JP2001352050A - 固体撮像装置およびその製造方法 - Google Patents

固体撮像装置およびその製造方法

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JP2001352050A JP2000169871A JP2000169871A JP2001352050A JP 2001352050 A JP2001352050 A JP 2001352050A JP 2000169871 A JP2000169871 A JP 2000169871A JP 2000169871 A JP2000169871 A JP 2000169871A JP 2001352050 A JP2001352050 A JP 2001352050A
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groove
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film
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Hiroyuki Mori
裕之 森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャント配線の厚み分だけ受光部表面からの
オンチップレンズの高さの自由度を高めて、固体撮像装
置の感度特性の向上を図るとともにスミアの低減を図
る。 【解決手段】 電荷転送部と、この電荷転送部に隣接し
て設けた受光部12と、受光部12の光入射側に所定距
離をおいて設けたオンチップレンズ33とを備えた固体
撮像装置1において、電荷転送部の転送電極22に溝2
3を形成し、その溝23内に絶縁膜24を介してシャン
ト配線25を形成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像装置に関
し、詳しくは転送電極上にシャント配線を有する固体撮
像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、従来のシャント配線
を有する固体撮像装置101では、半導体基板111に
フォトダイオード121(矢印で示す範囲の領域)が形
成され、そのフォトダイオード121に隣接して垂直転
送レジスタ122(矢印で示す範囲の領域)が形成され
ている。この半導体基板111上にはゲート絶縁膜11
2を介して転送電極113が形成されていて、その転送
電極113上に絶縁膜114を介してシャント配線11
5が形成されている。さらにシャント配線115を被覆
する絶縁膜116を介して遮光膜117が形成されてい
て、この遮光膜117には上記フォトダイオード121
上に開口部118が形成されている。この遮光膜117
を被覆するようにパッシベーション膜119が形成さ
れ、その上に平坦化膜120が形成されている。この平
坦化膜120上にはカラーフィルター131が形成され
ていて、カラーフィルター131上に上記フォトダイオ
ード121に入射光Lを集光するためのオンチップレン
ズ132が形成されている。
【0003】このように、オンチップレンズ132を有
する固体撮像装置101では、入射光Lをオンチップレ
ンズ132によって確実に集光することができれば、単
位画素の受光面積は遮光膜117に形成された開口部1
18の面積ではなく、オンチップレンズ132の入射面
積によって決まる。
【0004】上記オンチップレンズ132の焦点距離f
は、f=nr/(n−1)…で表される。ここで、n
はオンチップレンズ132を形成している材料の屈折
率、rはオンチップレンズ132表面の曲率半径を表し
ている。
【0005】一方、図5に示すように、シャント配線が
形成されていない固体撮像装置201では、前記図4に
よって説明したシャント配線115が形成されている固
体撮像装置101において、シャント配線115および
そのシャント配線115を覆う絶縁膜116を形成する
必要がなくなる。その他の構成は、前記固体撮像装置1
01と同様である。
【0006】したがって、固体撮像装置201は、半導
体基板111にフォトダイオード121(矢印で示す範
囲の領域)が形成され、そのフォトダイオード121に
隣接して垂直転送レジスタ122(矢印で示す範囲の領
域)が形成されている。また、半導体基板111上にゲ
ート絶縁膜112を介して転送電極113が形成されて
いて、その転送電極113を被覆する絶縁膜114介し
て遮光膜117が形成されていて、この遮光膜117に
は上記フォトダイオード121上に開口部118が形成
