JP2002293944A - ポリアリレートの製造方法 - Google Patents

ポリアリレートの製造方法

Info

Publication number
JP2002293944A
JP2002293944A JP2001099688A JP2001099688A JP2002293944A JP 2002293944 A JP2002293944 A JP 2002293944A JP 2001099688 A JP2001099688 A JP 2001099688A JP 2001099688 A JP2001099688 A JP 2001099688A JP 2002293944 A JP2002293944 A JP 2002293944A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
dimethyl
polyarylate
resorcinol
methylidenebis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001099688A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Ono
善之 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority to JP2001099688A priority Critical patent/JP2002293944A/ja
Publication of JP2002293944A publication Critical patent/JP2002293944A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 着色が少なく透明で、不純物の少ないポリア
リレートの簡便な製造方法、及び該製造方法で得られた
着色や不純物が少なく、光学材料や電子材料として使用
しうるポリアリレートを提供すること。 【解決手段】 ポリアリレートを減圧下に、180℃〜
該ポリアリレートのガラス転移温度(Tg)迄の温度で
加熱処理することを特徴とする着色の少ないポリアリレ
ートの製造方法、及び製造方法により得られたポリアリ
レート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、着色の少ないポリ
アリレートの製造方法に関し、詳しくは、特にポリアリ
レート重合後に該ポリアリレートを減圧下で加熱処理す
ることにより、着色の少ない、高い透明性と純度を持つ
ポリアリレートを得る製造方法、及び該製造方法により
得られた着色の少ない、光学材料や電子材料として有用
な、高い透明性と純度を持つポリアリレートに関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチック材料は一般に軽量であり、
力学強度、又は製膜性等の加工性に優れるため、ディス
プレー、光学フィルター、光学レンズ及び光ディスク等
の光学材料として、また樹脂付銅箔、フレキシブルプリ
ント配線基板、コンデンサー用フィルムなどの電子材料
として広く用いられている。光学材料として用いる場合
には、多くの場合、着色のない透明性を要求され、電子
材料として用いる場合には不純物による電気特性の悪化
がないことが望まれる。
【0003】ポリアリレートの工業的な製法である界面
重縮合反応においては、二価フェノール成分と塩基、及
び二価の芳香族カルボン酸を各々互いに相溶しない二種
の溶媒に溶解した後、触媒量の第4級アンモニウム塩な
どの存在下に2液を混合、撹拌して重縮合反応を行う。
従来、最終的に得られるポリマーの透明性及び電気特性
を高めるため原料モノマー中の不純物成分を減らすこと
が厳しく求められていた。また、用途の広がりとともに
耐熱性の要求が厳しくなり、二価フェノール成分として
主鎖にアルキル鎖などの柔軟構造を有しない全芳香族構
造が用いられるようになったため、該芳香族モノマーの
酸化による着色が問題となっている。
【0004】反応に用いられる重合触媒の除去に関して
は、特開2000−290361号公報に記載されてい
る通り、二価の芳香族カルボン酸ハライドと二価フェノ
ールに、親油性が高く重合速度が早い重合触媒を用いた
界面重縮合によって得られた高分子量のポリアリレート
を165℃以下の温度で特定の時間、加熱することによ
り、ポリアリレート中に残存する重合触媒を熱分解させ
て取り除くことができることが示された。しかし、この
条件では未反応モノマー及び酸化体の除去には十分な効
果を有していなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、着色が少なく透明で不純物の少ないポリア
リレートの簡便な製造方法、及び該製造方法で得られた
着色や不純物が少なく、光学材料や電子材料として使用
しうるポリアリレートを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上述した課
題を解決するため鋭意研究した結果、ポリアリレート重
合後、ポリアリレートを加熱処理することにより、重合
反応後の残存モノマー及び重合反応時に生成したモノマ
ー酸化物を、簡便に除去できることを見出し、本発明を
完成するに至った。
【0007】即ち、本発明は、ポリアリレートを減圧下
に、180℃〜該ポリアリレートのガラス転移温度(T
g)迄の温度で加熱処理することを特徴とする着色の少
ないポリアリレートの製造方法である。
【0008】本発明のポリアリレートの製造方法は、特
に、用いるポリアリレートが、主鎖中にアルキレン鎖を
含まない非晶性全芳香族ポリエステルであることを特徴
とするポリアリレートの製造方法であり、また用いるポ
リアリレートが、Tgが200℃以上のポリアリレート
であることを特徴とするポリアリレートの製造方法であ
り、とりわけ、ポリアリレートが、一般式(1)の構造を
有するポリエステルであるポリアリレートの製造方法で
ある。 一般式(1)
【0009】
【化2】
【0010】(式中、Rは水素原子、又は炭素数1〜8
のアルキル基を表す)更に、本発明は本発明の製造方法
により得られた着色の少ないポリアリレートであり、特
に、本発明の製造方法により得られた、JIS K71
05に基づく試験での黄色度が10から−10であり、
平行光線透過率は80%以上であり、且つ、残存触媒量
が30ppm以下であるポリアリレートである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明で言うポリアリレートと
は、芳香族二塩基酸と二価フェノールとからなる全芳香
族ポリエステルであり、例えば芳香族ジカルボン酸又は
そのエステル、酸無水物、酸ハライド等とビスフェノー
ル又はそのエステル形成性誘導体との重縮合反応によっ
て得られる。
【0012】ポリアリレートの重合方法としては、芳香
族ジカルボン酸ジハライドと二価フェノールを互いに相
溶しない二種の溶媒に溶解した後、アルカリ及び触媒量
の第4級アンモニウム塩などの存在下に2液を混合・撹
拌して重縮合反応を行う界面重縮合法、芳香族ジカルボ
ン酸ジハライドとビスフェノールを第3級アミンなどの
酸を受容するアルカリ性化合物の存在下、有機溶媒中で
反応せしめる溶液重合法、芳香族ジカルボン酸とビスフ
ェノールジエステル、又は芳香族ジカルボン酸ジエステ
ルとビスフェノールを原料として溶融状態でエステル交
換反応する溶融重合法などがある。
【0013】本発明の製造方法に用いるポリアリレート
は、いずれの重合方法で得られたものであっても良い
が、特に界面重縮合反応は高分子量化が容易であるこ
と、他の方法に比べ着色が少ないことなどの特徴のため
好適に用いられる。
【0014】以下に、界面重縮合法を詳述する。二価フ
ェノールを水酸化ナトリウムや水酸化カリウムなどの塩
基と共に水に溶解し、一方、水と相溶せず、且つポリア
リレートを溶解するような溶媒、例えば塩化メチレン、
クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼ
ンなどの塩素系溶媒、トルエン、キシレンなどの芳香族
炭化水素などに芳香族ジカルボン酸ジハライドを溶解す
る。
【0015】次いで上記の2液を混合し、重合触媒であ
るトリオクチルメチルアンモニウムクロライド、トリメ
チルベンジルアンモニウムクロライド、トリブチルベン
ジルアンモニウムクロライドなどの第四級アンモニウム
塩などを触媒量添加し、数分〜数時間、攪拌しながら反
応を行うことにより、所望のポリアリレートを得ること
ができる。また、ポリマーの分子量調節剤として、重合
時に一官能性の化合物、例えば、フェノール、クレゾー
ル、p−tert−ブチルフェノール等を添加してもよ
い。
【0016】ポリマーの着色を避け、不純物を減らすた
めには、原料の純度を高めることはもちろん、空気中の
酸素により、特に二価フェノールが酸化されやすいた
め、水と反応溶媒は極力脱気しておくことが望ましく、
反応容器内も不活性ガスを流通させるなどして酸素濃度
を下げることが望ましい。更に、ポリマーの特性を損な
わない範囲でヒンダードフェノール系、チオエーテル
系、ヒンダードアミン系などの各種抗酸化剤を添加して
よく、更に一般的に使用される紫外線吸収剤や帯電防止
剤などの各種安定剤を添加してもよい。
【0017】重合により得られたポリアリレートは水及
び有機溶媒により適宜、洗浄され、未反応成分及びポリ
アリレート以外の副生成物を除去し、最終的に貧溶媒に
より再沈殿して目的物を回収する。しかしながら、この
程度の洗浄では十分な洗浄効果を期待しがたい。なぜな
ら、反応直後のポリマー溶液の粘度が極めて高いために
洗浄効率が悪く、またポリマーを再沈殿する際にポリマ
ー中に不純物が取り込まれ易いからである。
【0018】本発明においては、重合後のポリマー中に
残存する副生成物量を低減させる方法として減圧下で加
熱処理を行う。即ち、上記の洗浄後のポリマーを180
℃〜該ポリアリレートのガラス転移温度迄の温度で加熱
することで、ポリマー中の副生成物及び重合触媒を、昇
