JP2002292571A - 超砥粒ホイール及びその製造方法 - Google Patents

超砥粒ホイール及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】超砥粒の保持力に優れ、良好な切れ味を有する
上、従来のレジンボンド超砥粒ホイールの製造設備で製
作可能な超砥粒ホイール及びその製造方法を提供する。 【解決手段】超砥粒と、結合剤と、場合により充填剤を
含む砥粒層を有する超砥粒ホイールにおいて、前記結合
剤が、ポリイミド樹脂10〜60体積%と軟化点が25
0〜450℃のガラス90〜40体積%との混合物から
なる超砥粒ホイール、及びポリイミド樹脂粉末と軟化点
250〜450℃のガラス粉末とからなる結合剤と、超
砥粒と、場合により用いられる充填剤を含む粉体混合物
を、250〜500℃の温度で成形し、台金の作用部に
砥粒層を設ける前記超砥粒ホイールの製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超砥粒ホイール及
びその製造方法に関する。さらに詳しくは、本発明は、
結合剤としてポリイミド樹脂と軟化点温度の低いガラス
との混合物を用いたものであって、超砥粒の保持力に優
れ、良好な切れ味を有する上、従来のレジンボンド超砥
粒ホイールの製造設備で製作可能な超砥粒ホイール、及
びこのものを効率よく製造する方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ダイヤモンドやcBN(立方晶窒化ホウ
素)などを使用した超砥粒ホイールは、金属、セラミッ
クス、ガラス、プラスチックス、ゴム、複合材料などの
研削に広く用いられている。超砥粒ホイールは、一般に
砥粒層部の結合剤の種類によって分類することができ、
例えばレジノイド結合剤(Resinoid bon
d)を用いたレジンボンドホイール、メタル結合剤(M
etal bond)を用いたメタルボンドホイール、
ビトリファイド結合剤(Vitrified bon
d)を用いたビトリファイドボンドホイールなどがあ
る。これらの中で、メタルボンド超砥粒ホイールは、砥
粒保持力と耐摩耗性に優れているが、切れ味は劣る。ビ
トリファイドボンド超砥粒ホイールは、一般に切れ味が
よく、耐摩耗性も良好であるが、脆くて欠けやすいとい
う欠点がある。一方、レジンボンド超砥粒ホイールは、
成形が容易であって適当な硬度を有し、耐衝撃性に優れ
る上、発熱も比較的少ないなどの特徴を有し、結合剤の
種類に応じて、湿式研削、乾式研削、重研削加工などに
用いられており、例えば粗研削から精密研削、やわらか
い金属から硬い高速度鋼の研削まで、広い範囲にわたっ
て利用されている。特に、硬くて脆性破壊を起こしやす
い超硬合金やサーメット、セラミックス、ガラスなどの
研削加工には、一般にレジンボンド超砥粒ホイールが用
いられる。その理由は、レジノイド結合剤は、圧縮弾性
率が比較的小さく、弾性変形がある程度生じやすいため
に、研削時の食い込みが少なく、研削による被加工物の
カケが発生しにくいからである。このようなレジンボン
ド超砥粒ホイールにおいては、レジノイド結合剤とし
て、主にフェノール樹脂やポリイミド樹脂などの熱硬化
性樹脂が、機械的強度や耐熱性などの点から用いられて
いる。そして、結合剤としてフェノール樹脂を用いたホ
イールは、通常湿式研削加工に用いられ、一方、ポリイ
ミド樹脂を用いたホイールは、その耐熱性を生かして、
通常乾式又は湿式重研削加工に用いられている。しかし
ながら、結合剤としてフェノール樹脂を用いたレジンボ
ンド超砥粒ホイールは、切れ味がよく、高硬度材を始
め、広い用途に使用されているものの、メタルボンド超
砥粒ホイールやビトリファイドボンド超砥粒ホイールに
比べて耐摩耗性に劣り、研削比が低いという欠点を有し
