JP2002287684A - 電気光学装置の駆動方法、電気光学装置、電気光学装置の駆動回路および電子機器 - Google Patents

電気光学装置の駆動方法、電気光学装置、電気光学装置の駆動回路および電子機器

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JP2002287684A
JP2002287684A JP2001085743A JP2001085743A JP2002287684A JP 2002287684 A JP2002287684 A JP 2002287684A JP 2001085743 A JP2001085743 A JP 2001085743A JP 2001085743 A JP2001085743 A JP 2001085743A JP 2002287684 A JP2002287684 A JP 2002287684A
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electro
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Koji Shimizu
公司 清水
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チャージポンプ式昇圧回路を電源回路として
用いるサブフィールド駆動型の電気光学装置において、
消費電力を低減する。 【解決手段】 各サブフィールドのうち、比較的短い
(当該サブフィールド内でチャージポンプ式昇圧回路の
出力電圧V34が回復しない)サブフィールドSF0,S
F1を、フレーム内で分散させた。これにより、電圧V
34の電圧降下が小さくなる。従って、許容される電圧降
下が同一であるならば、チャージポンプ式昇圧回路のク
ロック周波数を下げたり、該昇圧回路を構成するスイッ
チング素子として小型のものを用いることができるよう
になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種情報の表示に
用いて好適な電気光学装置の駆動方法、電気光学装置、
電気光学装置の駆動回路および電子機器に関する。
【0002】
【背景技術】(1)サブフィールド駆動型電気光学装置 電気光学装置、例えば、電気光学材料として液晶を用い
た液晶表示装置は、陰極線管(CRT)に代わるディス
プレイデバイスとして、各種情報処理機器の表示部や液
晶テレビなどに広く用いられている。ここで、従来の電
気光学装置は、例えば、次のように構成されている。す
なわち、従来の電気光学装置は、マトリクス状に配列し
た画素電極と、この画素電極に接続されたTFT(Thin
Film Transistor:薄膜トランジスタ)のようなスイッ
チング素子などが設けられた素子基板と、画素電極に対
向する対向電極が形成された対向基板と、これら両基板
との問に充填された電気光学材料たる液晶とから構成さ
れる。
【0003】そして、このような構成において、走査線
を介してスイッチング素子に走査信号を印加すると、当
該スイッチング素子が導通状態となる。この導通状態の
際に、データ線を介して画素電極に、階調に応じた電圧
の画像信号を印加すると、当該画素電極および対向電極
の間の液晶層に画像信号の電圧に応じた電荷が蓄積され
る。電荷蓄積後、当該スイッチング素子をオフ状態とし
ても、当該液晶層における電荷の蓄積は、画素電極およ
び対向電極の容量性や蓄積容量などによって維持され
る。このように、各スイッチング素子を駆動させ、蓄積
させる電荷量を階調に応じて制御すると、画素毎に光が
変調され表示される濃度が変化することになる。このた
め、階調を表示することが可能となるのである。
【0004】この際、各画素の電極に電荷を蓄積させる
のは1画面を表示するための期間に対して、その一部の
期間で良いため、第1に、走査線駆動回路によって、各
走査線を順次選択するとともに、その走査線の選択期間
において、第2に、データ線駆動回路によってデータ線
を順次選択し、第3に、選択されたデータ線に、階調に
応じた電圧の画像信号をサンプリングする構成により、
走査線およびデータ線を複数の画素について共通化した
時分割マルチプレックス駆動が可能となる。
【0005】しかしながら、データ線に印加される画像
信号は、階調に対応する電圧、すなわちアナログ信号で
ある。このため、電気光学装置の周辺回路には、D/A
変換回路やオペアンプなどが必要となるので、装置全体
のコスト高を招致してしまう。くわえて、これらのD/
A変換回路、オペアンプなどの特性や、各種の配線抵抗
などの不均一性に起因して、表示ムラが発生するので、
高品質な表示が極めて困難である、という問題があり、
特に、高精細な表示を行う場合に顕著となる。さらに、
液晶等の電気光学物質において、印加電圧と透過率との
関係は、電気光学物質の種類に応じて相違する。このた
め、電気光学装置を駆動する駆動回路としては、各種の
電気光学装置に対応できる汎用のものが望まれる。
【0006】上述した事情により、本出願人は、1フレ
ームを複数のサブフィールドに分割し、サブフィールド
毎に各画素をオン/オフする技術を開発している。この
技術によれば、各サブフィールド内で画素がオン/オフ
される際の印加電圧は階調に拘らず一定であり、1フレ
ーム内で画素がオン状態になるデューティ比(または電
圧実効値)によって画素の階調が決定される。
【0007】ここで、デューティ比を0〜100%の間
で変化させながら電気光学装置の階調特性を観察する
と、デューティ比0%付近において、デューティ比が変
化しているにもかかわらず階調が変化しない領域が存在
する。ここで、階調特性が立ち上がるポイントにおける
電圧実効値を閾値電圧Vthと呼ぶ。閾値電圧Vthの値は
液晶の組成に応じて異なるが、階調データの値に拘らず
この閾値電圧Vthを与えるために、常にオン状態に設定
されるサブフィールドを設ける必要がある。
【0008】電気光学装置において必要とされる画像の
階調数を2Nとした時、1フレーム内に2N+1個のサブ
フィールドを設ける方式と、N+1個のサブフィールド
を設ける方式とが考えられる。前者の方式においては、
各サブフィールド期間はほぼ等しい長さを有するが、電
気光学装置の非線形特性を補償するために、必要に応じ
てサブフィールド期間は若干づつ増減される。これによ
り、前者の方式は電気光学装置の非線形特性を精密に補
償できる点で有利である。
【0009】一方、後者の方式においては、N+1個の
サブフィールド期間のうちN個は、階調データの各ビッ
トに対応付けられる。ここで20桁に対応付けられるサ
ブフィールド期間は最短になり、他のサブフィールド
は、対応するビットの桁数Mに応じて、最短サブフィー
ルド長のほぼ2M倍の長さを有する。後者の方式は前者
の方式と比較して、1フレーム内における画素のオン/
オフ回数を少なくすることができ、消費電力を低く抑え
られる点で有利であるため、多用されている。。
【0010】(2)電気光学装置の電源回路について 上記電気光学装置は、携帯電話等、携帯用の小型電子機
器の液晶表示装置としてしばしば用いられる。これら小
型電子機器は主としてバッテリによって駆動され、液晶
表示装置は消費電力があまり大きくないがバッテリ電圧
よりも高い電圧を要する場合が多い。このような場合
に、チャージポンプ式昇圧回路がしばしば用いられてい
る。ここで、チャージポンプ式2倍昇圧回路の原理を図
