JP2002287507A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002287507A
JP2002287507A JP2001085621A JP2001085621A JP2002287507A JP 2002287507 A JP2002287507 A JP 2002287507A JP 2001085621 A JP2001085621 A JP 2001085621A JP 2001085621 A JP2001085621 A JP 2001085621A JP 2002287507 A JP2002287507 A JP 2002287507A
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carrier
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JP2001085621A
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English (en)
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Hisao Kurosu
久雄 黒須
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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  • Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像領域での磁気ブラシの詳細観察を行い、
磁気ブラシの穂高を揃えることで、濃度むらやガサツキ
等の全くない画像形成装置を提供する。 【解決手段】 非磁性体のスリーブとスリーブ内に固定
配置された複数の磁極を備えた磁石ローラとを備えて構
成され、その外周面に磁性を有した現像剤を磁気吸着さ
せて磁気ブラシを形成し、潜像担持体とスリーブとが近
接した現像領域において、電界を印加しながら対向する
潜像担持体に磁気ブラシを摺擦させる現像装置におい
て、現像領域よりも現像剤担持体の現像剤搬送方向上流
側であって、磁界発生手段の現像領域と対向して配設さ
れた磁極の現像剤担持体表面における法線方向の磁界の
強さが0となる位置から現像領域までの所定範囲内に現
像剤規制部材で形成された磁気ブラシの穂高を整える手
段が現像剤担持体表面上の現像剤と当接するように配設
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル方式の電
子写真複写機、レーザビームプリンタ等に装着されて好
適な現像装置に関し、詳しくは、像担持体上に形成され
たドット潜像を、磁性粒子とトナーからなる二成分現像
剤による磁気ブラシによって現像する現像装置及び当該
現像装置を備えた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年では、複写機・プリンタ等の画像形
成装置としては、電子写真式又は静電記録式の装置が広
く用いられている。このような装置は感光体ドラムや感
光体ベルトなどからなる像担持体上に静電潜像を形成
し、これに現像装置によってトナーを転移して可視像と
した後、このトナー像を記録用紙等に転写するように構
成されている。上記像担持体上の静電潜像を可視化する
現像装置には、トナー及び磁性キャリアからなる二成分
現像剤を像担持体表面に接触させ、トナーの転移によっ
て現像を行ういわゆる接触型二成分現像装置がある。こ
の現像装置は、現像剤中におけるトナー濃度の制御が必
要であること、現像剤の攪拌機構が必要となり装置が大
型化するという課題を有するものの、画質特性および現
像剤の搬送性等の点で優れており、現像装置の主流とな
っている。
【0003】ここで、上記接触型二成分現像装置の概略
構成の一例を図2を参照して説明する。すなわち、現像
装置は磁石ローラ体44とその周囲で回転駆動する現像
スリーブ43とを備えた現像ローラ41(現像剤担持
体)を有している。また、スリーブ43の周面に二成分
現像剤を供給するスクリュ47と、層厚を規制するドク
タブレード45とを備えており、これによってスリーブ
上に適切な厚さの現像剤層を形成する。このようにして
形成された現像剤層は磁石ローラ体44による磁界に従
