JP2002290255A - 無線通信装置 - Google Patents
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Abstract
の出力調整において、モジュール供給業者がモジュール
の状態で出力調整を済ませた物を出荷し、最終組み立て
業者において、PAの出力調整時間を無くすことによ
り、検査時間の短縮やコストダウンを可能にする。 【解決手段】少なくとも、フロントエンド部を構成す
る、PA8、APC回路、検波回路、カプラ5、LPF
4、アンテナスイッチ3、ディプレクサ2、SAWフィ
ルタ11を含む部品をモジュール化した。また、各パワ
ーレベルでのAPC電圧値を記録し、前記モジュールと
セットにして供給したり、各部品の調整データを3次元
バーコードに記録し、前記モジュールに添付して供給し
たり、前記各部品の調整データを近似式化して供給した
りするように構成した。
Description
S電話機、無線通信機能を有する携帯情報端末を含む無
線通信装置に関し、特に、フロントエンド部を構成する
部品をモジュール化した無線通信装置に関する。
アンプ(電力増幅器)のことである。
は、PAのオートパワーコントロールを行うための回路
のことである。
電話機、無線通信機能を有する携帯情報端末等を含む装
置のことである。
r )は、ディジタル信号をアナログ信号に変換するディ
ジタル/アナログ変換器のことである。
er)は、アナログ信号をディジタル信号に変換するアナ
ログ/ディジタル変換器のことである。
である。
はディジタル信号処理専用のマイクロプロセッサのこと
である。
tor )は、電圧制御発振器のことである。
低雑音増幅器(ローノイズアンプ)のことである。
のことであり、「RF回路部」は高周波回路部のことで
ある。
les )は、ヨーロッパ標準のディジタル携帯電話システ
ムの名称である。GSMでは、8チャンネルを多重化す
るTDMA/TDDを用いている。また、GSMには、
周波数900MHZ を使う「GSM900」、周波数
1.8GHZ を使う「GSM1800」、周波数1.9
GHZ を使う「GSM1900」がある。
は、自動車、携帯電話システム等に使用される通信方式
の一種である。
過フィルタのことである。
バラツキを調整する為に、検査用端子からの出力を測定
しながら、決められた出力レベルに入るようにAPC電
圧を変化させ、適正値を見つけていた。そして、そのA
PC電圧値に対応したディジタル値をメモリに保存する
ことで前記調整を行っていた。
モードの携帯電話機における「Power Class4」では、G
SM900で15パワーレベル、DCS1800で16
パワーレベルの調整と、GSM900で890MHZ ま
で、DCS1800で170MHZ から1785MHZ
までの周波数補正を行っていた。
のにおいては、次のような課題があった。
数、全パワーレベルでは行えない為、従来は、開発時の
実績データを基に最低でもセンターチャンネルのパワー
レベル調整と、1パワーレベルでの周波数補正を行って
いた。
ラツキと各部品の接続後の負荷変動によるマッチングず
れと、APC電圧の基になるディジタル値(DAC値)
からアナログ信号への変換によって生成されるAPC電
圧のバラツキを調整する必要があるためである。しか
し、実績データからパワーレベルの調整時間は短縮でき
ても、調整を無くすことはできなかった。
し、PAを含むフロントエンド部の部品をモジュール化
し、PAの出力調整において、モジュール供給業者がモ
ジュールの状態で出力調整を済ませた物を出荷し、無線
通信装置の最終組み立て業者において、PAの出力調整
時間を無くすことにより、主基板の設計時間の短縮、検
査時間の短縮、コストダウンを実現できるようにするこ
とを目的とする。
成するため、次のように構成した。
も、フロントエンド部を構成する、電力増幅用のパワー
アンプ、前記パワーアンプを制御するAPC回路、前記
パワーアンプの出力を検波する検波回路、前記パワーア
ンプで増幅された信号を分波する方向性結合器(カプ
ラ)、前記方向性結合器から出力された信号の高域成分
を除去するローパスフィルタ、送受信の切替えを行うア
ンテナスイッチ、ディプレクサ、受信信号を制限するS
AWフィルタを含む部品をモジュール化したことを特徴
とする。
各パワーレベルでのAPC電圧値を記録し、前記モジュ
ールとセットにして供給することを特徴とする。
前記各部品の調整データを3次元バーコードに記録し、
前記モジュールに添付して供給することを特徴とする。
前記各部品の調整データを近似式化して供給することを
特徴とする。
くとも、フロントエンド部を構成する、パワーアンプ、
APC回路、検波回路、方向性結合器(カプラ)、ロー
パスフィルタ、アンテナスイッチ、ディプレクサ、SA
Wフィルタを含む部品をモジュール化している。
ーレベルでのAPC電圧値を記録し、前記モジュールと
セットにして供給したり、前記各部品の調整データを3
次元バーコードに記録し、前記モジュールに添付して供
給したり、前記各部品の調整データを近似式化して供給
