JP2002290918A - 再生装置、再生方法、記録装置、記録方法、avデータ切換方法、出力装置、及び入力装置 - Google Patents

再生装置、再生方法、記録装置、記録方法、avデータ切換方法、出力装置、及び入力装置

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JP2002290918A JP2002010573A JP2002010573A JP2002290918A JP 2002290918 A JP2002290918 A JP 2002290918A JP 2002010573 A JP2002010573 A JP 2002010573A JP 2002010573 A JP2002010573 A JP 2002010573A JP 2002290918 A JP2002290918 A JP 2002290918A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジャンプ再生した場合、そのジャンプ再生し
たMPEGトランスポートストリームを復号して表示し
た場合、ジャンプした付近に対応する映像音声に多くの
ノイズが入る。 【解決手段】 MPEGトランスポートストリームとし
て記録媒体に記録されているAVデータを読み取って再
生するハードディスク部208と、AVデータを再生し
ている最中に、AVデータの所定の部分を飛ばして再生
する際、所定の部分を飛ばす前に、1フレームを構成す
る最終のトランスポートパケットまでを出力し、所定の
部分を飛ばした後には、次のIフレームの先頭のトラン
スポートパケットから出力するようハードディスク部2
08を制御するAV転送制御ブロック211とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録媒体に記録され
ているAVデータを再生し、また記録媒体にAVデータ
を記録する再生装置、再生方法、記録装置、及び記録方
法に関し、またAVデータを切り換えるAVデータ切換
方法、再生方法、AVデータを出力する出力装置、AV
データを入力する入力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年パーソナルコンピュータの普及と進
歩に伴い、外部記憶装置としてその大容量性、高速性か
らハードディスクドライブなどの記録再生装置が数多く
用いられるようになってきている。コンピュータのソフ
トウェアの肥大化や扱うデータの大容量化に伴い、これ
ら外部記憶装置としての記録再生装置もますます高速
化、大容量化が実現されてきている。
【0003】このようにコンピュータデータを扱ってき
た記録再生装置は、その高速性、大容量性を生かし、ま
たデジタル技術を応用して映像音声データ(以下AVデ
ータと呼ぶ)を記録再生するデジタルAV機器としても
利用されるようになってきている。
【0004】まず、第1の従来の技術として、ジャンプ
再生を行うことが出来る再生装置について説明する。
【0005】図12に、ジャンプ再生を行うことが出来
る再生装置102を示す。
【0006】なお、ジャンプ再生とは、例えば記録媒体
に記録されているAVデータを先頭から15分再生し、
先頭から15分のAVデータから先頭から25分のAV
データまでの再生を行わず、先頭から15分再生した
後、先頭から25分のAVデータから続けて再生するも
のである。すなわち、AVデータのうち所定の部分を飛
ばして再生することを意味している。
【0007】また、ジャンプ再生の別の例としては次の
ようなものがある。すなわち、放送番組を番組の始まり
から記録を開始して、記録媒体に記録している最中に、
番組の始まりから15分のAVデータを記録した時点で
記録装置の一時停止ボタン(PAUSEボタン)を押す
ことによって、AVデータの記録を一時停止させ、番組
の始まりから25分のAVデータが送られてきた時点
で、AVデータの記録を再開する。
【0008】このようにして記録媒体に記録されたAV
データを再生した場合、番組の始まりから15分までを
再生した時点から続けて番組の始まりから25分のAV
データが再生されることになる。このように、記録時に
一時的にAVデータの記録を中断したAVデータを再生
する場合もジャンプ再生と呼ぶことにする。
【0009】再生装置102は、HDD2、ストリーム
制御手段103、IEEE1394I/F4、バイトカ
ウンタ101から構成される。
【0010】HDD2は、ハードディスク媒体に記録さ
れているAVデータを読み出して再生するハードディス
クドライブである。
【0011】バイトカウンタ101は、ストリーム制御
手段103がMPEGトランスポートストリームとして
出力するAVデータの位置をバイトカウントするカウン
タである。
【0012】ストリーム制御手段103は、HDD2に
よって再生されたAVデータのトランスポートパケット
毎の時間間隔を記録時の時間間隔に復元して出力する手
段である。
【0013】IEEE1394I/F4は、ストリーム
制御手段103から出力されてくるMPEGトランスポ
ートストリームを図示されていないIEEE1394バ
スに出力する手段である。
【0014】次に、このような記録再生装置102の動
作を説明する。
【0015】ストリーム制御手段103は再生を開始す
る際にバイトカウンタ101に再生を開始することを通
知する。
【0016】バイトカウンタ101は、ストリーム制御
手段103から再生を開始することを通知されると、再
生位置情報を先頭からのバイト数としてカウントする。
【0017】HDD2は、ストリーム制御手段103か
らの再生コマンドを受信すると、ハードディスク媒体の
ストリーム制御手段103が指定したLBA(Logi
cal Block address)に対応する場所
からAVデータを読み出して、ストリーム制御手段10
3に出力する。
【0018】ストリーム制御手段103は、HDD2か
らAVデータを受け取るとAVデータをトランスポート
パケット毎の時間間隔を復元してIEEE1394I/
F4に出力する。
【0019】IEEE1394I/F4は、ストリーム
制御手段103から出力されたMPEGトランスポート
ストリームをIEEE1394バスに出力する。
【0020】一方バイトカウンタ101は、ストリーム
制御手段103から再生を開始することを通知されてか
らストリーム制御手段103がIEEE1394I/F
4に出力するAVデータの位置をバイトカウントしてい
る。
【0021】現在、バイトカウンタ101の値はmバイ
ト(mは正の整数)を示しているとする。すなわち、A
Vデータの再生が開始されてからmバイト分のAVデー
タが既に再生されている。
【0022】この時点で、バイトカウンタ101のカウ
ント値がmからnに変更され、再生装置102のリモコ
ンなどから再生装置102がジャンプ再生するように操
作命令を受信したとする。そうすると、バイトカウンタ
101は、カウント値がmからnに変更されたことを通
知する。
【0023】これを受けて、ストリーム制御手段103
は、バイトカウンタ101から通知される直前のトラン
スポートパケットをIEEE1394I/F4に出力
し、継続して、再生開始からnバイトに対応するAVデ
ータをHDD2から読み出して、先に出力したトランス
ポートパケットに続けて再生開始からnバイトに対応す
るAVデータの先頭のトランスポートパケットをIEE
E1394I/F4に出力する。
【0024】このように、ストリーム制御手段103
は、バイトカウンタ101の値が不連続に変化すると、
ジャンプ再生を行う。
【0025】映画などのAVデータを再生する際、ジャ
ンプ再生を行うことにより、例えば、興味のない部分を
飛ばして、見たい場面だけを視聴することが出来る。
【0026】次に、第2の従来の技術として特殊再生か
ら通常再生に短い時間で移行することが出来る再生装置
について説明する。この再生装置は、本願の発明者らに
よって提案中のものである。
【0027】この再生装置は、ハードディスク媒体にM
PEGトランスポートストリームとして記録されている
AVデータを特殊再生及び通常再生するものである。
【0028】図13に、この再生装置が出力するトラン
スポートパケットを示す。すなわち、特殊再生から通常
再生61に移る際、まず、Iの終わり60に示すよう
に、Iフレームを構成する最後のトランスポートパケッ
トまで出力してから通常再生に移る。そして通常再生に
移ると、まず最初にPCR62に示すようにPCRを付
加したトランスポートパケットを出力する。次にPCR
64、PCR65に示すように、PCRが付加されてい
たトランスポートパケットに関しては、PCR62とし
て出力したPCRの値と矛盾しないように、そのPCR
の値を書き替えてから出力する。
【0029】従って、このような再生装置から出力され
たMPEGトランスポートストリームを入力するSTB
(セットトップボックス)などに組み込まれている復号
器は、通常再生に移るとまず最初にPCRが付加された
トランスポートパケットを受け取ることになるので、P
CRを先出ししない場合に比べて、短い時間でPLL同
期を確立することが出来る。また、映像と音声の同期処
理もいちはやく確立することが出来る。従って、特殊再
生から通常再生に短い時間で移行することが出来る。
【0030】次に、第3の従来の技術として、ディスク
媒体やテープ媒体などにMPEGトランスポートストリ
ームとしてAVデータを記録する場合に、特殊再生を実
現する方法について説明する。
【0031】まず、D−VHSにおける特殊再生につい
て説明する。
【0032】図21にD−VHSが特殊再生する際のブ
ロック図を示す。すなわち、図21の(a)はD−VH
SがMPEGトランスポートストリームをテープ媒体1
073に記録する際のブロック図であり、図21の
(b)は、D−VHSがテープ媒体1073に記録され
ているAVデータを特殊再生する際のブロック図であ
る。
【0033】まず、D−VHSの特殊再生方式について
説明する。
【0034】図21の(a)にD−VHSの記録時のブ
ロック図を示す。
【0035】D−VHS1070のトランスポートデコ
ーダ1070は、記録すべきMPEGトランスポートス
トリームを分離し、PESストリームを出力する。
【0036】PESデコーダ1071は、トランスポー
トデコーダ1070が出力したPESストリームを入力
し、エレメンタリストリームに変換する。
【0037】Iフレーム抽出1072は、PESデコー
ダ1071が出力したエレメンタリストリームを入力し
て、特殊再生に用いるIフレームを抽出する。
【0038】さらに、Iフレーム抽出1072は、抽出
したIフレームのAC成分を除去することによってデー
タ量を削減する。
【0039】Iフレーム抽出1072が出力した、デー
タ量が削減されたIフレームのデータは、テープ媒体1
073に設けられた特殊再生用データ領域に記録され
る。
【0040】図21の(b)にD−VHSの再生時のブ
ロック図を示す。
【0041】テープ媒体1073に記録されているデー
タは、テープ媒体1073から読み取られた後、Iフレ
ーム抽出1074に出力される。
【0042】Iフレーム抽出1074は入力されたデー
タからテープ媒体1073の特殊再生用データ領域から
読み取られたデータを抽出する。すなわち、特殊再生に
用いるIフレームを抽出する。そして、抽出したIフレ
ームをエレメンタリーストリームとして出力する。
【0043】トランスポートストリーム復元1075
は、Iフレーム抽出1074から特殊再生に用いるエレ
メンタリーストリームを入力すると、そのエレメンタリ
ーストリームにPESヘッダを付与して、PESストリ
ームとし、さらにPESストリームからトランスポート
ストリームを作成する。そして、トランスポートストリ
ームを作成する際にPAT、PMT、SITを付加し、
また特殊再生用のPCRを付与する。このようにして作
成されたMPEGトランスポートストリームは例えばテ
レビなどによって復号表示されることによって、特殊再
生が実現される。
【0044】次に、AVデータを記録再生することが出
来るハードディスク装置の特殊再生方式について説明す
る。
【0045】図22の(a)に記録時のブロック図を示
す。
【0046】AVデータを記録再生することが出来るハ
ードディスク装置の図示していないIEEE1394イ
ンターフェースが、IEEE1394バスなどから伝送
されてきたAVデータを受信する。
【0047】そして、IEEE1394インターフェー
スは受信したAVデータをMPEGトランスポートスト
リームとして、特再情報生成手段1076に出力する。
【0048】特再情報生成手段1076は、IEEE1
394インターフェースから出力されてくるMPEGト
ランスポートストリームを解析して特殊再生用情報を生
成する。すなわち、特殊再生用情報とは、ピクチャの種
類、位置情報、及びサイズ情報などから構成される情報
である。ピクチャの種類とはフレームがI、B、Pのい
ずれのフレームであるかを示す情報であり、ピクチャ位
置情報とは、IまたはPまたはBフレームが始まる位置
を示す情報であり、例えばIまたはPまたはBフレーム
がAVデータの先頭から何バイト目から始まるかを示す
ものである。また、サイズ情報とはそのIまたはPまた
はBフレームが何バイトのデータであるかを示すもので
ある。
【0049】フォーマッティング1077は、特殊再生
用情報と、MPEGトランスポートストリームとを入力
すると、記録用のフォーマットに変換する。すなわち、
ディスク媒体1078に連続してアクセスする最小単位
であるディスクアクセスユニットに格納するためのフォ
ーマットに変換する。ディスクアクセスユニットのフォ
ーマットは、ヘッダ部分とデータ部分とに分かれてお
り、MEPGトランスポートストリームは、データ部分
に格納され、ヘッダ部分には、ピクチャの種類、位置情
報及びサイズ情報等である特殊再生用情報と、前後のデ
ィスクアクセスユニットを特定するためのチェーン情報
などとが格納される。
【0050】このようにディスクアクセスユニットのフ
ォーマットに変換されたのち、ディスク媒体1078に
記録される。
【0051】図22の(b)に再生時のブロック図を示
す。
【0052】Iフレーム切りだし1079は、ディスク
媒体1078から読み出されたディスクアクセスユニッ
ト毎のデータのうちディスクアクセスユニットのヘッダ
部分に格納されていた特殊再生用情報に基づいて、ディ
スクアクセスユニットのデータ部分に格納されていたM
EPGトランスポートストリームから特殊再生に用いる
Iフレームを切り出す。
【0053】そして、Iフレーム切りだし1079は、
切り出したIフレームをMPEGトランスポートストリ
ームとして出力する。
【0054】PIDフィルター1090は、Iフレーム
切りだし1079から受け取ったMPEGトランスポー
トストリームのトランスポートパケットのうち、トラン
スポートパケットのPIDを利用して、ビデオパケット
以外のパケットを取り除き、ビデオデータのみからなる
トランスポートストリームを出力する。
【0055】そして、PIDフィルタ1090が出力し
たビデオデータのみのトランスポートストリームに特殊
再生用のPAT、PMT、SITを付与し、また特殊再
生用のPCRを付与して、各トランスポートストリーム
のヘッダ部にあるコンティニティカウンタが連続になる
ようにつけなおして、完全な特殊再生用のトランスポー
トストリームを復元する。
【0056】復元されたトランスポートストリームは図
示されていないIEEE1394インターフェースでア
イソクロナスパケットに変換され、IEEE1394バ
スに伝送される。
【0057】このようにして伝送された特殊再生用のM
PEGトランスポートストリームをSTB(セットトッ
プボックス)などのAV機器が復号して、表示すること
により特殊再生が実現される。
【0058】次に、第4の従来の技術としてAVデータ
を切り換える方法について説明する。
【0059】図24の(a)は、放送局から放送波で放
送されるMPEGトランスポートストリームを受信する
STBが出力するMPEGトランスポートストリームの
一例である。
【0060】図24の(a)の例では、STBは、10
1チャンネルを選局して101チャンネルのMPEGト
ランスポートストリームを出力している時に、新たに1
91チャンネルを選局した場合である。
【0061】101チャンネルを選局していたときにS
TBが出力するMEPGトランスポートストリームのビ
デオパケットのPIDは0x100である。ところが1
91チャンネルを新たに選局してからは、STBが出力
するビデオパケットのPIDはx300に変更されてい
る。ただしビデオパケットとは、MPEGトランスポー
トストリームのトランスポートパケットのうち、ビデオ
データを保持するトランスポートパケットのことであ
る。またPMTにビデオパケットのPIDが登録されて
いるので、PMTを参照することによりビデオパケット
のPIDを知ることが出来る。
【0062】STBが出力するMPEGトランスポート
ストリームを受信し、復号して表示するテレビなどのA
V機器は、受信したMPEGトランスポートストリーム
のビデオパケットのPIDが変化すると、チャンネルの
切り換えがおこなわれたものと判断し、意図的に音声や
映像を所定の時間ミュートすることによって、チャンネ
ル切り換えが行われたことを明示する。またデータ放送
においてはチャンネル切り換え時にデータ放送用のブラ
ウザを再起動することによってコンテンツの内容を即時
に更新させる。データ放送用のブラウザとしては例えば
BML言語に対応するBMLブラウザなどがある。
【0063】このように、テレビなどMPEGトランス
ポートストリームを復号して表示するAV機器は、一般
的にはPMTを保持するトランスポートパケットのPI
D、ビデオを保持するトランスポートパケットのPI
D、PCRを保持するトランスポートパケットのPID
の少なくとも一つが変化したときに、チャンネルの切り
換えが行われたと判断し、意図的に音声や映像を所定の
時間ミュートすることによって、チャンネル切り換えが
行われたことを明示する。また、チャンネル切り換え時
にBMLブラウザを再起動することにより、コンテンツ
の内容を即時に更新出来る。
【0064】従って、STBがチャンネル切り換えを行
った場合、そのSTBが出力するMPEGトランスポー
トストリームを受信して復号するテレビは、一時的にテ
レビ画面をミュートさせるので、ユーザは容易にチャン
ネル切り換えが行われてたことを知ることが出来る。ま
た、BMLブラウザの再起動により、データ放送のコン
テンツの内容を即時に更新することが出来る。
【0065】
【課題を解決するための手段】しかしながら、第1の従
来の技術において、図12の再生装置102は、ジャン
プ再生するよう操作命令を受信したタイミングに従っ
て、MPEGトランスポートストリームの再生を終了
し、ジャンプ先のMPEGトランスポートストリームを
再生する。
【0066】従って、再生装置102は、ジャンプ前に
1フレームの途中までのトランスポートパケットを出力
した時点で再生出力を終了し、ジャンプ後には1フレー
ムの途中のトランスポートパケットから再生出力する場
合などが起こりうる。このため、再生装置102から出
力されるMPEGトランスポートストリームを復号して
表示した場合、ジャンプ再生した部分でMPEG特有の
ブロックノイズが発生することになる。
【0067】また、AVデータの記録時に一時停止を行
ってから、AVデータの記録を再開して記録媒体にAV
データを記録した場合、記録時に1フレームを構成する
トランスポートパケットのうちの途中のトランスポート
パケットで一旦AVデータが途切れる。そして、引き続
き他のフレームの途中のトランスポートパケットから記
録が再開される。従って、このようなAVデータを記録
媒体から再生した場合、記録時の中断点では、1フレー
ムを構成する途中のトランスポートパケットで再生が中
断し、引き続き他のフレームを構成する途中のトランス
ポートパケットから再生されることになる。
【0068】従って、上記のいずれの場合にせよ、ジャ
ンプ再生すると、MEPG特有のブロックのイズがしば
しば発生することになる。
【0069】すなわち、ジャンプ再生した場合、そのジ
ャンプ再生したMPEGトランスポートストリームを復
号して表示した場合、ジャンプした付近に対応する映像
音声に多くのノイズが入るという課題がある。
【0070】また、第2の従来の技術では、再生装置
が、特殊再生から通常再生に移った際、最初に新たにP
CRを先出ししているが、先出ししたPCRと以後のP
CRとを整合させるために、以後のPCRの値を全て書
き替えるという処理を行っている。
【0071】従って、PCRを書き替えるのは手間がか
かり、このような処理を行うために再生装置は、高価な
ものになってしまう。また、再生装置のハードウェアや
ソフトウェアへの処理負担が大きくなってしまう。
【0072】すなわち、特殊再生から通常再生に短い時
間で移行することが出来る再生装置は、高価であるとい
う課題がある。
【0073】また、特殊再生から通常再生に短い時間で
移行することが出来る再生装置を実現することは、再生
装置のハードウェアやソフトウェアへの負担が大きくな
り困難であるという課題がある。
【0074】また、第3の従来の技術において、D−V
HSやハードディスクが記録しているAVデータには、
PCRを保持するトランスポートパケットのPIDとビ
デオデータを保持するトランスポートパケットのPID
が同一である場合がある。
【0075】図23の(a)にこのような場合のトラン
スポートパケット1095を示す。TSヘッダ1092
はトランスポートパケットのヘッダのうち、アダプテー
ションフィールド1093以外の部分であり、この部分
にPIDが記述されている。
【0076】また、アダプテーションフィールド109
3は、トランスポートパケット1095のヘッダに必要
に応じて付加されるものであり、この部分にPCRが記
述されている。
【0077】また、ペイロード1094にはビデオデー
タが格納されている。
【0078】このように、トランスポートパケット10
95は、ビデオデータとPCRを同時に保持している。
【0079】図22のハードディスク装置のPIDフィ
ルター1090は、トランスポートパケットのPIDを
利用して、PCRパケットを取り除き、ビデオパケット
のみ残そうとしても、図23の(a)のようなトランス
ポートパケットの場合、PCRパケットとビデオデータ
が同一PIDを有するので、分離することができない。
【0080】従って、図22のトランスポートストリー
ム復元1091で特殊再生用のPCRを付加すると、出
力されるMPEGトランスポートストリームは、図23
の(b)のようになる。すなわち、新PCR1096
は、特殊再生用に新たに付加されたPCRを保持するト
ランスポートパケットであり、旧PCR/ビデオ109
7は、もともと付加されていたPCRとビデオデータと
を保持するトランスポートパケットである。このように
特殊再生用に新たに付加されたPCRともともと付加さ
れていたPCRとが混在することになり、正しくないM
PEGトランスポートストリームになる。
【0081】すなわち、特殊再生するMPEGトランス
ポートストリームが、PCRを含むトランスポートパケ
ットのPIDとビデオデータを含むトランスポートパケ
ットのPIDとが同一である場合、そのトランスポート
ストリームから特殊再生用のMEPGトランスポートス
トリームを生成した場合、正しいMPEGトランスポー
トストリームを生成することが出来ないという課題があ
る。
【0082】また、第4の従来の技術において、ハード
ディスクやD−VHSなどの記録再生装置にMPEGト
ランスポートストリームとして記録されているAVデー
タが複数のAVデータを編集することによって結合され
たものである場合、結合された部分でビデオパケットの
PIDが変化してしまう場合がある。
【0083】図24の(b)にこのようなAVデータを
記録再生装置が再生した場合のMPEGトランスポート
ストリームを示す。図24の(b)に示すMPEGトラ
ンスポートストリームは、異なった2つのMPEGトラ
ンスポートストリームであるストリームAとストリーム
Bとを編集によって結合したものである。
【0084】ストリームAのビデオパケットのPIDは
0x100であり、ストリームBのビデオパケットのP
IDは0x102である。ストリームAとストリームB
とを接続した部分でビデオパケットのPIDが変化して
いる。
【0085】従って、図24の(b)に示したMPEG
トランスポートストリームをテレビなどのAV機器が復
号して表示した場合、図24の(b)のようにMPEG
トランスポートストリームを編集したユーザが連続して
映像音声を表示したいと意図していた場合でも、テレビ
などのAV機器は、ストリームAとストリームBの接続
部分で、チャンネルが切り替わったと判断し、テレビ画
面に表示している映像や音声を一時的にミュートさせて
しまう。
【0086】また、図24の(c)は、録画コンテンツ
をオブジェクト単位でディスクに記録し、再生する場合
にオブジェクトを切り換えながら再生するときの再生ス
トリームである。すなわち2つのオブジェクトをまたが
って再生するときのストリームで、オブジェクトAとオ
ブジェクトBとをまたがって再生したMPEGトランス
