JP2002282764A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP2002282764A
JP2002282764A JP2001089692A JP2001089692A JP2002282764A JP 2002282764 A JP2002282764 A JP 2002282764A JP 2001089692 A JP2001089692 A JP 2001089692A JP 2001089692 A JP2001089692 A JP 2001089692A JP 2002282764 A JP2002282764 A JP 2002282764A
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Japan
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substrate
processing liquid
spin base
rotating
base
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JP2001089692A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Miya
勝彦 宮
Ko Asakino
香 朝来野
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転基台または雰囲気遮断板から飛散した処
理液を効率良く回収してその跳ね返りを防止することが
できる基板処理装置を提供する。 【解決手段】 基板Wは、チャックピン14を介してス
ピンベース10上に水平姿勢にて保持されている。スピ
ンベース10の上方には雰囲気遮断板30が設けられて
いる。雰囲気遮断板30を基板Wに近接させて基板Wを
回転させつつ、その下面から処理液や窒素ガス等を供給
して洗浄や乾燥等の処理を行う。基板Wから飛散した処
理液はスプラッシュガード50の回収ポート57によっ
て回収される。一方、スピンベース10上を流れる薬液
は案内部60から飛散する。案内部60は、スピンベー
ス10の上面10aと面一となる面62を有するととも
に、回収ポート57に対向する尖鋭形状の尖端部61を
備えているため、スピンベース10から飛散する薬液が
正確に回収ポート57に向かう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板、液晶
表示装置用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光
ディスク用基板等(以下、単に「基板」と称する)を水
平面内にて回転させつつ薬液等の処理液を供給してエッ
チング処理等の所定の処理を行う基板処理装置、特に枚
葉式の基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種の枚葉式の基板処理装置
として表裏面洗浄装置やベベルエッチング装置が使用さ
れている。表裏面洗浄装置は、基板を水平面内にて回転
させつつその表面および裏面の両側から所定の薬液や純
水(以下、薬液および純水を総称して「処理液」とす
る)を供給して基板の表裏面を洗浄する装置である。一
方、ベベルエッチング装置は、基板を水平面内にて回転
させつつ裏面側から所定の処理液を供給し、その処理液
の一部を基板表面の周縁部に回り込ませて該周縁部のエ
ッチング処理を行う装置である。
【0003】図6は、従来の枚葉式の基板処理装置の要
部を示す図である。この基板処理装置は、基板Wの下面
側から処理液を供給して基板表面の周縁部をエッチング
するベベルエッチング装置である。
【0004】スピンベース100の上面には、複数のチ
ャックピン101が立設されている。複数のチャックピ
ン101のそれぞれが基板Wの周縁部を把持することに
よって、その基板Wをスピンベース100から所定間隔
を隔てた水平姿勢にて保持する。基板Wは、その表面を
上面側に向け、裏面を下面側に向けた状態にて保持され
る。
【0005】スピンベース100の中心部下面側には回
転軸110が垂設されている。回転軸110の内側は中
空となっており、その中空部分に処理液ノズル112が
挿設されている。回転軸110は、図外の回転駆動機構
によって回転自在とされている。回転軸110が回転さ
れることにより、スピンベース100およびそれに保持
された基板Wも水平面内にて鉛直方向に沿った軸を中心
として回転される。
【0006】処理液ノズル112は、図外の薬液供給源
および純水供給源とバルブを介して連結されている。そ
のバルブを開放することによって、処理液ノズル112
から基板Wの下面にフッ酸等の薬液または純水を吐出す
ることができる。一方、回転軸110の内壁と処理液ノ
ズル112との間の隙間は不活性ガス供給源とバルブを
介して接続されている。そのバルブを開放することによ
って、回転軸110から基板Wの下面に不活性ガスとし
ての窒素ガス(N2)を供給することができる。
【0007】スピンベース100の上方には雰囲気遮断
板120が設けられている。雰囲気遮断板120は、ス
ピンベース100に対向して設けられた円盤形状の部材
である。雰囲気遮断板120の中心部上面側には回転軸
121が垂設されている。回転軸121の内側は中空と
なっており、その中空部分に処理液ノズル122が挿設
されている。回転軸121は図外の回転駆動機構によっ
て回転自在とされている。回転軸121が回転されるこ
とにより、雰囲気遮断板120は基板Wと平行かつ同軸
に、しかもほぼ同じ回転数にて回転される。
【0008】処理液ノズル122は薬液供給源および純
水供給源とバルブを介して連結されている。そのバルブ
を開放することによって、処理液ノズル122から基板
Wの上面にフッ酸等の薬液または純水を吐出することが
できる。一方、回転軸121の内壁と処理液ノズル12
2との間の隙間は不活性ガス供給源とバルブを介して接
続されている。そのバルブを開放することによって、回
転軸121から基板Wの上面に不活性ガスとして窒素ガ
スを供給することができる。
【0009】また、スピンベース100およびそれに保
持された基板Wの周囲を取り囲むようにカップが配置さ
れている。カップには、回転する基板W等から飛散した
処理液を回収するための回収ポート130が設けられて
いる。なお、カップには回収する処理液の種類に応じて
複数の回収ポートが設けられており、カップを昇降させ
ることによってスピンベース100の周囲に位置する回
収ポートを切り換えるのであるが、図6では図示の便宜
上1つの回収ポート130のみを図示している。回収ポ
ート130から回収された処理液は図外の排液口へと案
内され排出される。
【0010】この基板処理装置における基板Wの処理手
順としては、まず、図示を省略する搬送ロボットによっ
て未処理の基板Wがスピンベース100に渡され、チャ
ックピン101によって周縁部が把持されることにより
水平姿勢にて当該基板Wが保持される。次に、雰囲気遮
断板120がスピンベース100に近接して基板Wの上
方を覆うとともに、回収ポート130がスピンベース1
00および雰囲気遮断板120の周囲を囲むようにカッ
プが昇降する。
【0011】その後、スピンベース100および雰囲気
