JP2002288183A

JP2002288183A - 電子図庫システム

Info

Publication number: JP2002288183A
Application number: JP2001090354A
Authority: JP
Inventors: Masaru Kawaguchi; 賢川口; Masaaki Mitsuki; 正明満木
Original assignee: Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Current assignee: Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date: 2001-03-27
Filing date: 2001-03-27
Publication date: 2002-10-04

Abstract

(57)【要約】【課題】ドキュメントの登録保管を行うとともに、登
録図面のミスを少なくする。【解決手段】図面及びドキュメントを登録管理する
際、当該図面を特定する目録を電子図庫部１１に登録
し、ユーザー端末装置で作成された図面及びドキュメン
トをそれぞれ仮登録図面データ及び仮登録ドキュメント
データとして電子図庫部に仮登録する。仮登録図面デー
タ及び仮登録ドキュメントデータが審査／承認される
と、仮登録図面データ及び仮登録ドキュメントデータを
それぞれ承認済図面データ及び承認済ドキュメントデー
タとして電子図庫部に登録する。承認済図面データ及び
承認済ドキュメントデータに予め定められた事項を添付
して本登録図面・ドキュメントデータを生成して電子図
庫部に保管する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、電子図庫システム
に関し、特に、各種図面及び図面に付属するドキュメン
トを電子データ形式で保管して閲覧及び改訂等を行うこ
とのできる電子図庫システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、図面を登録管理するシステムと
して、所謂ＣＡＤ（ＣｏｍｐｕｔｅｒＡｉｄｅｄＤｅ
ｓｉｇｎ）システムが知られており、ＣＡＤシステムを
用いた図面登録管理システムとして、特公平４−６４１
０８号公報に記載されてものがある（以下単に従来例と
いう）。従来例では、各種図面について、電子データ形
式のまま、定型的な記載事項のチェックを行って、設計
者のＩＤ番号を入力し、図面承認者のサインを自動的に
行うようにしている。そして、日付を入力すると、自動
的に図面の登録を行い、図面管理ファイルを作成するよ
うにしている。

【０００３】具体的には、従来例では、ＣＡＤシステム
を用いて、各設計者が登録した図面に対して図面番号の
選択をディスプレイを介して行うと、チェック項目テー
ブルに従って、図面のチェックを行う。そして、チェッ
クの結果ＯＫであると、承認テーブルに基づいて該当承
認者名を自動的に図面上に記入した後、図面上の所定欄
に登録日付等のサインを自動記入して、正式図面とす
る。そして、この正式図面は登録図面ファイルに登録さ
れ、データベースとして管理される。この登録図面はプ
リントアウトされて、原図室で保管される。さらに、登
録図面に関する図面管理情報に基づいて図面管理ファイ
ルが作成され、この図面管理ファイルは登録図面ファイ
ルから所望の登録図面を出し入れする際に用いられる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来例
においては、図面を登録する際、自動的に図面のチェッ
クを行うとともに、承認を行って正式図面として登録す
るようにしているものの、図面のチェック及び承認を自
動的に行っているだけで、ドキュメントを登録保管して
いない。しかも、従来例では、図面のチェックは定型的
なものにかぎられているから、図面自体にミスがあった
場合でも、正式図面として登録されてしまうという問題
点がある。

【０００５】さらに、図面を次回の流用／改訂用として
用いる場合、従来例のように、正式図面として登録図面
ファイルに登録しておくと、この登録図面には、承認者
サイン及び図面登録サインが付加されているのであるか
ら、登録図面を次回の流用／改訂用として用いることが
難しいという問題点がある。つまり、図面を次回の流用
／改訂用として用いる場合には、例えば、原図室から原
図を持ち出して、この原図に基づいて初めから設計を行
う必要がある。

【０００６】このように、従来例では、図面のチェック
及び承認を自動的に行っているものの、ドキュメントの
登録保管を行っておらず、しかも登録図面を次回の流用
／改訂用として用いることが難しいという問題点があ
る。