されている。この遮光膜117を被覆するようにパッシ
ベーション膜119が形成され、その上に平坦化膜12
0が形成されている。この平坦化膜120上にはカラー
フィルター131が形成されていて、カラーフィルター
131上に上記フォトダイオード121に入射光Lを集
光するためのオンチップレンズ132が形成されてい
る。
【0007】前記固体撮像装置101は上記固体撮像装
置201と比較して、シャント配線115の厚さ分だけ
フォトダイオード121表面からオンチップレンズ13
2までの高さHが高くなる。そのため、シャント配線が
形成されていない固体撮像装置201では、フォトダイ
オード121表面からオンチップレンズ132までの高
さH’とオンチップレンズの焦点距離fとを等しくさせ
る自由度が高くなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記図
4によって説明した従来のシャント配線115を有する
固体撮像装置101は、前記図5によって説明した固体
撮像装置201よりも、シャント配線115の厚み分だ
け、フォトダイオード121表面からオンチップレンズ
132までの高さが高くなるため、フォトダイオード1
21表面からオンチップレンズ132までの高さHの自
由度が低くなる。
【0009】一方、前記式中の屈折率nはオンチップ
レンズを形成している材料で決まるが、曲率半径rは隣
接画素におけるオンチップレンズとの距離等の制約を受
けるので、焦点距離fの自由度も低い。
【0010】このように、フォトダイオード表面からオ
ンチップレンズまでの高さHと焦点距離fとの双方の自
由度が小さいと、図6に示すように、フォトダイオード
121(矢印で示す範囲の領域)表面からオンチップレ
ンズ132下面までの高さHよりもオンチップレンズ1
32の焦点距離fのほうが小さいという問題が生じる。
この場合、開口部118の周囲の遮光膜117に遮られ
る光Lcが多くなってフォトダイオード121に入射す
る光量が減少するために感度特性が低下するとともに、
フォトダイオード121の周縁部から垂直レジスタ12
2へ斜めに入射する光も多くなってスミアが増大する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされた固体撮像装置である。
【0012】本発明の固体撮像装置は、電荷転送部と、
前記電荷転送部に隣接して設けた受光部と、前記受光部
の光入射側に所定距離をおいて設けたオンチップレンズ
とを備えた固体撮像装置において、前記電荷転送部の転
送電極に形成された溝と、前記溝内に絶縁膜を介して形
成されたシャント配線とを備えたものである。
【0013】上記固体撮像装置では、転送電極に溝が形
成されていて、その溝内に絶縁膜を介してシャント配線
が形成されていることから、シャント配線は溝内に埋め
込まれた状態に形成されている。したがって、従来の転
送電極上に絶縁膜を介してシャント配線を形成したもの
よりも、受光部表面からオンチップレンズ下面までの距
離(高さ)が溝内に形成したシャント配線の厚み分だけ
低くなる。それによって、受光部表面からオンチップレ
ンズまでの距離(高さ)の自由度が高くなるので、オン
チップレンズの焦点位置を受光部表面に位置させること
が可能になる。
【0014】本発明の固体撮像装置の製造方法は、電荷
転送部と、前記電荷転送部に隣接して設けた受光部と、
前記受光部の光入射側に所定距離をおいて設けたオンチ
ップレンズとを備えた固体撮像装置の製造方法におい
て、前記電荷転送部の転送電極を形成した後に前記転送
電極に溝を形成する工程と、前記溝の内壁を含む前記転
送電極の表面に絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜を
介して前記溝内にシャント配線を形成する工程とを備え
ている固体撮像装置の製造方法である。
【0015】上記固体撮像装置の製造方法では、転送電
極に溝を形成して、その溝内に絶縁膜を介してシャント
配線を形成することから、シャント配線は溝内に埋め込
まれた状態に形成される。したがって、従来の転送電極
上に絶縁膜を介してシャント配線を形成する製造方法よ
りも、受光部表面からオンチップレンズ下面までの距離
(高さ)がシャント配線の厚み分だけ低く形成される。
それによって、受光部表面からオンチップレンズまでの
距離(高さ)Hの自由度が高くなるため、オンチップレ
ンズの焦点位置を受光部表面に位置させるようにするこ
とが可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の固体撮像装置に係る第1
の実施の形態を、図1の概略構成断面図によって説明す
