JP2004334447A - ネットワークを介した印刷物受注システム - Google Patents
ネットワークを介した印刷物受注システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004334447A JP2004334447A JP2003128422A JP2003128422A JP2004334447A JP 2004334447 A JP2004334447 A JP 2004334447A JP 2003128422 A JP2003128422 A JP 2003128422A JP 2003128422 A JP2003128422 A JP 2003128422A JP 2004334447 A JP2004334447 A JP 2004334447A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- order receiving
- requester
- provider
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims abstract description 12
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 20
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 17
- 239000000463 material Substances 0.000 description 8
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 6
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 5
- 238000004806 packaging method and process Methods 0.000 description 4
- 238000013461 design Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000007726 management method Methods 0.000 description 2
- 238000007405 data analysis Methods 0.000 description 1
- 238000011161 development Methods 0.000 description 1
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N gold Chemical compound [Au] PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052737 gold Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010931 gold Substances 0.000 description 1
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 1
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 1
- 229910052709 silver Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000004332 silver Substances 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P90/00—Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02P90/30—Computing systems specially adapted for manufacturing
Landscapes
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
【課題】印刷プロバイダがインターネット等のネットワークを介して印刷依頼者からの印刷依頼を受注した際に、自動的に納期を計算して印刷依頼者に送信し、所定の印刷物を作成し、できあがった印刷物を印刷依頼者に送付するためのシステムを提供する。
【解決手段】印刷プロバイダ20の印刷物を受注する受注サーバー21がネットワーク14を介して印刷依頼者11の端末12に接続されている印刷物受注システム10において、前記受注サーバーは前記印刷依頼者端末からの印刷依頼に応答して所定のフォーマットの印刷依頼電子伝票データ15を送信し、前記印刷依頼者端末からの印刷依頼電子伝票データに対応して、受注サーバーが管理している印刷装置22,22’、22”の性能、台数及び稼働状況に応じて納期データを求め、得られた納期データを前記印刷依頼者端末に送信し、該印刷依頼者からの応答に応じて所定の印刷処理又は受注中止処理を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】印刷プロバイダ20の印刷物を受注する受注サーバー21がネットワーク14を介して印刷依頼者11の端末12に接続されている印刷物受注システム10において、前記受注サーバーは前記印刷依頼者端末からの印刷依頼に応答して所定のフォーマットの印刷依頼電子伝票データ15を送信し、前記印刷依頼者端末からの印刷依頼電子伝票データに対応して、受注サーバーが管理している印刷装置22,22’、22”の性能、台数及び稼働状況に応じて納期データを求め、得られた納期データを前記印刷依頼者端末に送信し、該印刷依頼者からの応答に応じて所定の印刷処理又は受注中止処理を行う。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、印刷プロバイダ(印刷専門業者)が遠隔地の印刷依頼者(ユーザ)からの印刷依頼を受注して印刷するシステムに関し、特に印刷プロバイダがインターネット等のネットワークを介して電子化された印刷依頼電子伝票データを利用して印刷依頼者からの印刷依頼を受注した際に、自動的に納期データを計算して印刷依頼者に送信し、所定の印刷物を作成し、できあがった印刷物を印刷依頼者に送付するためのネットワークを介した印刷物受注システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年のコンピュータ技術の発展により、個人や各企業においても多くのコンピュータや印刷機を備えられるようになり、必要とされる印刷物を自己所有の機器を用いて印刷することが普通に行われるようになってきた。しかしながら、ポスター等大判のカラー化印刷物、幟等の長尺物や巾広物の印刷、カレンダーのような大量のユーザ対応オーバレイ印刷等の場合や、多種、多量の印刷物等を短時間で印刷する必要が生じたような場合には、個人や各企業に普通に備えられている印刷機等では適切に処理することはできなかったために、そのような印刷物に対する専用印刷機ないしは特殊印刷機を備えている印刷プロバイダ(印刷専門業者)に依頼することが一般的に行われている。
【0003】
すなわち、個人や各企業に普通に備えられている印刷機等は、大型のポスター等や幅広物の印刷ができない場合が多く、更には印刷速度が遅いために所定の期限までに印刷処理を終えることができなかったからである。加えて、そのような処理を適切に行える専用の大型ないしは高速の印刷装置は高価であり、使用頻度を考慮すると、そのような印刷装置を自己で所有することは不経済である。
【0004】
一方、上述のような印刷物の版下は、一般に印刷依頼者のコンピュータや印刷機を用いて設計され、その設計データを基に印刷プロバイダの印刷機で印刷して所望の印刷物を得ている。印刷プロバイダにおけるこのような印刷物の受注に際しては、データを記録した媒体の受け渡しないしはインターネット等のネットワークを介した画像データの授受により行われているが、特にポスター等の大判印刷の場合には、用紙サイズが大きいだけでなく解像度も高いために1枚の印刷を行うのに数十分もかかる場合があること、印刷装置の機能や印刷速度の制限及び該印刷装置の稼働状況等から、必ずしも印刷依頼者が指定した納期等の要望に答えることができない場合もあった。
【0005】
また、印刷依頼者が印刷プロバイダに対して印刷依頼を行う場合に付加したい独自の属性、例えば、両面印刷、ステープル止め、折り曲げ、装丁等、或いは印刷プロバイダが提供する見本によるオーバレイ印刷等も存在するが、従来は、前述の納期等の問題をも含め、印刷プロバイダにおいてこのような印刷依頼データを別途電子化された書面、電話,Faxないしは手紙を介して受注して処理しており、ユーザからの印刷依頼データを基に納期や料金の見積もりを自動的に求めて前記印刷依頼者に通知したり、前記印刷依頼者からの印刷に対する属性データを付加させてこれを受けて自動的に印刷処理するようなシステムは存在していない。
