JPH10173627A - 波形品質測定方法 - Google Patents
波形品質測定方法Info
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- JPH10173627A JPH10173627A JP8326311A JP32631196A JPH10173627A JP H10173627 A JPH10173627 A JP H10173627A JP 8326311 A JP8326311 A JP 8326311A JP 32631196 A JP32631196 A JP 32631196A JP H10173627 A JPH10173627 A JP H10173627A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- complex baseband
- frequency error
- baseband signal
- initial phase
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 復調することなく、短時間で精度よく測定す
る。 【解決手段】 CDMA方式の移動局の送信信号の複素
ベースバンド信号bを得(11)、その一部の信号を振
幅正規化し、これを局部PN符号との同期をとり、時間
基準を推定し(27)、その判定に用いた複素相関値か
ら周波数誤差を推定し(28)、その誤差を正規化信号
に対し、補正し、その補正信号から初期位相を推定して
その補正を行い、その補正信号と、時間基準とからシン
ボル点と、これに最も近いサンプル点のずれを推定し
(33)、そのずれだけずれた参照信号を作成し(3
5)、これと補正された信号とから、最小2乗法により
残りの周波数誤差と初期位相を推定し(28)、以上の
全推定値を用いて、信号bを補正し、これと参照信号と
から波形品質を求める。
る。 【解決手段】 CDMA方式の移動局の送信信号の複素
ベースバンド信号bを得(11)、その一部の信号を振
幅正規化し、これを局部PN符号との同期をとり、時間
基準を推定し(27)、その判定に用いた複素相関値か
ら周波数誤差を推定し(28)、その誤差を正規化信号
に対し、補正し、その補正信号から初期位相を推定して
その補正を行い、その補正信号と、時間基準とからシン
ボル点と、これに最も近いサンプル点のずれを推定し
(33)、そのずれだけずれた参照信号を作成し(3
5)、これと補正された信号とから、最小2乗法により
残りの周波数誤差と初期位相を推定し(28)、以上の
全推定値を用いて、信号bを補正し、これと参照信号と
から波形品質を求める。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は例えばCDMAを
用いる移動通信の移動局より送信される信号の波形品質
を測定する方法に関する。
用いる移動通信の移動局より送信される信号の波形品質
を測定する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】規格IS−95に基づいてOQPSK
(オフセットQPSK)変調された移動局送信信号の波
形品質を、規格IS−98に基づいて測定する方法はす
でに「デジタル直交変調信号のパラメータ測定装置」で
提案されている。この装置の構成について図7を参照し
て説明する。
(オフセットQPSK)変調された移動局送信信号の波
形品質を、規格IS−98に基づいて測定する方法はす
でに「デジタル直交変調信号のパラメータ測定装置」で
提案されている。この装置の構成について図7を参照し
て説明する。
【0003】対象となる信号は、中間周波数(IF)の
信号にダウンコンバートされ、適当なサンプリングによ
りAD変換されて、メモリにディジタルデータとして蓄
えられている。このIFディジタル信号は、ベースバン
ド変換部11にて、複素ベースバンド信号に変換され
る。この複素ベースバンド信号を粗パラメータ推定部1
2に入力し、大略のパラメータを推定し、その推定パラ
メータに応じて補正部13で複素ベースバンド信号を補
正し、その補正されたベースバンド信号をデータ検出部
14で復調する。この復調データは時間基準抽出部15
を経て、参照信号作成部16で参照信号が生成される。
補正部13にて補正された複素ベースバンド信号と参照
信号により、精パラメータ推定部17にて高精度にパラ
メータが推定される。最後に補正部13で補正された複
素ベースバンド信号に対し、この推定値分補正し、この
補正信号と参照信号により波形品質が波形品質計算部1
9で計算される。粗パラメータ推定部12でのパラメー
タの推定は、データ検出部14で正しく復調ができる程
度の精度で行われる。
信号にダウンコンバートされ、適当なサンプリングによ
りAD変換されて、メモリにディジタルデータとして蓄
えられている。このIFディジタル信号は、ベースバン
ド変換部11にて、複素ベースバンド信号に変換され
る。この複素ベースバンド信号を粗パラメータ推定部1
2に入力し、大略のパラメータを推定し、その推定パラ
メータに応じて補正部13で複素ベースバンド信号を補
正し、その補正されたベースバンド信号をデータ検出部
14で復調する。この復調データは時間基準抽出部15
を経て、参照信号作成部16で参照信号が生成される。
補正部13にて補正された複素ベースバンド信号と参照
信号により、精パラメータ推定部17にて高精度にパラ
メータが推定される。最後に補正部13で補正された複
素ベースバンド信号に対し、この推定値分補正し、この
補正信号と参照信号により波形品質が波形品質計算部1
9で計算される。粗パラメータ推定部12でのパラメー
タの推定は、データ検出部14で正しく復調ができる程
度の精度で行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来法では、時間基準
を抽出するためにデータ復調をおこなう。そのために
は、その前段階までに、復調誤りを起こさない程度にパ
ラメータを推定し、複素ベースバンド信号を補正しなけ
ればならない。したがってもし復調誤りがあると、時間
基準を間違い、それ以後の処理でのパラメータ推定に誤
差が生じてしまう。そこでこの発明ではデータ復調をお
こなわずに時間基準を抽出する。
を抽出するためにデータ復調をおこなう。そのために
は、その前段階までに、復調誤りを起こさない程度にパ
ラメータを推定し、複素ベースバンド信号を補正しなけ
ればならない。したがってもし復調誤りがあると、時間
基準を間違い、それ以後の処理でのパラメータ推定に誤
差が生じてしまう。そこでこの発明ではデータ復調をお
こなわずに時間基準を抽出する。
【0005】また、従来法ではパラメータ推定部を複数
の段階に分け、パラメータを推定するたびに複素ベース
バンド信号全てを補正する。従って信号が長いとその分
計算時間がかかることになる。そこで、この発明では、
パラメータ補正部においては一部の信号のみ補正する。
の段階に分け、パラメータを推定するたびに複素ベース
バンド信号全てを補正する。従って信号が長いとその分
計算時間がかかることになる。そこで、この発明では、
パラメータ補正部においては一部の信号のみ補正する。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の方法は図1に
示すように機能構成により達成する。この発明において
も対象信号(入力信号)を中間周波数(IF)信号にダ
ウンコンバートし、その後AD変換されたIFディジタ
ル信号をベースバンド変換部11で複素ベースバンド信
号に変換する。この発明ではこの複素ベースバンド信号
を時間抽出・周波数誤差推定部21に入力し、この複素
ベースバンド信号を細かく分割することにより高速にP
N同期を行い、時間基準の抽出と同時に、入力信号に含
まれる周波数誤差も推定する。この分割方法により、入
力信号にある程度の周波数誤差が含まれていても同期を
とることができ、データ復調せずに時間基準の抽出がで
きる。
示すように機能構成により達成する。この発明において
も対象信号(入力信号)を中間周波数(IF)信号にダ
ウンコンバートし、その後AD変換されたIFディジタ
ル信号をベースバンド変換部11で複素ベースバンド信
号に変換する。この発明ではこの複素ベースバンド信号
を時間抽出・周波数誤差推定部21に入力し、この複素
ベースバンド信号を細かく分割することにより高速にP
N同期を行い、時間基準の抽出と同時に、入力信号に含
まれる周波数誤差も推定する。この分割方法により、入
力信号にある程度の周波数誤差が含まれていても同期を
とることができ、データ復調せずに時間基準の抽出がで
きる。
【0007】また、ベースバンド変換部11の出力から
パラメータ推定用として部分信号正規化部26より一部
の信号を取り出し、この部分信号を使ってパラメータ推
定部22で全パラメータを推定し、パラメータ推定中は
この部分信号についてのみ推定量だけ補正する。そして
最後に今まで推定してきた分元々の全入力信号に対し補
正をする。これにより測定範囲が増えても、パラメータ
推定時間に影響を与えない。
パラメータ推定用として部分信号正規化部26より一部
の信号を取り出し、この部分信号を使ってパラメータ推
定部22で全パラメータを推定し、パラメータ推定中は
この部分信号についてのみ推定量だけ補正する。そして
最後に今まで推定してきた分元々の全入力信号に対し補
正をする。これにより測定範囲が増えても、パラメータ
推定時間に影響を与えない。
【0008】
【発明の実施の形態】図2にこの発明の実施例を適用し
た測定装置の機能構成を示す。この実施例は、Qualcomm
社のCDMA(規格IS−95)に対応した移動局MS
(Mobile Station)のテストモードでの出力信号の波形
品質ρを、規格IS−98に基づいて測定することが可
能である。測定対象とする入力信号は、移動局MS同様
IS−95にて規格されている基地局BS(Base Stati
on)の出力するパイロット信号を移動局MSが受け、そ
れに同期して出力されたものである。したがって、MS
の出力信号(対象信号)を得るためにはBSのパイロッ
ト信号が必要であるが、それと同じ信号を出力できる信
号源で代用することができる。このMSのパイロット信
号は、常に0のデータを、シンボルレートと同じレート
の2つのPN系列で拡散し、OQPSK変調されてい
る。この実施例ではAD変換器におけるサンプリングレ
ートを、シンボルレートの8倍とする。
た測定装置の機能構成を示す。この実施例は、Qualcomm
