JP4047582B2 - 特有のコードで変調された信号用受信器の相関および復調回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定の反復長の第1コードによって変調された信号の受信器用の相関および復調回路に関する。前記第1コードは、前記信号を送信するソースを定義する。この回路は相関段を含み、この相関段は、通常の動作モードまたは試験モードにおいて、特に前記相関段を構成するための制御手段に接続されている。通常の動作モードでは、前記段は、受信器の変調信号受信手段内で成形された変調信号に対応する中間信号を受信することを意図する。次いで、中間信号は、前記相関段のコリレータ制御ループにおいて、コード発生器によって生成された第1コード複製と相関される。
【0002】
【従来の技術】
特に搬送波周波数に変調され、1つまたはいくつかの送信器ソースによって送信された信号には、通常、相関および復調回路において復調しなければならないメッセージを含む。送信器ソースを定義するために前記信号を変調するコードは、通常、擬似乱数コードである。この所定の反復長のコードは、受信器によって受信された信号がどの送信器ソースからきているかを認識できるように、各送信器ソースに固有である。例えば、遠隔通信分野における信号、または、GPSタイプの信号など、衛星を使用する位置決め信号とすることが可能である。
【0003】
GPS受信器の場合、無線周波数信号は、ゴールド・コードと呼ばれる特有の擬似乱数コードによって互いに区別される軌道に配置されたいくつかの衛星によって送信され、搬送波周波数信号上で変調されている。ゴールド・コードは、1023のチップで形成され、ミリ秒ごとに反復されるデジタル信号である。チップは、ビットと同様に、1または0の値を取る。すべてのゴールド・コードは、直交しているという特性を有し、したがって、これは、互いにそれらを相関させることによって、相関により0に近い値がもたらされるということを意味する。この特性により、いくつかの衛星から同時に入ってくるいくつかの無線周波数信号を、同じ受信器のいくつかの相関チャネルで独立して処理することが可能になる。
【0004】
GPS信号は、X、Y、Zの位置、速度、および世界時の計算オペレーションのために、位置と時間のデータを受信器に供給する。しかし、位置と時間を決定するために、受信器は、少なくとも見える衛星4つからデータを取得しなければならない。
【0005】
無線周波数信号など、特有のコードで変調された信号の受信器を使用する様々な分野では、特にメッセージを受信信号から抽出する受信器の部分が適切に機能することを保証しなければならない。アセンブリ前またはアセンブリ後に、前記受信器の部分について、動作試験を実施することが可能である。当然、前記受信器の部分は、一般的に動作を検査する前に、基本的な試験のいくつかの予備ステップを経ていなければならない。
【0006】
GPS受信器の使用中、前記受信器の動作試験は、相関段の各チャネルが適切に機能することを保証するために、実際の条件に近い状態で実施されなければならない。この動作試験が成功した場合、これにより、例えば受信器のユーザに対して、位置、速度、および時間の計算の有効性を保証することが可能になる。
【0007】
例として、特に遠隔通信分野では、米国特許第4100531号は、データ送信デバイスなど、デジタル設備のビット・エラー・レートを測定する手段を開示している。この設備は、試験する送信器によって供給され、かつ受信器によって受信された擬似乱数コード(PRNコード)試験信号を使用して試験される。試験した受信器は、相関段において、所定の長さのPRNコードによって変調された信号と相関するPRNコード複製を生成する。
【0008】
この設備の1つの欠点は、符号化した試験信号が、外部送信器によって、試験のために受信器に送信されることであり、これは、試験時間を大幅に低減することができない。さらに、他の欠点は、送信された信号が、受信器の動作を表す試験を構成するために、実際の通信信号の画像でなければならないことである。これは、必然的に、しばしば生成することが困難である、試験信号について追加の雑音を有することを含む。
【0009】
GPSタイプの受信器の分野では、米国特許第5093800号は、GPSタイプの無線周波数信号を生成することができる試験装置を開示する。この装置によって生成されたこれらのGPS信号は、試験するGPS受信器によって受信されることを意図している。これを実施するために、この装置も、いくつかの衛星によって受信器に送信された符号化信号に相当する信号を生成および送信することができるように、衛星に関するデータを含む。
【0010】
この試験装置について指摘された1つの欠点は、受信器の相関段が適切に機能していることを検査することができるように、試験信号が、衛星によって送信された無線周波数信号と同等の無線周波数信号であるということにある。これは、明らかに、相関段が適切に機能していることを検査するために、装置において生成された無線周波数信号で追加の雑音を生成することを含む。さらに、他の欠点は、受信器の動作試験時間が、擬似乱数コードすなわちゴールド・コードの反復長に依存するために、比較的長いことである。受信器が電池またはアキュムレータによって給電されるデバイスに装備されている場合、試験時間が長いことにより、前記電池または前記アキュムレータを不必要に消耗させる可能性もある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の1つの目的は、前記回路の動作を表す試験時間を可能な限り低減することができる、コードによって変調された信号に対する受信器の相関および復調回路を提供し、従来の技術の試験デバイスまたは方法の欠点を克服することにある。さらに、前記回路の動作試験を実施することによって、受信した信号の雑音に連結されているパラメータを考慮することが可能である。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この目的は、他の目的と共に、上述した相関および復調回路によって達成され、試験段階において、前記コード発生器は、第1コードより短い第2反復コードによって変調され(第1コードによって変調された信号より迅速に相関段の閉ループ動作を表す試験を実施するように相関段に供給され)た中間試験信号での相関動作に対し、第1コードより短い第2反復コードの複製を生成するために、制御手段から制御されることを特徴とする。