9(a)を参照し説明する。図において60はバッテリで
あり、所定の電源電圧VCCを出力する。ここで、所定周
期で交互に生じる「A期間」および「B期間」を想定す
る。スイッチ62,66はA期間においてオン状態にな
り、B期間においてオフ状態になる。逆に、スイッチ6
4,68はA期間においてオフ状態になり、B期間にお
いてオン状態になる。
【0011】70,71はコンデンサであり、それぞれ
静電容量CP,CBを有する。A期間(図示の状態)に
おいては、スイッチ62,66を介してバッテリ60と
コンデンサ70とが並列接続されるから、コンデンサ7
0は電圧VCCに充電される。次に、B期間においては、
スイッチ64を介してバッテリ60とコンデンサ70と
が直列接続され、この直列回路の端子電圧がスイッチ6
8を介してコンデンサ71に印加され、コンデンサ71
が充電される。このように、A期間およびB期間が交互
に繰り返されると、やがてコンデンサ71の端子電圧
は、電源電圧VCCの2倍に達する。コンデンサ70をポ
ンピング・コンデンサと呼ぶこととする。
【0012】実際のチャージポンプ式昇圧回路は、図9
(b)に示すように、スイッチ62〜68に代えてトラン
ジスタ72〜78のようなスイッチング素子が用いられ
る。また、A期間およびB期間は一瞬でも重なると回路
がショートするため、両期間の間には全てのトランジス
タをオフにするオフ期間も設ける必要がある。ここで、
A,B期間の繰り返し周波数をfとし、各トランジスタ
のオン抵抗をrとすると、図9(b)の回路の出力抵抗値
Routは近似的に「1/(f・CP)+8r」になる。
換言すれば、昇圧回路の出力電流能力を上げるために
は、「f・CP」を大きくし、かつ、オン抵抗rを小さ
くする必要がある。なお、図9(b)においてA',B'
は、論理値としてはそれぞれA,Bと同位相の信号であ
るが、オンオフ制御を行うための電圧レベルが異なる。
【0013】また、図9はスイッチング素子とポンピン
グ・コンデンサが1組のみの最も単純な2倍昇圧回路に
ついて示した図であるが、スイッチング素子とポンピン
グ・コンデンサを複数組用いて昇圧回路の出力電流能力
を上げることが出来る。それらの具体例を図10に示
す。図10(a)においては、図9(a)におけるスイッチ6
2〜68およびコンデンサ70に相当する構成が2系統
設けられており、両系統のスイッチは、逆位相でオン・
オフされる。同図(b)においては、スイッチ62〜68
およびコンデンサ70に相当する構成がさらに2系統追
加され、各系統のスイッチは90度ずつずれた位相でオ
ン・オフされる。両昇圧回路におけるタイミングチャー
トを図10(c)に示す。
【0014】次に、このようなチャージポンプ式昇圧回
路を用いた、液晶表示装置用の電源回路の一例を図11
に示す。図において34は前段昇圧回路であり、図示せ
ぬバッテリから供給される電源電圧VCCを約2倍に昇圧
し出力する。35はレギュレータであり、この昇圧され
た電圧を平滑化し、電圧VCを出力する。また、36は
後段昇圧回路であり、電圧VCを約2倍に昇圧し、電圧
VHを出力する。前段昇圧回路34および後段昇圧回路
36の基本構成は前述した従来の2倍昇圧回路と同様で
あり、図10(a)〜(c)において説明したように必要に応
じてスイッチング素子とポンピング・コンデンサを複数
組用いて互いに異なる位相で動作させ、電流供給能力を
強化する。
【0015】この電圧VH,VCが上記液晶表示装置の駆
動電圧として使用されるのである。なお、液晶表示装置
は、液晶の劣化を抑えるために交流駆動されることが一
般的である。そこで、レギュレータ12の出力電位(接
地電位GND+電圧VC)が中心電位になり、レギュレ
ータ35の出力電位(接地電位GND+電圧VH)が正
側駆動電位、接地電位GNDが負側駆動電位として用い
られる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、サブフィー
ルド駆動を行う場合には、各サブフィールドの先頭部分
に集中して画素電極に対する書込みが行われ、その度に
大電流が消費される。上記チャージポンプ式昇圧回路に
おいては、大電流が消費されると、コンデンサ71が急
速に放電されるため、その端子電圧が低下し、その後に
徐々にコンデンサ71が充電される。その様子を図12
(a)に示す。同図(a)において、G1〜Gmは走査信号であ
り、各サブフィールドの開始時に連続的に出力される。
この走査信号G1〜Gmが出力されている期間内において
各画素に書込みが行われ、その際に電流が消費される。
【0017】これにより、走査信号G1〜Gmが出力され
ている期間内において前段昇圧回路34の出力電圧V34
が降下し、走査信号G1〜Gmの出力が終了すると、当該
サブフィールド内で出力電圧V34が徐々に最大値に回復
する。図示の例においては、最初に比較的短いサブフィ
ールドSF0が発生し、出力電圧V34が降下している。
そして、出力電圧V34が最大値に回復する前にサブフィ
ールドSF1が開始され、再び出力電圧V34が降下して
いる。さらに、次にサブフィールドSF2が開始され、
出力電圧V34が一層降下している。
【0018】このように、図12(a)によれば、走査信
号G1〜Gmを出力する期間が3回に渡って、ほぼ連続的
に発生するため、出力電圧V34の電圧降下幅が非常に大
きくなることが解る。この点は後段昇圧回路36におい
ても同様である。かかる状態を放置すると表示不良が発
生する等の種々の不具合が生じるため、昇圧回路34,
36のクロック周波数を大きくし、あるいはトランジス
タ72〜78として定格電流の大きいものを用いること
により、電圧降下を抑制していた。
【0019】しかし、かかる対処方法では、電源回路内
部における損失が必然的に大きくなり、消費電力が増大
するという問題があった。この発明は上述した事情に鑑
みてなされたものであり、低消費電力で高品質な画像を
表示できる電気光学装置の駆動方法、電気光学装置、電
気光学装置の駆動回路および電子機器を提供することを
目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明にあっては、下記構成を具備することを特徴とす
る。なお、括弧内は例示である。請求項1記載の構成に
あっては、1フレームを複数のサブフィールドに分割
し、マトリクス状に配設された複数の画素を該サブフィ
ールド毎にオンまたはオフすることによって階調表示を
行う電気光学装置の駆動方法であって、一のフレーム内
で第1のサブフィールド(SF1)を発生させる過程
と、前記フレーム内において前記第1のサブフィールド
の後に、前記第1のサブフィールドよりも長い第2のサ
ブフィールド(SF4)を発生させる過程と、前記フレ
ーム内において前記第2のサブフィールドの後に、前記
第2のサブフィールドよりも短い第3のサブフィールド
(SF2)を発生させる過程と前記フレーム内において
前記第3のサブフィールドの後に、前記第1および第3
のサブフィールドよりも長い第4のサブフィールド(S
F3)を発生させる過程とを有することを特徴とする。
また、請求項2記載の構成にあっては、1フレームを複
数のサブフィールドに分割し、マトリクス状に配設され
た複数の画素を該サブフィールド毎にオンまたはオフす
ることによって階調表示を行う電気光学装置の駆動方法
であって、前記各サブフィールドのうち最も長いサブフ
ィールドを第5のサブフィールド(SF5)、2番目に
長いサブフィールドを第6のサブフィールド(SF
