JP2002297221A - 治具作業管理方法 - Google Patents

治具作業管理方法

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JP2002297221A
JP2002297221A JP2001101829A JP2001101829A JP2002297221A JP 2002297221 A JP2002297221 A JP 2002297221A JP 2001101829 A JP2001101829 A JP 2001101829A JP 2001101829 A JP2001101829 A JP 2001101829A JP 2002297221 A JP2002297221 A JP 2002297221A
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Goichiro Maekawa
豪一郎 前川
Koichi Tsuneki
幸一 常木
Masayoshi Ozawa
征孝 小澤
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業中の回転テーブルを止めることなく、回
転テーブルに設置された不良治具を容易に特定し、不良
治具が存在する場合でも回転テーブルを止めることなく
継続して効率の良い作業を行う。 【解決手段】 回転テーブル1を利用して作業が行われ
た作業対象物の良/不良を判別し、作業対象物が不良と
判別された場合、不良と判別された作業対象物を保持し
ていた治具と関連させて、不良と判別された作業対象物
を排出した履歴を記録し、記録された各治具の履歴を参
照して、各治具の良/不良の状態を特定する。さらに、
不良とみなされた治具(不良治具)に対して、作業対象
物の供給や各作業位置での作業を行わないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の治具に保持
された作業対象物に対して行われる作業を管理する治具
作業管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】N分割された360°の回転テーブル上
の各割付角の位置に治具を設置して、回転テーブルが
(360/N)°だけ回転した場合、所定の時間だけ停
留することを繰り返す。一方、各割付角度の位置にはそ
れぞれ異なる作業を行う装置が配置されており、各割付
角度毎に設置された治具上のワーク(作業対象物)に対
して、それぞれ異なる作業を同時に行う。
【0003】図7は、従来の8分割された回転テーブル
の模式図であり、図2にその斜視図を示す。まず、部品
供給位置2に部品が供給され、回転テーブル1が反時計
回りに所定の角度だけ回転及び停留を繰り返すことによ
り、製造作業位置3で、例えば付属部品の供給やネジ留
めなどの作業が行われる。そして、検査作業位置4で、
製造作業位置3での製造工程により完成したワークに対
して、モニタによる観察やコンピュータによる検査処
理、電気伝導の測定などの検査工程を行う。その結果、
ワークの良/不良が判断され、ワーク状態メモリに記録
される。このワーク状態メモリ内に記録された情報に従
って、ワーク取出位置5から完成したワークが取り出さ
れるか、ワーク取出位置5での取り出しを行わず、不良
ワーク排出位置6から不良ワークが排出されるかを決定
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
回転テーブル上で不良ワークが出る場合、その原因は、
例えば治具がワークをきちんと保持できないなど、回転
テーブル上に設置されている治具が不良となっている場
合が多い。不良治具からは正常なワークが生産されず、
ただ不良ワークが生産されるのみとなる。したがって、
例えば8分割された回転テーブルの各割付角度に治具が
設置されている場合、8個のワークのうちの1つは不良
ワークとなってしまい、良品のワークの歩留まりが低下
してしまうことになるという問題があった。
【0005】さらに、回転テーブル上に設けられた複数
の治具のうち、どの治具が不良ワークを産み出す不良治
具であるかの特定をすぐに行うのが難しく、また、不良
治具の特定ができても、その不良治具の特定がなされる
