JP2002282327A - 入浴補助装置 - Google Patents

入浴補助装置

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JP2002282327A
JP2002282327A JP2001087068A JP2001087068A JP2002282327A JP 2002282327 A JP2002282327 A JP 2002282327A JP 2001087068 A JP2001087068 A JP 2001087068A JP 2001087068 A JP2001087068 A JP 2001087068A JP 2002282327 A JP2002282327 A JP 2002282327A
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Japan
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seat
bathing
suspension member
locking
wheelchair
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Application number
JP2001087068A
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English (en)
Inventor
Takehiko Matsunami
武彦 松波
Yuji Sakakibara
勇治 榊原
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Seiki Kogyo Co Ltd
Sugiyasu Industries Co Ltd
Original Assignee
Seiki Kogyo Co Ltd
Sugiyasu Industries Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車椅子の座部に座ったまま入浴させることが
できる入浴補助装置であって、各家庭の一般的な浴室に
設置することができ、しかも入浴者が安心して使用する
ことができる入浴補助装置を提供する。 【解決手段】 入浴補助装置1は、浴槽4の隅部近傍に
立設された支柱5と、支柱5に旋回可能に軸支された旋
回部材6と、車椅子から分離された座部3を係止するた
めの係止部37を有し座部3を吊下げ可能な吊下部材7
と、旋回部材7に取付けられ吊下部材7の両端を支持し
た状態で吊下部材7を鉛直方向に案内するガイド部材8
と、吊下部材7に接続され吊下部材7を昇降させる駆動
手段9とを具備するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入浴補助装置に関
するものであり、特に、身体障害者等を容易に入浴させ
ることを可能とする入浴補助装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】介護施設等において使用される身体障害
者用の浴槽として、多種多様のものが提案されている。
例えば、浴槽本体の内部に、すべり止め、手摺、及び腰
掛を一体成形したもの、または、浴槽への出入りを容易
にするために浴槽本体の側面を取外し可能としたもの等
が知られている。
【0003】また、身体障害者等(以下、入浴者とい
う)を浴槽に出入りさせるための装置として、鉛直方向
に設けられた支柱と、この支柱に取付けられ上下動及び
旋回運動するアームと、アームに吊設された座部とを具
備し、アームの動きを電気的に制御することにより、入
浴者を座部に座らせたまま入浴させるようにした入浴補
助装置もある。
【0004】ところで、歩行が困難で、浴室まで車椅子
で移動する入浴者の場合には、上記のような入浴補助装
置を利用しようとすると、浴室において、車椅子から入
浴補助装置の座部に乗換えなければならない。これは、
入浴者の負担を大きくするとともに、場合によっては介
護者の労力を必要とする。
【0005】そこで、車椅子の座席に座ったまま、入浴
できるようにしたものが開発されている。具体的には、
車椅子を、車輪を有する脚部と、この脚部の上方に分離
