JP2002289065A - キースイッチ装置 - Google Patents

キースイッチ装置

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JP2002289065A
JP2002289065A JP2002081082A JP2002081082A JP2002289065A JP 2002289065 A JP2002289065 A JP 2002289065A JP 2002081082 A JP2002081082 A JP 2002081082A JP 2002081082 A JP2002081082 A JP 2002081082A JP 2002289065 A JP2002289065 A JP 2002289065A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キートップの高さを低くしつつ薄型化が可能
であるとともに、リンク部材が不必要に水平方向に移動
することを防止してキー操作性が良好で確実にスイッチ
ング動作を行うことが可能であり、また、キートップの
下降動作を妨げることなく大きなキーストロークを維持
しつつ良好なキー操作性を実現可能なキースイッチ装置
を提供する。 【解決手段】 第2リンク5における下側自由端のピン
部14a、14bを摺動可能に係止する摺動係止部2
8、28をホルダ部材7に設けるとともに、摺動係止部
28、28には、キートップ2の非押下時にピン部14
a、14bが当接されるストッパ部31を設け、非押下
時におけるキートップ2の上昇位置を規制し、また、第
1リンク4と第2リンク5の両端部を、側面視で中央部
の厚さに比べて薄肉状に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワードプロセッサ、パ
ーソナルコンピュータ等の入力装置に関し、特に、入力
装置に使用されるキースイッチ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のキーボードにおけるキー
スイッチ装置として、例えば、実開平2−5236号公
報、特開昭60−62017号公報等に記載されたキー
スイッチ装置が存在する。
【0003】ここに、実開平2−5236号公報には、
外側矩形状枠体と内側矩形状枠体とをX字状に回動可能
に支持してなるX枠体を有する押釦スイッチが記載され
ており、この押釦スイッチでは、外側矩形状枠体の上部
をキートップの裏面と上ホルダーの溝部との間に回動可
能に支持し、且つ、脚部をプリント基板に取り付けられ
た断面下向きコ字型の第2下ホルダーにスライド自在に
支持し、また、内側矩形状枠体の上部をキートップの裏
面と上ホルダーの平坦部との間にスライド自在に支持
し、且つ、脚部をプリント基板に取り付けられた断面下
向きコ字型の第1下ホルダーに回動可能に支持し、キー
トップとプリント基板との間にスイッチングを行うラバ
ースイッチが配設されている。
【0004】ここに、ラバースイッチは、プリント基板
に取り付けられた第1下ホルダーと第2下ホルダーとの
間で、ラバースイッチの可動接点がプリント基板の固定
接点と対向するように配置されている。このとき、ラバ
ースイッチは、プリント基板上で位置決め配置されるの
ではなく、キートップに形成された突起の下端部をラバ
ースイッチの穴部に装着することにより、キートップに
対して位置決め配置されている。
【0005】また、特開昭60−60217号公報に
は、接点部と比較して平面形状の大きいスペースキー等
のキートップの一端部を押下したとき、キートップが傾
かずに平行状に上下動するようにすべく、側面視X字状
に配置した一対のリンク部材における中途部同士を回動
自在に連結し、この一対のリンク部材を、キートップ下
面とホルダ部材との間に配置した押圧キーが記載されて
いる。
【0006】ここに、基板に取り付けられた非可動キー
部分には、各リンク部材の下側端部を係止する4つの案
内ポケットが設けられており、また、各案内ポケットに
より区画される領域から外れた外側位置にて基板には孔
が形成されるとともに、この孔内にはスイッチ体が配置
されている。かかるスイッチ体に対しては、キートップ
の下面に取り付けられた担体に形成されたスイッチタペ
ットが非可動キー部分の孔を介して対向されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記実開平
2−5236号公報に記載された押釦スイッチでは、プ
リント基板上にラバースイッチを位置決め配置するため
の貫通孔は何ら形成されてはおらず、キートップの突起
の下端部をラバースイッチの穴部に装着することにより
キートップに対するラバースイッチの位置決め固定を行
い、また、X枠体、プリント基板に対する配置関係を決
定している。かかる場合、キートップの押下操作に基づ
く押圧力は、ラバースイッチの略中央部に作用させてス
イッチング動作を行うことが可能ではあるが、キートッ
プの突起をラバースイッチの穴部に装着する作業は、煩
雑な作業となって押釦スイッチの組立作業も当然に煩雑
なものとなる。
【0008】また、ラバースイッチはキートップとの間
で位置決めされるだけのものであり、ラバースイッチと
プリント基板上との配置関係は極めて相対的なものであ
るから、ラバースイッチの可動接点とプリント基板上の
固定接点とは必ずしも適正な関係に配置されるとは限ら
ず、場合によっては、キートップが押下された際に可動
接点と固定接点とが適正なスイッチング動作を行うこと
ができないこともあり得る。
【0009】これに対して、前記特開昭60−6021
7号公報に記載された押圧キーでは基板に孔を形成し、
この孔内にスイッチ体を配置する構成を有しているの
で、スイッチ体を基板の孔内に配置するだけでスイッチ
体と基板の下方に配置されたスイッチフォイルのスイッ
チ部との配置関係を一定の関係に保持することが可能で
あり、前記実開平2−5236号の押釦スイッチにおけ
るような問題を解消することができるものではある。
【0010】しかしながら、特開昭60−60217号
公報の押圧キーでは、スイッチ体が配置される基板の孔
は、一対の各リンク部材における下側端部を係止する4
つの案内ポケットにより区画される領域から外れた外側
位置に形成されており、キートップの中央部や各リンク
部材の回動支持部からはかなり離れた位置に存在してい
る。しかも、担体のスイッチタペットと非可動キー部分
の穴とは、図面からも明らかなように、両者の間に隙間
を有するかなりルーズな挿通関係に設定されている。
【0011】前記押圧キーにおいて、キートップは、そ
の押下時に各リンク部材を介して上下動案内されるもの
の、キートップの中央部や各リンク部材の回動支持部か
ら離れた位置で押下された場合に、前記のように基板の
孔が4つの案内ポケットにより区画される領域から外れ
た外側位置に形成されており、且つ、スイッチタペット
と非可動キー部分の穴とがルーズな挿通関係に設定され