までに多数の不良ワークが生産されてしまうことにな
り、回転テーブルを止めて不良治具を交換するなどの作
業を行うと、回転テーブルを長時間止めることになり、
ワークの生産量が少なくなってしまうばかりか、さら
に、製品生産作業における工程全体やそのワークに係る
製品の生産量にも影響を与えるという問題があった。
【0006】本発明は、上記問題に鑑み、回転テーブル
上に設置された治具が不良となった場合、その不良治具
を特定することを目的とする。また、回転テーブル上に
不良治具が存在しても、不良ワークを生産することな
く、良品のワークのみを生産し続けるようにすることを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の回転テーブルにおける作業管理方法は、周
上に設置された複数の治具を有する回転テーブルを利用
し、前記治具に作業対象物を供給して所定の角度だけ回
転及び停留を繰り返すことによって、前記治具に保持さ
れた前記作業対象物に対して、前記回転テーブルの周囲
に配置された作業位置で行われる作業を管理する治具作
業管理方法であって、前記作業の結果、前記作業対象物
の良/不良を判別する判別ステップと、前記判別ステッ
プで前記作業対象物が不良と判別された場合、前記不良
と判別された作業対象物を保持していた前記治具と関連
させて、前記不良と判別された作業対象物を排出した履
歴を記録する不良履歴記録ステップと、前記不良記録履
歴ステップで記録された前記履歴を参照して、前記複数
の治具のそれぞれの良/不良の状態を特定する不良治具
特定ステップとを有する構成となっている。この構成に
より、作業中の回転テーブルを止めることなく、回転テ
ーブルに設置された不良治具を容易に特定することが可
能となる。
【0008】また、本発明の回転テーブルにおける作業
管理方法は、前記不良履歴記録ステップで記録される前
記履歴として、前記複数の治具のそれぞれから前記不良
と判別された前記作業対象物が連続して排出される回数
を記録し、前記不良治具特定ステップで、前記不良と判
別された前記作業対象物が連続して排出される前記回数
が所定の回数に達した場合、その治具を不良治具とみな
す構成となっている。この構成により、作業中の回転テ
ーブルを止めることなく、所定の回数だけ連続して不良
品を排出した治具を不良治具と特定することが可能とな
る。
【0009】また、本発明の回転テーブルにおける作業
管理方法は、前記不良履歴記録ステップで記録される前
記履歴として、前記複数の治具のそれぞれから前記不良
と判別された前記作業対象物が排出される累積回数を記
録し、前記不良治具特定ステップで、前記不良と判別さ
れた前記作業対象物が排出される前記累積回数が所定の
回数に達した場合、その治具を不良治具とみなす構成と
なっている。この構成により、作業中の回転テーブルを
止めることなく、所定の回数だけ不良品を排出した治
具、すなわち、不良品を排出する頻度が高い治具を不良
治具と特定することが可能となる。
【0010】また、本発明における回転テーブルにおけ
る作業管理方法は、前記不良治具特定ステップで不良と
みなされた治具に対して、前記作業対象物の供給及び前
記作業を行わない構成となっている。この構成により、
各作業位置で不良治具を使用しないことによって、不良
ワークの排出を抑えながら、不良治具が存在する場合で
も回転テーブルを止めることなく継続して効率の良い作
業を行うことが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の回転
テーブルにおける作業管理方法に係る実施の形態を説明
する。本発明の回転テーブルにおける生産管理方法に用
いられる回転テーブル1の模式図を図1に示す。斜視図
としては、図2に示した従来の回転テーブル1と同一で
あり、部品供給位置2にワーク(作業対象物)が供給さ
れて、ワークに対して各作業位置で作業が行われる。こ
こで、部品供給位置2、製造作業位置3、検査作業位置
4、ワーク取出位置5、不良ワーク排出位置6などの各
作業位置に対して固定した番号〜を設定する。この
番号〜は、回転テーブル1上の各治具及びワークが
順次位置する絶対的回転位置(各作業位置であり、地面
などの静止部に対する位置)を示すために付与されたも
