JP2002285512A - 粉粒体サイロの搬送装置 - Google Patents

粉粒体サイロの搬送装置

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JP2002285512A
JP2002285512A JP2001083723A JP2001083723A JP2002285512A JP 2002285512 A JP2002285512 A JP 2002285512A JP 2001083723 A JP2001083723 A JP 2001083723A JP 2001083723 A JP2001083723 A JP 2001083723A JP 2002285512 A JP2002285512 A JP 2002285512A
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健治 吉野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送用バケットを移動させるウインチの所要
動力が小さく、作動が確実で、安全性が高く、保守点検
が簡単な粉粒体サイロの搬送装置を提供する。 【解決手段】 合材サイロ(粉粒体サイロ)1とアスフ
ァルトプラントAのミキサ(粉粒体供給部)Mとの間
に、垂直状レール6aの上、下端に上、下部水平レール
6b,6cを有する案内レール6が架設され、電動ウイ
ンチ(ウインチ)9によるワイヤロープ7の巻き取り、
繰り出しで、搬送用バケット5が案内レール6上をミキ
サMと合材サイロ1の材料投入口3との間で移動される
ようになっている。上、下部水平レール6b,6cの上
方に、駆動、従動チェーンホイール(駆動、従動輪)1
0a、10b,10cに駆動チェーン(チェーン)13
を巻き掛けてなるバケット駆動機構B1,B2が設けら
れ、搬送用バケット5が合材サイロ1側に戻る際に、搬
送用バケット5を戻り方向に強制的に移動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路舗装用材料と
して用いられるアスファルト合材等の粉粒体を貯蔵する
粉粒体サイロに付設される搬送装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、アスファルトプラントで製造され
たアスファルト合材を、ミキサから搬送用バケットに受
け取ってアスファルト合材サイロに搬送して、該合材サ
イロの上部投入口から合材サイロ内へ落下投入する搬送
装置として、図6に示すように、合材サイロ21の材料
投入口22とミキサMとの間に、垂直状レール23aの
上、下端に水平レール23b,23cを接続してなる案
内レール23を架設し、該案内レール23に載せた搬送
用バケット24を、その先端部に連結したワイヤロープ
25をウィンチ26の正、逆回転による巻き取り、繰り
出しで昇降、水平移動させると共に、搬送バケット24
の後端部と合材サイロ21の上部との間に掛け渡したワ
イヤロープ28にウエイトWを有する動滑車27を吊り
下げ、搬送バケット24の下降時における各水平レール
23b,23cでの移動を、前記ウエイトWの重量を利
用して行わせるようにしたものが知られている(実公平
4−15772号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来のア
スファルト合材サイロの搬送装置においては、ウエイト
Wを吊り上げる分だけウィンチ26の所要動力が大きく
なって不経済であると共に、長尺のワイヤーロープ28
や多数の滑車Rを必要とするために、構造が複雑にな
り、また、それらの摩耗による作動不良が生じ易く、ウ
エイトWが落下するおそれもあり、保守、点検が煩雑に
なる問題があった。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、搬送バケットを移動させるウインチの所要動
力が小さくて済み、作動が確実で、安全性が高く、保守
点検が簡単に行える、構造が簡単な粉粒体サイロの搬送
