JP2002285471A - やすらぎのある快適繊維製品とその製造方法 - Google Patents

やすらぎのある快適繊維製品とその製造方法

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JP2002285471A JP2001090838A JP2001090838A JP2002285471A JP 2002285471 A JP2002285471 A JP 2002285471A JP 2001090838 A JP2001090838 A JP 2001090838A JP 2001090838 A JP2001090838 A JP 2001090838A JP 2002285471 A JP2002285471 A JP 2002285471A
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Kiyohiro Shibata
清弘 柴田
Toyonori Nishimatsu
豊典 西松
Kazutomo Fujita
和朋 藤田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アロマテラピー効果を持つ芳香成分の繊維製
品への担持量の増大、徐放性及び持続性の改善、繊維製
品の風合いの改善向上を図り、やすらぎのある快適繊維
製品を提供すること。 【解決手段】 繊維製品1をパッド槽3のアロマテラピ
ー効果を持つ溶液2に浸漬し、絞りローラ4で絞り、乾
燥機5で乾燥させることによって、アロマテラピー効果
を有する天然植物精油を、これと親和性を有する保留剤
を介して繊維製品に担持させた。溶液2は、天然植物精
油を予めイオン化処理し、保留材も動植物天然物質およ
び/または天然蛋白質の加水分解物を使用して水に均一
に分散させたエマルジョンとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、やすらぎのある快
適繊維製品とその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】健康、清潔等快適志向の高まりや、益々
増大する高齢者福祉問題、また拡大する深刻なストレス
社会に伴い、人の心と体を癒す快適製品の開発が強く要
求されている。中でも繊維の分野は、衣食住と言われる
ほど我々の生活の根本を担うものである。このため、こ
れまでにも様々な快適繊維製品の開発が行われてきた
が、性能的に不充分であったり、性能が明確に検証され
ていないものが殆どであった。
【0003】例えば、従来、天然繊維、合成繊維製品を
アロマテラピー効果を持つ溶液に浸漬させて含浸させ、
または、その浸漬浴に入れたバインダー樹脂(アクリ
ル、酢酸ビニル、ウレタン系、シリコン系)によって付
着させるパディング法、或いは、熱可塑性繊維を含む繊
維製品の場合では前記芳香成分の粉粒体等を吹き付け、
その後、加熱によって前記熱可塑性繊維を溶融させて繊
維製品に融着させることなどによる繊維製品の製造方法
及び繊維製品が提案されている(特開平11−2283
24号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記提
案において、繊維素材の毛細管現象などによる吸収・吸
着性によってのみアロマテラピー効果を持つ溶液を含浸
担持させる方法は、該溶液中の芳香成分の担持量が少な
く、徐放性(香りを徐々に放散する性質)や持続性にも
問題点がある。
【0005】また、前記提案において、前記芳香成分を
バインダー樹脂により繊維製品に付着させる方法は、こ
のバインダー樹脂により繊維製品の風合いが硬くなるな
どによって損われる問題点や、必要な性質(例えば、カ
ーシートなどの接着芯地に必要な接着強さ等)が得られ
ないなどの問題点がある。
【0006】また、前記提案において、熱可塑性繊維を
含む繊維製品の場合、前記芳香成分の粉粒体等を吹き付
け、その後、加熱によって前記熱可塑性繊維を溶融させ
て繊維製品に融着させる方法は、繊維の融着によって繊
