JP2002289510A - 露光データ作成方法、アパーチャマスクデータの作成方法、荷電ビーム露光方法、及び荷電ビーム露光装置 - Google Patents

露光データ作成方法、アパーチャマスクデータの作成方法、荷電ビーム露光方法、及び荷電ビーム露光装置

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JP2002289510A
JP2002289510A JP2001093667A JP2001093667A JP2002289510A JP 2002289510 A JP2002289510 A JP 2002289510A JP 2001093667 A JP2001093667 A JP 2001093667A JP 2001093667 A JP2001093667 A JP 2001093667A JP 2002289510 A JP2002289510 A JP 2002289510A
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character
layer
exposure
charged beam
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Ryoichi Inenami
良市 稲浪
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】露光データを作成する時間を短縮すると共に、
露光データの容量を少なくする。 【解決手段】キャラクタプロジェクション方式の帯電ビ
ーム露光装置において、一つのアパーチャブロック内
に、スタンダードセルの各レイヤーのキャラクタアパー
チャを、各レイヤーに対応するアパーチャブロックに振
り分けて配置することにより、全部のレイヤーについて
必要なキャラクタをそれぞれ一つのアパーチャブロック
に収納することができる。さらに、各キャラクタのアパ
ーチャブロック内への配置を2入力ANDセルの各レイ
ヤーのパターンに対応するキャラクタアパーチャを、各
アパーチャブロック302〜305内で同じ位置に配置
することにより、キャラクタ選択偏向器に入力する偏向
信号はどのレイヤーでも同じでよい。これにより、デー
タ変換の回数を削減でき、データ変換の時間を短縮す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャラクタプロジ
ェクション方式の荷電ビーム露光装置及び荷電ビーム露
光方法、この露光装置を用いてデバイスの各レイヤーを
露光する際に用いられる露光データ作成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子ビーム(EB)露光により、半導体
デバイスのレジストパターンを作製する場合、デバイス
を作製する各工程に対応したデバイスパターンのレイヤ
ー毎に、データ変換を行なって、露光装置に入力可能な
データ形式である露光データを作成する必要がある。
【0003】各レイヤーによりレジストに形成するパタ
ーンの形状が異なるため、各レイヤー毎に対応する露光
データを作成し、対応するレイヤーのパターンの露光を
行なうときに、対応する露光データを露光制御装置、あ
るいは、露光装置に入力している。
【0004】この従来方式では、以下のような問題が発
生している。 ・露光を行なうパターンのレイヤーごとにデータ変換を
繰り返すため、全レイヤー分だけデータ変換を行なわな
くてはならない。たとえば、ひとつのレイヤーでも、数
時間の変換時間を要するため、全レイヤーのデータ変換
にかかる時間は、非常に長くなり、一日では終わらない
ことがたびたびある。
【0005】・露光データは、露光を行なうパターンの
レイヤーの数だけ生成する必要があり、データ変換用の
コンピュータには、非常に大きなハードディスクドライ
ブなどの記憶装置を必要とする。たとえば、ひとつのレ
イヤーでも、露光データは約100MB(メガバイト)
か、それ以上のディスクスペースが必要になり、全部で
10レイヤー露光するとなると、ギガバイトはゆうに超
える容量が必要とされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、露光
を行なうパターンのレイヤーごとにデータ変換を繰り返
すため、全レイヤー分だけデータ変換を行なわなくては
