JP2002291803A - パンツ型使い捨て紙おむつ - Google Patents
パンツ型使い捨て紙おむつInfo
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Abstract
するパンツタイプ使い捨て紙おむつを提供する。 【解決手段】腹側の両側縁部と背側の両側縁部とがそれ
ぞれ接合され、ウエスト開口部WOおよび左右一対のレ
ッグ開口部LOが形成された、パンツ型使い捨て紙おむ
つにおいて、最外面シート5として、太さが4dtex
以下のPE/PET繊維を60〜90重量%および太さ
が4dtex以下のPE/PP繊維を40〜10重量%
混合状態で含み、おむつ縦方向となるCD方向の強度が
0.6kg/25mm以上の単層エアスルー不織布シー
トを用い、最外面と最内面のウエスト部Wとを形成す
る。
Description
背側の両側縁部とがそれぞれ接合され、ウエスト開口部
および左右一対のレッグ開口部が形成されたパンツ型
の、ベビー用または成人用の、使い捨て紙おむつに関す
る。
る最外面と最内面のウエスト部は、一般に、ポリプロピ
レン繊維を用いてスパンボンド法により製造されたPP
スパンボンド不織布により形成されている。
最外面シート不織布は使用時での強度を重視するあま
り、木綿の下着と比べると柔らかさが不足しており、肌
触りが悪く、下着とはかけ離れた装着感を有していた。
に押しけられるにもかかわらず、従来はここに比較的硬
いPPスパンボンド不織布が用いられていたため、装着
者に不快感を与えていた。
の下着の柔らかさに近い良好な装着感を有するパンツタ
イプ使い捨て紙おむつを提供することにある。
明は次記のとおりである。 <請求項1記載の発明>腹側の両側縁部と背側の両側縁
部とがそれぞれ接合され、ウエスト開口部および左右一
対のレッグ開口部が形成された、パンツ型使い捨て紙お
むつにおいて、少なくとも最外面と最内面のウエスト部
とのうち少なくとも一方が;PE/PET繊維を30重
量%以上含有するエアスルー不織布シートにより形成さ
れた、ことを特徴とするパンツ型使い捨て紙おむつ。
トは、実使用上の十分な強度を備えながらも非常に柔ら
かいため、これを用い部位の肌触りが柔らかく、木綿下
着に近い装着感が得られるようになる。なお、いうまで
もないが、PEはポリエチレン、PETはポリエチレン
テレフタレート、PPはポリプロピレンをそれぞれ意味
する(以下同じ)。
織布シートとして、太さが4dtex以下のPE/PE
T繊維を60〜90重量%および太さが4dtex以下
のPE/PP繊維を40〜10重量%混合状態で含み、
おむつ縦方向となるCD方向の強度が0.6kg/25
mm以上の単層エアスルー不織布シートを用いた、請求
項1記載のパンツ型使い捨て紙おむつ。
織布シートの原反は長手方向(MD方向)に沿う繊維配
向を有しており、これを通常の紙おむつ製造ラインに供
給した場合、エアスルー不織布シートの繊維配向方向が
おむつ幅方向に沿うことになる。エアスルー不織布シー
トは繊維配向方向の強度は比較的に高いものの、これと
直交するCD方向の強度は比較的に低い。また不織布シ
ートは、一般に柔軟性を向上させると強度が低下する。
よって、柔軟性の高いエアスルー不織布シートは、パン
ツ型紙おむつの最外面シートとして用いると、おむつの
着脱に際しておむつ外面を掴み引き上げ又は引き下げた
ときに、最外面シートにかかるCD方向の力により、最
外面シートが破断してしまうおそれがある。
織布は、PE/PP繊維を混合することで更に柔軟性が
向上するとともに、使用上において破断しないCD方向
強度を有するようになるため、これを用いることによっ
て、柔軟性と強度という相反する特性がともに向上した
パンツタイプ紙おむつとなる。なお、いうまでもない
が、PPはポリプロピレンを意味する(以下同じ)。
側及び腹側の両側縁部を含むおむつ最外面を構成する最
外面シートが前記エアスルー不織布シートにより形成さ
れ、この最外面シートの背側および腹側が前記ウエスト
開口部においておむつ最内面にそれぞれ折り返されて前
記最内面のウエスト部が構成された、請求項1または2
記載のパンツ型使い捨て紙おむつ。
ウエスト開口部において最内面に折り返すことにより、
最外面と最内面のウエスト部との両方を、実使用上の十
