JP2002282753A - 塗布装置 - Google Patents

塗布装置

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JP2002282753A
JP2002282753A JP2001093310A JP2001093310A JP2002282753A JP 2002282753 A JP2002282753 A JP 2002282753A JP 2001093310 A JP2001093310 A JP 2001093310A JP 2001093310 A JP2001093310 A JP 2001093310A JP 2002282753 A JP2002282753 A JP 2002282753A
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roller
coating liquid
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peripheral surface
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JP2001093310A
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Masahiko Adachi
雅彦 足立
Haruishi Kin
東石 金
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ローラ形状や無端ベルト状になった被塗布体
の外周面に短時間で簡単に塗液を均一に塗布できる塗布
装置を提供する。 【解決手段】 ローラ形状になった被塗布体10の外周面
に塗液21を塗布する塗布装置において、塗液を外周面に
保持して回転する塗布ローラ20と、この塗布ローラと対
向するようにして被塗布体を塗布ローラの下側に案内す
る案内装置30と、塗布ローラの下側に案内された被塗布
体を回転駆動させる回転装置40と、塗布ローラと対向す
る上記の被塗布体より上方の位置で上記の塗布ローラに
塗液を供給する塗液供給部50とを設けるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ローラ形状にな
った被塗布体の外周面や、無端ベルト状になった被塗布
体の外周面に塗液を塗布するのに使用する塗布装置に係
り、ローラ形状になった被塗布体の外周面や、無端ベル
ト状になった被塗布体の外周面に塗液を均一に塗布する
ことが簡単に行えるようにした点に特徴を有するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、ローラ形状や無端ベルト状になっ
た被塗布体の外周面に塗液を塗布するにあたっては、上
記の被塗布体を浸漬槽内に収容された塗液中に浸漬させ
た後、被塗布体を塗液中から引き上げて被塗布体の外周
面に塗液を塗布するようにしたり、塗液をスプレー状態
にして上記のような被塗布体の外周面に塗布することが
一般に行われていた。
【0003】しかし、上記のように被塗布体を塗液が収
容された浸漬槽内に浸漬させた後、被塗布体を塗液中か
ら引き上げて被塗布体の外周面に塗液を塗布する場合、
塗液の粘度や引き上げ速度を適切に調整しなければ、塗
液を被塗布体の外周面に均一に塗布することが困難であ
り、特に、液だれが生じて被塗布体の一端が厚くなり、
また被塗布体から塗液が落ちて周辺が汚れたりする等の
問題があった。
【0004】また、塗液をスプレー状にして被塗布体の
外周面に塗布する場合、被塗布体の外周面全面に塗液を
均一に塗布することが困難で時間を要すると共に、被塗
布体の外周面に塗布された塗液中に空気が入る等の問題
があった。
【0005】また、近年においては、ローラ状になった
被塗布体の外周面に塗液を塗布するにあたり、図1に示
すように、回転する塗布ローラ1の外周面に供給管2か
ら塗液3を供給し、この塗布ローラ1の外周面に供給さ
れた塗液3の量を規制板5により規制する一方、ローラ
状になった被塗布体4を立てた状態で回転させながら上
方に移動させ、上記のように規制板5により塗液3の量
