JP2002290282A - 特有のコードで変調された信号用受信器の相関および復調回路 - Google Patents
特有のコードで変調された信号用受信器の相関および復調回路Info
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Abstract
することができる、コードによって変調された信号に対
する受信器の相関および復調回路を提供する。 【解決手段】 通常動作では、中間信号IFを受信し、
相関段7のコリレータ制御ループ8において、コード発
生器25によって供給された第1コードの複製と相関さ
れている。試験段階においては、第1コードより短い反
復長の第2コードによって変調され、かつ第1コードに
よって変調された信号の場合より速く閉ループ動作の相
関段を表す試験を実施するように中間試験信号IFte
stが相関段7に供給される。そして、中間試験信号I
Ftestは、制御手段12によって適合されたコード
発生器25によって供給される、第1コードより短い第
2反復コードの複製と相関される。
Description
1コードによって変調された信号の受信器用の相関およ
び復調回路に関する。前記第1コードは、前記信号を送
信するソースを定義する。この回路は相関段を含み、こ
の相関段は、通常の動作モードまたは試験モードにおい
て、特に前記相関段を構成するための制御手段に接続さ
れている。通常の動作モードでは、前記段は、受信器の
変調信号受信手段内で成形された変調信号に対応する中
間信号を受信することを意図する。次いで、中間信号
は、前記相関段のコリレータ制御ループにおいて、コー
ド発生器によって生成された第1コード複製と相関され
る。
はいくつかの送信器ソースによって送信された信号に
は、通常、相関および復調回路において復調しなければ
ならないメッセージを含む。送信器ソースを定義するた
めに前記信号を変調するコードは、通常、擬似乱数コー
ドである。この所定の反復長のコードは、受信器によっ
て受信された信号がどの送信器ソースからきているかを
認識できるように、各送信器ソースに固有である。例え
ば、遠隔通信分野における信号、または、GPSタイプ
の信号など、衛星を使用する位置決め信号とすることが
可能である。
ゴールド・コードと呼ばれる特有の擬似乱数コードによ
って互いに区別される軌道に配置されたいくつかの衛星
によって送信され、搬送波周波数信号上で変調されてい
る。ゴールド・コードは、1023のチップで形成さ
れ、ミリ秒ごとに反復されるデジタル信号である。チッ
プは、ビットと同様に、1または0の値を取る。すべて
のゴールド・コードは、直交しているという特性を有
し、したがって、これは、互いにそれらを相関させるこ
とによって、相関により0に近い値がもたらされるとい
うことを意味する。この特性により、いくつかの衛星か
ら同時に入ってくるいくつかの無線周波数信号を、同じ
受信器のいくつかの相関チャネルで独立して処理するこ
とが可能になる。
および世界時の計算オペレーションのために、位置と時
間のデータを受信器に供給する。しかし、位置と時間を
決定するために、受信器は、少なくとも見える衛星4つ
からデータを取得しなければならない。
された信号の受信器を使用する様々な分野では、特にメ
ッセージを受信信号から抽出する受信器の部分が適切に
機能することを保証しなければならない。アセンブリ前
またはアセンブリ後に、前記受信器の部分について、動
作試験を実施することが可能である。当然、前記受信器
の部分は、一般的に動作を検査する前に、基本的な試験
のいくつかの予備ステップを経ていなければならない。
試験は、相関段の各チャネルが適切に機能することを保
証するために、実際の条件に近い状態で実施されなけれ
ばならない。この動作試験が成功した場合、これによ
り、例えば受信器のユーザに対して、位置、速度、およ
び時間の計算の有効性を保証することが可能になる。
許第4100531号は、データ送信デバイスなど、デ
ジタル設備のビット・エラー・レートを測定する手段を
開示している。この設備は、試験する送信器によって供
給され、かつ受信器によって受信された擬似乱数コード
(PRNコード)試験信号を使用して試験される。試験
した受信器は、相関段において、所定の長さのPRNコ
ードによって変調された信号と相関するPRNコード複
製を生成する。
信号が、外部送信器によって、試験のために受信器に送
信されることであり、これは、試験時間を大幅に低減す
ることができない。さらに、他の欠点は、送信された信
号が、受信器の動作を表す試験を構成するために、実際
の通信信号の画像でなければならないことである。これ
は、必然的に、しばしば生成することが困難である、試
験信号について追加の雑音を有することを含む。
許第5093800号は、GPSタイプの無線周波数信
号を生成することができる試験装置を開示する。この装
置によって生成されたこれらのGPS信号は、試験する
GPS受信器によって受信されることを意図している。
これを実施するために、この装置も、いくつかの衛星に
よって受信器に送信された符号化信号に相当する信号を
生成および送信することができるように、衛星に関する
データを含む。
点は、受信器の相関段が適切に機能していることを検査
することができるように、試験信号が、衛星によって送
信された無線周波数信号と同等の無線周波数信号である
ということにある。これは、明らかに、相関段が適切に
機能していることを検査するために、装置において生成
された無線周波数信号で追加の雑音を生成することを含
む。さらに、他の欠点は、受信器の動作試験時間が、擬
似乱数コードすなわちゴールド・コードの反復長に依存
するために、比較的長いことである。受信器が電池また
はアキュムレータによって給電されるデバイスに装備さ
れている場合、試験時間が長いことにより、前記電池ま