ポートストリームである。
【0087】しかしながら、図24の(c)のMPEG
トランスポートストリームでは、ビデオパケットのPI
Dが、接続部分で変化していない。
【0088】従って、図24の(c)のMPEGトラン
スポートストリームをテレビなどのAV機器が復号して
再生した場合、ビデオパケットのPIDが変化しないの
で、接続部分で映像や音声がミュートせず、オブジェク
トが変わったことがテレビ画面を見ている人にはわかり
にくい。すなわち、オブジェクトを切り換えて再生する
場合、ビデオパケットのPIDが異なる場合はミュート
するが、同一のPIDのときはミュートしないという不
整合が起こる。
【0089】また、データ放送などをオブジェクトを切
り換えて再生する場合、PIDが同一である場合、デー
タ放送のブラウザが再起動されないので、ブラウザ画面
の更新が遅くなってしまうという問題がある。
【0090】また、地上波放送などのアナログ放送を地
上波チューナで受信して、アナログ信号をSTBに入力
した場合、STBはアナログ信号をMEPGトランスポ
ートストリームに一旦変換したのち、MEPGトランス
ポートストリームを復号して表示するテレビなどのAV
機器に出力する。
【0091】この場合、STBはアナログ信号をMPE
Gトランスポートストリームに変換する際に、ビデオパ
ケットのPIDとして決まったPIDを割り当てる。
【0092】このため、地上波チューナが受信するチャ
ンネルを切り換えた場合でも、STBから出力されるM
PEGトランスポートストリームのビデオパケットのP
IDは変化しない。
【0093】図24の(d)に地上波チューナがチャン
ネル切り換えを行った場合に、STBから出力されるM
PEGトランスポートストリームの一例を示す。
【0094】地上波チューナが2チャンネルを受信して
いる場合と地上波チューナが4チャンネルにチャンネル
を切り換えた後も、ビデオパケットのPIDは変化しな
い。
【0095】従って、STBが出力したMPEGトラン
スポートストリームを復号して表示するテレビなどのA
V機器は、2チャンネルから4チャンネルへの切り換え
が行われたにも関わらず、チャンネルが切り替わったと
は判断せず、テレビ画面に表示されている映像や音声を
ミュートしない。
【0096】以上第4の従来の技術の課題をまとめる
と、まず編集したMPEGトランスポートストリームを
再生した場合、2つのMPEGトランスポートストリー
ムの接続部分が復号して表示された場合、編集者が映像
や音声をミュートさせないと意図していても実際には映
像や音声がミュートしてしまうという課題がある。
【0097】また、、オブジェクトを切り替えながら再
生する場合に、オブジェクトの切り替わり時にミュート
したくてもミュートできないケースが発生するという課
題がある。
【0098】また、データ放送をオブジェクトを切り換
えながら再生する場合に、オブジェクトの切り替わり時
にデータ放送のブラウザが再起動されない場合が発生
し、画面の更新が遅れるという問題がある。
【0099】また、アナログチューナから受信されたア
ナログ信号をMPEGトランスポートストリームに変換
し、その変換されたMPEGトランスポートストリーム
を復号して表示する場合、アナログチューナがチャンネ
ルを切り換えても、表示されている映像や音声はミュー
トしないという課題がある。
【0100】本発明は、上記課題を考慮し、ジャンプ再
生した場合、そのジャンプ再生したMPEGトランスポ
ートストリームを復号して表示した場合、ジャンプした
付近に対応する映像音声にノイズが入らない再生装置、
及び再生方法を提供することを目的とするものである。
【0101】また、本発明は、上記課題を考慮し、低価
格で、特殊再生から通常再生に短い時間で移行すること
が出来る記録装置、再生装置、記録方法、再生方法を提
供することを目的とするものである。
【0102】また、本発明は、上記課題を考慮し、ハー
ドウェアやソフトウェアに大きな負担をかけずに、特殊
再生から通常再生に短い時間で移行することが出来る記
録装置、再生装置、記録方法、再生方法を提供すること
を目的とするものである。
【0103】また、本発明は、上記課題を考慮し、特殊
再生するMPEGトランスポートストリームが、PCR
を含むトランスポートパケットのPIDとビデオデータ
を含むトランスポートパケットのPIDとが同一である
場合でも、特殊再生用のMPEGトランスポートストリ
ームを正しく生成することが出来る再生装置、及び再生
方法を提供することを目的とするものである。
【0104】また、本発明は、上記課題を考慮し、編集
したMPEGトランスポートストリームを再生した場
合、2つのMPEGトランスポートストリームの接続部
分を復号して表示する場合に、編集者が映像や音声をミ
ュートさせないと意図している場合にその意図通りに映
像や音声をミュートさせないAVデータ切換方法、出力
装置、入力装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0105】また、本発明は、上記課題を考慮し、オブ
ジェクトを切り換えながら再生する場合に、2つのオブ
ジェクトの切り換わり点で明示的に映像や音声をミュー
トさせるAVデータ切換方法、出力装置、入力装置を提
供することを目的とするものである。
【0106】また、本発明は、上記課題を考慮し、オブ
ジェクトを切り換えながら再生する場合に、オブジェク
トの切り替わり時に必ずデータ放送のブラウザを再起動
し、いちはやく画面を更新することが出来る出力装置、
入力装置を提供することを目的とするものである。
【0107】また、本発明は、上記課題を考慮し、アナ
ログチューナから受信されたアナログ信号をMPEGト
ランスポートストリームに変換し、その変換されたMP
EGトランスポートストリームを復号して表示する場
合、アナログチューナがチャンネルを切り換えた場合、
表示されている映像や音声はそのチャンネルの切り換え
に応じてAVデータ切換方法、ミュートする出力装置、
入力装置を提供することを目的とするものである。
【0108】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、第1の本発明(請求項1に対応)は、フレーム
間圧縮及びフレーム内圧縮を施された圧縮符号化ストリ
ームとして記録媒体に記録されているAVデータを読み
取る読み取り手段と、前記読み取り手段が前記AVデー
タを再生している最中に、前記AVデータの所定の部分
を飛ばして再生する際、前記所定の部分を飛ばした後に
は、ダミーパケットを出力してから、前記所定の部分を
飛ばした後のビデオデータのフレームのうち次のフレー
ム内圧縮を施されたフレームの先頭のトランスポートパ
ケットから出力するよう前記読み取り手段を制御する制
御手段とを備えた再生装置である。
【0109】また、第2の本発明(請求項2に対応)
は、フレーム間圧縮及びフレーム内圧縮を施された圧縮
符号化ストリームとして記録媒体に記録されているAV
データを読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段が
前記AVデータを再生している最中に、前記AVデータ
の所定の部分を飛ばして再生する際、前記所定の部分を
飛ばす前に、前記読み取り手段が出力しているビデオデ
ータのフレームを構成する最終のトランスポートパケッ
トまでを出力し、前記所定の部分を飛ばした後には、ダ
ミーパケットを出力してから、前記所定の部分を飛ばし
た後のビデオデータのフレームのうち次のフレーム内圧
縮を施されたフレームの先頭のトランスポートパケット
から出力するよう前記読み取り手段を制御する制御手段
とを備えた再生装置である。
【0110】また、第3の本発明(請求項3に対応)
は、前記フレーム内圧縮されたフレームとは、Iフレー
ムであり、前記ダミーパケットのコンティニティカウン
タは、前記次のIフレームの先頭のトランスポートパケ
ットのコンティニティカウンタの値とは異なった値を有
する第1または2の本発明の再生装置である。
【0111】また、第4の本発明(請求項4に対応)
は、前記異なった値を有するとは、前記ダミーパケット
のコンティニティカウンタの値が、前記次のIフレーム
の先頭のトランスポートパケットのコンティニィカウン
タの値より1だけ小さい第3の本発明の再生装置であ
る。
【0112】また、第5の本発明(請求項5に対応)
は、前記ダミーパケットとは、トランスポートパケット
のペイロードがエレメンタリーストリームのパディング
値で埋められたトランスポートパケットである第1また
は2の本発明の再生装置である。
【0113】また、第6の本発明(請求項6に対応)
は、前記ダミーパケットとは、トランスポートパケット
のペイロードにPESヘッダが埋め込まれたトランスポ
ートであり、その埋め込まれたPESヘッダは、無効な
データを有する第1または2の本発明の再生装置であ
る。
【0114】また、第7の本発明(請求項7に対応)
は、前記ダミーパケットとは、トランスポートパケット
のヘッダに無効なデータを埋め込まれたトランスポート
パケットである第1または2の本発明の再生装置であ
る。
【0115】また、第8の本発明(請求項8に対応)
は、トランスポートパケットのペイロードがエレメンタ
リーストリームのパディング値で埋められたトランスポ
ートパケットを第1のトランスポートパケットとし、ト
ランスポートパケットのペイロードにPESヘッダが埋
め込まれたトランスポートパケットであって、その埋め
込まれたPESヘッダは、無効なデータを有するトラン
スポートパケットを第2のトランスポートパケットと
し、トランスポートパケットのヘッダに無効なデータを
埋め込まれたトランスポートパケットを第3のトランス
ポートパケットとする場合、前記ダミーパケットとは、
前記第1のトランスポートパケット及び前記第2のトラ
ンスポートパケット及び前記第3のトランスポートパケ
ットのうち少なくとも2つ以上のトランスポートパケッ
トに該当するトランスポートパケットである第1または
2の本発明の再生装置である。
【0116】また、第9の本発明(請求項9に対応)
は、前記再生手段は、前記所定の部分を飛ばした後、前
記次のフレーム内圧縮を施されたフレームの先頭の圧縮
符号化ストリームのトランスポートパケットのコンティ
ニティカウンタの値を、そのトランスポートパケットが
出力される直前に出力されたフレームの最後の圧縮符号
化ストリームのトランスポートパケットのコンティニテ
ィカウンタの値とは異なった値にする第1または2の本
発明の再生装置である。
【0117】また、第10の本発明(請求項10に対
応)は、前記異なった値にするとは、前記再生手段が、
前記次のフレーム内圧縮を施されたフレームの先頭の圧
縮符号化ストリームのトランスポートパケットのコンテ
ィニティカウンタの値を、そのトランスポートパケット
が出力される直前に出力されたフレームの最後の圧縮符
号化ストリームのトランスポートパケットのコンティニ
ティカウンタの値に1を加算した値とすることであり、
前記再生手段は、前記次のフレーム内圧縮を施されたフ
レームの先頭の圧縮符号化ストリームのトランスポート
パケット以降のビデオデータのフレームについてはその
圧縮符号化ストリームのトランスポートパケットのコン
ティニティカウンタの値が連続するようにコンティニテ
ィカウンタの値を付け直す第9の本発明の再生装置であ
る。
【0118】また、第11の本発明(請求項11に対
応)は、フレーム間圧縮及びフレーム内圧縮を施された
圧縮符号化ストリームとして記録媒体に記録されている
AVデータを読み取る読み取りステップと、前記読み取
り手段が前記AVデータを再生している最中に、前記A
Vデータの所定の部分を飛ばして再生する際、前記所定
の部分を飛ばした後には、ダミーパケットを出力してか
ら、前記所定の部分を飛ばした後のビデオデータのフレ
ームのうち次のフレーム内圧縮を施されたフレームの先
頭のトランスポートパケットから出力するよう前記読み
取り手段を制御する制御ステップとを備えた再生方法で
ある。
【0119】また、第12の本発明(請求項12に対
応)は、フレーム間圧縮及びフレーム内圧縮を施された
圧縮符号化ストリームとして記録媒体に記録されている
AVデータを読み取る読み取りステップと、前記読み取
り手段が前記AVデータを再生している最中に、前記A
Vデータの所定の部分を飛ばして再生する際、前記所定
の部分を飛ばす前に、前記読み取り手段が出力している
ビデオデータのフレームを構成する最終のトランスポー
トパケットまでを出力し、前記所定の部分を飛ばした後
には、ダミーパケットを出力してから、前記所定の部分
を飛ばした後のビデオデータのフレームのうち次のフレ
ーム内圧縮を施されたフレームの先頭のトランスポート
パケットから出力するよう前記読み取り手段を制御する
制御ステップとを備えた再生方法である。
【0120】また、第13の本発明(請求項13に対
応)は、AVデータをMPEGトランスポートストリー
ムとして記録媒体に書き込む書き込み手段と、前記MP
EGトランスポートストリームのトランスポートパケッ
トに付加するタイムスタンプの値をそのトランスポート
パケットにPCRが付加されているとした場合に持つべ
きPCRの値に設定するタイムスタンプ値設定手段とを
備え、前記書き込み手段は、設定された値を持つ前記タ
イムスタンプを前記トランスポートパケットに付加して
前記記録媒体に書き込む記録装置である。
【0121】また、第14の本発明(請求項14に対
応)は、第13の本発明の記録装置によってAVデータ
が記録された記録媒体から前記AVデータ及び前記タイ
ムスタンプを読み取る読み取り手段と、前記読み取り手
段が前記AVデータを再生している最中に、通常再生に
移る際、再生された前記トランスポートパケットのうち
通常再生されるべきIフレームのうちで先頭のIフレー
ムより前のいずれかのトランスポートパケットに付加さ
れているタイムスタンプの値をそのトランスポートパケ
ットのPCRの値としたPCRを前記先頭のIフレーム
より前のいずれかのトランスポートパケットに付加する
PCRパケット作成手段とを備え、通常再生に移った
際、前記先頭のIフレームより前のいずれかのトランス
ポートパケットから出力される再生装置である。
【0122】また、第15の本発明(請求項15に対
応)は、AVデータをMPEGトランスポートストリー
ムとして記録媒体に書き込む書き込み手段と、PCRが
付加されているトランスポートパケットに前記記録媒体
に書き込まれる際に付加されるタイムスタンプの値とそ
のトランスポートパケットのPCRの値との差分を計算
する差分計算手段とを備え、前記書き込み手段は、前記
差分をも前記記録媒体に書き込む記録装置である。
【0123】また、第16の本発明(請求項16に対
応)は、前記差分をとる対象となるトランスポートパケ
ットは、AVデータを連続してアクセスする最小単位で
あるディスクアクセスユニット毎に一個である第15の
本発明の記録装置である。
【0124】また、第17の本発明(請求項17に対
応)は、前記書き込み手段は、AVデータを連続してア
クセスする最小単位であるディスクアクセスユニット毎
に少なくとも一つの前記差分が対応するように前記差分
を書き込む第15の本発明の記録装置である。
【0125】また、第18の本発明(請求項18に対
応)は、前記ディスクアクセスユニット毎に少なくとも
一つの前記差分が対応するとは、前記差分を前記ディス
クアクセスユニットのヘッダ部分に書き込むことである
第17の本発明の記録装置である。
【0126】また、第19の本発明(請求項19に対
応)は、第15の本発明の記録装置によってAVデータ
が記録された記録媒体から前記AVデータ及び前記差分
を読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段が前記A
Vデータを再生している最中に、通常再生に移る際、再
生された前記トランスポートパケットのうち通常再生さ
れるべきIフレームのうちで先頭のIフレームより前の
いずれかのトランスポートパケットに付加されているタ
イムスタンプから前記差分を利用して前記先頭のIフレ
ームより前のいずれかのトランスポートパケットに対応
するPCRの値を算出して、前記先頭のIフレームより
前のいずれかのトランスポートパケットにPCRを付加
するPCRパケット作成手段とを備え、通常再生に移っ
た際、前記先頭のIフレームより前のいずれかのトラン
スポートパケットから出力される再生装置である。
【0127】また、第20の本発明(請求項20に対
応)は、前記差分は、前記記録媒体におけるAVデータ
を連続してアクセスする最小単位であるディスクアクセ
スユニット毎に対応させて記録されたものであり、前記
PCRパケット作成手段は、前記直前のトランスポート
パケットが記録されていた前記ディスクアクセスユニッ
トに対応する前記差分を利用して前記PCRの値を算出
する第19の本発明の再生装置である。
【0128】また、第21の本発明(請求項21に対
応)は、前記対応させて記録されたとは、前記ディスク
アクセスユニットのヘッダ部分に前記差分が記録された
ことである第20の本発明の再生装置である。
【0129】また、第22の本発明(請求項22に対
応)は、AVデータをMPEGトランスポートストリー
ムとして記録媒体に書き込む書き込みステップと、前記
MPEGトランスポートストリームのトランスポートパ
ケットに付加するタイムスタンプの値をそのトランスポ
ートパケットにPCRが付加されているとした場合に持
つべきPCRの値に設定するタイムスタンプ値設定ステ
ップとを備え、前記書き込みステップは、設定された値
を持つ前記タイムスタンプを前記トランスポートパケッ
トに付加して前記記録媒体に書き込む記録方法である。
【0130】また、第23の本発明(請求項23に対
応)は、第22の本発明の記録方法によってAVデータ
が記録された記録媒体から前記AVデータ及び前記タイ
ムスタンプを読み取る読み取りステップと、前記読み取
りステップが前記AVデータを再生している最中に、通
常再生に移る際、再生された前記トランスポートパケッ
トのうち通常再生されるべきIフレームのうちで先頭の
Iフレームより前のいずれかのトランスポートパケット
に付加されているタイムスタンプの値をそのトランスポ
ートパケットのPCRの値としたPCRを前記先頭のI
フレームより前のいずれかのトランスポートパケットに
付加するPCRパケット作成ステップとを備え、通常再
生に移った際、前記先頭のIフレームより前のいずれか
のトランスポートパケットから出力される再生方法であ
る。
【0131】また、第24の本発明(請求項24に対
応)は、AVデータをMPEGトランスポートストリー
ムとして記録媒体に書き込む書き込みステップと、PC
Rが付加されているトランスポートパケットに前記記録
媒体に書き込まれる際に付加されるタイムスタンプの値
とそのトランスポートパケットのPCRの値との差分を
計算する差分計算ステップとを備え、前記書き込みステ
ップは、前記差分をも前記記録媒体に書き込む記録方法
である。
【0132】また、第25の本発明(請求項25に対
応)は、第24の本発明の記録方法によってAVデータ
が記録された記録媒体から前記AVデータ及び前記差分
を読み取る読み取りステップと、前記読み取りステップ
が前記AVデータを再生している最中に、通常再生に移
る際、再生された前記トランスポートパケットのうち通
常再生されるべきIフレームのうちで先頭のIフレーム
より前のいずれかのトランスポートパケットに付加され
ているタイムスタンプから前記差分を利用して前記先頭
のIフレームより前のいずれかのトランスポートパケッ
トに対応するPCRの値を算出して、前記先頭のIフレ
ームより前のいずれかのトランスポートパケットにPC
Rを付加するPCRパケット作成ステップとを備え、通
常再生に移った際、前記先頭のIフレームより前のいず
れかのトランスポートパケットから出力される再生方法
である。
【0133】また、第26の本発明(請求項26に対
応)は、記録媒体に記録されているAVデータを特殊再
生する特殊再生手段と、前記特殊再生手段が、PCRを
保持しているトランスポートパケットのPIDがビデオ
データを保持しているトランスポートパケットのPID
と同一である前記AVデータを特殊再生する際、前記P
CRを保持しているトランスポートパケットの前記PC
RをマスクするPCRマスク手段と、前記ビデオデータ
を保持しているトランスポートパケットのPIDと同一
のPIDを有した、特殊再生用のPCRを保持するトラ
ンスポートパケットを生成する特殊再生用PCR生成手
段とを備えた再生装置である。
【0134】また、第27の本発明(請求項27に対
応)は、記録媒体に記録されているAVデータを特殊再
生する特殊再生ステップと、前記特殊再生ステップが、
PCRを保持しているトランスポートパケットのPID
がビデオデータを保持しているトランスポートパケット
のPIDと同一である前記AVデータを特殊再生する
際、前記PCRを保持しているトランスポートパケット
の前記PCRをマスクするPCRマスクステップと、前
記ビデオデータを保持しているトランスポートパケット
のPIDと同一のPIDを有した、特殊再生用のPCR
を保持するトランスポートパケットを生成する特殊再生
用PCR生成ステップとを備えた再生方法である。
【0135】また、第28の本発明(請求項28に対
応)は、MPEGトランスポートストリームとして出力
されるAVデータが切り替わる際に、前記AVデータの
表示をミュートするかしないかを示すフラグが付加され
たDITを保持しているトランスポートパケットを挿入
し、前記DITパケットに設けられた前記フラグに従っ
て、前記AVデータの表示をミュートするかしないかを
判定し、少なくとも前記MPEGトランスポートストリ
ームのPMTに登録されている、ビデオデータを保持し
ているトランスポートパケットのPIDが変化しても前
記AVデータの表示をミュートしないAVデータ切換方
法である。
【0136】また、第29の本発明(請求項29に対
応)は、MPEGトランスポートストリームとしてAV
データを出力する出力手段と、出力される前記AVデー
タが切り替わる際に、前記AVデータの表示をミュート
するかしないかを示すフラグが付加されたDITを保持
しているトランスポートパケットを挿入するDITパケ
ット挿入手段とを備えた出力装置である。
【0137】また、第20の本発明(請求項30に対
応)は、前記DITパケット挿入手段は、所定の指示に
応じて前記AVデータが切り替わる際に前記AVデータ
の表示をミュートさせるよう前記フラグを設定する第2
9の本発明の出力装置である。
【0138】また、第31の本発明(請求項31に対
応)は、前記DITパケット挿入手段は、前記AVデー
タが切り替わる際に前記AVデータをミュートさせるよ
うに前記フラグを設定する第29の本発明の出力装置で
ある。
【0139】また、第32の本発明(請求項32に対
応)は、AVデータをオブジェクト単位で記録管理する
オブジェクト管理手段を備え、前記オブジェクト管理手
段が、オブジェクトを切り替えて再生を行う際に、前記
DITパケット挿入手段は、前記オブジェクトの切換時
に前記AVデータをミュートさせるように前記フラグを
設定する第29の本発明の出力装置である。
【0140】また、第33の本発明(請求項33に対
応)は、前記DITパケット挿入手段は、受信チャンネ
ル切換時に前記AVデータをミュートさせるように前記
フラグを設定する第29の本発明の出力装置である。
【0141】また、第34の本発明(請求項34に対
応)は、第29の本発明の出力装置が出力したAVデー
タを入力する入力手段と、前記DITパケットに設けら
れた前記フラグに従って、前記AVデータの表示をミュ
ートするかしないかを判定する判定手段とを備え、少な
くとも前記MPEGトランスポートストリームのPMT
に登録されている、ビデオデータを保持しているトラン
スポートパケットのPIDが変化しても前記AVデータ
の表示をミュートしない入力装置である。
【0142】また、第35の本発明(請求項35に対
応)は、入力された前記AVデータを表示する際、前記
判定に従って前記AVデータの表示をミュートさせる表
示手段を備えた第34の本発明の入力装置である。
【0143】また、第36の本発明(請求項36に対
応)は、MPEGトランスポートストリームとしてデー
タ放送ストリームを出力する出力手段と、出力される前
記データ放送ストリームが切り替わる際に、前記データ
放送のブラウザの再起動をするかしないかを示すフラグ
が付加されたDITを保持しているトランスポートパケ
ットを挿入するDITパケット挿入手段とを備えた出力
装置である。
【0144】また、第37の本発明(請求項37に対
応)は、AVデータをオブジェクト単位で記録管理する
オブジェクト管理手段を備え、前記オブジェクト管理手
段が、オブジェクトを切り替えて再生を行う際に、前記
DITパケット挿入手段は、前記オブジェクトの切換時
に前記データ放送のブラウザを再起動させるように前記
フラグを設定する第36の本発明の出力装置である。
【0145】また、第38の本発明(請求項38に対
応)は、前記DITパケット挿入手段は、受信チャンネ
ル切換時に前記データ放送のブラウザを再起動させるよ
うに前記フラグを設定する第36の本発明の出力装置で
ある。
【0146】また、第39の本発明(請求項39に対