が規制された塗布ローラ1を回転させながら上記の被塗
布体4の外周面に接触させて、塗液3を被塗布体4の外
周面に塗布するようにしたものが提案されている。
【0006】しかし、上記のようにして被塗布体4の外
周面全面に塗液3を塗布するためには、被塗布体4の回
転速度を早くする一方、被塗布体4を上方に移動させる
速度を遅くする必要があり、塗液3を塗布するのに時間
を要すると共に、塗布ローラ1が被塗布体4の外周面全
面に均一に接触しないため、塗布むらが生じる等の問題
があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、ローラ形
状や無端ベルト状になった被塗布体の外周面に塗液を塗
布する場合における上記のような様々な問題を解決する
ことを課題とするものであり、ローラ形状や無端ベルト
状になった被塗布体の外周面に短時間で簡単に塗液を均
一に塗布できるようにすることを課題とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明における第1の
塗布装置においては、上記のような課題を解決するた
め、ローラ形状になった被塗布体の外周面に塗液を塗布
する塗布装置において、塗液を外周面に保持して回転す
る塗布ローラと、この塗布ローラと対向するようにして
上記の被塗布体を塗布ローラの下側に案内する案内装置
と、塗布ローラの下側に案内された被塗布体を回転駆動
させる回転装置と、塗布ローラと対向する上記の被塗布
体より上方の位置で上記の塗布ローラに塗液を供給する
塗液供給部とを備えるようにしたのである。
【0009】そして、この発明における第1の塗布装置
においては、ローラ形状になった被塗布体を案内装置に
より回転する塗布ローラと対向するようにしてその下側
に案内させると共に、このように案内された被塗布体よ
り上方の位置で塗液供給部から上記の塗布ローラに塗液
を供給し、上記のように案内された被塗布体を回転装置
によって回転させ、回転する塗布ローラの外周面に保持
された塗液を回転する被塗布体の外周面に塗布させるよ
うにする。
【0010】また、この発明における第2の塗布装置に
おいては、上記のような課題を解決するため、無端ベル
ト状になった被塗布体の外周面に塗液を塗布する塗布装
置において、上記の無端ベルト状になった被塗布体を回
転駆動できるように保持する保持部材と、塗液を外周面
に保持して回転する塗布ローラと、上記の保持部材に保
持された被塗布体を上記の塗布ローラと対向するように
して塗布ローラの下側に案内する案内装置と、塗布ロー
ラの下側に案内された上記の被塗布体を上記の保持部材
を介して回転駆動させる回転装置と、塗布ローラと対向
する上記の被塗布体より上方の位置で上記の塗布ローラ
に塗液を供給する塗液供給部とを備えるようにしたので
ある。
【0011】そして、この発明における第2の塗布装置
においては、無端ベルト状になった被塗布体を保持部材
に回転駆動できるように保持させ、このように保持部材
に保持された被塗布体を案内装置により回転する塗布ロ
ーラと対向するようにしてその下側に案内させると共
に、このように案内された被塗布体より上方の位置で塗
液供給部から上記の塗布ローラに塗液を供給し、上記の
ように案内された被塗布体を回転装置によって保持部材
を介して回転させ、回転する塗布ローラの外周面に保持
された塗液を回転する被塗布体の外周面に塗布させるよ
うにする。
【0012】ここで、この発明の第1及び第2の塗布装
置のように、ローラ形状になった被塗布体や、保持部材
に保持された無端ベルト状の被塗布体を、塗布ローラと
対向するようにしてその下側に案内させて、被塗布体の
外周面に塗液を塗布させるようにすると、塗布ローラの
下側において被塗布体を順々に移動させて、被塗布体の
外周面に塗液を塗布させることができ、数多くの被塗布
体に対して連続して塗液を塗布することが簡単に行える
ようになる。
【0013】また、上記のように被塗布体と塗布ローラ
とが対向するようにして、この被塗布体を回転させなが
ら、回転する塗布ローラによって塗液を被塗布体の外周
面に塗布させるようにすると、塗布ローラが被塗布体の