ってキャリアが穂状に連なったいわゆる磁気ブラシを形
成し、像担持体1との対向位置でこの像担持体1と接触
してトナーを転移するようになっている。また、従来で
は得られる画像の濃度むらやガサツキのない画像を得る
目的で、現像領域に存在する現像剤量を均一にするため
にいろいろな対策が行われている。例えば、「特開平5-
289522号」には磁気ブラシの穂を密にするために、現像
領域での現像剤の密度を高める目的で、現像領域中に均
し部材を配設したものが、「特開平11-143236号」には
小粒径キャリアを用いた場合、磁化量が低下し、また
現像剤の量密度が増大することで流動性が低下するた
めに現像剤規制部材通過後の現像剤層厚が不均一となる
ことを改善し、キャリア粒径と規制部材が対向する磁力
との関係式を導出したものが、「特開平8-146757号」、
「特開平5-11616号」、「特開平5-158352号」、「特開
平10-10871号」には規制部材に磁性体や磁石を用い、規
制部材通過後の現像剤量の変動を抑制するものが、ま
た、「特公平7-92626号」、「特公平7-107618号」、
「特開平5-323792号」、「特開平10-133481号」には規
制部材に対向する磁石を2極としたり、磁力分布を考慮
した位置に規制部材を配置することで、規制部材と現像
スリーブとの間の規制ギャップの変動に対する規制部材
通過後の現像剤量の変動を抑制するものがそれぞれ記載
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術の場合には現像領域での現像剤量の経時変動
を抑えたり、現像領域での現像剤密度を高くするもの
で、十分な高画質は得られないという問題がある。
【0005】そこで、この発明の目的は、前記のような
従来の画像形成装置のもつ問題を解決し、高画質を達成
するための現像領域での磁気ブラシの詳細観察を行い、
磁気ブラシの穂高を揃えることで、濃度むらやガサツキ
等の全くない画像形成装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、非磁性体のスリーブと当該スリ
ーブ内に固定配置された複数の磁極を備えた磁石ローラ
とを備えて構成され、前記スリーブを回転させ、その外
周面に磁性を有した現像剤を磁気吸着させて磁気ブラシ
を形成し、潜像担持体とスリーブとが近接した現像領域
において、電界を印加しながら対向する潜像担持体に当
該磁気ブラシを摺擦させる現像装置において、上記現像
領域よりも上記現像剤担持体の現像剤搬送方向上流側で
あって、上記磁界発生手段の上記現像領域と対向して配
設された磁極の上記現像剤担持体表面における法線方向
の磁界の強さが0となる位置から上記現像領域までの所
定範囲内に現像剤規制部材で形成された磁気ブラシの穂
高を整える手段が上記現像剤担持体表面上の現像剤と当
接するように配設されていることを特徴とするものであ
る。
【0007】請求項2の発明は、非磁性体のスリーブと
当該スリーブ内に固定配置された複数の磁極を備えた磁
石ローラとを備えて構成され、前記スリーブを回転さ
せ、その外周面に磁性を有した現像剤を磁気吸着させて
磁気ブラシを形成し、潜像担持体とスリーブとが近接し
た現像領域において、電界を印加しながら対向する潜像
担持体に当該磁気ブラシを摺擦させる現像装置におい
て、上記現像領域よりも上記現像剤担持体の現像剤搬送
方向上流側であって、上記磁界発生手段の上記現像領域
と対向して配設された磁極の上記現像剤担持体表面にお
ける法線方向の磁界の強さが0となる位置から上記現像
領域までの所定範囲内に第1現像剤規制部材で形成され
た磁気ブラシの穂高を整える手段が上記現像剤担持体表
面上の現像剤と当接するように配設され、上記第1現像
剤規制部材より現像剤担持体の現像剤搬送方向上流側に
第2現像剤規制部材で形成された現像剤層厚を規制する
手段が上記現像剤担持体表面上の現像剤と当接するよう
に配設されていることを特徴とするものである。
【0008】また、請求項3の発明は、請求項1記載の
現像剤規制部材および請求項2記載の第1現像剤規制部
材が非磁性体であることを特徴とするものである。請求
項4の発明は、請求項1記載の現像剤規制部材および請
求項2記載の第1現像剤規制部材が導電体であることを
特徴とするものである。請求項5の発明は、請求項1記
載の現像剤規制部材および請求項2記載の第1現像剤規