ならず、変換作業に多大な時間がかかるという問題があ
った。全レイヤーの露光データが多量であり、露光デー
タを格納するのに多量の容量の記憶装置が必要となると
いう問題があった。
【0007】本発明の目的は、露光データを作成する時
間を短縮化すると共に、露光データのデータ量を縮小す
ることができる露光データ作成方法を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】[構成]本発明は、上記
目的を達成するために以下のように構成されている。
【0009】(1)本発明に係わる露光データ作成方法
は、セルベース設計された半導体デバイスの回路パター
ン中で使用されているスタンダード・セルに定義されて
いる各レイヤーからキャラクタを抽出するステップと、
偏向により荷電ビームの照射が可能な複数のアパーチャ
ブロック内に、抽出されたキャラクタ形状に応じた開口
形状のキャラクタアパーチャが配置されたアパーチャマ
スクのパターンレイアウトを設計するステップと、設計
されたパターンレイアウトに基づいて、前記アパーチャ
ブロック内のキャラクタアパーチャの位置情報、該キャ
ラクタアパーチャで成形された荷電ビームの試料への照
射位置が記録され、前記スタンダード・セルで定義され
ている複数のレイヤーに共通な一つの露光データを生成
するステップとを含むことを特徴とする。
【0010】(2)本発明に係わる荷電ビーム露光方法
は、前記露光データ作成方法により生成された一つの露
光データに基づいて、前記スタンダード・セルに定義さ
れている各キャラクタアパーチャに照射して、複数のレ
イヤーの露光を行うことを特徴とする。
【0011】(3)本発明に係わるアパーチャマスクデ
ータの作成方法は、セルベース設計された半導体デバイ
スの回路パターン中で使用されているスタンダード・セ
ルに定義されている各レイヤーからキャラクタを抽出す
るステップと、抽出されたキャラクタ形状に応じた開口
形状のキャラクタアパーチャをアパーチャマスクに配置
するステップとを含み、前記キャラクタアパーチャをア
パーチャマスクに配置するステップでは、前記アパーチ
ャマスク内に、偏向により荷電ビームの照射が可能な領
域であるアパーチャブロックが、前記スタンダード・セ
ルに定義されている各レイヤーに対応付けて設定され、
それぞれの前記アパーチャブロック内には、対応付けら
れたレイヤーから抽出されたキャラクタ形状に応じたキ
ャラクタアパーチャだけを配置する。
【0012】(4)本発明に係わる荷電ビーム露光装置
は、セルベース設計された半導体デバイスの回路パター
ン中で使用されているスタンダード・セルに定義されて
いる各レイヤーから抽出されたキャラクタ形状に応じた
開口形状のキャラクタアパーチャが配置されたアパーチ
ャマスクを具備し、該キャラクタアパーチャにより成形
された荷電ビームを試料に照射する荷電ビーム露光装置
であって、前記アパーチャマスク内に、偏向により荷電
ビームの照射が可能な領域であるアパーチャブロック
が、前記スタンダード・セルに定義されている各レイヤ
ーに対応付けられて設定され、それぞれの前記アパーチ
ャブロック内には、対応付けられたレイヤーから抽出さ
れたキャラクタ形状に応じたキャラクタアパーチャだけ
が配置されていること。
【0013】(5)本発明に係わる荷電ビーム露光方法
は、半導体デバイスの回路パターンの各レイヤーのパタ
ーンからキャラクタを抽出し、抽出されたキャラクタ形
状に応じた開口形状のキャラクタアパーチャが配置され
たアパーチャマスクを具備し、該キャラクタアパーチャ
により成形された荷電ビームを試料に照射する荷電ビー
ム露光装置を用いたキャラクタプロジェクション方式の
荷電ビーム露光方法であって、前記アパーチャマスク内
に、偏向により荷電ビームの照射が可能な領域であるア
パーチャブロックが、前記スタンダード・セルに定義さ
れている各レイヤーに対応付けられて設定され、それぞ
れの前記アパーチャブロック内には、対応付けられたレ
イヤーから抽出されたキャラクタ形状に応じたキャラク
タアパーチャだけが配置され、任意のレイヤーの露光を
行う場合、対応付けられたアパーチャブロックに荷電ビ
ームが照射できるように前記アパーチャマスクを移動さ
せ、アパーチャブロック内に配置されているキャラクタ
アパーチャにより荷電ビームを成形して露光を行うこと
を特徴とする。同一のスタンダード・セルに定義されて
