JP2002294223A - 研磨剤及び研磨方法 - Google Patents
研磨剤及び研磨方法Info
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Abstract
あって、研磨速度の向上による生産性の向上、及び金属
汚染の防止によるウェーハ品質の向上を図る研磨剤及び
その研磨剤を用いる研磨方法を提供する。 【解決手段】 −NH基を含み、C数/{N数+O数}
比2.5以下である化合物を添加した研磨剤。化合物が
ピペリジンをベースとした化合物の窒素とパラの位置に
置換基(官能基)を含む化合物であり、パラの位置の置
換基が−COOH、−SO3H、−NH2又は−PO4
H2である研磨剤(例えば、ヘキサヒドロイソニコチン
酸)。またコロイダルシルカを含む研磨剤であって、ヘ
キサヒドロイソニコチン酸が0.001〜1.0mol
/L添加され、NaOHによりpHを10〜12に調整
した研磨剤。
Description
等、例えばシリコンウェーハ及び同様な材料を研磨する
ための研磨剤及びその研磨剤を用いた研磨方法に関す
る。
結晶インゴットをスライスして薄円板状のウェーハを得
るスライス工程と、該スライス工程によって得られたウ
ェーハの割れ、欠けを防止するためにその外周部を面取
りする面取り工程と、このウェーハを平坦化するラッピ
ング工程と、面取り及びラッピングされたウェーハに残
留する加工歪みを除去するエッチング工程と、そのウェ
ーハ表面を鏡面化する研磨(ポリッシング)工程と、研
磨されたウェーハを洗浄して、これに付着した研磨剤や
異物を除去する洗浄工程を有している。上記工程は、主
な工程を示したもので、他に熱処理工程や平面研削工程
等の工程が加わったり、工程順が入れ換えられたりす
る。
ともある。その後検査等を行い、デバイス製造会社(工
程)に送られ、前記シリコンウェーハ上に絶縁膜や金属
配線を形成し、メモリー等のデバイスが製造される。
面研磨する事及び研磨能力の向上が望まれている。研磨
工程で用いられる研磨剤は主にアルミナやコロイダルシ
リカ(SiO2)を含有した研磨剤が多く使用されてい
る。このアルミナやコロイダルシリカ(SiO2)を水
で希釈し更にアルカリが添加された懸濁液(スラリー)
状の研磨剤が使用されている。
用する研磨剤を工夫することがある。例えば、上記シリ
カ系の研磨剤は、粒径が10〜150nm程度のものが
用いられている。研磨剤に含まれるシリカの粒度を大き
くすればするほど研磨能力は向上する。しかし、粒径が
大きくなるほどウェーハ表面に研磨ダメージ等が生じ易
い。
記研磨剤に添加剤を入れることがある。一般に、シリコ
ンウェーハの研磨用研磨剤に対する添加物として例え
ば、N−(β−アミノエチル)エタノールアミンのよう
なアミノアルコール(エタノールアミン)類を添加する
と研磨能率が向上することが知られている。
ルアミン、ジメチルアミンなど炭素原子数が5個以下の
比較的低級アルキル基であるアミン、また環状化合物で
あるピペラジン等が使用されることがある。
上のために用いられるN−(β−アミノエチル)エタノ
ールアミンなどの添加剤は、ウェーハ内への金属汚染、
特にCu汚染を推進することがわかってきた。これは、
添加剤であるN−(β−アミノエチル)エタノールアミ
ン自体が汚染されやすく、この添加剤の汚染をスラリー
中に持ち込んでしまいウェーハ表面と接触させ研磨する
ため、結果的にウェーハを汚染してしまうことが考えら
れる。
め、更にキレート化合物などを添加する事など考えられ
るが、添加剤同士が干渉したりし、研磨されるウェーハ
の表面状態の悪化や、研磨速度が遅くなってしまうなど
の問題があった。
速度や表面状態を安定化させるため研磨剤のpH値の管
理も重要であった。つまり研磨が続くと、pHが変動す
るため炭酸ナトリウムなどを添加しつつpHを調整し研
磨する必要があった。
なウェーハとし、且つ金属汚染もなく、研磨中も安定し