ている。一方、結合剤としてポリイミド樹脂を用いたレ
ジンボンド超砥粒ホイールにおいては、該ポリイミド樹
脂は、フェノール樹脂に比べて、高い耐熱性と機械的強
度を有することから、前述のように重研削加工に適して
いるが、超砥粒に対する濡れ性が悪く、砥粒保持は実質
上機械的な保持力のみに依存しており、しかも切れ味は
フェノール樹脂を用いたホイールに比べて劣るなどの欠
点がある。このように、これまでのレジンボンド超砥粒
ホイールにおいては、砥粒層の保持力が不十分で、砥粒
層の摩耗が大きいため、被削材に所望の形状を付与する
加工などには適用しにくい上、砥粒層の摩耗が速い分だ
け、メタルボンド超砥粒ホイールなどに比べて、加工コ
ストが高くつくのを免れないのが実状であった。このよ
うなレジンボンド超砥粒ホイールの特性を向上させる目
的で、例えばフェノール樹脂を用いたレジンボンド超砥
粒ホイールにおいて、ガラス質などの無機質充填剤を配
合する技術が知られている。しかしながら、この場合、
一般のフェノール樹脂の成形温度ではガラスは溶融せ
ず、ボンドとしての機能が十分に発揮されていないのが
実状である。また、充填剤の量を増やしていくと、結合
に作用する成分が減少するため、成形が困難となるのを
免れない上、砥粒の保持力が低下することもある。この
ため、フェノール樹脂を用いたレジンボンド超砥粒ホイ
ールにおいては、無機充填剤の配合量は、容積比で50
〜60%程度が限界であった。また、超砥粒の配合量を
増やした場合も同様に成形が困難となったり、保持力が
低下することがあった。一方、ガラスの成形温度(融点
以上)では、樹脂成分が燃えてしまい、ボンドとして機
能することができなくなるという問題があった。このよ
うなことから、レジンボンド超砥粒ホイールとビトリフ
ァイドボンド超砥粒ホイールの中間的な性質をもつ超砥
粒ホイールが求められていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情のもとで、超砥粒の保持力に優れ、良好な切れ味を
有する上、従来のレジンボンド超砥粒ホイールの製造設
備で製作可能な超砥粒ホイール及びその製造方法を提供
することを目的としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、レジンボン
ド超砥粒ホイールとビトリファイドボンド超砥粒ホイー
ルの中間的な性質をもつ超砥粒ホイールについて鋭意研
究を重ねた結果、超砥粒と、特定の割合のポリイミド樹
脂と低融点ガラスとの混合物からなる結合剤と、場合に
より充填剤を含有する超砥粒ホイールが前記目的に適合
し得ること、そしてこのものは、上記各成分を含む粉体
混合物を、ある範囲の温度で成形し、台金の作用部に砥
粒層を設けることにより、製造し得ることを見出し、こ
の知見に基づいて本発明を完成するに至った。すなわ
ち、本発明は、(1)超砥粒と、結合剤と、場合により
充填剤を含む砥粒層を有する超砥粒ホイールにおいて、
前記結合剤が、ポリイミド樹脂10〜60体積%と、J
IS R3104に定める試験方法で測定された軟化点
が250〜450℃の範囲にあるガラス90〜40体積
%との混合物からなることを特徴とする超砥粒ホイー
ル、及び(2)ポリイミド樹脂粉末とJIS R 310
4に定める試験方法で測定された軟化点が250〜45
0℃の範囲にあるガラス粉末とからなる結合剤と、超砥
粒と、場合により充填剤を含む粉体混合物を、250〜
500℃の温度で成形し、台金の作用部に砥粒層を設け
ることを特徴とする第1項記載の超砥粒ホイールの製造
方法、を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の超砥粒ホイールは、超砥
粒が、ポリイミド樹脂と低融点ガラスとの混合物からな
る結合剤で保持され、場合により充填剤を含む砥粒層を
