JP2002287489A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002287489A
JP2002287489A JP2001083912A JP2001083912A JP2002287489A JP 2002287489 A JP2002287489 A JP 2002287489A JP 2001083912 A JP2001083912 A JP 2001083912A JP 2001083912 A JP2001083912 A JP 2001083912A JP 2002287489 A JP2002287489 A JP 2002287489A
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Kazuyuki Sugihara
和之 杉原
Kiyotaka Sakai
清敬 堺
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メンテナンス性、組立性、現像装置の支持剛
性を充分に維持しつつ、現像ギャップの精度を高めて高
画質化を図ることができる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 感光体ドラム1と、現像ローラ41を有
する現像装置420とを備え、感光体ドラム1に対して
位置決めされた支持体40に設けた現像ローラ位置調整
ホルダ402Kで現像ローラ41の軸41aを受けるこ
とにより、感光体ドラム1と現像ローラ41との距離を
調整して設定した画像形成装置において、支持体40に
設けた現像ローラ位置調整ホルダ402にスペーサ部材
70を取り付けていくことにより、感光体ドラム1と現
像ローラ41との距離を微調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
ー、FAXなどの画像形成装置に係り、詳しくは、像担
持体と、現像剤担持体を有する現像装置とを備え、該像
担持体の支持体に設けた軸受け部で該現像剤担持体の軸
を受けることにより、該像担持体と該現像剤担持体との
距離を調整して設定した画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置として、剛
性確保と精度確保のために回転型現像装置を機械本体に
固定したものや、回転型現像装置を機械本体から分離着
脱可能なものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
回転型現像装置を機械本体に固定した画像形成装置で
は、現像回りのメンテナンス性が非常に悪かった。ま
た、回転型現像装置が機械本体に固定された構造となっ
ているため、量産ラインでの組立性にも大きな問題があ
った。また、上記従来の回転型現像装置が機械本体から
分離着脱可能な画像形成装置では、像担持体としての感
光体から現像装置までの構成部品が増えるため、部品の
積み上げで公差が拡大し、現像剤担持体としての現像ロ
ーラと感光体との隙間である現像ギャップの精度確保が
困難となり、安定した画像品質を得ることが難しかっ
た。
【0004】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的は、メンテナンス性、組立性、現像装
置の支持剛性を充分に維持しつつ、現像ギャップの精度
を高めて高画質化を図ることができる画像形成装置を提
供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、像担持体と、現像剤担持体を有
する現像装置とを備え、該像担持体に対して位置決めさ
れた支持体に設けた軸受け部で該現像剤担持体の軸を受
けることにより、該像担持体と該現像剤担持体との距離
を調整して設定した画像形成装置において、該支持体に
設けた該軸受け部にスペーサ部材を取り付けていくこと
により、該像担持体と該現像剤担持体との距離を微調整
したことを特徴とするものである。
【0006】請求項1の画像形成装置では、像担持体に
対して位置決めされた支持体に設けた軸受け部で現像剤
担持体の軸を受けることにより、メンテナンス性、組立
性、現像装置の支持剛性を充分に維持しつつ、現像ギャ
ップを目標値に調整して設定する。そして、像担持体に
対して位置決めされた支持体に設けた軸受け部にスペー
サ部材を取り付けていくことにより、像担持体と現像剤
担持体との距離を微調整し、該距離の精度を高める。
【0007】請求項2の発明は、像担持体と、現像剤担
持体を有する現像装置とを備え、該像担持体に対して位
置決めされた支持体に設けた軸受け部で該現像剤担持体
の軸を受けることにより、該像担持体と該現像剤担持体
との距離を調整して設定した画像形成装置において、該
支持体に設けた該軸受け部に予めスペーサ部材を取り付
けておき、該スペーサ部材を取り外していくことによ
り、該像担持体と該現像剤担持体との距離を微調整した
ことを特徴とするものである。
【0008】請求項2の画像形成装置では、像担持体に
対して位置決めされた支持体に設けた軸受け部で現像剤
担持体の軸を受けることにより、メンテナンス性、組立
性、現像装置の支持剛性を充分に維持しつつ、現像ギャ
ップを目標値に調整して設定する。そして、像担持体に
対して位置決めされた支持体に設けた軸受け部に予め取
り付けておいたスペーサ部材を取り外していくことによ
り、像担持体と現像剤担持体との距離を微調整し、該距
離の精度を高める。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は2の画像
形成装置において、上記スペーサ部材として、厚さが
0.01mmから1mmまでのシート状のシール部材を
用いたことを特徴とするものである。
【0010】請求項3の画像形成装置では、厚さが0.
