するための周辺回路への電力供給も抑制すれば、
さらに電力を削減することができる。さらに、ドライブ
装置10は、スレッド送り中にフォーカスサーボをオフ
するので、スレッド送り中のフォーカスコイルなどで消
費する電力を削減することができる。
【0041】記録媒体11のラジアルスキュー(radial
skew)や面ブレによって、記録媒体11の内側と外側
とでは、通常フォーカス位置が異なるため、上述では、
S18において、システム制御回路21は、対物レンズ
33が最も記録媒体11から離れた位置から、または、
対物レンズ33が最も記録媒体11に近い位置からフォ
ーカスサーチを行う必要がある。
【0042】そこで、フォーカスサーチの短時間化を図
るため、フォーカスサーチの範囲を予め測定すると好適
である。
【0043】次に、このフォーカスサーチの短時間化に
ついて説明する。図4は、フォーカスサーチ範囲を測定
するフローチャートである。図5は、フォーカスサーチ
範囲を測定する場合の構成を示す図である。図6は、フ
ォーカスサーチ範囲の測定方法を説明する図である。
【0044】図4において、システム制御回路21は、
記録媒体11がドライブ装置10に入れられると、ま
ず、スピンドルを一定速度で回転させ、記録媒体11を
一定速度で回転させる(S20)。
【0045】次に、システム制御回路21は、光源38
をオンした後に(S21)、フォーカスサーチとフォー
カスサーボとをオンする(S22)。
【0046】次に、システム制御回路21は、光ピック
アップ14を所定の測定位置Rn にスレッドモータ15
によって移動する(S23)。
【0047】次に、システム制御回路21は、フォーカ
スを追随させながら、測定位置Rnで記録媒体11が一
回転する間において、フォーカスコイル32に印加する
電圧FKの値を測定する(S24)。すなわち、図5に
おいて、システム制御回路21は、スイッチ43を中立
にすると共に、PDIC38の出力をDSP(digital
signal processor)を介して参照し、フォーカスを追随
させながら、アナログ/ディジタル変換器(A/D)4
5およびドライバアンプ42を介してフォーカスコイル
32を駆動し、該駆動電圧FKを計測する。
【0048】次に、システム制御回路21は、電圧FK
の最大値FKmax(Rn)および最小値FKmin(Rn)を
判別する(S25)。
【0049】このように同一周において電圧FKに最大
値と最小値とが生じるのは、主に面ブレによるものであ
る。
【0050】システム制御回路21は、このS23から
S25までをすべての測定位置Rnについて行う(S2
6)。
【0051】測定は、すべてのトラックに対して行えば
個々のトラックについて正確なフォーカスサーチを行う
際の電圧FKの範囲を求めることができるが、図6Cに
示す電圧FKの特性が隣接トラック間で大きく変わらな
いのですべてのトラックに対して行う必要はなく、記録
媒体11の面ブレの範囲およびラジアルスキューの範囲
との関係で、図6AおよびBに示すように、所定の間隔
で行われる。
【0052】次に、システム制御回路21は、それぞれ
の算出結果FKmax(Rn)、FKmin(Rn)を測定位置
Rnと関係づけながらメモリに格納する(S27)。
【0053】このようにして、記録媒体11の所定の位
置と、この位置におけるフォーカスサーチの際にフォー
カスコイル32に印加する電圧範囲との関係が作成さ
れ、データメモリ23-2に格納される。
【0054】そして、システム制御回路21は、図3の
S18の代わりに、図7に示す動作によってフォーカス
サーチを行う。
【0055】図7は、サーチ時間短縮化の場合における
フォーカスサーチの動作を説明するフローチャートであ
る。
【0056】図8は、フォーカスコイルに印加する電圧
FKに対するフォーカス信号FEの特性を示す図であ
る。
【0057】図3におけるS16の後において、システ
ム制御回路21は、現在のスレッド位置Rt(光ピック
アップ14の位置)を求める(S30)。
【0058】次に、システム制御回路21は、光源36
をオンする(S31)。
【0059】次に、システム制御回路21は、メモリを
参照して、現在のスレッド位置Rtに近い2点における
FKmin1、FKmin2、FKmax1およびFKmax2を求める
(S32)。そして、システム制御回路21は、FKmi
n1およびFKmin2の小さい方をFKminとし、FKmax1
およびFKmax2の大きい方をFKmaxとする。
【0060】次に、システム制御回路21は、図8に示
すように、フォーカスコイル32に印加する電圧をFK
minからFKmaxまで変化させ、フォーカス信号FEを測
定し(S33)、フォーカス信号FE=0となるゼロク
ロス点FE0を求める(S34)。このフォーカスサー
チの場合には、図5において、スイッチ43は、接点a
と接点bとを接続され、システム制御回路21は、ディ
ジタル/アナログ変換器(D/A)44およびドライバ
アンプ42を介してフォーカスコイル32を電圧をFK
