JP2002296479A - カメラの鏡胴内電気接続構造 - Google Patents

カメラの鏡胴内電気接続構造

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JP2002296479A
JP2002296479A JP2001094542A JP2001094542A JP2002296479A JP 2002296479 A JP2002296479 A JP 2002296479A JP 2001094542 A JP2001094542 A JP 2001094542A JP 2001094542 A JP2001094542 A JP 2001094542A JP 2002296479 A JP2002296479 A JP 2002296479A
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shutter
space
electrical connection
camera
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Koichi Kato
浩一 加藤
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Fuji Photo Optical Co Ltd
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    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 狭いスペースの鏡胴内で、部品と干渉するこ
となく電気部品の配線の接続ができるように、後群レン
ズの周縁に形成した平坦部の外側に空間を形成するよう
に後群レンズのカム従動子を設けて、前群レンズと、後
群レンズとの間に空間を形成し、その空間内で電気的接
続を行なうようにした。 【解決手段】 カメラの固定筒2内に、回転しながら前
後方向に移動する移動筒4が配置される。移動筒4内に
は、先端に前群レンズL1、L2を含むシャッタ部8を
設けた直進筒16と、この直進筒16内をシャッタ部8
に対して、カム駆動される移動レンズ部32が配置され
る。移動レンズ部32は、下側に平坦部82を有する後
群レンズL3を有する。移動レンズ部32のカム従動子
48が、平坦部82の外側にシャッタ部8との間に空間
が形成されるように設けられる。シャッタ駆動部42の
電線98と、シャッタ部8のフレキシブル基板94との
電気接続部がこの空間内に配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラの鏡胴内電
気接続構造に関し、特に、ズームレンズを有するカメラ
のシャッタ部のセンサに接続される電気配線と、シャッ
タを開閉するよう駆動するシャッタ駆動部の電気配線と
を接続する、カメラの鏡胴内電気接続構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】カメラのシャッタを開閉するには、アク
チュエータ(シャッタ駆動部)によりシャッタ部内のシ
ャッタ羽根を駆動することが行われている。このアクチ
ュエータは、シャッタ部を構成する、光軸と略直交する
壁部の前側或いは後側に配置される。ズームレンズを有
するカメラの場合も同様である。アクチュエータがシャ
ッタ部の後側に配置された従来技術としては、特開昭6
3−208013号(特許第2649516号)が知ら
れている。この従来技術は、ズームレンズのついたカメ
ラであって、アクチュエータが、前群レンズと前群レン
ズに対して移動する後群レンズとの間に配置されてい
る。
【0003】一般的に、アクチュエータは、ソレノイド
のような部材であり、アクチュエータに電力を供給する
ための電気配線が鏡胴内で接続されている。
【0004】他方、シャッタ部には、鏡胴の繰り出し位
置を検出して、正確なシャッタ開度を得るための検知部
(センサ)があって、この検知部にカメラ本体側へ延び
る電気配線が接続されている。アクチュエータに電力を
供給するための電気配線と、シャッタ部からの電気配線
は、鏡胴内で接続されて電気接続部として形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ズームレンズを使用し
ている場合は、後群レンズがシャッタ部の方即ち前方に
移動するので、シャッタ部の後側に空間を確保しにくい