応)は、第36の本発明の出力装置が出力したストリー
ムデータを入力する入力手段と、前記DITパケットに
設けられた前記フラグに従って、前記データ放送のブラ
ウザの再起動をするかしないかを判定する判定手段とを
備えた入力装置である。
【0147】また、第40の本発明(請求項40に対
応)は、入力された前記データ放送ストリームを表示す
る際、前記判定に従って前記データ放送のブラウザの再
起動を行う表示手段を備えた第39の本発明の入力装置
である。
【0148】なお、本発明は、第1の本発明の再生装置
の、フレーム間圧縮及びフレーム内圧縮を施された圧縮
符号化ストリームとして記録媒体に記録されているAV
データを読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段が
前記AVデータを再生している最中に、前記AVデータ
の所定の部分を飛ばして再生する際、前記所定の部分を
飛ばした後には、ダミーパケットを出力してから、前記
所定の部分を飛ばした後のビデオデータのフレームのう
ち次のフレーム内圧縮を施されたフレームの先頭のトラ
ンスポートパケットから出力するよう前記読み取り手段
を制御する制御手段との全部または一部としてコンピュ
ータを機能させるためのプログラムであってもよい。
【0149】さらに、本発明は、上記発明のプログラム
を担持した媒体であって、コンピュータにより処理可能
である媒体であってもよい。
【0150】さらに、本発明は、第2の本発明の再生装
置の、フレーム間圧縮及びフレーム内圧縮を施された圧
縮符号化ストリームとして記録媒体に記録されているA
Vデータを読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段
が前記AVデータを再生している最中に、前記AVデー
タの所定の部分を飛ばして再生する際、前記所定の部分
を飛ばす前に、前記読み取り手段が出力しているビデオ
データのフレームを構成する最終のトランスポートパケ
ットまでを出力し、前記所定の部分を飛ばした後には、
ダミーパケットを出力してから、前記所定の部分を飛ば
した後のビデオデータのフレームのうち次のフレーム内
圧縮を施されたフレームの先頭のトランスポートパケッ
トから出力するよう前記読み取り手段を制御する制御手
段との全部または一部としてコンピュータを機能させる
ためのプログラムであってもよい。
【0151】さらに、本発明は、上記発明のプログラム
を担持した媒体であって、コンピュータにより処理可能
である媒体であってもよい。
【0152】さらに、本発明は、第13の本発明の記録
装置の、AVデータをMPEGトランスポートストリー
ムとして記録媒体に書き込む書き込み手段と、前記MP
EGトランスポートストリームのトランスポートパケッ
トに付加するタイムスタンプの値をそのトランスポート
パケットにPCRが付加されているとした場合に持つべ
きPCRの値に設定するタイムスタンプ値設定手段との
全部または一部としてコンピュータを機能させるための
プログラムであってもよい。
【0153】さらに、本発明は、上記発明のプログラム
を担持した媒体であって、コンピュータにより処理可能
である媒体であってもよい。
【0154】さらに、本発明は、第14の本発明の再生
装置の、第13の本発明の記録装置によってAVデータ
が記録された記録媒体から前記AVデータ及び前記タイ
ムスタンプを読み取る読み取り手段と、前記読み取り手
段が前記AVデータを再生している最中に、通常再生に
移る際、再生された前記トランスポートパケットのうち
通常再生されるべきIフレームのうちで先頭のIフレー
ムより前のいずれかのトランスポートパケットに付加さ
れているタイムスタンプの値をそのトランスポートパケ
ットのPCRの値としたPCRを前記先頭のIフレーム
より前のいずれかのトランスポートパケットに付加する
PCRパケット作成手段との全部または一部としてコン
ピュータを機能させるためのプログラムであってもよ
い。
【0155】さらに、本発明は、上記発明のプログラム
を担持した媒体であって、コンピュータにより処理可能
である媒体であってもよい。
【0156】さらに、本発明は、第15の本発明の記録
装置の、AVデータをMPEGトランスポートストリー
ムとして記録媒体に書き込む書き込み手段と、PCRが
付加されているトランスポートパケットに前記記録媒体
に書き込まれる際に付加されるタイムスタンプの値とそ
のトランスポートパケットのPCRの値との差分を計算
する差分計算手段との全部または一部としてコンピュー
タを機能させるためのプログラムであってもよい。
【0157】さらに、本発明は、上記発明のプログラム
を担持した媒体であって、コンピュータにより処理可能
である媒体であってもよい。
【0158】さらに、本発明は、第19の本発明の再生
装置の、第15の本発明の記録装置によってAVデータ
が記録された記録媒体から前記AVデータ及び前記差分
を読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段が前記A
Vデータを再生している最中に、通常再生に移る際、再
生された前記トランスポートパケットのうち通常再生さ
れるべきIフレームのうちで先頭のIフレームより前の
いずれかのトランスポートパケットに付加されているタ
イムスタンプから前記差分を利用して前記先頭のIフレ
ームより前のいずれかのトランスポートパケットに対応
するPCRの値を算出して、前記先頭のIフレームより
前のいずれかのトランスポートパケットにPCRを付加
するPCRパケット作成手段との全部または一部として
コンピュータを機能させるためのプログラムであっても
よい。
【0159】さらに、本発明は、上記発明のプログラム
を担持した媒体であって、コンピュータにより処理可能
である媒体であってもよい。
【0160】さらに、本発明は、第26の本発明の再生
装置の、記録媒体に記録されているAVデータを特殊再
生する特殊再生手段と、前記特殊再生手段が、PCRを
保持しているトランスポートパケットのPIDがビデオ
データを保持しているトランスポートパケットのPID
と同一である前記AVデータを特殊再生する際、前記P
CRを保持しているトランスポートパケットの前記PC
RをマスクするPCRマスク手段と、前記ビデオデータ
を保持しているトランスポートパケットのPIDと同一
のPIDを有した、特殊再生用のPCRを保持するトラ
ンスポートパケットを生成する特殊再生用PCR生成手
段との全部または一部としてコンピュータを機能させる
ためのプログラムであってもよい。
【0161】さらに、本発明は、上記発明のプログラム
を担持した媒体であって、コンピュータにより処理可能
である媒体であってもよい。
【0162】さらに、本発明は、第28の本発明のAV
データ切換方法の、MPEGトランスポートストリーム
として出力されるAVデータが切り替わる際に、前記A
Vデータの表示をミュートするかしないかを示すフラグ
が付加されたDITを保持しているトランスポートパケ
ットを挿入するステップと、前記DITパケットに設け
られた前記フラグに従って、前記AVデータの表示をミ
ュートするかしないかを判定し、少なくとも前記MPE
GトランスポートストリームのPMTに登録されてい
る、ビデオデータを保持しているトランスポートパケッ
トのPIDが変化しても前記AVデータの表示をミュー
トしないステップとの全部または一部をコンピュータに
実行させるためのプログラムであってもよい。
【0163】さらに、本発明は、上記発明のプログラム
を担持した媒体であって、コンピュータにより処理可能
である媒体であってもよい。
【0164】さらに、本発明は、第29の本発明の出力
装置の、MPEGトランスポートストリームとしてAV
データを出力する出力手段と、出力される前記AVデー
タが切り替わる際に、前記AVデータの表示をミュート
するかしないかを示すフラグが付加されたDITを保持
しているトランスポートパケットを挿入するDITパケ
ット挿入手段との全部または一部としてコンピュータを
機能させるためのプログラムであってもよい。
【0165】さらに、本発明は、上記発明のプログラム
を担持した媒体であって、コンピュータにより処理可能
である媒体であってもよい。
【0166】また、本発明は、第34の本発明の入力装
置の第29の本発明の出力装置が出力したAVデータを
入力する入力手段と、前記DITパケットに設けられた
前記フラグに従って、前記AVデータの表示をミュート
するかしないかを判定する判定手段との全部または一部
としてコンピュータを機能させるためのプログラムであ
ってもよい。
【0167】さらに、本発明は、上記発明のプログラム
を担持した媒体であって、コンピュータにより処理可能
である媒体であってもよい。
【0168】さらに、本発明は、第36の本発明の出力
装置の、MPEGトランスポートストリームとしてデー
タ放送ストリームを出力する出力手段と、出力される前
記データ放送ストリームが切り替わる際に、前記データ
放送のブラウザの再起動をするかしないかを示すフラグ
が付加されたDITを保持しているトランスポートパケ
ットを挿入するDITパケット挿入手段との全部または
一部としてコンピュータを機能させるためのプログラム
であってもよい。
【0169】さらに、本発明は、上記発明のプログラム
を担持した媒体であって、コンピュータにより処理可能
である媒体であってもよい。
【0170】さらに、本発明は、第39の本発明の入力
装置の、第36の本発明の出力装置が出力したストリー
ムデータを入力する入力手段と、前記DITパケットに
設けられた前記フラグに従って、前記データ放送のブラ
ウザの再起動をするかしないかを判定する判定手段との
全部または一部としてコンピュータを機能させるための
プログラムであってもよい。
【0171】さらに、本発明は、上記発明のプログラム
を担持した媒体であって、コンピュータにより処理可能
である媒体であってもよい。
【0172】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0173】まず、グループAの各実施の形態について
説明し、その後グループBの各実施の形態について説明
する。
【0174】(第1の実施の形態)まず、第1の実施の
形態について説明する。
【0175】第1の実施の形態では、ジャンプ再生を行
うことが出来るHDDレコーダについて説明する。
【0176】図1に本実施の形態のシステムの構成例を
示す。すなわち、本実施の形態のシステムは、HDDレ
コーダ201、STB202、及びテレビ203から構
成される。
【0177】HDDレコーダ201とSTB202はI
EEE1394バスで接続されている。またSTB20
2とテレビ203はD端子で接続されている。
【0178】図2に、HDDレコーダ201の構成を示
す。HDDレコーダ201は電源204とAVハードデ
ィスク205から構成されている。
【0179】電源204は、AVハードディスク205
に電源を供給する手段である。
【0180】AVハードディスク205は、電源204
から電力の供給を受けて動作し、AVデータを記録再生
するハードディスクである。
【0181】図3に、AVハードディスク205の構成
を示す。
【0182】AVハードディスク205は、AV処理部
207、HDDI/F209、ハードディスク部20
8、バイトカウンタ101から構成される。
【0183】AV処理部207は、記録時には入力され
てくるAVデータを、ハードディスク部208が記録す
るよう制御し、再生時には、ハードディスク部208か
ら読み出されたAVデータをトランスポートパケット毎
の時間間隔を復元して出力する手段である。
【0184】HDDI/F209は、AV処理部207
がハードディスク部208を制御する制御コマンドや、
AVデータを中継するインターフェースである。具体的
には、HDDI/F209は、SCSI規格に基づくS
CSIインターフェースまたはIDE規格に基づくID
Eインターフェースである。
【0185】ハードディスク部208は、AV処理部2
07からの制御に従って、記録時にはAVデータを磁気
ディスク媒体215に書き込み、再生時には、磁気ディ
スク媒体215に記録されているAVデータを読み出す
手段である。
【0186】AV処理部207は、バイトカウンタ10
1、1394PHY/LINK210、AV転送制御ブ
ロック211、及びバッファメモリ212から構成され
る。
【0187】バイトカウンタ101は、AV転送制御ブ
ロック211がMPEGトランスポートストリームとし
て出力するAVデータの位置をバイトカウントするカウ
ンタである。
【0188】1394PHY/LINK210は、図1
に示すSTB202とAVデータやコマンドをやりとり
するIEEE1394インターフェースである。
【0189】バッファメモリ212は、記録時には、1
394PHY/LINK210から送られてきたAVデ
ータを一時的に格納し、また再生時には、ハードディス
ク部208から読み取られて送られてきたAVデータを
一時的に格納するメモリである。
【0190】AV転送制御ブロック211は、記録時に
は、AVデータを構成するトランスポートパケットに記
録用のタイムスタンプを付加し、特殊再生用のデータを
作成するなどして、記録用のフォーマットに変換してか
らハードディスク部208に転送し、また再生時には、
ハードディスク部208から読み出されたAVデータを
フォーマット変換してMPEGトランスポートストリー
ムに復元し、トランスポートパケットの時間間隔を復元
して1394PHY/LINK210に出力する手段で
ある。
【0191】ハードディスク部208は、HDDコント
ローラ213、アクチュエータ214、及び磁気ディス
ク媒体215から構成される。
【0192】HDDコントローラ213は、アクチュエ
ータ214を制御し、磁気ディスク媒体215にデータ
を記録または再生する手段である。
【0193】アクチュエータ213は、先端に磁気ヘッ
ドを搭載しており、HDDコントローラ213の制御に
従って、磁気ディスク媒体215の半径方向の任意に位
置に位置決めされ、記録時には磁気ディスク媒体215
に記録信号を記録し、また再生時には磁気ディスク媒体
215に記録されている信号を再生する手段である。
【0194】磁気ディスク媒体215は、AVデータを
記録している磁気ディスク媒体である。
【0195】また、図4に、AV転送制御ブロック21
1の構成を示す。
【0196】AV転送制御ブロック211は、タイムス
タンプ付与手段216、特再情報生成部217、ノーマ
ル再生/特殊再生切換手段222、タイムスタンプ再生
手段223、frame送出管理手段224、PID−
filter手段225、PAT/PMT/SIT付与
/PCR付与手段226、バッファ制御手段227、及
びHDD制御手段228から構成される。
【0197】タイムスタンプ付与手段216は、139
4PHY/LINK210から出力されたMPEGトラ
ンスポートストリームのトランスポートパケットを入力
したタイミングでその入力したトランスポートパケット
に記録用のタイムスタンプを付与する手段である。
【0198】特再情報生成部217は、MPEGトラン
スポートストリームを構成する各フレームの種類、開始
位置及びサイズに関する情報を抽出し、抽出した情報か
ら特再テーブルデータを作成する手段である。この特再
テーブルデータには、各フレームの種類、先頭の記録位
置及びサイズなどが記載されており、例えば特殊再生す
る場合に使用するフレームとそのフレームの記録位置を
特定する場合などに使用されるものである。
【0199】なお、特再情報生成部217については、
第6の実施の形態で詳細に説明する。
【0200】ノーマル再生/特殊再生切換手段222
は、HDDレコーダ201のユーザがSTBのリモコン
または操作パネルのボタンを押すなどして指示した場
合、その指示に従って特殊再生を行うか通常再生を行う
かを切り換える手段である。
【0201】タイムスタンプ再生手段223は、通常再
生の場合に、AV転送制御ブロックが備えている、27
MHzの周波数でカウントする、図示していないカウン
タの値と、記録時に各トランスポートパケット毎に付加
されたタイムスタンプの値とを比較することによって、
タイムスタンプを除去してからタイムスタンプの示すタ
イミングで、トランスポートパケットを出力する手段で
ある。
【0202】バッファ制御手段227は、バッファメモ
リ211に格納されているAVデータの入出力を管理す
る手段である。
【0203】HDD制御手段228は、HDDI/F2
09を経由して、ハードディスク部208を制御する手
段である。
【0204】なお、差分計算手段24、PCRパケット
作成手段26、frame送出管理手段224、PID
−filter手段225、PAT/PMT/SIT付
与/PCR付与手段226については、第6の実施の形
態で説明する。
【0205】次に、このような本実施の形態の動作を説
明する。
【0206】なお、本実施の形態のジャンプ再生とは、
AVデータのうち所定の部分を飛ばして再生することを
意味している。すなわち、従来の技術で説明したよう
に、ジャンプ再生は、AVデータのうち所定の部分を飛
ばして再生する場合と、記録媒体に記録している最中に
所定の部分を飛ばして記録したAVデータをそのまま再
生する場合とがある。
【0207】なお、本実施の形態のハードディスク部2
08とAV転送制御ブロック211は本発明の読み取り
手段の例であり、本実施の形態のサイズカウンタ101
とAV転送制御ブロック211は本発明の制御手段の例
であり、本実施の形態のMPEGトランスポートストリ
ームは本発明のフレーム間圧縮及びフレーム内圧縮を施
された圧縮符号化ストリームの例であり、本実施の形態
のトランスポートストリームは本発明の圧縮符号化スト
リームのパケットの例である。
【0208】次に、このようなHDDレコーダ201の
動作を説明する。
【0209】まず、AVデータのうち所定の部分を飛ば
して再生するジャンプ再生を行う場合の動作について説
明する。
【0210】AV転送制御ブロック211に組み込まれ
ている図示していないマイクロプロセッサは、再生を開
始する際にバイトカウンタ101に再生を開始すること
を通知する。また、ノーマル再生/特殊再生切換手段2
22は、マイクロプロセッサから通常再生を行うことを
通知されると、バッファ制御手段227から出力された
AVデータがタイムスタンプ再生手段223に入力され
るように回路を切り換える。
【0211】AV転送制御ブロック211のマイクロプ
ロセッサから再生を開始することを通知されると、サイ
ズカウンタ101は、AVデータの再生位置情報を先頭
からのバイトカウントとしてカウントする。
【0212】バッファ制御手段227は、HDD制御手
段228にAVデータを転送するよう要求する。
【0213】これを受けて、HDD制御手段228は、
HDDI/F209を介して、ハードディスク部208
のHDDコントローラ213に読み取るべき開始LBA
(Logical Block address)と読
み取りサイズを指定して、読み取りコマンドを発行す
る。HDD制御手段228は、AVデータを連続転送す
る最小単位であるディスクアクセスユニット毎にAVデ
ータを読み取るよう読み取りコマンドを発行する。
【0214】一方、HDDコントローラ213は、アク
チュエータ214を位置決め制御をしている。
【0215】そして、HDD制御手段228からの読み
取りコマンドを受信すると、磁気ディスク媒体215の
指定されたLBAに対応する場所から指定されたサイズ
分のAVデータを読み出す。
【0216】HDD制御手段228は、HDD2から読
み取られたAVデータを受け取るとバッファ制御手段2
27に出力する。
【0217】バッファ制御手段227は、HDD制御手
段228から出力されたAVデータを受け取ると、バッ
ファメモリ211に格納する。
【0218】そして、バッファ制御手段227は、タイ
ムスタンプ再生手段223からの要求に応じて、バッフ
ァメモリ211に格納されているAVデータをタイムス
タンプ再生手段223に出力する。
【0219】タイムスタンプ再生手段223は、バッフ
ァ制御手段227から出力されたAVデータを入力する
と、27MHzの発信周波数でカウントするカウンタを
基準にして、各トランスポートパケットに付与されてい
るタイムスタンプの値が示すタイミングで、トランスポ
ートパケットを順に1394PHY/LINK210に
出力する。ここで、タイムスタンプ再生手段223はト
ランスポートパケットを出力する際に付与されていたタ
イムスタンプを取り除きトランスポートパケットのみを
出力する。
【0220】1394PHY/LINK210は、タイ
ムスタンプ再生手段223から出力されてくるMPEG
トランスポートストリームをアイソクロナスパケットと
してIEEE1394バスに出力する。
【0221】STB202はHDDレコーダ202から
出力されてくるアイソクロナスパケットを受信し、デコ
ードして映像音声信号に変換し、D端子を介してテレビ
203に出力する。
【0222】テレビ203はD端子を介して、STBが
出力してきた映像音声信号を入力すると、映像をモニタ
に表示し、音声をスピーカから出力する。
【0223】このようにしてHDDレコーダ201はA
Vデータを再生する。
【0224】一方、バイトカウンタ101は、AV転送
制御ブロック211から現在再生中の位置を得て、記録
先頭位置からのバイトカウントをカウントしている。
【0225】現在、バイトカウンタ101の値はmバイ
ト(mは正の整数)を示しているとする。すなわち、A
Vデータの再生が開始されてからmバイト分のAVデー
タが既に再生されている。
【0226】この時点で、HDDレコーダ201にジャ
ンプ再生指示が送られてきて、バイトカウンタ101の
カウント値がmからnに変更されたとする。そうする
と、バイトカウンタ101は、カウント値がmからnに
変更されたことをAV転送制御ブロックに通知する。
【0227】ジャンプ再生指示を受け取ると、AV転送
制御ブロック211のバッファ制御手段227は、バイ
トカウンタ101から通知されたカウンタ値から、再生
中断位置と再生再開位置を検索して特定する。
【0228】すなわち、まず、記録時にAVデータとと
もに磁気ディスク媒体215に記録された特再テーブル
を利用して、ジャンプ再生指示が送られてきた時点で、
タイムスタンプ再生手段223に出力していたフレーム
に属する最終のトランスポートパケットまでを含む、バ
ッファメモリ211における位置を検索し、再生中断位
置とする。
【0229】すなわち、出力中のpictureフレー
ムの次に存在するpictureフレームの先頭パケッ
トの位置を検索し、その直前のパケットまでを出力して
再生中断位置とする。
【0230】なお、上記検索処理中に再生位置が検索位
置を追い越さないように、出力中のpictureフレ
ームよりも数枚先のpictureフレームを検索して
もよい。
【0231】次に、バッファ制御手段227は、バイト
カウンタ101の変更後のカウント値に対応する、ジャ
ンプした後に再生を再開する最初のビデオデータのフレ
ームの先頭位置を検索する。この最初のフレームの先頭
位置は、ジャンプした部分を飛ばした後のフレームのう
ち最初に現れるIフレームの先頭のトランスポートパケ
ットの先頭位置とする。
【0232】そのためには、まず、バッファ制御手段2
27は、HDD制御手段228に指示して、変更後のカ
ウント値に対応するディスクアクセスユニットの番号を
得る。次に、そのディスクアクセスユニットに対応する
特再テーブルのみを磁気ディスク媒体215から読み出
す。そして、読み出した特再テーブルを利用して変更後
のカウント値に対応する位置の後に最初に現れるIフレ
ームを検索する。
【0233】すなわち、ディスクアクセスユニットにI
フレームが存在しなければさらに次のディスクアクセス
ユニットを検索する。このようにして次のIフレームを
含むディスクアクセスユニットが見つかるまで検索す
る。そして、Iフレームを含むディスクアクセスユニッ
トが見つかると、そのIフレームの先頭位置を検索す
る。そして、そのディスクアクセスユニット全体を磁気
ディスク媒体215からバッファ制御手段227へ読み
込む。
【0234】このようにしてバッファ制御手段227
は、再生を再開するIフレームの先頭の位置を再生開始
位置とし、そのIフレームを含むディスクアクセスユニ
ットから再生を行う。
【0235】バッファ制御手段227は、ジャンプ前に
は、タイムスタンプ再生手段223から要求される毎
に、バッファメモリ212の最終記録位置までのトラン
スポートパケットを順にタイムスタンプ再生手段223
に出力する。
【0236】バッファメモリ212に格納されているト
ランスポートパケットをタイムスタンプ再生手段223
に出力し、バッファメモリ212の空き領域が増加する
と、バッファ制御手段227は、HDD制御手段228
を制御して、上記の再生再開位置のディスクアクセスユ
ニットを読み取りバッファメモリ211に格納する。
【0237】そして、タイムスタンプ再生手段223か
らさらに要求され、バッファ制御手段227が、バッフ
ァメモリ212の最終記録位置までのトランスポートパ
ケットを出力し終わると、次に、バッファメモリ212
に記録されているAVデータのうち、再生再開位置に対
応するトランスポートパケットからタイムスタンプ再生