華又は熱分解させて除去させる。処理時間は温度にもよ
るが通常、5分〜5時間であり、加熱時間が短いほど生
産効率は上がり、ポリマーの熱分解を誘発する恐れも少
ないので好ましい。
【0019】昇温条件としては、始めから所定の温度に
してもよく、室温から次第に上げてもよい。またポリマ
ー中には、水やメタノール、アセトンなどの貧溶媒が含
まれていてもよく、本発明の熱処理が、通常の重合反応
後の乾燥工程を兼ねていてもよく、乾燥工程後に行って
もよい。
【0020】尚、加熱処理を行う際の気圧条件は除去効
率に影響し、製造コストとの兼ね合いではあるが、可能
な限り減圧下で行うことが好ましく、その圧力は4×1
3(Pa)以下、好ましくは3×103(Pa)以下、
更に好ましくは1×103(Pa)以下である。加熱処
理装置としては減圧可能な加熱装置であれば特に限定さ
れない。
【0021】本発明に用いられるポリアリレートの製造
原料である芳香族二塩基酸、及びそのエステルの例は以
下の通りであり、これらは酸無水物、酸ハライド等とし
ても使用することができる。
【0022】フタル酸、フタル酸ジメチル、フタル酸ジ
フェニル、イソフタル酸、イソフタル酸ジメチル、イソ
フタル酸ジ(シアノメチル)、イソフタル酸ジフェニ
ル、イソフタル酸ジ(2,4−ジニトロフェニル)、イ
ソフタル酸(1,1−ジオキソベンゾチオフェンー3−
イル)、イソフタル酸ジ(3−ベンゾイソオキサゾリ
ル)、イソフタル酸ジ(2−ベンゾチアゾリル)、イソ
フタル酸ジ(1−ベンゾトリアゾリル)、ジチオイソフ
タル酸S,S’−ジプロピル、ジチオイソフタル酸S,
S’−ジ(p−トリル)、ジチオイソフタル酸S,S’
−ジ(p−ニトロフェニル)、ジチオイソフタル酸S,
S’−ジ(2−ベンゾオキサゾリル)、
【0023】ジチオイソフタル酸S,S’−ジ(2−ベ
ンゾチアゾリル)、4−メチルイソフタル酸、イソフタ
ル酸ジメチル、5−メチルイソフタル酸、5−メチルイ
ソフタル酸ジメチル、4,5−ジメチルイソフタル酸、
4,6−ジメチルイソフタル酸、4−クロロイソフタル
酸、4−クロロイソフタル酸ジメチル、5−クロロイソ
フタル酸、5−クロロイソフタル酸ジメチル、4,6−
ジクロロイソフタル酸、4,6−ジクロロイソフタル酸
ジメチル、4−ブロモイソフタル酸、
【0024】4,6−ジブロモイソフタル酸、4,6−
ジブロモイソフタル酸ジメチル、テレフタル酸、テレフ
タル酸ジメチル、テレフタル酸ジ(シアノメチル)、テ
レフタル酸ジフェニル、テレフタル酸ジ(3−ベンゾイ
ソオキサゾリル)、テレフタル酸ジ(2−ベンゾチアゾ
リル)、2−メチルテレフタル酸、2−メチルテレフタ
ル酸ジメチル、2,5ジメチルテレフタル酸、2,6ジ
メチルテレフタル酸、
【0025】2,6ジメチルテレフタル酸ジメチル、2
−クロロテレフタル酸、2−クロロテレフタル酸ジメチ
ル、2,5ジ−クロロテレフタル酸、2,5ジ−クロロ
テレフタル酸ジメチル、テトラクロロテレフタル酸、テ
トラクロロテレフタル酸ジメチル、2−ブロモテレフタ
ル酸、2−ブロモテレフタル酸ジメチル、2,5ジブロ
モテレフタル酸、2,5ジブロモテレフタル酸ジエチ
ル、2,2’−ジフェニルジカルボン酸、3,3’−ジ
フェニルジカルボン酸、
【0026】3,4’−ジフェニルジカルボン酸、4,
4’−ジフェニルジカルボン酸、3,4’−ジカルボキ
シジフェニルエーテル、4,4’−ジカルボキシジフェ
ニルエーテル、1,2−ナフタレンジカルボン酸、1,
2−ナフタレンジカルボン酸ジメチル、1,3−ナフタ
レンジカルボン酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、
1,4−ナフタレンジカルボン酸ジメチル、1,5−ナ
フタレンジカルボン酸、、1,5−ナフタレンジカルボ
ン酸ジメチル、
【0027】1,6−ナフタレンジカルボン酸、1,6
−ナフタレンジカルボン酸ジメチル、1,6−ナフタレ
ンジカルボン酸ジフェニル、1,7−ナフタレンジカル
ボン酸、1,7−ナフタレンジカルボン酸ジメチル、
1,8−ナフタレンジカルボン酸、1,8−ナフタレン
ジカルボン酸ジメチル、1,8−ナフタレンジカルボン
酸ジフェニル、2,3−ナフタレンジカルボン酸、2,
3−ナフタレンジカルボン酸ジメチル、2,3−ナフタ
レンジカルボン酸ジフェニル、2,6−ナフタレンジカ
ルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメチル、
【0028】2,6−ナフタレンジカルボン酸ジフェニ
ル、2,7−ナフタレンジカルボン酸、2,7−ナフタ
レンジカルボン酸ジメチル、2,7−ナフタレンジカル
ボン酸ジフェニル、1,2−(9−オキソフルオレン)
ジカルボン酸、1,2−(9−オキソフルオレン)ジカ
ルボン酸ジメチル、1,5−(9−オキソフルオレン)
ジカルボン酸、1,5−(9−オキソフルオレン)ジカ
ルボン酸ジメチル、1,6−(9−オキソフルオレン)
ジカルボン酸、1,6−(9−オキソフルオレン)ジカ
ルボン酸ジメチル、1,7−(9−オキソフルオレン)
ジカルボン酸、
【0029】1,7−(9−オキソフルオレン)ジカル
ボン酸ジメチル、2,3−(9−オキソフルオレン)ジ
カルボン酸、2,3−(9−オキソフルオレン)ジカル
ボン酸ジメチル、2,7−(9−オキソフルオレン)ジ
カルボン酸、2,7−(9−オキソフルオレン)ジカル
ボン酸ジメチル、1,4−アントラセンジカルボン酸、
1,5−アントラセンジカルボン酸、1,5−アントラ
センジカルボン酸ジエチル、1,8−アントラセンジカ
ルボン酸、1,9−アントラセンジカルボン酸、2,3
−アントラセンジカルボン酸、9,10−アントラセン
ジカルボン酸、
【0030】9,10−アントラセンジカルボン酸ジメ
チル、1,2−アントラキノンジカルボン酸、1,2−
アントラキノンジカルボン酸ジメチル、1,3−アント
ラキノンジカルボン酸、1,4−アントラキノンジカル
ボン酸、1,5−アントラキノンジカルボン酸、1,5
−アントラキノンジカルボン酸ジメチル、1,5−アン
トラキノンジカルボン酸ジフェニル、1,6−アントラ
キノンジカルボン酸、1,7−アントラキノンジカルボ
ン酸、1,8−アントラキノンジカルボン酸、2,3−
アントラキノンジカルボン酸、2,7−アントラキノン
ジカルボン酸、2,3−ビフェニルジカルボン酸、2,
3−ビフェニルジカルボン酸ジメチル、
【0031】2,5−ビフェニルジカルボン酸、2,6
−ビフェニルジカルボン酸、3,4−ビフェニルジカル
ボン酸、3,4−ビフェニルジカルボン酸ジメチル、
3,4−ビフェニルジカルボン酸、2,2’−ビフェニ
ルジカルボン酸、2,2’−ビフェニルジカルボン酸ジ
メチル、2,2’−ビフェニルジカルボン酸ジフェニ
ル、2,4’−ビフェニルジカルボン酸、2,4’−ビ
フェニルジカルボン酸ジメチル、3,3’−ビフェニル
ジカルボン酸、3,3’−ビフェニルジカルボン酸ジメ
チル、3,4’−ビフェニルジカルボン酸、
【0032】3,4’−ビフェニルジカルボン酸ジメチ
ル、4,4’−ビフェニルジカルボン酸、4,4’−ビ
フェニルジカルボン酸ジメチル、4,4’−ビフェニル
ジカルボン酸ジフェニル、1,5−ビフェニレンジカル
ボン酸、1,5−ビフェニレンジカルボン酸ジメチル、
1,8−ビフェニレンジカルボン酸、1,8−ビフェニ
レンジカルボン酸ジメチル、2,6−ビフェニレンジカ
ルボン酸、2,6−ビフェニレンジカルボン酸ジメチ
ル、2,7−ビフェニレンジカルボン酸、2,7−ビフ
ェニレンジカルボン酸ジメチル、
【0033】2,2’−ジメチル4,4’−ビフェニル
ジカルボン酸、2,2’−ジメチル4,4’−ビフェニ
ルジカルボン酸ジエチル、4,4”−p−テルフェニル
ジカルボン、4,4’’ ’−p−クアテルフェニルジ
カルボン酸ジメチル、4,4’’ ’−p−クアテルフ
ェニルジカルボン酸、2,2’−メチレン二安息香酸、
2,2’−メチレン二安息香酸ジメチル、2,4’−メ
チレン二安息香酸、2,4’−メチレン二安息香酸ジメ
チル、3,3’−メチレン二安息香酸、
【0034】4,4’−メチレン二安息香酸、4,4’
−メチレン二安息香酸ジメチル、4,4’−イソプロピ
リデン二安息香酸、2,2’−ビベンジルジカルボン
酸、2,2’−ビベンジルジカルボン酸ジメチル、3,
3’−ビベンジルジカルボン酸ジメチル、4,4’−ビ
ベンジルジカルボン酸、4,4’−ビベンジルジカルボ
ン酸ジメチル、2,2’−trans−スチルベンジカ
ルボン酸、2,2’−trans−スチルベンジカルボ
ン酸ジメチル、2,2’−trans−スチルベンジカ
ルボン酸ジフェニル、2,4’−trans−スチルベ
ンジカルボン酸、4,4’−trans−スチルベンジ
カルボン酸、
【0035】4,4’−trans−スチルベンジカル
ボン酸、2,4’−trans−スチルベンジカルボン
酸、2,4’−trans−スチルベンジカルボン酸ジ
エチル、4,4’−trans−スチルベンジカルボン
酸、4,4’−trans−スチルベンジカルボン酸ジ
メチル、2,2’−トランジカルボン酸、2,2’−ト
ランジカルボン酸ジメチル、2,4’−トランジカルボ
ン酸、4,4’−トランジカルボン酸、4,4’−トラ
ンジカルボン酸ジメチル、プソイド−p−ジカルボキシ
[2.2]パラシクロファン、4,4’−カルボニル二安
息香酸、
【0036】3,3’−オキシ二安息香酸、4,4’−
オキシ二安息香酸、4,4’−オキシ二安息香酸ジメチ
ル、4,4’−オキシ二安息香酸ジフェニル、4,4’
−チオ二安息香酸、4,4’−スルホニル二安息香酸、
4,4’−スルホニル二安息香酸ジメチル、3,3’−
ジチオ二安息香酸、4,4’−ジチオ二安息香酸、4,
4’−ジチオ二安息香酸ジエチル、2,2’−アゾベン
ゼンジカルボン酸、2,2’−アゾベンゼンジカルボン
酸ジメチル、3,3’−アゾベンゼンジカルボン酸、
3,3’−アゾベンゼンジカルボン酸ジメチル、
【0037】4,4’−アゾベンゼンジカルボン酸、
4,4’−アゾベンゼンジカルボン酸ジメチル、ホモフ
タル酸、ホモフタル酸ジメチル、ホモイソフタル酸、ホ
モイソフタル酸ジメチル、ホモテレフタル酸、ホモテレ