遮断板120が回転される。スピンベース100が回転
されることによって、それに保持された基板Wも当然に
回転される。そして、この状態において、処理液ノズル
112から基板Wの下面にフッ酸等の薬液が吐出され
る。吐出された薬液は遠心力によって基板Wの裏面全体
に拡がり、その一部は基板W表面の周縁部にまで回り込
む。この回り込んだ薬液によって基板W表面の周縁部の
エッチング処理が進行する。
【0012】所定時間のエッチング処理が終了した後、
処理液ノズル112および処理液ノズル122から純水
が吐出される。吐出された純水は基板Wの回転の遠心力
によって基板Wの表裏全面に拡がり、純水による洗浄処
理(リンス処理)が行われる。
【0013】所定時間のリンス処理が終了した後、処理
液ノズル112および処理液ノズル122からの処理液
吐出を停止する一方で基板Wをそのまま回転させ続け、
基板Wに付着した水滴を遠心力によって振り切る(スピ
ンドライ処理)。そしてこのときに、回転軸110から
基板Wの下面に窒素ガスが吹き付けられるとともに、回
転軸121から基板Wの上面に窒素ガスが吹き付けられ
る。窒素ガスが供給されることによって基板Wの周辺が
低酸素濃度雰囲気となり、この低酸素濃度雰囲気下にて
基板Wのスピンドライ処理を行うことにより、ウォータ
ーマーク(水と酸素と基板のシリコンとが反応して発生
する乾燥不良)の発生を抑制しているのである。
【0014】このベベルエッチングを行う枚葉式の基板
処理装置において、雰囲気遮断板120を備えているの
は、基板Wの周辺を効率良く窒素ガス雰囲気として乾燥
時間を短縮するとともに、ウォーターマークの発生を抑
制し、さらにはスピンドライ時にカップ等から跳ね返っ
た汚染物質が基板Wの表面に付着するのを防止する目的
である。
【0015】なお、以上はベベルエッチングを行う枚葉
式の基板処理装置についての概要説明であったが、表裏
面洗浄を行う枚葉式の基板処理装置についてもほぼ同様
のものとなる。表裏面洗浄処理装置の場合は、エッチン
グ処理時に処理液ノズル112から基板Wの下面に薬液
が吐出されるとともに、処理液ノズル122から基板W
の上面にも薬液が吐出される。すなわち、基板Wの上下
両側から薬液が吐出されることとなり、吐出された薬液
は回転の遠心力によって基板Wの表裏全面に拡がり、薬
液による洗浄処理(エッチング処理)が進行する。エッ
チング処理以外の残余の点については上述したベベルエ
ッチング装置と概ね同じである。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の枚葉
式の基板処理装置においては、回転する基板Wから遠心
力によって処理液が飛散することとなる。基板Wから飛
散した処理液は、図6中矢印AR61にて示すように、
ほぼ水平方向に飛び出して回収ポート130によって受
け止められ、回収される。
【0017】しかし、処理液ノズル112から吐出され
た処理液は、図6中矢印AR62にて示すように、基板
Wとスピンベース100との間を流れるため、その一部
はスピンベース100から飛散することとなる。また、
表裏面洗浄処理装置の場合、処理液ノズル122から吐
出された処理液の一部も、図6中矢印AR64にて示す
ように、基板Wからスピンベース100に落下した後、
スピンベース100から飛散することとなる。スピンベ
ース100の周縁部は割れ防止のためにR加工や面取り
加工等がなされており、スピンベース100から飛散す
る処理液は当該加工部分に誘導されつつ飛散することと
なるため、必ずしも水平方向には飛び出さない。
【0018】また、特にベベルエッチングを行う基板処
理装置では、基板Wと雰囲気遮断板120との間隔が狭
いため、処理液の一部は雰囲気遮断板120に誘導され
つつ飛散することとなり、このような雰囲気遮断板12
0から飛散する処理液も必ずしも水平方向には飛び出さ
ない。
【0019】すなわち、スピンベース100や雰囲気遮
断板120から飛散した処理液は、図6中矢印AR63
にて示すように、広角度にて斜め上方や斜め下方に飛び
出すこととなる。このようにスピンベース100や雰囲
気遮断板120から広角度にて処理液が飛散すると、飛
び出した処理液は回収ポート130に回収されずにカッ
プによって跳ね返され、その跳ね返された処理液が雰囲
気遮断板120と基板Wとの間から入り込んで基板Wの
表面に付着する。このように、跳ね返された処理液が基
板Wの表面に付着すると、それがパーティクル発生源に
なるという問題が生じるのである。特に、ベベルエッチ
ングを行う基板処理装置では、跳ね返った薬液が基板W
の表面に付着すると、その付着した部分が腐食されてデ
バイス不良の原因ともなる。
【0020】また、処理液のうちフッ酸等の薬液は回収
して再利用する場合も多いが、スピンベース100や雰
囲気遮断板120から広角度にて処理液が飛散すると、
矢印AR63にて示すような斜め方向に飛散した処理液
は回収ポート130から回収することが出来ない。その
結果、回収ポート130からの処理液の回収率が低下し
て、処理コストが増大することとなる。
【0021】スピンベース100や雰囲気遮断板120
から広角度にて処理液が飛散したとしても、回収ポート
130を幅広くしてカップを大型化すれば、高い回収率
にて処理液を回収できるのであるが、これは基板処理装
置を大型化させることとなり、フットプリント(装置の
占有する平面面積)の増加やコスト上昇という問題が生
じる。特に、この種の基板処理装置は通常クリーンルー
ム内に設置されるものであり、雰囲気維持のために相応
の費用を要するクリーンルーム内においてフットプリン
トが増大することは大きな問題である。
【0022】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、回転基台および/または雰囲気遮断板から飛散
した処理液を効率良く回収してその跳ね返りを防止する
ことができる基板処理装置を提供することを目的とす
る。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、基板を水平面内にて回転させつ
つ処理液を供給して所定の処理を行う基板処理装置にお
いて、基板を略水平姿勢にて保持する回転基台と、前記
回転基台に保持された基板を略鉛直方向に沿った軸を中
心として回転させる第1回転手段と、前記回転基台によ
って保持された基板の周囲を取り囲むように設けられ、
前記回転手段によって回転される基板から飛散する処理
液を受け止める受け止め部を有し、前記受け止め部によ
って受け止められた処理液を所定の排液口に導く飛散防
止手段と、前記回転基台よりも上方に配置され、前記回
転基台によって保持された基板の上面に対向する雰囲気
遮断板と、前記雰囲気遮断板を略鉛直方向に沿った軸を
中心として回転させる第2回転手段と、前記回転基台に
よって保持された基板に処理液を供給する処理液供給手
段と、を備え、前記処理液供給手段から供給された処理
液のうち前記回転基台および/または前記雰囲気遮断板
から飛散する処理液の飛散方向を前記受け止め部へと向
ける案内部を前記回転基台および/または前記雰囲気遮
断板の周縁部に設けている。
【0024】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
