JP2002291125A - 引込線劣化確認装置 - Google Patents

引込線劣化確認装置

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JP2002291125A
JP2002291125A JP2001086047A JP2001086047A JP2002291125A JP 2002291125 A JP2002291125 A JP 2002291125A JP 2001086047 A JP2001086047 A JP 2001086047A JP 2001086047 A JP2001086047 A JP 2001086047A JP 2002291125 A JP2002291125 A JP 2002291125A
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camera
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JP2001086047A
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Haruhiko Takahashi
治彦 高橋
Kei Nakamura
圭 中村
Koji Kajimoto
光二 梶本
Takashi Ito
貴史 伊藤
Yoshiyuki Takemoto
善幸 竹本
Masaru Kuraishi
勝 倉石
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Chubu Electric Power Co Inc
Nagaki Seiki Co Ltd
Meishin Electric Co Inc
Original Assignee
Chubu Electric Power Co Inc
Nagaki Seiki Co Ltd
Meishin Electric Co Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 引込線の劣化・損傷状態を簡単かつ能率的に
確認できる引込線劣化確認装置を提供する。 【解決手段】 所定の長さに伸ばし得る伸縮自在な操作
棒1と、該操作棒1の先端部に取着されかつ引込線Wに
掛止しその外表面を撮影し得るカメラ2を内装した箱状
の見知部3と、前記カメラ2の映像を映し出す表示部4
とからなり、前記見知部3は半透光性の素材により形成
されると共に下面が開口13し、両側には前記開口13
と連なりカメラ2が引込線Wの外表面から常に一定の距
離を保持できかつ所定の方向を向くことができるための
引込線掛止部20を設けた構成よりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、柱上変圧器から一
般家屋等に引き込まれる引込線の劣化を確認するための
引込線劣化確認装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、柱上変圧器から一般の家屋に引
き込まれる引込線は二線または三線からなり、しかも各
々黒、青、緑等の色の塩化ビニル樹脂層により被覆され
ている。更に詳しくは、前記塩化ビニル樹脂層は柔軟性
を持たせるために成形時に所定量の可塑剤が混入され
る。
【0003】ところで、前記引込線の塩化ビニル樹脂層
内の可塑剤は、空中に放置されている状態では太陽光に
晒されるなどして自然に発散する性質がある。このよう
に可塑剤が空中に発散し続けると、経時的に塩化ビニル
樹脂層が変色したり硬化し引いてはひび割れ現象が生ず
ることがあり、ここに雨が降りその雨水が侵入すること
によって短絡事故が発生することがある。そこで、前記
事故を未然に防ぐためには、早めに引込線の劣化・損傷
等を発見し、これらが確認された場合は引込線を速やか
に新しいものと交換する必要がある。
【0004】現在、前記引込線の劣化・損傷・汚損状態
の確認作業は、電柱側の範囲では作業者が昇柱すること
により目視して行い、また、それ以外の範囲では高所作
業車を使用し自在に昇降動するバケットに作業者が乗り
目視して行なっているのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記昇
柱作業は、作業者が直接昇柱することになるので、多く