手段223に出力する。
【0238】タイムスタンプ再生手段223は、このよ
うにしてバッファ制御手段227から出力されてくるト
ランスポートパケットを順に1394PHY/LINK
210に出力する。
【0239】1394PHY/LINK210は、タイ
ムスタンプ再生手段223から出力されてくるトランス
ポートパケットからアイソクロナスパケットを作成し、
IEEE1394バスに出力する。
【0240】このように、HDDレコーダ201は、ジ
ャンプ再生指示を受け取ると、その時点で出力していた
フレームを構成する最終のトランスポートパケットまで
を出力し、ジャンプ後には、ジャンプ後のフレームのう
ち最初に現れるIフレームの先頭のトランスポートパケ
ットから出力する。
【0241】図5の(a)に、ジャンプ再生を行う際の
MPEGトランスポートストリームのトランスポートパ
ケットを示す。
【0242】図5の(a)で、A、B、X、Yなどはそ
れぞれトランスポートパケットを示している。
【0243】ジャンプ5は、バッファ制御手段227が
ジャンプ再生によってこの部分のトランスポートパケッ
トを飛ばしてタイムスタンプ再生手段223に出力する
ことを意味している。すなわち、バッファ制御手段22
7は、A、B、Cまで出力した時点すなわち再生の終わ
り6から、ジャンプ5に示すようAVデータを飛ばす。
このとき上記の動作を行うことにより、再生の終わり6
は必ずジャンプ再生指示を受けとった時点で出力してい
るフレームを構成する最終のトランスポートパケットを
出力した位置になる。そして、Cのトランスポートパケ
ットの次は、次の再生の始まり7に示すようにX、Y、
Zの順にトランスポートパケットをタイムスタンプ再生
手段223に出力する。このとき上述したの動作を行う
ことにより、次の再生の始まり7は、ジャンプ後に再生
するAVデータのうち最初に現れるIフレームの先頭の
トランスポートパケットになる。
【0244】図5の(b)にジャンプ再生を行った結
果、タイムスタンプ再生手段223からから出力される
MPEGトランスポートストリームを示す。
【0245】すなわち、タイムスタンプ再生手段223
は、A、B、C、X、Y、Zの順にトランスポートパケ
ットを出力する。
【0246】このように、AV転送制御ブロック211
は、ジャンプ再生を行う際に、まずジャンプ5に示した
部分を飛ばす前に、1フレームを構成する最終のトラン
スポートパケットまでを出力し、ジャンプ5に示した部
分を飛ばした後には、次のIフレームの先頭のトランス
ポートパケットから出力する。
【0247】このように、本実施の形態のHDDレコー
ダ201は、ジャンプ再生を行う際、フレームの境界ま
でのAVデータを出力し、またIフレームの先頭から出
力するので、図5の(b)に示すように結合部分で発生
するノイズを抑えることが出来る。
【0248】以上の説明では、ジャンプ再生のうち、A
Vデータのうち所定の部分を飛ばして再生する場合につ
いて説明したが、次に、磁気ディスク媒体215に記録
している最中に所定の部分を飛ばして記録し、記録した
AVデータをそのまま再生する場合について以下に説明
する。
【0249】図6の(a)に磁気ディスク媒体215の
ディスクアクセスユニットのうち記録が一時停止された
時点のAVデータが書き込まれたディスクアクセスユニ
ットである記録一時停止点のあるDAU230と、記録
が再生された時点のAVデータが書き込まれたディスク
アクセスユニットである記録再開点のあるDAU231
とを示す。
【0250】記録一時停止点のあるDAU230には、
最終パケット233までが書き込まれている。また1つ
前のフレームの最終パケット232は、最終パケット2
33を含むフレームの一つ前のフレームに含まれる最終
のトランスポートパケットである。
【0251】記録再開点のあるDAU231には、記録
が再開されて最初に記録される先頭パケット234から
記録が始まっている。そして、Iフレームの先頭パケッ
ト240は、記録が再開されてから最初に現れるIフレ
ームを構成する先頭のトランスポートパケットである。
【0252】さて、図6の(a)のように記録されてい
るAVデータをHDDレコーダ201が再生する場合、
まず、バッファ制御手段227は、HDD制御手段22
8にAVデータを読み取るよう要求し、HDD制御手段
228は、磁気ディスク媒体215のディスクアクセス
ユニット単位で磁気ディスク媒体215からAVデータ
を読み取るようハードディスク部208を制御する。
【0253】HDD制御手段228は、AVデータが記
録されている先頭のディスクアクセスユニットから順番
に読み取るよう制御し、読み取ったディスクアクセスユ
ニットに記録されているAVデータをバッファ制御手段
227に転送する。
【0254】バッファ制御手段227は、HDD制御手
段228から転送されてきたディスクアクセスユニット
分のAVデータをバッファメモリ212に格納してい
く。
【0255】図6の(b)に、記録一時停止点のあるD
AU230が読み取られ、続けて記録再開点のあるDA
U231が読み取られてバッファメモリ212に格納さ
れている状態を示す。
【0256】すなわち、バッファメモリ212のうちバ
ッファメモリS1(235)の部分には、記録一時停止
点のあるDAU230に記録されていたAVデータが格
納されており、バッファメモリS2(236)の部分に
は、記録再開点のあるDAU231に記録されていたA
Vデータが格納されている。
【0257】バッファ制御手段227は、バッファメモ
リ212に記録一時停止点のあるDAU230を格納し
た時点で、上述した場合と同様に特再テーブルを利用し
て一つ前のフレームの最終パケット232の位置を検索
して特定する。これは、最終パケット233からパケッ
トを遡る方向に特再テーブルを検索し、DAU230中
にある最終のpictureフレームの先頭パケットを
見つける。そして、その1つ前のパケットつまりフレー
ムの最終パケット232が見つかることになる。
【0258】すなわち、記録が一時停止される際に最後
に記録中であったフレームの一つ手前のフレームを構成
する最終のトランスポートパケットの記録位置を検索す
る。そして、バッファメモリ212の再生の終わり23
7に示す位置を特定する。
【0259】さらにバッファ制御手段227は、バッフ
ァメモリ212に記録再開点のあるDAU231に記録
されていたAVデータを格納した時点で、上述した場合
と同様に特再テーブルを利用してIフレームの先頭パケ
ット240を検索する。すなわち、記録が再開されてか
ら最初に現れるIフレームの先頭のトランスポートパケ
ットのバッファメモリ212における記録位置を特定す
る。このようにして次の再生の始まり238が特定され
る。
【0260】一方、バッファ制御手段227は、タイム
スタンプ再生手段223からの要求に従って、順番にバ
ッファメモリ211からトランスポートパケットを読み
取ってタイムスタンプ再生手段223に出力している。
【0261】バッファ制御手段227は、バッファメモ
リS1(235)に格納されているAVデータを出力す
る際、再生の終わり237までのトランスポーパケット
を出力すると、次に、次の再生の始まり238からのト
ランスポートパケットをタイムスタンプ再生手段216
に出力する。
【0262】従って、タイムスタンプ再生手段216が
出力するトランスポートパケットは、図6の(c)のよ
うになる。すなわち、タイムスタンプ再生手段223
は、記録一時停止点の最終パケット233が含まれるフ
レームの終わりの最終のトランスポートパケットである
Cを出力した後、続けて、記録再開後に最初に現れるI
フレームの先頭のトランスポートパケットであるXを出
力する。
【0263】このように、本実施の形態のHDDレコー
ダ201は、いずれの場合もジャンプ再生を行う際、フ
レームの境界までのAVデータを出力し、またIフレー
ムの先頭から出力するので、結合部分で発生するノイズ
を抑えることが出来る。
【0264】なお、本実施の形態では、HDDI/F2
09は、AV処理部207がハードディスク部208を
制御する制御コマンドや、AVデータを中継するインタ
ーフェースである。具体的には、HDDI/F209
は、SCSI規格に基づくSCSIインターフェースま
たはIDE規格に基づくIDEインターフェースである
として説明したが、他の規格のインターフェースであっ
ても構わない。要するにHDDI/F209は、AV処
理部207がハードディスク部208を制御する制御コ
マンドや、AVデータを中継するインターフェースであ
りさえすればよい。
【0265】(第2の実施の形態)次に、第2の実施の
形態について説明する。
【0266】本実施の形態でも第1の実施の形態と同様
にジャンプ再生を行うことが出来るHDDレコーダにつ
いて説明する。
【0267】第1の実施の形態の同様に図1にシステム
の構成を示し、図2にHDDレコーダ201の構成を示
し、図3にAVハードディスク205の構成を示し、図
4にAV転送制御ブロック211を示す。これらは、第
1の実施の形態と同様である。
【0268】次に、このような本実施の形態の動作を説
明する。
【0269】第1の実施の形態では、図5に示したよう
に、ジャンプ再生を行う際、再生の終わり6を1フレー
ムを構成する最終のトランスポートパケットを出力した
時点にとり、次の再生の始まり7を最初に現れるIフレ
ームの先頭のトランスポートパケットを出力する位置に
とった。
【0270】図7に、図5の(a)とは多少異なったM
PEGトランスポートストリームのトランスポートパケ
ットの例を示す。
【0271】以下に、まず、図7のようなMPEGトラ
ンスポートストリームでは、不具合が生じることを示し
た後、その不具合を解決したHDDレコーダとして本実
施の形態のHDDレコーダについて説明する。
【0272】図7の(a)に示すMEPGトランスポー
トストリームでは、再生の終わり9は、第1の実施の形
態と同様、ジャンプ再生指示を受け取った時点で、タイ
ムスタンプ再生手段223がが出力しているフレームを
構成する最終のトランスポートパケットである。また、
次の再生の始まり10は、第1の実施の形態と同様、ジ
ャンプ後のフレームのうち最初に現れるIフレームの先
頭のトランスポートパケットの位置を示している。
【0273】また、A、B、C・・・の各トランスポー
トパケットの下に記載されている数字は、各トランスポ
ートパケットのコンティニティカウンタの値である。
【0274】コンティニティカウンタとは、トランスポ
ートパケットのヘッダの最後の4ビットの部分に記載さ
れている4ビットの値である。
【0275】MPEGトランスポートストリームでは、
重要なトランスポートパケットは、伝送中に抜け落ちな
いように、2回連続して挿入することが出来る。
【0276】このように同じトランスポートパケットに
は、コンティニティカウンタの値を同じ値にする。従っ
てコンティニティカウンタの値が同じであれば、同じト
ランスポートパケットであることがわかる。
【0277】そして、コンティニティカウンタが同じ値
を持つトランスポートパケットは、STB202など
で、復号される前に、重複しないようにより後から送ら
れてきたトランスポートパケットの方が取り除かれる。
【0278】図3の(a)では、Cのコンティニティカ
ウンタの値は5であり、Xのコンティニティカウンタの
値も5である。
【0279】このような場合に第1の実施の形態と同様
にジャンプ再生を行った場合、CとXのコンティニティ
カウンタの値が同一であるので、復号時に、上記のよう
にCとXが同一のトランスポートパケットと見なされ
て、Xが取り除かれてしまう。
【0280】ところがXはIフレームの先頭のトランス
ポートパケットであるので、シーケンスヘッダやGOP
ヘッダなどMPEGの伸長処理において重要なデータを
含む。従ってXが取り除かれるとシーケンスヘッダやG
OPヘッダが欠落することになり、結果として図7の
(b)のようにもともと異なったGOPに属していたト
ランスポートパケットが1GOP11に示すように1つ
のGOPに結合されてしまうので、ジャンプ再生すると
ノイズが発生することになる。
【0281】本実施の形態では、このような問題を図8
のようにして解決した。
【0282】すなわち、図8の(a)に示すように、再
生の終わり9は、AV転送制御手段211が、第1の実
施の形態と同様にジャンプ再生指示を受けた時点で、出
力していたフレームを構成する最終のトランスポートパ
ケットである。
【0283】また、次の再生の始まり10は、第1の実
施の形態と同様にジャンプ後のAVデータのうち最初に
現れるIフレームの先頭のトランスポートパケットであ
る。
【0284】さらに、本実施の形態では、バッファ制御
手段227は、Xの前に無効なデータを持つダミーのト
ランスポートパケットを挿入する。そして、このダミー
のトランスポートパケットのコンンティニティカウンタ
の値はXより1つだけ小さい値とする。
【0285】その結果、タイムスタンプ再生手段223
は、図8の(b)に示すようなMPEGトランスポート
ストリームを出力する。すなわち、1GOP15と1G
OP16とからなるトランスポートストリームを出力す
る。
【0286】ダミーのトランスポートパケットとXはコ
ンティニティカウンタの値が同一でないので、復号され
る前に、Xが取り除かれてしまうことはない。このよう
にXは取り除かれないのでシーケンスヘッダが欠落して
しまうこともない。また、挿入されたダミーのトランス
ポートパケットは無効なデータを有するので、復号処理
に何ら影響を与えることはない。従って、2つのGOP
が結合してしまうなどの不具合も発生しないので、ジャ
ンプ再生を実行しても第1の実施の形態で抑えることが
出来なかったノイズも抑えることが出来る。
【0287】図9に、図8とは多少異なったMPEGト
ランスポートストリームを示す。図9の(a)のトラン
スポートストリームと図8の(a)との相違点は、Cと
Xのコンティニティカウンタの値が同一ではなく連続し
た値になっていることである。
【0288】このような場合でも、上記と同様にダミー
のトランスポートパケットを挿入する。すなわち、Xの
コンティニティカウンタより1だけ小さい値を、挿入す
るダミーのトランスポートパケットのコンティニティカ
ウンタの値とする。
【0289】そうすると、ダミーのトランスポートパケ
ットのコンティニティカウンタの値とCのコンティニテ
ィカウンタの値が等しくなるので、図9の(b)に示す
ように、復号される前にダミーのトランスポートパケッ
トが取り除かれてしまう。ところがシーケンスヘッダを
含んでいるXは取り除かれないので、第1の実施の形態
のように2つのGOPが1つに結合してしまうような事
態は発生しない。
【0290】このように、図9のように、再生の終わり
9に出力されるトランスポートパケットと次の再生の始
まり10に最初に出力されるトランスポートパケットの
コンティニティカウンタの値が連続している場合でも、
ダミーパケットを挿入することによる不具合は発生しな
い。
【0291】最後に、上記で説明したダミーのトランス
ポートパケットの具体例について説明する。
【0292】図10の(a)にダミーのトランスポート
パケットの例を示す。このダミーのトランスポートパケ
ットでは、ペイロードをエレメンタリーストリームのパ
ディング値である0ですべて埋めたものである。
【0293】また、図10の(b)にダミーのトランス
ポートパケットの別の例を示す。このダミーのトランス
ポートパケットでは、ペイロードの部分にPESヘッダ
を埋め込んだものであり、その埋め込まれるPESヘッ
ダのサイズが184バイトになるようにPES_hea
der_data_lengthを175に設定し、P
ESヘッダ部のフラグは全て0に設定し、残りのPES
ヘッダ中のパディング値をFFとすしたものである。
【0294】また、図10の(c)にダミーのトランス
ポートパケットの別の例を示す。このダミーのトランス
ポートパケットは、トランスポートストリームのヘッダ
にadaptation_fieldを設け、adap
tation_fieldのサイズが184バイトにな
るようにadaptation_field_leng
thを183に設定する。そして、adaptatio
n_fieldの各フラグを全て0にする。また、例外
として、discontinity_indicato
rフラグは1としても構わない。これ以外のadapt
ation_field中のパディングはFFとする。
【0295】なお、ダミーのトランスポートパケット
は、図10の(a)、(b)、(c)を組み合わせたよ
うなパケットであってもよい。例えば、アダプテーショ
ンフィールドがあってその次にPESヘッダがあり、最
後にエレメンタリーストリームのパディング値である0
が埋めこまれているようなパケットであってもよい。も
ちろん(a)と(b)のみの組み合わせなど、(a)、
(b)、(c)の任意の2つの組み合わせであってもよ
い。
【0296】なお、本実施の形態では再生中に所定の部
分を飛ばして再生するジャンプ再生についてダミーのト
ランスポートパケットを挿入するとして説明したが、こ
れに限らず、記録時に所定の部分を飛ばしたAVデータ
を再生するジャンプ再生でも同様にダミーのトランスポ
ートパケットを挿入することにより、上記と同等の効果
を得ることが出来る。
【0297】さらに、本実施の形態では、ダミーのトラ
ンスポートパケットのコンティニティカウンタの値は最
初に現れるIフレームの先頭のトランスポートパケット
であるXのコンティニティカウンタの値より1つだけ小
さい値であるとして説明したが、これに限らない。ダミ
ーのトランスポートパケットのコンティニティカウンタ
の値は最初に現れるIフレームの先頭のトランスポート
パケットであるXのコンティニティカウンタの値と異な
ってさえいればどのような値でも構わない。
【0298】なお、第2の実施の形態では、ダミーのト
ランスポートパケットを使って前後のフレームのコンテ
ィニティカウンタを重複させたが、Iフレームの先頭の
パケットのコンティニテイィカウンタを前のフレームの
コンティニティカウンタと異なる値を付けなおしてもよ
い。さらにそのIフレーム以降のコンティニティカウン
タが連続するように再生時に以降のコンティニティカウ
ンタの値を付けなおしてもよい。
【0299】さらに、本発明のフレーム間圧縮及びフレ
ーム内圧縮を施された圧縮符号化ストリームは、本実施
の形態におけるMPEGトランスポートストリームに限
らず、MPEGプログラムストリーム、DVフォーマッ
トのストリームなど、要するにビデオデータのフレーム
の一部がフレーム内圧縮をほどこされており、それ以外
のビデオデータのフレームがフレーム間圧縮を施されて
おり、伝送される符号化ストリームでありさえすればよ
い。
【0300】さらに、本発明の圧縮符号化ストリームに
おけるパケットとは、本実施の形態におけるトランスポ
ートパケットに限らず、圧縮符号化ストリームがMPE
Gのストリームである場合であればDSSパケットや、
PES(パケタイズドエレメンタリーストリーム)な
ど、要するに本発明のフレーム間圧縮及びフレーム内圧
縮を施された圧縮符号化ストリームがパケット単位で伝
送される場合のパケットでありさえすればよい。
【0301】(第3の実施の形態)次に第3の実施の形
態について説明する。
【0302】本実施の形態では、ノイズを抑えてジャン
プ再生を行うことが出来る再生装置とSTBについて説
明する。
【0303】図12に、本実施の形態の再生装置102
を示す。再生装置102は、従来の技術で説明したもの
と同一である。すなわち、再生装置102は、ジャンプ
前に最後に出力するパケットはフレームを構成する最終
のパケットになるとは限らず、またジャンプ後に最初に
出力するパケットはIフレームの先頭のパケットになる
とは限らないものである。
【0304】図14に本実施の形態のSTB250を示
す。
【0305】再生装置102とSTB250はIEEE
1394バスで接続されている。
【0306】STB250は、チューナ部251、トラ
ンスポートストリームデコーダ252、I/F制御ブロ
ック253、MPEGデコーダ254を備えている。
【0307】チューナ部251は、アンテナから入力し
た放送波をデジタルのビットストリームすなわちMPE
Gトランスポートストリームに変換する手段である。
【0308】トランスポートストリームデコーダ252
は、チューナ部251から出力されたMPEGトランス
ポートストリームをPES(パケッタイズド・エレメン
タリーストリーム)に変換する手段である。また、チュ
ーナ部251から出力されたMPEGトランスポートス
トリームをI/F制御ブロック253に出力する機能も
有する手段である。また、I/F制御ブロック253か
ら入力されるMPEGトランスポートストリームも同様
にPES(パケッタイズド・エレメンタリーストリー
ム)に変換する手段である。
【0309】I/F制御ブロック253は、トランスポ
ートストリームデコーダ部252から出力されたMPE
Gトランスポートストリームをパーシャル化してIEE
E1394インタフェースポートに出力する手段であ
る。
【0310】ここで、パーシャル化とは、多重化されて
いるMPEGトランスポートストリームのうち必要なコ
ンテンツ(番組)に関わるパケットのみをフィルタリング
し、PSI情報を有するパケットをフィルタリング後の
MPEGトランスポートストリームに対応したPSI情
報に書き換えて出力することである。また、PSI情報
とは、PAT/PMT/SIT等のことである。
【0311】また、I/F制御ブロック253は、IE
EE1394インターフェースポートから入力されるM
PEGトランスポートストリームをトランスポートスト
リームデコーダ部252に出力する手段でもある。
【0312】MPEGデコーダ254は、PESからE
S(エレメンタリーストリーム)に変換し、さらにESを
デコードして圧縮されたMPEGデータを伸長し、伸長
された映像と音声データをアナログ信号に変換し図示し
ていないモニタに出力する手段である。
【0313】図示していないモニタは、映像を表示し、
音声を出力する手段である。
【0314】なお、本実施の形態の再生装置102とS
TB250は本発明の再生システムの例であり、本実施
の形態のSTB250は本発明の復号装置の例であり、
本実施の形態のHDD2とストリーム制御手段103と
バイトカウンタ101は本発明の読み取り手段の例であ
り、本実施の形態のMPEGデコーダ254は本発明の
復号手段の例であり、本実施の形態のMPEGデコーダ
254は本発明の制御手段の例である。
【0315】次に、このような本実施の形態の動作を説
明する。
【0316】再生装置102のストリーム制御手段10
3は、再生を開始する際にバイトカウンタ101に再生
を開始することを通知する。
【0317】バイトカウンタ101は、ストリーム制御
手段103から再生を開始することを通知されると再生
位置情報を先頭からのバイト数としてカウントする。
【0318】HDD2は、ストリーム制御手段103か
らの再生コマンドを受信するとハードディスク媒体のス
トリーム制御手段103が指定したLBAに対応する場
所からAVデータを読み出して、ストリーム制御手段1
03に出力する。
【0319】ストリーム制御手段103は、HDD2か
らAVデータを受け取るとAVデータをトランスポート
パケット毎の時間間隔を復元してIEEE1394I/
F4に出力する。
【0320】IEEE1394I/F4は、ストリーム
制御手段103から出力されたMPEGトランスポート
ストリームをIEEE1394バスに出力する。
【0321】一方、バイトカウンタ101は、ストリー
ム制御手段103から再生を開始することを通知されて
からストリーム制御手段103がIEEE1394I/
F4に出力するAVデータの位置をバイトカウントして
いる。
【0322】現在、バイトカウンタの値はmバイト(m
は、正の整数)を示していたとする。すなわち、AVデ
ータの再生が開始されてからmバイト分のAVデータが
再生されているとする。
【0323】バイトカウンタ101が、図14に示すS
TB250からジャンプ再生のコマンドを受信するかあ
るいは、再生装置102のリモコンなどから再生装置が
ジャンプ再生するように操作命令を受信したとする。そ
うするとバイトカウンタ101は、カウント値がmから
nに変更されたことをストリーム制御手段103に通知
する。
【0324】これを受けて、ストリーム制御手段103
は、バイトカウンタ101から通知される直前のトラン
スポートパケットをIEEE1394I/F4に出力
し、継続して、再生開始からnバイトに対応するAVデ
ータをHDD2から読み出して、先に出力したトランス
ポートパケットに続けて再生開始からnバイトに対応す
るAVデータの先頭のトランスポートパケットをIEE
E1394I/F4に出力する。
【0325】このようにストリーム制御手段103はバ
イトカウンタ101の値が不連続に変化すると、ジャン
プ再生を行う。
【0326】一方、図14に示すSTB250において
再生装置102に対してジャンプ再生を行うコマンドを
発行する場合の上記ジャンプ再生時の動作を説明する。
【0327】STB250において、まず、再生装置1
02から入力されるAVデータがI/F制御ブロック2
53を経由してトランスポートストリームデコーダ25