制部材に電圧が印加されることを特徴とするものであ
る。請求項6の発明は、請求項1記載の現像剤規制部材
および請求項2記載の第1現像剤規制部材の形状が板状
であることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成、動作及び作
用を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の画
像形成装置Aが適用すると共に、上記現像装置を含む感
光体ユニット全体の一例を示す概略構成図である。図1
において、静電潜像担持体である感光体ドラム1の周囲
には、当該ドラム表面を帯電するための帯電装置2、一
様帯電処理面に潜像を形成するためのレーザー光線でな
る露光3、ドラム表面の潜像に帯電トナーを付着するこ
とでトナー像を形成する現像装置4、形成されたドラム
上のトナー像を記録紙へ転写するための転写装置5、ド
ラム上の残留トナーを除去するためのクリーニング装置
7、ドラム上の残留電位を除去するための除電装置8が
順に配設されている。このような構成において、帯電装
置2の帯電ローラによって表面を一様に帯電された像担
持体(感光体)1は、露光3によって静電潜像を形成さ
れ、現像装置4によってトナー像を形成される。当該ト
ナー像は、転写ベルトなどでなる転写装置5によって、
感光体ドラム1表面から、不図示の給紙トレイから搬送
された記録紙へ転写される。この転写の際に感光体ドラ
ムに静電的に付着した記録紙は、分離爪によって感光体
ドラム1から分離される。そして未定着の記録紙上のト
ナー像は定着器によって記録紙に定着される。一方、転
写されずに感光体ドラム上に残留したトナーは、クリー
ニング装置7によって除去され回収される。残留トナー
を除去された感光体ドラム1は除電装置8で初期化さ
れ、次回の画像形成プロセスに供される。
【0010】上記現像装置4の構成を図2に示す。現像
装置4内には、現像担持体である現像ローラ41が感光
体ドラム1に近接するように配置されていて、双方の対
向部分に現像領域が形成されている。現像ローラ41で
は、アルミニウム、真鍮、ステンレス、導電性樹脂など
の非磁性体を円筒形に形成してなる現像スリーブ43が
不図示の回転駆動機構によって時計回り方向に回転され
るようになっている。本例においては、感光体ドラム1
のドラム径が60mmで、ドラム線速が240mm/秒に設
定され、現像スリーブ43のスリーブ径が20mmで、ス
リーブ線速が600mm/秒に設定されている。したがっ
て、ドラム線速に対するスリーブ線速の比は2.5であ
る。また感光体ドラム1と現像スリーブ43との間隔で
ある現像ギャップは0.4mmに設定されている。現像ギ
ャップは、従来ではキャリア粒径が50μmであれば
0.65mmから0.8mm程度、言い換えれば、現像剤粒
径の10倍前後に設定されていたが、本発明では現像剤
粒径の30倍程度に設定することすら可能である。これ
より広くすると望ましいとされる画像濃度がでにくくな
る。スリーブ線速のドラム線速に対する比は最低1.1
にまで下げてもなお必要な画像濃度を得ることができ
る。
【0011】現像剤の搬送方向(図で見て時計回り方
向)における現像領域の上流側部分には、現像剤チェー
ン穂の穂高さ、即ち、現像スリーブ上の現像剤量を規制
するドクタブレード45が設置されている。このドクタ
ブレード45と現像スリーブ43との間隔であるドクタ
ギャップは0.4mmに設定されている。更に現像ローラ
の感光体ドラムとは反対側領域には、現像ケーシング4
6内の現像剤を攪拌しながら現像ローラ41へ汲み上げ
るためのスクリュ47が設置されている。上記現像スリ
ーブ43内には、当該現像スリーブ43の周表面に現像
剤を穂立ちさせるように磁界を形成する磁石ローラ体4
4が固定状態で備えられている。この磁石ローラ体から
発せられる法線方向磁力線に沿うように、現像剤のキャ
リアが現像スリーブ43上にチェーン状に穂立ちされ、
このチェーン状に穂立ちされたキャリアに帯電トナーが
付着されて、磁気ブラシが構成される。当該磁気ブラシ
は現像スリーブ43の回転によって現像スリーブ43と
同方向(図で見て時計回り方向)に移送されることとな
る。上記磁石ローラ体44は、複数の磁極(磁石)を備
えている。具体的には、現像領域部分に現像剤を穂立ち
させる現像主磁石P1、現像スリーブ43上に現像剤を
