JP2002295467A - 液体潤滑式フォイル軸受 - Google Patents

液体潤滑式フォイル軸受

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JP2002295467A
JP2002295467A JP2001104386A JP2001104386A JP2002295467A JP 2002295467 A JP2002295467 A JP 2002295467A JP 2001104386 A JP2001104386 A JP 2001104386A JP 2001104386 A JP2001104386 A JP 2001104386A JP 2002295467 A JP2002295467 A JP 2002295467A
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bump
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Ikuo Saito
育夫 齊藤
Tatsuo Yamashita
達雄 山下
Makoto Mikami
誠 三上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 起動運転から定常運転、停止運転までいかな
る回転速度においても回転軸1の軸心と軸受の軸心とが
一致するようにする。 【解決手段】 リーフフォイル2をバイメタルで形成す
る。そして、回転軸1の停止状態において当該回転軸1
の軸心と軸受の軸心とを一致させるように該回転軸1を
支持し、回転数が定常回転数になった際には、気体との
摩擦による温度上昇により空気膜の厚みに相当する量だ
け当該回転軸1から離れるように変形するようにする。
これにより、常に回転軸1の軸心と軸受の軸心とが一致
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、横置型の小型高速
ガスタービン発電装置等に用いられる高速回転する回転
軸を潤滑支持する液体潤滑式フォイル軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、超高速で回転し、かつ、高い回転
精度を要求される回転機械の軸受として、気体軸受が用
いられ、特に液体潤滑式フォイル軸受は回転軸の変位に
対して柔軟に対応できるため、広く使用されている。
【0003】図12は従来用いられている液体潤滑式フ
ォイル軸受の正面断面図である。当該液体潤滑式フォイ
ル軸受は、複数のリーフフォイル8により形成され、各
リーフフォイル8の一端は円筒状の軸受ハウジング4の
内壁における支持部3で溶接等により固着されて、回転
軸1と対向する面が軸受面をなす構成となっている。
【0004】そして、回転軸1の回転に伴い当該回転軸
1の軸表面における摩擦によって、軸受近傍の気体が軸
受面と回転軸1との間に巻込まれて、回転軸1を潤滑支
持するようになっている。
【0005】ところで、横置型の小型高速ガスタービン
発電装置の場合には、回転軸1が水平に配置されている
ため、このような気体膜が発生していない停止時には、
回転軸1の自重で当該回転軸1の軸心は軸受の軸心に対
して下方(重力方向)に位置ずれ(偏芯)した状態とな
っている。
【0006】また、低速回転時においても、軸表面の摩
擦による気体の巻込量が少ないので、回転軸1を潤滑支
持する気体膜の膜厚さが薄く、当該気体膜による回転軸
1の押上量は小さい。従って、回転軸1は軸受中心から
下方側に偏芯した状態で回転するようになる。
【0007】そして、回転速度が上昇するにつれて気体
の巻込量も増加し、気体膜が厚くなって回転軸1が浮上
して図13に示すように当該偏芯量が小さくなる。
【0008】このような横置型の小型高速ガスタービン
発電装置等では、一般に起動モータが設けられて、シス
テム起動の際に当該起動モータの駆動力により駆動され
る構成が知られている。
【0009】起動モータの回転子と固定子との間に働く
径方向の電磁吸引力は、これらの距離に依存するので、