維製品の風合いが硬くなって損われる問題点がある。
【0007】そこで本発明は、アロマテラピー効果を持
つ芳香成分の繊維製品への担持量の増大、徐放性及び持
続性の改善、繊維製品の風合いの改善向上を可能とした
やすらぎのある快適繊維製品とその製造方法を提供する
ことを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、アロマテラピー効果を有する天然植物精
油を、これと親和性を有する保留剤を介して繊維製品に
担持させてあることを特徴とする。上記保留剤は、アロ
マテラピー効果を持つ天然植物精油と親和して繊維製品
への担持量を増大させるとともに、前記精油の芳香の放
散を徐々に行われるように持続性をコントロールし、長
期間に亘って芳香を放散させることができ、徐放性及び
持続性を向上させることができる。
【0009】また、本発明は、アロマテラピー効果を有
する天然植物精油をアニオン化およびカチオン化処理
し、これと親和性を有する保留剤とともに水に混合して
混合液を作り、この混合液を繊維製品に含浸させ、乾燥
することを特徴とする。この構成により、水への天然植
物精油および保留剤の均一な分散混合エマルジョン(乳
濁液)を生成させることが可能となり、天然植物精油を
イオン化結合により繊維製品に強く含浸付着させること
ができる。
【0010】前記天然植物精油は、ラベンダー精油であ
ることを特徴とする。このラベンダー精油の放散する芳
香は、人の臭覚器官を通じて脳神経に作用し、人が精神
的に落ち着いたときに発生する脳波α波を発生する効能
があり、人の心と体をリラックスさせる癒し効果や、や
すらぎ効果が得られる。
【0011】前記保留剤は、動植物性天然物質および/
または天然蛋白質の加水分解物であることを特徴とす
る。この構成により、天然植物精油と保留剤との親和性
を高くすることができ、しかも人に対する悪影響も無く
すことができる。
【0012】前記動植物性天然物質は、キトサンおよび
/またはカテキンであることを特徴とする。このキトサ
ンやカテキンは、水に易溶で、前記イオン化処理された
天然植物精油と親和して繊維製品への担持量の増大をも
たらすとともに抗菌作用を付与することができる。
【0013】前記天然蛋白質の加水分解物は、コラーゲ
ン、乳清、シルクフィブロイン、ポリ乳酸の群から選択
される1または2以上の組合わせであることを特徴とす
る。これらコラーゲン、乳清、シルクフィブロイン、ポ
リ乳酸は、加水分解処理されているため、水に易溶で、
前記イオン化処理された天然植物精油と親和して繊維製
品への担持量の増大をもたらすとともに、繊維製品にソ
フト感、ぬめり感を持つ風合いを与えることができる。
【0014】前記繊維製品は、ウールまたはウールと他
繊維との混紡或いはウールと他繊維とを交織した編織物
ないし不織布であることを特徴とする。ウールは、水に
浸漬するとプラスに帯電する性質を持ち、この構成によ
り、イオン化処理された天然植物精油を繊維製品にイオ
ン結合させて担持力を増強することができるとともに、
ウールまたはウール混入の繊維製品に、アロマテラピー
効果と保留剤の持つ抗菌作用或いはソフト感、ぬめり感
を持つ風合いを付与することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基いて説明する。図1は本発明の実施の形態に係る繊
維製品の製造方法の一例を示す概略構成図、図2は乾燥
機の概略構成図、図3は本発明に係る繊維製品の効果を
確認するために実施した脳波計測データを示している。
【0016】本発明の実施形態は、図1に示すように、
繊維製品1をパッド槽3のアロマテラピー効果を持つ溶
液2に浸漬し、絞りローラ4で絞り、乾燥機5で乾燥さ
せるようにしている。
【0017】繊維製品1は、ウール100%、または、
ウールと他繊維(天然繊維・半合成繊維・合成繊維等を
含む)との混紡、或いは、ウールと他繊維(天然繊維・
半合成繊維・合成繊維等を含む)とを交織した編織物な
いし不織布とされた布帛素材の場合を例示している。そ
して、このような長尺の布帛素材としての繊維製品1の
