JP2002287896A - コンピュータ補助入力装置 - Google Patents

コンピュータ補助入力装置

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JP2002287896A
JP2002287896A JP2001085989A JP2001085989A JP2002287896A JP 2002287896 A JP2002287896 A JP 2002287896A JP 2001085989 A JP2001085989 A JP 2001085989A JP 2001085989 A JP2001085989 A JP 2001085989A JP 2002287896 A JP2002287896 A JP 2002287896A
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stick
signal
cursor
moving
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Shinichi Tsuchiya
真一 土屋
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マウス本体の移動とは関係なく、マウス・ス
ティックを使用してマウス・カーソルを移動させること
により、マウス本体を移動させなくてもマウス・カーソ
ルの移動を可能にする新規のコンピュータ補助入力装置
を提供する。 【解決手段】 任意の方向に操作可能にマウス本体10
に設けられたマウス・スティックMSの操作に応じて上
下方向及び左右方向の各操作量に応じたスティック操作
信号をスティック操作信号発生手段14が発生する。発
生手段14が発生したスティック操作信号を、マウス本
体の移動によって発生されるマウス・カーソル移動信号
に代えて、マウス・スティックの操作に応じてマウス・
カーソルを移動させるための信号として信号処理手段1
6が出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンピュータ補助入
力装置に係わり、より詳細には、コンピュータの表示画
面上の一を指示するカーソルを移動させたり、各種の指
示を行うために使用される一般にマウスと呼ばれている
コンピュータ補助入力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のマウスは、マウス本体の移動量を
検出するボールと、アプリケーションなどに対してクリ
ックなどによる指示を行なうためのボタンと、それらの
情報をコンピュータ本体に送るためのケーブルなどで構
成されている。操作者がこのマウスを机上で移動させる
と、これに伴なって、コンピュータのディスプレイ装置
の表示画面上においてマウス・カーソルが移動する。
【0003】このように従来のマウスを使用する際、マ
ウスを机上にて移動させるため、ディスプレイ画面上の
マウス・カーソルの移動量が大きい場合には、机上のマ
ウスの移動量も多くなる。また、マウスの移動量を検出
するボールが滑ってしまった場合には、ディスプレイ画
面上のマウス・カーソルは移動しない。このような場
合、マウスを繁盛に持ち上げてマウス移動限界範囲の中
央付近に戻す必要があり、マウス・カーソルを微小に正
確に移動させることが困難になり、マウス操作の迅速性
を損ない、操作者の疲労にも繋がり、作業効率が悪くな
る。
【0004】そこで、マウス操作の作業効率の向上を図
るため、例えば、実開平4−128332号公報には、
情報処理装置の操作端末の表示画面上のマウス・カーソ
ルを移動させるためのカーソル移動ボタンをマウス表面
上に設け、マウスを繁盛に持ち上げてマウス移動限界範
囲の中央付近に戻す必要がなくなるようにしたマウスが
提案されている。
【0005】また、特開平10−283112号公報で
は、マウスに縦方向移動信号発生用ダイヤルおよび横方
向移動信号発生用ダイヤルを設け、各ダイヤルにそれぞ
れそのダイヤルの回転量に比例したカーソルを移動させ
るための信号発生機構を設け、マウス・カーソルを縦方
向のみまたは横方向のみまたは微小に正確に移動させる
ようにしたマウスを提案している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カーソ
ル移動ボタンをマウス表面上に設けた前者のものでは、
マウス・カーソルの移動にボタンを4方向分必要として
おり、操作性が悪い。
