JP2002292302A - 液体内蔵機器の処理方法 - Google Patents

液体内蔵機器の処理方法

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JP2002292302A
JP2002292302A JP2001100289A JP2001100289A JP2002292302A JP 2002292302 A JP2002292302 A JP 2002292302A JP 2001100289 A JP2001100289 A JP 2001100289A JP 2001100289 A JP2001100289 A JP 2001100289A JP 2002292302 A JP2002292302 A JP 2002292302A
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Hidetoshi Ota
英俊 太田
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Nippon Sanso Corp
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Japan Oxygen Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体内蔵機器からの液体の滴りや油煙の発生
を防止して効率よく安全に液体内蔵機器を処理すること
ができる方法を提供する。 【解決手段】 液体を内蔵した機器から液体を抜取る工
程と、液体抜取り後の機器を密封する工程と、液体抜取
り後の機器を断熱箱内に収納する工程と、該断熱箱内に
低温ガスを導入して該機器を構成する容器が脆化する温
度以下に冷却する工程と、冷却後の容器を後工程の洗浄
工程で使用する洗浄装置で洗浄可能な大きさに破砕する
工程と、破砕した破砕物を洗浄装置で洗浄して破砕物に
付着している前記液体を分離する工程とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体内蔵機器の処
理方法に関し、詳しくは、液体を内蔵した機器、あるい
は液体を含浸した品を内蔵した機器を、安全かつ効率よ
く破砕して洗浄できるようにした液体内蔵機器の処理方
法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例え
ば、高圧トランスや高圧コンデンサ等のように、内部に
絶縁オイルを内蔵した機器の処理は、一般に以下のよう
な工程で行われている。絶縁オイルを機器内から抜取
った後、洗剤(溶剤)で簡単な洗浄を行う。機器を手
作業で解体し、容器等の非含浸性部品と内容物等の含浸
性部品とを分別する。分別した容器等の非含浸性部品
の内部を洗浄装置によって洗浄する。分別した内容物
等の含浸性部品は、破砕した後に動的洗浄装置によって
洗浄する。
【0003】しかし、このような方法では、次のような
問題があり、安全性や効率の面で問題があった。すなわ
ち、機器を手作業で解体するために人手がかかる上、
大型機器の場合は、部品が重いために作業性が悪い。
解体作業で機器や機器を構成する容器を溶断する場合
は、機器内に残存した絶縁オイルの油煙が発生して作業
環境を汚染するし、火災に対しての十分な配慮が必要と
なる。解体作業の代わりに破砕機で機器を破砕する場
合も、破砕時に熱が発生するため、機器内に残存した絶
縁オイルからの油煙の発生や火災対策の問題がある。
大型機器の場合、容器の嵩密度が小さいために容器の洗
浄効率が極めて低い。含浸性部品を容器から取出す際
に絶縁オイルが滴って作業環境を汚染する。絶縁オイ
ルに有害な物質が含まれている場合は、絶縁オイルを機
器から抜取った後、溶剤で洗浄しても機器内部が入り組
んでいると有害物質が機器内に残留して作業員が有害物
質に曝露される危険がある。また、作業中に発生した油
煙やオイルの滴りによる作業員への健康阻害や、作業場
の汚染が問題となる。
【0004】このようなことから、有害物質であるPC
Bを含む絶縁オイルを使用した柱上トランスを処理する
方法として、特開平10−289824号公報に記載さ
れた方法が提案されている。しかし、この方法では、絶
縁オイルを抜取ってプレスカッター等で粗破砕した後の
搬送中に絶縁オイルが滴り落ちることがあり、常温で粗
破砕するときには機器内に残留した絶縁オイルが飛び散
ったり、油煙が発生したりするおそれがあり、また、低