起動時に回転軸1が下方に偏芯していると、当該方向に
位置する固定子と回転子との間隙(ギャップ)が狭くな
り、これらの間で大きな電磁吸引力が作用するようにな
る。
【0010】従って、起動時には偏芯量に依存して回転
軸1と軸受面との間で大きな摩擦力が発生すると共に大
きな電磁吸引力が作用するようになり、起動モータとし
て大トルクが要求される。
【0011】なお、今日においては発電効率を上昇させ
る観点から減速装置を介在させることなく、ガスタービ
ンの回転軸1と発電機の回転子とを直接連結することが
一般的に行われているが、発電機と起動モータとは電気
回路を切替えることにより同一の作用を行うので、シス
テムの簡素化、低コスト化のために、上述したような専
用の起動モータを用いない傾向にある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、専用の
起動モータを用いるか、発電機を起動モータとして利用
するかを問わず、起動時にはガスタービンが着火するま
で低速回転のクランキング運転がおこなわれるので、そ
の間は偏芯した回転軸1とリーフフォイル8との接触が
強い部分で焼付きが発生して軸受が損傷する危険があっ
た。
【0013】また、偏芯量が大きい場合には、上述した
電磁吸引力も大きくなるので、起動時に必要な起動トル
クが増大してシステムを起動できなかったりする問題が
あった。
【0014】そこで、本発明は、起動トルクを低減し、
かつ、軸受面の焼付きを防止して、起動運転から定常運
転、停止運転までいかなる回転速度においても安定して
軸受ができるようにした液体潤滑式フォイル軸受を提供
することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1にかかる発明は、円筒状の軸受ハウジング
の内壁に一端が固着された複数のリーフフォイルが、回
転軸を取巻くように配設されて、当該回転軸が回転する
ことにより回りの気体をリーフフォイルとの間に巻込ん
で気体膜を形成し、この気体膜により回転軸を潤滑支持
する液体潤滑式フォイル軸受において、リーフフォイル
が、停止状態及び低速回転状態での回転軸の軸心と軸受
の軸心とを一致させるように該回転軸を支持し、回転軸
が高速回転になった際には、気体との摩擦による温度上
昇により、空気膜の厚みに相当する量だけ当該回転軸か
ら離れるように変形して、常に回転軸の軸心と軸受の軸
心とが一致するようにして、起動トルクを低減し、か
つ、軸受面の焼付きを防止しながら起動運転から定常運
転、停止運転までいかなる回転速度においても安定して
軸受ができるようにしたことを特徴とする。
【0016】請求項2にかかる発明は、リーフフォイル
を線膨張率の異なる2種類の金属からなるバイメタルに
より形成したことを特徴とする。
【0017】請求項3にかかる発明は、リーフフォイル
を形状記憶合金で形成したことを特徴とする。
【0018】請求項4にかかる発明は、軸受ハウジング
の内壁周方向に沿って設けられた複数のリーフフォイル
のうち、回転軸の荷重方向である下側の当該リーフフォ
イルをバイメタル又形状記憶合金で形成したことを特徴
とする。
【0019】請求項5にかかる発明は、円筒状の軸受ハ
ウジングの内壁に沿って波形のバンプフォイルと、当該
バンプフォイルの頂部により支持されると共に回転軸を
覆うように設けられトップフォイルとを有して、当該回
転軸が回転することにより回りの気体を該回転軸とトッ
プフォイルとの間に巻込んで気体膜を形成し、この気体
膜により回転軸を潤滑支持する液体潤滑式フォイル軸受
において、停止状態及び低速回転状態での回転軸の軸心
と軸受の軸心とを一致させるように該回転軸を支持し、
回転軸が高速回転になった際には、気体との摩擦による
温度上昇により、空気膜の厚みに相当する量だけ当該回
転軸から離れるように変形して、常に回転軸の軸心と軸
受の軸心とが一致するように、バンプフォイルがトップ
フォイルを支持するようにしたことを特徴とする。
【0020】請求項6にかかる発明は、バンプフォイル
を線膨張率の異なる2種類の金属からなるバイメタルに
より形成したことを特徴とする。
