JP2002286190A - 配管フランジ接続診断装置およびその方法 - Google Patents

配管フランジ接続診断装置およびその方法

Info

Publication number
JP2002286190A
JP2002286190A JP2001087605A JP2001087605A JP2002286190A JP 2002286190 A JP2002286190 A JP 2002286190A JP 2001087605 A JP2001087605 A JP 2001087605A JP 2001087605 A JP2001087605 A JP 2001087605A JP 2002286190 A JP2002286190 A JP 2002286190A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packing
flanges
seal portion
outside
flange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001087605A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4490597B2 (ja
Inventor
Takahiro Miura
崇広 三浦
Toru Onodera
徹 小野寺
Shunichi Shimizu
俊一 清水
Tomohito Nakano
智仁 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2001087605A priority Critical patent/JP4490597B2/ja
Publication of JP2002286190A publication Critical patent/JP2002286190A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4490597B2 publication Critical patent/JP4490597B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pipeline Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】配管のフランジ接続部の劣化状態を効率的に検
知・診断し、分解点検作業の省力化・経済性向上を図
る。 【解決手段】二つの配管10のそれぞれの端部に取り付
けられた二つのフランジ1同士を対向させてそれらフラ
ンジ1の間に環状のシール部4を有するパッキン30を
挟んでそれらフランジ1同士を締め付けてなる配管フラ
ンジ接続の健全性を診断する診断装置において、パッキ
ン30のシール部4の内部または外側もしくは内側に取
り付けられたセンサ5、8、9と、このセンサ5、8、
9から出る信号をフランジ1の外側で監視する手段6、
7と、を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子力プラント、
火力プラント等の発電プラント、または配管を多数使用
する工業プラント等の配管の接続の健全性を診断する装
置およびその診断方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、配管の締結部であるフランジ
は、パッキンやガスケットなどのシール材を介して締結
される。締結部の適正さを維持・管理する手法として、
フランジ締結ボルトのトルク管理、フランジ締結時のフ
ランジ間隔の管理、使用時または使用時以上の圧力をか
けた状態での漏洩検査、定期的な増し締めによる維持な
どが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】プラント設備の信頼性
や安全性を維持しつつ、経済性を向上する手段として、
機器点検周期の延長、保守の合理化が進められている。
機器点検周期の延長においては、従来の信頼性を損なわ
ずに長時間にわたり機器の健全性が保たれること、すな
わち運転中の機器診断が求められる。保守の合理化にお
いては、保守・点検の作業を減らし、効率の良い保守・
