JP2002287911A - 情報記憶媒体 - Google Patents

情報記憶媒体

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JP2002287911A
JP2002287911A JP2001090289A JP2001090289A JP2002287911A JP 2002287911 A JP2002287911 A JP 2002287911A JP 2001090289 A JP2001090289 A JP 2001090289A JP 2001090289 A JP2001090289 A JP 2001090289A JP 2002287911 A JP2002287911 A JP 2002287911A
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Masashi Kobayashi
正史 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存の読み取り装置や情報記憶媒体の規格そ
のものを特に変更することなく、該媒体に付いた傷など
による読み出し不可能な状態となることを低減すること
である。 【解決手段】 アプリケーションに関わる実行情報(ア
プリケーション情報)を、同一のディレクトリ構造で2
重記憶する。読み出しエラーが発生した場合には、その
動作を開始する制御プログラム(常駐プログラムであ
る。)の制御により、読み出しエラーが発生したファイ
ルの位置、即ちカレントディレクトリの第1階層のディ
レクトリ名称を変更し、ファイルの再読み出しを指示す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アプリケーション
の実行に関わる実行情報を多重記憶した、コンピュータ
読取可能な情報記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、特定の処理を行うためのアプリケ
ーションソフトウェア、ゲームプログラムや映画といっ
たマルチメディアソフトウェアなどを頒布するための情
報記憶媒体として、CD−ROMやDVD−ROMなど
の、読み出し専用の回転ディスク型の媒体がよく使用さ
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このC
D−ROMやDVD−ROMなどの媒体は、情報の読み
取り面が裸出しているため、傷が付き易い。また、回転
体であるために、読み取り中の衝撃に弱いという問題が
ある。
【0004】そして、一度傷が付くと、その傷付いた部
分に記憶されている情報が読み出せなくなったために、
その読み出せなくなった情報に関連する他の情報の読み
出しや実行が不可能となってしまうことがある。このよ
うな記憶媒体、特にマルチメディアソフトウェアが記憶
された読み出し専用の記憶媒体は、その傷によって利用
(ゲームの実行や映画の鑑賞等)が困難な物になりかね
ず、小さな傷一つで、価値の無い、用無しなものとなり
かねない。
【0005】この問題を解決するために、媒体に保護用
のカバーを付けたり、読み取り装置を改良することによ
り読み取り中の衝撃に強くするなどの方法が考えられ
る。だが、読み取り装置や媒体そのものは、世の中に広
く浸透している規格であり、特に、CDやDVD等の媒
体は安価であり、且つ大容量であるという長所を持って
いる。そのため、これら媒体や読み取り装置そのものの
規格を変更せずに、上記問題を解決したい。
【0006】本発明の課題は、既存の読み取り装置や情
報記憶媒体の規格そのものを特に変更することなく、該
媒体に付いた傷などによる読み出し不可能な状態となる
ことを低減することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明は、アプリケーションの実行
に関わる実行情報を多重記憶したコンピュータ読取可能
な情報記憶媒体であって、前記多重記憶された実行情報
の記憶位置情報(例えば、ディレクトリ構造を格納する
パステーブル)と、前記コンピュータによる当該情報記
憶媒体の読出エラー時に自動実行される制御情報(例え
ば、制御プログラム‘ReDir.exe’)と、を記憶し、前
記制御情報には、前記記憶位置情報に基づいて、読出エ
ラー時の読出対象の実行情報と同一内容であって異なる
位置に記憶された実行情報の再読み出しを指示する指示
情報が含まれることを特徴とする。
【0008】この請求項1記載の発明によれば、アプリ