【0007】また、信号発生機構を設けた後者のもので
は、ダイヤルが2箇所に設置されるため、マウス本体を
移動させずにマウス・カーソルを任意の方向へ移動させ
るには縦方向移動信号発生用ダイヤルおよび横方向移動
信号発生用ダイヤルを両方同時に操作しなければなら
ず、操作性が悪い。
【0008】そこで本発明は、マウス本体の移動とは関
係なく、マウス・スティックを使用してマウス・カーソ
ルを移動させることにより、マウス本体を移動させなく
てもマウス・カーソルの移動を可能にする新規のコンピ
ュータ補助入力装置を提供することを主たる課題として
いる。
【0009】本発明はまた、必要なときだけマウス・ス
ティックの機能をマウス・カーソル移動機能として使用
し、それ以外のときはマウス・スティックをスクロール
・バー操作などの従来通りの機能として使用できるよう
に、簡単な操作でマウス・スティックの機能を切り替え
可能にするコンピュータ補助入力装置を提供することを
他の課題としている。
【0010】本発明はさらに、マウス・スティックでマ
ウス・カーソルを移動させるときのマウス・カーソルの
移動量を調節できるようにするコンピュータ補助入力装
置を提供することを他の課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記主たる課題を解決す
るためなされた本請求項1記載の発明は、任意の方向に
操作可能にマウス本体10に設けられたマウス・スティ
ックMSと、該マウス・スティックの操作に応じて上下
方向及び左右方向の各操作量に応じたスティック操作信
号を発生するスティック操作信号発生手段14と、前記
スティック操作信号を、マウス本体の移動によって発生
されるマウス・カーソル移動信号に代えて、前記マウス
・スティックの操作に応じてマウス・カーソルを移動さ
せるための信号として出力する信号処理手段16とを備
えることを特徴とするコンピュータ補助入力装置に存す
る。
【0012】上述した請求項1記載の構成によれば、任
意の方向に操作可能にマウス本体10に設けられたマウ
ス・スティックMSの操作に応じて上下方向及び左右方
向の各操作量に応じたスティック操作信号をスティック
操作信号発生手段14が発生し、このスティック操作信
号を、マウス本体の移動によって発生されるマウス・カ
ーソル移動信号に代えて、マウス・スティックの操作に
応じてマウス・カーソルを移動させるための信号として
信号処理手段16が出力するので、マウス本体を移動さ
せること無しにマウス・カーソルを移動できる。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載のコ
ンピュータ補助入力装置において、前記マウス本体に設
けられた切替操作手段FBを備え、該切替操作手段の操
作の有無に応じて、前記スティック操作信号をマウス・
カーソルを移動させるための信号と、それ以外の信号と
して前記信号処理手段に入力することを切り替えるよう
にしたことを特徴とするコンピュータ補助入力装置に存
する。
【0014】上述した請求項2記載の構成によれば、マ
ウス本体に設けられた切替操作手段FBの操作の有無に
応じて、スティック操作信号をマウス・カーソルを移動
させるための信号として、又は、それ以外の信号として
信号処理手段16に入力することを切り替えるようにし
ているので、使用者はマウス・カーソルをマウス・ステ
ィックを用いて移動させたい場合にのみマウス・スティ
ック機能切り替えボタンを押せば良く、マウス・スティ
ックを従来通りの機能として使用する際に作業効率が悪
化することはなく、また、マウス・スティックをマウス
・カーソル移動のために使用する場合についても、使用
者はボタンを1つ押すだけでマウス・スティックをマウ
ス・カーソルを移動させる機能に切り替えることができ
る。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項2記載のコ
ンピュータ補助入力装置において、マウス本体に設けら
れた調節操作手段SSを備え、スティック操作信号をマ
ウス・カーソルを移動させるための信号として出力する
とき、マウス・スティックの単位操作量に応じてマウス
・カーソルを移動する移動量を変化させるように、前記
調節操作手段による調節に応じて前記スティック操作信
号を調節するようにしたことを特徴とするコンピュータ
補助入力装置に存する。
【0016】上述した請求項3記載の構成によれば、ス
ティック操作信号をマウス・カーソルを移動させるため