整理工程中で本発明の処理を実施するために図1に示す
ように、適宜配置のガイドローラ6によって連続的また
は一定長さずつ間欠的にパッド槽3に導いてアロマテラ
ピー効果を持つ溶液2に浸漬し、絞りローラ4で余剰な
溶液を除去し、乾燥機5へ供給して乾燥させている。こ
の場合、乾燥機5は図2に示すように、加熱手段5aを
多段に配置して繊維製品1をジグザグ状に案内走行させ
て、スペースの縮少化を図り、乾燥後、受台7に折り畳
み積層させている。この受台7への繊維製品1の折り畳
み積層は、例えば、受台7を左右に移動させたり、或い
は、受台7の上方に繊維製品1を左右に揺動させる捌き
アームを設けることなどによって実施される。そして、
この繊維製品1は、最終的に蒸絨機で仕上げセットされ
る。
【0018】アロマテラピー効果を持つ溶液2は、アロ
マテラピー効果を有する天然植物精油と、これと親和性
を有する保留剤とを主成分として水に均一に分散混合さ
せた溶液であって、これらの混合溶液は処理する繊維製
品1の重量に対する割合で調製される。
【0019】アロマテラピー効果を持つ天然植物精油と
しては、ハーブや果実などから抽出精製されたものを使
用するもので、特に、その精油から放散される芳香成分
による匂いが、人に癒し効果や、やすらぎ効果(リラッ
クス効果)をもたらすものが好ましい。本実施の形態で
は、ラベンダー精油を使用しているが、同様なリラック
ス効果をもたらすカモミール、レモン、サンダルウッド
などの精油を使用しても良い。
【0020】アロマテラピー効果を持つ天然植物精油
は、そのままでは水に溶けないので、予めイオン化処理
して親水性を付与する。その際、アロマテラピー効果を
有する天然植物精油をアニオン化およびカチオン化処理
することが重要である。これによって、上記天然植物精
油を水に均一に分散混合させることができるとともに、
繊維製品1へ含浸させて乾燥させたとき、上記アニオン
化処理された天然植物精油とカチオン化処理された天然
植物精油とがイオン結合して繊維製品1への天然植物精
油の担持量及び付着力の増大をもたらすことができる。
上記繊維製品1がウールを含む繊維である場合には、未
加工ウールのプラス帯電性質とスケール改質(オフスケ
ール)処理によるマイナス帯電性質とが相乗して繊維製
品1への天然植物精油の担持量及び付着力をさらに増大
させることができる。
【0021】上記アロマテラピー効果を有する天然植物
精油と親和性を有する保留材としては、動植物性天然物
質および/または天然蛋白質の加水分解物を使用する。
保留材は、天然植物精油を繊維製品1に保留させるため
に使用するのものであって、天然植物精油と親和性を有
する動植物性天然物質および/または天然蛋白質の加水
分解物を使用することによって、人に対する違和感を無
くすことができる。
【0022】前記動植物性天然物質は、キトサンおよび
/またはカテキンを使用する。キトサンは、節足動物等
の有機骨格物質やカビの菌糸、胞子に存在するキチンの
脱アセチル化物またはキチンを濃アルカリと加熱処理し
て得られる白色無定形粉末で、水に易溶で、前記イオン
化処理された天然植物精油と親和して繊維製品1への担
持量の増大をもたらすとともに抗菌作用を付与すること
ができる。また、カテキンは、樹木の材、小枝、樹皮、
葉などに分布し、無色細針状晶で、水に易溶で、前記イ
オン化処理された天然植物精油と親和して繊維製品1へ
の担持量の増大をもたらすとともに抗菌作用を付与する
ことができる。
【0023】前記天然蛋白質の加水分解物としては、コ
ラーゲン、乳清、シルクフィブロイン、ポリ乳酸の群か
ら選択される1または2以上の組合わせとして使用す
る。コラーゲンは、動物の結合組織、軟骨、真皮等に分
布し、加水分解により水に可溶性を有する。乳清は、牛
乳または脱脂乳を加工して得られ、水に可溶性を有す
る。シルクフィブロインは、シルク蛋白質中に存在し、
水に可溶性を有する。ポリ乳酸は、トウモロコシの屑等
に存在し、生分解性、水に可溶性を有する。これらコラ
ーゲン、乳清、シルクフィブロイン、ポリ乳酸は、加水
分解処理されているため、水に易溶で、前記イオン化処