たpHが維持できる添加剤が要求されていた。
料を研磨する際に用いられる研磨剤であって、研磨速度
の向上による生産性の向上、及び金属汚染の防止による
ウェーハ品質の向上を図ることができる研磨剤及びその
研磨剤を用いる研磨方法を提供することを目的とする。
に、本発明の研磨剤の第1の態様は、ウェーハを研磨す
る為の研磨剤において、−NH基を含み、〔C(炭素原
子)数/{N(窒素原子)数+O(酸素原子)数}〕の
比が2.5以下である化合物を添加したことを特徴とす
る。研磨剤の研磨速度を向上するには、上記化合物にお
けるC(炭素原子)の数/{N(窒素原子)数+O(酸
素原子)数}〕の比が重要であり、この値が小さい程研
磨能力が高くなり、この比が2.5以下が有効である。
合物をベースとし、更にO(酸素原子)及び又はN(窒
素原子)を含む置換基(官能基)を含む化合物を用いる
ことができる。
いる化合物を添加すると研磨速度は速くなる。しかし、
アミノ基を含む直鎖状の化合物は毒性が高いことが多
く、毒性のないものを使う必要がある。一般的に環状の
化合物は毒性が低く環状化合物とすることが好ましい。
ェーハを研磨する為の研磨剤にピペリジンをベースとし
た化合物の窒素原子とパラの位置に置換基(官能基)を
含む化合物を用いることができる。
は、環状化合物であり、−NH結合を含んでいるためで
ある。但し、ピペリジンのみでは、若干の研磨速度の向
上は得られるが、十分な研磨速度は得られない。
度を更に向上(早く)するには、C(炭素原子)の数/
{N(窒素原子)の数+O(酸素原子)の数}の比が重
要であり、この値が小さいほど研磨能力が高くなること
が明らかになった。特に上記比が2.5以下であること
が好ましい。
子を含む(又は、炭素原子の少ない)官能基をピペラジ
ンの一部に置換する事によって研磨速度を向上する事が
できる。
−COOH基(カルボキシル基)、−SO3H基(スル
ホン酸基)、−NH2基(アミノ基)、又は−PO4H2基
(燐酸基)等が好適である。ピペリジンをベースとした
環状化合物の一部に置換する事が好ましい。
のような官能基を置換する事で実施できるが、特にN原
子に対してパラ(p−)の位置にイオン性の置換基があ
ると好ましい。これは金属汚染を防止する意味で重要で
ある。ピペリジンは環状の化合物のため、立体障害とな
り金属などをそもそも補足しづらい。
−)及びオルト(o−)の位置に置換基が存在した場
合、キレート効果が生じる事があり、金属を捕獲しやす
くなる。状態によっては汚染された添加剤を添加する事
になる。この添加物は、研磨に作用するため徐々に分解
等が行われ、その中で汚染物が放出され研磨対象である
ウェーハ表面を汚染してしまう事になる。
研磨剤自体にはキレート効果がないことが好ましい。こ
のような意味で、パラ(p−)の位置に置換基が存在す
る場合、キレート効果が殆ど無いので好ましい。
汚染を抑えるには、パラ(p−)の位置に官能基を置換
する事が重要である。
ダルシリカベースなど様々な研磨剤があるが、特にシリ
コンウェーハを鏡面化するための研磨であれば、コロイ
ダルシリカをベースとしたものであることが好ましい。
シリカを含む研磨剤であって、ヘキサヒドロイソニコチ
ン酸を添加したことを特徴とする。
コチン酸、ピペリジン−4−カルボン酸ともいい、水に
易溶な針状晶である。水に溶けた状態でほぼ中性であ
る。イソニぺコチン酸(ヘキサヒドロイソニコチン酸)
は、ピペリジンをベースとした化合物でピペリジンの窒
素原子とパラの位置に置換基(官能基)として−COO
H基を持つ化合物である。分子式(C6H11NO2)であ
りC/(N+O)の比も2であり比較的小さいため、研
磨速度が向上する。
研磨剤を汚すことなく研磨することができるため、被研
磨ウェーハへも金属汚染をすることはなく好ましい添加
剤となる。また研磨速度も向上する。
イダルシリカを純水中に1〜5wt%分散させたものが