フタル酸ジメチル、o−フェニレン二酢酸、o−フェニ
レン二酢酸ジエチル、m−フェニレン二酢酸、m−フェ
ニレン二酢酸ジエチル、p−フェニレン二酢酸、p−フ
ェニレン二酢酸ジエチル、3,3’−o−フェニレンジ
プロピオン酸、3,3’−o−フェニレンジプロピオン
酸ジエチル、3,3’−m−フェニレンジプロピオン
酸、
【0038】3,3’−m−フェニレンジプロピオン酸
ジエチル、3,3’−p−フェニレンジプロピオン酸、
3,3’−p−フェニレンジプロピオン酸ジエチル、2
−カルボキシ桂皮酸、3−カルボキシ桂皮酸、4−カル
ボキシ桂皮酸、4−カルボキシ桂皮酸ジエチル、3t,
3’t−o−フェニレンジアクリル酸、3t,3’t−
o−フェニレンジアクリル酸ジメチル、3t,3’t−
m−フェニレンジアクリル酸、3t,3’t−m−フェ
ニレンジアクリル酸ジメチル、3t,3’t−p−フェ
ニレンジアクリル酸、3t,3’t−p−フェニレンジ
アクリル酸ジメチル、m−フェニレンジプロピオール
酸、
【0039】m−フェニレンジプロピオール酸ジメチ
ル、1,4−ナフタレン二酢酸、1,5−ナフタレン二
酢酸、1,5−ナフタレン二酢酸ジメチル、3,3’−
(1,4−ナフタレン)ジプロピオン酸、3,3’−
(1,4−ナフタレン)ジプロピオン酸ジエチル、4,
4’−ビフェニル二酢酸、4,4’−ビフェニル二酢酸
ジエチル、3,3’−(4,4’−ビフェニル)ジプロ
ピオン酸、3,3’−[4,4’−(メチレンジ−p−フ
ェニレン)]ジプロピオン酸、4,4’−ビベンジル二酪
酸、3,3’−(4,4’−ビベンジル)ジプロピオン
酸、
【0040】4,4’−(オキシジーp−フェニレン)
二酪酸、3,3’−[4,4’−(オキシジ−p−フェニ
レン)]ジプロピオン酸、3,3’−[4,4’−(オキシ
ジ−p−フェニレン)] 二酪酸、ジフェニルスルホンジ
カルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、
2,3−フランジカルボン酸、2,3−フランジカルボ
ン酸ジメチル、2,4−フランジカルボン酸、2,4−
フランジカルボン酸ジメチル、2,5−フランジカルボ
ン酸、2,5−フランジカルボン酸ジメチル、
【0041】2,5−フランジカルボン酸ジフェニル、
3,4−フランジカルボン酸、3,4−フランジカルボ
ン酸ジメチル、3,4−ジフェニル−2,5−フランジ
カルボン酸、3,4−ジフェニル−2,5−フランジカ
ルボン酸ジメチル、3,3’−(2,5−フラン)ジプ
ロピオン酸、3,3’−(2,5−フラン)ジプロピオ
ン酸ジメチル、2,5−cis−テトラヒドロフランジ
カルボン酸、2,5−cis−テトラヒドロフランジカ
ルボン酸ジメチル、3,3’−(2,5−cis−テト
ラヒドロフラン)ジプロピオン酸、3,3’−(2,5
−cis−テトラヒドロフラン)ジプロピオン酸ジエチ
ル、
【0042】2,3−チオフェンジカルボン酸、2,3
−チオフェンジカルボン酸ジメチル、2,4−チオフェ
ンジカルボン酸、2,4−チオフェンジカルボン酸ジメ
チル、2,5−チオフェンジカルボン酸、2,5−チオ
フェンジカルボン酸ジメチル、2,5−チオフェンジカ
ルボン酸ジフェニル、3,4−チオフェンジカルボン
酸、3,4−チオフェンジカルボン酸ジメチル、3,4
−ジフェニル−2,5−チオフェンジカルボン酸、3,
4−ジフェニル−2,5−チオフェンジカルボン酸ジメ
チル、2,5−チオフェン二酢酸、3,3’−(2,5
−チオフェン)ジプロピオン酸、3,3’−(2,5−
チオフェン)ジプロピオン酸ジエチル、
【0043】2,5−cis−テトラヒドロチオフェン
ジカルボン酸、2,5−cis−テトラヒドロチオフェ
ンジカルボン酸ジエチル、3,4−cis−テトラヒド
ロチオフェンジカルボン酸、3,4−cis−テトラヒ
ドロチオフェンジカルボン酸ジメチル、1,1−ジオキ
ソ−2,5−cis−テトラヒドロチオフェンジカルボ
ン酸、1,1−ジオキソ−2,5−cis−テトラヒド
ロチオフェンジカルボン酸ジエチル、2,6−4H−ピ
ランジカルボン酸、4−オキソ−2,6−4H−ピラン
ジカルボン酸、4−オキソ−2,6−4H−ピランジカ
ルボン酸ジエチル、2,6−cis−テトラヒドロピラ
ンジカルボン酸、
【0044】2,6−cis−テトラヒドロピランジカ
ルボン酸ジメチル、2,6−cis−テトラヒドロチオ
ピランジカルボン酸、2,6−cis−テトラヒドロチ
オピランジカルボン酸ジメチル、1,1−ジオキソ−
2,6−cis−テトラヒドロチオピランジカルボン
酸、1,1−ジオキソ−2,6−cis−テトラヒドロ
チオピランジカルボン酸ジメチル、2,8−ジベンゾフ
ランジカルボン酸、2,8−ジベンゾフランジカルボン
酸ジメチル、3,7−ジベンゾフランジカルボン酸、
3,7−ジベンゾフランジカルボン酸ジメチル、
【0045】4,6−ジベンゾフランジカルボン酸、
4,6−ジベンゾフランジカルボン酸ジメチル、2,8
−ジベンゾチオフェンジカルボン酸、5,5−ジオキソ
−2,8−ジベンゾチオフェンジカルボン酸、9−オキ
ソ−1,8−キサンテンジカルボン酸、9−オキソ−
2,7−キサンテンジカルボン酸、9−オキソ−2,7
−キサンテンジカルボン酸ジメチル、1,6−ジベンゾ
[1.4]ジオキシンジカルボン酸、1,6−ジベンゾ
[1.4]ジオキシンジカルボン酸ジメチル、2,7−ジ
ベンゾ[1.4]ジオキシンジカルボン酸、
【0046】2,7−ジベンゾ[1.4]ジオキシンジカ
ルボン酸ジメチル、2,8−ジベンゾ[1.4]ジオキシ
ンジカルボン酸、2,8−ジベンゾ[1.4]ジオキシン
ジカルボン酸ジメチル、1,6−フェノキサチインジカ
ルボン酸、1,2,8−フェノキサチインジカルボン
酸、4,6−フェノキサチインジカルボン酸、4,6−
フェノキサチインジカルボン酸ジメチル、10,10−
ジオキソ−1,6−フェノキサチインジカルボン酸、1
0,10−ジオキソ−1,6−フェノキサチインジカル
ボン酸ジメチル、10,10−ジオキソ−1,9−フェ
ノキサチインジカルボン酸、10,10−ジオキソ−
1,9−フェノキサチインジカルボン酸ジメチル、1
0,10−ジオキソ−2,8−フェノキサチインジカル
ボン酸、
【0047】10,10−ジオキソ−2,8−フェノキ
サチインジカルボン酸ジメチル、10,10−ジオキソ
−4,6−フェノキサチインジカルボン酸、2,7−チ
アントレンジカルボン酸、2,7−チアントレンジカル
ボン酸ジメチル、10,10−ジオキソ−1,9−チア
ントレンジカルボン酸、5,5,10,10−テトラオ
キソ−2,7−チアントレンジカルボン酸、5,5,1
0,10−テトラオキソ−2,7−チアントレンジカル
ボン酸ジメチル、10−オキソ−10−フェニル−2,
8−フェノキサホスフィンジカルボン酸、
【0048】9−オキサビシクロ[3.3.1]ノナン−
2,6−ジカルボン酸ジメチル、9−オキサビシクロ
[3.3.1]ノナン−2,6−ジカルボン酸ジフェニ
ル、2,4,6,8−テトラオキサスピロ[5.5]ウン
デカン−3,9−ジカルボン酸、2,4,6,8−テト
ラオキサスピロ[5.5]ウンデカン−3,9−ジカルボ
ン酸ジメチル、2,4,6,8−テトラオキサスピロ
[5.5]ウンデカン−3,9−二酢酸、2,4,6,8
−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカン−3,9−二
酢酸ジエチル、2,3−ピロールジカルボン酸、2,3
−ピロールジカルボン酸ジメチル、2,4−ピロールジ
カルボン酸、
【0049】2,4−ピロールジカルボン酸ジメチル、
2,5−ピロールジカルボン酸、2,5−ピロールジカ
ルボン酸ジメチル、1−メチル−2,5−ピロールジカ
ルボン酸、1−メチル−2,5−ピロールジカルボン酸
ジメチル、1−フェニル−2,5−ピロールジカルボン
酸、1−フェニル−2,5−ピロールジカルボン酸ジメ
チル、3,4−ピロールジカルボン酸、3,4−ピロー
ルジカルボン酸ジメチル、1−メチル−3,4−ピロー
ルジカルボン酸、1−メチル−3,4−ピロールジカル
ボン酸ジエチル、1−フェニル−3,4−ピロールジカ
ルボン酸、
【0050】1−フェニル−3,4−ピロールジカルボ
ン酸ジエチル、3,5−ジメチル−2,4−ピロールジ
カルボン酸ジエチル、2,5−ジメチル−3,4−ピロ
ールジカルボン酸、2,5−ジメチル−3,4−ピロー
ルジカルボン酸ジエチル、1,2,5−トリメチル−
3,4−ピロールジカルボン酸、1,2,5−トリメチ
ル−3,4−ピロールジカルボン酸ジエチル、1−メチ
ル−2,5−ピロール二酢酸、1−メチル−2,5−ピ
ロール二酢酸ジメチル、3,3’−(2,5−ピロー
ル)ジプロピオン酸、3,3’−(2,5−ピロール)
ジプロピオン酸ジメチル、3,3’−(1−メチル−
2,5−ピロール)ジプロピオン酸、
【0051】3,3’−(1−メチル−2,5−ピロー
ル)ジプロピオン酸ジメチル、3,3’−(1−フェニ
ル−2,5−ピロール)ジプロピオン酸ジエチル、1−
メチル−2,5−cis−ピロリジンジカルボン酸ジエ
チル、1−フェニル−2,5−cis−ピロリジンジカ
ルボン酸ジエチル、1−メチル−2,5−ピロリジン二
酢酸ジエチル、3,3’−(1−メチル−2,5−ピロ
リジン)ジプロピオン酸、3,3’−(1−メチル−
2,5−ピロリジン)ジプロピオン酸ジエチル、2,5
−インドールジカルボン酸、2,5−インドールジカル
ボン酸ジエチル、2,6−インドールジカルボン酸、
2,6−インドールジカルボン酸ジエチル、
【0052】9−メチル−1,8−カルバゾールジカル
ボン酸、2,6−カルバゾールジカルボン酸、2,6−
カルバゾールジカルボン酸ジエチル、3,6−カルバゾ
ールジカルボン酸、3,6−カルバゾールジカルボン酸
ジエチル、9−メチル−3,6−カルバゾールジカルボ
ン酸、9−メチル−3,6−カルバゾールジカルボン酸
ジエチル、3,4−ピラゾールジカルボン酸、3,4−
ピラゾールジカルボン酸ジメチル、2−メチル−3,4
−ピラゾールジカルボン酸、1−フェニル−3,4−ピ
ラゾールジカルボン酸、1−フェニル−3,4−ピラゾ
ールジカルボン酸ジメチル、2−フェニル−3,4−ピ