有するホイールである。本発明の超砥粒ホイールにおい
て、砥粒層に用いる超砥粒としては、ダイヤモンド砥粒
及びcBN(立方晶窒化ホウ素)砥粒を挙げることがで
きる。ダイヤモンド砥粒及びcBN砥粒は、それぞれ1
種を単独で用いることができ、あるいは、ダイヤモンド
砥粒とcBN砥粒を併用した混合砥粒として用いること
もできる。一方、結合剤におけるポリイミド樹脂として
は、特に制限はなく、従来ポリイミド樹脂を用いたレジ
ンボンド超砥粒ホイールにおいて慣用されているものの
中から、任意のものを適宜選択して用いることができる
が、特に直鎖型ポリイミド樹脂が好適である。この直鎖
型ポリイミド樹脂には、直鎖熱可塑型及び直鎖非熱可塑
型があり、本発明においてはいずれも用いることができ
る。また、結合剤におけるもう1つの成分である低融点
ガラスとしては、JISR 3104に定める試験方法
で測定された軟化点が250〜450℃の範囲にあるも
のが用いられる。この低融点ガラスの好ましい軟化点は
300〜450℃、より好ましい軟化点は350〜45
0℃の範囲である。このような低融点ガラスとしては、
例えば鉛ガラス、リン酸塩ガラス、ホウ酸塩系ガラス、
ケイ酸塩ガラスなどの中から選択することができる。こ
の低融点ガラスは1種を単独で用いてもよいし、2種以
上を組み合わせて用いてもよい。本発明で用いられる結
合剤は、ポリイミド樹脂10〜60体積%と前記低融点
ガラス90〜40体積%との混合物からなるものであ
る。この割合が上記範囲を逸脱すると、目的とするレジ
ンボンド超砥粒ホイールとビトリファイドボンド超砥粒
ホイールの中間的な性質をもつ超砥粒ホイールである、
超砥粒の保持力に優れ、良好な切れ味を有するホイール
が得られず、本発明の目的が達せられない。両成分の好
ましい割合は、ポリイミド樹脂が20〜55体積%で、
低融点ガラスが80〜45体積%である。
【0006】本発明の超砥粒ホイールにおける砥粒層に
は、本発明の目的が損なわれない範囲で、所望により従
来超砥粒ホイールの砥粒層に慣用されている添加成分、
例えば充填剤を始め、潤滑剤などを適宜含有させること
ができる。ここで、充填剤としては、例えば炭化ケイ
素、炭化ホウ素、炭化タングステンなどの炭化物、窒化
ケイ素、窒化チタンなどの窒化物、酸化ケイ素、酸化セ
リウム、酸化鉄、酸化クロムなどの酸化物、銅、タング
ステン、ニッケル、銀、亜鉛などの金属などの粉末を挙
げることができる。これらの充填剤は、1種を単独で用
いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
また、潤滑剤としては、例えば六方晶窒化ホウ素、二硫
化モリブデン、二硫化タングステン、二硫化タンタル、
グラファイト、フッ化黒鉛、窒化ホウ素、フタロシアニ
ン、雲母などの層状固体、フッ化カルシウム、フッ化ナ
トリウム、フッ化バリウム、フッ化ランタン、フッ化イ
ットリウムなどのフッ化物、硫化鉄などの硫化物、酸化
アルミニウム、酸化モリブデン、酸化タングステン、酸
化鉄、酸化ケイ素などの酸化物、ガリウム、インジウ
ム、錫、銀、銅、金などの軟質金属、タングステン、モ
リブデンなどの硬質金属などを挙げることができる。こ
れらの中で、六方晶窒化ホウ素、二硫化モリブデン、二
硫化タングステン、グラファイト、フッ化カルシウム及
びフッ化バリウムは、潤滑効果が大きいので特に好適に
使用することができる。この潤滑剤は、微粉末状として
使用することが好ましい。これらの潤滑剤は1種を単独
で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよ
い。砥粒層における超砥粒、結合剤及び気孔などの占め
る割合としては特に制限はなく、ホイールの使用目的や
その他様々な状況に応じて適宜選択することができる。
【0007】本発明の超砥粒ホイールの形状としては特
