JP2002285287A - 耐食性・耐摩耗性に優れた鋼製織機部材およびその製造方法 - Google Patents
耐食性・耐摩耗性に優れた鋼製織機部材およびその製造方法Info
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Abstract
し増し、かつ結露水や繊維の水分により腐食することな
く、長期にわたって使用される鋼製織機部材を提供す
る。 【構成】 Cr:8.0〜20.0質量%、C:0.0
5〜1.20質量%、Si:1.0質量%以下、Mn:
1.0質量%以下を含有し、さらにTiおよび/または
Nbを、Ti:単独で0.05〜1.0質量%、Nb:
単独で0.05〜1.50質量%またはTi+Nb:合
計量で0.05〜2.0質量%を含み、残部が実質的に
Feの組成をもち、鋼のマトリックス中にTiおよび/
またはNbの炭化物を析出量で0.3質量%以上分散析
出させる組織をもつ鋼材を織機部材に成形、加工後、空
気を原料としたオゾン発生装置により発生させたオゾン
を溶存させた水溶液に浸漬して、鋼表面にCrが濃化し
た不動態皮膜を形成する。
Description
易いフラットヘルド、ドロッパー、筬羽、変形筬、リー
ド等の織機部材であって、耐食性と耐摩耗性に優れた鋼
製織機部材およびその耐食性向上方法に関する。
形筬、リード等の織機部材にはステンレス鋼SUS42
0J2を焼入れした組織強化材が使用されている。この
種の織機部材は、織物に使用される繊維の材質改善、生
産能率を向上させるために高速度化等にともなって、摩
耗環境が過酷になってきている。その結果、部品寿命が
低下し、補修部品の煩雑な交換を余儀なくされている。
また、部材への結露水の付着および輸送中の湿度に起因
し、腐食を起こす問題があった。
問題を解消すべく案出されたものであり、硬質なチタン
炭化物やニオブ炭化物をマトリックスに分散させること
により、過酷な摩耗環境においても十分な耐摩耗性を有
し、かつ結露水や繊維の水分により腐食することなく、
長期にわたって使用される鋼製織機部材を提供すること
を目的とする。
性に優れた鋼製織機部材は、その目的を達成するため、
Cr:8.0〜20.0質量%、C:0.05〜1.2
0質量%、Si:1.0質量%以下、Mn:1.0質量
%以下を含有し、さらにTiおよび/またはNbを、T
i:単独で0.05〜1.0質量%、Nb:単独で0.
05〜1.50質量%またはTi+Nb:合計量で0.
05〜2.0質量%を含み、残部が実質的にFeの組成
をもち、鋼のマトリックス中にTiおよび/またはNb
の炭化物を合計析出量で0.3質量%以上分散析出させ
る組織をもつとともに、鋼表面にCrが濃化した不動態
皮膜が形成されていることを特徴とするものである。ま
た、その製造方法は、上記組成と炭化物の析出分散組織
を有する鋼材を、織機部材に成形、加工後、空気を原料
としたオゾン発生装置により発生させたオゾンを溶存さ
せた水溶液に浸漬して不動態化処理し、表面にCrが濃
化した不動態皮膜を形成することを特徴とするものであ
る。
使用した繊維等を多数取り寄せ、摩耗損傷部分や繊維を
ミクロ的な観点から調査した。その結果、摩耗した部材
の大半では、細かい線状に研削されたような疵が摩耗部
分に観察された。また、使用された繊維には、アルミナ
や炭化珪素等の硬質粒子の付着が検出された。研削され
たような疵や硬質粒子の付着から、この時の摩耗現象
は、硬質粒子が介在した摩耗であることがわかった。
ナや炭化珪素と同等の硬さを有する炭化物に着目し、鋼
のマトリックス中に分散析出させ耐摩耗性の検討を行っ
た。その結果、チタン炭化物またはニオブ炭化物の単独
または複合炭化物を分散析出させることで、アルミナや
炭化珪素による摩耗を抑制する効果があることを見出
し、まず耐摩耗性に優れた織機部材用耐摩耗鋼の成分を
検討した。
用耐摩耗鋼の特性評価に使用した各種の評価・測定方法
について、説明しておく。 [炭化物析出量の測定]炭化物の固溶・析出処理によっ
て、炭化物量を制御した試料を沃素アルコール液に浸漬
し、超音波を加えて鋼を溶解した後、液中に残った炭化
物量の残渣量より求めた。炭化物の形態は残渣のX線解
析で固定して求め、個々の金属元素量は湿式分析および
ガス分析装置で求めた。 [耐食性の評価]耐食性の評価は、JISZ2371によ