ケーションの実行に関わる実行情報を、該情報記憶媒体
上に多重記憶することにより、読み出しエラーが発生し
た場合には、異なる位置に多重記憶された他の実行情報
を読み出すことができる。このことにより、傷などによ
る読み出し不可能な状態になることを低減できる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の情
報記憶媒体において、前記記憶位置情報は、当該情報記
憶媒体内に記憶された情報の記憶位置を論理的に示すパ
スによって表す情報であり、前記指示情報は、前記読出
対象の実行情報のパスから、前記異なる位置に記憶され
た実行情報のパスに変更することにより、再読み出しを
指示する情報であることを特徴とする。
【0010】この請求項2記載の発明によれば、実行情
報の読み出しエラーが発生した場合には、読み出し対象
の実行情報の位置、例えば、カレントディレクトリを指
定変更することにより、異なる位置に多重記憶された他
の実行情報を容易に読み出すことができる。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項2記載の情
報記憶媒体において、前記記憶位置情報内の、前記多重
記憶された実行情報それぞれのパスは、同一階層下の並
列的な位置にそれぞれの実行情報が記憶されたことを表
すパスであり、前記指示情報には、実行情報のパスの
内、実行情報が位置する階層を変更することにより、前
記読出対象の実行情報のパスから、前記異なる位置に記
憶された実行情報のパスを変更する情報が含まれること
を特徴とする。
【0012】この請求項3記載の発明によれば、実行情
報の読み出しエラーが発生した場合には、例えば、読み
出し対象の実行情報の位置、即ちカレントディレクトリ
の上位階層を変更することにより、異なる位置に多重記
憶された他の実行情報を容易に読み出すことができる。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれかに記載の情報記憶媒体は、回転ディスク型の媒体
であることを特徴とする。
【0014】この請求項4記載の発明によれば、アプリ
ケーションに関わる実行情報を、例えば、回転ディスク
の内側と外側の領域などといった異なる位置に多重記憶
することにより、ディスク表面に付いた傷により読み出
しエラーが発生した場合には、異なる位置に記憶された
他の実行情報を読み出すことができる。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項4記載の情
報記憶媒体は、ディスク両面に記憶可能であって、当該
ディスクの一面毎に少なくとも一の前記実行情報を記憶
したことを特徴とする。
【0016】この請求項5記載の発明によれば、例え
ば、ディスクの両面(裏と表)に、アプリケーションに
関わる実行情報を多重記憶することにより、ディスクの
片面に傷が付いて読み取りエラーが発生した場合にも、
もう一方の面に記憶された実行情報を読み出すことがで
きる。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項5記載の情
報記憶媒体は、当該ディスクの一面毎に、前記記憶位置
情報と、前記制御情報と、を更に記憶したことを特徴と
する。
【0018】この請求項6記載の発明によれば、ディス
クの片面に傷が付いて、記憶された記憶位置情報や制御
情報が読み出せなくなった場合にも、もう一方の面に記
憶された記憶位置情報や制御情報を読み出すことができ
る。
【0019】請求項7記載の発明は、請求項1〜6のい
ずれかに記載の情報記憶媒体はROMであって、前記コ
ンピュータによる読み出しにより自動的に前記アプリケ
ーションが実行されることを特徴とする。
【0020】この請求項7記載の発明によれば、該情報
記憶媒体が読み取り専用であるために、媒体に付いた傷
によって記憶された情報が読み出せなくなり、価値の無
い、用無しである状態になることを低減することができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を参照して実施
の形態を詳細に説明する。本実施の形態においては、本
発明を適用した情報記憶媒体をCD−ROMとし、この
CD−ROMはISO9660規格に準拠するものとす
る。またCD−ROMは、PC(Personal Computer)
上において特定の処理を実行するためのアプリケーショ
ンソフトウェアを記憶することとする。
【0022】このアプリケーションソフトウェアは、複
