JP2002287270A - プリント処理方法、プリント受付け機及びプリント処理装置 - Google Patents

プリント処理方法、プリント受付け機及びプリント処理装置

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JP2002287270A
JP2002287270A JP2001368599A JP2001368599A JP2002287270A JP 2002287270 A JP2002287270 A JP 2002287270A JP 2001368599 A JP2001368599 A JP 2001368599A JP 2001368599 A JP2001368599 A JP 2001368599A JP 2002287270 A JP2002287270 A JP 2002287270A
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Takayuki Iida
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 注文者が所望する画像が得られる焼増し注文
を可能とする。 【解決手段】 プリント受付け機では、写真プリントが
挿入されると、この写真プリントの画像を読取ってモニ
タに表示し(ステップ150、152)、注文条件が入
力されると、この注文条件に基づいて処理した画像をモ
ニタに表示する(ステップ154〜158)。また、注
文条件の入力が終了すると、注文条件及び画像処理条件
に基づいて注文情報を設定し、設定した注文情報を非可
視画像の二次元バーコードとして写真プリントに印字し
て(ステップ160〜164)、焼増し注文を受付け
る。この写真プリントから読取った注文情報に基づいて
複写処理を行うことにより、注文者の注文条件に一致し
た写真プリントが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、写真プリ
ントから別の写真プリントを得るなどのように、印画紙
等の画像記録媒体に形成されている画像を新たな画像記
録媒体に形成する時のプリント処理方法、プリント受付
け機及びプリント処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】DPE店やラボ等では、撮影された写真
フィルムが持ち込まれると、この写真フィルムに現像処
理を施す。このとき、同時プリントやインデックスプリ
ントの作成が依頼されていれば、写真フィルムに記録さ
れている画像に応じて印画紙を露光して写真プリントや
インデックスプリントを作成し、現像処理の終了した写
真フィルムと共に写真プリント及びインデックスプリン
トを顧客に返却する。
【0003】近年の画像処理の多様化に伴って、写真フ
ィルムに記録されている画像をスキャナ等によって読込
んで作成した画像データ(デジタル画像データ)に種々
の画像処理を施した後に、この画像データを用いて写真
プリントを作成するプリントシステムが普及している。
このような写真プリントシステムを用いることにより、
写真フィルムに記録されている画像をマトリックス状に
配置したインデックスプリントの作成も可能となってい
る。
【0004】また、デジタルスチルカメラ(DSC)等
の普及に伴い、DPE店などでは、デジタルスチルカメ
ラによって撮影された画像の画像データ等から写真プリ
ントを作成するDTPサービスが依頼されることがある
が、上記写真プリントシステムを用いることにより、D
TPサービスが可能となっている。
【0005】一方、写真プリントは、アルバム等に整理
されて保管され、写真フィルムは、このアルバムや写真
プリントとは、別に保管されるのが一般的である。ま
た、焼増し注文は、このアルバム等に整理されている写
真プリントを見て行われる。
【0006】このために、焼増しを注文するときに、写
真フィルムや同時プリント時に渡される注文シートでは
なく、写真プリントがDPE店等に持ちこまれることが
ある。このような場合、写真プリントの画像をスキャナ
で読込んで画像データを作成し、この画像データに基づ
いて印画紙等を露光することにより、写真プリントの作
成が可能となる。
【0007】ところで、焼増し注文の利便性を図るため
に、ラボやDPE店とは別に焼増し注文等の受付け専用
のプリント受付け機を設置し、写真プリントを持ち込ん
で焼増しを注文する人が、自分で種々の注文条件を入力
するプリントサービスが検討されている。
【0008】このようなプリントサービスでは、注文シ
ートに必要事項や注文条件を書き込むことにより可能と
なる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、注文シ
ートに注文条件を記録するようにした場合、画像をプリ
ントするときに色合いを変えるなどのように好みの画像
に仕上がるように注文することは困難となる。また、焼
増しを受付ける場所に人員を配置した場合、設置場所や
受付け時間が制限されてしまう。
【0010】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、写真プリント等の可視画像が記録された画像記録
媒体を持ち込んで、所謂セルフサービスで画像の複写を
注文するときに、好みの仕上がりが得られるような円滑
な注文を可能とするプリント処理方法に加え、焼増しプ
リントの受付けの省力化及び焼増しプリントを依頼する
時の利便性の向上を図るプリント処理方法を提案するこ
とを目的とする。また、本発明は、このプリント処理方
法に好適なプリント受付け機及びプリント処理装置を提
案することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のプリント処理方
法は、画像記録媒体に記録された可視画像に応じた画像
を、新たな画像記録媒体に形成するプリント処理を行う
プリント処理方法であって、前記画像記録媒体に形成さ
れている画像を読み込んで表示し、入力される注文条件
に応じて設定した処理条件に基づいて画像処理を施して
前記表示画像を変更すると共に、前記処理条件と前記入
力された注文条件とを含む注文情報を可視画像が形成さ
れた前記画像記録媒体ないし注文情報記録媒体に記録
し、前記画像記録媒体に形成されている画像を前記注文
情報に基づいて新たな画像記録媒体に形成することを特
徴とする。
【0012】この発明によれば、画像読取り手段によっ
て読取った画像を表示手段に表示する。この表示手段に
よって表示した画像を見ながら入力手段によって注文条
件を入力することにより、注文条件に応じて設定される
処理条件に基づいて画像処理を施して表示する。
【0013】この注文条件及び画像の処理条件を用いる
ことにより、注文条件に応じた画像を新たな画像記録媒
体に形成することができる。
【0014】したがって、表示手段に表示した画像を見
ながら注文条件を入力することにより、新たな画像記録
媒体に好みに応じた仕上がりの画像を形成することがで
きる。
【0015】また、本発明のプリント処理方法は、画像
記録媒体に記録された可視画像に応じた画像を、新たな
画像記録媒体に形成するプリント処理を行うプリント処
理方法であって、入力される注文条件及び処理条件を注
文情報として可視画像が形成された前記画像記録媒体に
記録し、該注文情報に基づいて前記画像記録媒体に形成
されている画像を新たな画像記録媒体に形成することを
特徴とする。
【0016】この発明によれば、注文条件及び画像の処
理条件が入力されると、この注文条件及び画像処理条件
をそのまま注文情報として画像記録媒体に記録して、焼
増し注文を受付ける。これにより、焼増し依頼を行う注
文者が注文条件及び画像処理条件を入力することになる
ので、焼増し注文を受付ける人員が必要なくなり、省力
化が可能となると共に、常時、セルフサービスで焼増し
注文を受付けることが可能となり、焼増し注文を行うと
きの利便性の向上を図ることができる。
【0017】本発明のプリント受付け機は、画像記録媒
体に形成された可視画像に応じた画像を新たな画像記録
媒体に記録するプリント注文を受付けるプリント受付け
機であって、前記画像記録媒体に形成されている可視画
像を読み込む画像読取り手段と、前記画像読取り手段に
よって読取った画像データに応じた画像を表示する表示
手段と、前記画像記録媒体に形成された画像に応じた画
像を新たな画像記録媒体に形成するときの注文情報を入
力する注文条件入力手段と、前記入力手段によって入力
される注文条件に応じて設定した処理条件に基づいて前
記画像読取り手段によって読取った画像データに対して
所定の画像処理を施すと共に、画像処理した画像データ
に応じて前記表示手段の表示画像を変更する画像処理手
段と、前記入力手段によって入力された注文条件及び前
記画像処理手段によって設定した処理条件を含む注文情
報を注文情報記録媒体に記録する記録手段と、を含むこ
とを特徴とする。
【0018】この発明によれば、画像記録媒体に形成さ
れている画像を画像読取り手段によって読取って表示手
段に表示する。画像処理手段は、入力手段から入力され
る注文条件に応じて設定される処理条件に基づいて画像
処理を施し、処理した画像を表示手段に表示する。ま
た、注文情報記録手段は、入力手段から入力された注文
条件と画像処理手段が設定した処理条件を注文情報とし
て注文情報記録媒体に記録する。
【0019】これにより、新たな画像記録媒体に形成す
る画像が好みの仕上がりとなるように注文情報を設定す
ることができる。なお、少なくとも、焼増し注文の利便
性や注文受け付けの省略化を図ることを目的とした場
合、プリント受付け機は、少なくとも、注文条件及び処
理条件等の注文情報を入力する入力手段と、入力された
注文情報を画像記録媒体に記録する記録手段と、を備え
たものであれば良い。
【0020】一方、本発明のプリント処理装置は、画像
記録媒体に形成されている画像に応じた画像を、新たな
画像記録媒体に形成するプリント処理装置であって、前
記画像記録媒体に形成されている画像を画像データとし
て読み込む画像読込み手段と、注文情報記録媒体に記録
されている注文条件及び処理条件を含む注文情報を読込
む注文情報読込み手段と、前記画像読込み手段によって
読込んだ画像データを前記注文情報読込み手段によって
読込んだ注文情報に基づいて画像処理して新たな画像記
録媒体に形成する画像複写手段と、を含むことを特徴と
する。
【0021】この発明によれば、画像読込み手段によっ
て読込んだ画像データを、注文情報読込み手段によって
読込んだ注文情報の内の処理条件に基づいて画像処理を
施し、画像処理した画像データを注文条件に基づいて新
たな画像記録媒体に形成する。
【0022】これにより、画像が形成された画像記録媒
体と注文情報が記録された注文情報記録媒体を用いれ
ば、新たな画像記録媒体に形成する画像の仕上がりを注
文者の好みに合わせることができる。
【0023】このような本願発明では、注文情報記録媒
体として画像が形成されている画像記録媒体を用いるこ
とができる。このとき、例えば裏印字等によって可視画
像として形成しても良く、不可視画像として形成するも
のであっても良い。また、注文情報をバーコード化して
記録するようにしても良い。
【0024】これにより、画像が形成されている画像記
録媒体のみをプリント受付け機からプリント処理装置へ
受け渡すだけで良く、処理の円滑化と確実性の向上を図
ることができる。なお、バーコードとしては、一次元バ
ーコードを用いても良いが、情報化密度の高い二次元バ
ーコードを用いることが好ましい。
【0025】また、注文情報を不可視画像として記録す
ることにより、画像記録媒体の画像面に注文情報を記録
することができ、これにより、画像読込み手段が注文情
報読込み手段を兼ねるようにすることができる。
【0026】また、本発明のプリント処理装置は、前記
注文情報に基づいて新たな画像記録媒体に画像を形成し
たときの複写情報を、前記新たな画像を形成する画像記
録媒体に記録する複写情報記録手段を含むことができ
る。
【0027】このような複写情報も注文情報と同様に、