定検を計画できること、すなわち運転中の機器診断によ
る、保守・点検作業の削減が求められる。
【0004】また、経済性を向上するためには、プラン
トの主要機器である配管系の点検合理化と点検周期の延
長が必要である。特に、配管のつなぎめであるフランジ
廻りの分解点検はプラント維持のために重要な要素でか
つ数も多く、取り付けた状態のままフランジ・シール部
の劣化状態を検知・診断することは、プラントの経済性
向上への効果が大きい。
【0005】しかし、従来の技術は、主にフランジ締結
作業時からプラント運転前の確認を対象とし、運転状態
における劣化の兆候を検知・診断するには至っていな
い。そこで、本発明は、配管のフランジ接続部の劣化状
態を効率的に検知・診断し、分解点検作業の省力化・経
済性向上を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するものであって、請求項1の発明は、二つの配管のそ
れぞれの端部に取り付けられた二つのフランジ同士を対
向させてそれらフランジの間に環状のシール部を有する
パッキンを挟んでそれらフランジ同士を締め付けてなる
配管フランジ接続の健全性を診断する診断装置におい
て、前記パッキンのシール部の内部に取り付けられたセ
ンサと、このセンサから出る信号を前記フランジの外側
で監視する手段と、を有すること、を特徴とする。請求
項1の発明によれば、フランジ部を分解せずに、パッキ
ンのシール部の劣化検出・診断を行なうことができる。
【0007】また請求項2の発明は、二つの配管のそれ
ぞれの端部に取り付けられた二つのフランジ同士を対向
させてそれらフランジの間に環状のシール部を有するパ
ッキンを挟んでそれらフランジ同士を締め付けてなる配
管フランジ接続の健全性を診断する診断装置において、
前記二つのフランジに挟まれた空間内でかつ前記パッキ
ンのシール部の内側または外側の位置に取り付けられた
センサと、このセンサから出る信号を前記フランジの外
側で監視する手段と、を有すること、を特徴とする。
【0008】請求項2の発明によれば、フランジ部を分
解せずに、パッキンのシール部に何らの影響を与えるこ
となしに、パッキンのシール部の劣化検出・診断を行な
うことができる。
【0009】また請求項3の発明は、請求項1または2
に記載の配管フランジ接続診断装置において、前記セン
サは、前記パッキンのシール部と前記二つのフランジと
の間にかかる圧力、前記パッキンのシール部の水分およ
び前記パッキンのシール部のひずみのうちの少なくとも
一つを測定するものであること、を特徴とする。請求項
3の発明によれば、請求項1または2の作用・効果が得
られるほかに、パッキンのシール部の劣化を具体的に把
握できる。
【0010】また請求項4の発明は、二つの配管のそれ
ぞれの端部に取り付けられた二つのフランジ同士を対向
させてそれらフランジの間に環状のシール部を有するパ
ッキンを挟んでそれらフランジ同士を締め付けてなる配
管フランジ接続の健全性を診断する診断方法において、
前記パッキンのシール部の内部の状態を検出する検出工
程と、前記検出工程で得られた信号を前記フランジの外
側で監視する工程と、を有すること、を特徴とする。請
求項4の発明によれば、フランジ部を分解せずに、パッ
キンのシール部の劣化検出・診断を行なうことができ
る。
【0011】また請求項5の発明は、二つの配管のそれ
ぞれの端部に取り付けられた二つのフランジ同士を対向
させてそれらフランジの間に環状のシール部を有するパ
ッキンを挟んでそれらフランジ同士を締め付けてなる配
管フランジ接続の健全性を診断する診断方法において、
前記二つのフランジに挟まれた空間内でかつ前記パッキ
ンのシール部の内側または外側の位置の状態を検出する
検出工程と、前記検出工程で得られた信号を前記フラン
ジの外側で監視する工程と、を有すること、を特徴とす
る。
【0012】請求項5の発明によれば、フランジ部を分
解せずに、パッキンのシール部に何らの影響を与えるこ
となしに、パッキンのシール部の劣化検出・診断を行な
うことができる。
【0013】また請求項6の発明は、二つの配管のそれ
ぞれの端部に取り付けられた二つのフランジ同士を対向
させてそれらフランジの間に環状のシール部を有するパ