理された天然植物精油と親和して繊維製品への担持量の
増大をもたらすとともに、繊維製品にソフト感、ぬめり
感を持つ風合いを与えることができる。
【0024】本発明の実施の形態は以上の構成からな
り、次に、繊維製品1にラベンダー精油を担持処理する
具体例を説明する。
【0025】混合溶液2は、処理する繊維製品1の重量
に対する割合で調製する。先ず、タンクに水を入れ、1
0.1〜1.0%のラベンダー精油アニオン化溶液と、
10.0〜1.0%のラベンダー精油カチオン化溶液と
を濃度5.0〜0.1wt%溶液に調製する。ラベンダ
ー精油アニオン化溶液とカチオン化溶液とは、上記範囲
で同量とするか、または、一方を多くしてもよい。例え
ば、繊維製品1がウールである場合には、ウールのプラ
ス帯電性を考慮してその分アニオン化溶液を多くする。
【0026】次に、保留材(カテキン、キトサン、コラ
ーゲン、乳清、シルクフィブロイン、ポリ乳酸の群から
選ばれる1または2以上の組合わせ)溶液を濃度10.
0〜1.0wt%溶液になるように調製する。これを前
記タンクに投入してそれらの混合溶液2を攪拌機で充分
攪拌した後、図1に示すパッド槽3に投入する。
【0027】そして、ウールと他繊維(天然繊維)を混
用比率50%、50%とした混紡糸で製織し、予め仕上
げした織物を前記混合溶液2の入ったパッド槽3に浸漬
して溶液2を含浸させた後、絞りローラ4で絞り、乾燥
機5に送って乾燥させ、乾燥後、蒸絨機で仕上げセット
する。
【0028】このように処理した織物の匂いを被験者に
所定時間継続して嗅がせ、その間の被験者の脳波を脳波
計測装置及び解析装置を使用して測定した結果、図3に
示すようなデータが得られた。図3から明らかなよう
に、被験者の脳波は、振幅30〜50μV程度、波長8
〜13Hzの安定した規則的な波形が得られており、こ
のような脳波は、人が精神的に落ち着いた鎮静状態で発
生する脳波α波に相当するものであることが確認され
た。この結果、本発明の処理を施した繊維製品1は、含
浸させた天然植物精油の匂いを人が嗅ぐことにより、精
神的に落ち着いた状態になり「やすらぐ効果」があるこ
とが判った。
【0029】以上、本発明図示の実施の形態につき説明
したが、本発明は前記実施の形態に限定されることなく
種々の変形が可能であって、例えば、浸漬法に代えて塗
布ローラ法、スプレー法、転写プリント法等によりアロ
マテラピー効果を持つ溶液2を繊維製品1に含浸担持さ
せ、乾燥処理させてもよく、また、繊維製品1は、素材
布生地の整理工程の段階で前記溶液2の担持処理を行わ
せる他、2次加工の途中ないし最終製品の仕上げ工程で
前記溶液2を繊維製品1に担持処理させてもよい。さら
に、本発明の繊維製品1の用途は、衣料品、布製身の回
り品、布製雑貨品、寝具、ベッド、マット、カーペッ
ト、カーシートや椅子の上張り材、インテリア上張り材
等に適用されるものである。また、繊維製品1は、ウー
ルと他繊維との混紡比率や交織比率を用途に応じて適宜
に設定されるものである。
【0030】
【発明の効果】本発明の繊維製品によれば、繊維製品に
担持させた天然植物精油の匂いを人が嗅ぐことにより、
精神的に落ち着いた状態になり「やすらぐ効果」がある
とともに、保留材によって抗菌性並びにソフト感及びぬ
めり感などの風合いの改善向上が図れる効果がある。
【0031】また、本発明の製造方法によれば、繊維製
品への天然植物精油の担持量の増大、徐放性および持続
性が改善されるとともに、抗菌性を備え、風合いが改善
向上されたやすらぎのある快適繊維製品を簡単安価に提
供することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る繊維製品の製造方法
の一例を示す概略構成図。
【図2】乾燥機の概略構成図。
【図3】本発明に係る繊維製品の効果を確認するために
実施した脳波計測データ。
【符号の説明】