2に入力される。
【0328】トランスポートデコーダ252は、入力し
たトランスポートストリームをPESに変換し、MPE
Gデコーダ254に出力する。
【0329】MPEGデコーダ254は、MPEGの圧
縮データを伸長して、映像及び音声のアナログデータに
して、モニタへ出力する。
【0330】次に、ST1653は、MPEGデコーダ
254に対し、現在表示中のフレームを静止させたの
ち、静止状態を保持したまま、トランスポートストリー
ムデコーダ252にmバイトまで入力されるのを待ち、
そのデータがPESに変換されMPEGデコーダ254
に入力された時点で、MPEGデコーダ254は、静止
を保持して以降のPESデータを破棄する。
【0331】次に再生装置102にジャンプコマンドを
発行する。
【0332】するとI/F制御ブロック253を経由し
てトランスポートストリームデコーダ252にnバイト
目からのAVデータが入力される。これらのデータはP
ESに変換されMPEGデコーダ254に入力される。
【0333】MPEGデコーダ254は依然として静止
状態を保持したまま、入力されたPESデータからIフ
レームを検出するまで、PESデータを破棄しつづけ、
Iフレームを検出した時点からMPEG圧縮の伸長を開
始する。このようにすれば、MPEGのブロックノイズ
の発生をなくすことができる。なお、本実施の形態の場
合DITパケットはなくてもよい。
【0334】(第4の実施の形態)次に、第4の実施の
形態について説明する。
【0335】第3の実施の形態では、STB250でジ
ャンプ再生を行うためのコマンドを発行する場合につい
て説明したが、本実施の形態では、STB250が再生
装置102に対してジャンプ再生を行うコマンドを発行
しない場合、すなわち、リモコンなどから再生装置10
2がジャンプ再生するよう命令を発行したとする場合、
及び録画の一時停止によるAVデータの中断部分を含ん
だAVデータの再生を行う場合について説明する。
【0336】図12に、本実施の形態の再生装置102
を示す。再生装置102は従来の技術で説明したものと
同一である。
【0337】ただし、ストリーム制御手段103は、本
実施の形態特有の機能をも有するものである。すなわ
ち、ストリーム制御手段103は、従来の技術で説明し
た機能に加えて、さらに、本実施の形態特有の機能とし
て、ジャンプ再生時にジャンプ後のストリームの先頭ま
たはジャンプ直前のストリームの最後にDITパケット
を挿入する機能を有するものとする。
【0338】ここで、DITパケットとは、ストリーム
の切れ目を示すパケットであり、そのような通知が出来
るフラグを有したフィールドがストリーム中にあればど
のようなものであってもよい。
【0339】また、STB250の構成は第3の実施の
形態と同一であるので説明を省略する。
【0340】次に、このような本実施の形態の動作を説
明する。
【0341】ストリーム制御手段103は、再生を開始
する際にバイトカウンタ101に再生を開始することを
通知する。
【0342】現在、バイトカウンタの値はmバイト(m
は、正の整数)を示していたとする。すなわち、AVデ
ータの再生が開始されてからmバイト分のAVデータが
再生されているとする。
【0343】再生装置102のリモコンなどから再生装
置102がジャンプ再生するように操作命令を受信した
とする。また、録画の一時停止位置に到達し、再生装置
102自身がジャンプ再生するように動作したとする。
【0344】そうするとバイトカウンタ101は、カウ
ント値がmからnに変更されたことを通知する。
【0345】これを受けて、ストリーム制御手段103
は、バイトカウンタ101から通知される直前のトラン
スポートパケットをIEEE1394I/F4に出力
し、継続して、再生開始からnバイトに対応するAVデ
ータをHDD2から読み出して、先に出力したトランス
ポートパケットに続けてDITパケットを挿入後、再生
開始からnバイトに対応するAVデータの先頭のトラン
スポートパケットをIEEE1394I/F4に出力す
る。
【0346】一方、STB250は、まず、再生装置1
02から入力されるAVデータをI/F制御ブロック2
53、トランスポートストリームデコーダ252を経由
してMPEGデコーダ254に入力する。
【0347】MPEGデコーダ254はMPEGの圧縮
データを伸長して、映像及び音声のアナログデータにし
て、モニタへ出力しているこのときトランスポートスト
リームデコーダ252がDITパケットを受信するとM
PEGデコーダ254に対し、現在表示中のフレームを
静止させたのち、静止状態を保持したままにする。
【0348】そして、I/F制御ブロック253を経由
してトランスポートストリームデコーダ252にnバイ
ト目からのAVデータが入力される。これらのデータは
PESに変換されMPEGデコーダ254に入力され
る。
【0349】MPEGデコーダ254は依然として静止
状態を保持したまま、入力されたPESデータからIフ
レームを検出するまで、PESデータを破棄しつづけ、
Iフレームを検出した時点からMPEG圧縮の伸長を開
始する。このようにすれば、MPEGのブロックノイズ
の発生をなくすことができる。
【0350】(第5の実施の形態)次に、第5の実施の
形態について説明する。
【0351】本実施の形態では、第4の実施の形態と同
様にSTB250が再生装置102に対してコマンドを
発行しない場合、すなわち、リモコンなどから再生装置
102がジャンプ再生するよう命令を発行したとする場
合、及び、録画の一時停止によるAVデータの中断部分
を含んだAVデータの再生を行う場合について説明す
る。
【0352】図14に、本実施の形態のSTB250を
示す。本実施の形態のSTB250は、第4の実施の形
態と同様である。
【0353】図12に、本実施の形態の再生装置102
を示す。再生装置102の構成は従来の技術で説明した
再生装置102と同じものであるが、ストリーム制御手
段103において、本実施の形態における特有の動作と
して、ジャンプ再生時に、ジャンプの実行直前に、ジャ
ンプを実行することをコマンドでSTB250に通知す
る手段を有するものとする。
【0354】次に、このような本実施の形態の動作を説
明する。
【0355】ストリーム制御手段103は、再生を開始
する際にバイトカウンタ101に再生を開始することを
通知する。
【0356】現在、バイトカウンタ101の値はmバイ
トを示していたとする。すなわち、AVデータの再生が
開始されてからmバイト分のAVデータが再生されてい
るとする。
【0357】再生装置102のリモコンなどから再生装
置102がジャンプ再生するように操作命令を受信した
とする。また、録画の一時停止位置に到達し、再生装置
102自身がジャンプ再生するように動作したとする。
【0358】そうすると、再生装置102はSTB25
0にジャンプが行われることを通知するコマンドを発行
する。
【0359】次に、バイトカウンタ101は、カウント
値がmからnに変更されたことを通知する。
【0360】これを受けて、ストリーム制御手段103
は、バイトカウンタ101から通知される直前のトラン
スポートパケットをIEEE1394I/F4に出力
し、継続して、再生開始からnバイトに対応するAVデ
ータをHDD2から読み出して、先に出力したトランス
ポートパケットに続けて再生開始からnバイトに対応す
るAVデータの先頭のトランスポートパケットをIEE
E1394I/F4に出力する。
【0361】一方、STB250は、まず、再生装置1
02から入力されるAVデータをI/F制御ブロック2
53、トランスポートストリームデコーダ252を経由
してMPEGデコーダ254に入力する。
【0362】MPEGデコーダ254はMPEGの圧縮
データを伸長して、映像及び音声のアナログデータにし
て、モニタへ出力している。
【0363】このときI/F制御ブロック253は再生
装置102がジャンプを実行することを通知するコマン
ドを受信するとMPEGデコーダ254に対し、現在表
示中のフレームを静止させたのち、静止状態を保持した
ままにする。
【0364】そして、I/F制御ブロック253を経由
してトランスポートストリームデコーダ252にnバイ
ト目からのAVデータが入力される。これらのデータは
PESに変換されMPEGデコーダ254に入力され
る。
【0365】MPEGデコーダ254は依然として静止
状態を保持したまま、入力されたPESデータからIフ
レームを検出するまで、PESデータを破棄しつづけ、
Iフレームを検出した時点からMPEG圧縮の伸長を開
始する。このようにすれば、MPEGのブロックノイズ
の発生をなくすことができる。
【0366】このように、第3の実施の形態、第4の実
施の形態、第5の実施の形態によれば、再生装置102
がジャンプ前の出力がビデオフレームの終わりまで出力
しなくともかつ、ジャンプ後の出力がIフレームの先頭
から出力しなくともMPEGデコーダ254による動作
によってノイズ発生をおさえることが可能である。
【0367】(第6の実施の形態)次に、第6の実施の
形態について説明する。
【0368】本実施の形態では、特殊再生から通常再生
に移る際、短い時間で通常再生に移ることが出来るHD
Dレコーダについて説明する。
【0369】第1の実施の形態の同様に図1にシステム
の構成を示し、図2にHDDレコーダ201の構成を示
し、図3にAVハードディスク205の構成を示し、図
4にAV転送制御ブロック211を示す。これらは、第
1の実施の形態と同様である。
【0370】特再情報生成部217は、第1の実施の形
態でも説明したように、PID−filter手段21
8、PES−header検出手段219、pictu
re−header検出手段220、テーブルデータ作
成手段221から構成される。
【0371】PID−filter手段218は、タイ
ムスタンプが付加されたトランスポートパケットのPI
Dを検出し、PIDがビデオデータを示す値であるトラ
ンスポートパケットを選別する手段である。
【0372】PES−header検出手段219は、
選別されたトランスポートパケットのうちPES−he
aderを保持しているトランスポートパケットを検出
し、その位置情報を生成する手段である。
【0373】picture−header検出手段2
20は、トランスポートパケットからpicture−
headerを保持するトランスポートパケットを検出
し、picture−coding−typeつまり
I、B、Pのいずれであるかの情報を生成する手段であ
る。
【0374】テーブルデータ作成手段221は、生成し
たPESヘッダの位置情報及びpicture−cod
ing−typeから、MPEGトランスポートストリ
ームを構成する各フレームの種類、開始位置及びサイズ
に関する情報を抽出し、抽出した情報から特再テーブル
データを作成する手段である。なお、サイズ情報は例え
ば前のPESから次のPESまでの長さをPESの位置
情報から算出する。
【0375】また、バッファ制御手段227は、差分計
算手段24とPCRパケット作成手段26とを備えてい
る。
【0376】差分計算手段24は、PCRを保持してい
るトランスポートパケットのPCR値からそのトランス
ポートパケットに付加されるタイムスタンプの値を引い
た差分を計算する手段である。
【0377】また、PCRパケット作成手段26は、特
殊再生から通常再生に移る際、通常再生されるIフレー
ムの先頭のトランスポートパケットの直前のトランスポ
ートパケットに付加されているタイムスタンプに、記録
時に差分計算手段24が計算した差分を加算した値をP
CR値としてPCRを保持するパケットを作成する手段
である。
【0378】また、frame送出管理手段224は、
特殊再生する場合に、出力されるトランスポートパケッ
トの送出管理及び出力するIフレームと次に出力するI
フレームとの間隔の管理を行う手段である。
【0379】PID−filter手段225は、特殊
再生する場合に、入力されてくるトランスポートパケッ
トのPIDを検出し、検出したPIDがビデオデータ以
外のものを示す場合は、そのトランスポートパケットを
取り除き、検出したPIDがビデオデータであるトラン
スポートパケットのみを出力する手段である。
【0380】PAT/PMT/SIT付与/PCR付与
手段226は、PAT、PMT、SITを保持するトラ
ンスポートパケットを付与し、さらにPCRを保持する
トランスポートパケットも付与して、各トランスポート
パケットのコンティニティカウンタを正しく付けなおし
て、文法的に正しいMPEGトランスポートストリーム
を復元して出力する手段である。
【0381】なお、本実施の形態のAV転送制御ブロッ
ク211とハードディスク部208は本発明の書き込み
手段の例であり、本実施の形態のHDDレコーダ201
は本発明の記録装置の例であり、本実施の形態のAV転
送制御ブロック211とハードディスク部208は本発
明の読み取り手段の例を兼ねており、本実施の形態のハ
ードディスクレコーダ201は本発明の再生装置の例を
兼ねている。
【0382】次に、このような本実施の形態の動作を説
明する。
【0383】まず、AVデータを記録する際の動作を説
明する。
【0384】AVデータを記録する際、1394PHY
/LINK210は、STB202からIEEE139
4バスを経由してアイソクロナスパケットとして伝送さ
れてきたAVデータを受信すると、MPEGトランスポ
ートストリームとしてトランスポートパケットの時間間
隔を復元してAV転送制御ブロック211に出力する。
【0385】AV転送制御ブロック211は、27MH
zの発信周波数の発振器を有しており、トランスポート
パケットに保持されているPCRの値を利用してその発
振器の発信周波数のPLL同期をとっている。そして、
AV転送制御ブロック211は、この発振器の発信周波
数でカウントアップする図示していないカウンタを備え
ている。
【0386】そして、AV転送制御ブロック211のタ
イムスタンプ付与手段216は、1394PHY/LI
NK210からトランスポートパケットを受け取ると、
その受け取ったタイミングで、27MHzの発信周波数
でカウントアップするカウンタの値を読み取り、トラン
スポートパケットにその読み取った値をタイムスタンプ
として付加する。
【0387】図11の(a)にこのようにしてタイムス
タンプが付加されたトランスポートパケットを示す。
【0388】各トランスポートパケットには、タイムス
タンプ28、29、30に示すように一個ずつタイムス
タンプが付加されている。
【0389】タイムスタンプ付与手段216は、図11
の(a)のようにタイムスタンプを付与したトランスポ
ートパケットを特再情報生成部217に出力する。
【0390】特再情報生成部217は、タイムスタンプ
が付加されたトランスポートパケットを解析して、特殊
再生を行う際に用いる特再テーブルを作成する。
【0391】すなわち、PID−filter手段21
8は、タイムスタンプが付加されたトランスポートパケ
ットのPIDを検出し、PIDがビデオデータを示して
いるトランスポートパケットを選別する。
【0392】そして、PES−header検出手段2
19は選別されたビデオデータを保持しているトランス
ポートパケットのうちPES−headerを保持して
いるトランスポートパケットを検出し、その位置情報を
生成する。
【0393】続いて、picture−header検
出手段220は、トランスポートパケットからpict
ure−headerを保持しているトランスポートパ
ケットを検出し、picture−coding−ty
peつまり、I、B、Pのいずれかの情報を生成する。
【0394】テーブルデータ作成手段221は、生成し
たPESヘッダの位置情報及びpicture−cod
ing−typeから、MPEGトランスポートストリ
ームを構成する各フレームの種類、開始位置及びサイズ
に関する情報を抽出し、抽出した情報から特再テーブル
データを作成する。なお、サイズ情報は例えば前のPE
Sから次のPESまでの長さをPESの位置情報から算
出する。そして抽出した各フレームの種類、先頭の記録
位置及びサイズなどの情報を記載した特再テーブルを作
成する。
【0395】バッファ制御手段227は、タイムスタン
プ付与手段216から出力されてくるトランスポートパ
ケットを受け取り、テーブルデータ生成手段221が作
成した特再データを受け取ると、これらをディスクアク
セスユニットの記録フォーマットに変換してバッファメ
モリ212に一旦格納する。
【0396】バッファ制御手段227がトランスポート
パケットと特再テーブルを記録用フォーマットに変換す
る際に、差分計算手段24は、PCRとタイムスタンプ
との差分値を求める。これは例えば、1つのディスクア
クセスユニットに格納されるトランスポートパケットの
うち最初にPCRを保持しているトランスポートパケッ
トのPCRの値を取得し、またそのトランスポートパケ
ットに付加されているタイムスタンプの値を取得する。
なお、差分を計算するPCRが付加されているトランス
ポートパケットは1つのディスクアクセスユニットに格
納されるトランスポートパケットのうち最初にPCRを
保持しているトランスポートパケットでなくても構わな
い。
【0397】そして、取得したPCRの値から取得した
タイムスタンプの値を引いた差分を計算する。そして、
計算した差分をディスクアクセスユニットのヘッダ部分
に格納する。
【0398】このようにして、バッファ制御手段227
は、ディスクアクセスユニット分のMPEGトランスポ
ートストリームをディスクアクセスユニットの記録フォ
ーマットに変換する。
【0399】すなわち、図11の(b)にディスクアク
セスユニットの記録フォーマットを示す。ディスクアク
セスユニットの記録フォーマットは、ヘッダ部とデータ
部から構成され、ヘッダ部には、特殊再生に用いられる
Iフレームを特定する特殊再生用情報である特再テーブ
ルデータや、前後のディスクアクセスユニットを特定す
るチェーン情報などが格納される。また、データ部に
は、タイムスタンプが付加されたトランスポートパケッ
トが格納される。
【0400】また、ヘッダ部には、上述したように、差
分計算手段24が計算した差分が、ディスクアクセスユ
ニットのヘッダ部分に格納される。
【0401】次に、バッファ制御手段227は、このよ
うな記録用フォーマットに変換されたAVデータをバッ
ファメモリ212に一旦記録するとともに、バッファメ
モリ212に記録されているディスクアクセスユニット
分のAVデータをHDD制御手段228に転送するとと
もに、HDD制御手段228に書き込み指示を発行す
る。
【0402】HDD制御手段228は、バッファ制御手
段227から書き込み指示を受け取ると、ストリーム制
御手段25から転送されてきたディスクアクセスユニッ
ト分のAVデータをハードディスク媒体の記録コマンド
で指定されたLBAに対応する位置に記録するよう、ハ
ードディスク部208を制御する。
【0403】このように、AVデータを記録する際に、
HDDレコーダ201は、ディスクアクセスユニット毎
に、ディスクアクセスユニットに記録されるトランスポ
ートパケットのうちPCRを保持している先頭のトラン
スポートパケットのPCRの値からそのトランスポート
パケットに付加されたタイムスタンプの値を引いた差分
をディスクアクセスユニットのヘッダ部分に格納する。
【0404】次に、再生時の動作を説明する。
【0405】まず、HDDレコーダ201が上記のよう
にして記録されたAVデータを特殊再生しているとす
る。
【0406】すなわち、HDD制御手段228は、ハー
ドディスク部208に読み取りコマンドを発行し、ハー
ドディスク部208は、HDD制御手段228から受け
取った読み取りコマンドに従って、指定されたディスク
アクセスユニットに格納されているヘッダ部のみを読み
取る。そしてハードディスク部208は、読み取った1
つのディスクアクセスユニット分のヘッダ部をHDD制
御手段228に転送する。
【0407】バッファ制御手段227は、HDD制御手
段228からディスクアクセスユニット分のヘッダ部を
受け取ると、ヘッダ部に格納されている特殊再生用情報
を利用して特殊再生に用いるIフレームの位置情報を抽
出し、抽出した位置情報に従って、HDD制御手段22
8がハードディスク部208にIフレーム分のAVデー
タを読み取るコマンドを発行し、ハードディスク部20
8は、そのデータをHDD制御手段228に転送する。
バッファ制御手段227は、HDD制御手段228から
Iフレーム分のAVデータを受け取り、抽出したIフレ
ームを構成するトランスポートパケットを一旦バッファ
メモリ212に格納する。
【0408】ここで、Iフレームを構成するAVデータ
は512バイトの整数倍とはならないので、ハードディ
スク部208から読み出すときは、512バイトの整数
倍で読み出す。またIフレームの終わりのトランスポー
トパケットの位置は512バイトの整数倍になるとは限
らないが、Iフレームの終わりのトランスポートパケッ
トの位置をframe送出管理手段224に通知するた
め、Iフレーム部分のみを送出出来る。
【0409】特殊再生の際には、ノーマル再生/特殊再
生切換手段222はバッファ制御手段227から出力さ
れたトランスポートパケットがframe送出管理手段
224に入力されるように設定されている。
【0410】バッファ制御手段227は、frame送
出管理手段224から要求されると、バッファメモリ2
12に格納されている特殊再生に用いるIフレームを構
成するトランスポートパケットを順番に出力する。
【0411】frame送出管理手段224は、バッフ
ァ制御手段227から出力されたトランスポートパケッ
トを受け取ると、受け取ったトランスポートパケットの
送出レートを調整して、PID−filter手段22
5に受け取ったトランスポートパケットを出力する。
【0412】また、frame送出管理手段224は、
1枚のIフレームを送出完了し、さらにフレーム送出間
隔時間を経過すると、バッファ制御手段227に次のI
フレームの転送を要求する。
【0413】PID−filter手段225は、fr
ame送出管理手段224から受け取ったトランスポー
トパケットのPIDを検出し、PIDの値がビデオデー
タであることを示しているトランスポートパケットのみ
を選別して、PAT/PMT/SIT付与/PCR付与
手段226に出力する。
【0414】従って、音声を保持するトランスポートパ
ケットや、通常再生を行う際に用いられるPCRを保持
しているパケットなどは、PID−filter手段2
25で廃棄される。
【0415】PAT/PMT/SIT付与/PCR付与
手段226は、ビデオデータを保持しているトランスポ
ートパケットを受け取ると、特殊再生を行う際に用いる
PAT、PMT、SITを保持するトランスポートパケ
ットを付加し、また特殊再生する際に用いられるPCR
を保持するパケットを付加して、また同時にこのときP
AT、PMT、SIT、及びPCRとビデオデータの各
コンティニテイィカウンタを付け直す処理を行い、文法
的に正しい特殊再生用のMPEGトランスポートストリ
ームを作成する。
【0416】1394PHY/LINK210は、特殊
再生用のMPEGトランスポートストリームを受け取る
と、アイソクロナスパケットとしてIEEE1394バ
スに伝送する。
【0417】そうすると、STB202は、IEEE1
394バスを介して、特殊再生用のMPEGトランスポ
ートストリームを受信すると、復号して映像信号に変換
し、D端子からテレビ203に出力し、テレビ203
は、映像を画面に表示する。
【0418】ところで、上記のように特殊再生を行って
いる最中にHDDレコーダ201が通常再生に移行する
際、まず、バッファ制御手段227は、特殊再生用のM
PEGトランスポートストリームとして現在出力してい
るIフレームを構成する最終のトランスポートパケット
をframe送出管理手段224に出力すると、次に、
通常再生用MPEGトランスポートストリームを出力す
る。
【0419】なお、frame送出管理手段224に出
力されてたトランスポートパケットは上記と同様にして
1394PHY/LINK210からIEEE1394
バスに伝送される。
【0420】通常再生を開始する際、まず、PCRパケ
ット作成手段26は、通常再生に移ってから最初に現れ
るIフレームの先頭のトランスポートパケットの直前の
トランスポートパケットにPCRを付加する。
【0421】すなわち、そのトランスポートパケットが
格納されていたディスクアクセスユニットのヘッダ部分
に保持されている差分を参照する。
【0422】そして、そのトランスポートパケットに付
加されているタイムスタンプの値を取得し、参照した差
分を取得したタイムスタンプに加算し、加算した値を持
つPCRをトランスポートパケットに付加する。そし
て、そのトランスポートパケットのペイロードを無効な
データで埋めるかまたはペイロードをなくす。
【0423】そして、PCRパケット作成手段26は、
そのトランスポートパケットをタイムスタンプ再生手段
223に出力する。
【0424】続いて、バッファ制御手段26は、通常再
生に移ってから最初に現れるIフレームの先頭のトラン
スポートパケットをタイムスタンプ再生手段223に出
力する。
【0425】以下、バッファ制御手段227は、タイム
スタンプ再生手段223から要求される毎に順にバッフ