という問題がある。前述の従来技術では、レンズ径を小
さくしてシャッタ部の周辺部に空間を確保しているが、
レンズ径を大きくしようとすると、電気接続部、アクチ
ュエータを配置する空間を確保することが困難となる。
また、電気接続部、アクチュエータ等の電気部品が大き
い場合も、鏡胴内に配置する空間が確保できないという
問題がある。
【0006】本発明は、以上の点に鑑みてなされたもの
であり、本発明の目的は、鏡胴内の狭い空間内に電気接
続部、電気部品を配置することができるようにし、ズー
ムレンズを備えたカメラの小型化を可能にするカメラの
鏡胴内電気接続構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のカメラの鏡胴内
電気接続構造は、鏡胴内のシャッタ部と、このシャッタ
部に固定された前群レンズと、カム駆動されて前群レン
ズに対し光軸方向に移動する、複数のカム従動子を備え
た後群レンズとを備え、シャッタ部からカメラ本体側に
延びる電気配線とシャッタ部に取り付けられたシャッタ
駆動部の電気配線とが接続された電気接続部が鏡胴内に
位置する、カメラの鏡胴内電気接続構造において、後群
レンズは、この後群レンズの周縁に少なくとも1つの平
坦部を有し、平坦部側にあるカム従動子が平坦部の外側
に空間を形成するよう設けられ、後群レンズが前群レン
ズに光学的に最も接近した状態において前群レンズと後
群レンズの間に空間が確保され、電気配線が平坦部近傍
を通ってカメラ本体側に延びるとともに、電気接続部
が、空間内に配置されてなることを特徴とするものであ
る。
【0008】また、シャッタ部からの電気配線は、帯状
のフレキシブル回路基板であり、このフレキシブル回路
基板の空間に位置する部分にフレキシブル回路基板の長
手方向と交差する方向に突出する回路の延長部を設け、
この延長部を折り返して、シャッタ駆動部側に電極を有
する電気接続部としてもよい。
【0009】或いは、シャッタ部からの電気配線は、帯
状のフレキシブル回路基板であり、このフレキシブル回
路基板の空間に位置する部分に導体パッドを設け、この
導体パッドに一方のコネクタを接続するとともに、シャ
ッタ駆動部からの電気配線に他方のコネクタを接続し、
一方のコネクタと他方のコネクタを接続した電気接続部
を空間に配するようにしてもよい。
【0010】後群レンズが、シャッタ駆動部側の周縁に
他の平坦部を有し、シャッタ駆動部と、電気接続部が、
光軸を挟んで互いに反対側に配置されるよう構成しても
よい。
【0011】
【発明の効果】本発明の、カメラの鏡胴内電気接続構造
は、レンズに対し光軸方向に移動する後群レンズが、こ
の後群レンズの周縁に少なくとも1つの平坦部を有し、
平坦部側にあるカム従動子が平坦部の外側に空間を形成
するよう設けられ、後群レンズが前群レンズに光学的に
最も接近した状態において前群レンズと後群レンズの間
に空間が確保され、電気配線が平坦部近傍を通ってカメ
ラ本体側に延びるとともに、電気接続部が、空間内に配
置されるので、カメラの鏡胴内の狭いスペースにおいて
空間を確保することができ、その空間内で電気的接続を
行うことができ、カメラの小型化が可能となる。さらに
レンズに平坦部を形成したので、その近傍を電気配線が
通過することができ、ズーミング時に移動レンズが、電
気配線と干渉せずに、支障なく移動することが可能とな
る。
【0012】また、シャッタ部からの電気配線が、帯状
のフレキシブル回路基板であり、このフレキシブル回路
基板の空間に位置する部分にフレキシブル回路基板の長
手方向と交差する方向に突出する回路の延長部を設け、
この延長部を折り返して、シャッタ駆動部側に電極を有
する電気接続部とした場合は、確保された空間内に、小
さな電気接続部を得ることができるので、他の部品と干
渉する虞が一層少なくなる。
【0013】シャッタ部からの電気配線が、帯状のフレ
キシブル回路基板であり、このフレキシブル回路基板の
空間に位置する部分に導体パッドを設け、この導体パッ
ドに一方のコネクタを接続するとともに、シャッタ駆動
部からの電気配線に他方のコネクタを接続し、一方のコ
ネクタと他方のコネクタを接続した電気接続部を空間に
配するようにした場合は、コネクタのような大きさ、タ
イプの異なる多様な電気接続部でも空間に配置できる。
【0014】後群レンズが、シャッタ駆動部側の周縁に
他の平坦部を有し、シャッタ駆動部と、電気接続部が、
光軸を挟んで互いに反対側に配置されるよう構成した場
合は、比較的大きなシャッタ駆動部、電気接続部も空間