分な強度を備えながらも非常に柔らかい本発明のエアス
ルー不織布シートにより形成することができる。
に、周方向に沿うウエスト伸縮部材が設けられるととも
に、少なくとも前記最内面のウエスト部が前記エアスル
ー不織布シートにより形成された、請求項1〜3のいず
れか1項に記載のパンツ型使い捨て紙おむつ。
に周方向に沿うウエスト伸縮部材が設けられた形態にお
いては、最内面のウエスト部を、実使用上の十分な強度
を備えながらも非常に柔らかい本発明のエアスルー不織
布シートにより形成することにより、ウエスト部の締付
け感が柔らかくなり、より木綿下着に近い装着感とな
る。
縦方向幅が30〜70mmである、請求項1〜4のいず
れか1項に記載のパンツ型使い捨て紙おむつ。
は、かかる程度の縦方向幅を有していることにより、装
着者がウエスト部の柔らかさを十分に感じることができ
るようになる。
形態によってさらに詳説する。 <本発明が対象とするパンツ型紙おむつの例>図1はパ
ンツ型おむつ例Pの展開状態を示し、図2は図1のII−
II線矢視図、図3は図1のIII−III線矢視図、図4は製
品の斜視図である。ここに、図1を用いておむつ各部名
称の意味について説明すると、先ず、「縦方向」とは、
腹側と背側を結ぶ方向を意味し、「周方向」とは前記縦
方向と直交する方向(または製品幅方向)を意味する。
「ウエスト開口縁」とはウエスト開口部WOの縁を意味
し、「レッグ開口縁」とはレッグ開口部LOの縁を意味
する。「レッグ開口始端」とはレッグ開口部LOのレッ
グ開口縁と接合部30と交差する位置を意味し、レッグ
開口縁の始まり個所の意味である。「胴周り領域」Tと
は、ウエスト開口縁からレッグ開口始端に至る長さ範囲
の全体領域を意味する。胴周り領域Tは、概念的に「ウ
エスト部」Wと「腰下部」Uとに分けることができる。
これらの縦方向の長さは、製品のサイズによって異なる
が、ウエスト部Wは30〜70mm、腰下部Uは45〜
220mmである。「股部領域」Lとは、レッグ開口部
を形成する範囲、すなわち前身頃側のレッグ開口始端か
ら後身頃側のレッグ開口始端に至る長さ範囲の全体領域
を意味する。また、「中央部」とは、製品の中央線を含
む側部を除く中間領域を意味する。「脇部」とは、胴周
り領域Tにおける両側部を意味する。
むつは、おむつ外形をなす最外面シート5と、この最外
面シート5の内面にウエスト部Wを除く部分を覆うよう
に固定された押えシート10と、この押えシート6の内
面に固定され、おむつ幅方向中央において股間部4を中
心として前後方向に延在する吸収体ABと、吸収体AB
の前端部および後端部のそれぞれからウエスト部Wまで
且つ外形に沿う幅で延在する前後漏れ防止シート11
と、を主体として構成されている。
および腹側がウエスト開口部WOにおいておむつ最内面
にそれぞれ折り返され、その折り返し部分5iが漏れ防
止シートのウエスト部Wの上面に固定されている。この
折り返し内面部分5iは最内面のウエスト部Wを構成す
るものであり、その縦方向幅は30〜70mmとするの
が望ましい。
おむつにおいては、体へのフィット性を高めるために、
適所に糸ゴム等の弾性伸縮部材が配置固定される。本例
では図3にも示すように、ウエスト部Wにおいては、最
外面シート5における外面部分と折り返し内面部分5i
との間、ならびに最外面シート5の外面部分と漏れ防止
シート6との間に、5〜10本程度のウエスト伸縮部材
8が縦方向に1〜10mm程度の間隔をおいて周方向に
沿って伸張下に配置固定されている。また、腰下部Uに
おいては、胴周りのフィット性を高め尿の前後漏れを防
止するために、最外面シート5と押えシート6との間
に、周方向に沿って5〜15本程度の腰下部伸縮部材7
が縦方向に5〜15mm程度の間隔をおいて周方向に沿
って伸張下に配置固定されている。さらに、脚周りのフ
ィット性を高めるために、腹側および背側のそれぞれに
おいて一方側の側縁部30から脚周りを通り、股間部4
を通り、他方側の脚周りを通り他方側の側縁部30まで
延在する3〜5本程度の脚周り伸縮部材9が、側縁部3
0および股間部4においては間隔をあけずに且つ脚周り
部においては3〜5mmの間隔をあけて、最外面シート
5と押えシート6との間に配置固定されている。