汲み上げるための磁石P4、汲み上げられた現像剤を現
像領域まで搬送する磁石P5、P6、現像後の領域で現
像剤を搬送する磁極P2、P3を備えている。これら各
磁石P1、P4、P5、P2及びP3は、現像スリーブ
43の半径方向に向けて配置されている。本例では、磁
石ローラ体44を6極の磁石によって構成しているが、
汲み上げ性、黒ベタ画像追従性を向上させるためにP3
極からドクタブレード45の間に磁石(磁極)を更に増
やして8極以上で構成しても良い。
【0012】本例では、現像スリーブ43上に現像剤を
汲み上げるための磁石P4と、汲み上げられた現像剤を
現像領域まで搬送する磁石P6と、現像後の領域で現像
剤を搬送する磁石P2、P3がN極をなし、現像主磁石
P1と、汲み上げられた現像剤を搬送する磁石P5がS
極をなしている。現像剤搬送磁極をなす下流側の磁石P
2は主磁極磁力形成を補助する働きもあるようで、小さ
すぎるとキャリア付着を起こす。次に、図3を参照して
キャリア(磁性粒子)50について説明する。磁気ブラ
シBを構成するキャリア50としては、感光体1表面へ
のダメージを軽減するために球形の粒子を用いるのが好
ましく、キャリア50のまた、平均粒径は150μm以下の
ものが好ましい。但し、キャリア50は平均粒径が大き
すぎると最密状態に配置してあっても曲率半径が大き
く、像担持体1と接触していない面積が増え、トナー像
のかけや抜けが発生したり、逆に平均粒径があまり小さ
すぎると、交流電圧を印加する場合には、粒子が動きや
すくなって粒子間の磁力を上回り、粒子が飛散してキャ
リア付着の原因となってしまうので、キャリア50の平
均粒径は特に30μm以上、100μm以下であることが好ま
しい。さらに、キャリア50の抵抗率としては、抵抗率
が低すぎると現像バイアスの印加時にキャリア50に電
荷が注入され、感光体1面へのキャリア付着を起こした
り、現像バイアス電圧により感光体1の絶縁破壊を起こ
したりするため、キャリア23には、抵抗率が1014Ωm
以下、さらに好ましくは101Ωm以上108Ωm以下のものが
望ましい。本実施形態においては、平均粒径50μmで形
状は球形、体積抵抗率が1016Ωcmのキャリアを使用し
た。
【0013】ところで、図3に示した従来の磁気ブラシ
現像装置では、現像スリーブ43の表面に鏡面に近いた
め、磁気ブラシBがスリーブ表面にランダムに形成さ
れ、磁気ブラシBの穂立ちの高さや穂間距離にばらつき
が生じ、磁気ブラシBに疎な部分が発生していた。従来
技術にあるように、第2現像剤規制部材(以下、ドクタ
ーブレードと呼ぶ)45の配置や形状等を調整すること
で、上記磁気ブラシBの穂間距離のばらつきは改善され
るが、ドクターブレード通過後、現像領域までにP6極
があるため、現像領域での磁気ブラシの穂高を揃えるこ
とはできていない(図3)。この原因としては、キャリ
アに粒径分布があること、透磁率に分布があること、キ
ャリア上に付着しているトナーの数や付着状態が各キャ
リアで異なっている等が原因であると考えられる。
【0014】現像剤規制部材は、例えばウレタンやシリ
コーンのようなゴム弾性体を用いることができる。ま
た、現像剤規制部材にアルミニウム、真鍮、ステンレス
等の非磁性体を用いてもよい。磁気ブラシを担持体上に
形成するには、通常担持体上に穂をくみ上げるための溝
や凹凸を設ける。現像スリーブ43表面に凹凸を形成す
る方法としては、切削加工、引き抜き(Direct Ironin
g、D-I)工法、サンドブラスト処理等がある。本実施形
態の図6で示したスリーブ軸方向に延びる複数の溝は、
引き抜き工法の1工程のみで形成したものであり、簡単
に、かつ、安価に凹凸を形成できる面で有利である。
【0015】そこで本発明者らは、現像スリーブ上のド
クターブレード(ステンレス製)の位置を従来のP5から
現像剤搬送方向下流側のP6方向へ感光体の対向磁極P1ま
で移動させながら、現像部での磁気ブラシの穂高の変動
を高速度カメラを用いて詳細に観察を行った。その結
果、P1極で磁気ブラシの穂が立ち上がるところ、すなわ
ちP1磁極の法線方向の磁界の強さが0となる位置からわ
ずかに現像領域に入った所定位置に配設する(図4)こ
とで疎密の発生状態を観察した。そして、この観察によ
り磁気ブラシの穂高の揃った穂が形成されることがわか
った。さらに、上記に示す磁気ブラシによる画像はハー
フトーン領域でのザラツキがなく、ベタ濃度も高く、ラ