ラゾールジカルボン酸、
【0053】2−フェニル−3,4−ピラゾールジカル
ボン酸ジメチル、3,5−ピラゾールジカルボン酸、
3,5−ピラゾールジカルボン酸ジメチル、1−メチル
−3,5−ピラゾールジカルボン酸、1−メチル−3,
5−ピラゾールジカルボン酸ジメチル、1−フェニル−
3,5−ピラゾールジカルボン酸、1−フェニル−3,
5−ピラゾールジカルボン酸ジメチル、4,5−イミダ
ゾールジカルボン酸、4,5−イミダゾールジカルボン
酸ジメチル、4,5−イミダゾールジカルボン酸ジフェ
ニル、1−メチル−4,5−イミダゾールジカルボン
酸、1−メチル−4,5−イミダゾールジカルボン酸ジ
メチル、
【0054】1−フェニル−4,5−イミダゾールジカ
ルボン酸、1−フェニル−4,5−イミダゾールジカル
ボン酸ジエチル、2,3−ピリジンジカルボン酸、2,
3−ピリジンジカルボン酸ジメチル、2,3−ピリジン
ジカルボン酸ジフェニル、2,4−ピリジンジカルボン
酸、2,4−ピリジンジカルボン酸ジメチル、2,4−
ピリジンジカルボン酸ジフェニル、2,5−ピリジンジ
カルボン酸、2,5−ピリジンジカルボン酸ジメチル、
2,5−ピリジンジカルボン酸ジフェニル、2,6−ピ
リジンジカルボン酸、2,6−ピリジンジカルボン酸ジ
メチル、
【0055】2,6−ピリジンジカルボン酸ジフェニ
ル、3,4−ピリジンジカルボン酸、3,4−ピリジン
ジカルボン酸ジメチル、3,5−ピリジンジカルボン
酸、3,5−ピリジンジカルボン酸ジメチル、3,5−
ピリジンジカルボン酸ジフェニル、2,6−ジメチル−
3,5−ピリジンジカルボン酸、2,4,6−トリメチ
ル−3,5−ピリジンジカルボン酸、2,5−ピペリジ
ンジカルボン酸ジメチル、2,3−ピペリジンジカルボ
ン酸ジエチル、2,6−cis−ピペリジンジカルボン
酸、2,6−cis−ピペリジンジカルボン酸ジメチ
ル、1−メチル−2,6−cis−ピペリジンジカルボ
ン酸、1−メチル−2,6−cis−ピペリジンジカル
ボン酸ジメチル、3,5−ピペリジンジカルボン酸ジエ
チル、
【0056】2,6−cis−ピペリジン二酢酸、1−
メチル−2,6−cis−ピペリジン二酢酸、1−メチ
ル−2,6−cis−ピペリジン二酢酸ジエチル、2,
3−キノリンジカルボン酸、2,3−キノリンジカルボ
ン酸ジメチル、2,4−キノリンジカルボン酸、2,4
−キノリンジカルボン酸ジメチル、2,6−キノリンジ
カルボン酸、3,7−キノリンジカルボン酸、4,8−
キノリンジカルボン酸、4,8−キノリンジカルボン酸
ジメチル、5,6−キノリンジカルボン酸、5,6−キ
ノリンジカルボン酸ジメチル、5,8−キノリンジカル
ボン酸、6,7−キノリンジカルボン酸、6,7−キノ
リンジカルボン酸ジメチル、
【0057】6,8−キノリンジカルボン酸、7,8−
キノリンジカルボン酸、2,2’−ビピリジン−4,
4’−ジカルボン酸、2,2’−ビピリジン−4,4’
−ジカルボン酸ジメチル、2,2’−ビピリジン−5,
5’−ジカルボン酸、2,2’−ビピリジン−5,5’
−ジカルボン酸ジメチル、2,2’−ビピリジン−6,
6’−ジカルボン酸、3,3’−ビピリジン−2,2’
−ジカルボン酸、3,3’−ビピリジン−2,2’−ジ
カルボン酸ジメチル、4,5−ピリダジンジカルボン
酸、4,5−ピリミジンジカルボン酸、
【0058】4,6−ピリミジンジカルボン酸、2,3
−ピラジンジカルボン酸、2,3−ピラジンジカルボン
酸ジメチル、2,5−ピラジンジカルボン酸、2,5−
ピラジンジカルボン酸ジメチル、2,5−ピラジンジカ
ルボン酸ジフェニル、2,6−ピラジンジカルボン酸、
2,6−ピラジンジカルボン酸ジメチル、1,4−ピペ
ラジン二酢酸ジメチル、3,3’−(1,4−ピペラジ
ン)ジプロピオン酸ジメチル、1,6−フェナジンジカ
ルボン酸、1,6−フェナジンジカルボン酸ジメチルな
どが挙げられる。
【0059】この内、主鎖中にアルキレン鎖を含まない
剛直な分子構造からなる全芳香族ポリエステルがより好
ましく、上記のうちフタル酸類、テレフタル酸類、イソ
フタル酸類、ビフェニルジカルボン酸類、ナフタレンジ
カルボン酸類、オキソフルオレンジカルボン酸類、アン
トラセンジカルボン酸類、アントラキノンジカルボン酸
類、ビフェニレンジカルボン酸類、テルフェニルジカル
ボン酸類、クアテルフェニルジカルボン酸類、アゾベン
ゼンジカルボン酸類、フランジカルボン酸類、チオフェ
ンジカルボン酸類、ピランジカルボン酸類、
【0060】ジベンゾフランジカルボン酸類、ジベンゾ
チオフェンジカルボン酸類、キサンテンジカルボン酸
類、ジベンゾ[1.4]ジオキシンジカルボン酸類、フェ
ノキサチインジカルボン酸類、チアントレンジカルボン
酸類、フェノキサホスフィンジカルボン酸類、ピロール
ジカルボン酸類、インドールジカルボン酸類、カルバゾ
ールジカルボン酸類、ピラゾールジカルボン酸類、イミ
ダゾールジカルボン酸類、ピリジンジカルボン酸類、キ
ノリンジカルボン酸類、
【0061】ビピリジンジカルボン酸類、ピリミジンジ
カルボン酸類、ピラジンジカルボン酸類、フェナジンジ
カルボン酸類などが好ましく用いられる。特に好ましく
は5〜100モル%のイソフタル酸、及び95〜0モル
%のテレフタル酸からなる二塩基酸成分を用いたもので
ある。
【0062】本発明に用いられるポリアリレートの製造
原料である二価フェノールの例としては1,1’−ビフ
ェニル−4,4’−ジオール、1,1’−ビフェニル−
2,2’−ジオール、1,1’−ビフェニル−3,3’
−ジオール、4,4’−ジヒドロキシジフェニル、4,
4’−ジヒドロキシジフェニルエーテル、2,2−ビス
−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,4’―ジ
ヒドロキシジフェニルメタン、ビス−(4−ヒドロキシ
フェニル)メタン、
【0063】ビス−(2−ヒドロキシフェニル)メタ
ン、ビス−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチル−3−
メトキシフェニル)メタン、1,1−ビス−(4−ヒド
ロキシフェニル)エタン、1,1(4−ヒドロキシフェ
ニル)シクロヘキサン、1,2−ビス−(4−ヒドロキ
シフェニル)エタン、1,1−ビス−(4−ヒドロキシ
−2−クロロフェニル)エタン、1,1’―ビナフタレ
ン−2,2’―ジオール、1,2−ジヒドロキシナフタ
レン、1,3−ジヒドロキシナフタレン、1,4−ジヒ
ドロキシナフタレン、1,5−ジヒドロキシナフタレ
ン、
【0064】1,6−ジヒドロキシナフタレン、1,7
−ジヒドロキシナフタレン、1,8−ジヒドロキシナフ
タレン、2,3−ジヒドロキシナフタレン、2,6−ジ
ヒドロキシナフタレン、2,7−ジヒドロキシナフタレ
ン、9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フルオレ
ン、9,9−ビス(5−メチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)フルオレン1,2−(9−オキソフルオレン)ジオー
ル、1,5−(9−オキソフルオレン)ジオール、1,6
−(9−オキソフルオレン)ジオール、1,7−(9−
オキソフルオレン)ジオール、2,3−(9−オキソフ
ルオレン)ジオール、2,7−(9−オキソフルオレ
ン)ジオール、
【0065】2,2−ビス−(4−ヒドロキシナフチ
ル)プロパン、2,2ビス(3,5−ジメチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス−(4―ヒ
ドロキシフェニル)ペンタン、3,3−ビス−(4−ヒ
ドロキシフェニル)フェニルメタン、パラ−α,α’−
ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−パラ−ジイソプロ
ピルベンゼン、ビス−(4−ヒドロキシフェニル)エー
テル、4,3’−ヒドロキシジフェニルエーテル、4,
2’−ヒドロキシジフェニルエーテル、
【0066】2,2’−ヒドロキシジフェニルエーテ
ル、2,3’−ヒドロキシジフェニルエーテル、4,
4’−ジヒドロキシ−2,6−ジメチルジフェニルエー
テル、ビス−(ヒドロキシナフチル)エーテル、3,
4’−ジヒドロキシジフェニル、ビス−(4−ヒドロキ
シフェニル)スルホン、ビス−(3−ヒドロキシフェニ
ル)スルホン、2,4’−ジヒドロキシジフェニルスル
ホン、カテコール、3−メチルカテコール、4−メチル
カテコール、3−エチルカテコール、4−メチルカテコ
ール、3−n−プロピルカテコール、4−n−プロピル
カテコール、3−n−ブチルカテコール、4−n−ブチ
ルカテコール、
【0067】3−(1,1−ジメチルエチル)カテコー
ル、3−n−ペンチルカテコール、4−n−ペンチルカ
テコール、4−(1,1−ジメチルプロピル)カテコー
ル、4−ヘキシルカテコール、4−シクロヘキシルカテ
コール、4−(1,1,3,3、−テトラメチルブチ
ル)カテコール、4−ノニルカテコール、3、4−ジメ
チルカテコール、3,5−ジメチルカテコール、3,6
−ジメチルカテコール、4,5−ジメチルカテコール、
4−メチル−5−エチルカテコール、3−モノクロロカ
テコール、4−モノクロロカテコール、
【0068】3−モノブロモカテコール、4−モノブロ
モカテコール、3−フルオロカテコール、4−フルオロ
カテコール、3,5−ジクロロカテコール、4,5−ジ
クロロカテコール、3,4−ジクロロカテコール、3,
4−ジブロモカテコール、3,5−ジブロモカテコー
ル、4,5−ジブロモカテコール、4−クロロ−5−ニ
トロカテコール、3−クロロ−6−メトキシカテコー
ル、5−ブロモ−4−ニトロカテコール、4−ブロモ−
5−メチルカテコール、3−ブロモ−5−(1,1−ジ
メチルエチル)カテコール、
【0069】3,4,5トリクロロカテコール、3,
4,5トリブロモカテコール、3,4,6トリブロモカ
テコール、テトラクロロカテコール、テトラブロモカテ
コール、3−アミノカテコール、4−アミノカテコー
ル、3−(2−アミノエチル)カテコール、4−(2−
メチルアミノエチル)カテコール、4−(2−ジメチル