ていることに起因して、キートップは水平方向に移動し
てしまう虞が多分に存する。
【0012】このような場合には、スイッチタペットの
下端とスイッチ体の上面との位置関係がずれてしまうこ
ととなり、これにより、キートップの押下操作に基づく
押圧力が適正にスイッチ体に作用しなくなる。この結
果、スイッチ体が本来の弾性変形を行うことができなく
なって、場合によっては、スイッチフォイルを適正にス
イッチング動作させることができなくなってしまうもの
である。
【0013】更に、スイッチ全体の薄型化に関し、前記
実開平2−5236号の押釦スイッチでは、ラバースイ
ッチが、固定接点を上面に有するプリント基板上に載置
されており、また、キートップの突起の下端部は、ラバ
ースイッチの穴部に装着されていることから、押釦スイ
ッチの全体の高さを考えた場合、プリント基板の厚さは
当然に押釦スイッチの全体の高さに直接寄与する。
【0014】換言すれば、本願発明におけるようにホル
ダ部材に形成されたスプリング貫通孔にラバースプリン
グを配置し、ラバースプリングに対応してホルダ部材の
下方に電気接点部を配置する構成を有しないことから、
プリント基板の厚さ分に対応して押釦スイッチの高さが
大きくなる。かかる構成を採用する以上、押釦スイッチ
全体の高さを低くして薄型化を図ることは困難なもので
ある。
【0015】また、前記特開昭60−60217号公報
の押圧キーでは、基板に孔を形成し、かかる孔にスイッ
チ体が配置されていることから、基板の厚さを利用して
基板の厚さ分に対応して押圧キーの全体の高さを低くす
ることは可能ではある。しかしながら、かかる押圧キー
においては、特開昭60−60217号公報の図1に示
されているように、キートップの下面に取り付けられた
担体に形成されたスイッチタペットを介してスイッチ体
を押圧するように構成されており、スイッチタペット
は、基板の厚さの数倍の長さを有している。
【0016】かかる押圧キーの構成は、従来より存在す
るキーステム構造に他ならないものであり、押圧キーの
全体の高さは、スイッチタペットの長さに大部分依存す
ることとなって、本来的に押圧キーの全体の高さを低く
して薄型化を図ることは困難なものである。また、前記
のように、長いスイッチタペットを介してスイッチ体を
押圧する構成を採用する以上、特開昭60−60217
号公報の押圧キーには、薄型化を図ろうとするコンセプ
トは元々全く存在しないものである。
【0017】本発明は、前記従来の問題点を解消するた
めになされたものであり、非押下時におけるキートップ
の上昇位置を規制することにより、キートップの高さを
低くしつつ薄型化が可能であるとともに、リンク部材が
不必要に水平方向に移動することを防止してキー操作性
が良好で確実にスイッチング動作を行うことが可能であ
り、また、キートップの下降動作を妨げることなく大き
なキーストロークを維持しつつ良好なキー操作性を実現
可能なキースイッチ装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係るキースイッチ装置は、キートップの下
面とその下方に配置されたホルダ部材とに連結係止され
るとともに、キートップの上下動を案内支持し、交叉部
にて可動可能に配置された第1リンク部材と第2リンク
部材と、キートップを上方に付勢するとともに、そのキ
ートップの上下動に伴ってスイッチング動作を行うスプ
リング部材とを有するキースイッチ装置であって、ホル
ダ部材に形成され、第1リンク部材又は第2リンク部材
の下側自由端を摺動可能に係止する摺動係止部と、摺動
係止部に形成され、下側自由端に当接して非押下時にお
けるキートップの上昇位置を規制するストッパ部とを備
え、第1リンク部材及び第2リンク部材の両端部と交叉
部とは、側面視一直線上に配設されており、第1リンク
部材及び第2リンク部材の両端部は、側面視において中
央部に比べて薄肉状に形成されているものである。
【0019】
【作用】前記構成を有するキースイッチ装置において
は、スイッチング動作を行う際、キートップの押下入力
操作が行われ、その入力操作に基づく押圧力は、スプリ
ング部材に作用する。これにより、スプリング部材は弾
性変形し、その弾性変形に基づきスイッチング動作が行
われる。そして、キートップの押下入力操作を解除する
と、キートップは、スプリング部材の弾性力により上方
へ付勢され、第1リンク部材又は第2リンク部材の上側
自由端の摺動が、キートップの下方に設けられた摺動係
止部のストッパ部にて規制され、これにより、キートッ
プの上昇が規制されて元の非押下位置に復帰する。
【0020】
【実施例】次に、本発明を具体化した実施例について図
1〜図8を参照して説明する。図1はキースイッチの側
断面図を示し、キースイッチ1はキートップ2と、第1
リンク4と第2リンク5とを側面視X字状に配置した案
内支持手段3と、該案内支持手段3にて押圧されるキャ
ップ状のラバースプリング6と、案内支持手段3を支持
するための合成樹脂製のホルダ部材7と、ラバースプリ
ングを位置決め配置するホルダ部材7の貫通孔7aにス
イッチング部29,29(図7及び図8参照)が臨むよ
うにホルダ部材7の下面に張設されたフレキシブルな印
刷基板9と、その下面側に張設された補強板10とから
なる。
【0021】図1、図2及び図7に示すように、ラバー
スプリング6は、印刷基板9におけるスイッチング部
(電気接点部)29,29の上方を覆うように、ホルダ
部材7の貫通孔7a内に嵌挿配置する。このように貫通
孔7a内に挿嵌配置された状態では、図1、図2及び図
6に示すように、ラバースプリング6の略下半分は、貫
通孔7a内に存在しており、また、その略上半分はホル
ダ部材7の上方へ突出してしている。従って、ラバース
プリング6の略下半分が貫通孔7a内に配置されること
から、ホルダ部材7の厚さの有効利用が図られることと
なり、この結果、キースイッチ1全体の高さを低くする
ことが可能となる。
【0022】本実施例に使用されるラバースプリング6
は、電気絶縁性のシリコーンゴム或いはEPDM(エチ
レンプロピレンジエンメチレン)等で構成され、平面視
略円板状の厚い頭部と、該頭部の周囲から下向きに延び
る截頭円錐状のドーム部と、該ドーム部の外周に略水平
に半径外向きに延びる厚肉の鍔部とからなる下向き開放
のキャップ状に一体成形する。
【0023】キートップの押下時に、第1リンク4と第
2リンク5との連結交叉部下面にて押圧されるラバース
プリング6の頭部の下面には、スイッチング部29,2
9の接点部に当接して両スイッチング部を電気的にON
・OFFするための導電性を有する導電ゴムからなる可
動接点部30を固着する。なお、ラバースプリング6全
体を、シリコーンゴムにカーボンブラック等の導電性粒
子を分散充填させて導電性を備えるように形成しても良
い。
【0024】ABS樹脂等の合成樹脂にて成形されたキ
ートップ2は、その上面(表面)に数字、英字等の文字
が刻印または印刷等により付されている。キートップ2
の下面には、後述する第1リンク4における上自由端側
