JP2002289935A - 積層型圧電素子及び噴射装置 - Google Patents

積層型圧電素子及び噴射装置

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JP2002289935A JP2001086028A JP2001086028A JP2002289935A JP 2002289935 A JP2002289935 A JP 2002289935A JP 2001086028 A JP2001086028 A JP 2001086028A JP 2001086028 A JP2001086028 A JP 2001086028A JP 2002289935 A JP2002289935 A JP 2002289935A
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英樹 内村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高電界、高圧力下で長期間連続駆動させた場合
でも、耐久性に優れた積層型圧電素子及び噴射装置を提
供する。 【解決手段】複数の圧電体1と複数の内部電極2とを交
互に積層してなるとともに、側面に複数の内部電極2の
端部を一層おきに露出せしめる複数の凹溝5を有する柱
状積層体1aと、該柱状積層体1aの凹溝5内に収容さ
れ、内部電極2を一層おきに電気的に接続する金属線7
とを具備することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層型圧電素子及
び噴射装置に関し、例えば、自動車用燃料噴射装置、光
学装置等の精密位置決め装置や振動防止用の駆動素子等
に用いられる積層型圧電素子及び噴射装置に関するもの
である。
【0002】
【従来技術】従来、積層型圧電素子として圧電体と内部
電極を交互に積層した積層型圧電アクチュエータが知ら
れている。この積層型圧電アクチュエータには、同時焼
成タイプと、圧電磁器と内部電極板を交互に積層したス
タックタイプの2種類に分類されており、低電圧化、製
造コスト低減の面から考慮すると、同時焼成タイプの積
層型圧電アクチュエータが薄層化に対して有利であるた
めに、その優位性を示しつつある。
【0003】図6は、従来の積層型圧電アクチュエータ
を示すもので、このアクチュエータでは、圧電体51と
内部電極52が交互に積層されて柱状積層体53が形成
されており、その積層方向における上下の最外層は不活
性部55とされている。内部電極52は、その一方の端
部が左右交互に絶縁体54で被覆され、その上から帯状
外部電極56が被覆され、内部電極52と左右各々一層
おきに導通している。帯状外部電極56上には、さらに
リード線57が半田58により固定されている。
【0004】ところで、近年においては、小型の圧電ア
クチュエータにおいて大きな圧力下で大きな変位量を確
保するため、より高い電界を印加し、長期間連続駆動さ
せることが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た圧電アクチュエータでは、高電界、高圧力下で長期間
連続駆動させた場合、1層おきに形成された絶縁体54
にクラックが生じ、漏れ電流により放電現象が生じ、接
点が溶断する、若しくは圧電体51間に形成された内部
電極52と正極、負極用の外部電極56との間で接触不
良が発生し、一部の圧電体51に電圧供給されなくな
り、駆動中に変位特性が変化するという問題があった。
【0006】例えば、特開平4−237172号公報に
は、柱状積層体の側面に露出した内部電極の端部が、一
層おきにガラスからなる絶縁体で被覆され、内部電極と
その上下の圧電体が強固に接合されており、この絶縁体
が外部電極の凹部内に収容されて、外部電極と内部電極
との絶縁性が確保された積層型圧電アクチュエータが開
示されているが、このような圧電アクチュエータでは、
高電界、高圧力下で長期間連続駆動させた場合、ガラス
からなる絶縁体に割れが生じ、この割れを介して内部電
極と外部電極との間でショートが発生し、一部の圧電体
に電圧が供給されなくなり、駆動中に変位特性が変化す