いる各レイヤーのキャラクタアパーチャは、各レイヤー
に対応するアパーチャブロックの相対的に同じ位置に配
置されていることが好ましい。
【0014】[作用]本発明は、上記構成によって以下
の作用・効果を有する。
【0015】各アパーチャブロックにレイヤーを対応付
け、各アパーチャブロック内に対応付けられたレイヤー
から抽出されたキャラクタに対応するキャラクタアパー
チャだけを配置することによって、ASICなどのセル
ベース設計されたロジックデバイスの回路パターンのレ
ジストヘの露光を行なう場合に、設計の際に使用したS
Cライブラリで使用されているSCの中でパターンが定
義されているレイヤーについては、各レイヤーの露光デ
ータを共通化することができる。
【0016】これにより、データ変換の回数を削減する
ことができるため、データ変換にかかる時間を短縮する
ことができる。そして、各レイヤーについて別々の露光
データを用意する必要がないため、露光データによる、
コンピュータのディスクスペースの圧迫を緩和すること
ができる。さらに、複数のレイヤーに対応する複数の露
光データから露光対象となるデータを選択する必要がな
くなるため、露光パターンを間違えるような人為的なミ
スも軽減できる。
【0017】この方法は、SC中で定義されているパタ
ーンのレイヤーは、MOSトランジスタ部分を製造する
FEOL工程に対応するものであることが多いため、こ
れらのレイヤーのパターンを露光する工程において、と
くに有効となる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を以下に図面
を参照して説明する。 [第1実施形態]キャラクタプロジェクション方式の電
子ビーム(EB)露光を製造工程に用いる、セルベース
設計によるロジックデバイス(半導体デバイス)の回路
パターンを転写するのに必要なキャラクタアパーチャ数
を削減する方法は、本発明者が特願2000−1773
09で提案している。
【0019】この方法は、図1に示すように、ロジック
デバイスの動作や機能単位の記述を行なった論理記述1
01に対して、機能を割り付けるスタンダード・セル
(SC)ライブラリ102を用いて論理合成を行ってネ
ットリスト103を作成し、ネットリスト103中でシ
ョット数の削減効果が小さいスタンダード・セルをSC
ライブラリ102から削減しながら、ネットリストの作
成を行う。そして、最終的に作成されたネットリストを
用いて、用いられているスタンダード・セルをCP方式
で露光を行なう単位であるキャラクタとし、自動配置・
自動配線を行って、パターンデータ104を作成する。
【0020】この設計方法を用いることにより、パター
ンデータ中で使用されるSCの種類をできるだけ少なく
し、アパーチャマスクの一つのアパーチャブロック内に
配設可能な数までSC数を減らすことにより、アパーチ
ャブロックを移動させることなく、あるレイヤーのロジ
ックパターン全体をCP方式で露光できる。
【0021】そこで、本実施形態では、この方法により
作成された、一つのアパーチャブロックだけであるレイ
ヤーを露光することが可能な、ロジックデバイス(AS
IC製品)のパターンデータをもとに、CPアパーチャ
ヘのキャラクタの配置方法を説明する。
【0022】前述した設計方法により、キャラクタプロ
ジェクション方式の電子ビーム露光によりレジストパタ
ーンを形成するロジックデバイスにおいて、一つのレイ
ヤーにつき339種類のキャラクタで全パターンを露光
できるデバイスパターンを生成することができた。この
SCライブラリに含まれるスタンダード・セルから、2
入力のANDセルを例にとり、スタンダード・セルのキ
ャラクタ化と、キャラクタのCPアパーチャへの配置方
法を説明する。
【0023】2入力ANDセルは、SCライブラリ中で
図2に示すようなパターンレイアウトで定義されてい
る。2入力ANDセルは、図2に示すように、Nウェル
層201、アクティブエリア(AA)層202、ゲート
層203、コンタクト層204、及びメタル配線層20
5の各層のパターンが定義されている。
【0024】ここで用いたテクノロジのSCライブラリ
では、スタンダード・セルの大きさ(外形サイズ)は、
3.2μm×4.8μmの大きさであり、キャラクタア
パーチャの最大の大きさが5μm□であるとするなら
ば、このセルの各レイヤーに定義されたパターンを一つ
のキャラクタアパーチャとして、一度のEBショットに