のピン部11a,11bを略水平方向でキートップ2の
前後方向に摺動可能に係止するための前後長手溝状の摺
動係止部16,16と、第2リンク5における上自由端
のピン部13a,13bを回動のみ可能に係止するため
の孔状の回動係止部15,15とを一体的に備えた前後
長手の左右一対の係止部材17,17を一体成形或いは
接着剤等により接着して突設させる(図5参照)。
【0025】図4(a),(b)を参照して、ガラス繊
維強化合成樹脂製等の合成樹脂製の第1リンク4及び第
2リンク5を詳細に説明する。図4(a)は第1リンク
4の平面図、図4(b)は第2リンク5の平面図であ
る。第1リンク4は基部18と上下自由端部19,20
とにより平面視で実質上略H状に一体成形したもので、
基部18にはその側面に水平方向に貫通する支持孔21
を備える。下自由端部20の左右両側端から延びるアー
ム部20a,20bの側面には、各々ピン部12a,1
2bを横向きに突設し、上自由端部19の側面にはピン
部11a,11bを横向きに突設する。
【0026】また、第2リンク5も基部22と上下自由
端部23,24とにより平面視で実質上略H状に一体成
形する。基部22の一側面には横向きに支持軸25を突
設し、該支持軸25を前記第1リンク4における支持孔
21に嵌挿し、第1リンク4と第2リンク5とを支持軸
25回りに回動可能に連結する。第2リンク5における
下自由端部24の左右両側端から延びるアーム部24
a,24bの側面には、各々ピン部14a,14bを横
向きに突設し、上自由端部23の側面にはピン部13
a,13bを横向きに突設する。
【0027】ここに、第1リンク4及び第2リンク5の
両端部と支持孔21及び支持軸25から構成される中途
交叉部とは、図1乃至図3に示すように、側面視で一直
線上に配設されている。また、第1リンク4と第2リン
ク5の両端部は、側面視において各リンク4、5の中央
部に比べて薄肉状に形成されている。
【0028】この実施例では側面視において、第1リン
ク4における支持孔21の中心線から上下のピン部11
a,12aの中心線までの距離、及び、第2リンク5に
おける支持軸25の中心線からピン部13a,14aま
での距離がそれぞれ相等しくなるように形成する。この
ように構成すると、後述のように、第1リンク4の下自
由端側のピン部12a,12b箇所を中心にして案内支
持手段3が回動変位することにより、キートップ2はホ
ルダ部材7の上面に対して平行状に昇降動することがで
きる。
【0029】図7及び図8は、ガラス繊維強化合成樹脂
製等の合成樹脂(両リンク4,5と別部材であることが
望ましい)のホルダ部材7の一部を示す図であり、該ホ
ルダ部材7にはキャップ状のラバースプリング6下端の
鍔部が位置ずれ不能に嵌挿できる略矩形状の貫通孔7a
を穿設し、該貫通孔7aの左右両側縁には、左右一対の
回動係止部27と、前後長手溝状の摺動係止部28と
を、その各係止部27,28が下方に開放するように一
体的に射出形成されている。
【0030】そして、この回動係止部27,27に対し
ては、第1リンク4における下端側のピン部12a,1
2bが回動可能に嵌挿し、摺動係止部28,28に対し
ては第2リンク5における下端側のピン部14a,14
bが前後摺動するように嵌挿する。
【0031】尚、貫通孔7aは、図8に示されているよ
うに、一対の回動係止部27と一対の摺動係止部28に
より区画される領域に渡ってホルダ部材7に穿設されて
おり、また、ホルダ部材7の下方に配置された印刷基板
9のスイッチング部29、29は、貫通孔7aの略中央
部に配置されることとなる。これにより、貫通孔7aに
配置されるラバースプリング6の可動接点部30とスイ
ッチング部29、29とは離間して対向され、また、第
1リンク4と第2リンク5の中途交叉部がラバースプリ
ング6の上面略中央部に載置されることから(図1及び
図2参照)、キートップ2を押下した際に発生する押圧
力は、中途交叉部からラバースプリング6の上面略中央
部に作用する。
【0032】この結果、キートップ2や案内支持手段3
とラバースプリング6との配置関係を常に適正に保持し
ながら可動接点部30とスイッチング部29、29とを
介して確実なスイッチング動作を行うことができる。
【0033】このとき、ピン部11a,11b及び14
a,14b並びに摺動係止部16,28の形状寸法は、
第1リンク4、第2リンク5が図6における左右方向に
対して略不動となり、且つピン部11a,14aの図1
における左右方向の摺動を妨げないように決定される。
具体的には、本実施例においては、各ピン部先端が対応
する摺動係止部の外側側面と略接して摺動するようにし
ている。また、このため、支持孔21より支持軸25が
抜け出ることが防止される。
【0034】この構成により、キートップ2の押下時
に、ホルダ部材7の回動係止部27の箇所を中心として
第1リンク4が下向き回動するので、該第1リンク4と
第2リンク5との側面視X字状に回動連結された中途交
叉部は、ラバースプリング6の頭部を斜め下向きに押圧
することになる。そして、その押下量が、一定の限度を
越えた時点でラバースプリング6は座屈され、可動接点
部30を介して印刷基板9のスイッチング部29、29
が短絡され、所定のスイッチング動作が行われる。
【0035】このとき、第1リンク4と第2リンク5の
両端部は、側面視で中央部の厚さに比べて薄肉状に形成
されているので、キートップ2を押下してスイッチング
動作を行う際、キートップ2の下降動作に伴って両リン
ク4、5の各端部が互いに接近しても、各端部が薄肉状
に形成されていることに基づき、キートップ2の下降途
中における各端部の接触が防止される。従って、キート
ップ2の下降動作が妨げられることはなく、大きなキー
ストロークを維持しつつ良好なキー操作性を実現するこ
とができる。
【0036】そして、キートップ2が下向きに押圧され
ていない状態(フリー状態)において、ラバースプリン
グ6の弾性力により、キートップ2が最上昇位置にある
とき、前記第2リンク5における下端側のピン部14
a,14bが摺動係止部28,28の一側面(回動係止
部27に近い側の側面)の前ストッパ部31に当接する
ように構成する。この場合、回動係止部27から前スト
ッパ部31まで水平距離(L1)を変更することによ
り、キートップ2が最上昇位置にあるときの、ホルダ部
材7上面からの高さ寸法(H1)を規制することができ
る。そして、摺動係止部28の長溝の前後長さ(L2)
を変更することにより、案内支持手段3そのものの昇降
距離(H2)を規制することができる。
【0037】なお、キートップ2が最上昇位置から、案
内支持手段3にてラバースプリング6を最大限下向きに
押圧する(押し切り状態という)迄のキートップ2の昇
降距離をストロークというが、前記押し切り状態より手
前(高い位置)で、第2リンク5における下端側のピン
部14a,14bが摺動係止部28,28の他側面(回
動係止部27より遠い側の側面)の後ストッパ部32に