【0006】
たとえば、下記特許文献1には、大判印刷に時間がかかるという問題点を解決するために、各地に分散存在する複数の印刷機を用い、印刷依頼から納品までに要する時間に応じて、印刷を実行させる印刷機を選定するための印刷サービス管理システムが開示されているが、この発明においては、印刷データに配布先データを付加することが行われているにしても、このシステムはユーザからの印刷依頼を受注した後に採用されるシステムであって、ユーザからの印刷依頼ないしは見積もりの依頼があった時点で印刷機の稼働状況等を考慮した上で自動的に納期を算出してユーザに通知する機能はなく、しかも、上述のような印刷に対する属性については何も考慮してはいなかった。
【0007】
さらに、下記特許文献2には、インターネット等のコンピュータネットワークを利用して印刷物の発注を行う印刷物受注システム及び方法の発明において、印刷依頼者が印刷物を発注する際に印刷依頼者の端末をネットワークを介して受注サーバーに接続すると、この受注サーバーから印刷依頼者の端末に印刷内容の送信が促され、印刷依頼者がこれに応じて印刷内容を示す内容データを受注サーバーに送信すると印刷物の受注が完了するようになされたものが開示されており、その際、受注サーバーから送信された雛型に対して合成した印刷用データを受注サーバーに送信して印刷するようになしたものも開示されているが、印刷依頼者からの印刷依頼データを基に自動的に納期データを求めて印刷依頼者に送信したり、上述のような印刷に際する属性データを付加させてこれを受けて自動的に印刷処理するような構成は開示されていなかった。
【0008】
【特許文献1】
特開2001−312393号公報
【特許文献2】
特開2002− 73745号公報
【0009】
本発明は、このような従来の問題点を解決すべく種々検討を重ねた結果完成されたものであって、コスト増を抑えつつ、即時対応が可能なネットワークを利用した印刷物受注システムを提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本願の請求項1に係るネットワークを介した印刷物受注システムは、印刷プロバイダの印刷物を受注する受注サーバーがネットワークを介して印刷依頼者端末に接続されている印刷物受注システムにおいて、前記受注サーバーは前記印刷依頼者端末からの印刷依頼に応答して所定のフォーマットの印刷依頼電子伝票データを送信し、前記印刷依頼者端末からの印刷データが添付された前記印刷依頼電子伝票データに対応して、受注サーバーが管理している印刷装置の性能、台数及び稼働状況に応じて納期データを求め、得られた納期データを前記印刷依頼者端末に送信し、該印刷依頼者端末から応諾データが送信された場合には前記印刷データの印刷処理を行い、該印刷依頼者端末から拒否データが送信された場合には前記印刷依頼者からの受注処理を終了するようになしたことを特徴とする。
【0011】
すなわち、請求項1に係る発明においては、印刷依頼者が印刷物を発注する際に、まず、印刷依頼者端末を介して印刷プロバイダの受注サーバーに接続する。そうすると、印刷依頼者端末に、前記受注サーバーから定型化された印刷依頼電子伝票データが送信され、表示されるので、印刷依頼者はこの印刷依頼電子伝票データに従って所定の項目を入力し、印刷データを添付した印刷依頼電子伝票データとして前記受注サーバーに返信する。この様な構成とすれば、印刷依頼者からの送信データは定型化された印刷依頼電子伝票データによりなされるので、印刷依頼者が不慣れなユーザであっても印刷依頼電子伝票データの入力画面で順次入力すれば必要なデータを全て誤りなく入力することができ、しかも、印刷プロバイダに対して印刷に必要なデータを誤りなく送信することができるようになる。
【0012】
その後、印刷プロバイダの受注サーバーは、印刷依頼者から返信された印刷依頼電子伝票データを解析し、受注サーバーが管理している印刷機の性能、台数及び稼働状況から印刷に必要な期間及びその後の装丁、梱包の処理に必要な時間、配送時間、見積もり金額等を求め、納期データとして印刷依頼者端末に送信する。すなわち、印刷依頼者から送信された印刷依頼電子伝票データは、印刷プロバイダが送信した印刷依頼電子伝票データに基づくデータであるから、印刷プロバイダの受注サーバーはこの印刷依頼電子伝票データを自動的に解析することができ、受注サーバーが管理している印刷機の性能、台数及び稼働状況等から自動的に見積金額を含む納期データを算出できる。
【0013】
更に、前記納期データは、印刷依頼者端末に表示され、印刷依頼者に応諾できるか否かの入力を要求するようになされているので、印刷依頼者はその納期データを見て応諾できるかどうかを判断し、応諾できるの場合は応諾データを、応諾できなければ拒否データを送信する。そして、受注サーバーは、応諾データを受信した場合は、印刷依頼者からの印刷依頼電子伝票データに従って印刷データの印刷処理を行うようになし、拒絶データを受信した場合は、印刷依頼者からの受注処理を終了する。
【0014】
このように、本発明の請求項1に係るネットワークを介した印刷物受注システムによれば、印刷プロバイダは印刷依頼者より印刷依頼を受けてから印刷依頼者に対して納期データの送信するまで、及び、この納期データを受諾できるか否かを印刷依頼者に判断させ、この判断に従って対応する処理を自動的に行うことができるようになるため、人手を介することが少なくなり、受注処理の効率が向上する。
【0015】
また、本発明の請求項2に係るネットワークを介した印刷物受注システムは、印刷プロバイダ代理店の印刷物を受注する受注サーバーがネットワークを介して印刷依頼者及び印刷プロバイダの端末に接続されている印刷物受注システムにおいて、前記受注サーバーは前記印刷依頼者端末からの印刷依頼に応答して所定のフォーマットの印刷依頼電子伝票データを送信し、前記印刷依頼者端末からの印刷データが添付された前記印刷依頼電子伝票データに対応して、受注サーバーが記憶している各印刷プロバイダの有している印刷装置の性能、台数及び稼働状況に応じて納期データを求め、得られた納期データのうち最適な印刷プロバイダの納期データを印刷依頼者端末に送信し、該印刷依頼者端末から応諾データが送信された場合には該依頼された刷依頼電子伝票データを印刷プロバイダの端末に送信する。
【0016】
すなわち、印刷依頼者が印刷プロバイダ代理店に印刷物を発注する際には、まず、印刷依頼者端末を介して印刷プロバイダ代理店の受注サーバーに接続する。そうすると、この受注サーバーから印刷依頼者端末に定型化された印刷依頼電子伝票データが送信され、表示されるので、印刷依頼者はこの印刷依頼電子伝票データに従って所定の項目を入力し、印刷データを添付した印刷依頼電子伝票データとして前記受注サーバーに返信する。この様な構成とすれば、印刷依頼者からの送信データは定型化された印刷依頼電子伝票データによりなされるので、印刷依頼者が不慣れなユーザであっても印刷依頼電子伝票データの入力画面で順次入力すれば必要なデータを全て誤りなく入力することができ、しかも、印刷プロバイダ代理店に対して印刷に必要なデータを誤りなく送信することができるようになる。
【0017】
その後、印刷プロバイダ代理店の受注サーバーは、印刷依頼者から返信された印刷依頼電子伝票データを解析し、受注サーバーが管理している各印刷プロバイダ毎の印刷機の性能、台数及び稼働状況から印刷に必要な期間及びその後の装丁、梱包の処理に必要な時間、配送時間等を考慮して見積金額を含む納期データを求め、この納期データを印刷依頼者端末に送信する。すなわち、印刷依頼者から送信された印刷依頼電子伝票データは、印刷プロバイダ代理店が送信した印刷依頼電子伝票データに基づくデータであるから、印刷プロバイダ代理店の受注サーバーはこの印刷依頼電子伝票データを自動的に解析することができ、受注サーバーが管理している印刷機の性能、台数及び稼働状況等から自動的に見積金額を負空納期データを算出できる。
【0018】
更に、前記納期データは、印刷依頼者端末に表示され、印刷依頼者に応諾できるか否かの入力を要求するようになされているので、印刷依頼者はその納期データを見て応諾できるかどうかを判断し、応諾できるの場合は応諾データを、応諾できなければ拒否データを送信する。そして、印刷プロバイダ代理店の受注サーバーは、応諾データを受信した場合は、印刷依頼者からの印刷依頼電子伝票データにしたがって印刷プロバイダへ印刷処理を行うように依頼する。
【0019】
このように、本願の請求項2に係るネットワークを介した印刷物受注システムによれば、印刷プロバイダ代理人は、印刷依頼者より印刷依頼を受けてから印刷依頼者に対して納期データの送信するまで、及び、この納期を受諾できるか否かを印刷依頼者に判断させ、この判断に従って対応する処理を自動的に行うことができるようになるため、受注処理に際して人手を介することが少なくなり、受注処理の効率が向上する。
【0020】