ッキンを挟んでそれらフランジ同士を締め付けてなる配
管フランジ接続の健全性を診断する診断方法において、
前記二つのフランジに挟まれた空間内でかつ前記パッキ
ンのシール部の内側または外側の位置に試験片を設置す
る設置工程と、前記設置工程の後、所定期間経過後に、
前記試験片を前記フランジの外側に取り出してこの試験
片を検査する検査工程と、を有すること、を特徴とす
る。請求項6の発明によれば、パッキンのシール部の劣
化検出・診断を高い信頼性で確実に行なうことができ
る。
【0014】また請求項7の発明は、請求項6に記載の
配管フランジ接続診断方法において、前記試験片は、前
記パッキンのシール部と同質材料を有すること、を特徴
とする。請求項7の発明によれば、パッキンのシール部
の劣化検出・診断を、さらに高い信頼性で確実に行なう
ことができる。
【0015】また請求項8の発明は、請求項6または7
に記載の配管フランジ接続診断方法において、前記検査
工程で、前記試験片の質量を測定すること、を特徴とす
る。請求項8の発明によれば、パッキンのシール部の劣
化検出・診断を、さらに高い信頼性で確実に行なうこと
ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しながら本発
明の実施の形態を説明する。ここで、各実施の形態に共
通あるいは類似する部分には共通の符号を付すものと
し、重複する説明は適宜省略する。
【0017】[第1の実施の形態]図1に、本発明に係
る配管フランジ接続診断装置の第1の実施の形態を示
す。図1で、開口部を対向する二つの配管10には、そ
れぞれにフランジ1が溶接されている。二つのフランジ
1の間に環状のパッキン30が挟まれ、二つのフランジ
を互いに複数のボルト等(図示せず)で締め付けること
によって二つの配管10が接続されるようになってい
る。
【0018】パッキンの形状にはいくつかの種類があ
り、図1に示すパッキン30は、弾性材料からなる環状
のパッキンシール部4と、パッキンシール部4の外側と
内側にそれぞれ張り出した環状のパッキン外輪2とパッ
キン内輪3を有する。パッキン外輪2とパッキン内輪3
はパッキンシール部4の締め過ぎを防止するためのもの
で、パッキンシール部4よりも薄くできている。
【0019】なお、パッキン外輪2やパッキン内輪3を
持たず、パッキンシール部4だけのパッキンもあるが、
この場合、パッキンシール部4をパッキンと呼ぶ。パッ
キンのことをガスケットと呼ぶこともあるが、ここでは
総称してパッキンと呼ぶことにする。
【0020】図1の配管フランジ接続診断装置は、パッ
キンシール部4の内部、好ましくは最外周部にシール内
センサ5が取り付けられた構造になっており、センサ5
の出力であるセンサ出力信号6と、センサ出力信号6を
フランジ1の外側で計測する状態計測装置7により構成
される。この図1の例では、シール内センサ5は、シー
ル部4の厚さ全体にわたっていて、両方のフランジ1に
接している。
【0021】シール内センサ5は、パッキンシール部4
の劣化要因を検出するもので、例えば、パッキンシール
部4の面圧、側面圧を検出する圧力センサ、応力やひず
みを検出するひずみセンサ、パッキンシール部4が劣化
するときに発生する水分や有機物や臭いを検出する水分
センサ、有機物センサ、臭いセンサ、パッキンシール部
4の温度履歴を検出する温度センサなどがありうる。
【0022】シール内センサ5で検出した劣化パラメー
タをセンサ出力信号6として外部に出力し、状態計測装
置7で計測する。これらの計測結果によりフランジシー
ル部の劣化状態を診断する。
【0023】シール内センサ5を、シールの役割をする
パッキンシール部4の最外周に用いることにより、シー
ル部の信頼性・安全性を損なうことなく各種劣化要因の
検出が可能になる。また、パッキンシール部4の最外周
は、シール部として作用しているパッキンと同じ温度・
圧力などの履歴を受けており、パッキンシール部4の状
態を観測することになり、パッキンシール部の劣化状態
を推定することができる。
【0024】これにより、従来は分解しないと診断でき
ないとされていたシール部の劣化診断が可能になり、劣
化の予測により定検周期の延長および保守の合理化につ
