JP2004242401A - 架空線表面観察装置 - Google Patents

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Yasukatsu Kamihiro
泰克 上廣
Katsuhisa Kimura
勝久 木村
Hidekazu Onishi
秀和 大西
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Abstract

【課題】作業性が極めてよく、かつ、架空線の表示等を明確に確認でき、作業ミスを無くすることが可能な架空線表面観察装置を提供することを目的とする。
【解決手段】所定の長さに伸ばし得る伸縮自在な操作棒1と、操作棒1の先端側に取着されてカメラ4により架空線Wを撮影する観察ヘッド2と、カメラ4の映像を映し出す表示手段と、を具備する。観察ヘッド2は、架空線Wに掛止状となる架空線掛止手段7を有する本体部9と、本体部9に取着されると共に非透光性の材料により形成され架空線Wに外嵌状となるフード部材10と、フード部材10に取着されるカメラ4と、フード部材10に取着され架空線Wを照らす照明器と、を備える。フード部材10は架空線Wを中心として動作手段8により回転自在とされているものである。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電柱間に架設されている架空線の外周面に記された社名、製造年月日等の表示及び架空線の劣化、損傷、汚損状態等、外観を確認する架空線表面観察装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電柱間に架設されている架空線に記されている表示を確認する作業は、電柱に作業者が昇り、直接目視確認したり、高所作業車を使用して昇降動するバケットに作業者が乗り、架空線を直接目視確認している。
または、地上より作業者が架空線の確認を行うための装置としては、伸縮自在の作業棒の先端にカメラを取付け、自然光においてカメラが架空線を一方向から撮影し、表示手段(モニター)を介して、地上の作業者が確認するものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−291125公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のように、作業者が電柱を昇って行う作業は、多くの労力を必要とするばかりでなく安全面において問題があり、作業効率が著しく低いという問題もある。また、高所作業車による作業においても、やはり高所での作業のため同様に安全面に問題があり、また作業効率も低く、バケットが他の架空線等に接触しないように監視する監視者が必要となる。さらに、高所作業車を使用することから、その車両占有面積が広く必要であり、作業区域確保による通行人及び通行車両への環境上の影響が大きいという問題がある。
また、従来の地上にて確認する装置では、表示が曲面に記されているため、表示を見誤ってミスが発生するおそれがあり、作業の確実性に欠けるという問題点がある。また、太陽の反射光により架空線の外周面が光るため、一方向からのカメラによる映像では認識しにくいという問題点がある。
【0005】
そこで本発明は、作業性が極めてよく、かつ、架空線の表示等を明確に確認でき、作業ミスを無くすることが可能な架空線表面観察装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明に係る架空線表面観察装置は、所定の長さに伸ばし得る伸縮自在な操作棒と、該操作棒の先端側に取着されてカメラにより架空線を撮影する観察ヘッドと、該カメラの映像を映し出す表示手段と、を具備し、該観察ヘッドは、上記架空線に掛止状となる架空線掛止手段を有する本体部と、該本体部に取着されると共に非透光性の材料により形成され該架空線に外嵌状となるフード部材と、該フード部材に取着される上記カメラと、該フード部材に取着され該架空線を照らす照明器と、を備え、上記フード部材は上記架空線を中心として動作手段により回転自在とされているものである。
また、上記フード部材の内周面を黒色としている。
または、本発明に係る架空線表面観察装置は、所定の長さに伸ばし得る伸縮自在な操作棒と、該操作棒の先端側に取着されてカメラにより架空線を撮影する観察ヘッドと、該カメラの映像を映し出す表示手段と、を具備し、該観察ヘッドは、上記架空線に掛止状となる架空線掛止手段を有する本体部と、該本体部に取着されると共に半透光性の材料により形成され該架空線に外嵌状となるフード部材と、該フード部材に取着される上記カメラと、を備え、上記フード部材は上記架空線を中心として動作手段により回転自在とされているものである。