より露光することができる。
【0025】図2に示したレイヤーのうち、アクティブ
エリア層202、ゲート層203、コンタクト層20
4、そしてメタル配線層205の四つの層を電子ビーム
を用いて露光するものとすると、このセルを露光するの
に四つのキャラクタアパーチャを用意する必要がある。
つまり、図3〜図6に示す形状のキャラクタアパーチャ
をCPアパーチャ上に用意する。図3は、2入力AND
セルのアクティブエリア層のパターンを示す平面図であ
る。図4は、2入力ANDセルのゲート層のパターンを
示す平面図である。図5は、2入力ANDセルのコンタ
クト層のパターンを示す平面図である。図6は、2入力
ANDセルのメタル配線層のパターンを示す平面図であ
る。
【0026】ここで、電子ビーム露光装置において一つ
のアパーチャブロック内に配置可能なキャラクタ数が4
00個であるとき、スタンダード・セルの各レイヤーの
キャラクタアパーチャを、各レイヤーに対応するアパー
チャブロックに振り分けて配置すれば、全部のレイヤー
について、必要なキャラクタをそれぞれ一つのアパーチ
ャブロックに収納することができる。
【0027】スタンダード・セルの各レイヤーのキャラ
クタアパーチャを各レイヤーに対応するアパーチャブロ
ックに振り分けることにより、半導体デバイスの各レイ
ヤーのパターンの露光時には、アパーチャブロックを移
動させることなく、全キャラクタを選択でき、最大の露
光スループットを得ることができる。そして、各レイヤ
ーの露光の間に、CPアパーチャを移動させて、次に露
光するレイヤーに対応するアパーチャブロックをキャラ
クタ選択偏向器により選択可能な状態にセットしておけ
ば、スループットを劣化させることもない。
【0028】さらに、各キャラクタのアパーチャブロッ
ク内への配置を、図7に示すように、例えば、2入力A
NDセルの各レイヤーのパターンに対応するキャラクタ
アパーチャを、各アパーチャブロック302〜305内
で同じ位置に配置しておくことにより、各レイヤーのパ
ターンを露光するときに、キャラクタ選択偏向器に入力
する偏向信号はどのレイヤーでも同じでよいことにな
る。これは、露光データ中で記述されるCP方式で露光
するキャラクタの種類と、露光を行なう試料上へのビー
ムの照射位置が、どのレイヤーでも同じでもよいことを
示している。
【0029】上述の方法を用いることにより、パターン
データから露光データ及びアパーチャマスクを作成する
工程を図8を用いて説明する。
【0030】先ず、作成されたパターンデータ中のSC
に定義されている各レイヤーからキャラクタを抽出する
(ステップS101)。次いで、抽出されたキャラクタ
形状に電子ビームを成形するためのキャラクタアパーチ
ャが配置されたアパーチャマスクのデータを生成する
(ステップS102)。ここで、アパーチャマスク内
に、後述する電子ビームの偏向により照射できる領域で
ある複数のアパーチャブロックを配置する。そして、各
アパーチャブロックには、それぞれ露光される各レイヤ
ーを対応させる。すなわち、一つのアパーチャブロック
内に配置される各キャラクタアパーチャは、1つのレイ
ヤーの露光だけに用いられるようにする。抽出された各
レイヤーのキャラクタに対応するキャラクタアパーチャ
を、同一スタンダード・セルに対応するキャラクタアパ
ーチャが、各アパーチャブロック内の相対的な同じ位置
に配置されたアパーチャマスクデータを形成する。
【0031】次いで、アパーチャブロック内に配置され
ているスタンダード・セルの位置情報及び被処理基板に
対して露光を行う位置が記録された露光データを作成す
る(ステップS103)。同一のスタンダード・セルの
各レイヤーのパターンを露光するための各キャラクタア
パーチャは、アパーチャブロック内の相対的な同じ位置
に配置されているので、各レイヤー毎に露光データを作
成する必要はなく、各レイヤーに共通な一つの露光デー
タを生成すればよい。
【0032】次いで、各レイヤーに共通な一つの露光デ
ータを用いて、各レイヤーの露光を行う。露光を行う
際、アパーチャブロック内には、一つのレイヤーのキャ
ラクタアパーチャしか形成されていないので、あるレイ
ヤーを形成する際に、アパーチャブロックの移動を行わ
なくても良い。
【0033】図9に示すように、共通の露光データ40
9を用いて制御部410がキャラクタ選択偏向器403
及び対物偏向器407を制御して電子銃401から照射