に制限はなく、例えば、カップ型の超砥粒ホイールとす
ることができ、あるいは、ストレート型の超砥粒ホイー
ルとすることもできる。図1は、カップ型の超砥粒ホイ
ールの平面図(a)及び断面図(b)であり、図2は、
ストレート型の超砥粒ホイールの平面図(a)及び断面
図(b)である。カップ型の超砥粒ホイールにおいて
は、台金1の中心軸と直交する平面上に砥粒層2が存在
し、ストレート型の超砥粒ホイールにおいては、台金1
の外周に砥粒層2が存在する。次に、この超砥粒ホイー
ルは、本発明方法によれば、以下のようにして製造する
ことができる。本発明方法においては、まず、所定の割
合のポリイミド樹脂粉末と前記低融点ガラス粉末とから
なる結合剤と、超砥粒と、必要に応じ用いられる充填剤
や潤滑剤などの添加剤粉末を、それぞれ所定の割合で均
質に混合して粉体混合物を調製する。次いで、この粉体
混合物を金型内に充填し、20〜200MPaの圧力で
冷間加圧したのち、炉中で250〜500℃の温度にて
無加圧成形するか、あるいは、該粉体混合物を金型内に
充填し、温度250〜500℃、圧力20〜200MP
aの条件でホットプレス成形する方法などにより、所望
形状、例えばリング状などの砥粒層を形成したのち、こ
の砥粒層をエポキシ系接着剤などにより、適当な台金の
作用部に接着し、超砥粒ホイールを作製する。あるい
は、金型内の適当な台金の作用面に、上記粉体混合物を
載置し、温度250〜500℃、圧力20〜200MP
aの条件でホットプレス成形することにより、超砥粒ホ
イールを作製する。
【0008】焼成時の温度が250℃未満であったり、
圧力が20MPa未満であったりすると、所望の性能を
有する超砥粒ホイールが得られにくい。一方、温度が5
00℃を超えると樹脂が劣化するおそれがあるし、また
圧力は200MPa以下で十分であり、それより高い圧
力は必要でない。好ましい温度は300〜500℃の範
囲であり、また好ましい圧力は30〜170MPaの範
囲である。特に好ましい温度は350〜500℃の範囲
であり、特に好ましい圧力は50〜150MPaの範囲
である。このようにして得られた本発明の超砥粒ホイー
ルは、ポリイミド樹脂と低融点ガラスの両方が結合剤と
して機能するので、超砥粒の保持力に優れ、切れ味の良
好なホイールが得られる。また、ポリイミド樹脂と低融
点ガラスの含有割合は広い範囲で選定することができ、
低融点ガラスの量がかなり増えても成形が可能で、超砥
粒の保持力が低下しない。さらに、本発明の超砥粒ホイ
ールは、従来のポリイミド系レジンボンド超砥粒ホイー
ルの製造設備をそのまま利用することができ、特別の設
備を必要とせず、したがって、安価に製造することがで
きる。
【0009】
【実施例】次に、本発明を実施例により、さらに詳細に
説明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定
されるものではない。 実施例1 直鎖型ポリイミド樹脂粉末[デュポン社製、商品名「ベ
スペルSP」]とリン酸錫ガラス粉末(軟化点350
℃)とを、超砥粒層中のそれらの体積割合が50:50
になるように混合して結合剤粉末を調製した。この結合
剤粉末66重量部と粒度230のニッケルコート人造ダ
イヤモンド砥粒34重量部を混合して得た粉体混合物を
金型に充填し、温度470℃、圧力100MPa、保持
時間2時間の条件で加圧焼成し、リング状の超砥粒層を
形成した。次に、この超砥粒層を、寸法169D−6T
−50.8Hのアルミニウム合金製台金の外周にエポキ
シ系接着剤で固着し、175D−6T−3X−50.8
H(1A1)のストレート型ダイヤモンドホイールを製
作した。 実施例2 実施例1において、直鎖型ポリイミド樹脂粉末とリン酸
錫ガラス粉末とを、超砥粒層中のそれらの体積割合が2
5:75になるように混合してなる結合剤粉末を用いた
