JP2002282911A - 圧延潤滑剤の噴射方法 - Google Patents

圧延潤滑剤の噴射方法

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Abstract

(57)【要約】 【課 題】 圧延潤滑剤と希釈水との混合液を圧延ロー
ルに噴射するにあたって、圧延潤滑剤の消費量を削減す
るとともに、混合液の混合濃度を均一に保つ方法を提供
する。 【解決手段】 圧延に供される金属板の板幅に応じて混
合液を噴射するスプレーノズルの個数を変化させ、かつ
ミキサー装置内を流通する混合液の流速を一定に維持し
て圧延ロールに噴射する。混合液を噴射するスプレーノ
ズルの個数変化による流量の変化に伴い、対応したミキ
サー装置内のオリフィスを開口面積の違うものに切り替
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱間圧延や冷間タ
ンデム圧延等の圧延ロールに圧延潤滑剤を噴射する方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】金属板の熱間圧延や冷間タンデム圧延等
を行なう圧延ロールは、圧延に供される金属板との摩擦
によって摩耗したり表面疵が発生したりする。そのため
定期的に圧延ロール表面を研削したり、あるいは圧延ロ
ールを交換して操業している。このような圧延ロールの
研削や交換は、ロール原単位を上昇させて金属板の製造
コストを上昇させる原因になる。
【0003】そこで圧延ロールと金属板の摩擦係数を減
少することを目的として、圧延潤滑剤が使用されてい
る。圧延ロールと金属板との間に圧延潤滑剤を供給する
と、圧延ロールと金属板との摩擦係数が減少するばかり
でなく、圧延荷重も減少するので、圧延ロールの駆動力
を低減できる。その結果、ロール原単位の低減のほかに
電力原単位の低減という効果もある。
【0004】図5は、従来から知られているミキサー装
置1とスプレーヘッダー9を模式的に示す配置図であ
り、ミキサー装置1で混合された圧延潤滑剤3と希釈水
4との混合液5をスプレーノズル10a ,10b ,10c に供
給する配管系統とともに示す。圧延潤滑剤3および希釈
水4は、ミキサー装置1で混合された後、分割弁6,
7,8を介してスプレーノズル10a ,10b ,10c に供給
される。スプレーノズル10a ,10b ,10c は、圧延ロー
ル(図示せず)の軸方向にそってスプレーヘッダー9に
配設される。スプレーノズル10a ,10b ,10c は、その
配設された位置に応じて配管をミキサー装置1から個別
に設けて、各配管系統ごとに分割弁6,7,8から各々
個別に圧延潤滑剤3と希釈水4との混合液5が供給され
る。
【0005】図5には、スプレーノズル10a ,10b ,10
c を3つの配管系統に分ける例を示す。すなわち、スプ
レーヘッダー9に配設される一連のスプレーノズル10a
,10b ,10c の位置に応じて、内側に位置するスプレ
ーノズル10a (以下、内側スプレーノズルという)には
内側分割弁6を介して混合液5を供給し、中間に位置す
るスプレーノズル10b (以下、中間スプレーノズルとい
う)には中間分割弁7を介して混合液5を供給し、外側
に位置するスプレーノズル10c (以下、外側スプレーノ
ズルという)には外側分割弁8を介して混合液5を供給
する。
【0006】圧延に供される金属板(図示せず)の板幅
が変化すると、図示しない情報伝達系,制御系により板
幅に応じて中間分割弁7と外側分割弁8が開閉される。
つまり、板幅が外側スプレーノズル10c 間の間隔より広
い場合は、内側分割弁6,中間分割弁7,外側分割弁8
を全て開いて、内側スプレーノズル10a ,中間スプレー
ノズル10b および外側スプレーノズル10c から、圧延潤
滑剤3と希釈水4との混合液5を圧延ロールに噴射す
る。