【0013】
相関および復調回路の1つの利点は、相関段の閉ループ試験時間が大幅に低減されることである。これにより、前記回路の動作状態、したがってそれを含んでいる受信器の動作状態を迅速に知ることが可能になる。
【0014】
GPSタイプの無線周波数信号受信器の場合、相関および復調回路試験時間は、擬似乱数コード反復長がゴールド・コードに等しい場合、比較的長い可能性がある。さらに、この試験時間は、前記回路が、相関段においていくつかの相関チャネルを含む場合も長い。この理由は、中間試験信号は、回路の動作を迅速に検査するために、長さが低減されている擬似乱数コードを有する回路の相関段に供給されるからである。
【0015】
また、無線周波数信号は雑音を含むので、低減した擬似乱数コードの長さは、この雑音を考慮するように定義することが可能である。雑音がないように生成された低減されたコードの試験信号により、パワーが雑音を含む実出力信号のパワーに近い、相関段積分器カウンタ出力信号を提供することが可能である。試験信号の擬似乱数コード反復長は31チップであり、一方ゴールド・コードは、1023チップであることが好ましい。
【0016】
これらの中間試験信号は、相関および復調回路の外側に、または、統合された試験信号生成手段によって好ましくは回路の内側に、生成されることが可能である。これらの試験信号生成手段は、相関および復調回路において、小さなスペースしか取らないが、その理由は、これらの手段は、わずかに40ほどの論理ゲートまたはフリップ・フロップで形成されているのに対し、回路は、2百万に近いトランジスタを有するからである。これらの試験信号生成手段は、制御手段、すなわち、マイクロプロセッサ手段によってオンに切り換えられる。
【0017】
前記試験信号生成手段は、マイクロプロセッサ手段においてプログラムされた期間にオンに切り換えられるようになっているのが有利である。前記回路が、完全な受信器に装備されているとき、前記試験信号生成手段がオンに切り換わることにより、受信器の受信手段によって、中間信号が前記回路に送信されることが防止される。したがって、試験段階において、回路は、試験信号生成手段から発振された中間試験信号のみを受信する。
【0018】
これらの試験信号は、チャネルの同時試験のために、相関段のすべてのチャネルに等しく加えられる。マイクロプロセッサは、各チャネルのコード発生器を制御し、したがって、試験段階において、各チャネルに対し、低減された擬似乱数コードの複製を生成する。
【0019】
完全な受信器の外部からは試験信号は提供されないことに留意されたい。対照的に、雑音のない動作検査試験信号が、従来の中間信号の代わりに、相関および復調回路に供給されることが好ましい。
【0020】
相関および復調回路試験時間の低減は、理論的には、試験段階を迅速に実施するために、回路が変調信号受信器に装備されているときに必要である。この試験時間の低減により、受信器が、時計または電話など、携帯式物体に装備されている場合に、アキュムレータまたは蓄電池において、エネルギーを過剰に消費することを防止することができる。しかし、相関および復調回路は、雑音のない試験信号が、従来の中間信号に相当する相関段に供給されている受信器に装備される前に、試験することもできる。
【0021】
また、ユーザは、自発的に、いつでも、受信器の相関および復調回路の完全な試験を実施することができる。
【0022】
相関および復調回路の目的、利点、および特徴は、図面によって示した前記回路の実施形態に関する以下の記述において、より明らかになるであろう。
【0023】
以下の記述では、相関および復調回路の実施形態について、GPSタイプの無線周波数信号受信器に関して説明する。この技術分野の当業者に知られている受信器のいくつかの要素は、前記記述においては詳細に説明しないことに留意されたい。
【0024】
このタイプのGPS受信器では、ゴールド・コードと呼ばれる擬似乱数コードによって変調されている受信した無線周波数信号は、さらに、相関および復調回路によって復調されるメッセージを含む。したがって、少なくとも4つの衛星からのメッセージにより、回路のマイクロプロセッサ手段は、特に受信器のX、Y、Zの位置、速度、および/または時間を計算することが可能になる。しかし、そのような相関および復調回路の使用は、所定の反復長のコードによって変調された信号用の他のタイプの受信器においても構想することが可能である。例えば、相関および復調回路は、遠隔通信受信器、または、所定のコードを搬送する光信号を使用する測定受信器、あるいは他の分野において使用することが可能である。
【0025】
【発明の実施の形態】
相関および復調回路を有するGPSタイプの受信器を概略的に図1に示す。これは、いくつかの衛星から発信されたGPS無線周波数信号を受信するアンテナ2と、アンテナ2によって供給された無線周波数信号を受信および整形する手段3と、受信手段3から400kHz程度の周波数において複素形態の中間信号IFを受信する相関および復調回路6とで形成されている。
【0026】
受信手段3において、第1電子回路4’は、まず、無線周波数信号を、157542GHzの周波数から、例えば179MHzの周波数に変換する。第2電子回路IF4”は、まず、GPS信号を4.76MHzの周波数に調整し、次いで、最終的に、4.36MHzにおいてサンプリングすることによって、400kHzの周波数に調整するために、二重変換を実施する。したがって、400kHz程度の周波数においてサンプリングおよび定量化された中間複素信号IFが、相関および復調回路に供給される。したがって、中間複素信号IFは、図において2ビットを表す斜線が交差している太線によって表された、同相信号Iと4分の1位相信号Qで形成されている。しかし、これらの中間信号IFは、2ビットまたは2nビット(nは1より大きい整数)の変換が先行段において実施された場合、4ビットを超えて定義することができる。
【0027】