【０００７】本発明の目的は、ドキュメントの登録保管
を行うことのできる電子図庫システムを提供することに
ある。

【０００８】本発明の他の目的は、図面上のミスが発見
し易く、その結果、登録図面にミスの少ない電子図庫シ
ステムを提供することにある。

【０００９】本発明のさらに他の目的は、登録図面を次
回の流用／改訂用として容易に用いることができる電子
図庫システムを提供することにある。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明によれば、図面及
びドキュメントを登録管理する際に用いられ、前記図面
及びドキュメントを登録管理する電子図庫部と、該電子
図庫部に接続された少なくとも一つのユーザー端末装置
とを備え、当該図面を特定する目録を前記電子図庫部に
登録する第１の手段と、前記ユーザー端末装置で作成さ
れた図面及びドキュメントをそれぞれ仮登録図面データ
及び仮登録ドキュメントデータとして前記電子図庫部に
仮登録する第２の手段と、前記仮登録図面データ及び前
記仮登録ドキュメントデータが審査／承認された際前記
仮登録図面データ及び前記仮登録ドキュメントデータを
それぞれ承認済図面データ及び承認済ドキュメントデー
タとして前記電子図庫部に登録する第３の手段と、前記
承認済図面データ及び前記承認済ドキュメントデータに
予め定められた事項を添付して本登録図面・ドキュメン
トデータを生成して前記電子図庫部に保管する第４の手
段とを有することを特徴とする電子図庫システムが得ら
れる。

【００１１】そして、前記予め定められた事項は、査印
及び配布先データであり、前記第４の手段は、前記本登
録図面・ドキュメントデータを予め定められた印刷装置
に自動送付しており、前記印刷装置では、前記本登録図
面・ドキュメントデータを印刷図面及び印刷ドキュメン
トとして印刷しており、該印刷図面及び該印刷ドキュメ
ントは前記配布先データで示される配布先に配布され
る。

【００１２】また、前記ユーザー端末装置には、前記電
子図庫部を検索するための検索画面が表示され、該検索
画面には少なくとも内容表示ボタン、印刷ボタン、改訂
ボタン、及び流用ボタンが備えられており、前記検索画
面上で検索対象が特定されて前記内容表示ボタンがクリ
ックされると前記目録データ又は前記本登録図面・ドキ
ュメントデータを前記ユーザー端末装置に与えて前記ユ
ーザー端末装置に表示する。

【００１３】さらに、前記検索画面上で検索対象が特定
されて前記印刷ボタンがクリックされると前記本登録図
面・ドキュメントデータを任意の印刷装置にプリントア
ウトする。加えて、前記検索画面上で検索対象が特定さ
れて前記改訂又は前記流用ボタンがクリックされると前
記本登録図面データ及び前記本登録ドキュメントデータ
の改訂又は流用のため前記本登録図面データ及び前記本
登録ドキュメントデータを前記ユーザー端末装置に与え
る。

【００１４】前記本登録図面データ及び前記本登録ドキ
ュメントデータが改訂されて改訂図面データ及び改訂ド
キュメントデータが得られると、前記第２の手段は、前
記改訂図面データ及び前記改訂ドキュメントデータを前
記仮登録図面データ及び前記仮登録ドキュメントデータ
として前記電子図庫部に登録する。

【００１５】前記仮登録図面データ及び前記仮登録ドキ
ュメントデータを前記電子図庫部に仮登録した際、予め
規定された被承認電子メールが、承認者が用いる前記ユ
ーザー端末装置に送られる。前記承認者が用いる前記ユ
ーザー端末装置において前記被承認電子メール上の審査
承認ボタンがクリックされると、前記審査承認画面が、
前記承認者が用いる前記ユーザー端末装置に表示され、
前記審査承認画面に基づいて前記仮登録図面データ及び
前記仮登録ドキュメントデータの審査／承認が行われ
る。

【００１６】前記審査承認画面上で修正ボタンがクリッ
クされると図面等修正理由入力欄が表示される。図面等
修正理由入力欄に修正理由が記入された後図面修正ボタ
ンがクリックされると自動的に前記電子図庫部から特定
された前記仮図面データ及び前記仮登録ドキュメントデ
ータが前記ユーザー端末装置に表示される。