の信号として出力するとき、マウス・スティックの単位
操作量に応じてマウス・カーソルを移動する移動量を変
化させるように、マウス本体に設けられた調節操作手段
SSによる調節に応じてスティック操作信号を調節する
ようにしているので、マウス・スティックをマウス・カ
ーソルを移動させるために使用する場合に、そのカーソ
ル移動量を使用者が選択できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるコンピュータ
補助入力装置としてのマウスの一実施の形態を図面を参
照して説明する。
【0018】図1はマウスの一実施の形態を示す外観斜
視図であり、図示マウスは、マウス本体10の下部に取
り付けられ、マウス本体10の移動に伴って回転し、マ
ウスの移動を検知するボールBOと、マウス本体10の
上部に設けられ、アプリケーションプログラムなどを操
作するための左押しボタンB1及び右押しボタンB2
と、アプリケーションのスクロールバーの操作など、様
々な操作を行う際に使用されるマウス・スティックMS
と、情報をコンピュータ本体へ送る情報伝達手段として
のケーブルCBとによって構成されている。なお、図
中、FBは切替操作手段としてのマウス・スティック機
能切り替えボタン、SSは調節操作手段としてのマウス
・カーソル移動量切り替えスイッチであり、これらにつ
いては後述する。
【0019】また、マウス本体10内には、図2に示す
ように、ボールBOに関連したマウス・カーソル移動信
号発生回路12と、マウス・スティックMSに関連した
スティック操作信号発生回路14と、回路12からのマ
ウス・カーソル信号、回路14からのスティック操作信
号、並びに、左右押しボタンB1及びB2の操作によっ
てそれぞれ発生される信号を入力し、ケーブルCBを通
じてコンピュータに送信する信号処理回路16とが収容
されている。
【0020】上記マウス・カーソル移動信号発生回路1
2は、マウス本体10の移動を検知して回転するボール
BOの縦方向回転に応じて縦方向移動量を示すカーソル
移動信号を発生する図示しないロータリーエンコーダ
と、横方向回転に応じて横方向移動量を示すカーソル移
動信号を発生する図示しないロータリーエンコーダとを
有し、これらのロータリーエンコーダがそれぞれ発生す
るカーソル移動信号の一方を選択して信号処理回路16
に対して出力する。
【0021】また、上記スティック操作信号発生回路1
4は、マウス・カーソル移動信号発生回路12が有する
ロータリーエンコーダとは異なる原理でマウス・スティ
ックMSの操作を検知してスティック操作信号を発生す
るためのもので、例えば、非操作時には中立位置に自動
復帰するようにされたマスク・スティックMSを任意の
方向へ操作したとき、その操作に応じて、操作を縦方向
と横方向とに分解してその操作量をそれぞれ検知し、マ
ウス・スティックMSの縦方向操作量と横方向操作量を
それぞれ示すスティック操作信号を発生する図示しない
手段を有し、これらの手段が発生するスティック操作信
号の一方を選択して信号処理回路16に対して出力す
る。
【0022】更に、上記信号処理回路16は、マウス・
カーソル移動信号発生回路12から出力されるマウス本
体10の移動に伴なうマウス・カーソル移動信号と、ス
ティック操作信号発生回路14から出力されるスティッ
ク操作信号と、左押しボタンB1及び右押しボタンB2
からの信号とを入力して情報伝達手段であるケーブルC
Bを介して図示しないコンピュータに供給する。
【0023】信号処理回路16がマウス・カーソル移動
信号発生回路12から出力されるマウス本体10の移動
に伴なうマウス・カーソル移動信号と、左押しボタンB
1及び右押しボタンB2からの信号とをコンピュータに
供給する際、以下に説明するようなデータフォーマット
にて送信する。
【0024】データフォーマットは3バイト構成となっ
ており、1バイト目のビット7にてy軸(例えば上下方
向)データ・オーバーフロー、ビット6にてx軸(例え
ば左右方向)データ・オーバーフロー、ビット5にてy
移動方向、ビット4にてx移動方向、ビット3及びビッ
ト2にて予約、ビット1にて右押しボタン状態、ビット
0にて左押しボタン状態をそれぞれ送信する。そして、
2バイト目にてx方向移動量、3バイト目にてy方向移
動量をそれぞれ送信する。
【0025】ただし、信号処理回路16は、スティック
操作信号を入力している状態では、このスティック操作
信号をマウス・カーソルを移動させるための信号として
マウス・カーソル移動信号に代え優先的に出力し、マウ