01mmから1mmまでのシート状のシール部材を用い
ることにより、上記距離を0.01mm〜1mmを一単
位として微調整することができる。
【0011】請求項4の発明は、請求項1、2又は3の
画像形成装置において、上記像担持体と上記現像剤担持
体との距離を微調整する際に、実機実装状態で該距離を
測定して判定したことを特徴とするものである。
【0012】請求項4の画像形成装置では、実機実装状
態で上記距離を測定して判定しながら、該距離の微調整
を行うことができ、該距離の精度を更に高めることがで
きる。
【0013】請求項5の発明は、請求項1、2、3又は
4の画像形成装置において、上記現像装置が、複数の現
像器を有する回転型多色現像装置であることを特徴とす
るものである。
【0014】請求項5の画像形成装置では、回転型多色
現像装置を構成する各現像器について、像担持体と現像
剤担持体との距離を微調整し、該距離の精度を高めるこ
とができる。
【0015】請求項6の発明は、請求項5の画像形成装
置において、上記現像装置が、画像形成装置本体に対し
て着脱可能な引出支持体によって支持されていることを
特徴とするものである。
【0016】請求項6の画像形成装置では、現像装置
が、画像形成装置本体に対して着脱可能な引出支持体に
よって支持されているので、メンテナンス性及び組立性
が更に向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を画像形成装置であ
るカラー電子写真プリンタ(以下、プリンタという)に
適用した一実施形態について説明する。図2は本実施形
態に係るプリンタの概略構成図である。像担持体として
の感光体ドラム1は、矢印A向きに回転駆動されなが
ら、一様帯電手段としての帯電チャージャ2により一様
に帯電された後、レーザ光学装置3により画像情報に基
づき走査露光されて表面に静電潜像が形成される。ここ
で、露光する画像情報は所望のフルカラー画像をイエロ
ー、マゼンタ、シアン、及び黒の色情報に分解した単色
の画像情報である。感光体ドラム1上に形成された静電
潜像は、回転型多色現像装置(以下、「リボルバ現像装
置」という)420により各々所定の現像剤としてのイ
エロー、マゼンタ、シアン、及び黒のトナーで現像さ
れ、これにより、感光体ドラム1上に各色画像が形成さ
れる。
【0018】感光体ドラム1上に形成された各色画像
は、感光体ドラム1と同期して図中矢印B向きに回転す
る転写対象物としての中間転写ベルト5上に、イエロ
ー、マゼンタ、シアン、及び黒の単色毎順次重ね転写さ
れる。この中間転写ベルト上への転写は、感光体ドラム
1と中間転写ベルト5の接触状態において転写バイアス
ローラ51に所定のバイアス電圧を印加することで行
う。中間転写ベルト5上に重ね合わされたイエロー、マ
ゼンタ、シアン、及び黒の画像は、両面複写兼用自動給
紙カセット7あるいは手差し給紙トレイ7aから給紙ロ
ーラ8、8a、レジストローラ9を経て転写部へ搬送さ
れた転写紙10上に2次転写チャージャ11により一括
転写される。転写終了後の転写紙10は定着装置12に
よりトナー像が定着されフルカラープリントとして機外
に排出される。
【0019】なお、中間転写ベルト5上に転写されなか
った感光体ドラム1上のトナーは、感光体クリーナ13
により感光体ドラム1から除去され、また、転写紙10
上に転写されなかった中間転写ベルト5上のトナーは、
図示しない中間転写ベルトクリーナにより中間転写ベル
ト5から除去される。
【0020】図3は、上記リボルバ現像装置420の概
略構成図である。リボルバ現像装置420は、感光体ド
ラム1に向けた開口部を有し、円周方向に互いにほぼ同
型の4つの現像器420K、420Y、420M、42
0Cと、4つの現像器に補給用のトナーをそれぞれ補給
するための4つのトナー補給装置45K、45Y,45
M,45Cとを有している。なお、図示の例では感光体
ドラム1に対向する現像位置にあるのが黒トナーとキャ
リアを収容した黒現像器420Kで、図中反時計回りの
順に、イエロートナーとキャリアを収容したイエロー現
像器420Y、マゼンタトナーとキャリアを収容したマ
ゼンタ現像器420M、シアントナーとキャリアを収容