らびにシートに対する伸縮部材の固定は、ホットメルト
接着剤等の接着剤を用いて行うことができる。
ように、たとえば、不織布などからなり着用者の肌に直
接触れる透液性トップシート1と、ポリエチレンなどの
プラスチックフィルムや撥水処理を施した不織布からな
る不透液性バックシート2との間に、綿状パルプを主体
とする吸収コア3を必要によりこれを吸収紙3A,3B
で包み、周縁部分を例えばホットメルト接着剤などによ
り接着して一体化したものとして形成することができ
る。
かる吸収体ABの両側部には脚周りバリヤーカフス2
0,20が設けられている。このバリヤーカフス20
は、折り返して二重にしたバリヤーシート21から構成
されており、バリヤーシート21の内側面の基端部がバ
ックシート2にホットメルト接着剤により固定されてい
るとともに、バリヤーシート21の外側面の延在部が本
体バックシート5にホットメルト接着剤などにより固定
されている。
近傍には、帯状ゴムや糸状ゴムなどからなる単数又は複
数の先端部伸縮部材22が伸長下でホットメルト接着剤
などにより固定されている。また図示のようにバリヤー
カフス20は起立する自由部のほぼ中央において先端側
が外側に折り返されて外向き部が形成されており、この
折り返しがなされていない内向きの基端部側(根元側)
に単数又は複数の基端部伸縮部材22Aが伸長下でホッ
トメルト接着剤などにより固定されている。
て紙おむつにおいて良く見るように、後身頃の腰下部外
面には、使用後に紙おむつを丸めた状態で止着するため
の後処理テープ70が取り付けられている。
おむつ半製品を製造した後の製造工程の最終段階で、前
身頃Fと後身頃Bとの両側縁部の長手方向全体を超音波
シールや熱溶融などの繊維溶着手段により接合する(こ
の接合部を符号30としてある)ことにより、図4に示
されているようにウエスト開口部WOおよび左右一対の
レッグ開口部LOが形成される。
たようなパンツ型紙おむつ例において本発明を適用する
場合、最外面シート5(折り返し部分5iを含む)とし
て、PE/PET繊維を30重量%以上含有するエアス
ルー不織布シートを用いる。これに対して、押えシート
6および前後漏れ防止シート11としては、同種の又は
繊維種の異なるエアスルー不織布を用いることもできる
が、スパンボンド不織布等を用いるのが望ましい。
0.4〜0.8mmが好ましく、密度は0.02〜0.
05g/cm3が好ましく、坪量としては、15〜45
g/m2が好ましい。
かなように、非常に柔らかく、肌触りが木綿下着に近い
ものであり、これを前述のパンツ型紙おむつ例における
最外面シート5として使用することによって、おむつ最
外面全体と最内面のウエスト部Wとの両方が、肌触りが
非常に柔らかい一枚の本発明のエアスルー不織布シート
により形成されたものとなる。
しない強度をもたしめるためには、太さが4dtex以
下のPE/PET繊維を60〜90重量%および太さが
4dtex以下のPE/PP繊維を40〜10重量%混
合状態で含み、おむつ縦方向となるCD方向の強度が
0.6kg/25mm以上の単層エアスルー不織布シー
トを用いることを推奨する。この場合、特に好適な繊維
配合は、PE/PET繊維が75〜85重量%およびP
E/PP繊維が25〜15重量%である。
織布シートは、後述の実施例からも明らかなとおり、優
れた柔軟性と高い強度とを兼ね備えている。よって、こ
れを最外面シート5として用いた場合、最内面のウエス
ト部Wおよび最外面が木綿下着に近い柔らかな肌触りと
なるだけでなく、強度も高いので、おむつの着脱に際し
ておむつ外面を掴み引き上げ又は引き下げたときに最外
面シート5が破断してしまうおそれが少なくなる。
方向の強度は、製造した最外面シートから、おむつ周方
向となるMD方向の幅が25mm且つおむつ縦方向とな
るCD方向の長さが80mmの長方形試験片を切り取
り、この試験片をCD方向が引張方向となるように引張
試験機にセットする。この際、幅15mmの上下各端部
を引張試験機の上下チャックにそれぞれ挟み固定する。
また試験機の作動条件を、クロスヘッドスピード500
mm/min、チャック間距離50mmにセットする。
しかる後、引張試験機を作動させてシート破断まで測定
を行い、その結果得られるチャートから破断点を読み取
