JP2002296117A - 撮像素子 - Google Patents

撮像素子

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JP2002296117A
JP2002296117A JP2001098574A JP2001098574A JP2002296117A JP 2002296117 A JP2002296117 A JP 2002296117A JP 2001098574 A JP2001098574 A JP 2001098574A JP 2001098574 A JP2001098574 A JP 2001098574A JP 2002296117 A JP2002296117 A JP 2002296117A
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diffraction limit
film
thermoelectric
support leg
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JP2001098574A
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English (en)
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Keitaro Shigenaka
圭太郎 重中
Yoshinori Iida
義典 飯田
Naoya Mashio
尚哉 真塩
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感度波長以下のピッチで画素が配列されても
高感度な撮像素子を提供する。 【解決手段】 X−Yマトリクス状に配列された複数の
凹部、凹部のそれぞれの内部に収納された複数の活性層
i-1,j-1,Ai-1,j,Ai-1,j+1,Ai,j-1,Ai, j,A
i,j+1からなる撮像素子である。凹部は、感度波長の回
折限界値以下のピッチで配列されているが、複数の活性
層Ai-1,j-1,Ai-1,j,Ai-1,j+1,Ai,j-1,Ai,j
i,j+1,・・・・・は、3つの矩形を重ね合わせた変形8角
形である。この変形8角形は、最長寸法として、回折限
界値以上の対角線長を有する。第1支持脚21は、複数
の熱電変換部のそれぞれとビット線Bi-1,Bi
i+1,・・・・・とを接続している。第2支持脚22は、複
数の熱電変換部のそれぞれとワード線Wj-1,Wj,W
j+1,・・・・・のそれぞれとを接続している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冷却装置を必要とし
ない撮像素子に関する。
【0002】
【従来の技術】HgxCd1-xTe等の冷却装置を必要と
する赤外線イメージセンサに対して、最近、冷却装置を
必要としない熱型赤外線イメージセンサが注目を浴びて
いる。この熱型赤外線イメージセンサは、マイクロマシ
ニング技術を用いた酸化バナジウムのボロメータ型や、
チタン酸バリウムストロンチウム(BaxSr1-xTi
3:BST)の焦電型のものが製品化されている。こ
れらの製品は赤外線を吸収して温度を上昇させる感熱部
とこの感熱部をSi基板31と熱的に分離するための支
持脚、画素を選択するためのX,Yのアドレス線によっ
て構成されている。これまでは軍事目的等感度を必要と
する目的に作られていたため、1画素の大きさは1辺が
約30μmから50μmの長方形をしていた。しかし、
特殊な材料を使用することなくSiの集積回路と同じ製
造方法で作製することが可能になったことから、低価格
の赤外線イメージセンサが得られる可能性がでてきた。
Siの集積回路はチップ面積で決まると言われているこ
とと、赤外線イメージセンサでは光学系に使用するレン
ズやフィルターが非常に高価であるためイメージエリア
を小さくすることは赤外線イメージセンサ価格を飛躍的
に低下させる効果をもたらす。
【0003】図17に、画素のピッチ10μmの従来の
赤外線イメージセンサ(熱型赤外線撮像素子)を示す。
図17に示す画素が、10μm×10μmのピッチで3
20×240画素並んでいる。この熱型赤外線撮像素子
の画素は、Si基板31と熱的に分離するために形成し
た中空構造とpn接合が形成された単結晶シリコン活性
領域或いはボロメータ材料で形成された活性層Ai,j
その活性層Ai,jの底面と側面を覆うシリコン酸化膜
(SiO膜)領域からなっている。又活性層Ai, j
上にシリコン酸化膜とシリコン窒化膜(Si34膜)を
それぞれ1.5μmと0.5μm積層した赤外線吸収層
が形成されている。基板から感熱素子部を機械的に支持
するための支持脚23,24が2本あり、この支持脚2
3,24の中には感熱素子部の活性層Ai,jで生じた信
号を処理回路に導くための電気配線が形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図17に示す10μm
×10μmのピッチで画素を配列した従来の熱型赤外線
撮像素子の場合、X−Yアドレス線(ビット線Bi及び
ワード線Wj)と支持脚23,24のスペースを除くと
受光部の大きさは7μm×7μmとなり、感熱部の最大
長、即ち対角線の長さが約10μmとなる。
【0005】図4は、従来の熱型赤外線撮像素子に、感
度波長8〜12μm帯の赤外線を入射して赤外線の吸収
率を測定した結果を示す図である。2点鎖線で示す50
μm×50μmの画素ピッチ(受光部は47μm×47
μm)のものと比較すると、図17に破線で示す受光部
の大きさが7μm×7μmの熱型赤外線撮像素子では、
波長10μm〜12μmの範囲で、赤外線の吸収率が低
下しているのが分かる。感度波長を8〜12μmの熱線
(遠赤外線)とすると、回折限界値は10.6μm〜1
6μmであるため、10μm×10μmのピッチで画素
を配列した熱型赤外線撮像素子では、特に長波長側での
感度が低下する問題があることが分かる。
【0006】更にX−Yアドレス線で区切られる画素の
ピッチは10μm×10μmにしておき、図18に示す
ように、支持脚23,24と熱電変換部γi,jを形成し
その熱電変換部γi,jの上に、熱電変換部γi,jよりも面
積の大きな光を熱に変換する光熱変換部δi,jを配置す
る構造にした場合は、光熱変換部δi,jの面積は隣の画
素との間隔(約1μm)を差し引いた9μm×9μmの
面積となる。この場合の光熱変換部δi,jの最大長は対
角線となっており約12.7μmになっている。この場
合8〜9.5μmまでの波長の赤外線は十分吸収する
が、9.5〜12μmの赤外線の吸収率が低下する。
【0007】この様に、従来は画素ピッチが微細化さ
れ、感度波長の光学的回折限界値以下になると、十分な
感度が得られる小型赤外線撮像素子はなかった。
【0008】上記問題点を鑑み、本発明は画素ピッチ
を、感度波長の光学的回折限界値以下に微細化しても、
十分な感度が得られる小型の撮像素子を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の特徴は、複数の凹部を周期的に配列
した基体、この基体の表面において凹部の配列方向に沿
って設けられたビット線、このビット線に垂直方向で凹
部のそれぞれに対応して設けられた複数のワード線、凹
部のそれぞれの内部に中空状態で第1支持脚と第2支持