社のCDMA(規格IS−95)に対応した移動局MS
(Mobile Station)のテストモードでの出力信号の波形
品質ρを、規格IS−98に基づいて測定することが可
能である。測定対象とする入力信号は、移動局MS同様
IS−95にて規格されている基地局BS(Base Stati
on)の出力するパイロット信号を移動局MSが受け、そ
れに同期して出力されたものである。したがって、MS
の出力信号(対象信号)を得るためにはBSのパイロッ
ト信号が必要であるが、それと同じ信号を出力できる信
号源で代用することができる。このMSのパイロット信
号は、常に0のデータを、シンボルレートと同じレート
の2つのPN系列で拡散し、OQPSK変調されてい
る。この実施例ではAD変換器におけるサンプリングレ
ートを、シンボルレートの8倍とする。
【0009】移動局の出力信号、つまり測定対象信号
(入力信号)は、中間周波数fIFの信号にダウンコンバ
ートされ、シンボルレートf0 の8倍でサンプリングさ
れてメモリ25に蓄えられている。まず、メモリ25か
ら適当なタイミングで、適当な長さのIFディジタル信
号をベースバンド変換部11に取込み、複素ベースバン
ド信号に変換する。この複素ベースバンド信号は部分信
号正規化部26と周波数誤差・初期位相補正部23に入
力される。部分信号正規化部26では、複素ベースバン
ド信号から適当な短さの部分信号を取り込み、平均電力
が1になるように正規化する。以下この正規化部分信号
を使って全パラメータを推定する。
(入力信号)は、中間周波数fIFの信号にダウンコンバ
ートされ、シンボルレートf0 の8倍でサンプリングさ
れてメモリ25に蓄えられている。まず、メモリ25か
ら適当なタイミングで、適当な長さのIFディジタル信
号をベースバンド変換部11に取込み、複素ベースバン
ド信号に変換する。この複素ベースバンド信号は部分信
号正規化部26と周波数誤差・初期位相補正部23に入
力される。部分信号正規化部26では、複素ベースバン
ド信号から適当な短さの部分信号を取り込み、平均電力
が1になるように正規化する。以下この正規化部分信号
を使って全パラメータを推定する。
【0010】まず時間基準抽出・周波数誤差推定部21
中のPN同期部27にて、この正規化部分信号に局部P
N系列をPN同期させ、拡散時に使ったPN系列の位相
と、シンボル点に最も近いサンプル点を推定する。次に
PN同期の際に同期位置の判定に使った複素部分相関値
から、周波数誤差推定部28にて、周波数誤差を推定
し、その周波数誤差分、正規化部分信号に対し粗パラメ
ータ推定部12中の周波数補正部29で補正する。さら
に初期位相推定部31にて、上記周波数誤差の補正され
た信号からキャリアの初期位相を推定し、その初期位相
だけ補正された信号を位相補正部32で再び補正する。
この初期位相を補正された信号とPN同期部27にて得
たPNの位相情報とから、シンボル点推定部33にて、
シンボル点と、シンボル点に最も近いサンプル点とのず
れを推定する。
中のPN同期部27にて、この正規化部分信号に局部P
N系列をPN同期させ、拡散時に使ったPN系列の位相
と、シンボル点に最も近いサンプル点を推定する。次に
PN同期の際に同期位置の判定に使った複素部分相関値
から、周波数誤差推定部28にて、周波数誤差を推定
し、その周波数誤差分、正規化部分信号に対し粗パラメ
ータ推定部12中の周波数補正部29で補正する。さら
に初期位相推定部31にて、上記周波数誤差の補正され
た信号からキャリアの初期位相を推定し、その初期位相
だけ補正された信号を位相補正部32で再び補正する。
この初期位相を補正された信号とPN同期部27にて得
たPNの位相情報とから、シンボル点推定部33にて、
シンボル点と、シンボル点に最も近いサンプル点とのず
れを推定する。
【0011】参照信号作成部16中のベースバンドフィ
ルタ補間部34にて、前記シンボル点とこれに最も近い
サンプル点とのずれ分だけずらしたベースバンドフィル
タのインパルス応答を計算する。このインパルス応答と
PN同期部27で得られたPN系列の位相情報、および
局部PN系列を使って、参照信号生成部35にて、τだ
けずれた参照信号を作成する。この参照信号と位相補正
部32の出力信号を使い、精パラメータ推定部17の周
波数誤差・初期位相推定部36にて、最小2乗法により
残りの周波数誤差とキャリアの初期位相を推定する。以
上周波数誤差推定部28、初期位相推定部31、周波数
誤差・初期位相推定部36で求めた2つの周波数誤差お
よび2つのキャリアの初期位相を使い、周波数位相補正
部23にて、ベースバンド変換部11よりの元々の複素
ベースバンド信号を補正する。最後に測定項目計算部1
9にて、この補正信号と参照信号を使って、波形品質ρ
等の測定項目を計算する。以下、各機能構成を説明す
る。メモリ 移動局MSの出力信号つまりMSから送信される信号
(測定対象信号)は基地局BSのパイロット信号に同期
して出力(送信)される。このMS信号は、まず中間周
波数fIFにダウンコンバートされ、シンボルレートfO
の8倍でサンプリングされてメモリ25に蓄えられる。
メモリ25は基地局BSからのトリガ信号によって制御
される。ここで、トリガ信号はBSの出力するパイロッ
ト信号の位相情報をあらわす信号、つまり、PNの先頭
をあらわす。従ってこのパイロット信号に同期して出力
されるMS信号(測定対象信号)の位相情報もこのトリ
ガ信号からわかる。しかし実際にはMSがBSパイロッ
ト信号を受けてから信号を出力するまでには時間遅延が
生ずる。従って、メモリ25のトリガ位置に蓄えられて
いるデータは、実際はその時間遅延分ずれている。この
時間遅延値は規格IS−98で規定されている測定項目
の一つ(Time Alignment Error)である。また、この実
施例では、トリガの位置を、PN系列の先頭から1/2
チップ間隔戻った位置とする。データの取得 まず、トリガよりdサンプル前の位置から長さLサンプ
ルだけIFディジタル入力信号(MSのIFディジタル
送信信号)を読み込む。ここで、トリガからの位置d
は、PN同期部27にて同期をとるときにサーチする局
部PN系列の範囲wと、IFディジタル入力信号をベー
スバンドに変換するときに使うローパスフィルタのタッ
プ数Tに依存する。例えば、PN同期の際にw=100
チップの範囲でサーチし、ベースバンドに変換するとき
に使うローパスフィルタのタップ数をT=55とするな
らば、トリガからの位置dは、d=100/2・8+
(55−1)/2=427サンプルとなる。これはこの
発明の目的である波形品質ρを計算するときに、常に入
力信号のある特定の位相(PNの先頭位置)からを使っ
て計算するためである。また、取り込むデータの長さL
は、ρを計算する長さr、ローパスフィルタのタップ数
T、およびdに依存し、次のような関係を満たさねばな
らない。
ルタ補間部34にて、前記シンボル点とこれに最も近い
サンプル点とのずれ分だけずらしたベースバンドフィル
タのインパルス応答を計算する。このインパルス応答と
PN同期部27で得られたPN系列の位相情報、および
局部PN系列を使って、参照信号生成部35にて、τだ
けずれた参照信号を作成する。この参照信号と位相補正
部32の出力信号を使い、精パラメータ推定部17の周
波数誤差・初期位相推定部36にて、最小2乗法により
残りの周波数誤差とキャリアの初期位相を推定する。以
上周波数誤差推定部28、初期位相推定部31、周波数
誤差・初期位相推定部36で求めた2つの周波数誤差お
よび2つのキャリアの初期位相を使い、周波数位相補正
部23にて、ベースバンド変換部11よりの元々の複素
ベースバンド信号を補正する。最後に測定項目計算部1
9にて、この補正信号と参照信号を使って、波形品質ρ
等の測定項目を計算する。以下、各機能構成を説明す
る。メモリ 移動局MSの出力信号つまりMSから送信される信号
(測定対象信号)は基地局BSのパイロット信号に同期
して出力(送信)される。このMS信号は、まず中間周
波数fIFにダウンコンバートされ、シンボルレートfO
の8倍でサンプリングされてメモリ25に蓄えられる。
メモリ25は基地局BSからのトリガ信号によって制御
される。ここで、トリガ信号はBSの出力するパイロッ
ト信号の位相情報をあらわす信号、つまり、PNの先頭
をあらわす。従ってこのパイロット信号に同期して出力
されるMS信号(測定対象信号)の位相情報もこのトリ
ガ信号からわかる。しかし実際にはMSがBSパイロッ
ト信号を受けてから信号を出力するまでには時間遅延が
生ずる。従って、メモリ25のトリガ位置に蓄えられて
いるデータは、実際はその時間遅延分ずれている。この
時間遅延値は規格IS−98で規定されている測定項目
の一つ(Time Alignment Error)である。また、この実
施例では、トリガの位置を、PN系列の先頭から1/2
チップ間隔戻った位置とする。データの取得 まず、トリガよりdサンプル前の位置から長さLサンプ
ルだけIFディジタル入力信号(MSのIFディジタル
送信信号)を読み込む。ここで、トリガからの位置d
は、PN同期部27にて同期をとるときにサーチする局
部PN系列の範囲wと、IFディジタル入力信号をベー
スバンドに変換するときに使うローパスフィルタのタッ
プ数Tに依存する。例えば、PN同期の際にw=100
チップの範囲でサーチし、ベースバンドに変換するとき
に使うローパスフィルタのタップ数をT=55とするな
らば、トリガからの位置dは、d=100/2・8+
(55−1)/2=427サンプルとなる。これはこの
発明の目的である波形品質ρを計算するときに、常に入
力信号のある特定の位相(PNの先頭位置)からを使っ
て計算するためである。また、取り込むデータの長さL
は、ρを計算する長さr、ローパスフィルタのタップ数
T、およびdに依存し、次のような関係を満たさねばな
らない。
【0012】L≧r+T−1+d+8ベースバンド変換部 ベースバンド変換部11では、メモリ25から読み込ん
だIFディジタル入力信号sを、複素ベースバンド信号
bに変換する。そのために、図3Aに示すようにIFデ
ィジタル入力信号sk =s(kTS )に正弦波作成部4
1よりの正弦波exp(−j2πfIFTS k)を乗算器
42でかけ(TS はサンプル間隔)、その後ローパスフ
ィルタ43に通す。ここで、測定規格(IS−98)で
は、波形品質を計算する前に、この規格で定められてい
るバンドリミッティングフィルタに通すよう規定されて
いる。従って、ベースバンド変換部11で使用するロー
パスフィルタ43にこのバンドリミッティングフィルタ
を用いる。例えば、タップ数55、ロールオフ係数0.