ながる。図2は、図1(a)の変形例を示すもので、シ
ール内センサ5は、シール部4の厚さ全体にわたらず、
フランジ1の対向面に接する薄い部分だけを占めてい
る。
【0025】[第2の実施の形態]図3に、本発明にか
かる配管フランジ接続診断装置の第2の実施の形態を示
す。図3に示す配管フランジ接続診断装置は、フランジ
1の締結時にシール部として作用するパッキンシール部
4と、パッキンシール部4の外側に設置された一つまた
は複数のシール外側センサ8またはパッキンシール部4
の内側に設置された一つまたは複数のシール内側センサ
9を有する。各シール外側センサ8は、一方のフランジ
1とパッキン外輪2に挟まれており、各シール内側セン
サ9は、一方のフランジ1とパッキン内輪3に挟まれて
いる。
【0026】シール外側センサ8は、パッキンシール部
4の劣化要因を検出するもので、例えば、パッキンシー
ル部4が劣化するときに発生する水分や有機物や臭いを
検出する水分センサ、有機物センサ、臭いセンサ、パッ
キンシール部4の温度履歴を検出する温度センサなどで
ある。シール外側センサ8で検出した劣化パラメータを
センサ出力信号6として外部に出力し、状態計測装置7
で計測する。これらの計測結果によりフランジシール部
の劣化状態を診断する。
【0027】シール外側センサ8を、シールの役割をす
るパッキンシール部4の外側に用いることにより、シー
ル部の信頼性・安全性を全く損なうことなく各種劣化要
因の検出が可能になる。また、パッキンシール部4の外
側は、シール部として作用しているパッキンと同じ温度
・圧力などの履歴を受けており、パッキンシール部4の
状態を間接的に観測することになり、パッキンシール部
の劣化状態を推定することができる。
【0028】フランジ1に超音波送受信器11を設置す
る。特に液体を流体として配管10に流す場合は、シー
ル内側センサ9では超音波の透過度が高くなり、形状変
化やセンサとフランジ面との接触状態を観測することが
できる。
【0029】シール内側センサ9を、シールの役割をす
るパッキンシール部4の内側に用いることにより、シー
ル部の信頼性・安全性を全く損なうことなく取り付け状
態の観測が可能になる。また、パッキンシール部4の内
側は、シール部として作用しているパッキンと同じ流体
・温度・圧力などの履歴を受けており、パッキンシール
部4の状態を間接的に観測することになり、パッキンシ
ール部の劣化状態を推定することができる。
【0030】また、シール外側センサ8とシール材料と
を組み合わせて、第1の実施の形態に加えてさらに、応
力、ひずみ、電気抵抗、誘電率などを測定することによ
り、パッキンシール部4に用いられているシール材料を
直接観測することと同様の効果を得ることができる。
【0031】図4に、図3(a)の変形例を示す。この
場合は、シール内側センサ7およびシール外側センサ8
が、それぞれ、パッキン内輪3、パッキン外輪3に設け
られた貫通孔を貫通して配置され、それぞれが、両方の
フランジ1に接している。
【0032】[第3の実施の形態]図5に、本発明に係
る配管フランジ接続診断装置の第3の実施の形態を示
す。図5に示す配管フランジ接続診断装置は、フランジ
1の締結時にシール部として作用するパッキンシール部
4と、パッキンシール部4の外側に設置された一つまた
は複数のシール外側試験片12、または、パッキンシー
ル部4の内側に設置された一つまたは複数のシール内側
試験片13を有する。
【0033】シール外側試験片12またはシール内側試
験片13は、パッキンシール部4と同じ材料の試験片で
あれば、取り出すことにより種々の分析方法を用いて観
測することにより、劣化状態を診断することができる。
ただし、シール外側試験片12は、運転中に自由に取り
出すことができるが、シール内側試験片13は、フラン
ジ1の分解点検のときに限られる。
【0034】シール外側試験片12を、シールの役割を
するパッキンシール部4の外側に用いることにより、シ
ール部の信頼性・安全性を全く損なうことなく各種劣化
要因の検出が可能になる。また、パッキンシール部4の
外側は、シール部として作用しているパッキンと同じ温
度・圧力などの履歴を受けており、パッキンシール部4
の状態を間接的に観測することになり、パッキンシール