周波数変換動作では、クロック信号発生器5は、無線周波数受信および整形手段3の一部を形成する。この発生器は、例えば、17.6MHz程度の周波数に較正されている、図示していない水晶発振器を備える。2つのクロック信号CLKとCLK16は、回路のすべての動作をクロックするために、相関および復調回路に供給される。第1クロック周波数CLKは、4.36MHzの値を有しており、一方第2クロック周波数は、16分の1、すなわち、消費エネルギーを節約するために、相関段の大部分で使用される272.5kHzに固定することができる。
【0028】
第1回路4’によって供給された信号は、例えば半数の場合に、4つの出力ビットとともに2つの出力ビット(+3;+1;−1;−3)を有する異なるパリティ(+1および−1)の信号を与えることに留意されたい。したがって、受信器におけるGPS信号復調動作に対して、このパリティを考慮しなければならない。
【0029】
前記相関および復調回路6は、12のチャネル7’で形成された相関段7、各チャネルをそれぞれのバッファ・レジスタ11に接続するデータ転送バス10、および、各バッファ・レジスタをマイクロプロセッサ手段12に接続するデータ・バス13を含む。マイクロプロセッサに接続されている記憶手段18は、マイクロプロセッサ手段12の一部を形成し、例えば、軌道に配置されている各衛星に関するデータと、各衛星の搬送周波数および擬似乱数コード・パラメータを記憶することができる。相関および復調回路を形成するすべての要素は、シリコン基板など、1つの半導体基板上に作成することができる。
【0030】
相関および復調回路6の入力に、試験信号発生器15とマルチプレクサ16を含む試験信号生成手段14が配置されている。試験信号生成手段14のマルチプレクサ16は、受信手段3によって供給された中間信号IFを入力に受信し、他の入力に、中間試験信号IFtestを受信する。前記マルチプレクサ16は、マイクロプロセッサ手段12に統合されている制御手段から制御バス19とバッファ・レジスタ11’を介して供給された制御信号試験によって制御される。また、マルチプレクサ16は、必要であれば、試験信号発生器15に統合することができる。
【0031】
制御信号試験のない通常の動作モードでは、いくつかの衛星によって送信された無線周波数信号を表す中間信号IFは、マルチプレクサ16によって、すべてのチャネル7’に対する相関段7に送信される。あるチャネルは、マイクロプロセッサ12を介して通常の動作モードにおいて異なって構成されており、したがって、それぞれ、受信したGPSメッセージを復調するために、中間信号IFを使用して、見える衛星を探索する。対照的に、マイクロプロセッサ12が試験段階をオーダするとき、マイクロプロセッサ12は、試験制御信号を、制御バス19を介して、特に試験信号生成手段14に送信する。したがって、この試験段階では、試験信号発生器15はオンに切り換えられており、試験信号試験を受信するマルチプレクサ16は、発生器15によって生成された中間試験信号IFtestのみを相関段7に送信する。前記試験信号発生器については、図2を参照して、より詳細に説明する。
【0032】
オンに切り換えられた後は、試験信号発生器15は、閉ループにおいて相関段を表す試験を実施するために、従来の中間信号の代わりに、中間試験信号IFtestを生成する。これらの試験信号IFtestは、閉ループの試験をより迅速に実施するために、ゴールド・コードより短い反復長の擬似乱数コードで変調されている。低減された擬似乱数コードの反復長は、31チップ、すなわち25 −1であり、一方ゴールド・コードは、1023チップ、すなわち210−1の反復長を有することが好ましい。
【0033】
1023のチップでは、割合で1000に近いチップは、無線周波数信号雑音と同等であると見なすことが可能である。したがって、低減した31チップのコードが、雑音のない中間試験信号を相関段を表す試験に提供することができるように選択されている。
【0034】
当然、相関および復調回路を使用する他の分野では、低減した第2擬似乱数コードの反復長は、2(n-m) −1とすることが可能であり、一方受信した信号の第1擬似乱数コードの反復長は、2n −1である。nとmの数は、3より大きいnを有する整数であり、mは、1とn−1の間の所定の値を取る。
【0035】
試験段階では、マイクロプロセッサ12は、試験制御信号TMSを、それぞれのチャネル7’に配置されている各試験セレクタ17に送信する。各チャネル7’は、信号IFまたはIFtestを受信するコリレータ8と、好ましくは、専用材料、特に衛星信号を捕捉しチャネルによって検出された前記衛星を追跡するための信号処理アルゴリズムを介して動作状態に設定する制御装置9とを含む。各試験セレクタ17は、それぞれのコリレータ8に接続されており、特に擬似乱数コード発生器を構成するために、命令CSを前記コリレータに供給するタスクを有する。これについては、図3bを参照して、より詳細に説明する。
【0036】
通常の動作では、セレクタ17によってコリレータ8に送信される命令CSはなく、これは、コード発生器が、ゴールド・コードに等しい反復長を有するコード複製を生成することを意味する。しかし、試験段階では、マイクロプロセッサ12の指令で直ちにセレクタ17は、コード発生器を構成するための命令CSを送信し、したがって、ゴールド・コードより短い反復長を有する擬似乱数コード複製を生成する。したがって、この低減された擬似乱数コードは、試験段階において、中間試験信号に関して変調された擬似乱数コードでなければならない。
【0037】
制御信号TMSは、理論的には、通常の動作または様々な試験モードの2ビットの制御ワードとして定義されている。TMSが2進デジットで00に等しい場合、試験命令CSは、通常の動作に対しては送信されない。TMSが2進デジットで11に等しい場合、相関段7のすべてのチャネル7’が適切に機能し、中間試験信号IFtestが入力に導入されていることを検査するために、閉ループ試験モードが課される。TMSが2進デジットで01に等しい場合、各チャネルのコリレータ・モジュール8の試験を、マイクロプロセッサ12によって制御された、図示していない試験ベクトル発生器を介して実施することができる。TMSが2進デジットで10に等しい場合、各チャネルの制御装置モジュール9の試験を、試験ベクトル発生器を介して実施することができる。本発明では、信号TMSは、00または11の値を取ることが好ましい。