数の実行プログラム、画像データや音データなどの各種
データを含んで構成されるが、これらのプログラムやデ
ータを総称して“アプリケーション情報”という。
【0023】CD−ROMをPCのCD−ROMドライ
ブ(Qドライブであるとする。)に挿入すると、自動的
にCD−ROMから起動プログラム‘Autorun.inf’が
読み出される。そして、この起動プログラムの設定に従
って、アプリケーション情報の読み出し及び実行が自動
的に開始される。尚、この起動プログラムの自動読み出
しは、CD−ROMの規格である。
【0024】次に、CD−ROM内に記憶される情報の
格納位置について説明する。CD−ROMは、略中心位
置から外側に向かって、らせん状且つ連続的に情報を記
憶するするように、物理的に構成されている。情報の読
み出しを指示する場合には、最終的には物理的な格納位
置を指示する必要があるが、その格納位置を論理的に示
すパステーブルという情報がCD−ROMには記憶され
ている。このパステーブルは、情報が格納されている物
理的な位置と、その情報が当該CD−ROMにおいて位
置する論理的な位置とを対応付けて記憶するものであ
る。本実施の形態では、このパステーブルの情報の論理
的な格納位置を利用して実現した手段を開示する。
【0025】パステーブルに記憶される情報の論理的な
格納位置は、いわゆるディレクトリ構造によって表され
ている。図1(b)は、そのディレクトリ構造の一例を
示す図であり、ルートディレクトリ(Q:¥)に、アプ
リケーション情報、及び起動プログラム‘Autorun.in
f’が属する構造となっている。
【0026】同図において、アプリケーション情報は、
更に3つのサブディレクトリ(Q:¥Start¥)、
(Q:¥Program¥)、(Q:¥Data)から
構成され、それぞれのサブディレクトリ下に、複数のプ
ログラムファイル(*.EXE)やデータファイル(*.D
AT)が属する構成となっている。
【0027】起動プログラム‘Autorun.inf’は、上述
したように、CD−ROMに関する規格として規定され
ているものであり、固定名称のファイルであって、ルー
トディレクトリ下に属する必要がある。
【0028】図2(b)に、起動プログラム‘Autorun.
inf’の記述内容の一例を示す。同図に示すように、起
動プログラム内には、“open”コマンドにより、ディレ
クトリ(Q:¥Start¥)に属する実行ファイル
‘SASTART.EXE’を読み出して実行する旨の指示コード
が記述されている。
【0029】起動プログラムを読み出したPCのCPU
は、この起動プログラムの記述に従い、実行ファイル
‘SASTART.EXE’の読み出しをCD−ROMドライブに
指示し、読み出された実行ファイル‘SASTART.EXE’を
自動的に実行する。
【0030】尚、ファイルの読み出しの際には、CPU
がパステーブルを参照して、アプリケーション情報が記
憶されている物理的な格納位置(アドレス)を取得し、
CD−ROMドライブに対して読み出しを指示する。
【0031】以上説明した点は、何れもCD−ROMの
規格等の従来のものである。以下、この従来の規格等に
従って発明した実施形態を詳述する。
【0032】本発明を適用したCD−ROMは、上述の
アプリケーション情報を2重記憶するように構成したも
のである。図1(a)は、本発明を適用したCD−RO
Mが記憶する情報のディレクトリ構造を示す図である。
【0033】同図に示すように、ルートディレクトリ
(Q:¥)下に2つのサブディレクトリ(Q:¥SUB
1¥)及び(Q:¥SUB2¥)が属し、それぞれのサ
ブディレクトリの下には、アプリケーション情報が、同
一のディレクトリ構造で帰属されている。以下、この2
重記憶されるアプリケーション情報を区別するために、
サブディレクトリ(Q:¥SUB1¥)に属する情報を
アプリケーション情報A、サブディレクトリ(Q:¥S
UB2¥)に属する情報をアプリケーション情報Bと呼
ぶ。
【0034】ルートディレクトリ(Q:¥)に属する
‘Autorun.inf’は、図1(b)に示す従来例と同様の
起動プログラムであり、図2(a)に、この起動プログ
ラム‘Autorun.inf’の記述内容の一例を示す。
【0035】同図に示すように、起動プログラム内に
は、“open”コマンドにより、まずルートディレクトリ
に属する制御プログラム‘ReDir.exe’を読み出して実
行する旨の指示コードが記述されている。
【0036】この制御プログラム‘ReDir.exe’は、い
わゆる常駐型のプログラムであり、起動と同時にPCの