たは前記アキュムレータを不必要に消耗させる可能性も
ある。
は、前記回路の動作を表す試験時間を可能な限り低減す
ることができる、コードによって変調された信号に対す
る受信器の相関および復調回路を提供し、従来の技術の
試験デバイスまたは方法の欠点を克服することにある。
さらに、前記回路の動作試験を実施することによって、
受信した信号の雑音に連結されているパラメータを考慮
することが可能である。
共に、上述した相関および復調回路によって達成され、
試験段階において、前記コード発生器は、第1コードよ
り短い第2反復コードによって変調され、第1コードに
よって変調された信号より迅速に相関段の閉ループ動作
を表す試験を実施するように相関段に供給された試験中
間信号で、相関動作に対し、第1コードより短い第2反
復コードの複製を生成するために、制御手段を介して適
合されていることを特徴とする。
段の閉ループ試験時間が大幅に低減されることである。
これにより、前記回路の動作状態、したがってそれを含
んでいる受信器の動作状態を迅速に知ることが可能にな
る。
合、相関および復調回路試験時間は、擬似乱数コード反
復長がゴールド・コードに等しい場合、比較的長い可能
性がある。さらに、この試験時間は、前記回路が、相関
段においていくつかの相関チャネルを含む場合も長い。
この理由は、中間試験信号は、回路の動作を迅速に検査
するために、長さが低減されている擬似乱数コードを有
する回路の相関段に供給されるからである。
低減した擬似乱数コードの長さは、この雑音を考慮する
ように定義することが可能である。雑音がないように生
成された低減されたコードの試験信号により、パワーが
雑音を含む実出力信号のパワーに近い、相関段積分器カ
ウンタ出力信号を提供することが可能である。試験信号
の擬似乱数コード反復長は31チップであり、一方ゴー
ルド・コードは、1023チップであることが好まし
い。
回路の外側に、または、統合された試験信号生成手段に
よって好ましくは回路の内側に、生成されることが可能
である。これらの試験信号生成手段は、相関および復調
回路において、小さなスペースしか取らないが、その理
由は、これらの手段は、わずかに40ほどの論理ゲート
またはフリップ・フロップで形成されているのに対し、
回路は、2百万に近いトランジスタを有するからであ
る。これらの試験信号生成手段は、制御手段、すなわ
ち、マイクロプロセッサ手段によってオンに切り換えら
れる。
ッサ手段においてプログラムされた期間にオンに切り換
えられるようになっているのが有利である。前記回路
が、完全な受信器に装備されているとき、前記試験信号
生成手段がオンに切り換わることにより、受信器の受信
手段によって、中間信号が前記回路に送信されることが
防止される。したがって、試験段階において、回路は、
試験信号生成手段から発振された中間試験信号のみを受
信する。
のために、相関段のすべてのチャネルに等しく加えられ
る。マイクロプロセッサは、各チャネルのコード発生器
を制御し、したがって、試験段階において、各チャネル
に対し、低減された擬似乱数コードの複製を生成する。
されないことに留意されたい。対照的に、雑音のない動
作検査試験信号が、従来の中間信号の代わりに、相関お
よび復調回路に供給されることが好ましい。
論的には、試験段階を迅速に実施するために、回路が変
調信号受信器に装備されているときに必要である。この
試験時間の低減により、受信器が、時計または電話な
ど、携帯式物体に装備されている場合に、アキュムレー
タまたは蓄電池において、エネルギーを過剰に消費する
ことを防止することができる。しかし、相関および復調
回路は、雑音のない試験信号が、従来の中間信号に相当
する相関段に供給されている受信器に装備される前に、
試験することもできる。
信器の相関および復調回路の完全な試験を実施すること
ができる。
特徴は、図面によって示した前記回路の実施形態に関す
る以下の記述において、より明らかになるであろう。
施形態について、GPSタイプの無線周波数信号受信器
に関して説明する。この技術分野の当業者に知られてい
る受信器のいくつかの要素は、前記記述においては詳細
に説明しないことに留意されたい。
・コードと呼ばれる擬似乱数コードによって変調されて
いる受信した無線周波数信号は、さらに、相関および復
調回路によって復調されるメッセージを含む。したがっ
て、少なくとも4つの衛星からのメッセージにより、回
路のマイクロプロセッサ手段は、特に受信器のX、Y、
Zの位置、速度、および/または時間を計算することが
可能になる。しかし、そのような相関および復調回路の
使用は、所定の反復長のコードによって変調された信号
用の他のタイプの受信器においても構想することが可能
である。例えば、相関および復調回路は、遠隔通信受信
器、または、所定のコードを搬送する光信号を使用する
測定受信器、あるいは他の分野において使用することが
可能である。
Sタイプの受信器を概略的に図1に示す。これは、いく
つかの衛星から発信されたGPS無線周波数信号を受信
するアンテナ2と、アンテナ2によって供給された無線
周波数信号を受信および整形する手段3と、受信手段3
から400kHz程度の周波数において複素形態の中間
信号IFを受信する相関および復調回路6とで形成され
ている。
は、まず、無線周波数信号を、157542GHzの周
波数から、例えば179MHzの周波数に変換する。第
2電子回路IF4”は、まず、GPS信号を4.76M
Hzの周波数に調整し、次いで、最終的に、4.36M
Hzにおいてサンプリングすることによって、400k
Hzの周波数に調整するために、二重変換を実施する。
したがって、400kHz程度の周波数においてサンプ
リングおよび定量化された中間複素信号IFが、相関お
よび復調回路に供給される。したがって、中間複素信号
IFは、図において2ビットを表す斜線が交差している