26、8倍サンプリングのナイキストフィルタである。部分信号正規化部 部分信号正規化部26では複素ベースバンド信号bから
パラメータ推定用信号として、長さm(<L)サンプル
だけ取り出し、この長さmの部分信号の平均電力が1に
なるように正規化する。つまり、この正規化部分信号を
使って以下の機能構成でパラメータを推定する。測定規
格(IS−98)では、この発明の目的である波形品質
ρを計算するときの信号の最短測定長rが規定されてい
る(615チップ)。しかし、この長さの信号を使って
周波数誤差等の諸パラメータを推定すると、信号が長い
ため、非常に時間がかかってしまう。従って、この最短
測定長rよりも短い長さmの信号を取り出して、これを
使ってパラメータを推定する(パラメータを推定すると
きの信号の推定長については規定されていない)。これ
により高速にパラメータ推定が行える。ただし、このパ
ラメータ推定長を短くしすぎると推定精度が悪くなるた
め、推定速度と推定精度のトレードオフになる。PN同期部 部分信号正規化部26の出力信号b’は、まずPN同期
部27に入力される。ここで、正規化された長さmの信
号b’と局部PN系列を使い、PN同期をとる。それに
より、拡散の際に使ったPN系列の位相と、シンボル点
に最も近いサンプル点の位置を見つける。ここで、高速
にPN同期を行うために、サーチする局部PN系列の範
囲wをPN1周期より短い長さに設定する。これは外部
から得られるトリガ信号によりおおよそのPNの位相が
わかっているため可能となる。図4に示すように次のア
ルゴリズムにより同期をとる。(初期値u=Q=p=
1) S1:局部PN符号系列を発生する。
だIFディジタル入力信号sを、複素ベースバンド信号
bに変換する。そのために、図3Aに示すようにIFデ
ィジタル入力信号sk =s(kTS )に正弦波作成部4
1よりの正弦波exp(−j2πfIFTS k)を乗算器
42でかけ(TS はサンプル間隔)、その後ローパスフ
ィルタ43に通す。ここで、測定規格(IS−98)で
は、波形品質を計算する前に、この規格で定められてい
るバンドリミッティングフィルタに通すよう規定されて
いる。従って、ベースバンド変換部11で使用するロー
パスフィルタ43にこのバンドリミッティングフィルタ
を用いる。例えば、タップ数55、ロールオフ係数0.
26、8倍サンプリングのナイキストフィルタである。部分信号正規化部 部分信号正規化部26では複素ベースバンド信号bから
パラメータ推定用信号として、長さm(<L)サンプル
だけ取り出し、この長さmの部分信号の平均電力が1に
なるように正規化する。つまり、この正規化部分信号を
使って以下の機能構成でパラメータを推定する。測定規
格(IS−98)では、この発明の目的である波形品質
ρを計算するときの信号の最短測定長rが規定されてい
る(615チップ)。しかし、この長さの信号を使って
周波数誤差等の諸パラメータを推定すると、信号が長い
ため、非常に時間がかかってしまう。従って、この最短
測定長rよりも短い長さmの信号を取り出して、これを
使ってパラメータを推定する(パラメータを推定すると
きの信号の推定長については規定されていない)。これ
により高速にパラメータ推定が行える。ただし、このパ
ラメータ推定長を短くしすぎると推定精度が悪くなるた
め、推定速度と推定精度のトレードオフになる。PN同期部 部分信号正規化部26の出力信号b’は、まずPN同期
部27に入力される。ここで、正規化された長さmの信
号b’と局部PN系列を使い、PN同期をとる。それに
より、拡散の際に使ったPN系列の位相と、シンボル点
に最も近いサンプル点の位置を見つける。ここで、高速
にPN同期を行うために、サーチする局部PN系列の範
囲wをPN1周期より短い長さに設定する。これは外部
から得られるトリガ信号によりおおよそのPNの位相が
わかっているため可能となる。図4に示すように次のア
ルゴリズムにより同期をとる。(初期値u=Q=p=
1) S1:局部PN符号系列を発生する。
【0013】S2:入力信号b’を非常に短い系列長
(8×N)ごとのn個の部分信号に分割する。(m=8
×N×n) S3:局部PN符号を系列長Nごとに分割する。 S4:先頭の部分PN系列を取り出す。先頭の部分信号
を取り出す。 S5:取り出した部分信号のu番目から8個おきのデー
タをN個取り出し部分PN系列と次式のような相関値C
を計算する。
(8×N)ごとのn個の部分信号に分割する。(m=8
×N×n) S3:局部PN符号を系列長Nごとに分割する。 S4:先頭の部分PN系列を取り出す。先頭の部分信号
を取り出す。 S5:取り出した部分信号のu番目から8個おきのデー
タをN個取り出し部分PN系列と次式のような相関値C
を計算する。
【0014】CuQp =|ZuQp |・n/2N ただし、 ZuQp =Σ(b’u+8i・ii+p )−jΣ(b’u+8i+4・qi+p ) (1) Σは共にi=N(Q−1)からNQまでである。
【0015】S6:その相関値と、あらかじめ設定した
しきい値θとを比較する。 S7:相関値がしきい値よりも大きければ、次の部分信
号と次の部分PN系列を持ってきて再び相関計算をす
る。(Q=Q+1) S8:このような操作を条件(しきい値<相関値)が満
たす間行い、すべての部分信号(Q=nまで)に対して
条件が満たされたならば、その位置がPN同期位置の候
補となる。このとき、その局部PN系列の先頭位置p、
部分信号から取り出したデータの先頭位置(u)、部分
相関値の和(ΣQ Cu,Q,p )および各複素部分相関値
(Zu,Q,p )を記憶する。そしてPN系列の位相を1ビ
ットずらし、再びS3からの操作を行う。(p=p+
1) S9:もし途中で相関値よりもしきい値の方が大きくな
った場合、PN系列の位相を1ビットずらし、再び2か
らの操作を行う。(p=p+1) S10:設定したPN系列のサーチ範囲内で上記計算が終
わったならば(p=wまで)、入力信号を1サンプルず
らす。(u=u+1) S11:PN系列の位相を初めに戻し、S2からの操作を
再び行う。(p=1) S12:入力信号は8倍でサンプリングされているため、
8サンプル内に必ずシンボル点が存在する。したがって
11までの作業を8回終わった時点(u=8)の最大の
相関値の和 max(ΣQ C u,Q,p)upを持つpの位置
p’を同期位置のPNの先頭、そして最大の相関値の和
を持つuの位置u’をシンボル点に最も近い実数部の先
頭のサンプル点と判断する。
しきい値θとを比較する。 S7:相関値がしきい値よりも大きければ、次の部分信
号と次の部分PN系列を持ってきて再び相関計算をす
る。(Q=Q+1) S8:このような操作を条件(しきい値<相関値)が満
たす間行い、すべての部分信号(Q=nまで)に対して
条件が満たされたならば、その位置がPN同期位置の候
補となる。このとき、その局部PN系列の先頭位置p、
部分信号から取り出したデータの先頭位置(u)、部分
相関値の和(ΣQ Cu,Q,p )および各複素部分相関値
(Zu,Q,p )を記憶する。そしてPN系列の位相を1ビ
ットずらし、再びS3からの操作を行う。(p=p+
1) S9:もし途中で相関値よりもしきい値の方が大きくな
った場合、PN系列の位相を1ビットずらし、再び2か
らの操作を行う。(p=p+1) S10:設定したPN系列のサーチ範囲内で上記計算が終
わったならば(p=wまで)、入力信号を1サンプルず
らす。(u=u+1) S11:PN系列の位相を初めに戻し、S2からの操作を
再び行う。(p=1) S12:入力信号は8倍でサンプリングされているため、
8サンプル内に必ずシンボル点が存在する。したがって
11までの作業を8回終わった時点(u=8)の最大の
相関値の和 max(ΣQ C u,Q,p)upを持つpの位置
p’を同期位置のPNの先頭、そして最大の相関値の和
を持つuの位置u’をシンボル点に最も近い実数部の先
頭のサンプル点と判断する。
【0016】次に複素部分相関値Zu,Q,p について説明
する。 b’=x+jyとして、Zu,Q,p の式(1)を変形する
と、 Zu,Q,p =Σ(xu+8i+jyu+8i)・ii+p −jΣ(xu+8i+4+jyu+8i+4)・qi+p =Σ(xu+8i・ii+p )+Σ(yu+8i+4・qi+p ) +j{Σ(yu+8i・ii+p )−Σ(xu+8i+4・qi+p )} (2) となる。ただし、Σはi=N(Q−1)からNQまでま
ず、入力信号b’に周波数誤差が無い場合を考える。
する。 b’=x+jyとして、Zu,Q,p の式(1)を変形する
と、 Zu,Q,p =Σ(xu+8i+jyu+8i)・ii+p −jΣ(xu+8i+4+jyu+8i+4)・qi+p =Σ(xu+8i・ii+p )+Σ(yu+8i+4・qi+p ) +j{Σ(yu+8i・ii+p )−Σ(xu+8i+4・qi+p )} (2) となる。ただし、Σはi=N(Q−1)からNQまでま
ず、入力信号b’に周波数誤差が無い場合を考える。
【0017】式(2)の計算を同期位置(u=u’,p
=p’)で行うとき、式(2)の実数部(第1項、第2
項)は自己相関となり、それぞれ大きな値となる。逆に
虚数部(第3項、第4項)は相互相関となり、それぞれ
