JP2002286858A - 物体検知装置及び物体検知方法 - Google Patents

物体検知装置及び物体検知方法

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JP2002286858A
JP2002286858A JP2001093685A JP2001093685A JP2002286858A JP 2002286858 A JP2002286858 A JP 2002286858A JP 2001093685 A JP2001093685 A JP 2001093685A JP 2001093685 A JP2001093685 A JP 2001093685A JP 2002286858 A JP2002286858 A JP 2002286858A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドアハンドルの種類に係わらず一定の回路定
数で物体を確実に検知するとともに、消費電流を削減し
た物体検知装置及び物体検知方法を提供する。 【解決手段】 発光部31は、鋸歯状波と可聴帯域を超
える繰り返し周波数の方形波との乗算波形を電圧電流変
換して、LED38を駆動する。受光部21は、PD2
2で光電変換した波形をACアンプ23で増幅し、前記
方形波の繰り返し周波数成分をBPF24で抽出し、検
波回路25で検波して、所定レベルを超える検波出力を
得たときに、波形整形回路26から制御部へ出力する。
制御部27は、発光開始から波形整形回路26が出力す
るまでの計測時間が前回までの計測時間に基づくしきい
値を超えたときにキーレスエントリ制御部5へ物体検知
信号を出力する。キーレスエントリ制御部5は、携帯機
8と通信してIDコードを認証すると、アクチュエータ
7を作動させてドアロックを解除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学式の物体検知
装置及び物体検知方法に係り、特に、バックグランドの
明るさや周囲の材質に依らず確実に物体を検知できる物
体検知装置及び物体検知方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両のドアを施解錠するため
キーレスリモコン送受信機を利用したキーレスエントリ
ーシステムが利用されている。キーレスリモコン送信機
には、例えばドアをロックするための押しボタンと、ド
アをアンロックするための押しボタンとが別々に2つ設
けられており、車両の近くで所望のキーが押されると、
施錠情報または解錠情報とともにID情報が付加された
電波が発射される。
【0003】そして、車両に設けられたキーレスリモコ
ン受信機では、この電波を受信して抽出したID情報
と、予め登録されているID情報と比較し、両者が一致
した場合には、当該車両の正当な利用者であると判断し
て、ロック/アンロック動作を行うように制御するもの
である。
【0004】また近年、キーレスリモコンの押しボタン
操作を省略して、キーレス送受信機を保持した運転者が
ドアを開けるために、ドアハンドルに手をかけたことを
物体検知装置で検知し、これを契機として車両側の送受
信機と運転者の送受信機とが通信を行ってID情報を確
認し、ドアロックを解除するものがある。
【0005】そして、このような物体検知装置として
は、欧州特許EP972897号が知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の物体検知装置が組み込まれるドアハンドルには、表
面がメッキされたものや、車体と同一色に塗装されたも
の、艶消しの黒等多くの種類があり、種類によって極端
に光の反射率が異なっている。このため、ドアハンドル
及び周辺の部材の反射率によって、物体検知装置の回路
定数を変えて感度を調整しなければならないという問題
点があった。
【0007】また、従来の物体検知装置は、発光部に用
いられる発光ダイオードの駆動電流は一定レベルであっ
たので、待機時の消費電流(暗電流)が大きく、電源と
なる電池の残存容量が低下し易いという問題点があっ
た。
【0008】また、従来の物体検知装置においては、長
期間使用するうちに発光ダイオードの輝度が低下して、
検知性能が低下するという問題点があった。
【0009】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、ドアハンドルの種類に係わらず回路
定数の変更を不要とするとともに、物体を確実に検知す
ることができる物体検知装置及び物体検知方法を提供す
ることである。
【0010】また本発明の目的は、待機時の消費電流を