る。
【0017】図1に示すように、半導体基板11上には
受光部12が形成されている。上記半導体基板11には
例えばn- 型シリコン基板が用いられている。この半導
体基板11にはpウエル領域が形成されている。上記p
ウエル領域には、例えばn+拡散層が形成されていて、
上記受光部12がpn接合のフォトダイオードで構成さ
れている。
【0018】上記受光部12に隣接して、電荷転送部
(垂直転送レジスタ)となる転送ゲート、垂直CCDが
形成されている。一例として、上記半導体基板11の上
記転送ゲートとなる領域にはp型拡散層が形成されてい
て、上記半導体基板11の上記垂直CCDとなる領域に
はn- 型拡散層が形成されて、垂直転送レジスタとなる
拡散層領域13が構成されている。そして垂直転送レジ
スタとなる半導体基板11上にはゲート絶縁膜21を介
して転送電極22が形成されている。この転送電極22
は、例えば導電性を有するポリシリコンからなる。
【0019】上記転送電極22の上面側には溝23が形
成されている。
【0020】上記溝23の内壁を含む上記転送電極22
の表面には、例えば酸化シリコン膜からなる絶縁膜24
が形成されている。この絶縁膜24の一部は半導体基板
11上にも形成されていても差支えはない。
【0021】上記溝23内には、上記絶縁膜24を介し
てシャント配線25が形成されている。このシャント配
線25は、例えばアルミニウム、アルミニウム合金等の
金属膜からなる。当然のことながら、シャント配線25
は、アルミニウム系金属以外の金属材料(一例として、
銅、銅合金、タングステン、チタンタングステン、コバ
ルト、コバルトタングステン等の配線に用いられる金属
材料)、導電性金属化合物材料(一例として、タングス
テンシリサイド、チタンシリサイド等の配線に用いられ
る金属シリサイド、窒化チタン、窒化タングステン等の
導電性を有する金属窒化物)で形成されていてもよい。
図示はしないが、上記絶縁膜24にはコンタクトホール
が形成されていて、シャント配線25はコンタクトホー
ルを通じて転送電極22に接続されている。
【0022】さらに半導体基板11上には上記シャント
配線25を被覆する状態に絶縁膜26が、例えば酸化シ
リコン膜で形成されている。さらに、上記絶縁膜24、
26を介して上記シャント配線25および転送電極22
を被覆する遮光膜27が、例えばアルミニウム系金属膜
で形成されている。遮光膜27には上記受光部12上に
開口部28が形成されている。
【0023】さらに半導体基板11上には開口部28内
とともに遮光膜27を被覆するパッシベーション膜29
が、例えばプラズマCVD法により成膜された窒化シリ
コン膜で形成されている。上記パッシベーション膜29
上には透明な平坦化膜30が、例えば透明な有機絶縁膜
で形成されている。さらに上記平坦化膜30上にはカラ
ーフィルター31が形成されている。上記カラーフィル
ター31上には透明な絶縁膜32を介してオンチップレ
ンズ33が形成されている。
【0024】上記固体撮像装置1では、転送電極22の
上面側に形成されている溝23内にシャント配線25を
埋め込む構造となっているため、受光部12表面からオ
ンチップレンズ33下面までの距離(高さ)は、従来の
転送電極上に絶縁膜を介してシャント配線を形成した固
体撮像装置よりも、溝23に埋め込んだシャント配線2
5の厚さ分だけ低くすることができる。それによって、
オンチップレンズ33の高さの自由度が高くなる。その
ため、オンチップレンズ33の焦点が受光部12表面に
位置するように、例えば平坦化膜30の厚さを調整して
オンチップレンズ33の高さを最適化することが容易と
なり、シャント配線25を設けたことによって生じてい
た感度特性の低下、スミアの増大という問題が解決され
る。
【0025】次に、本発明の固体撮像装置の製造方法に
係る実施の形態を、図2および図3の製造工程断面図に
よって説明する。図2では、前記図1によって説明した
構成部品と同様のものには同一符号を付与して示す。
【0026】図2の(1)に示すように、半導体基板1
1には、例えばn- 型シリコン基板を用い、例えばイオ
ン注入法によって、半導体基板11の上面側にpウエル
を形成する。さらに、通常の素子分離技術によって、半
導体基板11に素子分離領域(図示せず)を形成した
後、イオン注入法によって、素子分離領域下の半導体基
板11にp+ チャネルストッパ層(図示せず)を形成す
る。さらに、半導体基板11の転送ゲートとなる領域に
p型拡散層を形成し、半導体基板11の垂直CCDとな
る領域にn- 型拡散層を形成し、垂直転送レジスタとな
る拡散層領域13を形成する。
【0027】その後、半導体基板11上にゲート絶縁膜