したシアン現像器420Cになっている。
【0021】ここで、4つの現像器420K、420
Y、420M、420Cの内部構造はまったく同様であ
るので、以下、現像位置にある黒現像器420Kを例に
とって内部構造を説明し、他の現像器の内部構造につい
ては対応する部材の符号として、黒現像器における符号
と同じ数字にイエロー、マゼンタ、シアンの各現像器を
区別するためY、M、Cの添字を付した符号を図中に示
し、説明を省略する。
【0022】上記現像器420Kは、図3に示すように
支持体40で支持され、現像剤担持体としての現像ロー
ラ41Kと、ケーシング部内に収容される黒トナー及び
キャリアからなる二成分現像剤(以下「現像剤」とい
う。)を撹拌する左右撹拌スクリュー42K、43K
と、現像ドクタ44Kと、現像ケーシングと、現像カバ
ーとから成り、極めてシンプルな現像剤攪拌構成になっ
ている。また、トナー補給部45Kは、支持体40と一
体構成になっており、支持体40とともに回転する。ま
た、トナー補給部45Kは、トナー補給スクリュー49
Kと、トナー補給ケース50Kと、トナーカートリッジ
ガイド51Kから構成されている。トナーカートリッジ
46Kを引き出し手前側から差し込みセットすることに
より、トナーカートリッジ46K内のトナーがトナー補
給ケース50Kに入り込み、トナー補給スクリュー49
Kにより、現像器420K内の左搬送スクリュー43K
に供給される。左搬送スクリュー43Kの手前側現像剤
中に供給されたトナーは、左搬送スクリュー43Kによ
り現像器420Kの後方に搬送され、少しずつ現像剤中
に分散される。後方に搬送分散されたトナーは、右搬送
スクリュー42Kに入り、今度は前方に搬送される。こ
の過程の最中に搬送されている現像剤の一部が、現像ロ
ーラ41Kにより汲み上げられ、現像ドクタ44Kの先
端部に流動的な剤溜まりを生じさせている。現像ドクタ
44Kは非磁性板金からなり、現像ドクタ44Kの内面
先端部には、磁性板が設置されている。この磁性板の設
置により、現像ローラ41Kのドクタ極の磁力方向を均
一化して、現像ドクタ44Kからの現像剤の通過量の安
定化を行いつつ、現像剤同士の摺動領域を増加させて、
現像剤の効果的な立ち上げを行っている。
【0023】以上の構成のリボルバ現像装置420は、
矢印B方向の回転により、各現像器を順次感光体ドラム
1に対向する現像位置に移動させて、感光体ドラム1上
の静電潜像を可視像化する。
【0024】現像器420K内の現像剤のうち、トナー
は現像の度に消費されていく。そして、該トナー濃度の
低下が図示しないトナー濃度センサにより検知された場
合には、トナー補給装置45Kの現像剤収納容器として
のトナーボトル46Kからトナーが現像器内へ供給され
る。このことにより、トナー濃度が所定の濃度に保たれ
て、画像濃度が一定に保たれる。
【0025】上記リボルバ現像装置420は、プリンタ
装置本体100からスライドによって引き出し可能な引
出支持体としてのユニット支持体200に支持されてい
る。このユニット支持体200について、図4、図5を
用いて説明する。図4はユニット支持体200の斜視図
であり、図5はユニット支持体200の正面図である。
なお、図5は、リボルバ現像装置の黒現像器420Kが
現像位置にあるときの該ユニット支持体200の正面図
である。また、黒現像器への補給用トナーを収容するト
ナーボトル46K以外のトナーボトルについては図示を
省略した。図示の例においては該ユニット支持体200
は、感光体ドラム1を備えた感光体ユニット300の支
持体としても機能し、感光体ユニット300は、図4中
矢印Cで示すようにユニット支持体200に搭載され
る。
【0026】上記ユニット支持体200は、前側板20
1と、後側板202と、左右及び中央部の上下の計4つ
のステー部材とを有している。該ユニット支持体200
においてリボルバ現像装置420が装着される装着部の
下方には、撓ますことにより簡単に着脱できるように構
成されたトナー受け203が設けられている。このよう
な簡単な着脱を可能とするには、該トナー受けを例えば
PET等の可撓性の材料で構成すればよい。該ユニット