に配置することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の、カメラの鏡胴
内電気接続構造(以下、単に接続構造という)の好まし
い実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明
する。図1は、本発明の接続構造をを示すカメラの鏡胴
の部分断面図である。なお、説明にあたり、前方或いは
前側とは、カメラから見て、被写体(図示せず)のある
側をいう。
【0016】以下、図1を参照して説明する。カメラの
ボディ(図示せず)に固定された円筒形の固定筒2に
は、同様な円筒形の移動筒4が、鏡胴内のレンズL(L
1、L2、L3)の光軸6方向に沿って摺動可能に収納
されている。移動筒4内には、更にシャッタユニット即
ちシャッタ部8を有する直進筒16が配置されている。
直進筒16の後部には、略円板状の直進キーリング5が
ねじ(図示せず)により固定されている。直進キーリン
グ5は、中央に矩形の開口7を有し、撮影時にこの開口
7から光を結像側に通過させるようになっている。さら
に直進キーリング5には、キー9が上部に突設され、こ
のキー9が光軸6に沿って延びる固定筒2のキースロッ
ト(図示せず)内に収容されている。さらに、直進キー
リング5の周縁には、図示しない凸リブが形成され、こ
の凸リブが、固定筒2の対応する溝(図示せず)内を光
軸に沿って移動するようになっている。これによって、
直進筒16と直進キーリング5が一体となって固定筒2
内を移動可能となる。
【0017】移動筒4の後端部には、ギアリング即ちフ
ォーカスリング34が移動筒4と一体に回転するように
取り付けられている。フォーカスリング34の外周に
は、所定の範囲に亘って歯車(ギア)36が形成されて
いる。このギア36は、外側に形成されており、図示し
ないモータによって、複数のギアからなるギアトレイン
(図示せず)を介して回転するよう駆動され、その回転
で移動筒4が回転するようになっている。
【0018】固定筒2の内周面には螺旋溝10が形成さ
れている。他方、移動筒4の後端部の外周には、前述の
螺旋溝10と噛合するヘリコイドギア12が形成されて
おり、図示しないモータの駆動によって、移動筒4が回
転されると、ヘリコイドギア12と螺旋溝10との協働
作用により移動筒4が、回転しながら固定筒2から前方
に繰り出されるように、或いは後退するように移動す
る。
【0019】移動筒4の内面には、光軸6方向に延びて
移動筒4の後端に開放する直線溝14が所定個数形成さ
れている。直線溝14の先端には、内向きの環状突起2
0が形成されている。シャッタ部8は、円筒形の直進筒
16の前部に取り付けられている。シャッタ部8の外周
には、前述の直線溝14に対応する位置に突起18が形
成されている。直進筒16の外周には環状凹部22が形
成され、この環状凹部内22に、コイルばね24により
後方に付勢されたカム筒26が直進筒16の周りに回動
可能に配置されている。カム筒26は、直進筒16の外
周の所定箇所に光軸6方向に形成されたリブ(図示せ
ず)を有する。
【0020】直進筒16を移動筒4に取り付けるには、
直進筒16の突起18を直進溝14に位置合わせして、
突起18が環状突起20に当接するまで、直進筒16を
移動筒4に挿入する。この時、カム筒26のリブと、移
動筒4の内面に形成された対応する溝(図示せず)が係
合して、移動筒4の回転に同期してカム筒26が直進筒
16の周囲を回転することが可能となる。カム筒26の
内周面28には、螺旋形のカム溝30が形成されてお
り、このカム溝30には、後述する移動レンズユニット
(移動レンズ部)32が係合し、カム筒26が回転する
と、カム溝30により駆動されて、レンズユニット32
が光軸6に沿って移動するようになっている。移動レン
ズ部32の詳細については、後述する。
【0021】次にシャッタ部8について説明する。シャ
ッタ部8は、対向して互いにねじ止めにより固定される
2つの略円板状のシャッタ台、即ち壁部材38、40
と、夫々の壁部材38、40に固定されたレンズ(前群
レンズ)L1、L2と、シャッタ部8を作動させるソレ
ノイド(シャッタ駆動部)42とを有する。壁部材3
8、40は互いに一体に固定されたとき、内部に円板状
の空間即ちシャッタ室44が形成されるよう構成されて
いる。このシャッタ室44内には、図示しないシャッタ
羽根が配置される。
【0022】鏡胴内には、シャッタ部8の前側に電気的