また、上記カメラは、複数方向から上記架空線を映し出すよう上記フード部材に複数個配設されたものである。
また、上記カメラの映像は無線により送信され、上記表示手段に上記架空線の映像を映し出すものである。
または、上記カメラの映像は光ファイバーを介して送信され、上記表示手段に上記架空線の映像を映し出すものである。
また、上記操作棒と上記本体部は、非導電性の材料により形成されている。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図示の実施の形態に基づき、本発明を詳説する。
【0008】
図1は、本発明に係る架空線表面観察装置の使用状態を示す斜視図であり、図2は側面図である。図3は架空線Wを観察している状態にある観察装置の側面図であり、図4はその状態の側面断面図である。また、図5は平面図であり、図6は正面図である。
【0009】
この観察装置は、電柱間に架設されている架空線(ケーブル)Wの表面に記された社名、製造年月日等の表示、及び、架空線Wの劣化、損傷、汚損状態等の外観を、地上にて作業者が確認・検査するものであり、この装置は、図1に示すように、所定の長さに伸ばし得る伸縮自在な操作棒1と、操作棒1の先端側に取着され架空線Wに掛止状となってカメラ4により架空線Wの外周面を撮影する観察ヘッド2と、地面側にてカメラ4の映像を映し出す表示手段(モニター)3と、を具備している。
【0010】
操作棒1は、地面より略鉛直状に立てられる柱部材であり、外径寸法が異なる複数本の分割円筒管を有し、これらが先端部に向かって順次細くなるよう接続されたものであり、地面に立設した際に、操作棒1の先端部が架空線Wの高さ位置と略等しくなるよう全体長さが調整される。この操作棒1は、非導電性(絶縁性)の樹脂製材料により構成されている。
【0011】
観察ヘッドは、図2〜図6に示すように、操作棒1の先端部にボルトや止めネジ等にて固定され架空線Wに掛止状となる架空線掛止手段7を有する本体部(フレーム)9と、本体部9に回転ガイドローラ16,17を介して取着されると共に横断面円弧状であって架空線Wを中心として架空線Wに全周所定隙間をもって外嵌状となるフード部材10と、フード部材10に取着されフード部材10に内装状態にある架空線Wを撮影するカメラ4と、フード部材10に取着されフード部材10に内装状態にある架空線Wを照らす照明器5と、を備えている。そして、フード部材10は架空線Wを中心として回転自在とされ、フード部材10が(後に説明する)動作手段8により正逆回転可能とされる。
【0012】
表示手段3は、図1に示すように、液晶表示される小型のモニターとしており、カメラ4からの映像は無線により送信され、表示手段3が受信し架空線Wの映像を映し出すよう構成している。つまり、観察ヘッド2と表示手段3とは、電線等で繋がっておらず、完全に縁が切れている。この場合、操作棒1(の先端部寄り位置)に、カメラ4と接続される無線送信用の送信器28を有する付属品ボックス29が備えられ、表示手段3に受信器が備えられている。また、付属品ボックス29にはバッテリーが搭載され、カメラ4、照明器5及び送信器28用の電力を供給している。
なお、使用する無線局は、発射する電波が著しく微弱な無線局であり周波数帯が 322MHzを超え10GHz以下で電界強度が3mで500 μV/m以下のもの、または、空中電力が0.01W以下の特定小電力無線局であり移動体識別用の2.4 GHz帯のものとしている。つまり、電波法において無線局の免許を受ける必要のないものとしている。これにより、近隣の民家等に影響を与えず、また、外からのノイズの影響を受けにくくしている。
または、カメラ4からの映像は光ファイバーを介して送信され、表示手段3に架空線Wの映像を映し出すよう構成してもよい。
【0013】
観察ヘッド2の本体部9は、図2〜図6に示すように、観察装置使用状態において鉛直状となる2枚の側板11,11と、これらを連結する連結部材12と、フード部材10の中心線を架空線Wの中心線上に略位置させカメラ4を架空線Wから略一定の距離に保つよう架空線Wに掛止状となる架空線掛止手段7と、を備えている。本体部9は非導電性の樹脂製材料により構成させてもよい。また、後にも説明するが、両側板11,11には、フード部材10の中心線を架空線Wの中心線上に配設できる深さの下方開口状の凹状切欠部18,18が形成されている。
【0014】
フード部材10は、軸心方向全長にわたって周壁の一部に切欠部13が形成された(全周壁のうち半分以下の部分が切り取られた)円筒状部材であり、側板11,11の間に回転ガイドローラ16,17を介して配設され、使用状態において、フード部材10の中心線(軸心)が水平状となる。