支持体200の両サイド部は、アキュライドスライドレ
ール204が取り付けられており(図5参照)、これに
よりユニット支持体200の装置本体手前側へのスライ
ド移動を可能にしている。上述の現像器420Kは、該
ユニット支持体200に支持されているリボルバ現像装
置420に脱着可能に後述の支持機構に取り付けられて
いる。具体的には、リボルバ現像装置420には、図4
中矢印Dで示すように上記現像器420Kが搭載され
る。そして、このユニット支持体200では、図4に示
すように上記リボルバ現像装置420を支持した状態で
ユニット支持体200を装置手前側に引き出し、この状
態でリボルバ現像装置420の現像器420Kが露出状
態となるように、該現像器の全長以上のスライド引き出
しが可能な構成を採用している。
【0027】上記スライドレール204の収納時の長さ
は500mmで、スライド量は650mmにもなる2段
スライドを使用している。これは装置本体の操作部より
ユニット支持体200を引き出し、そのまま停止支持さ
せることで、無理な姿勢をとることなく、リボルバ現像
装置420をメンテナンス、着脱作業などを容易にする
ことが可能になる。この引き出し状態では、リボルバ現
像装置420を少なくとも1つ以上のユニットが、ユニ
ット支持体200の上方向に着脱できるようになってい
る。これにより、作業者がユニット支持体200の側面
に立った状態で作業できるため、作業スペースの高効率
化も実現できる。また、感光体ユニット300も同様に
ユニット支持体200の上方向に着脱できる構成として
いる。
【0028】図6は、ユニット支持体200と装置本体
100との連結構成、及びユニット支持体200の詳細
構成を示す上面図であり、同図では、ユニット支持体2
00が、装置本体100から少し引き出された状態を示
している。このユニット支持体200は、感光体ドラム
1とリボルバ現像装置420とを回転自在に支持する前
側板201及び後側板202と、これを結合し一体化さ
せる左右及び上下の4つのステー部材234と、からな
る構成であり、図6においてステー部材234は、左右
の2本のみが表されている。
【0029】前述のように、ユニット支持体200は、
装置本体100からスライドによって前方に引出可能で
ある。このスライド機構は、装置本体100側のレール
204aと、保持体側のレール204bとが嵌合した2
段式のスライドレール204を、ユニット支持体200
の両サイドに設けたものである。また、上記レール20
4bには、ボス204cが植設されている。そして、図
7(a)及び(b)に示すように、スライドレール20
4のボス204cの頭部に、上記ユニット支持体200
の左右のステー部材234に設けられたU欠き部234
aが差し込まれて嵌合することにより保持され、固定部
材を必要としない状態でユニット支持体200の移動が
可能になっている。そのため、ユニット支持体200を
引き出した状態において、簡単に、機械本体に対する、
ユニット支持体200の上方向への着脱が可能となって
いる。なお、このユニット支持体200のステー部材2
34に設けられたU欠き部234aと、スライドレール
204のボス部204cの連結部には、ユニット支持体
200のセット時に、ユニット支持体200の機械本体
に対する位置決め手段との干渉を防止するため、図7
(b)に示すように隙間dを設けている。
【0030】上記感光体ドラム1は、その回転軸線OP
の一端の支持軸238を前側板201の玉軸受239に
支持されており、また、その他端には、装置本体100
から突設するドラム駆動軸240に対応した嵌合部位2
41を有している。一方、上記リボルバ現像装置420
(図6では、感光体ドラム1に対向配置している現像器
420Kのみを図示し、他の現像器420Y,420
M,420Cについては図示を省略している)は、その
回転軸線ORと重なる中心軸420aの引出手前側を、
前側板201の軸受242に支持され、リボルバギヤ2
43を有する装置本体100側を、後側板202の玉軸
受244に支持されている。
【0031】上記ユニット支持体200が、スライド移
動により装置本体100内に完全に収納されると、装置
