JP2002295886A - 空調吹出装置 - Google Patents
空調吹出装置Info
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Abstract
防止が図れる空調吹出装置の提供。 【解決手段】 空調吹出装置は、室内空間4に面する吹
出口2を有する。吹出口2は、天井面裏側に配設された
空調ダクト14に連結ダクト16を介して連結され、空
調ダクト14から送られてきた空調エアを室内空間4に
向けて吹き出す。連結ダクト16の内壁には、空調エア
の流路を囲繞するように環状の開口部20が貫通形成さ
れている。開口部20は、天井裏空間部22に連通さ
れ、空調エアとして冷房エアが当該連結ダクト16内を
流通する際に、その気流に誘引されてエゼクタ効果によ
り空間部22内の温度の高い空気を連結ダクト16内に
導入する。導入された空気は冷房エアとともに吹出口2
から吹き出されて吹出口2周りに送給される。冷房エア
と吹出口2周りとの接触が阻止され、吹出口2周りの表
面温度の低下が抑制され、結露発生が防止される。
Description
空気調和を図るために、天井面や壁面、床面等の室内面
に設けられる空調吹出装置に関し、特に冷房時に吹出口
周りで発生する結露を防止する技術に関する。
を図るために、天井面や壁面、床面等の室内面には、空
調吹出口が設けられている。この空調吹出口は、室内面
の裏側等に配設された空調ダクト等に接続され、外部の
空調装置からダクト等を通じて送給された空調エアを室
内空間に向けて吹き出す。夏季などの暑い時期には、空
調エアとして温度の低い冷房エアが空調吹出口から吹き
出され、冬季などの寒い時期には、空調エアとして温度
の高い暖房エアが空調吹出口から吹き出され、室内空間
の空気調和が図られている。
にあっては、従来から次のような問題を抱えていた。す
なわち、夏季などの高温多湿の時期に冷房を行うと、吹
出口周りに結露が発生するという問題である。この結露
は、当該吹出口から吹き出される冷房エアが吹出口周り
と接触して、当該吹出口周りの表面温度が低下すること
によって生じるものである。表面温度が低下した吹出口
周りは、室内空間の高温多湿の空気と接触し、この空気
に含まれる水分が水滴として付着して結露が発生するの
である。特に吹出口が金属等の熱伝導性の高い材料で形
成されている場合には、表面温度の低下も大きく、結露
の発生量も多かった。また、ビルのエントランスホール
等、外気の出入りが大きい場所では、高温多湿の外気と
接触する機会も多く、結露の発生が著しかった。
もので、その目的は、結露の発生が激しい箇所でもその
防止が可能な空調吹出装置を提供することにある。
るために本発明に係る空調吹出装置にあっては、室内面
に設けられて室内空間に向けて空調エアを吹き出す吹出
口を備えた空調吹出装置であって、冷房時に前記吹出口
から前記空調エアとして吹き出す冷房エアよりも温度の
高い高温エアを前記吹出口の周りに送給して、当該吹出
口の周りに高温エア層を形成する高温エア層形成手段を
備えたことを特徴とする(請求項1)。
き出される冷房エアよりも温度の高い高温エアを吹出口
の周りに送給してそこに高温エア層を形成するから、吹
出口の周りが高温エア層によって覆われ、吹出口から冷
房エアが吹き出されても、その冷房エアが吹出口の周り
と接触するのを阻止することができる。これによって、
吹出口の周りの表面温度が冷房エアによって低下するの
を抑制することができ、吹出口の周りに結露が発生する
のを防止することができる。
吹出口の周りから熱を奪って前記室内面の裏側に画成さ
れた空間部に放出する放熱フィンを備えたことを特徴と
する(請求項2)。この放熱フィンにより吹出口の周り
の冷熱を奪って、その温度をその温度を室内面の裏側に
画成された空間部の温度に近づけることができ、これに
より吹出口の周りの結露の発生を抑制することができ
る。
高温エア層形成手段が、前記吹出口に前記冷房エアを送
り込むダクトの内壁に前記室内面の裏側に画成された空
間部と連通する開口部を備え、この開口部から前記空間