【0038】
図示していない代替実施形態では、すべてのセレクタ17は、マイクロプロセッサ手段12の一部を形成することができる。同様に、各コリレータ8に対する命令CSは、バス10と13を介して通過させることができる。
【0039】
セレクタ17が命令CSを送信するのと同時に、マイクロプロセッサ12は、バス10と13を介して、探索する擬似乱数コードと、中間試験信号の搬送波周波数に関するパラメータを送信する。これらのパラメータは、試験段階においてすべてのチャネル7’を構成するために送信される。これは、通常の動作でも行われるが、各チャネルに対して独立して行われる。しかし、試験段階では、パラメータは、すべてのチャネルに対して同じであり、したがって、低減された固有の擬似乱数コードを有する中間試験信号IFtestは、すべてのチャネルにおいて同時に同一の方式で処理される。
【0040】
通常の動作において上記で示したように、各チャネルのレジスタ11は、マイクロプロセッサ12と、各相関チャネル7’に対してそれと関連付けられている記憶手段18とから発信された構成データまたはパラメータを受信することができる。レジスタ11を介して、GPSメッセージに関するデータ、PRNコードの状態、ドップラー効果に関する周波数の増分、擬似距離、および他のデータを、相関および特定の衛星を自動追跡した後、マイクロプロセッサ12に送信することができる。
【0041】
試験段階では、前記レジスタ11は、閉ループ試験の結果、ならびに、マイクロプロセッサによって処理されるメッセージを受信する。したがって、試験後、マイクロプロセッサは、通常の動作において相関および復調回路を設定する前に、すべての相関チャネルが、外部とは無関係に、正確に動作しているか否かを検査することができる。
【0042】
また、これらのレジスタ11は、衛星の捕捉と追跡動作中に使用することになる相関段中に、必ずしも自動的にマイクロプロセッサ12に転送せずに、データを累積することができることに留意されたい。
【0043】
代替実施形態では、レジスタのブロックに配置されたあるデータが各チャネルに共通である場合、相関段のすべてのチャネル7’に対してレジスタ11の1つのブロックを共用することが可能である。
【0044】
各チャネル7’が、すべての衛星の捕捉と追跡の段階に対して、制御装置9を含む場合、マイクロプロセッサ12はサイズを低減することが可能である。このマイクロプロセッサ12は、例えば、EM Microelectronic−Marin SA、Switzerlandによる、8ビットのCoolRISC−816マイクロプロセッサとすることが可能である。しかし、32ビットのマイクロプロセッサなど、より大きな寸法のマイクロプロセッサを使用して、各チャネルに制御装置9を配置することを回避することができる。このより大きなサイズのマイクロプロセッサは、そのような場合、通常の動作と本発明による試験段階において、すべての衛星の捕捉と追跡の手順タスクを処理しなければならない。
【0045】
図2は、試験信号発生器15を形成する異なるユニットの概略図である。この試験信号発生器は、以前に説明したように、マイクロプロセッサの指令でオンに切り換る。オンに切り換るとすぐに、閉ループにおいて試験する相関段に導入される中間試験信号IFtestが生成される。雑音のない中間試験信号IFtestは、受信器内で成形された無線周波数信号から抽出された中間信号と同じ方式で設計されなければならない。しかし、中間試験信号または代用信号は、相関段の試験時間を低減するために、ゴールド・コードより短い長さの擬似乱数コードで変調されなければならない。
【0046】
試験信号発生器15は、クロック信号CLKによってクロックされたコード用の8ビット数値制御発振器(NCL)151と、小さなPRNコード発生器152と、メッセージ発生器154と、クロック信号CLKによってクロックされた搬送波周波数用の8ビット数値制御発振器(NCO)153と、2つの信号ミキサ155および156とを含む。2つの8ビット発振器151と153は、28 によって分周された4.36MHzのクロック周波数CLKによって定義された17kHz程度の周波数分解能を有する。
【0047】
試験段階では、2つの8ビット数値制御発振器151と153は、それぞれ、マイクロプロセッサから8ビット2進ワードを受信する。第1発振器151は、後続する小さなPRNコード発生器152をクロックするために、クロック信号PRN−CLKを生成するコードの増分を受信する。第2発振器153は、搬送波信号を生成する搬送波周波数の増分を受信する。その一方は同相信号であり、他方は4分の1位相信号である。搬送波周波数の値は、相関段の閉ループ試験に対しては、あまり重要ではない。したがって、この搬送波周波数は、従来の中間信号と同様の400kHzの値またはそれより低い値を取ることができる。
【0048】
図3aにより詳細に示した小さなPRNコード発生器152は、低減した反復長の擬似乱数コードを生成するために、発振器151からクロック信号PRN−CLKを受信する。このコードの反復長は、下記で説明するように、31、すなわち25−1であることが好ましい。
【0049】
クロック信号PRN−CLKの周波数は、数値制御発振器151の入力に導入されたコード増分の関数である。コード増分が値24に固定されている場合、これは、2進デジットで11000であり、クロック周波数PRN−CLKは、17kHzの24倍、すなわち408kHzに等しい。コード増分は、当然、通常動作において相関段コード発生器に対し、1.023MHzの周波数に近似するように、より高く固定することができる。しかし、周波数PRN−CLKの408kHzの値は、試験段階を、通常動作において前記相関段の実際の処理に近似させることが可能であるように選択されている。
【0050】
相関段の出力信号は、図4に関して説明するように、有用な信号よりほぼ16dB大きい雑音を含む従来の中間信号であるか、または相関段の入力において供給された雑音のない中間試験信号であるかに関わらず、同等でなければならない。目的は、雑音のない試験信号で、実際に近い状態で、相関段を迅速に試験するために、固有の無線周波数信号の雑音を考慮することである。