に接続されたフレキシブル回路基板(FPC)(以下、
単に基板という)94がシャッタ部8の下側を通過し、
さらに、移動レンズ部32の下側を通ってカメラ本体1
側に延びている。この実施形態では、シャッタ部8と移
動レンズ部32の間に位置する電気配線即ち基板94の
部分に回路の導体パッド(電極)106(図5)が形成
され、この部分に一方のコネクタ(電気接続部)96
が、はんだ付により固定されている。このコネクタ96
には、ソレノイド42から延びる電線(電気配線)98
に接続された他方のコネクタ97(電気接続部)が嵌合
され、基板94に電気的に接続される。
【0023】ここで重要なことは、コネクタ96をシャ
ッタ部8と移動レンズ部32の間に配置するために、枠
体46の柱状突起(カム従動子)48が移動レンズ部3
2から後方にオフセットして形成されている点である。
これにより、柱状突起48を支持する枠体46の部分が
結像面側に後退させて形成できるので、シャッタ部8と
移動レンズ部32との間に、電気接続部としてのコネク
タ96を配置することが可能となる。
【0024】さらに、移動レンズ部32について、図2
乃至図4を合わせて参照して説明する。図2は、移動レ
ンズ部32を示し、図2(A)は、正面図、図2(B)
は、図2(A)のB−B線に沿った断面図、図3は、移
動レンズ部の背面図、図4は、移動レンズ部32に使用
されるレンズを夫々示す。図4(A)は、レンズ(後群
レンズ)L3の斜視図、図4(B)は平面図、図4
(C)は正面図を夫々示す。
【0025】移動レンズ部32は、樹脂製の枠体46
と、この枠体46にはめ込まれて固定されたレンズL3
を有する。枠体46は、その上下にカム従動子となる柱
状突起48を有する。この柱状突起48は、前述のカム
筒26のカム溝30に係合し、カム筒26の回転、即ち
移動筒4の回転によって光軸6に沿って移動するようカ
ム駆動される。枠体46が回転しないで直線的に移動す
るよう、直進筒16に光軸6方向に延びるスロット50
が形成され、前述の柱状突起48がこのスロット50内
を通過して、カム溝30に係合している。このため、枠
体46は、回転するカム溝30により駆動されても、ス
ロット50内を直進的に移動する。
【0026】枠体46は、直進筒16内に配置される外
形形状を有する略円板状を呈しており、また、枠体46
の中央部には矩形開口60を有する台62が一体に成形
されている。この矩形開口62は、レンズL3を通る光
を通過させるためのものである。前述の柱状突起48
は、図2および図3において、上側に1個、下側に2個
が略等間隔に枠体46と一体に成形されている。但し、
図2(B)の柱状突起48のうち下側のものは、光軸6
方向の位置を示すために、仮想的に図示したものであ
る。枠体46の外周には、上側に2カ所、下側に1カ所
の円弧状凹部64が形成されているが、これは直進キー
リング5を直進筒16にねじ止めするねじ台座(図示せ
ず)の逃げとなる。
【0027】枠体46は、前述の矩形開口60に連通す
る凹部66を、枠体46の後部に有する。凹部66は、
両側が円弧状、上下が平坦な形状に形成されている。こ
の凹部66を構成する上下の平坦な壁部68、70、7
2に隣接して、上下2つづつ、計4つの係止アーム74
が背面側に突設されている。係止アーム74は先端にレ
ンズL3を固定するための係止爪73を有する。
【0028】次に、この凹部66に取り付けられるレン
ズL3について説明する。レンズL3は、図4に最もよ
く示すように、円形の凹レンズの上下をカットした形状
に成形されている。このような形状になった理由は、フ
ィルム結像面が左右方向に長く、上下方向に短いので、
撮影に寄与しない上下部分についてはカットしたためで
ある。レンズL3の上下には、平坦部80、82が形成
されている。レンズL3は、その後側に曲率半径の大き
い凹面84が形成されたベース部85を有し、前側に、
レンズL3の外周より小さい略相似形の曲率半径の小さ
い凹面86が段部88、90を経て一体に成形された凸
部87を有する。
【0029】レンズL3の外形形状は、前述の凹部66
に着座する形状になっている。レンズL3を枠体46の
凹部66にはめ込むと、係止アーム74の係止爪73に
より係止され、枠体46に固定される(図2(B)、図
3)。枠体46の外周には、前述の円弧状凹部64の他
に、レンズL3の平坦部82の側即ち下側に逃げ部92
が形成されている。この逃げ部92は、前述の基板94
を通過させるためのものである。逃げ部92は、レンズ
