JPH0536594A - 露光処理システム装置,荷電粒子ビーム露光装置及び荷電粒子ビーム露光方法 - Google Patents

露光処理システム装置,荷電粒子ビーム露光装置及び荷電粒子ビーム露光方法

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JPH0536594A
JPH0536594A JP3218178A JP21817891A JPH0536594A JP H0536594 A JPH0536594 A JP H0536594A JP 3218178 A JP3218178 A JP 3218178A JP 21817891 A JP21817891 A JP 21817891A JP H0536594 A JPH0536594 A JP H0536594A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は露光処理システム装置の改善に関
し、LSIの設計データを一律に可変図形露光データの
みに変換することなく、また、ブロックパターンの選択
に際して露光処理系のデータ照合処理に依存することな
く、該露光処理系とLSI設計処理系との間において、
ブロックパターンの分割/選択に関して共通する媒介デ
ータを持ち、該媒介データに基づいて効率良く、かつ、
高速にブロック露光処理をすることを目的とする。 【構成】 半導体集積回路LSIの設計データDDに基
づいてLSI設計処理系100によりブロック露光処理に
必要な露光データPDの自動作成処理をし、前記露光デ
ータPDに基づいて荷電粒子ビーム露光処理系 101によ
り被露光対象17にブロックパターン露光処理をするこ
とを含み構成し、前記LSI設計処理系 100がブロック
露光データRPDを含む露光データPDの自動作成処理を
し、前記荷電粒子ビーム露光処理系 101に複数のブロッ
クパターンB1, B2…Bnに基づくビーム整形手段1
3が設けられることを含み構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】〔目 次〕 産業上の利用分野 従来の技術(図16〜18) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1〜図3) 作用 実施例 (1)第1の実施例の説明(図4〜図12) (2)第2の実施例の説明(図13〜図15) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、露光処理システム装
置,荷電粒子ビーム露光装置及び荷電粒子ビーム露光方
法に関するものであり、更に詳しく言えば、LSI設計
処理系により作成された露光データに基づいてブロック
パターン露光処理をする全体処理システム,露光装置及
び露光方法に関するものである。
【0003】近年、LSIの高集積化,高密度化に伴い
微細パターンの露光は、ホトリソグラフィに代わって、
荷電粒子線を用いる方法,例えば、電子ビームやX線に
よる描画処理に移行されつつある。
【0004】ところで、従来例の露光処理システムによ
れば、その処理効率の向上を図るため、所望する形状を
開口部として形成したステンシルマスクをビーム光軸の
中心付近に配置し、その開口部にビームを照射すること
で、予め、整形されたビームを半導体ウエハに照射し、
LSIの各種回路パターンの露光処理をするブロック露
光方式が開発されている。
【0005】しかし、LSI設計処理系ではLSIの配
線やコンタクトホール等のパターンやセル部等の繰り返
しパターンも一律に、その設計データに基づいて可変図
形露光データを作成処理している。
【0006】また、露光処理系ではLSI設計処理系で
作成された可変図形露光データと当該露光処理系が有す
るブロック露光データとの照合処理をしている。このた
め、LSI設計処理系では半導体集積回路の高集積,高
密度化に伴うデータ取扱い量が増加すると、可変図形露
光データの作成に多くの処理時間を要し、また、露光処
理系では、その照合処理が益々複雑化し、ブロックパタ
ーンの選択処理に多くの時間を要することとなる。
【0007】これにより、従来例に係る露光処理システ
ムによれば、LSI設計処理系のデータ処理の高速化の
妨げとなったり、また、露光装置のスループットの低下
を招くことになる。
【0008】そこで、LSIの設計データを一律に可変
図形露光データのみに変換することなく、また、ブロッ
クパターンの選択に際して露光処理系のデータ照合処理
を行うことなく、該露光処理系とLSI設計処理系との
間において、ブロックパターンに関して共通する媒介デ
ータを持ち、該媒介データに基づいて効率良く、かつ、
高速にブロック露光処理をすることができる露光処理シ
ステム,露光装置及び露光方法が望まれている。
【0009】
【従来の技術】図16〜18は、従来例に係る説明図であ
る。図16は、従来例に係る電子ビーム露光装置の構成図
である。
【0010】図16において、露光データDに基づいて偏
向処理される矩形電子ビーム1aを用いて、半導体ウエ
ハ7にLSIパターンの露光処理をする装置は、電子発
生源1,マスク選択用偏向駆動回路2a,矩形整形アパ
ーチャ2b,第1,第2の偏向器2c,2d,描画用偏
向駆動回路2e,ステンシルマスク3,マスク移動回路
4,露光制御計算機5及びステージ駆動回路6から成
る。
【0011】なお、ステンシルマスク3は、図16の破線
円内図に示すように複数のブロックパターン3a〜3d
…から成り、例えば、LSIの配線やコンタクトホール
等のパターンが形成されている。
【0012】また、当該露光装置の機能は、電子発生源
1から出射された電子ビームが矩形整形アパーチャ2b
により矩形電子ビーム1aに整形され、該矩形電子ビー
ム1aがステンシルマスク3に偏向される。この偏向処
理は、可変図形露光データから成る露光データDに基づ
く、マスク移動回路4の出力値によって、ブロックパタ
ーン3aを選択できる位置にステンシルマスク3を移動
して置き、マスク選択用偏向駆動回路2aの出力値によ
って、第1の偏向器2cに偏向電流又は電圧が供給され
ることにより行われる。
【0013】なお、該ブロックパターン3aを通過した
整形電子ビーム1aが第2の偏向器2dにより半導体ウ
エハ7上で偏向走査される。これにより、該ウエハ7に
ブロックパターン3aの形状であるLSIの配線パター
ン等を露光することができる。
【0014】その後、半導体ウエハ7の被露光領域を変
えるためにステージ駆動回路6によりステージが移動さ
れる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来例の露
光処理システム,例えば、図17に示すようなLSI設計
処理系Aにより作成された露光データDに基づいて図18
に示すような露光処理系Bにより半導体ウエハ7にLS
Iパターンを露光するシステムによれば、該LSI設計
処理系Aでは、LSIの配線やコンタクトホール等のパ
ターンやセル部等の繰り返しパターンも一律に、その設
計基本図形データDDに基づいて可変図形露光データの
みから成る露光データDを作成処理している。
【0016】このため、次のような問題を生ずる。 LSI設計処理系Aでは半導体集積回路の高集積,
高密度化に伴うデータ取扱い量が増加すると、可変図形
露光データの作成処理に多くの処理時間を要するという
第1の問題がある。
【0017】例えば、図17に示すようなLSI設計処理
系Aの処理フローチャートにおいて、ステップP1で新
規に開発しようとするLSIに係る設計基本図形データ
DDの入力処理をし、ステップP2でLSI自動設計処
理をする。この際の設計処理は、設計者の要求する設計
基本図形データDDが設計データファイルから読出処理
され、ディスプレイ上で半導体集積回路の配線やコンタ
クトホール等のパターンやセル部等の繰り返しパターン
が組合せ処理される。
【0018】その後、ステップP3で露光データDの作
成処理をする。この際の作成処理は、設計基本図形デー
タDDに基づいて組合せ処理されたLSIパターンを矩
形パターン等に分割し、それを可変図形露光データのみ
から成る露光データDに変換する。
【0019】このことで、半導体集積回路の高集積,高
密度化に伴いデータ取扱い量が増加すると、可変図形露
光データの作成処理に多くの処理時間を要することとな
る。 また、露光処理系Bでは該処理系Aで作成された露
光データDに含まれる可変図形露光データからブロック
露光を行うべきパターンをブロックパターン選択データ
として抽出し、そのブロックパターン選択データと当該
露光処理系Bが有するブロック露光データとの照合処理
をしている。
【0020】このため、露光処理系Bでは半導体集積回
路の高集積,高密度化に伴うデータ取扱い量が増加する
と、その照合処理が益々複雑化し、ブロックパターンの
選択処理に多くの時間を要するという第2の問題があ
る。
【0021】すなわち、図18に示すような露光処理系B
の処理フローチャートにおいて、ステップP1で露光デ
ータDの入力処理をし、次に、ステップP2でデータの
比較照合処理をする。この際の比較照合処理では、露光
データDに含まれる可変図形露光データに基づいて、露
光処理系Bの有するブロック露光データに適合するパタ
ーンが見出される。例えば、露光処理系Bにおいて、ス
テンシルマスク3に形成された50〜100程度のブロ
ックパターンに係る形状データとその選択データとがメ
モリ領域上で比較処理される。
【0022】さらに、ブロック露光を行うように見出さ