ァメモリ212からトランスポートパケットを読み出し
て、タイムスタンプ再生手段223に出力する。
【0426】図11の(c)にこのようにバッファ制御
手段227から出力されるトランスポートパケットを示
す。
【0427】特殊再生から通常再生に移行する際、バッ
ファ制御手段227は、Iの終わり32に示すように、
最後のIフレームを構成する最終のトランスポートパケ
ットをframe送出管理手段224に出力してから、
まず、PCR33に示すようにPCRを保持しているト
ランスポートパケットをタイムスタンプ再生手段223
に出力する。そして、このトランスポートパケットのP
CRの値は、タイムスタンプとディスクアクセスユニッ
トのヘッダ部分に格納されていた差分とを足した値にな
っている。
【0428】そしてトランスポートパケット34に示す
ように、PCR33に引き続き、通常再生に以降してか
ら最初に現れるIフレームを構成する先頭のトランスポ
ートパケットから順にIEEE1394I/F27に出
力する。引き続きバッファ制御手段227からタイムス
タンプ再生手段223に出力されるトランスポートパケ
ットのうちPCRを保持しているトランスポートパケッ
トのPCRの値は、付け替えること無く記録されたとき
の値のままで、タイムスタンプ再生手段223に出力さ
れる。
【0429】また、1394PHY/LINK210
は、受け取ったトランスポーパケットをアイソクロナス
パケットとしてIEEE1394バスに伝送する。
【0430】このように、HDDレコーダ201は、記
録時にPCRの値からタイムスタンプの値を引いた差分
を求めて、この差分をも保存し、再生時には先出しする
PCRの値をタイムスタンプの値に差分を加算すること
によって求めるので、通常再生されるトランスポートパ
ケットが保持するPCRの値と整合性がとれている。従
って、通常再生するトランスポートパケットが保持する
PCRの値を書き替える必要がない。
【0431】このように、本実施の形態のHDDレコー
ダ201は、製造コストが高価でなく、また、HDDレ
コーダ201のハードウェアやソフトウェアにかける負
担も小さいにも関わらず、素早く特殊再生から通常再生
に移行することが出来る。
【0432】なお、本実施の形態では、差分計算手段2
4は、1つのディスクアクセスユニットに格納されるト
ランスポートパケットのうち最初にPCRを保持してい
るトランスポートパケットのPCRの値を取得し、また
そのトランスポートパケットに付加されているタイムス
タンプの値を取得するとして説明したが、これに限らな
い。一つのディスクアクセスユニットに格納されてるト
ランスポートパケットのうちPCRを保持している任意
のトランスポートパケットに付加されるタイムスタンプ
とそのトランスポートパケットが保持しているタイムス
タンプとの差分を計算しても構わない。
【0433】さらに、本実施の形態では、タイムスタン
プとPCRとは所定の差分値をもつようにタイムスタン
プが付与されるが、差分値がほぼ0となるようにタイム
スタンプを付与しても構わない。このようにすれば、P
CRを保持するパケットとして先出しするトランスポー
トパケットのPCRの値をそのトランスポートパケット
のタイムスタンプの値そのものとすることが出来る。さ
らに、引き続き出力されるPCRを保持するトランスポ
ートパケットのPCRの値もタイムスタンプの値そのも
のにすることが出来る。
【0434】さらに、本実施の形態では、特殊再生から
通常再生に移行する際、Iの終わり32に示すように、
特殊再生する最後のIフレームを構成する最終のトラン
スポートパケットをframe送出管理手段224に出
力してから、通常再生の際に最初に現れるIフレームの
先頭のトランスポートパケットの直前のトランスポート
パケットにPCRを付加してまず出力するとして説明し
たが、これに限らない。通常再生の際に最初に現れるI
フレームの先頭のトランスポートパケットより前のトラ
ンスポートパケットにPCRを付加しても構わない。要
するに、特殊再生から通常再生に以降した際には、最初
に通常再生の際に最初に現れるIフレームの先頭のトラ
ンスポートパケットより前のトランスポートパケットに
PCRを付加して出力しさえすればよい。
【0435】さらに、本実施の形態では、STBとHD
DレコーダあるいはSTBと再生装置というように別々
の機器がIEEE1394バスで接続されている場合に
ついて説明したが、これに限らない。すなわち、ストリ
ームデータを転送するバス及び機器をコントロールする
ための制御信号を送受信するI/Fであってもよい。ま
た、機器が別々でなく一つの筐体に一体化された機器で
あってもよい。また、HDDレコーダにSTBが持って
いるような亜宿符号化ストリームを伸長する復号器を内
蔵して実施してもよい。
【0436】さらに、本実施の形態では磁気ディスク2
15に記録再生するとして説明したが、これに限らず、
光ディスク、光磁気ディスク、テープ媒体などであって
も構わない。
【0437】以上グループAの各実施の形態について詳
細に説明した。
【0438】以下に、グループBの各実施の形態につい
て説明する。
【0439】(第7の実施の形態)次に、第7の実施の
形態について説明する。
【0440】本実施の形態では、特殊再生を行うことが
出来る再生装置について説明する。
【0441】図15に、本実施の形態の再生装置103
5を示す。
【0442】本実施の形態の再生装置1035は、図2
2の(a)に示した記録装置によって記録されたAVデ
ータを特殊再生及び通常再生する装置である。
【0443】再生装置1035は、ディスク媒体103
6、Iフレーム切りだし1037、PIDフィルター1
038、PCRマスク処理1039、トランスポートス
トリーム復元1040から構成される。
【0444】ディスク媒体1036は、AVデータを記
録する磁気ディスク媒体であり、図22の(a)に示し
た記録装置によってAVデータが記録されたものであ
る。
【0445】Iフレーム切りだし1037は、ディスク
媒体1036から読み出されたディスクアクセスユニッ
ト毎のデータのうち特殊再生に用いるIフレームを切り
出す手段である。
【0446】なお、ディスクアクセスユニットとは、A
Vデータをディスク媒体1036に書き込んだりAVデ
ータをディスク媒体1036から読み取ったりする際に
連続して転送される最小単位である。
【0447】PIDフィルタ1038は、Iフレーム切
りだし1037で切り出されたIフレームから構成され
るMPEGトランスポートストリームのトランスポート
パケットのうち、トランスポートパケットのPIDを利
用して、ビデオパケット以外を取り除き、ビデオデータ
のみからなるトランスポートストリームを出力する手段
である。
【0448】PCRマスク処理1039は、通常再生す
る際に使用するPCRにマスク処理を施す手段である。
【0449】トランスポートストリーム復元1040
は、PIDフィルタ1038が出力したビデオデータの
みのトランスポートストリームに特殊再生用のPAT、
PMT、SITを付与し、また特殊再生用のPCRを付
与して、各トランスポートパケットの4バイトのヘッダ
部にあるコンティニティカウンタを各PID別に連続す
るように付けなおして、完全な特殊再生用のトランスポ
ートストリームを復元する手段である。
【0450】なお、本実施の形態のIフレーム切り出し
1037は本発明の特殊再生手段の例であり、本実施の
形態のPIDフィルター1038とPCRマスク処理1
039は本発明のPCRマスク手段の例であり、本実施
の形態のトランスポートストリーム復元1040は本発
明の特殊再生用PCR生成手段の例である。
【0451】次に、このような本実施の動作を説明す
る。
【0452】本実施の形態では、図22の(a)に示し
た記録装置がディスク媒体1036にMPEGトランス
ポートストリームとして記録したAVデータを特殊再生
する場合について説明する。
【0453】そして、本実施の形態の再生装置1035
が特殊再生するAVデータは、ビデオデータを保持して
いるトランスポートパケットのPIDとPCRを保持し
ているトランスポートパケットのPIDが同一であると
する。
【0454】図16に、再生装置1035が特殊再生す
るトランスポートパケットの一例を示す。トランスポー
トパケット1044は、トランスポートパケットのヘッ
ダであるTSヘッダ1041と、アダプテーションフィ
ールド1044とペイロード1043を有する。アダプ
テーションフィールド1042には、PCRが記述され
ており、ペイロード1043にはビデオデータが格納さ
れている。このように、一つのトランスポートパケット
にPCRとビデオデータがともに格納されている。
【0455】まず、Iフレーム切りだし1037は、デ
ィスク媒体1036から読み出されたディスクアクセス
ユニット毎のデータのうちディスクアクセスユニットの
ヘッダ部分に格納されていた特殊再生用情報に基づい
て、ディスクアクセスユニットのデータ部分に格納され
ていたMEPGトランスポートストリームから特殊再生
に用いるIフレームを切り出す。
【0456】そして、Iフレーム切りだし1037は、
切り出したIフレームをMPEGトランスポートストリ
ームとして出力する。
【0457】PIDフィルタ1038は、Iフレーム切
りだし1079から受け取ったMPEGトランスポート
ストリームのトランスポートパケットのうち、トランス
ポートパケットのPIDを利用して、オーディオパケッ
ト、PMTパケットなどを取り除き、ビデオデータとP
CRのみからなるトランスポートストリームを出力す
る。すなわち、PIDフィルタ1038は、ビデオパケ
ットのPIDとPCRパケットのPIDが同一であるの
で、PCRパケットを除去しない。
【0458】次に、PCRマスク処理1039は、PI
Dフィルタ1038から出力されるトランスポートパケ
ットにアダプテーションフィールド1042が設けられ
ているかどうかを調べる。そして、アダプテーションフ
ィールド1044が設けられているトランスポートパケ
ットについては、さらに、PCRがアダプテーションフ
ィールド1044に格納されているかどうかを調べる。
【0459】そして、トランスポートパケットにPCR
が格納されている場合には、そのPCRをマスク処理す
る。ここで、PCRをマスクするとは、少なくともアダ
プテーションフィールドのPCR−flagを0にし、
さらに出来ればPCR値が記述されている48bitの
フィールドをすべて0xffでパディングすることを意
味している。
【0460】トランスポートストリーム復元1040
は、PCRマスク処理1039が出力したトランスポー
トパケットを入力すると、PAT、PMT、SITなど
を保持するトランスポートパケットを挿入し、さらにビ
デオデータを保持するトランスポートパケットと同一の
PIDを持ち、特殊再生用のPCRを保持するトランス
ポートパケットをも挿入して、各パケットのコンティニ
ティカウンタを付けなおして完全な特殊再生用のトラン
スポートストリームを復元する。
【0461】図17に、トランスポートストリーム復元
1040が出力したトランスポートパケットの一例を示
す。
【0462】トランスポートパケット1046、104
9の通常再生用のPCRはマスクされており、特殊再生
用のPCRを保持したトランスポートパケット104
5、1048が挿入されていることがわかる。
【0463】このように、トランスポートストリーム復
元1091が出力したトランスポートストリームをテレ
ビなどのAV機器が復号して表示する際に、もともと付
加されていたPCRはマスク処理されているので、2系
統のPCRが付加されていることによる問題が発生する
ことなく特殊再生を実現することが出来る。
【0464】このように、本実施の形態の再生装置10
35は、トランスポートパケットのうち通常再生用のP
CRを保持しているトランスポートパケットのPCRを
マスク処理することによって矛盾のない特殊再生用のM
PEGトランスポートストリームを生成することが出来
る。
【0465】なお、本実施の形態では、PCRマスク処
理1039で通常再生用のPCRをマスクするとして説
明したが、これに限らない。PCRマスク処理1039
を設けなくても構わない。
【0466】すなわち、PIDフィルタ1038から出
力されるトランスポートパケットにさらにビデオデータ
やPCRを保持するトランスポートパケットのPIDと
は異なるPIDを持ち、特殊再生用のPCRを保持する
トランスポートパケットを挿入する。
【0467】さらに、PMTのうち、PCRを保持して
いるトランスポートパケットのPIDをビデオデータを
保持しているトランスポートパケットのPIDから特殊
再生用のPCRを保持したトランスポートパケットのP
IDに変更する。
【0468】図18に、PMTの例を示す。図18の
(a)は、通常再生する際のPMTであり、ビデオデー
タを保持するトランスポートパケットのPIDは100
であり、音声データを保持するトランスポートパケット
のPIDは101であり、PCRを保持するトランスポ
ートパケットのPIDはビデオデータを保持するトラン
スポートパケットのPIDと同様に100である。
【0469】図18の(b)は、特殊再生用に用いられ
るPMTである。PCRを保持するトランスポートパケ
ットのPIDは100から102に変更されている。
【0470】このように、通常再生する際のPCRを保
持するトランスポートパケットのPCRをマスク処理す
る変わりに、特殊再生用のPCRを保持するトランスポ
ートパケットのPIDをビデオデータを保持するトラン
スポートパケットのPIDとは異なる値にし、図18に
示したようにPMTのうち、PCRを保持するトランス
ポートパケットのPIDを特殊再生用のPCRを保持す
るトランスポートパケットのPIDに書き替えても構わ
ない。
【0471】ただし、このようにした場合には、テレビ
など特殊再生用のデータを復号して表示するAV機器
は、PCRを保持するトランスポートパケットのPID
が通常再生から特殊再生に切り替わった場合に、変化す
るので、チャンネル切り換えが行われたと判断して、切
り替わり時に映像や音声をミュートさせてしてしまうと
いう問題はあるが、それ以外は上記と同等の効果を得る
ことが出来る。
【0472】なお、本実施の形態では、ディスク媒体1
036は磁気ディスク媒体であるとして説明したが、こ
れに限らず、光磁気ディスク媒体、や光ディスク媒体で
あっても構わない。また、D−VHSなどで用いられる
テープ媒体であっても構わない。
【0473】(第8の実施の形態)次に、第8の実施の
形態について説明する。
【0474】本実施の形態では、編集したMPEGトラ
ンスポートストリームを再生した場合、2つのMPEG
トランスポートストリームの接続部分を復号して表示す
る場合に、編集者の意図に応じて映像や音声をミュート
させることが出来る出力装置及び入力装置について説明
する。
【0475】図19に本実施の形態の出力装置1050
と入力装置1053の構成を示す。出力装置1050
は、ハードディスク媒体にMPEGトランスポートスト
リームとして記録されているAVデータを読み取ってM
PEGトランスポートストリームとして出力するハード
ディスク装置である。
【0476】また、入力装置1053は、出力装置10
50が出力したMPEGトランスポートストリームを入
力し、復号してモニタに表示するテレビである。
【0477】出力装置1050と入力装置1053は、
IEEE1394バスで接続されている。
【0478】出力装置1050は、結合部分検出手段1
057、結合部分管理手段1058、出力手段105
2、DITパケット挿入手段1051を備えており、ま
た図示していないが、ハードディスク媒体にMPEGト
ランスポートストリームとして記録されているAVデー
タを読み取って、結合部分検出手段57に出力する読み
取り手段をも備えている。
【0479】結合部分検出手段1057は、読み取り手
段から出力されてくるAVデータが、異なったAVデー
タを編集により結合したものである場合、読み取り手段
から出力されてくるAVデータの結合部分を検出する手
段である。
【0480】結合部分管理手段1058は、結合部分検
出手段1057で検出された結合部分に対するユーザの
意図を管理する手段である。
【0481】出力手段1052は、読み取り手段から出
力されてくるAVデータのストリームの制御を行い、制
御したストリームをアイソクロナスパケットとして出力
する手段である。
【0482】DITパケット挿入手段1051は、読み
取り手段から出力されてくるAVデータが、異なったA
Vデータを編集により結合したものである場合、別のA
Vデータに変わる結合部分にDIT(disconti
nuity indicator table)を保持
するトランスポートパケットを挿入する手段である。
【0483】なお、本実施の形態では、以下、DITを
保持するトランスポートパケットのことをDITパケッ
トと呼ぶことにする。
【0484】入力装置1053は、入力手段1055、
判定手段1054、表示手段1056から構成される。
【0485】入力手段1055は、出力装置1050が
出力したアイソクロナスパケットをIEEE1394バ
スを経由して受信し、MPEGトランスポートストリー
ムに復元して、表示手段1056に出力する手段であ
る。
【0486】判定手段1054は、入力手段1055が
復元したMPEGトランスポートストリームからDIT
パケットを検出し、DITパケットに付加されたフラグ
の設定値に応じて、映像や音声をミュートさせるか否か
を判定する手段である。
【0487】表示手段1056は、入力手段1055か
ら出力されてくるMPEGトランスポートストリームを
AVデコードし、アナログ信号に変換してテレビモニタ
に表示し、判定手段54の判定結果に従って、テレビモ
ニタに表示している映像や音声をミュートさせる手段で
ある。
【0488】なお、本実施の形態の結合部分検出手段1
067、結合部分管理手段1058、DITパケット挿
入手段1051は本発明のDITパケット挿入手段の例
である。
【0489】次に、このような本実施の形態の動作を説
明する。
【0490】図20の(b)に出力装置1050が、ハ
ードディスク媒体から読み取ったAVデータを出力する
MPEGトランスポートストリームを示す。
【0491】図20の(b)は、2台のD−VHSに記
録されていたMPEGトランスポートストリームを編集
により結合したストリームである。
【0492】すなわち、ハードディスク媒体に記録され
ている状態では、2台のD−VHSのうち一方のD−V
HSであるD−VHS(A)からコピーされたMPEG
トランスポートストリームであるストリームAと、他方
のD−VHSであるD−VHS(B)からコピーされた
MPEGトランスポートストリームであるストリームB
とが、結合されたストリームである。
【0493】また、ストリームAは、ビデオデータを保
持しているトランスポートパケットのPIDが0x10
0であり、ストリームBは、ビデオデータを保持してい
るトランスポートパケットのPIDが0x102であ
る。
【0494】すなわち、ストリームAとストリームBと
は、ビデオデータを保持しているトランスポートパケッ
トのPIDが異なっている。
【0495】また、編集者は、ストリームAとストリー
ムBを編集して結合した際、編集者は、その結合部分
で、映像や音声をミュートさせないという意図を持って
いるとする。そして、この意図を示す情報は結合部分処
理情報としてディスクアクセスユニットのヘッダ部分に
記述されている。また、結合部分の位置を示す情報もこ
の結合部分処理情報に記述されている。
【0496】読み取り手段は、ハードディスク媒体から
このAVデータを読み取ると、結合部分検出手段105
7に出力する。このとき読み取り手段は、ハードディス
ク媒体からディスクアクセスユニット毎にAVデータを
出力する。
【0497】結合部分検出手段1057は、読み取り手
段からヘッダ部にある結合部分処理情報のうち、結合位
置を検出し、結合部分管理手段1058に検出した結合
部分を通知する。
【0498】結合部分管理手段1058は、ディスクア
クセスユニットのヘッダ部分に記述されていた結合部分
に対する結合部分処理情報を参照して、結合部分検出手
段1057で検出した結合部分で映像や音声をミュート
させるかさせないかを決定し、DITパケット挿入手段
に映像や音声をミュートさせるかさせないかを通知す
る。
【0499】出力手段1052は、結合部分検出手段1
057から出力されてくるAVデータからその記録用フ
ォーマットを変換してMPEGトランスポートストリー
ムに復元する。
【0500】DITパケット挿入手段1051は、結合
部分管理手段1058から結合部分とその結合部分で映
像や音声をミュートさせるかさせないかの通知を受け取
ると、DITパケットを生成し、そのDITに映像音声
を結合部分でミュートさせるかどうかを示すオブジェク
ト切り替えフラグを付加する。
【0501】すなわち、オブジェクト切り替えフラグは
0か1の値をとるフラグであり、オブジェクト切り替え
フラグが0の場合、その結合部分で映像や音声をミュー
トさせないことを示し、またオブジェクト切り替えフラ
グが1の場合、その結合部分で映像や音声をミュートさ
せることを示す。
【0502】本実施の形態では、結合部分管理手段10
58は、ディスクアクセスユニットのヘッダ部分に記述
されている結合部分処理情報に従って、DITパケット
編集手段1051に結合部分で映像や音声をミュートさ
せないことを通知するので、DITパケット挿入手段5
1は、オブジェクト切り替えフラグを0に設定する。
【0503】そして、DITパケット挿入手段1051
は、DITにオブジェクト切り替えフラグを付加したD
ITパケットを出力手段1052に出力する。
【0504】出力手段1052は、DITパケット挿入
手段1051からDITにオブジェクト切り替えフラグ
を付加されたDITパケットを受け取ると、復元したM
PEGトランスポートストリームの結合部分にその受け
取ったDITパケットを挿入する。
【0505】そして、出力手段1052は、MPEGト
ランスポートストリームからアイソクロナスパケットを
生成し、生成したアイソクロナスパケットをIEEE1
394バスに送信する。
【0506】一方、入力装置1053の入力手段105
5は、出力装置1050から送信されてくるアイソクロ
ナスパケットをIEEE1394バスを経由して受信す
ると、MPEGトランスポートストリームに復元する。
【0507】そして、DITにオブジェクト切り替えフ
ラグが付加されたDITパケットを検出すると、判定手
段1054に通知する。
【0508】判定手段1054は、DITにオブジェク
ト切り替えフラグが付加されたDITパケットを受け取
ると、オブジェクト切り替えフラグの値を参照して、オ
ブジェクト切り替えフラグの値に応じて、表示手段10
56がテレビモニタに表示する映像や音声をミュートさ
せるかミュートさせないかを指示する。
【0509】すなわち、判定手段1054は、オブジェ
クト切り替えフラグが0の場合、そのDITパケットが
挿入されている部分で映像や音声をミュートさせないよ
うに、表示手段1056に指示する。
【0510】また、オブジェクト切り替えフラグが1の
場合、そのDITパケットが挿入されている部分で映像
や音声をミュートさせるように表示手段1056に指示
する。
【0511】一方、入力手段1055は、表示手段10
56にMPEGトランスポートストリームを出力する。
【0512】表示手段1056は、入力手段1055か
ら出力されてくるMPEGトランスポートストリームを
映像や音声毎に分離してエレメンタリストリームに変換
したのち、そのエレメンタリーストリームをAVデコー
ドしてアナログ信号に変換する。そして映像信号は、モ
ニタに表示し、音声信号は、スピーカから出力する。
【0513】このとき、表示手段1056は、判定手段
1054からの指示に従って、映像や音声をミュートさ
せる。
【0514】すなわち、表示手段1056は、判定手段
1054から映像や音声をミュートさせる指示を受けた
場合、モニタに表示される映像やスピーカから出力され
る音声をミュートさせる。
【0515】一方、表示手段1056は、判定手段10
54から映像や音声をミュートさせない指示を受けた場
合、モニタに表示される映像やスピーカから出力される
音声をミュートさせない。
【0516】従って、オブジェクト切り替えフラグが付
加されたDITパケットのDITのオブジェクト切り替
えフラグの値が0である場合、判定手段1054は、ス
トリームAからストリームBへ変化する部分で映像や音
声をミュートさせない指示を行い、表示手段1056
は、この指示に従って、映像や音声をミュートさせな
い。
【0517】このように本実施の形態によれば、ディス
クアクセスユニットのヘッダ部分に記述されている映像
や音声をミュートさせるか否かを示す結合部分処理情報
に従って、結合部分で映像音声をミュートさせることが
出来る。
【0518】次に、上述したオブジェクト切り替えフラ
グをDITのどの部分に付加するかについて、説明す
る。
【0519】図25にDITの構造を示す。1パケット
目1100は、DITを送信することを示すトランスポ
ートパケットである。2パケット目1101は、DIT
が保持されているトランスポートパケットである。