部の劣化状態を推定することができる。
【0035】シール内側試験片13を、シールの役割を
するパッキンシール部4の内側に用いることにより、シ
ール部の信頼性・安全性を全く損なうことなく各種劣化
要因履歴を試験片に記録することが可能になる。また、
パッキンシール部4の内側は、シール部として作用して
いるパッキンと同じ流体・温度・圧力などの履歴を受け
ており、パッキンシール部4の状態を間接的に観測する
ことになり、パッキンシール部の劣化状態を推定するこ
とができる。シール内側試験片13は、運転中に自由に
取り出すことはできないが、分解点検間の履歴を蓄積し
ており、取り出して劣化要因を分析することにより、パ
ッキンの信頼性につなげることができる。また、パッキ
ンシール部4の信頼性を低下させない範囲で、シール内
側試験片13として適当な材質を選択することにより、
広範囲の材質劣化パラメータの取得も可能となる。
【0036】[第4の実施の形態]この発明の第4の実
施の形態では、図1〜図5に示す、一部またはすべての
シール内センサ5、シール外側センサ8、シール外側試
験片12が、配管10内を流れる流体の漏洩により、化
学反応等により組成が変化し、点検員が認識し得る情報
を発生する材料により構成する。
【0037】たとえば、配管10内を流れる水分がパッ
キンシール部4から微少漏洩した場合、その水分を吸収
して煙または臭いまたは音などを発生する材料により構
成する。これにより、点検員は微少漏洩を容易に見つけ
ることができる。
【0038】従来、配管からの微少漏洩は、漏洩がある
程度貯まった部位を観測するため、検出に時間を要し、
検出できても漏洩規模および部位を特定するのが困難な
ため対策が遅れるという問題があった。
【0039】本発明により、パッキンシール部4の微少
漏洩を早期に検出可能になり、微少漏洩であることや部
位によってはプラントの運転継続も可能になり、効率的
な保守計画も立案でき、定検周期の延長および保守の合
理化につながる。
【0040】第4の実施の形態の変形例として、たとえ
ば、配管10内を流れる水分がパッキンシール部4から
微少漏洩した場合、その水分を吸収して変色または亀裂
などの表面状態が変化する材料により構成してもよい。
これにより、点検員は微少漏洩を容易に見つけることが
できる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、シール部の劣化診断が
容易になる。したがって、定検周期の延長および保守に
合理化につながる。また、本発明では、シール部として
作用するパッキンの信頼性・安全性を損なうことなく劣
化のセンシングが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る配管フランジ接続診断装置の第1
の実施の形態を示すもので、(a)は配管軸に沿う断面
図、(b)は(a)のB−B線矢視断面図。
【図2】図1(a)の変形例を示す断面図。
【図3】本発明に係る配管フランジ接続診断装置の第2
の実施の形態を示すもので、(a)は配管軸に沿う断面
図であって(b)のA−A線矢視断面図、(b)は
(a)のB−B線矢視断面図。
【図4】図3(a)の変形例を示す断面図。
【図5】本発明に係る配管フランジ接続診断装置の第3
の実施の形態を示すもので、図3(b)に相当する配管
軸方向断面図。
【符号の説明】
1…フランジ、2…パッキン外輪、3…パッキン内輪、
4…シール部、5…最外周センサ、6…センサ出力信
号、7…状態計測装置、8…シール外側センサ、9…シ
ール内側センサ、10…配管、11…超音波送受信器、
12…シール外側試験片、13…シール内側試験片、3
0…パッキン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 俊一 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 中野 智仁 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 Fターム(参考) 3J071 EE05 EE08 EE24 EE28 EE29 EE31 EE32 EE37 FF06 FF07

