JP2002290762A - リモートカラープルーフィングシステムおよびサーバ装置、リモートカラープルーフィング方法 - Google Patents

リモートカラープルーフィングシステムおよびサーバ装置、リモートカラープルーフィング方法

Info

Publication number
JP2002290762A
JP2002290762A JP2001180782A JP2001180782A JP2002290762A JP 2002290762 A JP2002290762 A JP 2002290762A JP 2001180782 A JP2001180782 A JP 2001180782A JP 2001180782 A JP2001180782 A JP 2001180782A JP 2002290762 A JP2002290762 A JP 2002290762A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
output device
information
color conversion
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001180782A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3724566B2 (ja
Inventor
Munehisa Kato
統久 加藤
Koichi Kawahara
幸一 河原
Ryuichi Ishizuka
隆一 石塚
Mari Kodama
真里 児玉
Yasushi Nishide
康司 西出
Hirobumi Kuramoto
博文 蔵元
Tetsuya Kiyosu
徹哉 清須
Tetsushi Suzuki
哲史 鈴木
Eisuke Kawasaki
英介 川崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2001180782A priority Critical patent/JP3724566B2/ja
Publication of JP2002290762A publication Critical patent/JP2002290762A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3724566B2 publication Critical patent/JP3724566B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワーク上のどの出力装置でも正確に色
再現されたカラープルーフを出力可能な、安価なリモー
トカラープルーフィングシステムを提供する。 【解決手段】 指示端末11から出力対象の出力装置を
指示して原稿データをカラープルーフ生成部12に入力
すると、色変換部13は指示された出力装置に対応した
色変換情報を色変換テーブル14から取得し、指示され
た出力装置で正確に色再現されるように色変換を行う。
色変換された原稿データは、ラスタライズ部15におい
て、フォント格納部16中の膨大なフォントを用いなが
らラスタデータに展開される。そして、展開されたラス
タデータが、通信部17から指示された出力装置に対し
てネットワーク4を通じて送信される。ラスタデータを
受け取ったリモート側システム2または3では、そのま
ま出力装置21や31で印刷出力すれば、正確に色再現
されたカラープルーフが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを介
して接続された出力装置からカラー画像を出力させるリ
モートカラープルーフィングシステム、および、そのリ
モートカラープルーフィングシステムに用いて好適なサ
ーバ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】印刷物を作成する際には、企画、デザイ
ン、制作、校正、製版、刷版、そして最終的な印刷とい
った工程を経る。この間に様々な人々、企業が携わるこ
とになる。近年は、製版から印刷に至る過程は機械化さ
れたシステムが利用されるようになってきている。ま
た、企画、デザイン、制作の工程についても、パソコン
などの普及によって機械化されつつある。
【0003】図12は、一般的な印刷物の製作過程の概
要の一例の説明図である。図中、101はクライアン
ト、102は製作会社、103は製版会社、104は印
刷会社、111は製作システム、112はカンプ、12
1はイメージセッタ、122はフィルム、123は製
版、124はPS版、125は平台校正機、126はプ
ルーフ、131は印刷機、132は印刷物である。製作
会社102は、クライアント101との間で印刷物のコ
ンセプトを決定し、製作システム111などを用いて印
刷物のデザインを行う。このとき、デザインされた印刷
物のイメージ(概要)は、製作システム111内でラス
タデータに変換され、また色変換処理などが施されて、
同じく製作システム111内のプリンタで出力され、カ
ンプ112が作成される。製作会社102は、このカン
プ112を用いてクライアント101との打ち合わせを
行い、具体的な印刷物のイメージ(概要)が決定され
る。カンプ112を用いてクライアント101との合意
が得られると、そのときの製作システム111内の画像
データが製版会社103に渡される。
【0004】製版会社103では、製作会社102から
渡された画像データをもとに、例えばイメージセッタ1
21によってイメージ化され、色変換処理などが施され
て、例えばYMCKの各色ごとのフィルム122が作成
される。そして、製版123において、フィルム122
をPS版124に焼き付ける。なお、CTP(Comp
uter to plate)により製作会社102か
ら渡された画像データから刷版を直接作成する場合もあ
る。
【0005】このようにして作成されたPS版124に
よって印刷機131による印刷が可能であるが、実際に
印刷を行う前に最終的な校正を行う。そのために、PS
版124を用いて、マニュアル印刷機である平台校正機
125によりプルーフ126を作成し、クライアント1
01の了解を取る。この時点で修正を行う場合には、フ
ィルム122の作成からやり直すことになる。
【0006】クライアント101の了解が得られ、校了
となったら、そのときのプルーフ126とフィルム12
2を印刷会社104に持ち込み、印刷会社104でPS
版124を作成して、印刷機131によって印刷物13
2を印刷することになる。このとき、印刷機131の調
整を行って、印刷物132の色がプルーフ126の色と
ほぼ同一となるようにする。その後、裁断、製本などを
行って、最終的な印刷物が完成する。
【0007】このような印刷の過程において、製作会社
102とクライアント101との間においてカンプ11
2を用いて全体のデザイン、個々の文字や画像の配置、
各部の色やフォントなどの校正を行う。また、製版会社
103とクライアント101との間においてプルーフ1
26を用いて入念な色校正が行われる。このような校正
作業では、製作会社102や製版会社103とクライア
ント101との間で校了に到るまで何回も行われる。
【0008】特にクライアント101が色について厳し
い場合には、校正中、何回も色合わせが行われる。上述
のようにクライアント101の最終確認は、プルーフ1
26を用いて行われている。これは、プルーフ126が
最終的な印刷物132の仕上がりに最も近い色再現性を
有しているためである。プルーフ126を用いて色校正
を行わないと、いつまでも色目が変化して校了しない
し、最終的な印刷物の色が校正中のプルーフ126と異
なるとクレームの対象となってしまう。
【0009】従来は、このプルーフ126をクライアン
ト101まで製作会社や製版会社の営業マンが持参する
などしてクライアント101の了解を取っており、費用
的にも時間的にも非常に負担となっていた。また、修正
を行う場合にも、フィルム122から作成し直す必要が
あり、工程が長く、コストが高いという問題があった。
【0010】製作会社102においてもカンプ112を
作成しており、このカンプ112によって最終的な校正
を行うことも考えられる。しかし、プリンタなどの出力
装置として各種の方式のものが利用されており、各方式
毎に発色が異なる。例えば電子写真方式の出力装置とイ
ンクジェット方式の出力装置とでは、使用する色材も異
なるし、各色材の色も異なる。また、それぞれの方式に
よる発色のメカニズムも異なる。また、このようにそれ
ぞれの印刷方式によって発色が異なる上に、同じ印刷方
式の出力装置でも機差が存在する。そのため、電子的に
は同じ色データを用いても、印刷出力する出力装置によ
って、実際に印刷された色が微妙に異なってしまう。さ
らに、同じ1台の出力装置でも経時的に色が変化してし
まう場合もある。さらに平台校正機125を用いて作成
されたプルーフ126とも色が異なってしまう。従っ
て、カンプ112とプルーフ126とは、同じ画像デー
タを用いたとしても色目が変わってしまうため、カンプ
112の状態で校了とし、そのまま印刷してしまうと、
印刷物の色目が校了時と異なる場合が発生し、上述のよ
うにクライアント101からのクレームの対象となって
しまう。そのため、カンプ112によって最終的な校正
を行うことができないという問題があった。
【0011】プルーフ126をクライアント101が所
有するプリンタで出力させることができれば、営業マン
が出向くなどの手間をなくすことができる。しかしこの
場合にも、クライアント101が所有するプリンタの色
再現特性が製版会社103において作成するプルーフ1
26と同じである保証はなく、クライアント101が所
有するプリンタの出力によってプルーフ126の代用と
することはできない。
【0012】製作会社102や製版会社103、さらに
はクライアント101で同じ色目により印刷出力するた
めのシステムとして、それぞれ同じ色が出力されるよう
に、それぞれの部門で色変換して出力することが考えら
れる。図13は、従来のリモートカラープルーフィング
システムの一例の説明図である。図中、141は制作側
システム、142は発注先側システム、143はインタ
ーネット、151,161は出力指示部、152,16
2は色管理部、153,163はラスタライザ、15
4,164は出力装置である。制作側システム141と
発注先側システム142とは同一の構成を有しており、
インターネット143によって結ばれている。制作側シ
ステム141は、例えば図12における製作会社102
の制作システム111や製版会社103のシステムであ
り、発注先側システム142はクライアント101のシ
ステムとして考えることができる。
【0013】制作側システム141では、出力指示部1
51において原稿データの印刷を指示すると、色管理部
152において出力装置154に対応した色変換処理を
行う。そしてラスタライザ153で色変換後の原稿デー
タをラスタデータに展開し、出力装置154で印刷出力
する。
【0014】一方、制作側システム141から原稿デー
タをインターネット143を介して発注先側システム1
42に送る。発注先側システム142では、制作側シス
テム141から送られてきた原稿データの印刷を出力指
示部161で指示すると、色管理部162において出力
装置164に対応した色変換処理を行う。そしてラスタ
ライザ163で色変換後の原稿データをラスタデータに
展開し、出力装置164で印刷出力する。
【0015】このようなシステムでは、制作側システム
141の色管理部152と、発注先側システム142の
色管理部162とが、それぞれの出力装置154,16
4において同じ色で印刷されるように色変換を行う。こ
のとき、上述のような印刷方式の違いや機差などを考慮
した変換を行うことになる。そのため、制作側システム
141の出力装置154と発注先側システム142の出
力装置164が異なっていても、出力された印刷物にお
いては同じ色を再現することができる。
【0016】このようなシステムを用いることによっ
て、例えば図12に示した製作会社102とクライアン
ト101と製版会社103とで、同じ色再現がなされた
印刷物を得ることができ、これをもとに色校正を行うこ
とが可能になる。また、図12に示したフィルム122
やPS版124を作成しなくてもプルーフ126を作成
することができ、校正時のコストを低減することができ
る。
【0017】しかし、このようなシステムを構築するに
は、印刷出力を行うそれぞれの部門(企業や事務所な
ど)ごとに、色管理部やラスタライザを含むシステムを
設けなければならない。上述のように印刷物を作成する
場合には、通常、多くの企業や事務所などがかかわる。
そのため、かかわっているすべての会社に上述のような
システムを設けておく必要がある。
【0018】さらに、色管理部は、上述のように出力装
置に応じた色変換を行わなければならないため、非常に
熟練した調整および設定が要求される。また、ラスタラ
イザは、印刷の分野では数100という膨大な数のフォ
ントを備えており、どのような要求にも答えられるよう
にしている。また、要求があればフォントを随時追加し
てゆくことになる。これらは非常に高価であり、中小の
企業や事務所において購入できるようなものではない。
また、熟練した色調整や設定を行うことができる専門家
もそれほどいるわけではなく、一般の操作者では誤操作
による色の相違が生じやすい。そのため、図13に示す
ようなシステムは、一般に利用可能なものではなく、多
くの場合は依然として上述のように製版会社103がプ
ルーフ126を作成してクライアント101に提示する
従来の紙などによるやりとりが行われており、生産性が
悪かった。
【0019】また、図13に示したようなシステムを導
入した場合でも、それぞれのプリンタなどの出力装置で
は、再現される色が経時的に変化したり、あるいは消耗
品などの部品交換によって再現される色が変化してしま
う。そのため、制作側システム141や発注先側システ
ム142などに設置された出力装置154や出力装置1
64において、ある時点でプルーフ126と同等の色再
現が実現できたとしても、その後において同じ色再現が
行われているとは限らない。従って、時間の経過ととも
にそれぞれの出力装置における出力とプルーフ126と
の色の違いが大きくなり、正確な色校正を行うことがで
きなくなるという問題があった。また、そのような色の
変化に気づかずに色校正を行い、実際に出来上がった印
刷物との色目の違いが問題になることも危惧される。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、低価格でシステム構築が可
能であり、しかもネットワークに接続されているいずれ
の出力装置でも正確に色再現されたカラープルーフを出
力可能なリモートカラープルーフィングシステムと、そ
のようなリモートカラープルーフィングシステムで利用
可能なサーバ装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、カラープルー
フ生成手段において、出力対象として指定された出力装
置において正確な色再現が行われるように、原稿データ
に対して色変換処理を行う。あるいは原稿データをラス
タデータに展開し、または色変換処理後のラスタデータ
への展開を行う。そして、カラープルーフ生成手段によ
って色変換処理された原稿データ、あるいは展開された
ラスタデータを転送データとして、ネットワークを介し
て指定された出力装置へ転送する。なお、出力装置の指
定や原稿データの入力は、付属の指示手段から行った
り、あるいは外部からネットワークを介して受け取るよ
うに構成することができる。
【0022】このような構成によって、例えば転送先が
インターネットや電話回線などを介して接続される出力
装置であっても、その出力装置に応じた色変換処理が行
われており、出力装置からは正確に色再現されたカラー
プルーフが出力される。従って、それぞれの出力装置で
出力したカラープルーフを用いて最終的な色校正までの
校正作業を行うことができ、製版時には手間のかかる平
台校正機などを用いたプルーフ出力が不要となり、ま
た、校正によってフィルムやPS版を作成し直す必要も