脚により基体に支持された複数の熱電変換部、この複数
の熱電変換部のそれぞれに接して配置された光熱変換
部、第1支持脚を通り複数の熱電変換部のそれぞれとビ
ット線とを接続する第1の電気配線、第2支持脚を通り
複数の熱電変換部のそれぞれとワード線のそれぞれとを
接続する第2の電気配線とからなる撮像素子であること
を要旨とする。ここで、複数の凹部は、感度波長の回折
限界値以下のピッチで周期的に配列されている。一方、
複数の熱電変換部は、複数の矩形を合成することによ
り、変形多角形を構成し、回折限界値以上の対角線長を
有する平面形状としている。つまり、変形多角形を構成
する要素となる単独の矩形は、回折限界値以下のピッチ
で周期的に配列されていても、変形多角形を構成する他
の要素となる他の矩形との間にずれがあるので、回折限
界値以上の対角線長を実現できる。光熱変換部は、複数
の熱電変換部の上部にこの複数の熱電変換部と実質的に
同一の形状で配置されている。
【0010】本発明の第1の特徴に係る撮像素子は、複
数の矩形を合成した変形多角形を用いることにより、光
熱変換部と熱電変換部とからなる活性層を感度光の入射
方向から見た場合の形状が、感度波長における光学系の
回折限界値以上とすることが可能なので、回折限界値以
下のピッチで周期的に画素(ピクセル)を配列しても、
回折限界値以上のピッチで配列した撮像素子と同様な感
度を実現出来る。このため、画素ピッチを、感度波長の
光学的回折限界値以下に微細化しても、十分な感度が得
られる撮像素子を提供することが出来る。
【0011】本発明の第1の特徴において、感度波長の
回折限界値以下のピッチで、ビット線をワード線と直交
して複数本配列することにより、ビット線及びワード線
とからなるX−Yマトリクスを構成し、このX−Yマト
リクスに対応して複数の凹部及び複数の熱電変換部をマ
トリクス状に配列すれば、2次元センサ(エリアセン
サ)として機能する。しかし、ビット線を1本のままと
して、1次元センサ(ラインセンサ)としても良い。
【0012】特に、感度波長を8〜12μmとする熱型
赤外線撮像素子に本発明は好適である。本発明の第1の
特徴に係る「光熱変換部」は、例えば、シリコン酸化
膜、このシリコン酸化膜の上部のシリコン窒化膜とから
なる複合膜で構成すれば良い。
【0013】本発明の第2の特徴は、複数の凹部を周期
的に配列した基体、この基体の表面において凹部の配列
方向に沿って設けられたビット線、このビット線に垂直
方向で凹部のそれぞれに対応して設けられた複数のワー
ド線、凹部のそれぞれの内部に中空状態で、第1支持脚
と第2支持脚により基体に支持された複数の熱電変換
部、この複数の熱電変換部のそれぞれに接して配置され
た光熱変換部、第1支持脚を通り複数の熱電変換部のそ
れぞれとビット線とを接続する第1の電気配線、第2支
持脚を通り複数の熱電変換部のそれぞれとワード線のそ
れぞれとを接続する第2の電気配線とからなる撮像素子
である点では、本発明の第1の特徴と共通する。又、本
発明の第1の特徴と同様に、複数の凹部は感度波長の回
折限界値以下のピッチで周期的に配列されている。しか
し、凹部のそれぞれの内部に中空状態で収納された複数
の熱電変換部は、回折限界値以上の対角線長を有する平
面形状である必要はない。その代わり、光熱変換部が凹
部の定義する平面領域の範囲を超える領域まで延びる
(オーバーハングする)ことにより、回折限界値以上の
辺長若しくは対角線長を実現した平面形状を有する点が
本発明の第1の特徴とは異なる。
【0014】本発明の第2の特徴に係る撮像素子は、オ
ーバーハング構造により光熱変換部を感度光の入射方向
から見た場合の形状が、感度波長における光学系の回折
限界値以上と出来るので、回折限界値以下のピッチで周
期的に熱電変換部を配列しても、回折限界値以上のピッ
チで画素を配列した撮像素子と同様な感度を実現出来
る。
【0015】本発明の第2の特徴において、第1の特徴
と同様に、感度波長の回折限界値以下のピッチで、ビッ
ト線をワード線と直交して複数本配列することにより、
ビット線及びワード線とからなるX−Yマトリクスを構
成し、このX−Yマトリクスに対応して複数の凹部及び
複数の熱電変換部をマトリクス状に配列すれば、2次元
センサ(エリアセンサ)として機能することは勿論であ
る。2次元センサの場合は、上述した「凹部の定義する
平面領域の範囲を超える領域まで延びる」とは、光熱変
換部の平面パターンの一部が、隣接する画素の熱電変換
部の上部に重畳することになる。1次元センサの場合
は、「凹部の定義する平面領域の範囲を超える領域まで
延びる」とは、1次元センサの配列する方向とは直交す
る領域に、光熱変換部の平面パターンが延びることも可
能になるので、その一部が隣接する画素の熱電変換部の
上部に重畳する場合のみに限定されないことに留意すべ
きである。即ち、1次元センサの場合は、「凹部の定義
する平面領域の範囲を超える領域まで延びる」とは、1
次元センサの配列する方向とは直交する領域に位置する
シフトレジスタ等の周辺回路領域の上部に、光熱変換部
の平面パターンの一部が延びる形状でも良い。
【0016】そして、第1の特徴と同様に、感度波長を
8〜12μmとする熱型赤外線撮像素子に適用すること
が好ましい態様の一つである。又、本発明の第2の特徴
に係る「光熱変換部」は、シリコン酸化膜、このシリコ
ン酸化膜の上部のシリコン窒化膜とからなる複合膜で構
成可能である点も、第1の特徴と同様である。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して、本発明の
第1乃至第3の実施の形態を説明する。以下の図面の記
載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符
号を付している。但し、図面は模式的なものであり、厚
みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のも
のとは異なることに留意すべきである。したがって、具
体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきも
のである。又図面相互間においても互いの寸法の関係や
比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
【0018】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態に係る撮像素子は、図1に示すように、複数の凹
部を周期的に配列した基体、この基体の表面において凹
部の配列方向に沿って設けられた複数のビット線
i-1,Bi,Bi+1,・・・・・、この複数のビット線
i-1,Bi,Bi+1,・・・・・に垂直方向で凹部のそれぞれ
に対応して設けられた複数のワード線Wj-1,Wj,W
j+1,・・・・・、凹部のそれぞれの内部において、第1支持
脚21と第2支持脚22により中空状態で基体に支持さ
れた複数の熱電変換部、この複数の熱電変換部のそれぞ
れに接して配置された光熱変換部、第1支持脚21を通
り複数の熱電変換部のそれぞれとビット線Bi-1,Bi
i+1,・・・・・とを接続する第1の電気配線21、第2支
持脚22を通り複数の熱電変換部のそれぞれとワード線
j-1,Wj,Wj+1,・・・・・のそれぞれとを接続する第2
の電気配線22とからなる。ここで、ビット線Bi-1
