JP2002291095A - スピーカ - Google Patents

スピーカ

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JP2002291095A
JP2002291095A JP2001090743A JP2001090743A JP2002291095A JP 2002291095 A JP2002291095 A JP 2002291095A JP 2001090743 A JP2001090743 A JP 2001090743A JP 2001090743 A JP2001090743 A JP 2001090743A JP 2002291095 A JP2002291095 A JP 2002291095A
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JP
Japan
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coil
magnet
gap
speaker
pole piece
Prior art date
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JP2001090743A
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English (en)
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Soichi Ota
奏一 太田
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Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声出力が高くかつ安定化するスピーカを提
供すること。 【解決手段】 厚み方向に着磁されたマグネット2の外
周部に得られる磁束にて往復振動可能であって、マグネ
ット2とマグネット2より内側に配置されるポールピー
ス4との隙間に配置されるコイルボビン6と、コイルボ
ビン6に巻回されると共に音声電気信号を流すボイスコ
イル7a,7bとを備え、ボイスコイル7a,7bをコ
イルボビン6の上下方向に直列に複数配置し、その複数
のボイスコイル7a,7bの内の一部を、マグネット2
とポールピース4との隙間から上下いずれかの方向に外
れた位置に配置したスピーカ1とすること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、厚み方向に着磁さ
れたマグネットの外周部に得られる磁束にて往復振動可
能なコイルボビンにより振動板を駆動するスピ−カに関
する。
【0002】
【従来の技術】図3および図4に示すように、従来のス
ピーカ10,20は、マグネット11,21の上部に配
置される金属製のトッププレート12,22とそれより
内側に配置されるポールピース13,23との隙間1
4,24に、それぞれ音声電気信号を流すボイスコイル
15,25が巻回されるコイルボビン16,26を備え
ている。なお、図3および図4は、スピーカ10,20
の右側断面のみを示している。
【0003】図3に示すスピーカ10において、ボイス
コイル15は、コイルボビン16に4回重ねて巻回され
る4層コイルである。4層コイルとすると、ボイスコイ
ル15のリアクタンス分が多く、高周波数域の出力が減
衰しやすいので、低音および中音特性が安定化しやすく
なる。
【0004】一方、図4に示すスピーカ20において、
ボイスコイル25は、コイルボビン26に2回重ねて巻
回される2層コイルである。2層コイルとすると、トッ
ププレート22とポールピース23との隙間24を狭く
することが出来るため、磁束密度が高くなり、高い出力
が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のス
ピーカ10,20には、それぞれ次のような欠点があ
る。4層コイルを備えたスピーカ10の場合には、トッ
ププレート12とポールピース13との隙間14を広く
する必要があるため、磁束密度が低下し、出力が低下す
る。
【0006】また、2層コイルを備えたスピーカ20の
場合には、ボイスコイル25のリアクタンス分が少なく
なり、高周波数域の出力が安定化しない。したがって、
低音域あるいは中音域の性能が安定しない。
【0007】そこで、本発明は、音声出力が高く、かつ
低音域および中音域の特性を安定化するスピーカを提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、厚み方向に着磁されたマグネットの外周
部に得られる磁束にて往復振動可能であって、マグネッ
トとマグネットより内側に配置されるポールピースとの
隙間に配置されるコイルボビンと、コイルボビンに巻回
されると共に音声電気信号を流すボイスコイルとを備
え、ボイスコイルをコイルボビンの上下方向に直列に複
数配置し、その複数のボイスコイルの内の一部を、マグ
ネットとポールピースとの隙間から上下いずれかの方向
に外れた位置に配置したスピーカとするようにしてい
る。
【0009】このため、コイルのリアクタンス分が大き
くなり、マグネットとポールピースとの隙間に単一のボ
イスコイルを配置した場合に比べて、高域特性が安定化
する。また、多層のボイスコイルを複数に分けて上下方
向に直列配置したことによって、マグネットとポールピ
ースとの隙間を狭くできるので、磁束密度を向上させる
ことができ、出力を高めることができる。
【0010】また、他の発明は、上述の発明において、
ボイスコイルを上下2段に配置し、それぞれコイルボビ
ンに2周重ねて巻回される2層コイルとしたスピーカと
するようにしている。このため、高音域を減衰させるこ
とができると共に、単一の4層コイルを備えるよりもマ
グネットとポールピースとの隙間を狭くできるので、磁
束密度をより向上させ、出力のさらなる向上を図ること
が出来る。また、2個のボイスコイルの内、上方のボイ
スコイルを振動板より上に配置することにより、2個の
ボイスコイルを上下直列に配列しても、スピーカの厚さ
を薄く保つことが出来る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づいて説明する。