太線によって表された、同相信号Iと4分の1位相信号
Qで形成されている。しかし、これらの中間信号IF
は、2ビットまたは2nビット(nは1より大きい整
数)の変換が先行段において実施された場合、4ビット
を超えて定義することができる。
5は、無線周波数受信および整形手段3の一部を形成す
る。この発生器は、例えば、17.6MHz程度の周波
数に較正されている、図示していない水晶発振器を備え
る。2つのクロック信号CLKとCLK16は、回路の
すべての動作をクロックするために、相関および復調回
路に供給される。第1クロック周波数CLKは、4.3
6MHzの値を有しており、一方第2クロック周波数
は、16分の1、すなわち、消費エネルギーを節約する
ために、相関段の大部分で使用される272.5kHz
に固定することができる。
例えば半数の場合に、4つの出力ビットとともに2つの
出力ビット(+3;+1;−1;−3)を有する異なる
パリティ(+1および−1)の信号を与えることに留意
されたい。したがって、受信器におけるGPS信号復調
動作に対して、このパリティを考慮しなければならな
い。
ネル7’で形成された相関段7、各チャネルをそれぞれ
のバッファ・レジスタ11に接続するデータ転送バス1
0、および、各バッファ・レジスタをマイクロプロセッ
サ手段12に接続するデータ・バス13を含む。マイク
ロプロセッサに接続されている記憶手段18は、マイク
ロプロセッサ手段12の一部を形成し、例えば、軌道に
配置されている各衛星に関するデータと、各衛星の搬送
周波数および擬似乱数コード・パラメータを記憶するこ
とができる。相関および復調回路を形成するすべての要
素は、シリコン基板など、1つの半導体基板上に作成す
ることができる。
発生器15とマルチプレクサ16を含む試験信号生成手
段14が配置されている。試験信号生成手段14のマル
チプレクサ16は、受信手段3によって供給された中間
信号IFを入力に受信し、他の入力に、中間試験信号I
Ftestを受信する。前記マルチプレクサ16は、マイク
ロプロセッサ手段12に統合されている制御手段から制
御バス19とバッファ・レジスタ11’を介して供給さ
れた制御信号試験によって制御される。また、マルチプ
レクサ16は、必要であれば、試験信号発生器15に統
合することができる。
は、いくつかの衛星によって送信された無線周波数信号
を表す中間信号IFは、マルチプレクサ16によって、
すべてのチャネル7’に対する相関段7に送信される。
あるチャネルは、マイクロプロセッサ12を介して通常
の動作モードにおいて異なって構成されており、したが
って、それぞれ、受信したGPSメッセージを復調する
ために、中間信号IFを使用して、見える衛星を探索す
る。対照的に、マイクロプロセッサ12が試験段階をオ
ーダするとき、マイクロプロセッサ12は、試験制御信
号を、制御バス19を介して、特に試験信号生成手段1
4に送信する。したがって、この試験段階では、試験信
号発生器15はオンに切り換えられており、試験信号試
験を受信するマルチプレクサ16は、発生器15によっ
て生成された中間試験信号IFtestのみを相関段7に送
信する。前記試験信号発生器については、図2を参照し
て、より詳細に説明する。
器15は、閉ループにおいて相関段を表す試験を実施す
るために、従来の中間信号の代わりに、中間試験信号I
Fte stを生成する。これらの試験信号IFtestは、閉ル
ープの試験をより迅速に実施するために、ゴールド・コ
ードより短い反復長の擬似乱数コードで変調されてい
る。低減された擬似乱数コードの反復長は、31チッ
プ、すなわち25 −1であり、一方ゴールド・コード
は、1023チップ、すなわち210−1の反復長を有す
ることが好ましい。
近いチップは、無線周波数信号雑音と同等であると見な
すことが可能である。したがって、低減した31チップ
のコードが、雑音のない中間試験信号を相関段を表す試
験に提供することができるように選択されている。
分野では、低減した第2擬似乱数コードの反復長は、2
(n-m) −1とすることが可能であり、一方受信した信号
の第1擬似乱数コードの反復長は、2n −1である。n
とmの数は、3より大きいnを有する整数であり、m
は、1とn−1の間の所定の値を取る。
は、試験制御信号TMSを、それぞれのチャネル7’に
配置されている各試験セレクタ17に送信する。各チャ
ネル7’は、信号IFまたはIFtestを受信するコリレ
ータ8と、好ましくは、専用材料、特に衛星信号を捕捉
しチャネルによって検出された前記衛星を追跡するため
の信号処理アルゴリズムを介して動作状態に設定する制
御装置9とを含む。各試験セレクタ17は、それぞれの
コリレータ8に接続されており、特に擬似乱数コード発
生器を構成するために、命令CSを前記コリレータに供
給するタスクを有する。これについては、図3bを参照
して、より詳細に説明する。
リレータ8に送信される命令CSはなく、これは、コー
ド発生器が、ゴールド・コードに等しい反復長を有する
コード複製を生成することを意味する。しかし、試験段
階では、マイクロプロセッサ12の指令で直ちにセレク
タ17は、コード発生器を構成するための命令CSを送
信し、したがって、ゴールド・コードより短い反復長を
有する擬似乱数コード複製を生成する。したがって、こ
の低減された擬似乱数コードは、試験段階において、中
間試験信号に関して変調された擬似乱数コードでなけれ
ばならない。
作または様々な試験モードの2ビットの制御ワードとし
て定義されている。TMSが2進デジットで00に等し
い場合、試験命令CSは、通常の動作に対しては送信さ
れない。TMSが2進デジットで11に等しい場合、相
関段7のすべてのチャネル7’が適切に機能し、中間試
験信号IFtestが入力に導入されていることを検査する
ために、閉ループ試験モードが課される。TMSが2進