の労力を要するばかりでなく安全性確保のための昇柱技
術をも必要としている。また、高所作業車による作業で
は、前記バケットが引込線に接触したり建物に衝突しな
いように監視する監視者を必要とすることから、前記昇
柱作業と比較して作業能率が低く、しかも高所作業車を
使用することからその車両占有面積を広く要し、このた
め作業区域確保による顧客への環境上の影響も少なくな
い。
【0006】そこで、本発明は上記課題を解決すべくな
されたもので、引込線の劣化・損傷等の確認が地上から
正確に行なえるようにして労力を要することなく安全か
つ簡単に行なえ作業能率が向上する引込線劣化確認装置
を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め本発明の引込線劣化確認装置は、所定の長さに伸ばし
得る伸縮自在な操作棒と、該操作棒の先端部に取着され
かつ引込線に掛止しその外表面を撮影し得るカメラ、例
えばCCDカメラ、を内装した箱状の見知部と、前記カ
メラの映像を映し出す表示部とからなり、前記見知部は
半透光性の素材により形成されると共に下面が開口し、
両側には前記開口と連なりカメラが引込線の外表面から
常に一定の距離を保持できかつ所定の方向を向くことが
できるための引込線掛止部を設けた構成からなる。前記
操作棒の長さは伸ばすことにより地上から作業するとき
に必要な寸法に設定される。そして、前記見知部を引込
線に沿わせてゆっくり移動させカメラを通して引込線外
表面の画像を表示部に映し出すことにより、引込線外表
面の劣化・損傷等を確認する。これにより作業が簡単と
なり作業能率が向上するばかりか作業占有面積も少なく
て済み、このため高所作業車のように作業区域確保によ
る顧客への環境上の影響もほとんどない。
【0008】前記見知部には、カメラが引込線の外表面
から常に一定の距離を保持できかつ所定の方向を向くこ
とができるための引込線掛止部が設けられていることか
ら、引込線外表面の撮影状態が安定し作業がし易い。
【0009】また、カメラで撮影される引込線の外表面
部位は箱体により覆われることとなり、直射日光が当る
のを避けることができしかも適度の光量が採れることと
なる。仮に、直射日光が当るとハレーションを起こす可
能性があるからである。また、前記見知部下面の開口の
下方一側に前記カメラのレンズ部と引込線を挟んで対向
位置する背景板を配置していることから、撮影された引
込線の外表面部位がはっきりと写し出され表示部の引込
線の画像が明確に捉えられ確認ミスがほとんどない。
【0010】また、前記劣化確認装置は、他に所定の長
さに伸ばし得る伸縮自在な操作棒と、該操作棒の先端部
に取着されかつ引込線に掛止しその外表面を撮影し得る
カメラ及び照明燈を内装した箱状の見知部と、前記カメ
ラの映像を映し出す表示部とからなり、前記見知部は非
透光性の素材により形成されると共に下面が開口し、両
側に前記開口と連なりカメラが引込線の外表面から常に
一定の距離を保持できかつ所定の方向を向くことができ
るための引込線掛止部を設け、前記開口には前後側から
延設されかつ該開口全体を塞ぐ可撓性の一対の絶縁舌片
を設ける構成としても良い。この場合は、見知部内に照
明燈を装着することにより常に一定の光量が得られ、表
示部の画像も安定して確認がよりし易い。
【0011】また、前記操作棒と見知部を非導電性の素
材により形成することが好ましい。これにより、引込線
が活線状態であっても漏電事故を起こす事が無く安全で
あり、しかも電流を一時遮断する必要がないことからそ
の作業が能率的に行なえる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る引込線劣化確
認装置(以下、単に確認装置という。)の実施の形態を
図面と共に説明する。図1は確認装置の斜視図、図2は
同分解斜視図、図3は見知部の斜視図をそれぞれ示す。
なお、本発明にあっては一般家屋への引込線Wの劣化・
損傷状態を確認する確認装置Aについて説明する。確認
装置Aは、所定の長さに伸ばし得る伸縮自在な操作棒1
と、該操作棒1の先端部に取着されかつ引込線Wの外表
面を撮影するカメラ2(CCDカメラ)を装着した見知
部3と、前記カメラ2の映像を映し出す表示部4と、か
ら概ね構成される。
【0013】前記操作棒1は、絶縁性の硬質合成樹脂製