減少させて、電池の放電を減少させることができる物体
検知装置及び物体検知方法を提供することである。
【0011】また本発明の目的は、発光部の駆動電流を
低下させて、発光部の長寿命化を図り、部品交換を不要
とすることができる物体検知装置及び物体検知方法を提
供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記目的を達成するため、発光部と、該発光部が発光し
た光を受光する受光部と、物体の有無を判定する制御部
とを備え、発光部から受光部に至る光路を物体が遮るこ
とにより物体を検知する物体検知装置において、前記発
光部は、順次強度が増加する鋸歯状波形の発光を所定の
周期で繰り返し、前記受光部は、前記発光部が発光を始
めてから受光の強度が所定値に達するまでの時間を示す
信号を発生し、前記制御部は、発光開始から前記信号が
発生されるまでの時間を前記周期毎に計測し、前回まで
の計測時間に基づくしきい値を新たな計測時間が超えた
ときに物体を検知したと判定することを要旨とする物体
検知装置である。
【0013】請求項2記載の発明は、上記目的を達成す
るため、請求項1記載の物体検知装置において、前記制
御部は、受光部が受光した光の強度が所定値に達したと
きに、当該周期における前記発光部の発光を中断するこ
とを要旨とする。
【0014】請求項3記載の発明は、上記目的を達成す
るため、請求項1または請求項2記載の物体検知装置に
おいて、前記発光部が発する光は、可聴帯域を超える周
波数で変調され、前記受光部は、受光した光の強度の前
記変調成分を増幅して、受光の強度を判定することを要
旨とする。
【0015】請求項4記載の発明は、上記目的を達成す
るため、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載
の物体検知装置において、前記発光部と前記受光部との
間の光路には、少なくとも1つの反射部材が配置され、
検知対象の物体が存在しないときには、前記発光部から
の光は前記反射部材を介して前記受光部へ入射すること
を要旨とする。
【0016】請求項5記載の発明は、上記目的を達成す
るため、発光部と、該発光部が発光した光を受光する受
光部と、物体の有無を判定する制御部とを備えた物体検
知装置における物体検知方法であって、前記発光部は、
順次強度が増加する鋸歯状波形の発光を行い、前記受光
部は、前記発光部が発光を始めてから受光の強度が所定
値に達するまでの時間を示す信号を発生し、前記制御部
は、発光開始から前記信号が発生されるまでの時間を計
測し、前回までの計測時間に基づくしきい値を新たな計
測時間が超えたときに物体を検知したと判定することを
要旨とする物体検知方法である。
【0017】請求項6記載の発明は、上記目的を達成す
るため、請求項5記載の物体検知方法において、前記制
御部は、受光部が受光した光の強度が所定値に達したと
きに、当該周期における前記発光部の発光を中断するこ
とを要旨とする。
【0018】請求項7記載の発明は、上記目的を達成す
るため、請求項5または請求項6記載の物体検知方法に
おいて、前記発光部が発する光は、可聴帯域を超える周
波数で変調され、前記受光部は、受光した光の強度の前
記変調成分を増幅して、受光の強度を判定することを要
旨とする。
【0019】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して、本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明に係る物体
検知装置の実施形態を適用した自動車用キーレスエント
リシステムの全体構成を示すシステム構成図である。同
図において、キーレスエントリシステム1は、ユーザの
手が運転席ドアの図示しないアウトサイドハンドルに掛
かったことを検知する物体検知装置2と、物体検知装置
2がユーザの手を検知したとき後述する携帯機8との通
信を行ってIDコードを受信する送受信部3と、照合用
のIDコードを記憶するコード記憶部4と、IDコード
の照合及びキーレスエントリシステム全体を制御するキ
ーレスエントリ制御部5と、IDコードの照合結果が正
しければ解錠信号を出力する施解錠信号出力部6と、施
解錠信号出力部6から出力される施錠信号/解錠信号に
より図示しない運転席ドアの施解錠を行うアクチュエー
タ7と、ユーザが携帯する携帯機8とを備えている。
【0020】携帯機8は、制御部9と送受信部10とI
Dコードを記憶するコード記憶部11とを備え、車両側
の送受信部3からの問い合わせに対して、IDコードを
含む情報を送信するものである。
【0021】物体検知装置2は、順次強度が増加する鋸
歯状波形の発光を所定の周期で繰り返す発光部31と、