り、これを最外面シートにおけるおむつ縦方向となるC
D方向の強度とする(後述のおむつ縦方向強度測定試験
参照)。
ト5の折り返し構造以外のパンツタイプ使い捨て紙おむ
つにも適用できる。例えば、図示しないが、最外面シー
ト5をおむつ内面側に折り返さずにウエスト開口部WO
までとするとともに、最内面のウエスト部Wには別体の
不織布シートを固定するか、あるいは漏れ防止シート1
1をウエスト開口部WOまで延在させた構成とすること
ができる。これによって、最外面のみ、最外面と最内面
のウエスト部Wとの両方、最内面のウエスト部Wのみを
本発明のエアスルー不織布シートにより形成することが
できる。
にする。表1に示すように各種不織布からなる最外面シ
ートを製造して、最外面シートの強度測定試験を行うと
ともに、前述例のパンツタイプ紙おむつを製造し、縦方
向強度測定試験および最外面の柔軟性の官能評価をそれ
ぞれ行った。
の)縦方向強度測定試験は、図5に示すように行った。
すなわち、(A)先ずウエスト開口端Weから縦方向に
長さ80mm及び周方向に幅50mmの長方形範囲を試
験片TSとして切り取る。(B)次いで、この試験片T
Sを引張試験機にセットする。この際、幅15mmの上
下各端部e1,e2を図示しない引張試験機の上下チャ
ックにそれぞれ挟み固定する。また試験機の作動条件
を、クロスヘッドスピード500mm/min、チャッ
ク間距離50mmにセットする。しかる後、引張試験機
を作動させてシート破断まで測定を行い、その結果得ら
れるチャートから破断点を読み取り、これをおむつの縦
方向強度とする。
繊維を30重量%以上含有する実施例1〜4においては
最外面シートにおいて十分な柔軟性が確保されている。
また特に請求項2記載の発明に該当する実施例4におい
ては、おむつ縦方向となるCD方向の強度が0.6kg
/25mm以上であり、高い柔軟性を維持しながらも製
品状態においても十分な縦方向強度が確保されている。
これに対して、請求項2記載の発明には該当しない実施
例3は、良好な柔軟性を有するものの、不織布シート自
体および製品状態の縦方向強度が不足しており、おむつ
着脱時における破断のおそれがある。
下着の柔らかさに近い良好な装着感を有するパンツタイ
プ使い捨て紙おむつとなる。
ある。
る。
図である。
ト開口部、LO…レッグ開口部、1…透液性トップシー
ト、2…不透液性バックシート、3…吸収コア、5…最
外面シート、5i…折り返し部分、6…押えシート、7
…ウエスト伸縮部材、8…腰下部伸縮部材、9…脚周り
伸縮部材、11…漏れ防止シート、20…バリヤーカフ
ス、21…バリヤーシート、26…背漏れガード部、3
0…接合部、30U…上端部、30B…下端部、30M
…中間部、70…後処理テープ。
1)
形態によってさらに詳説する。 <本発明が対象とするパンツ型紙おむつの例>図1はパ
ンツ型おむつ例の展開状態を示し、図2は図1のII−II
線矢視図、図3は図1のIII−III線矢視図、図4は製品
の斜視図である。ここに、図1を用いておむつ各部名称
の意味について説明すると、先ず、「縦方向」とは、腹
側と背側を結ぶ方向を意味し、「周方向」とは前記縦方
向と直交する方向(または製品幅方向)を意味する。図
4に示すとおり、「ウエスト開口縁」とはウエスト開口
部WOの縁を意味し、「レッグ開口縁」とはレッグ開口
部LOの縁を意味する。「レッグ開口始端」とはレッグ
開口部LOのレッグ開口縁と接合部30と交差する位置
を意味し、レッグ開口縁の始まり個所の意味である。
「胴周り領域」Tとは、ウエスト開口縁からレッグ開口
始端に至る長さ範囲の全体領域を意味する。胴周り領域
Tは、概念的に「ウエスト部」Wと「腰下部」Uとに分
けることができる。これらの縦方向の長さは、製品のサ
イズによって異なるが、ウエスト部Wは30〜70m
m、腰下部Uは45〜220mmである。「股部領域」
Lとは、レッグ開口部を形成する範囲、すなわち前身頃
側のレッグ開口始端から後身頃側のレッグ開口始端に至
る長さ範囲の全体領域を意味する。また、「中央部」と
は、製品の中央線を含む側部を除く中間領域を意味す
る。「脇部」とは、胴周り領域Tにおける両側部を意味
する。
むつは、おむつ外形をなす最外面シート5と、この最外
面シート5の内面にウエスト部Wを除く部分を覆うよう