【0021】請求項7にかかる発明は、バンプフォイル
を形状記憶合金で形成したことを特徴とする。
【0022】請求項8にかかる発明は、軸受ハウジング
の内壁に沿って設けられた複数のバンプフォイルのう
ち、回転軸の荷重方向である下側の当該バンプフォイル
をバイメタル又形状記憶合金で形成したことを特徴とす
る。
【0023】請求項9にかかる発明は、波型のバンプフ
ォイルの頂部が所定おきにトップフォイルに接するよう
にしたことを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図を参照し
て説明する。図1は、第1の実施の形態の説明に適用さ
れる液体潤滑式フォイル軸受の正面断面図である。
【0025】当該液体潤滑式フォイル軸受は、軸受ハウ
ジング4にバイメタルで形成されたリーフフォイル2の
一端が支持部3において溶接等により固着されて回転軸
1を支持するようになっている。なお、この回転軸1
は、横置型の小型高速ガスタービン発電装置における発
電機やガスタービンの回転軸である。
【0026】リーフフォイル2は、2種類の線膨張率が
異なる金属を張合わせて形成されたバイメタルで、回転
軸1側の金属2aが軸受ハウジング4側の金属2bより
線膨張率が大きい材料となっている。
【0027】そして、起動時(停止時〜低速回転時)に
おいて、回転軸1の軸心が軸受の軸心に一致するように
リーフフォイル2の取付け位置が調節されている。この
ため、リーフフォイル2は停止中の回転軸1を直接支持
することができる強度を持ている。
【0028】これにより、起動時に回転軸1が自重で下
方に偏芯しようとしても当該偏芯が抑制されるので、起
動モータの固定子と回転子との間隙に変動がなく大きな
電磁吸引力が作用することが防止できて、小さな起動ト
ルクで起動することが可能となる。
【0029】なお、この状態は少なくとも下側のリーフ
フォイル2が回転軸1と接触しているので、回転速度が
上昇して気体膜の厚さが増加していくと、当該回転軸1
を上側に押上げてしまうように思えるが、以下のように
このような事態が生じないようになっている。
【0030】即ち、回転軸1の回転速度が上昇するこ
と、回転軸1表面の周囲にある気体が巻込まれ、回転軸
1とリーフフォイル2との間に気体膜が生じて、当該気
体膜の厚み分だけ回転軸1が上側に押上げられるように
なるが、気体膜と回転軸1の表面との間で発生する摩擦
熱により、軸受部分の温度が上昇し、リーフフォイル2
は図2に示すように、回転軸1から離れるように反り返
る変形をする。
【0031】そして、この変形量は気体膜の厚み分に相
当する量に設定することで、回転軸1の軸心と軸受の軸
心とが常に一致するようになる。
【0032】従って、回転軸1の回転状態に関わらず常
に当該回転軸1の軸心は軸受の軸心と一致するようにな
り、起動トルクを小さくすることができると共に、高速
回転時に回転軸1とリーフフォイル2との直接接触等が
生じないのでリーフフォイル2の損傷が軽減できるよう
になる。
【0033】なお、上述したように、起動時等の低速運
転時に液体潤滑式フォイル軸受における下側のリーフフ
ォイルで回転軸1を直接支持して当該方向に偏芯するの
を防止したが、基本的に偏芯を起さないように支持する
ためには必ずしも液体潤滑式フォイル軸受における上側
のリーフフォイルをバイメタルで形成する必要はない。
【0034】即ち、図3に示すように、液体潤滑式フォ
イル軸受における下側半分のリーフフォイル2をバイメ
タルで形成し、上側半分は従前から用いられている単一
金属により形成されたリーフフォイル8を用いて形成し
てもよい。
【0035】このような構成にすると、下側半分のリー
フフォイル2のみをバイメタルで作成すればよくなるの
で、先に述べた調芯効果を安価に享受することが可能に
なる。
【0036】また、これまでの説明では、起動時に回転
軸1を直接支持して下側に回転軸1が偏芯するのを防止
すべく、バイメタルでリーフフォイル2を形成するよう
にしたたが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0037】即ち、起動時等の低速回転時においては回