可能に取付けた座部とから構成し、支柱に取付けられた
アームを利用して座部のみを浴槽内へ移動させるもので
ある(例えば、特開平9―593号公報、特開2000
−296156号公報)。つまり、浴室まで車椅子で移
動した後、座部と脚部とを分離し、座部に座っている入
浴者を、アームによって、座部とともに吊上げ、浴槽内
に入れるようにしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の入浴補
助装置では、支柱に対してアームを旋回運動及び昇降運
動させることから、支柱の中にアームを旋回させるため
の機構と、アームを昇降させるための機構とを備えなけ
ればならなかった。このため、支柱の内部構造が極めて
複雑になるとともに、支柱の径が太くなることから家庭
における一般的な浴室に設置することが困難であった。
【0007】また、従来の入浴補助装置では、アームが
支柱から水平方向に延設され、その先端に座部が吊下げ
られるため、支柱内に設けられた昇降装置とアームの基
端との接続部分で僅かでも振動が生じると、それが増幅
された形で座部に伝わることから、座部を安定した状態
で旋回させたり昇降させたりすることができなかった。
このため、入浴者に安心感を与えることができなかっ
た。
【0008】さらに、アームを比較的長く構成した場合
には、昇降装置とアームの基端との接続部分に大きな曲
げモーメントが作用することから、前記アームを滑らか
に可動できない恐れも生じた。
【0009】そこで、本発明は、上記の実情に鑑み、車
椅子の座部に座ったまま入浴させることができる入浴補
助装置であって、各家庭の一般的な浴室に設置すること
ができ、しかも入浴者が安心して使用することができる
入浴補助装置の提供を課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
入浴補助装置は、浴槽の隅部近傍に立設された支柱と、
該支柱に旋回可能に軸支された旋回部材と、車椅子から
分離された座部を係止するための係止部を有し前記座部
を吊下げ可能な吊下部材と、前記旋回部材に取付けられ
前記吊下部材の両端を支持した状態で該吊下部材を鉛直
方向に案内するガイド部材と、前記吊下部材を昇降させ
る駆動手段とを具備するものである。
【0011】したがって、請求項1の発明の入浴補助装
置によれば、まず、車椅子の座部を、吊下部材の係止部
に係止させる。その後、駆動手段を動作させ吊下部材を
上方に移動させると、座部が車椅子本体から分離し、吊
下げられた状態で上昇する。なお、吊下部材は、ガイド
部によって両端が支持された状態で鉛直方向に案内され
るため、安定した状態で滑らかに移動する。
【0012】その後、支柱に対し旋回部材を浴槽の上方
まで旋回させる。なお、この旋回動作は動力源を利用し
てもよく、介護者等の労力によって行うようにしてもよ
い。次に、吊下部材を下降させる。これにより、座部が
浴槽内に沈められ、入浴者は入浴可能な状態となる。な
お、この場合も、吊下部材はガイド部によって両端が支
持された状態で案内されるため、安定した状態で移動す
る。
【0013】入浴後、浴槽から出る場合は、上記とは逆
の動作を行う。すなわち、座部を上昇させ、その後、反
対方向に旋回させる。さらに座部を下降させ車椅子本体
に連結させる。
【0014】請求項2の発明にかかる入浴補助装置は、
請求項1に記載の入浴補助装置において、前記ガイド部
材または前記吊下部材のいずれか一方に軸支されたロー
ラーを備え、前記ガイド部と前記吊下部材とが前記ロー
ラーを介して当接されているものである。
【0015】したがって、請求項2の発明の入浴補助装
置によれば、請求項1の発明の作用に加え、吊下部材が
ガイド部材に案内されて昇降する際、ローラーが回転す
る。これにより、吊下部材は滑らかに移動する。
【0016】請求項3の発明にかかる入浴補助装置は、
請求項1または請求項2に記載の入浴補助装置におい
て、前記駆動手段は、水圧力によりピストンロッドが伸
長する水圧シリンダと、前記ピストンロッドの伸長によ
り上昇するとともに、該ピストンロッドに対して回動可
能に軸支されたスプロケットと、該スプロケットに掛け
られるとともに、一端が固定され他端が前記吊下部材に
接続されたチェーンとを備えるものである。なお、水圧