なお、前記印刷依頼者から拒絶データを受信した場合には、別途同様な処理で別の印刷プロバイダの納期を算出し、この新たに算出された納期を印刷依頼者端末に送信して再度印刷依頼者からこの新たに算出された納期を受諾するか否かを判断させる構成となしても良い。このような構成となせば、印刷依頼者の要望に応えられる機会が増加するので、印刷プロバイダ代理店の受注の機会も増加する。なお、この場合において、前記印刷依頼者から複数回拒絶データが送信された場合には、前記印刷依頼者に納期データを受け入れてもらえないわけであるから、この時点で受注処理を終了するようになせばよい。
【0021】
【発明の実施の形態】
(実施例1)
以下、本発明の第1の具体例を図面を用いて説明する。本発明の実施例1にかかるネットワークを介した印刷物受注システム10は、図1に示すように、各印刷依頼者11が使用する端末12と印刷プロバイダ20の受注サーバー21とがノードないしはサイト13及びインターネット網14を介して互いに接続されており、各印刷依頼者11が使用する端末12と印刷プロバイダ20の受注サーバー21間のデータの送受信は予め印刷プロバイダ20により定められた所定フォーマットの印刷依頼電子伝票データ15に基いて行うようになされている。
【0022】
また、印刷プロバイダ20の受注サーバー21は、機能、性能等が異なっていても同じであっても良い複数の印刷機22、22’、22”・・に接続されていると共に、各印刷機22、22’、22”・・の性能、台数及び稼働状況等を記憶しているデータベース23を有している。このデータベース23は、前記複数の印刷機22、22’、22”・・の固有の機能、性能等をSNMP(Simple Network Management Protocol)で把握し、PJLコマンドで機種番号をベースとして捉えられていると共に、過去の受注データから定められた各印刷機の稼働状況を一元的に記憶・管理するために使用されている。
【0023】
印刷依頼者端末12は、通常のネットワーク接続可能なコンピュータに限らず、PDA、携帯電話機等、周知のネットワークに接続してデータの送受信が可能な端末を使用することができ、また、入力機能としてはキーボードに限らず、スキャナ、手書き入力手段、撮像手段、音声等周知の種々の入力手段を使用し得る。印刷プロバイダからの印刷依頼電子伝票データは、印刷依頼者端末の種類に応じて各種のフォーマットのものを適宜選択して送信すればよい。
【0024】
また、印刷プロバイダ20の印刷装置22、22’、22”・・としては、特定の機能や機器に限定されるものではなく、多機能複合機(MFP)、YMCK特色の5色特色仕様印刷機、幅広印刷機、長尺印刷機等であっても良い。要は、印刷依頼者からの印刷依頼に応えられるものであれば良く、これに応えることができなければ当然のことながら受注することができないことになる。そして、印刷プロバイダ20の各印刷機22、22’、22”・・で印刷された印刷物25は、所定の装丁オプションが実行され後に、別途配送業者や郵送等任意の配送手段26を利用して印刷依頼者11まで届けられる。
【0025】
なお、実施例1では各印刷依頼者11が使用する端末12と印刷プロバイダ20の受注サーバー21間のデータの送受信を印刷依頼電子伝票データ15を介して行うことを特徴の一つとしているが、この印刷依頼電子伝票データ15に入力する項目の一例を以下に示す。
1.ユーザーID:ユーザーの区別するためのコード番号で、予め印刷プロバイダから各ユーザーにユーザーIDを連絡しておく。
2.ファイルフォーマット:印刷を依頼する画像等を入力した際に如何なるフォーマットないしは記録方法で記録したかを指定する。通常、画像等のデザインは、BMP/DIB、GIF、JPG、MAC、PCX、PNG、RAW、TIF、PDF等の各種画像データ用のフォーマットが適宜使用されているので、これらのフォーマットを指定する。
3.印刷サイズ及び枚数:必要とする製品の大きさ及び印刷枚数を指定する。
4.レイアウト:予め定められた見本のレイアウトに基づいてオーバレイ印刷する場合、如何なる見本を使用するか、如何なる変更を加え或いは文字等を挿入するか等を指定する。
7.品質精度:何色で印刷するか、及び、印刷時の色ずれや色差の許容限度等を指定する。
8.カラー印刷オプション:印刷時にCMYKの4色以外に特色(例えば、金色、銀色等)を使用するかどうか、その場合に如何なる色の特色を使用するかを指定する。
9.装丁オプション:ステープル止めや穴あけの場所、折り曲げ、飾り枠、装丁等の指定があればここで指定する。例えば、垂れ幕や幟等を注文する場合、ロープやフックを通すための穴を何処にどのくらいの大きさで設けるか、空気抜き用切れ目を何処に設けるか、竿を通すためのループを何処にどのくらいの大きさで設けるか等を指定することも可能とする。
10.納品オプション:希望納品期限、納品場所等、印刷依頼者が納品に当たって必要とする条件を入力する。
【0026】
図2は、実施例1のネットワークを介した印刷物受注システムの動作を説明するためのフローチャートであり、以下、図1をも参照してその動作を説明する。印刷依頼者11が印刷物を発注する際には、まず、ステップS1において印刷依頼者11の端末12を介して印刷プロバイダ20の受注サーバーに21接続する。そうすると、ステップS2においてこの受注サーバー21から印刷依頼者端末12に定型化された印刷依頼電子伝票データ15が送信され、表示されるので、ステップS3において印刷依頼者11はこの印刷依頼電子伝票データ15に従って所定の項目を入力し、印刷データを添付して前記受注サーバー21に返信する。
【0027】
その後、ステップS4において印刷プロバイダの受注サーバー21は、印刷依頼者11から印刷依頼電子伝票データ15を解析し、データベース23を参照して受注サーバー21が管理している各印刷機22、22’、22”・・の性能、台数及び稼働状況から印刷に必要な期間及びその後の装丁、梱包の処理に必要な時間、配送時間等を考慮して見積金額を含む納期データを求め、この納期データを印刷依頼者端末12に送信する。この納期データは以下に示すようなサブルーチンによって決定される。
【0028】
すなわち、図3は、前記ステップS4において行われるサブルーチンを表すフローチャートである。このサブルーチンにおいては、受注サーバー21は常時ステップS41において印刷依頼電子伝票を受信したか否かを監視している。受注サーバー21は、印刷依頼者11から送信された印刷依頼電子伝票を受信したとき、ステップS42においてデータベース23から受注サーバー21が管理している各印刷機22、22’、22”・・の性能、台数及び稼働状況のデータを取得する。このうち、「印刷機の稼働状況」は過去の受注状況によって定まる各印刷機の稼働スケジュールを示し、また、「印刷機の性能データ」は各印刷機の印刷速度、使用可能な用紙のサイズ、解像度、使用色数等である。
【0029】
次いで、ステップS43において、前記性能データに基いて印刷依頼者により既に述べたような印刷依頼電子伝票で指定された各種印刷データを印刷可能な印刷機を選択し、この選択した印刷機の稼働スケジュール、性能、及び、前記印刷依頼電子伝票で指定された印刷データに基いて、印刷に必要な印刷機の台数及びそれぞれの稼働時間を計算し、必要に応じて、その後の装丁、梱包の処理に必要な時間、配送時間等をも考慮して見積金額を含む納期データを求め、ステップS44において印刷依頼者へ送信する。
【0030】
なお、見積もり金額は、印刷に必要な印刷機の種類及び稼働時間、使用する用紙等のサイズ、解像度、色数等により予め単位価格を定めた上で決定してもよいし、或いは、使用する印刷機の性能によらず、単に使用する用紙等のサイズ、解像度及び色数から定めてもよく、係る点は各印刷プロバイダが任意に決定することができる事項である。
【0031】
更に、図2に示したように、前記納期データは、印刷依頼者端末12に表示され、印刷依頼者11は応諾できるか否かの入力を要求するようになされているので、印刷依頼者11はステップS5においてその納期データを見て応諾できるかどうかを判断し、応諾できるの場合は応諾データを、応諾できなければ拒否データを送信する。そして、受注サーバー21は、応諾データを受信した場合は、ステップS6において印刷依頼者11からの印刷依頼電子伝票データ15にしたがって印刷処理を行い、拒絶データを受信した場合は、印刷依頼がキャンセルされたわけであるので、ステップS7において印刷依頼者からの印刷依頼電子伝票データ15の処理を終了する。
【0032】
このように、実施例1に係るネットワークを介した印刷物受注システム10によれば、印刷依頼者11より印刷依頼を受けてから印刷依頼者11に対して納期データを送信するまで、及び、この納期データを受諾できるか否かを印刷依頼者11に判断させ、この判断に従って対応する処理を自動的に行うことができるようになるため、人手を介することが少なくなり、印刷物受注処理の効率が向上する。
【0033】
(実施例2)
