JP2007205511A - 弁の監視装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】診断すべき弁の一部を現場において取外し、検出器を取付け、診断デ−タをとり、再び、組み立てるという面倒な作業を行なうことなく、また、デ−タの比較による劣化及び故障評価ではなく、弁の主な機能である閉止機能及び弁棒の健全性について連続的に監視する機能を持つ診断装置を得ること。
【解決手段】配管系に取り付けられている弁の外表面および弁部品に複数の検出器を常設するとともに、その各検出器をPC等に接続し、常時監視を行うことができるようにした。
【選択図】図1
【解決手段】配管系に取り付けられている弁の外表面および弁部品に複数の検出器を常設するとともに、その各検出器をPC等に接続し、常時監視を行うことができるようにした。
【選択図】図1
Description
本発明は、各種プラントに使用されている弁の監視装置に関する。
一般に、発電所等のプラントにおいては、種々の弁が多数使用されているが、これらの弁が適切に作動し、弁としての機能を満足しているか否か監視診断する必要がある。そこで、従来においては、現場において診断すべき弁の一部を取外し、検出器を取付けて診断データを取り、その後上記弁を再び組み立てる等のことが行われている。
すなわち、図2は従来の電動弁の診断方法の説明図であって、電動弁の診断に必要なデータを得るためには、弁ボディ10の上部に設けられている電気室11のカバー12を取り外してから、リミットスイッチ13、トルクスイッチ14、パワー用各端子15にそれぞれリミットスイッチ用信号検出器16、トルクスイッチ用信号検出器17、電流電圧信号検出器18を取り付け、上記リミットスイッチ用信号検出器16、トルクスイッチ用信号検出器17、および電流電圧信号検出器18をそれぞれ配線19、20、21により診断器22に接続する。
また、スラスト検出用に、ステムキャップを取り外して、スラスト検出器23をボルト24により固定し、そのスラスト検出器23を配線25を介して上記診断器22に接続する。さらに、トルク検出用に、エンドキャップ26を取り外し、トルク検出器27をボルト28により固定し、上記トルク検出器27を配線29を介して上記診断器22に接続する。
そこで、上記各検出器の取付完了後各検出器から得られたデータを診断器22に記録し、そのデータの記録が終わった後に上記各検出器類を取り外し、さらに分解した箇所の組立を行う。
このように従来の弁の診断は、現場において診断すべき弁の一部を取り外し、検出器を取り付け、診断データを取り、再び組み立てるという作業が必要であり、作業が面倒である等の問題があった。また、これらの診断装置は、ポイント的に実施し前回の測定結果と比較して部品の劣化および故障を評価するものであり、弁棒等の健全性を連続的に監視する機能がない等の問題もある。
特開2005−134357号公報
本発明は、このような点に鑑み、診断すべき弁の一部を現場において取外し、検出器を取付け、診断デ−タをとり、再び、組み立てるという面倒な作業を行なうことなく、また、デ−タの比較による劣化及び故障評価ではなく、弁の主な機能である閉止機能及び弁棒の健全性について連続的に監視する機能を持つ診断装置を合理的に提供することを目的とする。
なお、本装置で弁棒の健全性を連続的に監視するのは、玉型弁及び仕切弁は、直線的に動く弁棒により弁体を移動させているため、弁の開閉は弁棒の移動距離によって表示されるが、弁棒が折損した場合には表示では開となっていても弁体だけが弁座に落ち、閉状態となっている場合も考えられる。さらに、弁の分解点検の要否を診断するためには、弁棒の健全性が前提となると考えられるため、これらを確認できれば、定期的に実施している分解点線を必要な弁だけに絞ることが可能である。
請求項1に係る発明は、配管系に取り付けられている弁の外表面および弁部品に複数の検出器を常設するとともに、その各検出器をPC等に接続し、常時監視を行うことができるようにしたことを特徴とする弁の監視装置。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、複数の検出器出力を駆動部付き弁の制御用ケ−ブル又は任意の計装用ケ−ブルを介してMCC・測定器・PCに接続することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に係る発明において、弁箱に音響検出器を設置するとともに、弁下流側に温度検出器を設置したことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれかに係る発明において、弁のグランド部に温度検出器を取り付けるとともに、ガスケット部に湿度検出器を取り付けたことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4のいずれかに係る発明において、弁棒のバックシ−トから駆動部との接続部までの位置または弁棒の上部に歪みゲ−ジ或いは弁棒切断検出器を設けたことを特徴とする。
現場において診断すべき弁の一部を取外し、検出器を取付け、診断デ−タをとり、再び組み立てるという面倒な作業を行なうことなく、また、デ−タの比較による劣化及び故障評価ではなく、連続的に弁の主な機能である閉止機能及び弁棒の健全性について常時監視することができる。
以下、図1を参照して本発明の実施の形態について説明する。
流体制御に使用される弁において、弁座漏えい及び弁体位置を監視するためには、弁30の外表面、例えば弁箱の、弁体31および弁座32で構成されるシ−ト部近傍に対応する位置に音響検出器33を設けるとともに、上記弁シ−ル部の2次側に温度検出器34を設置し、さらに弁棒35のバックシ−トから駆動部との接続部までの位置または弁棒の上部に歪み検出器36を取り付けておき、これらの検出器からの信号を配線37により、信号合流器38を介して制御ケ−ブル39により、制御室内等に設けられたMCC40に送り、オシロ41、PC42で連続的にデ−タを採取するように構成されている。
このとき、電源及び信号の伝送は電動弁の弁側制御用プラグ43とケ−ブル側プラグ44の間に信号合流器38をとりつけることで、新たな配線をする必要なく、合理的な構成とすることができる。また、配線は当該弁のみではなく、近傍の複数の弁に検出器を取付けることが可能で配線のタ−ミナルとして使用できる能力をもっている。