アミノエチル)カテコール、4−(2−アミルエチルア
ミノ)カテコール、6−アミノ−4−(2−アミノエチ
ル)カテコール、3−ニトロカテコール、3,4−ジニ
トロカテコール、3,6−ジニトロカテコール、
【0070】4,5−ジニトロカテコール、3−ニトロ
−6−メトキシカテコール、4−ニトロ−3−メトキシ
カテコール、5−ニトロ−3−メチルカテコール、4−
メトキシカテコール、6−メトキシカテコール、4−
(2−ヒドロキシエチル)カテコール、3−プロピオキ
シカテコール、3−ブチロキシカテコール、3,4−ジ
メトキシカテコール、3,6−ジメトキシカテコール、
5−メトキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)カテコ
ール、3−エトキシ−3−(1,1−ジメチルエチル)
カテコール、3,4,6−トリメトキシカテコール、
【0071】レゾルシノール、2−クロロレゾルシノー
ル、4−クロロレゾルシノール、5−クロロレゾルシノ
ール、2,4−ジクロロレゾルシノール、4,6−ジク
ロロレゾルシノール、2,4,6−トリクロロレゾルシ
ノール、2−ブロモ−4−クロロレゾルシノール、4−
ブロモ−2−クロロレゾルシノール、4−クロロ−5−
メチルレゾルシノール、6−クロロ−4−エチルレゾル
シノール、2−クロロ−4−ブチルレゾルシノール、6
−クロロ−4−ブチルレゾルシノール、6−クロロ−4
−シクロヘキシルレゾルシノール、2,4−ジクロロ−
5−メチルレゾルシノール、トリクロロレゾルシノー
ル、
【0072】2−ブロモレゾルシノール、4−ブロモレ
ゾルシノール、5−ブロモレゾルシノール、2,4−ジ
ブロモレゾルシノール、4,6−ジブロモレゾルシノー
ル、2,4,6−トリブロモレゾルシノール、6−ブロ
モ−4−ブチルレゾルシノール、2−ヨードレゾルシノ
ール、4−ヨードレゾルシノール、5−ヨードレゾルシ
ノール、4,6−ジヨードレゾルシノール、2,4,6
−トリヨードレゾルシノール、2−アミノレゾルシノー
ル、5−アミノレゾルシノール、4−アミノ−2,5−
ジメチルレゾルシノール、4−ベンズアミノレゾルシノ
ール、
【0073】5−メルカプトレゾルシノール、5−メチ
ルチオレゾルシノール、5−エチルチオレゾルシノー
ル、5−プロピルチオレゾルシノール、5−ブチルチオ
レゾルシノール、2−ベンズスルホニルレゾルシノー
ル、レゾルシノールモノアセテート、レゾルシノールモ
ノベンゾエート、2−ニトロレゾルシノール、4−ニト
ロレゾルシノール、5−ニトロレゾルシノール、2,4
−ジニトロレゾルシノール、4,6−ジニトロレゾルシ
ノール、2,4,6−トリニトロレゾルシノール、テト
ラニトロレゾルシノール、6−ニトロ−5−メトキシレ
ゾルシノール、
【0074】2−ニトロ−5−メトキシレゾルシノー
ル、4−ニトロ−5−メトキシレゾルシノール、2,4
−ジニトロ−5−メチルレゾルシノール、2,4,6−
トリニトロ−5−メチルレゾルシノール、2−メトキシ
レゾルシノール、4−メトキシレゾルシノール、5−メ
トキシレゾルシノール、2,3−メトキシレゾルシノー
ル、2,5−メトキシレゾルシノール、2−メトキシ−
5−メチルレゾルシノール、5−メトキシ−4−メチル
レゾルシノール、5−メトキシ−6−メチルレゾルシノ
ール、5−エトキシレゾルシノール、2−メチルレゾル
シノール、
【0075】4−メチルレゾルシノール、5−メチルレ
ゾルシノール、2−エチルレゾルシノール、4−エチル
レゾルシノール、5−エチルレゾルシノール、2−n−
プロピルレゾルシノール、4−n−プロピルレゾルシノ
ール、5−n−プロピルレゾルシノール、2−(2−プ
ロペニル)レゾルシノール、4−(2−プロペニル)レ
ゾルシノール、4−(1−メチルエテニル)レゾルシノ
ール、2−n−ブチルレゾルシノール、4−n−ブチル
レゾルシノール、5−n−ブチルレゾルシノール、5−
sec−ブチルレゾルシノール、
【0076】4−tert−ブチルレゾルシノール、2
−n−ペンチルレゾルシノール、4−n−ペンチルレゾ
ルシノール、5−n−ペンチルレゾルシノール、4−
(1−メチルブチル)レゾルシノール、5−(2−メチ
ル−1−エチルプロピル)レゾルシノール、2−n−ヘ
キシルレゾルシノール、4−n−ヘキシルレゾルシノー
ル、5−n−ヘキシルレゾルシノール、4−(4−メチ
ルペンチル)レゾルシノール、5−(4−メチルペンチ
ル)レゾルシノール、5−(1,1−ジメチルブチル)
レゾルシノール、5−(1,2−ジメチルブチル)レゾ
ルシノール、
【0077】5−(1−メチル−1−ペンテニル)レゾ
ルシノール、4−シクロヘキシルレゾルシノール、4−
フェニルレゾルシノール、4−ヘプチルレゾルシノー
ル、5−ヘプチルレゾルシノール、5−(1−メチルヘ
キシル)レゾルシノール、4−フェニルメチルレゾルシ
ノール、2−オクチルレゾルシノール、4−オクチルレ
ゾルシノール、5−オクチルレゾルシノール、4−(1
−メチルヘプチル)レゾルシノール、4−(1,1,
3,3−テトラブチル)レゾルシノール、4−(2−フ
ェニルエチル)レゾルシノール、5−ノニルレゾルシノ
ール、
【0078】5−(1−メチルオクチル)レゾルシノー
ル、5−(1,1−ジメチルヘプチル)レゾルシノー
ル、5−(1,2−ジメチルヘプチル)レゾルシノー
ル、5−(1,2,4−トリメチルヘキシル)レゾルシ
ノール、4−デシルレゾルシノール、5−(1−メチル
ノニル)レゾルシノール、2,4−ジメチルレゾルシノ
ール、2,5−ジメチルレゾルシノール、4,5−ジメ
チルレゾルシノール、4,6−ジメチルレゾルシノー
ル、4−エチル−2−メチルレゾルシノール、5−エチ
ル−2−メチルレゾルシノール、2−エチル−4−メチ
ルレゾルシノール、5−エチル−4−メチルレゾルシノ
ール、
【0079】6−エチル−4−メチルレゾルシノール、
5−エテニル−4−メチルレゾルシノール、2,4−ジ
メチルレゾルシノール、5−メチル−4−プロピルレゾ
ルシノール、2−メチル−5−sec−ブチルレゾルシ
ノール、4,6−ジ(イソプロピル)レゾルシノール、
4−エチル−6−ペンチルレゾルシノール、4,6−ジ
−tert−ブチル)レゾルシノール、2−メチル−4
−(フェニルメチル)レゾルシノール、2,4,5−ト
リメチルレゾルシノール、2,4,6−トリメチルレゾ
ルシノール、4,5,6−トリメチルレゾルシノール、
【0080】4,6−ジメチル−5−sec−ブチルレ
ゾルシノール、テトラメチルレゾルシノール、2−ヒド
ロキシエチルレゾルシノール、5−トリフルオロメチル
レゾルシノール、ヒドロキノン、フェニルヒドロキノ
ン、クロルヒドロキノン、メチルヒドロキノン、トリフ
ルオロヒドロキノン、テトラフルオロヒドロキノン、2
−クロロ−3−メトキシヒドロキノン、2−クロロ−5
−メトキシヒドロキノン、2−クロロ−6−メトキシヒ
ドロキノン、2,3−ジクロロヒドロキノン、2,5−
ジクロロヒドロキノン、2,6−ジクロロヒドロキノ
ン、トリクロロヒドロキノン、テトラクロロヒドロキノ
ン、ブロモヒドロキノン、
【0081】3−ブロモ−2,6−ジメチルヒドロキノ
ン、2,5−ジブロモヒドロキノン、2,6−ジブロモ
ヒドロキノン、トリブロモヒドロキノン、ヨードヒドロ
キノン、2,6−ジヨードヒドロキノン、テトラヨード
ヒドロキノン、ニトロヒドロキノン、2,6−ジニトロ
ヒドロキノン、メトキシヒドロキノン、2−メトキシ−
3−メチルヒドロキノン、2−メトキシ−5−メチルヒ
ドロキノン、3−メトキシ−2−メチルヒドロキノン、
5−メトキシ−2−メチルヒドロキノン、2−メトキシ
−6−プロピルヒドロキノン、2−メトキシ−5−プロ
ペニルヒドロキノン、2,3−ジメトキシヒドロキノ
ン、2,5−ジメトキシヒドロキノン、
【0082】2,6−ジメトキシヒドロキノン、フェノ
キシヒドロキノン、メルカプトヒドロキノン、アセチル
ヒドロキノン、ベンゾイルヒドロキノン、ヒドロキシメ
チルヒドロキノン、メチルヒドロキノン、2−メチル−
6−エチルヒドロキノン、2−メチル−5−イソプロピ
ルヒドロキノン、2−メチル−5−シクロヘキシルヒド
ロキノン、2,3−ジメチルヒドロキノン、2,5−ジ
メチルヒドロキノン、2,6−ジメチルヒドロキノン、
トリメチルヒドロキノン、
【0083】テトラメチルヒドロキノン、エチルヒドロ
キノン、2,6−ジエチルヒドロキノン、ビニルヒドロ
キノン、5−エトキシレゾルシノール、2−メチルレゾ
ルシノール、4−メチルレゾルシノール、5−メチルレ
ゾルシノール、2−エチルレゾルシノール、4−エチル
レゾルシノール、5−エチルレゾルシノール、2−n−
プロピルレゾルシノール、4−n−プロピルレゾルシノ
ール、5−n−プロピルレゾルシノール、2−(2−プ
ロペニル)レゾルシノール、4−(2−プロペニル)レ
ゾルシノール、4−(1−メチルエテニル)レゾルシノ
ール、
【0084】2−n−ブチルレゾルシノール、4−n−
ブチルレゾルシノール、5−n−ブチルレゾルシノー
ル、5−sec−ブチルレゾルシノール、4−tert
−ブチルレゾルシノール、2−n−ペンチルレゾルシノ
ール、4−n−ペンチルレゾルシノール、5−n−ペン
チルレゾルシノール、4−(1−メチルブチル)レゾル
シノール、5−(2−メチル−1−エチルプロピル)レ
ゾルシノール、2−n−ヘキシルレゾルシノール、4−
n−ヘキシルレゾルシノール、5−n−ヘキシルレゾル
シノール、4−(4−メチルペンチル)レゾルシノー
ル、
【0085】5−(4−メチルペンチル)レゾルシノー
ル、5−(1,1−ジメチルブチル)レゾルシノール、
5−(1,2−ジメチルブチル)レゾルシノール、5−
(1−メチル−1−ペンテニル)レゾルシノール、4−
シクロヘキシルレゾルシノール、4−フェニルレゾルシ
ノール、4−ヘプチルレゾルシノール、5−ヘプチルレ
ゾルシノール、5−(1−メチルヘキシル)レゾルシノ
ール、4−フェニルメチルレゾルシノール、2−オクチ
ルレゾルシノール、4−オクチルレゾルシノール、5−
オクチルレゾルシノール、4−(1−メチルヘプチル)
レゾルシノール、4−(1,1,3,3−テトラブチ