された電子ビームを偏向し、キャラクタアパーチャ40
5の選択及び試料408への照射位置を変えて、複数の
レイヤーの露光を行うことができる。なお、図9におい
て、402は成形アパーチャ、404はアパーチャブロ
ック、406は縮小レンズである。
【0034】以上説明したように、SCライブラリ中で
パターンが定義されているレイヤーについては、各レイ
ヤーの露光データを共通化することができる。通常、ス
タンダード・セルとして定義されているレイヤーは、M
OSトランジスタ部分を製造するFront End
of Line(FEOL)工程に対応するものであ
る。
【0035】これにより、データ変換の回数を削減する
ことができるため、データ変換にかかる時間を短縮する
ことができる。そして、各レイヤーについて別々の露光
データを用意する必要がないため、露光データによる、
コンピュータのディスクスペースの圧迫を緩和すること
ができる。さらに、複数のレイヤーに対応する複数の露
光データから露光対象となるデータを選択する必要がな
くなるため、露光パターンを間違えるような人為的なミ
スも軽減できる。
【0036】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではない。例えば、上記実施形態では、電子ビー
ム露光を用いていたが、イオンビーム露光等の荷電ビー
ムを用いた露光に適用することができる。その他、本発
明は、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施
することが可能である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、各
アパーチャブロックにレイヤーを対応付け、各アパーチ
ャブロック内に対応付けられたレイヤーから抽出された
キャラクタに対応するキャラクタアパーチャだけを配置
することによって、ASICなどのセルベース設計され
たロジックデバイスの回路パターンのレジストヘの露光
を行なう場合に、設計の際に使用したSCライブラリで
使用されているSCの中でパターンが定義されているレ
イヤーについては、各レイヤーの露光データを共通化す
ることができる。
【0038】これにより、データ変換の回数を削減する
ことができるため、データ変換にかかる時間を短縮する
ことができる。そして、各レイヤーについて別々の露光
データを用意する必要がないため、露光データによる、
コンピュータのディスクスペースの圧迫を緩和すること
ができる。さらに、複数のレイヤーに対応する複数の露
光データから露光対象となるデータを選択する必要がな
くなるため、露光パターンを間違えるような人為的なミ
スも軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わるセルベース設計に
よる回路パターンの作成方法の概略を示す図。
【図2】本発明の一実施形態に係わる2入力ANDセル
のパターンレイアウトを示す図。
【図3】図2に示す2入力ANDセルのアクティブエリ
ア層のパターンを示す図。
【図4】図2に示す2入力ANDセルのゲート層のパタ
ーンを示す図。
【図5】図2に示す2入力ANDセルのコンタクト層の
パターンを示す図。
【図6】図2に示す2入力ANDセルのメタル配線層の
パターンを示す図。
【図7】本発明の一実施形態に係わるアパーチャマスク
の概略構成を示す図。
【図8】本発明の一実施形態に係わるパターンデータか
ら露光データ及びアパーチャマスクを作成する工程を示
すフローチャート。
【図9】本発明の一実施形態に係わる電子ビーム露光装
置の概略構成を示す図。
【符号の説明】
101…論理記述 102…スタンダード・セルライブラリ 103…ネットリスト 104…パターンデータ 201…Nウェル層 202…アクティブエリア層 203…ゲート層 204…コンタクト層 205…メタル配線層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セルベース設計された半導体デバイスの回
    路パターン中で使用されているスタンダード・セルに定
    義されている各レイヤーからキャラクタを抽出するステ
    ップと、 偏向により荷電ビームの照射が可能な複数のアパーチャ
    ブロック内に、抽出されたキャラクタ形状に応じた開口
    形状のキャラクタアパーチャが配置されたアパーチャマ