【0007】また、板幅が外側スプレーノズル10c 間の
間隔以下で、かつ中間スプレーノズル10b 間の間隔より
広い場合は、外側分割弁8を閉じて、内側分割弁6,中
間分割弁7を開いて、内側スプレーノズル10a および中
間スプレーノズル10b から、圧延潤滑剤3と希釈水4と
の混合液5を圧延ロールに噴射する。さらに、板幅が中
間スプレーノズル10b 間の間隔以下の場合は、外側分割
弁8,中間分割弁7を閉じて、内側分割弁6を開いて、
内側スプレーノズル10a から、圧延潤滑剤3と希釈水4
との混合液5を圧延ロールに噴射する。
【0008】このようにして、圧延に供される金属板の
板幅に応じて中間分割弁7と外側分割弁8を開閉して混
合液5の使用量を変更することによって、圧延潤滑剤3
の消費量を削減できる。しかし、混合液5を圧延ロール
に噴射するにあたって、中間分割弁7と外側分割弁8を
開閉すると、混合液5の流量が変化する。すなわち、内
側分割弁6,中間分割弁7,外側分割弁8を全て開い
て、内側スプレーノズル10a ,中間スプレーノズル10b
および外側スプレーノズル10c から混合液5を圧延ロー
ルに噴射する場合は、混合液5の流量が多くなる。一
方、外側分割弁8,中間分割弁7を閉じて、内側分割弁
6を開いて、内側スプレーノズル10a からから混合液5
を圧延ロールに噴射する場合は、混合液5の流量が少な
くなる。
【0009】混合液5の流量は、ミキサー装置1内にお
ける圧延潤滑剤3と希釈水4との混合状態(いわゆるエ
マルジョン状態)に多大な影響を及ぼす。混合液5の流
量が多い場合は、ミキサー装置1内の混合液5(混合
中)の流速が速くなり、圧延潤滑剤3と希釈水4の攪拌
が強いので、圧延潤滑剤3と希釈水4が圧延ロールに衝
突したときに分離し難くなる。その結果、圧延ロールへ
の圧延潤滑剤3の付着量が減少するという問題や、ミキ
サー装置1内での圧損が増大するという問題が発生す
る。
【0010】一方、混合液5の流量が少ない場合は、ミ
キサー装置1内の混合液5(混合中)の流速が遅くな
り、圧延潤滑剤3と希釈水4の攪拌が弱いので、圧延潤
滑剤3と希釈水4が圧延ロールに衝突したときに分離し
やすくなる。その結果、圧延潤滑剤3の圧延ロールへの
付着量は増大するが、混合液5の濃度が不均一になり、
特に、それが圧延ロール軸方向の圧延潤滑剤3の付着の
良否のばらつきになって現れ、圧延ロールの軸方向(す
なわち金属板の板幅方向)の製品品質のバラツキが大き
くなる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
問題を解消し、圧延潤滑剤と希釈水との混合液を圧延ロ
ールに噴射するにあたって、圧延に供される金属板の板
幅に応じて混合液を噴射するスプレーノズルの個数を変
更して圧延潤滑剤の消費量を削減するとともに、ミキサ
ー装置内での混合液の流速を一定に維持して、混合液の
特性を均一に保つ方法を提供することを目的とする。な
お、本発明にいう金属板は金属帯をも含む意味とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、ミキサー装置
で圧延潤滑剤と希釈水とを混合し、圧延ロールの軸方向
に複数個配設されたスプレーノズルを介して圧延潤滑剤
と希釈水との混合液を圧延ロールに噴射する圧延潤滑剤
の噴射方法において、圧延に供される金属板の板幅に応
じて混合液を噴射するスプレーノズルの個数を変化さ
せ、かつミキサー装置内を混合しながら流れる混合液の
流速を一定に維持する圧延潤滑剤の噴射方法である。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用するミキサ
ー装置1とスプレーヘッダー9を模式的に示す配置図で
あり、ミキサー装置1で混合された圧延潤滑剤3と希釈
水4との混合液5をスプレーノズル10に供給する配管系
統とともに示す。また図2は、本発明を適用するミキサ