ル)レゾルシノール、
【0086】4−(2−フェニルエチル)レゾルシノー
ル、5−ノニルレゾルシノール、5−(1−メチルオク
チル)レゾルシノール、5−(1,1−ジメチルヘプチ
ル)レゾルシノール、5−(1,2−ジメチルヘプチ
ル)レゾルシノール、5−(1,2,4−トリメチルヘ
キシル)レゾルシノール、4−デシルレゾルシノール、
5−(1−メチルノニル)レゾルシノール、2,4−ジ
メチルレゾルシノール、2,5−ジメチルレゾルシノー
ル、4,5−ジメチルレゾルシノール、4,6−ジメチ
ルレゾルシノール、4−エチル−2−メチルレゾルシノ
ール、
【0087】5−エチル−2−メチルレゾルシノール、
2−エチル−4−メチルレゾルシノール、5−エチル−
4−メチルレゾルシノール、6−エチル−4−メチルレ
ゾルシノール、5−エテニル−4−メチルレゾルシノー
ル、2,4−ジメチルレゾルシノール、5−メチル−4
−プロピルレゾルシノール、2−メチル−5−sec−
ブチルレゾルシノール、4,6−ジ(イソプロピル)レ
ゾルシノール、4−エチル−6−ペンチルレゾルシノー
ル、4,6−ジ−tert−ブチル)レゾルシノール、
2−メチル−4−(フェニルメチル)レゾルシノール、
【0088】2,4,5−トリメチルレゾルシノール、
2,4,6−トリメチルレゾルシノール、4,5,6−
トリメチルレゾルシノール、4,6−ジメチル−5−s
ec−ブチルレゾルシノール、テトラメチルレゾルシノ
ール、2−ヒドロキシエチルレゾルシノール、5−トリ
フルオロメチルレゾルシノール、ヒドロキノン、フェニ
ルヒドロキノン、クロルヒドロキノン、メチルヒドロキ
ノン、トリフルオロヒドロキノン、テトラフルオロヒド
ロキノン、2−クロロ−3−メトキシヒドロキノン、2
−クロロ−5−メトキシヒドロキノン、2−クロロ−6
−メトキシヒドロキノン、2,3−ジクロロヒドロキノ
ン、2,5−ジクロロヒドロキノン、
【0089】2,6−ジクロロヒドロキノン、トリクロ
ロヒドロキノン、テトラクロロヒドロキノン、ブロモヒ
ドロキノン、3−ブロモ−2,6−ジメチルヒドロキノ
ン、2,5−ジブロモヒドロキノン、2,6−ジブロモ
ヒドロキノン、トリブロモヒドロキノン、ヨードヒドロ
キノン、2,6−ジヨードヒドロキノン、テトラヨード
ヒドロキノン、ニトロヒドロキノン、2,6−ジニトロ
ヒドロキノン、メトキシヒドロキノン、2−メトキシ−
3−メチルヒドロキノン、2−メトキシ−5−メチルヒ
ドロキノン、3−メトキシ−2−メチルヒドロキノン、
【0090】5−メトキシ−2−メチルヒドロキノン、
2−メトキシ−6−プロピルヒドロキノン、2−メトキ
シ−5−プロペニルヒドロキノン、2,3−ジメトキシ
ヒドロキノン、2,5−ジメトキシヒドロキノン、2,
6−ジメトキシヒドロキノン、フェノキシヒドロキノ
ン、メルカプトヒドロキノン、アセチルヒドロキノン、
ベンゾイルヒドロキノン、ヒドロキシメチルヒドロキノ
ン、メチルヒドロキノン、2−メチル−6−エチルヒド
ロキノン、2−メチル−5−イソプロピルヒドロキノ
ン、2−メチル−5−シクロヘキシルヒドロキノン、
2,3−ジメチルヒドロキノン、2,5−ジメチルヒド
ロキノン、
【0091】2,6−ジメチルヒドロキノン、トリメチ
ルヒドロキノン、テトラメチルヒドロキノン、エチルヒ
ドロキノン、2,6−ジエチルヒドロキノン、ビニルヒ
ドロキノン、n−プロピルヒドロキノン、イソプロピル
ヒドロキノン、1−プロペニルヒドロキノン、2−プロ
ペニルヒドロキノン、2,5−(ジイソプロピル)ヒド
ロキノン、2−ブチルヒドロキノン、4−ブチルヒドロ
キノン、2、3−ジ(tert−ブチル)ヒドロキノ
ン、2、5−ジ(tert−ブチル)ヒドロキノン、
2、6−ジ(tert−ブチル)ヒドロキノン、
【0092】2−メチル−2−プロペニルヒドロキノ
ン、ヘキシルヒドロキノン、4−メチルペンチルヒドロ
キノン、シクロヘキシルヒドロキノン、4−フェニルメ
チルヒドロキノン、オクチルヒドロキノン、2,2’−
メチリデンビスフェノール、3,3’−メチリデンビス
フェノール、4,4’−メチリデンビスフェノール、
2,2’−メチリデンビス(4−メチルフェノール)、
2,2’−メチリデンビス(5−メチルフェノール)、
2,2’−メチリデンビス(6−メチルフェノール)、
4,4’−メチリデン(2−メチルフェノール)、
【0093】4,4’−メチリデン(3−メチルフェノ
ール)、2,2’−メチリデンビス(4,6−ジメチル
フェノール)、2,2’−メチリデンビス(3,5−ジ
メチルフェノール)、4,4’−メチリデンビス(2,
6−ジメチルフェノール)、3,3’−メチリデンビス
(2,4,6−トリメチルフェノール)、2,2’−メ
チリデンビス(4−プロピルフェノール)、4,4’−
メチリデンビス(2−プロピルフェノール)、4,4’
−メチリデンビス(2−メチル−6−エチルフェノー
ル)、2,2’−メチリデンビス(3,4,5,6−テ
トラメチルフェノール)、4,4’−メチリデンビス
(2、3,5,6−テトラメチルフェノール)、2,
2’−メチリデンビス(4−tert−ブチルフェノー
ル)、
【0094】4,4’−メチリデンビス(2−メチル−
5−イソプロピルフェノール)、4,4’−メチリデン
ビス(3−メチル−6−イソプロピルフェノール)、
4,4’−メチリデンビス(5−メチル−6−イソプロ
ピルフェノール)、2,2’−メチリデンビス(4−t
ert−ブチル−6−メチルフェノール)、2,2’−
メチリデンビス(6−tert−ブチル−4−メチルフ
ェノール)、4,4’−メチリデンビス(2−tert
−ブチル−6−メチルフェノール)、4,4’−メチリ
デンビス(2−tert−ブチル−5−メチルフェノー
ル)、
【0095】2,2’−メチリデンビス(3,4−ジメ
チル−6−イソプロピルフェノール)、2,2’−メチ
リデンビス(6−tert−ブチル−4−メチルフェノ
ール)、2,2’−メチリデンビス(4−(1,1,
3,3−テトラメチルブチル)フェノール)、2,2’
−メチリデンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェ
ノール)、4,4’−メチリデンビス(2,6−ジ−t
ert−ブチルフェノール)、4,4’−メチリデンビ
ス(3,5−ジ−tert−ブチルフェノール)、2,
2’−メチリデンビス(4−クロロフェノール)、4,
4’−メチリデンビス(2−クロロフェノール)、
【0096】2,2’−メチリデンビス(4−ブロモフ
ェノール)、2,2’−メチリデンビス(4,6−ジク
ロロフェノール)、2,2’−メチリデンビス(4,5
−ジクロロフェノール)、3,3’−メチリデンビス
(4,5−ジクロロフェノール)、4,4’−メチリデ
ンビス(2,5−ジクロロフェノール)、4,4’−メ
チリデンビス(2,6−ジクロロフェノール)、2,
2’−メチリデンビス(4,6−ジブロモフェノー
ル)、4,4’−メチリデンビス(2,6−ジブロモフ
ェノール)、2,2’−メチリデンビス(3,4,5−
トリクロロフェノール)、2,2’−メチリデンビス
(3,4,6−トリクロロフェノール)、
【0097】3,3’−メチリデンビス(2,4,6−
トリクロロフェノール)、2,2’−メチリデンビス
(6−ブロモ−4−クロロフェノール)、2,2’−メ
チリデンビス(4−ブロモ−6−ニトロフェノール)、
2,2’−メチリデンビス(6−クロロ−4−ニトロフ
ェノール)、2,2’−メチリデンビス(4−ニトロフ
ェノール)、4,4’−メチリデンビス(2−ニトロフ
ェノール)、2,2’−メチリデンビス(4、6−ジニ
トロフェノール)、3,3’−メチリデンビス(6−メ
トキシフェノール)、4,4’−メチリデンビス(2−
メトキシフェノール)、2,2’−メチリデンビス(4
−クロロ−6−メチルフェノール)、
【0098】2,2’−メチリデンビス(6−クロロ−
4−メチルフェノール)、4,4’−メチリデンビス
(2−クロロ−5−メチルフェノール)、4,4’−メ
チリデンビス(2−クロロ−6−メチルフェノール)、
2,2’−メチリデンビス(6−ブロモ−4−メチルフ
ェノール)、4,4’−メチリデンビス(6−ブロモ−
2−メチルフェノール)、2,2’−メチリデンビス
(4−クロロ−3,5−ジメチルフェノール)、2,
2’−メチリデンビス(3−クロロ−4,6−ジメチル
フェノール)、2,2’−メチリデンビス(6−ブロモ
−4,5−ジメチルフェノール)、4,4’−メチリデ
ンビス(2−クロロ−3,5,6−トリメチルフェノー
ル)、
【0099】2,2’−メチリデンビス(4−クロロ−
6−イソプロピルフェノール)、2,2’−メチリデン
ビス(6−クロロ−4−tert−ブチルフェノー
ル)、2,2’−メチリデンビス(4−クロロ−3−メ
チル−6−イソプロピルフェノール)、2,2’−メチ
リデンビス(4−クロロ−6−tert−ブチル−3−
メチルフェノール)、2,2−メチルデンビス(4,6
−ジクロロ−3−メチルフェノール)、2,2’−メチ
リデンビス(6−ニトロ−4−tert−ブチルフェノ
ール)、4,4’−イソプロピリデンビスフェノール、
【0100】2,2’−イソプロピリデンビス(5−メ
チルフェノール)、4,4’−イソプロピリデンビス
(2−メチルフェノール)、4,4’−イソプロピリデ
ンビス(2−シクロヘキシルフェノール)、4,4’−
イソプロピリデンビス(2,6−ジブロモフェノー
ル)、4,4’−イソプロピリデンビス(2−ニトロフ
ェノール)、4,4’−イソプロピリデンビス(2,6
−ジニトロフェノール)、4,4’−ブタンジイルビス
(2−メチルフェノール)、
【0101】4,4’−ブチリデンビスフェノール、
2,2’−ブチリデンビス(6−tert−ブチル−4
−メチルフェノール)、4,4’−ブチリデンビス(6
−tert−ブチル−2−メチルフェノール)、4,
4’−sec−ブチリデンビスフェノール、4,4’−
sec−ブチリデンビス(3−メチルフェノール)、
2,2’−sec−ブチリデンビス(3−メチル−6−
イソプロピルフェノール)、2,2’−sec−ブチリ
デンビス(6−tert−ブチル−4−メチルフェノー