のであり、回転テーブル1の回転があっても変動しない
固定的なものである。例えば各治具に着目した場合、回
転テーブルが、反時計回りに所定の角度だけ回転及び停
留を繰り返すことにより、→、→のように、回
転テーブル1上の各治具は固定された番号の作業位置を
それぞれ移動する。
【0012】また、この回転テーブル1を管理するた
め、演算手段及び記憶手段を有するコンピュータを配置
する。この記憶手段のアドレスを用いて、治具の良/不
良を示す治具状態メモリと治具が排出した不良ワークの
数をカウントする不良ワーク生産カウンタとを用意す
る。
【0013】治具状態メモリは、例えばシフトレジスタ
を用いて、以下の構造にすることが可能である。図3
は、治具状態メモリの構造の一例を示す模式図である。
治具状態メモリは、各作業位置を識別する番号〜の
それぞれに対応した記録領域を有しており、番号〜
のそれぞれの作業位置に存在する治具の状態を記録す
る。例えば正常な治具を0、不良治具を1で表した場
合、番号に存在する治具が不良治具ならば、治具状態
メモリは図3の(a)に示す状態となる。回転テーブル
1が反時計回りに所定の角度だけ回転すると、各治具の
位置は→、→のように移動することになる。し
たがって、回転テーブル1の回転に従って、治具状態メ
モリに記録された治具の状態に記録された治具の状態は
それぞれ次の位置にシフトされて、治具状態メモリは図
3の(b)に示す状態となる。
【0014】また、図4は、不良ワーク生産カウンタの
状態の一例を示す模式図である。不良ワーク生産カウン
タは、各作業位置を識別する番号〜のそれぞれに対
応した記録領域、すなわち、治具のそれぞれに対応した
記録領域を有しており、番号〜のそれぞれの作業位
置に存在する治具が連続して排出した不良ワークの個数
を記録する。例えば番号に存在する治具が不良ワーク
を2個連続して排出しており、番号に存在する治具が
不良ワークを3個連続して排出しているならば、不良ワ
ーク生産カウンタは図4の(a)に示す状態となる。回
転テーブル1が反時計回りに所定の角度だけ回転する
と、各治具の位置は→、→のように移動するこ
とになる。したがって、治具状態メモリと同様、回転テ
ーブル1の回転に従って、治具状態メモリに記録された
治具の状態、及び、不良ワーク生産カウンタに記録され
た不良ワークの数はそれぞれ次の位置にシフトされて、
不良ワーク生産カウンタは図4の(b)に示す状態とな
る。
【0015】上記の治具状態メモリ及び不良ワーク生産
カウンタは一例であり、例えば各治具に識別番号を付与
して、何番の治具が不良治具であって何番の治具が何番
の作業位置に存在するかなどを記録することも可能であ
る。本発明は上記の一例に限定されず、不良治具がどの
作業位置に存在するか、治具が連続して何個の不良ワー
クを排出したかが判るように、作業位置と治具との相対
的な位置関係及び治具と不良ワークの個数との関係を記
録できるようなメモリ構造にすればよく、例えば、上記
の例とは逆に、各治具に関してその治具の情報を記録す
る記録領域を固定しておき、回転テーブル1が回転する
たびに、その作業位置の情報をシフトさせるようにする
ことも可能である。
【0016】次に、本発明の回転テーブルにおける作業
管理方法の動作について、説明する。図5は、本発明の
回転テーブルにおける作業管理方法の一実施の形態を説
明するためのフローチャートである。なお、ここでは連
続して所定の個数(不良ワークの連続生産許容個数)だ
け不良ワークを排出した治具を不良治具とみなす場合に
ついて説明する。すなわち、ワーク状態メモリはワーク
の良、不良を記録し、不良ワーク生産カウンタは、各治
具が何回連続して不良ワークを作ったかを記録するもの
である。なお、不良ワークの連続生産許容個数は、ワー
クの単価などに応じてあらかじめ設定されるもので、2
〜10に設定されるのが好ましい。
【0017】ステップS1において、治具状態メモリ及
び不良ワーク生産カウンタを初期化する。ここでは、回
転テーブル1に設置されている治具は全て正常であり、
まだ、不良ワークが排出されていないものとする。ステ
ップS3において、回転テーブル1が所定の角度だけ回
転した場合、治具状態メモリに記録された治具の状態、
及び不良ワーク生産カウンタに記録された不良ワークの