不可視画像として記録して良く、さらに、バーコード化
して記録しても良い。
【0028】また、複写情報としては、前記複写情報記
録手段が前記新たな画像が形成された画像記録媒体に担
持させる半導体メモリに前記複写情報を記録したもので
あっても良い。
【0029】半導体メモリには、ICラベルのように肉
厚が約0.2mm〜0.4mm程度の薄さに形成された
ものがあり、このようなICラベルを画像記録媒体に貼
付するなどすれば、新たな画像記録媒体の取り扱い性を
損ねることなく、新たな画像記録媒体に容易に種々の情
報を記録することができ、画像記録媒体に注文情報を含
む画像情報を担持させるに好ましい。
【0030】さらに、本発明では、画像記録媒体として
は印画紙等の写真感光材料を用いることができ、印画紙
に画像を記録した写真プリントから写真プリントへの画
像複写や、別の画像記録媒体から印画紙への画像複写を
容易に行うことができる。
【0031】一方、例えば写真プリントには、仕上がり
の面種にグロッシー、ラスタ、シルクなどがあり、面種
によって表面状態が異なる。また、このような写真プリ
ントの面種は、画像を読み込んだときに画像データに現
れる。このために、本発明のプリント受付け機として
は、前記画像記録媒体の画像が形成されている表面状態
を判定する判定手段を備え、該判定結果に基づいて前記
画像処理および注文情報の設定を行うことがより好まし
く、この場合、プリント処理装置は、前記注文情報記録
媒体に記録されている前記注文情報から前記画像記録媒
体の表面状態を設定する設定手段を含み、該設定手段の
設定に基づいて画像読込み及び画像複写を行うことが好
ましい。
【0032】これにより、画像記録媒体に形成している
画像を適切に読み込んで、新たな画像記録媒体に形成す
ることができる。なお、プリント受付け機に設ける判定
手段は、注文者が、例えばキー操作による入力から判定
するものであってよく、読取り手段に表面状態を検出す
る機能を合わせ持たせても良い。
【0033】すなわち、適正な画像読取りを可能とする
プリント受付け機としては、少なくとも、前記画像記録
媒体に形成された可視画像に応じた画像を新たな画像記
録媒体に形成するときの注文条件を入力する注文条件入
力手段と、前記画像記録媒体に形成されている可視画像
を読み込む画像読取り手段と、前記画像記録媒体の表面
状態を判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に
基づいて前記画像読取り手段によって前記画像記録媒体
に形成されている可視画像を読取ると共に、読取った画
像データに対して所定の画像処理を施す画像処理手段
と、前記画像処理手段によって画像処理を施したときの
画像処理条件及び前記注文条件入力手段から入力される
注文条件に基づいた注文情報を注文情報記録媒体に記録
する記録手段と、を含むものであれば良い。
【0034】このときの判定手段としては、前記判定手
段が前記画像記録媒体の表面粗さを検出する検出手段を
含み、該検出手段の検出結果に基づいて前記画像記録媒
体の表面状態を判定するものであれば良く、前記判定手
段の判定結果に基づいて前記画像処理手段によって画像
処理を行うときの処理条件を切り替えるものであれば良
い。
【0035】また、このような判定手段に用いる検出手
段は、画像記録媒体に所定径のスポット光を照射し、該
スポット光の反射光を受光するものを適用でき、このと
きに受光する反射光の拡散状態から可視画像が形成され
ている画像記録媒体の表面状態を容易にかつ的確に判定
することができる。
【0036】さらに、前記画像読取り手段が、前記画像
記録媒体に照射した光源からの光の反射光を受光して画
像を読取るときに、前記判定手段の判定結果に基づい
て、前記光源の光の前記画像記録媒体への入射角度を切
り替えるものであることが好ましい。
【0037】このような本発明のプリント受付け機で
は、前記画像処理手段が施す画像処理に退色補正を含む
ことがより好ましく、これにより、画像記録媒体に可視
画像を形成した当初の画像を新たな画像記録媒体に再現
することができる。
【0038】また、プリント処理装置では、画像読込み
に先だって注文情報記録媒体に記録されている注文情報
を読取り、画像記録媒体の表面状態を設定し、画像読込
みを行うときに、この設定結果に基づいてフィルタ処理
を施す等の表面状態に応じた処理を行うものであれば良
い。
【0039】さらに、プリント受付け機に設けた判定手
段は、プリント処理装置に設けても良く、これにより、
プリント受付け機で可視画像が形成されている画像記録
媒体の表面状態を検出しなくても、画像記録媒体に形成
されている可視画像に応じた画像を、適切に新たな画像
記録媒体に形成することが可能となる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。 [第1の実施の形態]図1には、本発明の実施の形態に
係るプリントサービスシステム100の概略構成を示し
ている。このプリントサービスシステム100は、複数
のプリント受付け機102とプリント処理装置10によ
って構成されている。
【0041】プリント受付け機102は、画像が記録さ
れた画像記録媒体として、例えば印画紙に画像を形成し
た写真プリント62が持ち込まれて、この写真プリント
62に形成されている画像の複写を受付ける(焼増し受
付け)。このとき、プリント受付け機102では、種々
の注文条件が合わせて入力される。
【0042】また、プリント処理装置10は、プリント
受付け機102によって受付けた焼増し注文に応じて、
写真プリント62に形成されている画像に応じた画像を
印画紙50(図7参照)に焼付けて、新たな写真プリン
ト62(以下「写真プリント62A」とする)を作成す
る。このとき、プリント処理装置10では、プリント受
付け機102で入力された注文条件に基づいたプリント
処理を行う。
【0043】このようなプリントサービスに用いるプリ
ント受付け機102は、プリント処理装置10とは異な
る場所に設置される。
【0044】図2及び図3には、プリント受付け機10
2の概略構成を示している。図3に示すように、プリン
ト受付け機102は、スキャナ部104及び印字部10
6が設けられており、焼増しする写真プリント62が、
プリント受付け機102に設けている図示しない挿入口
からスキャナ部104へ挿入される。スキャナ部104
は、この写真プリント62を搬送ベルト108等の搬送
手段によって一定速度で搬送する。
【0045】このスキャナ部104には、R、G、Bの
各色の光を原稿画像となる写真プリント62へ向けて発
する光源110(110R、110G、110B)と、
写真プリント62で反射したR、G、Bの各色の光を検
出するCCDアレイ112R、112G、112Bによ
って形成されているCCDラインセンサ114が設けら
れている。また、スキャナ部104には、複数の反射ミ
ラー、各種レンズ及びフィルタ等によって構成された光
学系116が設けられており、光源110から照射した
光が、搬送ベルト108上を一定速度で搬送される写真
プリント62で反射されてCCDラインセンサ114に
結像される。これにより、写真プリント62に形成され
ている画像がCCDラインセンサ114に読込まれる。
【0046】図2に示すように、プリント受付け機10
2には、画像メモリ118が設けられており、CCDラ
インセンサ114の出力がA/D変換され、画像データ
(デジタル画像データ)として画像メモリ118に記憶
される。なお、スキャナ部104は、後述するモニタに
表示可能な解像度で画像読込みを行うものであれば良
い。
【0047】一方、プリント受付け機102には、画像
処理部120、モニタ122及び操作パネル124が設
けられている。モニタ122には、画像メモリ118に
記憶された画像データに応じた画像、すなわち、写真プ
リント62に形成されている画像が表示される。
【0048】また、プリント受付け機102では、操作
パネル124のキー操作によって写真プリント62に形
成された画像の焼増しを注文する時の注文条件が入力さ
れる。
【0049】なお、注文条件としては、焼増しプリント
の注文者、仕上がりの受渡し先(送付先)等の注文者に
対する情報、プリントサイズ、プリント枚数等と共に、
好みのレイアウトや画質の画像を形成するための、例え
ば、複数の画像の合成、画像を回転/移動させるときの
アフィン変換パラメータ、画像のトーンや色を変換する
場合のパラメータ、テンプレートやクリップアートの要
否及び使用するテンプレート、クリップアートの選択、
裏印字情報等の特殊処理等の指示が入力される。
【0050】また、操作パネル124としては、タッチ
パネル式のモニタに種々の注文項目を表示し、タッチ操
作等によってそれぞれの項目から注文条件を選択して設
定するなどの機構を用いても良く、また、キーボード等
のキー操作によって注文条件を入力するものであっても
良い。
【0051】画像処理部120は、画像メモリ118に
記憶された画像データに応じた画像をモニタ122に表
示すると共に、操作パネル124のキー操作によって入
力される注文条件に基づいて各種パラメータを設定し、
設定したパラメータに基づいて、グレイバランス調整、
階調調整、濃度調整、彩度調整、シャープネス(鮮鋭
化)処理、覆い焼き処理、電子変倍処理、幾何学処理、
周辺光量補正処理、ソフトフォーカス処理、赤目補正処
理等の従来公知の処理を施す。
【0052】このような注文条件に基づいた画像処理が
行われることにより、モニタ122には、操作パネル1
24のキー操作によって入力した注文条件に応じた画像
が表示され、注文者は、このモニタ122の表示を見な
がら注文内容の確認を行うことができるようになってい
る。
【0053】また、画像処理部120は、画像処理を施
したときの各種パラメータに基づいて、写真プリント6
2の画像を焼増しするときの処理条件を設定する。この
画像処理部120で設定された処理条件は、操作パネル
124のキー操作によって入力される注文条件と共に注
文情報設定部126へ入力される。注文情報設定部12
6では、注文条件と処理条件等に基づいて写真プリント
62を焼増しする時の注文情報を設定する。
【0054】一方、図3に示すように、プリント受付け
機102に設けられている印字部106には、スキャナ
部104を通過した写真プリント62が送られる。印字
部106では、この写真プリント62を搬送ベルト12
8等の搬送手段によって搬送する。また、印字部106
には、この写真プリント62の搬送路に対向してラベル
ライタ130が設けられている。
【0055】図2に示すように、プリント受付け機10
2には、エンコード部132が設けられている。エンコ
ード部132は、注文情報設定部126で設定された注
文情報をコード化してラベルライタ130へ出力する。
ラベルライタ130は、コード化された注文情報を示す
ラベル64を写真プリント62に印字する。
【0056】第1の実施の形態に適用したプリントサー
ビスシステム100では、プリント受付け機102で写
真プリント62に印字するラベル64として二次元バー
コードを用いている。
【0057】一般に、バーコードは、白と黒の平行線の
組み合わせによって種々の情報を表示するものである
が、一次元的に情報を表示するものであり、情報量は少
なくまた情報化密度が低い。
【0058】近年、多数の情報を高密度に表示するため
に、バーコードの二次元化(二次元バーコードとする)
が種々検討されている。第1の実施の形態では、ラベル
64に、一例としてこの二次元バーコードを使用してい
る。
【0059】この二次元バーコードは、図4(B)に示
すように、一次元バーコードを積み重ねたスタック型シ
ンボルと、図4(C)に示すように、碁盤の目に白黒を
配置するマトリックス型シンボルがある。また、スタッ
ク型シンボルには、Code49、Code16K、Codablock、PDF4
7、SuperCode、UltraCode等があり、マトリックス型シ
ンボルには、VeriCode、CPCode、DataMatrix、Code 1、
MaxiCode、ArrayTag、AztecCode、DataMatrix EC200、
QRCodeモデル2等があるが、いずれを適用しても良く、
また、これらとは別に設定した専用のシンボルを用いて
も良い。
【0060】このような二次元バーコードは、情報量が
最も少ないとされているスタック型シンボルのCode49や
Code16Kでも、英数字で49字または77字と、従来か
ら用いられている一次元バーコードの数倍の情報量を表
示でき、また、マトリックス型シンボルでは、英数字で
1520字(1045バイト)〜4296字(1847
バイト)程度の情報量の表示が可能となっている。これ
により、種々の注文情報を示す文字やバイナリーデータ
をコード化して表示することが可能となっている。
【0061】また、二次元バーコードには、誤り訂正機
能を合わせ持たすことができ、これにより情報の的確な
読出しを可能とすることができる。
【0062】このような二次元バーコードは、従来の一
次元バーコードが一次元的にスキャンするかCCDライ
ンセンサを用いたスキャナによって読取ることができる
のに対して、二次元バーコードは、CCDラインセンサ
によってスキャンするか、エリアCCDセンサによって
シンボルが画像データとして読込まれる。
【0063】一方、図4(A)に示すように、プリント
受付け機102では、ラベル64を写真プリント62の
画像面に、画像と重ねるように印字する。このとき、ラ
ベルライタ130は、赤外線等の予め設定された非可視
光領域の波長の光にのみ反射するインクまたはリボンを
用いて印字するようにしている。
【0064】このようなインクないしリボンは、可視光
が照射されたときには、反射や発光が生じなく、特定の
波長の非可視光が照射されたときにこの波長の光のエネ
ルギーによって発光が生じる。すなわち、ラベル64
は、非可視画像として写真プリント62に印字された所
謂ステルスバーコードとなっている(以下、この写真プ
リント62を「写真プリント62B」とする)。
【0065】これにより、可視光がそのまま透過するの
で、画像に重ねてラベル64が印字されていても、写真
プリント62(62B)に形成している画像が部分的に
隠されてしまうなどして損ねられることがない。また、
写真プリント62Bは、ラベル64が印字されているか
否かを目視で確認することが困難となり、無闇にラベル
64として記録されている情報が読取られることがな
い。
【0066】このラベル64は、印字部分が非可視光に
よって発光するので、非可視光を含む光を照射し、反射
光を除去して発光した波長の光を透過するフィルタを用
いることにより、発光部分である印字部分、すなわち、
二次元バーコードとなっているラベル64のシンボルの
読取りが可能となっている。
【0067】図3に示すように、プリント受付け機10
2には、受付け箱134が設けられており、ラベル64
が印字された写真プリント62Bは、印字部106から
送り出されると、受付け箱134に集積される。
【0068】このようにしてプリント受付け機102に
よって受付けられた写真プリント62Bは、図1に示す
ように、プリント処理装置10に受け渡される。
【0069】図5には、第1の実施の形態に適用したプ
リント処理装置10の概略構成を示している。図5及び
図6に示すように、このプリント処理装置10は、画像
処理装置12及びプリンタプロセッサ18を備えてい
る。プリンタプロセッサ18は、画像記録媒体として写
真感光材料の一種である印画紙50(図7参照)を、画
像処理装置12で処理した画像データ(デジタル画像デ
ータ)に応じて走査露光する。これにより、画像データ
に応じた画像を形成した写真プリント62が得られる。
【0070】図5に示すように、プリント処理装置10
では、ネガフィルムやリバーサルフィルム等の写真フィ
ルム20に形成された画像や、スマートメディア24な
どの画像記憶メディア等に記録されている画像データか
ら写真プリントを作成する一般的構成が用いられてい
る。プリント処理装置10では、写真フィルム20に記
録された画像に応じた画像データや、スマートメディア
24に記録されている画像データを画像処理装置12に
入力する。
【0071】このために、画像処理装置12には、写真
フィルム20の各画像コマに記録されている画像を読込
むフィルムスキャナ22、スマートメディア24に記録
されている画像データを読込みメディアドライブ26等
が接続される。
【0072】フィルムスキャナ22は、135フィルム
やAPSフィルム等の写真フィルム20に記録されてい
る各画像コマの画像を読取って、画像データを出力す
る。なお、プリント処理装置10は、図示しないフィル
ムプロセッサを備え、カメラ等によって画像撮影された
写真フィルム20を、フィルムスキャナ22へ装填する
のに先だって現像処理可能となっている。
【0073】メディアドライブ26は、デジタルスチル
カメラ等に用いるスマートメディア24を適用するとき
に、このスマートメディア24が装填される。これによ
り、デジタルスチルカメラによって撮影されてスマート
メディア24に記憶されている画像データが画像処理装
置12に読込まれる。なお、スマートメディア24に限
らず、従来公知の任意の記録メディアを用いることがで
き、メディアドライブ26は、適用する記憶メディアに
合わせたものが用いられる。また、スマートメディア2
4に記録される画像データは、デジタルスチルカメラに
よって撮影された画像の画像データに限らず、デジタル
ビデオカメラ等によって撮影され画像等をパソコンによ
って編集処理した画像データ等の種々の画像データを用
いることができる。
【0074】画像処理装置12は、画像メモリ30を備
えており、フィルムスキャナ22、メディアドライブ2
6等から入力される画像データを、画像メモリ30に記
憶する。
【0075】画像処理装置12には、色階調処理部3
2、ハイパートーン処理部34、ハイパーシャープネス
処理部36等によって構成されて各種の画像処理を行う
画像処理部38が設けられている。画像処理装置12
は、画像メモリ30に記録した画像データに対して、色
階調処理部32、ハイパートーン処理部34、ハイパー
シャープネス処理部36等によって種々の画像処理を行
う。
【0076】また、画像処理装置12は、プレスキャン
処理部90、処理条件設定部92及び注文情報処理部9
4が設けられ、また、図6に示すように、画像処理装置
12には、キーボード12Kと共にモニタ12Mが設け
られている。
【0077】画像処理装置12では、フィルムスキャナ
22や後述するスキャナ等によって画像データを読込む
ときに、例えば低解像度で画像を読込むプレスキャンを
行った後に、高解像度で画像を読込むファインスキャン
を行い、プレスキャンで読込んだ画像データに基づいて
各種の処理条件等を設定し、設定した処理条件等に基づ
いてファインスキャンで読込んだ画像データに対する画
像処理を行う。この時に、モニタ12Mには、プレスキ
ャンによって読込んだ画像データに基づいた画像が表示
され、この表示画像を見ながら画像処理条件等の設定及
び設定の確認が可能となっている。
【0078】注文情報処理部94には、たとえば注文情
報入力機(図示省略)が接続され、撮影済み(未現像)
の写真フィルム20が持ち込まれたり、画像データが記
憶されているスマートメディア24が持ち込まれて写真
プリント62の作成が依頼されたときに、注文者名など
の注文者を特定可能な情報、プリントサイズ、光沢か絹
目か等の仕上がり、プリント枚数等の一般的な種々の注
文情報が入力される。
【0079】処理条件設定部92は、注文情報処理部9
4に入力された注文情報に基づいた画像データの処理条
件の設定を合わせて行う。これにより、画像処理部38
では、注文情報に基づいた画像データに対する処理を行
う。また、プリント枚数や仕上がり、プリントサイズ等
は、プリント条件として画像データと共にプリンタプロ
セッサ18へ出力される。
【0080】すなわち、プレスキャン処理部90では、
キーボード12Kのキー操作等によって処理条件設定部
92に入力される処理条件ないし予め設定されているか
プレスキャンした画像データに基づいて自動的に設定さ
れる処理条件等に応じて、例えば、グレイバランス調
整、階調調整、濃度調整、彩度調整、シャープネス(鮮
鋭化)処理、覆い焼き処理、電子変倍処理、幾何学処
理、周辺光量補正処理、ソフトフォーカス処理、赤目補
正処理等の従来公知の種々の処理が施され、処理された
画像データに応じた画像がモニタ12Mに表示される。
また、処理条件設定部92は、この処理条件に基づいて
画像処理部38を制御し、ファインスキャンによって読
込んだ画像データに対する処理を行う。
【0081】図5及び図6に示すように、プリンタプロ
セッサ18は、デジタルプリンタ42とペーパープロセ
ッサ(以下「プロセッサ44」と言う)によって構成さ
れている。
【0082】画像処理装置12とプリンタプロセッサ1
8は、例えばIEEE1394規格等のインターフェイ
スによって接続しており、画像処理装置12で処理の終
了した画像データ及び注文条件は、プリンタプロセッサ
18へ出力される。これにより、プリンタプロセッサ1
8は、例えば、プリントサイズや仕上がりに合わせて印
画紙50を選択し、選択した印画紙50を画像データに
応じて露光するなどの、この注文情報に基づいたプリン
ト処理が可能となっている。
【0083】図7に示すように、プリンタプロセッサ1
8に設けているデジタルプリンタ42は、画像メモリ4
6及び露光部48を備えており、画像処理装置12から
入力される画像データを、一旦、画像メモリ46に記憶
する。
【0084】デジタルプリンタ42の露光部48には、
画像記録媒体として印画紙50が装填されており、画像
データが入力されると、ロール状の印画紙50を外周端
から引き出して、画像データに応じて印画紙50を露光
する。画像露光された印画紙50は、プロセッサ44へ
送り出される。
【0085】なお、露光部48としては、例えば、R、
G、Bの各色のレーザ光源52と、ポリゴンミラー、f
θレンズ等によって構成されている走査光学系(図示省
略)を備え、印画紙50を一定速度で副走査搬送しなが
らレーザ光源52から画像データに応じてR、G、Bの
各色のレーザ光を照射(主走査)することにより、印画
紙50を画像データに応じて露光する一般的構成を用い
ることができる。
【0086】プロセッサ44は、処理液処理部54、乾
燥部56及びソータ部58を備えた一般的構成となって
おり、プロセッサ44は、この印画紙50に対し、発色
現像、漂白定着、水洗等の処理液処理を施した後、乾燥
処理を施し、印画紙50に露光した画像を顕像化する。
【0087】また、プロセッサ44には、カッタ60が
設けられており、乾燥処理の終了した印画紙50は、画
像毎に切断されて写真プリント62としてソータ部58
へ排出されて集積される。なお、プリンタプロセッサ1
8は、画像処理装置12から写真フィルム20の一本分
の画像やスマートメディア24の1枚分の画像(画像デ
ータ)をマトリックス状に配置したインデックスプリン
ト用の画像データが入力されることにより、この画像デ
ータに応じて印画紙50を露光し、インデックスプリン
トとしてソータ部58へ排出する。
【0088】一方、プリント処理装置10には、画像読
込み手段として反射型スキャナであるフラットベットス
キャナ(以下「スキャナ28」とする)が設けられてい
る。プリントサービスシステム100では、プリント受
付け機102によって受付けた写真プリント62Bがス
キャナ28に装填される。
【0089】スキャナ28は、画像処理装置12に接続
しており、画像処理装置12は、このスキャナ28を用
いて、写真プリント62(62B)などの反射原稿に記
録された画像の画像データの読込みが可能となってい
る。なお、プリンタプロセッサ18のデジタルプリンタ
42がスキャナ機能を備えているときには、このデジタ
ルプリンタ42のスキャナをスキャナ28として用いて
も良い。
【0090】図8には、スキャナ28の一例を示してい
る。このスキャナ28は、R、G、Bの各色の光を原稿
画像へ向けて発する光源76(76R、76G、76
B)と、原稿画像で反射したR、G、Bの各色の光を検
出するCCDアレイ78R、78G、78Bによって形
成されているCCDラインセンサ80を備えている。
【0091】写真プリント62は、透明ガラスであるプ
ラテンガラス82に画像面が下方へ向けられた状態で載
置され、押えカバー84によって覆われて挟まれる。ま
た、スキャナ28には、複数の反射ミラー86及び、各
種レンズ及びフィルタによって構成された光学系88が
設けられており、光源76から写真プリント62に照射
した光が、写真プリント62で反射されると、複数の反
射ミラー86によって反射されて折り返され、さらに光
学系88を透過することによりCCDラインセンサ80
に結像される。また、光源76及び複数の反射ミラー8
6を、写真プリント62とCCDラインセンサ80との
光路長が一定となるように写真プリント62に対して相
対移動(副走査)することにより、写真プリント62に
形成されている画像がCCDラインセンサ80に読込ま
れる。
【0092】スキャナ28は、CCDラインセンサ80
によって読込んだ画像をA/D変換して、画像データと
して出力する。また、スキャナ28では、低解像度で画
像を読込むプレスキャンを行った後に、高解像度で画像
を読込むファインスキャンを行う。これにより、プレス
キャンによって読込まれた画像データとファインスキャ
ンによって読込まれた画像データが画像処理装置12に
入力される。
【0093】なお、スキャナ28では、ファインスキャ
ンのみを行い、ファインスキャンによって読込まれた画
像データをスキャナ28又は画像処理装置12で低解像
度の画像データに変換して、プレスキャンされた画像デ
ータとして用いるようにしても良い。また、スキャナ2
8としては、反射原稿に記録されている画像を読込む一
般的構成の反射型画像読取り装置を適用することがで
き、本実施の形態では、詳細な説明を省略する。
【0094】一方、スキャナ28には、写真プリント6
2Bに印字しているラベル64に応じた所定波長の非可
視光(以下、一例として「赤外線」とする)を発する光
源76IRが設けられている。また、CCDラインセン
サ80は、光源76IRから照射される光によってラベ
ル64が発光する光(一例として「赤外線」とする)を
検知するCCDアレイ78IRを備えている。
【0095】スキャナ28は、写真プリント62Bに記
録されているラベル64のシンボルを画像データとして
読込んで画像処理装置12へ出力する。
【0096】画像処理装置12には、デコード部74が
設けられており、ラベル64の画像データがデコード部
74に入力される。デコード部74では、このラベル6
4の画像データに基づいて二次元バーコード化されて写
真プリント62Bに記録されている注文情報を復元して
注文情報処理部94へ出力する。
【0097】注文情報処理部94は、デコード部74か
ら入力される注文情報から写真プリント62Bの画像デ
ータを処理する時の処理条件を処理条件設定部92へ出
力する。これにより、画像処理装置12の画像処理部3
8では、スキャナ28によって読込んだ写真プリント6
2の画像データに対して、写真プリント62に記録され
ている注文情報に基づいた画像処理を行う。
【0098】また、注文情報処理部94で読込んだ注文
情報は、プリンタプロセッサ18のデジタルプリンタ4
2へ送られるようになっている。これによりデジタルプ
リンタ42では、注文情報に基づいた画像露光が可能と
なり、写真プリント62B(62)に形成されている画
像を、プリント受付け機102で入力された注文条件に
応じて複写した写真プリント62(以下「写真プリント
62A」とする)の作成が可能となっている。
【0099】一方、画像処理装置12には、エンコード
部72が設けられている。また、図5及び図7に示すよ
うに、プリンタプロセッサー18のプロセッサ44に
は、ラベルライタ66が設けられている。このラベルラ
イタ66は、プリント受付け機102のラベルライタ1
30と同様に、写真プリント62の画像面に、非可視画
像のラベル(以下「ラベル68」とする)を印字する。
【0100】注文情報処理部74は、写真プリント62
Bの画像の焼増し処理を行うときに、写真プリント62
Bに記録されている注文情報に加え、この画像データに
基づいて印画紙50を露光する時の露光条件等のプリン
ト処理装置10での処理条件に関する情報及び複写した
画像であることを示す情報(以下「複写情報」という)
をエンコード部72へ出力する。エンコード部72は、
この複写情報を二次元バーコードにエンコード(二次元
バーコード化)してラベルライタ66へ出力する。
【0101】これにより、複写された写真プリント62
Aには、注文情報及び処理情報に加えて複写された写真
プリントであることを示す情報が記録される。
【0102】なお、画像処理装置12は、フィルムスキ
ャナ22やスキャナ28によって読込んだ画像データを
ハードディスクに記憶させたり、ネットワーク等を介し
て画像処理装置12を図示しない画像サーバに接続し、
この画像サーバに画像データを記憶させるようにしても
良い。
【0103】以下に、第1の実施の形態の作用として、
プリント受付け機102を用いた写真プリント62に形
成されている画像の焼増し依頼に対する処理の流れを説
明する。
【0104】図9には、プリントサービスシステム10
0に設けているプリント受付け機102での焼増し注文
の受け付け処理の流れを示している。
【0105】このフローチャートでは、注文者が焼増し
を依頼する写真プリント62を図示しない挿入口に挿入
されると処理を開始し、最初のステップ150では、搬
送ベルト108によって写真プリント62を一定速度で
搬送しながら、写真プリント62に形成されている画像
を読取る。
【0106】この後、ステップ152では、読取った画
像データに基づいた画像をモニタ122に表示する。す
なわち、写真プリント62に形成されている画像をモニ
タ122に表示する。これにより、モニタ122に表示
した画像を見ながら、操作パネル124のキー操作によ
って注文条件の入力が可能となる。
【0107】次のステップ154では、注文条件が入力
されたか否かを確認し、注文条件が入力されてステップ
154で肯定判定されると、ステップ156へ移行し、
入力された注文条件に基づいて各種パラメータを設定
し、画像処理を行う。また、ステップ158では、画像
処理した画像に合わせてモニタ122の表示を変更す
る。すなわち、注文条件に基づいて処理した画像をモニ
タ122に表示する。
【0108】また、ステップ160では、好みの画像が
モニタ122に表示されたか否か、すなわち、好みの画
像が得られるように注文条件を設定することができたか
否かが確認され、このステップ160で肯定判定される
と、ステップ162へ移行して、入力された注文条件及
び画像処理を行った時の処理条件に基づいて注文情報を
設定する。なお、好みの画像が得られないとき(ステッ
プ160で否定判定)には、再度、注文条件の入力(注
文条件の変更)がなされる。
【0109】このようにして設定された注文情報は、ス
テップ164で二次元バーコードに変換されて、非可視
画像のラベル64として写真プリント62に印字され
る。このラベル64は、二次元バーコードの非可視画像
(ステルスバーコード)として写真プリント62Bに印
字されているので、写真プリント62Bの画像面に印字
されていても、写真プリント62Bに形成されている画
像を損ねてしまうことがない。
【0110】これにより、写真プリント62は、注文情
報が記録された写真プリント62Bとして、プリント処
理装置10へ受け渡される。
【0111】図10には、この写真プリント62Bに対
するプリント処理装置10での処理の流れを示してい
る。
【0112】このフローチャートは、プリント受付け機
102で受付けられた写真プリント62Bがスキャナ2
8に装填され、プリント処理の開始が指示されると実行
され、最初のステップ170では、スキャナ28に装填
された写真プリント62Bの画像を読込む。
【0113】スキャナ28は、ステップ170でR、
G、Bの各色の画像データと共に、非可視画像として記
録されているラベル64のシンボルを画像データとして
読込む(ステップ172)。このとき、このラベル64
は、写真プリント62Bの画像面に記録しているので、
写真プリント62Bを装填しなおすことなく、写真プリ
ント62Bに形成されている画像と合わせて円滑に読込
むことができる。
【0114】写真プリント62Bの画像読み込みが終了
すると、先ず、ステップ174では、ラベル64のシン
ボルをデコードして、写真プリント62Bに記録されて
いる注文情報を読出し、ステップ176では、この注文
情報に基づいて画像処理を行う時の処理条件や画像デー
タに基づいて印画紙50を露光する時の露光条件を設定
する。
【0115】この後、ステップ178では、注文条件に
基づいて設定した処理条件に基づいて、スキャナ28に
よって読込んだ写真プリント62Bに形成されている画
像の画像データに対する画像処理を行う。なお、スキャ
ナ28によってプレスキャンを行い、プレススキャン画
像データに対して予め設定されている画像処理を行うと
共に、基本的な処理条件を設定し、この処理条件と注文
情報に基づく処理条件に基づいて画像処理を行うように
してもよく、また、注文情報として基本的処理条件も合
わせて設定し、プレスキャンを省略して、ファインスキ
ャンして得られた画像データに対して画像処理を施すよ
うにしても良い。
【0116】このようにして画像処理を行うと、次のス
テップ180では、処理した画像データを用いて印画紙
50への画像露光を施す。
【0117】一方、ステップ182では、写真プリント
62Bに記録されている注文情報やプリント処理装置1
0での画像処理情報および露光情報に基づいて複写情報
を設定し、次のステップ184では、この複写情報を二
次元バーコードにエンコードし、不可視画像として写真
プリント62に印字する。これにより、複写履歴が記録
された写真プリント62Aが得られる。
【0118】このようにして作成された写真プリント6
2Aは、プリント受付け機102によって受付けた写真
プリント62(62B)と共に、注文情報として記録さ
れている注文者に渡される。
【0119】このようにプリントサービスシステム10
0では、プリント受付け機102によって注文者が仕上
がり画像を確認しながら焼増し注文を行うことができる
ので、PTP(Print to Print)処理を容易にかつ確実
に行うことができると共に、注文者の注文に応じた画像
を形成(複写)した写真プリント62Aを、注文者に渡
すことができる。
【0120】また、プリント処理装置10では、注文者
が焼増しを注文するときに種々の処理条件を設定してい
るので、プリント処理を円滑に行うことができる。
【0121】さらに、焼増しした写真プリント62Aに
複写情報を合わせて記録しているので、この複写情報か
ら注文履歴と共に、複写した写真プリントであることを
明確することができる。
【0122】なお、第1の実施の形態では、注文依頼に
応じて作成した写真プリント62Aに複写履歴を記録す
るようにしたが、複写履歴としては、焼増しによって得
られた写真プリント62(写真プリント62A)である
ことを明示する情報のみであっても良く、また、複写履
歴を記録しないものであっても良い。
【0123】また、第1の実施の形態では、写真プリン
ト62Aの画像面にステルスバーコードとして注文情報
を記録するようにしたが、注文情報の記録はこれに限る
ものではない。例えば、写真プリント62の裏面側に可
視画像として一次元バーコード又は二次元バーコードと
して印字(裏印字)してもよく、画像の周囲にある余白
部分等の非画像部分に記録するようにしても良い。ま
た、注文情報は、バーコードに限らず、予め設定されて
いるコードに基づいて印字するものであっても良く、ま
た、注文情報を所定のコードに変換するときに、さら
に、電子あぶり出し方式を用いるようにしても良い。こ
の場合、プリント処理装置10のスキャナ28等で裏印
字された可視画像を読取るようにすれば良い。
【0124】一方、プリント受付け機としては、少なく
とも、写真プリント62を持ち込む注文者自身が受付け
処理を行えるものであれば良く、これにより、焼増しの
注文受付けの人員が不要となり、受付け処理の省力化が
可能となる。また、受付け処理を省力化することによ
り、受付け時間や受付け場所の拡張が可能となり、注文
者の利便性の向上を図ることができる。
【0125】図11には、少なくとも省力化及び注文者
の利便性の向上が可能となるプリント受付け機の一例を
示している。このプリント受付け機102Aは、スキャ
ナ部104、画像メモリ118及び画像処理部120が
省略されている。このプリント受付け機102Aでは、
モニタ122に注文条件及び画像の処理条件等の各種項
目を表示し、このモニタ122の表示を見ながら、操作
パネル124のキー操作によって注文条件及び処理条件
の入力が可能となっている。また、モニタ122の表示
によって設定した注文条件及び処理条件の確認が可能と
なっている。
【0126】注文情報設定部126は、この操作パネル
124のキー操作によって入力された注文条件及び処理
条件から注文情報を設定する。
【0127】また、写真プリント62は、プリント受付
け機102Aの図示しない挿入口から挿入されることに
より、印字部106へ送られる。このときに、印字部1
06では、例えばラベルライタ130によって、注文情
報に基づいた二次元バーコードのラベル64を不可視画
像として写真プリント62に印字して、焼増し注文を受
付ける。これにより、注文情報が記録された写真プリン
ト62Bが得られる。
【0128】このようなプリント受付け機102Aは、
人手を介さずに注文を受付けることができるので、任意
の場所に設置可能であり、また、常時(24時間)、注
文を受付けることができるので、注文者が焼増し注文を
するときの利便性の向上が可能となる。
【0129】一方、写真プリント62の仕上がりの面種
には、グロッシー、ラスター、シルク等があり、その仕
上がりの面種によって表面状態(エンボス等の有無や大
きさ等)が異なり、スキャナ部104や、スキャナ28
で画像を読込むときの光の反射が僅かながら相違する。
このような表面状態に応じた光の反射の相違は、画像デ
ータや、処理条件に影響するため、写真プリント62A
に形成する画像が変化することがある。
【0130】このような写真プリント62の表面状態
は、表面状態に応じたフィルタ処理等を施すことによ
り、複写した写真プリント62Aの画像に影響を及ぼす
のを防止することができる。
【0131】ここで、図12及び図13には、写真プリ
ント62の表面状態に応じた適切な処理を可能とするた
めのプリント受付け機102B及びプリント処理装置1
0Aの概略を示している。
【0132】図12に示すプリント受付け機102Bに
は、操作パネル124Aに面種入力部140および面種
検出部142が設けられており、切替スイッチ144の
操作によって切替られるようになっている。すなわち、
切替スイッチ144の操作によって面種入力(面種入力
部140)が選択されることにより、操作パネル124
Aの図示しないキー操作によって写真プリント62の面
種(例えばグロッシー、ラスター、シルク等)のマニュ
アル入力が可能となる。
【0133】また、切替スイッチ144によって面種検
出(面種検出部142)が選択されると、スキャナ部1
04で写真プリント62に形成されている画像読取りを
行うときに、写真プリント62に照射する光の反射状態
から、面種検出部142が写真プリント62の面種を判
断する。
【0134】一方、スキャナ部104では、マニュアル
入力又は自動検出によって面種が判定されると、写真プ
リント62に形成されている画像を読込むときに、面種
に応じて予め設定されているフィルタ処理を施す。これ
により、画像メモリ118には、写真プリント62の面
種に影響されない画像データが記憶される。
【0135】また、注文情報設定部126では、判定さ
れた面種を加えた注文情報を設定し、設定された注文情
報に応じた二次元バーコードが写真プリント62に不可
視画像として印字される。すなわち、写真プリント62
Bには、面種情報を含む注文情報が記録される。
【0136】図13には、注文情報に面種情報が加えら
れた写真プリント62Bの処理を行うプリント処理装置
の一例を示している。このプリント処理装置10Aの画
像処理装置12Aには、面種設定部146が設けられて
おり、面種設定部146には、スキャナ28によって読
込んだ不可視画像の画像データから注文情報を読み出す
ことにより、この注文情報に含まれている面種情報が入
力される。
【0137】面種設定部146は、この面種情報に基づ
いてスキャナ28によって画像を読込む時の写真プリン
ト62Bの面種を設定する。スキャナ28は、写真プリ
ント62Bに記録されている画像を読込むときに、この
面種に応じて予め設定されているフィルタ処理等を行
う。
【0138】すなわち、プリント処理装置10Aでは、
スキャナ28に写真プリント62Bが装着されると、先
ず、この写真プリント62Bに不可視画像として形成さ
れているラベル64を読込む。この後、ラベル64の画
像から注文情報を読出し、この注文情報に基づいて面種
設定を行う。
【0139】この後、写真プリント62Bに形成されて
いる画像を読込むとき(プレスキャン及びファインスキ
ャン)に、面種に応じて設定されているフィルタ処理を
行う。
【0140】これにより、画像メモリ30には、写真プ
リント62Bの面種に影響しない適切な画像データが記
憶され、この画像データに基づいて印画紙50への複写
処理を行うことができる。
【0141】なお、プリント受付け機102Bでは、写
真プリント62の面種のマニュアル設定及び自動設定を
切替えるようにしたが、これに限らず、マニュアル又は
自動の何れか少なくとも一方で面種設定を行うものであ
れば良い。
【0142】また、プリント処理装置10Aでは、写真
プリント62Bに記録された注文情報に基づいて面種を
設定するようにしたが、スキャナ28ないし画像処理装
置12Aで面種の自動検出を行い、この検出結果に基づ
いて写真プリント62Bに形成されている画像読込み及
び画像処理を行うものであっても良く、これにより、注
文情報に面種情報が含まれていないときにも、面種に応
じた適切なプリント処理が可能となる。
【0143】なお、図14に示すように、プリント受付
け機102としては、スキャナ部104に切替スイッチ
144Aと、面種検出手段142A及び面種設定手段1
40Aを設けたものであっても良い。また、図15に示
すように、プリント処理装置10としては、画像処理装
置12に接続するスキャナ28に切替スイッチ144B
と面種設定手段140B及び面種検出手段142Bを設
けるようにしても良い。
【0144】面種設定手段140A、140Bは、マニ
ュアル操作で写真プリント62(62B)の面種を設定
ないし選択するようにし、面種検出手段142A、14
2Bは、写真プリント62(62B)の画像を読込むと
きに、光の反射率等から面種を検出判定する。また、ス
キャナ部104及びスキャナ28又は、面種設定手段1
40A、140B及び面種検出手段142A、142B
は、面種設定手段140A、140Bで設定した面種又
は面種検出手段142A、142Bで検出した面種に基
づいて写真プリント62(62B)の画像を読込んだと
きに、画像補正等を行うことができるようにすれば良
い。
【0145】これにより、プリント受付け機102及び
プリント処理装置10のスキャナ28で写真プリント6
2、62Bに記録されている画像読込みを行うときに、
マニュアル操作で面種を設定するか、面種の自動検出を
行うかを適切に切替えることができる。また、プリント
受付け機102及びスキャナ28に後付けで面種情報入
力機能を合わせ持たすことができる。
【0146】一方、以上説明した第1の実施の形態で
は、写真プリント62に注文情報を印字するものとして
説明したが、注文情報を写真プリントに担持させる構成
は、これに限定するものではない。
【0147】[第2の実施の形態]以下に本発明の第2
の実施の形態を説明する。なお、第2の実施の形態の基
本的構成は、前記した第1の実施の形態と同じであり、
第1の実施の形態と同一の部品には同一の符号を付与し
てその説明を省略する。
【0148】図16には、第2の実施の形態に適用した
プリントサービスシステム200に用いられるプリント
受付け機202の概略構成を示し、図18には、プリン
トサービスシステム200に用いるプリント処理装置1
0Bの概略構成を示している。
【0149】図16に示すように、プリントサービスシ
ステム200に用いられるプリント受付け機202に
は、非可視画像のラベル64を印字するラベルライタ1
30に換えて、ICラベル204に注文情報を書き込む
ICラベルライタ206が設けられている。このICラ
ベルライタ206は、ICラベル204に非接触で種々
の情報を記録可能となっている。
【0150】このラベルライタ206は、注文情報設定
部126に接続しており、注文情報設定部126で注文
条件及び注文条件に基づいた画像の処理条件に基づいて
設定された注文情報が入力されることにより、この注文
情報を写真プリント62毎に設けるICラベル204に
記録する。
【0151】図17(B)に示すように、ICラベル2
02は、例えば不織布等の外装材208内にICチップ
とアンテナコイルからなる内蔵モジュール210が埋め
込まれており、外装材208の厚さが厚くとも約0.4
mm程度に仕上げられている。
【0152】ICラベル204は、アンテナコイルを介
して入力されるデータをICチップに記録し、また、ア
ンテナコイルを介してICチップ内に記録されているデ
ータを出力可能となっている。すなわち、ICラベル2
04は、非接触方式でICチップへのデータの書き込み
及び読出しが可能となっている。
【0153】プリント受付け機202では、注文条件が
入力されると、この注文条件に基づいて設定した注文情
報をICラベル204に記録して、写真プリント62と
共にこのICラベル204を図示しない排出口から排出
する。
【0154】注文者は、プリント受付け機202から一
旦排出された写真プリント62の裏面側に、このICラ
ベル204を貼付し、注文情報を担持させた写真プリン
ト62Cとして、図示しない受付け口から受付け箱内に
投入する。これにより、プリント受付け機202は、写
真フィルム62に形成された画像の焼増し注文を受付け
る。
【0155】このようにして受付けられた写真プリント
62Cは、プリント処理装置10Bへ受け渡される。こ
のとき、写真プリント62Cは、ICラベル204の厚
さが約0.4mm以下となっているために、アルバム等を
用いた一般的な整理・保存可能となっている。また、図
17(A)に示すように、ICラベル204は、写真プ
リント62の画像面と反対側の面に貼付されるので、写
真プリント62に形成されている画像を隠すなどして仕
上がり品質を低下させてしまうことがない。
【0156】なお、第2の実施の形態では、注文者が写
真プリント62にICラベル204を貼付するように説
明するが、プリント受付け機202内で自動的にICラ
ベルを貼付するようにしても良く、また、注文者が写真
プリント62をプリント受付け機202に挿入する前に
ICラベル204を貼付し、ICラベルライタ206
が、写真プリント62に貼付されたICラベル204に
注文情報を記録するものであっても良い。
【0157】一方、図18及び図19に示すように、プ
リントサービスシステム200に設けられるプリント処
理装置10Bには、非可視画像を読込むための光源76
IR及びCCDアレイ78IR等を備えたスキャナ28
に換えて、ICラベルリーダ212を備えたスキャナ2
8Aが用いられる。
【0158】図19に示すように、このICラベルリー
ダ212は、写真プリント62Cがプラテンガラス82
上の所定位置に載置されることにより、写真プリント6
2Cの裏面に貼付されているICラベル204が対向す
るように、例えば押さえカバー84等に設けられてい
る。なお、ICラベルリーダ212は、これに限らず、
スキャナ28Aに装着された写真プリント62CのIC
ラベル204から記録されているデータ(注文情報)の
読み出しが可能な位置であれば、任意の位置に設置する
ことができる。
【0159】このICラベルリーダ212は、画像処理
装置12Bに設けている注文情報処理部94に接続して
いる。これにより、画像読込みのためにスキャナ28A
に装着された写真プリント62CのICラベル204か
ら注文情報の読込みが可能となっている。なお、ICラ
ベルリーダ212は、スキャナ28Aによって写真プリ
ント62Cの画像を読込むときに、所定のタイミングで
ICラベル204に記録されている注文情報を読込んで
画像処理装置12Bの注文情報処理部94へ出力する。
【0160】これにより、プリント処理装置10Bで
は、写真プリント62CのICラベル204に記録され
ている注文情報に基づいた焼増し処理が可能となり、プ
リント処理装置10Bでは、プリント受付け機202に
入力された注文条件に合わせた写真プリント62(図1
8の写真プリント62D)を作成することができる。こ
の写真プリント62Dは、写真プリント62Cと共に注
文者に渡される。
【0161】したがって、このように構成されているプ
リントサービスシステム200においても、注文者の要
求(注文)に応じて画像を複写した写真プリント62D
を作成することができる。
【0162】なお、第2の実施の形態では、写真プリン
ト62Dに複写情報を記録していないように説明してい
るが、プリント処理装置10BにもICラベルライタを
設け、作成した写真プリント62Dに、複写情報を記録
したICラベルを貼付するようにしても良い。
【0163】一方、このようなICラベル204を用い
ることにより、例えば、家庭のパソコン等によって所定
のフォームで注文情報を記録したICラベル204を作
成し、このICラベル204を写真プリント62に貼付
して、プリント処理装置10Bに受け渡すようにするこ
ともできる。
【0164】なお、ICラベル204として、数Mバイ
ト程度から数十Mバイトのデータの記録が可能な大容量
のICチップ(例えばLSIチップ)等を用いても良
い。このような大容量のICラベル(LSIラベル)を
用いることにより、写真プリント62Cに注文情報のみ
でなく、この写真プリント62Cを用いた複写履歴等も
合わせて記録可能となる。
【0165】なお、以上説明した本実施の形態では、写
真プリント62に注文情報を担持させるように説明した
が、本発明はこれに限定するものではない。例えば、図
20に示すプリント受付け機220を用いても良い。
【0166】このプリント受付け機220には、カード
ライタ222を備えている。このカードライタ220と
しては、注文情報記録媒体として用いるメモリカード2
24に注文情報を記録する。なお、メモリカード224
としては、ICカードやLSIカード等に限らず、スマ
ートメディア等のマルチメディアカードを用いることが
できる。
【0167】このプリント受付け機220では、写真プ
リント62の注文依頼を受け付けると、注文情報をメモ
リカード224に記録する。なお、プリント受付け機2
20では、注文を受付けた写真プリント62毎に識別コ
ード(IDコード)を付与し、メモリカード224に
は、識別コード毎に注文情報を記録しても良い。これに
より、1枚のメモリーカード224を用いて多数枚の写
真プリント62に対する注文情報を記録することができ
る。
【0168】このようなプリント受付け機220を用い
た場合、プリント処理装置では、メモリカード224に
記録されている情報を読み出すカードリーダを設ければ
良く、これにより、写真プリント62のぞれぞれに注文
情報を担持させたときと同じように、注文者の注文条件
に応じた写真プリントの作成が可能となる。
【0169】[第3の実施の形態]次に本発明の第3の
実施の形態を説明する。前記したように、例えば印画紙
等に画像を形成した写真プリント62の仕上がりの面種
には、グロッシー、ラスター、シルクなどがあり、面種
によって表面状態が異なる。
【0170】ここで、第3の実施の形態では、表面状態
にかかわらず適切な画像複写を可能とするプリント受付
け機の一例を説明する。
【0171】図21には、第3の実施の形態に適用した
プリント受付け機230に設けているスキャナ部232
の概略構成を示している。
【0172】このスキャナ部232には、読取りステー
ジ234が設けられており、図示しない挿入口から挿入
される写真プリント62が、挿入ローラ対236によっ
て挟持されて、読取りステージ234上に載置される。
なお、スキャナ部232には、読取りステージ234の
周縁部の所定位置に図示しないストッパが出没可能に設
けられており、このストッパが突出していることによ
り、挿入ローラ対236によって送り込まれる写真プリ
ント62が、読取りステージ234上の所定位置に停止
されて載置される。また、このストッパは、写真プリン
ト62を読取りステージ234から送り出すときに、読
取りステージ234上から退避する。
【0173】この読取りステージ234には、上面に図
示しない吸着孔ないし吸着溝が形成されており、これら
に負圧源238が接続している。これにより、読取りス
テージ234に載置された写真プリント62が、負圧源
238から供給される負圧によって、読取りステージ2
34上に吸着保持され、写真プリント62に撓みや湾
曲、しわ等が生じていても、写真プリント62が、均一
に伸ばされて読取りステージ234上の所定位置に吸着
保持される。
【0174】なお、吸着孔及び吸着溝は、写真プリント
62を吸着したときに、写真プリント62の表面にくぼ
み等が現れない内径及び溝幅であれば、任意の形状で設
けることができる。
【0175】スキャナ部232には、読取りステージ2
34を挟んで挿入ローラ対236と反対側に送出しロー
ラ240が設けられている。この送出しローラ240
は、通常、読取りステージ234上から退避している
(図21で実線で示す)が、スキャナ部232での写真
プリント62に対する処理が終了すると、読取りステー
ジ234の上面上に移動し(図21で二点鎖線で示す)
て、読取りステージ234との間で写真プリント62を
挟持する。
【0176】この状態で、写真プリント62の吸着保持
を解除すると共に、送出しローラ240を回転駆動する
ことにより、写真プリント62が、読取りステージ23
4上から排出される。なお、写真プリント62の搬送機
構は、これに限らず、従来公知の任意の構成を適用する
ことができる。
【0177】一方、プリント受付け機230のスキャナ
部232には、読取りステージ234の上方に、反射ミ
ラー242及び光源244等を備えた走査ユニット24
6が設けられている。また、走査ユニット246には、
CCDラインセンサ114が設けられている。
【0178】スキャナ部232では、光源244から読
取りステージ234上の写真プリント62へ向けてR、
G、Bの各色成分を含む光を照射する。反射ミラー24
2は、光源244から照射されて写真プリント62に形
成されている画像に応じて反射した光をCCDラインセ
ンサ114へ向けて反射する。この反射光が図示しない
レンズ等を介してCCDラインセンサ114上に結像さ
れ、これにより、写真プリント62に形成されている画
像が読込み可能となっている。
【0179】この走査ユニット246は、光源244が
副走査方向へ移動する光源移動方式となっており、この
走査ユニット246の走査移動によって、読取りステー
ジ234に保持された写真プリント62に形成されてい
る画像が読み込まれて、画像データが出力される。
【0180】なお、プリント受付け機230は、モニタ
122や操作パネル124等を設けると共に、スキャナ
部232の後に前記した印字部106(図3参照)を設
けたものであっても良く、印字部106に換えて、IC
ラベルライタ206やカードライタ222等を設け、注
文情報の入力及び出力が可能となっている。また、これ
らに限らず、注文条件の入力及び注文情報の出力が可能
となる構成であれば任意の構成を用いることができる。
【0181】ところで、このプリント受付け機230の
スキャナ部232には、光沢検出センサ250が設けら
れている。この光沢検出センサ250は、読取りステー
ジ234上に吸着保持された写真プリント62の所定位
置に対向するように配置されており、この写真プリント
62の表面へスポット状の光ビームを照射し、この反射
光を受光する。なお、光沢検出センサ250は、走査ユ
ニット246等と干渉しないように、例えば、画像読取
り時に走査ユニット246退避したり、光沢測定時に写
真プリント62の所定位置に対向するように移動するな
どの任意の構成を適用することができる。
【0182】一方、図22に示すように、プリント受付
け機230には、画像処理部120Aに、前処理フィル
タ252、拡縮部254及びシャープネス処理部256
が形成されており、CCDラインセンサ114によって
読み込んだ画像データが画像メモリ118に格納される
と、この画像メモリ118から前処理フィルタ252、
拡縮部254及びシャープネス処理部256のそれぞれ
で、所定の画像処理が施される。なお、この画像処理部
120Aで処理された画像データは、図示しないモニタ
に表示されたり、注文情報設定部126(図2参照)等
へ出力される。
【0183】また、プリント受付け機230には、光沢
検出センサ250の測定結果に基づいて、写真プリント
62の表面状態を判定する判定部258が設けられてい
る。
【0184】一般に、グロッシー仕上げの写真プリント
62は、シャープさなどの切れ味が良い仕上がりが特徴
であるが、光沢面で光の反射などの影響を受けやすい。
また、シルク仕上げの写真プリント62は、絹目ともい
い、丸みのある独特の描写感が得られるが、1〜100
μmの凹凸が乳剤表面に形成されている。
【0185】さらに、マット仕上げの写真プリント62
は、落着いた雰囲気と深みや立体感のある描写(画像形
成)が特徴であり、半光沢ともいい、仕上がりの光沢が
抑えられている。
【0186】一方、写真プリント62の表面にスポット
状の光ビームを照射した場合、光沢面では、反射光がス
ポット状となるが、表面に凹凸があり光沢のない表面状
態では反射光が拡散されてしまう。
【0187】すなわち、反射光が入射させたスポット径
に近ければ、表面が滑らかな光沢面であり、表面が粗く
なる(凹凸が大きくなる)ことにより、反射光が広が
り、ついにはスポットが消えるように拡散される。
【0188】ここから、判定部258では、光沢検出セ
ンサ250が写真プリント62に照射したスポット状の
光ビームの反射光を受光し、受光結果が入力されること
により、写真プリント62の表面状態を判定することが
できる。
【0189】このような光沢検出センサ250として
は、株式会社キーエンス製の光沢度判別センサPI−G
(商品名)等を用いることができる。
【0190】画像処理部120Aには、係数切換部26
0が設けられている。この係数切換部260では、判定
部258の判定結果に基づいて前処理フィルタ252お
よびシャープネス処理部256で画像データに対して処
理を施すときの係数を切り換える。
【0191】これにより、プリント受付け機230に設
けている画像処理部120Aでは、写真プリント62の
表面状態を自動的に検出し、表面状態に応じて適切な画
像処理が可能となるようにしている。また、プリント受
付け機230では、このときの処理条件を、注文情報と
して写真プリント62に担持させるようにしている。
【0192】また、画像処理部120Aには、SETU
P部262及び色再現3DLUT264が設けられてい
る。このSETUP部262では、写真プリント62に
形成されている画像に、紫外線等の影響を受けて退色が
生じているか否かを判別する。色再現3DLUT264
では、この判別結果に基づいて、退色前の色を再現する
ように画像処理を行う。
【0193】このような画像処理は、例えば、画像デー
タに基づいて色分解を行い、各色のバランスや、色味等
から判断し、判断結果に基づいて逆補正を行うことによ
り色再現を可能とする。
【0194】すなわち、カラーバランスや色味から写真
プリント62に形成されている画像がセピア色ないし色
味がセピア色となっていると判定したときには、カラー
バランスないし色味を戻すようにパラメータを設定し
て、逆補正を施すことにより、画像形成当初(プリント
当初)の色を再現する。また、写真プリント62の周縁
部にしろ縁が設けられているときには、このしろ縁の色
を読み込んで、退色が生じているか否かを判断すると共
に、退色補正をするときのパラメータを設定するように
しても良い。
【0195】ここで、第3の実施の形態の作用として、
図23を参照しながら、プリント受付け機230による
写真プリント62の表面状態の判定と判定結果に基づい
た処理の概略を説明する。
【0196】プリント受付け機230では、挿入口から
写真プリント62が挿入されると、この写真プリント6
2を挿入ローラ対236によって挟持して引き入れ、ス
キャナ部232の読取りステージ234へ送り込む。こ
の後に、スキャナ部232に送り込まれた写真プリント
62が、読取りステージ234の所定位置に載置される
と、負圧源238を作動させて、写真プリント62を読
取りステージ234上に吸着保持する。
【0197】一般にロール状の印画紙に画像を形成した
写真プリント62は、巻き癖等が残っていることがあ
り、これにより、カールしていたり湾曲していることが
ある。このような写真プリント62を読取りステージ2
34に吸着保持することにより、平面性を持たせること
ができるので、表面状態を判定するときの誤判定の発生
や、読み込んだ画像データの画像に歪み等が生じてしま
うのを確実に防止することができる。
【0198】なお、写真プリント62に平面性を持たせ
る構成は、これに限らず、マスクや透明ガラス板等の押
さえ板を用いて挟むなどの従来公知の任意の構成を適用
することができる。
【0199】プリント受付け機230では、写真プリン
ト62がスキャナ部232に装填され、画像読取り指示
が入力されたり注文条件が入力されると、写真プリント
62に形成されている画像読込みを開始するときに、図
23に示すフローチャートを実行する。
【0200】このフローチャートは、最初のステップ2
80で、光沢検出センサ250を用いて、写真プリント
62の表面の光沢測定を行い、この測定結果を判定部2
58に読み込む(ステップ282)。
【0201】なお、スキャナ部232では、光沢検出セ
ンサ250が、読取りステージ234上の写真プリント
62の所定位置で光沢測定を行うようにしているが、光
沢検出センサ250を移動させながら光沢測定を行う
か、複数の光沢検出センサ250を設けて光沢測定を行
うようにするなどして、写真プリント62表面の複数箇
所の光沢を測定するようにしても良く、これにより、写
真プリント62の表面に付着している塵や埃等による誤
判定の発生を防止することができ好ましい。
【0202】次のステップ284では、読み込んだ測定
結果から写真プリント62の表面状態の判定である光沢
判定を行う。この光沢判定は、写真プリント62へ向け
てスポット状の光ビームを照射し、この反射光を受光す
る。このときに、受光した光がスポット状となっている
か又は拡散しているかから判定する。
【0203】例えば、写真プリント62の表面の凹凸が
10μm以上であるときに、写真プリント62の表面が
粗いと判断するようにしたときに、この粗さでの反射光
の収束状態(スポット径や光量、光量分布など)を基準
にして、光沢面であるか否かを判断する。
【0204】ここで、反射光がスポット状で光沢面であ
ると判断されると、ステップ284で肯定判定してステ
ップ286へ移行する。このステップ286では、前処
理フィルタ252及びシャープネス処理部256で画像
データを処理するときの係数を、光沢面に合わせて設定
している係数に切り換える。
【0205】例えば、前処理フィルタ252に関する係
数としては、画像データに含まれる高周波成分を除去す
るように設定されている係数に切り換える。また、例え
ば、シルク仕上げなどの写真プリント62では、表面に
指紋等が付着し難いが、グロッシー仕上げなどの光沢面
では、指紋が付着し易いことから、指紋消し(フィンガ
ープリント)処理が行われるように設定されている係数
に切り換える。
【0206】また、シャープネス処理部256に対して
は、光沢面から読み込んだ画像データに対して、最適な
シャープネス処理が行われるように設定している係数に
切り換える。
【0207】一方、非光沢面と判断されたときには、ス
テップ284で否定判定して、ステップ288へ移行す
る。このステップ288では、非光沢面に合わせて設定
されている係数に切り換える。すなわち、高周波成分の
除去を抑えるように設定されている係数に切り換えた
り、指紋消し処理を抑えるように設定されている係数等
に切り換え、さらに、非光沢面から読み込んだ画像デー
タに対して、最適なシャープネス処理が可能となるよう
に設定されている係数に切り換える。
【0208】このようにして、写真プリント62の面種
判定及び判定結果に基づいた係数切り換えを行うと、ス
テップ290へ移行し、CCDラインセンサ114を用
いた画像読込み行い、読み込んだ画像データを画像メモ
リ118に格納する。さらに、ステップ292では、こ
の画像データに対して、前処理フィルタ252、拡縮部
254及びシャープネス処理部256のそれぞれで、面
種に応じて切り換えられた係数に基づいた画像処理を行
う。
【0209】このように、プリント受付け機230で
は、写真プリント62の面種判定を行うと共に、この判
定結果に基づいて係数切り換えを行う。このときに、写
真プリント62の表面の凹凸の大きさ(表面粗さ)に応
じて、最適な画像処理が可能となるように設定している
係数に切り換えることにより、写真プリント62の表面
状態にかかわらず適正が画像データを生成することがで
きる。
【0210】なお、本実施の形態では、一例として、写
真プリント62の表面が光沢面か非光沢面可らの2段階
で判定するようにしたが、これに限らず、写真プリント
62がグロッシー仕上げなどの光沢面か、マット仕上げ
などの半光沢面か及びシルク仕上げなどの非光沢面か等
のように複数段階に判別し、それぞれの仕上げに応じて
適正な画像読込み及び画像データとなるように処理する
ことができるように設定している係数に切り換えるよう
にしても良い。
【0211】一方、プリント受付け機230では、写真
プリント62の面種に応じた前処理フィルタ252及び
シャープネス処理部256等での画像処理が終了する
と、SETUP部262で、退色等の発生の有無を判定
し、色再現3DLUT264で、例えば、退色等が発生
しているときには、その退色状態に応じて逆補正を行う
ことにより、本来の写真プリント62の画像を再現可能
な画像データを生成する。
【0212】これにより、注文者が持ち込んだ写真プリ
ント62に退色等の画像変化が生じていても、本来の画
像を形成した写真プリント62を作成することができ
る。
【0213】なお、第3の実施の形態では、写真プリン
ト62の面種(表面状態)に応じて画像処理を行うとき
の係数を切り換えるようにしたが、写真プリント62に
形成されている画像を読み込むときに、光源244から
写真プリント62へ向けて照射する光の照射角度を切り
換えるようにしても良い。
【0214】すなわち、図24に示すスキャナ部232
Aでは、走査ユニット246Aに設けている光源244
Aの位置が、判定部258(図24では図示省略)の判
定結果に基づいて切り替わるようになっている。
【0215】写真プリント62の表面に凹凸が生じてい
る状態で、図24に二点鎖線で示すように、写真プリン
ト62の表面に対する光源244Aからの光の照射角度
αを小さくする(α=α1)と、写真プリント62の表
面の凹凸による影が生じることがある。
【0216】また、表面の凹凸が極めて小さい光沢面で
は、光源244Aから写真プリント62へ照射する光の
照射角度αを大きくする(α=α2、α2>α1)と、同
じ画像でもCCDラインセンサ114での受光量が多く
なり、場合によっては、CCDアレイが飽和してしまう
ことがある。
【0217】ここから、スキャナ部232Aでは、写真
プリント62が光沢面であると判定されると、入射角度
αが入射角度α1となるように、図24で二点鎖線で示
す位置へ光源244Aを移動し、写真プリント62の表
面が非光沢面であると判定されると、入射角度αが入射
角度α2となるように図24で実線で示す位置へ光源2
44Aを移動する。
【0218】このようにしてすなわち、画像読取りを行
う時の光源244Aの位置を写真プリント62の面種
(表面状態)によって切り換えることにより、写真プリ
ント62の表面状態にかかわらず、写真プリント62に
形成されている画像を適正に読取ることができる。さら
に、読取った画像データを、写真プリント62の表面状
態に応じて切り換えた係数に基づいて画像処理を行うこ
とにより、より一層適正な画像データが得られる。
【0219】なお、スキャナ部232Aでは、写真プリ
ント62の表面状態に応じて光源244Aを移動させる
ようにしたが、これに限らず、入射角度が異なる複数の
光源を配置し、写真プリント62の表面状態に応じて、
選択した光源に切り換えて画像読取りを行うものであっ
ても良い。
【0220】一方、第3の実施の形態では、画像読取り
手段として光源244が副走査方向へ移動する光源移動
方式のスキャナ部232を用いて説明したが、光源を固
定すると共に光源に対してして、写真プリント62また
はCCDラインセンサ114ないし反射ミラー等を相対
移動させる光源固定式の画像読取り手段を、一体又は別
に設け、写真プリント62の表面状態に応じて光源移動
式の画像読取り手段と光源固定式の画像読取り手段を切
り換えるようにしても良い。
【0221】すなわち、写真プリント62の表面に凹凸
があるときに、光源移動式の画像読取り手段を用いたと
きには、写真プリント62の表面の凹凸が陰影として画
像データに現れてしまう恐れがあるので、非光沢面で
は、光源固定式の画像読取り手段を用い、光沢面では、
光源固定方式又は光源移動方式の画像読取り手段を用い
るように切り換えても良い。
【0222】なお、第3の実施の形態では、プリント受
付け機に面種の判定手段及び判定結果に基づいた係数切
換手段を設けたが、同様の構成を、プリント処理装置に
設けても良く、これにより、焼き増し注文を受付けた写
真プリント62から、写真プリント62の面種に関わら
ず、適正な画像データを生成して、新たな写真プリント
62を形成することができる。
【0223】また、以上説明した本実施の形態では、画
像が形成されている画像記録媒体として印画紙に画像を
形成した写真プリント62を用いたが、写真プリント6
2に限らず、紙等の種々の画像記録媒体を用い、この画
像記録媒体に形成された画像の複写に適用することがで
きる。
【0224】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、注
文条件に応じた画像を表示させて焼増し等の注文を受付
けると共に、この注文条件に基づいて画像記録媒体に形
成されている画像を、新たな画像記録媒体に形成するた
め、注文者の注文に応じて画像複写が可能となるという
優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に適用したプリント
サービスシステムの概略構成図である。
【図2】第1の実施の形態に係るプリント受付け機の概
略構成図である。
【図3】第1の実施の形態に係るプリント受付け機での
写真プリントの搬送路を示す概略図である。
【図4】(A)は第1の実施の形態に係るプリント受付
け機で受付けられた写真プリントの概略図であり、
(B)及び(C)はそれぞれ写真プリントにラベルとし
て印字される二次元バーコードの一例を示す概略図であ
る。
【図5】第1の実施の形態に係るプリント処理装置の概
略構成図である。
【図6】プリント処理装置の一例を示す外観図である。
【図7】プリンタプロセッサの一例を示す概略構成図で
ある。
【図8】第1の実施の形態に係るスキャナの一例を示す
要部の概略構成図である。
【図9】注文受付けの概略を示す流れ図である。
【図10】プリント受付け機で受付け注文に対するプリ
ント処理の概略を示す流れ図である。
【図11】本発明に係るプリント受付け機の他の一例を
示す概略構成図である。
【図12】本発明に係るプリント受付け機の他の一例を
示す概略構成図である。
【図13】図12に示すプリント受付け機に対するプリ
ント処理装置の一例を示す概略構成図である。
【図14】本発明に係るプリント受付け機の他の一例を
示す概略構成図である。
【図15】本発明に係るプリント処理装置の他の一例を
示す概略構成図である。
【図16】第2の実施の形態に係るプリント受付け機の
概略構成図である。
【図17】(A)は第2の実施の形態に係るプリント受
付け機で受付けられた写真プリントの概略図であり、
(B)はICラベルの一例を示す概略図である。
【図18】第2の実施の形態に係るプリント処理装置の
概略構成図である。
【図19】第2の実施の形態に係るスキャナの概略構成
図である。
【図20】本発明に適用するプリント受付け機の他の一
例を示す概略図である。
【図21】第3の実施の形態に適用したプリント受付け
機の要部を示す概略構成図である。
【図22】第3の実施の形態に適用したプリント受付け
機の要部を示すブロック図である。
【図23】第3の実施の形態に適用したプリント受付け
機による画像読取りの概略を示す流れ図である。
【図24】本発明に適用するプリント受付け機の他の一
例を示す要部の概略図である。
【符号の説明】
10、10A、10B プリント処理装置 12、12A、12B 画像処理装置(画像複写手
段) 18 プリンタプロセッサ(画像複写手段) 28、28A スキャナ(画像読込み手段、画像情報
読込み手段) 50 印画紙(画像記録媒体) 62(62A、64B、62C、62D) 写真プリ
ント 64、68 ラベル 66、130 ラベルライタ 94 注文情報処理部 100、200 プリントサービスシステム 102、202、220、230 プリント受付け機 104、232、232A スキャナ部(画像読取り
手段) 120、120A 画像処理部(画像処理手段) 122 モニタ(表示手段) 124 操作パネル(注文条件入力手段) 130 ラベルライタ(記録手段) 140 面種入力部 142 面種検出部 144 切替スイッチ 146 面種設定部 204 ICラベル(半導体メモリ、注文情報記録媒
体) 204 ICラベルライタ(記録手段) 222 カードライタ(記録手段) 224 メモリカード(半導体メモリ、注文情報記録
媒体) 244、244A 光源 246、246A 走査ユニット(画像読取り手段) 250 光沢検出センサ(検出手段) 252 前処理フィルタ 256 シャープネス処理部 258 判定部(判定手段) 260 係数切換部 262 SETUP部 264 色再現3DLUT
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 17/00 G06K 17/00 L Fターム(参考) 2C061 AP06 BB10 HH03 HJ06 HJ07 HK04 HN02 HN09 HN15 JJ02 JJ12 2H106 AA62 AB04 BA35 BA52 BA55 BA58 BA62 BA71 BA79 BA95 BH00 2H109 BA01 BA11 5B021 AA01 PP08 QQ01 5B058 CA01 YA20

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像記録媒体に記録された可視画像に応
    じた画像を、新たな画像記録媒体に形成するプリント処
    理を行うプリント処理方法であって、 前記画像記録媒体に形成されている画像を読み込んで表
    示し、入力される注文条件に応じて設定した処理条件に
    基づいて画像処理を施して前記表示画像を変更すると共
    に、前記処理条件と前記入力された注文条件とを含む注
    文情報を可視画像が形成された前記画像記録媒体ないし
    注文情報記録媒体に記録し、 前記画像記録媒体に形成されている画像を前記注文情報
    に基づいて新たな画像記録媒体に形成することを特徴と
    するプリント処理方法。
  2. 【請求項2】 前記注文情報記録媒体として前記画像が
    形成された画像記録媒体を用いることを特徴とする請求
    項1に記載のプリント処理方法。
  3. 【請求項3】 画像記録媒体に記録された可視画像に応
    じた画像を、新たな画像記録媒体に形成するプリント処
    理を行うプリント処理方法であって、 入力される注文条件及び処理条件を注文情報として可視
    画像が形成された前記画像記録媒体に記録し、該注文情
    報に基づいて前記画像記録媒体に形成されている画像を
    新たな画像記録媒体に形成することを特徴とするプリン
    ト処理方法。
  4. 【請求項4】 前記新たな画像記録媒体に前記注文情報
    を含む複写情報を記録することを特徴とする請求項1か
    ら請求項3の何れかに記載のプリント処理方法。
  5. 【請求項5】 少なくとも前記新たな画像記録媒体が印
    画紙であることを特徴とする請求項1から請求項4の何
    れかに記載のプリント処理方法。
  6. 【請求項6】 画像記録媒体に形成された可視画像に応
    じた画像を新たな画像記録媒体に記録するプリント注文
    を受付けるプリント受付け機であって、 前記画像記録媒体に形成されている可視画像を読み込む
    画像読取り手段と、 前記画像読取り手段によって読取った画像データに応じ
    た画像を表示する表示手段と、 前記画像記録媒体に形成された画像に応じた画像を新た
    な画像記録媒体に形成するときの注文条件を入力する注
    文条件入力手段と、 前記注文条件入力手段によって入力される注文条件に応
    じて設定した処理条件に基づいて前記画像読取り手段に
    よって読取った画像データに対して所定の画像処理を施
    すと共に、画像処理した画像データに応じて前記表示手
    段の表示画像を変更する画像処理手段と、 前記入力手段によって入力された注文条件及び前記画像
    処理手段によって設定した処理条件を含む注文情報を注
    文情報記録媒体に記録する記録手段と、 を含むことを特徴とするプリント受付け機。
  7. 【請求項7】 前記記録手段が前記画像記録媒体に前記
    注文情報を記録することを特徴とする請求項6に記載の
    プリント受付け機。
  8. 【請求項8】 前記記録手段が前記注文情報を不可視画
    像として前記画像記録媒体に記録することを特徴とする
    請求項7に記載のプリント受付け機。
  9. 【請求項9】 前記記録手段が前記注文情報をバーコー
    ド化して記録することを特徴とする請求項7又は請求項
    8に記載のプリント受付け機。
  10. 【請求項10】 前記画像記録媒体の画像が形成されて
    いる表面状態を判定する判定手段を備え、該判定結果に
    基づいて前記画像処理および注文情報の設定を行うこと
    を特徴とする請求項6から請求項9の何れかに記載のプ
    リント受付け機。
  11. 【請求項11】 画像記録媒体に形成された可視画像に
    応じた画像を新たな画像記録媒体に記録するプリント注
    文を受付けるプリント受付け機であって、 前記画像記録媒体に形成された可視画像に応じた画像を
    新たな画像記録媒体に形成するときの注文条件を入力す
    る注文条件入力手段と、 前記画像記録媒体に形成されている可視画像を読み込む
    画像読取り手段と、 前記画像記録媒体の表面状態を判定する判定手段と、 前記判定手段の判定結果に基づいて前記画像読取り手段
    によって前記画像記録媒体に形成されている可視画像を
    読取ると共に、読取った画像データに対して所定の画像
    処理を施す画像処理手段と、 前記画像処理手段によって画像処理を施したときの画像
    処理条件及び前記注文条件入力手段から入力される注文
    条件に基づいた注文情報を注文情報記録媒体に記録する
    記録手段と、 を含むことを特徴とするプリント受付け機。
  12. 【請求項12】 前記判定手段が前記画像記録媒体の表
    面粗さを検出する検出手段を含み、該検出手段の検出結
    果に基づいて前記画像記録媒体の表面状態を判定するこ
    とを特徴とする請求項11に記載のプリント受付け機。
  13. 【請求項13】 前記判定手段の判定結果に基づいて前
    記画像処理手段によって画像処理を行うときの処理条件
    を切り替えることを特徴とする請求項11又は請求項1
    2に記載のプリント受付け機。
  14. 【請求項14】 前記画像読取り手段が、前記画像記録
    媒体に照射した光源からの光の反射光を受光して画像を
    読取るときに、前記判定手段の判定結果に基づいて、前
    記光源の光の前記画像記録媒体への入射角度を切り替え
    ることを特徴とする請求項11から請求項13の何れか
    に記載のプリント受付け機。
  15. 【請求項15】 前記画像処理手段が施す画像処理に退
    色補正を含むことを特徴とする請求項6から請求項14
    の何れかに記載のプリント受付け機。
  16. 【請求項16】 画像記録媒体に形成されている画像に
    応じた画像を、新たな画像記録媒体に形成するプリント
    処理装置であって、 前記画像記録媒体に形成されている画像を画像データと
    して読み込む画像読込み手段と、 注文情報記録媒体に記録されている注文条件及び処理条
    件を含む注文情報を読込む注文情報読込み手段と、 前記画像読込み手段によって読込んだ画像データを、前
    記注文情報読込み手段によって読込んだ注文情報に基づ
    いて画像処理して新たな画像記録媒体に形成する画像複
    写手段と、 を含むことを特徴とするプリント処理装置。
  17. 【請求項17】 前記注文情報読込み手段が前記画像記
    録手段に不可視画像として記録されている注文情報を読
    取ることを特徴とする請求項16に記載のプリント処理
    装置。
  18. 【請求項18】 前記画像読込み手段が前記注文情報読
    込み手段を兼ねることを特徴とする請求項16又は請求
    項17に記載のプリント処理装置。
  19. 【請求項19】 前記注文情報読込み手段が前記画像記
    録媒体にバーコード化されて記録されている注文情報を
    読込むことを特徴とする請求項16から請求項18の何
    れかに記載のプリント処理装置。
  20. 【請求項20】 前記注文情報記録媒体に記録されてい
    る前記注文情報から前記画像記録媒体の表面状態を設定
    する設定手段を含み、該設定手段の設定に基づいて画像
    読込み及び画像複写を行うことを特徴とする請求項16
    から請求項19の何れかに記載のプリント処理装置。
  21. 【請求項21】 前記注文情報に基づいて新たな画像記
    録媒体に画像を形成したときの複写情報を、前記新たな
    画像記録媒体に記録する複写情報記録手段を含むことを
    特徴とする請求項16から請求項20の何れかに記載の
    プリント処理装置。
  22. 【請求項22】 前記複写情報記録手段が前記複写情報
    を不可視画像として記録することを特徴とする請求項2
    1に記載のプリント処理装置。
  23. 【請求項23】 前記複写情報記録手段が前記複写情報
    をバーコード化して記録することを特徴とする請求項2
    1又は請求項22に記載のプリント処理装置。
  24. 【請求項24】 前記複写情報記録手段が前記新たな画
    像が形成された画像記録媒体に担持させる半導体メモリ
    に前記複写情報を記録することを特徴とする請求項21
    に記載のプリント処理装置。
  25. 【請求項25】 少なくとも前記新たな画像記録媒体が
    印画紙であることを特徴とする請求項16から請求項2
    4の何れかに記載のプリント処理装置。
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