デジットで01に等しい場合、各チャネルのコリレータ
・モジュール8の試験を、マイクロプロセッサ12によ
って制御された、図示していない試験ベクトル発生器を
介して実施することができる。TMSが2進デジットで
10に等しい場合、各チャネルの制御装置モジュール9
の試験を、試験ベクトル発生器を介して実施することが
できる。本発明では、信号TMSは、00または11の
値を取ることが好ましい。
のセレクタ17は、マイクロプロセッサ手段12の一部
を形成することができる。同様に、各コリレータ8に対
する命令CSは、バス10と13を介して通過させるこ
とができる。
時に、マイクロプロセッサ12は、バス10と13を介
して、探索する擬似乱数コードと、中間試験信号の搬送
波周波数に関するパラメータを送信する。これらのパラ
メータは、試験段階においてすべてのチャネル7’を構
成するために送信される。これは、通常の動作でも行わ
れるが、各チャネルに対して独立して行われる。しか
し、試験段階では、パラメータは、すべてのチャネルに
対して同じであり、したがって、低減された固有の擬似
乱数コードを有する中間試験信号IFtestは、すべての
チャネルにおいて同時に同一の方式で処理される。
各チャネルのレジスタ11は、マイクロプロセッサ12
と、各相関チャネル7’に対してそれと関連付けられて
いる記憶手段18とから発信された構成データまたはパ
ラメータを受信することができる。レジスタ11を介し
て、GPSメッセージに関するデータ、PRNコードの
状態、ドップラー効果に関する周波数の増分、擬似距
離、および他のデータを、相関および特定の衛星を自動
追跡した後、マイクロプロセッサ12に送信することが
できる。
ープ試験の結果、ならびに、マイクロプロセッサによっ
て処理されるメッセージを受信する。したがって、試験
後、マイクロプロセッサは、通常の動作において相関お
よび復調回路を設定する前に、すべての相関チャネル
が、外部とは無関係に、正確に動作しているか否かを検
査することができる。
捉と追跡動作中に使用することになる相関段中に、必ず
しも自動的にマイクロプロセッサ12に転送せずに、デ
ータを累積することができることに留意されたい。
配置されたあるデータが各チャネルに共通である場合、
相関段のすべてのチャネル7’に対してレジスタ11の
1つのブロックを共用することが可能である。
追跡の段階に対して、制御装置9を含む場合、マイクロ
プロセッサ12はサイズを低減することが可能である。
このマイクロプロセッサ12は、例えば、EM Mic
roelectronic−Marin SA、Swi
tzerlandによる、8ビットのCoolRISC
−816マイクロプロセッサとすることが可能である。
しかし、32ビットのマイクロプロセッサなど、より大
きな寸法のマイクロプロセッサを使用して、各チャネル
に制御装置9を配置することを回避することができる。
このより大きなサイズのマイクロプロセッサは、そのよ
うな場合、通常の動作と本発明による試験段階におい
て、すべての衛星の捕捉と追跡の手順タスクを処理しな
ければならない。
なるユニットの概略図である。この試験信号発生器は、
以前に説明したように、マイクロプロセッサの指令でオ
ンに切り換る。オンに切り換るとすぐに、閉ループにお
いて試験する相関段に導入される中間試験信号IFtest
が生成される。雑音のない中間試験信号IFtestは、受
信器内で成形された無線周波数信号から抽出された中間
信号と同じ方式で設計されなければならない。しかし、
中間試験信号または代用信号は、相関段の試験時間を低
減するために、ゴールド・コードより短い長さの擬似乱
数コードで変調されなければならない。
Kによってクロックされたコード用の8ビット数値制御
発振器(NCL)151と、小さなPRNコード発生器
152と、メッセージ発生器154と、クロック信号C
LKによってクロックされた搬送波周波数用の8ビット
数値制御発振器(NCO)153と、2つの信号ミキサ
155および156とを含む。2つの8ビット発振器1
51と153は、28によって分周された4.36MH
zのクロック周波数CLKによって定義された17kH
z程度の周波数分解能を有する。
振器151と153は、それぞれ、マイクロプロセッサ
から8ビット2進ワードを受信する。第1発振器151
は、後続する小さなPRNコード発生器152をクロッ
クするために、クロック信号PRN−CLKを生成する
コードの増分を受信する。第2発振器153は、搬送波
信号を生成する搬送波周波数の増分を受信する。その一
方は同相信号であり、他方は4分の1位相信号である。
搬送波周波数の値は、相関段の閉ループ試験に対して
は、あまり重要ではない。したがって、この搬送波周波
数は、従来の中間信号と同様の400kHzの値または
それより低い値を取ることができる。
ード発生器152は、低減した反復長の擬似乱数コード
を生成するために、発振器151からクロック信号PR
N−CLKを受信する。このコードの反復長は、下記で
説明するように、31、すなわち25−1であることが
好ましい。
数値制御発振器151の入力に導入されたコード増分の
関数である。コード増分が値24に固定されている場
合、これは、2進デジットで11000であり、クロッ
ク周波数PRN−CLKは、17kHzの24倍、すな
わち408kHzに等しい。コード増分は、当然、通常
動作において相関段コード発生器に対し、1.023M
Hzの周波数に近似するように、より高く固定すること
ができる。しかし、周波数PRN−CLKの408kH
zの値は、試験段階を、通常動作において前記相関段の
実際の処理に近似させることが可能であるように選択さ
れている。
るように、有用な信号よりほぼ16dB大きい雑音を含
む従来の中間信号であるか、または相関段の入力におい