0に近い値となる。よって、その絶対値を正規化したも
のである相関値Cは、大きな値となる。また、式(2)
の計算を同期位置以外(u≠u’,p≠p’)で行うと
き、すべての項が相互相関となり、それぞれ0に近い値
となる。よってその相関値Cは0に近い値となる。従っ
て、相関値Cは、同期位置のとき大きな値となり、それ
以外のとき0に近い値となり、周波数誤差が無い場合、
上記相関値Cと適切なしきい値を使うことによって同期
位置を判定することができる。
=p’)で行うとき、式(2)の実数部(第1項、第2
項)は自己相関となり、それぞれ大きな値となる。逆に
虚数部(第3項、第4項)は相互相関となり、それぞれ
0に近い値となる。よって、その絶対値を正規化したも
のである相関値Cは、大きな値となる。また、式(2)
の計算を同期位置以外(u≠u’,p≠p’)で行うと
き、すべての項が相互相関となり、それぞれ0に近い値
となる。よってその相関値Cは0に近い値となる。従っ
て、相関値Cは、同期位置のとき大きな値となり、それ
以外のとき0に近い値となり、周波数誤差が無い場合、
上記相関値Cと適切なしきい値を使うことによって同期
位置を判定することができる。
【0018】次に周波数誤差がある場合(f=φ/2
π)を考える。同期をとるとき、入力信号b’を非常に
短い系列長(8×N)ごとに分割した。従って、1つの
部分系列内では周波数誤差による位相変化はないものと
みなせる。よってそのときの複素部分相関値Z’u,Q,p
は次のように書き直せる。ここで簡単に記載するため以
下では添字u’,p’をそれぞれu,pと記載する。
π)を考える。同期をとるとき、入力信号b’を非常に
短い系列長(8×N)ごとに分割した。従って、1つの
部分系列内では周波数誤差による位相変化はないものと
みなせる。よってそのときの複素部分相関値Z’u,Q,p
は次のように書き直せる。ここで簡単に記載するため以
下では添字u’,p’をそれぞれu,pと記載する。
【0019】 Z’u,Q,p =Σ(b’u+8i・ii+p )−jΣ(b’u+8i+4・qi+p ) =Σ(ru+8i・ii+p ) exp(jφ(u+8i)) −jΣ(ru+8i+4・qi+p )exp(jφ(u+8i+4)) =Σ(ru+8i・ii+p )exp(jφ(u+8NQ+a)) −jΣ(ru+8i+4・qi+p )exp(jφ(u+8NQ+a)) =Zu,Q,p exp(jφ(u+8NQ+a)) ただし、aは部分系列の位相をどのサンプルの位相とみ
なすかを示すパラメータで、rは周波数誤差が無いとき
の正規化信号とする。ここで、その絶対値は周波数誤
差、初期位相には無関係である。よって、上記相関値C
によって、周波数誤差を含む信号に対しても同期をとる
ことができる。またキャリアの初期位相についても同様
である。
なすかを示すパラメータで、rは周波数誤差が無いとき
の正規化信号とする。ここで、その絶対値は周波数誤
差、初期位相には無関係である。よって、上記相関値C
によって、周波数誤差を含む信号に対しても同期をとる
ことができる。またキャリアの初期位相についても同様
である。
【0020】ここでPN同期の際に信号を部分信号に分
割して行った。これは同期位置以外での計算量を減らし
高速にPN同期をとるためと、周波数誤差の、PN同期
への影響を無くすためと、次の周波数誤差推定部でこの
複素部分相関値を使って周波数誤差を推定するためであ
る。周波数誤差推定部 周波数誤差推定部28にて、周波数誤差f’1 を推定す
る。
割して行った。これは同期位置以外での計算量を減らし
高速にPN同期をとるためと、周波数誤差の、PN同期
への影響を無くすためと、次の周波数誤差推定部でこの
複素部分相関値を使って周波数誤差を推定するためであ
る。周波数誤差推定部 周波数誤差推定部28にて、周波数誤差f’1 を推定す
る。
【0021】同期位置で計算された複素部分相関値Z
u,Q,p をPN同期部27より受け取る。ここで、同期位
置であるならば、すべてのQに対してZu,Q,p の実数部
は大きな値となり、Zu,Q,p の虚数部は0に近い値とな
る。よって、Zu,Q,p の位相はすべてのQに対して等し
い(0°)と仮定できる。したがって、
u,Q,p をPN同期部27より受け取る。ここで、同期位
置であるならば、すべてのQに対してZu,Q,p の実数部
は大きな値となり、Zu,Q,p の虚数部は0に近い値とな
る。よって、Zu,Q,p の位相はすべてのQに対して等し
い(0°)と仮定できる。したがって、
【0022】
【数1】となる。Z’u,Q,p ,Z’u,Q+1,p'を使うと、
つぎのように周波数誤差fQ を求めることができるの
で、 fQ =φQ /(2π)=(1/(2π))・(1/(8N)) ・arg(Z’u,Q+1,p /Z’u,Q,p )[rad/sample] (3) よって、Qに対する平均値を周波数誤差f’1 として求
める。
つぎのように周波数誤差fQ を求めることができるの
で、 fQ =φQ /(2π)=(1/(2π))・(1/(8N)) ・arg(Z’u,Q+1,p /Z’u,Q,p )[rad/sample] (3) よって、Qに対する平均値を周波数誤差f’1 として求
める。
【0023】 f’1 =(1/(n−1))ΣfQ =(1/(2π(m−8N)))Σ arg(Z’u,Q+1,p /Z’u,Q,p ) =(1/(2π(m−8N)))arg(Π(Z’u,Q+1,p /Zu,Q,p )) =(1/(2π(m−8N)))arg(Z’u,n,p /Z’u,1,p ) [rad/sample] Σ及びΠはそれぞれQ=1からn−1までここでこの値
は1サンプルあたりの位相変化量を表わす。つまり図3
Bに示すように割算部44においてZ’u,n,p をZ’
u,1,p で割算し、その割算結果のアーギュメントの平均
を平均部45でとって周波数誤差f’1 を求める。例え
ば、m=4608サンプル(576チップ)、N=4、
n=144とすると、周波数誤差の推定精度は30Hz
程度になる。
は1サンプルあたりの位相変化量を表わす。つまり図3
Bに示すように割算部44においてZ’u,n,p をZ’
u,1,p で割算し、その割算結果のアーギュメントの平均
を平均部45でとって周波数誤差f’1 を求める。例え
ば、m=4608サンプル(576チップ)、N=4、
n=144とすると、周波数誤差の推定精度は30Hz
程度になる。
【0024】また、PNのサーチ幅を100チップ、し
きい値を0.2とすると、DSP(TMS320C3
1)にて65ms程度で同期がとれる。周波数補正部 PN同期部27と周波数誤差推定部28にて、正規化部
分信号b’の先頭のシンボル点k’と周波数誤差f’1
がわかったので、周波数補正部29ではf’1分だけ正
規化部分信号b’を次式で補正する。
きい値を0.2とすると、DSP(TMS320C3
1)にて65ms程度で同期がとれる。周波数補正部 PN同期部27と周波数誤差推定部28にて、正規化部
分信号b’の先頭のシンボル点k’と周波数誤差f’1
がわかったので、周波数補正部29ではf’1分だけ正
規化部分信号b’を次式で補正する。
【0025】 b''k =b’k'+k exp(−j2πf’1 TS k ) (4)キャリア初期位相推定部 初期位相推定部31では補正した8倍サンプリングのす
べての正規化部分信号b''を使い、平均位相φ’1 を次
式で求め、この平均位相φ’1 をキャリアの初期位相
φ’1 とする。これを図5Aに示す。
べての正規化部分信号b''を使い、平均位相φ’1 を次
式で求め、この平均位相φ’1 をキャリアの初期位相
φ’1 とする。これを図5Aに示す。
【0026】 φ’1 =(1/(m−k’))Σ arg(b''k )[rad] (5) Σはk=1からm−k’まで初期位相補正部 位相補正部32ではキャリア初期位相推定部31で推定
した位相分φ’1 、周波数補正部29の出力信号b''k
を次式で補正する。
した位相分φ’1 、周波数補正部29の出力信号b''k
を次式で補正する。
【0027】 b''' k =b''k exp(−jφ’1 ) (6)シンボル点推定部 PN同期部27にてシンボル点に最も近いサンプル点を
見つけたので、シンボル点推定部33ではシンボル点か
らの残りのずれ分τ(1/2サンプル間隔以内)を推定
する。そのために、規格(IS−95)にあるベースバ
ンドフィルタのインパルス応答を、あらかじめ8倍サン
プリングの、シンボル点からのずれτの2次式として近
似しておく。例えば最小2乗法である。これを用い、次
のようにτを推定する。
見つけたので、シンボル点推定部33ではシンボル点か
らの残りのずれ分τ(1/2サンプル間隔以内)を推定
する。そのために、規格(IS−95)にあるベースバ
ンドフィルタのインパルス応答を、あらかじめ8倍サン
プリングの、シンボル点からのずれτの2次式として近
似しておく。例えば最小2乗法である。これを用い、次
のようにτを推定する。
【0028】まず、対数尤度関数Λ(φ,τ)を次のよ
うにおく。 Λ(φ,τ)=Re[exp(−jφ)∫r(t) R* (t−τ)dt] ただし、 r(t) :入力信号(b''' k ) R(t) :参照信号(OQPSK のlowpass equivalent signa