【0051】
従来の中間信号と同様の中間試験信号を提供するために、メッセージは、搬送波周波数信号上に50Hzの周波数で配置されなければならない。これにより、マイクロプロセッサは、各チャネルが正しいメッセージの復調を行なったかどうかを試験の終了時に検査することが可能になる。これを実施するために、メッセージ発生器154は、50Hz(モジュロ20エポック)のメッセージを与えるために、エポック信号(1ms)によってクロックされる。
【0052】
メッセージ発生器154からのメッセージと小さなPRN発生器152からの低減PRNコードはミキサ155で混合される。また、このミキサ155の出力は、中間試験信号IFtestを生成するために、ミキサ156のループ搬送波上で混合または変調される。
【0053】
図3aは、小さな擬似乱数コード発生器152をより詳細に示す。前記発生器の構造は、この技術分野の当業者にはよく知られている。これは、31のコード長を生成しなければならないので、エンコーダG1SとエンコーダG2Sに、参照FFと各フリップ・フロップの数によって定義された一連の5つのフリップ・フロップ30を含む。各フリップ・フロップ30の状態転送は、各クロック・ストロークPRN−CLKにおいて、フリップ・フロップFF1からフリップ・フロップFF5まで生成される。
【0054】
第1エンコーダG1Sにおいて、フリップ・フロップ30(FF3とFF5)は、それぞれ、XORタイプの加算器34に追加された出力を有する。加算器34の出力は、各クロック・ストロークPRN−CLKにおいて、最後のフリップ・フロップFF5の出力において第1符号化信号G1Sを生成するために、フリップ・フロップFF1に導入される。
【0055】
第2エンコーダG2Sにおいて、フリップ・フロップ30のFF2からFF5は、それぞれ、XORタイプの加算器32に追加された出力を有する。加算器32の出力は、各クロック・ストロークPRN−CLKにおいて、最後のフリップ・フロップFF5の出力において第2符号化信号G2Sを生成するために、フリップ・フロップFF1に導入される。
【0056】
また、第1符号化信号G1Sと第2符号化信号G2Sは、小さなPRNコード発生器152からの出力信号に相当する符号化信号GS を生成するために、XORタイプの加算器33において追加される。
【0057】
図3bは、相関段の各コリレータにおいて使用される従来の擬似乱数コード発生器25を示す。この発生器の構造は、通常動作においてゴールド・コード複製を生成する目的で、この技術分野の当業者にはよく知られている。しかし、このコード発生器25はまた、試験段階において前記発生器を構成することができるように、マルチプレクサ46から48を含む。試験段階では、このコード発生器25は、試験信号発生器において生成された擬似乱数コード複製、すなわち31(25 −1)の反復長を有するコードを生成するように構成されなければならない。
【0058】
擬似乱数コード発生器25には、参照番号FFと各フリップ・フロップの数によって定義された10のフリップ・フロップ40が直列に配置されている第1エンコーダG1 と、やはり10のフリップ・フロップが直列に配置されている第2エンコーダG2と、特定の衛星コードを定義するための時間シフト・セレクタG2(TAPセレクタ)が含まれている。通常の動作では、エンコーダG1 のフリップ・フロップFF3とFF10は、それぞれ、XORタイプの加算器41において追加された出力を有する。フリップ・フロップFF10からの出力信号は、命令CSが前記マルチプレクサ46に適用されていない場合、自由にマルチプレクサ46を通過する(図では点線で示されている)。加算器41の出力は、各クロック・ストロークPRN−CLKにおいて、最後のフリップ・フロップFF10の出力において第1符号化信号G1 を生成するために、フリップ・フロップ40FF1の入力に導入される。通常の動作におけるこのクロック信号PRN−CLKは、約1.023MHzの値を有するが、試験段階では、中間試験信号の関数として、約408kHzの値を有さなければならない。
【0059】
試験段階では、命令CSがマルチプレクサ46に課され、したがって、フリップ・フロップ40のFF3とFF5の出力のみが、加算器41において追加される。この構成は、図3aを参照して説明したように、出力信号G1Sを生成するエンコーダG1Sに対応する。
【0060】
エンコーダG2では、フリップ・フロップFF2、FF3、FF6、FF8、FF9、およびFF10は、それぞれ、XORタイプの加算器42において追加された出力を有する。加算器42の出力は、マルチプレクサ47を介して、第1フリップ・フロップ40FF1の入力に導入される。通常の動作では、マルチプレクサ42の出力は、命令CSが前記マルチプレクサ47に与えられていない場合、自由にマルチプレクサ47を通過する(図では点線で示している)。したがって、第2符号化信号G2 は、各クロック・ストロークPRN−CLKにおいて、第2エンコーダG2 の最終フリップ・フロップ40FF10の出力において生成される。
【0061】
エンコーダG2 のフリップ・フロップFF2からFF5の出力は、XORタイプの加算器45に導入され、その出力は、マルチプレクサ47への入力に配置されている。試験段階では、命令CSがマルチプレクサ47に加えられ、したがって、加算器45の出力は、加算器42の出力の代わりに、第1フリップ・フロップFF1の入力に導入される。この構成は、図3aを参照して説明したように、出力信号G2Sを生成するエンコーダG2Sに対応する。
【0062】
セレクタG2は、所定の衛星の特有コードを生成する第2エンコーダG2のフリップ・フロップ40FF3とFF7など、10のフリップ・フロップ40の中から選択された2つのフリップ・フロップからの出力信号を追加するXORタイプの加算器43を特に含む。また、セレクタG2 の加算器43による追加は、この技術分野の当業者にはよく知られているある遅延を生成する。
【0063】
この加算器43の出力は、命令CSが前記マルチプレクサ48に加えられていない場合、自由にマルチプレクサ48を通過する(図では点線で示されている)。したがって、通常の動作では、セレクタG2 の出力は、出力信号Gを与えるために、XORタイプの加算器44に出力G1 と共に追加することができる。この場合、出力Gは、所定の衛星に特有のゴールド・コード複製の生成を定義する。
