JP2002291786A - 前後表記付吸収性物品 - Google Patents

前後表記付吸収性物品

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    • A61F13/15Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ズレ防止粘着材層の剥離シートの剥離如何にか
かわらず一見して前後が判別可能で、装着ミスを起こし
にくい吸収性物品を提供する。 【解決手段】透液性トップシート1と不透液性バックシ
ート2と、これらシートの間に配置された吸収体3とを
備え、外側をカバーするカバー手段と組み合わせて使用
される吸収性物品において、カバー手段の内面と接する
外装シートを構成する不透液性バックシート2に前後表
記を直に印刷する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カバー手段(おむ
つカバー、使い捨ておむつ、使い捨てパンツ、失禁パン
ツ、衣類)等と組み合わせて使用される、装着ミスを起
こしにくい体液吸収性物品(使い捨て失禁パッド、尿パ
ッド等)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、かかる吸収性物品は漏れを防
止することが要求されており、女性が使用する際は臀部
側に大きい吸収層、男性が使用する際は腹側に大きい吸
収層をあてがう方法が知られている。
【0003】このようなカバー手段と組み合わせて使用
される吸収性物品、特に尿パッド(または失禁パッド)
はその形が前後対象に近いため前後が分かり難く、装着
ミスを起こし易かった。そのため従来から、装着時にお
けるカバー手段に対するズレを防止する目的で製品外面
に付けられているズレ防止粘着材層の剥離シートに前後
表記を印刷するという対策が広く採用されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、使用時はこの
剥離シートをはがして使用するため、結局のところ装着
直前において前後がわからなくなってしまう虞があっ
た。
【0005】そこで、本発明の主たる課題は、ズレ防止
粘着材層の剥離シートの剥離如何にかかわらず一見して
前後が判別可能で、装着ミスを起こしにくい吸収性物品
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明は、次記のとおりである。 <請求項1記載の発明>体液を吸収して保持する吸収要
素を備え、外側をカバーするカバー手段と組み合わせて
使用される吸収性物品において、前記カバー手段の内面
と接する外装シートに前後表記を直に印刷したことを特
徴とする、前後表記付吸収性物品。
【0007】(作用効果)このように、外装シート自体
に前後表記を印刷することにより、ズレ防止テープの剥
離シートの剥離如何にかかわらず一見して前後が判別可
能で、装着ミスを起こしにくくなる。
【0008】<請求項2記載の発明>前記前後表記の色
とこれを印刷する外装シートの色との色差ΔE* abが2
5より大きく且つ100未満となるように構成された、
請求項1記載の吸収性物品。
【0009】(作用効果)かかる色の組合せを採用する
ことによって、前後表記が、その色と外装シートの色と
が同系であるため一見目立たないにもかかわらず、ある
程度は色に差があるため注視すれば容易に読み取ること
ができる。特に、パッド等の頻繁な交換を要する吸収性
物品では、表裏がわかりやすいように外装シートに色が
ついているが、印刷する色が同系であることで目にやさ
しく、読みやすくなる。
【0010】<請求項3記載の発明>前記前後表記の色
および外装シートの色が、L*a*b*表色系でL*≧25の色
とされた、請求項2記載の吸収性物品。
【0011】(作用効果)前後表記の色および外装シー
トの色を適宜組み合わせるにあたり、かかる色の範囲内
から選定することによって、全体として暗くなりすぎ
ず、より見易い前後表記となる。
【0012】<請求項4記載の発明>前記前後表記の色
および外装シートの色が、L*a*b*表色系でa*<0且つb*
<0の色とされた、請求項2または3記載の吸収性物