l )=ΣIk g(t−kTc )+jΣQk g(t−kT
c −Tc /2) g(t) :ベースバンドフィルタ Tc :チップ間隔 τ :時間遅れ φ :キャリアの初期位相 T :測定時間 また、“*”は複素共役をあらわす。τは、このΛ
(φ,τ)が最大になるように求める。そのための必要
条件は、 ∂Λ/∂φ=0, ∂Λ/∂τ=0 となり、上式からφを消去しτについて解く。まず、∂
Λ/∂φ=0より ∂Λ/∂φ=∂{Re[exp(−jφ)Z(τ)]}/∂φ = 0.5∂{exp(−jφ)Z(τ)+exp(jφ)Z* (τ)}/∂φ = 0.5{−jexp(−jφ)Z(τ)+jexp(jφ)Z* (τ)} =0 ただし、Z(τ)≡∫r(t) R* (t−τ)dtとし
た。よって、 exp(−jφ)Z(τ)=exp(jφ)Z* (τ) (7) である。
うにおく。 Λ(φ,τ)=Re[exp(−jφ)∫r(t) R* (t−τ)dt] ただし、 r(t) :入力信号(b''' k ) R(t) :参照信号(OQPSK のlowpass equivalent signa
l )=ΣIk g(t−kTc )+jΣQk g(t−kT
c −Tc /2) g(t) :ベースバンドフィルタ Tc :チップ間隔 τ :時間遅れ φ :キャリアの初期位相 T :測定時間 また、“*”は複素共役をあらわす。τは、このΛ
(φ,τ)が最大になるように求める。そのための必要
条件は、 ∂Λ/∂φ=0, ∂Λ/∂τ=0 となり、上式からφを消去しτについて解く。まず、∂
Λ/∂φ=0より ∂Λ/∂φ=∂{Re[exp(−jφ)Z(τ)]}/∂φ = 0.5∂{exp(−jφ)Z(τ)+exp(jφ)Z* (τ)}/∂φ = 0.5{−jexp(−jφ)Z(τ)+jexp(jφ)Z* (τ)} =0 ただし、Z(τ)≡∫r(t) R* (t−τ)dtとし
た。よって、 exp(−jφ)Z(τ)=exp(jφ)Z* (τ) (7) である。
【0029】また、∂Λ/∂τ=0より ∂Λ/∂τ=∂{Re[exp(−jφ)Z(τ)]}/∂τ = 0.5∂{exp(−jφ)Z(τ)+exp(jφ)Z* (τ)}/∂τ = 0.5{exp(−jφ)∂Z(τ)/∂τ +exp(jφ)∂Z* (τ)/∂τ} =0 よって、 exp(jφ)∂Z* (τ)/∂τ=−exp(-jφ)∂Z(τ)/∂τ (8) である。式(7)と式(8)とを乗算 Z(τ)∂Z* (τ)/∂τ+Z* (τ) ∂Z(τ)/∂τ=0 これを変形すると、Re[Z(τ)∂Z* (τ)/∂τ]=0 (9) となる。したがって、式(9)を満たすようにτを求め
る。ここで、Z(τ)を変形する。
る。ここで、Z(τ)を変形する。
【0030】 Z(τ)=∫T r(t) R* (t−τ)dt =∫T r(t) {Σk Ik g(t−τ−kTc ) −jΣQk g(t−τ−kTc −Tc /2)}dt =TS Σr(iTS ){ΣIk g(iTS −τ−kTc ) −jΣQk g(iTS −τ−kTc −Tc /2)} =TS Σr(iTS ){ΣIk g({i−8k}TS −τ) −jΣQk g({i−8k−4}TS −τ)} =TS Σr(iTS ){ΣIk g({8k−i}TS +τ) −jΣQk g({8k−i+4}TS +τ)} =TS {Σg(mTS +τ)Σr8k-mIk −jΣg({m+4}TS +τ)Σr8k-mQk } (10) ただし、k=0〜K−1(K:復調データ数) i=0〜(T/TS )−1 m=−M〜M M:ベースバンドフィルタg(t) のタップ数を(2M+
1)としたときの値 r8k-m=r({8k−m}TS ) 式の変形で、積分を和の形に変えるときにTS =Tc /
8でサンプリングした。またベースバンドフィルタのイ
ンパルス応答は対称のため、g(t) =g(-t)を用いた。
ここで、式(9)がτについて解けるように、ベースバ
ンドフィルタg(mTS +τ)を次のようにτに対する
2次式であらかじめ近似しておく。
1)としたときの値 r8k-m=r({8k−m}TS ) 式の変形で、積分を和の形に変えるときにTS =Tc /
8でサンプリングした。またベースバンドフィルタのイ
ンパルス応答は対称のため、g(t) =g(-t)を用いた。
ここで、式(9)がτについて解けるように、ベースバ
ンドフィルタg(mTS +τ)を次のようにτに対する
2次式であらかじめ近似しておく。
【0031】g(mTS +τ)=am +bm τ+cm τ
2そのとき式(10)は次のように書き換えられる。 Z(τ)=TS {Σ(am +bm τ+cm τ2 )Σr8k-mIk −jΣ(am+4 +bm+4 τ+cm+4 τ2 )Σr8k-mQk } =TS {[Σam Σr8k-mIk −jΣam+4 Σr8k-mQk ] +[Σbm Σr8k-mIk −jΣbm+4 Σr8k-mQk ]τ +[Σcm Σr8k-mIk −jΣcm+4 Σr8k-mQk ]τ2 } =TS {A+Bτ+Cτ2 } (11) ただし、A=Σm am Σr8k-mIk −jΣam+4 Σr8k-mQk B=Σm bm Σr8k-mIk −jΣbm+4 Σr8k-mQk C=Σm cm Σr8k-mIk −jΣcm+4 Σr8k-mQk ここで式(11)を式(9)に代入すると、 Re[Z(τ)∂Z* (τ)/∂τ] =TS 2 Re(A+Bτ+Cτ2)∂(A* +B* τ+C* τ2 )/∂τ =TS 2 Re[(A+Bτ+Cτ2)(B* +2C* τ)] =TS 2 Re[A・B* +(|B|2 +2A・C* )τ +(B* ・C+2B・C* )τ2 +2|C|2 τ3 ] =0 τは小さいため2次以上の項を無視し、τについて解く
と τ=−Re[A・B* ]/(|B|2 +2Re(A・C* ))[sec ](12) と求まる。
2そのとき式(10)は次のように書き換えられる。 Z(τ)=TS {Σ(am +bm τ+cm τ2 )Σr8k-mIk −jΣ(am+4 +bm+4 τ+cm+4 τ2 )Σr8k-mQk } =TS {[Σam Σr8k-mIk −jΣam+4 Σr8k-mQk ] +[Σbm Σr8k-mIk −jΣbm+4 Σr8k-mQk ]τ +[Σcm Σr8k-mIk −jΣcm+4 Σr8k-mQk ]τ2 } =TS {A+Bτ+Cτ2 } (11) ただし、A=Σm am Σr8k-mIk −jΣam+4 Σr8k-mQk B=Σm bm Σr8k-mIk −jΣbm+4 Σr8k-mQk C=Σm cm Σr8k-mIk −jΣcm+4 Σr8k-mQk ここで式(11)を式(9)に代入すると、 Re[Z(τ)∂Z* (τ)/∂τ] =TS 2 Re(A+Bτ+Cτ2)∂(A* +B* τ+C* τ2 )/∂τ =TS 2 Re[(A+Bτ+Cτ2)(B* +2C* τ)] =TS 2 Re[A・B* +(|B|2 +2A・C* )τ +(B* ・C+2B・C* )τ2 +2|C|2 τ3 ] =0 τは小さいため2次以上の項を無視し、τについて解く
と τ=−Re[A・B* ]/(|B|2 +2Re(A・C* ))[sec ](12) と求まる。
【0032】次に、図5Bを参照して動作の説明をす
る。位相補正部32よりの補正された正規化部分信号
b''' と局部PN系列Iとの相互相関値が、相互相関計
算部47にて次式により計算される。 Σk r8k-mIk その出力を、それぞれ係数am ,bm ,cm (m=−M
〜M)をもつフィルタ48a,48b,48cのそれぞ
れに入力する。同様に正規化部分信号b''' と局部PN
系列Qとの相互相関値が相互相関計算部49にて次式に
より計算される。
る。位相補正部32よりの補正された正規化部分信号
b''' と局部PN系列Iとの相互相関値が、相互相関計
算部47にて次式により計算される。 Σk r8k-mIk その出力を、それぞれ係数am ,bm ,cm (m=−M
〜M)をもつフィルタ48a,48b,48cのそれぞ
れに入力する。同様に正規化部分信号b''' と局部PN
系列Qとの相互相関値が相互相関計算部49にて次式に
より計算される。
【0033】Σk r8k-mQk その出力を、それぞれ係数am+4,bm+4,cm+4 (m=−
M〜M)をもつフィルタ51a,51b,51cのそれ
ぞれに入力する。フィルタ48a,48b,48c,5
1a,51b,51cの各出力から、シンボルタイミン
グ計算部52において式(11)のA,B,Cをそれぞ
れ求め、最後に式(12)が計算されて、その結果τが
求まる。ベースバンドフィルタ補間部 ベースバンドフィルタ補間部34ではシンボル点推定部
33にて求まったτを、τの2次式として近似したベー
スバンドフィルタの式に代入し、シンボル点からτだけ
ずれたインパルス応答hk (k=−M〜M)を求める。参照信号生成部 参照信号生成部35では、局部PN系列とτだけずれた
ベースバンドフィルタのインパルス応答を使って、2倍
サンプリングの参照信号Rを図6Aに示すように下式の
演算により作成する。
M〜M)をもつフィルタ51a,51b,51cのそれ