にかかる基板処理装置において、前記案内部に、前記受
け止め部に対向する尖端部を備えている。
【0025】また、請求項3の発明は、請求項2の発明
にかかる基板処理装置において、前記案内部に、前記回
転基台の上面および/または前記雰囲気遮断板の下面と
面一の面を設けている。
【0026】また、請求項4の発明は、請求項1の発明
にかかる基板処理装置において、前記案内部に、前記回
転基台および/または前記雰囲気遮断板の厚さよりも小
さな幅を有して前記受け止め部に対向する帯部を備える
とともに、前記回転基台の上面および/または前記雰囲
気遮断板の下面と面一の面を設けている。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について詳細に説明する。
【0028】<1.第1実施形態>図1は、本発明にか
かる基板処理装置の構成を示す縦断面図である。第1実
施形態の基板処理装置は、基板Wにベベルエッチングを
行う枚葉式の基板処理装置であって、主として基板Wを
保持するスピンベース10と、スピンベース10上に設
けられた複数のチャックピン14と、スピンベース10
を回転させる電動モータ20と、スピンベース10に対
向して設けられた雰囲気遮断板30と、スピンベース1
0に保持された基板Wの周囲を取り囲むスプラッシュガ
ード50と、スピンベース10上に保持された基板Wに
処理液や不活性ガスを供給する機構と、雰囲気遮断板3
0およびスプラッシュガード50を昇降させる機構とを
備えている。
【0029】スピンベース10は、その上に基板Wを略
水平姿勢にて保持している。スピンベース10は中心部
に開口を有する円盤状の部材であって、その上面にはそ
れぞれが円形の基板Wの周縁部を把持する複数のチャッ
クピン14が立設されている。チャックピン14は円形
の基板Wを確実に保持するために3個以上設けてあれば
良い。なお、図1では図示の便宜上、2個のチャックピ
ン14のみを示している。
【0030】チャックピン14のそれぞれは、基板Wの
周縁部を下方から支持する基板支持部14aと基板支持
部14aに支持された基板Wの外周端面を押圧して基板
Wを保持する基板保持部14bとを備えている。各チャ
ックピン14は、基板保持部14bが基板Wの外周端面
を押圧する押圧状態と、基板保持部14bが基板Wの外
周端面から離れる開放状態との間で切り換え可能に構成
されている。複数のチャックピン14の押圧状態と開放
状態との切り換えは、種々の公知の機構によって実現す
ることが可能であり、例えば特公平3−9607号公報
に開示されたリンク機構等を用いれば良い。
【0031】スピンベース10に基板Wを渡すときおよ
びスピンベース10から基板Wを受け取るときには、チ
ャックピン14を開放状態にする。一方、基板Wに対し
て後述の諸処理を行うときには、チャックピン14を押
圧状態とする。押圧状態とすることによって、複数のチ
ャックピン14は基板Wの周縁部を把持してその基板W
をスピンベース10から所定間隔を隔てた水平姿勢にて
保持する。基板Wは、その表面を上面側に向け、裏面を
下面側に向けた状態にて保持される。チャックピン14
を押圧状態として基板Wを保持したときには、基板支持
部14aの上端部が基板Wの上面より突き出る。これは
処理時にチャックピン14から基板Wが脱落しないよう
に、基板Wを確実に保持するためである。
【0032】スピンベース10の周縁部には、断面形状
が直角三角形の円環状の案内部60が周設されている。
この案内部60の形態や役割の詳細についてはさらに後
述する。
【0033】スピンベース10の中心部下面側には回転
軸11が垂設されている。回転軸11は中空の円筒状部
材であって、その内側の中空部分には下側処理液ノズル
15が挿設されている。回転軸11の下端付近には、ベ
ルト駆動機構21を介して電動モータ20が連動連結さ
れている。すなわち、回転軸11の外周に固設された従
動プーリ21aと電動モータ20の回転軸に連結された
主動プーリ21bとの間にベルト21cが巻き掛けられ
ている。電動モータ20が駆動すると、その駆動力はベ
ルト駆動機構21を介して回転軸11に伝達され、回転
軸11、スピンベース10とともにそれに保持された基
板Wが水平面内にて鉛直方向に沿った軸Jを中心として
回転される。
【0034】下側処理液ノズル15は回転軸11を貫通
しており、その先端部15aはスピンベース10に保持
された基板Wの中心部直下に位置する。また、下側処理
液ノズル15の基端部は処理液配管16に連通接続され
ている。処理液配管16の基端部は二股に分岐されてい
て、一方の分岐配管16aには薬液供給源17が連通接
続され、他方の分岐配管16bには純水供給源18が連
通接続されている。分岐配管16a,16bにはそれぞ
れバルブ12a,12bが設けられている。これらバル
ブ12a,12bの開閉を切り換えることによって、下
側処理液ノズル15の先端部15aからスピンベース1
0に保持された基板Wの下面の中心部付近に薬液または
純水を選択的に切り換えて吐出・供給することができ
る。すなわち、バルブ12aを開放してバルブ12bを
閉鎖することにより下側処理液ノズル15から薬液を供
給することができ、バルブ12bを開放してバルブ12
aを閉鎖することにより下側処理液ノズル15から純水
を供給することができる。なお、第1実施形態の基板処
理装置においては、薬液としてフッ酸(HF)、塩酸
(HCl)、SC2(塩酸と過酸化水素水と水との混合
液)等を使用する。
【0035】また、回転軸11の中空部分の内壁および
スピンベース10の開口部の内壁と下側処理液ノズル1
5の外壁との間の隙間は、気体供給路19となってい
る。この気体供給路19の先端部19aはスピンベース
10に保持された基板Wの下面中心部に向けられてい
る。そして、気体供給路19の基端部はガス配管22に
連通接続されている。ガス配管22は不活性ガス供給源
23に連通接続され、ガス配管22の経路途中にはバル
ブ13が設けられている。バルブ13を開放することに
よって、気体供給路19の先端部19aからスピンベー
ス10に保持された基板Wの下面の中心部に向けて不活
性ガスを供給することができる。なお、第1実施形態の
基板処理装置においては、不活性ガスとして窒素ガス
(N2)を使用する。
【0036】以上の回転軸11、ベルト駆動機構21、
電動モータ20等は、ベース部材24上に設けられた円
筒状のケーシング25内に収容されている。
【0037】ベース部材24上のケーシング25の周囲
には受け部材26が固定的に取り付けられている。受け
部材26には、円筒状の仕切り部材27a,27b,2
7cが立設されている。ケーシング25の外壁と仕切り
部材27aの内壁との間の空間が第1排液槽28を形成
し、仕切り部材27aの外壁と仕切り部材27bの内壁
との間の空間が第2排液槽29を形成し、仕切り部材2
7bの外壁と仕切り部材27cの内壁との間の空間が第
3排液槽39を形成している。
【0038】第1排液槽28の底部には廃棄ドレイン2
8bに連通接続された排出口28aが設けられている。
第1排液槽28の排出口28aからは使用済みの純水お
よび気体が廃棄ドレイン28bへと排出される。廃棄ド
レイン28bに排出された純水および気体は気液分離さ
れた後、それぞれ所定の手順に従って廃棄される。
【0039】第2排液槽29の底部には排液ドレイン2