数をそれぞれ次の作業位置にシフトする。
【0018】ステップS5において、検査作業位置4で
ワークの検査が行われ、ワークの良/不良を判断する。
なお、部品供給位置2に部品が供給され始めた直後(検
査作業位置4にワークが到達するまで)はワークの検査
は行われず、したがって、治具の状態が不良と判断され
たり、不良ワークの数がカウントされたりすることもな
い。
【0019】ステップS5における検査作業位置4での
ワークの検査の結果、ワークが良品(不良ワークではな
い)と判断された場合、ステップS7において、良品の
ワークを生産した治具が存在する作業位置に対応する不
良ワーク生産カウンタ内の記録領域を初期化して、0に
戻す。すなわち、検査作業位置4でワークが正常である
と判断されるので、正常なワークを生産した治具に対応
する不良ワーク生産カウンタ内の不良ワークの連続生産
数が0となる。
【0020】一方、ステップS5における検査作業位置
4でのワークの検査の結果、不良ワークであると判断さ
れた場合、ステップS9において、不良ワークを生産し
た治具が存在する作業位置に対応する不良ワーク生産カ
ウンタ内の記録領域の値を1つ増加させる。すなわち、
不良ワークを生産した治具に対応する不良ワーク生産カ
ウンタ内の不良ワークの連続生産数を1つ増加させる。
さらに、ステップS11において、ステップS9で増加
された値が所定の値に達したか否かを判定する。すなわ
ち、不良ワークの連続生産数が所定の値に達したか否か
を判定する。
【0021】ステップS11で不良ワーク生産カウンタ
内の値が所定の値に達したと判定された場合、ステップ
S13において、治具状態メモリ内の不良ワークの連続
生産数が所定の値に達したと判断された治具が存在する
作業位置に対応する記録領域(すなわち、治具状態メモ
リ内の不良ワークの連続生産数が所定の値に達したと判
定された治具に対応する記録領域)に、その治具は不良
治具であることを記録する。すなわち、例えば不良治具
であるというフラグ「1」を記録する。
【0022】ステップS13で不良ワーク生産カウンタ
内の値が、所定の値と等しくなり、不良治具メモリに不
良であるという情報が記録された治具は、その後、すべ
ての作業位置での作業を中止し、ワークの生産に使用さ
れないようにする。すなわち、不良治具への部品の供給
や、不良治具でのその他の作業を一切中止する。そし
て、再び回転テーブルが所定の角度だけ回転した場合、
ステップS3に戻る。一方、ステップS11で不良ワー
ク生産カウンタ内の値が所定の値に達していないと判定
された場合には、そのままステップS3に戻り、再び上
記の過程を繰り返す。
【0023】その結果、例えば回転テーブル1上に8つ
の治具が存在する場合、不良治具が1つ存在しても、そ
の不良治具以外の他の7つの治具によるワークの生産は
継続して行われる。また、不良治具メモリにはどの治具
が不良治具であるかの情報が記録されているので、不良
治具の特定が容易となり、その後、不良治具の修理又は
交換にかかる時間が大幅に節約される。
【0024】上記のフローチャートでは、連続して所定
の個数だけ不良ワークを排出した治具を不良治具とみな
す場合に関して説明したが、この場合、ステップS7に
おける不良ワーク生産カウンタ内の記録領域の初期化を
行わず、また、所定の値として不良ワーク排出の累積許
容個数を設定して、ステップS9で不良ワークの累積個
数の比較を行う。これにより、1つの治具での不良ワー
ク排出の個数が所定の不良ワーク排出の累積許容個数に
達した場合、その治具を不良治具とみなすことが可能と
なる。
【0025】次に、実際に携帯電話の組立て工程及びE
CM(Electlet Condenser Microphone:エレクトレッ
ト・コンデンサ・マイクロフォン)測定工程で利用され
る回転テーブル1に関して、具体的に説明する。携帯電
話の組立て工程及びECM測定工程では、通常、回転テ
ーブル1が用いられている。携帯電話の組立て工程にお
いて、治具が不良となって予備の治具と交換する場合、
1分程度で治具の交換が可能であるが、予備の治具がな
い場合には、治具の発注及び治具の作成に通常2週間ほ
どの期間を要する。
【0026】また、図6は、ECM測定工程で回転テー
ブルに設置されるコンタクト部を示す模式図である。E