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二つの配管のそれぞれの端部に取り付け
    られた二つのフランジ同士を対向させてそれらフランジ
    の間に環状のシール部を有するパッキンを挟んでそれら
    フランジ同士を締め付けてなる配管フランジ接続の健全
    性を診断する診断装置において、 前記パッキンのシール部の内部に取り付けられたセンサ
    と、このセンサから出る信号を前記フランジの外側で監
    視する手段と、 を有すること、を特徴とする配管フランジ接続診断装
    置。
  2. 【請求項2】 二つの配管のそれぞれの端部に取り付け
    られた二つのフランジ同士を対向させてそれらフランジ
    の間に環状のシール部を有するパッキンを挟んでそれら
    フランジ同士を締め付けてなる配管フランジ接続の健全
    性を診断する診断装置において、 前記二つのフランジに挟まれた空間内でかつ前記パッキ
    ンのシール部の内側または外側の位置に取り付けられた
    センサと、このセンサから出る信号を前記フランジの外
    側で監視する手段と、 を有すること、を特徴とする配管フランジ接続診断装
    置。
  3. 【請求項3】 前記センサは、前記パッキンのシール部
    と前記二つのフランジとの間にかかる圧力、前記パッキ
    ンのシール部の水分および前記パッキンのシール部のひ
    ずみのうちの少なくとも一つを測定するものであるこ
    と、を特徴とする請求項1または2に記載の配管フラン
    ジ接続診断装置。
  4. 【請求項4】 二つの配管のそれぞれの端部に取り付け
    られた二つのフランジ同士を対向させてそれらフランジ
    の間に環状のシール部を有するパッキンを挟んでそれら
    フランジ同士を締め付けてなる配管フランジ接続の健全
    性を診断する診断方法において、 前記パッキンのシール部の内部の状態を検出する検出工
    程と、 前記検出工程で得られた信号を前記フランジの外側で監
    視する工程と、 を有すること、を特徴とする配管フランジ接続診断方
    法。
  5. 【請求項5】 二つの配管のそれぞれの端部に取り付け
    られた二つのフランジ同士を対向させてそれらフランジ
    の間に環状のシール部を有するパッキンを挟んでそれら
    フランジ同士を締め付けてなる配管フランジ接続の健全
    性を診断する診断方法において、 前記二つのフランジに挟まれた空間内でかつ前記パッキ
    ンのシール部の内側または外側の位置の状態を検出する
    検出工程と、 前記検出工程で得られた信号を前記フランジの外側で監
    視する工程と、 を有すること、を特徴とする配管フランジ接続診断方
    法。
  6. 【請求項6】 二つの配管のそれぞれの端部に取り付け
    られた二つのフランジ同士を対向させてそれらフランジ
    の間に環状のシール部を有するパッキンを挟んでそれら
    フランジ同士を締め付けてなる配管フランジ接続の健全
    性を診断する診断方法において、 前記二つのフランジに挟まれた空間内でかつ前記パッキ
    ンのシール部の内側または外側の位置に試験片を設置す
    る設置工程と、 前記設置工程の後、所定期間経過後に、前記試験片を前
    記フランジの外側に取り出してこの試験片を検査する検
    査工程と、 を有すること、を特徴とする配管フランジ接続診断方
    法。
  7. 【請求項7】 前記試験片は、前記パッキンのシール部
    と同質材料を有すること、を特徴とする請求項6に記載
    の配管フランジ接続診断方法。
  8. 【請求項8】 前記検査工程で、前記試験片の質量を測
    定すること、を特徴とする請求項6または7に記載の配
    管フランジ接続診断方法。
JP2001087605A 2001-03-26 2001-03-26 配管フランジ接続診断装置およびその方法 Expired - Lifetime JP4490597B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001087605A JP4490597B2 (ja) 2001-03-26 2001-03-26 配管フランジ接続診断装置およびその方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001087605A JP4490597B2 (ja) 2001-03-26 2001-03-26 配管フランジ接続診断装置およびその方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002286190A true JP2002286190A (ja) 2002-10-03
JP4490597B2 JP4490597B2 (ja) 2010-06-30

