JP2002288711A - 紙幣還流装置 - Google Patents

紙幣還流装置

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JP2002288711A
JP2002288711A JP2001083774A JP2001083774A JP2002288711A JP 2002288711 A JP2002288711 A JP 2002288711A JP 2001083774 A JP2001083774 A JP 2001083774A JP 2001083774 A JP2001083774 A JP 2001083774A JP 2002288711 A JP2002288711 A JP 2002288711A
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JP
Japan
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paper money
bill
banknote
sweeper
clutch
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JP2001083774A
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English (en)
Inventor
Shinichi Kobune
真一 小船
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Toyo Communication Equipment Co Ltd
Original Assignee
Toyo Communication Equipment Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙幣入金時において駆動ゴムローラに固着し
たスイーパに係わる不要な騒音と摩耗を防ぐことが可能
な紙幣還流装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 少なくとも入金された紙幣を額面毎に収
納するとともに収納した紙幣を釣り銭として払い出すべ
く繰り出し機能を備えた複数の還流収納部と、前記入金
紙幣の金種を識別する紙幣識別部と、これらに対して所
要の制御を行うCPUとを有する紙幣還流装置であって、
前記複数の還流収納部は複数の駆動ローラをそれぞれ備
えるとともに、これら駆動ローラのうち少なくとも一つ
にはスイーパを固着し、当該複数の駆動ローラをクラッ
チを介して駆動源に接続することにより、前記紙幣識別
部における金種判定の結果に基づき、前記入金紙幣を収
納する還流収納部における複数の駆動ローラのみを駆動
するように前記クラッチを制御したことを特徴とする紙
幣還流装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は紙幣還流装置に関
し、特に還流収納部に用いる駆動ローラに固着したスイ
ーパに係わる不要な騒音と摩耗を防止する手段に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、自動販売機を用いて飲食物等の商
品販売が盛んに行われ、顧客は24時間いつでも手軽に希
望商品を購入できるようになった。また、自動販売機
は、駅の切符販売や食堂の食券販売にも券売機として利
用されており、我々の社会生活において自動販売機を使
用する機会は、今後さらに増加するものと思われる。
【0003】このような自動販売機では、利用者により
入金された紙幣の真贋判定及び金種識別のための紙幣識
別部と、入金された紙幣を額面毎に収納する紙幣収納部
とを有し、前記紙幣収納部に保管されている低額面の紙
幣を釣り銭として払い出す紙幣還流装置を備えたものが
主流となっている。図2は、紙幣還流装置の動作を説明
するための機能ブロック図である。この図に示す紙幣還
流装置は、顧客が一括して紙幣挿入口より入金した紙幣
を1枚ずつ繰り出す繰り出し部31と、前記入金紙幣の真
贋判定、金種識別を行う識別部32と、釣り銭として払い
出さない高額面の紙幣(一万円札)を収納する非還流収納
部33と、釣り銭として払い出す低額面の紙幣(五千円
札、千円札)をそれぞれ収納する第1の還流収納部34及び
第2の還流収納部35と、釣り銭払い出しの際に重なり紙
幣など不都合な紙幣を収納するリジェクト部36と、識別
不能紙幣や釣り銭を紙幣放出口に一括搬送するために紙
幣を蓄積するプール部37と、前記各ブロックに対して所
要の制御を行うCPU38とから構成される。なお、同図に
おいて太い実線は、ベルトやローラなどからなる紙幣搬
送経路であり、CPUから各ブロックに延びる細い実線は
制御線を示している。
【0004】この例に示される紙幣還流装置は、以下の
ように機能する。即ち、顧客が一括して紙幣挿入口から
入金した紙幣は、繰り出し部31を介して一枚ずつ認識部
32に搬送され真贋判定、金種判定が行われる。この判定
結果に基づき、CPU38は、偽紙幣の可能性のある紙幣を