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、以下の点を特徴としている。すなわち、
請求項1に係る粉粒体サイロの搬送装置は、粉粒体供給
部と粉粒体サイロとにわたって架設され、粉粒体サイロ
の側部に沿う垂直状レール、該垂直状レールの下端から
前記粉粒体供給部にわたる下部水平レール、および垂直
状レールの上端から粉粒体サイロの上部の材料投入口に
わたる上部水平レールを有する案内レールと、該案内レ
ールに支持された搬送用バケットと、該搬送用バケット
に一端を連結したワイヤロープの他端を巻き取り、繰り
出しするウインチとを備え、該ウインチを作動させるこ
とによって、前記搬送用バケットを粉粒体供給部と粉粒
体サイロとの間で往復移動させるようにした粉粒体サイ
ロの搬送装置において、前記案内レールの上部水平レー
ルと下部水平レールに対応する位置には、それぞれ、前
記搬送バケットが粉粒体供給部に戻る場合に、該搬送バ
ケットに係合してこれを前記粉粒体供給部側へ前記上部
水平レールと下部水平レールに沿って強制的に移動さ
せ、その他の場合に搬送用バケットの案内レール上にお
ける移動を自由にするバケット駆動機構が設けられてい
ることを特徴とする。
【0006】この粉粒体サイロの搬送装置においては、
ウインチの巻き取りで粉粒体サイロの材料投入口に移動
した搬送用バケットは、粉粒体を粉粒体サイロ内に投入
し終わると、ウインチの繰り出しで粉粒体供給部側に移
動される。その際、案内レールの上部水平レール側のバ
ケット駆動機構が作動して、搬送用バケットを上部水平
レールに沿って粉粒体供給部側へ強制的に移動させる。
また、搬送用バケットが垂直状レールを下降してその下
端に来たとき、下部水平レール側のバケット駆動機構が
作動して、搬送用バケットを下部水平レールに沿って粉
粒体供給部の下に強制的に移動させる。
【0007】前記粉粒体サイロの搬送装置によれば、搬
送用バケットをそれに連結されているワイヤロープを繰
り出して粉粒体供給部側に戻す際に、前記上、下部水平
レール上にある搬送バケットをバケット駆動機構によっ
て強制的に粉粒体供給部側に移動させることができるの
で、前記上、下部水平レール部における搬送用バケット
の粉粒体供給部側への移動が確実に行われ、その定速性
が確保され、搬送装置の自動運転が円滑に行える。
【0008】請求項2に係る粉粒体サイロの搬送装置
は、請求項1に記載の搬送装置において、バケット駆動
機構は、駆動輪と従動輪とに巻き掛けられて上部水平レ
ールと下部水平レールの上方に沿って配置されると共
に、搬送用バケットに係合する駆動部材を有する無端状
の索状部材と、前記駆動輪を回転させて前記索状部材を
駆動し前記駆動部材を上部水平レールと下部水平レール
に沿って粉粒体供給部側へ移動させる回転駆動装置とを
備えていることを特徴とする。この粉粒体サイロの搬送
装置では、駆動輪と従動輪に索状部材を巻き掛けた構造
であるため、前記上、下部水平レールが長い場合でもそ
れに容易に対応できるバケット駆動機構を構成でき、構
造も簡単である。
【0009】請求項3に係る粉粒体サイロの搬送装置
は、請求項2に記載の搬送装置において、バケット駆動
機構は、その駆動輪と従動輪がチェーンホイールからな
り、索状部材が前記チェーンホイールに巻き掛けられた
チェーンであることを特徴とする。この粉粒体サイロの
搬送装置では、搬送用バケットの移動が一層確実に行わ
れて、摩耗等による破断のおそれが少なく安全であると
共に、保守、点検が容易である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る粉粒体サイロ
の搬送装置をアスファルト合材を貯蔵する合材サイロの
搬送装置に適用した場合の一実施の形態について、図1
〜図5を参照して説明する。図において、1は架台2上
に設置された合材サイロ(粉粒体サイロ)であり、隣接
して設置されているアスファルトプラントAで製造され
たアスファルト合材を一時的に貯蔵するものである。こ
の合材サイロ1は、その上部にアスファルト合材を投入
する材料投入口3が設けられ、下部に開閉自在のゲート
4aを有する排出口4が設けられている。前記アスファ
ルトプラントAと合材サイロ1との間には、アスファル