9bに連通接続された排液口29aが設けられている。
第2排液槽29の排液口29aからは使用済みの薬液が
排液ドレイン29bへと排出される。排液ドレイン29
bに排出された薬液は図外の排液ラインへと排出され
る。
【0040】第3排液槽39の底部には回収ドレイン3
9bに連通接続された排液口39aが設けられている。
第3排液槽39の排液口39aからは使用済みの薬液が
回収ドレイン39bへと排出される。回収ドレイン39
bに排出された薬液は図外の回収タンクによって回収さ
れ、その回収された薬液が回収タンクから薬液供給源1
7に供給されることにより、薬液が循環再利用されるよ
うになっている。
【0041】受け部材26の上方にはスプラッシュガー
ド50が設けられている。スプラッシュガード50は、
筒状の部材であって、スピンベース10およびそれに保
持された基板Wの周囲を取り囲むように配置されてい
る。スプラッシュガード50は、外側部54と内側部5
5とによって構成されている。外側部54と内側部55
とは連結部材56によって連結されており、この連結部
材56には円周方向に沿って、排液案内流路を形成する
多数の開口が穿設されている。連結部材56によって連
結される外側部54と内側部55との間の隙間が回収ポ
ート57を形成しており、その径は上方へ向かうほど小
さくなる。また、スプラッシュガード50の内側部55
には断面”く”の字形状の第1受止部51および断面円
弧形状の第2受止部52が形成されるとともに、円環状
の溝53a,53bが刻設されている。
【0042】スプラッシュガード50は、リンク部材5
8を介してガード昇降機構59と連結されており、ガー
ド昇降機構59によって昇降自在とされている。ガード
昇降機構59としては、ボールネジを用いた送りネジ機
構やエアシリンダを用いた機構等、公知の種々の機構を
採用することができる。
【0043】ガード昇降機構59がスプラッシュガード
50を最も下方位置にまで下降させているときには、仕
切り部材27a,27bがそれぞれ溝53a,53bに
遊嵌するとともに、スピンベース10およびそれに保持
された基板Wの周囲に回収ポート57が位置する(図1
の状態)。この状態はエッチング処理時の状態であっ
て、薬液を回収再利用する場合であり、回転する基板W
等から飛散した薬液は回収ポート57によって受け止め
られ、連結部材56の開口を通過して第3排液槽39に
流れ込み、排液口39aへと導かれた後、排液口39a
から回収ドレイン39bへと排出される。なお、このと
きの薬液の飛散形態についてはさらに後述する。
【0044】また、ガード昇降機構59がスプラッシュ
ガード50を図1の状態から若干上昇させると、スピン
ベース10およびそれに保持された基板Wの周囲に第1
受止部51が位置することとなる。この状態は、リンス
処理時の状態であり、回転する基板W等から飛散した純
水は第1受止部51によって受け止められ、その傾斜に
沿って第1排液槽28に流れ込み、排出口28aへと導
かれた後、排出口28aから廃棄ドレイン28bへと排
出される。
【0045】ガード昇降機構59がスプラッシュガード
50をさらに上昇させると、仕切り部材27a,27b
がそれぞれ溝53a,53bから離間するとともに、ス
ピンベース10およびそれに保持された基板Wの周囲に
第2受止部52が位置することとなる。この状態はエッ
チング処理時の状態であって、薬液を廃棄する場合であ
り、回転する基板W等から飛散した薬液は第2受止部5
2によって受け止められ、その曲面に沿って第2排液槽
29に流れ込み、排液口29aへと導かれた後、排液口
29aから排液ドレイン29bへと排出される。
【0046】スピンベース10の上方には、スピンベー
ス10によって保持された基板Wの上面に対向する雰囲
気遮断板30が設けられている。雰囲気遮断板30は、
基板Wの径よりも若干大きく、かつスプラッシュガード
50の上部開口の径よりも小さい径を有する円盤状部材
である。雰囲気遮断板30は、中心部に開口を有する。
【0047】雰囲気遮断板30の中心部上面側には回転
軸35が垂設されている。回転軸35は中空の円筒状部
材であって、その内側の中空部分には上側処理液ノズル
36が挿設されている。回転軸35は、支持アーム40
にベアリングを介して回転自在に支持されているととも
に、ベルト駆動機構41を介して電動モータ42に連動
連結されている。すなわち、回転軸35の外周に固設さ
れた従動プーリ41aと電動モータ42の回転軸に連結
された主動プーリ41bとの間にベルト41cが巻き掛
けられている。電動モータ42が駆動すると、その駆動
力はベルト駆動機構41を介して回転軸35に伝達さ
れ、回転軸35および雰囲気遮断板30が水平面内にて
鉛直方向に沿った軸Jを中心として回転される。従っ
て、雰囲気遮断板30は基板Wとほぼ平行かつ同軸に回
転されることとなる。また、雰囲気遮断板30は基板W
とほぼ同じ回転数にて回転される。なお、ベルト駆動機
構41、電動モータ42等はいずれも支持アーム40内
に収容されている。
【0048】上側処理液ノズル36は回転軸35を貫通
しており、その先端部36aはスピンベース10に保持
された基板Wの中心部直上に位置する。また、上側処理
液ノズル36の基端部は処理液配管37に連通接続され
ている。処理液配管37の基端部は分岐されていて、一
方の分岐配管37aには薬液供給源17が連通接続さ
れ、他方の分岐配管37bには純水供給源18が連通接
続されている。分岐配管37a,37bにはそれぞれバ
ルブ38a,38bが設けられている。これらバルブ3
8a,38bの開閉を切り換えることによって、上側処
理液ノズル36の先端部36aからチャックピン14に
保持された基板Wの上面の中心部付近に薬液または純水
を選択的に切り換えて吐出・供給することができる。す
なわち、バルブ38aを開放してバルブ38bを閉鎖す
ることにより上側処理液ノズル36から薬液を供給する
ことができ、バルブ38bを開放してバルブ38aを閉
鎖することにより上側処理液ノズル36から純水を供給
することができる。
【0049】また、回転軸35の中空部分の内壁および
雰囲気遮断板30の中心の開口の内壁と上側処理液ノズ
ル36の外壁との間の隙間は、気体供給路45となって
いる。この気体供給路45の先端部45aはスピンベー
ス10に保持された基板Wの上面中心部に向けられてい
る。そして、気体供給路45の基端部はガス配管46に
連通接続されている。ガス配管46は不活性ガス供給源
23に連通接続され、ガス配管46の経路途中にはバル
ブ47が設けられている。バルブ47を開放することに
よって、気体供給路45の先端部45aからスピンベー
ス10に保持された基板Wの上面の中心部に向けて不活
性ガス(ここでは窒素ガス)を供給することができる。
【0050】また、支持アーム40は、アーム昇降機構
49によって昇降自在とされている。アーム昇降機構4
9としては、ボールネジを用いた送りネジ機構やエアシ
リンダを用いた機構等、公知の種々の機構を採用するこ
とができる。アーム昇降機構49は、支持アーム40を
昇降させることによって、それに連結された回転軸35
および雰囲気遮断板30を昇降させる。より具体的に
は、アーム昇降機構49は、スピンベース10に保持さ
れた基板Wの上面に近接する位置と、基板Wの上面から
大きく上方に離間した位置との間で雰囲気遮断板30を