温で破砕するときには、機器を液体窒素内に浸漬するた
め、大量の液体窒素が必要であり、さらに、機器を構成
する容器内の様々な部品までも冷却することになるた
め、冷却時に気化して消失する液体窒素量も大量なもの
となる。しかも、大型高圧トランスのように、数mの大
きさのものを処理する際には、粗破砕を行ったとして
も、極めて大きな液体窒素貯槽と極めて大量の液体窒素
が必要であり、この処理方法で処理するのは現実的では
ない。
【0005】また、冷蔵庫や空調機のコンプレッサーの
ように、冷媒を圧縮するコンプレッサーも、その内部に
オイルを内蔵しているため、オイルを抜取ってから破砕
しても、破砕時の熱によって内部に残留したオイルから
油煙が発生し、作業環境を悪化させるという問題があ
る。
【0006】そこで本発明は、液体内蔵機器からの液体
の滴りや油煙の発生を防止して効率よく安全に液体内蔵
機器を処理することができる方法を提供することを目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の液体内蔵機器の処理方法における第1の構
成は、比較的小さな液体内蔵機器の処理に適した方法で
あって、液体を内蔵した機器を断熱箱内に収納する工程
と、該断熱箱内に低温ガスを導入して該機器を構成する
容器が脆化する温度以下に冷却する工程と、冷却後の容
器を所定の大きさに破砕する工程とを有していることを
特徴としている。
【0008】本発明方法の第2の構成は、一般的な大き
さの液体内蔵機器の処理に適した方法であって、液体を
内蔵した機器から液体を抜取る工程と、液体抜取り後の
機器を断熱箱内に収納する工程と、該断熱箱内に低温ガ
スを導入して該機器を構成する容器が脆化する温度以下
に冷却する工程と、冷却後の容器を所定の大きさに破砕
する工程とを有していることを特徴とし、特に、前記液
体を抜取る工程を行った後、前記機器を密封することを
特徴としている。
【0009】本発明方法の第3の構成は、比較的大型の
液体内蔵機器の処理に適した方法であって、液体を内蔵
した機器から液体を抜取る工程と、液体抜取り後の機器
を構成する容器内に低温ガスを導入して該容器が脆化す
る温度以下に冷却する工程と、冷却後の容器を所定の大
きさに破砕する工程とを有していることを特徴とし、特
に、前記液体を抜取る工程を行う前又は後に、前記容器
に、容器内に低温ガスを導入するための低温ガス導入部
と、容器内のガスを排出するガス導出部とを設けること
を特徴としている。
【0010】さらに、本発明方法は、前記破砕する工程
で、前記容器を後工程の洗浄工程で使用する洗浄装置で
洗浄可能な大きさに破砕するとともに、該工程で破砕し
た破砕物を洗浄装置で洗浄して破砕物から前記液体を分
離する工程を行うことを特徴している。また、液体含浸
性の部品を内蔵している機器は、前記冷却工程終了後に
前記機器から前記液体含浸性の部品を分別すること、あ
るいは、前記破砕工程終了後の前記破砕物から前記液体
含浸性の部品を分別することを特徴とし、さらに、前記
破砕工程を、低温ガスで冷却しながら行うことを特徴と
している。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の液体内蔵機器の処
理方法の一形態例を示す工程図である。この工程は、一
般的な大きさの液体内蔵機器、例えば柱状トランスを処
理する工程を示している。
【0012】まず、ステップ11は、機器から液体を抜
取る工程である。機器から液体を抜取るには、機器を構
成する容器にドレンが設けられていれば、このドレンを
利用して行えばよく、ドレンが設けられていない場合
は、ドリル等で適当な箇所に液体抜取り用の孔をいくつ
か形成して行えばよい。液体の抜取りは、ポンプを使用
して吸引してもよく、機器を傾斜させて流出させてもよ
い。抜取った液体は、所定の容器等に回収する。
【0013】次のステップ12は、液体抜取り後の機器
を断熱箱内に収納する工程と、該断熱箱内にガス源12
aからの低温ガスを導入して該機器を構成する容器が脆
化する温度以下に冷却する工程とを行う。このとき、機
器の容器内に低温ガスが流入しないように、機器を密封
することが好ましい。すなわち、容器内に低温ガスが流
入すると、その分だけ低温ガスの必要量が多くなり、さ
らに、容器だけでなく内部機器も冷却することになるた
め、その分の低温ガスの消費量が増大する。したがっ
て、前工程で液体を抜取った孔や、他のボルト孔等を適
宜な閉塞手段で密封してから低温ガスによる冷却を行う
ことにより、冷却に要する低温ガスの使用量を低減でき
