JP2002295978A - 焼成炉 - Google Patents

焼成炉

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JP2002295978A
JP2002295978A JP2001096996A JP2001096996A JP2002295978A JP 2002295978 A JP2002295978 A JP 2002295978A JP 2001096996 A JP2001096996 A JP 2001096996A JP 2001096996 A JP2001096996 A JP 2001096996A JP 2002295978 A JP2002295978 A JP 2002295978A
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JP
Japan
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furnace
flue
wall
roller hearth
hearth kiln
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Application number
JP2001096996A
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English (en)
Inventor
Masaji Kato
正次 加藤
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Noritake Co Ltd
Original Assignee
Noritake Co Ltd
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Publication date
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  • Incineration Of Waste (AREA)
  • Tunnel Furnaces (AREA)
  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 操業の停止をすることなく煙道の清掃をする
ことができる焼成炉を提供する。 【解決手段】 煙道28が構成されているローラハース
キルン10において、煙道28が、ローラハースキルン
10の上壁16を嵌通して形成された導出穴20と、そ
の導出穴20に連通し且つ上壁16上に沿って所定長さ
に形成された水平路22と、その水平路22を構成する
側壁に貫通して設けられた清掃穴24と、その清掃穴2
4内に挿入状態で着脱可能に設けられた蓋部材26とか
ら構成されていることから、ローラハースキルン10の
操業中であっても、その蓋部材26を取り外すことによ
り煙道28内に堆積した異物或いは付着物を除去する清
掃を行うことができる。従って、煙道28の清掃のため
にローラハースキルン10の操業を長期間停止させる必
要がなく、その停止に伴う大きな損失も発生しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、焼成炉に関し、特
に炉内に発生する排気ガスを導出するための煙道の構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】焼成炉には、炉内に発生する排気ガスを
導出するために炉壁と一体的に形成された煙道と、その
煙道に接続されて排気ファンにより強制排気させる排気
ダクトとが備えられる。その煙道には、排気ガスに含ま
れる異物が付着或いは蓄積されるので、定期的に除去す
る作業を必要とする。従来の焼成炉では、煙道が炉体の
内部に設けられているため、焼成炉の稼働を停止させ、
一度煙道を解体し、再構築していた。
【0003】
【発明が解決すべき課題】しかしながら、焼成炉は24
時間連続的に稼働させられる場合が多く、また焼成炉を
常温近くに冷却して停止させた後に元の温度に復帰させ
るためにはたとえば数日乃至十数日程度の長時間を必要
とすることから、煙道の清掃のためにはそのような長期
間の焼成炉の操業の停止を行うことになるため、その停
止に伴う大きな損失が発生するという問題があった。
【0004】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであり、その目的とするところは、操業の停止をす
ることなく煙道の清掃をすることができる焼成炉を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、炉内に発生する排気
ガスを炉壁を通してから導出するために炉壁と一体的に