21を形成する。さらにゲート絶縁膜21上に転送電極
を形成するためのポリシリコン膜(41)を形成する。
次いで、上記ポリシリコン膜(41)上にレジスト膜
(図示せず)を塗布形成した後、リソグラフィー技術に
よって、転送電極をエッチング形成するためのマスクパ
ターン形状に上記レジスト膜を加工してマスクパターン
(図示せず)を形成する。その後、マスクパターンをマ
スクに用いて上記ポリシリコン膜(41)をエッチング
し、転送電極22を形成する。このようにして電荷転送
部を形成する。
【0028】次いで、図2の(2)に示すように、上記
転送電極22を覆うようにレジスト膜(図示せず)を塗
布形成した後、リソグラフィー技術によって、上記転送
電極22上面側に溝を形成するためのマスク形状に上記
レジスト膜を加工してマスクパターンを形成する。その
後、マスクパターンをマスクに用いたエッチングによっ
て、上記転送電極22の上面側に溝23を形成する。
【0029】次に、図2の(3)に示すように、例えば
熱酸化法によって、上記溝23の内壁を含む上記転送電
極22の表面に酸化シリコン膜からなる絶縁膜24を形
成する。この絶縁膜24は半導体基板11上にも形成さ
れる。
【0030】次いで、イオン注入法によって、転送電極
22、22間の半導体基板11にn + 型拡散層を形成し
て、受光部12をpn接合からなるフォトダイオードで
形成する。
【0031】次いで、上記転送電極22を覆うようにレ
ジスト膜(図示せず)を塗布形成した後、リソグラフィ
ー技術によって、上記溝23内にコンタクトホールをエ
ッチング形成するためのマスク形状に上記レジスト膜を
加工してマスクパターンを形成する。その後、マスクパ
ターンをマスクに用いて上記絶縁膜24をエッチング
し、コンタクトホール(図示せず)を形成する。
【0032】次いで、図2の(4)に示すように、上記
絶縁膜24を介して上記溝23内にシャント配線を形成
する金属膜(51)を形成する。次いで、上記金属膜
(51)を覆うようにレジスト膜(図示せず)を塗布形
成した後、リソグラフィー技術によって、上記溝23内
にシャント配線をエッチング形成するためのマスク形状
に上記レジスト膜を加工してマスクパターンを形成す
る。その後、マスクパターンをマスクに用いて上記金属
膜(51)をエッチングし、シャント配線25を形成す
る。その際、シャント配線25が溝23内に収まるよう
に、リソグラフィー工程での合わせずれを考慮して、溝
23の幅よりもシャント配線25の幅を小さく形成する
ことが好ましい。
【0033】なお、工程数が増大するが、スパッタリン
グ、蒸着法、CVD法等の成膜技術によって、シャント
配線を形成する金属膜を成膜した後、CMPもしくはエ
ッチバックによって、溝23内に金属膜が埋め込まれる
ように余分な金属膜を除去する。その後、レジスト塗
布、リソグラフィー技術によって、溝23内に形成され
た金属膜、すなわち、シャント配線25を覆うレジスト
膜を形成した後、それをマスクにして、受光部12上に
形成された金属膜を除去する。その後、マスクに用いた
レジスト膜を除去する。このようにして、転送電極22
に形成した溝23内に埋め込まれるシャント配線25を
形成してもよい。
【0034】次いで、図3の(5)に示すように、例え
ばCVD法によって、上記シャント配線25、転送電極
22、半導体基板11等を被覆するもので、例えば酸化
シリコン膜からなる絶縁膜26を形成する。
【0035】次いで、図3の(6)に示すように、従来
の技術を用いて、全面に遮光膜27を例えばアルミニウ
ム系金属膜で形成した後、受光部12上の遮光膜27に
開口部28を形成する。次いで、例えばプラズマCVD
法によって、全面に例えば窒化シリコンからなるパッシ
ベーション膜29を形成した後、例えば塗布法によっ
て、上記パッシベーション膜29上に平坦化膜30を例
えば有機材料によって形成する。その後、カラーフィル
ター31を形成した後、絶縁膜32を形成し、その上に
オンチップレンズ33を形成する。このようにして、固
体撮像装置1を完成させる。なお、図3の(6)は図2
および図3の(5)に対して縮小して図示した。
【0036】上記固体撮像装置の製造方法では、転送電
極22の上面側に溝23を形成して、その溝23内に絶
縁膜24を介してシャント配線25を埋め込むように形
成することから、従来の転送電極上に絶縁膜を介してシ
ャント配線を形成する固体撮像装置の製造方法よりも、
受光部12表面からオンチップレンズ33下面までの距
離(高さ)は、シャント配線25を形成してもシャント
配線25の厚み分だけ低く形成される。それによって、
受光部12表面からのオンチップレンズ33の高さの自
