JP2002295246A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

内燃機関の排気浄化装置

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JP2002295246A
JP2002295246A JP2001098244A JP2001098244A JP2002295246A JP 2002295246 A JP2002295246 A JP 2002295246A JP 2001098244 A JP2001098244 A JP 2001098244A JP 2001098244 A JP2001098244 A JP 2001098244A JP 2002295246 A JP2002295246 A JP 2002295246A
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catalyst
temperature
zeolite catalyst
exhaust gas
zeolite
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JP2001098244A
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Takashi Fukuda
隆 福田
Hirobumi Tsuchida
博文 土田
Shunichi Shiino
俊一 椎野
Isamu Hotta
勇 堀田
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジン1の排気通路11に、低温でNOx
をトラップ可能なゼオライト触媒14を配置する場合
に、高温でNOxを浄化可能なNOxトラップ触媒12
が活性するまでの期間におけるゼオライト触媒14から
のNOxの脱離を抑制する。 【解決手段】 ゼオライト触媒14に流入する水分量、
排気温度、排気流量などを基に、ゼオライト触媒14へ
の熱の収支を求める。又は、ゼオライト触媒14の温度
あるいは温度上昇率を求める。これらにより、NOx脱
離条件と判断された場合に、ゼオライト触媒14の温度
上昇を抑制する。具体的には、空燃比のリーン化や点火
時期の進角により排気温度を低下させるか、ゼオライト
触媒14に流入する水分量を抑制するように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の排気浄
化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、排気クリーン化の要望は日々増加
の一途をたどっている。これに対応するため、内燃機関
では排気通路中に排気浄化触媒を設け、排気を浄化した
後に大気中に排出しているが、機関始動直後等の低温状
態(例えば200℃以下)においては排気浄化触媒が未
活性の状態であり、浄化が十分に行えない。
【0003】一方、特開平1−155934号公報に
は、道路トンネルにおける換気ガスの浄化(NOx除
去)のため、比較的低い温度においてNOxを吸着でき
るゼオライトを使用し、トンネル中に排出されたNOx
をゼオライトに吸着、浄化する技術について記載されて
いる。特にこの技術では、トンネル中のNOxをゼオラ
イトに低温(常温)で吸着し、その後加熱(約150
℃)してNOxを脱離し、その際還元してNOxを浄化
している。また、ガス中に含まれる水分によるゼオライ
トのNOx吸着能の低下を防止するため、シリカゲルを
用いて予め除湿したガスをゼオライトに導いている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
技術を内燃機関の排気浄化装置に適用し、通常の排気浄
化触媒が温度上昇し、活性化するまでの期間について、
NOxをトラップ、浄化させようとした場合、ゼオライ
トからのNOxの脱離が約150℃で起こると記載され
ており、このとき前記通常の排気浄化触媒は約200℃
以下では未活性状態のため、脱離したNOxが浄化され
ないまま排出されてしまうという問題点があった。
【0005】その一方、本発明者らの実験結果から、内
燃機関から排出される排気を除湿することなく、排気中
にある程度の水分を含ませた場合には、前述のようにN
Ox吸着能が若干阻害される反面、低温でのNOxの脱
離が抑制され、触媒活性温度以上の高温までNOxの脱
離を抑制できることが明らかになった。しかし、急激に
排気中の水分濃度が上昇した場合には、水の吸着熱によ
りゼオライトの温度が上昇し、NOxが脱離することが
確認された。
【0006】本発明は、このような背景の下、内燃機関
の排気浄化装置として低温でのNOx吸着能に優れるゼ
オライトを用いる場合に、低温でのNOxの脱離をでき
る限り抑制できるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1の発
明では、排気通路に、触媒温度が所定温度以下のときに
NOxをトラップ可能なゼオライトを含有する触媒を配
置した内燃機関の排気浄化装置において、前記ゼオライ
ト触媒の昇温状態を判定する触媒状態判定手段と、この