トプラントAのミキサ(粉粒体供給部)Mと合材サイロ
1の材料投入口3との間を往復する搬送用バケット5を
案内移動させる案内レール6が架設されている。
【0011】前記案内レール6は、前記合材サイロ1の
側部に沿って上下方向に延長された垂直状レール6a
と、該垂直状レール6aの上端から前記材料投入口3に
わたり水平に設けられた上部水平レール6bと前記垂直
状レール6aの下端から前記ミキサMの下部にわたり水
平に設けられた下部水平レール6cとを備えている。前
記垂直状レール6aは、正確な垂直に限らず、多少傾斜
していてもよい。さらに、前記案内レール6は、一対の
溝型鋼等をその溝側を対向させて左右(図1で紙面に垂
直な方向)に所定間隔をあけて配置された第1レール部
材6Aと、該第1レール部材6Aに対し垂直状レール6
a部で後側(図1で右側)に位置をずらし、また、上、
下部水平レール6b,6c部で上側にそれぞれ位置をず
らして平行に配設された他の一対の溝型鋼等からなる第
2レール部材6Bとで構成されている。
【0012】前記搬送用バケット5は、図2、図3に示
すように、上部が開口し下部に開閉ゲート5aを有する
ロート状箱に形成され、前後、左右に回転自在に取り付
けた二対のローラ5b,5cが、その前側のローラ5b
を前記案内レール6の第1レール部材6Aの溝内に挿入
され、後側のローラ5cを第2レール部材6Bの溝内に
挿入されて該案内レール6に沿って案内移動されるよう
になっている。さらに、搬送バケット5の前端にはワイ
ヤロープ7の一端部が連結されており、該ワイヤロープ
7の他端部側は案内滑車8に巻き掛けられて後、前記架
台2の側部に設置された電動ウインチ(ウィンチ)9に
連結されている(図1参照)。
【0013】前記案内レール6の上、下部水平レール6
b,6cの上方には、それらに沿って前記搬送用バケッ
ト5を前記アスファルトプラントAのミキサM側に移動
させる上、下部バケット駆動機構(バケット駆動機構)
B1,B2がそれぞれ設けられている。上部バケット駆
動機構B1は、図2、図3に示すように、上部水平レー
ル6bの上部に前後に位置して軸受12a,12bで支
持されている駆動チェーンホイール(駆動輪)10aお
よび従動チェーンホイール(従動輪)10b,10c
と、これらの駆動、従動チェーンホイール10a、10
b,10cに掛け渡した一対の駆動チェーン(チェー
ン)13,13と、前記合材サイロ1の前側上部に設置
した電動機(回転駆動装置)14と、前記駆動チェーン
ホイール10aの回転軸15の一端部にクラッチCを介
して連結されたチェーンホイール16と電動機14の出
力軸に固定したチェーンホイール14aとにチェーン1
7を巻き掛けてなる伝動機構Dとを備えている。
【0014】前記クラッチCは、その接続作動時には、
前記駆動チェーンホイール10aがイ矢方向(図3参
照)に回転する方向にのみチェーンホイール16と一体
に連結され、その反対方向においては、チェーンホイー
ル16との相対回転が自由になる一方向クラッチとなっ
ている。そして、前記一対の駆動チェーン13,13を
連結する連結片13aに駆動部材13bが取り付けら
れ、該駆動部材13bが搬送用バケット5の前側上端部
に固定した当接部材18に係合することによって駆動チ
ェーン13が搬送用バケット5を前記ミキサM側に連動
させるようになっている。前記駆動チェーン13の下部
には従動チェーンホイール10b,10c側寄りの位置
に駆動チェーン13を案内する案内部材19が設けられ
ている。
【0015】前記下部バケット駆動機構B2は、アスフ
ァルトプラントAの架台A1に支持されているが、従動
チェーンホイール10bと駆動チェーン13の案内部材
19aを設ける位置が駆動チェーンホイール10a側に
寄っている点が上部のバケット駆動機構B1と異なって
いるだけで、その他は上部バケット駆動機構B1と同一
であるので、上部バケット駆動機構B1と同一の要素に
は同一の符号を付してそれらの説明は省略する(図4参
照)。
【0016】なお、合材サイロ1の材料投入口3の上方
には、図5に示すように、該材料投入口3部に移動して
きた搬送用バケット5の開閉ゲート5aに当接して、該