4)、前記第5および第6のサブフィールドよりも短い
サブフィールドを第7のサブフィールド(SF0,SF
2,SF3のうち何れか)とし、一のフレーム内で前記
第5のサブフィールド(SF5)または前記第6のサブ
フィールド(SF4)のうち一方(SF4)を発生させ
る過程と、しかる後に、前記第7のサブフィールド(S
F0,SF2,SF3)を発生させる過程と、しかる後
に、前記第5のサブフィールドまたは前記第6のサブフ
ィールドのうち他方(SF5)を発生させる過程と、を
有することを特徴とする。また、請求項3記載の構成に
あっては、消費電流が増大すると出力電圧が低下すると
ともに消費電流が低下すると所定値にまで出力電圧が増
加する非安定電圧発生部(昇圧回路34,36)と該非
安定電圧発生部の出力電圧を一定値に平滑化するレギュ
レータ(35,37)とを有する電源回路によって駆動
され、1フレームを複数のサブフィールドに分割し、マ
トリクス状に配設された複数の画素を該サブフィールド
毎にオンまたはオフすることによって階調表示を行う電
気光学装置の駆動方法であって、前記非安定電圧発生部
の出力電圧が前記所定値に回復する以前に終了する第8
のサブフィールド(SF1)を発生させる過程と、引き
続いて、前記非安定電圧発生部の出力電圧が前記所定値
に回復した後に終了する第9のサブフィールド(SF
4)を発生させる過程と、しかる後に、前記非安定電圧
発生部の出力電圧が前記所定値に回復する以前に終了す
る第10のサブフィールド(SF0)を発生させる過程
とを有することを特徴とする。また、請求項4記載の構
成にあっては、複数の走査線(112)と、複数のデー
タ線(114)と、これら走査線およびデータ線の各交
差に対応して配設され画素を構成する画素電極(11
8)と、前記画素電極毎に設けられ、当該走査線を介し
て供給される走査信号によって、当該データ線と当該画
素電極との導通を制御するスイッチング素子とを備えた
素子基板(101)と、前記画素電極に対して対向配置
された対向電極を備える対向基板と、前記素子基板と前
記対向基板との問に挟持された電気光学材料(液晶10
5)と、1フレームを分割したサブフィールド毎に前記
走査信号を前記走査線の各々に順次供給する走査線駆動
回路(130)と、前記各画素の階調に応じて、前記各
画素のオンまたはオフ状態にするデータ信号を、それぞ
れ当該画素に対応する走査線に前記走査信号が供給され
る期間に、当該画素に対応するデータ線に供給するデー
タ線駆動回路(140)とを具備し、前記各サブフィー
ルドは、少なくとも、第1のサブフィールドと、前記第
1のサブフィールドの後に発生し前記第1のサブフィー
ルドよりも長い第2のサブフィールドと、前記第2のサ
ブフィールドの後に発生し前記第2のサブフィールドよ
りも短い第3のサブフィールドと、前記第3のサブフィ
ールドの後に発生し前記第1および第3のサブフィール
ドよりも長い第4のサブフィールドとを含むことを特徴
とする。また、請求項5記載の構成にあっては、複数の
走査線(112)と、複数のデータ線(114)と、こ
れら走査線およびデータ線の各交差に対応して配設され
画素を構成する画素電極(118)と、前記画素電極毎
に設けられ、当該走査線を介して供給される走査信号に
よって、当該データ線と当該画素電極との導通を制御す
るスイッチング素子とを備えた素子基板(101)と、
前記画素電極に対して対向配置された対向電極を備える
対向基板と、前記素子基板と前記対向基板との問に挟持
された電気光学材料(液晶105)と、1フレームを分
割したサブフィールド毎に前記走査信号を前記走査線の
各々に順次供給する走査線駆動回路(130)と、前記
各画素の階調に応じて、前記各画素のオンまたはオフ状
態にするデータ信号を、それぞれ当該画素に対応する走
査線に前記走査信号が供給される期間に、当該画素に対
応するデータ線に供給するデータ線駆動回路(140)
とを具備し、前記各サブフィールドは、少なくとも、最
も長い第5のサブフィールドと、2番目に長い第6のサ
ブフィールドと、前記第5および第6のサブフィールド
よりも短い第7のサブフィールドとを含み、一のフレー
ム内で前記第5のサブフィールドまたは前記第6のサブ
フィールドのうち一方を発生させ、しかる後に前記第7
のサブフィールドを発生させ、しかる後に前記第5のサ
ブフィールドまたは前記第6のサブフィールドのうち他
方を発生させることを特徴とする。また、請求項6記載
の構成にあっては、複数の走査線(112)と、複数の
データ線(114)と、これら走査線およびデータ線の
各交差に対応して配設され画素を構成する画素電極(1
18)と、前記画素電極毎に設けられ、当該走査線を介
して供給される走査信号によって、当該データ線と当該
画素電極との導通を制御するスイッチング素子とを備え
た素子基板(101)と、前記画素電極に対して対向配
置された対向電極を備える対向基板と、前記素子基板と
前記対向基板との問に挟持された電気光学材料(液晶1
05)と、1フレームを分割したサブフィールド毎に前
記走査信号を前記走査線の各々に順次供給する走査線駆
動回路(130)と、消費電流が増大すると出力電圧が
低下するとともに消費電流が低下すると所定値にまで出
力電圧が増加する非安定電圧発生部と、該非安定電圧発
生部の出力電圧を一定値に平滑化するレギュレータとを
有する電源回路と、該電源回路によって駆動され、前記
各画素の階調に応じて前記各画素のオンまたはオフ状態
にするデータ信号を、それぞれ当該画素に対応する走査
線に前記走査信号が供給される期間に、当該画素に対応
するデータ線に供給するデータ線駆動回路(140)
と、を具備し、前記各サブフィールドは、少なくとも、
前記非安定電圧発生部の出力電圧が前記所定値に回復す
る以前に終了する第8のサブフィールドと、これに引き
続き、前記非安定電圧発生部の出力電圧が前記所定値に
回復した後に終了する第9のサブフィールドと、その後
に、前記非安定電圧発生部の出力電圧が前記所定値に回
復する以前に終了する第10のサブフィールドとを有す
ることを特徴とする。また、請求項7記載の構成にあっ
ては、請求項1乃至3のいずれかに記載の電気光学装置
の駆動方法を実行することを特徴とする。また、請求項
8記載の構成にあっては、請求項4乃至6のいずれかに
記載の電気光学装置を有することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】1.実施形態の構成 次に、本発明の一実施形態の電気光学装置の構成を図1
を参照し説明する。図において、タイミング信号生成回
路200には、図示せぬ上位装置から垂直同期信号V
s、水平同期信号Hsおよび入力階調データD0〜D4
のドットクロック信号DCLKが供給される。また、発
振回路150は、読み出しタイミングの基本クロックR
CLKをタイミング信号生成回路200に供給する。タ
イミング信号生成回路200は、これらの信号にしたが
って、次に説明する各種のタイミング信号やクロック信
号などを生成するものである。まず、交流化信号FR
は、1フレーム毎に極性反転する信号である。
【0022】駆動信号LCOMは、対向基板の対向電極
に印加される信号であり、本実施形態においては一定電
位(零電位)になる。また、本実施形態においては、1
フレームが複数のサブフィールドSF0〜SF5に分割
され、画素がサブフィールド毎にオンオフされることに
よって階調表示が行われる。スタートパルスDYは、各