インや文字の鮮鋭度も優れた高画質なものとなった(第
1実施形態)。
【0016】次に、従来のドクターブレードを配設した
まま、新たな第1現像剤規制部材として、ドクターブレ
ードを図4に示す位置へ配設したところ、実施例に比べ
より穂高を制御しやすく、特に現像剤担持体と像担持体
との距離(現像ギャップ)を狭くして行う場合に有効で
あることがわかった。さらに、この場合には第1現像剤
規制部材で掻き取られる現像剤量が少なくなるという利
点もある。また、このときの画像もハーフトーン領域で
のザラツキがなく、ベタ濃度も高く、ラインや文字の鮮
鋭度も優れた高画質なものとなった(第2実施形態)。
【0017】前述した第2実施形態において、第1現像
剤規制部材に直流電圧を印加した。このときの電圧は現
像スリーブに印加される電圧値-550Vに対して、-450V
であった。第1現像剤規制部材に印加する直流電圧値と
しては、現像スリーブに印加する電圧値以上(絶対値で
は以下)が好ましい。現像スリーブ電圧より低いとキャ
リア上のトナーがスリーブ側へ移動してしまい画像の先
端が白く抜けたり、さらに穂高を揃える以上のキャリア
が付着してしまう。また、第1現像剤規制部材に印加す
る直流電圧値が現像スリーブ電圧より極端に高くなる
と、第1現像剤規制部材に磁気ブラシ上のトナーが現像
されてしまい現像剤中トナー濃度が低下し、ベタ濃度の
低下等が起こる。本実施例では、磁気ブラシ上のトナー
がブラシ先端方向に移動するため、現像効率の良い現像
が達成される。このときの画像も、ハーフトーン領域で
のザラツキがなく、ベタ濃度も高く、ラインや文字の鮮
鋭度も優れた高画質なものとなった(第3実施形態)。
【0018】
【発明の効果】この発明は、上記のようであって、請求
項1の発明によれば、非磁性体のスリーブと当該スリー
ブ内に固定配置された複数の磁極を備えた磁石ローラと
を備えて構成され、前記スリーブを回転させ、その外周
面に磁性を有した現像剤を磁気吸着させて磁気ブラシを
形成し、潜像担持体とスリーブとが近接した現像領域に
おいて、電界を印加しながら対向する潜像担持体に当該
磁気ブラシを摺擦させる現像装置において、上記現像領
域よりも上記現像剤担持体の現像剤搬送方向上流側であ
って、上記磁界発生手段の上記現像領域と対向して配設
された磁極の上記現像剤担持体表面における法線方向の
磁界の強さが0となる位置から上記現像領域までの所定
範囲内に現像剤規制部材で形成された磁気ブラシの穂高
を整える手段が上記現像剤担持体表面上の現像剤と当接
するように配設されていることで、現像領域での磁気ブ
ラシの穂高を揃えることが可能となり、高画質を得るこ
とができるという効果がある。
【0019】また、請求項2の発明によれば、非磁性体
のスリーブと当該スリーブ内に固定配置された複数の磁
極を備えた磁石ローラとを備えて構成され、前記スリー
ブを回転させ、その外周面に磁性を有した現像剤を磁気
吸着させて磁気ブラシを形成し、潜像担持体とスリーブ
とが近接した現像領域において、電界を印加しながら対
向する潜像担持体に当該磁気ブラシを摺擦させる現像装
置において、上記現像領域よりも上記現像剤担持体の現
像剤搬送方向上流側であって、上記磁界発生手段の上記
現像領域と対向して配設された磁極の上記現像剤担持体
表面における法線方向の磁界の強さが0となる位置から
上記現像領域までの所定範囲内に第1現像剤規制部材で
形成された磁気ブラシの穂高を整える手段が上記現像剤
担持体表面上の現像剤と当接するように配設され、上記
第1現像剤規制部材より現像剤担持体の現像剤搬送方向
上流側に第2現像剤規制部材で形成された現像剤層厚を
規制する手段が上記現像剤担持体表面上の現像剤と当接
するように配設されていることで、特に現像剤担持体と
像担持体との距離(現像ギャップ)を狭くして行う場合
においても、現像領域での磁気ブラシの穂高を揃えるこ
とが可能となり、高画質を得ることができるという効果
がある。
【0020】請求項3の発明によれば、請求項1記載の
現像剤規制部材および請求項2記載の第1現像剤規制部
材を非磁性体とすることで、磁石ローラ体の磁石と規制
部材との間に磁力線が形成されないため、現像剤の流出
が阻害されなくなるという効果がある。また、請求項
4、5の発明によれば、請求項1記載の現像剤規制部材
および請求項2記載の第1現像剤規制部材を導電体と
し、電圧を印加することで磁気ブラシ上のトナー分布を