ル)、4,4’−イソブチリデンビスフェノール、4,
4’−イソブチリデンビス(6−tert−ブチル−4
−メチルフェノール)、
【0102】4,4’−(1,3−シクロヘキサンジイ
ル)ビスフェノール、4,4’−シクロヘキシリデンビ
スフェノール、4,4’−シクロヘキシリデンビス(2
−クロロフェノール)、4,4’−シクロヘキシリデン
ビス(2,6−ジクロロフェノール)、2,2’−チオ
ビスフェノール、4,4’−チオビスフェノール、4,
4’−チオビス(2−メチルフェノール)、2,2’−
チオビス(4,5−ジメチルフェノール)、2,2’−
チオビス(4,6−ジメチルフェノール)、4,4’−
チオビス(2,6−ジメチルフェノール)、2,2’−
チオビス(6−tert−ブチル−4−メチルフェノー
ル)、
【0103】4,4’−チオビス(2−tert−ブチ
ル−5−メチルフェノール)、2,2’−チオビス(4
−フルオロフェノール)、2,2’−チオビス(4−ク
ロロフェノール)、4,4’−チオビス(3−クロロフ
ェノール)、2,2’−チオビス(4−クロロ−5−メ
チルフェノール)、2,2’−チオビス(4,6−ジク
ロロフェノール)、4,4’−チオビス(2−ブロモフ
ェノール)、2,2’−チオビス(5−ニトロフェノー
ル)、4,4’−スルフィニルビスフェノール、4,
4’−スルフィニルビス(2−メチルフェノール)、
【0104】4,4’−スルフィニルビス(2−ter
t−ブチル−5−メチルフェノール)、4,4’−スル
フィニルビス(2−クロロフェノール)、4,4’−ス
ルフィニルビス(4−クロロフェノール)、2,2’−
スルフィニルビス(4,6−ジクロロフェノール)、
4,4’−スルフィニルビス(2−ブロモフェノー
ル)、2,2’−スルホニルビスフェノール、4,4’
−スルホニルビスフェノール、4,4’−スルホニルビ
ス(2−メチルフェノール)、4,4’−スルホニルビ
ス(2,5−ジメチルフェノール)、4,4’−スルホ
ニルビス(2−tert−ブチル−5−メチルフェノー
ル)、
【0105】4,4’−スルホニルビス(2−クロロフ
ェノール)、4,4’−スルホニルビス(3−クロロフ
ェノール)、4,4’−スルホニルビス(2−ブロモフ
ェノール)、4,4’−スルホニルビス(2−ニトロフ
ェノール)、2,3’−オキシビスフェノール、2,
2’−エタンジイルジメルカプトビスフェノール、4,
4’−メチリデンビスカテコール、4,4’−メチリデ
ンビスレゾルシン、4,4’−エチリデンビスレゾルシ
ン、2,2’−プロパンジイルビスレゾルシン、2,
2’−ブタンジイルビスレゾルシン、
【0106】2,2’−ペンタンジイルビスレゾルシ
ン、−メチリデンビス(6−クロロレゾルシン)、2,
2’−メチリデンビス(4−クロロ−6−ニトロレゾル
シン)、4,4’−スルフィンビスレゾルシン、2,
2’−エタンジイルビスヒドロキノン、4,4’−スル
ホニルビスヒドロキノンなどが挙げられる。
【0107】この内でも、主鎖中にアルキレン鎖を含ま
ない剛直な分子構造を持つ全芳香族水酸基含有化合物が
好ましく、ビフェノール類、ビナフタレンジオール類、
ジヒドロキシナフタレン類、ジヒドロキシフルオレン
類、ジヒドロキシオキソフルオレン類、カテコール類、
レゾルシノール類、ヒドロキノン類が好ましく用いら
れ、更に好ましくは3,3’,5,5’−テトラアルキ
ル−4,4’−ビフェノール(アルキル基は炭素数1〜
8のアルキル基が好ましく)、最も好ましくは3,
3’,5,5’−テトラメチル−4,4’−ビフェノー
ルが挙げられる。
【0108】高分子材料を光学材料及び電子材料として
使用する場合は、導電膜の形成や光学デバイスの封入、
銅薄膜の圧着、デバイスの実装などの製造工程において
耐熱性が要求される。従って、本発明のポリアリレート
は上述した芳香族二塩基酸及び芳香族ジオールとからな
る全芳香族ポリエステルのうち、ガラス転移温度(T
g)が200℃以上であることが好ましく、より好まし
くは200〜400℃、更に好ましくは210〜400
℃、特に好ましくは230〜400℃である。
【0109】特に、一般式(1)の構造を有するポリア
リレートが耐熱性、透明性、機械的強度などの観点か
ら、またフィルム等への成型加工のし易さに関係する溶
媒溶解性の各観点から好ましく用いられる。
【0110】
【化3】
【0111】(式中、Rは水素原子、又は炭素数1〜8
のアルキル基を表す) 更に、好ましい重量平均分子量は1×104以上、好ま
しくは2×104〜1×106程度である。
【0112】本発明のポリアリレートが、イソフタル酸
単位とテレフタル酸単位から成る芳香族ジカルボン酸
(A)と、3,3’,5,5’−テトラメチル−4,
4’−ビフェノール単位(B)とからなるポリアリレー
トである場合には、芳香族ジカルボン酸(A)を構成す
るイソフタル酸とテレフタル酸の割合はイソフタル酸4
0〜100モル%、好ましくは50〜100モル%、更
に好ましくは60〜100モル%、テレフタル酸単位0
〜60モル%、好ましくは0〜50モル%、更に好まし
くは0〜40モル%である。イソフタル酸単位の割合が
40モル%未満の場合にはポリマーの溶媒溶解性が低下
する傾向がある。
【0113】一方、芳香族ジカルボン酸(A)と二価フ
ェノール(B)との構成単位の割合は50モル%ずつで
ある。3,3’,5,5’−テロラメチル−4,4’−
ビフェノール単位(B)50モル%に対し芳香族ジカル
ボン酸単位(A)が50モル%を超えると重合度の高い
ポリマーが得られないため好ましくない。
【0114】構成単位がイソフタル酸単位(A)と、
3,3’,5,5’−テトラメチル−4,4’−ビフェ
ノール単位(B)のみである場合には、(A)と(B)
との構成単位の割合は50モル%ずつである。該割合の
場合、重合時に重合度の高いポリマーが得られ、力学強
度が高く、製膜性に優れたフィルムとなり好ましい。
【0115】本発明で得られたポリアリレートは、JI
S K7105に基づく試験での黄色度が10から−1
0であり、より好ましくは7〜−7であり、平行光線透
過率は80%以上であり、また本発明で規定する方法で
測定した残存触媒量は30ppm以下であり、可視領域
の入射光に対し相互作用することがないため、透過光及
び反射光の再現性は非常に優れている。
【0116】また含有不純物が極めて少ないため、ポリ
マーの絶縁性を低下させることもなく、銅配線などの金
属材料に対する腐食性も低減し、電子材料への適応性に
優れている。従って、ディスプレー用フィルム基板、特
に液晶ディスプレー用フィルム基板などの光学材料とし
て、また樹脂付銅箔、フレキシブルプリント配線基板、
コンデンサー用フィルムなどの電子材料として有用であ
る。
【0117】
【実施例】以下に、実施例により本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれらの実施例の範囲に限定される
ものではない。なお、特に断りがない限り「部」又は
「%」は「重量部」又は「重量%」を表す。
【0118】(合成例)撹拌翼、窒素導入口を備えた重
合装置に3,3’,5,5’−テトラメチル−4,4’
−ビフェノール476g(2.0モル)を、水酸化ナト
リウム200gを含む6lの脱酸素水に溶解し水溶液を
得た。別に、15.6gのトリオクチルメチルアンモニ
ウムクロライド、イソフタル酸クロリド376g(1.
6モル)、テレフタル酸クロリド94g(0.4モル)
を1lの脱酸素した塩化メチレンに溶解させ有機溶液を
得た。
【0119】水溶液を窒素気流下で撹拌しながら、有機
溶液を加え、25℃で30分間撹拌を続けた。次いで、
水溶液相を傾斜法にて取り除いた。生成物を含む有機溶
液相を蒸留水で繰り返し洗浄した後に、アセトン浴に注
ぎ沈殿を得た。得られた沈殿を繰り返しアセトンで洗浄
してポリアリレートを得た。
【0120】(実施例1)合成例で得られたポリアリレー
トを熱風乾燥機にて、室温から徐々に加温し50℃で1
時間乾燥した後、真空乾燥機にて室温から2℃/分の昇
温速度で加熱し最終的に240℃で15分、約600P
aの圧力で乾燥して粉体のポリアリレートを得た。この
ポリアリレートを30℃のクロロホルム中にて固有粘度
を測定したところ1.6dl/gであリ、重量平均分子
量は1.1×105であった。
【0121】得られたポリマーから着色成分が除去され
たことを確認するためポリマーをキャストフィルムにし
た。ポリマーを塩化メチレンに溶解し、この溶液をガラ
ス板にキャストし、室温、窒素気流下で溶媒を蒸発させ
た。フィルムのタック性がなくなったところで円形の枠
にフィルムを固定し、残留溶媒を除去するため、約60
0Paに減圧した真空乾燥機にて、60℃、1時間加熱
処理した。
【0122】該フィルムの厚さは60μmであった。こ
のフィルムについて、ガラス転移温度をセイコー電子製
の動的粘弾性測定装置を用いて、サンプル幅5mm、昇
温速度1℃/分、周波数1Hzの条件で測定したとこ
ろ,tanδピーク温度から見たガラス転移温度は26
7℃であった。このフィルムのJIS K7105に基
づく黄色度は1.4、ハロゲンランプを光源とした平行
光線透過率は90.4%であり、ヘイズ値は0.8%で
あった(日本電色工業株式会社製ND−1001DP
型)。
【0123】不純物量の尺度として重合触媒の残存量を
測定した。0.5gの前記のポリアリレートフィルムを
10mlのクロロホルムに溶解させた後、40mlのメ
タノールを加え、再沈殿させて樹脂を取り除いた。この
ようにしてポリアリレートから抽出した残留触媒を含む
メタノール溶液に、内部標準として一定量のジフェニル
を添加し、これをガスクロマトグラフ装置で分析し、ポ
リアリレート中に残存していた重合触媒量を定量したと
ころ、3ppmであった。
【0124】(比較例1)合成例で得られたポリアリレ
ートを熱風乾燥機にて、室温から徐々に加温し50℃で
1時間乾燥した後、そのまま室温から2℃/分の昇温速
度で加熱し、最終的に240℃で15分、常圧の空気中
で乾燥して粉体のポリアリレートを得た。このポリアリ
レートを30℃のクロロホルム中にて固有粘度を測定し
たところ1.6dl/gであリ、重量平均分子量は1.