上記検出器の構成は弁体位置の監視及び弁座漏えいの監視を目的とした構成で、弁座漏えいは、音響検出器33、及び2次側に設置された温度検出器34により監視することにより、一次側と2次側の流体の温度差及び音のレベル上昇で弁座かからの漏えいを判断できる。したがって、音響検出器だけの場合の様に周波数分析等の必要がなく、弁座漏えい時の診断が簡単にできる。たまこの音響検出器33で弁棒35の折損音も検知できる。
一方、弁体位置の検出(弁棒の健全性)はバックシ−ト時には弁棒35が駆動部45により引き上げられシ−ト部46に当たっていることから、弁棒35には引っ張り力により歪みが生じることになる。そこで、弁棒35のシ−ト部46から駆動部45との接続部までの位置または弁棒35の上部に歪み検出器36を設けておき、その歪み検出器36により弁棒35の歪みを検出しておけば弁棒35の切断時に確実これを検出することができる。
次に、弁外部漏えいを監視するためには、弁50のグランド部51に温度検出器52を取付け、さらにフランジ部53の最低部に湿度検出器54を取付けておき、それらの検出器52、54からの信号を配線55によって合流器38に送られるようにしてある。
しかして、このような温度検出器52および湿度検出器54の組合せによって、弁のグランドパッキン部及びガスケット部における外部漏えいを常時監視することができる。なお、ガスケット部について湿度検出器を採用することにより、比較的大きいガスケット部においても、検出器取付け部の逆側等の局部的な漏えいがあり、温度検出器等ではその漏洩を検出できない可能性がある場合においても、保温等により空間を作成しておけば、比較的早期に湿度が上昇することから容易に温度上昇を検知することができる。
また、弁箱及び弁蓋の監視可能な位置にノズルを設け、その先端に監視窓及び監視カメラを設け、或いは弁棒に弁棒切断時に生じる圧力及び電気的変化を検出する検出器を設け弁棒の健全性を監視することもできる。
30 弁
31 弁体
32 弁座
33 音響検出器
34 温度検出器
35 弁棒
36 歪み検出器
38 信号合流器
40 MCC
41 オシロ
42 PC
43 弁側制御用プラグ
44 ケ−ブル側プラグ
45 駆動部
46 シ−ト部
50 弁
51 グランド部
52 温度検出器
53 フランジ部
54 湿度検出器
31 弁体
32 弁座
33 音響検出器
34 温度検出器
35 弁棒
36 歪み検出器
38 信号合流器
40 MCC
41 オシロ
42 PC
43 弁側制御用プラグ
44 ケ−ブル側プラグ
45 駆動部
46 シ−ト部
50 弁
51 グランド部
52 温度検出器
53 フランジ部
54 湿度検出器
Claims (5)
- 配管系に取り付けられている弁の外表面および弁部品に複数の検出器を常設するとともに、その各検出器をPC等に接続し、常時監視を行うことができるようにしたことを特徴とする弁の監視装置。
- 複数の検出器−出力を駆動部付き弁の制御用ケ−ブル又は任意の計装用ケ−ブルを介してMCC・測定器・PCに接続することを特徴とする、請求項1記載の弁の監視装置。
- 弁箱に音響検出器を設置するとともに、弁下流側に温度検出器を設置したことを特徴とする、請求項1または2記載の弁の監視装置。
- 弁のグランド部に温度検出器を取り付けるとともに、ガスケット部に湿度検出器を取り付けたことを特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記載の弁の監視装置。
- 弁棒のバックシ−トから駆動部との接続部までの位置または弁棒の上部に歪みゲ−ジ或いは弁棒切断検出器を設けたことを特徴とする、請求項1乃至4のいずれかに記載の弁の監視装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006027102A JP2007205511A (ja) | 2006-02-03 | 2006-02-03 | 弁の監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006027102A JP2007205511A (ja) | 2006-02-03 | 2006-02-03 | 弁の監視装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007205511A true JP2007205511A (ja) | 2007-08-16 |
Family
ID=38485150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006027102A Withdrawn JP2007205511A (ja) | 2006-02-03 | 2006-02-03 | 弁の監視装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007205511A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010101492A (ja) * | 2008-10-24 | 2010-05-06 | General Electric Co <Ge> | 圧力逃がし弁の監視 |
JP2016510385A (ja) * | 2013-01-04 | 2016-04-07 | フィッシャー コントロールズ インターナショナル リミテッド ライアビリティー カンパニー | 流体弁の音響的較正 |
JP2020060295A (ja) * | 2018-09-20 | 2020-04-16 | ハイドラ・ストップ エルエルシーHydra−Stop LLC | 加圧管内の流体にアクセスしてこれを監視するためのシステム及び方法 |
-
2006
- 2006-02-03 JP JP2006027102A patent/JP2007205511A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016510385A (ja) * | 2013-01-04 | 2016-04-07 | フィッシャー コントロールズ インターナショナル リミテッド ライアビリティー カンパニー | 流体弁の音響的較正 |
JP2020060295A (ja) * | 2018-09-20 | 2020-04-16 | ハイドラ・ストップ エルエルシーHydra−Stop LLC | 加圧管内の流体にアクセスしてこれを監視するためのシステム及び方法 |
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