実施例2は、印刷依頼者と複数の印刷プロバイダ(印刷プロバイダ(A)、印刷プロバイダ(B)・・・)との間に印刷プロバイダ代理人が介在している例であり、図4を用いて、図1と同一の構成には同じ符号を付して説明する。実施例2のネットワークを介した印刷物受注システム40は、各印刷依頼者11が使用する端末12と印刷プロバイダ代理人35の受注サーバー36とがノードないしはサイト13及びインターネット網14を介して互いに接続されており、各印刷依頼者11が使用する端末12と印刷プロバイダ代理人35の受注サーバー36間のデータの送受信は、実施例1の場合と同様に、予め印刷プロバイダ代理人35により定められた所定フォーマットの印刷依頼電子伝票データ15に基いて行われるようになっている。
【0034】
また、インターネット網14には、印刷プロバイダ代理人35と取引がある複数の印刷プロバイダ(A)30、(B)30’・・・が接続されており、各印刷プロバイダ30、30’・・・にはそれぞれのプロバイダが管理する複数の印刷機(図示せず)の性能、台数及び稼働状況等を記憶しているデータベース31、31’・・・を有するサーバー32、32’・・・を有している。更に、印刷プロバイダ代理人35の受注サーバーは、前記各印刷プロバイダ30、30’・・・の各サーバー32、32’・・・と所定の間隔で情報の送受信を行い、各印刷プロバイダ30、30’・・・ごとに管理されている印刷機の性能、台数及び稼働状況等を定期的に確認して受注サーバー36のデータベース37に記憶するようになされている。
【0035】
図5は、実施例2のネットワークを介した印刷物受注システムの動作を説明するためのフローチャートであり、以下、図4をも参照してその動作を説明する。まず、初期化処理として印刷プロバイダ代理人35の受注サーバー36は、ステップS11及びステップS12において、所定の間隔で各印刷プロバイダ30、30’・・・のサーバー32、32’・・・にアクセスして、各印刷プロバイダ30、30’・・・毎に管理されている印刷機の性能、台数及び稼働状況等を定期的に確認して受注サーバー36のデータベース37に記憶する。
【0036】
そして、印刷依頼者11が印刷物を発注する際には、まず、ステップS13において印刷依頼者11の端末12を介して印刷プロバイダ代理人35の受注サーバーに36接続する。そうすると、ステップS14において印刷依頼者11の端末12にこの受注サーバー36から定型化された印刷依頼電子伝票データ15が送信され、表示されるので、ステップS15において印刷依頼者11はこの印刷依頼電子伝票データ15に従って所定の項目を入力し、印刷データを添付して前記受注サーバー36に返信する。
【0037】
その後、ステップS16において印刷プロバイダ代理人の受注サーバー36は、印刷依頼者11からの印刷依頼電子伝票データ15を解析し、図3に示した実施例1における納期データの決定のためのサブルーチンの場合と同様にして、受注サーバー36に記憶されている各印刷プロバイダ毎の印刷機の性能、台数及、稼働状況から印刷に必要な期間及びその後の装丁、梱包の処理に必要な時間、配送時間等を考慮の上で、各印刷プロバイダ30、30’・・・毎の見積金額を含む納期データを算出し、これらの納期データの内から好ましいと思われる印刷プロバイダの納期データを選択して印刷依頼者端末12に送信する。前記納期データは、印刷依頼者端末12に表示され、印刷依頼者11は応諾できるか否かの入力を要求するようになされているので、印刷依頼者11はステップS17においてその納期データを見て応諾できるかどうかを判断し、応諾できるの場合は応諾データを、応諾できなければ拒否データを送信する。そして、印刷プロバイダ代理人35の受注サーバー36は、応諾データを受信した場合は、ステップS18において印刷依頼者11からの印刷依頼電子伝票データ15をその対応した印刷プロバイダ、この例では印刷プロバイダ(A)に送信し、印刷プロバイダ(A)の管理する印刷機により所定の印刷を行わせる。
【0038】
一方、印刷プロバイダ代理人35の受注サーバー36が拒否データを受信した場合は、ステップS19において別の印刷プロバイダの納期をサーチし、好ましい別の印刷プロバイダ(B)が存在している場合には再度印刷依頼者11の端末12へこの別の印刷プロバイダ(B)の納期データを送信し、ステップS20において再度印刷依頼者11にその納期データを見て応諾できるかどうかを判断させる。印刷プロバイダ代理人35の受注サーバー36が応諾データを受信した場合は、ステップS21において印刷依頼者11からの印刷依頼電子伝票データ15をその納期を算出した印刷プロバイダ、この例では印刷プロバイダ(B)に送信し、印刷プロバイダ(B)の管理する印刷機により所定の印刷を行わせる。印刷プロバイダ代理人35の受注サーバー36が拒否データを受信した場合は、ステップS22において受注処理を終了させる。
【0039】
なお、このようなステップS17ないしはステップS20における印刷依頼者11における納期データが応諾できるかどうかの判断は、実施例2に示したような2回だけでなく、印刷プロバイダ代理人35が管理している印刷プロバイダの数に応じてより多くの判断を行わせるようにしてもよく、或いはステップ19において拒否データが受信された場合には、直ちにステップS22に飛んで受注処理を終了させるようにしてもよい。
【0040】
このように、実施例2に係るネットワークを介した印刷物受注システム40によれば、印刷プロバイダ代理人35が印刷依頼者11より印刷依頼を受けて、印刷依頼者11に対して複数の印刷プロバイダの納期データを自動的に送信でき、この納期を受諾できるか否かを印刷依頼者11に判断させ、この判断に従って対応する印刷プロバイダに自動的に印刷処理を行わせることができるようになる。
【0041】
以上述べたとおり、本発明によれば、印刷プロバイダがインターネット等のネットワークを介して電子化された印刷依頼電子伝票データを利用して印刷依頼者からの印刷依頼を受注した際に、自動的に納期データを求めて印刷依頼者に送信し、印刷依頼者からの応諾データに応じて自動的に所定の印刷物を作成することができるようになるので、受注処理に際して人手を介することが非常に少なくなり、印刷物の受注効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例1にかかるネットワークを介した印刷物受注システムの概略を表す図である。
【図2】図2は、実施例1のネットワークを介した印刷物受注システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】図3は、実施例1における納期データ決定のためのサブルーチンを示すフローチャートである。
【図4】図4は、本発明の実施例2にかかるネットワークを介した印刷物受注システムの概略を表す図である。
【図5】図5は、実施例2のネットワークを介した印刷物受注システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
10 ネットワークを介した印刷物受注システム
11 印刷依頼者
12 端末
14 インターネット網
15 印刷依頼電子伝票データ
20 印刷プロバイダ
21 受注サーバー
22,22’、22” 印刷機
23 データベース
30、32 印刷プロバイダ
35 印刷プロバイダ代理人
36 受注サーバー
【発明が属する技術分野】
本発明は、印刷プロバイダ(印刷専門業者)が遠隔地の印刷依頼者(ユーザ)からの印刷依頼を受注して印刷するシステムに関し、特に印刷プロバイダがインターネット等のネットワークを介して電子化された印刷依頼電子伝票データを利用して印刷依頼者からの印刷依頼を受注した際に、自動的に納期データを計算して印刷依頼者に送信し、所定の印刷物を作成し、できあがった印刷物を印刷依頼者に送付するためのネットワークを介した印刷物受注システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年のコンピュータ技術の発展により、個人や各企業においても多くのコンピュータや印刷機を備えられるようになり、必要とされる印刷物を自己所有の機器を用いて印刷することが普通に行われるようになってきた。しかしながら、ポスター等大判のカラー化印刷物、幟等の長尺物や巾広物の印刷、カレンダーのような大量のユーザ対応オーバレイ印刷等の場合や、多種、多量の印刷物等を短時間で印刷する必要が生じたような場合には、個人や各企業に普通に備えられている印刷機等では適切に処理することはできなかったために、そのような印刷物に対する専用印刷機ないしは特殊印刷機を備えている印刷プロバイダ(印刷専門業者)に依頼することが一般的に行われている。
【0003】
すなわち、個人や各企業に普通に備えられている印刷機等は、大型のポスター等や幅広物の印刷ができない場合が多く、更には印刷速度が遅いために所定の期限までに印刷処理を終えることができなかったからである。加えて、そのような処理を適切に行える専用の大型ないしは高速の印刷装置は高価であり、使用頻度を考慮すると、そのような印刷装置を自己で所有することは不経済である。