ス本体10の移動によるマウス・カーソル移動は行なわ
ないようにし、その代わりに、上記データ・フォーマッ
トの2バイト目及び3バイト目を利用してマウス・ステ
ィックのx方向操作量及びy方向操作量をマウス・カー
ソルの移動量として送信する。
【0026】以上の構成により、マウス・スティックM
Sを上下左右の任意の方向に動かすことにより、スティ
ック操作信号発生回路14がマウス・スティックの操作
に応じて上下方向及び左右方向の各操作量に応じたステ
ィック操作信号を発生し、その一方を選択して信号処理
回路16に対して出力する。信号処理回路16は、ステ
ィック操作信号を入力したとき、マウス本体の移動によ
ってマウス・カーソル移動信号発生回路12により発生
されるマウス・カーソル移動信号に代えて、マウス・ス
ティックの操作に応じてマウス・カーソルを移動させる
ための信号として出力し、ケーブルCBを介して図示し
ないコンピュータに供給することができる。よって、マ
ウス・スティックMSの操作によって発生されるスティ
ック操作信号がマウス・カーソル移動信号として利用さ
れる。
【0027】以上により、使用者はマウス・スティック
MSの操作を指一本で行なってマウス・カーソルを移動
することができ、またマウス・スティックMSを動かす
方向と画面表示上のマウス・カーソルの移動方向の対応
がわかりやすいため、操作性が良い。
【0028】以上説明した一実施形態の動作を要約して
フローで示すと図3及び図4のようになる。すなわち、
マウス本体10が移動されると、図3に示すように、マ
ウス・カーソル移動信号発生回路12がマウス本体10
の移動に伴うボールBOの回転によりロータリーエンコ
ーダが縦方向移動量及び横方向移動量を検知し、この検
知結果により発生するカーソル移動信号を順次選択して
シリアルに信号処理回路16に対して出力する。
【0029】このカーソル移動信号を入力した信号処理
回路16は、スティック操作信号発生回路14からのス
ティック操作信号があるかどうかを判断し、スティック
操作信号の入力がないときのみ、マウス・カーソル移動
信号発生回路12からのマウス・カーソル移動信号をコ
ンピュータに対して送信し、スティック操作信号の入力
があるときには、コンピュータへのマウス・カーソル移
動信号発生回路12からのマウス・カーソル移動信号の
送信を行わない。
【0030】一方、マウス・スティック操作があると、
図4に示すように、スティック操作信号発生回路14が
マウス・スティックMSの操作を検知し、この検知結果
により発生するマウス・スティックMSの縦方向操作量
と横方向操作量をそれぞれ示すスティック操作信号を順
次選択してシリアルに信号処理回路16に対して出力す
る。
【0031】このスティック操作信号を入力した信号処
理回路16は、スティック操作信号をマウス・カーソル
移動信号に代えてカーソルを移動するための信号として
送信するための信号変換を行って情報伝達手段としての
ケーブルCBを介してコンピュータに対して送信する。
【0032】上述の実施の形態では、マウス・スティッ
クMSをマウス・カーソル移動信号に代わる信号を発生
するための手段として専ら使用する場合を示している
が、図1について上述したマウス・スティック機能切り
替えボタンFBと組み合わせ使用することができる。す
なわち、マウス・スティックMSの操作によって発生す
る信号を、従来通りスクロールバーの移動などの機能の
信号として扱うか、マウス・カーソルを移動するための
信号として扱うかを切り替えるためのマウス・スティッ
ク機能切り替えボタンFBを設けることで、操作性と利
便性の向上を図ることができる。
【0033】具体的には、マウス・スティック機能切り
替えボタンFBを押していない状態で、マウス・スティ
ックMSは従来通りスクロールバーの移動などを行うた
めのスティック信号を発生する手段として機能させ、マ
ウス・スティック機能切り替えボタンFBを押した状態
で、マウス・スティックMSはマウス・カーソル移動の
ためのスティック操作信号を発生する手段として機能さ
せるようにする。このことによって、マウス・スティッ
クMSに複数の機能が付与され、使用者はその切り替え
操作をボタン1つで行なえるので、操作性が良く利便性
が向上する。
【0034】このために、図5に示すように、マウス・
スティックMSが従来通りの使われ方をする時のスティ
ック信号を生成するスティック信号発生回路18が付加
され、マウス・スティック機能切り替えボタンFBが押
されていない場合に、従来通りのマウス・スティック機