開閉ゲート5aを同図で反時計方向に回動させて搬送バ
ケット5の排出口5dを解放させる操作部材20が合材
サイロ1に固定して設けられている。搬送用バケット5
がアスファルトプラントA側に移動して操作部材20か
ら離れる際には、前記開閉ゲート5aは自重で時計方向
に回動して前記排出口5dを閉鎖するようになってい
る。前記固定の操作部材20に代えて油、空圧シリンダ
等のアクチュエータを使用して開閉ゲート5aを強制的
に開閉させるようにしてもよい。
【0017】次に、上記のように構成された合材サイロ
の搬送装置の作用について説明する。アスファルトプラ
ントAでアスファルト合材が製造されると、ミキサMか
らその下に移動されている搬送用バケット5にアスファ
ルト合材が投入される。この後に、電動ウインチ9が作
動してワイヤロープ7の他端部側を巻き取るので、ワイ
ヤロープ7の一端部に連結されている搬送バケット5
は、そのローラ5b,5cが案内レール6に案内され、
下部水平レール6cに沿ってミキサMの下から離れてか
ら、垂直状レール6aを上昇し、さらに上部水平レール
6bに沿って前記合材サイロ1の材料投入口3の上方ま
で移動する。
【0018】搬送用バケット5が材料投入口3の上方位
置に来ると、その位置でウインチ9の巻き上げが停止さ
れて搬送用バケット5が停止するが、その際、操作部材
20が開閉ゲート5aに当接してこれを反時計方向に回
動させてして搬送用バケット5の排出口5dを解放する
ので、搬送バケット5内からアスファルト合材が合材サ
イロ1内に落下投入される。
【0019】合材サイロ1内にアスファルト合材の投入
が終わると、電動ウインチ9がワイヤーロープ7を繰り
出すと共に、前記クラッチCが接続作動し電動機14が
回転されて上部バケット駆動機構B1が作動されるの
で、駆動チェーンホイール10aがイ矢方向に(図3参
照)回転し、駆動チェーン13の下部の搬送側が図1で
右方(図3でロ矢方向)に移動して、その駆動部材13
bが搬送用バケット5の当接部材18に係合して該搬送
バケット5を案内レール6の上部水平レール6bに沿っ
て垂直状レール6aの上端部まで移動させる。
【0020】搬送用バケット5が垂直状レール6aの上
端部まで来ると、電動ウインチ9によるワイヤロープ7
の繰り出しで搬送用バケット5は重力で下降し、下部水
平レール6cの他端側の位置に至る。この位置に搬送用
バケット5が来ると、下部バケット駆動機構B2がクラ
ッチCの接続作動によって作動し、その電動機14の回
転で駆動チェーン13がロ矢方向に駆動され、駆動部材
13bが当接部材18に係合されて搬送用バケット5を
前記ミキサMの下まで移動させる(図4参照)。
【0021】以後は、前述したと同様にして、アスファ
ルト合材がアスファルトプラントAから合材サイロ1ま
で繰り返し搬送されて該合材サイロ1内に投入されるこ
とにより貯蔵される。なお、搬送用バケット5は、案内
レール6の垂直状レール6aを移動するときは、前側の
ローラ5bを前側に位置する第1の案内レール部6Aに
案内され、後側のローラ5cを後側に位置する第2の案
内レール部6Bに案内されて移動するので、ほぼ水平状
態を保持されて移動する。したがって、搬送用バケット
5の上部が開放されていても、アスファルト合材が搬送
バケット5から零れることはことはない。
【0022】前記合材サイロの搬送装置によれば、搬送
用バケット5を案内移動させる案内レール6において、
垂直状レール6aの上、下端部に接続する上、下部水平
レール6b,6cに沿って、搬送用バケット5をアスフ
ァルトプラントAのミキサM側に移動させる上、下部バ
ケット駆動機構B1,B2を、電動機14で回転される
駆動チェーンホイール10aと従動チェーンホイール1
0b,10cとに駆動チェーン13を巻き掛け、該駆動
チェーン13に搬送用バケット5に係合する駆動部材1
3bを取り付けて構成したので、搬送用バケット5をそ
れに連結されているワイヤロープ7を繰り出してミキサ
M側に戻す際に、前記上、下部水平レール6b,6c上
にある搬送用バケット5を駆動チェーン13によって強
制的にミキサM側に移動させることができる。