本体100側のステッピングモータ245やドラム駆動
ギヤ246などからなる駆動部と、ユニット支持体20
0側のリボルバギヤ243などからなる被駆動部とが連
結し、画像形成動作の駆動が可能となる。具体的には、
ユニット支持体200が、図4の矢印C方向にスライド
により移動すると、リボルバーギヤ243の中心軸24
3aは、装置本体100側の中心軸ホルダ247に支持
され、これと同時にリボルバーギヤ243と、装置本体
100側に付設されたステッピングモータ245のリボ
ルバー駆動ギヤ248とが噛み合う。また、ドラム駆動
軸240は、後側板202の滑り軸受249を貫通し、
その先端部が感光体ドラム1の嵌合部位241を嵌合
し、感光体ドラム1を駆動可能に支持する。更に、現像
ローラ41Kの支軸41aの奥側先端に取り付けられた
駆動入力ギヤ41bが、装置本体100側のタイミング
ベルト250で駆動力が伝達される現像クラッチ251
の先端部の駆動ギヤ252と噛み合い、現像ローラ41
Kを回転駆動できるようになっている。このように、後
側板202では、リボルバーギヤ243の中心軸420
aを軸受244で受け、感光体中心部に滑り軸受249
を設置してドラム駆動軸240を拾う構成としている。
これにより、精度確保の他に、リボルバ現像装置420
の支持剛性が機械本体固定タイプ並に確保され、ユニッ
ト支持体200単体での組立が可能になるため、組立性
も大幅に向上することになる。
【0032】上記ユニット支持体200の構成におい
て、一枚の前側板201によってリボルバ現像装置42
0の中心軸420a及び感光体ドラム1の支持軸238
の引出手前側を共に支持し、同様に、装置本体100側
を一枚の後側板202によって支持し、さらに、この前
側板201と後側板202とをステー部材234で一体
化させている。また、ユニット支持体200の後側の感
光体滑り軸受253とリボルバ現像装置420の中心軸
420aがそれぞれ、機械本体100の後側板100a
に設けられている感光体後側ホルダ254と中心軸ホル
ダ247とにはめ合い結合する。また、前側は、機械本
体に設置されている基準ピンに、ユニット支持体200
の前側板201の基準穴がはめ合うことにより、ユニッ
ト支持体200は機械本体に位置決め収納されることに
なる。このような構成をとることにより、簡単な構成で
ありながらも、上記感光体ドラム1及びリボルバ現像装
置420の各回転軸線OP,ORを所定の間隔で平行に
維持し、現像ギャップGPの精度の確保しつつ、感光体
ドラム1と機械本体との位置精度を確保することができ
る。
【0033】次に、各現像器の現像ローラ41と感光体
ドラム1との距離である現像ギャップGAPの調整につ
いて説明する。現像器420Kは、図5に示したように
現像器支持ホルダ401Kに支持させるとともに、軸受
け部としての現像ローラ位置調整ホルダ402Kに現像
ローラ41Kの軸41aを支持させることで支持体40
に固定されている。この現像ローラ位置調整ホルダ40
2Kは、図8及び図9に示すように、支点402aを中
心に矢印E方向に揺動可能になっており、これにより感
光体ドラム1と現像ローラ41Kとの距離である現像ギ
ャップGAPの調整が可能になっている。現像ギャップ
GAPの調整は、ユニット支持体200を装置本体に実
装した状態で行なわれる。
【0034】図8に示すように、装置本体の上方に測定
用の開口部が設けられており、該開口部から現像ローラ
41Kと感光体ドラム1との距離を観察できるようにユ
ニット支持体200の上方にCCDカメラ60が設置さ
れている。現像ローラ41Kと感光体ドラム1との距離
は、CCDカメラ60で撮像された画像を2値化処理す
ることにより測定される。そして、このCCDカメラ6
0による測定結果に基づいて、図10に示した加圧調整
機構61、制御部62、加圧部材63などで構成された
現像ギャップ調整機構63で現像ローラ41Kの軸41
aに設けた軸受41cを加圧することにより現像ローラ
位置調整ホルダ402Kの位置を調整し、現像ローラ位
置調整ホルダ402Kをネジで固定する。この調整方式
においては、リボルバ現像装置420の中心と現像ロー