【００１７】前記審査／承認が否認されて前記審査承認
画面において、必要なコメントが入力されると、前記承
認者が用いる前記ユーザー端末装置から前記被承認者が
用いる前記ユーザー端末装置に予め規定された修正依頼
電子メールが送られる。前記被承認者が用いる前記ユー
ザー端末装置において前記修正依頼電子メール上の審査
承認ボタンがクリックされると前記審査承認画面が、前
記被承認者が用いる前記ユーザー端末装置に表示され、
前記審査承認画面に基づいて前記仮登録図面データ及び
前記仮登録ドキュメントデータの修正が行われる。

【００１８】

【発明の実施の形態】以下本発明について実施の形態に
基づいて説明する。但し本実施の形態に記載する製品の
寸法、形状、材質、その相対配置等は特に特定的な記載
がない限りは本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨で
はなく、単なる説明例に過ぎない。

【００１９】図１を参照して、図示の電子図庫システム
は、電子図庫部（この電子図庫部は少なくともコンピュ
ータと記憶装置とで構成されている）１１を備えてお
り、この電子図庫部１１には複数のユーザー端末装置
（例えば、パソコン：図示せず）が接続されている。

【００２０】電子図庫部１１に図面及びドキュメントを
登録する際には、電子図庫部１１に接続されたユーザー
端末装置を用いて登録が行われる。まず、図面管理シス
テム（目録入力）を用いて、登録すべき図面の目録（例
えば、オーダー、アイテム、世代、図番、及び図面の注
文主）が入力され、目録データとして電子図庫部１１に
転送される。そして、この目録データは目録ファイル１
１ａに保管される（ステップＳ１）。目録データを登録
した後、当該目録に関する図面又はドキュメントの作成
が行われる（ステップＳ２）。

【００２１】図面作成に当たっては、例えば、ＡＵＴＯ
−ＣＡＤ（ａｕｔｏｍａｔｉｃｃｏｍｐｕｔｅｒａ
ｉｄｅｄｄｅｓｉｇｎ）が用いられ、ドキュメントに
ついては、例えば、ＷＯＲＤ又はＥＸＣＥＬを用いて作
成する。ＡＵＴＯ−ＣＡＤを用いて作成された図面（Ａ
ＵＴＯ−ＣＡＤ図面）データとＷＯＲＤ又はＥＸＣＥＬ
をもちいて作成されたドキュメントデータとは一旦ユー
ザー端末装置の記憶装置（ディスク）２１に格納され
る。その後、仮登録を行うと（例えば、仮登録欄をクリ
ックする：ステップＳ３）、ディスク２１からＡＵＴＯ
−ＣＡＤ図面データ及びドキュメントデータが電子図庫
部１１に送られ、仮登録ファイル１１ｂにそれぞれ仮登
録図面データ及び仮登録ドキュメントデータとして登録
される。

【００２２】上述のようにして、仮登録が行われた後、
審査／承認が行われる（ステップＳ４）。審査／承認に
当たっては、まず、図２に示す電子図庫審査承認画面２
２が設計者側ユーザー端末装置に表示される。そして、
この電子図庫審査承認画面に必要事項を入力した後（例
えば、上程者へのコメントを入力した後）、上程ボタン
２３をクリックすると、例えば、図３（ａ）に示す電子
メールが設計担当者から承認者に対して送られる。承認
者が、この電子メールの審査・承認ボタン２４をクリッ
クすると、承認者ユーザー端末装置には、図２に示す電
子図庫審査承認画面２２が表示される。

【００２３】図４に示すように、承認者は、この電子図
庫審査承認画面２２に基づいて（つまり、承認者は、電
子図庫審査承認画面２２によって仮登録図面データ及び
仮登録ドキュメントデータを特定できる）仮登録図面及
び仮登録ドキュメントの審査／承認を行う。この際、ユ
ーザー端末装置を操作し（つまり、電子図庫審査承認画
面２２上の印刷ボタン等をクリックして）、電子図庫部
１１から仮登録図面データ及び仮登録ドキュメントデー
タを読み出して、これら仮登録図面データ及び仮登録ド
キュメントデータをチェック図面２５及びドキュメント
２６としてプリントアウトする。なお、必要に応じてド
キュメント表紙２７及びチェックリスト２８がプリント
アウトされる。さらに、査印情報テーブル２９、配布先
情報テーブル３０、及びコメント情報テーブル３１を参
照して、審査／承認を行う。