て供給された雑音のない中間試験信号であるかに関わら
ず、同等でなければならない。目的は、雑音のない試験
信号で、実際に近い状態で、相関段を迅速に試験するた
めに、固有の無線周波数信号の雑音を考慮することであ
る。
供するために、メッセージは、搬送波周波数信号上に5
0Hzの周波数で配置されなければならない。これによ
り、マイクロプロセッサは、各チャネルが正しいメッセ
ージの復調を行なったかどうかを試験の終了時に検査す
ることが可能になる。これを実施するために、メッセー
ジ発生器154は、50Hz(モジュロ20エポック)
のメッセージを与えるために、エポック信号(1ms)
によってクロックされる。
と小さなPRN発生器152からの低減PRNコードは
ミキサ155で混合される。また、このミキサ155の
出力は、中間試験信号IFtestを生成するために、ミキ
サ156のループ搬送波上で混合または変調される。
52をより詳細に示す。前記発生器の構造は、この技術
分野の当業者にはよく知られている。これは、31のコ
ード長を生成しなければならないので、エンコーダG1S
とエンコーダG2Sに、参照FFと各フリップ・フロップ
の数によって定義された一連の5つのフリップ・フロッ
プ30を含む。各フリップ・フロップ30の状態転送
は、各クロック・ストロークPRN−CLKにおいて、
フリップ・フロップFF1からフリップ・フロップFF
5まで生成される。
フロップ30(FF3とFF5)は、それぞれ、XOR
タイプの加算器34に追加された出力を有する。加算器
34の出力は、各クロック・ストロークPRN−CLK
において、最後のフリップ・フロップFF5の出力にお
いて第1符号化信号G1Sを生成するために、フリップ・
フロップFF1に導入される。
フロップ30のFF2からFF5は、それぞれ、XOR
タイプの加算器32に追加された出力を有する。加算器
32の出力は、各クロック・ストロークPRN−CLK
において、最後のフリップ・フロップFF5の出力にお
いて第2符号化信号G2Sを生成するために、フリップ・
フロップFF1に導入される。
号G2Sは、小さなPRNコード発生器152からの出力
信号に相当する符号化信号GS を生成するために、XO
Rタイプの加算器33において追加される。
使用される従来の擬似乱数コード発生器25を示す。こ
の発生器の構造は、通常動作においてゴールド・コード
複製を生成する目的で、この技術分野の当業者にはよく
知られている。しかし、このコード発生器25はまた、
試験段階において前記発生器を構成することができるよ
うに、マルチプレクサ46から48を含む。試験段階で
は、このコード発生器25は、試験信号発生器において
生成された擬似乱数コード複製、すなわち31(25 −
1)の反復長を有するコードを生成するように構成され
なければならない。
FFと各フリップ・フロップの数によって定義された1
0のフリップ・フロップ40が直列に配置されている第
1エンコーダG1 と、やはり10のフリップ・フロップ
が直列に配置されている第2エンコーダG2と、特定の
衛星コードを定義するための時間シフト・セレクタG2
(TAPセレクタ)が含まれている。通常の動作では、
エンコーダG1 のフリップ・フロップFF3とFF10
は、それぞれ、XORタイプの加算器41において追加
された出力を有する。フリップ・フロップFF10から
の出力信号は、命令CSが前記マルチプレクサ46に適
用されていない場合、自由にマルチプレクサ46を通過
する(図では点線で示されている)。加算器41の出力
は、各クロック・ストロークPRN−CLKにおいて、
最後のフリップ・フロップFF10の出力において第1
符号化信号G1 を生成するために、フリップ・フロップ
40FF1の入力に導入される。通常の動作におけるこ
のクロック信号PRN−CLKは、約1.023MHz
の値を有するが、試験段階では、中間試験信号の関数と
して、約408kHzの値を有さなければならない。
46に課され、したがって、フリップ・フロップ40の
FF3とFF5の出力のみが、加算器41において追加
される。この構成は、図3aを参照して説明したよう
に、出力信号G1Sを生成するエンコーダG1Sに対応す
る。
FF2、FF3、FF6、FF8、FF9、およびFF
10は、それぞれ、XORタイプの加算器42において
追加された出力を有する。加算器42の出力は、マルチ
プレクサ47を介して、第1フリップ・フロップ40F
F1の入力に導入される。通常の動作では、マルチプレ
クサ42の出力は、命令CSが前記マルチプレクサ47
に与えられていない場合、自由にマルチプレクサ47を
通過する(図では点線で示している)。したがって、第
2符号化信号G2 は、各クロック・ストロークPRN−
CLKにおいて、第2エンコーダG2 の最終フリップ・
フロップ40FF10の出力において生成される。
2からFF5の出力は、XORタイプの加算器45に導
入され、その出力は、マルチプレクサ47への入力に配
置されている。試験段階では、命令CSがマルチプレク
サ47に加えられ、したがって、加算器45の出力は、
加算器42の出力の代わりに、第1フリップ・フロップ
FF1の入力に導入される。この構成は、図3aを参照
して説明したように、出力信号G2Sを生成するエンコー
ダG2Sに対応する。
を生成する第2エンコーダG2のフリップ・フロップ4
0FF3とFF7など、10のフリップ・フロップ40
の中から選択された2つのフリップ・フロップからの出
力信号を追加するXORタイプの加算器43を特に含
む。また、セレクタG2 の加算器43による追加は、こ
の技術分野の当業者にはよく知られているある遅延を生
成する。
マルチプレクサ48に加えられていない場合、自由にマ
ルチプレクサ48を通過する(図では点線で示されてい
る)。したがって、通常の動作では、セレクタG2 の出