【0064】
試験段階では、命令CSがマルチプレクサ48に加えられており、したがって、出力G1とG2のみが、図3aを参照して説明した信号GS に相当する信号を生成するために、加算器44に追加される。
【0065】
図4は、この技術分野の当業者にはよく知られている相関段のコリレータの様々な電子要素を示す。このコリレータの様々な要素に関するより詳細については、読者は、Philip Wardと編集者Elliott D.Kaplan(Artech House Publishers、USA1996)ISBN編集番号0−89006−793−7による本「UnderstandingGPS Principles and Applications」の第5章から引用した教示、特に大きな線で描かれている図4のすべての要素を示す図5.8と5.13を参照することが可能である。図では、斜線が入っている太く示した線は、ある数の平行ビットを定義することに留意されたい。
【0066】
試験段階では、相関段チャネルのすべてのコリレータは、相関および復調回路の動作を表す試験に対して、同じ方式で構成されている。以下の記述では簡単化のために、コリレータの1つのみについて説明する。
【0067】
コリレータは、搬送波ミキサ20、コード・ミキサ21、積分器カウンタ22、コード弁別器23および搬送波弁別器26、コード24および搬送波27用の数値制御発振器、擬似乱数コード発生器25と搬送波用の正弦/余弦表28を含む。
【0068】
まず、搬送波ミキサ20は、1つの入力において、点線で示した通常動作の中間信号IFか、または試験段階の中間試験信号IFtestを受信する。これらの中間信号は、複素信号である。すなわち、式(I+iQ)による同相信号Iと4分の1位相信号Qで形成されている。ミキサ20に到達する信号の選択は、上記で説明したように、マイクロプロセッサ制御手段によって加えられる。これらの中間信号は、PRNコード制御ループと搬送波制御ループにおいて処理される。
【0069】
ミキサ20では、一方では、中間複素信号から同相信号Iを抽出するために、内部に生成された搬送波複製の余弦マイナスiかける正弦によって、中間信号IFtestを乗算し、他方では、中間信号から4分の1位相信号Qを抽出するために、内部に生成された搬送波複製のマイナス正弦マイナスiかける余弦によって、中間信号IFtestを乗算する。
【0070】
この搬送波相関動作後、信号IとQは、内部に生成された搬送波複製と同等のPRNコードを見つけるために、コード・ミキサ21に入力される。同相信号Iと4分の1位相信号Qは、4つの出力信号IE、IL、QE、およびQLを与えるために、それぞれ、一方では、PRNコードの早期複製Eによって乗算され、他方では、PRNコードの後期複製Lによって乗算される。各相関段チャネルにおいて、チップの半分だけ離れて配置されている早期複製と後期複製のみが、中間パンクチュアル複製を考慮せずに、維持されている。
【0071】
4つの相関信号IE、IL、QE、およびQLは、事前検出要素である積分器カウンタ22に入力される。積分器カウンタ22の4つの出力値IES、ILS、QES、およびQLSは、ゴールド・コードの完全サイクルに対応する10ビットによって表されている。しかし、8つの最上位ビットのみが、コードおよび搬送波制御ループにおいて使用される。
【0072】
通常の動作では、出力値IES、ILS、QES、およびQLSの完全なセットは、各ミリ秒または各エポック後に取得されるが、その理由は、コード反復長は、1.023MHzのコード・クロック周波数を有する1023チップであるからである。対照的に、コード反復長が31チップに低減され、コード・クロック周波数が408kHzである試験段階では、出力値の完全なセットは、ほぼ各76μs後に取得される。この76μsの値は、31を408kHzによって割った値に相当する。
【0073】
通常動作または試験段階おいて、完全なセットを提供するために、積分器カウンタ22は、各コード・シーケンスの開始または終了に続いて、カウンティングを開始する。したがって、コード反復長比すなわち1023/31によって乗算された積分時間比すなわち(1ms/76μs)に相当する出力値を取得するための時間利得を推定することが可能である。相関および復調回路の閉ループ試験に対する時間利得は、擬似乱数コードが1023の反復長を有する場合、達成された試験時間の約435分の1である。この利得は、コード・クロック周波数が、試験段階において1023MHzに固定されている場合、1000分の1にすることさえできるが、その理由は、積分時間が76μsから約31μsになるからである。
【0074】
擬似パンクチュアル値に相当する2つの他の出力値IPSとQPSは、値IPSに対しては2つの出力信号IESとILSを追加し、値QPSに対しては2つの信号QESとQLSを追加することによって取得される。
【0075】
PRNコード制御ループでは、4つの出力信号IES、ILS、QES、およびQLSは、前記出力信号に対するエネルギー計算オペレーションを実施するコード弁別器23に導入される。16サイクルなど、ある数の積分サイクル中の値累積は、コード弁別器23において実施される。この弁別器23は、フィルタも含み、ろ過したコード位相ループ増分を、コード数値制御発振器(NCO)24に供給する。この位相ループ増分により、位相を調節して、コード複製を生成することが可能になる。したがって、この発振器24は、弁別器23から、例えばろ過した28ビットの2進ワードを受信する。
【0076】
探索手順の開始時には、コード位相増分INCR−Cは、発振器24が提供しなければならないコード・クロック周波数の開始値を固定するために、マイクロプロセッサおよびパラメータ入力および出力レジスタを介して提供される。当然、この増分INCR−Cの値は、回路が通常動作モードまたは試験段階である場合、異なる。
【0077】