昇降させる。雰囲気遮断板30がスピンベース10に保
持された基板Wの上面に近接すると、その基板Wの表面
全面を覆うこととなる。
【0051】なお、第1実施形態においては、スピンベ
ース10が回転基台に、電動モータ20が第1回転手段
に、回収ポート57等が受け止め部に、スプラッシュガ
ード50が飛散防止手段に、電動モータ42が第2回転
手段に、薬液供給源17およびバルブ12a,38aが
処理液供給手段にそれぞれ相当する。
【0052】次に、以上のような構成を有する第1実施
形態の基板処理装置における基板Wの処理手順について
説明する。第1実施形態のベベルエッチングを行う枚葉
式基板処理装置における基本的な処理手順は、基板Wに
対して薬液によるエッチング処理を行った後、純水によ
って薬液を洗い流すリンス処理を行い、さらにその後基
板Wを高速で回転させることによって水滴を振り切るス
ピンドライ処理を行うというものである。
【0053】まず、スプラッシュガード50を若干下降
させることによって、スピンベース10をスプラッシュ
ガード50から突き出させるとともに、雰囲気遮断板3
0を大きく上昇させてスピンベース10から大幅に離間
させる。この状態にて、図示を省略する搬送ロボットに
よって未処理の基板Wがスピンベース10に渡される。
そして、チャックピン14が渡された基板Wの周縁部を
把持することにより水平姿勢にて当該基板Wを保持す
る。
【0054】次に、スプラッシュガード50を上昇させ
てスピンベース10およびそれに保持された基板Wの周
囲に回収ポート57を位置させるとともに、雰囲気遮断
板30を下降させて基板Wに近接させる。但し、雰囲気
遮断板30は基板Wに非接触とする。そして、スピンベ
ース10とともにそれに保持された基板Wを回転させ
る。また、雰囲気遮断板30も回転させる。この状態に
て、下側処理液ノズル15から薬液を基板Wの下面のみ
に吐出する。下側処理液ノズル15から吐出された薬液
は遠心力によって基板Wの裏面全体に拡がり、その一部
は基板W表面の周縁部にまで回り込む。この回り込んだ
薬液によって基板W表面の周縁部のエッチング処理(ベ
ベルエッチング)が進行する。なお、エッチング処理時
に、気体供給路19および気体供給路45から少量の窒
素ガスを吐出して気体供給路19,45への薬液の逆流
を防止するようにしても良い。
【0055】エッチング処理時に、回転する基板Wから
飛散した薬液はスプラッシュガード50の回収ポート5
7によって受け止められ、連結部材56の開口を通過し
て第3排液槽39に流れ込む。第3排液槽39に流れ込
んだ薬液は、排液口39aから回収ドレイン39bへと
排出され、回収される。
【0056】このときに、下側処理液ノズル15から吐
出された薬液は、基板Wとスピンベース10との間を流
れるため、その一部は回転するスピンベース10から飛
散することとなる。図2は、スピンベース10の構成お
よび薬液が飛散する様子を説明するための図である。
【0057】スピンベース10の周縁部には、断面形状
が直角三角形の円環状の案内部60が周設されている。
案内部60の断面形状である直角三角形の直角を挟む二
辺のうちの一辺によって形成される面62がスピンベー
ス10の上面10aと面一とされている。また、案内部
60の断面形状である直角三角形の鋭角の一つによって
形成される尖鋭形状の尖端部61が回収ポート57に対
向している。
【0058】案内部60の面62とスピンベース10の
上面10aとが面一であるため、図2中矢印AR23に
て示すように、下側処理液ノズル15から吐出された薬
液は基板Wとスピンベース10との間を流れ、その一部
はスピンベース10の上面10aから案内部60の面6
2に沿って円滑に流れる。そして、案内部60の面62
上を流れた薬液は、図2中矢印AR22にて示すよう
に、尖端部61から回収ポート57に向かって飛散す
る。すなわち、案内部60は、面62によって薬液の飛
散方向が安定してスピンベース10の径方向(水平方
向)となるようにするとともに、尖端部61によって薬
液の液だれを防止することにより、スピンベース10か
ら飛散する薬液が正確に回収ポート57に向かうように
しているのである。
【0059】なお、下側処理液ノズル15から吐出され
た薬液のうち基板Wから飛散する薬液は、図2中矢印A
R21にて示すように、回収ポート57に向かって飛散
する。また、薬液を回収する必要のないときは、スプラ
ッシュガード50を上昇させてスピンベース10および
それに保持された基板Wの周囲に第2受止部52を位置
させる。この場合であっても、スピンベース10から飛
散する薬液は、案内部60によって正確に第2受止部5
2に向かうこととなる。そして、第2受止部52によっ
て受け止められた薬液は、第2排液槽29に流れ込み、
第2排液槽29に流れ込んだ薬液は、排液口29aから
排液ドレイン29bへと排出される。
【0060】所定時間のエッチング処理が終了した後、
下側処理液ノズル15からの薬液吐出を停止するととも
に、スプラッシュガード50を昇降させてスピンベース
10およびそれに保持された基板Wの周囲に第1受止部
51を位置させる。なお、雰囲気遮断板30は、基板W
に近接した状態を維持する。この状態にて、基板Wを回
転させつつ上側処理液ノズル36および下側処理液ノズ
ル15から純水を基板Wの上下両面に吐出する。吐出さ
れた純水は回転の遠心力によって基板Wの表裏全面に拡
がり、純水によって薬液を洗い流す洗浄処理(リンス処
理)が進行する。なお、リンス処理時においても気体供
給路19および気体供給路45から少量の窒素ガスを吐
出して気体供給路19,45への純水の逆流を防止する
ようにしても良い。
【0061】リンス処理時に、回転する基板Wから飛散
した純水はスプラッシュガード50の第1受止部51に
よって受け止められ、その傾斜に沿って第1排液槽28
に流れ込む。第1排液槽28に流れ込んだ純水は、排出
口28aから廃棄ドレイン28bへと排出される。
【0062】このときにも、供給された純水の一部は回
転するスピンベース10から飛散することとなるが、そ
の飛散する純水は案内部60によって正確に第1受止部
51に向かうこととなる。
【0063】所定時間のリンス処理が終了した後、上側
処理液ノズル36および下側処理液ノズル15からの純
水吐出を停止するとともに、スプラッシュガード50を
若干下降させてスピンベース10をスプラッシュガード
50からわずかに突き出させる。なお、雰囲気遮断板3
0は、基板Wに近接した状態を維持する。この状態に
て、基板Wを回転させつつ気体供給路19および気体供
給路45から窒素ガスを吐出して基板Wの上下両面に吹
き付ける。吐出された窒素ガスは、スピンベース10と
基板Wとの間および雰囲気遮断板30と基板Wとの間を
流れ、基板Wの周辺を低酸素濃度雰囲気とする。窒素ガ
スが供給された低酸素濃度雰囲気下にて、基板Wに付着
している水滴が回転の遠心力によって振り切られること
により振り切り乾燥処理(スピンドライ処理)が進行す
る。
【0064】所定時間のスピンドライ処理が終了する
と、スピンベース10およびそれに保持された基板Wの
回転を停止する。また、雰囲気遮断板30の回転も停止
するとともに、雰囲気遮断板30を上昇させてスピンベ
ース10から離間させる。この状態にて、図示を省略す
る搬送ロボットが処理済の基板Wをスピンベース10か
ら取り出して搬出することにより一連の表裏面洗浄処理
が終了する。
【0065】以上のように、第1実施形態の基板処理装
置においては、スピンベース10の周縁部に断面形状が
直角三角形の円環状の案内部60を周設することによ
り、回転するスピンベース10から飛散する処理液が回
収ポート57等に正確に向かうようにしている。回転す
るスピンベース10から処理液を飛散させる力は遠心力
であり、処理液の飛散方向を決定する主たる因子は遠心
力の作用する方向である。すなわち、スピンベース10
から飛散する処理液は基本的にはスピンベース10の径
方向に向かうこととなる。
【0066】ところが、スピンベース10に接触する処
理液には遠心力の他に表面張力も作用することとなり、
処理液はスピンベース10の形状に沿って流れようとす
る。このため、処理液の飛散方向はスピンベース10の
形状による影響も受けることとなり、従来の装置のよう
にスピンベース10にR加工等を施した場合においては
広角度にて処理液が飛散することとなっていたのであ
る。
【0067】そこで、本発明の第1実施形態の基板処理
装置では、スピンベース10の周縁部に断面形状が直角
三角形の円環状の案内部60を周設することにより、案
内部60の面62とスピンベース10の上面10aとが
面一となるようにするとともに、回収ポート57等に対
向する尖鋭形状の尖端部61を案内部60に設けてい
る。これにより、スピンベース10の上面10aから案
内部60の面62に沿って処理液が円滑に流れるととも
に、尖端部61にて液だれが生じることなく、スピンベ
ース10から処理液が回収ポート57等に正確に飛散す
るようにしている。換言すれば、案内部60は、スピン
ベース10の回転の遠心力によって処理液に作用する基
本的な飛散方向(スピンベース10の径方向)を阻害し
ないような形状効果をスピンベース10に付与し、スピ
ンベース10から飛散する処理液の飛散方向を回収ポー
ト57等へと向けているのである。
【0068】従って、スピンベース10から飛散した処
理液はほとんど拡がることなく回収ポート57等によっ
て受け止められることとなるため、飛散した処理液を効
率良く回収してその跳ね返りを防止することができる。
その結果、跳ね返された処理液が基板Wの表面に付着す
ることに起因するパーティクル発生やデバイス不良等の
問題が生じるおそれがなくなる。
【0069】また、使用した薬液を回収する場合、スピ
ンベース10およびそれに保持された基板Wから飛散し
た薬液の殆どが回収ポート57によって受け止められ、
回収されるため、高い回収率にて薬液が回収されること
となる。
【0070】さらに、スプラッシュガード50の大きさ
は従来と同程度であっても処理液を効率良く回収してそ
の跳ね返りを防止することができるため、基板処理装置
のフットプリントの増大を抑制することができる。
【0071】<2.第2実施形態>次に、本発明の第2
実施形態について説明する。第2実施形態の基板処理装
置も基板Wにベベルエッチングを行う枚葉式の基板処理
装置であって、案内部60の形態以外は第1実施形態と
全く同じである。また、基板Wの処理手順についても第
1実施形態と全く同じである。
【0072】図3は、第2実施形態のスピンベース10
の構成および薬液が飛散する様子を説明するための図で
ある。スピンベース10の周縁部には、断面形状が直角
三角形の円環状の案内部60が周設されている。案内部
60の断面形状である直角三角形の鋭角の一つによって
形成される尖鋭形状の尖端部61が回収ポート57に対
向している。但し、第1実施形態とは異なり、案内部6
0が多少大きく、またスピンベース10の上面10aと
面一となる面は有していない。
【0073】下側処理液ノズル15から吐出された薬液
は基板Wとスピンベース10との間を流れ、その一部は
スピンベース10の上面10aから案内部60の面62
へと流れる。そして、案内部60の面62上を流れた薬
液は、図3中矢印AR31にて示すように、尖端部61
から回収ポート57に向かって飛散する。すなわち、案
内部60は、尖端部61によって薬液の液だれを防止す
ることにより、スピンベース10から飛散する薬液が正
確に回収ポート57に向かうようにしているのである。
【0074】このようにしても、スピンベース10から
飛散した処理液はほとんど拡がることなく回収ポート5
7に向かう。また、案内部60が第1実施形態よりも多
少大きいため、基板Wから飛散して重力により案内部6
0の面62上に落下した処理液も尖端部61から回収ポ
ート57に向かってほとんど拡がることなく飛散する。
もっとも、第2実施形態では、処理液が流れる案内部6
0の面62が水平方向に対して傾斜しているため、飛散
方向の安定性は第1実施形態の方が若干良好である。
【0075】第2実施形態においてもスピンベース10
から飛散した処理液はほとんど拡がることなく回収ポー
ト57等に向かうため、第1実施形態と同様に、飛散し
た処理液を効率良く回収してその跳ね返りを防止するこ
とができる。その結果、跳ね返された処理液が基板Wの
表面に付着することに起因するパーティクル発生やデバ
イス不良等の問題が生じるおそれがなくなる。
【0076】また、使用した薬液を回収する場合、スピ
ンベース10およびそれに保持された基板Wから飛散し
た薬液の殆どが回収ポート57によって受け止められ、
回収されるため、高い回収率にて薬液が回収されること
となる。
【0077】さらに、スプラッシュガード50の大きさ
は従来と同程度であっても処理液を効率良く回収してそ
の跳ね返りを防止することができるため、基板処理装置
のフットプリントの増大を抑制することができる。
【0078】<3.第3実施形態>次に、本発明の第3
実施形態について説明する。第3実施形態の基板処理装
置は、基板Wに表裏面洗浄処理を行う枚葉式の基板処理
装置である。図4は、第3実施形態のスピンベース10
および雰囲気遮断板30の構成並びに薬液が飛散する様
子を説明するための図である。
【0079】第3実施形態の基板処理装置においては、
スピンベース10の周縁部に断面形状が二等辺三角形の
円環状の案内部60が周設されている。案内部60の断
面形状である二等辺三角形の頂角によって形成される尖
鋭形状の尖端部61が回収ポート57に対向している。
但し、第1実施形態とは異なり、案内部60がスピンベ
ース10の上面10aと面一となる面は有していない。
【0080】また、雰囲気遮断板30の周縁部にも断面
形状が二等辺三角形の円環状の案内部70が周設されて
いる。案内部70の断面形状である二等辺三角形の頂角
によって形成される尖鋭形状の尖端部71が回収ポート
57に対向している。なお、第3実施形態の表裏面洗浄
処理を行う基板処理装置においては、チャックピン14
の大きさがベベルエッチング装置よりも多少大きい。残
余の点に関しては、第3実施形態の基板処理装置は第1
実施形態と概ね同じである。
【0081】第3実施形態の基板処理装置における基本
的な処理手順も、第1実施形態と同様、基板Wに対して
薬液によるエッチング処理を行った後、純水によって薬
液を洗い流すリンス処理を行い、さらにその後基板Wを
高速で回転させることによって水滴を振り切るスピンド
ライ処理を行うというものである。但し、第1実施形態
と異なり、第3実施形態の表裏面洗浄処理を行う枚葉式