minからFKmaxまで駆動し、PDIC38の出力をDS
Pを介して参照して対物レンズ33を合焦させる。一
方、フォーカスサーボの場合には、図5において、スイ
ッチ43は、接点aと接点cとを接続する。
【0061】そして、システム制御回路21は、図3の
S19を行う。
【0062】通常フォーカスサーチは、図8に示すよう
に、フォーカスコイル32に印加する電圧FKを0から
上限電圧FKupまでの範囲Aで行う必要があるが、この
ようにフォーカスサーチの範囲をスレッド位置Rtに応
じて適正に変えることで、フォーカスサーチを範囲B
(範囲Aの約1/100〜1/1000)に短縮するこ
とができる。
【0063】さらに、シーク時間の短縮化を図るため
に、スレッド移送終了の直前にフォーカスサーチおよび
フォーカスサーボを行うと好適である。
【0064】次に、このシーク時間の短縮化について説
明する。図9は、シーク時間短縮化の場合におけるドラ
イブ装置の動作を説明するフローチャートである。
【0065】図9において、このスレッド送りの際に、
システム制御回路21は、光ピックアップの移動すべき
距離をスレッドモータ15のステップ数に換算し、第2
規定ステップ数を計算する(S10)。システム制御回
路21は、移動先のスレッド位置におけるフォーカスサ
ーチ範囲からフォーカスサーチに必要な時間を求める。
システム制御回路21は、求めた時間にフォーカスサー
ボの時間やマージンの時間を加えた時間を求め、当該時
間でスレッド送りされる距離を求め、当該距離をスレッ
ドモータ15のステップ数に換算する。システム制御回
路21は、第2規定ステップ数から換算されたステップ
数を減算し第1規定ステップ数を計算する(S40)。
【0066】次に、システム制御回路21は、トラッキ
ングサーボをオフ(turn off)した後に(S41)、フ
ォーカスサーボをオフする(S42)。
【0067】次に、システム制御回路21は、光源36
の電力供給をオフする(S43)。
【0068】次に、システム制御回路21は、スレッド
モータドライバ20を介してステップパルスをスレッド
モータ15に送り、光ピックアップ14をスレッド送り
する(S44)。システム制御回路21は、第1規定ス
テップ数に達するまでスレッド送りを行い(S45)、
第1規定ステップ数に達した場合に、光源36をオンす
る(S46)。
【0069】次に、システム制御回路21は、フォーカ
スサーチをオンした後に、フォーカスサーボをオンする
(S47)。
【0070】ここで、S46およびS47に、図4ない
し図7で説明したフォーカスサーチ時間の短縮化の手法
を用いると、さらに、高速化される。
【0071】システム制御回路21は、そのままスレッ
ド送りを続け(S48)、第2規定ステップ数に達した
場合に(S49)、スレッド送りを終了する(S5
0)。
【0072】次に、システム制御回路21は、トラッキ
ングサーボをオンする(S51)。
【0073】このようにスレッド送り終了する前からフ
ォーカスサーチおよびフォーカスサーボを行うことによ
って、省電力化だけでなく、シーク時間の短縮化も図る
ことができる。
【0074】
【発明の効果】本発明にかかる省電力型記録媒体ドライ
ブ装置および記録媒体ドライブ装置の移送方法は、スレ
ッド移送中において光源をオフするので、電力消費を抑
制することができ、耐用年数も向上することができる。
そして、このような省電力型記録媒体ドライブ装置およ
び記録媒体ドライブ装置の移送方法において、スレッド
移送期間にさらにフォーカスサーボもオフすることで、
さらに省電力化を図ることができる。
【0075】また、このような省電力型記憶媒体ドライ
ブ装置および記録媒体スレッド移送方法において、フォ
ーカスサーチを行う範囲を特定の範囲に限定したり、ス
レッド移送期間中にフォーカスサーチやフォーカスサー
ボを行うことで、シーク時間の短縮化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドライブ装置の構成を示す図である。
【図2】光ピックアップの構成を示す図である。
【図3】シークにかかるドライブ装置の動作を説明する
フローチャートである。
【図4】フォーカスサーチ範囲を測定するフローチャー
トである。
【図5】フォーカスサーチ範囲を測定する場合の構成を
示す図である。
【図6】フォーカスサーチ範囲の測定方法を説明する図
である。
【図7】サーチ時間短縮化の場合のフォーカスサーチの
動作を説明するフローチャートである。
【図8】フォーカスコイルに印加する電圧FKに対する
フォーカス信号FEの特性を示す図である。
【図9】シーク時間短縮化の場合におけるドライブ装置
の動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
10・・・ドライブ装置、13・・・ガイドレール、1
4・・・光ピックアップ、15・・・スレッドモータ、
16・・・RFアンプ、18・・・光源ドライバ、19
・・・2軸機構ドライバ、20・・・スレッドモータド