プール部37を介して紙幣放出口へ、1万円札を非還流収
納部33へ、5千円札を第1の還流収納部34へ、千円札を第
2の還流収納部35にそれぞれ搬送するように所定の制御
を行う。
【0005】一方、釣り銭を払い出す際は、CPU38が払
出に必要な紙幣を第1の還流収納部34および第2の還流収
納部35から必要枚数だけ繰り出し、プール部37へ搬送す
るように制御を行うが、この際に図示を省略したセンサ
ーを用いて2枚検知(紙幣が2枚重なった状態の検知)、異
金種検知等を行い、払出に不適切な状態が見つかった場
合はこれをリジェクト部36に収納して改めて還流収納部
から必要な紙幣を繰り出すようにしている。
【0006】この釣り銭を払い出す際の紙幣繰り出し動
作において、後述するように紙幣の「さしみ状態」が発生
し、装置の小型化などのため紙幣の収納搬送路と出金搬
送路とを共通化する場合に問題となる。図3は、紙幣の
さしみ状態を説明するための還流収納部の要部模式断面
図である。この例に示す還流収納部は、バックアッププ
レート41上に積層された複数の紙幣42a、42b、・・・・を外
部へ繰り出すため、第1、第2、第3の駆動ゴムローラ4
3、44、45を有している。この例に示す還流収納部は以
下のように機能する。即ち、釣り銭支払いのため紙幣を
繰り出す出金時には同図(a)に示すように3つの駆動ゴム
ローラが所定方向に回転し、バックアッププレート41に
印加される圧力に基づく最上部の紙幣と各駆動ゴムロー
ラ43,44,45との間に発生する摩擦力を利用して当該紙幣
を外部へ繰り出すようにしている。ところが、この際に
は最上部から数枚下の紙幣にも所定の摩擦力が発生し
て、これら紙幣も最上部紙幣とともに外部方向へ少し移
動する現象が発生する。
【0007】従って、所定枚数の紙幣が繰り出された後
の還流収納部における積層紙幣上部付近の状態は、最上
部の紙幣から数枚程度(例えば、42a、42b)まで所定の積
層位置からのずれが発生する。この状態は「さしみ状態」
と呼ばれ当業者には周知の現象であるが、紙幣の収納搬
送路と出金搬送路とを共通化する場合には問題が発生す
る。つまり、図3(b)に示すように、紙幣収納時には紙幣
収納のためにバックアッププレート41が下方に下がり、
この状態において入金のため紙幣が還流収納部に搬送さ
れてくると、当該搬送紙幣とさしみ紙幣とがぶつかり合
い、搬送紙幣が所定位置に積層(収納)されない問題が発
生する。
【0008】これを解決するために第3の駆動ゴムロー
ラ45に後述するスイーパを固着し、これを用いてさしみ
状態の紙幣を上部から叩くことにより、さしみ状態を解
消する方法が考えられている。図4は、第3の駆動ゴムロ
ーラ45に固着したスイーパの例を示す図である。スイー
パ45aはゴム状の羽により構成されたものであり、この
例においては駆動ゴムローラ45に4つのスイーパを固着
している。これがA方向に回転することにより図3に示し
たさしみ状の紙幣を上から叩き、さしみ状態を解消す
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
ような従来の紙幣還流装置においては以下に示すような
問題点があった。つまり、入金紙幣の収納時に紙幣識別
部において入金紙幣を感知すると、駆動ゴムローラの駆
動源は低コスト化のため通常一つであり、これがすべて
の駆動ゴムローラにギヤ等を介して連接しているので、
複数の還流収納部に配置された全ての駆動ゴムローラが
回転する(紙幣を収納しない還流収納部の駆動ゴムロー
ラも駆動してしまう)。従って、動作する必要のない還
流収納部において、駆動ゴムローラに固着したスイーパ
は図4に示すA方向に回転し、さしみ状態が解消された積
層紙幣の上面を叩くこととなり、その結果、不要な騒音
を発生させるとともにスイーパ自身の摩耗を早めてい
た。本発明は、上述した従来の紙幣還流装置に関する問
題を解決するためになされたもので、紙幣入金時(収納
時)において不必要な駆動ゴムローラの駆動を抑制する
ことにより、これに固着したスイーパに係わる不要な騒
音の発生とスイーパ自身の摩耗を防ぐことが可能な紙幣
還流装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係わる紙幣還流装置の請求項1記載の発明
は、少なくとも入金された紙幣を額面毎に収納するとと
もに収納した紙幣を釣り銭として払い出すべく繰り出し
機能を備えた複数の還流収納部と、前記入金紙幣の金種
を識別する紙幣識別部と、これらに対して所要の制御を
行うCPUとを有する紙幣還流装置であって、前記複数の
還流収納部は複数の駆動ローラをそれぞれ備えるととも
に、これら駆動ローラのうち少なくとも一つにはスイー
パを固着し、当該複数の駆動ローラをクラッチを介して
駆動源に接続することにより、前記紙幣識別部における
金種判定の結果に基づき、前記入金紙幣を収納する還流
収納部における複数の駆動ローラのみを駆動するように
前記クラッチを制御するようにした。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図示した実施の形態例に基