なくなり、時間およびコストを削減することが可能とな
る。このとき、従来のプルーフ作成時に行っていたフィ
ルム作成やPS版作成などは不要であり、また高価な装
置を設置する必要もなく、安価にシステムを導入するこ
とができる。さらに熟練した操作員も必要なく、正確に
色再現されたカラープルーフを得ることができる。
【0023】また、多くのフォントなどを用いたラスタ
データへの展開もカラープルーフ生成手段で行ってお
り、転送先において膨大なフォントを用意しておく必要
もなく、展開を行う場合にも高価な装置は必要ない。
【0024】例えば印刷物のデザインや制作を行ってい
る部門や会社と発注元であるクライアント、さらに製版
以降の印刷を行う部門や会社などにおいて、いずれかあ
るいは別のセンターにカラープルーフ生成手段及び通信
手段を設けておけば、他の部門や会社、発注元のクライ
アントにおいても同じ色目の印刷物を得ることができ、
色についての校正作業を円滑に進めることができるよう
になる。また、制作過程と実際の印刷物とで色が異なる
等といった不具合の発生も防止することができる。
【0025】カラープルーフ生成手段において色変換処
理を行う際には、出力装置が転送データに基づいて出力
したときの色がターゲット色となるように設定された色
変換情報を、出力デバイスに対応付けて1ないし複数、
予め格納しておいて、指示情報で指示された出力装置に
対応する色変換情報を用いて行うことができる。出力装
置では、転送されてきた色変換処理後の転送データに基
づいて出力を行えば、その画像の色はターゲット色とな
るように変換されているので、出力色はターゲット色と
一致する。
【0026】なお、プルーフにおける再現色は、使用す
る印刷機によって異なることが多い。このような場合で
も、ターゲット色として複数の印刷機に対応したプルー
フにおける再現色に対応したターゲット色毎に色変換情
報を用意しておき、出力装置を特定する情報およびター
ゲット色を特定する情報に対応する色変換情報を用いて
色変換処理を行うことによって対応可能である。
【0027】また、色変換精度に応じた複数のランクの
色変換情報を用意しておき、指示情報として出力措置を
特定する情報とともにランクの情報を送ることによっ
て、ランクに応じた色変換処理を行うことができる。こ
れによって、印刷物の作成段階に応じた色変換精度での
色変換処理を行うことができ、例えばデザイン段階の初
期では色変換精度を落とすことによって処理の高速化お
よび処理負荷の軽減を図ることができる。また、相手の
出力精度のランクや機種名を予め理解した上で運用する
ことができる。
【0028】さらに、色変換サーバに用意しておいた色
変換情報をクライアントシステムにダウンロードしてお
き、画像データの色変換を色変換サーバに依頼する際
に、出力デバイスに対応する色変換情報も色変換サーバ
に送り、その色変換情報を用いて色変換サーバで色変換
処理を行うように構成することもできる。
【0029】また、このようなそれぞれの出力装置にお
いて正確に色再現されたカラープルーフを出力する構成
を利用し、複数枚の原稿データに対応するカラー画像の
出力を複数の出力装置に分割して出力させることも可能
である。この場合にも、それぞれの出力装置において
は、再現色がターゲット色となるようにカラー画像を出
力するので、いずれの出力装置からの出力結果も色再現
の揃ったカラー画像を得ることができる。なお出力装置
は、指示情報によって指示するほか、出力装置の管理手
段によって自動的に選択するように構成することが可能
である。
【0030】さらにまた、このような色変換処理に対し
て、または上述のラスタデータへの展開処理に対して、
あるいはこれらを組み合わせて課金することによって、
色変換処理サービスを業として営んでゆくことが可能に
なる。
【0031】あるいは、サーバ手段は、指示情報に対応
する色変換情報を画像データとともにクライアントシス
テムの出力デバイスに転送し、クライアントシステムの
出力デバイスでは、転送されてきた色変換情報をもとに
画像データの色変換を行って出力を行うように構成する
こともできる。色変換情報は、ターゲット色となるよう
に画像データを変換するものであるので、出力色はター
ゲット色と一致する。従って、ターゲット色をプルーフ
における再現色に一致させておけば、いずれの場合も出
力デバイスから出力された画像の色はプルーフと一致す
ることになる。
【0032】出力装置は、経時的に再現される色がずれ
てくることがある。そのため本発明では、カラープルー
フ生成手段において各出力装置における色の管理を行
う。例えば出力装置に色再現性を調整するキャリブレー
ション機能が備わっている場合がある。このような場合
には、経時的な色再現性の変化は出力装置のキャリブレ
ーション機能によって行うことができるが、そのキャリ
ブレーション時の情報をカラープルーフ生成手段も取得
する。これによって、カラープルーフ生成手段において
出力装置の色再現性の管理を行うことができる。例え
ば、カラープルーフ生成手段は、取得したキャリブレー
ション時の情報に基づいて、保持している色変換情報を
必要に応じて修正することができる。これによって常に
最適な色変換処理を行うことができる。また、出力装置
において所定期間キャリブレーションが行われていない
ときには、その出力装置が設けられているクライアント
システムに対して警告することができる。これによっ
て、再現色の経時的な変化によって発生する色の相違な
どを事前に防止することができる。さらに、クライアン
トシステムから受け取ったキャリブレーション時の情報
を解析し、当該出力装置の色再現性が所定の基準から外
れている場合には、その出力装置が設けられているクラ
イアントシステムに対して警告することができる。例え
ばキャリブレーション機能によって調整できる範囲を超
えて色ずれが生じている場合など、再現色が異なってし
まう場合にその旨を事前に警告することができる。
【0033】また、例えば出力装置がキャリブレーショ
ン時の情報を出力することができない場合には、出力装
置で測色用サンプルを出力させ、その測色用サンプルに
基づいて当該出力装置に対応して設定されている色変換
情報を修正する。これによって、出力装置において色再
現に経時的な変化が生じても、その変化に応じてカラー
プルーフ生成手段が色変換処理を行うので、常に色再現
性を保証することができる。この場合も、出力装置に対
する前記測色用サンプルを用いた色変換情報の修正処理
が所定期間行われていないときには、当該出力装置が設
けられているクライアントシステムに対して警告した
り、測色用サンプルから該測色用サンプルを出力した出
力装置の色再現性が所定の基準から外れていると判断さ
れる場合には、その出力装置が設けられているクライア
ントシステムに対して警告するように構成することがで
きる。なお、測色用サンプルを複数のランクに分けてお
くことによって、キャリブレーションの精度のランク付
けを行うことができる。また、色変換精度に応じたキャ
リブレーションを行うことも可能になる。
【0034】このようにして、色変換サーバにおいてそ
れぞれの出力装置における色管理を行うことによって、
常に色再現性を保証することができる。なお、このよう
な色管理状況は、クライアントシステムからの問い合わ
せに応じて回答するように構成することができる。ま
た、上述のような色変換情報の修正及び/または警告な
どの管理処理に対して課金するように構成することもで
きる。これによって色再現性の管理を業として行うこと
が可能になる。
【0035】さらに、実際に出力装置において正確に色
再現がされたか否かを確認するため、例えば出力装置で
印刷出力を行ったら、そのときの色再現のためのパラメ
ータ情報を返信するとよい。カラープルーフ生成手段で
は、返送されてきたパラメータ情報と、色変換処理時の
パラメータを対比し、色変換処理が適切であったか否か
を判断して、その結果を出力する。これによって、出力
装置に送ったラスタデータが、正確に色再現されて印刷
出力されたか否かを、カラープルーフ生成手段の側で知
ることができる。
【0036】さらに本発明は、複数の処理システムがネ
ットワークを介して接続されたリモートカラープルーフ
ィングシステムであって、複数の処理システムのうち少
なくとも1つをセンターとし、センターに、前記カラー
画像の元となる原稿データに対して前記カラー画像を出
力する処理システムにおける出力装置に応じた色変換処
理および/またはラスタ画像への展開を行うカラープル
ーフ生成手段を設けたものである。これによって上述の
ように、センター以外の処理システムには色変換処理や
ラスタデータへの展開処理を行う高価な装置は必要な
く、また熟練した操作員も必要なく、出力装置を含むい
ずれの処理システムでも正確に色再現されたカラープル
ーフを得ることができる。なお、センターは、複数存在
して選択可能に構成されていてもよい。またセンター
は、業務関係者以外の第3者の処理システムが担当して
もよい。
【0037】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のリモートカラー
プルーフィングシステムの第1の実施の形態を示す構成
図である。図中、1はセンター側システム、2,3はリ
モート側システム、4はネットワーク、11は指示端
末、12はカラープルーフ生成部、13は色変換部、1
4は色変換テーブル、15はラスタライズ部、16はフ
ォント格納部、17,22,32は通信部、18,2
1,31は出力装置である。図1に示すリモートカラー
プルーフィングシステムでは、センター側システム1
と、リモート側システム2,3とを、ネットワーク4に
よって結んでいる。例えば制作会社にセンター側システ
ム1を設置し、リモート側システム2,3を発注元や印
刷会社に設けて構成することができる。もちろん、セン
ター側システム1と接続可能なリモート側システムは2
つに限らず、任意の数のリモート側システムと接続可能
に構成されていてよい。なお、ネットワーク4として
は、電話回線や衛星回線、インターネット、LANな
ど、有線、無線のあらゆる通信形態を利用することがで
きる。さらに、1対1の通信に限らず、1対多の放送型
の通信なども含むものである。
【0038】センター側システム1には、指示端末1
1,カラープルーフ生成部12,通信部17,出力装置
18などを有している。これらの接続形態は任意であ
り、例えばLAN等によって接続されたシステムとして
構成することができる。指示端末11は、原稿データの
カラープルーフ生成部12への入力と、印刷出力する出
力装置の指示を行う。この例では、出力装置18,ある
いはリモート側システム2内の出力装置21またはリモ
ート側システム3内の出力装置31などを指定すること
ができる。なお、指示端末11は複数台が接続されてい
てもよい。また、専用の端末である必要はなく、カラー
プルーフ生成部12に対して指示可能なソフトウェアが
搭載された端末でよい。さらには指示端末11が出力装
置18の操作部として構成されていたり、指示端末11
においてカラープルーフ生成部12が機能するように構
成されたり、指示端末11,カラープルーフ生成部1
2、出力装置18が一体となっていてもよい。指示端末
11が出力装置18に設けられていれば、より作業性を
向上させることができる。
【0039】なお、原稿データは任意であり、例えば指
示端末11あるいは他のコンピュータで作成された、例
えばPDFやhtml/XMLなどを利用したコードデ
ータ、グラフィック機能を利用して作成されたビットマ
ップデータ、あるいは画像読取装置で読み取った画像、
さらにはそれらが混在したものなどであってもよい。こ
の原稿データは、例えば指示端末11あるいは他のコン
ピュータに格納されていて読み出したり、LAN等によ
ってカラープルーフ生成部12に送ったり、あるいは、
外部からネットワークや、FD等の可搬型の記憶媒体を
用いて供給される場合もある。指示端末11は、画像読
取装置をはじめ、これらの記憶媒体の読取装置などが付
加されていてよい。
【0040】出力装置18は、カラープルーフ生成部1
2で生成されたラスタデータに基づいて印刷出力を行
う。これによってセンター側システム1でカラープルー
フを得ることができる。なお、出力装置18が接続され
ていないシステムや、2台以上の出力装置が接続されて
いてもよい。また、上述の指示端末11は、この出力装
置18の操作及び表示部を利用した構成であってもよ
い。
【0041】カラープルーフ生成部12は、色変換部1
3及び色変換テーブル14,ラスタライズ部15,フォ
ント格納部16などを有している。色変換部13は、指
示端末11から出力対象として指定された出力装置にお
いて正確な色再現が行われるように、原稿データに対し
て色変換処理を行う。色変換テーブル14には、色変換
のためのパラメータ(色変換情報)が登録されている。
上述のように、出力装置はその印刷方式や機差などによ
って色再現性が異なる。そのため、出力装置の出力方式
が異なるときはもちろん、同じ出力方式であっても異な
るモデルについては異なる色変換情報を登録しておくこ
とができる。さらには、同じモデルの出力装置の場合で
も、それぞれの機差をも考慮して出力装置毎に色変換情
報を色変換テーブル14に登録しておくことができる。
色変換部13は、指示端末11から指示された出力装置
に対応する色変換情報を色変換テーブル14から取得
し、その色変換情報に従って色変換処理を行う。このよ
うに色変換部13では、出力対象の出力装置に合わせて
色変換処理を行う。なお、色変換情報が色変換テーブル
14に登録されていない場合などに対応するため、色変
換情報を指示端末11で指示可能に構成しておくとよ
い。
【0042】図2は、色変換テーブルの構成の一例の説
明図である。図2に示す例では、色変換情報を出力装置
およびターゲット色に対応付けて保持する例を示してい
る。正確な色再現を行う場合、例えば第1の印刷機にお
ける再現色と正確に一致させる場合と、第2の印刷機に
おける再現色と正確に一致させる場合とでは色変換情報
が異なる場合が多い。そのため、図2では色を一致させ
る対象をターゲットとして、それぞれのターゲット色に
応じた色変換情報を登録しておくことができるように構
成している。
【0043】例えばターゲット色をターゲットAとする
とき、リモート側システム2の出力装置21において画
像を出力する際には、色変換部13は色変換テーブル1
4中の色変換情報aを用いて色変換を行う。また、同様
にターゲット色をターゲットAとし、リモート側システ
ム3の出力装置31で画像を出力する際には、色変換部
13は色変換情報bを用いて色変換を行う。これによっ
て、出力装置21で出力した画像と、出力装置31で出
力した画像、および、印刷時の画像とは再現色をターゲ
ット色Aにほぼ一致させることができる。
【0044】また、同じ出力装置で出力する場合でも、
例えば最終的に印刷物を印刷する印刷機が異なる場合に
は、その印刷機の特性に応じたターゲット色に色再現が
ほぼ一致するような色変換情報を用いる。例えばリモー
ト側システム2の出力装置21に出力する場合、ターゲ
ット色をターゲットAとする場合には色変換情報aを用
いて色変換を行い、ターゲット色をターゲットBとする
場合には色変換情報cを用いて色変換を行う。これによ
って、印刷機などに応じた色再現を行うことが可能にな
る。
【0045】各色変換情報は、例えば色パッチを出力装
置により出力させた結果を測色し、測色値と色パッチに
対応するターゲット色とを比較することによって得るこ
とができる。このような色変換情報を予め色変換テーブ
ル14に登録しておけばよい。なお、このような色変換
情報を得るための演算処理についてもセンター側システ
ム1において行うことができる。
【0046】図3は、色変換情報格納部の構成の別の例
の説明図である。本発明のリモートカラープルーフィン
グシステムを用いることによって、例えば印刷時の再現
色をターゲット色として、各出力装置においてターゲッ
ト色とほぼ同様の色再現を実現することができるが、正
確な色再現を実現するためには色変換処理の処理量が大
きい。しかし印刷物の作成段階によっては、例えば初期
のレイアウトデザインの校正段階などでは、それほどの