ぞれに入力する。フィルタ48a,48b,48c,5
1a,51b,51cの各出力から、シンボルタイミン
グ計算部52において式(11)のA,B,Cをそれぞ
れ求め、最後に式(12)が計算されて、その結果τが
求まる。ベースバンドフィルタ補間部 ベースバンドフィルタ補間部34ではシンボル点推定部
33にて求まったτを、τの2次式として近似したベー
スバンドフィルタの式に代入し、シンボル点からτだけ
ずれたインパルス応答hk (k=−M〜M)を求める。参照信号生成部 参照信号生成部35では、局部PN系列とτだけずれた
ベースバンドフィルタのインパルス応答を使って、2倍
サンプリングの参照信号Rを図6Aに示すように下式の
演算により作成する。
【0034】 Ri =ΣIp'+kh4i-8k +jΣQp'+kh4i-8k-4 Σはk=−∞から∞まで つまり、これにより作成された参照信号はシンボル点よ
りτだけずれたものになる。ここで、この発明の目的で
ある波形品質を計算するためには、入力信号と参照信号
とでこの時間遅延を合わせなくてはならない。そして、
この時間遅延τを合わせるのに2つの方法が考えられ
る。1つは入力信号を−τだけずらす方法で、もう1つ
は参照信号をτずらす方法である。
りτだけずれたものになる。ここで、この発明の目的で
ある波形品質を計算するためには、入力信号と参照信号
とでこの時間遅延を合わせなくてはならない。そして、
この時間遅延τを合わせるのに2つの方法が考えられ
る。1つは入力信号を−τだけずらす方法で、もう1つ
は参照信号をτずらす方法である。
【0035】前者の方法では、まず補間フィルタを使っ
て、正規化部分信号b''' を−τだけずらす。そして、
シンボル点を含んだベースバンドフィルタにより、参照
信号を作る。この場合、ここで−τだけずらす入力信号
は、パラメータ推定用として取り出したものであるた
め、測定項目計算用の元々の複素ベースバンド信号も−
τだけずらす必要がある。後者の方法は、ベースバンド
フィルタのインパルス応答をτだけずらし、これを使っ
て、シンボル点からτだけずらした参照信号を作成す
る。入力信号はそのままである。
て、正規化部分信号b''' を−τだけずらす。そして、
シンボル点を含んだベースバンドフィルタにより、参照
信号を作る。この場合、ここで−τだけずらす入力信号
は、パラメータ推定用として取り出したものであるた
め、測定項目計算用の元々の複素ベースバンド信号も−
τだけずらす必要がある。後者の方法は、ベースバンド
フィルタのインパルス応答をτだけずらし、これを使っ
て、シンボル点からτだけずらした参照信号を作成す
る。入力信号はそのままである。
【0036】上記2つの方法を比べた場合、前者の方法
では、パラメータ推定用の送信信号をずらすためのフィ
ルタリング、参照信号を作るためのフィルタリング、測
定項目計算用送信信号をずらすためのフィルタリングの
計3回フィルタリングを行う必要がある。それに対し
て、後者の方法では参照信号を作るための1回のフィル
タリングですみ、計算量が少なくてすむ。従って、この
実施例では後者の方法を用いる。周波数誤差・初期位相推定部 上記にて作成した参照信号およびキャリア初期位相推定
部32にて補正された正規化部分信号b''' を使い、最
小2乗法にて残りの周波数誤差f’2 およびキャリアの
初期位相φ’2 を推定する。以下に具体的に記す。
では、パラメータ推定用の送信信号をずらすためのフィ
ルタリング、参照信号を作るためのフィルタリング、測
定項目計算用送信信号をずらすためのフィルタリングの
計3回フィルタリングを行う必要がある。それに対し
て、後者の方法では参照信号を作るための1回のフィル
タリングですみ、計算量が少なくてすむ。従って、この
実施例では後者の方法を用いる。周波数誤差・初期位相推定部 上記にて作成した参照信号およびキャリア初期位相推定
部32にて補正された正規化部分信号b''' を使い、最
小2乗法にて残りの周波数誤差f’2 およびキャリアの
初期位相φ’2 を推定する。以下に具体的に記す。
【0037】最小2乗法により、測定信号と参照信号と
の位相差φk =arg(b'''4k/Rk )を切片φ’2 、傾き
Δφ’2 の次式の直線で近似する。 E=Σ{φk −(Δφ’2 ・k+φ’2 )}2 (13) Σはk=1から(m−k’)/4まで∂E/∂Δφ’2
=0,∂E/∂φ’2 =0により、Δφ’2 ,φ’2 を
求める。そのとき f’2 =Δφ’2 /2π=(1/2π)・6{2A−B(m′+1)} /(m′(m′+1)(m′−1))[rad/sample] φ’2 =(2B(2m’+1)−6A)/(m’(m’−1))[rad ] となる。ただし、 A=Σm' k=1 φk k B=Σm' k=1 φk m’=(m−k’)/4 である。周波数誤差・位相補正部 周波数誤差推定部28、キャリア初期位相推定部31、
周波数誤差およびキャリア初期位相推定部36にて求め
てきた周波数誤差f’1 ,f’2 と初期位相φ’1 ,
φ’2 分を、ベースバンド変換部11の出力信号Bに対
し次式で補正する。
の位相差φk =arg(b'''4k/Rk )を切片φ’2 、傾き
Δφ’2 の次式の直線で近似する。 E=Σ{φk −(Δφ’2 ・k+φ’2 )}2 (13) Σはk=1から(m−k’)/4まで∂E/∂Δφ’2
=0,∂E/∂φ’2 =0により、Δφ’2 ,φ’2 を
求める。そのとき f’2 =Δφ’2 /2π=(1/2π)・6{2A−B(m′+1)} /(m′(m′+1)(m′−1))[rad/sample] φ’2 =(2B(2m’+1)−6A)/(m’(m’−1))[rad ] となる。ただし、 A=Σm' k=1 φk k B=Σm' k=1 φk m’=(m−k’)/4 である。周波数誤差・位相補正部 周波数誤差推定部28、キャリア初期位相推定部31、
周波数誤差およびキャリア初期位相推定部36にて求め
てきた周波数誤差f’1 ,f’2 と初期位相φ’1 ,
φ’2 分を、ベースバンド変換部11の出力信号Bに対
し次式で補正する。
【0038】Zk =bk'+k exp{−j(2π(f'1 +f'
2 )TS +φ’1 +φ’2 }測定項目計算部 測定項目計算部19では、補正した送信信号Zとτだけ
ずらした参照信号Rをもちいて、規格IS−98に定め
られた波形品質ρを計算する。そのとき、入力信号、参
照信号とも、常にPNの先頭から次式で計算する。
2 )TS +φ’1 +φ’2 }測定項目計算部 測定項目計算部19では、補正した送信信号Zとτだけ
ずらした参照信号Rをもちいて、規格IS−98に定め
られた波形品質ρを計算する。そのとき、入力信号、参
照信号とも、常にPNの先頭から次式で計算する。
【0039】ρ=|Σr k=1 Rk ・Z* 4k|2 /(Σr k=1 |Rk |2 ・Σr k=1 |Z4k|2 タイムアライメントエラー測定 MS信号は、BSからのパイロット信号に同期して出力
される。しかし、実際にはMSがパイロット信号を受け
取ってからMS信号を出力するまでに時間遅延が存在す
る。従って、メモリ25のトリガ位置に蓄えられたデー
タは理想的な位相とはずれていて、この時間遅延値がタ
イムアライメントエラーであり、規格IS−98の測定
項目の1つである。そして、この時間遅延値Δtは、メ
モリ25から取り出したIF信号の先頭データから、ベ
ースバンド変換部11の出力信号である複素ベースバン
ド信号のシンボル点までの距離aと、PN同期部27で
得られた先頭のPNの位相から、メモリ25より取り出
したIF信号の先頭位置に本来あるべき位相までの距離
bとの差となり、次のように求まる。
される。しかし、実際にはMSがパイロット信号を受け
取ってからMS信号を出力するまでに時間遅延が存在す
る。従って、メモリ25のトリガ位置に蓄えられたデー
タは理想的な位相とはずれていて、この時間遅延値がタ
イムアライメントエラーであり、規格IS−98の測定
項目の1つである。そして、この時間遅延値Δtは、メ
モリ25から取り出したIF信号の先頭データから、ベ
ースバンド変換部11の出力信号である複素ベースバン
ド信号のシンボル点までの距離aと、PN同期部27で
得られた先頭のPNの位相から、メモリ25より取り出
したIF信号の先頭位置に本来あるべき位相までの距離
bとの差となり、次のように求まる。
【0040】Δt=a−b [TS sec ] ただし、 a=(T−1)/2+k’+τ b=(p’−w/2)・8+4 である。
【0041】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明は複素ベース
バンド信号と局部PN系列との同期をとることにより時
間基準を抽出して、パラメータ推定に複素ベースバンド
信号の復調を行っていないため、復調誤りにもとづく、
パラメータ推定に大きな誤差が生じることがなく、それ
だけ高い精度で波形品質を測定することができる。また
波形品質の測定に必要とするデータ長よりも、短いデー
タを用いて、全てのパラメータを推定し、その後そのパ
ラメータを用いて複素ベースバンド信号に対する補正を
行っているため、パラメータ推定に全データを用いて行
っていた従来の方法より短時間で測定することができ