当接することで、実質上キートップ2の最下降位置を規
制することもできる。
【0038】この結果、摺動溝の長さが同じでも、前ス
トッパ部31の位置を変更するだけで、キートップ2の
最上昇位置と実質上のストロークとを同時に変更するこ
とができ、例えば、ストロークが短く且つキートップの
最上昇位置の低い、キーを提供することができる。
【0039】このように、ホルダ部材7における回動係
止部27から摺動係止部28の前ストッパ部31までの
距離(L1)を変更することや、これに加えて摺動部2
8の前ストッパ部31から後ストッパ部32間での距離
(L2)、換言すれば、摺動溝の長さを変更すること
で、案内支持手段3の両リンク4,5の支持軸25から
ピン部迄の寸法や、ラバースプリングの上下寸法を変更
することなく、キートップ2の最上昇位置やストローク
を大小任意に変更することができる。
【0040】前記距離(L1)や(L2)を変更するに
は、ホルダ部材7の射出成形用金型の一方の金型におけ
る摺動係止部28位置及び/又は摺動溝部の溝長さを変
更させても良いし、摺動係止部28の肉厚を大きめに射
出形成したのち、ストロークを変更させようとする箇所
の摺動係止部28の摺動溝を切削することにより、前ス
トッパ部31及び/又は後ストッパ部32を決めるよう
に調節しても良い。
【0041】そこで、本実施例においては、単一のキー
ボード内において、文字コード及び改行コード等を出力
するキーに関してはストローク量を長くし、また、上記
文字コードよりも奥側に並ぶハーフキー(一般に、ファ
ンクションキーとして利用されている)等のキーに関し
てはストローク量を少なくしている。このようにしてそ
れらのキータッチを変え、使用者がブラインドタッチに
より利用する際に、それらのキーの違いを目視によらず
確認可能とし、使用効率を向上している。
【0042】この際、全てのキーのホルダ部材7は一枚
の板状に一体成形されるため、そのホルダ部材7上に形
成される各ストッパ部31,32の位置が二種類あって
も、その製造コストは従来のものと変わらない。また、
第1リンク4及び第2リンク5は、異なるストロークの
キーであっても共通のものを用いるので、ストローク量
に応じて案内支持手段3の形状を変更していた従来のも
のに比べて、その製造コストを大幅に減少せしめること
が可能である。
【0043】キートップ2の最上昇位置の規制やストロ
ークの大小調節のためには、ホルダ部材7でなく、キー
トップ2下面に設ける一対の係止部材17,17の形状
を変更しても良い。すなわち、第1リンク4における上
自由端側のピン部11a,11bを略水平方向で前後方
向に摺動可能に係止するための摺動係止部16,16の
一方のストッパ部(回動係止部15に近い側)の位置及
び/または摺動係止部16の摺動溝長さを変更するよう
にしても良いのである。
【0044】具体的には、キートップ2の非押下時にお
いて、第1リンク4のピン部11a、11bはストッパ
部に当接し、キートップ2の上昇位置が規制されるもの
である。さらに、回動係止部15と摺動係止部16とを
別々にキートップ2下面に設けるようにしても良い。
【0045】なお、前述のように、ラバースプリング6
の押し切りの手前で後ストッパ部32に第2リンク5に
おける下端側のピン部14a,14bが当接するように
摺動係止部28の位置および摺動長さを設定すると、ラ
バースプリング6を極限まで押圧することが防止でき
て、ラバースプリング6に無理な力が作用せず、ラバー
スプリング6を保護することができる。
【0046】また、前記押し切り状態の手前で、案内支
持手段3における第1リンク4及び/又は第2リンク5
のピン部が摺動係止部16、28の後ストッパ部32に
当接することで、それ以上のキートップ2の押下に対し
て第1リンク4や第2リンク5が弾性的に撓むことを利
用して、押し切りまでのキータッチの衝撃を和らげるこ
とができる。
【0047】さらに、本実施例においては、単一のキー
ボード上に二種類のストロークを有する例を示したが、
例えば携帯用コンピュータ等のキーストロークよりも薄
型であることが要求されるキーボードと据え置き型等の
より大きなキーストロークが要求されるキーボードとを
同一の案内支持手段で構成することも可能である。この
ようにした場合においても、従来、別部品として製造し
ていた案内支持手段を共通とすることができるので、ト
ータルの製造コストは大幅に減少する。
【0048】なお、スイッチング部29を形成するフレ
キシブル印刷基板9に代えてメンブレンスイッチ回路板
等の基板であっても良く、また、可変容量型キーボード
にも適用できる。
【0049】
【発明の効果】以上説明した通り本発明に係るキースイ
ッチ装置によれば、第1リンク部材又は第2リンク部材
の下側自由端を摺動可能に係止するホルダ部材の摺動係
止部に、その下側自由端に当接して非押下時におけるキ
ートップの上昇位置を規制するストッパ部を備えている
ので、キートップの高さを低くしつつ薄型化が可能とな
り、また、第1リンク部材及び第2リンク部材が不必要
に水平方向に移動するのを防止することが可能となる。
これにより、キー操作性が良好となり、確実にスイッチ
ング動作を行うことができる。
【0050】また、第1リンク部材及び第2リンク部材
の両端部と両リンク部材の交叉部とは、側面視で一直線
上に配設されるとともに、その両端部は側面視において
中央部に比べて薄肉状に形成されているので、キートッ
プを押下してスイッチングを行う際、キートップの下降
動作に伴って両リンク部材の各端部が接近しても、各端
部が薄肉状に形成されていることに基づき、キートップ
の下降途中における各端部の接触が防止される。従っ
て、キートップの下降動作が途中で妨げられることはな
く、大きなキーストロークを維持しつつ良好なキー操作
性を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】キースイッチの側断面図である。
【図2】ストッパ部の位置を変更した場合のキースイッ
チの側断面図である。
【図3】キースイッチを押し切り状態にした場合の側断
面図である。
【図4】(a)は第1リンクの平面図、(b)は第2リ
ンクの平面図である。
【図5】キートップの下面図である。
【図6】図1のVI−VI矢視断面図である。
【図7】ラバースプリング及び貫通孔の平面図である。
【図8】ホルダ部材の貫通孔部分の斜視図である。
【符号の説明】
1 キースイッチ 2 キートップ 3 案内支持手段 4 第1リンク 5 第2リンク 6 ラバースプリング 7 ホルダ部材 7a 貫通孔 9 印刷基板 10 補強板 11a,11b,12a,12b ピン部 13a,13b,14a,14b ピン部 15,27 回動係止部 16,28 摺動係止部 29 スイッチング部 30 可動接点部 31 ストッパ部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年4月18日(2002.4.1