色再現性が問われない場合もある。このような場合に
は、負荷の大きな色変換処理を行わなくてもよいことが
ある。このような場合のために、色変換処理にランク付
けを行っておくとよい。
【0047】色変換処理にランク付けを行う場合には、
それぞれのランクに応じた色変換情報を予め色変換テー
ブル14に格納しておくことが考えられる。図3に示す
例では、それぞれの出力装置およびターゲット色に対応
して、複数のランクに細分して色変換情報を保持する例
を示している。例えばランク1が最も高精度であるとす
れば、印刷物作成の初期においてはランクとして大きい
値を指定して色変換処理を行えばよい。そして、色など
の決定が近づくにつれて小さい値のランクを指定して色
変換処理を行い、色校正などを行う際や製版会社、印刷
会社において出力する際には、ランク1を指定して色変
換処理を行えばよい。このような色変換精度のランクに
応じた色変換情報は、例えば色パッチ画像を用いて色変
換情報を作成する場合、使用する色パッチ数によって精
度をランク付けすることが可能である。
【0048】この例では各出力装置およびターゲット色
ごとに、複数のランクに応じた色変換情報を保持する例
を示しているが、例えば色変換精度の低い色変換情報に
ついてはある程度共通化して利用することも可能であ
る。このようにして色変換処理をランク付けした場合、
色変換精度の低い色変換処理を行った場合には色変換部
13の負荷を軽減することができる。
【0049】図1に戻り、ラスタライズ部15は、色変
換部13で色変換処理後の原稿データをラスタデータに
展開する。ラスタデータへの展開の際には、フォント格
納部16に格納されているフォントデータを用いながら
行う。フォント格納部16には、膨大なフォントが格納
されており、発注元からの要求に応えられるように構成
されている。
【0050】ラスタライズ部15で展開されたラスタデ
ータは、指示端末11から指示された出力装置に対して
送られる。出力装置18が指示された場合には、センタ
ー側システム1内でラスタデータが出力装置18に送ら
れ、出力装置18からカラープルーフが印刷出力され
る。また、指示された出力装置がリモート側システム2
内の出力装置21あるいはリモート側システム3内の出
力装置31である場合には、ラスタデータは転送データ
として通信部17を介し、ネットワーク4を通じてリモ
ート側システム2あるいはリモート側システム3に送信
される。
【0051】リモート側システム2,3には、それぞ
れ、センター側システム1との通信を行う通信部22,
32及び出力装置21,31が設けられている。リモー
ト側システム2では、センター側システム1から転送デ
ータとして送られてくるラスタデータを通信部22で受
信し、出力装置21で印刷出力してカラープルーフを得
ることができる。同様に、リモート側システム3では、
センター側システム1から送られてくるラスタデータを
通信部32で受信し、出力装置31で印刷出力してカラ
ープルーフを得ることができる。出力装置21,31と
しては、例えば電子写真方式やインクジェット方式な
ど、種々の印刷方式を用いた装置でよく、またモデルも
任意である。
【0052】このような本発明のリモートカラープルー
フィングシステムの第1の実施の形態において、センタ
ー側システム1で作成した原稿データに基づいてリモー
ト側システム2の出力装置21からカラープルーフを印
刷出力させる場合には、センター側システム1の指示端
末11から原稿データ及び出力先がリモート側システム
2の出力装置21である旨を指示する。カラープルーフ
生成部12の色変換部13は、出力先として指示された
出力装置21に対応する色変換情報を色変換テーブル1
4から取得し、あるいは指示端末11から直接取得し、
得られた色変換情報に従って原稿データの色変換処理を
行う。さらに色変換後の原稿データがラスタライズ部1
5に渡され、ラスタライズ部15において、フォント格
納部16に格納されているフォントを用いながらラスタ
データに展開される。出力装置としてリモート側システ
ム2の出力装置21が指示されているので、ラスタライ
ズ部15で展開したラスタデータは転送データとして通
信部17からネットワーク4を通じてリモート側システ
ム2に転送される。
【0053】センター側システム1から転送データとし
て送られてくるラスタデータは、出力装置21に対応し
て色変換部13で色変換処理が施されたデータであるの
で、そのまま出力装置21において印刷出力すればよ
い。これによって、正確に色再現されたカラープルーフ
が得られる。
【0054】なお、センター側システム1で作成した原
稿データに基づいてリモート側システム3の出力装置3
1からカラープルーフを印刷出力させる場合についても
同様である。この場合も、出力装置31に対応して色変
換部13で色変換処理が施されたラスタデータがリモー
ト側システム3に送られてくるので、そのまま出力装置
31において印刷出力すれば、正確に色再現されたカラ
ープルーフが得られる。さらに、出力装置としてセンタ
ー側システム1内の出力装置18が指示されている場合
には、ラスタライズ部15で展開したラスタデータを出
力装置18に転送し、出力装置18においてカラープル
ーフを印刷出力する。この場合についても、色変換部で
出力装置18に対応した色変換処理を行っているので、
出力装置21,31に印刷出力する場合と同様に正確に
色再現されたカラープルーフを得ることができる。
【0055】上述のように、センター側システム1にお
いて、それぞれの出力装置に応じた色変換処理を行って
いるので、印刷出力されたカラープルーフは、センター
側システム1内の印刷装置を含め、いずれの出力装置で
出力してもほぼ同じ色が再現される。これによって、例
えば印刷物の校正を行う際に、制作部門、発注元、印刷
部門などが、皆同じカラープルーフを参照できる。その
ため、これらを担当する会社が離れていても、効率よく
校正を進めてゆくことができる。また図2,図3に示し
たように、色変換情報をターゲット色毎に保持していれ
ば、例えば最終的な印刷機が異なる場合など、ターゲッ
トとする再現色が異なる場合でも、それに応じて、最終
的な印刷物の再現色と色再現が一致したカラープルーフ
を得ることができる。
【0056】また、図13に示した従来のシステムに比
べ、リモート側システム2,3にはカラープルーフ生成
部13を設ける必要がない。そのため、リモート側シス
テム2,3に費用的負担をかけることなく、正確に色再
現されたカラープルーフを得ることができるリモートカ
ラープルーフィングシステムを構築することができる。
【0057】なお、リモート側システムが追加された
り、リモート側システムに出力装置が増設されあるいは
出力装置の取り替えが発生した場合には、色変換テーブ
ル14に、追加または変更のあった出力端末に対応する
色変換情報を登録し、指示装置11から追加または変更
のあった出力装置を指定可能にすればよい。もちろん、
削除も可能である。
【0058】さらに、同じ出力装置を利用していても、
内部の経時的な変化によって色の再現性が変化してしま
う場合がある。このような経時的な色再現性の変化に対
応し、常に正確な色再現を行うため、出力装置毎に行う
色変換処理の際のパラメータのキャリブレーションを行
うとよい。図4は、本発明のリモートカラープルーフィ
ングシステムの第1の実施の形態におけるキャリブレー
ション時の一例の説明図である。図中の符号は図1と同
様である。キャリブレーションの1つの方法として、出
力装置から色見本を印刷出力させ、その色見本に基づい
て行う方法がある。図4ではリモート側システム2にお
いてこの方法でキャリブレーションを行う例を示してい
る。出力装置21において所定の色パッチを含む色見本
を印刷出力させ、その色見本を回収する。そして、その
色見本をセンター側システム1で例えば読取装置等で読
み取り、色解析を行うことによって、色変換時のパラメ
ータを演算することができる。これによって得られたパ
ラメータを色変換情報として出力装置21と対応付けて
色変換テーブル14に登録しておけばよい。このように
して、印刷装置21の経時的な色再現性の変化に対応し
て色変換情報を更新し、常に正確な色再現を可能にする
ことができる。なお、色見本の回収は、例えば定期的な
出力装置のメンテナンスの際に行ったり、その他適当な
時期に行えばよい。
【0059】また、別のキャリブレーションの方法とし
て、例えば出力装置が自装置のキャリブレーション情報
を送信可能な場合には、そのキャリブレーション情報を
利用することができる。図4においてリモート側システ
ム3の出力装置31がキャリブレーション情報を送信可
能な装置であるとすると、例えばセンター側システム1
からの要求に応じ、あるいは定期的に、出力装置31は
通信部32を介し、ネットワーク4を通じてキャリブレ
ーション情報をセンター側システム1へ送信する。セン
ター側システム1では、送られてきたキャリブレーショ
ン情報を通信部17を介して受信し、出力装置31に対
応する色変換テーブル14中の色変換情報を更新する。
これによって、出力装置31の経時的な色再現性の変化
にも対応し、常に正確な色再現を実現することが可能に
なる。
【0060】さらに、このような出力装置の状態をセン
ター側システム1に通知する機能を有している場合、出
力装置の登録時にこの機能を利用して、登録する出力装
置からキャリブレーション情報を取得して色変換情報を
設定登録するように構成することも可能である。もちろ
ん、リモート側システムから出力装置に対応した色変換
情報を色変換テーブル14から削除可能に構成してもよ
い。
【0061】出力装置においてこのようなキャリブレー
ション情報が得られる場合、センター側システム1に送
信できなくても、キャリブレーション情報を表示あるい
は印刷出力させ、収集して色変換テーブル14を更新し
てもよい。この場合、例えば色変換テーブル14の内容
を指示端末11などに表示させ、編集可能に構成してお
くとよい。もちろん、新たな出力装置の登録や出力装置
の交換時の色変換テーブル14のデータ修正などについ
ても、指示端末11などにより可能に構成しておくとよ
い。
【0062】上述のようにして出力装置の経時的な変化
に対応してキャリブレーションを行ってゆけば、常に正
しい色再現が行われるが、このようなキャリブレーショ
ンが間に合わず、出力装置において大きな色変化が生じ
ている場合には、正しい色再現は行われない。また、出
力装置の取り替えなどが発生したとき、それに伴う色変
換テーブル14の変更を行わないでカラープルーフの出
力を指示してしまうと、出力装置からは正確に色再現さ
れていないカラープルーフが出力されてしまうことにな
る。このような場合、送信元では正確に色再現されてい
ないカラープルーフが送信先で出力されたことに気づか
ないといった事態も考えられる。このような事態を防止
するため、例えばカラープルーフを印刷出力したリモー
ト側システム2,3の出力装置21,31が、印刷出力
時の色再現のためのパラメータ情報をセンター側システ
ム1に返送することが考えられる。通信部17を介して
このパラメータ情報を受け取ったセンター側システム1
では、送信したカラープルーフのラスタデータを生成す
る際に用いた色変換テーブル14中の色変換情報と、リ
モート側システム2,3から受け取ったパラメータ情報
とを照合し、正しく色再現されているか否かを判断する
ことができる。そして判断結果を、例えば指示端末11
やその他の端末、あるいは出力装置18などに出力また
は表示することができる。もちろん、色再現が正しくな
かったと判断されるときのみ、エラー出力してもよい。
【0063】これによって、送信先の出力装置で正確に
色再現されなかったことを送信元において知ることが可
能になる。もちろん、上述の方法は一例であり、種々の
方法によって送信先で正しく色再現できたか否かを送信
元で知ることができるように構成可能である。また、こ
のような判断を数段階に分けて行い、例えばそろそろキ
ャリブレーションの時期が到来したことを先に警報し、
その後に、色再現が正しくない旨のエラーを出力すると
いったことも考えられる。もちろん、このような色再現
が正しいか否かだけでなく、どのような条件(パラメー
タなど)で印刷出力したかを出力してもよい。
【0064】図5は、本発明のリモートカラープルーフ
ィングシステムの第2の実施の形態を示す構成図であ
る。図中、図1と同様の部分には同じ符号を付して説明
を省略する。5はリモート側装置、51は出力装置、5
2は通信部、53は指示端末である。この第2の実施の
形態では、センター側システム1は外部より原稿データ
及び出力装置の指示を受け取り、指示された出力装置で
正確に色再現できるように色変換を行ってラスタデータ
に展開し、そのラスタデータを指示された出力装置に転
送して印刷出力させるものである。図5に示す例におい
ても、センター側システム1と、リモート側システム
2,3,5とを、ネットワーク4によって結んでいる。
例えばリモート側システム2,3を発注元や印刷会社、
リモート側システム5を製作会社に設けて構成すること
ができる。もちろん、センター側システム1と接続可能
なリモート側システムは3つに限らず、任意の数のリモ
ート側システムと接続可能に構成されていてよい。な
お、ここでは相互の通信路となるネットワーク4は、イ
ンターネット、公衆回線や専用線、LANなど、有線、
無線のあらゆる通信形態を利用することができる。
【0065】この例においてセンター側システム1は、
カラープルーフ生成部12と通信部17を有し,さらに
カラープルーフ生成部12は色変換部13,色変換テー
ブル14,ラスタライズ部15,フォント格納部16な
どを有している。これらの機能などは上述の第1の実施
の形態と同様である。また通信部17についても上述の
第1の実施の形態とほぼ同様である。通信部17はネッ
トワーク4を通じて原稿データ及び出力装置を特定する
指示情報を受け取る。そして、原稿データを色変換部1
3に入力するとともに、指示情報による指示内容を伝え
る。これによって色変換部13は、上述のように指示さ
れた出力装置においてターゲット色が正しく色再現され
るように、色変換テーブル14を用いて色変換処理を行
う。また通信部17は、色変換部13で色変換処理が施
された画像データ、あるいは、さらにラスタライズ部1
5でフォント格納部16中のフォントを用いながらラス
タデータに展開された画像データなどを転送データとし
て、指示情報に従ってリモート側システムへ転送する。
【0066】色変換部13は、指示情報によって特定さ
れた出力装置に対応する色変換情報を色変換テーブル1
4より取り出し、その色変換情報に従って画像データに
対して色変換処理を行う。色変換テーブル14は上述の
図2や図3に示した構成と同様であり、それぞれの出力
装置に対応づけて、あるいはさらにターゲット色やラン
クなどに対応づけて色変換情報が格納されている。色変
換情報は、出力装置が画像データに基づいて出力したと
きの色がターゲット色となるように設定されている。従
って、色変換部13で色変換情報を用いて色変換処理を
行うことによって、色変換処理後の画像データを出力装
置で出力したとき、その画像はターゲット色とほぼ同一
の色再現が実現される。
【0067】例えばターゲット色は、従来より用いられ
ているプルーフにおいて再現される色とすることができ
る。そして、色変換情報は、このターゲット色がそれぞ
れの出力装置で再現されるように設定される。出力装置
は、その印刷方式やモデル、さらには機差などによって
も色再現性が異なり、それぞれの出力装置ごとの色再現
性を考慮して、色変換処理時に用いる色変換情報を予め
色変換テーブル14に格納しておく。そして、出力装置
に対応する色変換情報を用いて色変換処理を行うことに
よって、その出力装置において画像データを出力したと
き、出力された画像は、ほぼターゲット色によって色再
現されることになる。従って、いずれの出力装置で出力
する場合においてもほぼ同じ色再現がなされるととも
に、従来のプルーフとほぼ同様の色再現が可能となる。
【0068】ラスタライズ部15は、受け取った画像デ
ータがPDLなどの記述言語などを用いて記述されたデ
ータであり、ラスタデータとして出力装置へ転送する場