外周面に均一に接触して、被塗布体の外周面に塗液が均
一に塗布されるようになる。
【0014】また、塗布ローラに塗液を供給する塗液供
給部を、上記のように塗布ローラの下側に案内される被
塗布体より上側に位置させると、被塗布体を塗布ローラ
と対向するようにしてその下側に導く際に、この塗液供
給部が邪魔になるということがない。
【0015】ここで、上記の第1及び第2の塗布装置に
おいて、塗液を塗布ローラの外周面に保持させるにあた
っては、この塗布ローラの外周面に塗液を収容させる溝
を設けるようにしたり、この外周面を発泡材料等で構成
することができ、特に、塗布ローラの外周面に塗液を保
持する溝を設ける場合、この溝を周方向に対して所要角
度傾斜させて設けるようにすると、この塗布ローラを被
塗布体の外周面に接触させて塗液を塗布した場合に、被
塗布体の外周面に筋状の塗布むらが生じるのが抑制され
るようになる。
【0016】また、上記のように被塗布体を回転装置に
より回転駆動させるにあたり、被塗布体と塗布ローラと
が対向する部分において逆方向に移動するように、この
被塗布体を回転させると、被塗布体に塗液を塗布した
後、この被塗布体と塗布ローラとを離隔させる際に、液
切れがうまく行われて、被塗布体の外周面に塗布された
塗液の段差が少なくなる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態に係る
塗布装置を添付図面に基づいて具体的に説明する。
【0018】(実施形態1)この実施形態における塗布
装置においては、図2に示すように、ローラ形状になっ
た被塗布体10の外周面に塗液21を塗布するようにな
っている。
【0019】ここで、この実施形態の塗布装置において
は、ローラ形状になった被塗布体10を塗布ローラ20
と対向するようにして塗布ローラ20の下側に案内する
案内装置30として、被塗布体10を順々に塗布ローラ
20の下方に導く送り装置31を設けると共に、塗布ロ
ーラ20の下方に導かれた被塗布体10を押し上げて塗
布ローラ20と対向するようにその下側に案内する昇降
装置32を設けるようにしている。
【0020】そして、このように昇降装置32により押
し上げられて塗布ローラ20と対向する位置に導かれた
被塗布体10を、ベルト41を介して回転装置40によ
り回転させるようにしている。
【0021】ここで、上記の塗布ローラ20としては、
図3に示すように、その外周面に塗液21を保持する多
数の溝22が設けられたものを用いている。
【0022】そして、上記のように塗布ローラ20の下
方に導かれる被塗布体10より上方の位置で、この塗布
ローラ20の外周面に塗液供給部50から塗液21を供
給するようにしている。
【0023】ここで、このように塗布ローラ20に塗液
21を供給する塗液供給部50においては、塗布ローラ
20と対向する塗液収容部51に塗液タンク52に収容
された塗液21を供給パイプ53を通して供給するよう
にしている。
【0024】また、この供給パイプ53の先端部53a
を塗液収容部51に収容された塗液21中に浸漬させる
と共に、この供給パイプ53の先端部53aを移動装置
54によって塗布ローラ20の軸方向に沿って移動させ
るようにし、このように移動する供給パイプ53の先端
部53aにより塗液収容部51に収容された塗液21を
かき混ぜて、塗液収容部51における塗液21の粘度が
均一になるようにしている。
【0025】また、上記の塗液収容部51の下部に戻し
パイプ55を設け、塗液収容部51の下部における塗液
21をこの戻しパイプ55によりフィルター55aを通
して塗液タンク52に戻すようにし、上記の供給パイプ
53とこの戻しパイプ55とを通して塗液21を塗液収
容部21と塗液タンク52とにおいて循環させ、塗液収
容部21に一定した粘度の塗液21が収容されるように
している。
【0026】また、上記の塗布ローラ20の外周面にブ
レード56を圧接させ、被塗布体10に塗液21を塗布
した後の塗布ローラ20の外周面に残っている塗液21
をこのブレード56の部分においてせき止め、このよう
にせき止められた塗液21を回収パイプ57によりフィ
ルター57aを通して塗液タンク52に戻すようにして
いる。