【００２４】審査承認画面上では図面又はドキュメント
の修正を行うことができる。審査承認画面２２上の修正
ボタン４６をクリックして、図面修正理由入力欄４７を
表示させる。そして、図面修正理由入力欄４７に図面修
正理由を記入した後、図面修正ボタン４８をクリックす
ると、自動的に電子図庫部１１から特定された仮登録図
面データ及び仮登録ドキュメントデータがユーザー端末
装置に表示される。そして、修正が終了すると、修正図
面データ及び修正ドキュメントデータを仮登録図面デー
タ及び仮登録ドキュメントデータとして仮登録ファイル
１１ｂに上書きする。

【００２５】審査／承認の結果、当該図面及びドキュメ
ント等を否認する場合には、つまり、図面及びドキュメ
ントの修正ばかりでなく、目録の修正及び配布先等の修
正を要求する際には、承認者は、図２に示すコメント欄
３２をクリックして、必要なコメントを入力する。また
は、修正依頼の場合には、修正依頼欄３３をクリックし
て、修正依頼コメントを入力した後、閉じると、その
旨、承認者から設計担当者に、図３（ｂ）に示す電子メ
ールが送られる。設計担当者はこの電子メールの連絡事
項欄で確認するか又はこの電子メールの審査・承認ボタ
ン３４をクリックすると、設計担当者ユーザー端末装置
には、図２に示す電子図庫審査承認画面２２が表示され
る。設計担当者がコメント欄３２をクリックすると、承
認者からのコメントが表示され、設計担当者は、この承
認者からのコメントに基づいて、ユーザー端末装置を用
いて仮登録図面及び仮登録ドキュメントの訂正を行い
（必要に応じて目録の訂正）、再び、電子図庫部１１に
仮登録する。つまり、審査／承認が否認されると、再
び、ステップＳ２、ステップＳ３、及びステップＳ４が
行われることになる。

【００２６】一方、審査／承認の結果、承認されると、
その旨承認者のユーザー端末装置から電子図庫部１１に
伝達される。電子図庫部１１では、承認の旨の通知を受
けると、仮登録図面データ及び仮登録ドキュメントデー
タを、それぞれ承認済図面データ及び承認済ドキュメン
トデータとして承認済ファイル１１ｃにコピーする。さ
らに、ドキュメント３５がスキャナー（ドキュメントス
キャナー）３６を用いて、電子図庫部１１に読み込まれ
る。電子図庫部１１において、読み込みドキュメントデ
ータに基づいて自動的に査印及び図面配布先が図面及び
ドキュメントに対して張りつけられ（ステップＳ５）、
予め定められた印刷業者の端末装置に配布図面・ドキュ
メントデータとして送られる。

【００２７】そして、印刷業者では、配布図面・ドキュ
メントデータに基づいて図面３７及びドキュメント３８
を印刷して、配布先に配布する。さらに、配布図面ドキ
ュメントデータは電子図庫部１１に本登録図面・ドキュ
メントデータとして送られ、本登録ファイル１１ｄに登
録される。そして、電子図庫部１１では、前述の目録フ
ァイル１１ａ及び本登録ファイル１１ｄに格納された図
面及びドキュメントをリンクさせており、これによっ
て、後述するようにして所望の図面の検索等を容易に行
うことができる。

【００２８】なお、手書きされた図面３９及びドキュメ
ント４０は、スキャナー４１で読み取られて、電子図庫
部１１に送られ、本登録ファイル１１ｄに登録される。
この際、前述の図面管理システムを用いて当該図面及び
ドキュメントに係る目録が入力され、電子図庫部１１に
送られることになる。