転軸1を直接支持することができ、高速回転した際には
気体膜を介して支持できるようにすることである。
【0038】このため、先の構成では温度により変形す
るバイメタルを用いたが、このように温度により変形す
る材料として他に形状記憶合金が例示できる。
【0039】図4は、このような形状記憶合金により形
成されたリーフフォイル12を用いて液体潤滑式フォイ
ル軸受を構成したものである。
【0040】この場合も、起動時(停止時〜低速回転
時)において回転軸1の軸心が軸受の軸心と一致するよ
うにリーフフォイル12が調整されることは言うまでも
ない。
【0041】一般的に知られているように、形状記憶合
金は任意の温度に達すると初期形状から予め記憶した形
状に変形する性質を持っているので、回転軸1の回転速
度が上昇して気体膜と回転軸1の表面との摩擦熱により
温度上昇すると、これに伴いリーフフォイル12が変形
するようになる。
【0042】そこで、温度上昇した際にリーフフォイル
12が気体膜の厚み分だけ回転軸1から離れるように、
当該リーフフォイル12を設計しておく。
【0043】これにより、起動トルクを小さくすること
が可能になると共に、高速回転時に回転軸1とリーフフ
ォイル12との直接接触等が抑制できて液体潤滑式フォ
イル軸受の損傷を軽減することが可能になる。
【0044】このようにリーフフォイル12を形状記憶
合金で形成した場合においても、図5に示すように、液
体潤滑式フォイル軸受の下側半分を形状記憶合金で形成
し、上側半分を従前から用いられている単一金属による
リーフフォイル8を用いて形成してもよいことは明らか
である。
【0045】このような構成にすると、下側半分のリー
フフォイルのみを形状記憶合金で作成すればよいので、
先に述べた効果を安価に享受することが可能になる。
【0046】次に、本発明の第2の実施の形態を図を参
照して説明する。なお、上記実施の形態と同一構成に関
しては同一符号を用いて説明を適宜省略する。
【0047】図6は、本実施の形態の説明に適用される
液体潤滑式フォイル軸受の正面断面図で、当該液体潤滑
式フォイル軸受は波形状をしたバンプフォイル6と、こ
のバンプフォイル6の頂点に接するように設けられたト
ップフォイル5とにより形成されている。
【0048】このバンプフォイル6は、バイメタルによ
り形成されて、トップフォイル5側の金属は、軸受ハウ
ジング4側の金属より線膨張率の小さい材料が用いられ
て、両端が支持部7で軸受ハウジング4と溶接等により
固着されている。
【0049】一方、トップフォイル5は、軸受ハウジン
グ4と支持部5aにおいて溶接等により固着され、少な
くとも円周上に1ヶ所以上に切欠部5bが設けられて、
容易に変形できるようになっている。
【0050】そして、起動時(停止時〜低速回転時)等
においては、バンプフォイル6の初期形状は、停止時の
回転軸1の軸心が軸受の軸心に一致するようにトップフ
ォイル5を支持するようになっている。
【0051】これにより、回転軸1の回転速度が上昇し
て摩擦熱が発生するとバンプフォイル6の頂部が低くな
るように変形し、該バンプフォイル6により支持された
トップフォイル5は、当該バンプフォイル6の熱変形に
伴い外周側に引張られるようになる。
【0052】従って、回転軸1を支持しているトップフ
ォイル5の下側が外周側へ移動することになり、回転軸
1の軸心と軸受の軸心は常に一致しながら回転軸1とト
ップフォイル5との間に生じる気体膜の厚さを増加させ
ることが可能となる。
【0053】ところで、本構成の場合も起動時等の低速
運転時にトップフォイル5により回転軸1を直接支持し
て当該回転軸1の偏芯を抑制するためは必ずしも液体潤
滑式フォイル軸受における上側のバンプフォイル6をバ
イメタルで形成する必要はない。
【0054】即ち、図7に示すように、下側半分にはバ
イメタルで形成したバンプフォイル6を用い、上側半分
には従前から用いられている単一金属により形成したバ
ンプフォイル9を用いてもよい。
【0055】これにより、高速回転時にはトップフォイ