i,Bi+1,・・・・・及びワード線Wj-1,Wj,Wj+1,・・
・・は、それぞれ感度波長の回折限界値以下のピッチで配
列され、X−Yマトリクスを構成している。そして、複
数の凹部は、このX−Yマトリクスに対応して、感度波
長の回折限界値以下のピッチで周期的に配列されてい
る。
【0019】それぞれの凹部の内部において、熱電変換
部と光熱変換部とのペアでX−Yマトリクス状に配列さ
れた活性層Ai-1,j-1,Ai-1,j,Ai-1,j+1,Ai,j-1
i, j,Ai,j+1,・・・・・が構成されている。即ち、これ
らの複数の活性層Ai-1,j-1,Ai-1,j,Ai-1,j+1,A
i,j-1,Ai,j,Ai,j+1,・・・・・は、図1に示すように、
複数の矩形を合成した多角形(8角形)を構成し、回折
限界値以上の対角線長を有する平面形状を実現してい
る。そして、この複数の矩形を合成した多角形の平面形
状を有する複数の活性層Ai-1,j-1,Ai-1,j,A
i-1,j+1,Ai,j-1,Ai,j,Ai,j+1,・・・・・がX−Yマ
トリクス状に配列された複数の凹部の内部に収納されて
いる。したがって、熱電変換部及びこの熱電変換部の上
部の光熱変換部は、それぞれ、これらの複数の活性層A
i-1,j-1,Ai-1,j,Ai-1,j+1,Ai,j-1,A i,j,A
i,j+1,・・・・・と実質的に同一の形状で配置されているこ
とになる。第1支持脚21は、複数の熱電変換部のそれ
ぞれとビット線Bi-1,Bi,Bi+1,・・・・・とを接続して
いる。又、第2支持脚22は、複数の熱電変換部のそれ
ぞれとワード線Wj-1,Wj,Wj+1,・・・・・のそれぞれと
を接続している。
【0020】図2は、これら複数の活性層Ai-1,j-1
i-1,j,Ai-1,j+1,Ai,j-1,Ai, j,Ai,j+1,・・・・・
のうちの単一の活性層Ai,jに着目し、赤外線入射方向
から見た寸法を詳細に示す平面図である。3つの矩形を
組み合わせた変形8角形の平面形状を採用することによ
り、活性層Ai,jが回折限界値以上の最大寸法、即ち最
大寸法となる対角線長を有することが分かる。図2で
は、10μm×10μmのピッチで画素が配列されてい
るが、変形8角形の要素となる矩形の間のずれ(距離)
が加わるので、受光部となる活性層Ai,jの最大寸法を
与える対角線の長さを、約13μm以上とすることが可
能である。
【0021】図3は、図2のA−A方向に沿った階段断
面図で、活性層Ai,jが、凹部の内部に中空状態で収納
されていることが示されている。この中空構造は、活性
層A i,jをSi基板31及びSi基板31の上部の下地
酸化膜32から熱的に分離するために形成されている。
熱電変換部は、不純物をドープしたポリシリコンからな
るボロメータ材料41で構成されている。ボロメータ材
料41の底面と側面をシリコン酸化膜からなる鞘層35
が覆っている。ポリシリコンからなるボロメータ材料4
1以外に、pn接合が形成された単結晶シリコンで構成
しても良い。或いは、ボロメータ材料41として、酸化
バナジウム(VO2)、チタン(Ti)、アモルファス
シリコン等が採用可能である。
【0022】ボロメータ材料41で構成された熱電変換
部の上には、シリコン酸化膜33、このシリコン酸化膜
33の上部のシリコン窒化膜34とからなる複合膜で構
成された光熱変換部(赤外線吸収層)42が配置されて
いる。光熱変換部(赤外線吸収層)42は、熱電変換部
41と実質的に同一の形状で配置されている。シリコン
酸化膜33の厚さは、1.5μmで、シリコン窒化膜3
4の厚さは0.5μmである。
【0023】図3に示すように、第1支持脚21及び第
2支持脚22は、活性層Ai,jをSi基板31及びSi
基板31の上部の下地酸化膜32に対して機械的に支持
している。そして、同時に、第1支持脚21の内部に
は、熱電変換部41をビット線Biと接続する第1の電
気配線として機能する第1の配線層51を有する。又、
第2支持脚22の内部には、熱電変換部41とワード線
jとを接続する第2の電気配線として機能する第2の
配線層52を有する。第1及び第2の配線層51、52
は、タングステン(W)、チタン(Ti)、コバルト
(Co)、モリブデン(Mo)等の高融点金属、これら
のシリサイド(WSi,TiSi,CoSi,M
oSi)等、或いはこれらのシリサイドを用いたポリ
サイドで構成しても良い。第1及び第2の配線層51、
52により、ボロメータ材料41で構成された熱電変換
部で生じた信号が処理回路に導かれる。
【0024】図4は、本発明の第1の実施の形態に係る
撮像素子の画素に対して、感度波長8〜12μm帯の赤
外線を入射して赤外線の吸収率を測定した結果を、従来
の熱型赤外線撮像素子に対する結果と共に示す図であ
る。いずれも、支持脚の長さを同じにして測定して比較
している。2点鎖線で示す50μm×50μmの画素ピ
ッチ(受光部は47μm×47μm)のものと比較する
と、受光部の大きさが7μm×7μmの従来の熱型赤外
線撮像素子では、波長10μm〜12μmの範囲で、赤
外線の吸収率が低下しているのが分かる。一方、本発明
の第1の実施の形態に係る撮像素子では、50μm×5
0μmの画素の従来の熱型赤外線撮像素子と比較すると
8〜12μmの波長全般に渡り、吸収率が約80%にな
ってはいるものの、 7μm×7μmの正方形の画素と
比較すると、感度波長領域に渡り積分した値で約60%
改善していることが分かる。
【0025】図5〜図8を用いて、本発明の第1の実施
の形態に係る撮像素子の製造方法を説明する。
【0026】(イ)まず、Si基板31として、0.1
〜3Ωcm程度の(100)面を主表面とするp型シリ
コンウェハを用意する。このSi基板31の主表面にシ
フトレジスタやセンス増幅器等の撮像素子の周辺回路を
形成する。これは通常の標準的なMOS集積回路の製造
方法によれば良い。詳細は省略するが、反転防止層(チ
ャネルストップ領域)、素子分離領域等を形成した後、
ゲート酸化膜74を形成する。この際Vth制御イオン
注入を加えても良い。次に、ゲート酸化膜74の上の全
面にCVD法によりポリシリコン膜を400nm程度堆
積する。フォトリソグラフィー技術によりパターニング
されたフォトレジスト膜をポリシリコン膜上に形成す
る。そして、このフォトレジスト膜をマスクとして、図
5(a)に示すように反応性イオンエッチング(RI
E)などによりポリシリコン膜をエッチングして、ゲー
ト電極73及びポリシリコン配線(図示しない)を形成
する。その後、フォトレジスト膜39を除去する。次
に、フォトリソグラフィー技術を用いて、MOSトラン
ジスタ形成領域にイオン注入用開口部を形成し、ポリシ
リコンゲート電極73をマスクとして、自己整合的に、
ボロン(B)をドーズ量1015cm−2のオーダーで
イオン注入する。この時、ポリシリコンゲート電極73
にもボロン(B)がイオン注入される。フォトレジスト
膜を除去してから、Si基板31を加熱処理し、注入し
た不純物イオンを活性化及び拡散し、図5(a)に示す
ようにSi基板31にn型ソース領域71及びn型ドレ
イン領域72が形成される。
【0027】(ロ)次に、図5(b)に示すように、周
辺回路のMOS集積回に対しては層間絶縁膜として機能
する下地酸化膜32を、厚さ1μm程度に堆積させる。
この下地酸化膜32は、CVD法により堆積された膜厚
0.5μm程度の酸化膜と、この酸化膜の上の膜厚0.