に固定された押えシート6と、この押えシート6の内面
に固定され、おむつ幅方向中央において股間部4を中心
として前後方向に延在する吸収体ABと、吸収体ABの
前端部および後端部のそれぞれからウエスト部Wまで且
つ外形に沿う幅で延在する前後漏れ防止シート11と、
を主体として構成されている。
おむつにおいては、体へのフィット性を高めるために、
適所に糸ゴム等の弾性伸縮部材が配置固定される。本例
では図3にも示すように、ウエスト部Wにおいては、最
外面シート5における外面部分と折り返し内面部分5i
との間、ならびに最外面シート5の外面部分と漏れ防止
シート6との間に、5〜10本程度のウエスト伸縮部材
8が縦方向に1〜10mm程度の間隔をおいて周方向に
沿って伸張下に配置固定されている。また、腰下部Uに
おいては、胴周りのフィット性を高め尿の前後漏れを防
止するために、最外面シート5と押えシート6との間
に、周方向に沿って5〜15本程度の腰下部伸縮部材7
が縦方向に5〜15mm程度の間隔をおいて周方向に沿
って伸張下に配置固定されている。さらに、脚周りのフ
ィット性を高めるために、腹側および背側のそれぞれに
おいて一方側の側縁接合部30から脚周りを通り、股間
部4を通り、他方側の脚周りを通り他方側の側縁接合部
30まで延在する3〜5本程度の脚周り伸縮部材9が、
側縁接合部30および股間部4においては間隔をあけず
に且つ脚周り部においては3〜5mmの間隔をあけて、
最外面シート5と押えシート6との間に配置固定されて
いる。
かる吸収体ABの両側部には脚周りバリヤーカフス2
0,20が設けられている。このバリヤーカフス20
は、折り返して二重にしたバリヤーシート21から構成
されており、バリヤーシート21の内側面の基端部がバ
ックシート2にホットメルト接着剤により固定されてい
る。
ト開口部、LO…レッグ開口部、1…透液性トップシー
ト、2…不透液性バックシート、3…吸収コア、5…最
外面シート、5i…折り返し部分、6…押えシート、7
…腰下部伸縮部材、8…ウエスト伸縮部材、9…脚周り
伸縮部材、11…漏れ防止シート、20…バリヤーカフ
ス、21…バリヤーシート、26…背漏れガード部、3
0…側縁接合部、70…後処理テープ。
Claims (5)
- 【請求項1】腹側の両側縁部と背側の両側縁部とがそれ
ぞれ接合され、ウエスト開口部および左右一対のレッグ
開口部が形成された、パンツ型使い捨て紙おむつにおい
て、 少なくとも最外面と最内面のウエスト部とのうち少なく
とも一方が;PE/PET繊維を30重量%以上含有す
るエアスルー不織布シートにより形成された、 ことを特徴とするパンツ型使い捨て紙おむつ。 - 【請求項2】前記エアスルー不織布シートとして、太さ
が4dtex以下のPE/PET繊維を60〜90重量
%および太さが4dtex以下のPE/PP繊維を40
〜10重量%混合状態で含み、おむつ縦方向となるCD
方向の強度が0.6kg/25mm以上の単層エアスル
ー不織布シートを用いた、請求項1記載のパンツ型使い
捨て紙おむつ。 - 【請求項3】前記接合される背側及び腹側の両側縁部を
含むおむつ最外面を構成する最外面シートが前記エアス
ルー不織布シートにより形成され、この最外面シートの
背側および腹側が前記ウエスト開口部においておむつ最
内面にそれぞれ折り返されて前記最内面のウエスト部が
構成された、請求項1または2記載のパンツ型使い捨て
紙おむつ。 - 【請求項4】前記ウエスト部に、周方向に沿うウエスト
伸縮部材が設けられるとともに、少なくとも前記最内面
のウエスト部が前記エアスルー不織布シートにより形成
された、請求項1〜3のいずれか1項に記載のパンツ型
使い捨て紙おむつ。 - 【請求項5】前記ウエスト部の縦方向幅が30〜70m
mである、請求項1〜4のいずれか1項に記載のパンツ
型使い捨て紙おむつ。
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---|---|---|---|
JP2001099868A JP3776328B2 (ja) | 2001-03-30 | 2001-03-30 | パンツ型使い捨て紙おむつ |
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