るという問題があった。
【0007】即ち、柱状積層体は、圧電体と内部電極と
の積層方向に伸縮するため、内部電極の端部及びその近
傍の圧電体に設けられた高ヤング率のガラスからなる絶
縁体が、長期間連続駆動による伸縮動作に耐えきれずに
破壊され、この破壊部分を介して内部電極と外部電極間
でショートが発生し易いという問題があった。
【0008】本発明は、高電界、高圧力下で長期間連続
駆動させた場合でも、耐久性に優れた積層型圧電素子及
び噴射装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の積層型圧電素子
は、複数の圧電体と複数の内部電極とを交互に積層して
なるとともに、側面に前記複数の内部電極の端部を一層
おきに露出せしめる複数の凹溝を有する柱状積層体と、
該柱状積層体の凹溝内に収容され、前記内部電極を一層
おきに電気的に接続する金属線とを具備するものであ
る。
【0010】本発明の積層型圧電素子では、例えば、複
数の凹溝内にそれぞれ金属線を収容し、これらの金属線
を連結したり、或いは複数の凹溝内に金属線を蛇行した
状態で収容することにより、内部電極が金属線で一層お
きに電気的に接続され、柱状積層体が積層方向に伸縮し
たとしても、伸縮する圧電体には金属線が形成されてい
ないため、金属線には殆ど伸縮による応力が発生せず、
高電界、高圧力下で長期間連続駆動させた場合でも、金
属線と内部電極との接続部に無理な荷重が作用すること
がなく、金属線と内部電極との断線を防止することがで
き、耐久性を大幅に向上できる。
【0011】また、本発明の噴射装置は、噴射孔を有す
る収納容器と、該収納容器内に収容された上記積層型圧
電素子と、該積層型圧電素子の駆動により前記噴射孔か
ら液体を噴出させるバルブとを具備してなるものであ
る。本発明では、積層型圧電素子の耐久性を向上できる
ため、噴射装置自体の耐久性を向上できる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の積層型圧電アクチ
ュエータからなる積層型圧電素子の一実施例を示すもの
で、(a)は斜視図、(b)は(a)のA−A’線に沿
った縦断面図である。
【0013】積層型圧電アクチュエータは、図1に示す
ように、複数の圧電体1と複数の内部電極2とを交互に
積層してなる四角柱状の柱状積層体1aの対向する側面
において、内部電極2の端部を一層おきに交互に電気的
に接続して構成されている。
【0014】ここで、圧電体1は、例えば、チタン酸ジ
ルコン酸鉛Pb(Zr,Ti)O3(以下PZTと略
す)、或いはチタン酸バリウムBaTiO3を主成分と
する圧電セラミック材料等で形成されている。この圧電
セラミックスは、その圧電特性を示す圧電歪み定数d33
が高いものが望ましい。
【0015】また、圧電体1の厚みt、つまり内部電極
2間の距離は50〜250μmが望ましい。これは、積
層型圧電アクチュエータは電圧を印加して、より大きな
変位量を得るために、積層数を増加させる方法がとられ
るが、積層数を増加させた場合に圧電体1の厚みtが厚
すぎるとアクチュエータの小型化、低背化ができなくな
り、一方、圧電体1の厚みtが薄すぎると絶縁破壊しや
すいからである。
【0016】圧電体1間には内部電極2が配されている
が、この内部電極2は銀−白金等の金属材料で形成され
ており、各圧電体1に所定の電圧を印加し、圧電体1に
逆圧電効果による変位を起こさせる作用をなす。
【0017】複数の圧電体1と複数の内部電極2とを交
互に積層して成る柱状積層体1aは、先ず、PZT等の
圧電セラミックスの仮焼粉末と、アクリル系、ブチラー
ル系等の有機高分子から成るバインダーを含有するスラ
リーを作製し、該スラリーを周知のドクターブレード法
やカレンダーロール法等のテープ成型法により圧電体1
となるセラミックグリーンシートを作製する。
【0018】次に、銀−白金粉末にバインダー、可塑剤
等を添加混合して導電性ペーストを作製し、これを前記
各グリーンシートの上面にスクリーン印刷等によって1
〜30μmの厚みに印刷する。
【0019】そして、導電性ペーストが印刷されたグリ
ーンシートを複数積層し、この積層体の上下面に、導電