【0520】すなわち、1パケット目1100のトラン
スポートパケットで、discontinuity_i
ndicatorのビットがオンに設定されている。
【0521】そして、2パケット目1101にdisc
ontinity_information_sect
ionが挿入されている。また、1102は、disc
ontinity_information_sect
ionの構成を示す。
【0522】本実施の形態では、オブジェクト切り替え
フラグをTransition_flagの1ビットを
用いて表すようにした。すなわち、オブジェクト切り替
えフラグの値をTransition_flagに設定
した。
【0523】このように、本実施の形態の出力装置10
50は、オブジェクト切り替えフラグを設定することに
よって、映像や音声をミュートさせるかさせないかを自
由に指定することが出来、入力装置1053はオブジェ
クト切り替えフラグの値に応じて、設定されたとおりに
映像や音声をミュートさせることが出来る。
【0524】なお、本実施の形態では、オブジェクト切
り替えフラグをTransition_flagに設定
するとして説明したが、これに限らず、Section
_syntax_indicatorに続く1ビットの
Reserved_future_useや、2ビット
のReservedや、Transition_fla
gに続く7ビットのreserved_future_
useのうちのいずれか1ビットを用いて表しても構わ
ない。
【0525】なお、本実施の形態では、ストリームAと
ストリームBを編集して結合した際、その結合部分で映
像や音声をミュートさせるかまたはさせないという意図
を示す情報が結合部分処理情報としてディスクアクセス
ユニットのヘッダ部分に記述されているとして説明した
が、これに限らず、ディスクアクセスユニットのヘッダ
部分以外のハードディスク媒体の部分に記述されていて
も良く、また、出力装置1050が内蔵するメモリに保
持しておいても構わない。
【0526】(第9の実施の形態)次に、第9の実施の
形態について説明する。
【0527】本実施の形態では、録画した1つの番組を
1回の録画単位で1つのオブジェクトとして管理し、ま
た、前記オブジェクトを切り替えながら再生を行う場合
に、明示的に映像や音声をミュートさせ、また、編集し
たMPEGトランスポートストリームの結合部分を復号
して表示する場合に、結合部分では必ず、映像や音声を
ミュートさせないようにすることができる出力装置及び
入力装置について説明する。
【0528】図26に本実施の形態の出力装置1060
と入力装置1053の構成を示す。
【0529】出力装置1060は、ハードディスク媒体
にMPEGトランスポートストリームとして記録されて
いるAVデータを読みとってMPEGトランスポートス
トリームとして出力するハードディスク装置である。
【0530】また、入力装置1053は、出力装置10
60が出力したMPEGトランスポートストリームを入
力し、復号してモニタに表示するテレビである。
【0531】出力装置1060と入力装置1053はI
EEE1394バスで接続されている。
【0532】出力装置1060は、オブジェクト管理手
段1059を備えている。
【0533】オブジェクト管理手段1059は、1回の
録画、すなわち録画開始から録画停止までを1つのオブ
ジェクトとして、管理する手段である。
【0534】このとき録画の一時停止によるAVデータ
の中断については複数のオブジェクトとして扱わずに1
つのオブジェクトとして扱うものとする。また、編集に
よるストリームの結合部分があっても1つのオブジェク
トとしてあつかう。また、複数のオブジェクトを編集に
よって結合した場合は1つのオブジェクトとして扱う。
このように記録した番組やコンテンツをオブジェクト単
位で扱うことにより、瞬時に録画の冒頭部分をザッピン
グしたりすることができる。例えば、あるオブジェクト
を再生中に、別のオブジェクトを指定して再生すれば、
オブジェクトを瞬時に切り替えることができる。
【0535】すなわち、オブジェクト管理手段1059
は、このようなオブジェクトの切換や、オブジェクトの
頭出し、及びオブジェクトの生成、削除を管理する手段
である。
【0536】出力装置1060のオブジェクト管理手段
1059以外の部分は第8の実施の形態と同様である。
【0537】また、入力装置1053は、第8の実施の
形態と同様である。
【0538】なお、本実施の形態の結合部分検出手段1
057、DITパケット挿入手段1051は、本発明の
DITパケット挿入手段の例である。
【0539】次にこのような本実施の形態の動作を説明
する。
【0540】図20の(b)に出力装置1060が、ハ
ードディスク媒体から読みとったAVデータを出力する
MPEGトランスポートストリームを示す。
【0541】図20の(b)は、2台のD−VHSに記
録されていたMPEGトランスポートストリームを編集
により結合したストリームであり、第8の実施の形態で
説明したストリームと同様のものである。
【0542】ただし、ディスクアクセスユニットのヘッ
ダ部にある結合部分処理情報は結合部分の位置情報のみ
を保持し、結合部分においてミュートするかしないかの
編集者の意図を示す情報はないものとする。
【0543】読みとり手段は、ハードディスク媒体から
このAVデータを読みとると、結合部検出手段1057
に出力する。このとき読みとり手段は、ハードディスク
媒体からディスクアクセスユニット毎にAVデータを出
力する。
【0544】結合部検出手段1057は、読みとり手段
から読み出されるディスクアクセスユニットのヘッダ部
に記述されている結合部処理情報のうち結合位置を検出
し、DITパケット挿入手段1051が、その結合部に
DITパケットを挿入する。
【0545】このときオブジェクト管理手段1059
は、上記結合部分はオブジェクトの切れ目ではないの
で、DITパケット挿入手段1051に対してなにも通
知しない。
【0546】このときDITパケット挿入手段1051
は、オブジェクト管理手段1059から通知がない場合
は、上記結合部分に挿入するDITパケットにおけるオ
ブジェクト切り替えフラグは0にして挿入する。
【0547】このように、第8の実施の形態とは異な
り、結合部分ではかならずミュートさせないようにDI
Tパケットを挿入する。
【0548】出力手段1052は、結合部検出手段10
57から出力されてくるAVデータからその記録用フォ
ーマットを変換してMPEGトランスポートストリーム
に復元する。
【0549】DITパケット挿入手段1051は、オブ
ジェクト管理手段1059からオブジェクト切り替えの
通知がこないので、映像や音声をミュートさせないよう
にDITパケットを生成し、値が0であるオブジェクト
切り替えフラグを付加する。
【0550】そして、DITパケット挿入手段1051
は、DITにオブジェクト切り替えフラグを付加したD
ITパケットを出力手段1052に出力する。
【0551】これ以降は第8の実施の形態と同様である
ので説明を省略する。このように本実施の形態では、編
集によって結合されたAVデータの結合部分でたとえ前
後のPIDが異なっている場合であっても映像や音声を
ミュートさせないようにすることができる。
【0552】また、図20(c)を参照しながら、オブ
ジェクトを切り替えながら再生を行う場合に、明示的に
映像や音声をミュートさせる場合を説明する。
【0553】ここでオブジェクトAとオブジェクトBは
ビデオのPIDがたまたま同一であり、同じPIDであ
ったとする。
【0554】まず出力装置1060は、オブジェクトA
の再生を開始するため、オブジェクト管理手段59か
ら、オブジェクトAが記録されているハードディスク媒
体上の位置を取得し、出力装置1060はハードディス
ク媒体からオブジェクトAのAVデータを読みとってM
PEGトランスポートストリームとして、出力手段10
52に出力する。
【0555】次に、ユーザがオブジェクトBを再生する
指示を出力装置1060にしたと仮定する。すると出力
装置1060はオブジェクト管理手段1059から、オ
ブジェクトBの記録位置を取得し、出力装置1060は
ハードディスク媒体からオブジェクトBのAVデータを
読みとる。
【0556】このときオブジェクト管理手段1059は
結合部分検出手段1057にオブジェクトAからオブジ
ェクトBに切り替えるための切り替え位置を指示し、結
合部分検出手段1057はオブジェクトAからオブジェ
クトBに切り替わる位置を取得する。
【0557】また、オブジェクト管理手段1059は、
オブジェクトが切り替わったことをDITパケット挿入
手段1051に通知し、DITパケット挿入手段105
1は、前記オブジェクトAからオブジェクトBへの切り
替わり部分に挿入するDITパケットには値が1である
オブジェクト切り替えフラグを付与する。
【0558】このようにして出力装置1060は、DI
Tパケットを挿入後、オブジェクトBのMPEGトラン
スポートストリームを出力手段1052に出力する。こ
のように出力される出力装置1060からの出力ストリ
ームは図20の(c)のようになる。
【0559】従って、入力装置1053は、DITパケ
ットを検出し、その中のオブジェクト切り替えフラグの
値が1であることを検出するので、判定手段1054は
表示手段1056に映像や音声のミュートを指示する。
この指示に従って、表示手段1056は映像と音声をミ
ュートさせる。
【0560】このように本実施の形態では、オブジェク
トAからオブジェクトBに切り替えて再生する場合に、
DITを挿入し、そのDITのオブジェクト切り替えフ
ラグを1にして出力するので、たとえオブジェクトAと
オブジェクトBのビデオのPIDが同一であっても、必
ずミュートさせることができる。
【0561】以上説明した第9の実施の形態によれば、
PIDの異なる2つのストリームの結合されたストリー
ムがミュートされないように再生でき、また、PIDが
同一の2つのオブジェクトの切り替え再生において、切
り替え部分で必ずミュートするように再生することがで
きる。
【0562】(第10の実施の形態)次に、第10の実
施の形態について説明する。
【0563】本実施の形態では、アナログチューナもし
くはデジタルチューナにおいて選局時に映像及び音声を
一時的にミュートさせるようにすることができる出力装
置及び入力装置について説明する。
【0564】図27に本実施の形態の出力装置1061
と入力装置1053を示す。
【0565】本実施の形態の出力装置1061は、放送
局からデジタル放送によって、放送波にのせて放送され
てくるMPEGトランスポートストリームを受信して出
力する機能と、アナログ放送によって放送波から送られ
てくるアナログ信号(たとえばNTSC、PALなど)
を受信してをMPEGエンコードし、MPEGトランス
ポートストリームにして出力する機能を有したSTB
(セットトップボックス)などである。
【0566】デジタルチューナ部1065は、アンテナ
1066から受信したデジタル放送波をMPEGトラン
スポートストリームにする手段である。
【0567】一方、アナログチューナ部1064は、ア
ンテナ1066から受信ししたアナログ放送波をNTS
CやPALなどのアナログ信号にする手段である。
【0568】MPEGエンコーダ部1063は、前記ア
ナログ信号をデジタルにしてMPEG圧縮し、MPEG
トランスポートストリームに変換して出力する手段であ
る。
【0569】切り替え器1062は、前記デジタル放送
のMPEGトランスポートストリームか、アナログ放送
をデジタル変換したMPEGトランスポートストリーム
か、のどちらかを選択して、出力手段1052に出力す
る手段である。出力手段1052及びDITパケット挿
入手段1051は第9の実施の形態と同様である。ま
た、入力装置1053は、第8の実施の形態と同様であ
る。
【0570】次に、このような本実施の形態の動作を説
明する。
【0571】まずデジタルチューナ部1065を選局し
たときの動作を説明する。このとき切り替え器1062
はデジタルチューナ部1065の出力を出力手段105
2に接続しているとする。
【0572】出力装置1061のデジタルチューナ部1
065は選局したチャンネルのAVデータを含むMPE
Gトランスポートストリームを出力手段1052に出力
する。
【0573】また、デジタルチューナ部1065はチャ
ンネル切換が行われた場合に、そのチャンネル切換部分
で映像や音声をミュートさせるようにDITパケット挿
入手段1051に通知する。DITパケット挿入手段1
051はオブジェクト切り替えフラグを1にセットして
DITパケットを切り替え点に挿入する。これ以降は第
8及び第9の実施の形態と同様にして、チャンネル切換
時に映像や音声が入力装置1053の表示手段1056
においてミュートが行われる。
【0574】図20(a)はデジタルチューナ部106
5がチャンネル切換を行ったときの出力装置1061の
出力ストリームを示す。すなわちはじめチャンネル番号
が101チャンネルでビデオPIDは16進数で100
であり、チャンネル切換後は191チャンネルでビデオ
PIDは16進数で300になったとする。
【0575】すると、その前後にDITパケットを挿入
し、そのオブジェクト切り替えフラグは1である。
【0576】このようにストリームが入力装置1053
に入力されると、第8の実施の形態と同様な入力装置1
053の動作により、チャンネル切換時にミュートが行
われる。
【0577】このようにデジタルチューナ部1065に
おいて選局が行われた場合に、それを明示的にミュート
させて出力させることができる。
【0578】次に、アナログチューナ部1064を選局
したときの動作を説明する。
【0579】このとき切り替え器1062はMPEGエ
ンコーダ部1063の出力を出力手段1052に接続し
ているとする。
【0580】出力装置1052のアナログチューナ部1
064は選局したチャンネルのアナログ信号をMPEG
エンコーダ部1063へ出力する。
【0581】MPEGエンコーダ部1063はアナログ
チューナ部1064から入力されるアナログ信号をデジ
タルに変換し、MPEGトランスポートストリームにし
て出力手段1052に出力する。
【0582】また、アナログチューナ部1064はチャ
ンネル切換が行われた場合に、そのチャンネル切換部分
で映像や音声をミュートさせるようにDITパケット挿
入手段1051に通知する。DITパケット挿入手段1
051はオブジェクト切り替えフラグを1にセットして
DITパケットをチャンネル切り替え点に挿入する。
【0583】これ以降は第8及び第9の実施の形態同様
チャンネル切換時に映像や音声が入力装置1053の表
示手段1056においてミュートが行われる。
【0584】図20(d)は、アナログチューナ部10
64がチャンネル切り換えを行ったときの出力装置10
52が出力する出力ストリームである。
【0585】すなわち、最初のチャンネル番号が2チャ
ンネルであり、チャンネル切換後は4チャンネルになっ
たとする。
【0586】しかし、ビデオのPIDはMPEGエンコ
ーダ部1063のエンコード処理により、常に同じ値で
ある。
【0587】そしてチャンネル切換の前後にDITパケ
ットを挿入し、そのオブジェクト切り替えフラグは1で
ある。
【0588】このようなストリームが入力装置1053
に入力されると、PIDが同一であってもチャンネル切
換時にミュートが行われる。
【0589】以上説明した第10の実施の形態では、デ
ジタル放送のMPEGストリーム及びアナログ放送のM
PEGエンコードストリームにかかわらず、またPID
が同一か異なるかに依存せずにチャンネルを切り替え時
に映像や音声をミュートさせることができる。
【0590】以上説明した第8から第10までの実施の
形態において、入力装置1053にデータ放送のブラウ
ザ機能、例えばBMLブラウザ機能を表示手段1056
に搭載することも出来る。この場合、第8から第10ま
での実施の形態では、出力装置において、DITパケッ
トにオブジェクト切り替えフラグを付与したが、これと
同様にしてBMLブラウザ再起動フラグを付与し、入力
装置1053がこのフラグにより表示手段1056にお
いてBMLのブラウザの再起動のオン・オフを制御する
ことにより、オブジェクトの切り替わり点やチャンネル
切換点で即座にブラウザ画面を更新する事が可能とな
る。
【0591】なお、BML再起動フラグの付与位置は、
オブジェクト切り替えフラグと同様の位置でよい。さら
に、オブジェクト切り替えフラグとBML再起動フラグ
の両方を付与すれば以上説明した画面ミュートのオン・
オフとBML再起動の2つの効果が同時に得られる。な
お、データ放送のブラウザはBMLブラウザを例に取っ
たが、これに限らないし、BML再起動フラグは、デー
タ放送のブラウザを再起動させるフラグであれば、フラ
グの名称はBML再起動フラグに限らない。要するにB
ML再起動フラグはデータ放送のブラウザ再起動フラグ
の1例にすぎない。
【0592】なお、本発明の出力装置、入力装置及び、
再生装置において、各装置間にストリームデータを転送
するためのデータバスはIEEE1394バスを例にし
たが、これに限らず、ストリームが転送できるバスであ
ればシリアルバスでもパラレルバスでもなんでもよい。
また、各装置は別々の筐体であっても、1つの筐体にす
べて収まっていても、どのように収まっていてもよい。
要するに本発明の装置構成であればなんでもよい。
【0593】なお、本発明は、上述した本発明の再生装
置または記録装置または出力装置または入力装置の全部
または一部の手段(または、装置、素子、回路、部等)
の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラ
ムであって、コンピュータと協働して動作するプログラ
ムである。
【0594】さらに、本発明は、上述した本発明のAV
データ切換方法の全部または一部のステップ(または、
工程、動作、作用等)の動作をコンピュータにより実行
させるためのプログラムであって、コンピュータと協働
して動作するプログラムである。
【0595】さらに、本発明は、上述した本発明のAV
データ切換方法の全部または一部のステップの全部また
は一部の動作をコンピュータにより実行させるためのプ
ログラムを担持した媒体であり、コンピュータにより読
み取り可能且つ、読み取られた前記プログラムが前記コ
ンピュータと協動して前記動作を実行する媒体である。
【0596】さらに、本発明は、上述した本発明の再生
装置または記録装置または出力装置または入力装置の全
部または一部の手段の全部または一部の機能をコンピュ
ータにより実行させるためのプログラムを担持した媒体
であり、コンピュータにより読み取り可能且つ、読み取
られた前記プログラムが前記コンピュータと協動して前
記機能を実行する媒体である。
【0597】なお、本発明の一部の手段(または、装
置、素子、回路、部等)、本発明の一部のステップ(ま
たは、工程、動作、作用等)とは、それらの複数の手段
またはステップの内の、幾つかの手段またはステップを
意味し、あるいは、一つの手段またはステップの内の、
一部の機能または一部の動作を意味するものである。
【0598】また、本発明のプログラムを記録した、コ
ンピュータに読みとり可能な記録媒体も本発明に含まれ
る。
【0599】また、本発明のプログラムの一利用形態
は、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録
され、コンピュータと協働して動作する態様であっても
良い。
【0600】また、本発明のプログラムの一利用形態
は、伝送媒体中を伝送し、コンピュータにより読みとら
れ、コンピュータと協働して動作する態様であっても良
い。
【0601】また、本発明のデータ構造としては、デー
タベース、データフォーマット、データテーブル、デー
タリスト、データの種類などを含む。
【0602】また、記録媒体としては、ROM等が含ま
れ、伝送媒体としては、インターネット等の伝送媒体、
光・電波・音波等が含まれる。
【0603】また、上述した本発明のコンピュータは、
CPU等の純然たるハードウェアに限らず、ファームウ
ェアや、OS、更に周辺機器を含むものであっても良
い。
【0604】なお、以上説明した様に、本発明の構成
は、ソフトウェア的に実現しても良いし、ハードウェア
的に実現しても良い。産業上の利用可能性以上説明した
ところから明らかなように、本発明は、ジャンプ再生し
た場合、そのジャンプ再生したMPEGトランスポート
ストリームを復号して表示した場合、ジャンプした付近
に対応する映像音声にノイズが入らない再生装置、再生
方法を提供することが出来る。
【0605】また、本発明は、低価格で、特殊再生から
通常再生に短い時間で移行することが出来る再生装置、
記録装置、再生方法、記録方法を提供することが出来
る。
【0606】また、本発明は、ハードウェアやソフトウ
ェアに大きな負担をかけずに、特殊再生から通常再生に
短い時間で移行することが出来る再生装置、記録装置、
再生方法、記録方法を提供することが出来る。
【0607】また、本発明は、特殊再生するMPEGト
ランスポートストリームが、PCRを含むトランスポー
トパケットのPIDとビデオデータを含むトランスポー
トパケットのPIDとが同一である場合でも、特殊再生
用のMPEGトランスポートストリームを正しく生成す
ることが出来る再生装置、再生方法を提供することが出
来る。
【0608】また、本発明は、編集したMPEGトラン
スポートストリームを再生した場合、2つのMPEGト
ランスポートストリームの接続部分を復号して表示する
場合に、編集者が映像や音声をミュートさせないと意図
している場合にその意図通りに映像や音声をミュートさ
せない出力装置、入力装置、及びAVデータ切換方法を
提供することが出来る。
【0609】また、本発明は、オブジェクトを切り換え
ながら再生する場合に、2つのオブジェクトの切り換わ
り点で明示的に映像や音声をミュートさせる出力装置、
入力装置、及びAVデータ切換方法を提供することが出
来る。
【0610】また、本発明は、オブジェクトを切り換え
ながら再生する場合に、オブジェクトの切り替わり時に
必ずデータ放送のブラウザを再起動し、いちはやく画面
を更新することが出来る出力装置、入力装置を提供する
ことが出来る。
【0611】また、本発明は、アナログチューナから受
信されたアナログ信号をMPEGトランスポートストリ
ームに変換し、その変換されたMPEGトランスポート
ストリームを復号して表示する場合、アナログチューナ
がチャンネルを切り換えた場合、表示されている映像や
音声はそのチャンネルの切り換えに応じてミュートする
出力装置、入力装置、AVデータ切換方法を提供するこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1〜3の実施の形態におけるシステ
ムの全体構成を示す図。
【図2】本発明の第1〜3の実施の形態におけるHDD
レコーダの構成を示す図。
【図3】本発明の第1〜3の実施の形態におけるAVハ
ードディスクの構成を示す図。
【図4】本発明の第1〜3の実施の形態におけるAV転
送制御ブロックの構成を示す図。
【図5】(a)本発明の第1の実施の形態におけるジャ
ンプ再生する際に再生の終わりと再生の始まりを検索す
る際の動作を説明する図。 (b)本発明の第1の実施の形態におけるジャンプ再生
した際に出力されるトランスポートパケットを示す図。
【図6】(a)本発明の第1の実施の形態における記録
時に一時停止を行って記録したAVデータが記録されて
いるディスクアクセスユニットの例を示す図。 (b)本発明の第1の実施の形態におけるジャンプ再生
する際に再生の終わりと再生の始まりとを検索する際の
動作を説明する図。 (c)本発明の第1の実施の形態におけるジャンプ再生
した際に出力されるトランスポートパケットを示す図。
【図7】(a)本発明の第1の実施の形態におけるジャ
ンプ再生の不具合を説明する図。 (b)本発明の第1の実施の形態におけるジャンプ再生
の不具合を説明する図。
【図8】(a)本発明の第2の実施の形態におけるジャ
ンプ再生をする際にダミーのトランスポートパケットを
挿入することを説明する図。 (b)本発明の第2の実施の形態におけるジャンプ再生
した際に出力されるトランスポートパケットを示す図。
【図9】(a)本発明の第2の実施の形態におけるジャ
ンプ再生をする際にダミーのトランスポートパケットを
挿入することを説明する図。 (b)本発明の第2の実施の形態におけるジャンプ再生
した際に出力されるトランスポートパケットを示す図。
【図10】(a)本発明の第2の実施の形態におけるダ
ミーパケットの構成例を示す図。 (b)本発明の第2の実施の形態におけるダミーパケッ
トの他の構成例を示す図。 (c)本発明の第2の実施の形態におけるダミーパケッ
トの他の構成例を示す図。
【図11】(a)本発明の第6の実施の形態における記
録時にタイムスタンプが付加されたトランスポートパケ
ットを示す図。 (b)本発明の第6の実施の形態におけるディスクアク
セスユニットの構成を示す図。 (c)本発明の第6の実施の形態における特殊再生から
通常再生に移行する際のトランスポートパケットを示す
図。
【図12】第1の従来の技術における再生装置の構成を
示すブロック図。
【図13】第2の従来の技術における特殊再生から通常