【0012】図1は、本発明のスピーカの右半分の断面
図である。スピーカ1は、スピーカ1の厚み方向に着磁
されたマグネット2と、マグネット2の上部に配置した
金属製のトッププレート3と、マグネット2およびトッ
ププレート3よりも内側にあるポールピース4と、トッ
ププレート3とポールピース4との隙間5に配置される
コイルボビン6と、コイルボビン6の上下方向にそれぞ
れ2回巻回されるボイスコイル7a,7bと、コイルボ
ビン6の上下振動により駆動される振動板8とを備えて
いる。
【0013】コイルボビン6の下方に巻回されるボイス
コイル7aは、トッププレート3とポールピース4との
隙間5に配置されている。一方、コイルボビン6の上方
に巻回されるボイスコイル7bは、この隙間5から上方
に外れた位置であって、振動板8の近傍に配置されてい
る。
【0014】このように、2回巻回されるボイスコイル
7aに加えて、同じく2回巻回されるボイスコイル7b
を備えると、ボイスコイル7aの位置に4回巻回される
ボイスコイルを備える場合と比較して、隙間5を狭くで
きる。このため、ボイスコイル7a,7bを貫く磁束密
度を高めることが出来、出力の向上を図ることが出来
る。
【0015】また、ボイスコイル7a,7bのリアクタ
ンスは、4回巻回した単一の4層コイルと同等のリアク
タンスとなるので、2回巻回したボイスコイルを隙間5
に1個だけ配置した場合と比較して、リアクタンスが大
きくなり、低音域および中音域の特性が向上する。
【0016】図2は、本発明のスピーカ1、4回巻回し
た単一の4層コイルを備えたスピーカ(すなわち、図3
に示すスピーカ10)および2回巻回した単一の2層コ
イルを備えたスピーカ(すなわち、図4に示すスピーカ
20)の各周波数特性を示す図である。
【0017】 図2から明らかなよう
に、本発明のスピーカ1(ラインA)は、単一の4層コ
イルを備えたスピーカ10(ラインB)と比べて中音域
の出力が高い。また、本発明のスピーカ1(ラインA)
は、単一の2層コイルを備えたスピーカ20(ライン
C)と比べて、高音域が増大せずに安定している。な
お、ラインBおよびラインCの見えない部分があるの
は、ラインAと重なっているためである。
【0018】なお、本発明は、上述の実施の形態に限定
されず、種々変形した実施の形態を採用できる。
【0019】コイルボビン6に巻回されるボイスコイル
7a,7bの巻回数は2回に限定されない。3回以上と
しても良い。細いコイル線を用いれば、3回以上巻回し
ても、隙間5を広くせずに済むからである。また、コイ
ルボビン6に巻回されるボイスコイルは、2個に限定さ
れず、3個以上としても良い。磁界の分布が広い場合あ
るいはスピーカ1の厚さの制約が少ない場合には、スピ
ーカ1の厚さ方向に、多くのボイスコイルを備えること
ができる。
【0020】また、隙間5の位置にボイスコイルを備え
ると共に、そのボイスコイルより下方に、他のボイスコ
イルを備えても良い。図1に示す構造と異なり、下方に
スペースを設けることができる構造のスピーカであれ
ば、隙間5の位置から下方に他のボイスコイルを備える
ことも可能である。
【0021】また、トッププレート3は、本発明のスピ
ーカ1において、必須の構成要素ではない。したがっ
て、マグネット2のみを備えるようにしても良い。トッ
ププレート3を備えているスピーカ1の場合には、隙間
5は、正確に言えば、トッププレート3とポールピース
4との隙間である。しかし、トッププレート3を備えて
いないスピーカも想定すると、隙間5は、マグネット2
とポールピース4との隙間と定義できる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、音声出力が高く、かつ
低音域および中音域の特性を安定化するスピーカを提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスピーカの実施の形態を示す右半分の
断面図である。
【図2】本発明のスピーカの周波数特性を、従来のスピ
ーカのそれと比較して示す図である。
【図3】単一の4層コイルを備えた従来のスピーカの右
半分の断面図である。
【図4】単一の2層コイルを備えた従来のスピーカの右
半分の断面図である。
【符号の説明】
1 スピーカ 2 マグネット 4 ポールピース 5 隙間 6 コイルボビン 7a ボイスコイル 7b ボイスコイル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】厚み方向に着磁されたマグネットの外周部
    に得られる磁束にて往復振動可能であって、上記マグネ
    ットと上記マグネットより内側に配置されるポールピー
    スとの隙間に配置されるコイルボビンと、 上記コイルボビンに巻回されると共に音声電気信号を流
    すボイスコイルと、を備えたスピ−カであって、 上記ボイスコイルは、上記コイルボビンの上下方向に直
    列に複数配置され、 複数の上記ボイスコイルの内の一部を、上記隙間から上
    下いずれかの方向に外れた位置に配置されるようにした
    ことを特徴とするスピーカ。
  2. 【請求項2】前記ボイスコイルは、上下2段に配置さ
    れ、それぞれ前記コイルボビンに2周重ねて巻回される
    2層コイルであることを特徴とする請求項1記載のスピ
    ーカ。
JP2001090743A 2001-03-27 2001-03-27 スピーカ Withdrawn JP2002291095A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100717061B1 (ko) 2005-12-08 2007-05-10 삼성전자주식회사 라우드 스피커
CN101616352A (zh) * 2009-07-01 2009-12-30 无锡杰夫电声有限公司 带有波浪形振动板的薄型扬声器
WO2017219743A1 (zh) * 2016-06-21 2017-12-28 东莞力音电子有限公司 多股独立进出式音圈

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Effective date: 20080603