制御することが可能となるという効果がある。また、請
求項6の発明によれば、請求項1記載の現像剤規制部材
および請求項2記載の第1現像剤規制部材の形状を板状
とすることで、第1現像剤規制部材と同一のものを用い
ることが可能となり、コスト面で有利となると共に、機
構自体も簡単となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る現像装置を含む感光体ユニットを
示す概略構成図である。
【図2】図1における現像装置の詳細を示す構成図であ
る。
【図3】磁気ブラシ現像装置を示す構成図である
(1)。
【図4】磁気ブラシ現像装置を示す構成図である
(2)。
【符号の説明】 【符号の説明】
1 像担持体(感光体) 2 帯電装置 3 露光 4 現像装置 5 転写装置 7 クリーニング装置 8 除電装置 41 現像ローラ 43 現像スリーブ 44 磁石ローラ体 45 ドクタブレード 47 スクリュ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性体のスリーブと当該スリーブ内に
    固定配置された複数の磁極を備えた磁石ローラとを備え
    て構成され、前記スリーブを回転させ、その外周面に磁
    性を有した現像剤を磁気吸着させて磁気ブラシを形成
    し、潜像担持体とスリーブとが近接した現像領域におい
    て、電界を印加しながら対向する潜像担持体に当該磁気
    ブラシを摺擦させる現像装置において、上記現像領域よ
    りも現像剤担持体の現像剤搬送方向上流側であって、磁
    界発生手段の上記現像領域と対向して配設された磁極の
    上記現像剤担持体表面における法線方向の磁界の強さが
    0となる位置から上記現像領域までの所定範囲内に現像
    剤規制部材で形成された磁気ブラシの穂高を整える手段
    が上記現像剤担持体表面上の現像剤と当接するように配
    設されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 非磁性体のスリーブと当該スリーブ内に
    固定配置された複数の磁極を備えた磁石ローラとを備え
    て構成され、前記スリーブを回転させ、その外周面に磁
    性を有した現像剤を磁気吸着させて磁気ブラシを形成
    し、潜像担持体とスリーブとが近接した現像領域におい
    て、電界を印加しながら対向する潜像担持体に当該磁気
    ブラシを摺擦させる現像装置において、上記現像領域よ
    りも上記現像剤担持体の現像剤搬送方向上流側であっ
    て、上記磁界発生手段の上記現像領域と対向して配設さ
    れた磁極の上記現像剤担持体表面における法線方向の磁
    界の強さが0となる位置から上記現像領域までの所定範
    囲内に第1現像剤規制部材で形成された磁気ブラシの穂
    高を整える手段が上記現像剤担持体表面上の現像剤と当
    接するように配設され、上記第1現像剤規制部材より現
    像剤担持体の現像剤搬送方向上流側に第2現像剤規制部
    材で形成された現像剤層厚を規制する手段が上記現像剤
    担持体表面上の現像剤と当接するように配設されている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の現像剤規制部材および請
    求項2記載の第1現像剤規制部材が非磁性体である請求
    項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の現像剤規制部材および請
    求項2記載の第1現像剤規制部材が導電体である請求項
    1または2に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の現像剤規制部材および請
    求項2記載の第1現像剤規制部材に電圧が印加されるこ
    とを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の現像剤規制部材および請
    求項2記載の第1現像剤規制部材の形状が板状であるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装
    置。
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