判定結果に基づいて前記ゼオライト触媒の温度上昇を抑
制する触媒温度抑制手段とを設けたことを特徴とする。
【0008】請求項2の発明では、前記触媒状態判定手
段は、少なくとも前記ゼオライト触媒に流入する水分
量、排気温度、排気流量を基に、前記ゼオライト触媒へ
の熱の収支を求めるものであり、前記触媒温度抑制手段
は、前記熱の収支に基づくトータルの受熱量が所定値よ
り大きいと判断された場合に、前記ゼオライト触媒の温
度上昇を抑制するものであることを特徴とする。
【0009】また、請求項3の発明では、前記触媒状態
判定手段は、前記ゼオライト触媒の温度上昇率を求める
ものであり、前記触媒温度抑制手段は、前記温度上昇率
が所定値より大きいと判断された場合に、前記ゼオライ
ト触媒の温度上昇を抑制するものであることを特徴とす
る。また、請求項4の発明では、前記触媒状態判定手段
は、前記ゼオライト触媒の温度を求めるものであり、前
記触媒温度抑制手段は、前記温度が所定値より大きいと
判断された場合に、前記ゼオライト触媒の温度上昇を抑
制するものであることを特徴とする。
【0010】請求項5の発明では、前記触媒状態判定手
段は、前記ゼオライト触媒、排気通路、若しくは機関本
体に設けられた温度センサからの信号を基に、前記ゼオ
ライト触媒の昇温状態を判定することを特徴とする。請
求項6の発明では、前記触媒温度抑制手段は、内燃機関
の空燃比をリーン化することで、前記ゼオライト触媒の
温度上昇を抑制することを特徴とする。
【0011】また、請求項7の発明では、前記触媒温度
抑制手段は、内燃機関の燃焼時期を進角することで、前
記ゼオライト触媒の温度上昇を抑制することを特徴とす
る。尚、燃焼時期を進角するには、点火時期を進角する
のが一般的である。また、請求項8の発明では、前記触
媒温度抑制手段は、前記ゼオライト触媒に流入する水分
量を抑制することで、前記ゼオライト触媒の温度上昇を
抑制することを特徴とする。この場合に、請求項9の発
明では、前記触媒温度抑制手段として、前記ゼオライト
触媒の上流側にて、排気通路を流量比制御弁により流量
比を制御可能とした並列な2系統にし、そのうち一方
に、排気中の水分をトラップする水分トラップを配置し
たことを特徴とする。
【0012】請求項10の発明では、排気通路に、前記
ゼオライト触媒とは別に、所定の活性状態において、N
Oxを浄化可能な触媒が設けられ、前記触媒温度抑制手
段は、前記別の触媒が活性化するまでの期間において、
動作するようにしたことを特徴とする。
【0013】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ゼオライト触
媒の昇温状態を判定し、その判定結果に基づいてNOx
脱離条件である場合にゼオライト触媒の温度上昇を抑制
することで、ゼオライト触媒の温度上昇によるNOx脱
離を抑制することができる。請求項2の発明によれば、
ゼオライト触媒の昇温状態として、ゼオライト触媒に流
入する水分量、排気温度、排気流量などを基に、ゼオラ
イト触媒への熱の収支を求め、その結果トータルの受熱
量が所定値より大きいと判断された場合に、NOx脱離
条件であるとして、触媒温度抑制手段によりゼオライト
触媒の温度上昇を抑制するので、正確にまた応答遅れな
く、ゼオライト触媒の状態を把握でき、ゼオライト触媒
の温度上昇によるNOx脱離を確実に抑制可能である。
【0014】請求項3の発明によれば、ゼオライト触媒
の昇温状態として、ゼオライト触媒の温度上昇率を求
め、この温度上昇率が所定値より大きいと判断された場
合に、NOx脱離条件であるとして、触媒温度抑制手段
によりゼオライト触媒の温度上昇を抑制するので、請求
項2に対して簡素化された推定でゼオライト触媒の状態
を把握でき、コントロールユニット内での計算を簡素化
できると共に、ゼオライト触媒の温度上昇によるNOx
脱離を確実に抑制可能である。
【0015】請求項4の発明によれば、ゼオライト触媒
の昇温状態として、ゼオライト触媒の温度を求め、この
温度が所定値より大きいと判断された場合に、NOx脱
離条件であるとして、触媒温度抑制手段によりゼオライ
ト触媒の温度上昇を抑制するので、請求項3に対して更
に簡素化された推定でゼオライト触媒の状態を把握で
き、コントロールユニット内での計算を更に簡素化でき
ると共に、ゼオライト触媒の温度上昇によるNOx脱離
を確実に抑制可能である。
【0016】請求項5の発明によれば、ゼオライト触媒
の昇温状態の判定に、ゼオライト触媒、排気通路、若し
くは機関本体に設けられた温度センサを用いることで、
簡便な方法にてゼオライト触媒の状態を把握することが
できる。請求項6の発明によれば、触媒温度抑制に際
し、内燃機関の空燃比をリーン化することで、吸入空気
量の増加により排気温度を低下させ、ゼオライト触媒の
温度上昇を確実に抑制することができる。
【0017】請求項7の発明によれば、触媒温度抑制に
際し、内燃機関の燃焼時期を進角することで、筒内での
熱発生を多くして排気温度を低下させ、ゼオライト触媒
の温度上昇を確実に抑制することができる。請求項8の
発明によれば、触媒温度抑制に際し、ゼオライト触媒に
流入する水分量を抑制することで、特に暖機中での低排
気温度時において、水の吸着による温度上昇を抑制でき