合に、色変換部13で色変換処理後の画像データをラス
タデータに展開する。例えば多くのフォントや特殊なフ
ォントなどをフォント格納部16に保持しておいて展開
処理を行うことにより、それぞれのリモート側システム
においてそれぞれ高価で大容量のフォントデータを保持
しなくて済むようになる。なお、受け取った画像データ
がラスタデータであった場合や、処理結果を転送する出
力装置がPDLなどの記述言語などを用いて記述された
データを受け取って出力する装置である場合などでは、
このラスタライズ部15における処理を行う必要はな
い。また、常にこのようにラスタデータへの展開が必要
ない場合には、このラスタライズ部15を設けずに構成
してもよい。このラスタライズ部15を設ける場合に
は、色変換部13とともに色変換手段に含まれるもので
ある。
【0069】リモート側システム2,3は、図1に示し
た例と同様である。リモート側システム5には、センタ
ー側システム1との通信を行う通信部52および出力装
置51が設けられているとともに、指示端末53が設け
られている。指示端末53は、原稿データの送信ととも
に、その原稿データを印刷出力する出力装置を指定し、
印刷出力を指示することができる。この指示端末53を
用い、少なくとも出力装置を指定した指示情報とともに
作成した原稿データをセンター側システム1に送り、色
変換処理を依頼することができる。通信部52は、指示
端末53において印刷出力が指示されると、原稿データ
と、印刷出力を行う出力装置の指示をセンター側システ
ム1に対してネットワーク4を通じて送信する。さらに
通信部52は、センター側システム1からネットワーク
4を通じて送られてくる出力装置51で印刷出力すべき
ラスタデータを受け取り、出力装置51に転送する。出
力装置51も、任意の印刷方式、任意のモデルの装置で
あってよい。また、指示端末53は一般的なコンピュー
タでよい。
【0070】例えばリモート側システム5が印刷物の製
作を行っているシステムであるものとし、印刷物のデザ
インなどを行って画像データが作成される。このとき、
指示端末53を用いてもよい。そして、指示端末53か
ら、少なくとも出力装置を指定した指示情報とともに作
成した画像データをセンター側システム1に送り、色変
換処理を依頼する。例えば図2や図3に示したようにタ
ーゲット色ごとの色変換情報がセンター側システム1に
蓄積されている場合には、指示情報としてターゲット色
の指定もセンター側システム1に送る。例えばリモート
側システム3の出力装置31に出力する場合には、出力
装置として31を指定し、必要に応じてターゲット色や
ランクなどを指定する指示情報と、原稿データをセンタ
ー側システム1に送ればよい。またリモート側システム
5の出力装置51に出力する場合でも、ターゲット色と
色再現性を一致させたい場合には、出力装置51への出
力を指定して原稿データをセンター側システム1に送れ
ばよい。
【0071】なお、出力装置が設けられていないリモー
ト側システムが存在していてもよいし、1つのリモート
側システム内に複数の出力装置が存在していてもよい。
また、それぞれの出力装置は、同一の記録方式、同一モ
デルである必要はなく、それぞれがそれぞれの記録方式
およびモデルであってよい。もちろん、出力装置が表示
装置などであってもよい。さらに、リモート側システム
5のような指示端末を有するリモート側システムは1つ
に限らず、複数がネットワーク4に接続可能に構成され
ていてよい。
【0072】また、原稿データは任意であり、例えば指
示端末51あるいは他のコンピュータで作成された、例
えばPDFやHTML/XMLなどを利用したコードデ
ータ、グラフィック機能を利用して作成されたビットマ
ップデータ、あるいは画像読取装置で読み取った画像、
さらにはそれらが混在したものなどであってもよい。ま
た、色変換後の画像データについてもいずれの形式でも
よいが、色変換処理をセンター側システム1に依頼する
際に形式を指定したり、あるいは、出力装置毎にどのよ
うなデータ形式を受け取ることができるかを登録してお
くことができる。
【0073】図5に示す構成では、センター側システム
1はサーバ装置として、またリモート側システム2,
3,5はクライアントシステムとして考え、クライアン
ト−サーバモデルのシステムとして機能させることがで
きる。もちろん、ホスト−ゲストモデルのシステムな
ど、他の形態のシステムであってもよい。
【0074】このような本発明のリモートカラープルー
フィングシステムの第2の実施の形態において、リモー
ト側システム5からの指示によりリモート側システム3
の出力装置31においてカラープルーフを印刷出力させ
る場合の動作について簡単に説明する。色変換処理を行
う前に、リモート側システム3の出力装置31に対応す
る色変換情報をセンター側システム1の色変換テーブル
14に格納しておく必要がある。色変換情報は、例えば
上述のように色パッチ画像を出力装置によって出力さ
せ、その画像を測色機などによって測色し、同じ色パッ
チ画像のターゲット色と比較することによって得ること
ができる。なお、このような色変換情報は、予め複数の
ターゲット色について求めておくほか、色パッチ画像の
測色データを保存しておき、新たなターゲット色への変
換が要求されるなどして色変換情報が必要になったとき
に生成するようにしてもよい。なお、このようにして色
変換テーブル14に格納した色変換情報は、後で変更可
能に構成されている。例えば出力装置の経時的な変化や
部品交換による色再現性の変化などに対応して、適宜、
色変換情報の変更を行っておくとよい。
【0075】指示端末53において印刷出力する原稿デ
ータを指定するとともに、出力先としてリモート側シス
テム3の出力装置31を指定し、印刷出力を指示する。
すると通信部52は、指示された原稿データとともに、
出力先がリモート側システム3の出力装置31である旨
を指示情報として、ネットワーク4を介してセンター側
システム1に送信する。このときターゲット色やランク
などの指定を指示情報に含めてもよい。なお、出力装置
の指定は、例えば図1に示すように各リモート側システ
ムに出力装置が1台しか存在しない場合や、各リモート
側システムにおいて代表する出力装置が1台設定されて
いる場合などにおいては、色変換処理後の転送データを
転送するリモート側システムを指定するだけでもよい。
【0076】センター側システム1は、リモート側シス
テム5から送られてきた原稿データ及び出力先として出
力装置31が指示された旨の指示情報を通信部17で受
信し、これらをカラープルーフ生成部12の色変換部1
3に渡す。色変換部13は、出力先として指示された出
力装置31(さらにはターゲット色やランク)に対応す
る色変換情報を色変換テーブル14から取得し、得られ
た色変換情報に従って原稿データの色変換処理を行う。
さらに、ラスタデータへの展開が指示された場合や、受
け取った画像データが出力装置31で受け取ることので
きないデータ形式である場合など、必要に応じて色変換
後の原稿データがラスタライズ部15に渡され、ラスタ
ライズ部15において、フォント格納部16に格納され
ているフォントを用いながらラスタデータに展開され
る。
【0077】例えばリモート側システム5において作成
された画像データがPostScript(登録商標)
により記述されたデータであり、出力装置31がそのま
まのデータ形式で出力可能であれば、色変換部13にお
いて画像データ中の色情報に対して色変換処理を行うの
みとし、色変換処理後の画像データに対するラスタライ
ズ処理は行わない。また、出力装置31がそのままのデ
ータ形式では出力できない場合や、リモート側システム
5から指示情報の一部としてラスタデータへの変換処理
が指示されている場合には、色変換処理後の画像データ
をラスタライズ部15によってラスタライズ処理を行
う。
【0078】色変換部で色変換された原稿データあるい
はラスタライズ部15でラスタ展開されたラスタデータ
は、転送データとして通信部17を介してネットワーク
4を通じてリモート側システム3に転送される。リモー
ト側システム3では、ネットワーク4を通じて転送され
てきた転送データを通信部32で受信し、出力装置31
に送る。これによって、出力装置31からカラープルー
フを印刷出力することができる。
【0079】このようにして、リモート側システム5で
指示した原稿データのカラープルーフがリモート側シス
テム3の出力装置31から出力される。このとき、セン
ター側システム1の色変換部13において、リモート側
システム3の出力装置31で出力したときにターゲット
色とほぼ同一の色再現がなされるように色変換処理を行
っている。従って、リモート側システム3に送られてき
た転送データは、出力装置31に応じた色変換処理が施
されているので、そのまま印刷出力するだけで正確にタ
ーゲット色を再現したカラープルーフを印刷出力するこ
とができる。
【0080】なお、リモート側システム5で指示した原
稿データのカラープルーフを、リモート側システム2の
出力装置21で印刷出力する場合も同様にして行うこと
ができる。また、リモート側システム5の出力装置51
に出力する場合についても、出力装置51を出力先とし
て指示した上で原稿データをセンター側システム1に転
送し、センター側システム1から転送データを受け取っ
て出力装置51で印刷出力することになる。
【0081】さらに、このようなシステムでは、色変換
処理や展開処理の依頼元がリモート側システムであるの
で、出力装置が異なるリモート側システムである場合、
出力結果を参照することができない場合も多い。そのよ
うな場合のため、出力装置で正しい色再現が行われたか
否か、あるいはどのような条件で印刷出力したかなどの
情報を、依頼元へ通知するとよい。
【0082】このような本発明のリモートカラープルー
フィングシステムを用いることによって、例えば上述の
図12に示した一般的な印刷物の製作過程において、ク
ライアント101、製作会社102、製版会社103な
どにおけるシステムをリモート側システム(特に製作会
社102のシステムを図5におけるリモート側システム
5)としてシステムを構築することによって、製作会社
102で作成していたカンプ112をクライアント10
1に設置されたプリンタで出力することが可能である。
この場合、センター側システム1による色変換処理を行
うことによって、クライアント101に設置されている
プリンタおよび使用する印刷機131に応じた色変換処
理が施されるため、クライアント101に設置されたプ
リンタでも、製版会社103で作成していたプルーフ1
26とほぼ同等の色再現を実現することができる。その
ため、製作会社102が作成するカンプ112をプルー
フ126と同等に扱い、色校正についても、ある程度は
カンプ112の段階で行うことが可能である。従って、
従来のようにフィルム122やPS版124などを作成
した後のプルーフ126により色校正を行う場合に比べ
て、プルーフ126を用いた色校正の回数が格段に減少
し、修正時のコストや時間を大きく削減することがで
き、また、営業マンの往来を少なくしてマンパワーなど
の面でも効率化することができる。もちろん、カンプ1
12の段階でクライアント101がデザインや色などを
了解してもらえる場合には、プルーフ126を作成せず
に印刷まで行うことができ、さらにコストや時間などを
削減することができる。
【0083】また、クライアント101や製作会社10
2においても製版会社103と同様の設備を設ければプ
ルーフ126と同等の出力は可能であるが、本発明のリ
モートカラープルーフィングシステムを用いることによ
って、クライアント101や製作会社102は高価な設
備を設けることなく、ある程度の出力装置を設けるだけ
で、プルーフ126と同等の色再現がなされた画像を出
力させることができる。
【0084】さらに製版会社103や印刷会社104に
おいても同じターゲット色により出力することによっ
て、製作会社102やクライアント101が意図してい
る色合いをそのまま再現することができる。例えば製版
会社103が製作会社102から、クライアント101
が了解している画像データを受け取った場合、その画像
データから出力装置で印刷した画像をプルーフ126と
してフィルム122とともに印刷会社104に持ち込め
ば、意図した印刷物132が出来上がる。さらには、プ
ルーフ126に対応する出力を、印刷会社104の出力
装置で出力させれば、フィルム122を印刷会社104
に持ち込むだけで、意図した印刷物132を得ることが
できる。
【0085】なお、製作会社102で作成した原稿デー
タをクライアント101や製作会社102、製版会社1
03、印刷会社104などに設けられた出力装置に出力
するようにセンター側システム1に依頼を行う際に、タ
ーゲット色の指示を誤ると再現される色も異なってしま
う。このようなミスを防止するため、例えば原稿データ
にターゲット色の指示情報を常に対応づけておいたり、
一体としておくとよい。あるいは、原稿データに対する
工程管理を行い、その際にターゲット色や出力装置の指
示などを自動的に行うようにして指示情報の誤りを防止
することも可能である。
【0086】このような本発明のリモートカラープルー
フィングシステムの第2の実施の形態では、例えば制作
会社、発注元の会社、印刷会社など、印刷物を作成する
会社や事務所などがセンター側システム1を共同利用す
ることができる。例えばリモート側システム5を制作会
社、リモート側システム2を発注元として、リモート側
システム5からリモート側システム2の出力装置21に
おいてカラープルーフを印刷出力させることによって、
発注元で正確に色再現されたカラープルーフを用いて校
正を行うことができる。また同様に、同じカラープルー
フを印刷会社にも送ることができる。
【0087】このようにセンター側システム1を共同利
用することによって、印刷物の作成に携わる各会社や事
務所などは高価なカラープルーフ生成部12を含むシス
テムを購入しなくても、各会社や事務所などで正確にタ
ーゲット色が色再現されたカラープルーフを得ることが
できるようになる。そのため、高価なシステムを購入で
きない中小の会社や事務所などにおいても、色彩に厳格
な発注元からの要求に応え、また、様々なフォントを用
いた印刷物を企画制作することが可能になる。
【0088】なお、共同利用されるセンター側システム
1は、例えば印刷物の作成に携わる会社や事務所などの
うちの1ないし複数の処理システムに設置するほか、利
用する会社などによって別の処理システムとして共同運
用を行ったり、第三者がセンター側システム1を提供し
てもよい。共同運用や第三者による運営などの場合、運
営会社が料金を徴収して利用に供することも可能であ
る。
【0089】このように料金の徴収を行う場合、センタ
ー側システム1において課金を行うことができる。図6
は、本発明のリモートカラープルーフィングシステムの
第2の実施の形態におけるセンター側システムの別の例
を示す構成図である。図中、図5と同様の部分には同じ
符号を付して説明を省略する。61は課金部である。課
金部61は、色変換部13において行う色変換処理に対
して、またはラスタライズ部15によるラスタライズ処
理に対して、あるいはこれらを組み合わせて課金する。
課金は、色変換処理の依頼元、あるいは色変換処理後の
画像データを転送する転送先に対して行うことができ
る。また、課金は、データサイズやページ数、処理時間
などの従量に応じて行ったり、あるいは定額制とした
り、これらを組み合わせて例えば上限キャップ制とする
など、種々の料金体系を適用することができる。また、
処理を急ぐか否かや、センター側システム1に設けられ
ている図示しない高性能の出力装置により出力するか否
か、画像データが白黒かカラーかなど、各種の設定に応
じて課金を切り替えることもできる。
【0090】例えば色変換テーブル14として、上述の
図3に示したようにランクごとに色変換情報を保持して
いる場合、上述のように色変換精度の低い色変換処理を
行った場合には色変換部13の負荷は軽減する。このよ
うな負荷の軽減によるメリットを利用者に還元するた
め、課金部61はランクに応じた課金を行うとよい。例
えばそれぞれのランク毎の料金設定を行っておき、色変