ー装置1の例を示す断面図であり、(a)は縦断面図、(b)
はA−A矢視の断面図である。
【0014】本発明においては、図1に示すように、可
変オリフィス2を有するミキサー装置1を用いて圧延潤
滑剤3と希釈水4を混合する。このミキサー装置1で圧
延潤滑剤3と希釈水4を混合するにあたって、図2(a)
に示すように、圧延潤滑剤3および希釈水4を混合部11
に導入して混合する。その後、圧延潤滑剤3と希釈水4
との混合液5は、流量変更部材2に設けられた流通孔13
を通って拡大部12内へ流入して攪拌される。
【0015】金属板の圧延の操業においては、後述する
ように、外側分割弁8,中間分割弁7を開閉するので、
ミキサー装置1内を流通する混合液5の流量は変化す
る。したがって混合液5が混合しながら流れるミキサー
装置1内部の断面積が一定であれば、混合液5の流量が
変化することによって、混合液5の流速も変化する。本
発明者らの研究によれば、混合液5中の圧延潤滑剤3含
有量の目標値に対するばらつきは、混合液5の流速によ
って変化する。その関係は図3に示す通りであり、混合
液5の流速が約6m/sec 以上であれば、混合液5中の
圧延潤滑剤3含有量のばらつきを目標値に対して± 0.5
体積%の範囲内に抑えることができる。
【0016】一方、圧延ロールへの圧延潤滑剤3の付着
効率と混合液5の流速との関係は図4に示す通りであ
る。図4から明らかなように、混合液5の流速が約6m
/sec以上では、圧延潤滑剤3の付着効率が低下する。
なお図4において圧延潤滑剤3の付着効率は、混合液5
の流速を6m/sec としたときの混合液5中の圧延潤滑
剤3が圧延ロールに付着する量(体積)を 100%とし
て、圧延潤滑剤3の付着量を比率で示す指標である。
【0017】したがって混合液5の特性を均一に維持
し、しかも圧延潤滑剤3の消費量を削減するためには、
ミキサー装置1内を混合しながら流れる混合液5の流速
を一定に維持する必要がある。そこで本発明において
は、混合液5の流量が変化しても、混合液5の流速を一
定に維持することを目的として、ミキサー装置1に可変
オリフィス2を設ける。
【0018】すなわち可変オリフィス2には複数個の流
通孔13が設けられており、各流通孔13は各々異なる開口
面積を有する。可変オリフィス2は回転軸14を中心して
回転可能に配設されているので、外側分割弁8,中間分
割弁7の開閉によって混合液5の流量が変動しても、可
変オリフィス2を回転させて流通孔13の開口面積を変更
することによって、混合液5の流速を一定に維持でき
る。
【0019】たとえば図1に示すように、スプレーノズ
ル10a ,10b ,10c を3つの配管系統に分けて、各配管
系統ごとに設けられた弁を開閉する場合について説明す
る。混合液5の流量は、外側分割弁8あるいは中間分割
弁7の開閉によって変化するが、1本の金属板の圧延中
は変化しない。また混合液5の流量は、線形には変化せ
ず、段階的に変化する。したがって可変オリフィス2に
は、外側分割弁8あるいは中間分割弁7の開閉による混
合液5の流量変化に対し、比例した開口面積を有する3
種類の流通孔13を設けて、1本1本の金属板幅の切り替
わりにより、外側分割弁8,中間分割弁7の開閉に応じ
て可変オリフィス2を回転させ切り替えて適切な開口面
積を有する流通孔13を選択することによって、ミキサー
装置1内での混合液5の流速を一定に維持できる。
【0020】なお流通孔13の開口面積は、後述するスプ
レーノズル10a ,10b ,10c の個数や配管系統の分割数
によって設定する値であるから、本発明はこれを特定の
値に限定するものではない。また、ここではスプレーノ
ズル10a ,10b ,10c を3つの配管系統に分けて各配管
系統ごとに設けられた弁を開閉する例について説明した
が、本発明は、スプレーノズルの配管系統の分割数を特
定の数に限定するものではない。たとえばスプレーノズ