の基板処理装置では、上側処理液ノズル36および下側
処理液ノズル15から薬液を基板Wの上下両面に吐出す
る。吐出された薬液は回転の遠心力によって基板Wの表
裏全面に拡がり、薬液による洗浄処理(エッチング処
理)が進行する。これ以外の点に関しては、第1実施形
態における基板Wの処理手順と同じであり、その説明を
省略する。
【0082】第3実施形態の基板処理装置においては、
下側処理液ノズル15から吐出された薬液は基板Wとス
ピンベース10との間を流れ、その一部はスピンベース
10の上面10aから案内部60の面62へと流れる。
そして、案内部60の面62上を流れた薬液は、図4中
矢印AR41にて示すように、尖端部61から回収ポー
ト57に向かって飛散する。すなわち、案内部60は、
尖端部61によって薬液の液だれを防止することによ
り、スピンベース10から飛散する薬液が正確に回収ポ
ート57に向かうようにしているのである。
【0083】一方、上側処理液ノズル36から吐出され
た薬液は基板Wと雰囲気遮断板30との間を流れ、その
一部は雰囲気遮断板30の下面30aから案内部70の
面72へと導かれる。そして、案内部70の面72に沿
って流れた薬液は、図4中矢印AR42にて示すよう
に、尖端部71から回収ポート57に向かって飛散す
る。すなわち、案内部70は、尖端部71によって薬液
の液だれを防止することにより、雰囲気遮断板30から
飛散する薬液が正確に回収ポート57に向かうようにし
ているのである。
【0084】このようにすれば、第3実施形態において
は、スピンベース10および雰囲気遮断板30から飛散
した処理液がほとんど拡がることなく回収ポート57等
に向かうため、第1実施形態と同様に、飛散した処理液
を効率良く回収してその跳ね返りを防止することができ
る。その結果、跳ね返された処理液が基板Wの表面に付
着することに起因するパーティクル発生やデバイス不良
等の問題が生じるおそれがなくなる。
【0085】また、使用した薬液を回収する場合、雰囲
気遮断板30、スピンベース10およびそれに保持され
た基板Wから飛散した薬液の殆どが回収ポート57によ
って受け止められ、回収されるため、高い回収率にて薬
液が回収されることとなる。
【0086】さらに、スプラッシュガード50の大きさ
は従来と同程度であっても処理液を効率良く回収してそ
の跳ね返りを防止することができるため、基板処理装置
のフットプリントの増大を抑制することができる。
【0087】<4.第4実施形態>次に、本発明の第4
実施形態について説明する。図5は、第4実施形態のス
ピンベース10および雰囲気遮断板30の構成並びに薬
液が飛散する様子を説明するための図である。第4実施
形態の基板処理装置も基板Wにベベルエッチングを行う
枚葉式の基板処理装置であって、案内部60の形態およ
び雰囲気遮断板30に案内部70を設けている点以外は
第1実施形態と全く同じである。また、基板Wの処理手
順についても第1実施形態と全く同じである。
【0088】第4実施形態の基板処理装置においては、
スピンベース10の周縁部に断面形状が台形の円環状の
案内部60が周設されている。案内部60の断面形状で
ある台形の一辺によって形成される面62がスピンベー
ス10の上面10aと面一とされている。また、案内部
60の断面形状である台形の他の一辺によって形成さ
れ、スピンベース10の厚さよりも小さな幅を有する帯
部63が回収ポート57に対向している。
【0089】一方、雰囲気遮断板30の周縁部にも断面
形状が台形の円環状の案内部70が周設されている。案
内部70の断面形状である台形の一辺によって形成され
る面72が雰囲気遮断板30の下面30aと面一とされ
ている。また、案内部70の断面形状である台形の他の
一辺によって形成され、雰囲気遮断板30の厚さよりも
小さな幅を有する帯部73が回収ポート57に対向して
いる。
【0090】第4実施形態の基板処理装置においては、
案内部60の面62とスピンベース10の上面10aと
が面一であるため、下側処理液ノズル15から吐出され
た薬液は基板Wとスピンベース10との間を流れ、その
一部はスピンベース10の上面10aから案内部60の
面62に沿って円滑に流れる。そして、案内部60の面
62上を流れた薬液は、図5中矢印AR51にて示すよ
うに、帯部63から回収ポート57に向かって飛散す
る。すなわち、案内部60は、面62によって薬液の飛
散方向が安定してスピンベース10の径方向となるよう
にするとともに、スピンベース10の厚さより幅の小さ
い帯部63によって薬液の液だれを低減することによ
り、スピンベース10から飛散する薬液が正確に回収ポ
ート57に向かうようにしているのである。
【0091】また、ベベルエッチングを行う基板処理装
置においては、下側処理液ノズル15から吐出された薬
液の一部が基板Wの表面に回り込んで雰囲気遮断板30
に接触する。そのような薬液は、案内部70の面72と
雰囲気遮断板30の下面30aとが面一であるため、雰
囲気遮断板30の下面30aから案内部70の面72に
沿って円滑に導かれる。そして、案内部70の面72に
沿って導かれた薬液は、図5中矢印AR52にて示すよ
うに、帯部73から回収ポート57に向かって飛散す
る。すなわち、案内部70は、面72によって薬液の飛
散方向が安定して雰囲気遮断板30の径方向となるよう
にするとともに、雰囲気遮断板30の厚さより幅の小さ
い帯部73によって薬液の液だれを低減することによ
り、雰囲気遮断板30から飛散する薬液が正確に回収ポ
ート57に向かうようにしているのである。
【0092】このようにすれば、第4実施形態において
は、スピンベース10および雰囲気遮断板30から飛散
した処理液がほとんど拡がることなく回収ポート57等
に向かうため、第1実施形態と同様に、飛散した処理液
を効率良く回収してその跳ね返りを防止することができ
る。その結果、跳ね返された処理液が基板Wの表面に付
着することに起因するパーティクル発生やデバイス不良
等の問題が生じるおそれがなくなる。
【0093】また、使用した薬液を回収する場合、雰囲
気遮断板30、スピンベース10およびそれに保持され
た基板Wから飛散した薬液の殆どが回収ポート57によ
って受け止められ、回収されるため、高い回収率にて薬
液が回収されることとなる。
【0094】さらに、スプラッシュガード50の大きさ
は従来と同程度であっても処理液を効率良く回収してそ
の跳ね返りを防止することができるため、基板処理装置
のフットプリントの増大を抑制することができる。
【0095】<5.変形例>以上、本発明の実施の形態
について説明したが、この発明は上記の例に限定される
ものではない。例えば、案内部60,70の形態は上記
の各実施形態に示したものに限定されず、少なくともス
ピンベース10または雰囲気遮断板30から飛散する処
理液の飛散方向を回収ポート57等の受け止め部に向か
わせるような形態であれば良い。具体的には、案内部6
0,70は、回収ポート57等の受け止め部に対向する
尖鋭形状の尖端部またはスピンベース10若しくは雰囲
気遮断板30の厚さよりも小さな幅を有して回収ポート
57等の受け止め部に対向する帯部を備えていれば良
い。このようにすれば、処理液の液だれを防止または低
減することにより、飛散する処理液を正確に回収ポート
57等の受け止め部に向かわせることができる。