能をさせるためのスティック信号をスティック信号発生
回路18に発生させる。マウス・スティック機能切り替
えボタンFBが押されている場合には、マウス・スティ
ックMSはマウス・カーソルを移動させるために使用さ
れるため、スティック信号発生回路18にはスティック
信号を発生させない。
【0035】これに対し、スティック操作信号発生回路
14は、マウス・スティック機能切り替えボタンFBが
押されているとき、マウス・スティックMSがマウス・
カーソルを移動するための手段として使用される場合の
スティック操作信号を発生するが、マウス・スティック
機能切り替えボタンFBが押されていない場合には、マ
ウス・スティックMSは従来通りの機能としての信号を
生成するために使用されるので、何の信号も発生しない
ようにされている。なお、マウス・スティック機能切り
替えボタンFBが押されているときには、スティック操
作信号発生回路14は図2について説明したと同様に動
作し、スティック操作信号を発生して信号処理回路16
に対して出力する。
【0036】信号処理回路16は、スティック信号発生
回路18から出力されるマウス・スティックを従来通り
の機能として使用した場合のスティック信号と、スティ
ック操作信号発生回路14から出力されるマウス・ステ
ィックMSの操作によるスティック操作信号と、から出
力されるマウス本体の移動に伴なうボールBOの回転に
よって発生されるマウス・カーソル移動信号と、マウス
の左ボタンB1および右ボタンB2の操作による信号と
を情報伝達手段としてのケーブルCBを介してコンピュ
ータに供給する。
【0037】以上説明した第2の実施形態の動作を要約
してフローで示すと図6のようになる。すなわち、マウ
ス・スティック操作があると、マウス・スティック機能
切り替えボタンFBが押されているかどうかを判断し、
押されていなかった場合、マウス・スティックMSの操
作によってスティック信号発生回路18からは従来通り
の機能としてのスティック信号が出力され、この信号は
信号処理回路16において、コンピュータへ送信するた
めの信号に変換されて、情報伝達手段としてのケーブル
CBを介して出力される。
【0038】これに対し、マウス・スティック機能切り
替えボタンFBが押されていた場合には、スティック操
作信号発生回路14は図2及び図4について説明したと
同様の動作を行い、スティック操作信号を発生し、これ
をマウス・カーソル移動信号に代えて信号処理回路16
に入力する。信号処理回路16は、コンピュータへ送信
するための信号に変換し、情報伝達手段としてのケーブ
ルCBを介して出力する。
【0039】第2の実施の形態のマウスによれば、従来
通りの機能としての信号を出力するか、マウス・カーソ
ル移動のための信号として出力するかを簡単に切り替え
ることができるマウス・スティック機能切り替えボタン
を設けたことにより、使用者はマウス・カーソルをマウ
ス・スティックを用いて移動させたい場合にのみマウス
・スティック機能切り替えボタンを押せば良いので、マ
ウス・スティックを従来通りの機能として使用する際に
作業効率が悪化することはない。また、マウス・スティ
ックをマウス・カーソル移動のために使用する場合につ
いても、使用者はボタンを1つ押すだけでマウス・ステ
ィックをマウス・カーソルを移動させる機能に切り替え
ることができるため、使用者にとって操作性がよい。
【0040】上述した実施の形態では、マウス・スティ
ックMSの操作量に対応するマウス・カーソル移動量は
一定値に固定されているが、図1について上述したマウ
ス・カーソル移動量切り替えスイッチSSを組み合わせ
て使用し、第2の実施の形態にマウス・スティックでマ
ウス・カーソルを移動させるときのマウス・カーソルの
移動量を使用者の使用状況に応じて調節できるようにす
ることで、使用者は各自に合った移動量を選択可能とな
るため、操作性が向上することができる。
【0041】すなわち、マウス・スティックMSの操作
量に対して、マウス・カーソルの移動量を切り替えるた
めのマウス・カーソル移動量切り替えスイッチSSを設
け、マウス・カーソル移動量切り替えスイッチSSによ
って、マウス・カーソル移動量を選択できるようにする
ことで、使用者は各自に合った移動量を選択可能となる
ため、操作性が向上する。
【0042】このために、図7に示すように、新たに設
けたマウス・カーソル移動量切り替えスイッチSSから
の信号を、スティック操作信号発生回路14に入力し、
マウス・カーソルの移動量を決定するために使用するス