    スクのパターンレイアウトを設計するステップと、 設計されたパターンレイアウトに基づいて、前記アパー
    チャブロック内のキャラクタアパーチャの位置情報、該
    キャラクタアパーチャで成形された荷電ビームの試料へ
    の照射位置が記録され、前記スタンダード・セルで定義
    されている複数のレイヤーに共通な一つの露光データを
    生成するステップとを含むことを特徴とする露光データ
    作成方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載された露光データ作成方法
    により生成された一つの露光データに基づいて、前記ス
    タンダード・セルに定義されている各キャラクタアパー
    チャに照射して、複数のレイヤーの露光を行うことを特
    徴とする荷電ビーム露光方法。
  3. 【請求項3】セルベース設計された半導体デバイスの回
    路パターン中で使用されているスタンダード・セルに定
    義されている各レイヤーからキャラクタを抽出するステ
    ップと、 抽出されたキャラクタ形状に応じた開口形状のキャラク
    タアパーチャをアパーチャマスクに配置するステップと
    を含み、 前記キャラクタアパーチャをアパーチャマスクに配置す
    るステップでは、 前記アパーチャマスク内に、偏向により荷電ビームの照
    射が可能な領域であるアパーチャブロックが、前記スタ
    ンダード・セルに定義されている各レイヤーに対応付け
    て設定され、 それぞれの前記アパーチャブロック内には、対応付けら
    れたレイヤーから抽出されたキャラクタ形状に応じたキ
    ャラクタアパーチャだけを配置することを特徴とするア
    パーチャマスクデータの作成方法。
  4. 【請求項4】セルベース設計された半導体デバイスの回
    路パターン中で使用されているスタンダード・セルに定
    義されている各レイヤーから抽出されたキャラクタ形状
    に応じた開口形状のキャラクタアパーチャが配置された
    アパーチャマスクを具備し、該キャラクタアパーチャに
    より成形された荷電ビームを試料に照射する荷電ビーム
    露光装置であって、 前記アパーチャマスク内に、偏向により荷電ビームの照
    射が可能な領域であるアパーチャブロックが、前記スタ
    ンダード・セルに定義されている各レイヤーに対応付け
    られて設定され、 それぞれの前記アパーチャブロック内には、対応付けら
    れたレイヤーから抽出されたキャラクタ形状に応じたキ
    ャラクタアパーチャだけが配置されていることを特徴と
    する荷電ビーム露光装置。
  5. 【請求項5】同一のスタンダード・セルに定義されてい
    る各レイヤーのキャラクタアパーチャは、各レイヤーに
    対応付けられたアパーチャブロックの相対的に同じ位置
    に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の荷
    電ビーム露光装置。
  6. 【請求項6】半導体デバイスの回路パターンの各レイヤ
    ーのパターンからキャラクタを抽出し、抽出されたキャ
    ラクタ形状に応じた開口形状のキャラクタアパーチャが
    配置されたアパーチャマスクを具備し、該キャラクタア
    パーチャにより成形された荷電ビームを試料に照射する
    荷電ビーム露光装置を用いたキャラクタプロジェクショ
    ン方式の荷電ビーム露光方法であって、 前記アパーチャマスク内に、偏向により荷電ビームの照
    射が可能な領域であるアパーチャブロックが、前記スタ
    ンダード・セルに定義されている各レイヤーに対応付け
    られて設定され、 それぞれの前記アパーチャブロック内には、対応付けら
    れたレイヤーから抽出されたキャラクタ形状に応じたキ
    ャラクタアパーチャだけが配置され、 任意のレイヤーの露光を行う場合、対応付けられたアパ
    ーチャブロックに荷電ビームが照射できるように前記ア
    パーチャマスクを移動させ、アパーチャブロック内に配
    置されているキャラクタアパーチャにより荷電ビームを
    成形して露光を行うことを特徴とする荷電ビーム露光方
    法。
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