【００２９】上述のようにして、図１に示す電子図庫シ
ステムでは、図面及びドキュメントの仮登録、承認、及
び本登録が行われることになり、電子図庫部１１には、
最終的に目録ファイル１１ａ及び本登録ファイル１１ｄ
が存在することになる。

【００３０】図示の電子図庫システムでは、ユーザー端
末装置を用いて、各種検索を行うことができる。ユーザ
ー端末装置には検索ルーチンが備えられており、例え
ば、図面を特定して、目録検索を行うと、電子図庫部１
１では、目録ファイル１１ａを検索して、当該図面に係
る目録データをユーザー端末装置に表示する｛検索（目
録表示）１１ｅ｝。

【００３１】ここで、図１及び図５を参照して、検索を
行う際には、ユーザー端末装置に、図５に示す検索画面
が表示される。この検索画面には、検索条件があり、検
索条件を入力すると、つまり、少なくともオーダー、ア
イテム、世代、及び図番等の図面及びドキュメントを特
定するコード（以下単に特定コードという）を入力する
と、画面上に特定コードで特定される図番名称、ファイ
ル、進捗状況、出図予定日、及び出図日等が表示され
る。そして、この特定コードにカーソルを合わせて、検
索画面上の内容表示ボタン４２をクリックすると、電子
図庫部１１はこの特定コードで示される図面及びドキュ
メントを本登録ファイル１１ｄから読み出して、ユーザ
ー端末装置に表示する（内容表示１１ｆ）。

【００３２】また、特定コードにカーソルを合わせて、
検索画面上の印刷ボタン４３をクリックすると（印刷１
１ｇ）、電子図庫部１１はこの特定コードで示される図
面及びドキュメントを本登録ファイル１１ｄから読み出
して、任意の印刷装置に印刷する（図面・ドキュメント
１１ｈ）。

【００３３】一方、特定コードで示される図面を他の図
面を作成する際に流用したい場合には、検索画面上の流
用ボタン４４をクリックすると（図面／ドキュメントの
流用／改訂取出１１ｉ）、電子図庫部１１はこの特定コ
ードで示される図面及びドキュメントを本登録ファイル
１１ｄから読み出して、ユーザー端末装置のディスク２
１にコピーする。そして、設計者は、本登録ファイル１
１ｄから読み出された図面及びドキュメントを他の図面
を作成する際に流用することになる。

【００３４】さらに、特定コードで示される図面を審査
／承認中に一部修正したい場合には、電子図庫審査承認
画面上で修正すべき図面を特定した後、電子図庫審査承
認画面上の修正ボタン４６をクリックして、図面修正理
由入力欄４７を表示させる。そして、図面修正理由入力
欄４７に図面修正理由を記入した後、図面修正ボタン４
８をクリックすると、自動的に電子図庫部１１中の仮登
録ファイル１１ｂが表示される。そして、設計者は、表
示された図面及びドキュメントを修正する。修正が終了
すると、修正図面データ及び修正ドキュメントが電子図
庫部１１に送られ、前述の仮登録ファイル１１ｂに上書
きされる。

【００３５】その後、前述のようにして、電子図庫審査
承認画面２２上の上程ボタン２３をクリックすると、図
３（ａ）に示す電子メールが設計者から承認者に対して
送られる。承認者が、この電子メールの審査・承認欄２
４をクリックすると、承認者ユーザー端末装置には、図
２に示す電子図庫審査承認画面２２が表示される。

【００３６】前述のように、承認者は、この電子図庫審
査承認画面２２に基づいて仮登録図面及び仮登録ドキュ
メントの審査／承認を行う。審査／承認の結果、承認さ
れると、その旨承認者のユーザー端末装置から電子図庫
部１１に伝達される。電子図庫部１１では、承認の旨の
通知を受けると、仮登録ファイル１１ｂに登録された改
訂図面データ及び改訂ドキュメントを、それぞれ承認済
改訂図面データ及び承認済改訂ドキュメントデータとす
る。