5μm程度のPSG膜又はBPSG膜の2層構造から構
成された複合膜である。この複合膜の上層のBPSG膜
は、リフローされて下地酸化膜32の表面が平坦化され
る。
【0028】(ハ)次に、図5(b)に示すように、下
地酸化膜32に対して、フォトリソグラフィー技術及び
RIEを用いて、複数の活性層Ai-1,j-1,Ai-1,j,A
i-1, j+1,Ai,j-1,Ai,j,Ai,j+1,・・・・・を収納する
ためのX−Yマトリクス状に配列された複数の凹部を形
成する。凹部の底部には、100nm程度の下地酸化膜
32を残存させる。そして、図5(c)に示すように、
この複数の凹部を埋めるように、厚さ1.2〜1.5μ
mの空洞形成用ポリシリコン55を堆積する。
【0029】(ニ)そして、化学的機械研磨(CMP)
を用いて、空洞形成用ポリシリコン55の表面を下地酸
化膜32が露出するまで平坦化させ、空洞形成用ポリシ
リコン55を複数の凹部の内部に埋め込む。その後、図
5(d)に示すように、空洞形成用ポリシリコン55に
対して、フォトリソグラフィー技術及びRIEを用い
て、活性層凹部61、支持脚凹部62,63を形成す
る。活性層凹部61、支持脚凹部62,63のそれぞれ
の底部には、100nm程度の空洞形成用ポリシリコン
55を残存させる。
【0030】(ホ)そして、活性層凹部61、支持脚凹
部62,63の表面に、図6(e)に示すように、鞘層
(SiO膜)35をCVD法で堆積する。そして、図
6(f)に示すように、鞘層(SiO膜)35で被覆
された活性層凹部61、支持脚凹部62,63を埋める
ように、厚さ1.0〜1.5μmのボロメータポリシリ
コン41を堆積する。更に、CMPを用いて、図6
(g)に示すように、ボロメータポリシリコン41の表
面を鞘層(SiO膜)35が露出するまで平坦化さ
せ、ボロメータポリシリコン41を活性層凹部61、支
持脚凹部62,63のそれぞれの内部に埋め込む。
【0031】(ヘ)次に、フォトリソグラフィー技術を
用いて、図6(h)に示すように、活性層凹部61の上
部を被覆するフォトレジスト83からなるエッチングマ
スクを形成する。フォトレジスト83からなるエッチン
グマスクを用いて、支持脚凹部62,63のそれぞれの
内部に埋め込まれたボロメータポリシリコン41をエッ
チング除去する。更に、エッチングマスクとして用いた
フォトレジスト83をリフトオフマスクとして用い、図
7(i)に示すように、スパッタリング法又は電子ビー
ム真空蒸着法等によりTiからなる金属膜64を堆積す
る。その後、リフトオフマスクとして用いたフォトレジ
スト83を除去すれば、支持脚凹部62,63のそれぞ
れの内部にTiからなる金属膜64が選択的に堆積され
る。
【0032】(ト)更に、CMPを用いて、図7(j)
に示すように、金属膜64の表面を空洞形成用ポリシリ
コン55が露出するまで平坦化させ、Tiからなる金属
膜64の表面のレベルを、空洞形成用ポリシリコン55
の表面のレベル及び活性層凹部61に埋め込まれたボロ
メータポリシリコン41の表面のレベルと一致させる。
この結果、Tiからなる第1及び第2の配線層51,5
2が支持脚凹部62,63のそれぞれの内部に埋め込ま
れる。更に、フォトリソグラフィー技術を用いてパター
ニングされたフォトレジスト膜をマスクにして、RIE
若しくはECRイオンエッチング等により下地酸化膜3
2をエッチングし、図5(a)に示した撮像素子の周辺
回路を構成する各トランジスタに対するコンタクトホー
ルを開口する。そして、このコンタクトホールを形成に
用いたフォトレジスト膜を除去する。次に、スパッタリ
ング法又は電子ビーム真空蒸着法等によりW膜を厚さ
0.5μm程度に形成する。この上に、フォトリソグラ
フィー技術を用いて、フォトレジスト膜のエッチングマ
スクを形成し、このエッチングマスクを用いて、これを
RIEにより、W膜をパターニングして、周辺回路を構
成する各トランジスタに対する第1層金属配線(図示省
略)と同時に、図7(k)に示すようにワード線
j-1,Wj,Wj+1,・・・・・のパターンを形成する。この
とき、ボロメータポリシリコン41と支持脚凹部62,
63のそれぞれの内部に埋め込まれた第1及び第2の配
線層51,52とをW膜で接続する。又、第2の配線層
52とワード線Wj-1,Wj,Wj+1,・・・・・のパターンと
を接続する。更に第1の配線層51とビット線Bi-1
i,Bi+1,・・・・・のパターンとを接続するための接続
金属(プラグ)のパターン(図示省略)を形成する。こ
の後、厚さ0.5μm〜0.8μm程度のシリコン酸化
膜等を層間絶縁膜(図示省略)として全面にCVD法で
堆積する。そして、フォトリソグラフィー技術を用いて
パターニングされたフォトレジスト膜をマスクにして、
RIE若しくはECRイオンエッチング等により層間絶
縁膜をエッチングし、撮像素子の周辺回路の第1層金属
配線、第1の配線層51とビット線Bi-1,Bi
i+1,・・・・・のパターンとを接続するための接続金属
(プラグ)に対するバイアホールを開口する。層間絶縁
膜は、複数の活性層Ai- 1,j-1,Ai-1,j,Ai-1,j+1
i,j-1,Ai,j,Ai,j+1,・・・・・の上部では選択的に除
去され、ボロメータポリシリコン41の表面が露出す
る。次に、スパッタリング法又は電子ビーム真空蒸着法
等によりシリコンなどを含有するアルミニウム合金膜
(Al−Si,Al−Cu−Si)を厚さ0.5μm程
度に形成する。この上に、フォトリソグラフィー技術を
用いて、フォトレジスト膜のマスクを形成し、このマス
クを用いて、これをRIEにより、アルミニウム合金膜
をパターニングして、周辺回路を構成する各トランジス
タに対する第2層金属配線(図示省略)と同時に、ビッ
ト線Bi-1,Bi,Bi+1,・・・・・のパターン(図示省略)
を形成する。このとき、バイアホール及びバイアホール
に露出した接続金属(プラグ)を介して、ビット線B
i-1,Bi,Bi+1,・・・・・は、第1の配線層51と接続さ
れる。その後、この第2層金属配線やビット線Bi-1
i,Bi+1,・・・・のパターニングに用いたフォトレジス
ト膜を除去する。そして、 (チ)更に、図7(l)に示すようにCVD法により、
シリコン酸化膜33を厚さ1.5μmで、シリコン窒化
膜34を厚さは0.5μmで堆積する。シリコン酸化膜
33及びシリコン窒化膜34とからなる複合膜は、複数
の活性層Ai-1, j-1,Ai-1,j,Ai-1,j+1,Ai,j-1,A
i,j,Ai,j+1,・・・・・においては、光熱変換部(赤外線