発光部31が発した光を受光して発光部31が発光を始
めてから受光の強度が所定値に達するまでの時間を示す
信号を発生する受光部21と、発光部31の発光開始か
ら受光部21が前記信号を発生するまでの時間を所定の
周期毎に計測し、前回までの計測時間に基づくしきい値
を新たな計測時間が超えたときに物体を検知したと判定
する制御部27と、を備えている。
【0022】発光部31は、制御部27が発する所定周
期の繰り返し信号により鋸歯状波形を発生する鋸歯状波
発生回路32と、鋸歯状波の緩衝増幅器であるバッファ
アンプ(B)33と、可聴帯域を超える周波数(例えば
数十kHz)の方形波を発生する方形波発生回路34
と、方形波の緩衝増幅器であるバッファアンプ(B)3
5と、バッファアンプ33の出力をバッファアンプ35
の出力で変調するために両バッファアンプ33と35と
の出力を接続する接続点36と、接続点36の電圧値を
発光ダイオード38の駆動電流に変換する電圧電流変換
回路37と、方形波で変調されるとともに順次強度が増
加する鋸歯状波形の発光を所定の周期で繰り返す発光ダ
イオード(以下、LEDと略す)38とを備えている。
【0023】受光部21は、LED38の発する光の波
長を検出することができるフォトダイオード(以下、P
Dと略す)22と、交流アンプ(ACアンプ)23と、
方形波発生回路34が発生する方形波の繰り返し周波数
を通過帯域とする帯域通過フィルタ(BPF)24と、
検波回路25と、発光部31が発光を始めてから受光の
強度が所定値に達するまでの時間を示す信号を制御部2
7へ出力する波形整形回路26と、を備えている。
【0024】ここで、繰り返しの所定周期を25mS、
LED38の最大発光時間を5mS、発光休止時間を2
0mSとすれば、鋸歯状波発生回路32の出力波形は、
図3(a)となり、方形波発生回路34の出力波形は、
図3(b)となる。従って、図3(a)の波形と図3
(b)の波形とのアナログ的な乗算結果である接続点3
6の波形は、図3(c)となり、この電圧波形を電流変
換したものがLED38の駆動電流となる。尚実施形態
では、方形波の繰り返し周波数を40kHz(周期25
μS)、デューティ比50%としているので、LED3
8は、12.5μSの点灯と、12.5μSの消灯とを
繰り返しながら、順次発光強度が高くなるように駆動さ
れる。LED38が発する光の波長は、特に限定されな
いが、本実施形態では、赤外光としている。
【0025】次に、図2のフローチャートを参照して、
上記構成の物体検知装置2の動作を説明する。尚、物体
検知装置2の制御部27は、マイクロコンピュータで構
成され、0から15を循環する制御変数iと、過去16
回の計測時間を記憶するための記憶領域と、書換可能な
しきい値記憶領域と、3つのフラグF1,F2,F3と
を用いている。
【0026】制御変数iは、4ビットのソフトウェアカ
ウンタとして構成され、直近の16サンプルの計測時間
Δtの記憶及び読み出しのためのものである。フラ
グF1は、今回の計測周期において、しきい値Tthを超
える計測時間Δtを得たときに”1”にセットさ
れ、しきい値Tth以下の時に、”0”にセットされるフ
ラグである。同様にフラグF2、F3は、それぞれ前
回、前々回の周期において、しきい値Tthを超える計測
時間Δtを得たときに”1”にセットされ、しきい
値Tth以下の時に、”0”にセットされるフラグであ
る。従って、F1=F2=F3=1であれば、3回連続
してしきい値Tthを超えたことになる。
【0027】図2において、まず、制御部27から発光
部へ与えられる信号により、鋸歯状波発生回路32の出
力が上昇し始めて、LED38が発光を始める(ステッ
プS10)。次いで、制御部27で5mS間のソフトウ
ェアタイマーをスタートさせ(ステップS12)、受光
部から制御部に対して、受光した光の強度が所定値に達
するまでの計測時間を示す信号が出力されるか(ステッ
プS14)、或いは5mSのタイマがタイムアップ(ス
テップS42)するまでループして待つ。
【0028】5mSのタイマがタイムアップするという
ことは、5mSの最大発光強度においても受光部が所定
レベルを超える受光強度が得られなかったことになり、
即ち発光部と受光部との間に物体が存在すると判定す
る。かくしてステップS42の判定がYesであれば、
消費電流を削減するため発光ダイオードをオフし(ステ
ップS44)、フラグF3,F2,F1をリセットして
(ステップS46)、ステップS26へ分岐する。
【0029】受光部が信号を出力するとステップS14
の判定結果がYesとなり、次いで4ビットのカウンタ
iの内容を1だけ増加し(ステップS16)、発光ダイ
オードが点灯を始めてから信号が出力されるまでの計測