であって、順に細経となる複数本の分割円筒管5を挿通
してなり、細径のものから順に伸ばすことにより地面G
に立設したときその上端部が引込線Wの位置に達し得る
ように設定される。また、伸ばした各分割管5の固定は
公知の固定手段であって、例えば、太径側の分割円筒管
5の上端部に係止孔を開設し、一方、細径側の分割円筒
管5の下端部に前記係止孔に嵌合し得る出没自在な弾性
突起を設けた構成が選ばれる。上端と下端に位置する分
割円筒管5a,5bを除いた各分割円筒管5の上端部外
周面に後記するコード34が挿通される挿通環6が取着
される。また、下端の分割円筒管5bの下端には地面G
に立設した操作棒1が無用に倒れないように固定するた
めの足踏み式の押え杆7が回動自在に取着される。
【0014】また、前記上端の分割円筒管5aの上端
に、前記見知部3を取着するため先端面に連結孔8を開
設した固定筒9が一体に設けられる。また、下端の分割
円筒管5bの上端部外周面には、前記表示部4を装着す
るための取付治具10が設けられる。該取付治具10は
丁度作業者の目の高さ位置ぐらいに設置され、治具本体
11の一側に表示部4を取着するための取付部12が設
けられている。該取付部12には、その前面上下部に係
合孔12aが設けられている。
【0015】前記見知部3は、図3,図5に示すように
下面が開口13した半透光性(半透明)を有しかつ非導
電性の箱体14により形成される。また、水平面に対し
所定の角度傾斜しており、開口13の周縁はほぼ水平に
なるように形成される。そして、該箱体14は、その上
面壁及び前後面壁がメタクリル樹脂、両側壁がFRPに
より形成され、前記開口13の前側縁には同じく非導電
性の灰色のポリエチレン樹脂製からなり下方に垂下され
る背景板15が設けられており、該背景板15の下部は
側面くの字状に折曲されている。また、これと対向する
開口13の後側縁には前記背景板15と平行をなし同じ
く非導電性のFRP製の基板16が垂下されている。該
基板16の両側縁の下部に互いに外側に平面ハの字状に
折れ曲がるガイド部17が設けられ、該基板16の下端
縁と前記背景板15の屈曲部15aの頂部18との間に
引込線Wを差し入れるための差込隙間Cが形成される。
この際、前記屈曲部15aの頂部18より下側の下側片
19と基板16両側のガイド部17とが案内の機能を果
たし引込線Wを差込隙間C内に差し込み易くしている。
【0016】また、前記開口13の両側縁に、該開口1
3と連なる非導電性のABS樹脂製の引込線掛止部20
が設けられる。該各引込線掛止部20は下方が開放した
逆V字状の保持溝21が設けられ、該各保持溝21の上
方奥端部に同一軸線上に位置して差込線Wの外径とほぼ
同じ円弧を有する保持部21aが形成される。そこで、
前記差込隙間Cから差し込まれた引込線Wは前記保持部
21aに位置し、引込線掛止部20が引込線Wを跨ぐ形
となる。
【0017】そして、前記箱体14の内側面すなわち後
側の内側面にカメラ支持台22が固着される。該カメラ
支持台22は二股状部23を有し、その間にカメラ2が
配置され、該カメラ2の両側面を各二股状部23に軸支
することによりレンズの向きが自在に変えられるように
なっている。この場合、カメラ2が常に前記保持溝21
奥端の保持部21a間に挿通される引込線Wの外表面を
向くようにして固定される。これにより、カメラ2のレ
ンズ部2aは引込線Wの外表面から常に一定の距離を保
持できかつ所定の方向すなわち引込線Wの外表面に対し
ほぼ直角になるように配置されることとなる。
【0018】前記箱体14の基板16の後側には、前記
操作棒1の先端に見知部3を取着するためのポリカーボ
ネート製の支持杆24が取着される。すなわち、該支持
杆24は上端面が前記箱体14の外面壁に合致するよう
に傾斜面24aに形成され、胴部が基板16に接するよ
うになっている。また、基板16に対向させて横孔25
が貫設され、基板16の通孔26を介して横孔25にピ
ン27を挿通して軸支される。これにより、見知部3が
前記ピン27を中心として左右に少し回動できるように
なっている。これは、例えば引込線Wに対して操作棒1
が傾いていても、カメラ2は常に引込線Wの外表面から
常に一定の距離を保持できかつ引込線Wの外表面に対し
ほぼ直角になるようにして、確認に支障を来すことがな
いようにするためである。また、支持杆24の下端には