る5%の塩水噴霧試験を72時間実施し、試験後の錆発
生の有無で評価した。
のメール穴に、織物の化学繊維(TFD75/36F外
径約120μm)を通し、接触摺動させ接触部の摩耗深
さを測定した。試験の条件は、繊維の張力:約50g
で、試験の回転速度:80rpm(摺動速度:0.1m
/s)、試験時間:10時間である。試験片フラッドヘ
ルドのメール部の耐摩耗性評価は、繊維と接触摩耗した
部分の摩耗量を求め、SUS420J2の摩耗深さを基
準とし、下記(3)式に基づいて求めた耐摩耗指数M
(%)で行った。耐摩耗指数Mが小さいほど耐摩耗性に
優れていることを示し、M=50は摩耗量が半分、すな
わち耐摩耗性が2倍に向上したことを示す。 耐摩耗性指数M(%)=Di÷Do×100 ‥‥‥(3) ここで、DoはSUS420J2の摩耗深さ Diは評価対象鋼の摩耗深さ
組織に関してその内容を具体的に説明する。本発明で対
象とされる鋼材は、耐食性を付与するために8.0〜2
0質量%のCrを含んでいる。Cr含有量が8質量%を
下回ると、Cr添加による防食効果が見られない。Cr
添加量は多いほど耐食性は向上するが、20.0質量%
を超えると熱間加工性が低下し、製造上問題となるばか
りでなく、コスト的にも高いものとなるのでCr含有量
の上限は20.0質量%とした。
せるために、0.05〜1.20質量%の炭素を含有さ
せる。組織を強化し0.3質量%以上のチタン炭化物あ
るいはニオブ炭化物を析出させるためには、0.05質
量%以上の炭素が必要である。1.20質量%を超える
多量のCの添加は、チタン炭化物やニオブ炭化物の確保
や組織を強化することは可能であるが、巨大な共晶クロ
ム炭化物が多量に析出し、材料品質の低下や製造時の熱
間加工性等、製造時で問題を招くことから、C含有量の
上限は1.20質量%とした。
i、Mnを添加する。Siは、1.0質量%を超えて多
量に含有させると鋼の靭性低下を招くことから上限は
1.0質量%にするべきである。Mnも1.0質量%を
超えて多量に含有させると焼入れ時の残留オーステナイ
トが増大し、鋼の硬度低下と靭性の低下を招くことか
ら、その上限は1.0質量%とした。
物の合計析出量が0.3質量%以上になるように、T
i:単独で0.05〜1.0質量%、Nb:単独で0.
05〜1.50質量%またはTi+Nb:合計量で0.
05〜2.0質量%の割合で添加される。炭化物合計析
出量0.3質量%以上は、後述する実施例に記載してい
るように、耐摩耗性に及ぼす析出物の影響調査から見出
された臨界値である。0.3質量%以上の合計析出量を
確保することにより、炭化物のない鋼材に比較して格段
に優れた耐摩耗性が得られる。
5質量%以上またはTi+Nb:0.05質量%以上に
設定するとき、マトリックス中に分散析出した炭化物の
合計析出量が0.3質量%以上になる。しかし、Tiの
多量の添加は溶製時の湯流れ性の低下や製品表面の疵の
発生を招くことから、また、Nbの多量添加は金属間化
合物生成による靭性の低下や素材コストの上昇を招くこ
とから、Ti含有量の上限を1.0質量%、Nb含有量
の上限を1.5質量%、Ti+Nb合計含有量の上限を
2.0質量%に設定した。
成分としてNi、Mo、Cu等を含有させることもでき
る。例えば、焼入れ後のマルテンサイト相の確保やさら
なる靭性等の改善を目的として0.1〜4質量%のN
i、耐食性改善を目的として0.1〜3質量%のMo、
耐食性、耐応力腐食割れ性等の改善を目的として0.2
〜3質量%のCuの1種または2種以上を含有させるこ
ともできる。
合計で0.3質量%以上のTiおよび/またはNbの炭
化物をマトリックス中に分散析出させた組織にする必要
がある。所定量の炭化物を析出させるためには、前記し
たようにC、Ti、Nbの含有量を所定の範囲に調整し
た鋼を常法に従って溶製し、スラブに鋳造した後、溶体
化処理をして熱間圧延したものを、800℃前後で加熱
後炉冷し、酸洗、冷間圧延、焼鈍を繰り返すことにより
得られる。
材を用い、耐摩耗性を維持したまま耐食性を向上させる
方法を検討した。Crを含有する鋼は、Crを含有する
不動態皮膜がその表面に形成され耐食性を向上させてい
るが、その耐食性は表面欠陥や表面に形成されたCr含
有不動態皮膜の組成や構造の影響を受ける。例えば、焼