ル5が外周側に変形して回転軸1の軸心は軸受の軸心と
常に一致するように維持されると共に気体膜の厚さを増
加させることが可能となってコスト低減が図られる。
【0056】また、これまでのバンプフォイル6の頂部
は全てトップフォイル5と接触するように設けていた
が、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば図
8に示すように所定間隔でバンプフォイル6の頂部をト
ップフォイル5と接触するようにしてもよい。図8にお
いては、バンプフォイル6とトップフォイル5との接触
した頂部を番号10で示し、非接触の頂部を番号11で
示している。
【0057】このように、バンプフォイル6の頂部が全
てトップフォイル5に接触しないような構成とすること
で、相対的に移動可能な部分が増えてバンプフォイル6
の変形が容易となる利点がある。
【0058】また、図9に示すように、バイメタルはな
く、記憶形状合金を用いたバンプフォイル13であって
もよい。この場合にも図10に示すように下半分のバン
プフォイル13のみを記憶形状合金を用いて形成するこ
とは可能である。さらに、図11に示すようにバンプフ
ォイル13の頂部の一部のみがトップフォイル5に接触
する構成としてもよい。
【0059】このように形状記憶合金を用いてバンプフ
ォイルを形成することにより、起動トルクを小さくする
ことが可能になると共に、高速回転時に回転軸1とトッ
プフォイル5との直接接触等が抑制できて液体潤滑式フ
ォイル軸受の損傷を軽減することが可能になる。
【0060】
【発明の効果】以上の説明したように、本発明によれ
ば、小型高速ガスタービン発電システム等において起動
トルクを減少させ、かつ、軸受の焼付きを防止すること
が可能になり、起動から負荷運転、停止までいかなる回
転速度においても安定した運転を維持することができる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の説明に適用される
リーフフォイルをバイメタルで形成した液体潤滑式フォ
イル軸受の正面断面図である。
【図2】回転軸が高速回転した際の図1における液体潤
滑式フォイル軸受の様子を示す正面断面図である。
【図3】図1に代る液体潤滑式フォイル軸受の構成図
で、下側半分をバイメタルで形成されたリーフフォイル
による場合を示す図である。
【図4】図1に代る液体潤滑式フォイル軸受の構成図
で、リーフフォイルを形状記憶合金で構成した液体潤滑
式フォイル軸受の正面断面図である。
【図5】図4に代る液体潤滑式フォイル軸受の構成図
で、下側半分を形状記憶合金で形成されたリーフフォイ
ルによる場合を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態の説明に適用される
バンプフォイルをバイメタルで形成した液体潤滑式フォ
イル軸受の正面断面図である。
【図7】図6に代る液体潤滑式フォイル軸受の構成図
で、下側半分をバイメタルで形成されたバンプフォイル
による場合を示す図である。
【図8】図6に代る液体潤滑式フォイル軸受の構成図
で、トップフォイルがバンプフォイルの全ての頂点によ
り支持されない場合を示す図である。
【図9】図6に代る液体潤滑式フォイル軸受の構成図
で、バンプフォイルを形状記憶合金で形成した場合を示
す図である。
【図10】図9に代る液体潤滑式フォイル軸受の構成図
で、下側半分を形状記憶合金で形成されたバンプフォイ
ルによる場合を示す図である。
【図11】図9に代る液体潤滑式フォイル軸受の構成図
で、トップフォイルがバンプフォイルの全ての頂点によ
り支持されない場合を示す図である。
【図12】従来の技術の説明に適用される停止時におけ
る液体潤滑式フォイル軸受の正面断面図である。
【図13】従来の技術の説明に適用される高速回転時に
おける液体潤滑式フォイル軸受の正面断面図である。
【符号の説明】