前記操作棒1上端の連結孔8に嵌脱自在に嵌入し得る連
結軸28が突設される。
【0019】また、前記表示部4は、前記カメラ2によ
り撮影された映像を拡大して映し出すためのもので、液
晶の表示画面29の周囲がフード30で囲われ、表示画
面29を見易くしている。そして、前記フード30の一
側外側に上下に一対の腕片31aを突設したクランク部
材31が一体に設けられ、該両腕片31a間に接続部3
2が水平面内で回動自在に軸着されている。該接続部3
2の後面には上下部に係合片33が突設される。そこ
で、該各係合片33を前記取付部12の各係合孔12a
に係合させることにより、接続部32すなわち表示部4
が取着される。また、これにより表示部4は水平面内で
自在に回動できて向きが変えられ使い勝手が良い。
【0020】前記カメラ2から導出されるコード34は
コネクター35を介して前記各挿通環6に挿通されると
共に地上面に設置されるバッテリー36に接続される。
同様に前記表示部4から導出されたコード34もバッテ
リー36に接続される。
【0021】本発明に係る確認装置Aは上記構成よりな
り、次にその使用方法について説明する。図4に示すよ
うに、まず確認すべき引込線Wの下方で作業者が地上面
Gに操作棒1を立て、押え杆7に足を乗せた状態で各分
割円筒管5を順に伸ばしそれぞれ固定してゆく。そし
て、上端の見知部3が引込線Wの位置に達した状態で、
図5に示すようにその差込隙間Cから引込線Wを引き込
み、該引込線Wを保持溝21上端の保持部21aに位置
させる。そこで、バッテリー36の電源を入れ、カメラ
2の映像を表示部4の表示画面29に映し出し、前記操
作棒1と共に見知部3を引込線Wに沿ってゆっくり移動
させつつ地上で表示部4の画像を見ながらその劣化・損
傷状態を確認する。
【0022】このように、引込線Wの劣化・損傷状態の
確認が地上から行なえることから、その作業が簡単とな
りしかも安全である。また、広い作業区域を全く必要と
せず至便である。確認にあっては、カメラ2が引込線W
の外表面から常に一定の距離を保持できかつ所定の方向
を向くことができるための引込線掛止部20が設けられ
ていることから、引込線W外表面の撮影状態が安定し作
業がし易い。
【0023】更に、カメラ2で撮影される引込線Wの外
表面部位は箱体14により覆われることとなり、直射日
光が当るのを避けることができしかも適度の光量が採れ
ることとなる。仮に、直射日光が当るとハレーションを
起こす可能性があるからである。また、前記見知部3下
面の開口13の下方一側に前記カメラ2のレンズ部2a
と引込線Wを挟んで対向位置する背景板15を配置して
いることから、撮影された引込線Wの外表面部位がはっ
きりと写し出され表示部4の引込線Wの画像が明確に捉
えられ確認ミスがほとんどない。そして、劣化状態が確
認されればその引込線Wを新しいものと交換するように
する。
【0024】図6乃至図8は他の実施の形態に係る確認
装置を示すもので、図6は確認装置の斜視図、図7は見
知部の正面断面図、図8は同側面断面図である。なお、
本実施の形態と同一部位は同一符号を付すことにより詳
しい説明は割愛する。
【0025】この確認装置A1の見知部3aは、図7,
図8に示すように非導電性の非透光性(不透明)を有す
る箱体37により形成され、上面壁37aが山型をなし
かつ下面が底面壁37bの後部を残し開口38してお
り、該開口38の周縁はほぼ水平になるように形成され
る。そして、該開口38には、前後側から水平に延設さ
れかつ該開口38全体を塞ぐ一対の絶縁舌片39,39
が設けられる。各絶縁舌片39は、例えば合成ゴムによ
り形成され上方または下方に自在に屈曲できるように可
撓性が備えられている。前記箱体37の上面壁37aは
メタクリル樹脂、両側面壁37c及び前後面壁37d,
37eはABS樹脂、底面壁37bはFRPによりそれ
ぞれ形成されている。
【0026】前記箱体37の両側面壁37cの下部であ
って前記開口38に対向位置させて引込線掛止部40が
設けられる。すなわち、前記両側面壁37cに対向させ
て前記開口38と連なる逆V字状の保持溝41が設けら
れ、該各保持溝41の上方奥端部に同一軸線上に位置し
て引込線Wの外径とほぼ同じ円弧を有する保持部41a
が形成される。前記保持溝41にも隙間を無くす意味
で、前記保持部41a部位を残して両側から垂直に延設