時間をΔtとして格納し(ステップS18)、消費
電流を節約するため発光ダイオードを消灯する(ステッ
プS20)。
【0030】次いで、Δtがしきい値Tthを超えて
いるか否かを判定し(ステップS22)、しきい値Tth
を超えていなければ、F3←F2、F2←F1、F1
←”0”の移送を行って(ステップS24)。ステップ
S32へ分岐する。
【0031】ステップS22の判定で、計測時間Δt
がしきい値Tthを超えていれば、F3←F2、F2
←F1、F1←”1”の移送を行って(ステップS2
6)、3回連続してしきい値を超えたかどうか、即ちF
1、F2、F3が全て1かどうかの判定を行う(ステッ
プS28)。3回連続してしきい値を超えていれば、制
御部27からキーレスエントリ制御部5へ物体検知信号
を出力して(ステップS30)、ステップ32へ進む。
【0032】この物体検知信号を受けたキーレスエント
リ制御部5は、送受信部3からユーザの携帯機8に対し
て、IDコードの問い合わせ信号を送信し、携帯機8か
ら応答されたIDコードを含む信号を送受信部3で受信
する。そして、コード記憶部4に記憶された登録済みの
IDコードのいずれかに一致していれば、施解錠信号出
力部6からアクチュエータ7に解錠信号を出力し、ドア
ロックが解除される。
【0033】ステップS28の判定において、F1、F
2、F3のいずれかが0であれば、3回連続してしきい
値を超えていないので、ステップS32へ分岐する。
【0034】ステップS32においては、5mSタイム
アップするまでセルフループして待つ。5mSタイムア
ップすると、過去16回分の計測時間Δt〜Δt
i−1 から平均値Δtmeanを算出し(ステップS3
4)、平均値Δtmeanに基づいてしきい値Tthを算出し
て、しきい値Tthを更新する(ステップS36)。
【0035】次いで、20mSの休止のために、20m
Sのタイマをスタートさせ(ステップS38)、20m
Sがタイムアップしたかどうかをループして待つ(ステ
ップS40)。制御部27は、この20mSのタイマが
タイムアップするまでスリープモードとなって、電流消
費を極めて少量に抑制する。20mSのタイマがタイム
アップすると、ステップS10へ分岐してLEDの点灯
を始める。
【0036】本発明においては、このような前回までの
計測時間Δt〜Δti−15の平均値Δtmeanに基
づいて、ダイナミックなしきい値Tthを設定して、物体
の有無を判定するようにしたので、ドアハンドル及びそ
の周辺の部材の表面処理の種類、即ち、メッキ処理、車
体と同色の塗装、艶消しの黒等に依らず、正確に物体を
検知することができる。
【0037】図4は、実施形態の波形例を示す図であ
る。LED38とPD22との間に物体がない場合に
は、LED38から発せられた光が遮られることなく直
接PD22へ入射するので、検波回路25の出力が所定
レベルに達したかどうかを判定する波形整形回路26
は、Δt1、Δt2という極めて短時間で出力する。こ
れに対して、LED38とPD22との間に物体がある
場合、Δt3のように5mSのタイムアップをするか、
或いは物体の反射光が多い場合には、Δt4のように検
出される。
【0038】図5は、本発明に係る物体検知装置の実装
状態を説明する斜視組立図であり、右ハンドル自動車の
運転席ドアに実装する例を示している。
【0039】図5において、ドアハンドルの把持部であ
るグリップ51とグリップ51を図示しないドアに取り
付けるためのベース52とのには、手を入れるスペース
58が形成される。そして、このスペース58を前後に
挟んでLED38とPD22とを対向配置するために、
ベース52に凹部52a、52bが設けられている。凹
部52aには、LED38が填め込まれ、凹部52bに
はPD22が填め込まれる。そして、ベース52に対し
て上方より嵌合するホルダ53によりLED38及びP
D22が固定される。
【0040】またベース52の裏面中央部には、略方形
の凹部52cが設けられ、この凹部52cには、物体検
知装置のLED38とPD22とを除く回路素子を実装
したプリント配線基板(PCB)54が填め込まれ、カ
バー55で覆われるようになっている。そして、LED
38及びPD22とPCB54とは、それぞれコード5
6、57で接続されている。またPCB54と図外のキ
ーレスエントリ制御部とは、図示しないケーブルで接続
されるようになっている。
【0041】図6は、物体検知装置のLED38とPD
22との間の各種光路の構成例を示す平面図であり、各
光路は2点鎖線で表示されている。
【0042】図6(a)は、グリップ51とベース52
との間の手を入れるスペース58を前後に縦断するよう
にLED38とPD22とを配設した例であるり、図5