サブフィールドにおいて最初に出力されるパルス信号で
ある。クロック信号CLYは、走査側(Y側)の水平走
査期間を規定する信号である。ラッチパルスLPは、水
平走査期間の最初に出力されるパルス信号であって、ク
ロック信号CLYのレベル遷移(すなわち、立ち上がり
および立ち下がり)時に出力されるものである。クロッ
ク信号CLXは、表示用のドットクロック信号である。
【0023】ここで、サブフィールド駆動の概要を、図
12(b)のスタートパルスDYの波形を参照しつつ説明
しておく。まず、本実施形態においては、1フレーム内
の最初から順にサブフィールドSF1,SF4,SF
2,SF3,SF0およびSF5の順に各サブフィール
ドが発生する。ここで、サブフィールドSF0の長さ
は、液晶の透過率が0%(ノーマリーブラックの場合)
から立ち上がる境界となる長さに設定される。
【0024】また、サブフィールドSF1〜SF5は、
入力階調データD0〜D4の各ビットに対応した重み付
けを有する長さに設定されている。すなわち、サブフィ
ールドSF1は、最下位ビットである階調データD0に
対応し、そのオンオフによって、階調データD0のオン
オフに対応する透過率の変化を起こす長さに設定されて
いる。サブフィールドSF2〜SF5も、それぞれのオ
ンオフによって階調データD1〜D4のオンオフに対応
する透過率の変化を起こす長さに設定されている。すな
わち、サブフィールドSFk(k>1)は、各々サブフ
ィールドSF1の2k倍程度の長さを有している。
【0025】−方、素子基板101上における表示領域
101aには、図においてX(行)方向に延在して複数
本の走査線112が形成されている。また、複数本のデ
ータ線114が、Y(列)方向に沿って延在して形成さ
れている。そして、画素110は、走査線112とデー
タ線114との各交差に対応して設けられて、マトリク
ス状に配列されている。ここで、走査線112の総本数
をm本とし、データ線114の総本数をn本とする
(m、nはそれぞれ2以上の整数)。
【0026】1.1.<画素の構成> 画素110の具体的な構成としては、例えば、図2
(a)に示されるものが挙げられる。この構成では、薄
膜トランジスタ(TFT)116のゲートが走査線11
2に、ソースがデータ線114に、ドレインが画素電極
118に、それぞれ接続されるとともに、画素電極11
8と対向電極108との間に電気光学材料たる液晶10
5が挟持されて液晶層が形成されている。ここで、対向
電極108は、画素電極118と対向するように対向基
板に一面に形成される透明電極である。また、画素電極
118と対向電極108とに並列して蓄積容量119が
形成され、画素電極118から電荷がリークすることに
よる表示への影響を小さくしている。なお、この実施形
態では、蓄積容量119の一方の電位を対向電極108
と同電位としたが、接地電位GNDやゲート線の電位と
同電位としても良い。
【0027】ここで、図2(a)に示される構成では、
トランジスタ116として一方のチャネル型のみが用い
られているために、オフセット電圧が必要となるが、図
2(b)に示されるように、Pチャネル型トランジスタ
とNチャネル型トランジスタとを相補的に組み合わせた
構成とすれば、オフセット電圧の影響をキャンセルする
ことができる。ただし、この相補型構成では、走査信号
として互いに排他的レベルを供給する必要が生じるた
め、1行の画素110に対して走査線112a,112
bの2本の走査線が必要となる。
【0028】1.2.<走査線駆動回路130> 説明を再び図1に戻す。走査線駆動回路130は、サブ
フィールドの最初に供給されるスタートパルスDYをク
ロック信号CLYにしたがって転送し、走査線112の
各々に走査信号G1, G2, G3, … ,Gmとして順次排他
的に供給するものである。
【0029】1.3.<データ変換回路300> データ変換回路300は、ドットクロック信号DCLK
に同期して入力される入力階調データD0〜D4を、ク
ロック信号CLXに同期する二値信号Dsに変換し出力
するものである。ここで、データ変換回路300の詳細
構成を図3を参照し説明する。図において320〜32
4はメモリブロックであり、各々入力階調データD0〜
D4を記憶するために設けられ、素子基板101の表示
領域(m行×n列)に対応して各々m×nビットのメモ
リ空間を有する。
【0030】メモリブロック320〜324は、書込み
および読出し動作を非同期に、かつ独立して実行できる
ように構成されている。310は書込みアドレス制御部
であり、垂直同期信号Vs、水平同期信号Hsおよびド
ットクロック信号DCLKに同期して、ライトイネーブ
ル信号WEおよび書込みアドレスWADをメモリブロッ
ク320〜324に供給する。
【0031】すなわち、書込みアドレス制御部310は
ドットクロック信号DCLKをカウントアップし、この
カウント結果を書込みアドレスWADとして出力すると
ともに、書込みアドレスWADの値が確定する毎にライ
トイネーブル信号WEを出力する。また、書込みアドレ
ス制御部310におけるカウント結果は、垂直同期信号
Vsが入力される毎にリセットされる。これにより、各
メモリブロック320〜324には、そのm×nビット
のメモリ空間を順次アクセスする書込みアドレスWAD
が供給され、階調データD0〜D4は対応するメモリブ
ロックの表示位置に応じたアドレスに順次格納されてゆ
くことになる。
【0032】表示アドレス制御部330は、上記各サブ
フィールド期間が開始されると、対応する表示行のビッ
トデータをアクセスするアドレス信号RADを出力す
る。アドレス信号RADは、クロック信号CLXに同期
し表示列数に応じて「n−1」回インクリメントされ
る。これにより、対応する表示行に対して第1列〜第n
列のビットを順次アクセスするようなアドレス信号RA
Dが出力される。
【0033】また、読出し信号RD0は、サブフィール
ドSF1の間、常にイネーブル状態になる。但し、読出
し信号RD1〜RD4はサブフィールドSF1において
は常にオフ状態にされる。これにより、メモリブロック
320のみが読出し可能な状態になり、他のメモリブロ
ックは読出し禁止状態になる。そして、メモリブロック
320から、対応する表示行の第1列〜第n列における
階調データの最下位ビットの階調データD0が読み出さ
れる。
【0034】また、読出し信号RD1は、サブフィール
ドSF2の間、常にイネーブル状態になる。但し、読出
し信号RD0,RD2〜RD4はサブフィールドSF2
においては常にオフ状態にされる。これにより、メモリ
ブロック321のみがアクセスされ、階調データの下位
より第2ビットの階調データD1が読み出される。同様
に、読出し信号RD2,RD3,RD4は、各々サブフ
ィールドSF3,SF4,SF5の間イネーブル状態に
なり、何れかの読出し信号がイネーブル状態であるとき
は他の読出し信号はオフ状態になる。
【0035】このように、本実施形態においては、各サ
ブフィールドSF1〜SF5においてメモリブロック3
20〜324の何れか一つのみが択一的に読み出され
る。つまり、当該サブフィールド期間に必要なデータの
みが読み出される。よって、余分なデータが読み出され
ないため、データ読み出しに必要な電力を低減できるの
である。さらに、本実施形態のように各サブフィールド
に対応したメモリブロックを設けることにより、対象と
なるサブフィールドに関連しないメモリブロックが読み
出されることが防止され、メモリブロック320〜32