吸収層)42として機能するが、周辺回路部では、機械
的損傷防止と、水分や不純物の浸入の防止をするパッシ
ベーション膜として機能する。
【0033】(リ)そして、図8(m)に示すように、
フォトリソグラフィー技術を用いてフォトレジスト65
をパターニングする。このパターニングされたフォトレ
ジスト65を用いて、RIE若しくはECRイオンエッ
チング等により、図8(n)に示すように、シリコン窒
化膜34及びシリコン酸化膜33をエッチング除去す
る。そして、このエッチングで露出した空洞形成用ポリ
シリコン55をシリコンエッチング液で除去すれば、図
8(o)に示す本発明の第1の実施の形態に係る撮像素
子が完成する。
【0034】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態に係る撮像素子は、図9に示すように、複数の凹
部を周期的に配列した基体、この基体の表面において凹
部の配列方向に沿って設けられた複数のビット線
i-1,Bi,Bi+1,・・・・・、この複数のビット線
i-1,Bi,Bi+1,・・・・・に垂直方向で凹部のそれぞれ
に対応して設けられた複数のワード線Wj-1,Wj,W
j+1,・・・・・、凹部のそれぞれの内部において、第1支持
脚23と第2支持脚24とで中空状態で基体に支持され
た複数の熱電変換部、この複数の熱電変換部のそれぞれ
に接して配置された光熱変換部、第1支持脚23を通し
て複数の熱電変換部のそれぞれとビット線Bi-1,Bi
i+1,・・・・・とを接続する第1の電気配線23、第2支
持脚24を通して複数の熱電変換部のそれぞれとワード
線Wj-1,Wj,Wj+1,・・・・・のそれぞれとを接続する第
2の電気配線24とからなる2次元センサ(エリアセン
サ)である点では、本発明の第1の実施の形態と共通す
る。又、本発明の第1の実施の形態と同様に、感度波長
の回折限界値以下のピッチで、ビット線Bi-1,Bi,B
i+1,・・・・・をワード線Wj-1,Wj,Wj+1,・・・・・と直交
して複数本配列することにより、ビット線Bi-1,Bi
i+1,・・・・・及びワード線とからなるX−Yマトリクス
を構成した2次元センサ(エリアセンサ)である。つま
り、複数の凹部は感度波長の回折限界値以下のピッチで
周期的に配列されている。
【0035】しかし、凹部のそれぞれの内部に中空状態
で収納された複数の熱電変換部γi- 1,j,γi-1,j+1,γ
i,j,γi,j+1,・・・・・は、回折限界値以上の対角線長を
有する平面形状である必要はない。その代わり、光熱変
換部δi-1,j,δi-1,j+1,δ i,j,δi,j+1,・・・・・は、
その一部が隣接する凹部の熱電変換部γi-1,j,γi-1,
j+1,γi,j,γi,j+1,・・・・・の上部に重畳するように延
長形成されたオーバーハングパターンとなることによ
り、回折限界値以上の対角線長を実現した平面形状であ
る点が本発明の第1の実施の形態とは異なる。
【0036】図10は、これら複数の活性層Ai-1,j
i-1,j+1,Ai,j,Ai,j+1,・・・・・のうちの単一の活性
層Ai,jに着目し、赤外線入射方向から見た光熱変換部
δi,jの寸法を詳細に示す平面図である。図10に示す
ように、本発明の第2の実施の形態に係る撮像素子の画
素を構成する活性層Ai,jは、7μm×7μmの熱電変
換部γi,jを有するが、光熱変換部δi,jは5つの矩形を
組み合わせた変形14角形である。このため、10μm
×10μmのピッチで画素を配列しても、受光部となる
光熱変換部δi,jの最大寸法を与える対角線の長さが約
14μm以上となる。
【0037】図11は、図10のB−B方向に沿った階
段断面図で、活性層Ai,jが、凹部の内部に中空状態で
収納されていることを示している。この中空構造は、活
性層Ai,jをSi基板31及びSi基板31の上部の下
地酸化膜32から熱的に分離するために形成されてい
る。熱電変換部γi,jは、ポリシリコンからなるボロメ
ータ材料41で構成されている。ボロメータ材料41の
底面と側面をシリコン酸化膜からなる鞘層35が覆って
いる。ポリシリコンからなるボロメータ材料41以外
に、pn接合が形成された単結晶シリコンで構成しても
良い。或いは、ボロメータ材料41として、VO2、T
i、アモルファスシリコン等が採用可能であることは第
1の実施の形態と同様である。
【0038】ボロメータ材料41で構成された熱電変換
部γi,jの上には、シリコン酸化膜37、このシリコン
酸化膜37の上部のシリコン窒化膜38とからなる複合
膜で構成された光熱変換部(赤外線吸収層)δi,jが配
置されている。シリコン酸化膜37の厚さは、1.5μ
mで、シリコン窒化膜38の厚さは0.5μmである。
図10に示すように、光熱変換部δi,jは熱電変換部γ
i,jとは異なる形状であるので、光熱変換部δi,jの先端
部が、隣接する凹部の熱電変換部γi,j+1の上部に重畳
するように延長形成されている。図10では、シリコン
酸化膜37は熱電変換部γi,jの上の全面を被覆してい
るが、シリコン窒化膜38は熱電変換部γi ,jの上の一
部のみを被覆している。そして、シリコン酸化膜37及
びシリコン窒化膜38とからなる庇が、ワード線Wj
上のパッシベーション膜36の上を超え、隣接する画素
領域まで中空状態でオーバーハングしている。この様な
オーバーハング部を有する延長構造により光熱変換部δ
i,jは、回折限界値以上の対角線長を実現している。
【0039】図11に示すように、第1支持脚21及び
第2支持脚22は、活性層Ai,jをSi基板31及びS
i基板31の上部の下地酸化膜32に対して機械的に支
持している。そして、同時に、第1支持脚21の内部に
は、熱電変換部γi,jをビット線Biと接続する第1の電
気配線として機能する第1の配線層57を有する。又、
第2支持脚22の内部には、熱電変換部γi,jとワード
線Wjとを接続する第2の電気配線として機能する第2
の配線層58を有する。第1及び第2の配線層57、5
8は、W、Ti、Co、Mo等の高融点金属、これらの
シリサイド等で構成しても良い。第1及び第2の配線層
57、58により、ボロメータ材料41で構成された熱
電変換部γi,jで生じた信号が処理回路に導かれる。第
1及び第2の配線層57、58の上にもパッシベーショ
ン膜36が形成されている。
【0040】なお、図11は模式的に描かれた図面であ
り、シリコン酸化膜37及びシリコン窒化膜38の表面
は必ずしも平坦である必要はない。即ち、実際には、素