処理中に常駐する。そして、この制御プログラムが常駐
していることにより、CPUは、CD−ROMの読み出
しエラーが発生したか否かを常時監視し、エラーが発生
したこと(より詳細には、CD−ROMの読み出しエラ
ーによる割り込み信号)を検出すると、この制御プログ
ラムに従った制御動作を自動的に開始することとなる。
また、制御プログラム‘ReDir.exe’は、引数として指
定されたプログラムを、常駐後に実行するように記述さ
れている。起動プログラム‘Autorun.inf’中に記述さ
れている‘ReDir.exe’の次の‘SUB1\Start\SASTART.EX
E’が引数であり、この記述により、制御プログラム‘R
eDir.exe’が実行された(常駐した)後に、ディレクト
リ(Q:¥SUB1¥Start¥)下の‘SASTART.EX
E’が自動的に実行されることとなる。
【0037】次に、CD−ROMがCD−ROMドライ
ブに挿入されてからの具体的な処理動作を、図3に示す
フローチャートを参照して説明する。
【0038】CD−ROMをCD−ROMドライブに挿
入すると、まず、起動プログラム‘Autorun.inf’が読
み出される(ステップS1)。
【0039】CPUは、この起動プログラム内の記述に
従い、ルートディレクトリ(Q:¥)に属する制御プロ
グラム‘ReDir.exe’を、引数‘SUB1\Start\SASTART.EX
E’として実行し、制御プログラム‘ReDir.exe’を常駐
させる(ステップS2)。そして、CPUは、引数とし
て指定された、ディレクトリ(Q:¥SUB1¥Sta
rt¥)に属する実行ファイル‘SASTART.EXE’の読み
出しを、CD−ROMドライブに対して指示する。そし
て、読み出された実行ファイル‘SASTART.EXE’に従っ
た処理を開始する(ステップS3)。
【0040】その後は、アプリケーションプログラム等
の指示に応じて、アプリケーション情報(プログラムや
データ)を順次読み出し、実行する(ステップS3)。
【0041】また、CPUは、上記アプリケーション情
報の読み出し時に、読み出しエラーに伴う割り込み信号
を検出すると(ステップS4:YES)、実行中の処理
を一時中断し、常駐している制御プログラム‘ReDir.ex
e’による制御動作を開始する(ステップS5)。この
制御プログラム‘ReDir.exe’は、カレントディレクト
リを変更し、アプリケーション情報の再読み出しを指示
するプログラムである(図4参照)。
【0042】そして、制御プログラムによる制御動作に
より、アプリケーション情報の再読み出しが指示される
と、CPUは、中断していた処理を再開する。
【0043】また、アプリケーションプログラム等の指
示により、そのアプリケーションの実行終了を指示され
るまで、CPUは、ステップS3からS5までの処理を
繰り返し行い、アプリケーションの実行終了を指示され
ると(ステップS6:YES)、アプリケーション情報
の読み出し・実行処理を中止し、本処理を終了する。
【0044】次に、図3のステップS5において、制御
プログラムに従ってCPUが実行する制御動作を、図4
に示すフローチャートを参照して説明する。
【0045】常駐している制御プログラムの制御動作を
開始すると、CPUは、まずカレントディレクトリ(即
ち、読み出しエラーが発生したファイルの属するディレ
クトリ)のパスを取得する(ステップS11)。そし
て、取得したパスの第1階層のディレクトリ名称を変更
することにより、カレントディレクトリを変更する(ス
テップS12)。
【0046】即ち、アプリケーション情報Aの読み出し
中に読み出しエラーが発生した場合、カレントディレク
トリのパスは(Q:¥SUB1¥・・)である。そこ
で、パスの第1階層を“SUB1”から“SUB2”へ
変更することにより、カレントディレクトリを(Q:¥
SUB2¥・・)と変更する。そして、アプリケーショ
ン情報の再読み出しを指示し(ステップS13)、制御
プログラムによる制御動作を終了する。制御プログラム
による制御動作の終了後は、アプリケーション情報Bか
ら同一内容のファイルが読み出されることとなる。
【0047】また、アプリケーション情報Bの読み出し
中に読み出しエラーが発生した場合、カレントディレク
トリのパスは(Q:¥SUB2¥・・)である。そこ
で、パスの第1階層を“SUB2”から“SUB1”へ
変更することにより、カレントディレクトリを(Q:¥
SUB1¥・・)とする。そして、アプリケーション情
報の再読み出しをCD−ROMドライブに指示し(ステ
