JP2892885B2 - 空調用吹出し装置 - Google Patents

空調用吹出し装置

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JP2892885B2 JP13322592A JP13322592A JP2892885B2 JP 2892885 B2 JP2892885 B2 JP 2892885B2 JP 13322592 A JP13322592 A JP 13322592A JP 13322592 A JP13322592 A JP 13322592A JP 2892885 B2 JP2892885 B2 JP 2892885B2
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典子 関原
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Matsushita Seiko Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空調用の吹出し装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ダクトで空気搬送するダクト式空
調が普及するなか、ダクトを設置する建物の天井裏スペ
ースには限りがあり、ダクトの小径化が要求されてい
る。また、ダクト内圧力損失を減少させるために、ダク
トによる搬送空気が、小風量かつ室内空気温度との差の
大きい空調空気であっても室内空気分布を良くすること
のできる吹出し装置が求められおり、この吹出し装置で
は室内温度分布の均一化、冷房時の吹出しグリル面の結
露防止、暖房時の温風上昇抑制等のために一次送風空気
に室内または周囲の空気を誘引混合して吹出す誘引型吹
出し口が利用されている。
【0003】従来、この種の空調用吹出し装置は、特公
昭56−38855号公報記載のものが存する。以下、
その構成について図3を参照しながら説明する。
【0004】図に示すように、冷温風吹出し面12を有
する箱体11に一次送風空気の入口接続部13と吹出し
ノズル部材14と吹出し空気案内板15を連結してい
る。
【0005】上記構成において、空調機等から送出され
た一次送風空気は入口接続部13内へ送られ、吹出しノ
ズル部材14を通過し吹出される。この吹出された一次
送風空気は吹出し空気案内板15に沿い流れ、この一次
送風空気の風速により周囲空気を誘引混合し冷温風吹出
し面12から吹出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の空調
用吹出し装置では、ノズルを用いて一次送風空気の風速
を高めることにより室内または周囲の空気を誘引するた
めに、誘引量は成行きとなり、また、一次送風空気を再
誘引するショートサーキットが生じるといった課題があ
った。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、室内
または周囲の空気を確実に誘引する誘引装置により、室
内または周囲の空気と一次送風空気とを比例混合して混
合吹出し空気を吹出すことのできる吹出し装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、吹出し装置本体と前記吹出し装置本体の内
部下流に一次送風空気流路と前記一次送風空気流路の下
流側に誘引空気を吹出し装置本体内部へ導く誘引路を、
ガイドを介して設け、一次送風空気によって室内または
周囲の空気を前記一次送風空気流路の空気速度に比例し
誘引する送風ユニット前記一次送風空気流路と前記
誘引路の間にまたがって設けた構成としたものである。
【0009】
【作用】本発明は上記した構成により、一次送風空気流
路の空気速度に比例して誘引する送風ユニットにより室
内または周囲の空気を確実に一次送風空気流路の空気速
度に比例して誘引し、前記室内または周囲の空気と小風
量かつ室内空気温度との温度差大なる一次送風空気と混
合して室内空気との温度差が小さい混合吹出し空気を吹
出すことができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について、図1〜
図2を参照しながら説明する。
【0011】図1に示すように吹出し装置本体1の内部
下流側に一次送風空気流路2を、前記一次送風空気流路
2の下流に一次送風空気によって回転駆動することによ
室内または周囲の空気を誘引する送風ユニット3を設
け、前記送風ユニット3の下流に誘引空気を吹出し装置
本体1の内部へ導くガイド4と前記送風ユニット3によ
り誘引される誘引空気の誘引路5を配している。図1に
示すように送風ユニット3は一次送風空気流路2と誘引
路5の間にまたがって設けられている。
【0012】上記構成により一次送風空気が一次送風空
気流路2を通過するとき、送風ユニット3は一次送風空
気流路2と誘引路5の間にまたがっておかれていること