るとともに、冷却時間の短縮も図れる。さらに、容器内
に低温ガスが流れないので、容器内に残留している液体
が蒸発して排出ガスに同伴されて外部に漏れ出ることも
なくなる。
【0014】なお、容器が脆化する温度は、容器の素材
により異なるが、例えば鉄製容器ならば−70℃以下と
なる。したがって、冷却ガスには、容器をこの温度に冷
却できるものを使用すればよく、一般的には液体窒素を
液状のままあるいは気化させて断熱箱内に導入すればよ
いが、他の低温ガスとして、ドライアイスや低温空気を
冷熱源あるいは低温ガスとして使用することもできる。
さらに、複数の低温ガスを組合わせて使用することもで
き、例えば、液体窒素を注いで冷却するときのはね防止
対策として、あらかじめ低温空気やドライアイスで適当
な温度まで予冷してから液体窒素の注入を開始するよう
にしてもよい。
【0015】次のステップ13は、冷却後の容器を後工
程の洗浄工程で使用する洗浄装置で洗浄可能な大きさに
破砕する工程であり、ハンマークラッシャー等の適宜な
破砕手段によって容器を所定の大きさ以下に破砕する。
このとき、容器は脆化温度以下に冷却されているため、
容易に破砕することができるとともに、容器内に残留し
た液体も、通常は凍結状態になっているため、破砕時の
振動等によって飛び散ったりすることがなくなる。ま
た、液体が凍結状態になっているので、前記断熱箱から
破砕手段までの搬送中に液体が滴り落ちることもない。
【0016】一方、破砕時の摩擦熱等によって破砕物の
温度が高温にまで上昇するおそれがある場合は、ガス源
13aから適当な低温ガスを導入して冷却しながら行え
ばよい。このように、低温ガスで冷却しながら破砕工程
を行うことにより、容器や容器内の機器に付着残留した
液体が飛び散ったり、蒸発したりすることをより確実に
防止できるだけでなく、破砕物を破砕手段から洗浄装置
に移送する際の液体の滴りなども防止できる。
【0017】次のステップ14は、破砕した破砕物を洗
浄装置で洗浄して破砕物に付着している液体を分離する
工程である。この工程では、容器等が適当な大きさ以下
の破砕物となっているので、一般的な洗浄装置で効率よ
く洗浄することができ、破砕物と液体とを確実に分離す
ることができる。なお、洗浄に使用する洗剤は、液体の
種類に応じて適当に選択することができ、例えばn−ヘ
キサン等の溶剤を使用することができ、高温の蒸気等を
用いることもできる。また、金属以外の紙や木、プラス
チックが混在している場合は、重力選別や磁力選別を行
ってこれらを選別してから洗浄することが好ましい。さ
らに、液体が有害物質を含んでおらず、液体が破砕物に
多少付着していても問題がない場合、例えばコンプレッ
サー等の場合は、この洗浄工程を省略することができ
る。
【0018】このように、液体を抜取った後に密封して
から機器の冷却を行うことにより、容器内に残留してい
る液体が有害物質を含んでいた場合でも、冷却工程の排
出ガス中に有害成分が含まれることがほとんどなくな
り、冷却工程の安全性を高めることができる。さらに、
排出ガスから有害成分を分離したり、除害したりする設
備の負担を軽減することができる。
【0019】なお、機器が液体含浸性の部品を有してい
る場合、その部品が簡単な作業で取り外せるときには、
前記冷却工程を行った後に容器を開いて取出せばよく、
機器からの取出しが困難な場合は、破砕工程後に破砕物
から分離すればよい。このとき、冷却工程直後ならば部
品に含浸している液体が凍結状態になっているので、作
業中や搬送中に液体が滴ることがなく、蒸発することも
ないので、有害物質が含まれている場合の安全性も向上
する。また、破砕工程後に液体含浸性の部品を分離する
場合は、ある程度破砕が進行して液体が凍結状態になっ
ているときに粗破砕物を取出して部品の分離を行っても
よく、低温ガスで冷却しながら破砕工程を行うことによ
って破砕工程終了後も液体が凍結状態を維持している場
合は、破砕工程後に前記部品の分離を行ってもよい。分
別後の液体含浸性部品は、その大きさに応じて破砕工程
を行った後、専用の洗浄機で洗浄することにより、含浸
した液体を分離して部品又はその破砕物とは別に回収す
ることができる。
【0020】このようにして破砕物15と液体16とを
分離して回収することにより、金属材料の再利用や、液
体の再利用、有害物質の除害処理を容易にかつ確実に行
うことができる。また、蛍光灯の安定器やコンデンサの
ように、比較的小さな機器で、内蔵されている液体量が
少ないもの、あるいは液体のほとんどが部品中に含浸さ