ップS13)、制御プログラムによる制御動作を終了す
る。制御プログラムの終了後は、アプリケーション情報
Aから同一内容のファイルを読み出すこととなる。
【0048】図1(a)に示すように、アプリケーショ
ン情報は、サブディレクトリ(“SUB1”又は“SU
B2”)のみが異なる、同一のディレクトリ構造であ
る。このため、サブディレクトリの名称を変更するだけ
で、カレントディレクトリを、同一内容のファイルが属
するディレクトリへ変更することができ、2重記憶され
たもう一方のファイルを容易に読み出すことができる。
【0049】次に、図5に、CD−ROMの、情報読み
出し面の物理フォーマットの概要を示す。同図に示すよ
うに、CD−ROMの情報読み出し面は、リードイン
(LI:Lead In)領域、データ領域、リードアウト
(LO:Lead Out)領域に区分される。リードイン領域
は、セッションの開始を表す領域であり、また、リード
アウト領域は、セッションの終了を表す領域である。
【0050】上記アプリケーション情報は、リードイン
領域及びリードアウト領域の間のデータ領域に記憶され
る。また、記憶される情報は、ディスクの内側かららせ
ん状のトラックにセクタ単位で記憶される。そのため、
アプリケーション情報A及びBを連続的に2重記憶する
と、図5に示すように、アプリケーション情報Aは内側
部分であるデータ領域内の格納領域Aに、アプリケーシ
ョン情報Bは外側部分である格納領域Bに、それぞれ格
納されることとなる。
【0051】このように、CD−ROMの読み出し面の
異なる領域に、同一内容のアプリケーション情報を2重
記憶することにより、読み出し面に付いた傷により読み
出しエラーが発生した場合でも、2重記憶されたもう一
方のファイルを読み出すことができる。このことによ
り、アプリケーションプログラム等が実行不可能な状態
になることを低減することができる。また、読み取り装
置(CD−ROMドライブ)や媒体(CD−ROM)の
規格を全く変更することがない。
【0052】尚、本発明は、上記実施の形態の内容に限
定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲
で適宜変更可能である。
【0053】例えば、本発明を適用した情報記憶媒体を
CD−ROMとしたが、CD−ROMと同規格であるD
VD−ROMでももちろん同様に適用できる。また、D
VD−ROMは、CD−ROMと比較して大容量である
ため、CD−ROM以上に、アプリケーション情報を多
重記憶することができる。
【0054】また、上記実施形態においては、アプリケ
ーション情報を2重記憶することとしたが、適用する情
報記憶媒体の記憶容量に応じて、3重またはそれ以上に
多重記憶することもできる。
【0055】更に、DVD−ROMなど、表裏両面に記
憶可能な媒体であれば、両面(表と裏)それぞれにアプ
リケーション情報を記憶することもできるし、また、ア
プリケーション情報のみではなく、制御プログラムや起
動ファイルも多重記憶することができる。媒体の両面に
情報を多重記憶することにより、傷などによる読み取り
エラーが発生しても、もう片面に記憶された同一内容の
ファイルを読み出せ、読み取り不可能な状態を更に低減
することができる。
【0056】また、読み取りエラーに伴う割り込み信号
が発生した場合のみではなく、これ以外のエラー、例え
ばCRCエラーやセクタが見つからないといったエラー
が発生した場合にも、再読み出しを指示するように構成
することもできる。その際には、発生するエラーの種類
毎に、制御プログラムによる制御動作を変更することに
より、容易に実現できる。
【0057】また、適用する情報記憶媒体は、CD−R
OMやDVD−ROMなどの光ディスクに限るものでな
い。本発明は、原則的に、論理的な格納位置を表すパス
(ディレクトリ構造)と制御プログラムとにより実現で
きるものであるため、CD−ROMとは規格の異なる他
の媒体、例えば光磁気媒体(MO)においても同様に適
用できる。
【0058】また、本実施の形態では、PCに本発明を
適用することとして説明したが、PC以外のゲーム装置
やAV機器に本発明を適用することもできる。更に、プ
ロセッサを有し、独自に制御動作が可能であれば、CD
−ROMドライブ等に本発明を適用することもできる。
【0059】
【発明の効果】本発明を適用した情報記憶媒体によれ
ば、アプリケーションの実行に関する情報を多重記憶す
ることにより、該情報記憶媒体の読み出し面に付いた傷
などにより読み出しエラーが発生した場合にも、異なる