【0004】
一方、上述のような印刷物の版下は、一般に印刷依頼者のコンピュータや印刷機を用いて設計され、その設計データを基に印刷プロバイダの印刷機で印刷して所望の印刷物を得ている。印刷プロバイダにおけるこのような印刷物の受注に際しては、データを記録した媒体の受け渡しないしはインターネット等のネットワークを介した画像データの授受により行われているが、特にポスター等の大判印刷の場合には、用紙サイズが大きいだけでなく解像度も高いために1枚の印刷を行うのに数十分もかかる場合があること、印刷装置の機能や印刷速度の制限及び該印刷装置の稼働状況等から、必ずしも印刷依頼者が指定した納期等の要望に答えることができない場合もあった。
【0005】
また、印刷依頼者が印刷プロバイダに対して印刷依頼を行う場合に付加したい独自の属性、例えば、両面印刷、ステープル止め、折り曲げ、装丁等、或いは印刷プロバイダが提供する見本によるオーバレイ印刷等も存在するが、従来は、前述の納期等の問題をも含め、印刷プロバイダにおいてこのような印刷依頼データを別途電子化された書面、電話,Faxないしは手紙を介して受注して処理しており、ユーザからの印刷依頼データを基に納期や料金の見積もりを自動的に求めて前記印刷依頼者に通知したり、前記印刷依頼者からの印刷に対する属性データを付加させてこれを受けて自動的に印刷処理するようなシステムは存在していない。
【0006】
たとえば、下記特許文献1には、大判印刷に時間がかかるという問題点を解決するために、各地に分散存在する複数の印刷機を用い、印刷依頼から納品までに要する時間に応じて、印刷を実行させる印刷機を選定するための印刷サービス管理システムが開示されているが、この発明においては、印刷データに配布先データを付加することが行われているにしても、このシステムはユーザからの印刷依頼を受注した後に採用されるシステムであって、ユーザからの印刷依頼ないしは見積もりの依頼があった時点で印刷機の稼働状況等を考慮した上で自動的に納期を算出してユーザに通知する機能はなく、しかも、上述のような印刷に対する属性については何も考慮してはいなかった。
【0007】
さらに、下記特許文献2には、インターネット等のコンピュータネットワークを利用して印刷物の発注を行う印刷物受注システム及び方法の発明において、印刷依頼者が印刷物を発注する際に印刷依頼者の端末をネットワークを介して受注サーバーに接続すると、この受注サーバーから印刷依頼者の端末に印刷内容の送信が促され、印刷依頼者がこれに応じて印刷内容を示す内容データを受注サーバーに送信すると印刷物の受注が完了するようになされたものが開示されており、その際、受注サーバーから送信された雛型に対して合成した印刷用データを受注サーバーに送信して印刷するようになしたものも開示されているが、印刷依頼者からの印刷依頼データを基に自動的に納期データを求めて印刷依頼者に送信したり、上述のような印刷に際する属性データを付加させてこれを受けて自動的に印刷処理するような構成は開示されていなかった。
【0008】
【特許文献1】
特開2001−312393号公報
【特許文献2】
特開2002− 73745号公報
【0009】
本発明は、このような従来の問題点を解決すべく種々検討を重ねた結果完成されたものであって、コスト増を抑えつつ、即時対応が可能なネットワークを利用した印刷物受注システムを提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本願の請求項1に係るネットワークを介した印刷物受注システムは、印刷プロバイダの印刷物を受注する受注サーバーがネットワークを介して印刷依頼者端末に接続されている印刷物受注システムにおいて、前記受注サーバーは前記印刷依頼者端末からの印刷依頼に応答して所定のフォーマットの印刷依頼電子伝票データを送信し、前記印刷依頼者端末からの印刷データが添付された前記印刷依頼電子伝票データに対応して、受注サーバーが管理している印刷装置の性能、台数及び稼働状況に応じて納期データを求め、得られた納期データを前記印刷依頼者端末に送信し、該印刷依頼者端末から応諾データが送信された場合には前記印刷データの印刷処理を行い、該印刷依頼者端末から拒否データが送信された場合には前記印刷依頼者からの受注処理を終了するようになしたことを特徴とする。
【0011】
すなわち、請求項1に係る発明においては、印刷依頼者が印刷物を発注する際に、まず、印刷依頼者端末を介して印刷プロバイダの受注サーバーに接続する。そうすると、印刷依頼者端末に、前記受注サーバーから定型化された印刷依頼電子伝票データが送信され、表示されるので、印刷依頼者はこの印刷依頼電子伝票データに従って所定の項目を入力し、印刷データを添付した印刷依頼電子伝票データとして前記受注サーバーに返信する。この様な構成とすれば、印刷依頼者からの送信データは定型化された印刷依頼電子伝票データによりなされるので、印刷依頼者が不慣れなユーザであっても印刷依頼電子伝票データの入力画面で順次入力すれば必要なデータを全て誤りなく入力することができ、しかも、印刷プロバイダに対して印刷に必要なデータを誤りなく送信することができるようになる。
【0012】
その後、印刷プロバイダの受注サーバーは、印刷依頼者から返信された印刷依頼電子伝票データを解析し、受注サーバーが管理している印刷機の性能、台数及び稼働状況から印刷に必要な期間及びその後の装丁、梱包の処理に必要な時間、配送時間、見積もり金額等を求め、納期データとして印刷依頼者端末に送信する。すなわち、印刷依頼者から送信された印刷依頼電子伝票データは、印刷プロバイダが送信した印刷依頼電子伝票データに基づくデータであるから、印刷プロバイダの受注サーバーはこの印刷依頼電子伝票データを自動的に解析することができ、受注サーバーが管理している印刷機の性能、台数及び稼働状況等から自動的に見積金額を含む納期データを算出できる。
【0013】
更に、前記納期データは、印刷依頼者端末に表示され、印刷依頼者に応諾できるか否かの入力を要求するようになされているので、印刷依頼者はその納期データを見て応諾できるかどうかを判断し、応諾できるの場合は応諾データを、応諾できなければ拒否データを送信する。そして、受注サーバーは、応諾データを受信した場合は、印刷依頼者からの印刷依頼電子伝票データに従って印刷データの印刷処理を行うようになし、拒絶データを受信した場合は、印刷依頼者からの受注処理を終了する。
【0014】
このように、本発明の請求項1に係るネットワークを介した印刷物受注システムによれば、印刷プロバイダは印刷依頼者より印刷依頼を受けてから印刷依頼者に対して納期データの送信するまで、及び、この納期データを受諾できるか否かを印刷依頼者に判断させ、この判断に従って対応する処理を自動的に行うことができるようになるため、人手を介することが少なくなり、受注処理の効率が向上する。
【0015】
また、本発明の請求項2に係るネットワークを介した印刷物受注システムは、印刷プロバイダ代理店の印刷物を受注する受注サーバーがネットワークを介して印刷依頼者及び印刷プロバイダの端末に接続されている印刷物受注システムにおいて、前記受注サーバーは前記印刷依頼者端末からの印刷依頼に応答して所定のフォーマットの印刷依頼電子伝票データを送信し、前記印刷依頼者端末からの印刷データが添付された前記印刷依頼電子伝票データに対応して、受注サーバーが記憶している各印刷プロバイダの有している印刷装置の性能、台数及び稼働状況に応じて納期データを求め、得られた納期データのうち最適な印刷プロバイダの納期データを印刷依頼者端末に送信し、該印刷依頼者端末から応諾データが送信された場合には該依頼された刷依頼電子伝票データを印刷プロバイダの端末に送信する。
【0016】
すなわち、印刷依頼者が印刷プロバイダ代理店に印刷物を発注する際には、まず、印刷依頼者端末を介して印刷プロバイダ代理店の受注サーバーに接続する。そうすると、この受注サーバーから印刷依頼者端末に定型化された印刷依頼電子伝票データが送信され、表示されるので、印刷依頼者はこの印刷依頼電子伝票データに従って所定の項目を入力し、印刷データを添付した印刷依頼電子伝票データとして前記受注サーバーに返信する。この様な構成とすれば、印刷依頼者からの送信データは定型化された印刷依頼電子伝票データによりなされるので、印刷依頼者が不慣れなユーザであっても印刷依頼電子伝票データの入力画面で順次入力すれば必要なデータを全て誤りなく入力することができ、しかも、印刷プロバイダ代理店に対して印刷に必要なデータを誤りなく送信することができるようになる。
【0017】