品。
【0013】(作用効果)かかる範囲の色は緑と青との
間の色であり、落ち着きがあり目に優しいとともに、清
涼感・清潔感を想起させることができるため好ましい。
【0014】<請求項5記載の発明>前記前後表記とし
て、方向指示マークとともに、そのマーク内及びその近
傍を含む領域に前後判別文字を印刷した、請求項1〜4
のいずれか1項に記載の吸収性物品。
【0015】(作用効果)矢印や三角形等の方向指示マ
ークは方向を直感的に理解し易く、これと「前」や
「後」のように前後を区別するための判別文字が組み合
わされることにより、より判り易い前後表記となる。ま
た、かかる判別文字が9ポイント以上の大きさで付され
ていると、高齢者であっても容易に読み取ることができ
るようになる。
【0016】<請求項6記載の発明>製品状態において
3つ折り以上に折り畳まれた形態とされるものであっ
て、折り畳まれた状態で少なくとも上面となる位置およ
び下面となる位置に少なくとも一つの完全な前後表記が
それぞれ位置するように、前記外装シートの製品前後方
向に間隔をあけて2つ以上の前後表記をそれぞれ印刷し
た、請求項1〜5のいずれか1項に記載の吸収性物品。
【0017】(作用効果)本発明が対象とするようなカ
バー手段と組み合わされて使用される吸収性物品は、包
装のコンパクト化のために、3つ折り以上に小さく折り
畳まれるのが一般的である。しかるに、従来の製品では
折り畳まれていると、前後表記の一部または全部が隠れ
てしまったり、上面または下面の一方側にしか前後表記
がない状態となるものしかなかった。そのため、製品使
用者は、折り畳まれた状態の製品を一見しただけでは、
前後表記を完全に読み取れなかったり、前後表記が有る
面を探したりする苦労があった。
【0018】これに対して本請求項4記載の発明によれ
ば、畳まれた状態で上面となる位置および下面となる位
置に少なくとも一つの完全な前後表記がそれぞれ位置す
るように前後表記が印刷されているため、製品使用者
は、折り畳まれた状態の製品を一見しただけでもその前
後を容易に判別することができるようになる。
【0019】<請求項7記載の発明>前記前後表記が、
グラビア印刷、フレキソ印刷、またはインクジェット印
刷により印刷された、請求項1〜6のいずれか1項に記
載の吸収性物品。
【0020】(作用効果)本発明の前後表記印刷には、
かかる印刷手法が好適に使用できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て尿パッドの例を引いて説明するが、本発明は「外側を
カバーするカバー手段と組み合わせて使用される」もの
であれば他の吸収性物品にも適用可能である。 (尿パッドへの応用例)図1〜図3は、尿パッド例の展
開状態の斜視図、およびその要部縦断面図をそれぞれ示
しており、この例は、透液性トップシート1と不透液性
バックシート2と、これらシート1,2の間に挟まれた
吸収体3(吸収要素)とを主体として構成されている。
【0022】不透液性バックシート2は、ポリエチレン
フィルム等からなり、縦方向の一方側部分の両側部に脚
周りに沿う曲線部20,20がそれぞれ形成されたもの
であり、本例では、この不透液性バックシート2がカバ
ー手段の内面と接する外装シートを構成することにな
る。吸収体3は、高吸収性ポリマー粒子を含む綿状パル
プ30を主体とし、これをティッシュペーパー等31に
より包装してなるものであり、不透液性バックシート2
を若干スケールダウンした形状をなしている。また、透
液性トップシート1は、不織布等からなり、その幅は吸
収体3と略同じサイズとされているものの、その縦方向
両端部は吸収体3よりも外側に延在しており、これら延
在部においてホットメルト接着剤等により不透液性バッ
クシート2の内面に固定されている。
【0023】また、本例の尿パッドでは、横漏れを防止
するための脚周り起立カフス4,4が両側部にそれぞれ
形成されている。この起立カフス4,4を形成するカフ
スシート40,40は不織布等からなり、製品縦方向長
さに等しい長さを有し、脚周り曲線部20,20と対応
する縦方向中間部においては、幅方向一端部が透液性ト
ップシート側部および不透液性バックシート側部に跨っ