再生へ移行する際の動作を説明するための図。
【図14】本発明の第3〜5の実施の形態におけるST
Bの構成を示す図。
【図15】本発明の第7の実施の形態における再生装置
の構成を示すブロック図。
【図16】本発明の第7の実施の形態におけるPCRを
保持するトランスポートパケットの一例を示す図。
【図17】本発明の第7の実施の形態における特殊再生
用のMPEGトランスポートストリームのトランスポー
トパケットの例を示す図。
【図18】(a)本発明の第7の実施の形態における通
常再生に用いられるMPEGトランスポートストリーム
のPMTの例を示す図。 (b)本発明の第7の実施の形態における特殊再生用の
MPEGトランスポートストリームのPMTの例を示す
図。
【図19】本発明の第8〜10の実施の形態における出
力装置と入力装置の構成を示すブロック図。
【図20】(a)本発明の第10の実施の形態における
MPEGトランスポートストリームの例を示す図。 (b)本発明の第8、9の実施の形態におけるMPEG
トランスポートストリームの例を示す図。 (c)本発明の第9の実施の形態におけるMPEGトラ
ンスポートストリームの例を示す図。 (d)本発明の第10の実施の形態におけるMPEGト
ランスポートストリームのレイを示す図。
【図21】(a)第3の従来の技術におけるD−VHS
の記録方式を示す図。 (b)第3の従来の技術におけるD−VHSの再生方式
を示す図。
【図22】(a)第3の従来の技術におけるハードディ
スク装置における記録方式を示す図。 (b)第3の従来の技術におけるハードディスク装置に
おける再生方式を示す図。
【図23】(a)第4の従来の技術におけるPCRを保
持するトランスポートパケットを示す図。 (b)第4の従来の技術における特殊再生用のトランス
ポートストリームを示す図。
【図24】(a)第4の従来の技術におけるチャンネル
切り替え時のMPEGトランスポートストリームの例を
示す図。 (b)第4の従来の技術における編集されたMPEGト
ランスポートストリームの例を示す図。 (c)第4の従来の技術における編集されたMPEGト
ランスポートストリームの例を示す図。 (d)第4の従来の技術におけるアナログチューナによ
り受信され復調されたアナログ信号をエンコードしたM
PEGトランスポートストリームの例を示す図。
【図25】本発明の第8の実施の形態におけるオブジェ
クト切り替えフラグをDITに付加する方法を説明する
図。
【図26】、本発明の第9の実施の形態における出力装
置と入力装置の構成を示すブロック図。
【図27】本発明の第10の実施の形態における出力装
置と入力装置の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
24 差分計算手段 26 PCRパケット作成手段 101 時間カウンタ 201 HDDレコーダ 202 STB 203 テレビ 204 電源 205 AVハードディスク 207 AV処理部 208 ハードディスク部 209 HDDI/F 210 1394PHY/LINK 211 AV転送制御ブロック 212 バッファメモリ 213 HDDコントローラ 214 アクチュエータ 215 磁気ディスク媒体 216 タイムスタンプ付与手段 217 picture位置情報及びサイズ情報抽出 222 ノーマル/特殊再生切換手段 223 タイムスタンプ再生手段 224 frame送出管理手段 225 PID−filter手段 226 PAT/PMT/SIT付与/PCR付与手段 227 バッファ制御手段 228 HDD制御手段 250 STB 251 チューナ部 252 トランスポートデコーダ 253 I/F制御ブロック 254 MPEGデコーダ 1035 再生装置 1036 ディスク媒体 1037 Iフレーム切り出し 1038 PIDフィルタ 1039 PCRマスク処理 1040 トランスポートストリーム復元 1050 出力装置 1051 DITパケット挿入手段 1052 出力手段 1053 入力装置 1054 判定手段54 1055 入力手段 1056 表示手段 1057 結合部分検出手段 1058 結合部分管理手段 1059 オブジェクト管理手段 1060 出力装置 1061 出力装置 1062 切換器 1063 MPEGエンコーダ部 1064 アナログチューナ部 1065 デジタルチューナ部 1066 アンテナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山内 賢一郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C052 AC01 DD10 5C053 FA23 GB06 GB37 HA21 JA21 LA06 LA20 5D044 AB05 AB07 BC01 CC04 FG23 GK08 HL11

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム間圧縮及びフレーム内圧縮を施
    された圧縮符号化ストリームとして記録媒体に記録され
    ているAVデータを読み取る読み取り手段と、 前記読み取り手段が前記AVデータを再生している最中
    に、前記AVデータの所定の部分を飛ばして再生する
    際、前記所定の部分を飛ばした後には、ダミーパケット
    を出力してから、前記所定の部分を飛ばした後のビデオ
    データのフレームのうち次のフレーム内圧縮を施された
    フレームの先頭のトランスポートパケットから出力する
    よう前記読み取り手段を制御する制御手段とを備えた再
    生装置。
  2. 【請求項2】 フレーム間圧縮及びフレーム内圧縮を施
    された圧縮符号化ストリームとして記録媒体に記録され
    ているAVデータを読み取る読み取り手段と、 前記読み取り手段が前記AVデータを再生している最中
    に、前記AVデータの所定の部分を飛ばして再生する
    際、前記所定の部分を飛ばす前に、前記読み取り手段が
    出力しているビデオデータのフレームを構成する最終の
    トランスポートパケットまでを出力し、前記所定の部分
    を飛ばした後には、ダミーパケットを出力してから、前
    記所定の部分を飛ばした後のビデオデータのフレームの
    うち次のフレーム内圧縮を施されたフレームの先頭のト
    ランスポートパケットから出力するよう前記読み取り手
    段を制御する制御手段とを備えた再生装置。
  3. 【請求項3】 前記フレーム内圧縮されたフレームと
    は、Iフレームであり、 前記ダミーパケットのコンティニティカウンタは、前記
    次のIフレームの先頭のトランスポートパケットのコン
    ティニティカウンタの値とは異なった値を有する請求項
    1または2に記載の再生装置。
  4. 【請求項4】 前記異なった値を有するとは、前記ダミ
    ーパケットのコンティニティカウンタの値が、前記次の
    Iフレームの先頭のトランスポートパケットのコンティ
    ニィカウンタの値より1だけ小さい請求項3記載の再生
    装置。
  5. 【請求項5】 前記ダミーパケットとは、トランスポー
    トパケットのペイロードがエレメンタリーストリームの
    パディング値で埋められたトランスポートパケットであ
    る請求項1または2に記載の再生装置。
  6. 【請求項6】 前記ダミーパケットとは、トランスポー
    トパケットのペイロードにPESヘッダが埋め込まれた
    トランスポートであり、 その埋め込まれたPESヘッダは、無効なデータを有す
    る請求項1または2に記載の再生装置。
  7. 【請求項7】 前記ダミーパケットとは、トランスポー
    トパケットのヘッダに無効なデータを埋め込まれたトラ
    ンスポートパケットである請求項1または2に記載の再
    生装置。
  8. 【請求項8】 トランスポートパケットのペイロードが
    エレメンタリーストリームのパディング値で埋められた
    トランスポートパケットを第1のトランスポートパケッ
    トとし、トランスポートパケットのペイロードにPES
    ヘッダが埋め込まれたトランスポートパケットであっ
    て、その埋め込まれたPESヘッダは、無効なデータを
    有するトランスポートパケットを第2のトランスポート
    パケットとし、トランスポートパケットのヘッダに無効
    なデータを埋め込まれたトランスポートパケットを第3
    のトランスポートパケットとする場合、前記ダミーパケ
    ットとは、前記第1のトランスポートパケット及び前記
    第2のトランスポートパケット及び前記第3のトランス
    ポートパケットのうち少なくとも2つ以上のトランスポ
    ートパケットに該当するトランスポートパケットである
    請求項1または2に記載の再生装置。
  9. 【請求項9】 前記再生手段は、前記所定の部分を飛ば
    した後、前記次のフレーム内圧縮を施されたフレームの
    先頭の圧縮符号化ストリームのトランスポートパケット
    のコンティニティカウンタの値を、そのトランスポート
    パケットが出力される直前に出力されたフレームの最後
    の圧縮符号化ストリームのトランスポートパケットのコ
    ンティニティカウンタの値とは異なった値にする請求項
    1または2に記載の再生装置。
  10. 【請求項10】 前記異なった値にするとは、前記再生
    手段が、前記次のフレーム内圧縮を施されたフレームの
    先頭の圧縮符号化ストリームのトランスポートパケット
    のコンティニティカウンタの値を、そのトランスポート
    パケットが出力される直前に出力されたフレームの最後
    の圧縮符号化ストリームのトランスポートパケットのコ
    ンティニティカウンタの値に1を加算した値とすること
    であり、 前記再生手段は、前記次のフレーム内圧縮を施されたフ
    レームの先頭の圧縮符号化ストリームのトランスポート
    パケット以降のビデオデータのフレームについてはその
    圧縮符号化ストリームのトランスポートパケットのコン
    ティニティカウンタの値が連続するようにコンティニテ
    ィカウンタの値を付け直す請求項9記載の再生装置。
  11. 【請求項11】 フレーム間圧縮及びフレーム内圧縮を
    施された圧縮符号化ストリームとして記録媒体に記録さ
    れているAVデータを読み取る読み取りステップと、 前記読み取り手段が前記AVデータを再生している最中
    に、前記AVデータの所定の部分を飛ばして再生する
    際、前記所定の部分を飛ばした後には、ダミーパケット
    を出力してから、前記所定の部分を飛ばした後のビデオ
    データのフレームのうち次のフレーム内圧縮を施された
    フレームの先頭のトランスポートパケットから出力する
    よう前記読み取り手段を制御する制御ステップとを備え
    た再生方法。
  12. 【請求項12】 フレーム間圧縮及びフレーム内圧縮を
    施された圧縮符号化ストリームとして記録媒体に記録さ
    れているAVデータを読み取る読み取りステップと、 前記読み取り手段が前記AVデータを再生している最中
    に、前記AVデータの所定の部分を飛ばして再生する
    際、前記所定の部分を飛ばす前に、前記読み取り手段が
    出力しているビデオデータのフレームを構成する最終の
    トランスポートパケットまでを出力し、前記所定の部分
    を飛ばした後には、ダミーパケットを出力してから、前
    記所定の部分を飛ばした後のビデオデータのフレームの
    うち次のフレーム内圧縮を施されたフレームの先頭のト
    ランスポートパケットから出力するよう前記読み取り手
    段を制御する制御ステップとを備えた再生方法。
  13. 【請求項13】 AVデータをMPEGトランスポート
    ストリームとして記録媒体に書き込む書き込み手段と、 前記MPEGトランスポートストリームのトランスポー
    トパケットに付加するタイムスタンプの値をそのトラン
    スポートパケットにPCRが付加されているとした場合
    に持つべきPCRの値に設定するタイムスタンプ値設定
    手段とを備え、 前記書き込み手段は、設定された値を持つ前記タイムス
    タンプを前記トランスポートパケットに付加して前記記
    録媒体に書き込む記録装置。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の記録装置によってA
    Vデータが記録された記録媒体から前記AVデータ及び
    前記タイムスタンプを読み取る読み取り手段と、 前記読み取り手段が前記AVデータを再生している最中
    に、通常再生に移る際、再生された前記トランスポート
    パケットのうち通常再生されるべきIフレームのうちで
    先頭のIフレームより前のいずれかのトランスポートパ
    ケットに付加されているタイムスタンプの値をそのトラ
    ンスポートパケットのPCRの値としたPCRを前記先
    頭のIフレームより前のいずれかのトランスポートパケ
    ットに付加するPCRパケット作成手段とを備え、 通常再生に移った際、前記先頭のIフレームより前のい
    ずれかのトランスポートパケットから出力される再生装
    置。
  15. 【請求項15】 AVデータをMPEGトランスポート
    ストリームとして記録媒体に書き込む書き込み手段と、 PCRが付加されているトランスポートパケットに前記
    記録媒体に書き込まれる際に付加されるタイムスタンプ
    の値とそのトランスポートパケットのPCRの値との差
    分を計算する差分計算手段とを備え、 前記書き込み手段は、前記差分をも前記記録媒体に書き
    込む記録装置。
  16. 【請求項16】 前記差分をとる対象となるトランスポ
    ートパケットは、AVデータを連続してアクセスする最
    小単位であるディスクアクセスユニット毎に一個である
    請求項15記載の記録装置。
  17. 【請求項17】 前記書き込み手段は、AVデータを連
    続してアクセスする最小単位であるディスクアクセスユ
    ニット毎に少なくとも一つの前記差分が対応するように
    前記差分を書き込む請求項15記載の記録装置。
  18. 【請求項18】 前記ディスクアクセスユニット毎に少
    なくとも一つの前記差分が対応するとは、前記差分を前
    記ディスクアクセスユニットのヘッダ部分に書き込むこ
    とである請求項17記載の記録装置。
  19. 【請求項19】 請求項15記載の記録装置によってA
    Vデータが記録された記録媒体から前記AVデータ及び
    前記差分を読み取る読み取り手段と、 前記読み取り手段が前記AVデータを再生している最中
    に、通常再生に移る際、再生された前記トランスポート
    パケットのうち通常再生されるべきIフレームのうちで
    先頭のIフレームより前のいずれかのトランスポートパ
    ケットに付加されているタイムスタンプから前記差分を
    利用して前記先頭のIフレームより前のいずれかのトラ
    ンスポートパケットに対応するPCRの値を算出して、
    前記先頭のIフレームより前のいずれかのトランスポー
    トパケットにPCRを付加するPCRパケット作成手段
    とを備え、 通常再生に移った際、前記先頭のIフレームより前のい
    ずれかのトランスポートパケットから出力される再生装
    置。
  20. 【請求項20】 前記差分は、前記記録媒体におけるA
    Vデータを連続してアクセスする最小単位であるディス
    クアクセスユニット毎に対応させて記録されたものであ
    り、 前記PCRパケット作成手段は、前記直前のトランスポ
    ートパケットが記録されていた前記ディスクアクセスユ
    ニットに対応する前記差分を利用して前記PCRの値を
    算出する請求項19記載の再生装置。
  21. 【請求項21】 前記対応させて記録されたとは、前記
    ディスクアクセスユニットのヘッダ部分に前記差分が記
    録されたことである請求項20記載の再生装置。
  22. 【請求項22】 AVデータをMPEGトランスポート
    ストリームとして記録媒体に書き込む書き込みステップ
    と、 前記MPEGトランスポートストリームのトランスポー
    トパケットに付加するタイムスタンプの値をそのトラン
    スポートパケットにPCRが付加されているとした場合
    に持つべきPCRの値に設定するタイムスタンプ値設定
    ステップとを備え、 前記書き込みステップは、設定された値を持つ前記タイ
    ムスタンプを前記トランスポートパケットに付加して前
    記記録媒体に書き込む記録方法。
  23. 【請求項23】 請求項22記載の記録方法によってA
    Vデータが記録された記録媒体から前記AVデータ及び
    前記タイムスタンプを読み取る読み取りステップと、 前記読み取りステップが前記AVデータを再生している
    最中に、通常再生に移る際、再生された前記トランスポ
    ートパケットのうち通常再生されるべきIフレームのう
    ちで先頭のIフレームより前のいずれかのトランスポー
    トパケットに付加されているタイムスタンプの値をその
    トランスポートパケットのPCRの値としたPCRを前
    記先頭のIフレームより前のいずれかのトランスポート
    パケットに付加するPCRパケット作成ステップとを備
    え、 通常再生に移った際、前記先頭のIフレームより前のい
    ずれかのトランスポートパケットから出力される再生方
    法。
  24. 【請求項24】 AVデータをMPEGトランスポート
    ストリームとして記録媒体に書き込む書き込みステップ
    と、 PCRが付加されているトランスポートパケットに前記
    記録媒体に書き込まれる際に付加されるタイムスタンプ
    の値とそのトランスポートパケットのPCRの値との差
    分を計算する差分計算ステップとを備え、 前記書き込みステップは、前記差分をも前記記録媒体に
    書き込む記録方法。
  25. 【請求項25】 請求項24記載の記録方法によってA
    Vデータが記録された記録媒体から前記AVデータ及び
    前記差分を読み取る読み取りステップと、 前記読み取りステップが前記AVデータを再生している
    最中に、通常再生に移る際、再生された前記トランスポ
    ートパケットのうち通常再生されるべきIフレームのう
    ちで先頭のIフレームより前のいずれかのトランスポー
    トパケットに付加されているタイムスタンプから前記差
    分を利用して前記先頭のIフレームより前のいずれかの
    トランスポートパケットに対応するPCRの値を算出し
    て、前記先頭のIフレームより前のいずれかのトランス
    ポートパケットにPCRを付加するPCRパケット作成
    ステップとを備え、 通常再生に移った際、前記先頭のIフレームより前のい
    ずれかのトランスポートパケットから出力される再生方
    法。
  26. 【請求項26】 記録媒体に記録されているAVデータ
    を特殊再生する特殊再生手段と、 前記特殊再生手段が、PCRを保持しているトランスポ
    ートパケットのPIDがビデオデータを保持しているト
    ランスポートパケットのPIDと同一である前記AVデ
    ータを特殊再生する際、前記PCRを保持しているトラ
    ンスポートパケットの前記PCRをマスクするPCRマ
    スク手段と、 前記ビデオデータを保持しているトランスポートパケッ
    トのPIDと同一のPIDを有した、特殊再生用のPC
    Rを保持するトランスポートパケットを生成する特殊再
    生用PCR生成手段とを備えた再生装置。
  27. 【請求項27】 記録媒体に記録されているAVデータ
    を特殊再生する特殊再生ステップと、 前記特殊再生ステップが、PCRを保持しているトラン
    スポートパケットのPIDがビデオデータを保持してい
    るトランスポートパケットのPIDと同一である前記A
    Vデータを特殊再生する際、前記PCRを保持している
    トランスポートパケットの前記PCRをマスクするPC
    Rマスクステップと、 前記ビデオデータを保持しているトランスポートパケッ
    トのPIDと同一のPIDを有した、特殊再生用のPC
    Rを保持するトランスポートパケットを生成する特殊再
    生用PCR生成ステップとを備えた再生方法。
  28. 【請求項28】 MPEGトランスポートストリームと
    して出力されるAVデータが切り替わる際に、前記AV
    データの表示をミュートするかしないかを示すフラグが
    付加されたDITを保持しているトランスポートパケッ
    トを挿入し、 前記DITパケットに設けられた前記フラグに従って、
    前記AVデータの表示をミュートするかしないかを判定
    し、少なくとも前記MPEGトランスポートストリーム
    のPMTに登録されている、ビデオデータを保持してい
    るトランスポートパケットのPIDが変化しても前記A
    Vデータの表示をミュートしないAVデータ切換方法。
  29. 【請求項29】 MPEGトランスポートストリームと
    してAVデータを出力する出力手段と、 出力される前記AVデータが切り替わる際に、前記AV
    データの表示をミュートするかしないかを示すフラグが
    付加されたDITを保持しているトランスポートパケッ
    トを挿入するDITパケット挿入手段とを備えた出力装
    置。
  30. 【請求項30】 前記DITパケット挿入手段は、所定
    の指示に応じて前記AVデータが切り替わる際に前記A
    Vデータの表示をミュートさせるよう前記フラグを設定
    する請求項29記載の出力装置。
  31. 【請求項31】 前記DITパケット挿入手段は、前記
    AVデータが切り替わる際に前記AVデータをミュート
    させるように前記フラグを設定する請求項29記載の出
    力装置。
  32. 【請求項32】 AVデータをオブジェクト単位で記録
    管理するオブジェクト管理手段を備え、 前記オブジェクト管理手段が、オブジェクトを切り替え
    て再生を行う際に、前記DITパケット挿入手段は、前
    記オブジェクトの切換時に前記AVデータをミュートさ
    せるように前記フラグを設定する請求項29記載の出力
    装置。
  33. 【請求項33】 前記DITパケット挿入手段は、受信
    チャンネル切換時に前記AVデータをミュートさせるよ
    うに前記フラグを設定する請求項29記載の出力装置。
  34. 【請求項34】 請求項29記載の出力装置が出力した
    AVデータを入力する入力手段と、 前記DITパケットに設けられた前記フラグに従って、
    前記AVデータの表示をミュートするかしないかを判定
    する判定手段とを備え、 少なくとも前記MPEGトランスポートストリームのP
    MTに登録されている、ビデオデータを保持しているト
    ランスポートパケットのPIDが変化しても前記AVデ
    ータの表示をミュートしない入力装置。
  35. 【請求項35】 入力された前記AVデータを表示する
    際、前記判定に従って前記AVデータの表示をミュート
    させる表示手段を備えた請求項34記載の入力装置。
  36. 【請求項36】 MPEGトランスポートストリームと
    してデータ放送ストリームを出力する出力手段と、 出力される前記データ放送ストリームが切り替わる際
    に、前記データ放送のブラウザの再起動をするかしない
    かを示すフラグが付加されたDITを保持しているトラ
    ンスポートパケットを挿入するDITパケット挿入手段
    とを備えた出力装置。
  37. 【請求項37】 AVデータをオブジェクト単位で記録
    管理するオブジェクト管理手段を備え、 前記オブジェクト管理手段が、オブジェクトを切り替え
    て再生を行う際に、前記DITパケット挿入手段は、前
    記オブジェクトの切換時に前記データ放送のブラウザを
    再起動させるように前記フラグを設定する請求項36記
    載の出力装置。
  38. 【請求項38】 前記DITパケット挿入手段は、受信
    チャンネル切換時に前記データ放送のブラウザを再起動
    させるように前記フラグを設定する請求項36記載の出
    力装置。
  39. 【請求項39】 請求項36記載の出力装置が出力した
    ストリームデータを入力する入力手段と、 前記DITパケットに設けられた前記フラグに従って、
    前記データ放送のブラウザの再起動をするかしないかを
    判定する判定手段とを備えた入力装置。
  40. 【請求項40】 入力された前記データ放送ストリーム
    を表示する際、前記判定に従って前記データ放送のブラ
    ウザの再起動を行う表示手段を備えた請求項39記載の
    入力装置。
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