性ペーストが印刷されていないグリーンシートを複数積
層し(不活性部となる)、所定の温度で脱バインダーを
行った後、1200℃以下で焼成することによって作製
される。焼成後には柱状積層体1aの4側面に内部電極
2が露出しており、積層方向の最上下には、変位に実質
的に寄与しない不活性部3が形成されている。
【0020】そして、本発明の積層型圧電アクチュエー
タでは、柱状積層体1aの対向する側面において、内部
電極2の一方の端部を含む圧電体1の端面に一層おきに
深さ50〜500μm、積層方向の幅Bが30〜200
μmの凹溝5が、柱状積層体1aの対向する側面の幅方
向全体にわたってそれぞれ形成されており、該凹溝5内
に金属線7がそれぞれ収容され、これらの金属線7が、
例えば、銀銅ロウ、銀ロウ、銅ロウ等のロウ剤9によっ
て内部電極2の端部と接続されている。これらの銀銅ロ
ウ、銀ロウ、銅ロウ等からなるロウ剤9は、凹溝5内に
一部充填されている。
【0021】一方、凹溝5が形成されておらず、柱状積
層体1aの側面に露出した内部電極2の他方の端部、即
ち金属線7に接続していない内部電極2の他方の端部
は、図示しないが、柱状積層体1aの側面全面に、弾性
率が低い材料、例えばシリコーンゴム等で被覆すること
により絶縁されている。尚、この際に凹溝5内のロウ剤
9上にもシリコーンゴムが積層されることになる。ま
た、内部電極2の他方の端部近傍を被覆するように、柱
状積層体1aの側面に、図6に示すように絶縁体を設け
ても良い。絶縁性を向上するという点からは、内部電極
2の他方の端部が露出する凹溝を形成して、該凹溝内に
絶縁体を充填することが望ましい。
【0022】凹溝5内に収容された金属線7の両端は、
柱状積層体1aの対向する側面から突出しており、金属
線7の両端は、フレーム11に固定されている。このフ
レーム11は導電性材料から構成されており、図2に示
すように、柱状積層体1aの上下の不活性部3に当接す
る一対の支持部11aと、これらの支持部11aを連結
し、複数の金属線7を張る金属線固定部11bとから構
成されている。
【0023】フレーム11の支持部11aは、不活性部
3の側面に当接しており、金属線固定部11bは、金属
線7が内部電極2の端部に当接するように、不活性部3
の側面よりも柱状積層体1aの中央部側に向けて突出し
ている。その突出量は、柱状積層体1aの表面から金属
線7の埋設深さより僅かに大きいことが、金属線7と内
部電極2の端部との接続を強固にするという点から望ま
しい。
【0024】また、金属線固定部11bは、金属線7が
突出した柱状積層体1aの対向する側面から、間隔Lを
有している。この間隔Lは、圧電体1の厚みtと内部電
極2の厚みの和以上であることが、異なる極性を有する
内部電極2との絶縁性を向上するという点、接合部分に
発生する引っ張り応力を出来るだけ小さくし、金属フレ
ーム11と内部電極2との接続を確実にするという点か
ら望ましい。
【0025】また、金属線固定部11bと、柱状積層体
1aとの間隔Lには、弾性率が低い材料、例えばシリコ
ーンゴム等を充填することが望ましい。特には、フレー
ム11を埋設するように柱状積層体1aの外周をシリコ
ーンゴム等で被覆することが望ましい。
【0026】凹溝5内に収容された金属線7は、内部電
極2の端部とロウ剤9により接続固定されているが、こ
のロウ剤9は、内部電極2の端部と金属線7を接合でき
れば良く、圧電体1とのヤング率、熱膨張率の差によっ
て生じる応力を減少できるという点から、図3に示すよ
うに、凹溝5内におけるロウ剤9の充填率は80%以下
とすることが望ましい。尚、凹溝5にロウ剤9を接着し
やすくするために、露出した凹溝5内部の側面に、蒸
着、スパッタリング、メッキ等で、薄膜の低抵抗部を予
め形成しておくことが望ましい。
【0027】金属線7、及びフレーム11はAu、A
g、Cu、Al、Ni、Fe及びステンレスのうち少な
くとも1種からなる弾性を備えた金属材料からなること
が望ましく、このうち、耐酸化性が良好で、導電性が良
いという点から、Ag、Al、Ni、ステンレスが望ま
しい。
【0028】また、金属線7の線径は低抵抗であり、且
つ、全体として伸縮性に富むという点から、断面積0.