換精度の低いランクの色変換処理を行った場合には、低
料金で色変換処理を行うことができるようにしておくと
よい。
【0091】図7は、本発明のリモートカラープルーフ
ィングシステムの第2の実施の形態におけるセンター側
システムのさらに別の例を示す構成図である。図中、図
5と同様の部分には同じ符号を付して説明を省略する。
13−1〜Nは色変換部、15−1〜Mはラスタライズ
部である。この例では、センター側システム1内にN個
の色変換部13−1〜Nと、M個のラスタライズ部15
−1〜Mを設けた例を示している。それぞれの色変換部
13−1〜Nは上述の色変換部13と同様のものであ
り、またそれぞれのラスタライズ部15−1〜Mは上述
のラスタライズ部15と同様のものである。このように
複数の色変換部およびラスタライズ部を設けておくこと
によって、センター側システム1は、より多くのリモー
ト側システムからの色変換処理およびラスタライズ処理
の要求に応じることができるようになる。
【0092】通信部17でリモート側システムから色変
換処理の要求を受け付けると、色変換部13−1〜Nの
うち、空いているものがあればその中の1つを選択し、
また空いているものがなければ待ち行列に追加すること
になる。この場合、待ち状態の要求のうち、いずれの要
求を色変換部13−1〜Nのうちのいずれで実行するか
を、例えばそれぞれの色変換部における処理負荷などに
よって制御することによって、効率よく色変換処理を実
行することが可能である。
【0093】同様に、色変換部13−1〜Nのうちのい
ずれかで色変換処理を行い、さらにラスタライズ処理を
行う原稿データについては、要求を受け付けたとき、あ
るいは色変換処理中または色変換処理後に、ラスタライ
ズ部15−1〜Mのうちのいずれでラスタライズ処理を
行うかを決定する。ラスタライズ部15−1〜Mのう
ち、空いているものがあればその中の1つを選択し、ま
た空いているものがなければ待ち行列に追加することに
なる。この場合、待ち状態の原稿データのうち、いずれ
の原稿データをラスタライズ部15−1〜Mのうちのい
ずれで実行するかを、例えばそれぞれのラスタライズ部
における処理負荷などによって制御することによって、
効率よくラスタライズ処理を実行することが可能であ
る。
【0094】この例では色変換部およびラスタライズ部
ともに複数設けた例を示したが、いずれか一方のみを複
数設けた構成も可能である。一般にラスタライズ処理の
方が色変換処理よりも時間がかかる処理であるので、多
くの原稿データに対してラスタライズ処理を行う状況の
場合には、ラスタライズ部を多く設けるとよい。
【0095】上述のように、この第2の実施の形態によ
って、いずれの出力装置においてもターゲット色とほぼ
同等の色再現がなされた画像を得ることができる。しか
し、いずれの出力装置においてもほぼ同等の色再現がな
された画像が得られるのは、各出力装置に対応する色変
換情報を作成する元となる測色用サンプルが出力された
時点でのことであり、経時的な出力装置の変化や部品の
交換などによって色再現性は保証されなくなる。従っ
て、この第2の実施の形態においても各リモート側シス
テムにおける出力装置のキャリブレーションを行うとよ
い。経時的な色の変化は、故障などが発生しない限り緩
やかであり、ある程度の間隔でキャリブレーション処理
を行っていれば色再現性をほぼ保証することができる。
また、故障や部品交換時には、その都度、キャリブレー
ション処理を行えばよい。
【0096】図8は、本発明のリモートカラープルーフ
ィングシステムの第2の実施の形態におけるセンター側
システムのさらに別の例を示す構成図である。図中、図
5と同様の部分には同じ符号を付して説明を省略する。
62は色管理部である。色管理部62は、それぞれの出
力装置における色再現の状況を管理する。例えば出力装
置あるいは出力装置が設置されているリモート側システ
ムにおいて再現色に関するキャリブレーション機能を有
している場合には、そのキャリブレーション機能を用い
て再現色の調整を行っているか否かを管理する。具体的
には、出力装置またはその出力装置が設置されているリ
モート側システムからキャリブレーション時の情報を取
得し、所定の期間内にキャリブレーション処理が行われ
ていることを確認する。所定期間内にキャリブレーショ
ン処理が行われていない場合には、色再現性を保証でき
ない可能性があるので、当該リモート側システムに対し
て警告を発し、キャリブレーション処理の実行を促す。
また、取得したキャリブレーション時の情報を解析し、
出力デバイスの色再現性が所定の基準から外れている場
合には、そのまま出力を行っても正確な色再現を行うこ
とができないので、その出力デバイスが設けられている
リモート側システムに対して警告し、出力装置のメンテ
ナンスを促す。なお、受け取ったキャリブレーション時
の情報をもとに、当該出力装置に対応する色変換テーブ
ル14中の色変換情報を必要に応じて修正してもよい。
【0097】色管理部62が受け取るキャリブレーショ
ン時の情報としては、キャリブレーション処理を実施し
た日時や、キャリブレーション時に測色用サンプルを測
色機で読み取ったときの情報などを含んでいるとよい。
このようなキャリブレーション時の情報は、例えば定期
的にセンター側システム1から出力装置が設けられてい
るリモート側システムへ問い合わせて取得したり、ある
いはリモート側システムにおいてキャリブレーション処
理を実行したときにセンター側システム1に通知するこ
とができる。
【0098】また、出力装置あるいは出力装置が設置さ
れているリモート側システムにおいて再現色に関するキ
ャリブレーション機能を有していない場合には、出力装
置において測色用サンプルを印刷し、その測色用サンプ
ルを測色機で測色したデータを元に、色変換テーブル1
4に出力装置と対応付けて格納されている色変換情報を
修正する。このとき、測色用サンプルを解析することに
よって、測色用サンプルを出力した出力デバイスの色再
現性が所定の基準から外れていると判断される場合に
は、その出力デバイスが設けられているリモート側シス
テムに対して警告し、出力装置のメンテナンスを促すこ
とができる。また、色変換精度に応じたキャリブレーシ
ョンを行うこともできる。例えば測色用サンプル中の色
パッチをランク分けしておき、高精度のキャリブレーシ
ョンを行うときには全色パッチを用い、低精度のキャリ
ブレーションを行うときにはランクの低い一部の色パッ
チを用いるといったことが可能である。例えば図3に示
すように色変換精度のランクに応じた複数の色変換情報
を格納している場合、測色用サンプル中の色パッチのラ
ンクに応じてそれぞれのランクの色変換情報のキャリブ
レーションを行うことができる。
【0099】このようにセンター側システム1側でキャ
リブレーション処理を行う場合にも、測色用サンプルな
どによる色変換情報の修正処理が所定の期間行われてい
ない出力装置が存在する場合には、その出力装置が設置
されているリモート側システムに対して警告を発し、測
色用サンプルを出力してセンター側システム1の調整を
行うように促すことができる。
【0100】なお、色管理部62において管理している
各出力装置の状況は、リモート側システムから問い合わ
せることによって参照可能に構成することができる。こ
れによって、出力装置への画像データの出力を行おうと
するリモート側システムは、出力させようとしている出
力装置の色再現性が保証されていることを確認した上で
画像データの出力を行わせることができる。また、色管
理部62は、上述のような色変換情報の修正や警告の送
出など、各種の管理処理に対して課金することができ
る。例えば管理期間毎の課金や、キャリブレーションに
よる色変換情報の修正毎の課金など、種々の単位での課
金が考えられる。
【0101】以下、上述の第1の実施の形態と重複する
が、第2の実施の形態におけるキャリブレーションの動
作について説明する。なお、第1の実施の形態における
キャリブレーションの動作の説明では述べられていない
事項も含まれるが、それらは第1の実施の形態において
も同様に適用可能である。
【0102】図9は、本発明のリモートカラープルーフ
ィングシステムの第2の実施の形態においてリモート側
システム内でキャリブレーション処理を行うことができ
る場合のキャリブレーション動作の一例の説明図であ
る。図中、33は測色用サンプル、34は測色機であ
る。ここではリモート側システム3において、出力装置
31のキャリブレーション処理を行うことができる場合
の動作について簡単に説明する。この場合、リモート側
システム3内においてキャリブレーション処理が行われ
るため、基本的にはセンター側システム1における色変
換情報を変更しなくてもよい。しかし、実際にキャリブ
レーション処理が行われたことが確認できなければ色再
現性を保証することはできないし、また、キャリブレー
ション処理が正しく行われていなければならない。その
ため、センター側システム1において、キャリブレーシ
ョン処理の確認と、ある程度のキャリブレーション処理
の正当性をチェックする。
【0103】キャリブレーション処理は、例えば出力装
置31において所定の色パッチを含む測色用サンプル3
3を印刷出力させ、その測色用サンプルに描画された色
パッチを測色機34によって測色し、測色値を出力装置
31あるいは別のコンピュータに入力する。このように
して測色機34で測色した値をもとに、出力装置31に
おける色再現性の変動を逆補正する変換データを演算
し、出力装置31に登録する。以後、印刷出力する場合
には、登録された変換データを用いて色変換処理を行う
ことになる。
【0104】このようにしてキャリブレーション処理を
行ったら、その日時や測色機34で測色した値などをキ
ャリブレーション情報として保持しておく。そして、定
期的にセンター側システム1から問い合わせがあったと
きに、このキャリブレーション情報をセンター側システ
ム1に転送する。あるいは、キャリブレーション処理を
行った時点で、これらのキャリブレーション情報をセン
ター側システム1に転送する。特に部品交換や修理後に
おいては、大きく色が変化している可能性があるので、
即時、キャリブレーション情報をセンター側システム1
に転送するとよい。
【0105】センター側システム1では、リモート側シ
ステム3に対する問い合わせによりキャリブレーション
情報を受け取った場合には、キャリブレーション処理を
実行した日時を確認し、最終のキャリブレーション処理
から現在までの期間が所定期間以上であるか否かを判定
する。そして、所定期間以上である場合にはリモート側
システム3に対して警告を発し、キャリブレーション処
理の実行を促す。この時点で色管理部62の管理情報
を、所定期間経過により色再現性が保証できない旨の状
態に変更しておく。なお、リモート側システム3からキ
ャリブレーション情報を受け取ったときでなくても、最
終のキャリブレーション処理の日時から所定の期間が経
過した時点で、センター側システム1はリモート側シス
テム3に対して警告を発し、管理情報を変更するように
してもよい。
【0106】受け取ったキャリブレーション情報が前回
受け取ったキャリブレーション情報より新しければ、キ
ャリブレーション処理を行った日時を更新する。そし
て、測色値を解析し、色再現性が所定の基準から外れて
いるか否かを判断する。色再現性が所定の基準から外れ
ていると判断される場合には、リモート側システム3に
対して警告を発し、キャリブレーション処理では色再現
性が保証できない状態となっていることを通知する。こ
のような場合、出力装置31のメンテナンスが必要にな
ることが多い。
【0107】リモート側システム3が自発的にキャリブ
レーション情報をセンター側システム1に送ってきた場
合には、受け取ったキャリブレーション情報中の日時に
より、最終のキャリブレーション処理の日時を更新す
る。そして、上述のように測色値を解析し、色再現性が
所定の基準から外れているか否かを判断する。
【0108】なお、受け取ったキャリブレーション情報
の測色値が基準内である場合には、色再現性が保証され
ているものと判断し、色管理部62の管理情報を色再現
性が保証されている旨の状態にしておく。また、出力装
置31のキャリブレーション処理だけでは正確な色再現
が行えない場合には、受け取ったキャリブレーション情
報をもとに、出力装置31に対応する色変換情報を修正
してもよい。
【0109】また、このようにリモート側システム内で
キャリブレーション処理を行うことができる場合、最初
に出力装置が出力先として指示されたとき、あるいは出
力装置に対してカラープルーフの出力要求が発生したと
きに、その出力装置からキャリブレーション情報などを
取得して、自動的に色変換情報を設定可能にしておくこ
ともできる。これによって、予め出力装置を特定してそ
の出力装置に対応する色変換情報の設定を予め行ってお
かなくても、必要な色変換情報を必要になった時に設定
することが可能である。
【0110】図10は、本発明のリモートカラープルー
フィングシステムの第2の実施の形態においてリモート
側システムあるいは出力装置がキャリブレーション機能
を有していない場合の動作の一例の説明図である。図
中、71は測色機、72は測色用サンプルである。ここ
ではリモート側システム5及び出力装置51が、出力装
置51のキャリブレーション処理を行うことができない
場合の動作について簡単に説明する。リモート側システ
ムで出力装置のキャリブレーション処理を行うことがで
きない場合には、同等のキャリブレーション処理をセン
ター側システム1において行う。
【0111】まず、出力装置51において所定の色パッ
チを含む測色用サンプル72を印刷出力させる。そし
て、この測色用サンプル72をセンター側システム1の
管理会社に持ち込むかあるいは送付し、その測色用サン
プル72に描画されている色パッチを、センター側シス
テム1側に設けられている測色機71によって測色す
る。測色機71による測色値は、色管理部62あるいは
別のコンピュータに入力され、測色値をもとに、出力装
置51における色再現性の変動を考慮して色変換情報を
修正する。あるいは、出力装置51における色再現性の
変動を含めた色変換情報を改めて算出することによっ
て、色変換情報の修正を行ってもよい。修正された色変
換情報は、色変換テーブル14に格納される。また、測
色用サンプル72を出力した日時あるいは色変換情報の
修正処理を行った日時が保持される。
【0112】このようにして、出力装置51あるいはリ
モート側システム5に出力装置51のキャリブレーショ
ン機能を有していない場合でも、センター側システム1
において出力装置51の色の変動に応じて色変換情報を
修正してキャリブレーション処理を行う。このようなキ
ャリブレーション処理を所定の間隔及び部品交換や修理
の毎に行うことによって、色変換時には常に出力装置5
1の色再現状況に応じた色変換処理を行うことができ、
色再現性を保証することができる。
【0113】なお、キャリブレーション処理の際には、
色変換精度に応じたランクで行うことができる。例えば
測色用サンプル72に描画されている色パッチをランク
付けしておき、高精度に色変換処理を行うランクでは、
すべての色パッチを用いてキャリブレーション処理を行
う。また、精度の低い色変換処理を行うランクでは、色
パッチのうちの一部を用いてキャリブレーション処理を
行うことができる。このように測色用サンプルに描画さ
れた色パッチのうち、使用する色パッチ数によって精度
のランク付けを行うことが可能である。このようなラン
ク付けは、利用者からのキャリブレーション精度の指示
に従って行ったり、あるいは、図3に示すように色変換
情報がランク毎に設定可能な構成では、それぞれのラン
クにおける色変換精度のキャリブレーション処理を、使
用する色パッチ数を異ならせて行うことができる。さら
に、このようなキャリブレーション処理のランクに応じ
て課金する金額を変えるなどといったことも考えられ
る。
【0114】また色管理部62は、出力装置51から出
力された測色用サンプル72を測色機71で測色した結
果を解析し、出力装置51における色再現性が所定の基
準から外れているか否かを判断する。色再現性が所定の
基準から外れていなければ上述のように色変換情報の修