1 繊維製品 2 混合溶液 3 パッド槽 4 絞りローラ 5 乾燥機 6 ガイドローラ 7 受台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D06M 15/15 D06M 15/15 15/507 101:12 // D06M 101:12 15/507 Z (71)出願人 597112472 財団法人岐阜県研究開発財団 岐阜県各務原市須衛町4丁目179番地の1 (72)発明者 柴田 清弘 岐阜県大垣市木戸町200 (72)発明者 西松 豊典 長野県上田市常田3−15−32上町田宿舎11 号 (72)発明者 藤田 和朋 岐阜県羽島郡笠松町北及47 Fターム(参考) 4L033 AA03 AB01 AB05 AB06 AB07 AC10 AC15 BA11 CA02 CA08 CA45 4L047 AA09 AB02 CB10 CC16 DA00 4L048 AA06 AA11 AA13 AA14 AA19 DA01 EB00

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アロマテラピー効果を有する天然植物精
    油を、これと親和性を有する保留剤を介して繊維製品に
    担持させてあることを特徴とするやすらぎのある快適繊
    維製品。
  2. 【請求項2】 前記天然植物精油が、ラベンダー精油で
    あることを特徴とする請求項1に記載のやすらぎのある
    快適繊維製品。
  3. 【請求項3】 前記保留剤が、動植物性天然物質および
    /または天然蛋白質の加水分解物であることを特徴とす
    る請求項1に記載のやすらぎのある快適繊維製品。
  4. 【請求項4】 前記動植物性天然物質が、キトサンおよ
    び/またはカテキンであることを特徴とする請求項3に
    記載のやすらぎのある快適繊維製品。
  5. 【請求項5】 前記天然蛋白質の加水分解物が、コラー
    ゲン、乳清、シルクフィブロイン、ポリ乳酸の群から選
    択される1または2以上の組合わせであることを特徴と
    する請求項3に記載のやすらぎのある快適繊維製品。
  6. 【請求項6】 前記繊維製品が、ウールまたはウールと
    他繊維との混紡或いはウールと他繊維とを交織した編織
    物ないし不織布であることを特徴とする請求項1〜5の
    何れかに記載のやすらぎのある快適繊維製品。
  7. 【請求項7】 アロマテラピー効果を有する天然植物精
    油をアニオン化およびカチオン化処理し、これと親和性
    を有する保留剤とともに水に混合して混合液を作り、こ
    の混合液を繊維製品に含浸させ、乾燥することを特徴と
    するやすらぎのある快適繊維製品の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記天然植物精油が、ラベンダー精油で
    あることを特徴とする請求項7に記載のやすらぎのある
    快適繊維製品の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記保留剤が、動植物性天然物質および
    /または天然蛋白質の加水分解物であることを特徴とす
    る請求項7に記載のやすらぎのある快適繊維製品の製造
    方法。
  10. 【請求項10】 前記動植物性天然物質が、キトサンお
    よび/またはカテキンであることを特徴とする請求項9
    に記載のやすらぎのある快適繊維製品の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記天然蛋白質の加水分解物が、コラ
    ーゲン、乳清、シルクフィブロイン、ポリ乳酸の群から
    選択される1または2以上の組合わせであることを特徴
    とする請求項9に記載のやすらぎのある快適繊維製品の
    製造方法。
  12. 【請求項12】 前記繊維製品が、ウールまたはウール
    と他繊維との混紡或いはウールと他繊維とを交織した編
    織物ないし不織布であることを特徴とする請求項7〜1
    1の何れかに記載のやすらぎのある快適繊維製品の製造
    方法。
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