したりする。
ド部のPAを含む部品をモジュール化すると共に、モジ
ュール供給業者がモジュールの状態で出力調整を済ませ
た物を出荷するので、携帯電話機の最終組み立て業者に
おいて、PAの出力調整時間を無くすことができる。ま
た、主基板の設計時間の短縮、検査時間の短縮、コスト
ダウンを実現できる。
に基づいて詳細に説明する。以下、携帯電話機の例につ
いて説明する。
図の一部拡大図を図2に示す。この携帯電話機は、GS
M/DCSデュアルモードの携帯電話機に適用した例で
ある。
は、ディプレクサ2、アンテナスイッチ3、LPF4、
カプラ(Coupler :方向性結合器)5、PA8、APC
回路(コンパレータ7、抵抗Rを含む回路)、検波回路
(検波ダイオード6を含む回路)、VCO9、LPF1
4、SAWフィルタ11、LNA12、バンドパスフィ
ルタ13、RFIC(高周波部の集積回路)、コンバー
タ21、DSP22、メモリ23、IF−SAWフィル
タ(中間周波数帯のSAWフィルタ)、LCフィルタ、
PLL回路、VCO等の部品が設けてある。
ュアルモードを採用しており、前記部品の内、カプラ
5、PA8、VCO14からなる部分、SAWフィルタ
11、LNA12、バンドパスフィルタ13等を含む部
分、その他関連した部分などは2重化され、デュアルモ
ードの回路構成となっている。
ADC28等が設けてあり、DSP22には、プロセッ
サ25等が設けてある。更に、RFICには、IF−V
CO(中間周波数帯のVCO)、分周回路、位相検出器
等の高周波部に必要な部品が設けてある。
して使用されるものであり、DSP22のプロセッサ2
5が使用するプログラム(ベースバンドプログラム)
や、各種データ(DAC27への設定データ)等を格納
しておくものである。
ントエンド部を構成する、高周波電力増幅用のPA8、
PA8の利得を制御するAPC回路、PA8の出力を検
波する検波回路、PA8で増幅された信号を分波するカ
プラ(方向性結合器)5、カプラ5から出力された信号
の高域成分を除去するLPF4、送受信の切替えを行う
アンテナスイッチ3、ディプレクサ2、受信信号の帯域
を制限するSAWフィルタ11を含む部品をモジュール
化した。なお、前記モジュール化は、前記部品の他に、
VCO9、LPF14を含めて1つのモジュールとして
もよい。
ントロールは、DSP22のプロセッサ25がメモリ2
3から必要とするAPC電圧相当値のディジタル値を呼
び出し、DAC27に送りDAC値(ディジタルデー
タ)として設定する。そして、DAC27では、前記D
AC値をアナログの直流電圧に変換し、APC電圧とし
てコンパレータ7へ送る。
PC電圧をPA8の出力の検波電圧(検波ダイオード6
の出力電圧)と比較し、適正なコントロール電圧をPA
8に送り、PA8から希望する出力電圧を得る。このよ
うに、DAC値を変えることで、任意の希望する出力電
圧を得ることができる。
にして行う。先ず、モジュール供給業者(例えば、部品
メーカ)で、フロントエンド部を構成する前記部品をモ
ジュール化した後、パワーレベルの調整等を行い、その
調整済みのモジュールを出荷する。最終組み立てを行う
メーカでは、前記調整済みのモジュールを購入して最終
組み立てを行うが、この時、パワーレベルの調整を製造
工程から無くすことができる。従って、作業性の向上と
コストダウンを実現することが可能になる。
を行う場合、携帯電話機のアンテナ1の端部には検査用
コネクタ20が有り、ケーブルを介してパワーメータに
接続する。そして、外部のPC(パーソナルコンピュー
タ)からDSP22が送信状態になるように設定する。
は、希望するパワーレベルのデータをメモリ23から読
み出し、DAC27に設定する。DAC27では、設定
されたDAC値をAPC端子(DAC出力)で直流電圧
(APC電圧)に変換し、APC回路のコンパレータ7
へ送る。
の検波電圧(検波タイオード6の出力電圧)と、前記A
PC電圧を比較し、該比較結果に応じてPA8の出力を
制御する。この時、、希望の出力パワーをアンテナ1の
端部で測定することにより、希望の規格値を得る。
必要なため、同じ手順を15回繰り返すことになる。D
CS1800でも同様な作業が必要になる。調整が必要
となる問題点を整理すると、.PA8からSAWフィ
ルタ11間の部品のバラツキ、.各部品の接続後の負
荷変動による特性変化、.DAC27の変換電圧バラ
ツキの3点がある。
なくとも、PA8からSAWフィルタ11までをモジュ
ール化し(図2参照)、部品バラツキと各部品の接続後
の負荷変動による特性変化を吸収したモジュールを作
り、モジュール状態で調整する。また、の問題点を解
決する為に、前記モジュール状態で調整されたAPC電
圧値を、例えば、記録媒体に格納して、携帯電話機の最
終組み立て業者へ供給する。
C27のアナログ出力は、1次関数で表される為、ディ
ジタル値からアナログ値へ変換の変換値を2点測定する
ことにより、APC電圧から、正確に調整されたAPC
電圧値をディジタル値に変換できる。
のデータを格納した記録媒体等を添付するが、その場合