に対応する。
【0043】図6(b)は、グリップ51の内面に反射
部材60を設け、LED38とPD22とをベース52
に配設した例を示している。この例によれば、LED3
8から発した光が反射部材60で反射し、反射部材60
からPD22へ入射するので、グリップ51とベース5
2との間の手を入れるスペース58を斜めに横断する光
路を構成する。
【0044】図6(c)は、グリップ51の内面に2つ
の反射部材62、63を設け、LED38とPD22と
をベース52に配設して、略3角形の光路を形成した例
を示している。この例によれば、LED38とPD22
とをスペース58の中央部に対向するベース52に配設
するとともに、反射部材61、64を備える透明なキャ
ップ65によりLED38とPD22との入出射面を覆
っている。そして、LED38から出射した光は、反射
部材61、反射部材62、反射部材63、反射部材64
の順で順次反射されて、PD22へ入射する光路を構成
する。
【0045】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、発光部
と、該発光部が発光した光を受光する受光部と、物体の
有無を判定する制御部とを備え、発光部から受光部に至
る光路を物体が遮ることにより物体を検知する物体検知
装置において、前記発光部は、順次強度が増加する鋸歯
状波形の発光を所定の周期で繰り返し、前記受光部は、
前記発光部が発光を始めてから受光の強度が所定値に達
するまでの時間を示す信号を発生し、前記制御部は、発
光開始から前記信号が発生されるまでの時間を前記周期
毎に計測し、前回までの計測時間に基づくしきい値を新
たな計測時間が超えたときに物体を検知したと判定する
ようにしたので、ドアハンドルの種類に係わらず回路定
数の変更を不要とするとともに、物体を確実に検知する
ことができる物体検知装置を提供することができるとい
う効果がある。
【0046】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、前記制御部は、受光部が受光
した光の強度が所定値に達したときに、当該周期におけ
る前記発光部の発光を中断するようにしたので、発光素
子の通電電流が削減され、発光素子の寿命を伸延して交
換を不要にするとともに、物体検知装置の待機時の消費
電流を削減して、バッテリの負担を軽減することができ
るという効果がある。
【0047】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは請求項2記載の発明の効果に加えて、前記発光部が
発する光は、可聴帯域を超える周波数で変調され、前記
受光部は、受光した光の強度の前記変調成分を増幅し
て、受光の強度を判定するようにしたので、特に光学フ
ィルタ等を設けることなく、外来光の影響を除去して信
頼性の高い物体検知装置を提供することができるという
効果がある。
【0048】請求項4記載の発明によれば、請求項1な
いし請求項3に記載の発明の効果に加えて、前記発光部
と前記受光部との間の光路には、少なくとも1つの反射
部材が配置され、検知対象の物体が存在しないときに
は、前記発光部からの光は前記反射部材を介して前記受
光部へ入射するようにしたので、発光部と受光部との実
装位置の制約が少なくなり、自由度の高い配置を行うこ
とができるという効果がある。
【0049】請求項5記載の発明によれば、発光部と、
該発光部が発光した光を受光する受光部と、物体の有無
を判定する制御部とを備えた物体検知装置における物体
検知方法であって、前記発光部は、順次強度が増加する
鋸歯状波形の発光を行い、前記受光部は、前記発光部が
発光を始めてから受光の強度が所定値に達するまでの時
間を示す信号を発生し、前記制御部は、発光開始から前
記信号が発生されるまでの時間を計測し、前回までの計
測時間に基づくしきい値を新たな計測時間が超えたとき
に物体を検知したと判定するようにしたので、ドアハン
ドルの種類に係わらず回路定数の変更を不要とするとと
もに、物体を確実に検知することができる物体検知方法
を提供することができるという効果がある。
【0050】請求項6記載の発明によれば、請求項5に
記載の発明の効果に加えて、前記制御部は、受光部が受
光した光の強度が所定値に達したときに、当該周期にお
ける前記発光部の発光を中断するようにしたので、発光
素子の通電電流が削減され、発光素子の寿命を伸延して
交換を不要にするとともに、物体検知装置の待機時の消
費電流を削減して、バッテリの負担を軽減することがで
きるという効果がある。
【0051】請求項7記載の発明によれば、請求項5ま
たは請求項6に記載の発明の効果に加えて、前記発光部