づいて本発明を詳細に説明する。図1は本発明に係わる
紙幣還流装置における還流収納部の動作を説明する機能
ブロック図であある。この例に示す紙幣還流装置の還流
収納部10(20)は、第1、第2、第3の駆動ゴムローラ11(2
1)、12(22)、13(23)及び前記第3の駆動ゴムローラ13(2
3)に固着したスイーパ13a(23a)と、駆動源としてのモー
タ14とをクラッチ15(25)を介して接続するとともに、CP
U16から前記クラッチ15(25)及びモータ14に制御信号(ON
/OFF信号)を供給するように構成している。
【0012】また、入金された紙幣の真贋判定と金種識
別を行う紙幣識別部17を介して還流収納部10(20)に搬送
された紙幣は、釣り銭払出のために図示を省略したプー
ル部に繰り出されること図2に示した従来の装置構成と
同様である。さらに、前記第1、第2、第3の駆動ゴムロ
ーラ11(21)、12(22)、13(23)の機構的な配置も図3に示
した従来のものと同様な構成である。なお、同図におい
て太い実線は、ベルトやローラなどから成る紙幣搬送路
であり、CPU16から各ブロックに延びる細い実線は制御
線を示している。
【0013】図1に示した本発明に係わる紙幣還流装置
は以下のように動作する。即ち、入金された紙幣が図示
を省略した繰り出し部より一枚ずつ繰り出されて紙幣識
別部17に搬送されると、ここで金種判定が行われ、この
結果がCPU16に通報される。この紙幣が釣り銭として払
出可能な低額面紙幣(千円札、五千円札)であれば、CPU1
6は、紙幣を収納すべき還流収納部10(20)のみの駆動ゴ
ムローラを回転させるため、モータ14を駆動させるとと
もに動作させる還流収納部のクラッチ15(25)にON信号
(クラッチ接続)、動作させない還流収納部のクラッチ15
(25)にOFF信号(クラッチ非接続)を供給する。従って、
紙幣を収納しない還流収納部の駆動ゴムローラは、モー
タ14の回転が伝わらず駆動しないので、これに固着した
スイーパ13a(23a)も回転することはない。
【0014】以上のように本発明に係わる紙幣還流装置
は動作するので、入金紙幣に対して動作する必要のない
還流収納部の駆動ゴムローラの駆動を抑制することがで
き、以てこれに固着したスイーパの不要回転をなくすよ
うにしたので、当該スイーパに係わる不要な騒音と摩耗
を防ぐことができる。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上説明したように駆動ゴムロ
ーラをクラッチを介してモータに接続するとともに、紙
幣識別部の金種情報に基づき前記クラッチを制御するよ
うに構成したので、動作不要な還流収納部における駆動
ゴムローラの駆動を抑制でき、以て、スイーパに係わる
不要な騒音と摩耗を防止することが可能な紙幣還流装置
を実現する上で著効を奏す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる紙幣還流装置における還流収納
部の動作を説明する機能ブロック図
【図2】従来の紙幣還流装置の動作を説明する機能ブロ
ック図
【図3】紙幣のさしみ状態を説明するための還流収納部
の要部模式断面図
【図4】駆動ゴムローラに取り付けたスイーパを説明す
る断面図
【符号の説明】
1、2・・還流収納部 11、21・・第1の駆動ゴムローラ 12、22・・第2の駆動ゴムローラ 13、23・・第3の駆動ゴムローラ 13a、23a・・スイーパ 14・・モータ 15、25・・クラッチ 16・・CPU 17・・紙幣識別部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも入金された紙幣を額面毎に収
    納するとともに収納した紙幣を釣り銭として払い出すべ
    く繰り出し機能を備えた複数の還流収納部と、前記入金
    紙幣の金種を識別する紙幣識別部と、これらに対して所
    要の制御を行うCPUとを有する紙幣還流装置であって、 前記複数の還流収納部は複数の駆動ローラをそれぞれ備
    えるとともに、これら駆動ローラのうち少なくとも一つ
    にはスイーパを固着し、当該複数の駆動ローラをクラッ
    チを介して駆動源に接続することにより、前記紙幣識別
    部における金種判定の結果に基づき、前記入金紙幣を収
    納する還流収納部における複数の駆動ローラのみを駆動
    するように前記クラッチを制御したことを特徴とする紙
    幣還流装置。
JP2001083774A 2001-03-22 2001-03-22 紙幣還流装置 Pending JP2002288711A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100771814B1 (ko) * 2006-05-16 2007-10-30 노틸러스효성 주식회사 금융자동화기기의 메인모터 부하감소장치 및 그 방법

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Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20050719