て固定(この固定部分を図2に42として示した)され
るとともに、他端部は非固定の自由端部41とされ、さ
らにこの自由端部41はシート40が折り返された二重
構造となっており、折り返し内面間には、幅方向に複数
本の糸ゴムG,G…等の弾性伸縮部材が伸張下に配置固
定されている。一方、カフスシート40の縦方向両端部
においては、図3に示すように自由端部に連続する部分
51も折り畳まれて透液性トップシート2に対して固定
される。かくして、伸縮部材G,G…の収縮作用によ
り、脚周りに沿う自由端部41が固定部分に対して起立
される。またこの収縮作用によって製品が身体に沿う舟
形状に丸められる。
【0024】そしてかかる構成のもと、図4に示すよう
に、本発明の外装シートたる不透液性バックシート2に
前後表記10,10…が直に印刷される。本発明におけ
る前後表記10は製品外面から目視可能である限りにお
いて、外装シート2の内面および外面であるとを問わず
形成できるが、好適には外装シート2の外面に形成す
る。印刷方法としては、グラビア印刷、フレキソ印刷、
インクジェット印刷が好適である。
【0025】望ましい前後表記10の色としては、外装
シート2の色との色差ΔE* ab(周知のように、ΔE*
ab=(トa2+トb2+トL21/2 である)が25より
大きく且つ100未満の範囲、より好適には35〜75
の範囲にある色、すなわち同系色であるが容易に読み取
れる程度の差がある色を選択するのが望ましい。また、
これら前後表記10および外装シート2の色がL*a*b*表
色系でL*≧25の色であると全体的に暗くならない。た
だし、両色ともにL*値が70以上の明るい色の場合など
においては、明暗の差が少ないと見難くなることもある
ので、前後表記10および外装シート2間におけるL*値
の差ΔL*は、10以上であるのが望ましい。さらにL*a*
b*表色系でa*<0且つb*<0の色、すなわち緑と青との
間の色は落ち着きがあり目に優しいとともに、清涼感・
清潔感を想起させることができるため好ましい。特に、
これら前後表記10および外装シート2の色としては、
吸収性物品として好ましくない色、例えば排泄物や血液
を連想させる(または見間違える)ような「黄色系、茶
色系」や「赤(特に鮮明な赤)」は避けるようにするの
が望ましい。
【0026】本発明の前後表記10の形態としては各種
考えられるが、見易さや汎用性等の点では、図4及び図
5に示すように矢印等の方向指示マーク10Aととも
に、マーク10A内(矢印の近傍でも良い)に前後判別
文字10Bを併用した例を提案する。この場合、判別文
字のサイズは、9ポイント以上、特に好適には17ポイ
ント以上にするのが好ましい。
【0027】このように、前後の判別のための表記とし
て「前」「後」「腹」「尻」等の文字を印刷するととも
に、直感的な方向理解のために矢印マークを付すことに
よって、より前後の判別が容易になる。また本発明にお
ける前後の判別のための表記として、図5に示すように
前後の両表記を付しても良いが、図4に示すように前後
いずれか一方の表記のみ(図示例は前のみ)を付すだけ
でも足りる。特に男女で前後が反対となる男女兼用タイ
プ(通常、男性の場合に脚周り曲線部20,20を境に
してより広い吸収体領域を有する側が前側となり、女性
の場合にはその反対となる)においては、図4に示すよ
うに各性別毎の前後表記を付すのが望ましく、性別間で
色合いを異ならしめるのも望ましい。またもちろん、本
発明においては、図6に示すように方向指示マークを省
略したり、矢印マークに代わる方向指示マーク、例えば
図4の矢印マークの先端側にある山形マーク10Cや三
角形マーク等を付したりすることも可能である。さらに
これらの図示例では、複数の前後表記10,10…を付
しているが、基本的に本発明においては前後表記の数に
は特に限定されない。
【0028】他方、図7及び図8に示すように、本発明
においても前述の従来例と同様に、装着時におけるカバ
ー手段に対するズレを防止する目的で、外装シート2
(不透液性バックシート)の外表面にズレ防止粘着材層
60および剥離シート61を積層することが可能であ
る。このズレ防止粘着材層60および剥離シート61