子形状に応じて、シリコン窒化膜38等の表面に段差等
が形成されていても良いのは勿論である。
【0041】また、図11においては、ボロメータポリ
シリコン41の上に直接シリコン酸化膜37が堆積さ
れ、その上にシリコン窒化膜38を堆積した構造を例示
しているが、この構造に限定されるものではない。例え
ば、ボロメータポリシリコン41の上のパッシベーショ
ン膜36を残し、パッシベーション膜36の上に、シリ
コン酸化膜37及びシリコン窒化膜38を堆積した構造
でも良い。そして、この場合、更に図11に示すボロメ
ータポリシリコン41の表面レベルの高さと、第2の配
線層58の表面レベルの高さを揃える構造にしても良
い。そして、パッシベーション膜36の上に接続された
シリコン酸化膜37の底面と第2の配線層58の上のパ
ッシベーション膜36との間隔が、シリコン酸化膜37
の底面とワード線Wjの上のパッシベーション膜36と
の間隔と等しくなるように、シリコン酸化膜37が上下
にうねるような断面形状の構成にしても良い。
【0042】図12は、本発明の第2の実施の形態に係
る撮像素子の画素に対して、感度波長8〜12μm帯の
赤外線を入射して赤外線の吸収率を測定した結果を、従
来の熱型赤外線撮像素子に対する結果と共に示す図であ
る。いずれも、支持脚の長さを同じにして測定して比較
している。2点鎖線で示す50μm×50μmの画素ピ
ッチ(受光部は47μm×47μm)のものと比較する
と、受光部の大きさが7μm×7μmの従来の熱型赤外
線撮像素子では、波長10μm〜12μmの範囲で、赤
外線の吸収率が低下しているのが分かる。一方、本発明
の第2の実施の形態に係る撮像素子では、50μm×5
0μmの画素の従来の熱型赤外線撮像素子と比較すると
8〜12μmの波長全般に渡り、50μm×50μmの
画素の約90%の吸収率が得られることが分かる。
【0043】本発明の第2の実施の形態に係る撮像素子
の製造方法は、図5〜図8に示した第1の実施の形態に
係る撮像素子の製造方法と同様であるが、図7(k)に
示す段階でワード線Wj-1,Wj,Wj+1,・・・・・のパター
ンを形成した工程後の工程が若干異なる。
【0044】(a)即ち、ワード線Wj-1,Wj
j+1,・・・・・のパターン形成後、層間絶縁膜(図示省
略)として全面にCVD法で堆積し、更にこの層間絶縁
膜の上に、ビット線Bi-1,Bi,Bi+1,・・・・・のパター
ン(図示省略)を形成するまでは、第1の実施の形態に
係る撮像素子の製造方法と同様である。この後、第1の
実施の形態では、図7(l)に示すように、シリコン酸
化膜37及びシリコン窒化膜38を堆積した。しかし、
オーバーハング構造を有する第2の実施の形態では、光
熱変換部(赤外線吸収層)42として機能するシリコン
酸化膜37及びシリコン窒化膜38を堆積をする前に、
200〜400nmのパッシベーション膜36を堆積
し、更に第2の空洞形成用ポリシリコンを350〜50
0nm堆積する。
【0045】(b)そして、フォトリソグラフィー技術
及びRIEを用いて、複数の活性層Ai-1,j-1
i-1,j,Ai-1,j+1,Ai,j-1,Ai,j,Ai,j+1,・・・・・
の上部の第2の空洞形成用ポリシリコン及びパッシベー
ション膜36を、選択的に除去し、ボロメータポリシリ
コン41の表面を露出させる。そして、図7(l)に示
す段階とほぼ同様に、シリコン酸化膜37及びシリコン
窒化膜38を、ボロメータポリシリコン41の表面及び
第2の空洞形成用ポリシリコンの表面に堆積する。但
し、ボロメータポリシリコン41の上のパッシベーショ
ン膜36を残し、パッシベーション膜36の上に、シリ
コン酸化膜37及びシリコン窒化膜38を堆積する構造
でも良い。
【0046】(c)そして、図8(m)に示す段階の構
造とほぼ同様に、フォトリソグラフィー技術を用いてフ
ォトレジスト65をパターニングする。このパターニン
グされたフォトレジスト65を用いて、RIE若しくは
ECRイオンエッチング等により、図8(n)に示す段
階と同様に、シリコン窒化膜38及びシリコン酸化膜3
7をエッチング除去する。但し、第2の実施の形態で
は、図8(n)に対応する段階において、更に第2の空
洞形成用ポリシリコン及びパッシベーション膜36もエ
ッチングする。そして、このエッチングで露出した空洞
形成用ポリシリコン55及び第2の空洞形成用ポリシリ
コンをシリコンエッチング液で除去すれば、図11に示
すオーバーハング構造の撮像素子が完成する。
【0047】他は、図5〜図8に示した第1の実施の形
態に係る撮像素子の製造方法と実質的に同様であり、重
複した説明を省略する。
【0048】(第3の実施の形態)本発明の第3の実施
の形態に係る撮像素子は、図13に示すように、複数の
凹部を周期的に配列した基体、この基体の表面において
凹部の配列方向に沿って設けられた複数のビット線B
i-1,Bi,Bi+1,・・・・・、この複数のビット線Bi-1
i,Bi+1,・・・・・に垂直方向で凹部のそれぞれに対応
して設けられた複数のワード線Wj-1,Wj,Wj+1,・・・
・・、凹部のそれぞれの内部に収納された複数の熱電変換
部、この複数の熱電変換部のそれぞれに接して配置され
た光熱変換部、複数の熱電変換部のそれぞれとビット線
i-1,Bi,Bi+1,・・・・・とを接続する第1支持脚2
3、複数の熱電変換部のそれぞれとワード線Wj-1
j,Wj+1,・・・・・のそれぞれとを接続する第2支持脚
24とからなる2次元センサ(エリアセンサ)である点
では、本発明の第1及び第2の実施の形態と共通する。
又、本発明の第1及び第2の実施の形態と同様に、感度
波長の回折限界値以下のピッチで、ビット線Bi-1
i,Bi+1,・・・・・をワード線Wj-1,Wj,Wj+1,・・・・
・と直交して複数本配列することにより、ビット線
i-1,Bi,Bi+1,・・・・・及びワード線とからなるX−
Yマトリクスを構成した2次元センサ(エリアセンサ)
である。しかし、隣接するワード線Wj-1,Wj
j+1,・・・・・相互間で、ビット線B i-1,Bi,Bi+1,・
・・・・がメアンダ線を構成し、画素配置が1/2ピッチず
つずれた変則的なX−Yマトリクスである。
【0049】そして、第2の実施の形態と同様に、正方
形の凹部のそれぞれの内部に中空状態で収納された複数
の正方形の熱電変換部γi-1,j,γi-1,j+1,γi,j,γ
i,j+1,・・・・・が、回折限界値以下の最大寸法の平面形状
で構成されている。更に、光熱変換部δi-1,j,δ
i-1,j+1,δi,j,δi,j+1,・・・・・は、短辺が熱電変換部