ライバ、21・・・システム制御回路、31・・・トラ
ッキングコイル、32・・・フォーカスコイル、36・
・・PDIC、38・・・光源

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に情報を記録するための、およ
    び/または、記録媒体から情報を再生するための光源
    と、前記光源からの光を前記記録媒体に合焦させるため
    の対物レンズと、前記対物レンズを前記記録媒体に対し
    実質的に水平方向および垂直方向の2方向に移動する2
    軸機構とを含む光学ピックアップと、 前記光学ピックアップを前記記録媒体に対し実質的に水
    平方向に移動する移動手段と、 前記2軸機構および前記移動手段でトラッキングサーボ
    を行うと共に前記2軸機構でフォーカスサーボを行う第
    1制御手段と、 前記移動手段で前記光学ピックアップを移動するスレッ
    ド移送期間には、前記光源をオフする第2制御手段とを
    備えることを特徴とする省電力型記録媒体ドライブ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第2制御手段は、前記スレッド移送
    期間にさらにフォーカスサーボもオフすることを特徴と
    する請求項2に記載の省電力型記録媒体ドライブ装置。
  3. 【請求項3】 前記移動手段は、ステッピングモータで
    あることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    省電力型記録媒体ドライブ装置。
  4. 【請求項4】 前記光学ピックアップの複数の所定位置
    において、前記2軸機構でフォーカスサーチを行う範囲
    をそれぞれ求める測定手段と、 前記測定手段で求めた複数の結果を前記複数の所定位置
    とそれぞれ関連付けながら記憶する記憶手段と、 前記スレッド移送期間後に前記記録手段を参照して、現
    在のスレッド位置に対応するフォーカスサーチの範囲で
    フォーカスサーチを行う第3制御手段をさらに備えるこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載の省電力
    型記録媒体ドライブ装置。
  5. 【請求項5】 前記スレッド移送期間を終了する時間よ
    りもフォーカスサーチを行うに実質的に必要な時間だけ
    前で、フォーカスサーチを行う第4制御手段をさらに備
    えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    省電力型記録媒体ドライブ装置。
  6. 【請求項6】 前記スレッド移送期間を終了する時間よ
    りもフォーカスサーチおよびフォーカスサーボを行うに
    実質的に必要な時間だけ前で、フォーカスサーチを行
    い、その後にフォーカスサーボを行う第5制御手段をさ
    らに備えることを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載の省電力型記録媒体ドライブ装置。
  7. 【請求項7】 記録媒体の現在のトラックから目標のト
    ラックまで、光学ピックアップ自体を移動する記録媒体
    ドライブ装置のスレッド移送方法において、 スレッド移送の期間には、光学ピックアップの光源をオ
    フすることを特徴とする記録媒体ドライブ装置のスレッ
    ド移送方法。
  8. 【請求項8】 前記スレッド移送の期間には、さらにフ
    ォーカスサーボもオフすることを特徴とする請求項7に
    記載の記録媒体ドライブ装置のスレッド移送方法。
  9. 【請求項9】 前記光学ピックアップの複数の所定位置
    において、フォーカスサーチを行う範囲を測定手段でそ
    れぞれ求め、 求めた複数の結果を前記複数の所定位置とそれぞれ関連
    付けながら記憶手段で記憶し、 前記スレッド移送の期間後に前記記録手段を参照して、
    現在のスレッド位置に対応するフォーカスサーチの範囲
    でフォーカスサーチを行うことを特徴とする請求項7ま
    たは請求項8に記載の記録媒体ドライブ装置のスレッド
    移送方法。
  10. 【請求項10】 前記スレッド移送の期間を終了する時
    間よりもフォーカスサーチを行うに実質的に必要な時間
    だけ前で、フォーカスサーチを行うことを特徴とする請
    求項7または請求項8に記載の記録媒体ドライブ装置の
    スレッド移送方法。
  11. 【請求項11】 前記スレッド移送期間を終了する時間
    よりもフォーカスサーチおよびフォーカスサーボを行う
    に実質的に必要な時間だけ前で、フォーカスサーチを行
    い、 その後にフォーカスサーボを行うことを特徴とする請求
    項7または請求項8に記載の記録媒体ドライブ装置のス
    レッド移送方法。
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