る。
バンド信号と局部PN系列との同期をとることにより時
間基準を抽出して、パラメータ推定に複素ベースバンド
信号の復調を行っていないため、復調誤りにもとづく、
パラメータ推定に大きな誤差が生じることがなく、それ
だけ高い精度で波形品質を測定することができる。また
波形品質の測定に必要とするデータ長よりも、短いデー
タを用いて、全てのパラメータを推定し、その後そのパ
ラメータを用いて複素ベースバンド信号に対する補正を
行っているため、パラメータ推定に全データを用いて行
っていた従来の方法より短時間で測定することができ
る。
【図1】この発明方法の基本構成を適用した機能構成を
示すブロック図。
示すブロック図。
【図2】この発明の実施例を適用した装置の機能構成を
示すブロック図。
示すブロック図。
【図3】Aは図2中のベースバンド変換部11の機能構
成を示すブロック図、Bは図2中の周波数誤差推定部2
8の機能構成を示すブロック図である。
成を示すブロック図、Bは図2中の周波数誤差推定部2
8の機能構成を示すブロック図である。
【図4】図2中のPN同期部27の処理手順の例を示す
流れ図。
流れ図。
【図5】Aは図2中の初期位相推定部31の具体例を示
す図、Bは図2中のシンボル点推定部33の機能構成例
を示すブロック図である。
す図、Bは図2中のシンボル点推定部33の機能構成例
を示すブロック図である。
【図6】Aは図2中の参照信号生成部35の機能構成を
示すブロック図、Bは図2中の周波数誤差・位相推定部
17の機能構成例を示すブロック図である。
示すブロック図、Bは図2中の周波数誤差・位相推定部
17の機能構成例を示すブロック図である。
【図7】従来の波形品質測定方法を適用した装置の機能
構成を示すブロック図。
構成を示すブロック図。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年1月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【発明の実施の形態】図2にこの発明の実施例を適用し
た測定装置の機能構成を示す。この実施例は、Qualcomm
社のCDMA(規格IS−95)に対応した移動局MS
(Mobile Station)のテストモードでの出力信号の波形
品質ρを、規格IS−98に基づいて測定することが可
能である。測定対象とする入力信号は、移動局MS同様
IS−95にて規格されている基地局BS(Base Stati
on)の出力するパイロット信号を移動局MSが受け、そ
れに同期して出力されたものである。したがって、MS
の出力信号(対象信号)を得るためにはBSのパイロッ
ト信号が必要であるが、それと同じ信号を出力できる信
号源で代用することができる。このMSの出力信号は、
常に0のデータを、シンボルレートと同じレートの2つ
のPN系列で拡散し、OQPSK変調されている。この
実施例ではAD変換器におけるサンプリングレートを、
シンボルレートの8倍とする。
た測定装置の機能構成を示す。この実施例は、Qualcomm
社のCDMA(規格IS−95)に対応した移動局MS
(Mobile Station)のテストモードでの出力信号の波形
品質ρを、規格IS−98に基づいて測定することが可
能である。測定対象とする入力信号は、移動局MS同様
IS−95にて規格されている基地局BS(Base Stati
on)の出力するパイロット信号を移動局MSが受け、そ
れに同期して出力されたものである。したがって、MS
の出力信号(対象信号)を得るためにはBSのパイロッ
ト信号が必要であるが、それと同じ信号を出力できる信
号源で代用することができる。このMSの出力信号は、
常に0のデータを、シンボルレートと同じレートの2つ
のPN系列で拡散し、OQPSK変調されている。この
実施例ではAD変換器におけるサンプリングレートを、
シンボルレートの8倍とする。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】まず時間基準抽出・周波数誤差推定部21
中のPN同期部27にて、この正規化部分信号に局部P
N系列をPN同期させ、拡散時に使ったPN系列の位相
と、シンボル点に最も近いサンプル点を推定する。次に
PN同期の際に同期位置の判定に使った複素部分相関値
から、周波数誤差推定部28にて、周波数誤差を推定
し、その周波数誤差分、正規化部分信号に対し粗パラメ
ータ推定部12中の周波数補正部29で補正する。さら
に初期位相推定部31にて、上記周波数誤差の補正され
た信号からキャリアの初期位相を推定し、その初期位相
だけ信号を位相補正部32で再び補正する。この初期位
相を補正された信号とPN同期部27にて得たPNの位
相情報とから、シンボル点推定部33にて、シンボル点
とシンボル点に最も近いサンプル点とのずれτを推定す
る。
中のPN同期部27にて、この正規化部分信号に局部P
N系列をPN同期させ、拡散時に使ったPN系列の位相
と、シンボル点に最も近いサンプル点を推定する。次に
PN同期の際に同期位置の判定に使った複素部分相関値
から、周波数誤差推定部28にて、周波数誤差を推定
し、その周波数誤差分、正規化部分信号に対し粗パラメ
ータ推定部12中の周波数補正部29で補正する。さら
に初期位相推定部31にて、上記周波数誤差の補正され
た信号からキャリアの初期位相を推定し、その初期位相
だけ信号を位相補正部32で再び補正する。この初期位
相を補正された信号とPN同期部27にて得たPNの位
相情報とから、シンボル点推定部33にて、シンボル点
とシンボル点に最も近いサンプル点とのずれτを推定す
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】 C u , Q , p =|Z u , Q , p |・n/2N ただし、 Z u , Q , p =Σ(b’u+8i・ii+p )−jΣ(b’u+8i+4・qi+p ) (1) Σは共にi=N(Q−1)からNQまでである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】S6:その相関値と、あらかじめ設定した
しきい値θとを比較する。 S7:相関値がしきい値よりも大きければ、次の部分信
号と次の部分PN系列を持ってきて再び相関計算をす
る。(Q=Q+1) S8:このような操作を条件(しきい値<相関値)が満
たす間行い、すべての部分信号(Q=nまで)に対して
条件が満たされたならば、その位置がPN同期位置の候
補となる。このとき、その局部PN系列の先頭位置p、
部分信号から取り出したデータの先頭位置(u)、部分
相関値の和(ΣQ Cu,Q,p )および各複素部分相関値
(Zu,Q,p )を記憶する。そしてPN系列の位相を1ビ
ットずらし、再びS3からの操作を行う。(p=p+
1) S9:もし途中で相関値よりもしきい値の方が大きくな
った場合、PN系列の位相を1ビットずらし、再び2か
らの操作を行う。(p=p+1) S10:設定したPN系列のサーチ範囲内で上記計算が終
わったならば(p=wまで)、入力信号を1サンプルず
らす。(u=u+1) S11:PN系列の位相を初めに戻し、S2からの操作を
再び行う。(p=1) S12:入力信号は8倍でサンプリングされているため、
8サンプル内に必ずシンボル点が存在する。したがって
s11までの作業を8回終わった時点(u=8)の最大
の相関値の和 max(ΣQ C u,Q,p) u , p を持つpの
位置p’を同期位置のPNの先頭、そして最大の相関値
の和を持つuの位置u’をシンボル点に最も近い実数部
の先頭のサンプル点と判断する。
しきい値θとを比較する。 S7:相関値がしきい値よりも大きければ、次の部分信
号と次の部分PN系列を持ってきて再び相関計算をす
る。(Q=Q+1) S8:このような操作を条件(しきい値<相関値)が満
たす間行い、すべての部分信号(Q=nまで)に対して
条件が満たされたならば、その位置がPN同期位置の候
補となる。このとき、その局部PN系列の先頭位置p、
部分信号から取り出したデータの先頭位置(u)、部分
相関値の和(ΣQ Cu,Q,p )および各複素部分相関値
(Zu,Q,p )を記憶する。そしてPN系列の位相を1ビ
ットずらし、再びS3からの操作を行う。(p=p+
1) S9:もし途中で相関値よりもしきい値の方が大きくな
った場合、PN系列の位相を1ビットずらし、再び2か
らの操作を行う。(p=p+1) S10:設定したPN系列のサーチ範囲内で上記計算が終
わったならば(p=wまで)、入力信号を1サンプルず
らす。(u=u+1) S11:PN系列の位相を初めに戻し、S2からの操作を
再び行う。(p=1) S12:入力信号は8倍でサンプリングされているため、
8サンプル内に必ずシンボル点が存在する。したがって
s11までの作業を8回終わった時点(u=8)の最大
の相関値の和 max(ΣQ C u,Q,p) u , p を持つpの
位置p’を同期位置のPNの先頭、そして最大の相関値
の和を持つuの位置u’をシンボル点に最も近い実数部
の先頭のサンプル点と判断する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】