【0023】したがって、従来装置のように、搬送用バ
ケット5をミキサM側に戻すために、搬送用バケット5
の巻き取り、繰り出し用のワイヤロープ7の他に、搬送
用バケット5の後端と合材サイロ1との間に他のワイヤ
ロープを掛け渡して、これにウエイトを吊り下げるとい
った構造にする必要がなく、装置の構成が簡単で、保
守、点検も容易に行える。また、作動が確実に行われ、
安全性が高められると共に、案内レール6の上、下部水
平レール6b,6cにおける搬送用バケット5のの移動
の定速性が確保され、搬送装置の自動運転が円滑に行え
る。さらに、電動ウインチ9は搬送用バケット5を移動
させるだけの動力で済むため、動力の節約ができる。
【0024】なお、前記実施の形態の合材サイロの搬送
装置においては、搬送用バケット5を移動させる上、下
部バケット駆動機構B1,B2に、駆動チェーンホイー
ル10a、従動チェーンホイール10b,10cと、こ
れらに巻き掛けた駆動チェーン13とを用いたので、作
動が確実に行われると共に、保守、点検が容易であって
好ましいが、これに代えて、ロープホイール(駆動輪、
従動輪)とこれに巻き掛けたワイヤロープ(索状部材)
とを適用することができ、また、前記電動機14に代え
て油圧モータを用いることもできる。
【0025】さらに、前記上、下部バケット駆動機構B
1,B2は、チェーン、ワイヤロープ等の索状部材をチ
ェーンホイール、ロープホイール等の駆動輪、従動輪に
巻き掛けた構造であるため、前記案内レール6の上、下
部水平レール6b,6cが長い場合でも容易に対応でき
て好ましいが、これに限らず、油圧シリンダのロッドで
搬送用バケット5の当接部材18を直接押送するものと
してもよい。油圧シリンダの場合には、上、下部水平レ
ールが長いと長尺のシリンダが必要となる。
【0026】また、前記案内レール6は、第1、第2の
案内レール部材6A,6Bが垂直状レール6aの部分で
前後に所定間隔をあけて設けられているので、搬送用バ
ケット5がほぼ水平状態を保って上下動することがで
き、搬送用バケット5の上部が開放されていても、アス
ファルト合材が零れるとがなくて好ましいが、搬送用バ
ケット5の上部に開閉蓋を設ける場合には、案内レール
6は第1、第2の案内レール部材6A,6Bのいずれか
一方を省略することができる。この場合は、搬送用バケ
ット5の前後のローラ5b,5cは同一の案内レール部
の溝内に挿入され、搬送用バケット5は横倒しの状態で
垂直レール6aを案内移動される。さらに、前記電動ウ
インチ9に代えて油圧駆動のウインチを用いてもよい。
【0027】また、前記実施の形態においては、本発明
をアスファルトプラントの合材サイロの搬送装置に適用
した例を示したが、本発明はこれに限らず、砂、砂利、
フィラ等の骨材を貯蔵する貯蔵サイロの搬送装置、セメ
ント、その他の粉粒体を貯蔵する粉粒体サイロの搬送装
置に適用することができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
下の優れた効果を奏する。請求項1に係る粉粒体サイロ
の搬送装置によれば、搬送用バケットをそれに連結され
ているワイヤロープを繰り出して粉粒体供給部側に戻す
際に、案内レールの上、下部水平レール上にある搬送用
バケットをバケット駆動機構によって強制的に粉粒体供
給部側に移動させることができるので、前記上、下部水
平レール部での搬送用バケットの粉粒体供給部側への移
動が確実に行われ、その移動の定速性が確保され、搬送
装置の自動運転が円滑に行える。
【0029】また、従来装置のように、搬送用バケット
の巻き取り、繰り出し用のワイヤロープの他に、搬送用
バケットの後端と粉粒体サイロとの間に他のワイヤロー
プを掛け渡して、これにウエイトを吊り下げるといった
構造にする必要がないので、安全性を高めることができ
ると共に、装置の構成が簡単で、保守、点検も容易に行
うことができる。さらに、ウインチは搬送用バケットを
移動させるだけの動力で済むため、動力の節約ができ
る。
【0030】請求項2に係る粉粒体サイロの搬送装置に
よれば、駆動輪と従動輪に索状部材を巻き掛けた構造で
あるため、案内レールの上、下部水平レールが長い場合