CM7と呼ばれる携帯電話などに使用される小型マイク
の通電、特性を測定するECM測定工程では、回転テー
ブル1上の各治具の設置位置には、治具として、コンタ
クトブロック8及びコンタクトピン9により構成される
コンタクト部10が設置されており、部品供給位置2か
らECM7が供給されることにより、このコンタクト部
10とECM7とが接合して、各作業位置で通電や特性
などの測定が行われる。コンタクト部10が不良になっ
た場合、コンタクト部10の修理又は交換には、最低で
も約1時間を要する。また、断線によってコンタクト部
10が不良になる頻度は月に1回程度、コンタクトピン
9が曲がることによってコンタクト部10が不良になる
頻度は2時間に1回程度である。
【0027】上記の携帯電話の組立て工程及びECM測
定工程における回転テーブル1の管理の際に、本発明の
回転テーブルにおける作業管理方法を用いれば、回転テ
ーブル1を止めることなく不良治具又は不良コンタクト
部を自動的に特定し、その不良治具又は不良コンタクト
部での一切の作業を中止することが可能となるので、不
良治具を特定するまでの時間を短縮し、不良治具を特定
するまでに排出される不良ワークの数を削減することが
できる。
【0028】特に、ECM測定工程で用いられているコ
ンタクト部10のように、回転テーブル1に設置されて
いる不良治具の交換に長時間を要する場合には、不良治
具の交換を行うために回転テーブル1を止めなくてもワ
ークの生産が継続可能であり、しかも、不良ワークの数
を削減することが可能となる効果が顕著となる。なお、
本発明の治具作業管理方法は、回転テーブルだけではな
く、複数の治具が周回ルート上を移動するベルトコンベ
ア装置などにも適用できる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、周上に
設置された複数の治具を有する回転テーブルを利用し、
前記治具に作業対象物を供給して所定の角度だけ回転及
び停留を繰り返すことによって、前記治具に保持された
前記作業対象物に対して、前記回転テーブルの周囲に配
置された作業位置で行われる作業を管理する治具作業管
理方法であって、前記作業の結果、前記作業対象物の良
/不良を判別する判別ステップと、前記判別ステップで
前記作業対象物が不良と判別された場合、前記不良と判
別された作業対象物を保持していた前記治具と関連させ
て、前記不良と判別された作業対象物を排出した履歴を
記録する不良履歴記録ステップと、前記不良記録履歴ス
テップで記録された前記履歴を参照して、前記複数の治
具のそれぞれの良/不良の状態を特定する不良治具特定
ステップとを有する構成としたことにより、作業中の回
転テーブルを止めることなく、回転テーブルに設置され
た不良治具を容易に特定することが可能になるというす
ぐれた効果を有する回転テーブルにおける作業管理方法
を提供することができるものである。
【0030】また、本発明は、前記不良履歴記録ステッ
プで記録される前記履歴として、前記複数の治具のそれ
ぞれから前記不良と判別された前記作業対象物が連続し
て排出される回数を記録し、前記不良治具特定ステップ
で、前記不良と判別された前記作業対象物が連続して排
出される前記回数が所定の回数に達した場合、その治具
を不良治具とみなす構成としたことにより、作業中の回
転テーブルを止めることなく、所定の回数だけ連続して
不良品を排出した治具を不良治具と特定することが可能
になるというすぐれた効果を有する回転テーブルにおけ
る作業管理方法を提供することができるものである。
【0031】また、本発明は、前記不良履歴記録ステッ
プで記録される前記履歴として、前記複数の治具のそれ
ぞれから前記不良と判別された前記作業対象物が排出さ
れる累積回数を記録し、前記不良治具特定ステップで、
前記不良と判別された前記作業対象物が排出される前記
累積回数が所定の回数に達した場合、その治具を不良治
具とみなす構成としたことにより、作業中の回転テーブ
ルを止めることなく、所定の回数だけ不良品を排出した
治具、すなわち、不良品を排出する頻度が高い治具を不
良治具と特定することが可能になるというすぐれた効果
を有する回転テーブルにおける作業管理方法を提供する
ことができるものである。
【0032】また、本発明は、前記不良治具特定ステッ