また、フード部材10は、不透明であり非透光性(光に対して非透過性)の材料により形成され、また、非導電性の樹脂製材料により構成されている。さらに、フード部材10の内周面は塗装により(つや消し)黒色としている。
また、本体部9の両側板11,11も、非透光性の材料により形成されている。
【0015】
また、フード部材10は架空線Wを中心として回転自在とされているが、具体的構成について説明すると、観察ヘッド2は、本体部9の側板11,11の内方側面の夫々において、横断面円弧状(横断面略C字型)のフード部材10の内周面と外周面に当接状となってその周壁を挟む一対の回転ガイドローラ16,17を、上下位置に、二対有している。つまり、一対の回転ガイドローラ16,17は、観察ヘッド2の上下左右部に四組配設されている。従って、フード部材10は、その中心に回転軸を有することなく、軸心が一定位置に保持された状態で滑らかに回転可能(図2の矢印a、矢印b)となる。これにより、フード部材10は、架空線Wをその中心に抱き込んだ状態として回転し、カメラ4を通じて観察できる。
【0016】
カメラ4は、CCDカメラが使用されており、カメラ4は、フード部材10の周壁に複数個配設され、複数方向から架空線Wを映し出すよう構成されている。なお図2〜図6では、カメラ4は架空線Wを挟んで対向するよう二台配設され、180 °離れた位置にフード部材10に固定されている。さらに説明すると、図4に示すように、フード部材10の180 °離れた円弧壁の位置に貫通状の窓部14,14が形成され、フード部材10の外周面に設けた座部材15,15にカメラ4,4を設置し、窓部14からカメラ4が内方の架空線Wの撮影を行う。なお、カメラ4の撮影側先端部は、カメラ先端面がフード部材10の内周面と略一致するよう、差し込み状とされ、窓部14における隙間を小さくしている。
なお、カメラ4の焦点はある程度幅を有するため、架空線Wの径が多少変更されたり、架空線W自身のたわみがあっても対応可能である。
【0017】
照明器5は、図5と図6に示すように、座部材15にカメラ4と並設され、カメラ4用の上記窓部14又は窓部14と別に形成した窓部14aより中心に向かって光を照らすものであり、電灯やLEDライト等が使用され、発光色は赤色等としている。照明器5は、一台のカメラ4に対して一台配設されている。なお、カメラ4及び照明器5を夫々複数台とした場合でも、表示手段3は一台としてもよく、表示手段3における切り換えにより、選択的にカメラ4の映像を表示できる。
【0018】
そして、本発明では、カメラ4と固定用部材(ボルト・ナット)とベアリング等の金属製品を除く部品すべてを非導電性としており、特に、本体部9の両側板11,11を非導電性の材料とする。これにより、ケーブルの2相間に観察ヘッド2が接触した際の短絡事故を防止できる。
【0019】
また、本発明に係る架空線表面観察装置の他の実施の形態としては、図示省略するが、上記と同様の、操作棒1と観察ヘッド2と表示手段3と、を具備し、観察ヘッド2は、架空線Wに掛止状となる架空線掛止手段7を有する本体部9と、本体部9に取着されると共に半透光性の材料により形成され架空線Wに外嵌状となるフード部材10と、フード部材10に取着されるカメラ4と、を備えており、フード部材10は架空線Wを中心として動作手段8により回転自在とされているものである。つまり、フード部材10を半透光性としたこと及び照明器5を不要としたこと以外は、図示した観察装置の構成と同じである。
【0020】
本体部9の架空線掛止手段7について説明すると、図2と図3に示すように、フード部材10の両側に側板11,11が配設されているが、側板11,11には観察装置使用状態で下方開口状の凹状切欠部18,18が夫々形成され、凹状切欠部18は、架空線Wをフード部材10の中心線上に配設できる深さとしている。そして、架空線掛止手段7は、両側の側板11,11の外方側側面で凹状切欠部18の奥部に対応する位置に、フード部材10の中心線に直交方向の軸心廻りに回転自在の回転ローラ19,19を備えており、観察ヘッド2が、回転ローラ19,19により架空線Wに掛止状とされた状態において、フード部材10の中心線が架空線Wの中心線上に配置されるよう構成されている。なお、上記「フード部材10の中心線が架空線Wの中心線上に配置される」とあるが、対象とする架空線Wの径が多少変更された場合に、フード部材10の中心線が架空線Wの略中心線上に配置されることを含む。そして、この場合でも上述したようにカメラ4の焦点はある程度範囲を有するため観察に問題はない。
または、回転ローラ19,19は、側板11,11に位置変更可能に固定され、架空線Wの径が変更されても、フード部材10の中心線と架空線Wの中心線とを一致させるようしてもよい。この回転ローラ19の位置変更は、ボルトや止めネジ等の固定手段と長孔との構成等により行えばよい。