のデータは、バーコード、フレキシブルディスク(フロ
ッピィディスク)、サーバのハードディスク装置等に保
存され、必要な時にモジュール番号に対比されたデータ
が読み出せるようにしておく。
C端子の出力電圧Vap c 、縦軸はアンテナ出力Pout を
示す。この場合、前記APC端子の出力電圧V apc は単
位がVである。また、前記アンテナ出力Pout は、P
owerで表し、その単位は(dBm)である。更に、PA
8では、周波数900MHZ 、入力(Pin=6dBm)
である。
ために、PA8、カプラ5、LPF4、アンテナスイッ
チ3、ディプレクサ2、SAWフィルタ11、検波回路
(検波ダイオード6を含む回路)、APC回路(コンパ
レータ7、Rを含む回路)までを一体化したモジュール
を作り、出力電圧調整を行った結果、図3に示す特性曲
線が得られた。調整には、約1分の時間を要した。前記
アンテナ出力とAPC端子の出力電圧Vapc を3次元バ
ーコードに変換し、モジュールの上部に添付した。
MHZ において、Pout (dBm)=5.0の時、V
apc (V)=1.265、Pout (dBm)=7.0の
時、V apc (V)=1.285、Pout (dBm)=
9.0の時、Vapc (V)=1.300、Pout (dB
m)=11.0の時、Vapc (V)=1.324、P
out(dBm)=13.0の時、Vapc (V)=1.3
45、Pout (dBm)=21.0の時、Vapc (V)
=1.474、Pout (dBm)=25.0の時、V
apc (V)=1.599、Pout (dBm)=31.0
の時、Vapc (V)=2.063、Pout (dBm)=
33.0の時、Vapc (V)=2.689となってい
る。
に組み込み、記録されたAPC電圧をディジタル値に変
換し、メモリ23に組み込んだ結果、前記携帯電話機で
の出力調整を行うことなく、要求される出力電力が得ら
れた。
ソフトにAPC電圧を組み込む方法として、アンテナ出
力(出力電力)Pout と、APC電圧値Vapc の関係
(図3に示す特性曲線)を近似式に置き換え、計算によ
りAPC電圧を求めることもできた。
を行い、APC電圧を記録し、モジュールをGSM携帯
電話機に組み込み、記録されたAPC電圧をディジタル
値に変換し、メモリ23に書き込んだ結果、PA出力調
整の必要は無くなった。同様に、近似式に置き換えるこ
ともできた。
のような効果がある。
ントエンド部を構成する、パワーアンプ、APC回路、
検波回路、方向性結合器(カプラ)、ローパスフィル
タ、アンテナスイッチ、ディプレクサ、SAWフィルタ
を含む部品をモジュール化している。
ベルでのAPC電圧値を記録し、前記モジュールとセッ
トにして供給したり、前記各部品の調整データを3次元
バーコードに記録し、前記モジュールに添付して供給し
たり、前記各部品の調整データを近似式化して供給した
りする。
ド部のパワーアンプを含む部品をモジュール化すると共
に、モジュール供給業者がモジュールの状態で出力調整
を済ませた物を出荷するので、携帯電話機の最終組み立
て業者において、パワーアンプの出力調整時間を無くす
ことができる。また、主基板の設計時間の短縮、検査時
間の短縮、コストダウンを実現できる。
ック図である。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】無線通信装置において、 少なくとも、フロントエンド部を構成する、電力増幅用
のパワーアンプ、前記パワーアンプを制御するAPC回
路、前記パワーアンプの出力を検波する検波回路、前記
パワーアンプで増幅された信号を分波する方向性結合
器、前記方向性結合器から出力された信号の高域成分を
除去するローパスフィルタ、送受信の切替えを行うアン
テナスイッチ、ディプレクサ、受信信号を制限するSA
Wフィルタを含む部品をモジュール化したことを特徴と
する無線通信装置。 - 【請求項2】各パワーレベルでのAPC電圧値を記録
し、前記モジュールとセットにして供給することを特徴
とする請求項1記載の無線通信装置。 - 【請求項3】前記各部品の調整データを3次元バーコー
ドに記録し、前記モジュールに添付して供給することを
特徴とする請求項1記載の無線通信装置。 - 【請求項4】前記各部品の調整データを近似式化して供
給することを特徴とする請求項3記載の無線通信装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|---|
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-
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- 2001-03-26 JP JP2001087641A patent/JP4457514B2/ja not_active Expired - Fee Related
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