されかつ側面を塞ぐ可撓性の一対の絶縁舌片42,42
が設けられる。各絶縁舌片42は、例えば合成ゴムによ
り形成され自在に屈曲できるように可撓性が備えられて
いる。そこで、前記両舌片39,42の隙間から差し込
まれた引込線Wは前記保持部41aに位置し、引込線掛
止部40が引込線Wを跨ぐ形となる。
【0027】また、前記箱体37の内側面すなわち両側
面壁37c,37c間にカメラ支持台22が固着され
る。該カメラ支持台22は平板状をなし、その中央上面
にカメラ2が配置され、レンズ部2aがカメラ支持台2
2に開設された透孔43を介して下方の引込線Wの外表
面を向くようになっている。これにより、カメラ2は保
持部41aの位置にある引込線Wの外表面から常に一定
の距離を保持できかつ所定の方向すなわち引込線Wの外
表面に対しほぼ直角になるように配置されることとな
る。
【0028】更に、前記カメラ支持台22の上面であっ
て、カメラ2の両側の対角線位置に該カメラ2を挟むよ
うにして一対の照明燈44が装着される。該各照明燈4
4はカメラ支持台22に開設された同じく小透孔45を
介して下方の引込線Wを照らすことができるようになっ
ており、例えば発光ダイオードが内蔵されたものが使用
される。なお、可能であれば電球を使用するようにして
も良い。そして、各照明燈44の照射により常に一定の
光量が得られ、表示部の画像も安定して確認がよりし易
くなる。前記カメラ2と照明燈44から導出される各コ
ード34,46は箱体37の後面壁37eに開設された
透孔47から外部に引き出される。支持杆24の上端は
前記箱体37内に固着される直方体形状の固定部材48
に取着されている。
【0029】下端の分割円筒管5bには、水平面内で回
転自在な支持環49が取着され、該支持環49の一側に
表示部4が一体に設けられている。また、他側には支持
部材50が設けられ、該支持部材50に上面が開口した
箱状の受け枠51が一体に設けられている。そして、該
受け枠51内にバッテリー36が収容され、前記各コー
ド34,46が前記バッテリー36に接続される。この
ように、受け枠51内にバッテリー36を収容するよう
にすれば、確認装置A1の移動が楽に行なえることとな
る。
【0030】この実施の形態に係る確認装置A1にあっ
ても、確認すべき引込線Wの下方で作業者が地上面Gに
操作棒1を立て、押え杆7に足を乗せた状態で各分割円
筒管5を順に伸ばしそれぞれ固定してゆく。そして、上
端の見知部3aが引込線Wの位置に達した状態で、図
7,図8に示すように両舌片39,42の間から引込線
Wを引き込み、該引込線Wを保持溝41上端の保持部4
1aに位置させる。そこで、バッテリー36の電源を入
れ、カメラ2の映像を表示部4の表示画面29に映し出
し、前記見知部3aを引込線Wに沿ってゆっくり移動さ
せつつ地上で表示部4の画像を見ながらその劣化状態を
確認することができる。
【0031】このように、本発明は地上から引込線Wの
劣化状態が容易に確認でき、作業が能率的に行なえる。
しかも、確認装置Aは全体に非導電性の部材により構成
されているので、引込線Wが活線状態であっても安全に
作業が出来る。また、前記カメラ2で撮影した映像を無
線で表示部4に転送するようにしても良い。
【0032】
【発明の効果】以上、説明したように本発明に係る確認
装置は、所定の長さに伸ばし得る伸縮自在な操作棒と該
操作棒の先端部に取着されかつ引込線の外表面を撮影す
るカメラを装着した箱状の見知部と前記カメラの映像を
映し出す表示部とからなるので、地上から前記操作棒を
伸ばし見知部を引込線に沿わせて移動させ、カメラを通
し引込線外表面の映像を表示部に映し出すことにより引
込線外表面の劣化状態を簡単かつ能率的に確認でき、し
かも作業占有面積も少なくて済み、このため高所作業車
のように作業区域確保による顧客への環境上の影響もほ
とんどないという効果がある。
【0033】また、前記見知部にカメラが引込線の外表
面から常に一定の距離を保持できかつ所定の方向を向く
ことができるための引込線掛止部を設けることにより、
引込線外表面の撮影状態が安定し作業がし易い。
【0034】また、前記見知部を下面が開口した透光性
の箱体により形成すると共にその内側にカメラを装着す
るようにすれば、カメラで撮影される引込線の外表面部
位は箱体により覆われることとなり、直射日光が当るの
を避けることができしかも適度の光量が採れることとな