【００３７】なお、本登録ファイル１１ｄに登録された
図面データ及びドキュメントデータは、当該図面に係る
工事等が終了した後、例えば、ＣＤ−ＲＯＭ等にコピー
して、バックアップ用として保存するようにしてもよ
い。さらに、デイリーバックアップのため、磁気テープ
等に保存するようにしてもよい。

【００３８】

【発明の効果】以上説明したように、本発明では、図面
及びドキュメントをともに登録し、しかも仮登録図面デ
ータ及び仮登録ドキュメントデータと、承認済図面デー
タ及び承認済ドキュメントデータと、本登録図面データ
及び本登録ドキュメントデータとを電子図庫部に登録す
るようにしたから、ドキュメントの登録保管を行うこと
ができるばかりでなく、図面上のミスが発見し易く、そ
の結果、本登録図面のミスを極めて少なくできるという
効果がある。

【００３９】さらに、本発明では、承認済図面データ及
び承認済ドキュメントデータを次回の流用／改訂用とす
るようにしたから、本登録図面データ及び本登録ドキュ
メントデータが書き換えられる恐れが少なく、容易にし
かも安心して流用／改訂を行うことができるという効果
がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による電子図庫システムの一例を示すブ
ロック図である。

【図２】図１に示す電子図庫システムにおいて用いられ
る電子図庫審査承認画面の一例を示す図である。

【図３】電子図庫審査／承認の際に用いられる電子メ
ールの形式を示す図であり、（ａ）は審査／承認依頼の
電子メールを示す図、（ｂ）は修正依頼の電子メールを
示す図である。

【図４】図１に示す電子図庫システムにおいて審査／承
認を説明するため図である。

【図５】図１に示す電子図庫システムにおいて用いられ
る検索画面の一例を示す図である。

【符号の説明】

１１電子図庫部１１ａ目録ファイル１１ｂ仮登録ファイル１１ｃ承認済ファイル１１ｄ本登録ファイル２１記憶装置（ディスク）２２電子図庫審査承認画面２３上程ボタン２４、３４審査・承認ボタン２５チェック図面２６、３５、３８、４０ドキュメント２７ドキュメント表紙２８チェックリスト２９査印情報テーブル３０配布先情報テーブル３１コメント情報テーブル３２コメント欄３３修正依頼欄３６スキャナー（ドキュメントスキャナー）３７、３９図面４１スキャナー４２内容表示ボタン４３印刷ボタン４４流用ボタン４５改訂ボタン４６修正ボタン４７図面修正理由入力欄４８図面修正ボタン

フロントページの続きＦターム(参考） 5B046 AA03 BA10 CA06 EA03 GA01 GA02 KA01 KA03 5B075 ND06 ND16 ND20 ND23 ND30 ND36 NK44 UU21