プで不良とみなされた治具に対して、前記作業対象物の
供給及び前記作業を行わない構成としたことにより、各
作業位置で不良治具を使用しないことによって、不良ワ
ークの排出を抑えながら、不良治具が存在する場合でも
回転テーブルを止めることなく継続して効率の良い作業
を行うことが可能になるというすぐれた効果を有する回
転テーブルにおける作業管理方法を提供することができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の治具作業管理方法に係る実施の形態の
8分割された回転テーブルの構成を示す模式図
【図2】回転テーブルの概略斜視図
【図3】治具状態メモリの記憶状態の一例を示す模式図
【図4】不良ワーク生産カウンタの状態の一例を示す模
式図
【図5】本発明の治具作業管理方法の不良治具特定まで
の流れの一実施の形態を説明するためのフローチャート
【図6】ECM測定工程で回転テーブルに設置されるコ
ンタクト部を示す模式図
【符号の説明】
【図7】従来の8分割された回転テーブルの模式図 1 回転テーブル 2 部品供給位置 3 製造作業位置 4 検査作業位置 5 ワーク取出位置 6 不良ワーク排出位置 7 ECM 8 コンタクトブロック 9 コンタクトピン 10 コンタクト部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小澤 征孝 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 3C030 DA02 DA15 3C100 AA57 BB19 BB27

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周上に設置された複数の治具を有する回
    転テーブルを利用し、前記治具に作業対象物を供給して
    所定の角度だけ回転及び停留を繰り返すことによって、
    前記治具に保持された前記作業対象物に対して、前記回
    転テーブルの周囲に配置された作業位置で行われる作業
    を管理する治具作業管理方法であって、 前記作業の結果、前記作業対象物の良/不良を判別する
    判別ステップと、 前記判別ステップで前記作業対象物が不良と判別された
    場合、前記不良と判別された作業対象物を保持していた
    前記治具と関連させて、前記不良と判別された作業対象
    物を排出した履歴を記録する不良履歴記録ステップと、 前記不良記録履歴ステップで記録された前記履歴を参照
    して、前記複数の治具のそれぞれの良/不良の状態を特
    定する不良治具特定ステップとを、 有する治具作業管理方法。
  2. 【請求項2】 前記不良履歴記録ステップで記録される
    前記履歴として、前記複数の治具のそれぞれから前記不
    良と判別された前記作業対象物が連続して排出される回
    数を記録し、前記不良治具特定ステップで、前記不良と
    判別された前記作業対象物が連続して排出される前記回
    数が所定の回数に達した場合、その治具を不良治具とみ
    なすことを特徴とする請求項1に記載の治具作業管理方
    法。
  3. 【請求項3】 前記不良履歴記録ステップで記録される
    前記履歴として、前記複数の治具のそれぞれから前記不
    良と判別された前記作業対象物が排出される累積回数を
    記録し、前記不良治具特定ステップで、前記不良と判別
    された前記作業対象物が排出される前記累積回数が所定
    の回数に達した場合、その治具を不良治具とみなすこと
    を特徴とする請求項1に記載の治具作業管理方法。
  4. 【請求項4】 前記不良治具特定ステップで不良とみな
    された前記治具に対して、前記作業対象物の供給及び前
    記作業を行わないことを特徴とする請求項1から3のい
    ずれか1つに記載の治具作業管理方法。
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Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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