ティック操作信号の操作量を、マウス・カーソル移動量
切り替えスイッチSSからの信号を用いて調節して出力
する。このことによって、スティック操作信号を入力し
て、マウス・カーソル移動信号に代えて信号処理回路1
6がコンピュータに対して出力する信号によって移動さ
れるマウス・カーソルの移動量が調節されるようにな
る。信号処理回路16からコンピュータに対して送信さ
れる操作量の調節後のスティック操作信号が、上述した
データ・フォーマットの2バイト目及び3バイト目を利
用してマウス・カーソルを移動するための信号として送
信される。
【0043】以上説明した第3の実施形態の動作を要約
してフローで示すと図8のようになる。すなわち、マウ
ス・スティックMSが操作され、信号が発生すると、マ
ウス・スティック機能切り替えボタンFBが押されてい
なかった場合、マウス・スティックMSからの信号は従
来通りの信号として出力される。マウス・スティック機
能切り替えボタンFBが押されていた場合、スティック
操作信号発生回路14は、縦方向及び横方向カーソル移
動量検知を行い、縦方向及び横方向のスティック操作量
に応じたスティック操作信号の選択を行なう。そして、
マウス・カーソル移動量切り替えスイッチSSにより、
出力するスティック操作信号の操作量を調節し、これを
もとに信号処理回路16がマウス・カーソルを移動する
ため出力する信号によるマウス・カーソルの移動量が調
節されるようになる。
【0044】実施の形態について行った以上の説明から
明らかなように、従来のマウス・スティック付きのマウ
スでは、例えばマウス・スティックはウィンドウのスク
ロールバーの移動によって画面を移動するために使用さ
れ、またマウス・スティックは第3のボタンとして様々
な機能を割り当てることが可能となっているが、本発明
では、マウス・スティックに対して、これらの機能以外
にもマウス・カーソルを移動させる機能を持たせてい
る。
【0045】このことによって、マウス本体を移動させ
ること無しにマウス・カーソルを移動できる機能を設け
ることにより、マウス本体を移動させるスペースが狭
く、マウス・カーソルの移動が多い場合や、マウス本体
を移動させたいときにボールが滑ってしまい、マウス・
カーソルがうまく移動できないような場合に、マウス本
体を移動させることなく簡単な操作でマウス・カーソル
を移動させることが可能となるため、使用者の利便性お
よび作業効率が向上する。
【0046】また本発明のマウスは、従来のマウスの機
能は変えずにマウス・スティックによってマウス・カー
ソルの移動をおこなうことができる機能を付加したもの
である。この機構はハードウェアによって実現すること
で、ソフトウェアの変更なしに実現できる。従って、本
発明の機能を設けたマウスからコンピュータへ送られる
信号の内容は、従来のマウスからコンピュータへ送られ
る信号の内容と全く変わらないので、本発明のマウスを
従来のマウスと差し替えて利用可能である。
【0047】マウス・スティックにおいて、従来通りの
機能としての信号を出力するか、マウス・カーソル移動
のための信号として出力するかを簡単に切り替えること
ができるマウス・スティック機能切り替えボタンを設け
たことにより、使用者はマウス・カーソルをマウス・ス
ティックを用いて移動させたい場合にのみマウス・ステ
ィック機能切り替えボタンを押せば良いので、マウス・
スティックを従来通りの機能として使用する際に作業効
率が悪化することはない。また、マウス・スティックを
マウス・カーソル移動のために使用する場合について
も、使用者はボタンを1つ押すだけでマウス・スティッ
クをマウス・カーソルを移動させる機能に切り替えるこ
とができるため、使用者にとって操作性がよい。
【0048】マウス・スティックをマウス・カーソルを
移動させるために使用する場合に、そのカーソル移動量
を使用者が選択できることで、作業効率が向上できる。
例えば、机上が狭くてマウス本体を移動させることがで
きる範囲が狭い場合に、使用者はマウス・スティックに
よるマウス・カーソルの移動量を大きく、マウス本体の
移動によるマウス・カーソルの移動量をマウスのプロパ
ティで小さく設定し、大部分のカーソル移動はマウス・
スティックによって行ない、最終調整のみマウス本体の
移動によって行なうようにすれば、マウス本体をあまり
動かさずにすむ。また逆に、マウス本体によるカーソル
移動が、ボールが滑ってしまってカーソルの微妙な位置
合わせがうまく出来ないようなときには、マウス・ステ