【0021】
回転ローラ19の形状は、中央部が凹状となってその両端部が鍔部となる鼓型ローラとされており、平面視その中央部(回転ローラ19の赤道線)がフード部材10の中心線上に重なるように配設されている。従って、回転ローラ19の凹状中央部20が常に架空線W上に配置され、フード部材10の中心線と架空線Wの中心線とが常に一致した状態を自動的に得ることができる。
また、回転ローラ19はその軸心廻りに回転自在とされているため、架空線W上を観察ヘッド2が掛止状態のまま滑らかに走行可能であり、架空線Wに対して観察ヘッドを所定位置に保ったまま架空線Wの線方向に沿って連続して架空線Wの観察が可能である。つまり、回転ローラ19は走行ローラとして作用する。
【0022】
次に、動作手段8について説明すると、図2〜図6に示すように、動作手段8は、フード部材10の切欠部13を挟んで対面状となるフード部材10の両端縁部21,22の外周面側に夫々接続される操作用第一紐状体23と第二紐状体24を備え、第一・第二紐状体23,24は金属製や樹脂製(グラスファイバー製)のワイヤーにて形成されている。
第一紐状体23は、フード部材10の一端縁部21からフード部材10の上面側を通過して側板11に設けた上部案内ガイドローラ25と(第一の)下部案内ガイドローラ26にて位置ずれしないよう誘導され、観察ヘッド2の外方へ導き出されている。
第二紐状体24は、フード部材10の他端縁部22からフード部材10の下面側を通過して側板11に設けた中間部案内ガイドローラ30と(第二の)下部案内ガイドローラ31にて位置ずれしないよう誘導され、観察ヘッド2の外方へ導き出されている。さらに、上部案内ガイドローラ25と下部案内ガイドローラ26は、一方側の側板11に取着され、第一紐状体23は一方側の側板11近傍に配置され、また、中間部案内ガイドローラ30と下部案内ガイドローラ31は、他方側の側板11に取着され、第二紐状体24は他方側の側板11近傍に配置される。
【0023】
そして、この紐状体23,24は、図1に示すように、地面まで届く長さを有しており、作業者が地上において第一紐状体23を引っ張ることで、図2に示すように、フード部材10は一方向(矢印b方向)へ回転し、また、第二紐状体24を引っ張ることでフード部材10が他方向(矢印a方向)へ回転することができる。そして、これに従ってカメラ4と照明器5とが共に正逆回転し架空線Wを観察できる。
なお、カメラ4を 180°離して二台設けているため、正逆とも 180°の旋回(回転)で、架空線Wの全周に対応できる。
【0024】
次に、この観察装置による架空線Wの観察作業について説明すると、図2に示すように、操作棒1により観察ヘッド2を架空線Wの上方位置から降下接近させる。この際、観察ヘッド2(側板11)は凹状切欠部18が形成され、フード部材10の切欠部13が下方位置側となるようされているため、架空線Wが切欠部13を通過して、フード部材10を架空線Wに外嵌状とさせる。
なお、凹状切欠部18は下方拡大形状に口開きしており、凹状切欠部18の側面が架空線W用ガイド面27,27として働き、観察ヘッド2の架空線Wへの掛止を容易にさせている。
【0025】
そして、架空線Wに観察ヘッド2を掛止手段7にて掛止状とし、図3に示すように、動作手段8の第一紐状体23を作業者が引っ張るとフード部材10が回転し、カメラ4と照明器5とが架空線Wの外周面に沿って回転し、架空線Wの全周にわたっての観察が簡単かつ確実に行える。また、逆に第二紐状体24を作業者が引っ張ると逆方向に回転する。
なお、図示省略するが、動作手段8としては例えばモータードライブ式の自動としてもよく、さらに、フード部材10の回転角度(回転位置)が地上にて確認できる位置指示計を設けてもよい。
【0026】
【発明の効果】
本発明は上述の構成により次のような効果を奏する。
【0027】
(請求項1によれば)地上により作業者が架空線Wの表示や外観を確認できるため、確認作業が極めて安全となる。また、地上における作業占有面積が小さくて済み、作業区域確保による周辺環境への影響が非常に少なく作業が行える。
フード部材10内にて照射器5により明かりを照らして架空線Wをカメラ4にて撮影し、表示手段3にて確認するため、表示等が明確に確認できミスを無くすることが可能である。
また、架空線Wの外周面上どの位置に表示がされていても───下面寄りに表示がされていても───確実にカメラ4が撮影することができるため、作業性が向上し、信頼性を高めることが可能である。
地上からの操作棒1の位置調整により、架空線Wをフード部材10の中心に迅速に配置させることができる。