【数1】 となる。Z’u,Q,p ,Z’u,Q+1,p'を使うと、つぎのよ
うに周波数誤差fQ を求めることができるので、 fQ =φQ /(2π)=(1/(2π))・(1/(8N)) ・arg(Z’u,Q+1,p /Z’u,Q,p )[rad/sample] (3) よって、Qに対する平均値を周波数誤差f’1 として求
める。
うに周波数誤差fQ を求めることができるので、 fQ =φQ /(2π)=(1/(2π))・(1/(8N)) ・arg(Z’u,Q+1,p /Z’u,Q,p )[rad/sample] (3) よって、Qに対する平均値を周波数誤差f’1 として求
める。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】 g(mTS +τ)=am +bm τ+cm τ2 そのとき式(10)は次のように書き換えられる。 Z(τ)=TS {Σ(am +bm τ+cm τ2 )Σr8k-mIk −jΣ(am+4 +bm+4 τ+cm+4 τ2 )Σr8k-mQk } =TS {[Σam Σr8k-mIk −jΣam+4 Σr8k-mQk ] +[Σbm Σr8k-mIk −jΣbm+4 Σr8k-mQk ]τ +[Σcm Σr8k-mIk −jΣcm+4 Σr8k-mQk ]τ2 } =TS {A+Bτ+Cτ2 } (11) ただし、A=Σm am Σr8k-mIk −jΣam+4 Σr8k-mQk B=Σm bm Σr8k-mIk −jΣbm+4 Σr8k-mQk C=Σm cm Σr8k-mIk −jΣcm+4 Σr8k-mQk ここで式(11)を式(9)に代入すると、 Re[Z(τ)∂Z* (τ)/∂τ] =TS 2 Re[(A+Bτ+Cτ2)∂(A* +B* τ+C* τ2 )/∂τ] =TS 2 Re[(A+Bτ+Cτ2)(B* +2C* τ)] =TS 2 Re[A・B* +(|B|2 +2A・C* )τ +(B* ・C+2B・C* )τ2 +2|C|2 τ3 ] =0 τは小さいため2次以上の項を無視し、τについて解く
と τ=−Re[A・B* ]/(|B|2 +2Re(A・C* ))[sec ](12) と求まる。
と τ=−Re[A・B* ]/(|B|2 +2Re(A・C* ))[sec ](12) と求まる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】Zk =bk'+k exp{−j(2π(f'1 +f'
2 )TS +φ’1 +φ’2 )}測定項目計算部 測定項目計算部19では、補正した送信信号Zとτだけ
ずらした参照信号Rをもちいて、規格IS−98に定め
られた波形品質ρを計算する。そのとき、入力信号、参
照信号とも、常にPNの先頭から次式で計算する。
2 )TS +φ’1 +φ’2 )}測定項目計算部 測定項目計算部19では、補正した送信信号Zとτだけ
ずらした参照信号Rをもちいて、規格IS−98に定め
られた波形品質ρを計算する。そのとき、入力信号、参
照信号とも、常にPNの先頭から次式で計算する。
Claims (2)
- 【請求項1】 入力信号をディジタル信号に変換し、そ
のディジタル信号を第1複素ベースバンド信号に変換
し、その第1複素ベースバンド信号における誤差パラメ
ータを補正して補正複素ベースバンド信号を得、この補
正複素ベースバンド信号と参照信号とから上記入力信号
の波形品質を測定する波形品質測定方法において、 上記第1複素ベースバンド信号と局部符号系列との同期
をとることにより第1の信号遅延値と第1周波数誤差を
求める時間基準抽出・周波数誤差推定過程と、上記第1
複素ベースバンド信号に対し、上記第1周波数誤差を補
正して第2複素ベースバンド信号を得る第1補正過程
と、 上記第2複素ベースバンド信号からキャリアの第1初期
位相を求める初期位相推定過程と、 上記第2複素ベースバンド信号に対し、上記第1初期位
相を補正して第3複素ベースバンド信号を得る第2補正
過程と、 上記第3複素ベースバンド信号と上記第1の信号遅延値
と上記局部符号系列とから、シンボル点とこれに最も近
いサンプル点とのずれである第2の信号遅延値を求める
シンボル点推定過程と、 上記第1の信号遅延値と、上記第2の信号遅延値と上記
局部符号系列とからサンプル点に対し、上記第2の信号
遅延だけずれた上記参照信号を生成する参照信号生成過
程と、 上記参照信号と上記第3複素ベースバンド信号から第2
周波数誤差と第2キャリア初期位相を推定する周波数・
初期位相推定過程と、 上記第1複素ベースバンド信号に対し、上記第1、第2
周波数誤差、上記第1、第2初期位相を補正して上記補
正ベースバンド信号を得る第3補正過程とを有すること
を特徴とする波形品質測定方法。 - 【請求項2】 上記時間基準抽出・周波数誤差推定過程
と、上記第1、第2補正過程と、上記初期位相推定過程
と、上記シンボル点推定過程とは、上記第1複素ベース
バンド信号中の波形品質の測定に必要とするデータ長よ
り短かい部分を用いて実行することを特徴とする請求項
1記載の波形品質測定方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8326311A JPH10173627A (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | 波形品質測定方法 |
US08/982,637 US5974087A (en) | 1996-04-12 | 1997-12-02 | Waveform quality measuring method and apparatus |
DE19753657A DE19753657A1 (de) | 1996-12-04 | 1997-12-03 | Verfahren und Vorrichtung zur Messung der Qualität von Wellenformen |
KR1019970065877A KR100258430B1 (ko) | 1996-12-04 | 1997-12-04 | 파형품질 측정방법 및 그것을 사용한 측정장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8326311A JPH10173627A (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | 波形品質測定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10173627A true JPH10173627A (ja) | 1998-06-26 |
Family
ID=18186353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8326311A Withdrawn JPH10173627A (ja) | 1996-04-12 | 1996-12-06 | 波形品質測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10173627A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002344352A (ja) * | 2001-05-11 | 2002-11-29 | Sanyo Electric Co Ltd | 受信信号処理方法とその方法を利用可能なマッチトフィルタおよび携帯電話機 |
JP2003500892A (ja) * | 1999-05-19 | 2003-01-07 | モトローラ・インコーポレイテッド | スペクトル拡散信号の取得のための方法および装置 |
KR100835484B1 (ko) * | 2000-12-18 | 2008-06-04 | 아스라브 쏘시에떼 아노님 | 특정 코드에 의한 변조 신호용수신기에 대한 상관 및 복조회로 |
-
1996
- 1996-12-06 JP JP8326311A patent/JPH10173627A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003500892A (ja) * | 1999-05-19 | 2003-01-07 | モトローラ・インコーポレイテッド | スペクトル拡散信号の取得のための方法および装置 |
KR100835484B1 (ko) * | 2000-12-18 | 2008-06-04 | 아스라브 쏘시에떼 아노님 | 특정 코드에 의한 변조 신호용수신기에 대한 상관 및 복조회로 |
JP2002344352A (ja) * | 2001-05-11 | 2002-11-29 | Sanyo Electric Co Ltd | 受信信号処理方法とその方法を利用可能なマッチトフィルタおよび携帯電話機 |
JP4743996B2 (ja) * | 2001-05-11 | 2011-08-10 | 三洋電機株式会社 | 受信信号処理方法及びその方法を利用可能なマッチトフィルタ |
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