ルを4つの配管系統に分ける場合は、可変オリフィス2
に各々異なる開口面積を有する4種類の流通孔13を設け
ることによって、混合液5の流速を一定に維持できる。
【0021】また、混合液5の漏出を防止することを目
的として、混合部11を形成する部材と可変オリフィス2
との摺動面、および拡大部12を形成する部材と可変オリ
フィス2との摺動面をシールすることが好ましい。シー
ル手段は、混合液5の漏出を防止できるものを使用すれ
ばよいのであるから、本発明はこれを特定のシール手段
に限定するものではない。たとえばパッキン等の従来か
ら知られているものを使用すれば良い。
【0022】また混合部11に導入される希釈水4の温度
が40℃未満では、圧延潤滑剤3と希釈水4が十分に混合
せず、混合濃度が不均一となる。一方、希釈水4の温度
が50℃を超えると、圧延潤滑剤3と希釈水4が圧延ロー
ルに衝突したときに分離し難くなり、圧延潤滑剤3の圧
延ロールへの付着量が減少する。したがって混合部11に
導入される希釈水4の温度は、40〜50℃の範囲内を満足
するのが好ましい。
【0023】圧延潤滑剤3および希釈水4は、ミキサー
装置1で混合された後、内側分割弁6,中間分割弁7,
外側分割弁8を介してスプレーノズル10a ,10b ,10c
に供給される。スプレーノズル10a ,10b ,10c は、圧
延ロール(図示せず)の軸方向にそってスプレーヘッダ
ー9に配設される。スプレーノズル10a ,10b ,10c
は、その配設された位置に応じて内側スプレーノズル10
a ,中間スプレーノズル10b ,外側スプレーノズル10c
の3つの配管系統に分けられ、各配管系統ごとに内側分
割弁6,中間分割弁7,外側分割弁8から各々個別に圧
延潤滑剤3と希釈水4との混合液5が供給される。
【0024】圧延に供される金属板(図示せず)の板幅
が変化すると、図示しない情報伝達系,制御系により板
幅に応じて中間分割弁7と外側分割弁8が開閉される。
つまり、板幅が外側スプレーノズル10c 間の間隔より広
い場合は、内側分割弁6,中間分割弁7,外側分割弁8
を全て開いて、内側スプレーノズル10a ,中間スプレー
ノズル10b および外側スプレーノズル10c から、圧延潤
滑剤3と希釈水4との混合液5を圧延ロールに噴射す
る。
【0025】また、板幅が外側スプレーノズル10c 間の
間隔以下で、かつ中間スプレーノズル10b 間の間隔より
広い場合は、外側分割弁8を閉じて、内側分割弁6,中
間分割弁7を開いて、内側スプレーノズル10a および中
間スプレーノズル10b から、圧延潤滑剤3と希釈水4と
の混合液5を圧延ロールに噴射する。さらに、板幅が中
間スプレーノズル10b 間の間隔以下の場合は、外側分割
弁8,中間分割弁7を閉じて、内側分割弁6を開いて、
内側スプレーノズル10a から、圧延潤滑剤3と希釈水4
との混合液5を圧延ロールに噴射する。
【0026】このようにして、圧延に供される金属板の
板幅に応じて中間分割弁7と外側分割弁8を開閉して混
合液5の使用量を変更することによって、圧延潤滑油3
の消費量を削減できる。しかも中間分割弁7と外側分割
弁8を開閉すると同時に、可変オリフィス2を回転させ
て適切な開口面積を有する流通孔13を選択するので、ミ
キサー装置1内を混合しながら流れる混合液5の流速を
一定に維持できる。その結果、拡大部12における圧延潤
滑剤3と希釈水4の攪拌を均一に保ち、均質な混合液5
を得ることができる。
【0027】熱間圧延鋼板や冷間圧延鋼板等の多量に生
産される品種に本発明を適用すると、多大な経済的効果
が期待できる。
【0028】
【実施例】図1に示す装置を用いて圧延潤滑剤3と希釈
水4とを混合し、さらにスプレーノズル10a ,10b ,10
c (合計7個)から混合液5を圧延ロールに噴射しなが
ら、鋼板の熱間圧延を行なった。図1に示すように、ス