れている機器の場合は、最初の液体抜取り工程を行わず
に冷却工程から始めることができる。この場合も、容器
に孔や隙間がある場合は、これらを密閉してから冷却工
程を行うことが好ましい。
【0021】前記冷却工程は、各断熱箱についてバッチ
形式で行ってもよいが、複数の断熱箱を適当な配管で接
続することにより、低温ガスが有する冷熱を有効に利用
することができる。例えば、図2の冷却設備に示すよう
に、2個の断熱箱21,22において、一方の断熱箱2
1に機器を収納し、入口弁23から低温ガスを導入して
出口弁24から排出しているときに、他方の断熱箱22
に機器を収納した場合は、出口弁24を閉じて弁25,
26及び断熱箱22側の出口弁27を開くことにより、
断熱箱21から導出した排出ガスを断熱箱22に収納し
た機器の冷却に有効に利用することができ、特に、冷却
工程後半は、断熱箱21から排出されるガスも相当の低
温状態となっているので、断熱箱22に収納した機器を
十分に冷却することが可能である。断熱箱21の冷却工
程が終了した後は、弁25,26を閉じて断熱箱22側
の入口弁28を開くことにより、低温ガスを断熱箱22
に導入することができ、断熱箱22からの排出ガスは、
弁29,30を開くことによって断熱箱21に導入する
ことができ、これを交互に行うことにより、機器の冷却
効率を大幅に向上でき、低温ガスの消費量も大幅に削減
できる。
【0022】さらに、図3に示すように、断熱箱31に
導入する低温ガスを、熱交換器32を備えた循環経路3
3,34により循環使用し、配管35から供給される液
体窒素等によって熱交換器32で循環ガスを所定の温度
に冷却することもできる。このように形成することによ
り、断熱箱31から導出した低温の排出ガスを大気に放
出する場合に比べて冷熱の有効利用が図れ、液体窒素等
の冷熱源の使用量を削減できる。さらに、断熱箱31が
屋内に設置されている場合、液体窒素を低温ガス源とし
て用いると、断熱箱31や配管から窒素が作業場内に流
出して酸欠状態になるおそれがあるが、このような場合
でも、循環させる低温ガスとして空気を使用することに
より、断熱箱等から低温ガスが流出しても全く問題はな
い。なお、この形態は、図2に示した冷却設備にも適用
できる。
【0023】次に、変電所等に設置されている大型高圧
トランスのように、その容器の大きさが数m以上のもの
の場合は、内部の液体を抜取った後、機器を構成する容
器内に低温ガスを導入して、容器を内部側から冷却す
る。すなわち、大型高圧トランスのような大型機器を冷
却するために大型の断熱箱を用意することも可能ではあ
るが、処理数量の少ない大型高圧トランスを処理するた
めだけに専用の断熱箱を用意するのは、製造コストだけ
でなく、設置場所、保管場所にも問題があるため、好ま
しいものではなく、容器内に低温ガスを導入することに
よってこれらの問題を解決することができる。
【0024】低温ガスを容器内に導入するための低温ガ
ス導入部及び容器内のガスを排出するガス導出部は、液
体を抜取った孔を利用することも可能であるが、冷却効
率を向上させるためには、容器内のガスの流れを考慮し
て最適な位置に低温ガス導入部とガス導出部とを設ける
ことが好ましい。この低温ガス導入部とガス導出部との
形成は、容器内の構造を考慮して行えばよく、液体の流
出が無いことを確認できれば、液体抜取り前に行うこと
もできるが、通常は、液体抜取り後に行うことが好まし
い。
【0025】また、液体中に有害物質が含まれている場
合は、排出ガス中や低温ガス導入部から漏れたガス中に
有害物質が同伴されるおそれがあるので、低温ガス導入
部と低温ガス導入配管、ガス導出部と排気管のそれぞれ
の接続部を気密構造にしておき、排気管を除害設備等に
接続して有害物質が外部に漏れ出ないようにしておけ
ば、機器の冷却を安全に行うことができる。
【0026】冷却後は、必要に応じて粗破砕を行った
り、液体含浸性部品の取り外しを行った後、前記同様の
破砕工程、洗浄工程を行えばよい。このようにして処理
することにより、大型高圧トランスの処理も安全に効率
よく行うことができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の液体内蔵
機器の処理方法によれば、有害物質、例えばPCBを含
む絶縁オイルを内蔵した機器の処理も安全に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の液体内蔵機器の処理方法の一形態例
を示す工程図である。