γi -1,j,γi-1,j+1,γi,j,γi,j+1,・・・・の辺の約1
/2、長辺が熱電変換部γi -1,j,γi-1,j+1,γi,j
γi,j+1,・・・・の辺の約2倍の寸法有した長方形で、隣
接する凹部の熱電変換部γi-1,j,γi-1,j+1,γi,j
γi,j+1,・・・・・の上部の半分の面積に重畳するように延
長形成されたパターンである。各光熱変換部δ i-1,j
δi-1,j+1,δi,j,δi,j+1,・・・・・を、長辺の長さが熱
電変換部γi-1,j,γi-1,j+1,γi,j,γi,j+1,・・・・の
辺の約2倍となる長方形にし、隣接する凹部の熱電変換
部γi-1,j,γi-1,j+1,γi,j,γi,j+1,・・・・・の上部
の半分の面積に重畳するように延長形成することによ
り、回折限界値以上の長辺の長さを実現している。
【0050】図14は、これら複数の活性層Ai-1,j
i-1,j+1,Ai,j,Ai,j+1,・・・・・のうちの2つの活性
層Ai,j,Ai,j+1に着目し、赤外線入射方向から見た寸
法を詳細に示す平面図である。活性層Ai,j光熱変換部
δi,jの短辺が熱電変換部γi, jの辺の約1/2に相当す
る4.5μm、長辺が熱電変換部γi,jの辺の約2倍の
19μmとなり、回折限界値以上の長辺を有する平面形
状であることが分かる。断面図は、図11に示す階段断
面図と実質的に同様であるので図示を省略するが、活性
層Ai,jが、凹部の内部に中空状態で収納されている。
熱電変換部γi,jの上には、第2の実施の形態と同様
に、シリコン酸化膜37、このシリコン酸化膜37の上
部のシリコン窒化膜38とからなる複合膜で構成された
光熱変換部(赤外線吸収層)δi,jが、短辺:長辺=約
1:4の長方形の形状で配置されている。光熱変換部δ
i,jの上部の半分の領域は、隣接する熱電変換部γ
i-1,j+1から延長する光熱変換部δi-1,j+1のために開放
されている。
【0051】撮影する対象物が偏光成分の多い場合、特
に自動車に搭載して前方を監視する場合など、図13に
示すような形状にしても十分な画像を得ることが出来
る。8〜12μmの赤外線で水平面からの偏光だけで比
較すると図13の形状にすることによって50μm×5
0μmの画素とほぼ同じ吸収率を示すことが実験的に確
認出来ている。応用例によっては、主に吸収する偏光方
向を変えることで効率よく赤外線を吸収することが出
来、高品質な赤外線画像を得ることが可能になる。
【0052】図13に示す撮像素子では、水平面からの
偏光を効率よく受光するように構成されているが、図1
3の配置を90°回転することによって、垂直面からの
偏光を効率よく受光するようにすることも可能であり、
より優れた前方監視システムを構築可能である。
【0053】本発明の第3の実施の形態に係る撮像素子
の製造方法は、第2の実施の形態に係る撮像素子の製造
方法と実質的に同様であり、重複した説明を省略する。
【0054】図13では、隣接するワード線Wj-1
j,Wj+1,・・・・・相互間において、ビット線Bi-1,B
i,Bi+1,・・・・・がメアンダ線を構成し、画素配置が1
/2ピッチずつずれた変則的なX−Yマトリクス配置を
示した。しかし、図15に示すように、長辺の長さが1
9μmの各光熱変換部δi-1,j,δi-1,j+1,δi,j,δ
i,j +1,・・・・・を、各熱電変換部γi-1,j,γi-1,j+1,γ
i,j,γi,j+1,・・・・・に対する貼り付け方を、隣接する
ワード線Wj-1,Wj,Wj+1,・・・・・相互間において対称
的にすれば、画素配置をずらさない通常のX−Yマトリ
クス配置も可能である。
【0055】或いは、図16に示すように、短辺:長辺
=約1:4の平行四辺形の各光熱変換部δi-1,j,δ
i-1,j+1,δi,j,δi,j+1,・・・・・をX−Yマトリクスに
対して斜めに配置する構成でも良い。
【0056】(その他の実施の形態)上記のように、本
発明は第1乃至第3の実施の形態によって記載したが、
この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定す
るものであると理解すべきではない。この開示から当業
者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明
らかとなろう。
【0057】既に述べた第1乃至第3の実施の形態の説
明においては、ビット線及びワード線とからなるX−Y
マトリクスを構成た2次元センサ(エリアセンサ)につ
いて説明した。しかし、ビット線を1本のままとして、
1次元センサ(ラインセンサ)としても良いことは勿論
である。1次元センサの場合は、図13及び図15に示
した光熱変換部の長辺の方向を、1次元センサの配列す
る方向とは直交する方向に決めても良い。
【0058】この様に、本発明はここでは記載していな
い様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したが
って、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許
請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められる
ものである。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、画素ピッチを、感度波
長の光学的回折限界値以下に微細化しても、十分な感度
が得られる小型の撮像素子を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る撮像素子の画
素の配置の一部を示す平面図である。
【図2】図1に示した第1の実施の形態に係る撮像素子
の画素配置のうちの単一の活性層に着目し、赤外線入射
方向から見た寸法を詳細に示す平面図である。
【図3】図2のA−A方向に沿った階段断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る撮像素子の画
素に対して赤外線の吸収率を測定した結果を、従来の熱
型赤外線撮像素子に対する結果と共に示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る撮像素子の製
造方法を説明する工程断面図である(その1)。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る撮像素子の製