位置に多重記憶された他の情報を読み出すことができ
る。このことにより、アプリケーションプログラム等が
実行不可能な状態になることを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明のCD−ROM、(b)従来のC
D−ROM、に記憶する情報のディレクトリ構造を示す
図である。
【図2】(a)本発明、のCD−ROM(b)従来のC
D−ROM、に記憶する起動ファイルの設定例(部分)
を示す図である。
【図3】アプリケーション情報読み出しの際の動作を説
明するフローチャートである。
【図4】制御プログラムによる制御動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図5】CD−ROMの情報読み出し面の物理フォーマ
ットの概要を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/18 552 G11B 20/18 552C 572 572C 572F

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アプリケーションの実行に関わる実行情報
    を多重記憶したコンピュータ読取可能な情報記憶媒体で
    あって、 前記多重記憶された実行情報の記憶位置情報と、 前記コンピュータによる当該情報記憶媒体の読出エラー
    時に自動実行される制御情報と、 を記憶し、 前記制御情報には、前記記憶位置情報に基づいて、読出
    エラー時の読出対象の実行情報と同一内容であって異な
    る位置に記憶された実行情報の再読み出しを指示する指
    示情報が含まれることを特徴とする情報記憶媒体。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記記憶位置情報は、当該情報記憶媒体内に記憶された
    情報の記憶位置を論理的に示すパスによって表す情報で
    あり、 前記指示情報は、前記読出対象の実行情報のパスから、
    前記異なる位置に記憶された実行情報のパスに変更する
    ことにより、再読み出しを指示する情報であることを特
    徴とする情報記憶媒体。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記記憶位置情報内の、前記多重記憶された実行情報そ
    れぞれのパスは、同一階層下の並列的な位置にそれぞれ
    の実行情報が記憶されたことを表すパスであり、 前記指示情報には、実行情報のパスの内、実行情報が位
    置する階層を変更することにより、前記読出対象の実行
    情報のパスから、前記異なる位置に記憶された実行情報
    のパスへ変更する情報が含まれることを特徴とする情報
    記憶媒体。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の情報記憶
    媒体は、回転ディスク型の媒体であることを特徴とする
    情報記憶媒体。
  5. 【請求項5】請求項4記載の情報記憶媒体は、ディスク
    両面に記憶可能であって、当該ディスクの一面毎に少な
    くとも一の前記実行情報を記憶したことを特徴とする情
    報記憶媒体。
  6. 【請求項6】請求項5記載の情報記憶媒体は、当該ディ
    スクの一面毎に、前記記憶位置情報と、前記制御情報
    と、を更に記憶したことを特徴とする情報記憶媒体。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載の情報記憶
    媒体はROMであって、前記コンピュータによる読み出
    しにより自動的に前記アプリケーションが実行されるこ
    とを特徴とする情報記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013125523A (ja) * 2011-12-16 2013-06-24 Mitsubishi Electric Corp 制御装置、制御方法およびプログラム

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JP2013125523A (ja) * 2011-12-16 2013-06-24 Mitsubishi Electric Corp 制御装置、制御方法およびプログラム

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