るため、ゼオライト触媒の温度を確実に低下させること
ができる。
【0018】請求項9の発明によれば、ゼオライト触媒
に流入する水分量を抑制するに際し、ゼオライト触媒の
上流側に水分トラップを設けて、これを通過する排気の
割合を制御することで、ゼオライト触媒に流入する水分
量を単に抑制するのみならず、所望の水分量を得ること
ができる。請求項10の発明によれば、ゼオライト触媒
の温度を制御する期間を、ゼオライト触媒とは別に設け
られたNOx浄化触媒が活性するまでの期間としている
ので、NOx浄化触媒が浄化できないNOxを処理可能
となる。また、NOx浄化触媒の活性後は不要な動作を
行わないため、装置の信頼性の向上も図れる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。先ず本発明の第1実施形態につい
て説明する。図1は本発明の第1実施形態を示す内燃機
関(以下エンジンという)のシステム図である。
【0020】エンジン1の吸気通路2には吸入空気量を
制御する電制スロットル弁3が設けられている。また、
エンジン1の各気筒の燃焼室に臨ませて、燃料噴射弁4
が設けられると共に、点火プラグ5が設けられている。
これらは、コントロールユニット(以下C/Uという)
6により駆動される。C/U6には、アクセルペダルセ
ンサ7からのアクセル開度信号(Apo)、クランク角
センサ8からのクランク角信号(これによりエンジン回
転数Neを算出可能)、吸気通路2に設けたエアフロー
メータ9からの吸入空気量信号(Qa)、水温センサ1
0からのエンジン冷却水温信号(Tw)が入力され、更
に、図示しないが、トランスミッションのギア位置信
号、車速センサからの車速信号、スタータスイッチの信
号なども入力されている。
【0021】C/U6では、これらの入力信号に基づ
き、運転条件に応じて、電制スロットル弁3の開度、燃
料噴射弁4の燃料噴射量及び噴射時期、更に点火プラグ
5の点火時期を制御している。特に本実施形態のエンジ
ン1では、エンジン始動直後から吸気行程噴射による均
質リーン運転を行う。この場合、エンジン始動直後(暖
機中)には、水温センサ10にて検出されたエンジン冷
却水温Twに基づき、空燃比(A/F)を、図2に示す
ようなA/Fリッチ化補正係数により暖機後の空燃比を
基準に水温Twが低いほどリッチ方向に補正するが、補
正後の空燃比が理論空燃比よりリッチになることはな
く、始動直後から弱リーン運転を行い、触媒活性の早期
化と燃費向上との両立を図っている。このとき圧縮行程
噴射による成層リーン運転も可能であるが、成層リーン
運転では均質リーン運転と比べ、さらにリーン空燃比で
の運転となり、排気温度の低下により触媒活性が遅れる
ため、通常は均質リーン運転を行っている。
【0022】暖機後(触媒活性後)は、図3に示すよう
にエンジン回転数(Ne)と負荷(目標トルク)とに応
じて、低回転低負荷域においては、圧縮行程噴射による
成層リーン運転を行い、中回転中負荷域においては吸気
行程噴射による均質リーン運転を行い、高回転高負荷域
においては吸気行程噴射による均質理論空燃比運転を行
う。
【0023】エンジン1からの排気は排気通路11より
排出されるが、この排気通路11には、各気筒からの排
気を集合するマニホールド部の下流側に、NOxトラッ
プ触媒12が設けられ、更にその下流側に、水分トラッ
プ13が設けられ、更にその下流側に、ゼオライト触媒
13が設けられており、排気はこれらを通過後に大気中
に排出される。
【0024】NOxトラップ触媒12は、例えば、白金
Pt、パラジウムPd、ロジウムRh等の貴金属を少な
くとも1成分担持したアルミナをハニカム担体にコーテ
ィングした三元触媒に、更にバリウムBaで代表される
アルカリ土類、セシウムCsで代表されるアルカリ金属
から選ばれた少なくとも1成分を添加してNOxトラッ
プ機能を持たせたものであり、所定温度(例えば200
℃)以上の活性状態において、空燃比がリーンの時は排
気中のNOxをトラップし、空燃比が理論空燃比又はリ
ッチの時にトラップされているNOxを脱離浄化(トラ
ップしているNOxを放出すると同時に排気中のHC、
CO等の還元成分により還元浄化)するものである。
【0025】水分トラップ13は、排気中の水分を一時
的にトラップするもので、この水分トラップ13として
は、シリカゲル、活性炭、ゼオライト、アルミナ等を使
用できるが、排気系での耐久性を考えた場合、ゼオライ
トかアルミナが有効である。ここでは、低温での吸水性
に優れるA型ゼオライトを使用し、これをハニカム担体
にコーティングして、水分トラップ13を構成してい
る。
【0026】また、この水トラップ13は排気中の水分
をほぼ全量トラップするものでなく、ハニカム担体の各
セルの大きさを調整するなどして、1割から2割の水分
はそのまま下流側のゼオライト触媒14まで到達するも
のを選定してある。ゼオライト触媒14は、主にゼオラ
イトで構成されたものである。ここでゼオライトとして
は、例えばβゼオライト、A型ゼオライト、Y型ゼオラ
イト、X型ゼオライト、ZSM−5、USY、モルデナ
イト、フェリエライトを使用でき、これらのゼオライト
をハニカム担体にコーティングして構成されたものであ