ラ41Kの中心と感光体ドラム1の中心とが水平方向に
一直線上(図8参照)にすることで、上方向からの精度
の良い現像ギャップGAPの測定及び調整を可能にして
いる。このように実装状態での調整を行うことにより、
ユニット支持体200の装置本体への装着時に生じる部
品上のバラツキによるPG(現像ローラの表面と感光体
ドラムの表面との間の距離)のバラツキを大きく低減す
ることが可能となり、部品のバラツキをキャンセルでき
ることで、PG調整精度のバラツキのみとなる。この調
整機構のバラツキは、±0.025mm程度有してお
り、すなわち調整後PGは(ねらいの現像ギャップGA
P±0.025mm)となる。このバラツキを抑えるこ
とは調整機構では困難である。
【0035】そこで、本実施形態では、図1(a)に示
したようなフィルム状の粘着シート部材からなるスペー
サ部材70を、図1(b)及び(c)に示すように現像
ローラ位置調整ホルダ402KのU溝部402bに貼り
つけることにより、感光体ドラム1と現像ローラ41K
との間の距離の調整バラツキを補正することが可能とな
る。実際のスペーサ部材70の貼りつけ対応方法は、調
整機構のバラツキが前述の通り±0.025mmあるの
で、ねらいの現像ギャップGAPに対して+方向にある
場合に0.025mm厚の粘着シート部材からなるスペ
ーサ部材70を現像ローラ位置調整ホルダ402KのU
溝部402bに貼りつけることで補正する。この補正に
より、現像ギャップGAPは、ねらいの現像ギャップG
APに対して−0.025mm〜0mmの領域に収める
ことができるようになり、すなわちバラツキ幅を±0.
0125mmへと半減することが可能となる。その結
果、PG(現像ローラの表面と感光体ドラムの表面との
間の距離)の安定化をもたらすことができ、前後濃度ム
ラの解消やドット再現性の向上による高画質化が可能と
なっている。
【0036】上記実施形態では、実機実装状態でのPG
(現像ローラの表面と感光体ドラムの表面との間の距
離)の調整について説明したが、生産性を向上させて製
造ラインでの効率化を図るために、ユニット支持体20
0単体でまずPG調整を実施し、そのユニット支持体2
00を実機に搭載して簡易治具でPGを測定し、その測
定値に応じて、適切な厚さの粘着シート部材かなるスペ
ーサ部材70を現像ローラ位置調整ホルダ402KのU
溝部402bに貼りつける方法が好ましい。
【0037】また、上記実施形態では、PG(現像ロー
ラの表面と感光体ドラムの表面との間の距離)の調整後
のバラツキ補正のため、シート部材からなるスペーサ部
材70を貼りつけて補正しているが、これとは逆に、あ
らかじめPG調整前に、現像ローラ位置調整ホルダ40
2KのU溝部402bにスペーサ部材70を貼り付けて
おき、調整後に実機に実装してPGを測定し、測定値に
応じてスペーサ部材70を剥がすことにより、PGを補
正するようにしてもよい。
【0038】また、上記実施形態では、スペーサ部材7
0として粘着シート部材を用いた場合について説明した
が、スペーサ部材70の材料は粘着シート部材以外のも
のを用いてもよい。
【0039】
【発明の効果】請求項1乃至6の発明によれば、メンテ
ナンス性、組立性、現像装置の支持剛性を充分に維持し
つつ、像担持体と現像剤担持体との距離である現像ギャ
ップの精度を高めて高画質化を図ることができるという
効果がある。
【0040】特に、請求項3の発明によれば、上記現像
ギャップを0.01mm〜1mmを一単位として微調整
することができるという効果がある。
【0041】特に、請求項4の発明によれば、上記現像
ギャップの精度を更に高めることができるという効果が
ある。
【0042】特に、請求項5の発明によれば、回転型多
色現像装置を構成する各現像器について、上記現像ギャ
ップの精度を更に高めることができるという効果があ
る。
【0043】特に、請求項6の発明によれば、メンテナ
ンス性及び組立性が更に向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は現像ギャップ調整に用いたスペーサ部
材の一例を示す平面図。(b)及び(c)はスペーサ部
材の取付け状況を示す説明図。