002mm2以上であることが望ましい。これは、金属
線7の比抵抗を小さくすることで金属線7に流れる大電
流による発熱を防ぎ、異常発熱によるアクチュエータ接
点の溶断を防ぐことで、高信頼性のアクチュエータを提
供することができるからである。
【0029】さらに、図1に示したように、フレーム1
1の下側の支持部11aには、即ち、金属線7とフレー
ム11により構成される正極、負極の一対の外部電極に
は、リード線15が半田により接続固定されている。こ
のリード線15はフレーム11を外部の電圧供給部に接
続する作用をなす。
【0030】以上のような積層型圧電アクチュエータ
は、上記したように、柱状積層体1aを作製した後、こ
の柱状積層体1aの対向する側面に、幅方向に側面全体
にわたって、内部電極2の端部が交互に露出する凹溝5
を形成し、これらの凹溝5内に、金属線7が埋設される
ように、図2に示したようなフレーム11の支持部11
aを上下の不活性部3の側面に当接し、この状態で、ロ
ウ剤9によりロウ付けし、内部電極2の端部と金属線7
を接合する。
【0031】次に、フレーム11にリード線15をハン
ダ付けし、この後、柱状積層体1aの側面全面に、例え
ばシリコーンゴムを被覆し、フレーム11自体を埋設す
るとともに、内部電極の他方の端部を絶縁する。
【0032】この後、リード線15を介して一対のフレ
ーム11に1〜4kV/mmの直流電圧を印加し、柱状
積層体1aの圧電体1を分極処理することによって、製
品としての積層型圧電アクチュエータが完成する。
【0033】このような積層型圧電アクチュエータのリ
ード線15を外部の電圧供給部に接続し、リード線1
5、フレーム11を介して内部電極2に電圧を印加させ
れば、各圧電体1は逆圧電効果によって大きく変位し、
これによって例えばエンジンに燃料を噴射供給する自動
車用燃料噴射弁として機能する。
【0034】以上のように構成された積層型圧電アクチ
ュエータでは、フレーム11が金属線7を介して内部電
極2に接続されているため、従来のように柱状積層体1
aの側面に積層方向に外部電極が形成されておらず、ア
クチュエータを高電界、高圧力下で長期間連続駆動させ
た場合でも、金属線7がアクチュエータの伸縮に十分追
従することができ、フレーム11と内部電極2との間に
応力が生じ、フレーム11と内部電極2との間でスパー
クが生じるといった問題を防ぐことができ、高信頼性の
アクチュエータを提供することができる。
【0035】尚、上記した例では、1つの凹溝5内に1
本の金属線7を収容した例について説明したが、本発明
では、1つの凹溝内に複数の金属線を収容しても良い。
この場合には、フレームと内部電極との接点数を増やす
ことができ、アクチュエータを高速で駆動させる場合に
おいても金属線と内部電極との接点不良や断線といった
問題が生じるのをさらに防止できる。
【0036】図4は本発明の積層型圧電アクチュエータ
の他の例を示すもので、この積層型圧電アクチュエータ
では、複数の凹溝5内に、1本の金属線25が蛇行した
状態で収容され、内部電極2の端部と接合されている。
【0037】このような積層型圧電アクチュエータで
は、金属線25が凹溝5内に収容されており、しかも金
属線25が蛇行し、撓んだ状態となっているため、積層
方向に伸縮しても金属線25には応力が作用することが
なく、上記例とほぼ同様の効果を得ることができる。ま
た、図1に示したようなフレームを不要とすることがで
きる。
【0038】尚、図4に示した積層型圧電アクチュエー
タでも、凹溝内に複数の金属線を収容してもよいことは
勿論である。また、本発明の積層型圧電素子は上記した
例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲であれば種々の変更は可能である。
【0039】図5は、本発明の噴射装置を示すもので、
図において符号31は収納容器を示している。この収納
容器31の一端には噴射孔33が設けられ、また収納容
器31内には、噴射孔33を開閉することができるニー
ドルバルブ35が収容されている。
【0040】噴射孔33には燃料通路37が連通可能に
設けられ、この燃料通路37は外部の燃料供給源に連結
され、燃料通路37に常時一定の高圧で燃料が供給され
ている。従って、ニードルバルブ35が噴射孔33を開
放すると、燃料通路37に供給されていた燃料が一定の