L3に下側の平坦部82を形成したことにより、枠体4
6に形成することが可能となった。
【0030】図2(B)から判るように、柱状突起48
がレンズL3の平坦部82近傍で、結像面側に後退する
よう形成されているので枠体46の台62下部には、図
中Sで示すように空間が形成される。即ち、柱状突起4
8を後方にオフセットして形成したので、柱状突起48
を支持する枠体46の部分も後方に後退させることがで
き、これにより枠体の前方に空間Sが形成可能となる。
換言すると、カム従動子48は、平坦部82の外側に空
間Sを形成するように形成されている。また、レンズL
3が、凸部87に同様な平坦部81、83を有するの
で、枠体46の形状をこの平坦部81、83の形状に合
わせて形成できるので、さらに下方に空間Sを増大する
ことができる。
【0031】移動筒4の前端部には、レンズL(L1、
L2、L3)を保護するために、バリア54を含むカバ
ー部材52が取り付けられ、移動筒4と共に回転しなが
ら移動するが、これらについての詳細な説明は省略す
る。
【0032】次に、図5を参照して、前述の基板94の
詳細について説明する、図5は、シャッタ部8と、この
シャッタ部8に電気的に接続された基板94を示す展開
図である。基板94は、帯状であり、プリント配線(回
路)100が基板94の長手方向に沿って略平行に配設
されている。この基板94の先端部の電極即ち導体パッ
ド102は、シャッタ部8の電極(導体パッド)104
にはんだ付けされて接続されている。電極104は、壁
部材38の外周に沿って部分的に形成された円弧状をし
ており、複数のセクションに分割されている。この電極
104には、前述の移動筒4に取り付けられた位置検出
のための接触片(図示せず)が、移動筒4の回転により
相対的に摺動してレンズの繰り出し位置が検出される。
即ち、これらの接触片および電極104がセンサとな
る。
【0033】基板94の側部には、導体パッド106が
形成されている。基板94は折曲部95で、紙面の向こ
う側に折り曲げられて、シャッタ部8が鏡胴内に取付け
られたときに、基板84がカメラ本体1側に延びるよう
になっている。この導体パッド106にコネクタ96が
取り付けられる。ソレノイド42からの電線98(図
1)は、他方のコネクタ97に接続されている。コネク
タ97はコネクタ96に接続されることにより、ソレノ
イド42はカメラ本体1側に電気的に接続される。
【0034】次に図6に、鏡胴内に位置するコネクタ9
6、97を図1の矢印V6で示す方向から見た状態を示
す。この図6には、直進筒16内でソレノイド42から
延びる電線98が、レンズL2を避けてコネクタ97に
延びているのが明瞭に示されている。基板94は直進筒
16の内面に沿って配置されているのが示されている。
前述の移動レンズ部32の逃げ部92の下に、基板94
が位置しているのが判る。
【0035】次に、本発明の他の実施形態について、図
7および図8を参照して説明する。図7は、シャッタ部
8に電気的に接続された他の実施形態の基板150を示
す図5と同様な展開図である。なお説明にあたり、先の
実施形態と同じ部品については、同じ参照番号を付して
説明する。他の実施形態においては、シャッタ部8は図
5のものと同じであり、基板150のみが相違する。基
板150は、その側縁149から基板150の長手方向
と交差する方向に回路の延長部(電気接続部)152を
一体に有している。延長部152には導体パッド(電
極)154が形成されている。この導体パッド154
は、基板150上で、壁部材38側の導体パッド102
と同じ側(紙面の手前側)に形成されている。通常、基
板上に複数の導体パッドを設ける場合、同じ側即ち面に
形成した方が安価にできるので、本実施形態においても
この方法を採用している。
【0036】この実施形態の場合、ソレノイド42の電
線98(図1)は、導体パッド154にはんだ付けされ
て接続されるので、延長部152は、156で示した折
曲部でセメンの向こう側に折り曲げられ、重なったとこ
ろで接着剤により基板150に接着され固定される。ま
た、基板150の主部151は、153で示す折曲部で
紙面の向こう側に折り曲げられる。そうすることによ
り、導体パッド154は、ソレノイド42に面するの
で、電線98を導体パッド154に容易にはんだ接続で
きる。このときのはんだ接続部(電気接続部)が鏡胴内
に配置された状態を図8に示す。
【0037】図8は、他の実施形態の電気接続部を示す
図6と同様な図である。図8には折曲部156で折り曲