架空線Wに観察ヘッド2が掛止状となってカメラ4にて観察するため、観察ヘッド2をふらつかせずに安定させた状態で作業が行える。
(請求項2によれば)反射光により架空線Wが光って見えにくくなることがなく、カメラ4による映像がより鮮明となり、表示手段3を通じて行う目視確認が行い易くなる。
【0028】
(請求項3によれば)地上により作業者が架空線Wの表示や外観を確認できるため、確認作業が極めて安全となる。また、地上における作業占有面積が小さくて済み、作業区域確保による周辺環境への影響が非常に少なく作業が行える。
直射日光が当たるのを避けかつ適度な光量を採ることができ、表示等が明確に確認できミスを無くすることが可能である。
また、架空線Wの外周面上どの位置に表示がされていても───下面寄りに表示がされていても───確実にカメラ4が撮影することができるため、作業性が向上し、信頼性を高めることが可能である。
地上からの操作棒1の位置調整により、架空線Wをフード部材10の中心に迅速に配置させることができる。
架空線Wに観察ヘッド2が掛止状となってカメラ4にて観察するため、観察ヘッド2をふらつかせずに安定させた状態で作業が行える。
【0029】
(請求項4によれば)フード部材10を 360°回転させなくても、確実に架空線Wを確認でき、作業効率を向上させることが可能となる。
(請求項5によれば)架空線Wと接触する観察ヘッド2と表示手段3を所持する作業者との間において完全に縁を切るため、感電の防止ができ、安全性が高まる。
また、煩わしい通信ケーブルを省略でき、準備作業、作業完了後の作業を迅速に行うことができる。
(請求項6によれば)光ファイバーは非導電性を有するため、感電の防止ができ、また、通信ケーブル本数を減らすこともでき、通信速度の向上が可能となる。
(請求項7によれば)活線状態の架空(活)線Wであっても漏電事故を起こすことがなく安全に作業が行え、人的安全の確保と短絡事故の防止が可能である。作業中、架空線Wを停電させる必要がなく、作業効率を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の架空線表面観察装置の使用状態を示す斜視図である。
【図2】架空線表面観察装置の実施の一形態を示す側面図である。
【図3】観察作業中にある架空線表面観察装置の側面図である。
【図4】架空線表面観察装置の断面側面図である。
【図5】架空線表面観察装置の平面図である。
【図6】架空線表面観察装置の正面図である。
【符号の説明】
1 操作棒
2 観察ヘッド
3 表示手段
4 カメラ
5 照明器
7 掛止手段
8 動作手段
9 本体部
10 フード部材
W 架空線

Claims (7)

  1. 所定の長さに伸ばし得る伸縮自在な操作棒と、該操作棒の先端側に取着されてカメラにより架空線を撮影する観察ヘッドと、該カメラの映像を映し出す表示手段と、を具備し、該観察ヘッドは、上記架空線に掛止状となる架空線掛止手段を有する本体部と、該本体部に取着されると共に非透光性の材料により形成され該架空線に外嵌状となるフード部材と、該フード部材に取着される上記カメラと、該フード部材に取着され該架空線を照らす照明器と、を備え、上記フード部材は上記架空線を中心として動作手段により回転自在とされていることを特徴とする架空線表面観察装置。
  2. 上記フード部材の内周面を黒色とした請求項1記載の架空線表面観察装置。
  3. 所定の長さに伸ばし得る伸縮自在な操作棒と、該操作棒の先端側に取着されてカメラにより架空線を撮影する観察ヘッドと、該カメラの映像を映し出す表示手段と、を具備し、該観察ヘッドは、上記架空線に掛止状となる架空線掛止手段を有する本体部と、該本体部に取着されると共に半透光性の材料により形成され該架空線に外嵌状となるフード部材と、該フード部材に取着される上記カメラと、を備え、上記フード部材は上記架空線を中心として動作手段により回転自在とされていることを特徴とする架空線表面観察装置。
  4. 上記カメラは、複数方向から上記架空線を映し出すよう上記フード部材に複数個配設された請求項1,2又は3記載の架空線表面観察装置。
  5. 上記カメラの映像は無線により送信され、上記表示手段に上記架空線の映像を映し出す請求項1,2,3又は4記載の架空線表面観察装置。
  6. 上記カメラの映像は光ファイバーを介して送信され、上記表示手段に上記架空線の映像を映し出す請求項1,2,3又は4記載の架空線表面観察装置。
  7. 上記操作棒と上記本体部は、非導電性の材料により形成された請求項1,2,3,4,5又は6記載の架空線表面観察装置。
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