れたブロックパターン選択データについては、そのブロ
ックパターンを選択するためのマスク移動回路に印加さ
れる選択データと、マスク選択偏向駆動回路2aに印加
される偏向データとが付加される。この後、実際に露光
処理される。
【0023】この露光処理は、まず、ステップP3でブ
ロックパターンの選択処理をする。この際に、マスク移
動回路4及びマスク選択用偏向駆動回路2aの出力を受
けて動作する第1の偏向器2cを介してステンシルマス
ク3の一つのブロックパターン,例えば、矩形ブロック
パターン3aが選択される。これにより、LSI設計処
理系Aの要求する基本図形パターンに最も近似するブロ
ックパターンが選択され、その後、ステップP4で矩形
電子ビーム1aが照射され、パターン露光処理がされて
いる。
【0024】このことから、露光処理系Bでは半導体集
積回路の高集積,高密度化に伴うデータ取扱い量が増加
すると、その照合処理が益々複雑化し、ブロックパター
ンの選択処理に多くの時間を要することとなる。
【0025】これにより、従来例の露光処理システムに
よれば、LSI設計処理系のデータ処理の高速化の妨げ
となり、また、露光装置のスループットの低下を招く。
本発明は、かかる従来例の問題点に鑑み創作されたもの
であり、LSIの設計データを一律に可変図形露光デー
タのみに変換することなく、また、ブロックパターンの
選択に際して露光処理系のデータ照合処理を行うことな
く、露光処理系とLSI設計処理系との間において、ブ
ロックパターンに関し媒介データを持ち、該媒介データ
に基づいて効率良く、かつ、高速にブロック露光処理を
することが可能となる露光処理システム装置,荷電粒子
ビーム露光装置及び荷電粒子ビーム露光方法の提供を目
的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】図1〜3は、本発明に係
る露光システム装置の原理図(その1〜3)であり、図
4は、本発明に係る荷電粒子ビーム露光装置の原理図で
あり、図5は、本発明に係る荷電粒子ビーム露光方法の
原理図をそれぞれ示している。
【0027】本発明の第1の露光処理システム装置は、
図1に示すように半導体集積回路LSIの設計パターン
PPに基づいてブロック露光処理に必要な露光データP
Dの自動作成処理をするLSI設計処理系 100と、前記
露光データPDに基づいて被露光対象17にブロックパ
ターン露光処理をする荷電粒子ビーム露光処理系 101と
を具備し、前記LSI設計処理系 100が図2に示すよう
に半導体集積回路LSIの設計データDDから抽出した
複数のブロックパターンB1, B2…Bnに基づいてブ
ロック露光データRPDを含む露光データPDの自動作成
処理することを特徴とする。
【0028】また、前記第1の露光処理システム装置に
おいて、前記荷電粒子ビーム露光処理系 101には、図3
に示すように前記半導体集積回路LSIの設計パターン
PPから抽出した複数のブロックパターンB1, B2…
Bnに基づいて形成されたビーム整形手段13が設けら
れることを特徴とする。
【0029】さらに、本発明の第2の露光処理システム
装置は、図1に示すような前記第1の露光処理システム
装置において、図2に示すように前記LSI設計処理系
100が前記荷電粒子ビーム露光処理系 101に設けられた
ビーム整形手段13の複数のブロックパターンB1, B
2…Bnの組み合わせ処理をし、前記組み合わせ処理に
基づいて半導体集積回路LSIの設計処理をすることを
特徴とする。
【0030】なお、前記第2の露光処理システム装置に
おいて、前記LSI設計処理系 100は、図2に示すよう
に、予め、荷電粒子ビーム露光処理系101に設けられた
ビーム整形手段13の複数のブロックパターンB1, B
2…Bnを辞書露光パターンRPにして半導体集積回路
LSIの設計パターンPPの分割処理をすることを特徴
とする。
【0031】また、前記第1,第2の露光処理システム
装置において、前記LSI設計処理系 100により自動作
成処理された露光データPDには、ブロック露光データ
RPDの他に可変図形露光データVD=Dx1,Dy1, Dx
2,Dy2…が含まれることを特徴とする。
【0032】さらに、前記第1,第2の露光処理システ
ム装置において、図2に示すように前記LSI設計処理
系 100が自動作成処理したブロック露光データRPDに
は、前記荷電粒子ビーム露光処理系 101に設けられたビ
ーム整形手段13の複数のブロックパターンB1, B2
…Bnの一つを選択するビーム偏向データBD=BD1,
BD2…BDi,BDnを読み出す選択データAD=AD1, A
D2…ADnが含まれることを特徴とする。
【0033】なお、本発明の荷電粒子ビーム露光装置
は、図4に示すように、少なくとも、被露光対象17に
荷電粒子ビーム11aを出射する荷電粒子発生手段11
と、前記荷電粒子ビーム11aを整形する複数のブロック
パターンB1,B2…Bnから成るビーム整形手段13
と、前記複数のブロックパターンB1,B2…Bnの任
意のブロックパターンBiに荷電粒子ビーム11aを選択
偏向する第1の偏向手段12と、前記複数のブロックパ
ターンB1,B2…Bnを選択するビーム偏向データB
D=BD1, BD2…BDi,BDnを記憶する記憶手段14
と、前記任意のブロックパターンBiを通過した荷電粒
子ビーム11aを描画偏向する第2の偏向手段15と、前
記荷電粒子発生手段11, 第1,第2の偏向手段12,
14,ビーム整形手段13及び記憶手段14の入出力を
制御する制御手段16とを具備し、前記制御手段16が
露光データPDに基づいて前記ビーム偏向データBD=
BD1, BD2…BDi,BDnの読出し処理をすることを特徴
とする。
【0034】また、本発明の荷電粒子ビーム露光方法
は、図5のフローチャートに示すように、まず、ステッ
プP1で荷電粒子ビーム11aの出射処理をし、次いで、
ステップP2で前記荷電粒子ビーム11aを複数のブロッ
クパターンB1,B2…Bnの任意のブロックパターン
Biに偏向するビーム偏向データBD=BDiの読出し処
理をし、さらに、ステップP3aで前記読出し処理に基づ
いて選択された任意のブロックパターンBiに前記荷電
粒子ビーム11aの偏向処理をし、その後、ステップP4
で前記偏向処理に基づいて整形される荷電粒子ビーム11
aを被露光対象17に照射処理をすることを特徴とす
る。
【0035】さらに、前記荷電粒子ビーム露光方法であ
って、図5のフローチャートに示すように、ステップP
3bで前記露光データPDに含まれる可変図形露光データ
VD=Dx1,Dy1, Dx2,Dy2…と前記ビーム偏向デー
タBD=BD1, BD2…BDi,BDnとに基づいて荷電粒子
ビーム11aの偏向処理をし、その後、ステップP4で前
記偏向処理により整形される荷電粒子ビーム11aを用い
て被露光対象17の露光処理をすることを特徴とし、上
記目的を達成する。
【0036】
【作 用】本発明の第1の露光処理システム装置によれ
ば、図1に示すようにLSI設計処理系 100及び荷電粒
子ビーム露光処理系 101が具備され、該LSI設計処理
系100が図2に示すようにブロック露光データRPDを含
む露光データPDの自動作成処理をし、荷電粒子ビーム
露光処理系 101には、図3に示すようにビーム整形手段
13が設けられる。
【0037】例えば、新規開発に係るLSIの設計基本
図形データ(以下単に設計データともいう)DDに基づ
いてブロック露光処理に必要な露光データPDがLSI
設計処理系 100より自動作成処理される。この際に、L
SI設計処理系 100では、図2に示すようにLSIの設
計パターンPPから抽出した複数のブロックパターンB
1, B2…Bnに基づいてブロック露光データRPDを含
む露光データPDが自動作成処理される。
【0038】また、ここで自動作成処理される露光デー
タPDには、ブロック露光データRPDの他に可変図形露
光データVD=Dx1,Dy1, Dx2,Dy2…が含まれ、さ
らに、ブロック露光データRPDには、荷電粒子ビーム露
光処理系 101に設けられるビーム整形手段13の複数の
ブロックパターンB1, B2…Bnの一つを選択するビ
ーム偏向データBD=BD1, BD2…BDi,BDnを読み出
す選択データ(媒介データ)AD=AD1, AD2…ADnが
含まれている。
【0039】これにより、該露光データPDに基づいて
荷電粒子ビーム露光処理系 101では被露光対象17にブ
ロックパターン露光処理が行われる。この際に、LSI
の設計データDDから抽出した複数のブロックパターン
B1,B2…Bnを,例えば、マスクパターンとするビ
ーム整形手段13に基づいてブロックパターン露光処理
が行われる。
【0040】このため、LSI設計処理系100 ではLS
Iの高集積,高密度化に伴いデータ取扱い量が増加した
場合であっても、LSIの設計パターンPPから抽出し
た複数のブロックパターンB1, B2…Bnに基づいて
ブロック露光データRPDを作成処理をした後に、該ブロ
ックパターンB1, B2…Bn以外の設計パターンにつ
いてのみ可変図形露光データを作成すれば良い。
【0041】このことで、従来例の可変図形露光データ
VDのみを露光データPDとする作成処理に比べて、本
発明のブロック露光データRPD及び可変図形露光データ
VDを露光データPDとする作成処理を大幅に軽減化す
ることが可能となる。
【0042】また、荷電粒子ビーム露光処理系 101では
該処理系 100で作成されたブロック露光データRPDに含
まれる選択データAD=AD1, AD2…ADnに基づいて該
露光処理系 101に設けられたビーム整形手段13の複数
のブロックパターンB1, B2…Bnの一つを即時に選
択することが可能となる。
【0043】このことから、従来例のような可変図形露
光データと当該露光処理系 101が有するブロック露光デ
ータとの照合処理が不要となる。このため、露光処理系
101では半導体集積回路の高集積,高密度化に伴うデー
タ取扱い量が増加した場合であっても、その照合処理が
省略化され、ブロックパターンの選択動作を短時間に実
行することが可能となる。
【0044】これにより、当該露光処理システム装置の
全体の処理時間の短縮化が図られ、ブロック露光処理の
高速化を図ること、及び、露光装置のスループットの向
上を図ることが可能となる。
【0045】また、本発明の第2の露光システム装置に
よれば、図2に示すようにLSI設計処理系 100が荷電
粒子ビーム露光処理系 101に設けられたビーム整形手段
13の複数のブロックパターンB1, B2…Bnの組み
合わせ処理をし、該組み合わせ処理に基づいてLSIの
設計処理をしている。
【0046】例えば、LSI設計処理系 100は、図2に
示すように、予め、荷電粒子ビーム露光処理系 101に設
けられたビーム整形手段13の複数のブロックパターン
B1, B2…Bnを辞書露光パターン(媒介データ)R
PにしてLSIの設計パターンPPの設計処理をする。
【0047】すなわち、荷電粒子ビーム露光処理系 101
に転送するブロック露光データRPD=RPD1,RPD2…
RPDi,RPDnは,例えば、DRAM(ダイナッミクラ
ンダムアクセスメモリ)のセル部分の基本繰り返し形状
やセル周辺部分のパターン形状等の繰り返しパターンか
ら成る辞書露光パターンRPに係るものである。これ
が、露光処理系 101からLSIの設計処理系 100への複
数のブロックパターンB1,B2…Bnの形状に係る媒
介データとなっている。
【0048】また、ブロック露光データRPDはLSI設
計処理系 100の記憶手段に格納され、その記憶処理され
たブロック露光データRPD=RPD1,RPD2…RPDi,
RPDnが組み合わせ処理される。この組み合わせ処理の
際に、LSI設計処理系 100において、設計者が希望す
るLSIの設計パターンPPに用いられたブロック露光
データRPD=RPD1,RPD2…RPDi,RPDnに対し、
LSIの設計処理系 100から露光処理系 101への媒介デ
ータとして、複数のブロックパターンB1,B2…Bn
の形状を読出し処理をするための選択データAD=AD
1, AD2…ADi,ADnが露光データPDに付加される。
【0049】これにより、LSI設計処理系 100では、
媒介データ=辞書露光パターンRPの組み合わせ処理に
基づいて被露光対象17の露光データPDが自動作成処
理される。
【0050】このため、第1の露光処理システム装置の
ように、ビーム整形手段13に形成されるマスクパター
ンが決定されていない場合に比べて、第2の露光処理シ
ステム装置では、該ビーム整形手段13に既にマスクパ
ターン(複数のブロックパターンB1, B2…Bn)が
形成されている場合に、該複数のブロックパターンB
1, B2…Bnに基づいて新規LSIに係る設計を行う
ことによりブロック露光データRPDを含む露光データP
Dを自動作成処理することが可能となる。
【0051】このことから露光処理系 101では、第1の
露光処理システム装置と同様に、複数のブロックパター
ンB1,B2…Bnを選択するビーム偏向データBD=
BD1, BD2…BDi,BDnを読出す媒介データ=選択デー
タAD=AD1, AD2…ADi,ADnに基づいて、また、可
変図形露光データVD=Dx1,Dy1, Dx2,Dy2…に基
づいて露光処理をすることが可能となる。
【0052】これにより、第1の露光処理システム装置
と同様に、設計LSIが高集積,高密度化した場合であ
っても、ブロックパターンの選択処理が短時間に行われ
ることから露光処理の高速化を図ることが可能となる。
また、露光装置のスループットの向上を図ることも可能
となる。
【0053】さらに、本発明の露光装置によれば、図4
に示すように、荷電粒子発生手段11,第1の偏向手段
12,ビーム整形手段13及び記憶手段14が具備さ
れ、露光データPDに含まれるブロック露光データRPD
に基づいてブロックパターンB1,B2…Bnの内の一
つのブロックパターンBiを選択するビーム偏向データ
BD=BD1, BD2…BDi,BDnを読出し処理する制御手
段15が設けられている。
【0054】例えば、荷電粒子発生手段11により荷電
粒子ビーム11aが出射され、該荷電粒子ビーム11aが第
1の偏向手段12により偏向される。この際の偏向処理
は、制御手段16が露光データPDに含まれる選択デー
タAD=AD1, AD2…ADi,ADnに基づいてビーム偏向
データBD=BD1, BD2…BDi,BDnを読出し、その値
を第1の偏向手段12に出力する。
【0055】また、第1の偏向手段12に出力された値
に基づいて複数のブロックパターンB1,B2…Bnか
ら成るビーム整形手段13の一つのブロックパターンB
iに荷電粒子ビーム11aが選択偏向(以下マスク偏向処
理という)される。これにより、一つのブロックパター
ンBiが選択され、これに荷電粒子ビーム11aが通過す
ることにより、該ビーム11aが整形される。そして、整
形された荷電粒子ビーム11aが第2の偏向手段15によ
り被露光対象17上に描画偏向される。
【0056】このため、従来例のように最適ブロックパ
ターンを見出すため処理、すなわち、露光データPDに
含まれる可変図形露光データと当該露光装置が有するブ
ロック露光データとの照合処理が不要となる。
【0057】また、複数のブロックパターンB1,B2
…Bnからの一つのブロックパターンBiの選択は、記
憶手段14へのアクセス動作のみで行える。このことか
らブロックパターンの選択処理を高速に実行することが
可能となる。
【0058】これにより、設計LSIが高集積,高密度
化した場合であっても、ブロックパターンの選択処理を
短時間に行うことができる。このことで、露光装置のス
ループットの向上を図ることが可能となる。
【0059】また、本発明の露光方法によれば、図5に
示すように、ステップP2で露光データPDに含まれる
選択データADに基づいて荷電粒子ビーム11aのビーム
偏向データBD=BD1, BD2…BDi,BDnの読出し処理
をし、さらに、ステップP3a又はステップP3bで、該読
出し処理によるビーム偏向データBD=BD1, BD2…B
Di,BDn又は露光データPDに含まれる可変図形露光デ
ータVD=Dx1,Dy1, Dx2,Dy2…に基づいて荷電粒
子ビーム11aの偏向処理をし、ステップP4で、整形さ
れた荷電粒子ビーム11aに基づいて半導体ウエハ27の
露光処理をしている。
【0060】このため、予め、設計処理系 100において
辞書露光パターンRPを用いて作成したブロックパター
ンについては、露光処理系 101のステンシルマスク等に
形成された50〜100程度のブロックパターンB1,
B2…Bnに基づいて、かつ、可変矩形パターンについ
ては、従来例のように可変図形露光データVD=Dx1,
Dy1, Dx2,Dy2…に基づいて、それぞれ効率良くパタ
ーン露光処理をすることが可能となる。
【0061】これにより、設計LSIが高集積,高密度
化した場合であっても、ブロックパターンBiの選択が
ステンシルマスクに形成されたブロックパターンB1,
B2…Bnの範囲内において実行されること、及び該ブ
ロックパターンの選択処理が短時間に行われることから
露光処理の高速化を図ることが可能となる。
【0062】
【実施例】次に図を参照しながら本発明の実施例につい
て説明をする。図6〜15は、本発明の実施例に係る露光
処理システム装置,荷電粒子ビーム露光装置及び荷電粒
子ビーム露光方法を説明する図である。
【0063】(1)第1の実施例の説明 図6は、本発明の第1の実施例に係る露光処理システム
装置のLSI設計処理システムの構成図を示している。
【0064】図6において、LSI設計処理システム
は、LSI設計処理系 100の一実施例であり、キーボー
ド8,ディスプレイ9,設計データファイルメモリ1
0,データ一時ファイルメモリ18A,露光データファイ
ルメモリ18B,図形分割処理エディタ19,その他の処
理エディタ20,自動データ作成制御装置28及びシス
テムバス29から成る。
【0065】すなわち、キーボード8はLSIの設計パ
ターンPPの分割処理やそのブロックパターンの抽出処
理の際に、これらの制御データ等を入力するものであ
る。ディスプレイ9は、設計基本図形データ(設計デー
タ)DDに基づく設計パターンPP等を表示するもので
ある。
【0066】設計データファイルメモリ10は、LSI
の設計パターンPPに係る設計基本図形データDDを記
憶するものである。データ一時ファイルメモリ18Aは、
ブロックパターンB1,B2…Bnの大きさやその縮小
率,パターンショット回数等のデータを一時記憶するも
のである。
【0067】露光データファイルメモリ18Bは、ブロッ
クパターンB1,B2…Bnの抽出処理に係り、そのブ
ロック露光データRPD,選択データADや可変図形露光
データVD等の露光データPDを格納するものである。
なお、選択データADは、荷電粒子ビーム露光処理系 1
01の一例となる電子ビーム露光装置のビーム偏向データ
BDを読み出すデータとなる。
【0068】図形分割処理エディタ19は、設計パター
ンPPに含まれるLSIパターンやその配線パターンの
分割処理をする補助装置である。その他の処理エディタ
20は、設計パターンPPに含まれるメモリセルの繰り
返しパターンや非繰り返しパターン等のデータを抽出処
理する補助装置である。
【0069】自動データ作成制御装置28は、システム
バス29を介して接続されたキーボード8,ディスプレ
イ9,各メモリ10,18A,18B,各処理エディタ1
9,20の入出力を制御するものである。例えば、自動
データ作成制御装置28は、LSIの設計パターンPP
から抽出した複数のブロックパターンB1, B2…Bn
に基づいてブロック露光データRPDを含む露光データP
Dの自動作成処理をするものである。
【0070】また、図7は、本発明の第1の実施例に係
る露光処理システム装置の電子ビーム露光装置の構成図
を示している。図7において、電子ビーム露光装置は荷
電粒子ビーム露光系 101の一実施例であり、例えば、荷
電粒子ビーム11aの一例となる電子ビーム21aを用いた
電子ビーム露光装置は、矩形電子ビーム発生系21,第
1,第2の偏向系22A,22B,ステンシルマスク23,
RAM(随時書き込み読出し可能メモリ)54,露光制
御系25及びステージ駆動系26等から成る。
【0071】すなわち、21は荷電粒子発生手段11の
一実施例となる矩形電子ビーム発生系であり、電子銃21
A,グリッド電極21B,アノード電極21C,矩形整形ア
パーチャ21D及びアライメントコイル21F等から成る。
該矩形電子ビーム発生系21の機能は、電子銃21Aで発
生した電子ビーム21aをグリッド電極21B及びアノード
電極21Cを介して加速し、矩形整形アパーチャ21Dによ
り、該電子ビーム21aを矩形状に整形するものである。
【0072】22Aは第1の偏向手段12を構成する第1
の偏向系(マスク選択用偏向系)であり、第1の電子レ
ンズ21E,スリットデフレクタ221 ,第2の電子レンズ
222,第1〜第4の位置合わせ偏向器230 〜233 ,電子
レンズ223 等から成る。
【0073】第1の偏向系22Aの機能は、電子ビーム21
aを第1の電子レンズ21Eにより、適当な照射面積の矩
形電子ビーム21aにし、パターン制御コントローラ52
からのパターンデータDPに基づいて、矩形電子ビーム
21aをステンシルマスク23上の一つのブロックパター
ンB1iに位置合わせし、さらに、整形された電子ビーム
21aを光軸へ振り戻すためのものである。
【0074】23は、ビーム整形手段13の一実施例と
なるステンシルマスクであり、矩形電子ビーム21aを通
過させる複数のブロックパターンB11〜B1nから成る。
なお、ステンシルマスクについては、図9,10において
詳述する。
【0075】22Bは第2の偏向手段15を構成する第2
の偏向系(描画偏向系)であり、ブランキング偏向器22
6 ,アパーチャ227 ,メインデフコイル228 及びサブデ
フレクタ229 等から成る。第2の偏向系22Bの機能は、
ステンシルマスク23で選択された任意のブロックパタ
ーンB1iを通過した整形電子ビーム21aをブランキング
偏向処理をしたり、それを被露光対象17上に偏向処理
するものである。
【0076】これにより、ブロックパターンB1iを通過
した整形電子ビーム21aに基づいて被露光対象17の一
例となる半導体ウエハ27に露光処理をすることができ
る。例えば、半導体ウエハ27にLSIパターンや配線
パターン等の繰り返しパターンを露光処理をすることが
できる。
【0077】25は制御手段16の一実施例となる露光
制御系であり、データメモリ51,パターン制御コント
ローラ52,第1〜第4のデジタル/アナログ変換増幅
回路(以下DAC/AMP という)53,57, 510,511 ,R
AM54,マスク移動回路55,ブランキング制御回路
56,シーケンスコントローラ58,偏向制御回路5
9,インターフェイス回路512 ,露光データ記憶装置51
3 及び中央演算処理装置(以下CPUという)514 等か
ら成る。
【0078】ここで、従来例と異なるは、本発明の実施
例ではRAM54が設けられる部分である。すなわち、
RAM54は記憶手段14の一実施例であり、複数のブ
ロックパターンB11,B12…B1nを選択するビーム偏向
データBD=BD1, BD2…BDi,BDnを記憶するもので
ある。
【0079】これは、ステンシルマスク23に形成され
た50〜100程度のブロックパターンB11,B12…B
1nの配置情報が記憶されるものであり、本発明の実施例
によれば、選択データAD=AD1, AD2…ADi,ADn等
をアドレスにして複数のブロックパターンB11,B12…
B1nから一つのブロックパターンB1iを選択するビーム
偏向データBDiを読出し処理することができる(図8参
照)。
【0080】すなわち、露光制御系25の動作は、ま
ず、露光データ記憶装置513 からの露光データPDがC
PU514 ,インターフェイス回路512 を介して、データ
メモリ51及びシーケンスコントローラ58に入力され
る。さらに、同様の経路を経て、予め、ビーム偏向デー
タBDがパターンコントローラ52を介してRAM54
に入力される。
【0081】このビーム偏向データBDは、具体的には
ステンシルマスク23を移動させるために、マスク移動
回路55に対して出力するデータやステンシルマスク2
3上に形成されているブロックパターンB1iを選択する
ために第1〜第4の位置合わせ偏向器 230〜233 に出力
されるデータ等である。
【0082】これらのデータは選択データADがアドレ
スとしてRAM54にアクセスすると同時に出力するよ
うになっている。すなわち、データメモリ51から露光
するパターンデータとして選択データADが読み込まれ
ると、ブロックパターンB11〜B1nから一つのブロック
パターンB1iを選択することができる。
【0083】また、露光データPDには、この選択デー
タADの他にサブデフィレクタ229を偏向するためのサ
ブデフデータSDD,メインデフコイル 228を偏向するた
めのメインデフデータMDDやブランキング制御回路56
を制御するデータも含まれる。
【0084】これにより、RAM54から読出されたビ
ーム偏向データBDiがパターンデータDPとなってDAC/
AMP 53, マスク移動回路55に入力される。さらに、
第1の偏向系22Aのスリットデフレクタ221 ,ステンシ
ルマスク23が駆動制御される。また、該パターンデー
タDPに基づいてブランキング制御回路56及びDAC/AM
P 57により、第1〜第4の位置合わせ偏向器230 〜23
3 ,ブランキング偏向器226 等が駆動制御され、被露光
対象27上の任意の位置に電子ビーム21aを照射するこ
とができる。
【0085】一方、シーケンスコントローラ58からの
偏向データDDが偏向制御回路59とステージ駆動系2
6に入力される。また、偏向制御回路59からのサブデ
フデータSDDやメインデフデータMDDがDAC/AMP 510,51
1 に入力され、これにより、第2の偏向系のメインデフ
コイル228 及びサブデフレクタ229 等が駆動制御され
る。
【0086】なお、26はステージ駆動系であり、ステ
ージ移動機構26A,ステージ26B及びレーザ干渉計等か
ら成る。ステージ駆動系26の機能は、シーケンスコン
トローラ58からのステージ駆動データSDに基づいて
半導体ウエハ27を載置したステージ26Bの駆動制御や
その移動位置の計測制御をするものである(図11参
照)。
【0087】図8(a),(b)は、本発明の実施例に
係るRAMのメモリテーブル内容を説明する図である。
図8(a)において、RmtはRAM54のメモリテーブ
ル内容であり、複数のブロックパターンB11,B12…B
1nの一つのブロックパターンB1iに電子ビーム21aを偏
向するためのビーム偏向データBD=BD1, BD2…BD
i,BDnの内容を示している。
【0088】すなわち、図8(a)において、ADDx=
ADD1,ADD2…ADDi,ADDnは、そのブロックパタ
ーンB11,B12…B1nに係るブロックパターン選択アド
レス示している。また、各ビーム偏向データBDは、第
1〜第4の位置合わせ偏向量に対する出力データBD11,
BD12 …やステンシルマスク位置データMX11,MX12…
等の複数個のデータから成る。
【0089】例えば、アドレスADD1に対する出力デー
タBD11 =〔Sx11,Sy11 〕,BD12 =〔Sx12,Sy12
〕…、同様にADD2に対してBD21 =〔Sx21,Sy21
〕, BD22 =〔Sx22,Sy22 〕…さらに、ADDnに対
してBDn=〔Sxn1,Syn1 〕,BDn=〔Sxn2,Syn2 〕
…である。
【0090】なお、選択データAD=AD1, AD2…AD
i,ADnに基づいてRAM54にアドレスADDを指定す
ると、パターンデータDPとしてX,Y偏向駆動信号S
x1〜Sxn, Sy1〜Synが第1〜第4の位置合わせ偏向器
230 〜233 に出力される。これにより一つのブロックパ
ターンに電子ビーム21aを位置合わせすることができ
る。
【0091】また、図8(b)に示したB11,B12…B
1nは複数のブロックパターンの模式図であり、ステンシ
ルマスク23に設けられたブロックパターンを示してい
る。図9は、本発明の実施例に係るステンシルマスクを
説明する図であり、同図は、一つのステンシルマスクの
全体平面図と、その中の一つのエリアの拡大図を示して
いる。
【0092】図9において、E1〜E9はビーム照射エ
リアであり、所定ピッチ間隔ELによりマトリクス状に
配置されている。本発明の実施例によれば、3×3の9
エリアを具備しており、一つのエリアの大きさは、電子
ビーム21aの最大偏向範囲に対応して1〜5mm□程度で
ある。また、Exyは各エリアの基準点となる位置座標で
あり、エリアE7の基準点をExy(1,2)と示してい
る。
【0093】通常、このエリアの選択は、マスク移動回
路5の出力によって、マスクステージをメカ的に移動す
ることにより行う。さらに、B1〜B36はブロックパタ
ーン形成領域であり、ブロック形成領域が所定ピッチ間
隔BLによりマトリクス状に配置されている。本発明の
実施例によれば、6×6の36ブロック形成領域を具備し
ており、一つの大きさは、矩形電子ビーム21aの断面形
状にほぼ等しい100 〜500 μm□程度である。この領域
内に、ブロックパターンBが形成されている。
【0094】通常、このブロックの選択は、第1〜第4
の位置合わせ偏向器230 〜233 によって行われる。ま
た、Bxyは各ブロックエリアの基準点となる位置座標で
あり、エリアB32の基準点をBxy(1,2)と示してい
る。図10は、本発明の第1の実施例に係るブロックパタ
ーン群を説明する図であり、同図は、一つのブロックエ
リアの全体平面位置と、その中の一つのブロックパター
ンの拡大図を示している。
【0095】図10において、B10,B11, B16,B17は
ブロックパターンであり、ステンシルマスク23の複数
のブロックパターンB11, B12…B1n、例えば、ブロッ
クパターンB10は直線パターンを4本平行に並べたパタ
ーンであり、LSIの配線パターンを形成するものとな
る。ブロックパターンB11は階段状パターンであり、該
平行直線パターン群の領域選択パターンに使用される。
【0096】また、ブロックパターンB16は四辺形状パ
ターンであり、ブロックパターンB11と同様に該平行直
線パターン群等の領域選択パターンに使用される。ブロ
ックパターンB17は特定ブロックパターンであり、コン
タクトホールや直線パターンが合成されるものである。
【0097】図11(a),(b)は、本発明の実施例に
係るステージ駆動系を説明する図であり、図11(a)
は、半導体ウエハ27を連続露光処理する連続ステージ
移動方式の説明図を示している。例えば、半導体ウエハ
27の各チップに共通するストライプを露光処理する場
合、先の直線状のブロックパターンB10を選択し、ステ
ージ移動機構26Aを連続移動制御するものである。
【0098】例えば、図11(b)に示すように、ステー
ジ266 に載置された半導体ウエハ27がX軸用のDCモ
ータ262 によりX方向に移動される。同様に、Y軸用の
DCモータ265 により、それがY方向に移動される。
【0099】なお、ブロックパターンB10の露光が終了
して、次のブロックパターンB1iの選択をする場合に、
露光データPDの選択データAD=AD1, AD2…ADi,
ADnに係るRAM54へのアクセスタイミングとステー
ジ移動機構26Aの移動位置とのマッチング(整合)を採
るためレーザ干渉計26Cからのステージ移動量とがフィ
ードバックされている。
【0100】図11(b)は、ステージ移動する半導体ウ
エハ27をレーザ干渉計26Cにより、そのステージ移動
方向,その移動速度及び移動量等を測定する説明図を示
している。
【0101】図11(b)において、ステージ266 がX方
向に移動される場合には、ステージ制御部261 を介して
X軸用のレーザ測長器264 により、その移動方向,移動
速度及び移動量等が測定され、その結果が偏向制御回路
59にフィードバックされる。同様に、それがY方向に
移動される場合には、ステージ制御部261 を介してY軸
用のレーザ測長器264 により、その移動方向,移動速度
及び移動量等が測定され、その結果が偏向制御回路59
にフィードバックされる。
【0102】これにより、連続移動する被露光領域にブ
ロック露光パターンの転写処理をすることが可能とな
る。このようにして、本発明の第1の実施例に係る露光
処理システム装置によれば、図6〜11に示すように、L
SI設計処理システム及び電子ビーム露光装置が具備さ
れ、該LSI設計処理系が図6に示すようにブロック露
光データRPDを含む露光データPDの自動作成処理を
し、電子ビーム露光装置には、図9,10に示すようにス
テンシルマスク23が設けられる。
【0103】例えば、LSIの設計データDDに基づい
てブロック露光処理に必要な露光データPDがLSI設
計処理システムより自動作成処理される。この際に、L
SI設計処理システムでは、図6に示すようにLSIの
設計パターンPPからブロック露光を行う部分の複数の
ブロックパターンB1, B2…Bnに基づいてブロック
露光データRPDを含む露光データPDが自動作成処理さ
れる。
【0104】また、ここで自動作成処理される露光デー
タPDには、ブロック露光データRPDの他に可変図形露
光データVD=Dx1,Dy1, Dx2,Dy2…が含まれ、さ
らに、ブロック露光データRPDには、電子ビーム露光装
置に設けられるステンシルマスク23の複数のブロック
パターンB1, B2…Bnの一つを選択するビーム偏向
データBD=BD1, BD2…BDi,BDnを読み出す選択デ
ータ(媒介データ)AD=AD1, AD2…ADnが含まれて
いる。
【0105】これにより、該露光データPDに基づいて
電子ビーム露光装置では半導体ウエハ27にブロックパ
ターン露光処理が行われる。この際に、LSIの設計パ
ターンPPから抽出した複数のブロックパターンB1,
B2…Bnを,例えば、マスクパターンとするステンシ
ルマスク23に基づいてブロックパターン露光処理が行
われる。
【0106】すなわち、矩形電子ビーム発生系21,第
1,第2の偏向系22A,22B,ステンシルマスク23及
びRAM54が具備された電子ビーム露光装置では、露
光データPDに基づいて複数のブロックパターンB11,
B12…B1nを選択するためのビーム偏向データBD=B
D1,BD2…BDi,BDnがパターン制御コントローラ52
を介して読出し処理される。
【0107】例えば、矩形電子ビーム発生系21から半
導体ウエハ27方向に矩形電子ビーム21aが出射され、
該電子ビーム21aが第1の偏向系22Aによりステンシル
マスク23の一つのブロックパターンB1iを選択する。
この際の選択処理は、露光処理系25のパターン制御コ
ントローラ52が露光データPDに含まれる選択データ
AD=AD1, AD2…ADi,ADnに基づいてビーム偏向デ
ータBD=BD1, BD2…BDi,BDnを読出し、該ビーム
偏向データBD=BD1, BD2…BDi,BDnに基づいて複
数のブロックパターンB11,B12…B1nから成るステン
シルマスク23の一つのブロックパターンB1iに矩形電
子ビーム21aを偏向することにより行われる。
【0108】これにより、一つのブロックパターンB1i
が選択され、これに該電子ビーム21aが通過することに
より、該ビーム21aが整形される。このため、従来例の
ように最適ブロックパターンを見出すため処理、すなわ
ち、露光データPDに含まれる可変図形露光データと当
該露光装置が有するブロック露光データとの照合処理が
不要となる。
【0109】また、複数のブロックパターンB1,B2
…Bnからの一つのブロックパターンBiの選択は、R
AM54へのアクセス動作のみで行える。このことから
ブロックパターンの選択処理を高速に実行することが可
能となる。
【0110】さらに、LSI設計処理システムではLS
Iの高集積,高密度化に伴いデータ取扱い量が増加した
場合であっても、LSIの設計データDDから抽出した
複数のブロックパターンB1, B2…Bnに基づいてブ
ロック露光データRPDを作成処理をした後に、該ブロッ
クパターンB1, B2…Bn以外の設計パターンについ
てのみ可変図形露光データを作成すれば良い。
【0111】このことで、従来例の可変図形露光データ
VDのみを露光データPDとする作成処理に比べて、本
発明の実施例のようなブロック露光データRPD及び可変
図形露光データVDを露光データPDとする作成処理を
大幅に軽減化することが可能となる。
【0112】また、電子ビーム露光装置では半導体集積
回路の高集積,高密度化に伴うデータ取扱い量が増加し
た場合であっても、従来例のような照合処理が省略化さ
れ、ブロックパターンの選択動作を短時間に実行するこ
とが可能となる。
【0113】これにより、当該第1の露光処理システム
装置の全体の処理時間の短縮化が図られ、従来例に比べ
てブロック露光処理の高速化を図ること、及び、当該露
光装置のスループットの向上を図ることが可能となる。
【0114】次に、本発明の第1の実施例に係る電子ビ
ーム露光方法について、当該装置の動作を補足しながら
説明をする。図12は、本発明の実施例に係る電子ビーム
露光方法のフローチャートを示している。
【0115】図12において、メモリセル等の繰り返しパ
ターンやその周辺回路等の非繰り返しパターンの露光処
理をする場合、先に、ステップP1で整形電子ビーム21
aの出射処理をする。
【0116】次いで、ステップP2で露光データPDの
取り込み処理をする。この際に、露光制御系25におい
て、露光データ記憶装置513 からの露光データPDがC
PU514 ,インターフェイス回路512 を介して、データ
メモリ51及びシーケンスコントローラ58に入力され
る。
【0117】ここで、ブロックパターンを選択するマス
ク偏向系データがデータメモリ51に記憶処理される。
また、矩形電子ビーム21aを描画処理する描画偏向系デ
ータがシーケンスコントローラ58にそれぞれ入力され
る。
【0118】そして、ステップP3で露光処理の開始を
する。まず、ステップP4で露光データPDからパター
ンデータDP,選択データAD=AD1,AD2…ADnの読
出し処理をする。この際に、データメモリ51からのブ
ロック露光データRPD=RPD1,RPD2…RPDnに付加
された選択データAD=AD1, AD2…ADi,ADnがパタ
ーン制御コントローラ52を介してRAM54に入力さ
れる。
【0119】さらに、ステップP5で露光モードの判断
をする。ここで、ステンシルマスク23に形成されたブ
ロックパターンB11,B12…B1nを用いて露光処理をす
る単一露光モード(YES)の場合には、ステップP6に
移行する。また、ブロックパターン露光と可変矩形パタ
ーンに基づく露光処理とを合成する複合露光モード(N
O)の場合には、ステップP8にそれぞれ移行する。
【0120】従って、単一露光モード(YES)の場合に
は、ステップP6で選択データADに基づいて矩形電子
ビーム21aを複数のブロックパターンB11,B12…B1n
の一つのブロックパターンB1iに偏向するビーム偏向デ
ータBD=BDiの読出し処理をする。これにより、RA
M54からのビーム偏向データBDiが読出し処理され
て、これがパターンデータDPとなってDAC/AMP 53,
マスク移動回路55及びブランキング制御回路56に出
力される。
【0121】次に、ステップP7で読出し処理に基づい
て選択された一つのブロックパターンB1iに矩形電子ビ
ーム21aのマスク偏向処理をする。この際に、X,Y偏
向駆動信号Sx1〜Sxn, Sy1〜Synが第1〜第4の位置
合わせ偏向器230 〜233 に出力され、複数のブロックパ
ターンB11,B12…B1nの一つのブロックパターンB1i
に矩形電子ビーム21aを位置合わせをすることができ
る。
【0122】その後、ステップP8でマスク偏向処理に
基づいて整形された整形電子ビーム21aを半導体ウエハ
27に描画偏向処理をする。この際に、第2の偏向系22
Bによりステンシルマスク23で選択されたブロックパ
ターンB10, B11, B16, B17等を通過する矩形電子ビ
ーム21aが描画偏向処理される。
【0123】これにより、メモリセル等の繰り返しパタ
ーンに係るブロックパターンB10,B11, B16, B17等
を半導体ウエハ27に露光処理することができる。な
お、ステンシルマスク23に形成されていないLSIパ
ターン,例えば、平行四辺形パターンについては、複合
露光モード(NO)の場合が選択され、ステップP9で
露光データPDに含まれる可変図形露光データVD=D
x1,Dy1, Dx2,Dy2…と、ビーム偏向データBD=B
D1, BD2…BDi,BDnとに基づいて矩形電子ビーム21a
の可変矩形処理をする。
【0124】この際に、シーケンスコントローラ58か
らの可変図形露光データVD=Dx1, Dy1, Dx2,Dy2
…に基づく偏向データDDが偏向制御回路59とステー
ジ駆動系26に入力される。また、偏向制御回路59か
らのサブデフデータSDDやメインデフデータMDDがDAC/
AMP 510,511 に入力され、これにより、第2の偏向系の
メインデフコイル228 及びサブデフレクタ229 等が駆動
制御される。
【0125】次に、ステップP10で可変矩形処理された
矩形電子ビーム21aに基づいて半導体ウエハ27の描画
偏向処理をする。これにより、メモリセル等の周辺回路
等の非繰り返しパターンや平行四辺形パターンの露光処
理をすることができる。
【0126】その後、ステップP11でショットの終了の
判断をする。ショットの終了の場合(YES)には、露光
処理の終了する。また、ショットの終了をしない場合に
は、ステップP4に戻って露光処理の継続する。
【0127】このようにして、本発明の第1の実施例に
係る露光方法によれば、図12に示すように、ステップP
6で矩形電子ビーム21aのビーム偏向データBD=BD
1, BD2…BDi,BDnの読出し処理をし、さらに、ステ
ップP7読出し処理によるビーム偏向データBD=BD
1, BD2…BDi,BDn又は又は, ステップP8で、露光
データPDに含まれる可変図形露光データVD=Dx1,
Dy1, Dx2,Dy2…に基づいて矩形電子ビーム21aの偏
向処理をし、ステップP8で、整形された矩形電子ビー
ム21aに基づいて半導体ウエハ27の露光処理をしてい
る。
【0128】このため、予め、LSIの設計処理系にお
いて辞書露光パターンRPとしたブロックパターンにつ
いては、露光装置のステンシルマスク23に形成された
50〜100程度のブロックパターンB11,B12…B1n
に基づいて、かつ、ステンシルマスク23に形成されて
いない可変矩形パターンについては、従来例のように可
変図形露光データVD=Dx1,Dy1, Dx2,Dy2…に基
づいて、それぞれ効率良くパターン露光処理をすること
が可能となる。
【0129】これにより、設計LSIが高集積,高密度
化した場合であっても、ブロックパターンB1iの選択が
ステンシルマスク23に形成されたブロックパターンB
11,B12…B1nに限定されること、及び該ブロックパタ
ーンの選択処理が短時間に行われることから露光処理の
高速化を図ることが可能となる。
【0130】(2)第2の実施例の説明 図13〜15は、本発明の第2の実施例に係る露光処理シス
テム装置の説明図であり、図13は、本発明の第2の実施
例に係る露光処理システム装置のLSI設計処理システ
ムの構成図を示している。
【0131】図13において、第1の実施例と異なるのは
第2の実施例では、LSI設計処理システムが電子ビー
ム露光装置に設けられたステンシルマスク23の複数の
ブロックパターンB1, B2…Bnを辞書露光パターン
RPにして、その組み合わせ処理をし、該組み合わせ処
理に基づいてLSIの設計処理をするものである。
【0132】すなわち、第2のLSI設計処理システム
は、LSI設計処理系100の他の実施例であり、キーボ
ード40,ディスプレイ41,設計データファイルメモ
リ42,データ一時ファイルメモリ43,露光データフ
ァイルメモリ44,図形配置処理エディタ45,階層展
開処理エディタ46,自動データ作成制御装置47及び
システムバス48から成る。
【0133】なお、キーボード40は、設計者が希望す
るLSIパターンやその配置処理制御データ等を入力す
るものである。ディスプレイ41は、設計途中のLSI
パターン等のレイアウトパターンを表示するものであ
る。
【0134】設計データファイルメモリ42は、電子ビ
ーム露光装置が具備する複数のブロックパターンB11,
B12…B1nに係るブロック露光データRPD=RPD1,R
PD2…RPDi,RPDnが記憶処理されている。なお、そ
のメモリ領域については、図14において詳述する。
【0135】データ一時ファイルメモリ43は、ブロッ
クパターンB1,B2…Bnの大きさやその縮小率,パ
ターンショット回数等のデータを一時記憶するものであ
る。露光データファイルメモリ44は、ブロックパター
ンB1,B2…Bnを組合せ処理した露光データPDを
格納するものである。
【0136】図形配置処理エディタ45は、LSIパタ
ーンやその配線パターンの配置処理をする補助装置であ
る。階層展開処理エディタ46は、メモリセル等の繰り
返しパターンや非繰り返しパターン等のデータを階層展
開処理する補助装置である。
【0137】自動データ作成制御装置47は、システム
バス48を介して接続されたキーボード41,ディスプ
レイ42,各メモリ42〜44,各処理エディタ45,
46の入出力を制御するものである。
【0138】図14は、本発明の実施例に係る設計データ
ファイルメモリのメモリテーブル内容を示している。図
14において、MTはメモリテーブル内容であり、設計デ
ータファイルメモリ42のメモリ領域の一部を示すもの
である。B11,B12…B1nは、複数のブロックパターン
の模式図であり、例えば、荷電粒子ビーム露光装置の一
例となる電子ビーム露光装置のステンシルマスク23に
設けられたブロックパターン(マスクパターン)を示し
ている。
【0139】RPD=RPD1,RPD2…RPDi,RPDn
は、そのブロックパターンB11, B12…B1nに係るブロ
ック露光データ(ブロックパターン形状データ)を示し
ている。また、AD=AD1, AD2…ADi,ADnは選択デ
ータであり、各ブロック露光データRPD1,RPD2…R
PDi,RPDnに対応付けられたアドレスである。
【0140】次に、本発明の第2の実施例に係る露光処
理システム装置のLSIの自動設計方法について説明を
する。図15は、本発明の第2の実施例に係る露光処理シ
ステム装置のLSIの自動設計方法のフローチャートを
示している。
【0141】図15において、予め電子ビーム露光装置が
具備する複数のブロックパターンB11,B12…B1nを辞
書露光パターンRPとして被露光対象17の露光データ
PDを作成する場合、まず、ステップP1で複数のブロ
ックパターンB11,B12…B1nに係るブロック露光デー
タRPD=RPD1,RPD2…RPDi,RPDnをLSIの自
動設計処理システムに記憶処理をする。
【0142】この際の電子ビーム露光装置に具備される
複数のブロックパターンB11, B12…B1nについては、
メモリセル等の繰り返しパターンや配線パターン等の使
用頻度の高い基本図形パターンをブロックパターンとす
ることで辞書露光パターンRPとしての機能を十分に発
揮することが可能となる。
【0143】なお、平行四辺形パターン等は、三角形パ
ターンと四辺形パターンとに分割し、従来通りに矩形形
状と三角形状とのブロックパターンを組み合わせて露光
する方が有利である。これは、ビームの偏向性能やステ
ンシルマスク23上の限られた形成領域に多くの種類の
ブロックパターンの設ける必要があるためである。
【0144】ここでは、辞書露光パターンRPを自動設
計処理システムの設計データファイル42等に記憶して
おく。次に、ステップP2で記憶処理されたブロック露
光データRPD=RPD1,RPD2…RPDi,RPDnの組み
合わせ処理をする。この際の組み合わせ処理は、例え
ば、設計者がキーボード40により、希望するLSIパ
ターンやその配置処理制御データ等を入力すると、図形
配置処理エディタ46によりLSIパターンやその配線
パターンが配置処理される。
【0145】また、階層展開処理エディタ47によりメ
モリセル等の繰り返しパターンや非繰り返しパターン等
のデータが階層展開処理される。なお、これらは自動デ
ータ作成制御装置45により、システムバス48を介し
て接続された各メモリ42,43,44,各処理エディ
タ46,47の入出力が制御されることにより実行され
る。
【0146】さらに、設計データファイルメモリ42か
ら電子ビーム露光装置が具備する複数のブロックパター
ンB11,B12…B1nに係るブロック露光データRPD=R
PD1,RPD2…RPDi,RPDnが読み出される。なお、
データ一時ファイルメモリ43により、ブロックパター
ンB11,B12…B1nの大きさやその縮小率,パターンシ
ョット回数等のデータが一時記憶され、ディスプレイ4
1には、設計途中のLSIパターン等のレイアウトパタ
ーンが表示される。
【0147】また、ステップP3で組み合わせ処理に基
づいて被露光対象17の露光データPDの作成処理をす
る。この際の作成処理は、図13に示すように、電子ビー
ム露光装置において複数のブロックパターンB11,B12
…B1nを選択する際の選択データAD=AD1, AD2…A
Di,ADnが付加された露光データPDと、先のステップ
P3の辞書露光パターンでは組み合わせ処理ができなか
ったLSIパターンに係る可変図形露光データVD=D
x1,Dy1, Dx2,Dy2…とが合成されるものである。
【0148】これにより得られた露光データPDが露光
データファイルメモリ44に格納される。なお、第2の
実施例に係る露光処理システム装置の露光処理系につい
ては、第1の実施例に係る電子ビーム露光装置が使用さ
れるため、その説明を省略する。
【0149】このようにして、本発明の第2の実施例に
係る露光処理システム装置によれば、図13に示すように
LSI設計処理システムが電子ビーム露光装置に設けら
れたステンシルマスク23の複数のブロックパターンB
1, B2…Bnの組み合わせ処理をし、該組み合わせ処
理に基づいてLSIの設計処理をしている。
【0150】例えば、LSI設計処理システムは、図15
に示すように、予め、電子ビーム露光装置に設けられた
ステンシルマスク23の複数のブロックパターンB1,
B2…Bnを辞書露光パターン(媒介データ)RPにし
てLSIの設計パターンPPの分割処理をする。
【0151】このことで、LSI設計処理システムで
は、媒介データ=辞書露光パターンRPに基づいて露光
データPDの自動作成処理をすることができる。すなわ
ち、電子ビーム露光装置に転送するブロック露光データ
RPD=RPD1,RPD2…RPDi,RPDnとなるブロック
パターン形状データは,例えば、DRAM(ダイナッミ
クランダムアクセスメモリ)のセル部分の基本繰り返し
形状やセル周辺部分のパターン形状等の繰り返しパター
ンから成る辞書露光パターンRPに係るものである。こ
れが、電子ビーム露光処理系からLSI設計処理システ
ムへの複数のブロックパターンB1,B2…Bnの形状
に係る媒介データとなっている。
【0152】また、該データはLSI設計処理システム
の設計データファイルメモリ42等に格納され、その該
記憶処理されたブロック露光データRPD=RPD1,RPD
2…RPDi,RPDnが組み合わせ処理される。この組み
合わせ処理の際に、LSI設計処理システムにおいて、
設計者が希望するLSIの設計パターンPPに用いられ
たブロック露光データRPD=RPD1,RPD2…RPDi,
RPDnに対し、LSIの設計処理システムから露光処理
系 101への媒介データとして、複数のブロックパターン
B1,B2…Bnの形状を読出し処理をするための選択
データAD=AD1, AD2…ADi,ADnが露光データPD
に付加される。
【0153】これにより、LSI設計処理システムで
は、媒介データ=辞書露光パターンRPの組み合わせ処
理に基づいて被露光対象17の露光データPDが自動作
成処理される。
【0154】このため、第1の露光処理システム装置の
ように、ステンシルマスク23に形成されるマスクパタ
ーンが決定していない場合に比べて、第2の露光処理シ
ステム装置では、該ステンシルマスク23に既にマスク
パターン(複数のブロックパターンB1, B2…Bn)
が形成されている場合に、該複数のブロックパターンB
1, B2…Bnを参考にしてLSIの設計データDDか
ら複数のブロックパターンB1, B2…Bnを抽出する
ことにより、ブロック露光データRPDを含む露光データ
PDを自動作成処理することが可能となる。
【0155】このことから、電子ビーム露光装置では、
第1の露光処理システム装置と同様に、複数のブロック
パターンB1,B2…Bnを選択するビーム偏向データ
BD=BD1, BD2…BDi,BDnを読出し処理をする媒介
データ=選択データAD=AD1, AD2…ADi,ADnに基
づいて、また、可変図形露光データVD=Dx1,Dy1,
Dx2,Dy2…に基づいて露光処理をすることが可能とな
る。
【0156】これにより、第1の露光処理システム装置
と同様に、設計LSIが高集積,高密度化した場合であ
っても、ブロックパターンの選択処理が短時間に行われ
ることから露光処理の高速化を図ることが可能となる。
また、露光装置のスループットの向上を図ることも可能
となる。
【0157】なお、本発明の第1,第2の実施例に係る
荷電粒子ビーム露光装置には、電子ビーム露光装置を例
にして説明をしたが、イオンビームを使用した露光装置
においても、適用可能である。
【0158】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の露
光処理システム装置によれば、LSI設計処理系及び荷
電粒子ビーム露光処理系が具備され、該LSI設計処理
系がブロック露光データを含む露光データの自動作成処
理をし、該荷電粒子ビーム露光処理系には、LSIの設
計データから抽出した複数のブロックパターンに基づく
ビーム整形手段が設けられている。
【0159】このため、LSI設計処理系ではLSIの
高集積,高密度化に伴いデータ取扱い量が増加した場合
であっても、該LSIのブロック露光データの作成処理
をした後に、該ブロックパターン以外の設計パターンに
ついて、可変図形露光データを作成すれば良い。このこ
とで、従来例の露光データの作成処理に比べて、本発明
に係る露光データの作成処理を大幅に軽減化することが
可能となる。
【0160】また、荷電粒子ビーム露光処理系ではブロ
ック露光データに含まれる選択データに基づいてビーム
整形手段の複数のブロックパターンの一つを即時に選択
することが可能となる。このことから、露光処理系では
半導体集積回路の高集積,高密度化に伴うデータ取扱い
量が増加した場合であっても、その照合処理が省略化さ
れ、高速露光処理を実行することが可能となる。
【0161】また、本発明の第2の露光処理システム装
置によれば、荷電粒子ビーム露光処理系に設けられた複
数のブロックパターンの組み合わせ処理に基づいてLS
Iの設計処理やそのブロック露光データの作成処理をし
ている。
【0162】このため、露光処理系のビーム整形手段に
既にマスクパターン(複数のブロックパターン)が形成
されている場合に、該複数のブロックパターンを参考に
してLSIの設計データから複数のブロックパターンを
抽出することにより、ブロック露光データを含む露光デ
ータを自動作成処理することが可能となる。
【0163】このことから露光処理系では、第1の露光
処理システム装置と同様に、ブロック露光データや可変
図形露光データに基づいて被露光対象にブロック露光処
理を高速に実行することが可能となる。
【0164】さらに、本発明の露光装置によれば、電子
発生手段,偏向手段,ビーム整形手段及び記憶手段が具
備され、露光データに基づいて複数のブロックパターン
を選択するビーム偏向データの読出し処理をする制御手
段が設けられている。
【0165】このため、露光データに含まれる選択デー
タに基づいてビーム偏向データの読出し処理をすること
により、ビーム整形手段の一つのブロックパターンに電
子ビームを偏向処理することができる。このことで、複
数のブロックパターンから一つのブロックパターンを選
択する動作を高速に実行することが可能となる。
【0166】さらに、本発明の露光方法によれば、選択
データに基づいて読出し処理されたビーム偏向データ又
は可変図形露光データに基づいて電子ビームの偏向処理