でもそれに容易に対応できるバケット駆動機構を構成す
ることができ、構造も簡単である。
【0031】請求項3に係る粉粒体サイロの搬送装置に
よれば、チェーンホイールにチェーンを巻き掛けた構造
であるため、搬送用バケットの移動を一層定速性を保っ
て確実に行わせることができ、摩耗等による破断のおそ
れが少なく安全であると共に、保守、点検を容易に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係る粉粒体サイロの
搬送装置の側面図である。
【図2】 同じく上部バケット駆動機構の拡大平面図で
ある。
【図3】 同じく拡大側面図である。
【図4】 同じく下部バケット駆動機構の拡大側面図で
ある。
【図5】 同じく搬送用バケットの開閉ゲートの開閉作
動図である。
【図6】 従来の合材サイロの搬送装置の側面図であ
る。
【符号の説明】
1 合材サイロ(粉粒体サイロ) 3 材料投入口 5 搬送用バケット 6 案内レール 6a 垂直状レール 6b,6c 上、
下部水平レール 7 ワイヤロープ 8 案内滑車 9 電動ウインチ(ウインチ) 10a 駆動チェー
ンホイール(駆動輪) 10b,10c 従動チェーンホイール(従動輪) 13 駆動チェーン(索状部材) 13b 駆動部材 14 電動機(回転駆動装置) 18 当接部材 A アスファルトプラント B1,B2 上、下部バケット駆動機構(バケット駆動
機構) M ミキサ(粉粒体供給部)
フロントページの続き (72)発明者 吉野 健治 新潟県北蒲原郡聖籠町東港5丁目2756−3 株式会社新潟鉄工所構機システムカンパ ニー新潟構機工場内 (72)発明者 的場 雅俊 東京都台東区根岸二丁目21番19号 Fターム(参考) 2D052 AA03 DA05 DA12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉粒体供給部と粉粒体サイロとにわたっ
    て架設され、粉粒体サイロの側部に沿う垂直状レール、
    該垂直状レールの下端から前記粉粒体供給部にわたる下
    部水平レール、および垂直状レールの上端から粉粒体サ
    イロの上部の材料投入口にわたる上部水平レールを有す
    る案内レールと、該案内レールに支持された搬送用バケ
    ットと、該搬送用バケットに一端を連結したワイヤロー
    プの他端を巻き取り、繰り出しするウインチとを備え、
    該ウインチを作動させることによって、前記搬送用バケ
    ットを粉粒体供給部と粉粒体サイロとの間で往復移動さ
    せるようにした粉粒体サイロの搬送装置において、 前記案内レールの上部水平レールと下部水平レールに対
    応する位置には、それぞれ、前記搬送バケットが粉粒体
    供給部に戻る場合に、該搬送バケットに係合してこれを
    前記粉粒体供給部側へ前記上部水平レールと下部水平レ
    ールに沿って強制的に移動させ、その他の場合に搬送用
    バケットの案内レール上における移動を自由にするバケ
    ット駆動機構が設けられていることを特徴とする粉粒体
    サイロの搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記バケット駆動機構は、駆動輪と従動
    輪とに巻き掛けられて前記上部水平レールと下部水平レ
    ールの上方に沿って配置されると共に、前記搬送用バケ
    ットに係合する駆動部材を有する無端状の索状部材と、
    前記駆動輪を回転させて前記索状部材を駆動し前記駆動
    部材を上部水平レールと下部水平レールに沿って粉粒体
    供給部側へ移動させる回転駆動装置とを備えていること
    を特徴とする請求項1に記載の粉粒体サイロの搬送装
    置。
  3. 【請求項3】 前記バケット駆動機構は、その駆動輪と
    従動輪がチェーンホイールからなり、前記索状部材が該
    チェーンホイールに巻き掛けられたチェーンであること
    を特徴とする請求項2に記載の粉粒体サイロの搬送装
    置。
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