造方法を説明する工程断面図である(その2)。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る撮像素子の製
造方法を説明する工程断面図である(その3)。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係る撮像素子の製
造方法を説明する工程断面図である(その4)。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る撮像素子の画
素の配置の一部を示す平面図である。
【図10】図9に示した第2の実施の形態に係る撮像素
子の画素配置のうちの単一の活性層に着目した平面図で
ある。
【図11】図10のB−B方向に沿った階段断面図であ
る。
【図12】本発明の第2の実施の形態に係る撮像素子の
画素に対して赤外線の吸収率を測定した結果を、従来の
熱型赤外線撮像素子に対する結果と共に示す図である。
【図13】本発明の第3の実施の形態に係る撮像素子の
画素の配置の一部を示す平面図である。
【図14】図13に示した第3の実施の形態に係る撮像
素子の画素配置のうちの2つの活性層に着目した平面図
である。
【図15】本発明の第3の実施の形態の変形例(変形例
1)に係る撮像素子の画素の配置の一部を示す平面図で
ある。
【図16】本発明の第3の実施の形態の他の変形例(変
形例2)に係る撮像素子の画素の配置の一部を示す平面
図である。
【図17】従来の熱型赤外線撮像素子の画素を示す平面
図である。
【図18】他の従来の熱型赤外線撮像素子の画素を示す
平面図である。
【符号の説明】
21,23 第1支持脚(第1の電気配線) 22,24 第2支持脚(第2の電気配線) 31 Si基板 32 下地酸化膜 33,37 シリコン酸化膜 34,38 シリコン窒化膜 35 鞘層 36 パッシベーション膜 41 ボロメータ材料(ボロメータポリシリコン) 42 光熱変換部(赤外線吸収層) 51,57 第1の配線層 52,58 第2の配線層 55 空洞形成用ポリシリコン 61 活性層凹部 62、63 支持脚凹部 64 金属膜 65,83 フォトレジスト 71 ソース領域 72 ドレイン領域 73 ゲート電極 74 ゲート酸化膜 Ai-1,j-1,Ai-1,j,Ai-1,j+1,Ai,j-1,Ai,j,A
i,j+1 活性層 Bi-1,Bi,Bi+1 ビット線 Wj-1,Wj,Wj+1 ワード線 δi-1,j,δi-1,j+1,δi,j,δi,j+1 光熱変換部 γi-1,j,γi-1,j+1,γi,j,γi,j+1 熱電変換部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/33 H04N 5/335 U 5/335 H01L 27/14 K (72)発明者 真塩 尚哉 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 Fターム(参考) 2G065 AB02 BA06 BA34 2G066 BA04 BA55 CA02 4M118 AA01 AA10 AB01 BA02 BA30 CA03 CA14 CA19 CB05 CB06 CB07 CB13 EA01 FC06 FC18 GA10 5C024 AX06 CY47

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の凹部を、感度波長の回折限界値以
    下のピッチで周期的に配列した基体と、 該基体の表面において、前記凹部の配列方向に沿って設
    けられたビット線と、 該ビット線に垂直方向で、前記凹部のそれぞれに対応し
    て、前記回折限界値以下のピッチで設けられた複数のワ
    ード線と、 前記凹部のそれぞれの内部に、前記回折限界値以上の対
    角線長を有する平面形状で、中空状態で第1支持脚と第
    2支持脚により前記基体に支持された複数の熱電変換部
    と、 該複数の熱電変換部のそれぞれに接して、該複数の熱電
    変換部の上部に該複数の熱電変換部と実質的に同一の形
    状で配置された光熱変換部と、 前記第1支持脚を通り、前記複数の熱電変換部のそれぞ
    れと前記ビット線とを接続する第1の電気配線と、 前記第2支持脚を通り、前記複数の熱電変換部のそれぞ
    れと前記ワード線のそれぞれとを接続する第2の電気配
    線とを具備することを特徴とする撮像素子。
  2. 【請求項2】 複数の凹部を、感度波長の回折限界値以
    下のピッチで周期的に配列した基体と、 該基体の表面において、前記凹部の配列方向に沿って設
    けられたビット線と、 該ビット線に垂直方向で、前記凹部のそれぞれに対応し
    て前記回折限界値以下のピッチで設けられた複数のワー
    ド線と、 前記凹部のそれぞれの内部に、中空状態で第1支持脚と
    第2支持脚により前記基体に支持された複数の熱電変換
    部と、 該複数の熱電変換部のそれぞれに接し、前記凹部が定義
    する平面領域の範囲を超える領域まで延びることにより
    前記回折限界値以上の辺長若しくは対角線長を実現した
    平面形状の光熱変換部と、 前記第1支持脚を通り、前記複数の熱電変換部のそれぞ
    れと前記ビット線とを接続する第1の電気配線と、 前記第2支持脚を通り、前記複数の熱電変換部のそれぞ
    れと前記ワード線のそれぞれとを接続する第2の電気配
    線とからなることを特徴とする撮像素子。
  3. 【請求項3】 前記回折限界値以下のピッチで前記ビッ
    ト線が複数本配列されて、前記ビット線及び前記ワード
    線とからなるX−Yマトリクスを備え、 該X−Yマトリクスに対応して前記複数の凹部及び前記
    複数の熱電変換部がマトリクス状に配列され2次元セン
    サとして機能することを特徴とする請求項1又2記載の
    撮像素子。
  4. 【請求項4】 前記感度波長は8〜12μmであること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の撮像素
    子。
  5. 【請求項5】 前記光熱変換部は、シリコン酸化膜と、
    該シリコン酸化膜の上部のシリコン窒化膜とを備えたこ
    とを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の撮像
    素子。
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