【0096】そして、案内部60,70がスピンベース
10の上面10aまたは雰囲気遮断板30の下面30a
と面一となるような面を備えていればより好ましい。こ
のような面一となる面によって処理液の飛散方向を安定
させることができ、飛散する処理液をより正確に回収ポ
ート57等の受け止め部に向かわせることができる。
【0097】従って、例えば、第1実施形態において示
したような案内部60を雰囲気遮断板30の周縁部に周
設するようにしても良い。但し、この場合は、案内部6
0の面62を雰囲気遮断板30の下面30aと面一とな
るようにする。
【0098】また、第3実施形態において、尖端部6
1,71の断面形状の角度は90°以上であっても良
い。もっとも、尖端部61,71の断面形状の角度を鋭
角にした方が液だれ防止効果が向上して、飛散する処理
液をより正確に回収ポート57等の受け止め部に向かわ
せることができる。
【0099】また、案内部60(70)は、少なくとも
スピンベース10または雰囲気遮断板30の一方の周縁
部に周設するようにすれば良い。
【0100】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1の発明
によれば、処理液供給手段から供給された処理液のうち
回転基台および/または雰囲気遮断板から飛散する処理
液の飛散方向を飛散防止手段の受け止め部へと向ける案
内部を回転基台および/または雰囲気遮断板の周縁部に
設けるため、回転基台および/または雰囲気遮断板から
飛散した処理液を正確に受け止め部に向かわせることが
でき、そのような飛散した処理液を効率良く回収してそ
の跳ね返りを防止することができる。
【0101】また、請求項2の発明によれば、案内部が
受け止め部に対向する尖端部を備えるため、回転基台お
よび/または雰囲気遮断板から飛散した処理液をより正
確に受け止め部に向かわせることができ、請求項1の発
明による効果を確実に得ることができる。
【0102】また、請求項3の発明によれば、案内部が
回転基台の上面および/または雰囲気遮断板の下面と面
一の面を有するため、回転基台および/または雰囲気遮
断板から飛散した処理液をより正確に受け止め部に向か
わせることができ、請求項1の発明による効果を確実に
得ることができる。
【0103】また、請求項4の発明によれば、案内部が
回転基台および/または雰囲気遮断板の厚さよりも小さ
な幅を有して受け止め部に対向する帯部を備えるととも
に、回転基台の上面および/または雰囲気遮断板の下面
と面一の面を有するため、回転基台および/または雰囲
気遮断板から飛散した処理液をより正確に受け止め部に
向かわせることができ、請求項1の発明による効果を確
実に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる基板処理装置の構成を示す縦断
面図である。
【図2】スピンベースの構成および薬液が飛散する様子
を説明するための図である。
【図3】第2実施形態のスピンベースの構成および薬液
が飛散する様子を説明するための図である。
【図4】第3実施形態のスピンベースおよび雰囲気遮断
板の構成並びに薬液が飛散する様子を説明するための図
である。
【図5】第4実施形態のスピンベースおよび雰囲気遮断
板の構成並びに薬液が飛散する様子を説明するための図
である。
【図6】従来の枚葉式の基板処理装置の要部を示す図で
ある。
【符号の説明】
10 スピンベース 12a,38a バルブ 15 下側処理液ノズル 17 薬液供給源 20,42 電動モータ 30 雰囲気遮断板 36 上側処理液ノズル 50 スプラッシュガード 57 回収ポート 60,70 案内部 61,71 尖端部 63,73 帯部 W 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 朝来野 香 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 Fターム(参考) 3B201 AA02 AA03 AB34 AB42 BB24 BB93 BB96 CC01 CC13 CD22 CD33 4F042 AA02 AA07 AA08 AA10 CC07 EB09 EB23

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を水平面内にて回転させつつ処理液
    を供給して所定の処理を行う基板処理装置であって、 基板を略水平姿勢にて保持する回転基台と、 前記回転基台に保持された基板を略鉛直方向に沿った軸
    を中心として回転させる第1回転手段と、 前記回転基台によって保持された基板の周囲を取り囲む
    ように設けられ、前記回転手段によって回転される基板
    から飛散する処理液を受け止める受け止め部を有し、前
    記受け止め部によって受け止められた処理液を所定の排
    液口に導く飛散防止手段と、 前記回転基台よりも上方に配置され、前記回転基台によ
    って保持された基板の上面に対向する雰囲気遮断板と、 前記雰囲気遮断板を略鉛直方向に沿った軸を中心として
    回転させる第2回転手段と、 前記回転基台によって保持された基板に処理液を供給す
    る処理液供給手段と、を備え、 前記処理液供給手段から供給された処理液のうち前記回
    転基台および/または前記雰囲気遮断板から飛散する処
    理液の飛散方向を前記受け止め部へと向ける案内部を前
    記回転基台および/または前記雰囲気遮断板の周縁部に
    設けることを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の基板処理装置において、 前記案内部は、前記受け止め部に対向する尖端部を備え
    ることを特徴とする基板処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の基板処理装置において、 前記案内部は、前記回転基台の上面および/または前記
    雰囲気遮断板の下面と面一の面を有することを特徴とす
    る基板処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の基板処理装置において、 前記案内部は、前記回転基台および/または前記雰囲気
    遮断板の厚さよりも小さな幅を有して前記受け止め部に
    対向する帯部を備えるとともに、前記回転基台の上面お
    よび/または前記雰囲気遮断板の下面と面一の面を有す
    ることを特徴とする基板処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004153078A (ja) * 2002-10-31 2004-05-27 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置
KR100841344B1 (ko) 2007-02-27 2008-06-26 세메스 주식회사 기판 스핀 장치
US7584760B2 (en) 2002-09-13 2009-09-08 Dainippon Screen Mfg. Co., Ltd. Substrate processing apparatus

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