好適に用いられる。この研磨剤中に本発明のヘキサヒド
ロイソニコチン酸を添加するが、添加する量は、研磨剤
1L(リットル)当たり0.001〜1.0mol程度
の量で十分である。特に好ましくは0.01〜0.1m
ol/Lである。この範囲の量を添加すれば研磨速度も
向上し、金属汚染も効果的に防止することができる。
場合や、研磨剤中のアルカリ溶液の割合が増えた場合に
凝集しやすい。ヘキサヒドロイソニコチン酸は中性であ
り研磨剤に添加する際に研磨剤のpHが低下しコロイダ
ルシリカが凝集してしまう可能性がある。そこで予めヘ
キサヒドロイソニコチン酸と炭酸ナトリウムやNaOH
等のアルカリ溶液を調合したものをベースとなる研磨剤
中に添加すると良い。
あるため、ヘキサヒドロイソニコチン酸が消費されても
pHに影響する事がない。従って研磨前にNaOH等の
強塩基によりpHをアルカリ性に調整することができ
る。好ましくはpHが10〜12になるようにする。N
aOH等の強塩基のアルカリ溶液でpHを調整すると添
加量が少なくてすみ、研磨剤中のアルカリ溶液の割合も
少なくすることができコロイダルシリカの凝集を抑える
ことができる。
等を添加した場合、研磨するに従いpHが変化するた
め、炭酸ナトリウム等を研磨中に添加しpHを調整する
必要があった。また、アミノアルコール等を添加した研
磨剤はpHの減少する割合が比較的大きく、添加する炭
酸ナトリウムの量も多くなってしまい、添加するアルカ
リ溶液の濃度が濃くなりコロイダルシリカが凝集しやす
い。ヘキサヒドロイソニコチン酸を添加した場合はpH
が安定しているため、pH調整も僅かですみ操業上安定
して研磨することができる。
つ、−NH基と−COOH基の作用によるものと考えら
れる。これらの基が存在する事により添加剤としては中
性を維持するために、研磨剤全体のpHの変化を少なく
し、安定な状態に維持できる。このようにpHの安定性
については特に、−COOH基の官能基が好適であっ
た。
る。つまり、ウェーハを保持した状態で研磨布の表面に
ウェーハを押し付け、同時に研磨剤を所定の流量で研磨
布上に供給し、この研磨剤を介してウェーハの被研磨面
が研磨布表面と摺擦されてウェーハを研磨するものであ
れば、好適にこの研磨剤が使用でき、高平坦度で、研磨
速度も速く、金属汚染なども防止した研磨を行なうこと
ができる。
状態で研磨布の表面にウェーハを押し付け、同時に研磨
剤を所定の流量で研磨布上に供給し、この研磨剤を介し
てウェーハの被研磨面が研磨布表面と摺擦されてウェー
ハを研磨する方法において、上記した本発明の研磨剤を
用いるものである。
かつ本発明の研磨方法を実施する際に用いられる研磨装
置について添付図面中、図4に基づいて説明する。図4
は研磨装置の1例を示す概略側面説明図である。
磨方法を実施するための研磨装置については、特に限定
されるものではないが、例えば、図4に示すような研磨
装置が使用される。図4はバッチ式の研磨装置の一例を
示すもので、研磨装置Aは回転軸37により所定の回転
速度で回転せしめられる研磨定盤30を有している。該
研磨定盤30の上面には研磨布Pが貼設されている。
て回転シャフト38によって回転せしめられる。複数枚
のウェーハWはワックス等の接着手段によってワーク保
持盤33の下面に保持された状態で上記研磨布Pの表面
に押し付けられ、同時に研磨剤供給装置(図示せず)よ
り研磨剤供給配管34を通して所定の流量で、研磨剤溶
液(スラリー)39を研磨布P上に供給し、この研磨剤
溶液39を介してウェーハWの被研磨面が研磨布P表面
と摺擦されてウェーハWの研磨が行われる。
の構成はバッチ式とほぼ同じである。バッチ式の研磨と
大きく異なる点は、ウェーハを保持する部分に枚葉式の
ヘッドを有し、1ヘッド当たり1枚のウェーハを保持し
て研磨するという点である。
キサヒドロイソニコチン酸のようなピペリジンをベース
とした化合物、つまり、−NH結合を含んでいる化合物