高圧で内燃機関の図示しない燃料室内に噴出されるよう
に形成されている。
【0041】また、ニードルバルブ35の上端部は直径
が大きくなっており、収納容器31に形成されたシリン
ダ39と摺動可能なピストン41となっている。そし
て、収納容器31内には、上記した圧電アクチュエータ
43が収納されている。
【0042】このような噴射装置では、圧電アクチュエ
ータ43が電圧を印加されて伸長すると、ピストン41
が押圧され、ニードルバルブ35が噴射孔33を閉塞
し、燃料の供給が停止される。また、電圧の印加が停止
されると圧電アクチュエータ43が収縮し、皿バネ45
がピストン41を押し返し、噴射孔33が燃料通路37
と連通して燃料の噴射が行われるようになっている。
【0043】
【発明の効果】本発明の積層型圧電素子によれば、柱状
積層体の凹溝内に収容され、内部電極を一層おきに電気
的に接続する金属線を具備するため、例えば、複数の凹
溝内にそれぞれ金属線を収容し、これらの金属線を連結
したり、或いは複数の凹溝内に金属線を蛇行した状態で
収容することにより、内部電極を一層おきに電気的に接
続することができ、柱状積層体が積層方向に伸縮したと
しても、金属線には殆ど伸縮による応力が発生せず、高
電界、高圧力下で長期間連続駆動させた場合でも、金属
線と内部電極との接続部に無理な荷重が作用することが
なく、金属線と内部電極との断線を防止することがで
き、耐久性を大幅に向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の積層型圧電アクチュエータを示すもの
で、(a)は斜視図、(b)は(a)のA−A’線に沿
った縦断面図である。
【図2】フレームを示すもので、(a)は側面図、
(b)は斜視図である。
【図3】柱状積層体に形成された凹溝及びその近傍を拡
大して示す断面図である。
【図4】本発明の他の積層型圧電アクチュエータを示す
斜視図である。
【図5】本発明の噴射装置を示す断面図である。
【図6】従来の積層型圧電アクチュエータのを示す縦断
面図である。
【符号の説明】
1・・・圧電体 1a・・・柱状積層体 2・・・内部電極 5・・・凹溝 7、25・・・金属線 31・・・収納容器 33・・・噴射孔 35・・・バルブ 43・・・圧電アクチュエータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の圧電体と複数の内部電極とを交互に
    積層してなるとともに、側面に前記複数の内部電極の端
    部を一層おきに露出せしめる複数の凹溝を有する柱状積
    層体と、該柱状積層体の凹溝内に収容され、前記内部電
    極を一層おきに電気的に接続する金属線とを具備するこ
    とを特徴とする積層型圧電素子。
  2. 【請求項2】複数の凹溝内にそれぞれ金属線が収容さ
    れ、これらの金属線が連結されていることを特徴とする
    請求項1記載の積層型圧電素子。
  3. 【請求項3】複数の凹溝内に金属線が蛇行した状態で収
    容されていることを特徴とする請求項1記載の積層型圧
    電素子。
  4. 【請求項4】噴射孔を有する収納容器と、該収納容器内
    に収容された請求項1乃至3のうちいずれかに記載の積
    層型圧電素子と、該積層型圧電素子の駆動により前記噴
    射孔から液体を噴出させるバルブとを具備してなること
    を特徴とする噴射装置。
JP2001086028A 2001-03-23 2001-03-23 積層型圧電素子及び噴射装置 Withdrawn JP2002289935A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008046406A1 (de) 2006-10-19 2008-04-24 Epcos Ag Piezoelektrisches bauelement

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008046406A1 (de) 2006-10-19 2008-04-24 Epcos Ag Piezoelektrisches bauelement

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