【0027】さらに、上記の塗液タンク52には撹拌装
置52aと粘度検出装置52bとを設け、上記の撹拌装
置52aにより塗液タンク52中における塗液21を攪
拌させると共に、塗液タンク52中における塗液21の
粘度を上記の粘度検出装置52bによって検出し、塗液
21の粘度が高くなった場合には、溶剤収容タンク58
から溶剤を塗液タンク52内に供給し、塗液タンク52
中における塗液21の粘度が一定に保たれるようにして
いる。
【0028】そして、この実施形態における塗布装置に
よってローラ形状になった被塗布体10の外周面に塗液
21を塗布するにあたっては、上記の送り装置31によ
って被塗布体10を順々に塗布ローラ20の下方に導く
ようにし、塗布ローラ20の下方に導かれた被塗布体1
0を上記の昇降装置32により押し上げて、被塗布体1
0を回転する塗布ローラ20と対向するようにその下側
に案内して、この被塗布体10を回転する塗布ローラ2
0の外周面に接触させるようにする。
【0029】また、上記のように回転する塗布ローラ2
0の外周面に上記の塗液供給部50から塗液21を供給
し、この塗布ローラ20の外周面に供給された塗液21
の量を塗液供給部50の下端における規制部59によっ
て規制し、この塗布ローラ20の外周面に設けられた多
数の溝22内に適当量の塗液21を保持させるようにす
る。
【0030】そして、上記のように塗布ローラ20と対
向するようにその下側に案内された被塗布体10を上記
の回転装置40によりベルト41を介して回転させ、上
記のように回転する塗布ローラ20の外周面における多
数の溝22内に保持された塗液21をこの被塗布体10
の外周面に接触させて、この被塗布体10の外周面塗液
21を塗布させるようにする。
【0031】ここで、上記のように被塗布体10を回転
装置40により回転させる場合、その回転方向は特に限
定されないが、この実施形態のものにおいては、被塗布
体10と塗布ローラ20とが対向する部分において、被
塗布体10と塗布ローラ20とが逆方向に移動するよう
に、被塗布体10を回転させるようにしている。このよ
うにすると、被塗布体10に塗液21を塗布した後、こ
の被塗布体10と塗布ローラ20とを離隔させる際に、
塗液21の液切れがうまく行われ、被塗布体10の外周
面に塗布された塗液21における段差が少なくなる。
【0032】そして、上記のように被塗布体10の外周
面に塗液21を塗布した後は、上記の昇降装置32によ
り塗液21が塗布された被塗布体10を下降させ、その
後、この被塗布体10を上記の送り装置31によって送
り、次の被塗布体10を塗布ローラ20の下方に導くよ
うにする。
【0033】また、上記のように外周面に塗液21が塗
布されて送り装置31により送り出された被塗布体10
を順々に加熱装置60内に導き、この加熱装置60内に
おいて被塗布体10の外周面に塗布された塗液21を乾
燥させて、被塗布体10の外周面に上記の塗液21の塗
膜を形成し、この塗膜の膜厚を膜厚測定装置61によっ
て測定し、この測定結果に基づいて、制御装置62によ
り上記の昇降装置32による被塗布体10を押し上げを
制御して、この被塗布体10を塗布ローラ20と接触さ
せる圧力等を調整し、適当量の塗液21が被塗布体10
の外周面に塗布されて、適切な膜厚になった塗膜が被塗
布体10の外周面に形成されるようにしている。
【0034】なお、この実施形態においては、送り装置
31によって塗布ローラ20の下方に導かれた被塗布体
10を昇降装置32により押し上げ、塗布ローラ20と
対向するように被塗布体10をその下側に案内させるよ
うにしたが、塗布ローラ20及びこの塗布ローラ20の
外周面に塗液21を供給する塗液供給部50を上下方向
に移動させて、塗布ローラ20と対向するように被塗布
体10をその下側に案内させることも可能である。
【0035】(実施形態2)この実施形態における塗布
装置においては、図4に示すように、無端ベルト状にな
った被塗布体10の外周面に塗液を塗布するようになっ
ている。なお、この実施形態2における塗布装置に関し
ては、上記の実施形態1における塗布装置と相違してい
る点について説明する。
【0036】ここで、この実施形態の塗布装置において