形成された煙道と、該煙道に接続された排気ダクトとを
備えた焼成炉であって、その煙道が、(a) 前記炉壁を貫
通して形成された導出穴と、(b) その導出穴に連通し且
つ前記炉壁に沿って所定長さに形成された水平路と、
(c) その水平路を構成する側壁に貫通して設けられた清
掃穴と、(d) その清掃穴に着脱可能に設けられた蓋部材
とを、含むことにある。
【0006】
【発明の効果】このようにすれば、煙道が、炉壁を貫通
して形成された導出穴と、その導出穴に連通し且つ炉壁
に沿って所定長さに形成された水平路とか構成され、そ
の水平路を構成する側壁には、それを貫通して設けられ
た清掃穴と、その清掃穴に着脱可能に設けられた蓋部材
とが設けられることから、焼成炉の操業中であっても、
その蓋部材を取り外すことにより煙道内の清掃をするこ
とができる。このため、煙道の清掃のために焼成炉の操
業を長期間停止させる必要がなく、その停止に伴う大き
な損失も発生しない。
【0007】
【発明の他の態様】ここで、好適には、前記炉壁は焼成
炉の上壁であり、前記導出穴は該上壁を貫通して形成さ
れ、前記水平炉はその上壁上に沿って所定長さに形成さ
れたものである。このようにすれば、煙道が焼成炉の上
側に設けられるので、焼成炉の高さを焼成作業の容易性
を確保できるものとすることができる。
【0008】また、好適には、前記焼成炉は、長手方向
に並列させられた多数のローラ上の被加熱物を搬送する
過程で焼成を施すローラハースキルンであり、前記煙道
は、そのローラハースキルンの炉壁と同様の無機耐火物
たとえば耐火レンガから焼成炉の長手方向において上壁
上に構成される。このようにすれば、1400乃至16
00℃程度の高温の排気ガスが炉内から導出され、その
導出過程において炉内への熱回収が行われ得るととも
に、比較的低温となってから金属製の排気ダクトを用い
て排出させることができる。
【0009】
【発明の好適な実施の形態】以下、本発明の一実施例を
図面を参照して説明する。
【0010】図1乃至図3は、本発明の一実施例である
ローラハースキルン10の構成の要部を説明する図であ
る。図1および図2は、図3のI−I視断面図およびII
−II視断面図であり、図3はローラハースキルン10の
縦断面図である。
【0011】ローラハースキルン10は、断面視におい
て底壁12、その両端から立ち上がる一対の側壁14、
それら一対の側壁14の上端部を連結する上壁(天井
壁)16を備えたトンネル型焼成炉であって、その長手
方向において並列させられた状態で回転駆動される図示
しない多数本の耐火物製のローラを備えている。被搬送
物は、そのローラ上に載置されることにより炉内を長手
方向に搬送される過程で加熱焼成されて焼結させられ
る。
【0012】上記ローラハースキルン10の炉壁、すな
わち底壁12、一対の側壁14、上壁16は、耐火レン
ガのような多数個の無機耐火物が積み重ねられ且つ外殻
(外箱)を構成する鉄板により固定されている。
【0013】上記ローラハースキルン10には、上壁1
6を嵌通して形成された導出穴20と、その導出穴20
に連通し且つ上壁16上に沿って所定長さに形成された
水平路22と、その水平路22を構成する側壁に貫通し
て設けられた清掃穴24と、その清掃穴24内に挿入状
態で着脱可能に設けられた蓋部材26とから成る煙道2
8が設けられている。この煙道28を構成する外壁、お
よび蓋部材26も、上記ローラハースキルン10の炉壁
と同様の多数個の無機耐火物が積み重ねられることによ
り構成されている。上記清掃穴24は、たとえば図3の
破線に示すように、水平路22に沿っての長手状に形成
されている。
【0014】上記煙道28の出口30には、鉄板或いは
鋼板が曲成されることにより構成される断面円形或いは
矩形の排気ダクト32が連結されており、その下流側に
設けられた排気ファン34により、ローラハースキルン
10の炉内で発生した排気ガスが強制的に排気されるよ
うになっている。
【0015】本実施例によれば、以上のように煙道28
が構成されているローラハースキルン10において、煙
道28が、ローラハースキルン10の上壁16を嵌通し
て形成された導出穴20と、その導出穴20に連通し且
つ上壁16上に沿って所定長さに形成された水平路22
と、その水平路22を構成する側壁に貫通して設けられ
た清掃穴24と、その清掃穴24内に挿入状態で着脱可
能に設けられた蓋部材26とから構成されていることか
ら、ローラハースキルン10の操業中であっても、その
蓋部材26を取り外すことにより煙道28内に堆積した
異物或いは付着物を除去する清掃を行うことができる。
従って、煙道28の清掃のためにローラハースキルン1
0の操業を長期間停止させる必要がなく、その停止に伴
う大きな損失も発生しない。
【0016】因みに、図4は従来のローラハースキルン