シリンダには油圧式のものが含まれる。また、水圧シリ
ンダには手動式の水圧(または油圧)式のポンプによっ
て水圧を加えるようにしても良く、上水道等の水圧を利
用して水圧を加えるようにしてもよい。
【0017】したがって、請求項3の発明の入浴補助装
置によれば、請求項1または請求項2の発明の作用に加
え、手動操作により、または水道圧の利用により、水圧
シリンダに水圧力が加わると、ピストンロッドが伸び、
スプロケットの位置が上昇する。この際、スプロケット
に巻き掛けられているチェーンは、一端が固定され他端
が吊下部材に接続されているため、チェーンの一端(固
定端)からスプロケットまでの長さが長くなるように、
換言すれば、チェーンの他端(移動端)からスプロケッ
トまでの長さが短くなるようにスプロケットが回動す
る。これにより、チェーンの他端(移動端)に接続され
た吊下部材がチェーンを介して引き上げられる。なお、
その移動距離は、ピストンロッドの伸長した長さの二倍
となる。
【0018】請求項4の発明にかかる入浴補助装置は、
請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の入浴補助
装置において、前記座部は、腰掛けるための座台と、該
座台の後部側から立設された背凭れとを有し、前記吊下
部材の前記係止部は、前記背凭れの背面を係止するため
の第一係止部と、前記座台の後端を係止するための第二
係止部とを有するものである。
【0019】したがって、請求項4の発明の入浴補助装
置によれば、請求項1乃至請求項3のいずれか一つの発
明の作用に加え、背凭れの背面が第一係止部に係止さ
れ、座台の後端が第二係止部に係止される。つまり、上
下に配設された二つの係止部に係止されるため、座部は
揺動することがなく、安定した状態で吊下げられる。
【0020】請求項5の発明にかかる入浴補助装置は、
請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の入浴補助
装置において、前記吊下部材は、前記駆動手段によって
上限位置と下限位置の間で昇降し、任意の高さで停止可
能とするものである。
【0021】したがって、請求項5の発明の入浴補助装
置によれば、請求項1乃至請求項4のいずれか一つの発
明の作用に加え、吊下部材を停止させる位置(高さ)を
調節することにより、座部の沈み具合、すなわち入浴者
に対する浴槽の水位を変化させることが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第一実施形態であ
る入浴補助装置1について、図1乃至図6に基づき説明
する。図1、図2、及び図3は、入浴補助装置1の構成
を示す側面図、正面図、及び平面図であり、図4は、入
浴補助装置1において使用する車椅子及び浴槽の構成を
示す説明図であり、図5及び図6は、入浴補助装置1に
おける要部の構成を示す説明図である。
【0023】本実施形態の入浴補助装置1は、車椅子2
の座部3に腰掛けている入浴者を、浴槽4内に出入りさ
せる装置であり、図1乃至図3に示すように、主な構成
として、浴槽4の隅部に立設された支柱5と、この支柱
5に旋回可能に取付けられ水平方向に延設された旋回部
材6と、車椅子2の座部3を吊下げるための吊下部材7
と、旋回部材6に取付けられ吊下部材7の両端を支持し
た状態で吊下部材7を鉛直方向に案内するためのガイド
部材8と、吊下部材7を昇降させるための駆動手段9と
を具備している。
【0024】上記の構成について具体的に説明する。車
椅子2は、図4に示すように、車輪を有する脚部11
と、入浴者が腰掛けるための座部3とを備えており、座
部3が脚部11に対して分離可能に取付けられている。
すなわち、座部3と脚部11とは、ロック機構(図示し
ない)を介して連結されており、ロック機構の係止状態
を解除することにより、座部3を脚部11から分離する
ことが可能である。
【0025】脚部11は、金属製の脚枠12と、この脚
枠12の前側に前輪として取付けられた一対のキャスタ
ー13と、脚枠12の後側に後輪として軸支された一対
の主輪14とを備えている。一方、座部3は、枠状の座
台15と、座台15の後部から後方に傾斜した形で立設
された背凭れ16と、座台15の先端側に取付けられ角