クロック周波数信号PRN−CLKは、擬似乱数コードの早期複製と後期複製の生成をクロックするために、PRNコード発生器25に供給される。命令CSがコード発生器25に加えられている場合、これは、発生器が、31の反復長を有するコード複製を生成するために、試験段階において構成されていることを意味する。同様に、試験段階では、数値制御発振器24に供給された増分INCR−Cは、発振器の出力におけるクロック周波数PRN−CLKが、408kHzの値を有することが好ましいというものである。
【0078】
搬送波制御ループでは、擬似パンクチュアル出力信号IPSとQPSは、搬送波弁別器26に入力される。値累積は、搬送波弁別器26において、16サイクルなど、ある数の積分サイクル中に実施される。この弁別器26は、フィルタも含み、ろ過した搬送波ループ増分を搬送波数値制御発振器(NCO)27に供給する。この搬送波ループ増分により、周波数を調節して、搬送波複製を生成することが可能になる。したがって、この発振器27は、弁別器26から、ろ過した24ビットの2進ワードを受信する。
【0079】
探索手順の開始時におけるコード制御ループについては、周波数増分INCR−Pは、特にマイクロプロセッサを介して入力される。周波数増分INCR−Pにより、発振器27によって生成された搬送波周波数を、初めに、中間信号の搬送波周波数に対する比較値に固定することが可能になる。当然、この増分INCR−Pの値は、回路が通常動作モードまたは試験段階にある場合、異なる。
【0080】
数値制御発振器27からの出力信号は、正弦/余弦表28に供給され、したがって、後者は、2つの複素信号をミキサ20に与える。複素信号(Cosx−iSinx)および(−Sinx−iCOsx)は、ミキサ20において中間複素信号で乗算されて、同相信号Iと4分の1位相信号Qを提供する。
【0081】
上述したように、中間試験信号上で変調された擬似乱数コードに対し31チップの反復長を選択するということにより、1023チップのコード反復長を有する無線周波数信号の内在雑音を、回路試験段階において考慮することが可能になる。
【0082】
相関段に供給された従来の中間信号IFは、有用な信号より約16dB大きい雑音を含む。したがって、雑音のない中間試験信号と比較できる値を有するために、積分器カウンタ22によって提供された出力信号上の実信号の信号対雑音比(SNR)を考慮しなければならない。通常、出力信号は、コード複製が中間試験信号コードを有する位相にあるとき、15dBと20dBの間にあるSNRと共に出現する。
【0083】
相関段の試験が、受信器の外部で生成された雑音のない無線周波数信号で実施される場合、積分器カウンタ22が飽和する危険性がある。この理由は、無線周波数試験信号で相関段の動作を表す試験を有するために、雑音を前記信号に追加することが必要なためである。対照的に、本発明の中間試験信号では、雑音を追加する必要がないが、その理由は、積分器カウンタの出力値累積に飽和が観測されないからである。
【0084】
受信器によって受信された無線周波数信号に依存する積分器出力信号のパワーは、式Ps=(C/N0)Tσ2によって与えられる。式中、(C/N0)TのTは1msの値を有し、信号対雑音比(SNR)を表し、σ2 は、中間雑音パワーを表す。したがって、中間試験信号は、雑音を含む実無線周波数信号の出力パワーに対する比較可能出力パワーを有する積分器カウンタ出力信号を生成する。したがって、これにより、現実に近い閉ループ動作試験を、31まで低減された擬似乱数コードを有する雑音のない試験信号で、相関段について実施することが可能になる。
【0085】
試験段階の終了時には、中間信号メッセージは、データをマイクロプロセッサに供給するために、積分器カウンタ22の各出力チャネルで復調されている。試験結果と受信データの関数として、マイクロプロセッサは、各相関段チャネルが適切に機能しているか否かを検査することができる。擬似乱数コード反復長の低減の結果、試験時間は大幅に低減され、同時に実際の動作試験に比較可能な閉ループ試験が保証される。したがって、この閉ループ試験モードにおいて、90%を超える要素を試験することができる。
【0086】
この閉ループ試験動作は、上記で説明したように、マイクロプロセッサ手段をプログラムする関数として、所定の時間帯において反復することができる。当然、このプログラミングは、試験信号発生器を含む相関および復調回路を有する受信器が、電池またはアキュムレータによって給電される携帯式物体に装備されているとき、有用である。この携帯物体は、当然、試験段階においても消費電力を節約する必要がある時計または携帯電話などとすることが可能である。
【0087】
それにも関わらず、相関および復調回路を受信器に装備する動作が行われる前に、このテストを実施することを構想することが完全に可能である。そのような場合、回路の相関段の閉ループ試験は、試験ベンチ上、またはウエハ上での回路の製造ラインの端部においてさえ、実施することが可能である。
【0088】
当然請求項によって定義された本発明の範囲から逸脱せずに、当業者が相関および復調回路の他の実施形態を構想することも可能である。通常動作モードまたは試験モードにおいて構成することができる回路は、所定のコード反復長によって変調された信号用のあらゆる受信器において使用することが可能である。中間試験信号は、回路に統合されている発生器ではなく、試験ベンチ上などに配置された試験信号発生器によって供給することが可能である。しかし、試験信号発生器は、40程度の論理ゲートまたはフリップ・フロップしか含まないのに対し、回路は2百万に近いトランジスタを有するので、これは、回路上に小さい追加スペースしか構成しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による相関および復調回路を有する無線周波数信号受信器の概略図である。
【図2】本発明による回路の試験信号発生器の電子要素を示す概略図である。
【図3a】本発明による試験信号生成手段の低減したPRNコード発生器の図である。
【図3b】通常の動作モードと本発明による回路の相関段の各チャネルに対する試験モードにおいて構成することができるPRNコード発生器の図である。
【図4】本発明による相関段のコリレータの要素を示す概略図である。
【符号の説明】
2 アンテナ
3 無線周波数受信および整形手段
4’ 第1電子回路
4” 第2電子回路
5 クロック信号発生器
6 相関および復調回路