その後、印刷プロバイダ代理店の受注サーバーは、印刷依頼者から返信された印刷依頼電子伝票データを解析し、受注サーバーが管理している各印刷プロバイダ毎の印刷機の性能、台数及び稼働状況から印刷に必要な期間及びその後の装丁、梱包の処理に必要な時間、配送時間等を考慮して見積金額を含む納期データを求め、この納期データを印刷依頼者端末に送信する。すなわち、印刷依頼者から送信された印刷依頼電子伝票データは、印刷プロバイダ代理店が送信した印刷依頼電子伝票データに基づくデータであるから、印刷プロバイダ代理店の受注サーバーはこの印刷依頼電子伝票データを自動的に解析することができ、受注サーバーが管理している印刷機の性能、台数及び稼働状況等から自動的に見積金額を負空納期データを算出できる。
【0018】
更に、前記納期データは、印刷依頼者端末に表示され、印刷依頼者に応諾できるか否かの入力を要求するようになされているので、印刷依頼者はその納期データを見て応諾できるかどうかを判断し、応諾できるの場合は応諾データを、応諾できなければ拒否データを送信する。そして、印刷プロバイダ代理店の受注サーバーは、応諾データを受信した場合は、印刷依頼者からの印刷依頼電子伝票データにしたがって印刷プロバイダへ印刷処理を行うように依頼する。
【0019】
このように、本願の請求項2に係るネットワークを介した印刷物受注システムによれば、印刷プロバイダ代理人は、印刷依頼者より印刷依頼を受けてから印刷依頼者に対して納期データの送信するまで、及び、この納期を受諾できるか否かを印刷依頼者に判断させ、この判断に従って対応する処理を自動的に行うことができるようになるため、受注処理に際して人手を介することが少なくなり、受注処理の効率が向上する。
【0020】
なお、前記印刷依頼者から拒絶データを受信した場合には、別途同様な処理で別の印刷プロバイダの納期を算出し、この新たに算出された納期を印刷依頼者端末に送信して再度印刷依頼者からこの新たに算出された納期を受諾するか否かを判断させる構成となしても良い。このような構成となせば、印刷依頼者の要望に応えられる機会が増加するので、印刷プロバイダ代理店の受注の機会も増加する。なお、この場合において、前記印刷依頼者から複数回拒絶データが送信された場合には、前記印刷依頼者に納期データを受け入れてもらえないわけであるから、この時点で受注処理を終了するようになせばよい。
【0021】
【発明の実施の形態】
(実施例1)
以下、本発明の第1の具体例を図面を用いて説明する。本発明の実施例1にかかるネットワークを介した印刷物受注システム10は、図1に示すように、各印刷依頼者11が使用する端末12と印刷プロバイダ20の受注サーバー21とがノードないしはサイト13及びインターネット網14を介して互いに接続されており、各印刷依頼者11が使用する端末12と印刷プロバイダ20の受注サーバー21間のデータの送受信は予め印刷プロバイダ20により定められた所定フォーマットの印刷依頼電子伝票データ15に基いて行うようになされている。
【0022】
また、印刷プロバイダ20の受注サーバー21は、機能、性能等が異なっていても同じであっても良い複数の印刷機22、22’、22”・・に接続されていると共に、各印刷機22、22’、22”・・の性能、台数及び稼働状況等を記憶しているデータベース23を有している。このデータベース23は、前記複数の印刷機22、22’、22”・・の固有の機能、性能等をSNMP(Simple Network Management Protocol)で把握し、PJLコマンドで機種番号をベースとして捉えられていると共に、過去の受注データから定められた各印刷機の稼働状況を一元的に記憶・管理するために使用されている。
【0023】
印刷依頼者端末12は、通常のネットワーク接続可能なコンピュータに限らず、PDA、携帯電話機等、周知のネットワークに接続してデータの送受信が可能な端末を使用することができ、また、入力機能としてはキーボードに限らず、スキャナ、手書き入力手段、撮像手段、音声等周知の種々の入力手段を使用し得る。印刷プロバイダからの印刷依頼電子伝票データは、印刷依頼者端末の種類に応じて各種のフォーマットのものを適宜選択して送信すればよい。
【0024】
また、印刷プロバイダ20の印刷装置22、22’、22”・・としては、特定の機能や機器に限定されるものではなく、多機能複合機(MFP)、YMCK特色の5色特色仕様印刷機、幅広印刷機、長尺印刷機等であっても良い。要は、印刷依頼者からの印刷依頼に応えられるものであれば良く、これに応えることができなければ当然のことながら受注することができないことになる。そして、印刷プロバイダ20の各印刷機22、22’、22”・・で印刷された印刷物25は、所定の装丁オプションが実行され後に、別途配送業者や郵送等任意の配送手段26を利用して印刷依頼者11まで届けられる。
【0025】
なお、実施例1では各印刷依頼者11が使用する端末12と印刷プロバイダ20の受注サーバー21間のデータの送受信を印刷依頼電子伝票データ15を介して行うことを特徴の一つとしているが、この印刷依頼電子伝票データ15に入力する項目の一例を以下に示す。
1.ユーザーID:ユーザーの区別するためのコード番号で、予め印刷プロバイダから各ユーザーにユーザーIDを連絡しておく。
2.ファイルフォーマット:印刷を依頼する画像等を入力した際に如何なるフォーマットないしは記録方法で記録したかを指定する。通常、画像等のデザインは、BMP/DIB、GIF、JPG、MAC、PCX、PNG、RAW、TIF、PDF等の各種画像データ用のフォーマットが適宜使用されているので、これらのフォーマットを指定する。
3.印刷サイズ及び枚数:必要とする製品の大きさ及び印刷枚数を指定する。
4.レイアウト:予め定められた見本のレイアウトに基づいてオーバレイ印刷する場合、如何なる見本を使用するか、如何なる変更を加え或いは文字等を挿入するか等を指定する。
7.品質精度:何色で印刷するか、及び、印刷時の色ずれや色差の許容限度等を指定する。
8.カラー印刷オプション:印刷時にCMYKの4色以外に特色(例えば、金色、銀色等)を使用するかどうか、その場合に如何なる色の特色を使用するかを指定する。
9.装丁オプション:ステープル止めや穴あけの場所、折り曲げ、飾り枠、装丁等の指定があればここで指定する。例えば、垂れ幕や幟等を注文する場合、ロープやフックを通すための穴を何処にどのくらいの大きさで設けるか、空気抜き用切れ目を何処に設けるか、竿を通すためのループを何処にどのくらいの大きさで設けるか等を指定することも可能とする。
10.納品オプション:希望納品期限、納品場所等、印刷依頼者が納品に当たって必要とする条件を入力する。
【0026】
図2は、実施例1のネットワークを介した印刷物受注システムの動作を説明するためのフローチャートであり、以下、図1をも参照してその動作を説明する。印刷依頼者11が印刷物を発注する際には、まず、ステップS1において印刷依頼者11の端末12を介して印刷プロバイダ20の受注サーバーに21接続する。そうすると、ステップS2においてこの受注サーバー21から印刷依頼者端末12に定型化された印刷依頼電子伝票データ15が送信され、表示されるので、ステップS3において印刷依頼者11はこの印刷依頼電子伝票データ15に従って所定の項目を入力し、印刷データを添付して前記受注サーバー21に返信する。
【0027】
その後、ステップS4において印刷プロバイダの受注サーバー21は、印刷依頼者11から印刷依頼電子伝票データ15を解析し、データベース23を参照して受注サーバー21が管理している各印刷機22、22’、22”・・の性能、台数及び稼働状況から印刷に必要な期間及びその後の装丁、梱包の処理に必要な時間、配送時間等を考慮して見積金額を含む納期データを求め、この納期データを印刷依頼者端末12に送信する。この納期データは以下に示すようなサブルーチンによって決定される。
【0028】
すなわち、図3は、前記ステップS4において行われるサブルーチンを表すフローチャートである。このサブルーチンにおいては、受注サーバー21は常時ステップS41において印刷依頼電子伝票を受信したか否かを監視している。受注サーバー21は、印刷依頼者11から送信された印刷依頼電子伝票を受信したとき、ステップS42においてデータベース23から受注サーバー21が管理している各印刷機22、22’、22”・・の性能、台数及び稼働状況のデータを取得する。このうち、「印刷機の稼働状況」は過去の受注状況によって定まる各印刷機の稼働スケジュールを示し、また、「印刷機の性能データ」は各印刷機の印刷速度、使用可能な用紙のサイズ、解像度、使用色数等である。
【0029】
次いで、ステップS43において、前記性能データに基いて印刷依頼者により既に述べたような印刷依頼電子伝票で指定された各種印刷データを印刷可能な印刷機を選択し、この選択した印刷機の稼働スケジュール、性能、及び、前記印刷依頼電子伝票で指定された印刷データに基いて、印刷に必要な印刷機の台数及びそれぞれの稼働時間を計算し、必要に応じて、その後の装丁、梱包の処理に必要な時間、配送時間等をも考慮して見積金額を含む納期データを求め、ステップS44において印刷依頼者へ送信する。
【0030】
なお、見積もり金額は、印刷に必要な印刷機の種類及び稼働時間、使用する用紙等のサイズ、解像度、色数等により予め単位価格を定めた上で決定してもよいし、或いは、使用する印刷機の性能によらず、単に使用する用紙等のサイズ、解像度及び色数から定めてもよく、係る点は各印刷プロバイダが任意に決定することができる事項である。