50の煙道52の構成を説明する図である。この図4の
煙道52は、ローラハースキルン50の上壁54の下側
に開口する導出穴56と、その導出穴56に連通し且つ
上壁54内をローラハースキルン50の長手方向に沿っ
て所定長さに形成された水平路58とから構成されてい
ることから、その煙道52内、特に水平路58内に堆積
した異物を除去する作業は、ローラハースキルン50の
操業を停止させた状態でしか実行できなかったのであ
る。
【0017】また、本実施例では、煙道28は、ローラ
ハースキルン10の炉壁と同様の無機耐火物たとえば耐
火レンガからローラハースキルン10の長手方向におけ
る所定長さで上壁16上に構成されることから、たとえ
ば1400乃至1600℃程度の高温の排気ガスが炉内
から導出され、その導出過程において炉内への熱回収が
行われ得るとともに、比較的低温となってから金属製の
排気ダクト32を用いて排出させることができる。
【0018】以上、本発明の一実施例を図面を参照して
詳細に説明したが、本発明は他の態様においても適用さ
れる。
【0019】例えば、前述の実施例においては、焼成炉
がローラハースキルン10である場合について説明され
ていたが、ウオーキングビーム炉、プッシャー炉などの
他の形式のトンネル炉であっても差し支えない。
【0020】また、前述の実施例の煙道28は、上壁1
6に沿って設けられていたが、底壁12の下側において
その底壁12に沿って設けられていても差し支えない。
【0021】その他、一々例示はしないが、本発明はそ
の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得るものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるローラハースキルンの
構成の要部を説明する図であって、図3のI−I視断面
図である。
【図2】図1のローラハースキルンの構成の要部を説明
する図であって、図3のII−II視断面図である。
【図3】図1のローラハースキルンの構成の要部を説明
する縦断面図である。
【図4】従来のローラハースキルンの構成の要部を説明
する縦断面図であって、図3に対応する図である。
【符号の説明】
10:ローラハースキルン(焼成炉) 12:底壁(炉壁) 14:側壁(炉壁) 16:上壁(炉壁) 20:導出穴 22:水平路 24:清掃穴 26:蓋部材 28:煙道 32:排気ダクト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F27D 17/00 105 F27D 17/00 105G Fターム(参考) 3K061 QA01 QA16 VA08 VA15 VA20 4K050 AA04 CC10 CG04 4K056 AA12 BA02 BB01 CA10 DB22 DC06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉内に発生する排気ガスを炉壁を通して
    から導出するために炉壁と一体的に形成された煙道と、
    該煙道に接続された排気ダクトとを備えた焼成炉であっ
    て、該煙道が、 前記炉壁を貫通して形成された導出穴と、 該導出穴に連通し且つ前記炉壁に沿って所定長さに形成
    された水平路と、 該水平路を構成する側壁に貫通して設けられた清掃穴
    と、 該清掃穴に着脱可能に設けられた蓋部材とを、含むこと
    を特徴とする焼成炉。
  2. 【請求項2】 前記炉壁は焼成炉の上壁であり、前記導
    出穴は該上壁を貫通して形成され、前記水平炉は該上壁
    上に沿って所定長さに形成されたものである請求項1の
    焼成炉。
JP2001096996A 2001-03-29 2001-03-29 焼成炉 Pending JP2002295978A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011214752A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Chugoku Electric Power Co Inc:The 火力発電設備の煙道清掃方法
CN104634123A (zh) * 2014-12-30 2015-05-20 广东萨米特陶瓷有限公司 一种辊道窑炉—喷雾塔负压抽排风管道应急排空力学机构

Cited By (3)

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CN104634123B (zh) * 2014-12-30 2016-08-31 广东萨米特陶瓷有限公司 一种辊道窑炉—喷雾塔负压抽排风管道应急排空力学机构

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