度を調整することが可能な足載部(図示しない)とを有
している。また、背凭れ16の背面の左右両側、及び座
台15の後端の左右両側には、下向きに開いた鉤形の上
側引掛部17及び下側引掛部18がそれぞれ取付けられ
ている。
【0026】なお、車椅子の構成及び形状については、
図4に示すものに限定されず、例えば、身体を支えたり
肘を掛けたりするための肘掛部や、頭を支えるためのヘ
ッド支え部を具備したものであってもよい。
【0027】入浴補助装置1の支柱5は、図2に示すよ
うに、略円筒状の部材であり、下端部分が浴槽4の隅部
上面に固定された状態で鉛直方向に立設されている。支
柱5の上端近傍及び下端近傍には、他の部分より細く形
成された縮径部20が設けられており、その縮径部20
に旋回部材6が旋回可能に取付けられている。
【0028】旋回部材6は、支柱5の縮径部20に軸受
(図示しない)を介して外嵌された環状の軸支部21
と、上下に配設された二つの軸支部21に連結され、水
平方向に延設された上側旋回アーム22及び下側旋回ア
ーム23と、これら二つのアーム22,23の間に縦方
向に配設され、アーム22,23とともに枠体を形成す
る縦部材24,25とを備えている。また、上側旋回ア
ーム22と下側旋回アーム23との間には、補強部材2
6,27が横設されている。これは、旋回部材6の強度
を向上させるとともに、吊下部材7を昇降させる際の上
限位置および下限位置を規制するためのものである。な
お、上側旋回アーム22、下側旋回アーム23、縦部材
24,25、及び補強部材26,27は、断面略正方形
のパイプから形成されている。また、縦部材24,25
には、互いに対向する側に開き上下方向に連続して形成
された断面略コ字形の溝部が取付けられている。そし
て、この溝部がガイド部材8として機能している。
【0029】一方、吊下部材7は、上下方向に配設され
た二本の立設部30と、二本の立設部30の間に架設さ
れた二本の横設部31a,31bとから構成された枠体
を有しており、立設部30は、下段の横設部31bより
下方に垂下されている。そして、この垂下された部分
に、丸棒状の第一係止部37及び第二係止部38が、前
方へ突出する形で溶着されている。なお、第一係止部3
7と第二係止部38との間隔は、座部3に取付けられた
上側引掛部17と下側引掛部18との間隔に等しく、ま
た第一係止部37及び第二係止部38の直径は、上側引
掛部17及び下側引掛部18の下方から挿入し嵌合させ
ることが可能な大きさに設定されている。つまり、第一
係止部37を上側引掛部17内に挿入させるとともに、
第二係止部38を下側引掛部18内に挿入させることに
より、座部3が吊下部材7に係止され、座部3を吊下げ
ることが可能になる。
【0030】また、二つの横設部31a,31bの間に
は、後方に突設された連結部32が設けられている。こ
の連結部32は、吊下部材7に後述するチェーン48を
連結するために設けられたものである。
【0031】また、横設部31aの両端には、ガイド部
材8内に挿入された摺動部33が設けられている。この
摺動部33は、図5に示すように、断面コ字形の取付金
具34と、取付金具34内に軸支されガイド部材8の前
面8aに当接する第一ローラー35と、取付金具34の
後方に軸支されガイド部材8の側面8bに当接する第二
ローラー36とを有している。これによれば、第二ロー
ラー36がガイド部材8の側面8bに当接することによ
り、吊下部材7の左右方向におけるガタツキが防止され
るとともに、吊下部材7とガイド部材8との間の抵抗を
小さくすることが可能である。また、第一ローラー35
がガイド部材8の前面8aに当接することにより、吊下
部材7とガイド部材8との間の抵抗をさらに小さくする
ことが可能である。つまり、吊下部材7によって座部3
を吊下げる際、曲げモーメントによって横設部31aは
前方向に力を受け、摺動部33がガイド部材8の前面8
aに接し易くなるが、本実施形態では、第一ローラー3
5を設けたことにより、このような場合に生じる摺動抵
抗も小さくすることができる。ここで、第一ローラー3
5及び第二ローラー36が本発明のローラーに相当す
る。
【0032】なお、下段に設けた横設部31bの両端に
も同じように、摺動部として、取付金具、第一ローラ