力は、出力信号Gを与えるために、XORタイプの加算
器44に出力G1 と共に追加することができる。この場
合、出力Gは、所定の衛星に特有のゴールド・コード複
製の生成を定義する。
48に加えられており、したがって、出力G1とG2のみ
が、図3aを参照して説明した信号GS に相当する信号
を生成するために、加算器44に追加される。
られている相関段のコリレータの様々な電子要素を示
す。このコリレータの様々な要素に関するより詳細につ
いては、読者は、Philip Wardと編集者El
liott D.Kaplan(Artech Hou
se Publishers、USA1996)ISB
N編集番号0−89006−793−7による本「Un
derstandingGPS Principles
and Applications」の第5章から引
用した教示、特に大きな線で描かれている図4のすべて
の要素を示す図5.8と5.13を参照することが可能
である。図では、斜線が入っている太く示した線は、あ
る数の平行ビットを定義することに留意されたい。
コリレータは、相関および復調回路の動作を表す試験に
対して、同じ方式で構成されている。以下の記述では簡
単化のために、コリレータの1つのみについて説明す
る。
・ミキサ21、積分器カウンタ22、コード弁別器23
および搬送波弁別器26、コード24および搬送波27
用の数値制御発振器、擬似乱数コード発生器25と搬送
波用の正弦/余弦表28を含む。
おいて、点線で示した通常動作の中間信号IFか、また
は試験段階の中間試験信号IFtestを受信する。これら
の中間信号は、複素信号である。すなわち、式(I+i
Q)による同相信号Iと4分の1位相信号Qで形成され
ている。ミキサ20に到達する信号の選択は、上記で説
明したように、マイクロプロセッサ制御手段によって加
えられる。これらの中間信号は、PRNコード制御ルー
プと搬送波制御ループにおいて処理される。
から同相信号Iを抽出するために、内部に生成された搬
送波複製の余弦マイナスiかける正弦によって、中間信
号IFtestを乗算し、他方では、中間信号から4分の1
位相信号Qを抽出するために、内部に生成された搬送波
複製のマイナス正弦マイナスiかける余弦によって、中
間信号IFtestを乗算する。
部に生成された搬送波複製と同等のPRNコードを見つ
けるために、コード・ミキサ21に入力される。同相信
号Iと4分の1位相信号Qは、4つの出力信号IE、
IL、QE、およびQLを与えるために、それぞれ、一方
では、PRNコードの早期複製Eによって乗算され、他
方では、PRNコードの後期複製Lによって乗算され
る。各相関段チャネルにおいて、チップの半分だけ離れ
て配置されている早期複製と後期複製のみが、中間パン
クチュアル複製を考慮せずに、維持されている。
は、事前検出要素である積分器カウンタ22に入力され
る。積分器カウンタ22の4つの出力値IES、ILS、Q
ES、およびQLSは、ゴールド・コードの完全サイクルに
対応する10ビットによって表されている。しかし、8
つの最上位ビットのみが、コードおよび搬送波制御ルー
プにおいて使用される。
QES、およびQLSの完全なセットは、各ミリ秒または各
エポック後に取得されるが、その理由は、コード反復長
は、1.023MHzのコード・クロック周波数を有す
る1023チップであるからである。対照的に、コード
反復長が31チップに低減され、コード・クロック周波
数が408kHzである試験段階では、出力値の完全な
セットは、ほぼ各76μs後に取得される。この76μ
sの値は、31を408kHzによって割った値に相当
する。
ットを提供するために、積分器カウンタ22は、各コー
ド・シーケンスの開始または終了に続いて、カウンティ
ングを開始する。したがって、コード反復長比すなわち
1023/31によって乗算された積分時間比すなわち
(1ms/76μs)に相当する出力値を取得するため
の時間利得を推定することが可能である。相関および復
調回路の閉ループ試験に対する時間利得は、擬似乱数コ
ードが1023の反復長を有する場合、達成された試験
時間の約435分の1である。この利得は、コード・ク
ロック周波数が、試験段階において1023MHzに固
定されている場合、1000分の1にすることさえでき
るが、その理由は、積分時間が76μsから約31μs
になるからである。
の出力値IPSとQPSは、値IPSに対しては2つの出力信
号IESとILSを追加し、値QPSに対しては2つの信号Q
ESとQLSを追加することによって取得される。
信号IES、ILS、QES、およびQLSは、前記出力信号に
対するエネルギー計算オペレーションを実施するコード
弁別器23に導入される。16サイクルなど、ある数の
積分サイクル中の値累積は、コード弁別器23において
実施される。この弁別器23は、フィルタも含み、ろ過
したコード位相ループ増分を、コード数値制御発振器
(NCO)24に供給する。この位相ループ増分によ
り、位相を調節して、コード複製を生成することが可能
になる。したがって、この発振器24は、弁別器23か
ら、例えばろ過した28ビットの2進ワードを受信す
る。
NCR−Cは、発振器24が提供しなければならないコ
ード・クロック周波数の開始値を固定するために、マイ
クロプロセッサおよびパラメータ入力および出力レジス
タを介して提供される。当然、この増分INCR−Cの
値は、回路が通常動作モードまたは試験段階である場
合、異なる。
似乱数コードの早期複製と後期複製の生成をクロックす
るために、PRNコード発生器25に供給される。命令
CSがコード発生器25に加えられている場合、これ
は、発生器が、31の反復長を有するコード複製を生成
するために、試験段階において構成されていることを意
味する。同様に、試験段階では、数値制御発振器24に
供給された増分INCR−Cは、発振器の出力における