【図2】 冷却工程を行う冷却設備の一例を示す系統図
である。
【図3】 冷却工程を行う冷却設備の他の例を示す系統
図である。
【符号の説明】
21,22…断熱箱、23,28…入口弁、24,27
…出口弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B201 AA47 BB11 BB95 CA05 4D004 AA21 AB06 AC05 CA04 CA32 CB13 CB31 4D067 CG04 DD02 DD07 DD18 EE11 EE35 GA20 GB05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を内蔵した機器を断熱箱内に収納す
    る工程と、該断熱箱内に低温ガスを導入して該機器を構
    成する容器が脆化する温度以下に冷却する工程と、冷却
    後の容器を所定大きさに破砕する工程とを有しているこ
    とを特徴とする液体内蔵機器の処理方法。
  2. 【請求項2】 液体を内蔵した機器から液体を抜取る工
    程と、液体抜取り後の機器を断熱箱内に収納する工程
    と、該断熱箱内に低温ガスを導入して該機器を構成する
    容器が脆化する温度以下に冷却する工程と、冷却後の容
    器を所定の大きさに破砕する工程とを有していることを
    特徴とする液体内蔵機器の処理方法。
  3. 【請求項3】 前記液体を抜取る工程を行った後、前記
    機器を密封することを特徴とする請求項2記載の液体内
    蔵機器の処理方法。
  4. 【請求項4】 液体を内蔵した機器から液体を抜取る工
    程と、液体抜取り後の機器を構成する容器内に低温ガス
    を導入して該容器が脆化する温度以下に冷却する工程
    と、冷却後の容器を所定の大きさに破砕する工程とを有
    していることを特徴とする液体内蔵機器の処理方法。
  5. 【請求項5】 前記破砕する工程で、前記容器を後工程
    の洗浄工程で使用する洗浄装置で洗浄可能な大きさに破
    砕するとともに、該工程で破砕した破砕物を洗浄装置で
    洗浄して破砕物から前記液体を分離する工程を行うこと
    を特徴とする請求項1,2又は4記載の液体内蔵機器の
    処理方法。
  6. 【請求項6】 前記液体を抜取る工程を行う前又は後
    に、前記容器に、容器内に低温ガスを導入するための低
    温ガス導入部と、容器内のガスを排出するガス導出部と
    を設けることを特徴とする請求項4記載の液体内蔵機器
    の処理方法。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載の液体
    内蔵機器の処理方法で液体内蔵機器を処理するにあた
    り、液体含浸性の部品を内蔵している機器は、前記冷却
    工程終了後に前記機器から前記液体含浸性の部品を分別
    することを特徴とする液体内蔵機器の処理方法。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至6のいずれかに記載の液体
    内蔵機器の処理方法で液体内蔵機器を処理するにあた
    り、液体含浸性の部品を内蔵している機器は、前記破砕
    工程終了後の前記破砕物から前記液体含浸性の部品を分
    別することを特徴とする液体内蔵機器の処理方法。
  9. 【請求項9】 前記破砕工程を、低温ガスで冷却しなが
    ら行うことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記
    載の液体内蔵機器の処理方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114632609A (zh) * 2022-03-15 2022-06-17 环创(厦门)科技股份有限公司 一种金属油桶及机油格破碎清洗回收生产线

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114632609A (zh) * 2022-03-15 2022-06-17 环创(厦门)科技股份有限公司 一种金属油桶及机油格破碎清洗回收生产线
CN114632609B (zh) * 2022-03-15 2024-01-30 环创(厦门)科技股份有限公司 一种金属油桶及机油格破碎清洗回收生产线

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