ー、及び第二ローラー(いずれも図示しない)を有して
いるが、この摺動部は、上段の横設部31aにおける摺
動部33を、前後方向において反転させた構造となって
いる。つまり、下段の横設部31bは、曲げモーメント
により後方向に力を受け、摺動部がガイド部材8の後面
8cに接し易くなることから、第一ローラーを後方に設
けることで、後面8cとの摺動抵抗を小さくしている。
【0033】駆動手段9は、旋回部材6の背面に取付板
40(図3参照)を介して取付けられており、図6に示
すように、油圧力を発生させる手動式油圧ポンプ41
と、手動式油圧ポンプ41に併設され、油圧力によりピ
ストンロッド44が伸長する油圧シリンダ42とを有し
ている。なお、手動式油圧ポンプ41は操作レバー43
を往復揺動運動させることにより油圧力が発生し、ダイ
ヤル45を所定方向へ回転させることにより、油圧力が
開放される。
【0034】また、ピストンロッド44の先端部分に
は、水平方向に延びる支軸46が回転可能に取付けられ
ており、この支軸46の両端にスプロケット47が設け
られている。つまり、スプロケット47は、ピストンロ
ッド44に対して回動可能に軸支されており、ピストン
ロッド44の伸長により上昇する。さらに、各スプロケ
ット47には、一端が手動式油圧ポンプ41に固定さ
れ、他端が吊下部材7に接続されたチェーン48が巻き
掛けられている。これにより、ピストンロッド44を伸
長させると、スプロケット47に巻き掛けられているチ
ェーン48は、その一端(固定端)からスプロケット4
7までの長さが長くなるように、換言すれば、チェーン
48の他端(移動端)からスプロケット47までの長さ
が短くなるように、スプロケット47が回動する。つま
り、ピストンロッド44を伸長させることにより、チェ
ーン48の他端(移動端)の高さが上昇し、吊下部材7
がチェーン48を介して引上げられる。
【0035】逆に、ダイヤル45を回転させ油圧シリン
ダ42内の油圧力を開放させると、座部3及び入浴者の
重量により、ピストンロッド44が収縮し、チェーン4
8は他端(移動端)からスプロケット47までの長さが
長くなるように、スプロケット47を回動させる。つま
り、チェーン48の他端(移動端)の高さが低くなり、
吊下部材7が下降する。なお、本実施形態では、チェー
ン48の一端が固定されていることから、吊下部材7の
移動距離は、ピストンロッド44の伸縮量の二倍とな
る。
【0036】なお、図示していないが、本実施形態の入
浴補助装置1では、入浴者の安全性を確保するため、複
数の位置決め手段、具体的には、浴槽4に対して車椅子
2を固定させるための固定手段、係止部37,38に対
して座部3の左右方向への移動を禁止する禁止手段、旋
回部材6の旋回を着脱位置から入浴位置の間に制限する
ための制限手段、旋回部材6を着脱位置または入浴位置
で停止させるための停止手段、及び吊下部材7の落下を
防止するため落下防止装置等を具備している。
【0037】次に、本実施形態の入浴補助装置1の使用
方法、特に、入浴者を浴槽4に入浴させる際の方法につ
いて説明する。まず、車椅子2を使用して浴室まで移動
し、図4に示すように、車椅子2を浴槽4に近づける。
なお、この際、入浴者が浴槽4に背を向けるように、車
椅子2の背面を浴槽4に対向させる。その後、車椅子2
のロック機構を解除して座部3を分離可能な状態とし、
吊下部材7の第一係止部37及び第二係止部38を、座
部3の上側引掛部17及び下側引掛部18に係止させ
る。なお、第一係止部37が上側引掛部17より下方と
なるように吊下部材7を下降させた状態で、車椅子2を
着脱位置(図3において一点鎖線で示す位置)に位置決
めするようにすれば、吊下部材7を上昇させることによ
り、第一係止部37及び第二係止部38を容易に係止さ
せることができる。
【0038】その後、駆動手段9を動作させ吊下部材7
を上昇させると、座部3が脚部11から分離し、吊下げ
られた状態で上昇する。この際、吊下部材7は、ガイド
部材8によって両端が支持された状態で案内されるた
め、安定した状態で滑らかに移動する。
【0039】吊下部材7が上限位置まで上昇した後、介
護者は、手動操作によって、支柱5を軸として旋回部材
6を浴槽4の上方、すなわち入浴位置(図3において実
線で示す位置)まで旋回させる。その後、ダイヤル45
を所定方向に回動させ、吊下部材7を下降させる。これ
により、座部3は浴槽4内に沈められ、入浴者は入浴可
能な状態となる。この際、吊下部材7は、ガイド部材8
によって両端が支持された状態で案内されるため、安定
した状態で滑らかに移動する。なお、吊下部材7の移動
中に、下降ダイヤル45を元の位置に戻すと、油圧力の
開放が中断されるため、吊下部材7はその位置で停止す
る。これにより、入浴者に対する浴槽4の高さ、すなわ
ち座部3の座面からの水位を所望の高さに設定すること
ができ、例えば半身浴を楽しむことが可能となる。
【0040】入浴後、浴槽4から出る場合は、上記とは
逆の動作を行う。すなわち、駆動手段9を動作させるこ
とによって、座部3を上限位置まで上昇させ、その後、
手動により着脱位置まで反時計方向に旋回させる。さら
に、着脱位置において、下降ダイヤル45を操作するこ
とにより、吊下部材7を下降させ、座部3を脚部11に
連結させる。
【0041】このように、上記の入浴補助装置1では、
ガイド部材8により、吊下部材7は両側を支持された状
態で鉛直方向に案内されるため、座部3に座っている入
浴者を、安定した状態で滑らかに移動させることができ
る。このため、入浴者に安心感を与え快適に入浴させる
ことが可能である。特に、第一ローラー35及び第二ロ
ーラー36を備えたことにより、吊下部材7を安定した
状態で滑らかに移動させることができる。
【0042】また、上記の入浴補助装置1では、支柱5
内に昇降機構や駆動手段を備えていないことから支柱5
の構造が簡略化され、支柱5の径を比較的細くすること
が可能である。このため、家庭用の浴室であっても浴槽
4の隅部に立設することが可能となる。
【0043】上記の入浴補助装置1では、手動式油圧ポ
ンプ41を用いることにより、電力を用いることなく油
圧力を発生させるため、漏電等が発生する恐れがなく、
安全性を向上させることができる。また、制御回路や漏
電対策が必要でないことから簡単な構成で安価に製造す
ることができる。さらに、ピストンロッド44の変位量
は、吊下部材7の移動量の半分で良いことから、油圧シ
リンダ42を小型化することが可能である。
【0044】また、上記の入浴補助装置1では、第一係
止部37及び第二係止部38によって、座部3を安定し
た状態で吊下げることができるため、入浴者の安心感を
一層高めることができる。
【0045】さらに、上記の入浴補助装置1では、吊下
部材7を所望の高さで停止させることにより、入浴者の
半身浴が可能となるため、入浴者は、心臓等に負担がか
からず健康状態を維持できる姿勢で入浴することが可能
である。
【0046】続いて、本発明の第二実施形態である入浴
補助装置51について、図7及び図8に基づき説明す
る。図7は入浴補助装置51の構成を示す側面図であ
り、図8は入浴補助装置51の構成を示す正面図であ
る。なお、入浴補助装置51において、第一実施形態の
入浴補助装置1と同様の構成については、同一の番号を
付し詳細な説明を省略する。
【0047】この入浴補助装置51の基本的な構成は、
第一実施形態の入浴補助装置1と同様であり、支柱5、
旋回部材6、吊下部材7、及びガイド部材8を有してい
る。ただし、駆動手段52は、油圧式でなく、回転運動
を直線運動に変換するボールネジを備えたものである。
具体的には、旋回部材6の上面に軸支されたハンドル5
4と、ハンドル54の操作により回転し回転力を伝達す
る二つの歯車(図示しない)と、歯車を介して回転力を
受け回転運動する雄ネジ部55と、吊下部材7の連結部
32に取付けられるとともに、複数の鋼球を介して雄ネ
ジ部55に螺合されたナット部56とを備えている。
【0048】これによれば、ハンドル54を所定方向に
回転させると、雄ネジ部55が歯車を介して所定方向に
回転し、ネジの推進力によりナット部56が上方に移動
する。すなわち、吊下部材7が上昇する。一方、ハンド
ル54を逆方向に回転させると、雄ネジ部55が反対方
向に回転し、ネジの推進力によりナット部56が下方に
移動する。すなわち、吊下部材7が下降する。
【0049】このように、第二実施形態の入浴補助装置
51も第一実施形態の入浴補助装置1と同様の効果を有
し、さらに、駆動手段52を旋回部材6の内部に設ける
ことができることから、装置全体を小型化することが可
能である。
【0050】以上、本発明について好適な二つの実施形
態を挙げて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限
定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要
旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変
更が可能となる。
【0051】すなわち、上記第一及び第二実施形態の入
浴補助装置1,51では、旋回部材6を手動で旋回させ
るものを示したが、油圧等の駆動力を利用して旋回させ
るようにしてもよい。このようにすれば、介護者等の負
担をさらに軽くすることが可能である。
【0052】また、上記第一実施形態の入浴補助装置1
では、駆動手段9として、スプロケット47及びチェー
ン48を備えるものを示したが、油圧シリンダ42のピ
ストンロッド44を吊下部材7の連結部32に直接連結
し、ピストンロッド44の出没により吊下部材7を昇降
させるようにしてもよい。
【0053】また、上記第一実施形態の入浴補助装置1
では、手動式油圧ポンプ41を用い手動操作によって油
圧(水圧)力を発生させるものを示したが、油圧シリン
ダ42に上水道の水道管を接続し、水道圧を利用して油
圧シリンダ42のピストンロッド44を伸長させるよう
にしてもよい。このようにすれば、介護者等の労力が不
要となることから、介護者の負担を軽くすることができ
る。
【0054】さらに、上記第一及び第二実施形態の入浴
補助装置1,51では、座部3に鉤形の上側引掛部17
及び下側引掛部18を設け、吊下部材7に丸棒状の第一
係止部37及び第二係止部38を設けるものを示した
が、これとは逆に、座部3に丸棒状の引掛部を設け、吊
下部材7に上方に開かれた鉤状の係止部を設けるように
してもよい。ただし、本実施形態のように、可動側であ
る吊下部材7の方を丸棒状に形成することにより、昇降
させる際の安全性を高めることができる。
【0055】また、上記第一及び第二実施形態の入浴補
助装置1,51では、車椅子2の座部3を吊下げ、車椅
子2に座った身体障害者等を入浴させるものを示した
が、身体障害者以外の健常者に利用させることも可能で
ある。つまり、吊下部材7に座部3と同様の座席を取付
ることにより、健常者に利用させることが可能となり、
健常者は楽な姿勢で半身浴を楽しむことができる。ま
た、吊下部材7を例えば上限位置に固定させるようにす
れば、係止部37,38を手摺として機能させることが
できる。
【0056】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明の入浴補
助装置は、ガイド部材を備え、吊下部材の両側を支持し
た状態で鉛直方向に案内することから、座部に座ってい
る入浴者を、安定した状態で滑らかに移動させることが
できる。このため、入浴者に安心感を与え快適に入浴さ
せることが可能である。また、支柱の構造が簡略化さ
れ、支柱の径を比較的細くすることができる。このた
め、家庭用の浴室であっても浴槽の隅部に立設すること
が可能である。
【0057】請求項2の発明の入浴補助装置は、請求項
1の発明の効果に加え、ローラーを備えたことにより、
吊下部材を安定した状態で滑らかに移動させることがで
きる。このため、入浴者の安心感を一層高めることが可
能である。また、抵抗が小さくなることから駆動手段の
能力を小さくすることができ、装置全体を小型化するこ
とが可能である。
【0058】請求項3の発明の入浴補助装置は、請求項
1または請求項2の発明の効果に加え、電力を用いるこ
となく水圧力を発生させることにより、漏電等が発生す
る恐れがなく、安全性を大きく向上させることができ
る。また、制御回路や漏電対策が必要でないことから簡
単な構成で安価に製造することができる。さらに、ピス
トンロッドの変位量は、吊下部材の移動量の半分で良い
ことから、水圧シリンダを小型化することが可能であ
る。
【0059】請求項4の発明の入浴補助装置は、請求項
1乃至請求項3のいずれか一つの発明の効果に加え、二
つの係止部によって、座部を安定した状態で吊下げるこ
とができるため、入浴者の安心感を一層高めることがで
きる。
【0060】請求項5の発明の入浴補助装置は、請求項
1乃至請求項4のいずれか一つの発明の効果に加え、吊
下部材を所望の高さで停止させることにより、入浴者の
半身浴が可能となる。したがって、心臓等に負担がかか
らず健康状態を維持できる姿勢で入浴させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態である入浴補助装置の構
成を示す側面図である。
【図2】本発明の第一実施形態である入浴補助装置の構
成を示す正面図である。
【図3】本発明の第一実施形態である入浴補助装置の構
成を示す平面図である。
【図4】本発明の入浴補助装置に使用される車椅子及び
浴槽の構成を示す説明図である。
【図5】本発明の第一実施形態である入浴補助装置にお
けるガイド部材周辺の構成を示す横断面図である。
【図6】本発明の第一実施形態である入浴補助装置にお
ける駆動手段の構成を示す説明図である。
【図7】本発明の第二実施形態である入浴補助装置の構
成を示す平面図である。
【図8】本発明の第二実施形態である入浴補助装置の構
成を示す正面図である。
【符号の説明】
1 入浴補助装置 2 車椅子 3 座部 4 浴槽 5 支柱 6 旋回部材 7 吊下部材 8 ガイド部材 9 駆動手段 15 座台 16 背凭れ 35 第一ローラー(ローラー) 36 第二ローラー(ローラー) 37 第一係止部(係止部) 38 第二係止部(係止部) 42 油圧シリンダ(水圧シリンダ) 43 操作レバー 44 ピストンロッド 47 スプロケット 48 チェーン 51 入浴補助装置 52 駆動手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D032 DA07 4C094 AA01 AA07 CC03 CC09 DD14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽の隅部近傍に立設された支柱と、 該支柱に旋回可能に軸支された旋回部材と、 車椅子から分離された座部を係止するための係止部を有
    し、前記座部を吊下げ可能な吊下部材と、 前記旋回部材に取付けられ、前記吊下部材の両端を支持
    した状態で該吊下部材を鉛直方向に案内するガイド部材
    と、 前記吊下部材を昇降させる駆動手段とを具備することを
    特徴とする入浴補助装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイド部材または前記吊下部材のい
    ずれか一方に軸支されたローラーを備え、前記ガイド部
    と前記吊下部材とが前記ローラーを介して当接されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の入浴補助装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動手段は、 水圧力によりピストンロッドが伸長する水圧シリンダ
    と、 前記ピストンロッドの伸長により上昇するとともに、該
    ピストンロッドに対して回動可能に軸支されたスプロケ
    ットと、 該スプロケットに掛けられるとともに、一端が固定され
    他端が前記吊下部材に接続されたチェーンとを備えるこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載の入浴補
    助装置。
  4. 【請求項4】 前記座部は、腰掛けるための座台と、該
    座台の後部側から立設された背凭れとを有し、 前記吊下部材の前記係止部は、前記背凭れの背面を係止
    するための第一係止部と、前記座台の後端を係止するた
    めの第二係止部とを有することを特徴とする請求項1乃
    至請求項3のいずれか一つに記載の入浴補助装置。
  5. 【請求項5】 前記吊下部材は、前記駆動手段によって
    上限位置と下限位置の間で昇降し、任意の高さで停止可
    能とすることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいず
    れか一つに記載の入浴補助装置。
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