正を行うが、色再現性が所定の基準から外れていると判
断される場合には、リモート側システム5に対して警告
を発し、キャリブレーション処理では色再現性が保証で
きない状態となっていることを通知する。また、色管理
部62は最終のキャリブレーション処理を行った日時か
らの経過時間を監視しており、所定期間、次の測色用サ
ンプル72を用いたキャリブレーション処理が行われて
いない場合には、所定の期間が経過した時点でリモート
側システム5に対して警告を発し、測色用サンプル72
の提出を促す。リモート側システム5に対して警告を発
した場合には、管理情報を色再現性が保証できない旨の
状態に変更しておく。
【0115】このようにして色管理部62は、出力装置
または出力装置が設けられたリモート側システムにおい
てキャリブレーション機能を有する場合でも、またキャ
リブレーション機能を有していない場合でも、出力装置
の経時的な色変化や、部品交換あるいは修理による色変
化に対応して、常に高精度な色変換処理による再現色の
一致を実現することができる。
【0116】また、そのような高精度の色変換処理を保
証できない場合にはその旨の情報の提供も行う。例えば
リモート側システムから出力装置を特定して管理情報の
問い合わせを行うことによって、当該出力装置の管理情
報を参照することができる。この管理情報が色再現性が
保証できない旨の状態の場合には、出力を行わないなど
の対策を講じることによって、それぞれの出力装置にお
ける再現色の相違を防止することができる。
【0117】なお、上述の説明では色再現が保証できな
くなった場合にリモート側システムに対して警告を発す
るものとして説明したが、このほかにも、例えばキャリ
ブレーション処理の時期が近づいた時点でその旨を通知
してもよい。また、色管理部62と色変換部13とを連
動させ、色再現を保証できない出力装置が指定された色
変換処理を拒否したり、あるいは依頼元に色再現を保証
できない旨のメッセージを送って確認を取る等といった
ことも可能である。
【0118】このような色再現を保証するための各種の
管理処理に対して課金することが可能であり、それぞれ
の管理内容や管理期間、処理内容など、様々な要因を加
味して課金することができる。
【0119】上述の第1および第2の実施の形態の説明
では、センター側システム1の色変換テーブル14に格
納されている色変換情報を、センター側システム1内の
みで利用しているが、例えば色変換テーブル14に格納
されている色変換情報をリモート側システムにおいてダ
ウンロード可能に構成してもよい。そして、ダウンロー
ドしておいた色変換情報のうちから所望の色変換情報を
選択して、指示情報の一部として画像データとともにセ
ンター側システム1に転送して色変換処理を依頼すれば
よい。センター側システム1は、リモート側システムか
ら送られてきた色変換情報を用いて色変換部13で色変
換処理を行えばよい。ただし、常に高精度の色再現性を
得るためには、センター側システム1に転送する色変換
情報が常に最新のものであるように管理しておくことが
望まれる。
【0120】また、出力装置側に色変換情報を用いた色
変換処理機能を有している場合には、センター側システ
ム1は色変換処理を行わず、指示情報に対応する色変換
情報を出力装置に対して転送してもよい。転送先となる
リモート側システムが依頼元のリモート側システムと異
なる場合には、原稿データについてもセンター側システ
ム1に転送し、色変換情報とともに原稿データを転送先
のリモート側システムに転送すればよい。このような構
成では、出力装置において、センター側システム1から
送られてきた色変換情報に従って色変換処理を行うこと
になる。この場合でも、色変換情報が当該出力装置にお
いてターゲット色と同じ出力色が得られるように設定さ
れた情報であるため、色変換処理を行って出力すれば、
ターゲット色とほぼ同じ色を再現することが可能であ
る。色変換情報を出力装置に転送するか、あるいはセン
ター側システム1中で色変換処理を行うかは、出力装置
に応じて選択的に行うことができる。出力装置が色変換
情報を取り込んで色変換処理を行う機能を有していなけ
れば、上述のようにしてセンター側システム1において
色変換処理を行えばよい。なお、色変換情報を出力装置
に転送する場合でも、原稿データに対するラスタライズ
処理をセンター側システム1において行ってもよい。
【0121】さらに、センター側システム1では色変換
処理を行わず、ラスタライズ処理を行うのみのサーバ装
置として構成してもよい。この場合も、ラスタライズ処
理に対して課金することが可能である。このような構成
においても、センター側システム1を共用することによ
って、リモート側システムにはフォントなどの大量のデ
ータを保持しておく必要がなくなり、高価なシステムを
導入しなくても済むようになる。
【0122】図11は、本発明のリモートカラープルー
フィングシステムの応用例を示すブロック図である。図
中、81はプリントサーバ、82はLAN、83〜85
はプリンタである。図11に示した例では、プリントサ
ーバ81およびプリンタ83〜85がLAN82によっ
て接続されたプリントシステムを示している。なお、こ
の例では出力装置としてプリンタを3台示しているが、
これに限らず、2台あるいは4台以上であってもかまわ
ないし、プリンタ以外の出力装置であってもよい。
【0123】プリントサーバ81は、上述の本発明の第
1あるいは第2の実施の形態においてセンター側システ
ム1として示した構成および機能を含んでおり、例えば
LAN82あるいは図示しないインタフェースを介して
原稿データを受け取り、色変換処理やラスタライズ処理
などを行ってプリンタ83〜85に転送し、記録出力さ
せる。さらにプリントサーバ81は、受け取ったプリン
トジョブの管理およびプリンタ83〜85の管理等を行
う。例えば受け取ったプリントジョブが出力先のプリン
タを指定していない場合に、空いているプリンタを割り
当てたり、あるいは使用するプリンタを決定してキュー
イングすることができる。一般にプリンタ83〜85
は、それぞれ、色再現性が微妙に異なっており、いずれ
のプリンタで記録出力するかによって最適な色変換情報
を用いて色変換処理を行う。例えば上述の図2や図3に
示したようにターゲット色ごとに色変換情報を有してい
る場合、ターゲットを指示する指示情報を原稿データと
ともに受け取ることによって、指示されたターゲット色
が実際に用いるプリンタにおいて再現されるように色変
換処理を行い、記録出力することができる。これによっ
て、いずれのプリンタ83〜85で記録出力しても、タ
ーゲット色とほぼ同様の色再現を実現することができ
る。
【0124】さらにプリントサーバ81は、1つのプリ
ントジョブについて複数のプリンタを用いて記録出力さ
せることができる。例えば多数ページの原稿データの場
合、一部ページごとに分割して、複数のプリンタから記
録出力させることができる。あるいは、複数部数の記録
出力の際には、各部ごとあるいはこの場合も一部ページ
ごとに分割して、複数のプリンタから記録出力させるこ
とができる。この場合、色変換処理によってターゲット
色に合わせないと、各ページごとあるいは各部ごとに色
再現が微妙に異なってしまう。しかし本発明では、それ
ぞれのページを記録出力するプリンタ(およびターゲッ
ト色)に対応する色変換情報を使用して、それぞれのペ
ージの色変換処理を行う。これによって、異なるプリン
タで記録出力しても、再現色はターゲット色に一致す
る。そのため、複数のプリンタで記録出力した画像をま
とめた場合でも、ページによる色再現性の相違は発生せ
ず、1台のプリンタを用いて記録出力した場合と同様の
記録物を得ることができる。しかもターゲット色に合わ
せて色再現がなされるので、例えば印刷会社の印刷機の
再現色に合わせるなどといったことが可能となり、多数
ページのプルーフを複数のプリンタを用いて高速に出力
することが可能となる。
【0125】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、出力装置において例えばターゲット色に一致
した色再現がなされるなど、正確に最適な色再現がなさ
れるように、それぞれの出力装置に応じて色変換処理を
行うことができるので、どの出力装置でもほぼ同様の色
再現を実現することができる。ターゲット色として最終
的な印刷物の色とすることによって、色変換後の画像デ
ータをいずれの出力デバイスにおいて出力しても、ほぼ
ターゲット色と同様の色再現を実現することができる。
【0126】これによって、例えば製作会社で作成した
画像データを自社の出力装置やクライアントに設置され
た出力装置で印刷出力したり、製版会社の出力装置で印
刷出力しても、いずれもほぼ同様の色再現がなされた画
像を得ることができる。従って、印刷物の作成に携わる
各会社や事務所などにおいて、いずれの出力装置でも正
確に色を再現したカラープルーフを印刷出力することが
可能になり、発注元や制作、印刷の各部門において同じ
色再現のカラープルーフを用いて校正を行うことがで
き、印刷物の作成を効率よく進めることができる。
【0127】このとき、従来のように高価な色変換のた
めの装置をそれぞれの出力装置ごとに設置する必要がな
く、安価に高精度の色変換処理を行うことができる。従
って、従来のように製版時のプルーフを用いて最終的な
色校正を行わなくても、ある程度の色校正を製版前に済
ますことができ、所要時間を短縮するとともにコストを
低減し、また人手によるプルーフの搬送などといった手
間を削減することができる。このように、本発明によれ
ば、印刷物を作成するそれぞれの過程において利用する
ことができるとともに、従来の印刷物の作成過程を変更
して電子化することができる。
【0128】さらに本発明では、各出力装置における色
の管理を行うことができる。例えば出力装置あるいは出
力装置が設けられているリモート側システムに、出力装
置の色再現性を調整するキャリブレーション機能を有し
ている場合では、キャリブレーション処理が定期的に行
われていることや、当該出力デバイスの色再現性が所定
の基準から外れているか否かなどを管理することができ
る。また、例えば出力装置あるいは出力装置が設けられ
ているリモート側システムではキャリブレーションを行
うことができない場合には、センター側システムにおい
てキャリブレーション処理を行うとともに、そのキャリ
ブレーション処理が定期的に行われているか否か、当該
出力装置の色再現性が所定の基準から外れているか否か
などを管理することができる。このようにして、出力装
置における色管理を行うことによって、常に色再現性を
保証することができる。
【0129】さらに、それぞれの実施の形態やその変形
例、具体例などにおいて詳述したように、本発明はこの
ほかにも種々の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のリモートカラープルーフィングシス
テムの第1の実施の形態を示す構成図である。
【図2】 色変換テーブルの構成の一例の説明図であ
る。
【図3】 色変換情報格納部の構成の別の例の説明図で
ある。
【図4】 本発明のリモートカラープルーフィングシス
テムの第1の実施の形態におけるキャリブレーション時
の一例の説明図である。
【図5】 本発明のリモートカラープルーフィングシス
テムの第2の実施の形態を示す構成図である。
【図6】 本発明のリモートカラープルーフィングシス
テムの第2の実施の形態におけるセンター側システムの
別の例を示す構成図である。
【図7】 本発明のリモートカラープルーフィングシス
テムの第2の実施の形態におけるセンター側システムの
さらに別の例を示す構成図である。
【図8】 本発明のリモートカラープルーフィングシス
テムの第2の実施の形態におけるセンター側システムの
さらに別の例を示す構成図である。
【図9】 本発明のリモートカラープルーフィングシス
テムの第2の実施の形態においてリモート側システム内
でキャリブレーション処理を行うことができる場合のキ
ャリブレーション動作の一例の説明図である。
【図10】 本発明のリモートカラープルーフィングシ
ステムの第2の実施の形態においてリモート側システム
あるいは出力装置がキャリブレーション機能を有してい
ない場合の動作の一例の説明図である。
【図11】 本発明のリモートカラープルーフィングシ
ステムの応用例を示すブロック図である。
【図12】 一般的な印刷物の製作過程の概要の一例の
説明図である。
【図13】 従来のリモートカラープルーフィングシス
テムの一例の説明図である。
【符号の説明】
1…センター側システム、2,3…リモート側システ
ム、4…ネットワーク、5…リモート側装置、11…指
示端末、12…カラープルーフ生成部、13,13−1
〜N…色変換部、14…色変換テーブル、15,15−
1〜M…ラスタライズ部、16…フォント格納部、1
7,22,32…通信部、18,21,31…出力装
置、51…出力装置、52…通信部、53…指示端末、
61…課金部、62…色管理部、71…測色機、72…
測色用サンプル、81…プリントサーバ、82…LA
N、83〜85…プリンタ、101…クライアント、1
02…製作会社、103…製版会社、104…印刷会
社、111…製作システム、112…カンプ、121…
イメージセッタ、122…フィルム、123…製版、1
24…PS版、125…平台校正機、126…プルー
フ、131…印刷機、132…印刷物、141…制作側
システム、142…発注先側システム、143…インタ
ーネット、151,161…出力指示部、152,16
2…色管理部、153,163…ラスタライザ、15
4,164…出力装置。
【手続補正書】
【提出日】平成14年3月18日(2002.3.1
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 リモートカラープルーフィングシステ
ムおよびサーバ装置、リモートカラープルーフィング方
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを介
して接続された出力装置からカラー画像を出力させるリ
モートカラープルーフィングシステムおよびリモートカ
ラープルーフィング方法と、そのリモートカラープルー
フィングシステムに用いて好適なサーバ装置に関するも
のである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、低価格でシステム構築が可
能であり、しかもネットワークに接続されているいずれ
の出力装置でも正確に色再現されたカラープルーフを出
力可能なリモートカラープルーフィングシステム及びカ
ラープルーフィング方法と、そのようなリモートカラー
プルーフィングシステムで利用可能なサーバ装置を提供
することを目的とするものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石塚 隆一 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 児玉 真里 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 西出 康司 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 蔵元 博文 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 清須 徹哉 東京都港区赤坂二丁目17番22号 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 鈴木 哲史 東京都港区赤坂二丁目17番22号 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 川崎 英介 東京都港区赤坂二丁目17番22号 富士ゼロ ックス株式会社内 Fターム(参考) 5B021 AA01 BB02 LG07 5B057 AA12 CA01 CB01 CE17 CH07 5C077 LL01 LL12 LL17 MP08 PP37 PQ23 TT08 5C079 HA18 KA04 LB01 MA04 NA03 PA03