鈍時に生じた酸化スケール直下のCr欠乏層や表面の介
在物あるいは粒界侵食溝等は腐食の起点になり易い。酸
洗や研磨は、焼鈍時のスケール除去や疵取り以外に、こ
れら欠陥の除去作用も有する。しかし、これらの欠陥の
除去は材料のもつ本来の特性を発現させるに過ぎず、そ
れ以上の特性をもたらすことはない。
やFeの水和物からなり、鋼成分や表面仕上げによって
不動態皮膜の組成や厚み等が異なる。鋼中のCr濃度が
高いほど、不動態皮膜中のCr濃度が高くなり、耐食性
に優れた不動態皮膜が得られることが知られている。し
かし、鋼中のCr濃度を上げると製造コストの上昇を招
き、耐摩耗性等の材料特性も変化する。したがって、鋼
中の成分を変更するよりも不動態皮膜中のCr濃度を上
げるような表面改質が有効である。
は酸化性の酸を用いた不動態化処理が挙げられる。酸化
性の酸の代表的なものに硝酸があり、一般に、30質量
%以下の濃度の硝酸が用いられるが、ステンレス鋼の耐
食性向上を目的とした場合、ある程度の耐食性向上は望
めるが、合金元素としてCrやMo量を増やした場合に
匹敵するほどの効果は得られない。したがって、硝酸の
酸化力を強化するために重クロム酸や過酸化水素等の酸
化性物質と併用して用いられる場合がある。しかし、重
クロム酸を使用する場合は六価クロムの環境問題、過酸
化水素を用いる場合には効果の持続性の点に問題があ
り、工業的ではない。また、近年では環境問題から脱N
の傾向にあり、硝酸の使用そのものも好ましくない。
せる不動態化処理技術として、強酸化剤であるオゾンを
利用した表面改質技術に着目した。オゾンの酸化力は極
めて強く、塩素の7倍とも言われることから、近年では
殺菌処理にも用いられている。その酸化力に着目して鋭
意研究を進めた結果、空気を原料とするオゾン発生装置
により生成されたオゾンを水溶液中に溶存させ、ステン
レス鋼と接触させることによって、不動態皮膜中のCr
濃化作用が顕著になることを見出した。
より生成されたオゾンを水溶液中に溶存させる際に空気
中の窒素が分解して、微量の硝酸が生成されることによ
り、不動態皮膜中のFeが溶解除去され、次にオゾンの
酸化作用のために残されたCrが濃化するためである。
酸素を原料にするオゾン発生器では硝酸が生成されない
ために、不動態皮膜中のFeを溶解除去できずに、満足
する耐食性を有する不動態皮膜が得られない。したがっ
て、オゾンの発生装置としては、紫外線ランプ方式によ
るもの、放電によるもの、水電解式によるものがある
が、空気を原料とする放電方式で発生させることが好ま
しい。微量の硝酸の生成によりpHが1〜2になるため
に、不動態皮膜中Feの溶解除去作用のほかに、酸性環
境にしてオゾンを比較的に安定な状態で溶存させること
ができる。
が露出する。端面においては不動態皮膜が破壊されるた
めに、耐食性が低下する。したがって、端面においても
耐食性を確保するためには成形、加工後に処理を施す必
要がある。処理方法としては、処理槽内に所定濃度のオ
ゾンを溶存させた水溶液を充填し、昇温したまま一定時
間、浸漬する方法で十分である。また、処理槽内に水を
張り、昇温して所定のオゾン濃度の水溶液が生成される
まで直接オゾンを吹き込むことも可能である。
0.2ppm以上溶存させることが好ましい。オゾン濃
度が高いほど酸化力は強くなり、ステンレス鋼の不動態
皮膜中のCr濃化に対してより効果的である。しかし、
極端にオゾン濃度を上げると、オゾン発生設備およびオ
ゾンガスの排気設備等の大規模化が必要になり、経済的
でないうえに安全性にも問題を生じる。オゾン濃度が
0.2ppmより低いと、目的とする不動態皮膜中のC
rの濃化作用は得られない。
い。一般の上水でも蒸留水あるいは工水等でも使用でき
る。また、予め硝酸等の酸化性の酸を溶解した酸性水溶
液を用いることも有効である。水溶液中にオゾンを溶存
させる方法としてはオゾン発生器で生成したオゾンを水
溶液に連続して吹き込むことにより容易に溶存させるこ
とができる。
い。60℃に満たないと、不動態皮膜中のFeを溶解除
去する能力が乏しくなりCrの濃化作用も乏しくなる。
短時間で効果的にCrが濃化した不動態皮膜を得るため
には、処理温度が高いほど好ましい。また、処理時間は
1時間以上が望ましい。短時間では耐食性を向上させる
ほどのCr濃化ができない。