部内のエアをエゼクタ効果によって前記冷房エアの気流
により前記室内空間側に誘引して前記高温エアとして前
記吹出口の周りに送給することを特徴とする(請求項
3)。室内面の裏側に画成された空間部のエアを高温エ
アとして用い、しかもこの高温エアをエゼクタ効果を利
用してその空間部から室内空間側に自然に送給されるよ
うにしたから、特にファンなどの能動的な送給手段が別
途必要なく、非常に簡単な構成で実現することができ
る。
の実施の形態について添付図面を用いて説明する。図1
は、本発明に係る空調吹出装置の一実施形態を示したも
のである。
の天井部6に設けられたもので、この天井部6に内装材
として配設された天井材8に穴部10を貫通形成し、こ
の穴部10に吹出口2を有する枠体フレーム12をはめ
込んで構成されている。この枠体フレーム12は、金属
材料で形成されたもので、穴部10の周辺部を覆うフラ
ンジ部13と、このフランジ部13の内縁部に上向きに
突設された筒体状の連結ダクト16と、この連結ダクト
16の上方部に外方へと水平に張り出して設けられたド
ーナツ形状をした板形の放熱フィン24とを備える。
された空調ダクト14と吹出口2とを結ぶもので、その
上端部が空調ダクト14の下面に設けられたエア供給口
18に接続されている。空調ダクト14のエア送給空間
19を流通する空調エアは、エア供給口18から連結ダ
クト16へと流入し、連結ダクト16を通じて吹出口2
から室内空間4に向けて吹き出される。
の上端部に一体的に設けられており、連結ダクト16内
を流通する冷房エアによって冷却された枠体フレーム1
2から冷熱を奪い、その冷熱を天井材8の裏側に画成さ
れた天井裏空間部22へと放出し、枠体フレーム12の
温度を天井裏空間22の空気の温度に近づける。これに
よって、枠体フレーム12の温度を高めて吹出口2周り
に発生する結露を防止する。
20が設けられている。この開口部20は、当該連結ダ
クト16を流通する空調エアの流路を囲繞するように連
結ダクトの内壁に沿って環状に形成されている。この開
口部20は、連結ダクト16の内壁をスリット状に貫通
形成され、連結ダクト16内部と天井裏側の天井裏空間
部22とを連通している。
気を空調の吹出口周りに送給するためのものである。す
なわち、冷房時に空調ダクト14からエア供給口を通じ
て連結ダクト16内に冷房エアが送給されると、その冷
房エアの気流の勢いによってエゼクタ効果により天井裏
空間部22の空気が開口部20を通じて連結ダクト16
内に誘引されるのである。開口部20は、冷房エアの流
路を囲繞するように環状に設けられているから、天井裏
空間部22の空気は、その冷房エアを外側から包み込む
ようにして吹出口2から吹き出され、そのまま吹出口2
周り表面を伝わって吹出口2周りに送給される。
エアよりも温度の高い常温若しくは高温であるから、吹
出口2周りは冷房エアよりも温度の高い高温エアで覆わ
れ、吹出口2周りの表面上には高温エア層が形成される
こととなる。この高温エア層は、吹出口2から吹き出さ
れた冷房エアと吹出口2周りとの間に介在して、冷房エ
アと吹出口2の周りとの接触を阻むから、吹出口2周り
の表面温度がその冷房エアにより低下されるのを抑制す
ることができ、吹出口2周りの結露発生を可及的に防止
することができる。
結ダクト16の内壁にスリット状に形成されているが、
本発明にあってはこれに限らず、例えば多数の孔部を連
結ダクト16の内壁に沿って並設して形成したりするな
ど、どのような形態を採用してもかまわない。また、本
実施形態では、エゼクタ効果を利用して天井裏空間部2
2の空気を室内空間4側、即ち連結ダクト16内へと導
入していたが、本発明にあってはこれに限らず、例えば
ファンなどの適当な送風手段を積極的に設けて、強制的
に吹き出させるようにしてもかまわない。また、本発明
の高温エアにあっては、前述した天井裏空間部22の空
気に限らず、別途空調装置等により加熱されたエアを生
成して吹出口周りに送給するようにしてもよい。また、
暖房時に、開口部20から天井裏チャンバー22内の空
気が連結ダクト部16内へ吹き出ないようにするため
に、前記開口部20に当該開口部20を閉塞する適当な
シャッター等の閉塞手段を設けるとよい。
冷房時に吹出口から吹き出される冷房エアよりも温度の
高い高温エアをその吹出口の周りに送給してそこに高温
エア層を形成するから、吹出口の周りが高温エア層で覆
われ、吹出口から吹き出された冷房エアが吹出口の周り
に接触するのを阻止することができる。これによって、
吹出口の周りの表面温度が冷房エアによって低下するの
を抑制することができ、吹出口の周りに結露が発生する
のを防止することができる(請求項1)。
記室内面の裏側に画成された空間部に放出する放熱フィ
ンを備えたことで、吹出口の周りの温度を室内面裏側に
画成された空間部の空気の温度に近づけることができ、
吹出口の周りの温度低下を抑制して結露の発生を防止す
ることができる(請求項2)。
むダクトの内壁に前記室内面の裏側に画成された空間部
と連通する開口部を設け、この開口部から前記空間部内
のエアをエゼクタ効果によって前記冷房エアの気流によ
り前記室内空間側に誘引して前記高温エアとして前記吹
出口の周りに送給することで、室内面の裏側に画成され
た空間部のエアを高温エアとして利用することができ、
しかもエゼクタ効果によってその空間部から室内空間側
に自然に送給されるようにしたから、特にファンなどの
能動的な送給手段が別途必要なく、非常に簡単な構成で
実現することができる(請求項3)。
た縦断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 室内面に設けられて室内空間に向けて空
調エアを吹き出す吹出口を備えた空調吹出装置であっ
て、冷房時に前記吹出口から前記空調エアとして吹き出
す冷房エアよりも温度の高い高温エアを前記吹出口の周
りに送給して、当該吹出口の周りに高温エア層を形成す
る高温エア層形成手段を備えたことを特徴とする空調吹
出装置。 - 【請求項2】 前記吹出口の周りから熱を奪って前記室
内面の裏側に画成された空間部に放出する放熱フィンを
備えたことを特徴とする請求項1に記載の空調吹出装
置。 - 【請求項3】 前記高温エア層形成手段は、前記吹出口
に前記冷房エアを送り込むダクトの内壁に前記室内面の
裏側に画成された空間部と連通する開口部を備え、この
開口部から前記空間部内のエアをエゼクタ効果によって
前記冷房エアの気流により前記室内空間側に誘引して前
記高温エアとして前記吹出口の周りに送給することを特
徴とする請求項1または2に記載の空調吹出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001093078A JP3870706B2 (ja) | 2001-03-28 | 2001-03-28 | 空調吹出装置 |
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JP2002295886A true JP2002295886A (ja) | 2002-10-09 |
JP3870706B2 JP3870706B2 (ja) | 2007-01-24 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103453634A (zh) * | 2012-09-19 | 2013-12-18 | 海尔集团公司 | 空调送风方法 |
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---|---|---|---|---|
KR101563483B1 (ko) * | 2008-08-28 | 2015-11-09 | 삼성전자 주식회사 | 공기조화기 |
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2001
- 2001-03-28 JP JP2001093078A patent/JP3870706B2/ja not_active Expired - Fee Related
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