る。このようなゼオライト触媒14では、触媒温度が例
えば100℃以下というような低温条件でもNOxをト
ラップすることができる。
【0027】また、このゼオライト触媒14には、その
表層に更に白金Pt、パラジウムPd、ロジウムRh等
の貴金属を担持したアルミナをコーティングしている。
このため、ゼオライト触媒14の温度が上昇してNOx
が脱離する場合に、NOxの浄化を触媒作用で促進する
ことが可能である。以上の構成における本実施形態の実
際の動作を図4及び図5のフローチャートにより説明す
る。
【0028】図4はメインルーチンである。S1では、
各種信号を読込む。S2では、NOxトラップ触媒12
の活性状態を判定し、活性前と判定された場合はS3へ
進み、活性後と判定された場合はS10へ進む。ここで
の活性前か否かの判定は、図6に示すように予めエンジ
ン冷却水温TwとNOxトラップ触媒12の触媒温度と
の関係を実験で求めておき、このテーブルから水温Tw
に基づいて触媒温度を推定し、これが所定温度以下か否
かを判定しているが、温度センサにより触媒温度を直接
検出するようにしても良く、また公知の他の技術を基に
判定してもよい。
【0029】S3では、成層リーン運転を行っている
(すなわち、エンジン暖機中の通常の運転モードである
均質リーン運転ではなく、後述するS9において切換え
られた成層リーン運転を行っている)か否かを判定し、
成層リーン運転中の場合はS4へ進み、そうでない(す
なわち均質リーン運転)の場合はS7へ進む。S4で
は、成層リーン運転時間のカウンタを積算(カウントア
ップ)する。
【0030】S5では、S4で積算されたカウンタ値と
所定値とを比較し、所定値(例えば10秒)に達した場
合はS6へ進み、そうでない場合はリターンする。S6
では、次回のために成層運転リーン運転時間のカウンタ
を初期化(クリア)する。このS4〜S6の処理は、後
述するS9において成層リーン運転に切換えた場合に、
この成層リーン運転を少なくとも所定時間(例えば10
秒)継続して行うべくカウンタを処理するために設けて
ある。
【0031】S7では、図5のサブルーチンに従って、
ゼオライト触媒14の触媒状態判定処理を行う。これに
ついて詳細は後述するが、これによりゼオライト触媒1
4の昇温状態に基づいてゼオライト触媒14の温度抑制
条件(NOx脱離条件)か否かが判定される。S8で
は、S7でのゼオライト触媒14の触媒状態判定処理の
結果に基づき、ゼオライト触媒14の温度抑制条件であ
るか否かの判定を行い、温度抑制条件である場合はS9
へ進み、そうでない場合はリターンする。
【0032】S9では、ゼオライト触媒14の温度を抑
制するために、エンジン暖機中の通常の運転モードであ
る均質リーン運転から、成層リーン運転に、所定時間切
換えるように処理して、リターンする。ここでの処理に
は、すでに均質リーン運転に切換えられていて、この均
質リーン運転が更に所定時間継続するように処理する場
合も含まれる。
【0033】尚、本実施形態では、ゼオライト触媒14
の温度上昇を抑制するため、均質リーン運転から成層リ
ーン運転に切換えることで、エンジン1の空燃比をリー
ン化し、これによる吸入空気量の増加により排気温度を
低下させているが、運転モードを変更することなく、空
燃比をリーン化するようにしても良い。また、ゼオライ
ト触媒14の温度上昇を抑制するため、エンジン1の燃
焼時期、具体的には点火プラグ5の点火時期を進角し、
これにより排気温度を低下させるようにしても良い。
【0034】S10では、ゼオライト触媒14の上流側
に設けられたNOxトラップ触媒12の活性後であるの
で、その活性までの間にゼオライト触媒14にトラップ
したNOxの脱離浄化処理をすでに終了したか否かの判
定を行い、ゼオライト触媒14が脱離浄化処理前の場合
はS11へ進み、脱離浄化処理後の場合はリターンす
る。
【0035】S11では、ゼオライト触媒14にトラッ
プされているNOxの脱離浄化処理を行う。具体的に
は、所定期間、エンジン1の空燃比をリッチ化し、ゼオ
ライト触媒14からNOxを脱離させると同時に、ゼオ
ライト触媒14の表層にある貴金属触媒によって還元浄
化する。この処理を行うことで、その後の触媒温度の上
昇や排気流速の上昇で、トラップしたNOxを未浄化の
まま排出してしまうことを防止できる。
【0036】次に図5の触媒状態判定処理のサブルーチ
ンについて説明する。S21では、各種信号を読込む。
S22では、吸入空気量と燃料噴射量とから排気流量
(重量)を計算する。S23では、図7に示すように、
エンジン回転数(Ne)とトルクとから、予め実験で排
気温度を求めておいたマップより、排気温度Texを検
索する。
【0037】S24では、図8に示すように、エンジン
回転数(Ne)とトルクとから、予め実験でエンジン1
から単位時間あたりに排出される排気中の水分量を求め
ておいたマップより、単位時間あたりの排気中の水分量
Mwを検索する。ここでは水分の濃度でなく単位時間あ
たりの水分量を求めるため、エンジン回転数やトルクに
ほぼ比例している。
【0038】S25では、図9に示すように、排気流量
と熱伝達率(排気とゼオライト触媒との熱伝達率)との
関係を予め実験で求めておいたテーブルを参照し、S2