は、図示のように縦方向一端から他端まで連続するよう
に設けるほか、製品の縦方向に間隔をおいて複数設ける
こともできる。この場合、剥離シート61として透明ま
たは半透明の材料を用いることにより、外装シート2の
前後表記10,10…が剥離シート61を介して外部か
ら視認できるように構成することができる。また図9に
示すように剥離シート61にも前後表記11を印刷する
こともでき、この場合の剥離シート61としては、透明
または半透明の材料を用いることもできるが、不透明な
材料を用い、外装シートに付した前後表記10が剥離シ
ート61を介して外部から視認できないように構成する
こともできる。ただし、剥離シート61は使用時には剥
離されてしまうため、カバー手段と接しないという点で
本発明の外装シートを構成しないものである。よって、
いずれにせよ、外装シート2に直に印刷を施すことが重
要である。
【0029】(折畳状態との関係)本発明が対象とする
吸収性物品は、一般にコンパクト化のために、3つ折り
以上に小さく折り畳まれて包装される。この際、従来の
製品では折り畳まれていると、前後表記の一部または全
部が隠れてしまったり、上面または下面の一方側にしか
前後表記がない状態となるものしかなかった。そのた
め、製品使用者は、折り畳まれた状態の製品を一見した
だけでは、前後表記を完全に読み取れなかったり、前後
表記が有る面を探したりする苦労があった。
【0030】そこで、図10に(A)三つ折り状態の第
1の例、(B)三つ折り状態の第1の例、(C)四つ折
り状態の第1の例、ならびに(D)四つ折り状態の第2
の例を示すように、折り畳んだ状態で少なくとも上面2
01となる位置および下面202となる位置に少なくと
も一つの完全な前後表記10,10がそれぞれ位置する
ように、外装シート2の製品前後方向に間隔をあけて2
つ以上の前後表記10,10…をそれぞれ印刷すること
を推奨する。これにより、畳まれた状態で上面201と
なる位置および下面202となる位置に少なくとも一つ
の完全な前後表記10,10がそれぞれ位置するため、
製品使用者は、折り畳まれた状態の製品を一見しただけ
でもその前後を容易に判別することができるようにな
る。
【0031】さらに図10(B)に示す例では、折り畳
み状態から使用状態に広げたときに現れる見開き面20
3には前後表記がなく、一見して前後表記を視認できな
い。よって更に好適には、図10(A)(C)及び
(D)に示すように、折畳み状態から開いたときに現れ
る見開き面203にも少なくとも一つの完全な前後表記
10が位置するように、外装シート2に対して前後表記
10,10…を適当な間隔で印刷するのが好ましい。こ
れにより、折り畳み状態から使用状態に広げた際にも一
見して前後表記10を視認できるようになる。
【0032】さらに図示例のように、折り線部分204
を跨ぐような前後表記がないようにすると、前後の判別
に寄与しにくい表記の印刷を省略でき、使用者にとって
はより見易くなる利点がもたらされ、製造者にとっては
印刷コストの低減を図ることができる利点がもたらされ
る。
【0033】<色に係る実験例>表1に示すように、外
装シートの色と前後表記の色との色差を変えた製品を各
種製作し、前後表記の見易さの官能評価(視認性・色の
組合せ・清涼感・落ち着き感・総合評価)を50人で行
った。官能評価は、各評価項目に関して最良と感じる色
の組合せを各人が選ぶようにして行った。また表2に評
価結果を示した。評価結果は選択人数により示した。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】(考察)色差ΔE* abが100以上となる
実施例4及び5では、同系色でないために視認性が良い
と感じた人が多い。しかし、実施例4は黒白の組合せで
あるため、また実施例5は前後表記に鮮明な赤を用いた
ため、清涼感や落ち着き感が劣り、総合的な見易さに劣
るという結果になった。さらに、茶系の色を組み合わせ
た実施例1、異系に近い同系色を組合せた実施例3につ
いても、清涼感や落ち着き感が劣るために、総合評価が
低くなった。
【0037】他方、実施例2および実施例6は、ともに
L*a*b*表色系でa*<0且つb*<0の色、すなわち緑と青