7 相関段
7’ 12のチャネル
8 コリレータ
9 制御装置
10 データ転送バス
11、11’ バッファ・レジスタ
12 マイクロプロセッサ手段
13 データ・バス
14 試験信号生成手段
15 試験信号発生器
16、46、47、48 マルチプレクサ
17 試験セレクタ
18 記憶手段
19 制御バス
20 搬送波ミキサ
21 コード・ミキサ
22 積分器カウンタ
23 コード弁別器
24 コード数値制御発振器
25 擬似乱数コード発生器
26 搬送波弁別器
27 搬送波数値制御発振器
28 正弦/余弦表
30、40 フリップ・フロップ
32、34、42、43、44 XORタイプの加算器
41、45 加算器
151、153 8ビット数値制御発振器
152 小さなPRN発生器
154 メッセージ発生器
155、156 信号ミキサ
Claims (8)
- 複数の衛星からの信号を受信する受信器 (1) において、各衛星からの前記信号の変調が、所定の反復長を有し且つ対応する衛星を定める第1コードでもって行われ、その変調をされた変調信号を受け整形して中間信号 (IF) を与える変調信号受信手段 (3) が含まれており、前記受信器 (1) において前記中間信号 (IF) を受ける相関および復調回路(6)であって、
相関段(7)を含み、
前記相関段 (7) に接続されていて、前記相関段 (7) を、通常動作モード用,試験モード用に異ならせて構成する制御手段 (12) を含み、
前記相関段(7)は、通常動作時には、通常動作における相関動作のために前記中間信号(IF)を受け、
前記試験モードにおいて、前記変調信号受信手段 (3) からの中間信号 (IF) の代わりに、中間試験信号 (IF test ) を、前記相関段 (7) に供給する試験信号発生器 (15) を含み、前記中間試験信号 (IF test ) は、前記第1コードより短い反復長の第2コードによって変調されており、
前記相関段 (7) には、コード発生器 (25) を含むコリレータ (8) をそれぞれ有する幾つかのチャネル (7') が含まれ、前記コード発生器 (25) は、通常動作時には前記第1コードの複製を、そして、試験モード時には前記第2コードの複製を供給し、
前記相関段 (7) は、通常動作時には、前記変調信号受信手段 (3) からの中間信号 (IF) と、前記コード発生器 (25) による前記第1コードの前記複製とを相関させる動作を、複数の衛星が同時に捕捉および追跡可能である状態で行うように構成され、一方、試験モード時には、前記コード発生器 (25) の全てが同一の第2コードの複製を発生するように構成され、前記相関段 (7) の前記チャネル (7') の全てが、前記試験信号発生器 (15) からの前記中間試験信号 (IF test ) を受け、前記チャネル (7') の全てについて相関動作が適切に機能することを同時に検査できるようにされている、ことを特徴とする相関および復調回路。 - 請求項1に記載の相関および復調回路において、複数の衛星から無線周波数信号を受信するよう構成され、
前記第1コードは、衛星ごとに異なる第1擬似乱数コードであり、
前記試験信号発生器(15)が、試験モードにおいて、前記第1擬似乱数コードより短い反復長の第2擬似乱数コードによって変調された中間試験信号(IFtest)を供給し、
前記各コード発生器(25)が、試験モードにおいて、前記第2擬似乱数コードの複製を、前記試験信号での相関動作のために生成するように、構成されている、ことを特徴とする相関および復調回路。 - 請求項2に記載の相関および復調回路において、前記試験信号発生器(15)が、試験モードにおいて、前記第2擬似乱数コードによって変調された搬送波周波数試験信号を生成する、ことを特徴とする相関および復調回路。
- 請求項3に記載の相関および復調回路において、前記制御手段 (12) がマイクロプロセッサ手段であり、前記相関段の各チャネルの前記コード発生器(25)と協働して、前記第1擬似乱数コードまたは前記第2擬似乱数コードの反復長の関数として、事前検出要素積分時間を定める、ことを特徴とする相関および復調回路。
- 請求項2または3に記載の相関および復調回路において、前記制御手段 (12) がマイクロプロセッサ手段であり、
前記試験信号発生器(15)には、第2擬似乱数コード発生器(152)と、前記マイクロプロセッサ手段により供給された第1の2進ワードに基づいてクロック信号(PRN-CLK)を前記第2擬似乱数コード発生器(152)に供給する第1数値制御発振器(151)と、前記マイクロプロセッサ手段によって提供された第2の2進ワードに基づいて搬送波周波数信号を生成するための第2数値制御発振器(153)とが含まれ、前記第2擬似乱数コードは前記搬送波周波数信号上で変調されており、前記試験信号発生器(15)には、搬送波周波数信号上で変調されているメッセージ信号のメッセージ発生器(154)が含まれており、試験メッセージ・データが、相関段の閉ループ動作試験段階検査のために、前記マイクロプロセッサ手段に供給される、ことを特徴とする相関および復調回路。 - 請求項5に記載の相関および復調回路において、 前記第2擬似乱数コードが、31に等しい反復長を有し、一方、無線周波数信号の前記第1擬似乱数コードが、1023に等しい反復長を有する、ことを特徴とする相関および復調回路。
- 請求項2に記載の相関および復調回路において、前記相関段(7)には、チャネルごとに制御装置 (9) が含まれ、各制御装置 (9) は、通常動作モードまたは試験モードにおけるコード発生器(25)用の位相および/または周波数パラメータの調整のために、すべての同期化タスクにおいてデジタル信号を処理するアルゴリズムを実施するように、コリレータ(8)に接続されている、ことを特徴とする相関および復調回路。
- 請求項3に記載の相関および復調回路において、前記相関段(7)の各チャネルのコリレータ(8)が、当該コリレータに供給された中間信号の搬送波周波数の関数として、通常動作モードまたは試験モードにおいて、搬送波周波数信号の複製を生成する手段(27, 28)を含む、ことを特徴とする関および復調回路。
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