が好ましい。特に該化合物の窒素原子とパラの位置にイ
オン性の置換基を含む化合物が好ましい。イオン性の置
換基を有することで更に研磨速度が上昇する。
−4−カルボン酸)はピペリジンをベースとし環状の化
合物のため、立体障害となり、金属などをそもそも捕捉
しづらい。しかし、環状のN原子に対してメタ(m
−)、つまりピペリジン−3−カルボン酸及びオルト
(o−)、つまりピペリジン−2−カルボン酸の位置に
置換基が存在した場合、金属を捕獲しやすくなり、添加
剤自体が汚染されやすくなる。このような添加剤はキレ
ートを作る性質がある。
々に分解され、キレート効果で保持していた金属を放出
し研磨対象であるウェーハ表面を汚染してしまう事にな
る。従って、研磨能力を向上されるための研磨剤自体に
はキレート効果がないことが好ましい。このような意味
で、パラ(p−)つまり、ピペラジン−4−カルボン酸
の位置に置換基が存在する場合、キレート効果が殆ど無
いので好ましい。
ン−4−カルボン酸ともいい、ピペリジンのN原子から
4つ目(つまりパラの位置)にカルボン酸が置換された
化合物であり好適である。
に説明するが、これらの実施例は例示的に示されるもの
であって限定的に解釈すべきものではない。
50nmのコロイダルシリカ(SiO2)を約2.5w
t%含有させたものをベースとなる研磨剤とした。
NaOHを混合し、この混合液を上記ベースとなる研磨
剤の入ったタンク(100リットル)にヘキサヒドロイ
ソニコチン酸の濃度がスラリー1リットル当たり、0.
1molとなるように及び研磨剤の初期pHが約11に
なるように調整した。この研磨剤を循環させて使用し
た。
程を経た直径150mmのシリコンウェーハ(CZ、p
型、結晶方位<100>)に対し、上記の研磨剤を用い
研磨した。図4の研磨装置と同様の装置を用い、発泡ウ
レタン樹脂製研磨パッドを使用し、上記研磨剤を10L
/分で供給し、研磨荷重(250g/cm2)及び研磨
時間(10分)の研磨条件で上記シリコンウェーハの研
磨を行なった。
別な添加物を加える事なく、炭酸ナトリウムによって初
期pHを約11に調整し、実施例1と同様の条件でシリ
コンウェーハを研磨した。
−(β−アミノエチル)エタノールアミンをスラリー1
リットル当たり、0.1mol添加し、炭酸ナトリウム
により初期pHを約11に調整し、実施例1と同様の条
件でシリコンウェーハを研磨した。
添加した研磨剤によって研磨した後のウェーハの平坦度
はいずれも良好であり、研磨傷等の発生もなかった。
び汚染状況を確認した。研磨速度は10分間研磨した時
点での研磨取り代から計算した。汚染状況としては研磨
後のウェーハ表面に付着した金属不純物を確認した。こ
れはVPD-AAS(Vapor Phase Decomposition and Atomic
Absorption Spectroscopy)により評価した。VPD-AASは
ウェーハ表面の自然酸化膜をHF蒸気で気相分解し、そ
の時同時に分解された不純物をHClやHF等の薬液で
回収し原子吸光光度計で定量分析する手法である。
については、何も添加しない比較例1を1とした時の相
対研磨速度で示した。図1に示すように実施例1のヘキ
サヒドロイソニコチン酸を添加した場合は、比較例2の
N−(β−アミノエチル)エタノールアミンとほぼ同じ
研磨能力であった。何も添加しない研磨剤(比較例1)
に比べ、約1.4倍向上している。
いては、シリコンウェーハに付着した場合に特に問題と
なる銅(Cu)について観察した。図2に示すように、
この金属不純物濃度は実施例1では約5.53×109
atoms/cm2、比較例1では約3.35×109a
toms/cm2、比較例2では約1.80×1010a
toms/cm2であった。
を添加した実施例1の研磨速度は、比較例1に比べ30
%以上向上している。また、ウェーハ表面の汚染も、ほ
ぼ同じ研磨速度である比較例2に比べて半分以下に抑え