Family

ID=18942833

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001087605A Expired - Lifetime JP4490597B2 (ja) 2001-03-26 2001-03-26 配管フランジ接続診断装置およびその方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4490597B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010082348A1 (ja) * 2009-01-19 2010-07-22 トヨタ自動車株式会社 高圧流体供給装置
JP2010209950A (ja) * 2009-03-06 2010-09-24 Bridgestone Corp 管継手
JP2010216515A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Bridgestone Corp 管継手
KR101805663B1 (ko) * 2017-01-26 2018-01-10 주식회사 신우엔지니어링 내진성을 갖는 배관 이음장치
WO2018199063A1 (ja) * 2017-04-28 2018-11-01 株式会社フジキン センサ付き継手及びこれを用いた監視システム
JP2019537696A (ja) * 2016-12-09 2019-12-26 オエティカ エヌワイ インクOetiker NY, Inc. 光学および誘導センサを使用して流体コネクタにアシュアランスキャップを設置するための方法および装置
CN113309913A (zh) * 2021-05-20 2021-08-27 禹州市洁通塑胶有限公司 一种排水管件用装配式卡箍
DE102020134730A1 (de) 2020-12-22 2022-06-23 Endress+Hauser Conducta Gmbh+Co. Kg Dichtungsstruktur

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010082348A1 (ja) * 2009-01-19 2010-07-22 トヨタ自動車株式会社 高圧流体供給装置
JP4784705B2 (ja) * 2009-01-19 2011-10-05 トヨタ自動車株式会社 高圧流体供給装置
US8642225B2 (en) 2009-01-19 2014-02-04 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha High-pressure fluid supply apparatus
JP2010209950A (ja) * 2009-03-06 2010-09-24 Bridgestone Corp 管継手
JP2010216515A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Bridgestone Corp 管継手
JP2019537696A (ja) * 2016-12-09 2019-12-26 オエティカ エヌワイ インクOetiker NY, Inc. 光学および誘導センサを使用して流体コネクタにアシュアランスキャップを設置するための方法および装置
KR101805663B1 (ko) * 2017-01-26 2018-01-10 주식회사 신우엔지니어링 내진성을 갖는 배관 이음장치
CN110546412A (zh) * 2017-04-28 2019-12-06 株式会社富士金 带传感器接头及使用该带传感器接头的监视系统
KR20190126426A (ko) * 2017-04-28 2019-11-11 가부시키가이샤 후지킨 센서 부착 이음새 및 이를 이용한 감시 시스템
WO2018199063A1 (ja) * 2017-04-28 2018-11-01 株式会社フジキン センサ付き継手及びこれを用いた監視システム
JPWO2018199063A1 (ja) * 2017-04-28 2020-03-12 株式会社フジキン センサ付き継手及びこれを用いた監視システム
CN110546412B (zh) * 2017-04-28 2021-08-31 株式会社富士金 带传感器接头及使用该带传感器接头的监视系统
JP7113525B2 (ja) 2017-04-28 2022-08-05 株式会社フジキン センサ付き継手及びこれを用いた監視システム
KR102444480B1 (ko) * 2017-04-28 2022-09-16 가부시키가이샤 후지킨 센서 부착 이음새 및 이를 이용한 감시 시스템
DE102020134730A1 (de) 2020-12-22 2022-06-23 Endress+Hauser Conducta Gmbh+Co. Kg Dichtungsstruktur
CN113309913A (zh) * 2021-05-20 2021-08-27 禹州市洁通塑胶有限公司 一种排水管件用装配式卡箍

Also Published As

Publication number Publication date
JP4490597B2 (ja) 2010-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7698949B2 (en) Active washers for monitoring bolted joints
CN109813485A (zh) 超声螺栓预紧力远程监测系统
JP2019509502A (ja) 漏洩排出検出
JP4490597B2 (ja) 配管フランジ接続診断装置およびその方法
WO2009088300A1 (en) A method and device for leakage monitoring of a pipe flange connection
JP2011027615A (ja) 弁装置の健全性監視評価支援システム及び健全性監視評価方法
JP5150543B2 (ja) 弁状態監視方法および弁状態監視システム
WO2013063430A1 (en) A method for non-destructive testing
CN212111117U (zh) 地下管线腐蚀监测结构
JPH0484754A (ja) 材料の健全性評価法
KR100749667B1 (ko) 크랭크축 속도 변화를 이용한 엔진 상태진단 시스템 및 그방법
KR101326766B1 (ko) 밸브 외부누출 감지 시스템
JP2002188411A (ja) 異常診断装置
JP7503206B2 (ja) バルブを有するパイプラインの密閉性を監視し、漏れを検出する方法
CN113464711B (zh) 一种基于振动测量技术的阀门内漏监测系统及方法
KR101210472B1 (ko) 초음파공명의 비선형특성을 이용한 미세균열 탐지장치 및 그 방법
CN111855548B (zh) 一种压力管路腐蚀损伤的监测探针、系统及其方法
JP2012087885A (ja) 軟質ガスケットの締結状態の検査方法
JPH06174579A (ja) ガスケットの状態監視方法
CN109298076B (zh) 一种基于Lamb波的主动式阀门内漏损伤检测系统及方法
JPS6128097B2 (ja)
JP2007205511A (ja) 弁の監視装置
CN203011896U (zh) 船用主机实时监控及故障诊断装置
KR102525367B1 (ko) 아이오티 기반 초음파를 이용한 라이닝 코팅 접합 상태 진단, 고온 측정 두께의 보정과 임계 두께 결정에 의한 위험 예측 시스템 및 그 방법
JP7356956B2 (ja) 異常予兆診断装置およびその診断方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060817

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060817

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090513

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090519

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090721

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100309

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100402

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4490597

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140409

Year of fee payment: 4

EXPY Cancellation because of completion of term