【図2】実施形態に係るプリンタの概略構成図。
【図3】リボルバ現像装置の概略構成図。
【図4】ユニット支持体の斜視図。
【図5】リボルバ現像装置の黒現像器が現像位置にある
ときのユニット支持体の正面図。
【図6】ユニット支持体と装置本体との連結構成及びユ
ニット支持体の詳細構成を示す上面図。
【図7】(a)及び(b)はスライドレールの説明図。
【図8】(a)は、(b)は、
【図9】現像ギャップ調整時のユニット支持体の正面
図。
【図10】現像ギャップ調整機構の説明図。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 40 支持体 41K、41Y、41M、41C 現像ローラ 60 CCDカメラ 61 加圧調整機構 62 制御部 70 スペーサ部材 200 ユニット支持体 401K、401Y、401M、401C 現像器支持
ホルダ 402K、402Y、402M、402C 現像ローラ
位置調整ホルダ 420 リボルバ現像装置 420K ブラック現像器 420C シアン現像器 420M マゼンタ現像器 420Y イエロー現像器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H030 AA07 BB24 BB33 BB63 2H077 AA03 AB02 AB18 AC02 AD06 BA07 BA08 BA09 GA04 GA13 GA17

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体と、現像剤担持体を有する現像装
    置とを備え、該像担持体に対して位置決めされた支持体
    に設けた軸受け部で該現像剤担持体の軸を受けることに
    より、該像担持体と該現像剤担持体との距離を調整して
    設定した画像形成装置において、 該支持体に設けた該軸受け部にスペーサ部材を取り付け
    ていくことにより、該像担持体と該現像剤担持体との距
    離を微調整したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】像担持体と、現像剤担持体を有する現像装
    置とを備え、該像担持体に対して位置決めされた支持体
    に設けた軸受け部で該現像剤担持体の軸を受けることに
    より、該像担持体と該現像剤担持体との距離を調整して
    設定した画像形成装置において、 該支持体に設けた該軸受け部に予めスペーサ部材を取り
    付けておき、該スペーサ部材を取り外していくことによ
    り、該像担持体と該現像剤担持体との距離を微調整した
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2の画像形成装置において、 上記スペーサ部材として、厚さが0.01mmから1m
    mまでのシート状のシール部材を用いたことを特徴とす
    る画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3の画像形成装置におい
    て、 上記像担持体と上記現像剤担持体との距離を微調整する
    際に、実機実装状態で該距離を測定して判定したことを
    特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3又は4の画像形成装置に
    おいて、 上記現像装置が、複数の現像器を有する回転型多色現像
    装置であることを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項5の画像形成装置において、 上記現像装置が、画像形成装置本体に対して着脱可能な
    引出支持体によって支持されていることを特徴とする画
    像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN109100924A (zh) * 2018-10-11 2018-12-28 东莞市合鼎盛自动化设备有限公司 一种打印机ds和lph值调整设备

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