プレーヘッダー9の金属板幅に対応した制御分割は、10
a に示すノズル群でカバーする金属板の幅は最大900mm
,10a と10b に示すノズル群でカバーする金属板の幅
は最大1500mm,10a と10b と10c に示すノズル群でカバ
ーする金属板の幅は最大2100mmとした。
【0029】圧延潤滑剤3は合成エステル系熱間圧延剤
を使用し、希釈水4の温度は40℃とした。圧延潤滑剤3
と希釈水4との混合液5のノズル圧力は0.3MPa,ノズル
1個あたりの流量は3 liter/min とした。熱間圧延に
供した鋼板の板幅は 800〜1000mmであり、内側分割弁6
を常時開いて、中間分割弁7を板幅に応じて開閉し、外
側分割弁8は常時閉とした。これを発明例とする。
【0030】一方、比較例として、内側分割弁6,中間
分割弁7,外側分割弁8を常時開いて板幅1200〜1300mm
の鋼板の熱間圧延を行なった。その他の圧延条件は発明
例と同じであるから、説明を省略する。発明例と比較例
について、圧延潤滑剤3の消費量を調査した。その結
果、比較例では圧延ロール軸方向の圧延潤滑剤3の付着
がばらついたことが圧延中金属板の蛇行により観察され
たが、発明例は、圧延ロール軸方向の圧延潤滑剤3の付
着は良好で軸方向のばらつきはなく、蛇行は抑えられて
いた。また発明例は、比較例に比べて圧延潤滑剤3の原
単位が15%削減された。
【0031】
【発明の効果】本発明では、圧延潤滑剤と希釈水の混合
液を圧延ロールに噴射するにあたって、圧延潤滑剤の消
費量を削減し、かつ混合液の攪拌による混合濃度を均一
に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用するミキサー装置とスプレーヘッ
ダーの例を模式的に示す配置図であり、ミキサー装置で
混合された混合液をスプレーノズルに供給する配管系統
とともに示す。
【図2】本発明を適用するミキサー装置の例を示す断面
図であり、(a) は縦断面図、(b) はA−A矢視の断面図
である。
【図3】混合液の流速と圧延潤滑剤含有量のばらつきと
の関係を示すグラフである。
【図4】混合液の流速と圧延潤滑剤の付着効率との関係
を示すグラフである。
【図5】従来のミキサー装置とスプレーヘッダーの要部
を模式的に示す配置図であり、ミキサー装置で混合され
た混合液をスプレーノズルに供給する配管系統とともに
示す。
【符号の説明】
1 ミキサー装置 2 可変オリフィス 3 圧延潤滑剤 4 希釈水 5 混合液 6 内側分割弁 7 中間分割弁 8 外側分割弁 9 スプレーヘッダー 10a 内側スプレーノズル 10b 中間スプレーノズル 10c 外側スプレーノズル 11 混合部 12 拡大部 13 流通孔 14 回転軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 蛭田 敏樹 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社技術研究所内 Fターム(参考) 4F033 QA10 QB03X QD06 QD11 QD23 QE21 QF03X

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミキサー装置で圧延潤滑剤と希釈水とを
    混合し、圧延ロールの軸方向に複数個配設されたスプレ
    ーノズルを介して前記圧延潤滑剤と前記希釈水との混合
    液を前記圧延ロールに噴射する圧延潤滑剤の噴射方法に
    おいて、圧延に供される金属板の板幅に応じて前記混合
    液を噴射するスプレーノズルの個数を変化させ、かつ前
    記ミキサー装置内を混合しながら流れる混合液の流速を
    一定に維持することを特徴とする圧延潤滑剤の噴射方
    法。
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