は、上記の無端ベルト状になった被塗布体10を回転駆
動できるように保持する保持部材70として、図5に示
すように、一対のローラ71,71間にバネ等の付勢部
材72を設け、この付勢部材72によって一対のローラ
71,71の間隔を変更できるようにしたものを用いて
いる。
【0037】そして、無端ベルト状になった被塗布体1
0をこの保持部材70に保持させるにあたっては、上記
の付勢部材72を収縮させて一対のローラ71,71の
間隔を小さくした状態で、この保持部材70を無端ベル
ト状になった被塗布体10の内側に挿入し、この状態で
付勢部材72の収縮を解除して一対のローラ71,71
の間隔を広げ、この一対のローラ71,71を無端ベル
ト状になった被塗布体10の内周面に圧接させて、無端
ベルト状になった被塗布体10を張った状態で保持部材
70に保持させるようにしている。
【0038】また、この実施形態の塗布装置において
は、上記のように保持部材70によって保持された無端
ベルト状になった被塗布体10を、塗布ローラ20と対
向するようにして回転する塗布ローラ20の下側に案内
する案内装置30として、上記の実施形態1の場合と同
様に、保持部材70に保持された無端ベルト状の被塗布
体10を順々に塗布ローラ20の下方に導く送り装置3
1を設ける一方、この実施形態の塗布装置においては、
塗布ローラ20及びこの塗布ローラ20の外周面に塗液
21を供給する塗液供給部50を上下方向に移動させる
昇降装置(図示せず)を設けるようにしている。
【0039】そして、この実施形態の塗布装置において
は、上記のように保持部材70により張った状態で保持
された無端ベルト状になった被塗布体10を、上記の送
り装置31によって順々に塗布ローラ20の下方に導く
ようにすると共に、図示していない昇降装置によって塗
布ローラ20及び塗液供給部50を下降させ、塗布ロー
ラ20が下方に導かれた上記の被塗布体10と対向する
ようにし、この塗布ローラ20を被塗布体10の外周面
に接触させるようにする。
【0040】そして、上記の被塗布体10を保持してい
る保持部材70の一方のローラ71と回転装置40との
間にベルト41を架け渡し、この回転装置40によりベ
ルト41と保持部材70の一方のローラ71とを介して
無端ベルト状になった被塗布体10を回転駆動させるよ
うにし、それ以外は、上記の実施形態1の場合と同様に
して、塗布ローラ20の外周面における多数の溝22内
に保持された塗液21を無端ベルト状になった被塗布体
10の外周面に塗布するようにしている。
【0041】なお、上記のように無端ベルト状になった
被塗布体10を回転駆動させるにあたっては、上記の実
施形態1の場合と同様に、被塗布体10と塗布ローラ2
0とが対向する部分において、被塗布体10と塗布ロー
ラ20とが逆方向に移動するように、被塗布体10を回
転させることが好ましい。
【0042】また、この実施形態においては、塗布ロー
ラ20及びこの塗布ローラ20の外周面に塗液21を供
給する塗液供給部50を上下方向に移動させて、送り装
置31により塗布ローラ20の下方に導かれた被塗布体
10を塗布ローラ20と対向させるようにしたが、上記
の実施形態1の場合と同様に、送り装置31により塗布
ローラ20の下方に導かれた被塗布体10を昇降装置3
2により昇降させるようにすることも可能である。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明における
塗布装置においては、ローラ形状になった被塗布体や無
端ベルト状の被塗布体の外周面に塗液を塗布するにあた
り、ローラ形状になった被塗布体や、保持部材に保持さ
れた無端ベルト状の被塗布体を塗布ローラと対向するよ
うにしてその下側に案内させて、この被塗布体を回転さ
せながら、回転する塗布ローラによって塗液を被塗布体
の外周面に塗布させるようにしたため、被塗布体を塗布
ローラの下側において順々に移動させて、被塗布体の外
周面に塗液を塗布することができ、数多くの被塗布体に
対して連続して塗液を塗布することが簡単に行えるよう
になった。
【0044】また、上記のように被塗布体と塗布ローラ
とが対向するようにして、この被塗布体を回転させなが