4をアクセスするための電力が著しく低減されることが
解る。
【0036】また、サブフィールドSF0が開始される
と、クロック信号CLXのn周期の期間、オン信号S_o
nがHレベルに固定される。そして、オア回路332
は、これら入力階調データD0〜D4およびオン信号S
_onの論理和を二値信号Dsとして出力する。
【0037】1.4.<データ線駆動回路140> 次に、データ線駆動回路140は、ある水平走査期間に
おいて二値信号Dsをデータ線114の本数に相当する
n個順次ラッチした後、ラッチしたn個の二値信号Ds
を、次の水平走査期間において、電位選択回路1440
を介して、それぞれ対応するデータ線114にデータ信
号d1, d2, d3, …dnとして一斉に供給するものであ
る。ここで、データ線駆動回路140の具体的な構成
は、図4に示される通りである。すなわち、データ線駆
動回路140は、Xシフトレジスタ1410と、第1の
ラッチ回路1420と、第2のラッチ回路1430と、
電位選択回路1440とから構成されている。
【0038】このうちXシフトレジスタ1410は、水
平走査期間の最初に供給されるラッチパルスLPをクロ
ック信号CLXにしたがって転送し、ラッチ信号S1,
S2,S3, …, Snとして順次排他的に供給するものであ
る。次に、第1のラッチ回路1420は、二値信号Ds
をラッチ信号S1, S2, S3, …, Snの立ち下がりにお
いて順次ラッチするものである。そして、第2のラッチ
回路1430は、第1のラッチ回路1420によりラッ
チされた二値信号Dsの各々をラッチパルスLPの立ち
下がりにおいて一斉にラッチし、電位選択回路1440
に転送する。
【0039】電位選択回路1440は、交流化信号FR
に基づいてこれらのラッチした二値信号を電位に変換
し、データ信号d1, d2, d3, …,dnとしてデータ線
114に印加するものである。すなわち、交流化信号F
RがLレベルであれば、データ信号d1, d2, d3, …
dnのHレベルは電位V1に、Lレベルは零電位に変換さ
れる。一方、交流化信号FRがHレベルであれば、デー
タ信号d1, d2, d3,…dnのHレベルは電位−V1に、
Lレベルは零電位に変換される。
【0040】1.5.<液晶装置の構成> 上述した電気光学装置の構造について、図6(a),(b)を
参照して説明する。ここで、同図(a)は、電気光学装置
100の構成を示す平面図であり、同図(b)は、同図(a)
におけるA−A´線の断面図である。これらの図に示さ
れるように、電気光学装置100は、画素電極118な
どが形成された素子基板101と、対向電極108など
が形成された対向基板102とが、互いにシール材10
4によって一定の間隙を保って貼り合わせられるととも
に、この間隙に電気光学材料としての液晶105が挟持
された構造となっている。なお、実際には、シール材1
04には切欠部分があって、ここを介して液晶105が
封入された後、封止材により封止されるが、これらの図
においては省略されている。ここで、素子基板101お
よび対向基板102はガラスや石英などの非晶質基板で
ある。そして、画素電極118等は、素子基板101に
半導体簿膜を堆積して成るTFTによって形成されてい
る。すなわち、電気光学装置100は、透過型として用
いられることになる。
【0041】さて、素子基板101において、シール材
104の内側かつ表示領域101aの外側領域には、遮
光膜106が設けられている。この遮光膜106が形成
される領域内のうち、領域130aには走査線駆動回路
130が形成され、また領域140aにはデータ線駆動
回路140が形成されている。すなわち、遮光膜106
は、この領域に形成される駆動回路に光が入射するのを
防止している。この遮光膜106には、対向電極108
とともに、駆動信号LCOMが印加される構成となって
いる。このため、遮光膜106が形成された領域では、
液晶層への印加電圧がほほゼロとなるので、画素電極1
18の電圧無印加状態と同じ表示状態となる。
【0042】また、素子基板101において、データ線
駆動回路140が形成される領域140a外側であっ
て、シール材104を隔てた領域107には、複数の接
続端子が形成されて、外側からの制御信号や電源などを
入力する構成となっている。一方、対向基板102の対
向電極108は、基板貼合部分における4隅のうち、少
なくとも1箇所において設けられた導通材(図示省略)
によって、素子基板101における遮光膜106および
接続端子と電気的な導通が図られている。すなわち、駆
動信号LCOMは、素子基板101に設けられた接続端
子を介して、遮光膜106に、さらに、導通材を介して
対向電極108に、それぞれ印加される構成となってい
る。
【0043】ほかに、対向基板102には、電気光学装
置100の用途に応じて、例えば、直視型であれば、第
1に、ストライプ状や、モザイク状、トライアングル状
等に配列したカラーフィルタが設けられ、第2に、例え
ば、金属材料や樹脂などからなる遮光膜(ブラックマト
リクス)が設けられる。なお、色光変調の用途の場合に
は、例えば、後述するプロジェクタのライトバルブとし
て用いる場合には、カラーフィルタは形成されない。ま
た、直視型の場合、電気光学装置100に光を対向基板
102側から照射するフロントライト、もしくは素子基
板101側から光を照射するバックライトが必要に応じ
て設けられる。くわえて、素子基板101およげ対向基
板102の電極形成面には、それぞれ所定の方向にラビ
ング処理された配向膜(図示省略)など設けられて、電
圧無印加状態における液晶分子の配向方向を規定する一
方、対向基板102の側には、配向方向に応じた偏光子
(図示省略)が設けられる。ただし、液晶105とし
て、高分子中に微小粒として分散させた高分子分散型液
晶を用いれば、前述の配向膜や偏光子などが不要となる
結果、光利用効率が高まるので、高輝度化や低消費電力
化などの点において有効である。
【0044】1.6.<電源回路120> 図1に戻り、120は電源回路であり、上述した各構成
要素に電源を供給する。ここで、電源回路120の詳細
構成を図5を参照し説明する。図5の構成は、先に図1
1において説明した従来の電源回路の構成を全て具備し
ており、さらに後段昇圧回路36の後段にレギュレータ
37が設けられている。本実施形態においては、レギュ
レータ37は後段昇圧回路36の出力電圧を平滑化し、
この平滑された電圧が電圧VHとして出力されることに
なる。
【0045】2.実施形態の動作 次に、上述した実施形態に係る電気光学装置の動作につ
いて説明する。図7は、この電気光学装置の動作を説明
するためのタイミングチャートである。まず、交流化信
号FRは、1フレーム(1F)ごとに極性反転する信号
である。一方、スタートパルスDYは、各サブフィール
ドの開始時に供給される。ここで、交流化信号FRがL
レベルとなる1フレーム(1F)において、スタートパ
ルスDYが供給されると、走査線駆動回路130(図1
参照)におけるクロック信号CLYにしたがった転送に
よって、走査信号G1, G2, G3, … ,Gmが期間(t)
に順次排他的に出力される。なお、期間(t)は、最も
短いサブフィールドSF1よりもさらに短い期間に設定
されている。
【0046】さて走査信号G1, G2, G3, … ,Gmは、
それぞれクロック信号CLYの半周期に相当するパルス
幅を有し、また、上から数えて1本目の走査線112に