クロック周波数PRN−CLKが、408kHzの値を
有することが好ましいというものである。
ル出力信号IPSとQPSは、搬送波弁別器26に入力され
る。値累積は、搬送波弁別器26において、16サイク
ルなど、ある数の積分サイクル中に実施される。この弁
別器26は、フィルタも含み、ろ過した搬送波ループ増
分を搬送波数値制御発振器(NCO)27に供給する。
この搬送波ループ増分により、周波数を調節して、搬送
波複製を生成することが可能になる。したがって、この
発振器27は、弁別器26から、ろ過した24ビットの
2進ワードを受信する。
プについては、周波数増分INCR−Pは、特にマイク
ロプロセッサを介して入力される。周波数増分INCR
−Pにより、発振器27によって生成された搬送波周波
数を、初めに、中間信号の搬送波周波数に対する比較値
に固定することが可能になる。当然、この増分INCR
−Pの値は、回路が通常動作モードまたは試験段階にあ
る場合、異なる。
弦/余弦表28に供給され、したがって、後者は、2つ
の複素信号をミキサ20に与える。複素信号(Cosx
−iSinx)および(−Sinx−iCOsx)は、
ミキサ20において中間複素信号で乗算されて、同相信
号Iと4分の1位相信号Qを提供する。
れた擬似乱数コードに対し31チップの反復長を選択す
るということにより、1023チップのコード反復長を
有する無線周波数信号の内在雑音を、回路試験段階にお
いて考慮することが可能になる。
は、有用な信号より約16dB大きい雑音を含む。した
がって、雑音のない中間試験信号と比較できる値を有す
るために、積分器カウンタ22によって提供された出力
信号上の実信号の信号対雑音比(SNR)を考慮しなけ
ればならない。通常、出力信号は、コード複製が中間試
験信号コードを有する位相にあるとき、15dBと20
dBの間にあるSNRと共に出現する。
た雑音のない無線周波数信号で実施される場合、積分器
カウンタ22が飽和する危険性がある。この理由は、無
線周波数試験信号で相関段の動作を表す試験を有するた
めに、雑音を前記信号に追加することが必要なためであ
る。対照的に、本発明の中間試験信号では、雑音を追加
する必要がないが、その理由は、積分器カウンタの出力
値累積に飽和が観測されないからである。
に依存する積分器出力信号のパワーは、式Ps=(C/
N0)Tσ2によって与えられる。式中、(C/N0)T
のTは1msの値を有し、信号対雑音比(SNR)を表
し、σ2 は、中間雑音パワーを表す。したがって、中間
試験信号は、雑音を含む実無線周波数信号の出力パワー
に対する比較可能出力パワーを有する積分器カウンタ出
力信号を生成する。したがって、これにより、現実に近
い閉ループ動作試験を、31まで低減された擬似乱数コ
ードを有する雑音のない試験信号で、相関段について実
施することが可能になる。
ジは、データをマイクロプロセッサに供給するために、
積分器カウンタ22の各出力チャネルで復調されてい
る。試験結果と受信データの関数として、マイクロプロ
セッサは、各相関段チャネルが適切に機能しているか否
かを検査することができる。擬似乱数コード反復長の低
減の結果、試験時間は大幅に低減され、同時に実際の動
作試験に比較可能な閉ループ試験が保証される。したが
って、この閉ループ試験モードにおいて、90%を超え
る要素を試験することができる。
ように、マイクロプロセッサ手段をプログラムする関数
として、所定の時間帯において反復することができる。
当然、このプログラミングは、試験信号発生器を含む相
関および復調回路を有する受信器が、電池またはアキュ
ムレータによって給電される携帯式物体に装備されてい
るとき、有用である。この携帯物体は、当然、試験段階
においても消費電力を節約する必要がある時計または携
帯電話などとすることが可能である。
受信器に装備する動作が行われる前に、このテストを実
施することを構想することが完全に可能である。そのよ
うな場合、回路の相関段の閉ループ試験は、試験ベンチ
上、またはウエハ上での回路の製造ラインの端部におい
てさえ、実施することが可能である。
囲から逸脱せずに、当業者が相関および復調回路の他の
実施形態を構想することも可能である。通常動作モード
または試験モードにおいて構成することができる回路
は、所定のコード反復長によって変調された信号用のあ
らゆる受信器において使用することが可能である。中間
試験信号は、回路に統合されている発生器ではなく、試
験ベンチ上などに配置された試験信号発生器によって供
給することが可能である。しかし、試験信号発生器は、
40程度の論理ゲートまたはフリップ・フロップしか含
まないのに対し、回路は2百万に近いトランジスタを有
するので、これは、回路上に小さい追加スペースしか構
成しない。
周波数信号受信器の概略図である。
を示す概略図である。
RNコード発生器の図である。
段の各チャネルに対する試験モードにおいて構成するこ
とができるPRNコード発生器の図である。
概略図である。
Claims (13)
- 【請求項1】 所定の反復長の第1コードによって変調
された信号受信器(1)用の相関および復調回路(6)
であって、前記第1コードは、前記信号を送信するソー
スを定義し、前記回路は、特に通常動作モードまたは試
験モードにおいて相関段を構成するために、制御手段
(12)に接続されている前記相関段(7)を含み、通
常動作において、前記段階は、受信器変調信号受信手段
(3)内で成形された変調信号に相当する中間信号(I
F)を受信することを意図し、前記中間信号は、前記相
関段(7)のコリレータ制御ループ(8)において、コ
ード発生器(25)によって供給された第1コードの複
製と相関されており、試験段階において、前記コード発
生器(25)が、第1コードより短い反復長の第2コー
ドによって変調され、かつ第1コードによって変調され