由度が高くなる。そのため、オンチップレンズ33の焦
点位置を受光部12表面に位置させるように、例えば平
坦化膜30の厚さを調整してオンチップレンズ33の高
さを最適化することが容易となり、シャント配線25を
形成することによる感度特性の低下、スミアの増大とい
う問題が解決される。
【0037】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の固体撮像
装置によれば、転送電極の上面側に形成されている溝内
にシャント配線を埋め込む構造となっているので、従来
のシャント配線を形成した固体撮像装置よりも受光部表
面からオンチップレンズ下面までの距離(高さ)はシャ
ント配線の厚さ分だけ低くすることができる。それによ
って、オンチップレンズの高さの自由度を高くすること
ができるため、オンチップレンズの焦点を受光部表面に
位置するようにオンチップレンズの高さを最適化するこ
とが容易となり、シャント配線を設けたことによる感度
特性の低下、スミアの増大という問題を解決することが
できる。
【0038】本発明の固体撮像装置の製造方法によれ
ば、転送電極の上面側に溝を形成して、その溝内に絶縁
膜を介してシャント配線を埋め込むように形成するの
で、従来のシャント配線を形成する固体撮像装置の製造
方法よりも、受光部表面からオンチップレンズ下面まで
の距離(高さ)をシャント配線の厚み分だけ低く形成す
ることができる。それによって、受光部表面からのオン
チップレンズの高さの自由度を高めることができるた
め、オンチップレンズの焦点位置を受光部表面に位置さ
せるように、オンチップレンズの高さを最適化すること
が容易となり、シャント配線を形成することによる感度
特性の低下、スミアの増大という問題を解決することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固体撮像装置に係る実施の形態を示す
概略構成断面図である。
【図2】本発明の固体撮像装置に係る実施の形態を示す
製造工程断面図である。
【図3】本発明の固体撮像装置に係る実施の形態を示す
製造工程断面図である。
【図4】従来のシャント配線を有する固体撮像装置の概
略構成断面図である。
【図5】従来のシャント配線を有しない固体撮像装置の
概略構成断面図である。
【図6】従来の固体撮像装置の課題を示す概略構成断面
図である。
【符号の説明】
1…固体撮像装置、12…受光部、22…転送電極、2
3…溝、24…絶縁膜、25…シャント配線、33…オ
ンチップレンズ
フロントページの続き Fターム(参考) 4M118 AA01 AA05 AA10 AB01 BA10 CA03 CA34 CA40 DA18 EA01 EA07 FA06 GB11 GC07 GD04 5C024 CX13 CX41 DX01 EX43 GX03 GY01 5F033 HH08 HH09 HH11 HH12 HH15 HH19 HH23 HH27 HH28 HH33 HH34 JJ08 JJ09 JJ11 JJ12 JJ15 JJ19 JJ23 JJ27 JJ28 JJ33 JJ34 KK04 MM01 PP06 PP15 PP19 QQ08 QQ09 QQ31 QQ37 QQ48 QQ76 RR04 RR06 RR21 SS11 SS15 TT04 VV06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電荷転送部と、 前記電荷転送部に隣接して設けた受光部と、 前記受光部の光入射側に所定距離をおいて設けたオンチ
    ップレンズとを備えた固体撮像装置において、 前記電荷転送部の転送電極に形成された溝と、 前記溝内に絶縁膜を介して形成されたシャント配線とを
    備えたことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 電荷転送部と、 前記電荷転送部に隣接して設けた受光部と、 前記受光部の光入射側に所定距離をおいて設けたオンチ
    ップレンズとを備えた固体撮像装置の製造方法におい
    て、 前記電荷転送部の転送電極を形成した後に前記転送電極
    に溝を形成する工程と、 前記溝の内壁を含む前記転送電極の表面に絶縁膜を形成
    する工程と、 前記絶縁膜を介して前記溝内にシャント配線を形成する
    工程とを備えたことを特徴とする固体撮像装置の製造方
    法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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