が発する光は、可聴帯域を超える周波数で変調され、前
記受光部は、受光した光の強度の前記変調成分を増幅し
て、受光の強度を判定するようにしたので、特に光学フ
ィルタ等を設けることなく、外来光の影響を除去して信
頼性の高い物体検知方法を提供することができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る物体検知装置の実施形態を適用し
た自動車用キーレスエントリシステムの全体構成を示す
システム構成図である。
【図2】物体検知装置の実施形態の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図3】物体検知装置の実施形態の動作を説明する波形
図である。
【図4】物体検知装置の実施形態の動作を説明する波形
図である。
【図5】物体検知装置の実装状態を説明する斜視組立図
である。
【図6】物体検知装置の各種実装状態を説明する平面図
である。
【符号の説明】
1 キーレスエントリシステム 2 物体検知装置 3 送受信部 4 コード記憶部 5 キーレスエントリ制御部 6 施解錠信号出力部 7 アクチュエータ 8 携帯機 9 制御部 10 送受信部 11 コード記憶部 21 受光部 22 フォトダイオード(PD) 23 ACアンプ 24 帯域フィルタ(BPF) 25 検波回路 26 波形整形回路 27 制御部 31 発光部 32 鋸歯状波発生回路 33 バッファ(B) 34 方形波発生回路 35 バッファ(B) 36 接続点 37 電圧電流変換回路 38 発光ダイオード(LED)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光部と、該発光部が発光した光を受光
    する受光部と、物体の有無を判定する制御部とを備え、
    発光部から受光部に至る光路を物体が遮ることにより物
    体を検知する物体検知装置において、 前記発光部は、順次強度が増加する鋸歯状波形の発光を
    所定の周期で繰り返し、 前記受光部は、前記発光部が発光を始めてから受光の強
    度が所定値に達するまでの時間を示す信号を発生し、 前記制御部は、発光開始から前記信号が発生されるまで
    の時間を前記周期毎に計測し、前回までの計測時間に基
    づくしきい値を新たな計測時間が超えたときに物体を検
    知したと判定することを特徴とする物体検知装置。
  2. 【請求項2】 前記制御部は、受光部が受光した光の強
    度が所定値に達したときに、当該周期における前記発光
    部の発光を中断することを特徴とする請求項1記載の物
    体検知装置。
  3. 【請求項3】 前記発光部が発する光は、可聴帯域を超
    える周波数で変調され、前記受光部は、受光した光の強
    度の前記変調成分を増幅して、受光の強度を判定するこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載の物体検知
    装置。
  4. 【請求項4】 前記発光部と前記受光部との間の光路に
    は、少なくとも1つの反射部材が配置され、検知対象の
    物体が存在しないときには、前記発光部からの光は前記
    反射部材を介して前記受光部へ入射することを特徴とす
    る請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の物体
    検知装置。
  5. 【請求項5】 発光部と、該発光部が発光した光を受光
    する受光部と、物体の有無を判定する制御部とを備えた
    物体検知装置における物体検知方法であって、 前記発光部は、順次強度が増加する鋸歯状波形の発光を
    行い、 前記受光部は、前記発光部が発光を始めてから受光の強
    度が所定値に達するまでの時間を示す信号を発生し、 前記制御部は、発光開始から前記信号が発生されるまで
    の時間を計測し、前回までの計測時間に基づくしきい値
    を新たな計測時間が超えたときに物体を検知したと判定
    することを特徴とする物体検知方法。
  6. 【請求項6】 前記制御部は、受光部が受光した光の強
    度が所定値に達したときに、当該周期における前記発光
    部の発光を中断することを特徴とする請求項5記載の物
    体検知方法。
  7. 【請求項7】 前記発光部が発する光は、可聴帯域を超
    える周波数で変調され、前記受光部は、受光した光の強
    度の前記変調成分を増幅して、受光の強度を判定するこ
    とを特徴とする請求項5または請求項6記載の物体検知
    方法。
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