以外は、実施例1と同様にして、175D−6T−3X
−50.8H(1A1)のストレート型ダイヤモンドホ
イールを製作した。
【0010】比較例1 直鎖型ポリイミド樹脂粉末(前出)64重量部と粒度2
30のニッケルコート人造ダイヤモンド砥粒34重量部
を混合して得た粉体混合物を用い、実施例1と同様にし
て、175D−6T−3X−50.8H(1A1)のス
トレート型ダイヤモンドホイールを製作した。 比較例2 実施例1において、直鎖型ポリイミド樹脂粉末とリン酸
錫ガラス粉末とを、超砥粒層中のそれらの体積割合が7
5:25になるように混合してなる結合剤粉末を用いた
以外は、実施例1と同様にして、175D−6T−3X
−50.8H(1A1)のストレート型ダイヤモンドホ
イールを製作した。実施例1、2及び比較例1、2で製
作したダイヤモンドホイールについて、平面研削盤を用
い、下記の条件で超硬合金のトラバース研削試験を行
い、法線研削抵抗を求めた。結果を第1表に示すと共
に、図3に示す。 〈ドレッシング条件〉 加工方式:駆動方式20゜傾斜 ホイール回転数:1800min-1 砥石回転速度:400min-1 送り速度:1m/min 切込:15μm/pass 使用砥石:GC180−G 〈研削条件〉 試験機:岡本工作平面研削盤KSK−Z1(3.8kW) 加工方式:湿式トラバース研削 ホイール回転数:2800min-1 テーブル送り:10m/min 前後送り:2mm 切込:20μm/pass 総研削量:12cm3
【0011】
【表1】
【0012】第1表から分かるように、実施例1及び2
のものは、比較例1及び2のものに比べて、法線研削抵
抗がいずれも低く、切れ味に優れていた。
【0013】
【発明の効果】本発明の超砥粒ホイールは、結合剤とし
てポリイミド樹脂と低融点ガラスとの混合物を用いたも
のであって、超砥粒の保持力に優れ、良好な切れ味を有
する上、従来のレジンボンド超砥粒ホイールの製造設備
で製作可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、カップ型のレジンボンド超砥粒ホイー
ルの平面図(a)及び断面図(b)である。
【図2】図2は、ストレート型のレジンボンド超砥粒ホ
イールの平面図(a)及び断面図(b)である。
【図3】図3は、実施例1、2及び比較例1、2におけ
る研削量と法線研削抵抗との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 台金 2 砥粒層
フロントページの続き Fターム(参考) 3C063 AA02 AB03 AB05 BA02 BB02 BC03 BC05 BC08 BG07 BG10 BH07 CC04 CC05 CC19 FF08 FF22 FF23

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】超砥粒と、結合剤と、場合により充填剤を
    含む砥粒層を有する超砥粒ホイールにおいて、前記結合
    剤が、ポリイミド樹脂10〜60体積%と、JIS R
    3104に定める試験方法で測定された軟化点が250
    〜450℃の範囲にあるガラス90〜40体積%との混
    合物からなることを特徴とする超砥粒ホイール。
  2. 【請求項2】ポリイミド樹脂粉末とJIS R 3104
    に定める試験方法で測定された軟化点が250〜450
    ℃の範囲にあるガラス粉末とからなる結合剤と、超砥粒
    と、場合により充填剤を含む粉体混合物を、250〜5
    00℃の温度で成形し、台金の作用部に砥粒層を設ける
    ことを特徴とする請求項1記載の超砥粒ホイールの製造
    方法。
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