Claims (65)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して接続された出力装
    置からカラー画像を出力させるリモートカラープルーフ
    ィングシステムにおいて、出力対象として指定された出
    力装置において正確な色再現が行われるように原稿デー
    タに対して色変換処理を行うカラープルーフ生成手段
    と、前記カラープルーフ生成手段によって色変換処理さ
    れた原稿データを転送データとして前記ネットワークを
    介して前記指定された出力装置へ転送する通信手段を有
    することを特徴とするリモートカラープルーフィングシ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記カラープルーフ生成手段は、色変換
    処理された原稿データをさらにラスタデータに展開し、
    前記通信手段は、前記カラープルーフ生成手段によって
    展開された前記ラスタデータを転送データとして転送す
    ることを特徴とする請求項1に記載のリモートカラープ
    ルーフィングシステム。
  3. 【請求項3】 カラー画像を出力する出力装置を指定し
    て指示情報を出力する指示手段をさらに有し、前記カラ
    ープルーフ生成手段は、前記指示情報による出力装置の
    指定に応じて色変換処理を行うとともに、前記通信手段
    は、前記指示情報により指定された出力装置に対して前
    記転送データを転送することを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載のリモートカラープルーフィングシス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記通信手段は、外部より前記原稿デー
    タとともに出力先となる出力装置を指示する指示情報を
    受け取り、当該指示情報に従って前記転送データを転送
    し、前記カラープルーフ生成手段は、前記通信手段で受
    け取った前記原稿データに対して同じく前記通信手段で
    受け取った前記指示情報に従って対応する出力装置にお
    いて正確な色再現が行われるように色変換処理を行うこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載のリモー
    トカラープルーフィングシステム。
  5. 【請求項5】 前記カラープルーフ生成手段は、複数枚
    の原稿データに対応するカラー画像の出力を複数の出力
    装置に分割して出力させるように色変換処理を行うもの
    であって、複数の出力装置において転送データに基づい
    て出力した時の色がターゲット色となるようにそれぞれ
    の出力装置に対応した色変換処理を行うことを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載のリモートカラープル
    ーフィングシステム。
  6. 【請求項6】 前記複数の出力装置を指定して指示情報
    を出力する指示手段をさらに有し、前記カラープルーフ
    生成手段は、前記指示情報により指定された複数の出力
    手段に対応した色変換処理を行うことを特徴とする請求
    項5に記載のリモートカラープルーフィングシステム。
  7. 【請求項7】 出力装置を管理するとともにカラー画像
    の出力に用いる複数の出力装置を選択して指示情報とし
    て出力する管理手段を有し、前記カラープルーフ生成手
    段は、前記指示情報により指定された複数の出力手段に
    対応した色変換処理を行うことを特徴とする請求項5に
    記載のリモートカラープルーフィングシステム。
  8. 【請求項8】 前記カラープルーフ生成手段は、出力装
    置が転送データに基づいて出力したときの色がターゲッ
    ト色となるように設定された色変換情報を前記出力装置
    に対応付けて予め1ないし複数格納しておき、前記指示
    情報に従って対応する前記色変換情報を用いて前記画像
    データに対して色変換処理を施すことを特徴とする請求
    項3または請求項4または請求項6または請求項7に記
    載のリモートカラープルーフィングシステム。
  9. 【請求項9】 前記カラープルーフ生成手段は、複数の
    ターゲット色に対してそれぞれ色変換情報を前記出力装
    置に対応付けて格納しており、前記指示情報として出力
    装置を特定する情報とともにターゲット色を特定する情
    報を受け取り、該出力装置を特定する情報およびターゲ
    ット色を特定する情報に対応する色変換情報を用いるこ
    とを特徴とする請求項3または請求項4または請求項6
    または請求項7に記載のリモートカラープルーフィング
    システム。
  10. 【請求項10】 前記カラープルーフ生成手段は、色変
    換精度に応じた複数のランクの色変換情報を前記出力装
    置に対応付けて格納しており、前記指示情報として出力
    装置を特定する情報とともにランクの情報を受け取り、
    該出力装置を特定する情報およびランクの情報に対応す
    る色変換情報を用いることを特徴とする請求項3または
    請求項4または請求項6ないし請求項9のいずれか1項
    に記載のリモートカラープルーフィングシステム。
  11. 【請求項11】 前記カラープルーフ生成手段は、前記
    指示情報として前記出力装置に対応する前記色変換情報
    を受け取り、該色変換情報を用いて色変換処理を行うこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2または請求項5
    に記載のリモートカラープルーフィングシステム。
  12. 【請求項12】 前記カラープルーフ生成手段は、色変
    換処理に対して課金することを特徴とする請求項1ない
    し請求項11のいずれか1項に記載のリモートカラープ
    ルーフィングシステム。
  13. 【請求項13】 前記カラープルーフ生成手段は、展開
    処理に対して、または色変換処理及び展開処理に対して
    課金することを特徴とする請求項2に記載のリモートカ
    ラープルーフィングシステム。
  14. 【請求項14】 ネットワークを介して接続された出力
    装置からカラー画像を出力させるリモートカラープルー
    フィングシステムにおいて、出力装置からカラー画像を
    出力したときの色がターゲット色となるように設定され
    た色変換情報を前記出力装置に対応付けて予め1ないし
    複数格納しており要求に応じて対応する色変換情報を転
    送するサーバ手段と、該サーバ手段から転送されてきた
    色変換情報を用いて出力装置からカラー画像を出力する
    クライアントシステムを有することを特徴とするリモー
    トカラープルーフィングシステム。
  15. 【請求項15】 前記クライアントシステムは、前記サ
    ーバに対して出力装置を特定する指示情報を送って対応
    する色変換情報を要求することを特徴とする請求項14
    に記載のリモートカラープルーフィングシステム。
  16. 【請求項16】 さらに、前記サーバに対して出力装置
    を特定する指示情報を送って対応する色変換情報の転送
    を要求するとともに原稿データを転送する転送元クライ
    アントシステムを有し、前記サーバ手段は、指示情報に
    対応する前記色変換情報とともに前記原稿データを前記
    クライアントシステムへ転送することを特徴とする請求
    項14に記載のリモートカラープルーフィングシステ
    ム。
  17. 【請求項17】 前記出力装置は、色再現の経時的な変
    化を示すキャリブレーション情報を送信する機能を有し
    ており、前記カラープルーフ生成手段は、前記通信手段
    から前記ネットワークを通じて前記出力装置からのキャ
    リブレーション情報を取得し、前記キャリブレーション
    情報をもとに前記出力装置の色再現性を管理することを
    特徴とする請求項1ないし請求項16のいずれか1項に
    記載のリモートカラープルーフィングシステム。
  18. 【請求項18】 前記出力装置は、色再現の経時的な変
    化を示すキャリブレーション情報を送信する機能を有し
    ており、前記カラープルーフ生成手段は、前記通信手段
    から前記ネットワークを通じて前記出力手段からのキャ
    リブレーション情報を取得し、前記キャリブレーション
    情報に基づいて、必要に応じて前記色変換情報を修正す
    ることを特徴とする請求項8または請求項9または請求
    項14ないし請求項16のいずれか1項に記載のリモー
    トカラープルーフィングシステム。
  19. 【請求項19】 前記カラープルーフ生成手段は、前記
    出力装置において所定期間キャリブレーションが行われ
    ていないときに該出力装置あるいは該出力装置が設けら
    れているクライアントシステムに対して警告することを
    特徴とする請求項17または請求項18に記載のリモー
    トカラープルーフィングシステム。
  20. 【請求項20】 前記カラープルーフ生成手段は、取得
    した前記キャリブレーション情報を解析し、当該出力装
    置の色再現性が所定の基準から外れている場合には該出
    力装置あるいは該出力装置が設けられているクライアン
    トシステムに対して警告することを特徴とする請求項1
    7ないし請求項19のいずれか1項に記載のリモートカ
    ラープルーフィングシステム。
  21. 【請求項21】 前記カラープルーフ生成手段は、出力
    装置において出力した測色用サンプルをもとに前記出力
    装置の色再現性を管理することを特徴とする請求項1な
    いし請求項16のいずれか1項に記載のリモートカラー
    プルーフィングシステム。
  22. 【請求項22】 前記カラープルーフ生成手段は、出力
    装置において出力した測色用サンプルに基づいて当該出
    力装置に対応して設定されている前記色変換情報を修正
    することを特徴とする請求項8または請求項9または請
    求項14ないし請求項16のいずれか1項に記載のリモ
    ートカラープルーフィングシステム。
  23. 【請求項23】 前記カラープルーフ生成手段は、前記
    出力装置に対する前記測色用サンプルを用いた色再現性
    の管理あるいは前記色変換情報の修正処理が所定期間行
    われていないときに、当該出力装置あるいは当該出力装
    置が設けられているクライアントシステムに対して警告
    することを特徴とする請求項21または請求項22に記
    載のリモートカラープルーフィングシステム。
  24. 【請求項24】 前記カラープルーフ生成手段は、前記
    測色用サンプルから該測色用サンプルを出力した出力装
    置の色再現性が所定の基準から外れていると判断される
    場合には、該出力装置あるいは該出力装置が設けられて
    いるクライアントシステムに対して警告することを特徴
    とする請求項21ないし請求項23のいずれか1項に記
    載のリモートカラープルーフィングシステム。
  25. 【請求項25】 前記測色用サンプルは、複数にランク
    分けされていることを特徴とする請求項21ないし請求
    項24のいずれか1項に記載のリモートカラープルーフ
    ィングシステム。
  26. 【請求項26】 前記カラープルーフ生成手段は、問い
    合わせに応じて出力装置の色管理状況を回答することを
    特徴とする請求項17ないし請求項25のいずれか1項
    に記載のリモートカラープルーフィングシステム。
  27. 【請求項27】 前記カラープルーフ生成手段は、前記
    出力装置の色再現性の管理あるいは前記色変換情報の修
    正及び/または前記警告に対して課金することを特徴と
    する請求項17ないし請求項26のいずれか1項に記載
    のリモートカラープルーフィングシステム。
  28. 【請求項28】 ネットワークを介して接続された出力
    装置からカラー画像を出力させるリモートカラープルー
    フィングシステムにおいて、原稿データをラスタデータ
    に展開するカラープルーフ生成手段と、前記カラープル
    ーフ生成手段によって展開された前記ラスタデータを前
    記ネットワークを介して前記指定された出力装置へ転送
    する通信手段を有することを特徴とするリモートカラー
    プルーフィングシステム。
  29. 【請求項29】 前記出力手段は、出力時の色再現のた
    めのパラメータ情報を送信する機能を有しており、前記
    カラープルーフ生成手段は、ラスタデータ送出後に前記
    通信手段から前記ネットワークを通じて前記出力手段か
    ら送信されてくる前記パラメータ情報を受け取り、送出
    した前記ラスタデータに対する前記色変換処理時のパラ
    メータの適否を判定し、当該判定の結果を出力すること
    を特徴とする請求項1ないし請求項28のいずれか1項
    に記載のリモートカラープルーフィングシステム。
  30. 【請求項30】 前記ネットワークは、インターネット
    であることを特徴とする請求項1ないし請求項29のい
    ずれか1項に記載のリモートカラープルーフィングシス
    テム。
  31. 【請求項31】 複数の処理システムがネットワークを
    介して接続されており、出力装置を含むいずれの処理シ
    ステムでも同様のカラー画像を入手できるようにしたリ
    モートカラープルーフィングシステムにおいて、複数の
    処理システムのうち少なくとも1つをセンターとし、前
    記センターは、前記カラー画像の元となる原稿データに
    対して前記カラー画像を出力する処理システムにおける
    出力装置に応じた色変換処理を行うカラープルーフ生成
    手段を有することを特徴とするリモートカラープルーフ
    ィングシステム。
  32. 【請求項32】 複数の処理システムがネットワークを
    介して接続されており、出力装置を含むいずれの処理シ
    ステムでも同様のカラー画像を入手できるようにしたリ
    モートカラープルーフィングシステムにおいて、複数の
    処理システムのうち少なくとも1つをセンターとし、前
    記センターは、前記カラー画像の元となる原稿データを
    ラスタデータに展開するカラープルーフ生成手段を有す
    ることを特徴とするリモートカラープルーフィングシス
    テム。
  33. 【請求項33】 複数の処理システムがネットワークを
    介して接続されており、出力装置を含むいずれの処理シ
    ステムでも同様のカラー画像を入手できるようにしたリ
    モートカラープルーフィングシステムにおいて、複数の
    処理システムのうち少なくとも1つをセンターとし、前
    記センターは、前記カラー画像の元となる原稿データに
    対して前記カラー画像を出力する処理システムにおける
    出力装置に応じた色変換処理を行うとともにラスタデー
    タに展開するカラープルーフ生成手段を有することを特
    徴とするリモートカラープルーフィングシステム。
  34. 【請求項34】 前記センターが複数存在する場合に、
    利用するセンターを選択可能であることを特徴とする請
    求項31ないし請求項33のいずれか1項に記載のリモ
    ートカラープルーフィングシステム。
  35. 【請求項35】 業務に関わる複数の関係者以外の第3
    者の処理システムがネットワークに接続されており、少
    なくとも前記第3者の処理システムを前記センターとす
    ることを特徴とする請求項31ないし請求項34のいず
    れか1項に記載のリモートカラープルーフィングシステ
    ム。
  36. 【請求項36】 ネットワークを介して受け取った原稿
    データに対して処理を施し、転送データとして前記ネッ
    トワークを介して転送するサーバ装置において、出力対
    象として指定された出力装置において正確な色再現が行
    われるように原稿データに対して色変換処理を行うカラ
    ープルーフ生成手段と、ネットワークを介して外部より
    送られてくる原稿データと出力装置を特定する指示情報
    を受け取り前記カラープルーフ生成手段によって色変換
    処理された原稿データを転送データとして前記ネットワ
    ークを介して前記指定された出力装置へ転送する通信手
    段を有することを特徴とするサーバ装置。
  37. 【請求項37】 前記カラープルーフ生成手段は、色変
    換処理された原稿データをさらにラスタデータに展開
    し、前記通信手段は、前記カラープルーフ生成手段によ
    って展開された前記ラスタデータを転送データとして転
    送することを特徴とする請求項36に記載のサーバ装
    置。
  38. 【請求項38】 前記カラープルーフ生成手段は、複数
    枚の原稿データに対応するカラー画像の出力を複数の出
    力装置に分割して出力させるように色変換処理を行うも
    のであって、複数の出力装置において転送データに基づ
    いて出力した時の色がターゲット色となるようにそれぞ
    れの出力装置に対応した色変換処理を行うことを特徴と
    する請求項36または請求項37に記載のサーバ装置。
  39. 【請求項39】 出力装置を管理するとともにカラー画
    像の出力に用いる複数の出力装置を選択して指示情報と
    して出力する管理手段を有し、前記カラープルーフ生成
    手段は、前記指示情報により指定された複数の出力手段
    に対応した色変換処理を行うことを特徴とする請求項3
    8に記載のサーバ装置。
  40. 【請求項40】 前記カラープルーフ生成手段は、出力
    装置が転送データに基づいて出力したときの色がターゲ
    ット色となるように設定された色変換情報を前記出力装
    置に対応付けて予め1ないし複数格納しておき、前記指
    示情報に従って対応する前記色変換情報を用いて前記画
    像データに対して色変換処理を施すことを特徴とする請
    求項36ないし請求項39のいずれか1項に記載のサー
    バ装置。
  41. 【請求項41】 前記カラープルーフ生成手段は、複数
    のターゲット色に対してそれぞれ色変換情報を前記出力
    装置に対応付けて格納しており、前記指示情報として出
    力装置を特定する情報とともにターゲット色を特定する
    情報を受け取り、該出力装置を特定する情報およびター
    ゲット色を特定する情報に対応する色変換情報を用いる
    ことを特徴とする請求項36ないし請求項39のいずれ
    か1項に記載のサーバ装置。
  42. 【請求項42】 前記カラープルーフ生成手段は、色変
    換精度に応じた複数のランクの色変換情報を前記出力装
    置に対応付けて格納しており、前記指示情報として出力
    装置を特定する情報とともにランクの情報を受け取り、
    該出力装置を特定する情報およびランクの情報に対応す
    る色変換情報を用いることを特徴とする請求項36ない
    し請求項41のいずれか1項に記載のサーバ装置。
  43. 【請求項43】 前記通信手段は、さらに外部からの前
    記色変換情報のダウンロードの要求に応じて前記カラー
    プルーフ生成手段に格納されている色変換情報を転送す
    る機能及び前記指示情報として色変換情報を含めて受け
    取る機能を有しており、前記カラープルーフ生成手段
    は、前記指示情報として受け取った色変換情報を用いて
    前記画像データに対して色変換処理を施すことを特徴と
    する請求項40ないし請求項42のいずれか1項に記載
    のサーバ装置。
  44. 【請求項44】 前記カラープルーフ生成手段は、前記
    指示情報として前記出力装置に対応する前記色変換情報
    を受け取り、該色変換情報を用いて色変換処理を行うこ
    とを特徴とする請求項36ないし請求項39のいずれか
    1項に記載のサーバ装置。
  45. 【請求項45】 前記カラープルーフ生成手段は、色変
    換処理を行う色変換手段を複数有していることを特徴と
    する請求項36ないし請求項44のいずれか1項に記載
    のサーバ装置。
  46. 【請求項46】 複数の前記色変換手段は、それぞれの
    負荷に応じて外部より送られてくる原稿データが振り分
    けられることを特徴とする請求項45に記載のサーバ装
    置。
  47. 【請求項47】 前記カラープルーフ生成手段は、色変
    換処理に対して課金することを特徴とする請求項36な
    いし請求項46のいずれか1項に記載のサーバ装置。
  48. 【請求項48】 前記カラープルーフ生成手段は、展開
    処理に対して、または色変換処理及び展開処理に対して
    課金することを特徴とする請求項37に記載のサーバ装
    置。
  49. 【請求項49】 前記カラープルーフ生成手段は、色変
    換情報のダウンロードに対して、または色変換情報のダ
    ウンロードおよび色変換処理に対して課金することを特
    徴とする請求項43に記載のサーバ装置。
  50. 【請求項50】 ネットワークを介して接続された出力
    装置からカラー画像を出力させるための転送データを転
    送するサーバ装置において、出力対象として指定された
    出力装置において正確な色再現が行われるように設定さ
    れた色変換情報を出力装置に対応付けて1ないし複数格
    納した色変換情報格納手段と、前記ネットワークを介し
    て外部より送られてくる出力装置を特定する指示情報を
    受け取りまた前記色変換情報を前記指示情報に従って転
    送する通信手段と、前記色変換情報格納手段に格納され
    ている前記指示情報に対応する前記色変換情報を取り出
    すカラープルーフ生成手段を有することを特徴とするサ
    ーバ装置。
  51. 【請求項51】 前記通信手段は、前記指示情報ととも
    に原稿データを受け取り、該指示情報に対応する前記色
    変換情報とともに前記原稿データを前記指示情報に従っ
    て転送することを特徴とする請求項50に記載のサーバ
    装置。
  52. 【請求項52】 前記カラープルーフ生成手段は、色再
    現の経時的な変化を示すキャリブレーション情報を送信
    する機能を有した出力装置から送られてくる前記キャリ
    ブレーション情報を前記通信手段を介して取得し、前記
    キャリブレーション情報をもとに前記出力装置の色再現
    性を管理することを特徴とする請求項36ないし請求項
    51のいずれか1項に記載のサーバ装置。
  53. 【請求項53】 前記カラープルーフ生成手段は、色再
    現の経時的な変化を示すキャリブレーション情報を送信
    する機能を有した出力装置から送られてくる前記キャリ
    ブレーション情報を前記通信手段を介して取得し、前記
    キャリブレーション情報に基づいて、必要に応じて前記
    色変換情報を修正することを特徴とする請求項40ない
    し請求項43のいずれか1項に記載のサーバ装置。
  54. 【請求項54】 前記カラープルーフ生成手段は、前記
    出力装置において所定期間キャリブレーションが行われ
    ていないときに該出力装置あるいは該出力装置が設けら
    れているクライアントシステムに対して警告することを
    特徴とする請求項52または請求項53に記載のサーバ
    装置。
  55. 【請求項55】 前記カラープルーフ生成手段は、取得
    した前記キャリブレーション情報を解析し、当該出力装
    置の色再現性が所定の基準から外れている場合には該出
    力装置あるいは該出力装置が設けられているクライアン
    トシステムに対して警告することを特徴とする請求項5
    2ないし請求項54のいずれか1項に記載のサーバ装
    置。
  56. 【請求項56】 前記カラープルーフ生成手段は、出力
    装置において出力した測色用サンプルをもとに前記出力
    装置の色再現性を管理することを特徴とする請求項36
    ないし請求項51のいずれか1項に記載のサーバ装置。
  57. 【請求項57】 前記カラープルーフ生成手段は、出力
    装置において出力した測色用サンプルに基づいて当該出
    力装置に対応して設定されている前記色変換情報を修正
    することを特徴とする請求項40ないし請求項43のい
    ずれか1項に記載のサーバ装置。
  58. 【請求項58】 前記カラープルーフ生成手段は、前記
    出力装置に対する前記測色用サンプルを用いた色再現性
    の管理あるいは前記色変換情報の修正処理が所定期間行
    われていないときに、当該出力装置あるいは当該出力装
    置が設けられているクライアントシステムに対して警告
    することを特徴とする請求項56または請求項57に記
    載のサーバ装置。
  59. 【請求項59】 前記カラープルーフ生成手段は、前記
    測色用サンプルから該測色用サンプルを出力した出力装
    置の色再現性が所定の基準から外れていると判断される
    場合には、該出力装置あるいは該出力装置が設けられて
    いるクライアントシステムに対して警告することを特徴
    とする請求項56ないし請求項58のいずれか1項に記
    載のサーバ装置。
  60. 【請求項60】 前記測色用サンプルは、複数にランク
    分けされていることを特徴とする請求項56ないし請求
    項59のいずれか1項に記載のサーバ装置。
  61. 【請求項61】 前記カラープルーフ生成手段は、問い
    合わせに応じて出力装置の色管理状況を回答することを
    特徴とする請求項52ないし請求項60のいずれか1項
    に記載のサーバ装置。
  62. 【請求項62】 前記カラープルーフ生成手段は、前記
    出力装置の色再現性の管理あるいは前記色変換情報の修
    正及び/または前記警告に対して課金することを特徴と
    する請求項52ないし請求項61のいずれか1項に記載
    のサーバ装置。
  63. 【請求項63】 ネットワークを介して受け取った原稿
    データに対して処理を施し、転送データとして前記ネッ
    トワークを介して転送するサーバ装置において、原稿デ
    ータをラスタデータに展開するカラープルーフ生成手段
    と、ネットワークを介して外部より送られてくる原稿デ
    ータと出力装置を特定する指示情報を受け取り前記カラ
    ープルーフ生成手段によって展開された前記ラスタデー
    タを前記転送データとして前記ネットワークを介して前
    記指定された出力装置へ転送する通信手段を有すること
    を特徴とするサーバ装置。
  64. 【請求項64】 前記カラープルーフ生成手段は、カラ
    ー画像出力時の色再現のためのパラメータ情報を送信す
    る機能を有した出力装置からラスタデータ送出後に送信
    されてくる前記パラメータ情報を前記通信手段を介して
    受け取り、送出した前記ラスタデータに対する前記色変
    換処理時のパラメータの適否を判定し、当該判定の結果
    を出力することを特徴とする請求項36ないし請求項6
    3のいずれか1項に記載のサーバ装置。
  65. 【請求項65】 前記ネットワークは、インターネット
    であることを特徴とする請求項36ないし請求項64の
    いずれか1項に記載のサーバ装置。
JP2001180782A 2000-06-15 2001-06-14 リモートカラープルーフィングシステムおよびサーバ装置、リモートカラープルーフィング方法 Expired - Fee Related JP3724566B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001180782A JP3724566B2 (ja) 2000-06-15 2001-06-14 リモートカラープルーフィングシステムおよびサーバ装置、リモートカラープルーフィング方法