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 キースイッチ装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワードプロセッサ、パ
ーソナルコンピュータ等の入力装置に関し、特に、入力
装置に使用されるキースイッチ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のキーボードにおけるキー
スイッチ装置として、例えば、実開平2−5236号公
報、特開昭60−62017号公報等に記載されたキー
スイッチ装置が存在する。
【0003】ここに、実開平2−5236号公報には、
外側矩形状枠体と内側矩形状枠体とをX字状に回動可能
に支持してなるX枠体を有する押釦スイッチが記載され
ており、この押釦スイッチでは、外側矩形状枠体の上部
をキートップの裏面と上ホルダーの溝部との間に回動可
能に支持し、且つ、脚部をプリント基板に取り付けられ
た断面下向きコ字型の第2下ホルダーにスライド自在に
支持し、また、内側矩形状枠体の上部をキートップの裏
面と上ホルダーの平坦部との間にスライド自在に支持
し、且つ、脚部をプリント基板に取り付けられた断面下
向きコ字型の第1下ホルダーに回動可能に支持し、キー
トップとプリント基板との間にスイッチングを行うラバ
ースイッチが配設されている。
【0004】ここに、ラバースイッチは、プリント基板
に取り付けられた第1下ホルダーと第2下ホルダーとの
間で、ラバースイッチの可動接点がプリント基板の固定
接点と対向するように配置されている。このとき、ラバ
ースイッチは、プリント基板上で位置決め配置されるの
ではなく、キートップに形成された突起の下端部をラバ
ースイッチの穴部に装着することにより、キートップに
対して位置決め配置されている。
【0005】また、特開昭60−60217号公報に
は、接点部と比較して平面形状の大きいスペースキー等
のキートップの一端部を押下したとき、キートップが傾
かずに平行状に上下動するようにすべく、側面視X字状
に配置した一対のリンク部材における中途部同士を回動
自在に連結し、この一対のリンク部材を、キートップ下
面とホルダ部材との間に配置した押圧キーが記載されて
いる。
【0006】ここに、基板に取り付けられた非可動キー
部分には、各リンク部材の下側端部を係止する4つの案
内ポケットが設けられており、また、各案内ポケットに
より区画される領域から外れた外側位置にて基板には孔
が形成されるとともに、この孔内にはスイッチ体が配置
されている。かかるスイッチ体に対しては、キートップ
の下面に取り付けられた担体に形成されたスイッチタペ
ットが非可動キー部分の孔を介して対向されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記実開平
2−5236号公報に記載された押釦スイッチでは、プ
リント基板上にラバースイッチを位置決め配置するため
の貫通孔は何ら形成されてはおらず、キートップの突起
の下端部をラバースイッチの穴部に装着することにより
キートップに対するラバースイッチの位置決め固定を行
い、また、X枠体、プリント基板に対する配置関係を決
定している。かかる場合、キートップの押下操作に基づ
く押圧力は、ラバースイッチの略中央部に作用させてス
イッチング動作を行うことが可能ではあるが、キートッ
プの突起をラバースイッチの穴部に装着する作業は、煩
雑な作業となって押釦スイッチの組立作業も当然に煩雑
なものとなる。
【0008】また、ラバースイッチはキートップとの間
で位置決めされるだけのものであり、ラバースイッチと
プリント基板上との配置関係は極めて相対的なものであ
るから、ラバースイッチの可動接点とプリント基板上の
固定接点とは必ずしも適正な関係に配置されるとは限ら
ず、場合によっては、キートップが押下された際に可動
接点と固定接点とが適正なスイッチング動作を行うこと
ができないこともあり得る。
【0009】これに対して、前記特開昭60−6021
7号公報に記載された押圧キーでは基板に孔を形成し、
この孔内にスイッチ体を配置する構成を有しているの
で、スイッチ体を基板の孔内に配置するだけでスイッチ
体と基板の下方に配置されたスイッチフォイルのスイッ
チ部との配置関係を一定の関係に保持することが可能で
あり、前記実開平2−5236号の押釦スイッチにおけ
るような問題を解消することができるものではある。
【0010】しかしながら、特開昭60−60217号
公報の押圧キーでは、スイッチ体が配置される基板の孔
は、一対の各リンク部材における下側端部を係止する4
つの案内ポケットにより区画される領域から外れた外側
位置に形成されており、キートップの中央部や各リンク
部材の回動支持部からはかなり離れた位置に存在してい
る。しかも、担体のスイッチタペットと非可動キー部分
の穴とは、図面からも明らかなように、両者の間に隙間
を有するかなりルーズな挿通関係に設定されている。
【0011】前記押圧キーにおいて、キートップは、そ
の押下時に各リンク部材を介して上下動案内されるもの
の、キートップの中央部や各リンク部材の回動支持部か
ら離れた位置で押下された場合に、前記のように基板の
孔が4つの案内ポケットにより区画される領域から外れ
た外側位置に形成されており、且つ、スイッチタペット
と非可動キー部分の穴とがルーズな挿通関係に設定され
ていることに起因して、キートップは水平方向に移動し
てしまう虞が多分に存する。
【0012】このような場合には、スイッチタペットの
下端とスイッチ体の上面との位置関係がずれてしまうこ
ととなり、これにより、キートップの押下操作に基づく
押圧力が適正にスイッチ体に作用しなくなる。この結
果、スイッチ体が本来の弾性変形を行うことができなく
なって、場合によっては、スイッチフォイルを適正にス
イッチング動作させることができなくなってしまうもの
である。
【0013】更に、スイッチ全体の薄型化に関し、前記
実開平2−5236号の押釦スイッチでは、ラバースイ
ッチが、固定接点を上面に有するプリント基板上に載置
されており、また、キートップの突起の下端部は、ラバ
ースイッチの穴部に装着されていることから、押釦スイ
ッチの全体の高さを考えた場合、プリント基板の厚さは
当然に押釦スイッチの全体の高さに直接寄与する。
【0014】換言すれば、本願発明におけるようにホル
ダ部材に形成されたスプリング貫通孔にラバースプリン
グを配置し、ラバースプリングに対応してホルダ部材の
下方に電気接点部を配置する構成を有しないことから、
プリント基板の厚さ分に対応して押釦スイッチの高さが
大きくなる。かかる構成を採用する以上、押釦スイッチ
全体の高さを低くして薄型化を図ることは困難なもので
ある。
【0015】また、前記特開昭60−60217号公報
の押圧キーでは、基板に孔を形成し、かかる孔にスイッ
チ体が配置されていることから、基板の厚さを利用して
基板の厚さ分に対応して押圧キーの全体の高さを低くす
ることは可能ではある。しかしながら、かかる押圧キー
においては、特開昭60−60217号公報の図1に示
されているように、キートップの下面に取り付けられた
担体に形成されたスイッチタペットを介してスイッチ体
を押圧するように構成されており、スイッチタペット
は、基板の厚さの数倍の長さを有している。
【0016】かかる押圧キーの構成は、従来より存在す
るキーステム構造に他ならないものであり、押圧キーの
全体の高さは、スイッチタペットの長さに大部分依存す
ることとなって、本来的に押圧キーの全体の高さを低く
して薄型化を図ることは困難なものである。また、前記
のように、長いスイッチタペットを介してスイッチ体を
押圧する構成を採用する以上、特開昭60−60217
号公報の押圧キーには、薄型化を図ろうとするコンセプ
トは元々全く存在しないものである。
【0017】本発明は、前記従来の問題点を解消するた
めになされたものであり、非押下時におけるキートップ
の上昇位置を規制することにより、キートップの高さを
低くしつつ薄型化が可能であるとともに、リンク部材が
不必要に水平方向に移動することを防止してキー操作性
が良好で確実にスイッチング動作を行うことが可能であ
り、また、キートップの下降動作を妨げることなく大き
なキーストロークを維持しつつ良好なキー操作性を実現
可能なキースイッチ装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係るキースイッチ装置は、キートップの下
面とその下方に配置されたホルダ部材とに連結係止され
るとともに、キートップの上下動を案内支持し、交叉部
にて可動可能に配置された第1リンク部材と第2リンク
部材と、キートップを上方に付勢するとともに、そのキ
ートップの上下動に伴ってスイッチング動作を行うスプ
リング部材とを有するキースイッチ装置であって、ホル
ダ部材に形成され、第1リンク部材又は第2リンク部材
の下側自由端を摺動可能に係止する摺動係止部と、摺動
係止部に形成され、下側自由端に当接して非押下時にお
けるキートップの上昇位置を規制するストッパ部とを備
え、第1リンク部材及び第2リンク部材の両端部と交叉
部とは、側面視一直線上に配設されており、第1リンク
部材及び第2リンク部材の両端部は、側面視において中
央部に比べて薄肉状に形成されているものである。
【0019】
【作用】前記構成を有するキースイッチ装置において
は、スイッチング動作を行う際、キートップの押下入力
操作が行われ、その入力操作に基づく押圧力は、スプリ
ング部材に作用する。これにより、スプリング部材は弾
性変形し、その弾性変形に基づきスイッチング動作が行
われる。そして、キートップの押下入力操作を解除する
と、キートップは、スプリング部材の弾性力により上方
へ付勢され、第1リンク部材又は第2リンク部材の下側
自由端の摺動が、ホルダ部材に設けられた摺動係止部の
ストッパ部にて規制され、これにより、キートップの上
昇が規制されて元の非押下位置に復帰する。
【0020】
【実施例】次に、本発明を具体化した実施例について図
1〜図8を参照して説明する。図1はキースイッチの側
断面図を示し、キースイッチ1はキートップ2と、第1
リンク4と第2リンク5とを側面視X字状に配置した案
内支持手段3と、該案内支持手段3にて押圧されるキャ
ップ状のラバースプリング6と、案内支持手段3を支持
するための合成樹脂製のホルダ部材7と、ラバースプリ
ングを位置決め配置するホルダ部材7の貫通孔7aにス
イッチング部29,29(図7及び図8参照)が臨むよ
うにホルダ部材7の下面に張設されたフレキシブルな印
刷基板9と、その下面側に張設された補強板10とから
なる。
【0021】図1、図2及び図7に示すように、ラバー
スプリング6は、印刷基板9におけるスイッチング部
(電気接点部)29,29の上方を覆うように、ホルダ
部材7の貫通孔7a内に嵌挿配置する。このように貫通
孔7a内に挿嵌配置された状態では、図1、図2及び図
6に示すように、ラバースプリング6の略下半分は、貫
通孔7a内に存在しており、また、その略上半分はホル
ダ部材7の上方へ突出してしている。従って、ラバース
プリング6の略下半分が貫通孔7a内に配置されること
から、ホルダ部材7の厚さの有効利用が図られることと
なり、この結果、キースイッチ1全体の高さを低くする
ことが可能となる。
【0022】本実施例に使用されるラバースプリング6
は、電気絶縁性のシリコーンゴム或いはEPDM(エチ
レンプロピレンジエンメチレン)等で構成され、平面視
略円板状の厚い頭部と、該頭部の周囲から下向きに延び
る截頭円錐状のドーム部と、該ドーム部の外周に略水平
に半径外向きに延びる厚肉の鍔部とからなる下向き開放
のキャップ状に一体成形する。
【0023】キートップの押下時に、第1リンク4と第
2リンク5との連結交叉部下面にて押圧されるラバース
プリング6の頭部の下面には、スイッチング部29,2
9の接点部に当接して両スイッチング部を電気的にON
・OFFするための導電性を有する導電ゴムからなる可
動接点部30を固着する。なお、ラバースプリング6全
体を、シリコーンゴムにカーボンブラック等の導電性粒
子を分散充填させて導電性を備えるように形成しても良
い。
【0024】ABS樹脂等の合成樹脂にて成形されたキ
ートップ2は、その上面(表面)に数字、英字等の文字
が刻印または印刷等により付されている。キートップ2
の下面には、後述する第1リンク4における上自由端側
のピン部11a,11bを略水平方向でキートップ2の
前後方向に摺動可能に係止するための前後長手溝状の摺
動係止部16,16と、第2リンク5における上自由端
のピン部13a,13bを回動のみ可能に係止するため
の孔状の回動係止部15,15とを一体的に備えた前後
長手の左右一対の係止部材17,17を一体成形或いは
接着剤等により接着して突設させる(図5参照)。
【0025】図4(a),(b)を参照して、ガラス繊
維強化合成樹脂製等の合成樹脂製の第1リンク4及び第
2リンク5を詳細に説明する。図4(a)は第1リンク
4の平面図、図4(b)は第2リンク5の平面図であ
る。第1リンク4は基部18と上下自由端部19,20
とにより平面視で実質上略H状に一体成形したもので、
基部18にはその側面に水平方向に貫通する支持孔21
を備える。下自由端部20の左右両側端から延びるアー
ム部20a,20bの側面には、各々ピン部12a,1
2bを横向きに突設し、上自由端部19の側面にはピン
部11a,11bを横向きに突設する。
【0026】また、第2リンク5も基部22と上下自由
端部23,24とにより平面視で実質上略H状に一体成
形する。基部22の一側面には横向きに支持軸25を突
設し、該支持軸25を前記第1リンク4における支持孔
21に嵌挿し、第1リンク4と第2リンク5とを支持軸
25回りに回動可能に連結する。第2リンク5における
下自由端部24の左右両側端から延びるアーム部24
a,24bの側面には、各々ピン部14a,14bを横
向きに突設し、上自由端部23の側面にはピン部13
a,13bを横向きに突設する。
【0027】ここに、第1リンク4及び第2リンク5の
両端部と支持孔21及び支持軸25から構成される中途
交叉部とは、図1乃至図3に示すように、側面視で一直
線上に配設されている。また、第1リンク4と第2リン
ク5の両端部は、側面視において各リンク4、5の中央
部に比べて薄肉状に形成されている。
【0028】この実施例では側面視において、第1リン
ク4における支持孔21の中心線から上下のピン部11
a,12aの中心線までの距離、及び、第2リンク5に
おける支持軸25の中心線からピン部13a,14aま
での距離がそれぞれ相等しくなるように形成する。この
ように構成すると、後述のように、第1リンク4の下自
由端側のピン部12a,12b箇所を中心にして案内支
持手段3が回動変位することにより、キートップ2はホ
ルダ部材7の上面に対して平行状に昇降動することがで
きる。
【0029】図7及び図8は、ガラス繊維強化合成樹脂
製等の合成樹脂(両リンク4,5と別部材であることが
望ましい)のホルダ部材7の一部を示す図であり、該ホ
ルダ部材7にはキャップ状のラバースプリング6下端の
鍔部が位置ずれ不能に嵌挿できる略矩形状の貫通孔7a
を穿設し、該貫通孔7aの左右両側縁には、左右一対の
回動係止部27と、前後長手溝状の摺動係止部28と
を、その各係止部27,28が下方に開放するように一
体的に射出形成されている。
【0030】そして、この回動係止部27,27に対し
ては、第1リンク4における下端側のピン部12a,1
2bが回動可能に嵌挿し、摺動係止部28,28に対し
ては第2リンク5における下端側のピン部14a,14
bが前後摺動するように嵌挿する。
【0031】尚、貫通孔7aは、図8に示されているよ
うに、一対の回動係止部27と一対の摺動係止部28に
より区画される領域に渡ってホルダ部材7に穿設されて
おり、また、ホルダ部材7の下方に配置された印刷基板
9のスイッチング部29、29は、貫通孔7aの略中央
部に配置されることとなる。これにより、貫通孔7aに
配置されるラバースプリング6の可動接点部30とスイ
ッチング部29、29とは離間して対向され、また、第
1リンク4と第2リンク5の中途交叉部がラバースプリ
ング6の上面略中央部に載置されることから(図1及び
図2参照)、キートップ2を押下した際に発生する押圧
力は、中途交叉部からラバースプリング6の上面略中央
部に作用する。
【0032】この結果、キートップ2や案内支持手段3
とラバースプリング6との配置関係を常に適正に保持し
ながら可動接点部30とスイッチング部29、29とを
介して確実なスイッチング動作を行うことができる。
【0033】このとき、ピン部11a,11b及び14
a,14b並びに摺動係止部16,28の形状寸法は、
第1リンク4、第2リンク5が図6における左右方向に
対して略不動となり、且つピン部11a,14aの図1
における左右方向の摺動を妨げないように決定される。
具体的には、本実施例においては、各ピン部先端が対応
する摺動係止部の外側側面と略接して摺動するようにし
ている。また、このため、支持孔21より支持軸25が
抜け出ることが防止される。
【0034】この構成により、キートップ2の押下時
に、ホルダ部材7の回動係止部27の箇所を中心として
第1リンク4が下向き回動するので、該第1リンク4と
第2リンク5との側面視X字状に回動連結された中途交
叉部は、ラバースプリング6の頭部を斜め下向きに押圧
することになる。そして、その押下量が、一定の限度を
越えた時点でラバースプリング6は座屈され、可動接点
部30を介して印刷基板9のスイッチング部29、29
が短絡され、所定のスイッチング動作が行われる。
【0035】このとき、第1リンク4と第2リンク5の
両端部は、側面視で中央部の厚さに比べて薄肉状に形成
されているので、キートップ2を押下してスイッチング
動作を行う際、キートップ2の下降動作に伴って両リン
ク4、5の各端部が互いに接近しても、各端部が薄肉状
に形成されていることに基づき、キートップ2の下降途
中における各端部の接触が防止される。従って、キート
ップ2の下降動作が妨げられることはなく、大きなキー
ストロークを維持しつつ良好なキー操作性を実現するこ
とができる。
【0036】そして、キートップ2が下向きに押圧され
ていない状態(フリー状態)において、ラバースプリン
グ6の弾性力により、キートップ2が最上昇位置にある
とき、前記第2リンク5における下端側のピン部14
a,14bが摺動係止部28,28の一側面(回動係止
部27に近い側の側面)の前ストッパ部31に当接する
ように構成する。この場合、回動係止部27から前スト
ッパ部31まで水平距離(L1)を変更することによ
り、キートップ2が最上昇位置にあるときの、ホルダ部
材7上面からの高さ寸法(H1)を規制することができ
る。そして、摺動係止部28の長溝の前後長さ(L2)
を変更することにより、案内支持手段3そのものの昇降
距離(H2)を規制することができる。
【0037】なお、キートップ2が最上昇位置から、案
内支持手段3にてラバースプリング6を最大限下向きに
押圧する(押し切り状態という)迄のキートップ2の昇
降距離をストロークというが、前記押し切り状態より手
前(高い位置)で、第2リンク5における下端側のピン
部14a,14bが摺動係止部28,28の他側面(回
動係止部27より遠い側の側面)の後ストッパ部32に
当接することで、実質上キートップ2の最下降位置を規
制することもできる。
【0038】この結果、摺動溝の長さが同じでも、前ス
トッパ部31の位置を変更するだけで、キートップ2の
最上昇位置と実質上のストロークとを同時に変更するこ
とができ、例えば、ストロークが短く且つキートップの
最上昇位置の低い、キーを提供することができる。
【0039】このように、ホルダ部材7における回動係
止部27から摺動係止部28の前ストッパ部31までの
距離(L1)を変更することや、これに加えて摺動部2
8の前ストッパ部31から後ストッパ部32間での距離
(L2)、換言すれば、摺動溝の長さを変更すること
で、案内支持手段3の両リンク4,5の支持軸25から
ピン部迄の寸法や、ラバースプリングの上下寸法を変更
することなく、キートップ2の最上昇位置やストローク
を大小任意に変更することができる。
【0040】前記距離(L1)や(L2)を変更するに
は、ホルダ部材7の射出成形用金型の一方の金型におけ
る摺動係止部28位置及び/又は摺動溝部の溝長さを変
更させても良いし、摺動係止部28の肉厚を大きめに射
出形成したのち、ストロークを変更させようとする箇所
の摺動係止部28の摺動溝を切削することにより、前ス
トッパ部31及び/又は後ストッパ部32を決めるよう
に調節しても良い。
【0041】そこで、本実施例においては、単一のキー
ボード内において、文字コード及び改行コード等を出力
するキーに関してはストローク量を長くし、また、上記
文字コードよりも奥側に並ぶハーフキー(一般に、ファ
ンクションキーとして利用されている)等のキーに関し
てはストローク量を少なくしている。このようにしてそ
れらのキータッチを変え、使用者がブラインドタッチに
より利用する際に、それらのキーの違いを目視によらず
確認可能とし、使用効率を向上している。
【0042】この際、全てのキーのホルダ部材7は一枚
の板状に一体成形されるため、そのホルダ部材7上に形
成される各ストッパ部31,32の位置が二種類あって
も、その製造コストは従来のものと変わらない。また、
第1リンク4及び第2リンク5は、異なるストロークの
キーであっても共通のものを用いるので、ストローク量
に応じて案内支持手段3の形状を変更していた従来のも
のに比べて、その製造コストを大幅に減少せしめること
が可能である。
【0043】キートップ2の最上昇位置の規制やストロ
ークの大小調節のためには、ホルダ部材7でなく、キー
トップ2下面に設ける一対の係止部材17,17の形状
を変更しても良い。すなわち、第1リンク4における上
自由端側のピン部11a,11bを略水平方向で前後方
向に摺動可能に係止するための摺動係止部16,16の
一方のストッパ部(回動係止部15に近い側)の位置及
び/または摺動係止部16の摺動溝長さを変更するよう
にしても良いのである。
【0044】具体的には、キートップ2の非押下時にお
いて、第1リンク4のピン部11a、11bはストッパ
部に当接し、キートップ2の上昇位置が規制されるもの
である。さらに、回動係止部15と摺動係止部16とを
別々にキートップ2下面に設けるようにしても良い。
【0045】なお、前述のように、ラバースプリング6
の押し切りの手前で後ストッパ部32に第2リンク5に
おける下端側のピン部14a,14bが当接するように
摺動係止部28の位置および摺動長さを設定すると、ラ
バースプリング6を極限まで押圧することが防止でき
て、ラバースプリング6に無理な力が作用せず、ラバー
スプリング6を保護することができる。
【0046】また、前記押し切り状態の手前で、案内支
持手段3における第1リンク4及び/又は第2リンク5
のピン部が摺動係止部16、28の後ストッパ部32に
当接することで、それ以上のキートップ2の押下に対し
て第1リンク4や第2リンク5が弾性的に撓むことを利
用して、押し切りまでのキータッチの衝撃を和らげるこ
とができる。
【0047】さらに、本実施例においては、単一のキー
ボード上に二種類のストロークを有する例を示したが、
例えば携帯用コンピュータ等のキーストロークよりも薄
型であることが要求されるキーボードと据え置き型等の
より大きなキーストロークが要求されるキーボードとを
同一の案内支持手段で構成することも可能である。この
ようにした場合においても、従来、別部品として製造し
ていた案内支持手段を共通とすることができるので、ト
ータルの製造コストは大幅に減少する。
【0048】なお、スイッチング部29を形成するフレ
キシブル印刷基板9に代えてメンブレンスイッチ回路板
等の基板であっても良く、また、可変容量型キーボード
にも適用できる。
【0049】
【発明の効果】以上説明した通り本発明に係るキースイ
ッチ装置によれば、第1リンク部材又は第2リンク部材
の下側自由端を摺動可能に係止するホルダ部材の摺動係
止部に、その下側自由端に当接して非押下時におけるキ
ートップの上昇位置を規制するストッパ部を備えている
ので、キートップの高さを低くしつつ薄型化が可能とな
り、また、第1リンク部材及び第2リンク部材が不必要
に水平方向に移動するのを防止することが可能となる。
これにより、キー操作性が良好となり、確実にスイッチ
ング動作を行うことができる。
【0050】また、第1リンク部材及び第2リンク部材
の両端部と両リンク部材の交叉部とは、側面視で一直線
上に配設されるとともに、その両端部は側面視において
中央部に比べて薄肉状に形成されているので、キートッ
プを押下してスイッチングを行う際、キートップの下降
動作に伴って両リンク部材の各端部が接近しても、各端
部が薄肉状に形成されていることに基づき、キートップ
の下降途中における各端部の接触が防止される。従っ
て、キートップの下降動作が途中で妨げられることはな
く、大きなキーストロークを維持しつつ良好なキー操作
性を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】キースイッチの側断面図である。
【図2】ストッパ部の位置を変更した場合のキースイッ
チの側断面図である。
【図3】キースイッチを押し切り状態に下場合の側断面
図である。
【図4】(a)は第1リンクの平面図、(b)は第2リ
ンクの平面図である。
【図5】キートップの下面図である。
【図6】図1のVI−VI矢視断面図である。
【図7】ラバースプリング及び貫通孔の平面図である。
【図8】ホルダ部材の貫通孔部分の斜視図である。
【符号の説明】 1 キースイッチ 2 キートップ 3 案内支持手段 4 第1リンク 5 第2リンク 6 ラバースプリング 7 ホルダ部材 7a 貫通孔 9 印刷基板 10 補強板 11a,11b,12a,12b ピン部 13a,13b,14a,14b ピン部 15,27 回動係止部 16,28 摺動係止部 29 スイッチング部 30 可動接点部 31 ストッパ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 誠 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 (72)発明者 望月 勲 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 Fターム(参考) 5G006 AA01 AB01 AC01 AC03 AC05 AC07 AZ01 BA01 BA02 BC04 CB01 CB03 CD02 DB03 FB06 FB29

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キートップの下面とその下方に配置され
    たホルダ部材とに連結係止されるとともに、キートップ
    の上下動を案内支持し、交叉部にて可動可能に配置され
    た第1リンク部材と第2リンク部材と、 前記キートップを上方に付勢するとともにそのキートッ
    プの上下動に伴ってスイッチング動作を行うスプリング
    部材とを有するキースイッチ装置であって、 前記ホルダ部材に形成され、前記第1リンク部材又は第
    2リンク部材の下側自由端を摺動可能に係止する摺動係
    止部と、 前記摺動係止部に形成され、前記下側自由端に当接して
    非押下時におけるキートップの上昇位置を規制するスト
    ッパ部とを備え、 前記第1リンク部材及び第2リンク部材の両端部と交叉
    部とは、側面視一直線上に配設されており、第1リンク
    部材及び第2リンク部材の両端部は、側面視において中
    央部に比べて薄肉状に形成されていることを特徴とする
    キースイッチ装置。
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