【0031】
更に、図2に示したように、前記納期データは、印刷依頼者端末12に表示され、印刷依頼者11は応諾できるか否かの入力を要求するようになされているので、印刷依頼者11はステップS5においてその納期データを見て応諾できるかどうかを判断し、応諾できるの場合は応諾データを、応諾できなければ拒否データを送信する。そして、受注サーバー21は、応諾データを受信した場合は、ステップS6において印刷依頼者11からの印刷依頼電子伝票データ15にしたがって印刷処理を行い、拒絶データを受信した場合は、印刷依頼がキャンセルされたわけであるので、ステップS7において印刷依頼者からの印刷依頼電子伝票データ15の処理を終了する。
【0032】
このように、実施例1に係るネットワークを介した印刷物受注システム10によれば、印刷依頼者11より印刷依頼を受けてから印刷依頼者11に対して納期データを送信するまで、及び、この納期データを受諾できるか否かを印刷依頼者11に判断させ、この判断に従って対応する処理を自動的に行うことができるようになるため、人手を介することが少なくなり、印刷物受注処理の効率が向上する。
【0033】
(実施例2)
実施例2は、印刷依頼者と複数の印刷プロバイダ(印刷プロバイダ(A)、印刷プロバイダ(B)・・・)との間に印刷プロバイダ代理人が介在している例であり、図4を用いて、図1と同一の構成には同じ符号を付して説明する。実施例2のネットワークを介した印刷物受注システム40は、各印刷依頼者11が使用する端末12と印刷プロバイダ代理人35の受注サーバー36とがノードないしはサイト13及びインターネット網14を介して互いに接続されており、各印刷依頼者11が使用する端末12と印刷プロバイダ代理人35の受注サーバー36間のデータの送受信は、実施例1の場合と同様に、予め印刷プロバイダ代理人35により定められた所定フォーマットの印刷依頼電子伝票データ15に基いて行われるようになっている。
【0034】
また、インターネット網14には、印刷プロバイダ代理人35と取引がある複数の印刷プロバイダ(A)30、(B)30’・・・が接続されており、各印刷プロバイダ30、30’・・・にはそれぞれのプロバイダが管理する複数の印刷機(図示せず)の性能、台数及び稼働状況等を記憶しているデータベース31、31’・・・を有するサーバー32、32’・・・を有している。更に、印刷プロバイダ代理人35の受注サーバーは、前記各印刷プロバイダ30、30’・・・の各サーバー32、32’・・・と所定の間隔で情報の送受信を行い、各印刷プロバイダ30、30’・・・ごとに管理されている印刷機の性能、台数及び稼働状況等を定期的に確認して受注サーバー36のデータベース37に記憶するようになされている。
【0035】
図5は、実施例2のネットワークを介した印刷物受注システムの動作を説明するためのフローチャートであり、以下、図4をも参照してその動作を説明する。まず、初期化処理として印刷プロバイダ代理人35の受注サーバー36は、ステップS11及びステップS12において、所定の間隔で各印刷プロバイダ30、30’・・・のサーバー32、32’・・・にアクセスして、各印刷プロバイダ30、30’・・・毎に管理されている印刷機の性能、台数及び稼働状況等を定期的に確認して受注サーバー36のデータベース37に記憶する。
【0036】
そして、印刷依頼者11が印刷物を発注する際には、まず、ステップS13において印刷依頼者11の端末12を介して印刷プロバイダ代理人35の受注サーバーに36接続する。そうすると、ステップS14において印刷依頼者11の端末12にこの受注サーバー36から定型化された印刷依頼電子伝票データ15が送信され、表示されるので、ステップS15において印刷依頼者11はこの印刷依頼電子伝票データ15に従って所定の項目を入力し、印刷データを添付して前記受注サーバー36に返信する。
【0037】
その後、ステップS16において印刷プロバイダ代理人の受注サーバー36は、印刷依頼者11からの印刷依頼電子伝票データ15を解析し、図3に示した実施例1における納期データの決定のためのサブルーチンの場合と同様にして、受注サーバー36に記憶されている各印刷プロバイダ毎の印刷機の性能、台数及、稼働状況から印刷に必要な期間及びその後の装丁、梱包の処理に必要な時間、配送時間等を考慮の上で、各印刷プロバイダ30、30’・・・毎の見積金額を含む納期データを算出し、これらの納期データの内から好ましいと思われる印刷プロバイダの納期データを選択して印刷依頼者端末12に送信する。前記納期データは、印刷依頼者端末12に表示され、印刷依頼者11は応諾できるか否かの入力を要求するようになされているので、印刷依頼者11はステップS17においてその納期データを見て応諾できるかどうかを判断し、応諾できるの場合は応諾データを、応諾できなければ拒否データを送信する。そして、印刷プロバイダ代理人35の受注サーバー36は、応諾データを受信した場合は、ステップS18において印刷依頼者11からの印刷依頼電子伝票データ15をその対応した印刷プロバイダ、この例では印刷プロバイダ(A)に送信し、印刷プロバイダ(A)の管理する印刷機により所定の印刷を行わせる。
【0038】
一方、印刷プロバイダ代理人35の受注サーバー36が拒否データを受信した場合は、ステップS19において別の印刷プロバイダの納期をサーチし、好ましい別の印刷プロバイダ(B)が存在している場合には再度印刷依頼者11の端末12へこの別の印刷プロバイダ(B)の納期データを送信し、ステップS20において再度印刷依頼者11にその納期データを見て応諾できるかどうかを判断させる。印刷プロバイダ代理人35の受注サーバー36が応諾データを受信した場合は、ステップS21において印刷依頼者11からの印刷依頼電子伝票データ15をその納期を算出した印刷プロバイダ、この例では印刷プロバイダ(B)に送信し、印刷プロバイダ(B)の管理する印刷機により所定の印刷を行わせる。印刷プロバイダ代理人35の受注サーバー36が拒否データを受信した場合は、ステップS22において受注処理を終了させる。
【0039】
なお、このようなステップS17ないしはステップS20における印刷依頼者11における納期データが応諾できるかどうかの判断は、実施例2に示したような2回だけでなく、印刷プロバイダ代理人35が管理している印刷プロバイダの数に応じてより多くの判断を行わせるようにしてもよく、或いはステップ19において拒否データが受信された場合には、直ちにステップS22に飛んで受注処理を終了させるようにしてもよい。
【0040】
このように、実施例2に係るネットワークを介した印刷物受注システム40によれば、印刷プロバイダ代理人35が印刷依頼者11より印刷依頼を受けて、印刷依頼者11に対して複数の印刷プロバイダの納期データを自動的に送信でき、この納期を受諾できるか否かを印刷依頼者11に判断させ、この判断に従って対応する印刷プロバイダに自動的に印刷処理を行わせることができるようになる。
【0041】
以上述べたとおり、本発明によれば、印刷プロバイダがインターネット等のネットワークを介して電子化された印刷依頼電子伝票データを利用して印刷依頼者からの印刷依頼を受注した際に、自動的に納期データを求めて印刷依頼者に送信し、印刷依頼者からの応諾データに応じて自動的に所定の印刷物を作成することができるようになるので、受注処理に際して人手を介することが非常に少なくなり、印刷物の受注効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例1にかかるネットワークを介した印刷物受注システムの概略を表す図である。
【図2】図2は、実施例1のネットワークを介した印刷物受注システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】図3は、実施例1における納期データ決定のためのサブルーチンを示すフローチャートである。
【図4】図4は、本発明の実施例2にかかるネットワークを介した印刷物受注システムの概略を表す図である。
【図5】図5は、実施例2のネットワークを介した印刷物受注システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
10 ネットワークを介した印刷物受注システム
11 印刷依頼者
12 端末
14 インターネット網
15 印刷依頼電子伝票データ
20 印刷プロバイダ
21 受注サーバー
22,22’、22” 印刷機
23 データベース
30、32 印刷プロバイダ
35 印刷プロバイダ代理人
36 受注サーバー
Claims (4)