との間の色の組合せを採用したものであり、清涼感や落
ち着き感等の評価が著しく高くなった。特に実施例2に
おいては、色差ΔE* abも前述の望ましい範囲にあるた
め視認性の評価も最も高くなった。一方、実施例6にお
いては両色ともにL*値が高く(薄い色)かつ明暗差が少
なかったために、視認性は劣る結果となった。
【0038】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、ズレ防
止粘着材層の剥離シートの剥離如何にかかわらず一見し
て前後が判別可能で、装着ミスを起こしにくい吸収性物
品となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る尿パッド例の一部破断斜視図であ
る。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】図1のIII−III断面図である。
【図4】第1の前後表記形態を示す外面図である。
【図5】第2の前後表記形態を示す外面図である。
【図6】第3の前後表記形態を示す外面図である。
【図7】ズレ防止用粘着材層および剥離シートを有する
例の外面図である。
【図8】ズレ防止用粘着材層および剥離シートを有する
例の縦断面図である。
【図9】ズレ防止用粘着材層および剥離シートを有し、
さらに剥離シートに前後表記を有する例の縦断面図であ
る。
【図10】各種折畳み状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1…透液性トップシート、2…不透液性バックシート
(外装シート)、3…吸収体、10…前後表記。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61F 5/453 A41B 13/02 F 5/455 (72)発明者 大谷 委宏 栃木県塩谷郡喜連川町大字鷲宿字菅ノ沢 4776−4 エリエールペーパーテック株式 会社内 Fターム(参考) 3B029 BC01 4C098 AA09 CC22 CC33 CC40 CE05 CE06 DD03 DD05 DD10 DD12 DD25

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】体液を吸収して保持する吸収要素を備え
    た、外側をカバーするカバー手段と組み合わせて使用さ
    れる吸収性物品において、 前記カバー手段の内面と接する外装シートに前後表記を
    直に印刷したことを特徴とする、前後表記付吸収性物
    品。
  2. 【請求項2】前記前後表記の色とこれを印刷する外装シ
    ートの色との色差ΔE* abが25より大きく且つ100
    未満となるように構成された、請求項1記載の吸収性物
    品。
  3. 【請求項3】前記前後表記の色および外装シートの色
    が、L*a*b*表色系でL*≧25の色とされた、請求項2記
    載の吸収性物品。
  4. 【請求項4】前記前後表記の色および外装シートの色
    が、L*a*b*表色系でa*<0且つb*<0の色とされた、請
    求項2または3記載の吸収性物品。
  5. 【請求項5】前記前後表記として、方向指示マークとと
    もに、そのマーク内及びその近傍を含む領域に前後判別
    文字を印刷した、請求項1〜4のいずれか1項に記載の
    吸収性物品。
  6. 【請求項6】製品状態において3つ折り以上に折り畳ま
    れた形態とされるものであって、折り畳まれた状態で少
    なくとも上面となる位置および下面となる位置に少なく
    とも一つの完全な前後表記がそれぞれ位置するように、
    前記外装シートの製品前後方向に間隔をあけて2つ以上
    の前後表記をそれぞれ印刷した、請求項1〜5のいずれ
    か1項に記載の吸収性物品。
  7. 【請求項7】前記前後表記が、グラビア印刷、フレキソ
    印刷、またはインクジェット印刷により印刷された、請
    求項1〜6のいずれか1項に記載の吸収性物品。
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