をし、これにより整形された電子ビームに基づいて半導
体ウエハの露光処理をしている。
【0167】このため、予め、設計処理系において辞書
露光パターンとしたブロックパターンについては、露光
処理系のステンシルマスク等に形成された50〜100
程度のブロックパターンに基づいて、かつ、ステンシル
マスク等に形成されていない可変矩形パターンについて
は、従来例のように可変図形露光データに基づいて、そ
れぞれ効率良くパターン露光処理をすることが可能とな
る。
【0168】これにより、高速データ処理、かつ、高速
ブロック露光処理をする露光処理システム装置の提供に
寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る露光処理システム装置の原理図
(その1)である。
【図2】本発明に係る露光処理システム装置の原理図
(その2)である。
【図3】本発明に係る露光処理システム装置の原理図
(その3)である。
【図4】本発明に係る荷電粒子ビーム露光装置の原理図
である。
【図5】本発明に係る荷電粒子ビーム露光方法の原理図
である。
【図6】本発明の第1の実施例に係る露光処理システム
装置のLSI設計処理システムの構成図である。
【図7】本発明の第1の実施例に係る露光処理システム
装置の電子ビーム露光装置の構成図である。
【図8】本発明の第1の実施例に係るRAMのメモリテ
ーブル内容を説明する図である。
【図9】本発明の第1の実施例に係るステンシルマスク
を説明する図である。
【図10】本発明の第1の実施例に係るブロックパターン
群の説明図である。
【図11】本発明の第1の実施例に係るステージ駆動系の
説明図である。
【図12】本発明の第1の実施例に係る電子ビーム露光方
法のフローチャートである。
【図13】本発明の第2の実施例に係る露光処理システム
装置のLSI設計処理システムの構成図である。
【図14】本発明の第2の実施例に係る設計データファイ
ルメモリの内容を説明する図である。
【図15】本発明の第2の実施例に係るLSIの自動設計
方法のフローチャートである。
【図16】従来例に係る電子ビーム露光装置の構成図であ
る。
【図17】従来例に係る問題点を説明する露光処理システ
ムの構成図(その1)である。
【図18】従来例に係る問題点を説明する露光処理システ
ムの構成図(その2)である。
【符号の説明】
100…LSI設計処理系、 101…荷電粒子ビーム露光処理系、 11…電子発生手段、 12…第1の偏向手段、 13…ビーム整形手段、 14…記憶手段、 15…第2の偏向手段、 16…制御手段、 LSI…半導体集積回路、 11a…電子ビーム、 B1〜Bn…複数のブロックパターン PD…露光データ、 PP…設計パターン、 DD…設計データ、 RP…辞書露光パターン、 RPD…ブロック露光データ(ブロックパターン形状デー
タ)、 BD=BD1, BD2…BDi,BDn…ビーム偏向データ、 AD=AD1, AD2…ADn…選択データ、 VD=Dx1,Dy1, Dx2,Dy2…可変図形露光データ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川島 憲一 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 大饗 義久 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体集積回路(LSI)の設計データ
    (DD)に基づいてブロック露光処理に必要な露光デー
    タ(PD)の自動作成処理をするLSI設計処理系( 1
    00)と、前記露光データ(PD)に基づいて被露光対象
    (17)にブロックパターン露光処理をする荷電粒子ビ
    ーム露光処理系( 101)とを具備し、前記LSI設計処
    理系( 100)が半導体集積回路(LSI)の設計パター
    ン(PP)から抽出した複数のブロックパターン(B
    1, B2…Bn)に基づいてブロック露光データ(RP
    D)を含む露光データ(PD)の自動作成処理をするこ
    とを特徴とする露光処理システム装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の露光処理システム装置に
    おいて、前記荷電粒子ビーム露光処理系( 101)に、前
    記半導体集積回路(LSI)の設計パターン(PP)か
    ら抽出した複数のブロックパターン(B1, B2…B
    n)に基づいて形成されたビーム整形手段(13)が設
    けられることを特徴とする露光処理システム装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の露光処理システム装置に
    おいて、前記LSI設計処理系( 100)が前記荷電粒子
    ビーム露光処理系( 101)に設けられたビーム整形手段
    (13)の複数のブロックパターン(B1, B2…B
    n)の組み合わせ処理をし、前記組み合わせ処理に基づ
    いて半導体集積回路(LSI)の設計処理をすることを
    特徴とする露光処理システム装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の露光処理システム装置に
    おいて、前記LSI設計処理系( 100)は、予め、荷電
    粒子ビーム露光処理系( 101)に設けられたビーム整形
    手段(13)の複数のブロックパターン(B1, B2…
    Bn)を辞書露光パターン(RP)にして半導体集積回
    路(LSI)の設計パターン(PP)の設計処理をする
    ことを特徴とする露光処理システム装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の露光処理システム装置に
    おいて、前記LSI設計処理系( 100)により自動作成
    処理された露光データ(PD)には、ブロック露光デー
    タ(RPD)の他に可変図形露光データ(VD=Dx1,D
    y1, Dx2,Dy2…) が含まれることを特徴とする露光処
    理システム装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の露光処理システム装置に
    おいて、前記LSI設計処理系( 100)が自動作成処理
    したブロック露光データ(RPD)には、前記荷電粒子ビ
    ーム露光処理系( 101)に設けられたビーム整形手段
    (13)の複数のブロックパターン(B1, B2…B
    n)の一つを選択するビーム偏向データ(BD=BD1,
    BD2…BDi,BDn)を読み出す選択データ(AD=AD
    1, AD2…ADn)が含まれてることを特徴とする露光処
    理システム装置。
  7. 【請求項7】 少なくとも、被露光対象(17)に荷電
    粒子ビーム(11a)を出射する荷電粒子発生手段(1
    1)と、前記荷電粒子ビーム(11a)を整形する複数の
    ブロックパターン(B1,B2…Bn)から成るビーム
    整形手段(13)と、前記複数のブロックパターン(B
    1,B2…Bn)の任意のブロックパターン(Bi)に
    荷電粒子ビーム(11a) を選択偏向する第1の偏向手段
    (12)と、前記複数のブロックパターン(B1,B2
    …Bn)を選択するビーム偏向データ(BD=BD1, B
    D2…BDi,BDn)を記憶する記憶手段(14)と、前記
    任意のブロックパターン(Bi)を通過した荷電粒子ビ
    ーム(11a)を描画偏向する第2の偏向手段(15)
    と、前記荷電粒子発生手段(11), 第1,第2の偏向
    手段(12,14),ビーム整形手段(13)及び記憶
    手段(14)の入出力を制御する制御手段(16)とを
    具備し、前記制御手段(16)が露光データ(PD)に
    基づいて前記ビーム偏向データ(BD=BD1, BD2…B
    Di,BDn)の読出し処理をすることを特徴とする荷電粒
    子ビーム露光装置。
  8. 【請求項8】 荷電粒子ビーム(11a)の出射処理を
    し、前記荷電粒子ビーム(11a)を複数のブロックパタ
    ーン(B1,B2…Bn)の任意のブロックパターン
    (Bi)に偏向するビーム偏向データ(BD=BDi)の
    読出し処理をし、前記読出し処理に基づいて選択された
    任意のブロックパターン(Bi) に前記荷電粒子ビーム
    (11a)の偏向処理をし、前記偏向処理に基づいて整形
    される荷電粒子ビーム(11a)を被露光対象(17)に
    照射処理をすることを特徴とする荷電粒子ビーム露光方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の荷電粒子ビーム露光方法
    であって、前記露光データ(PD)に含まれる可変図形
    露光データ(VD=Dx1,Dy1, Dx2,Dy2…) と前記
    ビーム偏向データ(BD=BD1, BD2…BDi,BDn)と
    に基づいて荷電粒子ビーム(11a)の偏向処理をし、前
    記偏向処理により整形される荷電粒子ビーム(11a)を
    用いて被露光対象(17)の露光処理をすることを特徴
    とする荷電粒子ビーム露光方法。
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