る。
【0035】この際、前記見知部下面の開口の下方一側
に前記カメラのレンズ部と引込線を挟んで対向位置する
背景板を配置するようにすれば、撮影された引込線の外
表面部位がはっきりと写し出され表示部の引込線の画像
が明確に捉えられ確認ミスがほとんどない。
【0036】また、見知部を下面が開口した非透光性の
箱体により形成し、前記開口に前後側から延設されかつ
該開口全体を塞ぐ可撓性の一対の絶縁舌片を設け、箱体
の内側にはカメラと照明燈とを装着する構成とすれば、
該照明燈により常に一定の光量が得られ、表示部の画像
も安定して確認がよりし易い。
【0037】また、前記見知部を非導電性の素材により
形成するようにすれば、引込線が活線状態であっても漏
電事故を起こす事が無く安全であり、しかも電流を一時
遮断する必要がないことからその作業が能率的に行なえ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る引込線劣化確認装置の斜視図。
【図2】同分解斜視図。
【図3】見知部の斜視図。
【図4】引込線劣化確認装置の使用状態を示す斜視図。
【図5】見知部の側面断面図。
【図6】他の実施の形態に係る引込線劣化確認装置の斜
視図。
【図7】同見知部の正面図。
【図8】同見知部の側面断面図。
【符号の説明】
1 操作棒 2 カメラ 3,3a 見知部 4 表示部 13 開口 14 箱体 20 引込線掛止部 37 箱体 38 開口 40 引込線掛止部 44 照明燈 A 引込線劣化確認装置 W 引込線(引込線)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/18 H04N 7/18 E (72)発明者 高橋 治彦 愛知県名古屋市東区東新町1番地 中部電 力株式会社内 (72)発明者 中村 圭 愛知県名古屋市東区東新町1番地 中部電 力株式会社内 (72)発明者 梶本 光二 岐阜県関市桜台4丁目2番6号 (72)発明者 伊藤 貴史 愛知県中島郡平和町大字東城字郷内94番地 (72)発明者 竹本 善幸 大阪府大東市太子田3丁目4番31号 株式 会社永木精機内 (72)発明者 倉石 勝 大阪府大東市太子田3丁目4番31号 株式 会社永木精機内 Fターム(参考) 5C022 AA01 AA03 AB62 AB65 AC26 5C054 CC02 CF03 CG08 FC12 FF02 HA01 5G369 AA16 BA01 EA04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の長さに伸ばし得る伸縮自在な操作
    棒と、該操作棒の先端部に取着されかつ引込線に掛止し
    その外表面を撮影し得るカメラを内装した箱状の見知部
    と、前記カメラの映像を映し出す表示部とからなり、前
    記見知部は半透光性の素材により形成されると共に下面
    が開口し、両側には前記開口と連なりカメラが引込線の
    外表面から常に一定の距離を保持できかつ所定の方向を
    向くことができるための引込線掛止部を設けたことを特
    徴とする引込線劣化確認装置。
  2. 【請求項2】 前記見知部下面の開口の下方一側に前記
    カメラのレンズ部と引込線を挟んで対向位置する背景板
    を配置した請求項1記載の引込線劣化確認装置。
  3. 【請求項3】 所定の長さに伸ばし得る伸縮自在な操作
    棒と、該操作棒の先端部に取着されかつ引込線に掛止し
    その外表面を撮影し得るカメラ及び照明燈を内装した箱
    状の見知部と、前記カメラの映像を映し出す表示部とか
    らなり、前記見知部は非透光性の素材により形成される
    と共に下面が開口し、両側に前記開口と連なりカメラが
    引込線の外表面から常に一定の距離を保持できかつ所定
    の方向を向くことができるための引込線掛止部を設け、
    前記開口には前後側から延設されかつ該開口全体を塞ぐ
    可撓性の一対の絶縁舌片を設けたことを特徴とする引込
    線劣化確認装置。
  4. 【請求項4】 前記操作棒と見知部を非導電性の素材に
    より形成した請求項1又は2又は3記載の引込線劣化確
    認装置。
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