2で求めた排気流量より、熱伝達率hを検索する。S2
6では、ゼオライト触媒14から単位時間あたりに排気
が奪う熱量(単位時間あたりに流出する放熱量)Qex
を求める。
【0039】本実施形態の場合、ゼオライト触媒14が
NOxをトラップする期間においては、上流にNOxト
ラップ触媒12が配置される等のこともあり、ゼオライ
ト触媒14に流入する排気は低温であるため、後述する
水の吸着熱による触媒温度の上昇を排気が冷却するとい
う形態と考えられる。このため、ゼオライト触媒14か
ら単位時間あたりに流出する放熱量Qexは、次式で表
わされる。
【0040】 Qex=h×A×(Tex−Tcat) ・・・・・・(1) ここで、h :排気とゼオライト触媒との熱伝達率 A :排気とゼオライト触媒との有効表面積 Tex :ゼオライト触媒に流入する排気温度(平均
値) Tcat:ゼオライト触媒の表面温度(平均値) である。
【0041】ゼオライト触媒14に流入する排気温度T
exとしては、S23で求めた排気温度を用いる。ゼオ
ライト触媒14の表面温度Tcatとしては、排気温度
に応じて予め実験で求めておいたものを用いる。尚、こ
こでは簡素化のためそれぞれ平均値を予め実験で求めて
いるが、必要に応じて局所的な値を積分して求めておい
てもよい。
【0042】S27では、ゼオライト触媒14に排気中
の水分が吸着された場合の単位時間あたりの水吸着によ
る発熱量Qwを求める。ここでは、S24で求めたエン
ジン1から単位時間あたりに排出される排気中の水分量
Mwのうち、ゼオライト触媒14の上流に配置されてい
る水分トラップ13によりトラップされた残りが、ゼオ
ライト触媒14に流入すると考える。
【0043】水分トラップ13のトラップ率は、主に排
気流速と排気温度とに支配されるが、本実施形態での水
分トラップ13の使用範囲では温度による影響は無視し
てもよく、図10に示すように排気流速(排気流量と通
過断面積)により求めることができる。また、更に上流
側にはNOxトラップ触媒14があるが、これは水分ト
ラップ13と比較すると水分のトラップは少ないため、
本実施形態では無視したが、もちろん考慮しても良い。
【0044】従って、エンジン1から単位時間あたりに
排出される排気中の水分量をMw、水分トラップ13の
トラップ率をηwとすると、ゼオライト触媒14に流入
する単位時間あたりの水分量Mwzは、 Mwz=Mw×(1−ηw) ・・・・・・(2) により表される。
【0045】以上でゼオライト触媒14に流入する単位
時間あたりの水分量Mwzが求まるので、予め実験で求
めておいた、単位水分量あたりの吸着熱量をKとする
と、ゼオライト触媒14での単位時間あたりの水吸着に
よる発熱量Qwは、 Qw=K×Mw×(1−ηw) =K×Mwz ・・・・・・(3) 表わされる。
【0046】S28では、先ず、S27で求めたゼオラ
イト触媒14の単位時間あたりの水吸着による発熱量Q
wから、S26で求めたゼオライト触媒14から排気に
よって単位時間あたりに流出する放熱量Qexを減算す
ることで、ゼオライト触媒14での熱の収支(Qw−Q
ex)を求める。次に、このゼオライト触媒14での熱
の収支(Qw−Qex)、すなわちトータルでの受熱量
(Qw−Qex)が所定値Qth以上か否かを判定し、
所定値以上の場合はS29へ進み、所定値未満の場合は
リターンする。
【0047】この判定は、ゼオライト触媒14での水分
吸着による発熱量と、排気により奪われる熱量とを比較
し、水分吸着による発熱量が所定量以上多い場合には、
その後にゼオライト触媒14が温度上昇し、それによっ
てトラップされたNOxが未浄化のまま脱離する恐れが
あるため、ゼオライト触媒14の温度を抑制する必要が
あるからである。
【0048】S29では、ゼオライト触媒14の温度上
昇を抑制する制御を行わせるため、温度抑制条件と判定
する。すなわち、温度抑制条件であるとしてメモリに記
憶し、メインルーチンで触媒温度抑制制御を行わせる。
以上の動作をさせることで、始動直後のエンジン冷間時
から、NOxトラップ触媒12が未活性の期間において
もゼオライト触媒14にNOxをトラップ可能であり、
また不意のNOx脱離を抑制可能となるため、始動直後
からNOx排出を抑制可能な排気浄化システムを実現で
きる。
【0049】次に本発明の第2実施形態について説明す
る。図11は本発明の第2実施形態を示すエンジンのシ
ステム図である。第1実施形態(図1)とは排気系の構
成のみが異なるので、排気系の構成について説明する。
エンジン1からの排気は排気通路11より排出される
が、この排気通路11には、各気筒からの排気を集合す
るマニホールド部の下流側に、NOxトラップ触媒12
が設けられている。
【0050】そして、排気通路11は、NOxトラップ
触媒12の下流側で、主排気通路11Aと分岐排気通路
11Bとの2系統に分岐され、分岐部に設けた流量比制
御弁15により主排気通路11A及び分岐排気通路11
Bへの流量比を制御可能としている。この流量比制御弁
15はC/U6からの指令により動作する。ここにおい
て、分岐排気通路11B中に、水分トラップ13が設け
られている。
【0051】そして、主排気通路11Aと分岐排気通路
11Bとは下流側で再び合流し、この合流部より下流側