発明鋼の主要成分を示す。材料は溶製後溶体化処理して
板厚5mmまでに熱間圧延し、さらに780℃で9時間
加熱後炉冷し、酸洗、冷間圧延、焼鈍を繰り返し、板厚
0.3mmに仕上げ、試験用素材とした。耐摩耗性の評
価用の試験片は、SUS420J2、比較鋼および本発
明鋼の板厚0.30mmの素材を織機部材のフラッドヘ
ルドに加工し、非酸化性雰囲気炉を用い、1050℃1
分間加熱後空冷して試験片とした。
耗性評価指数Mの算出方法で、チタンおよび/またはニ
オブの炭化物の析出量と耐摩耗性指標Mを測定、算出し
た。比較鋼および本発明鋼についての結果を表2に示
す。また、炭化物の総析出量と耐摩耗性指標Mの関係を
図1に示す。炭化物総析出量が少ない比較鋼1〜3の指
標Mは目標とする50%より大きく、満足する態摩耗性
が得られていない。一方、炭化物総析出量が多い本発明
鋼1〜7の指標Mは小さく、耐摩耗性は大幅に改善され
ている。この結果から、十分な耐摩耗性を得るために、
その指標Mが50%以上になるように炭化物総析出量を
0.3質量%以上に規定したものである。
い、空気を原料とするオゾン発生装置により生成された
オゾンを溶存させた温水中に1時間、浸漬した。オゾン
の濃度を0.2ppmとし、処理温度を60℃とした。
オゾン濃度は紫外線吸光度式オゾン濃度計を用いて調整
した。また、比較に30%硝酸中に50℃で1時間不動
態化処理した試験片も用いた。処理有無の試験片を前記
した耐食性試験に供し、錆の発生状況で耐食性を評価し
た。
耐食性試験結果を示す。錆の発生程度を面積率で評価し
た。現行材であるSUS420J2の発錆率は60%で
あるのに対し、本発明鋼1および6をオゾン水に浸漬処
理した試験片の発錆率は極めて小さく、良好な耐食性を
示した。これと比較し、硝酸で不動態化処理を施したも
のは,未処理材と比較して、耐食性は向上するもののそ
の改善効果は小さかった。表3中の測定値からもわかる
ように、空気を原料として発生させたオゾンを溶存させ
た水溶液に浸漬することにより、鋼表面にCrが濃化し
た不動態皮膜が形成されて、耐食性を向上させている。
を有する鋼を用い、さらにオゾン水処理することによ
り、織機部材としての優れた耐摩耗性と良好な耐食性が
得られることがわかった。
部材は、繊維に対して優れた耐摩耗性を有し、織物の繊
維による摩耗が問題となっている織機類の部材、特にフ
ラットヘルド、ドロッパー、筬羽、変形筬、リード等の
耐摩耗性が要求される部位での摩耗対策が可能になり、
機器類の寿命延長に多大な貢献が期待できる。また、使
用時の結露水や繊維に付着する水分に起因する腐食を起
こすことなく、織機として良好な耐食性が得られる。
と耐摩耗性の関係を示す図
Claims (2)
- 【請求項1】 Cr:8.0〜20.0質量%、C:
0.05〜1.20質量%、Si:1.0質量%以下、
Mn:1.0質量%以下を含有し、さらにTiおよび/
またはNbを、Ti:単独で0.05〜1.0質量%、
Nb:単独で0.05〜1.50質量%またはTi+N
b:合計量で0.05〜2.0質量%を含み、残部が実
質的にFeの組成をもち、鋼のマトリックス中にTiお
よび/またはNbの炭化物を合計析出量で0.3質量%
以上分散析出させる組織をもつとともに、鋼表面にCr
が濃化した不動態皮膜が形成されていることを特徴とす
る耐食性・耐摩耗性に優れた鋼製織機部材。 - 【請求項2】 請求項1に記載の組成と炭化物の析出分
散組織を有する鋼材を、織機部材に成形、加工後、空気
を原料としたオゾン発生装置により発生させたオゾンを
溶存させた水溶液に浸漬して不動態化処理し、表面にC
rが濃化した不動態皮膜を形成することを特徴とする耐
食性・耐摩耗性に優れた鋼製織機部材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001083061A JP2002285287A (ja) | 2001-03-22 | 2001-03-22 | 耐食性・耐摩耗性に優れた鋼製織機部材およびその製造方法 |
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JP (1) | JP2002285287A (ja) |
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