1 回転軸 2,8,12 リーフフォイル 3 支持部 4 軸受ハウジング 5 トップフォイル 6,9,13 バンプフォイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三上 誠 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 Fターム(参考) 3J012 AB01 AB11 BB01 CB05 CB10 DB01 DB06 EB08 EB09 GB10 HB01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の軸受ハウジングの内壁に一端が
    固着された複数のリーフフォイルが、回転軸を取巻くよ
    うに配設されて、当該回転軸が回転することにより回り
    の気体をリーフフォイルとの間に巻込んで気体膜を形成
    し、この気体膜により前記回転軸を潤滑支持する液体潤
    滑式フォイル軸受において、 前記リーフフォイルが、停止状態及び低速回転状態での
    前記回転軸の軸心と軸受の軸心とを一致させるように該
    回転軸を支持し、前記回転軸が高速回転になった際に
    は、前記気体との摩擦による温度上昇により、前記空気
    膜の厚みに相当する量だけ当該回転軸から離れるように
    変形して、常に前記回転軸の軸心と軸受の軸心とが一致
    するようにしたことを特徴とする液体潤滑式フォイル軸
    受。
  2. 【請求項2】 前記リーフフォイルを線膨張率の異なる
    2種類の金属からなるバイメタルにより形成したことを
    特徴とする請求項1記載の液体潤滑式フォイル軸受。
  3. 【請求項3】 前記リーフフォイルを形状記憶合金で形
    成したことを特徴とする請求項1記載の液体潤滑式フォ
    イル軸受。
  4. 【請求項4】 前記軸受ハウジングの内壁周方向に沿っ
    て設けられた複数の前記リーフフォイルのうち、前記回
    転軸の荷重方向である下側の当該リーフフォイルを前記
    バイメタル又前記形状記憶合金で形成したことを特徴と
    する請求項2又は3記載の液体潤滑式フォイル軸受。
  5. 【請求項5】 円筒状の軸受ハウジングの内壁に沿って
    波形のバンプフォイルと、当該バンプフォイルの頂部に
    より支持されると共に回転軸を覆うように設けられトッ
    プフォイルとを有して、当該回転軸が回転することによ
    り回りの気体を該回転軸とトップフォイルとの間に巻込
    んで気体膜を形成し、この気体膜により前記回転軸を潤
    滑支持する液体潤滑式フォイル軸受において、 停止状態及び低速回転状態での前記回転軸の軸心と軸受
    の軸心とを一致させるように該回転軸を支持し、前記回
    転軸が高速回転になった際には、前記気体との摩擦によ
    る温度上昇により、前記空気膜の厚みに相当する量だけ
    当該回転軸から離れるように変形して、常に前記回転軸
    の軸心と軸受の軸心とが一致するように、前記バンプフ
    ォイルが前記トップフォイルを支持するようにしたこと
    を特徴とする液体潤滑式フォイル軸受。
  6. 【請求項6】 前記バンプフォイルを線膨張率の異なる
    2種類の金属からなるバイメタルにより形成したことを
    特徴とする請求項5記載の液体潤滑式フォイル軸受。
  7. 【請求項7】 前記バンプフォイルを形状記憶合金で形
    成したことを特徴とする請求項5記載の液体潤滑式フォ
    イル軸受。
  8. 【請求項8】 前記軸受ハウジングの内壁に沿って設け
    られた複数の前記バンプフォイルのうち、前記回転軸の
    荷重方向である下側の当該バンプフォイルを前記バイメ
    タル又前記形状記憶合金で形成したことを特徴とする請
    求項6又は7記載の液体潤滑式フォイル軸受。
  9. 【請求項9】 波型の前記バンプフォイルの頂部が所定
    おきに前記トップフォイルに接するようにしたことを特
    徴とする請求項5乃至8いずれか1項記載の液体潤滑式
    フォイル軸受。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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