対応する走査信号G1は、スタートパルスDYが供給さ
れた後、クロック信号CLYが最初に立ち上がってか
ら、少なくともクロック信号CLYの半周期だけ遅延し
て出力される構成となっている。したがって、スタート
パルスDYが供給されてから、走査信号G1が出力され
るまでに、ラッチパルスLPの1ショット(G0)がデ
ータ線駆動回路140に供給されることになる。
【0047】そこで、このラッチパルスLPの1ショッ
ト(G0)が供給された場合について検討してみる。ま
ず、このラッチパルスLPの1ショット(G0)がデー
タ線駆動回路140に供給されると、データ線駆動回路
140(図4参照)におけるクロック信号CLXにした
がった転送によって、ラッチ信号S1, S2, S3, …,S
nが水平走査期間(1H)に順次排他的に出力される。
なお、ラッチ信号S1,S2, S3, …, Snは、それぞれ
クロック信号CLXの半周期に相当するパルス幅を有し
ている。
【0048】この際、図4における第1のラッチ回路1
420は、ラッチ信号S1の立ち下がりにおいて、上か
ら数えて1本目の走査線112と、左から数えて1本目
のデータ線114との交差に対応する画素110への二
値信号Dsをラッチし、次に、ラッチ信号S2の立ち下
がりにおいて、上から数えて1本目の走査線112と、
左から数えて2本目のデータ線114との交差に対応す
る画素110への二値信号Dsをラッチし、以下、同様
に、上から数えて1本目の走査線112と、左から数え
てn本目のデータ線114との交差に対応する画素11
0への二値信号Dsをラッチする。
【0049】これにより、まず、図1において上から1
本目の走査線112との交差に対応する画素1行分の二
値信号Dsが、第1のラッチ回路1420により点順次
的にラッチされることになる。なお、データ変換回路3
00は、第1のラッチ回路1420によるラッチのタイ
ミングに合わせて、各画素の階調データD0〜D4を二
値信号Dsに変換して出力することはいうまでもない。
【0050】次に、クロック信号CLYが立ち下がっ
て、走査信号G1が出力されると、図1において上から
数えて1本目の走査線112が選択される結果、当該走
査線112との交差に対応する画素110のトランジス
タ116がすべてオンとなる。一方、当該クロック信号
CLYの立ち下がりによってラッチパルスLPが出力さ
れる。そして、このラッチパルスLPの立ち下がりタイ
ミングにおいて、第2のラッチ回路1430は、第1の
ラッチ回路1420によって点順次的にラッチされた二
値信号Dsを、電位選択回路1440を介して、対応す
るデータ線114の各々にデータ信号d1, d2, d3,
…,dnとして一斉に供給する。このため、上から数えて
1行目の画素110においては、データ信号d1, d2,
d3, …,dnの書込が同時に行われることとなる。
【0051】この書込と並行して、図1において上から
2本目の走査線112との交差に対応する画素1行分の
二値信号Dsが、第1のラッチ回路1420により点順
次的にラッチされる。そして、以降同様な動作が、m本
目の走査線112に対応する走査信号Gmが出力される
まで繰り返される。すなわち、ある走査信号Gi(i
は、1≦i≦mを満たす整数)が出力される1水平走査
期間(1H)においては、i本目の走査線112に対応
する画素110の1行分に対するデータ信号d1,d2,
d3, …,dnの書込と、(i+1)本目の走査線112
に対応する画素110の1行分に対する二値信号Dsの
点順次的なラッチとが並行して行われることになる。な
お、画素110に書き込まれたデータ信号は、次のサブ
フィールドSf2における書込まで保持される。
【0052】以下同様な動作が、サブフィールドの開始
を規定するスタートパルスDYが供給される毎に繰り返
される。但し、サブフィールドSF0においては、二値
信号Dsのレベルは常にHレベルである。さらに、1フ
レーム経過後、交流化信号FRがHレベルに反転した場
合においても、各サブフィールドにおいて同様な動作が
繰り返される。
【0053】ここで、本実施形態の1フレーム内におけ
る走査信号G1〜Gmの波形と、電源回路120内の前段
昇圧回路34の出力電圧V34とを図12(b)に示す。こ
の図に示すように、サブフィールドSF1において走査
信号G1〜Gmが出力されると出力電圧V34は降下する。
そして、出力電圧V34が完全に最大値に回復する前にサ
ブフィールドSF4が開始され、電圧V34はさらに降下
する。しかし、次のサブフィールドSF2が開始される
までには、電圧V34は完全に回復している。サブフィー
ルドSF0およびサブフィールドSF5についても同様
であり、走査信号G1〜Gmが2回、ほぼ連続的に出力さ
れる。
【0054】しかし、本実施形態においては、走査信号
G1〜Gmがほぼ連続的に出力される回数は2回までであ
り、同図(a)の電圧V34の波形と比較すると、電圧降下
の最大値が小さくなることが解る。これは、本実施形態
においては、電圧V34が完全に回復しないサブフィール
ドSF0,SF1の後には、必ず電圧V34が完全に回復
するサブフィールドSF4,SF5が配置されているか
らである。以上、昇圧回路34について説明したが、後
段昇圧回路36についても同様である。
【0055】このように、本実施形態によれば、従来技
術と同等の性能を有する昇圧回路34,36を用いたと
すると、両者の出力電圧V34,V36の電圧降下の最大値
を小さくすることができる。換言すれば、出力電圧V3
4,V36に許容される電圧降下を従来技術と同等まで許
容するならば、昇圧回路34,36のクロック周波数を
下げたり、定格電流の小さいトランジスタ72〜78を
用いることが可能になる。これにより、本実施形態によ
れば、低消費電力で高品質な画像を電気光学装置100
に表示させることが可能になる。
【0056】3.電子機器の具体例 3.1.<モバイル型コンピュータ> 次に、上述した電気光学装置を具体的な電子機器に用い
た例のいくつかについて説明する。まず、上記電気光学
装置を、モバイル型のパーソナルコンピュータに適用し
た例について説明する。図8(a)は、このパーソナルコ
ンピュータの構成を示す正面図である。図において、モ
バイル型コンピュータ5200は、キーボード5202
を備えた本体部5204と、表示ユニット5206とか
ら構成されている。この表示ユニット5206は、先に
述べた電気光学装置100の後方にバックライトを付加
することにより構成されている。
【0057】3.2.<携帯電話器> さらに、上記電気光学装置を、携帯電話器に適用した例
について説明する。図8(b)は、この携帯電話器の構成
を示す斜視図である。図において、携帯電話器5300
は、複数の操作ボタン5302のほか、受話口530
4、送話口5306とともに、電気光学装置100を備
えるものである。この電気光学装置100にも、必要に
応じてその後方にバックライトが設けられる。
【0058】3.3.<その他> 電子機器としては、以上説明した他にも、液晶テレビ
や、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープ
レコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手
帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テ
レビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等な
どが挙げられる。そして、これらの各種電子機器に対し
て、上述した電気光学装置が適用可能なのは言うまでも
ない。
【0059】4.変形例 本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、
例えば以下のように種々の変形が可能である。 (1)上述した実施形態にあっては、交流化信号FRを
1フレームの周期で極性反転することとしたが、本発明
は、これに限られず、例えば、2フレーム以上の周期で
極性反転する構成としても良い。ただし、上述した実施
形態において、データ変換回路300は、スタートパル
スDYをカウントするとともに、当該カウント結果を交
流化信号FRの遷移によってリセットすることで、現状
のサブフィールドを認識する構成としたので、交流化信
号FRを2フレーム以上の周期で極性反転する場合に
は、フレームを規定するための何らかの信号を与える必
要が生じる。
【0060】(2)上記実施形態においては、チャージ
ポンプ式昇圧回路による電源回路120を用いたが、本
発明はこれに限定されるわけではない。すなわち、他の
方式の電源回路を用いた場合においても、1フレーム内
で消費電流が分散される結果、電源回路の負担を減ら
し、電源回路の内部損失を軽減することができる。
【0061】(3)上記実施形態においては、画素が常
時オンになるオン区間はサブフィールドSF0として1
フレーム期間内に1回設けているが、複数回に分割して
設けてもよい。また、オン区間だけでなく、画素が常に
オフになるオフ区間を併せて設けても良い。このように
オン区間とオフ区間を両方設けることにより、1フレー
ム期間の長さを固定したままでオン区間の長さを調整す
ることができるようになる。
【0062】(4)上記実施形態において対向電極10
8に印加する駆動信号LCOMは零電位であったが、各
画素に印加される電圧はトランジスタ116の特性、蓄
積容量119や液晶の容量等によって、電圧がシフトす
る場合がある。この様な場合には、対向電極108に印
加する駆動信号LCOMのレベルを電圧のシフト量に応
じてずらしてもよい。
【0063】(5)また、上記実施形態においては、電
気光学装置を構成する素子基板101をガラスや石英な
どの非晶質基板とし、ここに半導体簿膜を堆積してTF
Tを形成したが、本発明は、これに限られない。例え
ば、素子基板101を不透明な半導体基板によって構成
し、画素電極118をアルミニウムなどの反射性金属か
ら形成し、対向基板102をガラスなどから構成する
と、電気光学装置100を反射型として用いることがで
きる。
【0064】(6)さらに、上記実施形態は本発明を液
晶を用いた電気光学装置に適用した例を説明したが、他
の電気光学装置、特に、オンまたはオフの2値的な表示
を行う画素を用いて、階調表示を行う電気光学装置のす
べてに適用可能である。このような電気光学装置として
はエレクトロルミネッセンス装置やプラズマディスプレ
イなどが考えられる。特に有機エレクトロルミネッセン
ス装置の場合は、液晶のような交流駆動をする必要が無
く、極性反転をしなくて良い。
【0065】(7)上記実施形態においては、走査信号
G1, G2, G3, … ,Gmを順次排他的に出力することに
よって走査線112を上から順に選択する例を挙げた
が、走査線112の選択順序はこれに限定されるもので
はなく、例えば走査信号を「G1,G11, G21, … ,G
2, G12, G22, … ,G3, G13, G23, … 」の如く、
複数ライン毎に飛ばしながら出力し、1サブフィールド
内で全ラインの走査線112を選択するようにしてもよ
い。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、例
えば比較的短い第1および第3のサブフィールドの間に
比較的長い第2のサブフィールドを発生させるような構
成を採用したから、電源回路に対する負荷を時間的に分
散させることができ、低消費電力で高品質な画像を表示
することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の電気光学装置の電気的
構成を示すブロック図である。
【図2】 上記実施形態における画素の構成例を示す図
である。
【図3】 上記実施形態におけるデータ変換回路300
のブロック図である。
【図4】 上記実施形態におけるデータ線駆動回路14
0のブロック図である。
【図5】 上記実施形態における電源回路120の回路
図である。
【図6】 上記実施形態における電気光学装置の構造図
である。
【図7】 上記実施形態の電気光学装置のタイミングチ
ャートである。
【図8】 同電気光学装置を適用した各種電子機器の例
を示す図である。
【図9】 チャージポンプ式昇圧回路の原理図および回
路図である。
【図10】 他のチャージポンプ式昇圧回路の回路図お
よびタイミングチャートである。
【図11】 従来の電源回路の回路図である。
【図12】 従来技術および上記実施形態における前段
昇圧回路34の出力電圧V34等の波形図である。
【符号の説明】
34……前段昇圧回路 34,36……昇圧回路(非安定電圧発生部) 35……レギュレータ 36……後段昇圧回路 37……レギュレータ 60……バッテリ 62〜68……スイッチ 70,71……コンデンサ 72〜78……トランジスタ 100……電気光学装置 101……素子基板 101a……表示領域 102……対向基板 104……シール材 105……液晶 106……遮光膜 107……領域 108……対向電極 110……画素 112……走査線 114……データ線 116……薄膜トランジスタ 118……画素電極 119……蓄積容量 120……電源回路 130……走査線駆動回路 140……データ線駆動回路 150……発振回路 200……タイミング信号生成回路 300……データ変換回路 310……書込みアドレス制御部 320〜324……メモリブロック 330……表示アドレス制御部 332……オア回路 1410……シフトレジスタ 1420……第1のラッチ回路 1430……第2のラッチ回路 1440……電位選択回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H093 NA55 NC01 NC02 NC09 NC11 ND39 5C006 AA14 AF44 BB16 BC16 BF46 FA47 5C080 AA05 AA06 AA10 BB05 DD26 EE29 FF11 FF12 JJ02 JJ03 JJ04 JJ06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1フレームを複数のサブフィールドに分
    割し、マトリクス状に配設された複数の画素を該サブフ
    ィールド毎にオンまたはオフすることによって階調表示
    を行う電気光学装置の駆動方法であって、 一のフレーム内で第1のサブフィールドを発生させる過
    程と、 前記フレーム内において前記第1のサブフィールドの後
    に、前記第1のサブフィールドよりも長い第2のサブフ
    ィールドを発生させる過程と、 前記フレーム内において前記第2のサブフィールドの後
    に、前記第2のサブフィールドよりも短い第3のサブフ
    ィールドを発生させる過程と前記フレーム内において前
    記第3のサブフィールドの後に、前記第1および第3の