1×105であった。
【0125】得られたポリマーから着色成分が除去され
たことを確認するためポリマーをキャストフィルムにし
た。ポリマーを塩化メチレンに溶解し、この溶液をガラ
ス板にキャストし、室温、窒素気流下で溶媒を蒸発させ
た。フィルムのタック性がなくなったところで円形の枠
にフィルムを固定し、残留溶媒を除去するため、約60
0Paに減圧した真空乾燥機にて、60℃、1時間加熱
処理した。このフィルムについて、ガラス転移温度をセ
イコー電子製の動的粘弾性測定装置を用いて、サンプル
幅5mm、昇温速度1℃/分、周波数1Hzの条件で測
定したところ,tanδピーク温度から見たガラス転移
温度は267℃であった。
【0126】該フィルムの厚さは60μmであった。こ
のフィルムのJIS K 7105に基づく黄色度は3
1.0、ハロゲンランプを光源とした平行光線透過率は
85.1%であり、ヘイズ値は2.6%であった(日本
電色工業株式会社製ND−1001DP型)。不純物量
の尺度として重合触媒の残存量を測定した。0.5gの
前記のポリアリレートフィルムを10mlのクロロホル
ムに溶解させた後、40mlのメタノールを加え、再沈
殿させて樹脂を取り除いた。このようにしてポリアリレ
ートから抽出した残留触媒を含むメタノール溶液に、内
部標準として一定量のジフェニルを添加し、これをガス
クロマトグラフ装置で分析し、ポリアリレート中に残存
していた重合触媒量を定量したところ、24ppmであ
った。
【0127】(比較例2)合成例で得られたポリアリレ
ートをそのまま室温で1日風乾した。このポリアリレー
トを30℃のクロロホルム中にて固有粘度を測定したと
ころ1.6dl/gであリ、重量平均分子量は1.1×
105であった。得られたポリマーから着色成分が除去
されたことを確認するためポリマーをキャストフィルム
にした。ポリマーを塩化メチレンに溶解し、この溶液を
ガラス板にキャストし、室温、窒素気流下で溶媒を蒸発
させた。フィルムのタック性がなくなったところで円形
の枠にフィルムを固定し、残留溶媒を除去するため、約
600Paに減圧した真空乾燥機にて、60℃、1時間
加熱処理した。
【0128】該フィルムの厚さは60μmであった。こ
のフィルムについて、ガラス転移温度をセイコー電子製
の動的粘弾性測定装置を用いて、サンプル幅5mm、昇
温速度1℃/分、周波数1Hzの条件で測定したとこ
ろ,tanδピーク温度から見たガラス転移温度は26
7℃であった。このフィルムのJIS K7105に基
づく黄色度は11.5、ハロゲンランプを光源とした平
行光線透過率は88.3%であり、ヘイズ値は2.0%
であった(日本電色工業株式会社製ND−1001DP
型)。
【0129】不純物量の尺度として重合触媒の残存量を
測定した。0.5gの前記のポリアリレートフィルムを
10mlのクロロホルムに溶解させた後、40mlのメ
タノールを加え、再沈殿させて樹脂を取り除いた。この
ようにしてポリアリレートから抽出した残留触媒を含む
メタノール溶液に、内部標準として一定量のジフェニル
を添加し、これをガスクロマトグラフ装置で分析し、ポ
リアリレート中に残存していた重合触媒量を定量したと
ころ、180ppmであった。
【0130】(比較例3)合成例で得られたポリアリレー
トを熱風乾燥機にて、室温から徐々に加温し50℃で1
時間乾燥した後、真空乾燥機にて室温から2℃/分の昇
温速度で加熱し、最終的に170℃で15分、約600
Paの圧力で乾燥して粉体のポリアリレートを得た。こ
のポリアリレートを30℃のクロロホルム中にて固有粘
度を測定したところ1.6dl/gであリ、重量平均分
子量は1.1×105であった。
【0131】得られたポリマーから着色成分が除去され
たことを確認するためポリマーをキャストフィルムにし
た。ポリマーを塩化メチレンに溶解し、この溶液をガラ
ス板にキャストし、室温、窒素気流下で溶媒を蒸発させ
た。フィルムのタック性がなくなったところで円形の枠
にフィルムを固定し、残留溶媒を除去するため、約60
0Paに減圧した真空乾燥機にて、60℃、1時間加熱
処理した。
【0132】該フィルムの厚さは60μmであった。こ
のフィルムについて、ガラス転移温度をセイコー電子製
の動的粘弾性測定装置を用いて、サンプル幅5mm、昇
温速度1℃/分、周波数1Hzの条件で測定したとこ
ろ,tanδピーク温度から見たガラス転移温度は26
7℃であった。
【0133】このフィルムのJIS K7105に基づ
く黄色度は11.0、ハロゲンランプを光源とした平行
光線透過率は87.9%であり、ヘイズ値は2.1%で
あった(日本電色工業株式会社製ND−1001DP
型)。不純物量の尺度として重合触媒の残存量を測定し
た。0.5gの前記のポリアリレートフィルムを10m
lのクロロホルムに溶解させた後、40mlのメタノー
ルを加え、再沈殿させて樹脂を取り除いた。このように
してポリアリレートから抽出した残留触媒を含むメタノ
ール溶液に、内部標準として一定量のジフェニルを添加
し、これをガスクロマトグラフ装置で分析し、ポリアリ
レート中に残存していた重合触媒量を定量したところ、
13ppmであった。
【0134】
【発明の効果】本発明は、着色が少なく、透明性に優
れ、不純物の含有量が少ないポリアリレートの簡便な製
造方法を提供できる。該製造方法で得られたポリアリレ
ートは、ディスプレー、光学フィルター、光学レンズ及
び光ディスク等の光学素子用材料として、また樹脂付銅
箔、フレキシブルプリント配線基板、コンデンサー用フ
ィルムなどの電子材料に好適に用いられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F070 AA48 BA02 BA09 BB03 4J029 AA04 AB04 AC01 AC02 AD07 AD10 BB10A BB10B CB04A CB05A CB06A KD02 KD07 KH03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリアリレートを減圧下に、180℃〜
    該ポリアリレートのガラス転移温度(Tg)迄の温度で
    加熱処理することを特徴とする着色の少ないポリアリレ
    ートの製造方法。
  2. 【請求項2】 ポリアリレートが、主鎖中にアルキレン
    鎖を含まない非晶性全芳香族ポリエステルであることを
    特徴とする、請求項1に記載のポリアリレートの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 ポリアリレートが、Tgが200℃以上
    のポリアリレートであることを特徴とする、請求項1又
    は2に記載のポリアリレートの製造方法。
  4. 【請求項4】 ポリアリレートが、一般式(1)の構造を
    有するポリエステルである請求項1〜3のいずれか一つ
    に記載のポリアリレートの製造方法。 一般式(1) 【化1】 (式中、Rは水素原子、又は炭素数1〜8のアルキル基
    を表す)
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1つに記載の製
    造方法により得られた着色の少ないポリアリレート。
  6. 【請求項6】 JIS K7105に基づく試験での黄
    色度が10から−10であり、平行光線透過率は80%
    以上であり、且つ残存触媒量が30ppm以下である請
    求項5に記載のポリアリレート。
JP2001099688A 2001-03-30 2001-03-30 ポリアリレートの製造方法 Pending JP2002293944A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001099688A JP2002293944A (ja) 2001-03-30 2001-03-30 ポリアリレートの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001099688A JP2002293944A (ja) 2001-03-30 2001-03-30 ポリアリレートの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002293944A true JP2002293944A (ja) 2002-10-09

Family

ID=18953203

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001099688A Pending JP2002293944A (ja) 2001-03-30 2001-03-30 ポリアリレートの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002293944A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007052847A1 (en) * 2005-11-07 2007-05-10 Canon Kabushiki Kaisha Polymer compound and method of synthesizing the same
JP2008214541A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Unitika Ltd ポリアリレートおよびその製造方法
JP2008308578A (ja) * 2007-06-14 2008-12-25 Canon Inc フラン環を含有するポリアリレート樹脂の製造方法
JP2012077128A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Unitika Ltd オルガノシロキサン共重合樹脂
JP2012144746A (ja) * 2012-05-08 2012-08-02 Tokyo Institute Of Technology フルオレン骨格を有するポリエステル樹脂およびその製造方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007052847A1 (en) * 2005-11-07 2007-05-10 Canon Kabushiki Kaisha Polymer compound and method of synthesizing the same
JP2007146153A (ja) * 2005-11-07 2007-06-14 Canon Inc 高分子化合物およびその合成方法
US8143355B2 (en) 2005-11-07 2012-03-27 Canon Kabushiki Kaisha Polymer compound and method of synthesizing the same
JP2008214541A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Unitika Ltd ポリアリレートおよびその製造方法
JP2008308578A (ja) * 2007-06-14 2008-12-25 Canon Inc フラン環を含有するポリアリレート樹脂の製造方法
JP2012077128A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Unitika Ltd オルガノシロキサン共重合樹脂
JP2012144746A (ja) * 2012-05-08 2012-08-02 Tokyo Institute Of Technology フルオレン骨格を有するポリエステル樹脂およびその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4230817A (en) Thermotropic polyesters derived from ferulic acid and a process for preparing the polyesters
US5138021A (en) Thermotropic aromatic copolyesters comprising recurring structural units derived from para-(para-hydroxyphenoxy)benzoic acid or derivative thereof
WO2011033988A1 (ja) 芳香族ポリエステル
JP4452258B2 (ja) ポリエステルからなる光ファイバー
JP3461836B2 (ja) 熱可塑性ポリエステルの連続的製法
US8129493B2 (en) Aromatic polyester
JP2002293944A (ja) ポリアリレートの製造方法
JP2011190334A (ja) 芳香族ポリエステル用改質剤及びそれを含む芳香族ポリエステル樹脂組成物
JP5330447B2 (ja) 芳香族ポリエステルの製造方法
TW201209074A (en) Aromatic polyester and manufacturing method thereof
US4843140A (en) Aromatic polyesters based on phenoxyterephthalic acid, and methods of manufacturing and using same
JP2010254862A (ja) 芳香族ポリエステル及びその製造方法
JP4832559B2 (ja) ポリエステル及びその製造法
JP2011157556A (ja) ポリエステル及びその製造法
WO2012017540A1 (ja) 芳香族ポリエステル及びその製造方法
JPH05287061A (ja) 液晶ポリマー組成物
JP2009299073A5 (ja)
JP2008255264A (ja) 芳香族ポリエステルペレットの製造法
JP2008255265A (ja) 芳香族ポリエステルペレットの製造法
US4360648A (en) Process for the preparation of polyesters and poly(ester-carbonates)
JP2008255263A (ja) 芳香族ポリエステルペレットの製造法
JP3185414B2 (ja) 芳香族コポリエステルイミド
JP3267029B2 (ja) 芳香族コポリエステル
JP2588798B2 (ja) 芳香族コポリエステル
JP2008255262A (ja) 芳香族ポリエステルペレットの製造法

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050810