により一次送風空気により送風ユニット3が回転駆動
し、誘引路5を通じて室内または周囲の空気を一次送風
空気流路の空気速度に比例して誘引する。誘引空気と小
風量かつ室内空気温度との温度差大なる一次送風空気は
混合領域6で混合し、混合吹出し空気を吹出す。
【0013】また、一次送風空気速度と誘引空気風量の
関係を実験結果例図2に基づき説明する。横軸は一次送
風空気速度、縦軸は誘引路内の誘引空気速度である。図
2のグラフより一次送風空気速度と誘引空気速度は直線
関係にあることがわかる。誘引路内の誘引空気速度は誘
引空気風量の1次関数であるため、誘引空気風量は一次
送風空気速度と直線関係にある。したがって、一次送風
空気速度を制御することによって誘引空気風量を正確に
制御することができる。
【0014】このように本発明の実施例の空調用吹出し
装置によれば、送風ユニット3は一次送風空気流路2と
誘引路5の間にまたがっておかれていることにより一次
送風空気流路2を通過する一次送風空気により送風ユニ
ット3が回転駆動し、誘引路5を通じて室内または周囲
の空気を一次送風空気流路の空気速度に比例して確実に
誘引し、誘引空気と小風量かつ室内空気との温度差大な
る一次送風空気と混合して、室内空気との温度差の小さ
い混合吹出し空気を吹出すことのできる空調用吹出し装
置を提供することができる。
【0015】なお、送風ユニット3は一次送風空気によ
り回転させたが、送風ユニット3にモータ等の駆動部を
連結し回転させることにより同様の効果が得られるとと
もに、正確な混合吹出し空気の温度および風量を制御す
ることができる。
【0016】なお、一次送風空気の搬送方法をダクト式
としたが、天井裏をチャンバーとしてもよい。
【0017】なお、一次送風空気の搬送にダクト式を用
いたが、本発明を送風ユニットと吹出し装置が一体であ
る空調機に用いても同様の効果が得られる。
【0018】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明よれば一次送風空気の風速を高めることによって行っ
ていた室内または周囲の空気の誘引を送風ユニットが一
次送風空気流路と誘引路の間にまたがっておかれている
ことにより、一次送風空気速度に比例して室内または周
囲の空気を誘引し、誘引空気と小風量かつ室内空気温度
との温度差大なる一次送風空気を混合して、室内空気と
の温度差の小さい混合吹出し空気を吹出す空調用吹出し
装置が提供できる。
【0019】また、一次送風空気により送風ユニットを
回転させるため、簡単な構造である。
【0020】また、本発明の吹出し装置を天井に設置し
た場合、天井付近に滞留している室内発熱負荷による高
温空気や吹出し空気が比重によって浮上して高温になっ
ている天井付近の空気を誘引して居住域に吹出すため、
居住域外の熱を有効利用することができる。
【0021】さらに暖房時、混合吹出し空気と室内空気
との温度差が小さくなるので、浮力による混合吹出し空
気の上昇を抑え、混合吹出し空気の到達距離が伸びるの
で上下温度差の改善ができ、快適性を向上することがで
きる。冷房時は、混合吹出し空気と室内空気の温度差が
小さくなるので、比重による混合吹出し空気の局部的な
降下を抑え、不快な気流、すなわちドラフトを防ぎ、室
内空気分布をよくし、快適性を向上することができる。
【0022】また、吹出し装置の形状が円形、角形に限
らずライン型であっても室内または周囲の空気を誘引す
るので、建造物の室内装飾に与える影響が小さい吹出し
形状を持ち、空気分布をより良くできる効果のある空調
用吹出し装置が提供できる。
【0023】また、ライン型吹出し装置は室内装飾に与
える影響が小さいため、空調設計に有利である。
【0024】また、送風ユニットに駆動部を設けた場
合、誘引空気風量は一次送風空気の速度に依存せず、混
合吹出し空気温度、混合吹出し空気風量を変えることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の空調用吹出し装置の断面図
【図2】同第3実施例の一次送風空気風速と誘引空気風
速の関係グラフ図
【図3】従来の空調用吹出し装置の断面図
【符号の説明】
1 吹出し装置本体 2 一次送風空気流路 3 送風ユニット 4 ガイド

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吹出し装置本体と前記吹出し装置本体の
    内部下流に一次送風空気流路と前記一次送風空気流路の
    下流側に誘引空気を吹出し装置本体内部へ導く誘引路
    を、ガイドを介して設け、一次送風空気によって室内ま
    たは周囲の空気を前記一次送風空気流路の空気速度に比
    例して誘引する送風ユニットを前記一次送風空気流路と
    前記誘引路の間にまたがって設けた空調用吹出し装置。
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