    サブフィールドよりも長い第4のサブフィールドを発生
    させる過程とを有することを特徴とする電気光学装置の
    駆動方法。
  2. 【請求項2】 1フレームを複数のサブフィールドに分
    割し、マトリクス状に配設された複数の画素を該サブフ
    ィールド毎にオンまたはオフすることによって階調表示
    を行う電気光学装置の駆動方法であって、前記各サブフ
    ィールドのうち最も長いサブフィールドを第5のサブフ
    ィールド、2番目に長いサブフィールドを第6のサブフ
    ィールド、前記第5および第6のサブフィールドよりも
    短いサブフィールドを第7のサブフィールドとし、 一のフレーム内で前記第5のサブフィールドまたは前記
    第6のサブフィールドのうち一方を発生させる過程と、 しかる後に、前記第7のサブフィールドを発生させる過
    程と、 しかる後に、前記第5のサブフィールドまたは前記第6
    のサブフィールドのうち他方を発生させる過程と、 を有することを特徴とする電気光学装置の駆動方法。
  3. 【請求項3】 消費電流が増大すると出力電圧が低下す
    るとともに消費電流が低下すると所定値にまで出力電圧
    が増加する非安定電圧発生部と該非安定電圧発生部の出
    力電圧を一定値に平滑化するレギュレータとを有する電
    源回路によって駆動され、1フレームを複数のサブフィ
    ールドに分割し、マトリクス状に配設された複数の画素
    を該サブフィールド毎にオンまたはオフすることによっ
    て階調表示を行う電気光学装置の駆動方法であって、 前記非安定電圧発生部の出力電圧が前記所定値に回復す
    る以前に終了する第8のサブフィールドを発生させる過
    程と、 引き続いて、前記非安定電圧発生部の出力電圧が前記所
    定値に回復した後に終了する第9のサブフィールドを発
    生させる過程と、 しかる後に、前記非安定電圧発生部の出力電圧が前記所
    定値に回復する以前に終了する第10のサブフィールド
    を発生させる過程とを有することを特徴とする電気光学
    装置の駆動方法。
  4. 【請求項4】 複数の走査線と、複数のデータ線と、こ
    れら走査線およびデータ線の各交差に対応して配設され
    画素を構成する画素電極と、前記画素電極毎に設けら
    れ、当該走査線を介して供給される走査信号によって、
    当該データ線と当該画素電極との導通を制御するスイッ
    チング素子とを備えた素子基板と、 前記画素電極に対して対向配置された対向電極を備える
    対向基板と、 前記素子基板と前記対向基板との問に挟持された電気光
    学材料と、 1フレームを分割したサブフィールド毎に前記走査信号
    を前記走査線の各々に順次供給する走査線駆動回路と、 前記各画素の階調に応じて、前記各画素のオンまたはオ
    フ状態にするデータ信号を、それぞれ当該画素に対応す
    る走査線に前記走査信号が供給される期間に、当該画素
    に対応するデータ線に供給するデータ線駆動回路とを具
    備し、前記各サブフィールドは、少なくとも、第1のサ
    ブフィールドと、前記第1のサブフィールドの後に発生
    し前記第1のサブフィールドよりも長い第2のサブフィ
    ールドと、前記第2のサブフィールドの後に発生し前記
    第2のサブフィールドよりも短い第3のサブフィールド
    と、前記第3のサブフィールドの後に発生し前記第1お
    よび第3のサブフィールドよりも長い第4のサブフィー
    ルドとを含むことを特徴とする電気光学装置。
  5. 【請求項5】 複数の走査線と、複数のデータ線と、こ
    れら走査線およびデータ線の各交差に対応して配設され
    画素を構成する画素電極と、前記画素電極毎に設けら
    れ、当該走査線を介して供給される走査信号によって、
    当該データ線と当該画素電極との導通を制御するスイッ
    チング素子とを備えた素子基板と、 前記画素電極に対して対向配置された対向電極を備える
    対向基板と、 前記素子基板と前記対向基板との問に挟持された電気光
    学材料と、 1フレームを分割したサブフィールド毎に前記走査信号
    を前記走査線の各々に順次供給する走査線駆動回路と、 前記各画素の階調に応じて、前記各画素のオンまたはオ
    フ状態にするデータ信号を、それぞれ当該画素に対応す
    る走査線に前記走査信号が供給される期間に、当該画素
    に対応するデータ線に供給するデータ線駆動回路とを具
    備し、前記各サブフィールドは、少なくとも、最も長い
    第5のサブフィールドと、2番目に長い第6のサブフィ
    ールドと、前記第5および第6のサブフィールドよりも
    短い第7のサブフィールドとを含み、一のフレーム内で
    前記第5のサブフィールドまたは前記第6のサブフィー
    ルドのうち一方を発生させ、しかる後に前記第7のサブ
    フィールドを発生させ、しかる後に前記第5のサブフィ
    ールドまたは前記第6のサブフィールドのうち他方を発
    生させることを特徴とする電気光学装置。
  6. 【請求項6】 複数の走査線と、複数のデータ線と、こ
    れら走査線およびデータ線の各交差に対応して配設され
    画素を構成する画素電極と、前記画素電極毎に設けら
    れ、当該走査線を介して供給される走査信号によって、
    当該データ線と当該画素電極との導通を制御するスイッ
    チング素子とを備えた素子基板と、 前記画素電極に対して対向配置された対向電極を備える
    対向基板と、 前記素子基板と前記対向基板との問に挟持された電気光
    学材料と、 1フレームを分割したサブフィールド毎に前記走査信号
    を前記走査線の各々に順次供給する走査線駆動回路と、 消費電流が増大すると出力電圧が低下するとともに消費
    電流が低下すると所定値にまで出力電圧が増加する非安
    定電圧発生部と、該非安定電圧発生部の出力電圧を一定
    値に平滑化するレギュレータとを有する電源回路と、 該電源回路によって駆動され、前記各画素の階調に応じ
    て前記各画素のオンまたはオフ状態にするデータ信号
    を、それぞれ当該画素に対応する走査線に前記走査信号
    が供給される期間に、当該画素に対応するデータ線に供
    給するデータ線駆動回路と、 を具備し、前記各サブフィールドは、少なくとも、前記
    非安定電圧発生部の出力電圧が前記所定値に回復する以
    前に終了する第8のサブフィールドと、これに引き続
    き、前記非安定電圧発生部の出力電圧が前記所定値に回
    復した後に終了する第9のサブフィールドと、その後
    に、前記非安定電圧発生部の出力電圧が前記所定値に回
    復する以前に終了する第10のサブフィールドとを有す
    ることを特徴とする電気光学装置の駆動方法。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至3のいずれかに記載の電気
    光学装置の駆動方法を実行することを特徴とする電気光
    学装置の駆動回路。
  8. 【請求項8】 請求項4乃至6のいずれかに記載の電気
    光学装置を有することを特徴とする電子機器。
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