に、ゼオライト触媒14が設けられている。前記NOx
トラップ触媒12、水分トラップ13及びゼオライト触
媒14自体の構成は、既に述べた通りである。但し、水
分トラップ13については、これに流入する排気中の水
分の略全量をトラップするものでかまわない。
【0052】また、本実施形態の場合、ゼオライト触媒
14には、その触媒温度Tcatの検出のため、温度セ
ンサ16が装着されており、その信号はC/U6に入力
されている。以上の構成における本実施形態の実際の動
作を図12及び図13のフローチャートにより説明す
る。
【0053】図12はメインルーチンである。S31で
は、各種信号を読込む。S32では、スタータスイッチ
がONであるか否かを判定し、スタータスイッチがON
である場合にはS33へ進み、OFFである場合にはS
34へ進む。S33では、スタータスイッチがONの始
動時であるので、水トラップ13側(分岐排気通路11
B)に所定割合の排気を流すように、流量比制御弁15
を開度設定する。ここでの処理は、エンジン始動時から
水トラップ13に排気の所定割合を通過させ、下流側の
ゼオライト触媒14に流入する排気中の水分を所定量低
下させるために行う。
【0054】この時制御する値は、ゼオライト触媒14
へ流入する水分濃度を1〜2%にすると、ゼオライト触
媒14でのNOxトラップ量と不意のNOx脱離抑制量
とのバランスが良いため、この値を狙って設定すればよ
い。例えばファーストアイドル条件でA/F=20とす
ると、水分濃度は約9%程度のため、ゼオライト触媒1
4への水分量を1〜2%程度にするには、水分トラップ
13の水分トラップ率はほぼ100%なので、排気の約
8〜9割を水トラップ13側に流すように制御すればよ
い。実際にはエンジン1から排出される排気の水分濃度
はA/F等によって変化するが、水分量リーン運転状態
では水分量自体はほぼ一定のため、本実施形態では開度
固定としている。しかし、より正確に制御するために
は、必要に応じて流量比制御弁15を随時制御するよう
にしてもかまわない。
【0055】S34では、NOxトラップ触媒12の活
性状態を判定し、活性前と判定された場合はS35へ進
み、活性後と判定された場合はS39へ進む。S35で
は、図13のサブルーチンに従って、ゼオライト触媒1
4の触媒状態判定処理を行う。これについて詳細は後述
するが、これによりゼオライト触媒14の昇温状態に基
づいてゼオライト触媒14の温度抑制条件(NOx脱離
条件)か否かが判定される。
【0056】S36では、S35でのゼオライト触媒1
4の触媒状態判定処理の結果に基づき、ゼオライト触媒
14の温度抑制条件であるか否かの判定を行い、温度抑
制条件である場合はS37へ進み、そうでない場合はリ
ターンする。S37では、前回後述するS38にて流量
比制御弁15により排気の流量比を変更してから所定時
間(例えば30秒)経過したか否かを判定し、所定時間
経過した場合(始動後1度も流量比を変更していない場
合も含む)はS38へ進み、所定期間経過していない場
合はリターンする。
【0057】S38では、ゼオライト触媒14の状態が
温度上昇傾向にあるため、排気中の水分を抑制するため
に、流量比制御弁15によって所定値(例えば5%)だ
け水トラップ13側に流す排気の割合を増加させること
で、排気中の水分量を低下させる。これにより、ゼオラ
イト触媒14での水の吸着熱を減少させて、温度上昇を
抑制する。ここでの所定値は、使用するゼオライト触媒
14及び水トラップ13、またこれらの配置等にもよる
ため、使用する排気系に応じて設定することになる。
【0058】尚、前記S37にて前回の流量比の変更か
ら所定時間経過したか否かを判定しているのは、このS
38にて所定割合だけ水トラップ13に流入する排気の
割合を増加させてから、所定時間(例えば30秒)経過
するまで待機し、ゼオライト触媒14の状態が変化する
まで待つためである。S39では、ゼオライト触媒14
の上流側に設けられたNOxトラップ触媒12の活性後
であるので、その活性までの間にゼオライト触媒14に
トラップしたNOxの脱離浄化処理をすでに終了したか
否かの判定を行い、ゼオライト触媒14が脱離浄化処理
前の場合はS40へ進み、脱離浄化処理後の場合はS4
1へ進む。
【0059】S40では、ゼオライト触媒14にトラッ
プされているNOxの脱離浄化処理を行う。具体的に
は、所定期間、エンジン1の空燃比をリッチ化し、ゼオ
ライト触媒14からNOxを脱離させると同時に、ゼオ
ライト触媒14の表層にある貴金属触媒によって還元浄
化する。この後、S41へ進む。S41では、ゼオライ
ト触媒14の脱離浄化処理が終了し、且つ排気温度が上
昇している条件のため、排気を水トラップ13に全量流
し、それまでトラップした水を脱離し、次回のトラップ
に備えている。尚、本実施形態では、水トラップ13の
再生後も水トラップ13を排気が通過する制御とした
が、水トラップ13の再生後は水トラップ13に排気を
流さないようにしてもよい。
【0060】次に図13の触媒状態判定処理のサブルー
チンについて説明する。S51では、ゼオライト触媒温
度センサ16の信号を読込んで、ゼオライト触媒14の
触媒温度Tcatを検出する。S52では、S51での