げられた基板150に電線98が接続されている状態が
明瞭に示されている。この実施形態においても、基板1
50は、逃げ部92の下に位置しているのが判る。
【0038】なお、本発明の接続構造は、ズームレンズ
を備えたカメラであれば各種のカメラに用いることがで
き、特定のカメラに限定されるものでないことは勿論で
あり、例えば、IX240を使用するAPSカメラや、
135カメラ、ブローニーフィルムを用いる645サイ
ズのカメラ等に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、カメラのレンズ鏡胴内電気接続構造
を示す、カメラの鏡胴の部分断面図
【図2】図1中の移動レンズ部を示し、(A)は、正面
図、(B)は図2(A)のB−B線に沿った断面図を示
す。
【図3】図2の移動レンズ部の背面図
【図4】移動レンズ部に使用されるレンズを示し、
(A)は、レンズの斜視図、(B)は平面図、(C)は
正面図を夫々示す。
【図5】シャッタ部とこのシャッタ部に電気的に接続さ
れた基板を示す展開図
【図6】鏡胴内に位置するコネクタを、図1の矢印V6
で示す方向から見た図
【図7】シャッタ部に電気的に接続された他の実施形態
の基板を示す、図5と同様な展開図
【図8】図7に示す他の実施形態の電気接続部を示す図
6と同様な図
【符号の説明】
1 カメラ本体 6 光軸 8 シャッタ部 32 移動レンズ部 42 シャッタ駆動部(ソレノイド) 48 カム従動子(柱状突起) 80、82 平坦部 94、150 電気配線(フレキシブル回路基板) 96 一方のコネクタ 97 他方のコネクタ 98 電気配線(電線) 106、154 電極(導体パッド) 152 延長部 L1、L2 前群レンズ L3 後群レンズ S 空間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鏡胴内のシャッタ部と、該シャッタ部に
    固定された前群レンズと、カム駆動されて前記前群レン
    ズに対し光軸方向に移動する、複数のカム従動子を備え
    た後群レンズとを備え、前記シャッタ部からカメラ本体
    側に延びる電気配線と前記シャッタ部に取り付けられた
    シャッタ駆動部の電気配線とが接続された電気接続部が
    前記鏡胴内に位置する、カメラの鏡胴内電気接続構造に
    おいて、 前記後群レンズは、該後群レンズの周縁に少なくとも1
    つの平坦部を有し、該平坦部側にある前記カム従動子が
    該平坦部の外側に空間を形成するよう設けられ、前記後
    群レンズが前記前群レンズに光学的に最も接近した状態
    において前記前群レンズと前記後群レンズの間に空間が
    確保され、 前記電気配線が前記平坦部近傍を通って前記カメラ本体
    側に延びるとともに、前記電気接続部が、前記空間内に
    配置されてなることを特徴とする、カメラの鏡胴内電気
    接続構造。
  2. 【請求項2】 前記シャッタ部からの前記電気配線が、
    帯状のフレキシブル回路基板であり、該フレキシブル回
    路基板の前記空間に位置する部分に前記フレキシブル回
    路基板の長手方向と交差する方向に突出する回路の延長
    部を設け、該延長部を折り返して、前記シャッタ駆動部
    側に電極を有する前記電気接続部としたことを特徴とす
    る請求項1記載のカメラの鏡胴内電気接続構造。
  3. 【請求項3】 前記シャッタ部からの前記電気配線が、
    帯状のフレキシブル回路基板であり、該フレキシブル回
    路基板の前記空間に位置する部分に導体パッドを設け、
    該導体パッドに一方のコネクタを接続するとともに、前
    記シャッタ駆動部からの前記電気配線に他方のコネクタ
    を接続し、前記一方のコネクタと前記他方のコネクタを
    接続した前記電気接続部を前記空間に配したことを特徴
    とする請求項1記載のカメラの鏡胴内電気接続構造。
  4. 【請求項4】 前記後群レンズが、前記シャッタ駆動部
    側の周縁に他の平坦部を有し、前記シャッタ駆動部と、
    前記電気接続部が、光軸を挟んで互いに反対側に配置さ
    れてなることを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項
    記載のカメラの鏡胴内電気接続構造。
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