られている。つまり従来の添加剤とほぼ同じ研磨能力を
維持しながら、汚染も少ない研磨が行なえ、品質的に安
定したウェーハの製造ができる。
l/Lとした以外は実施例1の研磨条件で、pHの調整
をする事無く、繰り返しシリコンウェーハを研磨し、各
バッチの研磨終了後にスラリータンクのpHの変化を確
認した。その結果を図3に示す。
アミノエチル)エタノールアミンを0.01mol/L
とした以外は比較例2の研磨条件で研磨し、実施例2と
同様に研磨途中、pHの調整をする事無く、繰り返しシ
リコンウェーハを研磨し、pHの変化を確認した。その
結果を図3に示す。
下はあるものの繰り返し研磨を行なっても比較的安定し
たpHが得られた。一方、比較例3では実施例2に比べ
2倍程度はやくpHが低下していく傾向にあった。これ
では研磨速度が減少してしまい好ましくない。
比較例3のような場合、実施例2に比べ炭酸ナトリウム
等の添加量を多くする必要がある。炭酸ナトリウム量を
多く添加すると研磨剤自体が凝集してしまい使用できな
くなる。従って研磨剤を使用できる回数が減ることにな
る。実施例2ではpHの低下の割合が少ないのでpH調
整のための添加剤も少なくてすみ研磨剤も長時間繰り返
し使用できる。
法によれば、研磨速度の向上による生産性向上、金属汚
染防止によるウェーハ品質向上、及びpHの安定化によ
る操業の安定性を図ることができる。
添加した研磨剤の相対研磨速度を示すグラフである。
添加した研磨剤により研磨した後のウェーハ表面の金属
汚染量(濃度)を示すグラフである。
示すグラフである。
給配管、35:上部荷重、37: 回転軸、38:回転
シャフト、39:研磨剤溶液、P:研磨布、W:ウェー
ハ。
Claims (8)
- 【請求項1】 ウェーハを研磨する為の研磨剤におい
て、−NH基を含み、〔C(炭素原子)数/{N(窒素
原子)数+O(酸素原子)数}〕の比が2.5以下であ
る化合物を添加したことを特徴とする研磨剤。 - 【請求項2】 前記化合物が、N原子を含む環状化合物
をベースとし、更にO(酸素原子)及び又はN(窒素原
子)を含む置換基(官能基)を含む化合物であることを
特徴とする請求項1記載の研磨剤。 - 【請求項3】 前記化合物が、ピペリジンをベースとし
た化合物の窒素原子とパラの位置に置換基(官能基)を
含む化合物であることを特徴とする研磨剤。 - 【請求項4】 上記パラの位置の置換基が、−COOH
基(カルボキシル基)、−SO3H基(スルホン酸
基)、−NH2基(アミノ基)、又は−PO4H2基(燐酸
基)であることを特徴とする請求項3記載の研磨剤。 - 【請求項5】 コロイダルシリカを含む研磨剤であっ
て、ヘキサヒドロイソニコチン酸が添加されていること
を特徴とする研磨剤。 - 【請求項6】 前記ヘキサヒドロイソニコチン酸の添加
量が0.001〜1.0mol/Lであることを特徴と
する請求項5記載の研磨剤。 - 【請求項7】 NaOHによりpHを10〜12の範囲
に調整したことを特徴とする請求項5又は6記載の研磨
剤。 - 【請求項8】 ウェーハを保持した状態で研磨布の表面
にウェーハを押しつけ、同時に研磨剤を所定の流量で研
磨布上に供給し、この研磨剤を介してウェーハの被研磨
面が研磨布表面と摺擦されてウェーハを研磨する方法に
おいて、上記研磨剤として請求項1〜7のいずれか1項
に記載の研磨剤を用いることを特徴とする研磨方法。
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-
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- 2001-03-28 JP JP2001093628A patent/JP3876967B2/ja not_active Expired - Fee Related
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