検出データに基づいて、ゼオライト触媒14の温度上昇
率(単位時間あたりの温度上昇量)ΔTcatを求め
る。
【0061】S53では、ゼオライト触媒14の温度上
昇率ΔTcatを所定値ΔTthと比較し、ΔTth以
上の場合はS54へ進み、ΔTth未満の場合はリター
ンする。S54では、ゼオライト触媒14の温度上昇を
抑制する制御を行わせるため、温度抑制条件と判定す
る。すなわち、温度抑制条件であるとしてメモリに記憶
し、メインルーチンで触媒温度抑制制御を行わせる。
【0062】この第2実施形態では、ゼオライト触媒1
4の温度が急激に上昇する場合にNOxの脱離を引起こ
し易いため、この温度上昇率ΔTcatでモニタするこ
とで、NOx脱離を確実に抑制可能となる。但し、判定
用の所定値ΔTthは、使用するゼオライト触媒、水ト
ラップ、配管、温度センサ等により異なると考えられ、
予め実験で求めた値を設定することになる。
【0063】また、この第2実施形態では、第1実施形
態に対して、温度センサ16を使用するため、若干の時
間遅れを伴うが、C/U6内の演算等は大幅に簡素化可
能でありながら、第1実施形態と同様の効果を得られ
る。また、この第2実施形態では、処理の簡素化のため
にゼオライト触媒14の温度上昇率ΔTcatを所定値
と比較し、所定値を超えたときにゼオライト触媒14に
流入する水分量をステップ的に減少させているが、可能
であればゼオライト触媒14の温度上昇率ΔTcatに
応じて流入する水分量を減少させるように制御してもよ
く、このようにすれば更に触媒温度抑制の制御性が高ま
る。
【0064】次に本発明の第3実施形態について説明す
る。この第3実施形態は、第2実施形態と、エンジンの
システム構成(図11)及び制御のメインルーチン(図
12)は同じであり、触媒状態判定処理のサブルーチン
のみが異なるので、これについてのみ説明する。図14
は第3実施形態での触媒状態判定処理のサブルーチンで
あり、図12のS35にて実行される。
【0065】S61では、ゼオライト触媒温度センサ1
6の信号を読込んで、ゼオライト触媒14の触媒温度T
catを検出する。S62では、ゼオライト触媒14の
触媒温度Tcatを所定値Tthと比較し、Tth以上
の場合はS63へ進み、Tth未満の場合はリターンす
る。S63では、ゼオライト触媒14の温度上昇を抑制
する制御を行わせるため、温度抑制条件と判定する。す
なわち、温度抑制条件であるとしてメモリに記憶し、メ
インルーチンで温度抑制制御を行わせる。
【0066】この第3実施形態では、ゼオライト触媒1
4の温度が所定値以上になった場合にNOxの脱離を引
起こすため、この温度を所定値未満に抑制することによ
り、NOx脱離を抑制するのである。ここでの判定用の
所定値Tthを決めるにあたっては、実車の状態では加
速等により温度が急激に上昇することが考えられるの
で、ゼオライト触媒14がNOxの脱離を開始する温度
に対して、ある程度の幅を持たせて設定することが望ま
しい。また、この所定値Tthは、使用するゼオライト
触媒、水トラップ、配管、温度センサ等により異なると
考えられ、予め実験で求めた値を設定することになる。
【0067】また、この第3実施形態では、第2実施形
態に対しも更に簡素化されており、容易に実現でき、且
つ効果も第1及び第2実施形態と同様に得られると考え
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態を示すエンジンのシス
テム図
【図2】 暖機中のA/Fリッチ化補正係数の特性図
【図3】 暖機後の運転領域毎の運転モードを示す図
【図4】 メインルーチンのフローチャート
【図5】 触媒状態判定処理サブルーチンのフローチャ
ート
【図6】 水温からNOxトラップ触媒温度を求めるテ
ーブル
【図7】 エンジン回転数とトルクから排気温度を求め
るマップ
【図8】 エンジン回転数とトルクから水分量を求める
マップ
【図9】 排気流量から熱伝達率を求めるテーブル
【図10】 排気流速から水分トラップのトラップ率を
求めるテーブル
【図11】 本発明の第2実施形態を示すエンジンのシ
ステム図
【図12】 第2実施形態でのメインルーチンのフロー
チャート
【図13】 第2実施形態での触媒状態判定処理サブル
ーチンのフローチャート
【図14】 本発明の第3実施形態を示す触媒状態判定
処理サブルーチンのフローチャート
【符号の説明】
1 エンジン 2 吸気通路 3 電制スロットル弁 4 燃料噴射弁 5 点火プラグ 6 C/U 7 アクセルペダルセンサ 8 クランク角センサ 9 エアフローメータ 10 水温センサ 11 排気通路 11A 主排気通路 11B 分岐排気通路 12 NOxトラップ触媒 13 水分トラップ 14 ゼオライト触媒 15 流量比制御弁 16 ゼオライト触媒温度センサ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 41/02 301 F02D 41/02 301F 41/04 305 41/04 305Z 310 310Z 41/06 305 41/06 305 41/14 310 41/14 310P 45/00 314 45/00 314Z F02P 5/15 F02P 5/15 E (72)発明者 椎野 俊一 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 堀田 勇 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 3G022 AA06 DA01 FA04 GA01 GA06 GA08 GA09 3G084 AA04 BA05 BA09 BA13 BA15 DA10 EB08 EB12 FA07 FA10 FA20 FA38 3G091 AA12 AA24 AB03 AB06 AB08 AB09 BA05 BA14 CA11 CB02 CB05 DA07 DB05 DB07 DB10 DB13 EA00 EA17 EA18 EA21 EA30 FB02 FC07 GB02Y GB03Y GB05W GB06W GB07W GB09W GB09Y GB10X GB10Y GB16Y GB17X GB17Y HA10 HA19 HA20 3G301 HA01 HA15 JA25 LA01 LB02 LC10 MA01 MA11 MA18 NA08 NC02 ND02 NE06 NE11 NE15 PA01Z PE03Z PE08Z PF03Z

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】排気通路に、触媒温度が所定温度以下のと
    きにNOxをトラップ可能なゼオライトを含有する触媒
    を配置した内燃機関の排気浄化装置において、 前記ゼオライト触媒の昇温状態を判定する触媒状態判定
    手段と、この判定結果に基づいて前記ゼオライト触媒の
    温度上昇を抑制する触媒温度抑制手段とを設けたことを
    特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
  2. 【請求項2】前記触媒状態判定手段は、少なくとも前記
    ゼオライト触媒に流入する水分量、排気温度、排気流量
    を基に、前記ゼオライト触媒への熱の収支を求めるもの
    であり、 前記触媒温度抑制手段は、前記熱の収支に基づくトータ
    ルの受熱量が所定値より大きいと判断された場合に、前
    記ゼオライト触媒の温度上昇を抑制するものであること
    を特徴とする請求項1記載の内燃機関の排気浄化装置。
  3. 【請求項3】前記触媒状態判定手段は、前記ゼオライト
    触媒の温度上昇率を求めるものであり、 前記触媒温度抑制手段は、前記温度上昇率が所定値より
    大きいと判断された場合に、前記ゼオライト触媒の温度
    上昇を抑制するものであることを特徴とする請求項1記
    載の内燃機関の排気浄化装置。
  4. 【請求項4】前記触媒状態判定手段は、前記ゼオライト
    触媒の温度を求めるものであり、 前記触媒温度抑制手段は、前記温度が所定値より大きい
    と判断された場合に、前記ゼオライト触媒の温度上昇を
    抑制するものであることを特徴とする請求項1記載の内
    燃機関の排気浄化装置。
  5. 【請求項5】前記触媒状態判定手段は、前記ゼオライト
    触媒、排気通路、若しくは機関本体に設けられた温度セ
    ンサからの信号を基に、前記ゼオライト触媒の昇温状態
    を判定することを特徴とする請求項1〜請求項4のいず
    れか1つに記載の内燃機関の排気浄化装置。
  6. 【請求項6】前記触媒温度抑制手段は、内燃機関の空燃
    比をリーン化することで、前記ゼオライト触媒の温度上
    昇を抑制することを特徴とする請求項1〜請求項5のい
    ずれか1つに記載の内燃機関の排気浄化装置。
  7. 【請求項7】前記触媒温度抑制手段は、内燃機関の燃焼
    時期を進角することで、前記ゼオライト触媒の温度上昇
    を抑制することを特徴とする請求項1〜請求項5のいず
    れか1つに記載の内燃機関の排気浄化装置。
  8. 【請求項8】前記触媒温度抑制手段は、前記ゼオライト
    触媒に流入する水分量を抑制することで、前記ゼオライ
    ト触媒の温度上昇を抑制することを特徴とする請求項1
    〜請求項5のいずれか1つに記載の内燃機関の排気浄化
    装置。
  9. 【請求項9】前記触媒温度抑制手段として、前記ゼオラ
    イト触媒の上流側にて、排気通路を流量比制御弁により
    流量比を制御可能とした並列な2系統にし、そのうち一
    方に、排気中の水分をトラップする水分トラップを配置
    したことを特徴とする請求項8記載の内燃機関の排気浄
    化装置。
  10. 【請求項10】排気通路に、前記ゼオライト触媒とは別
    に、所定の活性状態において、NOxを浄化可能な触媒
    が設けられ、 前記触媒温度抑制手段は、前記別の触媒が活性化するま
    での期間において、動作するようにしたことを特徴とす
    る請求項1〜請求項9のいずれか1つに記載の内燃機関
    の排気浄化装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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