ィックによるカーソルの移動量を小さく設定しておくこ
とで、マウス・スティックによってマウス・カーソルの
位置合わせを容易に行なうことが可能となり、簡単に微
妙な位置合わせができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、マウス本体を移動させること無しにマウス
・カーソルを移動できるので、マウス本体を移動させる
スペースが狭く、マウス・カーソルの移動が多い場合
や、マウス本体を移動させたいときにボールが滑ってし
まい、マウス・カーソルがうまく移動できないような場
合に、マウス本体を移動させることなく簡単な操作でマ
ウス・カーソルを移動させることが可能となるため、使
用者の利便性および作業効率が向上する。
【0050】請求項2記載の発明によれば、マウス・ス
ティックを従来通りの機能として使用でき、使用者はボ
タンを1つ押すだけでマウス・スティックをマウス・カ
ーソルを移動させる機能に切り替えることができるた
め、使用者にとって操作性がよい。
【0051】請求項3記載の発明によれば、マウス・ス
ティックをマウス・カーソルを移動させるために使用す
る場合に、そのカーソル移動量を使用者が選択できるこ
とで、作業効率が向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコンピュータ補助入力装置として
のマウスの一実施の形態を示す外観斜視図である。
【図2】本発明によるコンピュータ補助入力装置の一実
施の形態の回路構成を示すブロック図である。
【図3】図2の実施の形態における通常のマウス動作を
要約して示す動作フロー図である。
【図4】図2の実施の形態におけるマウス・スティック
操作時の動作を要約して示す動作フロー図である。
【図5】本発明によるコンピュータ補助入力装置の第2
の実施の形態の回路構成を示すブロック図である。
【図6】図5の実施の形態におけるマウス・スティック
操作時の動作を要約して示す動作フロー図である。
【図7】本発明によるコンピュータ補助入力装置の第3
の実施の形態の回路構成を示すブロック図である。
【図8】図7の実施の形態におけるマウス・スティック
操作時の動作を要約して示す動作フロー図である。
【符号の説明】
10 マウス本体 14 スティック操作信号発生手段(スティック操
作信号発生回路) 16 信号処理手段(信号処理回路) MS マウス・スティック FB 切替操作手段(マウス・スティック機能切り
替えボタン) SS 調節操作手段(マウス・カーソル移動量切り
替えスイッチ)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の方向に操作可能にマウス本体に設
    けられたマウス・スティックと、該マウス・スティック
    の操作に応じて上下方向及び左右方向の各操作量に応じ
    たスティック操作信号を発生するスティック操作信号発
    生手段と、 前記スティック操作信号を、マウス本体の移動によって
    発生されるマウス・カーソル移動信号に代えて、前記マ
    ウス・スティックの操作に応じてマウス・カーソルを移
    動させるための信号として出力する信号処理手段とを備
    えることを特徴とするコンピュータ補助入力装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコンピュータ補助入力装
    置において、 前記マウス本体に設けられた切替操作手段を備え、 該切替操作手段の操作の有無に応じて、前記スティック
    操作信号をマウス・カーソルを移動させるための信号と
    して、又は、それ以外の信号として前記信号処理手段に
    入力することを切り替えるようにしたことを特徴とする
    コンピュータ補助入力装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のコンピュータ補助入力装
    置において、 前記マウス本体に設けられた調節操作手段を備え、 前記スティック操作信号をマウス・カーソルを移動させ
    るための信号として出力するとき、前記マウス・スティ
    ックの単位操作量に応じてマウス・カーソルを移動する
    移動量を変化させるように、前記調節操作手段による調
    節に応じて前記スティック操作信号を調節するようにし
    たことを特徴とするコンピュータ補助入力装置。
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