ら、回転する塗布ローラによって塗液を被塗布体の外周
面に塗布させるようにすると、塗布ローラが被塗布体の
外周面に均一に接触するようになり、被塗布体の外周面
に塗液を均一に塗布することできるようになった。
【0045】また、この発明における塗布装置におい
て、塗液を塗布ローラの外周面に保持させるにあたり、
この塗布ローラの外周面に塗液を収容させる溝を周方向
に対して所要角度傾斜させて設けると、この塗布ローラ
を被塗布体の外周面に接触させて塗液を塗布した場合
に、被塗布体の外周面に筋状の塗布むらが生じるのが抑
制されるようになった。
【0046】さらに、この発明における塗布装置におい
て、上記のように被塗布体を回転装置により回転駆動さ
せるにあたり、被塗布体と塗布ローラとが対向する部分
において逆方向に移動するように、この被塗布体を回転
させると、被塗布体に塗液を塗布した後、この被塗布体
と塗布ローラとを離隔させる際に、液切れがうまく行わ
れて、被塗布体の外周面に塗布された塗液の段差が少な
くなり、被塗布体の外周面に塗液をより均一に塗布でき
るようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】ローラ形状になった被塗布体の外周面に塗液を
塗布する従来の塗布装置の概略説明図である。
【図2】この発明の実施形態1の塗布装置によってロー
ラ形状になった被塗布体の外周面に塗液を塗布する状態
を示した概略説明図である。
【図3】この発明の実施形態の塗布装置に使用する塗布
ローラの平面図である。
【図4】この発明の実施形態2の塗布装置によって無端
ベルト状になった被塗布体の外周面に塗液を塗布する状
態を示した概略説明図である。
【図5】上記の実施形態2の塗布装置において、無端ベ
ルト状になった被塗布体を保持部材に保持させる状態を
示した概略説明図である。
【符号の説明】
10 被塗布体 20 塗布ローラ 21 塗液 22 溝 30 案内装置 31 送り装置 32 昇降装置 40 回転装置 50 塗液供給部 70 保持部材 71 ローラ 72 付勢部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローラ形状になった被塗布体の外周面に
    塗液を塗布する塗布装置において、塗液を外周面に保持
    して回転する塗布ローラと、この塗布ローラと対向する
    ようにして上記の被塗布体を塗布ローラの下側に案内す
    る案内装置と、塗布ローラの下側に案内された被塗布体
    を回転駆動させる回転装置と、塗布ローラと対向する上
    記の被塗布体より上方の位置で上記の塗布ローラに塗液
    を供給する塗液供給部とを備えたことを特徴とする塗布
    装置。
  2. 【請求項2】 無端ベルト状になった被塗布体の外周面
    に塗液を塗布する塗布装置において、上記の無端ベルト
    状になった被塗布体を回転駆動できるように保持する保
    持部材と、塗液を外周面に保持して回転する塗布ローラ
    と、上記の保持部材に保持された被塗布体を上記の塗布
    ローラと対向するようにして塗布ローラの下側に案内す
    る案内装置と、塗布ローラの下側に案内された上記の被
    塗布体を上記の保持部材を介して回転駆動させる回転装
    置と、塗布ローラと対向する上記の被塗布体より上方の
    位置で上記の塗布ローラに塗液を供給する塗液供給部と
    を備えたことを特徴とする塗布装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載した塗布装
    置において、上記の塗布ローラの外周面に周方向に対し
    て傾斜した溝が形成されていることを特徴とする塗布装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載
    した塗布装置において、上記の塗布ローラと被塗布体と
    が対向する部分において、塗布ローラと被塗布体とが逆
    方向に移動するように回転されることを特徴とする塗布
    装置。
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