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000180032 2000-06-15
JP2001013615 2001-01-22
JP2001-13615 2001-01-22
JP2001-13448 2001-01-22
JP2000-180032 2001-01-22
JP2001013448 2001-01-22
JP2001180782A JP3724566B2 (ja) 2000-06-15 2001-06-14 リモートカラープルーフィングシステムおよびサーバ装置、リモートカラープルーフィング方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005113903A Division JP2005245026A (ja) 2000-06-15 2005-04-11 リモートカラープルーフィングシステムおよびリモートカラープルーフィング方法、出力装置、サーバ装置、出力方法、色変換情報提供方法、出力処理プログラム、色変換情報提供プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002290762A true JP2002290762A (ja) 2002-10-04
JP3724566B2 JP3724566B2 (ja) 2005-12-07

Family

ID=27481363

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001180782A Expired - Fee Related JP3724566B2 (ja) 2000-06-15 2001-06-14 リモートカラープルーフィングシステムおよびサーバ装置、リモートカラープルーフィング方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3724566B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7333239B2 (en) 2002-07-09 2008-02-19 Seiko Epson Corporation Method for controlling a plurality of printing apparatuses
US7609414B2 (en) 2003-11-28 2009-10-27 Canon Kabushiki Kaisha Image processing method, image processor, storage medium and program
US7982907B2 (en) 2003-09-18 2011-07-19 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image generating apparatus, image processing apparatus, program product and method for printing marked-up print data in color appropriate for printing
JP2013186743A (ja) * 2012-03-08 2013-09-19 Konica Minolta Inc 画像処理方法、画像処理プログラムおよび画像形成装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7333239B2 (en) 2002-07-09 2008-02-19 Seiko Epson Corporation Method for controlling a plurality of printing apparatuses
US7982907B2 (en) 2003-09-18 2011-07-19 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image generating apparatus, image processing apparatus, program product and method for printing marked-up print data in color appropriate for printing
US7609414B2 (en) 2003-11-28 2009-10-27 Canon Kabushiki Kaisha Image processing method, image processor, storage medium and program
JP2013186743A (ja) * 2012-03-08 2013-09-19 Konica Minolta Inc 画像処理方法、画像処理プログラムおよび画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3724566B2 (ja) 2005-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7345788B2 (en) Color image processing apparatus and color image processing system using the apparatus
US8970905B2 (en) Profile setting apparatus, profile setting method, storage medium, and profile managing system
JPH08307689A (ja) 装置の出力モードに基づく出力装置に対する自動較正法
US7804614B2 (en) Method and system for acquisition and storage of image job model including image information and imaging device production state performance information
JP2005268930A (ja) 印刷設定方法
JP5658192B2 (ja) 印刷条件設定装置、印刷条件設定方法及びプログラム
US20050213144A1 (en) Print management
US7196826B2 (en) Image processing device and image processing system
US20050213116A1 (en) Print processing device, print processing method, print processing storage medium, and printing system
JP3724566B2 (ja) リモートカラープルーフィングシステムおよびサーバ装置、リモートカラープルーフィング方法
US7149436B2 (en) Mode information conversion device, image forming device and image forming system
JP2001510743A (ja) 非類似のプリントシステムを使用して実質的に同一の描画プリントを生成するための装置及び方法
JP2005245026A (ja) リモートカラープルーフィングシステムおよびリモートカラープルーフィング方法、出力装置、サーバ装置、出力方法、色変換情報提供方法、出力処理プログラム、色変換情報提供プログラム
JP2003110857A (ja) 印刷プロファイル更新システムおよび印刷プロファイル管理装置
JP2003108323A (ja) 印刷プロファイル課金装置
JP5395654B2 (ja) ページ記述データ生成方法、プログラム及びデータフォーマット
JP2009055195A (ja) キャリブレーション装置
JP2003114792A (ja) 印刷組織選択装置および印刷プロファイル選択装置
WO2023171520A1 (ja) 画像形成システム及び画像形成制御方法
JP2002215725A (ja) 印刷システム及び管理サーバ、印刷管理方法
JPH0740644A (ja) プリプレスシステム
JP2002323960A (ja) カラープロファイル提供システム
JP2005012532A (ja) 色変換係数作成方法、プログラムおよび色変換係数作成装置
JP2004334447A (ja) ネットワークを介した印刷物受注システム
JP5395653B2 (ja) 検版システム、検版方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050209

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050411

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050608

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050808

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050831

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050913

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3724566

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090930

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100930

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110930

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120930

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120930

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130930

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees