JP2003114482A - デジタルプリントシステム - Google Patents

デジタルプリントシステム

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JP2003114482A JP2001309909A JP2001309909A JP2003114482A JP 2003114482 A JP2003114482 A JP 2003114482A JP 2001309909 A JP2001309909 A JP 2001309909A JP 2001309909 A JP2001309909 A JP 2001309909A JP 2003114482 A JP2003114482 A JP 2003114482A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】注文受付時に写真フィルムに対して発行される
注文識別情報がその写真フィルムに含まれているコマ画
像のプリント時にも確実に関係付けられて管理されるよ
うなデジタルプリントシステムを提供すること。 【解決手段】写真プリント2の注文に基づいて注文対象
写真フィルム1に付与する注文識別情報を生成する注文
識別情報発行部5と、前記写真フィルムから前記注文識
別情報及びこの写真フィルムのコマ画像を読み取るスキ
ャナ部30と、前記スキャナ部で取得された前記注文識別
情報データとこの注文識別情報データとリンクされたコ
マ画像データを前記スキャナ部から受け取って写真プリ
ント2を作製するプリント処理ステーション7とから構成
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真フィルムのコ
マ画像から取得されたデジタルコマ画像データに基づい
て写真プリントを作製するデジタルプリントシステムに
関する。
【0002】
【従来の技術】このようなデジタルプリントシステムで
は、顧客によってDP店に持ち込まれた撮影済みの写真
フィルムは注文受付処理の後、現像された写真フィルム
からフィルムスキャナによって各コマ画像がコマ画像デ
ータとしてデジタルデータ化され、このコマ画像データ
に基づいて光プリントヘッドを駆動制御することで、印
画紙等の写真感光材料にコマ画像が焼き付けられ、最終
的に従来の投影露光方式と同様な高品質の写真プリント
が作製される。
【0003】通常、受け付けたプリント注文と注文対象
写真フィルムと仕上がり品としての写真プリントの関連
付けのために、注文受付時に発行された注文番号(注文
識別情報の一例)を印刷したシールが注文対象写真フィ
ルムに貼り付けられている。古くから行われている投影
露光方式では、受け取った写真フィルムを順次プリント
システムに投入し、その写真フィルムに含まれているコ
マ画像を順次印画紙に焼き付けていくので、注文番号つ
まり写真フィルムと仕上がった写真プリントとの照合に
おいてあまり混乱することはなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これに対して、デジタ
ルプリントシステムは、フィルムスキャナによって取得
されたコマ画像データは、ハードディスク等のデータ記
憶装置に格納管理することが容易であるため、注文順と
は無関係に写真プリントを仕上げていくことが可能とな
っており、それを実践する場合、注文番号とコマ画像デ
ータの関連付けをしっかりとやっておかなければ、写真
フィルムと仕上がった写真プリントとの照合において混
乱が生じることになる。しかしながら、受け付けたプリ
ント注文と注文対象写真フィルムと仕上がり品としての
写真プリントの関連付けのためには、従来通り、注文番
号(注文識別情報の一例)を印刷したシールを注文対象
写真フィルムに貼り付けるだけであり、操作員が写真フ
ィルムのスキャニング時に目視で確認した注文番号を頼
りに最終的な照合を行っているので、スキャニング処理
とプリント処理で時間的に間隔があいている場合、照合
に手間取りといった問題が生じてくる。上記実状に鑑
み、本発明の課題は、注文受付時に写真フィルムに対し
て発行される注文識別情報がその写真フィルムに含まれ
ているコマ画像のプリント時にも確実に関係付けられて
管理されるようなデジタルプリントシステムを提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明によるデジタルプリントシステムでは、写真
プリントの注文に基づいて注文対象写真フィルムに付与
する注文識別情報を生成する注文識別情報発行部と、前
記写真フィルムから前記注文識別情報及びこの写真フィ
ルムのコマ画像を読み取るスキャナ部と、前記スキャナ
部で取得された前記注文識別情報データとこの注文識別
情報データとリンクされたコマ画像データを前記スキャ
ナ部から受け取って写真プリントを作製するプリント処
理ステーションとが備えられている。この構成では、従
来からプリント注文受付時に行われている注文対象写真
フィルムに注文識別情報を付与するというやり方をその
まま採用しながらも、写真フィルムのコマ画像を読み取
るスキャナ部においてその注文識別情報も読み取りら
れ、この注文識別情報データとリンクされた状態でコマ
画像データはプリント処理ステーションにおいて写真プ
リントの作製のために用いられる。従って、写真プリン
トとしての手順は従来と変わらないのにも係わらず、ス
キャニング処理とプリント処理との間で時間的に大きく
間隔があいた場合でも或いは注文順の写真プリント作製
というパターンが崩れたも仕上がりの写真プリントの照
合が確実に行われることになる。さらに、本発明の好適
な実施形態の1つでは、前記スキャナ部は前記写真フィ
ルムの傷や埃を読み取る赤外光スキャナと前記コマ画像
を読み取る可視光スキャナとを備えており、前記赤外光
スキャナが前記注文識別情報をも読み取る。つまり、写
真フィルムに貼り付けられるシールに記録された注文番
号のような情報を注文識別情報として採用する場合、こ
の情報を通常のコマ画像を読み取る可視光スキャナで読
み取ることは困難であるが、赤外光を遮断するインク等
で注文識別情報を記録しておくことで赤外光スキャナを
用いてその情報を読み取ることができる。赤外光スキャ
ナがフィルムの傷や埃の検出のために備わっている場合
には、余分な付加装置に起因するコスト負担は伴わない
ので好都合である。本発明によるその他の特徴及び利点
は、以下図面を用いた実施形態の説明により明らかにな
るだろう。
【0006】
【発明の実施の形態】図1には、本発明によるデジタル
プリントシステムの1つの実施形態が模式的に示されて
いる。このようなデジタルプリントシステムは、一般に
はミニラボと呼ばれており、比較的小規模なDP店に設
置されている。このデジタルプリントシステムは、プリ
ント注文を特定する注文識別情報を記録したチェックラ
ベル3を発行する注文識別情報発行部としてのチェック
ラベル発行機5、未現像の写真フィルム(以後単にフィ
ルムと呼ぶ)1を現像処理するとともに現像されたフィ
ルム1に含まれているコマ画像をデジタル画像化してコ
マ画像データとして取得するフィルム処理ステーション
6と、取得されたコマ画像データを用いてコマ画像を印
画紙2に焼き付けて写真プリント2(ここでは印画紙と
写真プリントには同じ図番が付与されている)を作製す
るプリント処理ステーション7、現像済みのフィルム2
と対応する写真プリント2を照合してDP袋4に入れる
照合ステーション8から構成されている。フィルム処理
ステーション6には、フィルム1を現像するフィルム現
像部20と、フィルム1に含まれているコマ画像等を読
み取るスキャナ部30と、フィルムを所定長さにカット
して得られたピースネガをネガシートに挿入するカット
フィルムインサータ部40が含まれている。プリント処
理ステーション7には、印画紙2にコマ画像を焼き付け
るデジタルプリント部50と、焼き付けられた印画紙2
を現像処理して写真プリント2に仕上げる印画紙現像部
60、各構成要素の制御処理や画像データ等のデータ処
理を行うコントローラ70が含まれている。
【0007】カメラ撮影を終えた顧客がDP店に撮影済
みフィルム1を持ち込むと、通常、フィルム現像とその
フイルムに含まれているコマ画像の写真プリントを行う
同時プリントが注文される。注文受付時には、顧客の名
前や住所及びプリントサイズなどをDP袋4に書き込む
とともに、このDP袋4には、チェックラベル発行機5
によって発行されたチェックラベル3が貼り付けられ
る。このチェックラベル3には、プリント注文を特定す
る注文識別情報として人間にとって認識しやすい数字で
表現された注文番号及びこの注文番号を表現していると
ころの機械的に認識易いバーコードが印字されている。
さらに、持ち込まれたフィルム1の先端領域(少なくと
もコマ画像が形成されていない箇所)にも同じ注文番号
とバーコードを有するチェックラベル3が貼り付けられ
る。
【0008】プリント注文の受付場所とフィルム処理ス
テーション6やプリント処理ステーション7の設置場所
が離れている場合フィルム1はDP袋4に収納されて搬
送されるが、同じ場所であるなら、すぐにDP袋4は照
合ステーション8に渡され、フィルム1はフィルム処理
ステーション6に与えられる。
【0009】フィルム処理ステーション6に与えられた
フィルム1は、フィルム現像部20において、自動的
に、現像、漂白、定着、水洗等の処理槽内を搬送され、
かつ乾燥処理されて、そのコマ画像が顕像化される。続
いて、スキャナ部30において、顕像化されたコマ画像
が読み取られてコマ画像データとして取得されるととも
に、後で詳しく説明されるがフィルム1に貼り付けられ
たチェックラベル3のバーコードが読み取られその注文
番号データ(以後単に注文番号と略称する)が注文識別
情報データとして取得される。スキャナ部30で読み取
り処理を終えたフィルム1はフィルムインサータ部40
へ送られ、所定のコマ数毎(例えば、4コマ又は6コマ
毎)にカットされ、ピースネガ1としてネガシートに順
次収容され、写真プリント2と照合するため、照合ステ
ーション8に送られる。
【0010】各コマ画像に対応するコマ画像データは注
文番号とリンクされた形でプリント処理ステーション7
のコントローラ70に転送される。コントローラ70で
は、転送されてきたコマ画像データに対して所定の画像
処理を施して最終的にプリントデータを作成し、このプ
リントデータを用いて印画紙2の表面を露光するが、そ
の印画紙2の裏面には対応する注文番号が印字される。
その後、印画紙現像部60において現像された印画紙3
は、仕上がり写真プリントとして搬出され照合ステーシ
ョン8に送られる。
【0011】照合ステーション8では、ピースネガ1の
1つに貼り付けられているチェックラベルの注文番号と
写真プリント2の裏側に印字された注文番号をチェック
し、その照合がOKの場合そのネガシートと写真プリン
ト2は、注文受付時に貼り付けられたチェックラベルの
注文番号が一致するDP袋4に収納される。
【0012】次に、フィルム1に含まれているコマ画像
とフィルム1に貼り付けられたチェックラベル3のバー
コードを読み取るスキャナ部30について図2を用いて
詳しく説明する。スキャナ部30は、主な構成要素とし
て、照明光学系31、撮像光学系32、CCDセンサを
用いた光電変換系33を備えている。照明光学系31
は、光源としてのハロゲンランプ31aと,そのハロゲ
ンランプ31aの光を反射して略平行光にする反射鏡3
1bと,赤外線カットフィルタ31cと,ハロゲンラン
プ31aの出射光を所望の色バランスに調整するための
調光フィルタ31dと,光の色分布や強度分布を均一に
するためのミラートンネル31eとが備えられて構成さ
れている。
【0013】光電変換系33は、可視光を利用する可視
光検出系33Aと赤外光を利用する赤外光検出系33B
の2つの系があり、可視光検出系33Aには可視光用セ
ンサ33aが、赤外光検出系33Bには赤外光用センサ
34aが含まれている。つまり、このスキャナ部30
は、照明光学系31と撮像光学系32と可視光検出系3
3Aからなる可視光スキャナ30Aと、照明光学系31
と撮像光学系32と赤外光検出系33Bからなる赤外光
スキャナ30Bとを備えている。可視光スキャナ30A
はフィルム1に含まれているコマ画像からその可視画像
を検出する機能を有しているのに対して、赤外光検出系
33Bは、フィルム1に付いている傷や埃の状態を画像
情報として得るためにコマ画像からその赤外画像を検出
する機能と、フィルム1に貼り付けられたチェックラベ
ル3のバーコードを検出する機能を有している。このた
め、チェックラベル3のバーコードは赤外光を遮断する
成分を有するインクによって印字されている。
【0014】上記の理由から、照明光学系31から照射
される照明光には少なくとも赤外光用センサ34aによ
り検出対象となる波長範囲の赤外光を含ませる必要があ
るので、照明光学系31の赤外線カットフィルタ31c
は、原則として約780nm〜約1100nmの赤外線
の波長範囲で透過率を低くしているのであるが、ここで
は赤外光検出系33Bの検出対象となる約820nm〜
約890nmの波長範囲で透過率を若干高く設定してい
る。又、調光フィルタ31dは、約780nmよりも短
波長側の可視光領域で透過率に所定の波長依存性を持た
せて色バランスを調整すると共に、約790nm〜約1
000nmの赤外線の範囲では原則として透過率を低く
しながらも、赤外光検出系33Bの検出対象となる約8
20nm〜約890nmの波長範囲で透過率を若干高く
設定している。従って、赤外線カットフィルタ31cと
調光フィルタ31dとを合わせた光透過率の波長特性
は、赤外光用センサ34aによる画像検出を可能とする
ために上記設定波長範囲の赤外線の透過を許容し且つ前
記設定波長範囲以外の赤外線をカットするように設定さ
れている。尚、このような波長特性は、両フィルタ31
c,31dを合わせた特性として達成すれば良く、赤外
線カットフィルタ31cにおいてカットしている波長範
囲の赤外線の透過率を更に低くできれば、調光フィルタ
31dでは赤外線の透過率を必ずしも低くする必要はな
い。
【0015】撮像光学系32は、ズームレンズユニット
32aと,光線の進行方向を屈曲させるミラー32b
と,赤外線カットフィルタ32cとを備えている。ミラ
ー32bは、いわゆるコールドミラーにて構成され、可
視光はミラー32bの反射面で反射されて光線の進路が
90度屈曲され、可視光用センサ33aに向けて照射さ
れ、一方、赤外光は大部分がミラー32bを通過してそ
のまま直進して、赤外光用センサ34bに照射される。
赤外線カットフィルタ32cは、ミラー32bによって
反射された若干の赤外光を確実に除去するためのもの
で、上述の照明光学系31の赤外線カットフィルタ31
cとは異なり、ここでは約820nm〜約890nmの
赤外線の波長範囲においても透過率を十分低くして、可
視光用センサ33aに赤外光が入射するのを阻止してい
る。
【0016】可視用光センサ33aは、撮像光学系32
によって導かれた光ビームのうち可視光を光電変換する
もので、赤色(R),緑色(G),青色(B)の各色に
対応して設けられたCCDラインセンサを1チップに集
積して構成しており、各CCDラインセンサは、主走査
方向つまりフィルム1の幅方向に多数(例えば5000
個)配列された受光素子が備えられて、それらの受光素
子の受光面には夫々R,G,Bのカラーフィルタが形成
されている。可視光用センサ33aの検出信号は、可視
光用信号処理回路33bによって増幅及びA/D変換等
の処理を行ってスキャナコントローラ35に出力され、
通信制御部35aを介してコントローラ70に転送され
る。
【0017】赤外光用センサ34aは、可視光用センサ
33aと同様の構成であるが、可視光用センサ33aが
R,G,B夫々に対応して3つのCCDラインセンサが
備えられているのに対し、赤外光用のCCDラインセン
サのみが設けられている。この赤外光用センサ34aの
検出信号も、赤外光用信号処理回路34bにて増幅及び
A/D変換等の処理を行ってスキャンコントローラ35
に出力され、通信制御部35aを介してコントローラ7
0に転送される。
【0018】フィルム1がスキャナ部30に搬送されて
くると、まずフィルム1に貼り付けられたチェックラベ
ル3のバーコードが赤外光スキャナ30Bによって読み
取られ、その読み取りデータがコントローラ70に転送
される。その後、フィルム1のコマ画像が所定のスキャ
ン位置に位置決めされると、コマ画像の読取処理が開始
される。コマ画像の投影光像は、フィルム搬送機構によ
るフィルム1の副走査方向への送り操作により、複数の
スリット画像に分割された形で順次可視光スキャナ30
A及び赤外光スキャナ30Bによって読み取られ、コマ
画像データとしてコントローラ70に転送される。
【0019】次にプリント処理ステーション7について
図3を用いて詳しく説明する。プリント部50は、ロー
ル状の印画紙2を格納しているペーパーマガジン51
と、ペーパーマガジン51から引き出された印画紙2を
プリントサイズに合わせてカットするペーパーカッタ5
2と、カットされた印画紙2の裏面に注文番号等を印字
するバックプリント用プリンタ53と、露光エリアコン
トローラ70によって生成されたプリントデータに基づ
いて印画紙2の表面にコマ画像を焼き付けるデジタル光
プリントヘッド54を備えており、印画紙現像部60
は、露光された印画紙2を現像処理する現像処理タンク
61と、現像処理タンク61から排出された印画紙2つ
まり写真プリント2を受け取る横送りコンベヤ62と、
コンベヤ62から送り込まれる写真プリント2を注文単
位で区分けするソータ63とを備えている。プリント部
50から現像部60にわたって印画紙2を搬送する印画
紙搬送機構64も備えられている。
【0020】コントローラ70は、CPU、ROM、R
AM、I/Oインタフェース回路などからなるマイクロ
コンピュータシステムを中核部材として構成されている
が、ここでは特に本発明に関連する機能要素だけを図4
を用いて説明すると、スキャナコントローラ35の通信
制御部35aから転送されるデータの入力部としての通
信制御部71、転送されてきたバーコードデータから注
文番号を認識する注文識別情報認識部72、転送されて
きた可視光によるコマ画像データと赤外光によるコマ画
像データとからフィルム傷や埃等による画像の汚れを修
正する修正画像処理部73、修正されたコマ画像データ
に対してレベル補正や色補正など仕上がりを美しくする
ための種々の画像処理を行う画像処理部74、画像処理
されたコマ画像データに基づいてプリントデータを生成
しプリントヘッド54を制御するプリント制御部75、
注文識別情報認識部72で認識された注文番号等を印画
紙2の裏面に印字するようにバックプリント用プリンタ
53を制御するバックプリント制御部76、必要に応じ
てコマ画像データのイメージ及びその他の表示アイテム
のイメージをビデオメモリーに取り込むとともにこの表
示イメージをビデオコントローラによってビデオ信号に
変換してモニタ55に送るビデオ制御部77などが挙げ
られる。
【0021】なお、このコントローラ70において、常
にコマ画像データは注文識別情報認識部72で認識され
た注文番号とリンクされており、例えば、一時的にハー
ドディスクなどにコマ画像データを保管する場合でも、
コマ画像データと注文番号はリンクされた形を維持する
ようなしくみが採用される。
【0022】修正画像処理部73によるコマ画像データ
の修正手順は次のように行われる。先ず、フィルム1の
各コマ画像の読み取りが行われるが、その際可視光スキ
ャナ30Aによりフィルム1に撮影されている本来のコ
マ画像が読み取られるとともに、赤外光スキャナ30B
によりフィルム1に撮影されている本来のコマ画像では
なくフィルム1に付いている傷や埃の画像が読み取られ
る。赤外光用スキャナ30Bでこのような画像を読み取
ることができるのは、フィルム1に入射した赤外光はフ
ィルム1に記録されている撮影画像自体には影響を受け
ないが、フィルム1に上記傷や埃が存在するとそれらに
散乱されて透過光量が低下し、傷や埃の存在を画像デー
タとして取得できることによる。
【0023】可視光スキャナ30Aと赤外光用スキャナ
30Bで取得された画像データがコントローラ70に転
送され、修正画像処理部73に入力されると、これらの
両画像データが比較され、赤外光用スキャナ30Bによ
る画像データに写し出されている部分は傷や埃であると
してその部分に対応する可視光スキャナ30Aによるコ
マ画像データの領域は周辺領域のデータで補完されるの
である。このような傷や埃により画像の汚れを修正する
技術そのものはよく知られているので、ここではこれ以
上の説明を省略する。
【0024】また、修正画像処理部73をスキャナ部3
0のスキャナコントローラ35に備えさせることも可能
である。この場合、スキャナコントローラ35から転送
されるコマ画像データは修正済みであるので、コントロ
ーラ70の修正画像処理部73は不必要となる。同様
に、注文識別情報認識部72もスキャナコントローラ3
5に備えさせることができる。この場合、スキャナコン
トローラ35からコントローラ70へのコマ画像データ
の転送において、コマ画像データは注文識別情報認識部
によって認識された注文番号とリンクされたフォーマッ
トで転送されることになる。
【0025】上記実施の形態では、チェックラベル3の
バーコードを読み取るスキャナとして赤外光スキャナ3
0Bが兼用使用されていたが、図5に示すように、バー
コードスキャナとしてよく知られた反射光方式の注文番
号スキャナ90を用いることも可能である。さらに、機
械的読み取りに用いる注文識別情報としてはバーコード
のみならず、ID読み取り技術の分野で用いられている
種々の方式を採用することができるのは当然である。
【0026】また、上記実施の形態の説明では、プリン
ト処理ステーション7におけるプリント方法として印画
紙等の感光材料に画像を焼き付けるタイプのものを採用
しており、その場合光プリントヘッド54として、印画
紙5の搬送方向と直交する方向にレーザービームを送出
して走査を行う形式のもののほか、蛍光ビーム方式、液
晶シャッター方式、DMD方式又はFOCRT等の採用
が可能であるが、感光材料を用いるのではなく、普通紙
やフィルムにインクを吹き付けるインクジェット式のプ
リント方法や、熱転写や昇華方式のインクプリント方式
を採用してもよい。バックプリント用プリンタとして
は、後工程の現像処理を考慮するならば、ドットインパ
クト方式のプリンタが好都合である。
【0027】本発明はデジタルプリントシステムに関し
ているが、デジタルプリントシステムは非常に広い概念
で理解されるべきであり、デジタル制御機器やデジタル
制御を組み込んだ投影露光式のプリントシステムもその
範疇に入ると考えることもでき、特にそのようなアナロ
グ式のプリントシステム、つまり、そこではチェックラ
ベルの注文識別情報をバーコードリーダ等で読み取り、
アナログプリント時に注文識別情報とプリントをリンク
させてプリントの裏面に注文識別情報をバックプリント
して、従来のアナログプリントシステムでは得られなか
った自動化を実現する技術も本発明に含まれるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデジタルプリントシステムの模式
【図2】スキャナ部の詳細を示すブロック図
【図3】プリント部の詳細を示すブロック部
【図4】コントローラの機能を示す機能ブロック図
【図5】別実施形態でのデジタルプリントシステムの模
式図
【符号の説明】
1 写真フィルム 2 印画紙(写真プリント) 3 チェックラベル 4 DP袋 5 チェックラベル発行機(注文識別情報発行部) 6 フィルム処理ステーション 7 プリント処理ステーション 8 照合ステーション 30 スキャナ部 30A可視光スキャナ 30B赤外光スキャナ(注文番号読取スキャナ) 90注文番号読取スキャナ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】写真プリントの注文に基づいて注文対象写
    真フィルムに付与する注文識別情報を生成する注文識別
    情報発行部と、前記写真フィルムから前記注文識別情報
    及びこの写真フィルムのコマ画像を読み取るスキャナ部
    と、前記スキャナ部で取得された前記注文識別情報デー
    タとこの注文識別情報データとリンクされたコマ画像デ
    ータを前記スキャナ部から受け取って写真プリントを作
    製するプリント処理ステーションとからなるデジタルプ
    リントシステム。
  2. 【請求項2】前記スキャナ部は前記写真フィルムの傷や
    埃を読み取る赤外光スキャナと前記コマ画像を読み取る
    可視光スキャナとを備えており、前記赤外光スキャナが
    前記注文識別情報をも読み取ることを特徴とする請求項
    1に記載のデジタルプリントシステム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1631053A1 (en) 2004-08-31 2006-03-01 Fuji Photo Film Co., Ltd. Photographic film processor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1631053A1 (en) 2004-08-31 2006-03-01 Fuji Photo Film Co., Ltd. Photographic film processor

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