た信号の場合より速く閉ループ動作の相関段を表す試験
を実施するように相関段(7)に供給された中間試験信
号(IFtest)で、相関動作に対し、第1コードより短
い第2反復コードの複製を生成するために、制御手段
(12)を介して適合されていることを特徴とする相関
および復調回路(6)。 - 【請求項2】 試験段階において、受信器からの中間信
号(IF)の代わりに、中間試験信号(IFtest)を相
関段に供給することができる試験信号発生器(15)を
含み、前記試験信号が、閉ループ動作において、相関段
(7)を表す試験を実施するように、第1コードより短
い反復長の第2コードによって変調されていることを特
徴とする請求項1に記載の相関および復調回路(6)。 - 【請求項3】 無線周波数信号受信器(1)に対し、第
1コードが、各送信衛星に対して異なる第1擬似乱数コ
ードであり、試験信号発生器(15)が、試験段階にお
いて、第1擬似乱数コードより短い反復長の第2擬似乱
数コードによって変調された試験信号(IFtest)を供
給し、コード発生器(25)が、試験段階において、試
験信号で、相関動作に対し、第2擬似乱数コードの複製
を生成するために、制御手段(12)を介して適合され
ていることを特徴とする、請求項2に記載の相関および
復調回路(6)。 - 【請求項4】 GPSタイプの受信器に対し、制御手段
が、位置、速度、および時間のデータを計算することが
できるマイクロプロセッサ手段(12、18)の一部を
形成し、相関動作の開始時に制御ループ・パラメータを
適合させ、相関段が試験段階において適切に機能してい
ることを検査することを特徴とする請求項3に記載の相
関および復調回路(6)。 - 【請求項5】 相関段(7)が、いくつかのチャネル
(7’)を含み、各チャネルが、見えるいくつかの衛星
を通常動作において同時に捕捉および追跡可能にするコ
リレータ(8)を備え、一方試験段階において、各コー
ド発生器(25)が同じ第2コード複製を生成するよう
に適合されているすべての相関段チャネルが、すべての
相関段チャネルの相関動作が適切に機能していることを
同時に検査するために、試験信号発生器(15)から試
験信号(IFtest)のみを受信することを特徴とする請
求項3および4のいずれかに記載の相関および復調回路
(6)。 - 【請求項6】 マイクロプロセッサ(12)が、所定の
時々に相関段(7)の試験段階を指令するようにプログ
ラムされていることを特徴とする請求項4に記載の相関
および復調回路(6)。 - 【請求項7】 試験信号発生器(15)が、積分器カウ
ンタ(12)など、事前検出要素からの出力信号と比較
可能なパワーを有するために、搬送波周波数と相関段の
擬似乱数コードに関する制御ループにおいて、第1擬似
乱数コードによって変調された無線周波数信号に固有の
雑音を考慮するように、反復長が決定されている第2擬
似乱数コードによって変調された搬送波周波数試験信号
を試験段階において、生成することを特徴とする請求項
3ないし6のいずれかに記載の相関および復調回路
(6)。 - 【請求項8】 マイクロプロセッサ手段(12)が、相
関段の各チャネルのコード発生器(25)と協働して、
第1または第2擬似乱数コードの反復長の関数として、
事前検出要素統合期間を定義することを特徴とする請求
項7に記載の相関および復調回路(6)。 - 【請求項9】 試験信号発生器(15)が、第2擬似乱
数コード発生器と、マイクロプロセッサ手段によって提
供された第1の2進ワードに基づいて、クロック信号
(PRN−CLK)を第2擬似乱数コード発生器(15
2)に供給するための、8ビット発振器などの第1数値
制御発振器(151)と、マイクロプロセッサ手段によ
って提供された第2の2進ワードに基づいて、搬送波周
波数信号を生成するための、8ビット発振器などの第2
数値制御発振器(153)と、メッセージ信号も搬送波
周波数信号上で変調されているメッセージ発生器(15
4)とを含み、相関段(7)が、試験メッセージ・デー
タを、相関段の閉ループ動作試験段階検査のために、マ
イクロプロセッサ手段に供給することを意図しているこ
とを特徴とする請求項3および7のいずれかに記載の相
関および復調回路(6)。 - 【請求項10】 低減した第2擬似乱数コードが、31
に等しい反復長を有し、一方、無線周波数信号の第1擬
似乱数コードが、相関段事前検出要素(22)の1つの
出力において、無線周波数信号の固有の雑音を考慮に入
れた比較可能信号(IES、QLS、QES、QLS)を供給す
ることを可能にする1023に等しい反復長を有するこ
とを特徴とする請求項7および9のいずれかに記載の相
関および復調回路(6)。 - 【請求項11】 相関段(7)が、通常動作モードまた
は試験モードにおいて、コード発生器(25)に対し、
特に位相および/または周波数パラメータを調整するた
めに、すべての同期化タスクにおいてデジタル信号を処
理するアルゴリズムを実施するコリレータ(8)に接続
されている制御装置(9)を、各チャネル(7’)に対
し含むことを特徴とする請求項3ないし5のいずれかに
記載の相関および復調回路(6)。 - 【請求項12】 相関段(7)の各チャネルのコリレー
タ(8)が、コリレータに供給された中間信号の搬送波
周波数の関数として、通常動作モードまたは試験モード
において、マイクロプロセッサ手段(12)によって適
合することができるように、搬送波周波数信号の複製を
生成する手段(27、28)を含むことを特徴とする請
求項5に記載の相関および復調回路(6)。 - 【請求項13】 前記回路のすべての要素が、シリコン
基板など、単一の半導体基板上に作成されていることを
特徴とする、前記請求項のいずれかに記載の相関および
復調回路(6)。
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