- 印刷プロバイダの印刷物を受注する受注サーバーがネットワークを介して印刷依頼者端末に接続されている印刷物受注システムにおいて、前記受注サーバーは前記印刷依頼者端末からの印刷依頼に応答して所定のフォーマットの印刷依頼電子伝票データを送信し、前記印刷依頼者端末からの印刷データが添付された前記印刷依頼電子伝票データに対応して、受注サーバーが管理している印刷装置の性能、台数及び稼働状況に応じて納期データを求め、得られた納期データを前記印刷依頼者端末に送信し、該印刷依頼者端末から応諾データが送信された場合には前記印刷データの印刷処理を行い、該印刷依頼者端末から拒否データが送信された場合には前記印刷依頼者からの受注処理を終了するようになしたことを特徴とするネットワークを介した印刷物受注システム。
- 印刷プロバイダ代理店の印刷物を受注する受注サーバーがネットワークを介して印刷依頼者及び印刷プロバイダの端末に接続されている印刷物受注システムにおいて、前記受注サーバーは前記印刷依頼者端末からの印刷依頼に応答して所定のフォーマットの印刷依頼電子伝票データを送信し、前記印刷依頼者端末からの印刷データが添付された前記印刷依頼電子伝票データに対応して、受注サーバーが記憶している各印刷プロバイダの有している印刷装置の性能、台数及び稼働状況に応じて納期データを求め、得られた納期データのうち最適な印刷プロバイダの納期データを印刷依頼者端末に送信し、該印刷依頼者端末から応諾データが送信された場合には該依頼された刷依頼電子伝票データを印刷プロバイダの端末に送信するようになしたことを特徴とするネットワークを介した印刷物受注システム。
- 前記印刷依頼者から拒絶データが送信された場合には、再度別の印刷プロバイダの納期データを前記印刷依頼者端末に送信するようになされていることを特徴とする請求項2に記載のネットワークを介した印刷物受注システム。
- 前記印刷依頼者から複数回拒絶データが送信された場合には、受注処理を終了することを特徴とする請求項3に記載のネットワークを介した印刷物受注システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003128422A JP2004334447A (ja) | 2003-05-06 | 2003-05-06 | ネットワークを介した印刷物受注システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003128422A JP2004334447A (ja) | 2003-05-06 | 2003-05-06 | ネットワークを介した印刷物受注システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004334447A true JP2004334447A (ja) | 2004-11-25 |
Family
ID=33504584
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003128422A Pending JP2004334447A (ja) | 2003-05-06 | 2003-05-06 | ネットワークを介した印刷物受注システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004334447A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008040878A (ja) * | 2006-08-08 | 2008-02-21 | Fuji Xerox Co Ltd | 印刷受注装置、方法およびプログラム |
CN111427521A (zh) * | 2020-03-20 | 2020-07-17 | 上海中通吉网络技术有限公司 | 电子面单打印方法、服务器、系统及设备 |
JP2020184231A (ja) * | 2019-05-08 | 2020-11-12 | キヤノン株式会社 | 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、および、プログラム |
-
2003
- 2003-05-06 JP JP2003128422A patent/JP2004334447A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008040878A (ja) * | 2006-08-08 | 2008-02-21 | Fuji Xerox Co Ltd | 印刷受注装置、方法およびプログラム |
JP2020184231A (ja) * | 2019-05-08 | 2020-11-12 | キヤノン株式会社 | 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、および、プログラム |
JP7289716B2 (ja) | 2019-05-08 | 2023-06-12 | キヤノン株式会社 | 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、および、プログラム |
CN111427521A (zh) * | 2020-03-20 | 2020-07-17 | 上海中通吉网络技术有限公司 | 电子面单打印方法、服务器、系统及设备 |
CN111427521B (zh) * | 2020-03-20 | 2024-04-09 | 上海中通吉网络技术有限公司 | 电子面单打印方法、服务器、系统及设备 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1293883B1 (en) | Printing method, storage medium and program for performing a printing operation and a printing device | |
US7847956B2 (en) | Method and system for printer optimization | |
US7869077B2 (en) | Apparatus and method for delivering material using a user box and computer program product | |
US20060238799A1 (en) | Apparatus and method for selecting a printer for printing a document | |
JP3656617B2 (ja) | 印刷制御システムおよび印刷方法 | |
CN107402730A (zh) | 广告提供系统、打印控制系统、以及广告提供方法 | |
US8464264B2 (en) | Information processing apparatus and method of controlling same | |
US20120057199A1 (en) | Image forming system, server, and image forming apparatus | |
US20040017585A1 (en) | Output supporting server, output supporting method, and output supporting system | |
US7206086B2 (en) | Printing system with means for correcting order information | |
US20030050971A1 (en) | Client server system and method therefor | |
JP2004334447A (ja) | ネットワークを介した印刷物受注システム | |
KR100656232B1 (ko) | 인쇄 업무 지원 시스템 | |
JP4683443B2 (ja) | ネットワークを利用した印刷物作成システム | |
US7478133B2 (en) | Ordering system, information processing device, ordering method, and program | |
US20050206939A1 (en) | Service linking processing method and device | |
JP2010049345A (ja) | 印刷システム | |
JP4228851B2 (ja) | 印刷業務支援システム | |
JP4241155B2 (ja) | 印刷業務支援システム | |
JPH10191008A (ja) | ファクシミリ装置 | |
JP2002149375A (ja) | 画像処理装置および画像処理システム | |
JP2002297935A (ja) | 印刷物の受注発注のための試算、見積り及び受発注処理システム | |
JP4337486B2 (ja) | 印刷業務支援システム | |
JP2002182884A (ja) | 情報処理装置及びその制御方法 | |
JP2003076534A (ja) | 印刷システム及び印刷装置 |