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】図面及びドキュメントを登録管理する際
に用いられ、前記図面及び前記ドキュメントを登録管理
する電子図庫部と、該電子図庫部に接続された少なくと
も一つのユーザー端末装置とを備え、当該図面を特定す
る目録を前記電子図庫部に登録する第１の手段と、前記
ユーザー端末装置で作成された図面及びドキュメントを
それぞれ仮登録図面データ及び仮登録ドキュメントデー
タとして前記電子図庫部に仮登録する第２の手段と、前
記仮登録図面データ及び前記仮登録ドキュメントデータ
が審査／承認された際前記仮登録図面データ及び前記仮
登録ドキュメントデータをそれぞれ承認済図面データ及
び承認済ドキュメントデータとして前記電子図庫部に登
録する第３の手段と、前記承認済図面データ及び前記承
認済ドキュメントデータに予め定められた事項を添付し
て本登録図面・ドキュメントデータを生成して前記電子
図庫部に保管する第４の手段とを有することを特徴とす
る電子図庫システム。
【請求項２】前記予め定められた事項は、査印及び配
布先データであることを特徴とする請求項１に記載の電
子図庫システム。
【請求項３】前記第４の手段は、前記本登録図面・ド
キュメントデータを予め定められた印刷装置に自動送付
しており、前記印刷装置では、前記本登録図面・ドキュ
メントデータを印刷図面及び印刷ドキュメントとして印
刷しており、該印刷図面及び該印刷ドキュメントは前記
配布先データで示される配布先に配布されるようにした
ことを特徴とする請求項２に記載の電子図庫システム。
【請求項４】前記ユーザー端末装置には、前記電子図
庫部を検索するための検索画面が表示され、該検索画面
には少なくとも内容表示ボタン、印刷ボタン、改訂ボタ
ン、及び流用ボタンが備えられていることを特徴とする
請求項１乃至３のいずれかに記載の電子図庫システム。
【請求項５】前記検索画面上で検索対象が特定されて
前記内容表示ボタンがクリックされると前記目録データ
又は前記本登録図面・ドキュメントデータを前記ユーザ
ー端末装置に与えて前記ユーザー端末装置に表示する検
索許可手段が備えられていることを特徴とする請求項１
乃至４のいずれかに記載の電子図庫システム。
【請求項６】前記検索画面上で検索対象が特定されて
前記印刷ボタンがクリックされると前記本登録図面・ド
キュメントデータを任意の印刷装置にプリントアウトす
る印刷許可手段が備えられていることを特徴とする請求
項１乃至５のいずれかに記載の電子図庫システム。
【請求項７】前記検索画面上で検索対象が特定されて
前記改訂又は前記流用ボタンがクリックされると前記本
登録図面データ及び前記本登録ドキュメントデータの改
訂又は流用のため前記本登録図面データ及び前記本登録
ドキュメントデータを前記ユーザー端末装置に与える改
訂／流用許可手段が備えられていることを特徴とする請
求項１乃至６のいずれかに記載の電子図庫システム。
【請求項８】前記本登録図面データ及び前記本登録ド
キュメントデータが改訂されて改訂図面データ及び改訂
ドキュメントデータが得られると、前記第２の手段は、
前記改訂図面データ及び前記改訂ドキュメントデータを
前記仮登録図面データ及び前記仮登録ドキュメントデー
タとして前記電子図庫部に登録するようにしたことを特
徴とする請求項７に記載の電子図庫システム。
【請求項９】前記審査承認画面上で修正ボタンがクリ
ックされると図面等修正理由入力欄を表示させる第５の
手段と、前記図面等修正理由入力欄に修正理由が記入さ
れた後図面修正ボタンがクリックされると自動的に前記
電子図庫部から特定された前記仮図面データ及び前記仮
登録ドキュメントデータを前記ユーザー端末装置に表示
する第６の手段とを有することを特徴とする請求項７に
記載の電子図庫システム。
【請求項１０】前記仮登録図面データ及び前記仮登録
ドキュメントデータを前記電子図庫部に仮登録した際、
被承認者が用いる前記ユーザー端末装置に審査承認画面
を表示して前記審査承認画面上の予め定められた上程ボ
タンがクリックされると予め規定された被承認電子メー
ルを承認者が用いる前記ユーザー端末装置に送る第７の
手段と、前記承認者が用いる前記ユーザー端末装置にお
いて前記被承認電子メール上の審査承認ボタンがクリッ
クされると前記審査承認画面を前記承認者が用いる前記
ユーザー端末装置に表示する第８の手段とを有し、前記
審査承認画面に基づいて前記仮登録図面データ及び前記
仮登録ドキュメントデータの審査／承認を行うようにし
たことを特徴とする請求項１乃至９のいずれかに記載の
電子図庫システム。
【請求項１１】前記審査／承認が否認されて前記審査
承認画面において必要なコメントが入力されると前記承
認者が用いる前記ユーザー端末装置から前記被承認者が
用いる前記ユーザー端末装置に予め規定された修正依頼
電子メールを送る第９の手段と、前記被承認者が用いる
前記ユーザー端末装置において前記修正依頼電子メール
上の審査承認ボタンがクリックされると前記審査承認画
面を前記被承認者が用いる前記ユーザー端末装置に表示
する第１０の手段とを有し、前記審査承認画面に基づい
て前記仮登録図面データ及び前記仮登録ドキュメントデ
ータの修正を行うようにしたことを特徴とする請求項１
０に記載の電子図庫システム。